JP6302728B2 - 光受信端末 - Google Patents

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本発明は、停電時においても光受信端末から告知放送を十分なレベルで出力することのできる光受信端末に関する。
音声告知放送システムは、既存または新設のケーブルテレビ(CATV)用放送網やFTTH(光ケーブル網)、またはコミュニティFM(CFM)放送を利用して災害時の緊急放送や行政情報などを放送するもので、自治体やCATV局などに設置された音声告知放送センター装置と、各家庭に設置された受信機とされた光受信端末とから構成されている。告知放送は通常は70〜90MHzのFM信号を使用して伝送されるが、告知放送は緊急情報を伝送することから非常時において運用されることが想定されている。このため、告知放送端末装置は商用電源の停電時にも対応できる仕様となっていると共に、告知放送の受信機とされる光受信端末においては、停電時においても告知放送を受信できることが求められている。
停電時においても告知放送を受信できる従来の光受信端末が、特許文献1に記載されている。この光受信端末は、一端に抵抗が接続されたフォトダイオードの他端を、停電時に、アースに接続するよう自動的に切り替えて、停電時においてもフォトダイオードが受信信号を出力できるようにしている。また、フォトダイオードから出力される受信信号を、停電時には、電源が必要な受信信号を増幅する増幅器の経路から、電源を必要としない経路に自動的に切り替えて出力するようにしている。この自動的に切り替えるスイッチは、メカニカル構造のスイッチまたは半導体スイッチとされる。
特許第4709875号公報
しかしながら、従来の光受信端末において、切替スイッチとしてメカニカル構造のスイッチ、すなわちリレーを用いるようにすると、経年変化により接点の接続不良を生じるおそれがあることから、耐久性に劣るという問題点があった。また、リレーは電子スイッチに比べて大型であることから光受信端末が大型になってしまうようになる。
また、切替スイッチとして半導体リレーを用いると、従来の光受信端末の耐久性は向上すると考えられるが、この半導体リレーでは高周波信号を通過させることから、高価な半導体リレーが必要になるという問題点が生じると共に、高い周波数における通過ロスが無視できなくなり、C/N(Carrier to Noise Ratio)が劣化するという問題点があった。さらに、従来の光受信端末は、停電時に出力されるFM信号の出力レベルを大きくすることができないという問題点もあった。
そこで、本発明は、高価な部品を用いることなく、停電時において出力されるFM信号の出力レベルを大きくすることができる光受信端末を提供することを目的としている。
本発明の光受信端末は、光信号をRF信号に変換して出力する一端がアースされたフォトダイオードと、該フォトダイオードの他端と、該フォトダイオードから出力される前記RF信号を増幅する増幅手段とを接続する経路を、電源が通電されている時はオンし、電源が停電されている時はオフする第1の電子スイッチと、前記フォトダイオードの前記他端に接続された前記RF信号を阻止するフィルタと、該フィルタを、電源が通電されている時はオンし、電源が停電されている時はオフする第2の電子スイッチと、前記フィルタの出力側と、FM端子とを接続する経路を、電源が通電されている時はオフし、電源が停電されている時はオンする第3の電子スイッチと、前記第3の電子スイッチの出力側に一端が接続され、他端がアースされている第1の抵抗とを備え、電源が通電されている時は、前記増幅手段から出力される前記RF信号の内のFM信号が前記FM端子から出力され、電源が停電されている時は、前記フォトダイオードの前記他端が前記第3の電子スイッチおよび前記第1の抵抗を介してアースされて、前記フォトダイオードから出力される前記RF信号の内のFM信号が、オフとされた前記フィルタおよびオンとされた前記第3の電子スイッチを介して前記FM端子から出力されることを最も主要な特徴としている。
