JP2000147263A - 照明用光ケーブル - Google Patents

照明用光ケーブル

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JP2000147263A
JP2000147263A JP10316180A JP31618098A JP2000147263A JP 2000147263 A JP2000147263 A JP 2000147263A JP 10316180 A JP10316180 A JP 10316180A JP 31618098 A JP31618098 A JP 31618098A JP 2000147263 A JP2000147263 A JP 2000147263A
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JP
Japan
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light
optical cable
core
illumination
clad
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Pending
Application number
JP10316180A
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English (en)
Inventor
Tomiya Abe
富也 阿部
Mitsuki Hirano
光樹 平野
Yoshikazu Hayakawa
良和 早川
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主に側面発光特性に優れた照明用光ケーブル
を提供することにあり、副次的に必要な部分にのみ光を
集中して照射することができる照明用光ケーブルを提供
する。 【解決手段】 照明用光ケーブル1の発光面の反対側の
クラッド2の外側に反射部材5が取り付けられている場
合には、反射光を発光させたい側に集光することによ
り、側面発光強度を向上させることができ、側面発光特
性に優れた照明用光ケーブル1の提供を実現することが
できる。照明用光ケーブル10のクラッド11の一部が
除去された部分のコア12の表面に光拡散処理部14が
形成されている場合には、コア12内を伝搬した光が光
拡散処理部14で散乱するので、必要な部分にのみ光を
集中して照射することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、照明用光ケーブル
に関する。
【0002】
【従来の技術】コア/クラッドからなる光伝送体のクラ
ッド部からの漏れ光を利用した側面発光型の照明用光ケ
ーブルに関する提案は、特許第2,665,664号等
に記載されるような大口径で柔軟な光ファイバを用いて
その側面の散乱漏れ光を利用し、照明、装飾用の光源と
して検討されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで現在、提案さ
れている側面発光型の照明用光ケーブルは、側面の漏れ
光が光ケーブルの側面方向に対して全体に放射されるた
め、必ずしも光を有効に利用しているとは限らず、必要
としている方向での光強度が不十分であるという問題が
あった。
【0004】また、光ケーブルの発光面が長手方向全体
に発光する特性を有するため、光源から照明する場所が
離れている場合には途中で光が漏れるため、必要な明る
さが得られないという問題があった。
【0005】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、主に側面発光特性に優れた照明用光ケーブルを提供
することにあり、副次的に必要な部分にのみ光を集中し
て照射することができる照明用光ケーブルを提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の照明用光ケーブルは、透明なチューブからな
るクラッドに、クラッドより高屈折率のコアの有機材料
を注入した光ファイバからなり、一端もしくは両端から
光を入射してクラッドから光を漏らして発光させる側面
発光型の照明用光ケーブルにおいて、発光面の反対側の
クラッドの外側に反射部材が取り付けられているもので
ある。
【0007】上記構成に加え本発明の照明用光ケーブル
は、反射部材が金属蒸着プラスチック板もしくは白色プ
ラスチック板であってもよい。
【0008】本発明の照明用光ケーブルは、透明なチュ
ーブからなるクラッドに、クラッドより高屈折率のコア
の有機材料を注入して硬化させた光ファイバからなり、
一端もしくは両端から光を入射してクラッドから光を漏
らして発光させる側面発光型の照明用光ケーブルにおい
て、クラッドの一部が除去された部分のコア表面に光拡
散処理が施されているものである。
【0009】上記構成に加え本発明の照明用光ケーブル
は、光拡散処理が拡散塗料の塗布もしくは表面粗化であ
ってもよい。
【0010】本発明によれば、照明用光ケーブルの発光
面の反対側のクラッドの外側に反射部材が取り付けられ
ている場合には、反射光を発光させたい側に集光するこ
とにより、側面発光強度を向上させることができ、側面
発光特性に優れた照明用光ケーブルの提供を実現するこ
とができる。
【0011】また、照明用光ケーブルのクラッドの一部
が除去された部分のコア表面に光散処理が施されている
場合には、コア内を伝搬した光が光拡散処理が施された
部分で散乱するので、必要な部分にのみ光を集中して照
射することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳述する。
【0013】図1は本発明の照明用光ケーブルの一実施
の形態を示す外観図である。図2(a)は図1に示した
照明用光ケーブルの矢印A方向の矢視図であり、図2
(b)は図1に示した照明用光ケーブルの縦断面図であ
る。
【0014】同図に示す照明用光ケーブル1は、透明な
チューブからなるクラッド2に、クラッド2より高屈折
率のコア3の有機材料を注入した光ファイバ4からな
り、一端もしくは両端から光を入射してクラッド2から
光を漏らして発光させる側面発光型の照明用光ケーブル
であり、発光面の反対側のクラッド2の外側に反射部材
5が取り付けられたものである。
【0015】このような照明用光ケーブル1の一端(図
では下端)に光源6からの光が入射されると、光がコア
3内を伝搬し、反射部材5の取り付けられた部分で反射
されると共に集光され、反射部材5が取り付けられた面
の反対側の面から光が矢印B方向に出射する。従って、
反射光を発光させたい側に集光させることにより側面発
光強度を向上させることができる。
【0016】ここで、反射部材5は、銀、アルミニウ
ム、金等の金属を蒸着し反射鏡面を有するプラスチック
フィルムや拡散反射性能を有する白色プラスチックフィ
ルムが適用される。また、反射部材5は光ケーブル1の
長手方向で、一部あるいは全長にわたって取り付けられ
る。
【0017】照明用光ケーブル1のコア3の材料として
は柔軟性、透明性に優れていれば特に限定されないが、
流動パラフィン、シリコーンオイルに代表される液体
や、アクリルゴム、シリコーンゴムに代表されるポリマ
を用いることが望ましい。
【0018】クラッド2の材料は、コア3よりも低屈折
率を有することが必要であり、ポリテトラフルオロエチ
レンもしくはテトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロ
プロピレン共重合体、テトラフルオロエチレン/ヘキサ
フルオロプロピレン/ビニリデンフルオロライド3元重
合体、エチレン/テトラフルオロエチレン共重合体、テ
トラフルオロエチレン/ビニリデンフルオロライド共重
合体等のフッ素樹脂低屈折率性、成型性を有する材料が
望ましい。
【0019】光ファイバ4は、単芯、多芯の両方が考え
られるが、光源6からの光取り込み効率及び光ファイバ
4自体への光の結合効率の点から単芯が望ましい。また
コア2の外径は太いものが望ましい。以上の点からコア
3の外径は2mm以上30mm以下のものが適してい
る。
【0020】ここで、コア3の外径が2mm以下では光
の取り入れ効率が低下し、コア3の外径が30mm以上
のものは剛直になり取り扱い性が悪くなるという問題が
生じるので注意を要する。
【0021】図3は本発明の照明用光ケーブルの変形例
を示す断面図である。
【0022】図1に示した実施の形態との相違点は、反
射部材5が透明チューブ7で覆われている点である。こ
のような照明用光ケーブルでも図1に示した照明用光ケ
ーブルと同様の効果が得られる。
【0023】図4は本発明の照明用光ケーブルの変形例
を示す断面図である。
【0024】図1に示した実施の形態との相違点は、反
射部材5aの周方向の長さが1/4周となっている点で
ある。このような照明用光ケーブルでも図1に示した照
明用光ケーブルと同様の効果が得られる。但し、出射光
の方向は矢印C方向になる。
【0025】図5は本発明の照明用光ケーブルの他の実
施の形態を示す外観図である。
【0026】図1に示した実施の形態との相違点は、ク
ラッドの一部が除去された部分のコア表面に光拡散処理
が施されている点である。
【0027】図5に示す照明用光ケーブル10は、透明
な合成樹脂チューブからなるクラッド11に、クラッド
11より高屈折率のポリマ前駆体をコア12の有機材料
として注入し、エネルギーを加えポリマ前駆体を硬化さ
せた光ファイバ13からなり、その光ファイバ13の長
手方向のクラッド11の一部が除去されてコア12の露
出した部分のコア表面に光拡散処理が施されたものであ
る。その光拡散処理がほどこされた光拡散処理部14
は、拡散塗料が塗布された部分(もしくは表面粗化され
た部分)であり、必要な面積、形状(図では楕円である
が限定されない)及び個数(図では14個であるが限定
されない)を有している。
【0028】ここで、コア12の材料としては、柔軟
性、透明性に優れていればよく、アクリル樹脂、シリコ
ーン樹脂に代表されるポリマを用いることが望ましい。
また、クラッド11はコア12よりも低屈折率を有する
ことが必要であり、ポリマテトラフルオロエチレンもし
くはテトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレ
ン共重合体、テトラフルオロエチレン/ビニリデンフル
オロライド3元重合体、エチレン/テトラフルオロエチ
レン共重合体、テトラフルオロエチレン/ビニリデンフ
ルオロライド共重合体等のフッ素樹脂が望ましい。
【0029】クラッド11は、中空チューブ状に形成さ
れて、その中にコア12となるポリマの前駆体が注入さ
れてさらに、加熱、紫外線等のエネルギーにより重合硬
化されて光ファイバ13となる。この際、クラッド11
のチューブの内面の平滑性は光ファイバ13の伝送性能
に強く影響を及ぼすので、できるだけ表面粗さが小さ
く、平滑であることが望ましい。
【0030】また、光ファイバ13は単芯、多芯の両方
が考えられるが、光源15からの光取り込み効率及び光
ファイバ13自体への光の結合効率の点から単芯が望ま
しい。またコア12の外径は太いものが望ましい。
【0031】以上の点からコア12の外径は2mm以上
