JPH06109924A - 装飾用発光体 - Google Patents
装飾用発光体Info
- Publication number
- JPH06109924A JPH06109924A JP4282319A JP28231992A JPH06109924A JP H06109924 A JPH06109924 A JP H06109924A JP 4282319 A JP4282319 A JP 4282319A JP 28231992 A JP28231992 A JP 28231992A JP H06109924 A JPH06109924 A JP H06109924A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- silicone resin
- core
- clad
- emitting body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
- Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 製造工程を簡略化することができ、しかも屈
曲性、屈曲復元性に優れた装飾用発光体を提供する。 【構成】 コア１がシリコーン樹脂、クラッド２がフッ
素エラストマーで構成され、両者の界面３が剥離してい
る。コア１のシリコーン樹脂は、気泡又は光散乱体４を
含有してもよい。
曲性、屈曲復元性に優れた装飾用発光体を提供する。 【構成】 コア１がシリコーン樹脂、クラッド２がフッ
素エラストマーで構成され、両者の界面３が剥離してい
る。コア１のシリコーン樹脂は、気泡又は光散乱体４を
含有してもよい。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、装飾用発光体に関し、
更に詳しくは、エラストマー光ファイバを利用した装飾
用発光体に関するものである。
更に詳しくは、エラストマー光ファイバを利用した装飾
用発光体に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、光ファイバ技術の発展にともな
い、光ファイバが装飾用途に用いられるようになってき
ている。
い、光ファイバが装飾用途に用いられるようになってき
ている。
【０００３】従来、装飾用に用いられている光ファイバ
は、プラスチック光ファイバのクラッド層に傷を付け、
その傷の部分から光が漏れるようにして発光させるよう
にしたものである。
は、プラスチック光ファイバのクラッド層に傷を付け、
その傷の部分から光が漏れるようにして発光させるよう
にしたものである。
【０００４】一方、コアにシリコーン樹脂を使用した光
ファイバは、柔軟で弾性に富み、耐熱性も良好であるこ
とから、その実用化の検討が行なわれている（特開昭５
７−１０２６０４号公報、特開昭６１−２５９２０２号
公報、特開平２−１１１９０２号公報、）。しかし、こ
の光ファイバを装飾用に使用することは知られていな
い。
ファイバは、柔軟で弾性に富み、耐熱性も良好であるこ
とから、その実用化の検討が行なわれている（特開昭５
７−１０２６０４号公報、特開昭６１−２５９２０２号
公報、特開平２−１１１９０２号公報、）。しかし、こ
の光ファイバを装飾用に使用することは知られていな
い。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従来の装飾用光ファイ
バでは、クラッド層に傷を付けなければならず、製造工
程が繁雑となり、コスト高となるうえ、局部的に屈曲さ
せることが難しく、しかも屈曲させた場合の復元力も小
さいという問題がある。
バでは、クラッド層に傷を付けなければならず、製造工
程が繁雑となり、コスト高となるうえ、局部的に屈曲さ
せることが難しく、しかも屈曲させた場合の復元力も小
さいという問題がある。
【０００６】本発明の目的は、上記問題点を解消し、ク
ラッドに傷を付ける必要がなく、従って製造工程を簡略
化することができ、しかも屈曲性、屈曲復元性に優れた
装飾用発光体を提供することにある。
ラッドに傷を付ける必要がなく、従って製造工程を簡略
化することができ、しかも屈曲性、屈曲復元性に優れた
装飾用発光体を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成すべく鋭意検討を重ねる過程で、比較的伝送損失が
大きいという欠点を有しているシリコーン樹脂光ファイ
バを利用することに着目し、本発明を完成するに至っ
た。
達成すべく鋭意検討を重ねる過程で、比較的伝送損失が
大きいという欠点を有しているシリコーン樹脂光ファイ
バを利用することに着目し、本発明を完成するに至っ
た。
【０００８】即ち、本発明は、コアがシリコーン樹脂、
クラッドがフッ素エラストマーからなり、両者の界面が
剥離していることを特徴とする装飾用発光体である。
クラッドがフッ素エラストマーからなり、両者の界面が
剥離していることを特徴とする装飾用発光体である。
【０００９】シリコーン樹脂が多数の気泡又は光散乱体
を含有している場合は、光散乱効果が一層促進され、更
に好ましい装飾用発光体が得られる。
を含有している場合は、光散乱効果が一層促進され、更
に好ましい装飾用発光体が得られる。
【００１０】
【作用】本発明の装飾用発光体を構成する光ファイバ
は、コアがシリコーン樹脂、クラッドがフッ素エラスト
マーからなっており、両者の相溶性、接着性は極めて悪