本発明の光受信端末は、フォトダイオードの他端と、RF信号を増幅する増幅手段とを接続する経路に、電源が通電されている時はオンし、電源が停電されている時はオフする第1の電子スイッチを設けると共に、RF信号を阻止するフィルタを、電源が通電されている時はオンし、電源が停電されている時はオフする第2の電子スイッチを設けることにより、メカニカル構造のリレーを用いることなく、電源の停電時において十分に大きなFM信号の出力レベルを得ることができる。また、良好なC/Nを得ることができると共に、メカニカル構造のリレーや高価な部品を用いないことから、光受信端末を小型にすることができ、省スペース、低コストを実現することができる。
本発明の実施例の光受信端末の構成を示す回路図である。 本発明にかかる光受信端末において、電源が通電している場合の動作を説明するための回路図である。 本発明にかかる光受信端末において、電源が停電している場合の動作を説明するための回路図である。
本発明の実施例の光受信端末1の構成を示す回路図を図1に示す。以下の説明中で述べる「結合コンデンサ」とは、高周波信号(RF信号)は通過させるが、直流はカットするコンデンサのことを意味するものとし、「バイパスコンデンサ」とは、RF信号はバイパスさせるが、直流はバイパスさせないコンデンサを意味するものとする。また、「チョークコイル」とは、直流(電源)は通すが、RF信号は通さないコイルのことを意味するものとする。
図1に示す光受信端末1は、光ファイバー10を伝播してきた光信号を受光して、電気信号であるRF(高周波)信号に変換して出力するフォトダイオードPD1を備えている。RF信号の帯域は、テレビ信号の多チャンネルサービスを行うFTTHのCATVの周波数帯域である70MHz〜2.6GHzとされ、RF信号には70〜90MHzのFM信号とされる告知放送が含まれている。このフォトダイオードPD1のアノードはアースされ、カソードは結合コンデンサC1を介して回路Aに接続されている。回路Aは第1の電子スイッチであり、結合コンデンサC1と結合コンデンサC2との間の経路を、電源Vccが通電されている時はショートし、電源Vccが停電されている時はオープンにする。この回路Aは、一端がアースされた抵抗R1と、この抵抗R1の他端にカソードが接続されたPINダイオード(p-intrinsic-n Diode)D1と、PINダイオードD1のアノードに一端が接続され、他端が電源Vccに接続されたチョークコイルL2とから構成されている。チョークコイルL2の一端には、一端がアースされたバイパスコンデンサC3が接続されている。そして回路Aは、結合コンデンサC2を介して増幅器(AMP1)に接続されている。すなわち、結合コンデンサC1と結合コンデンサC2との間にPINダイオードD1が直列に接続され、電源Vccが通電されている時は、Vcc−L2−D1−R1の経路で電流が流れてPINダイオードD1はオンする。これにより、フォトダイオードPD1から出力されるRF信号が、PD1−C1−D1−C2−AMP1の経路を介してAMP1に入力され、AMP1で所定のレベルに増幅される。この場合、RF信号はPINダイオードD1ではロスすることなく、RF信号のC/N(Carrier to Noise Ratio)は確保され、良好なC/Nが得られる。増幅されたRF信号は、結合コンデンサC4を介して出力(OUT)される。なお、AMP1には、出力側に一端が接続されたチョークコイルL3を介して動作用の電源Vccが供給されており、チョークコイルL3の他端には一端がアースされたバイパスコンデンサC5が接続されている。また、電源Vccが停電されている時は、PINダイオードD1はオフしてフォトダイオードPD1からAMP1はアイソレーションされる。