30mm以下のものが適している。
【0032】ここで、図5に示した照明用光ケーブル1
0は、図1に示した照明用光ケーブルと同様に、コア1
2の外径が2mm以下では光の取り入れ効率が悪くな
り、30mm以上のものは剛直になり、取り扱い性が悪
くなるので注意を要する。
【0033】図5に示す照明用光ケーブル10の一端
(図では下端)に、光源15からの光が入射されると、
光がコア12内を伝搬し、クラッド11の除去されたコ
ア12の露出部分の光拡散処理部14で光が漏れ、光拡
散処理部14の裏側に発光する。従って必要な部分にの
み光を集中して照射することができる照明用光ケーブル
の提供を実現できる。
【0034】
【実施例】以下、具体的な数値を挙げて説明するが、こ
れに限定されるものではない。
【0035】発光面の反対側のクラッドの外側に反射部
材が取り付けられている照明用光ケーブルの実施例につ
いて述べる。
【0036】(実施例1)内径6mm、外径7mm、長
さ10mのテトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプ
ロピレン/ビニリデンフルオロライド3元重合体のチュ
ーブ(クラッド2)にコア3となるシリコーンゴム前駆
体を注入し、加熱してシリコーンゴム前駆体を硬化させ
ることにより、図1に示すようなシリコーンゴムからな
る光ファイバ4が得られる。
【0037】この光ファイバ4の半周、必要な長さにわ
たって銀が蒸着されている反射部材5としてのプラスチ
ックフィルムを透明接着剤で取り付けることにより、側
面発光特性に優れた照明用光ケーブル1が得られる。こ
の照明用光ケーブル1の一端(あるいは両端)から光源
6としての150wのハロゲンランプの光を入射し、側
面発光の度合いを目視により行い、反射フィルムがない
ケーブルの側面発光度合いを目視により比較し、反射フ
ィルム付き側面発光ケーブルが優れていることを確認し
た。
【0038】(実施例2)次にクラッドの一部が除去さ
れた部分のコア表面に光拡散処理が施されている照明用
光ケーブルの実施例について述べる。
【0039】図5において、光源15はハロゲン電球
(100w)である。光ファイバ13はコア12が柔軟
性アクリル樹脂、クラッド11がテトラフルオロエチレ
ン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体からなるコア1
2の外径10mm、クラッド11の厚さ0.5mm、フ
ァイバ長5mでクラッド11を剥離した部分は50cm
の長さである。
【0040】このような照明用光ケーブル10において
も必要な部分にのみ光を集中して照射することができ
る。
【0041】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
【0042】(1) 側面発光特性に優れた照明用光ケーブ
ルの提供を実現することができる。
【0043】(2) 必要な部分にのみ光を集中して照射す
ることができる照明用光ケーブルの提供を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の照明用光ケーブルの一実施の形態を示
す外観図である。
【図2】(a)は図1に示した照明用光ケーブルの矢印
A方向の矢視図であり、(b)は図1に示した照明用光
ケーブルの縦断面図である。
【図3】本発明の照明用光ケーブルの変形例を示す断面
図である。
【図4】本発明の照明用光ケーブルの変形例を示す断面
図である。
【図5】本発明の照明用光ケーブルの他の実施の形態を
示す外観図である。
【符号の説明】
1、10 照明用光ケーブル 2、11 クラッド 3、12 コア 5 反射部材 14 光拡散処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 早川 良和 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社日高工場内 Fターム(参考) 2H038 AA54 BA44

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明なチューブからなるクラッドに、該
    クラッドより高屈折率のコアの有機材料を注入した光フ
    ァイバからなり、一端もしくは両端から光を入射して上
    記クラッドから光を漏らして発光させる側面発光型の照
    明用光ケーブルにおいて、発光面の反対側のクラッドの
    外側に反射部材が取り付けられていることを特徴とする
    照明用光ケーブル。
  2. 【請求項2】 上記反射部材が金属蒸着プラスチック板
    もしくは白色プラスチック板である請求項1に記載の照
    明用光ケーブル。
  3. 【請求項3】 透明なチューブからなるクラッドに、該
    クラッドより高屈折率のコアの有機材料を注入して硬化
    させた光ファイバからなり、一端もしくは両端から光を
    入射して上記クラッドから光を漏らして発光させる側面
    発光型の照明用光ケーブルにおいて、上記クラッドの一
    部が除去された部分のコア表面に光拡散処理が施されて
    いることを特徴とする照明用光ケーブル。
  4. 【請求項4】 上記光拡散処理が拡散塗料の塗布もしく
    は表面粗化である請求項3に記載の照明用光ケーブル。
JP10316180A 1998-11-06 1998-11-06 照明用光ケーブル Pending JP2000147263A (ja)

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