く、両者の界面が剥離しているため、この剥離部分で漏
光が生じ、発光する。
は、コアがシリコーン樹脂、クラッドがフッ素エラスト
マーからなっており、両者の相溶性、接着性は極めて悪
く、両者の界面が剥離しているため、この剥離部分で漏
光が生じ、発光する。
【００１１】特に、コアを構成するシリコーン樹脂に多
数の気泡又はラメ等の光散乱体を混入しておくと、それ
らにより光が乱反射し、更に美しい発光が得られる。ま
た、本発明の装飾用発光体は、シリコーン樹脂とフッ素
エラストマーからなっているため、柔軟で弾性に富み、
任意の形状に屈曲させることができ、しかも復元力もあ
る。
数の気泡又はラメ等の光散乱体を混入しておくと、それ
らにより光が乱反射し、更に美しい発光が得られる。ま
た、本発明の装飾用発光体は、シリコーン樹脂とフッ素
エラストマーからなっているため、柔軟で弾性に富み、
任意の形状に屈曲させることができ、しかも復元力もあ
る。
【００１２】
【実施例】以下、図面を参照して本発明を更に詳細に説
明する。図１は、本発明の装飾用発光体の一例を示す横
断面図であり、１はシリコーン樹脂からなるコア、２は
フッ素エラストマーからなるクラッド、３は両者の界面
であって剥離している。
明する。図１は、本発明の装飾用発光体の一例を示す横
断面図であり、１はシリコーン樹脂からなるコア、２は
フッ素エラストマーからなるクラッド、３は両者の界面
であって剥離している。
【００１３】本発明の装飾用発光体においては、コア１
にシリコーン樹脂、クラッド２にフッ素エラストマーを
使用することが必要である。
にシリコーン樹脂、クラッド２にフッ素エラストマーを
使用することが必要である。
【００１４】装飾用発光体では、その一部分で、すべて
の光が漏光したのでは、一定の長さを持った発光体とし
て利用することができないため、一部の光を漏光しなが
ら、一定の長さまで光が伝送されることが必要である
が、シリコーン樹脂とフッ素エラストマーの組み合わせ
により、はじめてこれが達成される。
の光が漏光したのでは、一定の長さを持った発光体とし
て利用することができないため、一部の光を漏光しなが
ら、一定の長さまで光が伝送されることが必要である
が、シリコーン樹脂とフッ素エラストマーの組み合わせ
により、はじめてこれが達成される。
【００１５】コア１に使用するシリコーン樹脂として
は、ジメチルシロキサンポリマー、フェニル基又はナフ
チル基含有シロキサンポリマー等を挙げることができ
る。また、クラッド２に使用するフッ素エストマーとし
ては、例えば、３元フッ素樹脂エラストマーなどを挙げ
ることができるが、特に、フッ素樹脂部分（ハードセグ
メント、例えば、エチレン−テトラフルオロエチレン共
重合体）とフッ素ゴム部分（ソフトセグメント、例え
ば、フッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン−テ
トラフルオロエチレン共重合体）とからなるフッ素エラ
ストマーが好ましく用いられる。
は、ジメチルシロキサンポリマー、フェニル基又はナフ
チル基含有シロキサンポリマー等を挙げることができ
る。また、クラッド２に使用するフッ素エストマーとし
ては、例えば、３元フッ素樹脂エラストマーなどを挙げ
ることができるが、特に、フッ素樹脂部分（ハードセグ
メント、例えば、エチレン−テトラフルオロエチレン共
重合体）とフッ素ゴム部分（ソフトセグメント、例え
ば、フッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン−テ
トラフルオロエチレン共重合体）とからなるフッ素エラ
ストマーが好ましく用いられる。
【００１６】コア１とクラッド２の界面３は、漏光を生
ぜしめ、発光させるうえで、剥離していることが必要で
ある。界面３が剥離していない場合は、漏光が起こら
ず、発光体として使用することができない。
ぜしめ、発光させるうえで、剥離していることが必要で
ある。界面３が剥離していない場合は、漏光が起こら
ず、発光体として使用することができない。
【００１７】本発明の装飾用発光体では、図２に示すよ
うに、コア１のシリコーン樹脂に多数の気泡又は光散乱
体（例えば、ラメ、糸片等）４を含有させると、それら
によって光が乱反射して、より美しい発光が得られる。
うに、コア１のシリコーン樹脂に多数の気泡又は光散乱
体（例えば、ラメ、糸片等）４を含有させると、それら
によって光が乱反射して、より美しい発光が得られる。
【００１８】本発明の装飾用発光体を製造するには、ま
ず、直径１〜５０ｍｍ、厚さ０．２〜２．５ｍｍ程度の
フッ素エラストマーチューブを成形しておき、次いで液
状のシリコーン樹脂前駆体をその中へ注入又は吸引し、
加熱、紫外線、放射線などの任意の手段でシリコーン樹
脂前駆体を重合硬化させればよい。
ず、直径１〜５０ｍｍ、厚さ０．２〜２．５ｍｍ程度の
フッ素エラストマーチューブを成形しておき、次いで液
状のシリコーン樹脂前駆体をその中へ注入又は吸引し、
加熱、紫外線、放射線などの任意の手段でシリコーン樹
脂前駆体を重合硬化させればよい。
【００１９】シリコーン樹脂内に気泡を混入させるに際
しては、シリコーン樹脂前駆体を脱泡せずに、フッ素エ
ラストマーチューブ内に送入して硬化させるだけでも可
成の数の気泡がシリコーン樹脂内に形成されるが、更に
多数の気泡を混入させたい場合は、シリコーン樹脂前駆
体に空気を吹き込んで発泡させればよい。
しては、シリコーン樹脂前駆体を脱泡せずに、フッ素エ