また、フォトダイオードPD1のカソードにはバイアスラインを構成する回路Bが接続され、回路Bには回路Cが接続されている。回路Bは、フォトダイオードPD1のカソードに一端が接続されたコイルL1と、コイルL1の他端に一端が接続されたコンデンサC6とからなるローパスフィルタ(LPF)と、PINダイオードD2と抵抗R3からなる第2の電子スイッチとを備えている。第2の電子スイッチは、コンデンサC6の他端をアースするか、オープンにするかを切り替えており、コンデンサC6の他端を、電源Vccが通電されている時はアースに接続し、電源Vccが停電されている時はオープンにする。詳細に説明すると、コンデンサC6の他端は、カソードがアースされたPINダイオードD2のアノードに接続されている。また、PINダイオードD2のアノードには、電源Vccに一端が接続された抵抗R3の他端が接続されている。これにより、電源Vccが通電されている時は、抵抗R3を介してPINダイオードD2に電流が流れてPINダイオードD2はオンする。すると、コンデンサC6の他端がアースされるので、上記したLPFの作用によりフォトダイオードPD1から出力されるRF信号は、結合コンデンサC1を介する経路(RFライン)にのみ供給され、回路B側のバイアスラインはRF信号から見て分離されるようになる。なお、コイルL1の他端には、一端が電源Vccに接続された抵抗R4の他端が接続され、Vcc−R4−L1−PD1のバイアスラインでフォトダイオードPD1に逆バイアス電圧が印加される。これにより、フォトダイオードPD1の光信号に対するダイナミックレンジを拡げることができるようになる。また、抵抗R4にはフォトダイオードPD1に入力する光信号のレベルに応じた光電流Ipdが流れ、抵抗R4の一端から出力される信号は、光電流Ipdに応じた電圧信号となることから、ゲインを制御するAGC(automatic gain control)信号として利用できると共に、光信号のレベルが低い時にアラーム信号を出力するアラーム用の信号として利用することができる。
回路BのコイルL1とコンデンサC6との接続点に接続されている回路Cは第3の電子スイッチであり、接点a,b間が、電源が通電されている時はオープンし、電源が停電されている時はショートされる。具体的には、第3の電子スイッチは、直流を通すことができるフォトMOSリレー11を備えており、フォトMOSリレー11の接点aがコイルL1とコンデンサC6との接続点に接続され、接点bは一端がアースされた抵抗R6の他端と、FM端子12とに接続されている。また、フォトMOSリレー11の駆動端子cは、一端が電源Vccに接続された抵抗R5を介して電源Vccが供給されており、駆動端子dはアースされている。このフォトMOSリレー11の接点a,bはノーマリオンの接点とされており、駆動端子c,d間に電源Vccが供給されている時、すなわち電源Vccが通電されている時は駆動されて接点a,b間はオープンとなっており、電源Vccが停電した時は接点a,b間はショートされる。
AMP1から出力されるRF信号は、結合コンデンサC4を介して出力されており、結合コンデンサC4の出力側には抵抗R2の一端が接続され、この抵抗R2の他端は第4の電子スイッチを介してFM端子12に接続されている。第4の電子スイッチは、抵抗R2の他端にアノードが接続され、FM端子12にカソードが接続されたPINダイオードD3と、一端が電源Vccに接続され他端がPINダイオードD3のアノードに接続されたチョークコイルL4と、一端がアースされ他端がPINダイオードD3のカソードに接続された抵抗R7とから構成されている。このチョークコイルL4の一端には、一端がアースされたバイパスコンデンサC7が接続されている。第4の電子スイッチは、電源Vccが通電されている時は、Vcc−L4−D3−R7の経路で電流が流れてPINダイオードD3はオンする。これにより、AMP1から出力されるRF信号が、AMP1−C4−R2−D3−C8−FM端子12の経路を介してFM端子12から出力される。また、電源Vccが停電されている時は、上記経路はオープンされてFM端子12からAMP1の出力側はアイソレーションされる。
次に、光受信端末1において電源Vccが通電している時の動作を図2に示す本発明の実施例の光受信端末1の構成を示す回路図を参照しながら説明する。図2においては、電源Vccが通電されている時にオンする第1の電子スイッチと第2電子スイッチと第4の電子スイッチを、オンした接点で示すと共に、電源Vccが通電されている時にオフする第3の電子スイッチを破線で示している。
電源Vccが通電されている時は図2に示すように、回路Aの第1電子スイッチを構成するPINダイオードD1と、第2電子スイッチを構成するPINダイオードD2とがオンすると共に、第4電子スイッチを構成するPINダイオードD3がオンする。しかし、電源Vccが通電されている時には第3の電子スイッチはオフする。これにより、フォトダイオードPD1には抵抗R4を介して逆バイアスが印加され、フォトダイオードPD1には光ファイバー10から入力された光信号の強度に応じた光電流Ipdが流れる。この光電流Ipdにより光信号を電気信号に変換したRF信号が生じ、RF信号は図示するように結合コンデンサC1とPINダイオードD1と結合コンデンサC2を介してAMP1に入力する。AMP1で所定のレベルに増幅されたRF信号は、結合コンデンサC4を介して出力(OUT)されると共に、抵抗R2とPINダイオードD3と結合コンデンサC8を介してFM端子12から出力される。この場合、RF信号には告知放送のFM信号が含まれており、結合コンデンサC4からFM端子12までの経路に、FM信号(告知放送)の周波数帯域のみを抽出するフィルタを設けるようにしてもよい。FM端子12からは、AMP1で増幅された十分大きなレベルのFM信号が出力される。なお、PINダイオードD2がオンすることから、バイアスラインである回路B側は高周波的に分離されて、RF信号はAMP1への経路であるRFライン側へだけ伝播するようになる。
次に、光受信端末1において電源Vccが停電している時の動作を図3(a)に示す本発明の実施例の光受信端末1の構成を示す回路図を参照しながら説明する。図3(a)においては、電源Vccが停電されている時にオフする第1の電子スイッチと第2電子スイッチと第4の電子スイッチを、オフした破線の接点で示すと共に、電源Vccが停電されている時にオンする第3の電子スイッチを実線で示している。
電源Vccが停電されている時は図3(a)に示すように、回路Aの第1電子スイッチを構成するPINダイオードD1と、第2電子スイッチを構成するPINダイオードD2とがオフすると共に、第4電子スイッチを構成するPINダイオードD3がオフする。しかし、電源Vccが停電されている時には第3の電子スイッチはオンする。これにより、フォトダイオードPD1のカソードはコイルL1とフォトMOSリレー11の接点a,bを介して一端がアースされた抵抗R6の他端に接続されて、フォトダイオードPD1は抵抗R6で終端される。すなわち、図3(b)に示すフォトダイオードPDと抵抗Rとで構成されるループ回路が同様に構成される。これにより、フォトダイオードPD1は電源Vccが印加されない状態であっても動作状態となり、光ファイバー10から入力された光信号の強度に応じた光電流Ipd’が流れる。この光電流Ipd’により光信号を電気信号に変換したRF信号が生じ、コンデンサC6の他端がオープンになることから、RF信号は図示するようにバイアスラインを伝播して、回路BのコイルL1と回路CのフォトMOSリレー11の接点a,bを介してFM端子12から出力されるようになる。
なお、フォトダイオードPD1からのRF信号は、コイルL1により高域の周波数帯域は減衰されるが、少なくとも70〜90MHzのFM信号は通過することから、FM端子12からはFM信号(告知放送)が少なくとも出力される。また、フォトMOSリレーは、直流と70〜90MHzのFM信号が通過できれば良いことから、安価なものを採用することができる。
また、回路Aの第1の電子スイッチがオフすることから、結合コンデンサC1,C2間がオープンになり、フォトダイオードPD1からのRF信号はAMP1に供給されないと共に、AMP1に電源Vccが供給されないことからAMP1も動作しない。さらに、第4の電子スイッチもオフすることから、抵抗R2と結合コンデンサC8との間の経路がオープンとされ、FM端子12はAMP1の出力側と分離される。