ラストマーチューブ内に送入して硬化させるだけでも可
成の数の気泡がシリコーン樹脂内に形成されるが、更に
多数の気泡を混入させたい場合は、シリコーン樹脂前駆
体に空気を吹き込んで発泡させればよい。
【００２０】また、シリコーン樹脂内にラメ、糸片等の
光散乱体を混入させる場合は、シリコーン樹脂前駆体に
あらかじめ所定量の光散乱体を混入させておけばよい。
光散乱体を混入させる場合は、シリコーン樹脂前駆体に
あらかじめ所定量の光散乱体を混入させておけばよい。
【００２１】本発明の装飾用発光体を使用する場合は、
図３に示すように光源５から発光体の端部６に光を送れ
ば、発光体の全長にわたって漏光が生じ、発光する。こ
の場合、光源５と発光体端部６との間に着色フィルムを
介在させ、その色を変化させることにより、発光色を種
々の色に変化させることも可能となる。
図３に示すように光源５から発光体の端部６に光を送れ
ば、発光体の全長にわたって漏光が生じ、発光する。こ
の場合、光源５と発光体端部６との間に着色フィルムを
介在させ、その色を変化させることにより、発光色を種
々の色に変化させることも可能となる。
【００２２】
【発明の効果】本発明の装飾用発光体によれば、クラッ
ド層に傷を付ける必要がないため、製造工程が簡略化さ
れ、低コストで装飾用発光体を提供することができる。
しかも、シリコーン樹脂とフッ素エラストマーで構成さ
れているため、柔軟で弾性に富み、屈曲性、屈曲復元性
に優れている。
ド層に傷を付ける必要がないため、製造工程が簡略化さ
れ、低コストで装飾用発光体を提供することができる。
しかも、シリコーン樹脂とフッ素エラストマーで構成さ
れているため、柔軟で弾性に富み、屈曲性、屈曲復元性
に優れている。
【図１】本発明の装飾用発光体の一例を示す横断面図で
ある。
ある。
【図２】本発明の装飾用発光体の他の例を示す横断面図
である。
である。
【図３】本発明の装飾用発光体の使用状態を説明するた
めの概略図である。
めの概略図である。
１ コア ２ クラッド ３ 界面 ４ 気泡又は光散乱体
Claims (2)
- 【請求項１】 コアがシリコーン樹脂、クラッドがフッ
素エラストマーからなり、両者の界面が剥離しているこ
とを特徴とする装飾用発光体。 - 【請求項２】 前記シリコーン樹脂が多数の気泡又は、
光散乱体を含有していることを特徴とする請求項１記載
の装飾用発光体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4282319A JPH06109924A (ja) | 1992-09-28 | 1992-09-28 | 装飾用発光体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4282319A JPH06109924A (ja) | 1992-09-28 | 1992-09-28 | 装飾用発光体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06109924A true JPH06109924A (ja) | 1994-04-22 |
Family
ID=17650865
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4282319A Pending JPH06109924A (ja) | 1992-09-28 | 1992-09-28 | 装飾用発光体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06109924A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009140025A3 (en) * | 2008-05-16 | 2010-01-07 | 3M Innovative Properties Company | Side lighting optical fiber |
| KR20140025391A (ko) * | 2011-04-26 | 2014-03-04 | 코닝 인코포레이티드 | 투명 시트에 광을 커플링하는 시스템 및 방법 |
-
1992
- 1992-09-28 JP JP4282319A patent/JPH06109924A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009140025A3 (en) * | 2008-05-16 | 2010-01-07 | 3M Innovative Properties Company | Side lighting optical fiber |
| KR20140025391A (ko) * | 2011-04-26 | 2014-03-04 | 코닝 인코포레이티드 | 투명 시트에 광을 커플링하는 시스템 및 방법 |
| JP2014515871A (ja) * | 2011-04-26 | 2014-07-03 | コーニング インコーポレイテッド | 透明シートに光を結合するシステムおよび方法 |
| JP2017063037A (ja) * | 2011-04-26 | 2017-03-30 | コーニング インコーポレイテッド | 光拡散性光ファイバを採用した光結合型光学システムおよび方法 |
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