本発明にかかる光受信端末1では、電源Vccが停電されている時に、FM端子12から出力されるFM信号(告知放送)の出力レベルは46dBμ以上が得られ、非常に大きな出力レベルのFM信号(告知放送)を出力することができる。従来の光受信端末においては、電源が停電されている時に出力されるFM信号(告知放送)の出力レベルは40dBμ〜43dBμ程度である。従って、本発明にかかる光受信端末1においては電源が停電されている時に、従来の光受信端末に比較してFM信号の出力レベルが6dB〜10dB改善されるようになる。この理由を次に説明する。
AMP1は電源Vccが停電されている時においても入力インピーダンスをもっており、電源Vccが停電されている時にフォトダイオードPD1にAMP1が高周波的に接続されていると、AMP1の影響により出力されるRF信号は減衰を受けるようになる。そこで、本発明にかかる光受信端末1では、図1に示すようにフォトダイオードPD1とAMP1との間に、電源Vccが停電されている時にオープンとなる回路Aによる第1の電子スイッチを設けて、電源Vccが停電されている時にフォトダイオードPD1からAMP1をアイソレーションしている。これにより、電源Vccが停電されている時に非常に大きな出力レベルのFM信号(告知放送)を出力することができる。AMP1の入力インピーダンスによる減衰を防止することができ、減衰されないFM信号をFM端子12から出力できるようになる。
また、フォトダイオードPD1はハイインピーダンスであり、コイルL1との整合性が高くされている。コイルL1のインダクタンスは70〜90MHzのFM信号の周波数帯域が減衰しない程度の大きな値(例えば、約0.82μH)が選ばれている。このコイルL1のインダクタンス値に合わせて、コンデンサC6のキャパシタンス値は、例えば1000pFが選ばれているため、電源Vccが停電されている時にコイルL1の他端にアースされたコンデンサC6が接続されていると、FM信号がコンデンサC6を介してアースに落ちてしまうようになる。そこで、本発明にかかる光受信端末1では、電源Vccが停電されている時に、コンデンサC6の他端をオープンにする第2の電子スイッチを回路Bに設けている。これにより、電源Vccが停電されている時に、コンデンサC6の他端がオープンされて、コイルL1を通過したFM信号がコンデンサC6でアースに落ちることなく回路Bを通過するようになる。上記したように、AMP1および回路BにおけるFM信号の減衰を防止することができ、電源Vccが停電されている時に非常に大きな出力レベルのFM信号(告知放送)をFM端子12から出力することができるようになる。
なお、回路Aにおいては左右を逆にした回路として、結合コンデンサC1側にチョークコイルL2を配置すると共に結合コンデンサC2側に抵抗R1を配置する回路とすることができる。しかしながら、このように回路Aを左右逆にした第1の電子スイッチの回路とすると、電源Vccが停電されている時に、回路AにおいてはチョークコイルL2とバイパスコンデンサC3を介してFM信号がアースに落ちるようになり、FM端子12から出力されるFM信号のレベルが約2dB程度減衰することになる。
また、抵抗R6をフォトMOSリレー11の出力側の接点bに接続する理由について説明する。抵抗R6をフォトMOSリレー11の前に接続する場合は、フォトダイオードPD1のカソードからフォトMOSリレー11の接点aまでの経路のいずれかに一端がアースされた抵抗R6の他端を接続することになる。すると、抵抗R6の抵抗値は100Ω〜300Ω位の値とされるため、電源Vccが通電されている時に抵抗R6に流れる電流は光電流Ipdより非常に大きな電流となる。この抵抗R6に流れる電流は、電源Vccから抵抗R4を介して流れるため、抵抗R4に流れる光電流Ipdの割合が非常に小さくなり、抵抗R4の他端からは光信号の強度に応じた信号がほとんど出力されなくなり、AGC信号やアラーム信号として利用することができなくなる。そこで、図1に示すように抵抗R6をフォトMOSリレー11の出力側の接点bに接続して、電源Vccが通電されている時に抵抗R6に抵抗R4を介して電流が流れないようにしているのである。この抵抗R6に替えて、ツェナーダイオードを用いるようにしてもよい。
なお、電源Vccは、例えばDC12Vとされ、フォトダイオードPD1に入力される光信号のレベルが0dmの時は、電源Vccが通電されている時に約0.9mAの光電流Ipdが流れ、光信号のレベルが−10dBmの時は、約0.09mAの光電流Ipdが流れるようになる。抵抗R4には、上記光電流Ipdに応じた信号が生じ、この信号を用いるアラーム回路の一例では、光信号のレベルが、例えば−15dBm以下となった時に、LED等が点灯されてアラームが報知される。また、上記信号を用いるAGC回路の一例では、入力される光信号のレベルが−2dBm〜−8dBmの時に出力されるRF信号のレベルが一定になるようにレベル制御する。
本発明の実施例の光受信端末において、FM端子から出力されるFM信号は告知放送を受信できる受信機に供給される。そして、本発明の実施例の光受信端末は、無給電FM出力搭載で通電時にはCATV信号受信端末として機能し、停電時にはFM緊急放送告知放送が受信可能な光受信端末として機能するようになる。
上記の説明では、本発明にかかる光受信端末で受信できるFM信号は告知放送のFM信号としたが、これに限ることはなく、FM放送局から放送されるFM信号とすることもできる。また、本発明にかかる光受信端末はFTTHのCATV用としたが、これに限るものではなく、一般の光受信端末に適用することができる。
1 光受信端末、10 光ファイバー、11 フォトMOSリレー、12 FM端子、C1,C2,C4,C8 結合コンデンサ、C3,C5,C7 バイパスコンデンサ、C6 コンデンサ、D1,D2,D3 PINダイオード、Ipd,Ipd’ 光電流、L1 コイル、L2,L3,L4 チョークコイル、PD1 フォトダイオード、Vcc 電源、a,b 接点、c,d 駆動端子

Claims (5)

  1. 光信号をRF信号に変換して出力する一端がアースされたフォトダイオードと、
    該フォトダイオードの他端と、該フォトダイオードから出力される前記RF信号を増幅する増幅手段とを接続する経路を、電源が通電されている時はオンし、電源が停電されている時はオフする第1の電子スイッチと、
    前記フォトダイオードの前記他端に接続された前記RF信号を阻止するフィルタと、
    該フィルタを、電源が通電されている時はオンし、電源が停電されている時はオフする第2の電子スイッチと、
    前記フィルタの出力側と、FM端子とを接続する経路を、電源が通電されている時はオフし、電源が停電されている時はオンする第3の電子スイッチと、
    前記第3の電子スイッチの出力側に一端が接続され、他端がアースされている第1の抵抗とを備え、
    電源が通電されている時は、前記増幅手段から出力される前記RF信号の内のFM信号が前記FM端子から出力され、電源が停電されている時は、前記フォトダイオードの前記他端が前記第3の電子スイッチおよび前記第1の抵抗を介してアースされて、前記フォトダイオードから出力される前記RF信号の内のFM信号が、オフとされた前記フィルタおよびオンとされた前記第3の電子スイッチを介して前記FM端子から出力されることを特徴とする光受信端末。
  2. 前記フィルタは、前記フォトダイオードの前記他端に一端が接続され、他端が第1のコンデンサの一端に接続されたコイルと、他端が第1のダイオードの一端に接続された前記第1のコンデンサとから構成され、
    前記第2の電子スイッチが、電源が通電されている時はオンし、電源が停電されている時はオフする他端がアースされている前記第1のダイオードにより構成されていることを特徴とする請求項1記載の光受信端末。
  3. 前記増幅手段の出力側と、前記FM端子とを接続する経路に、電源が通電されている時はオンし、電源が停電されている時はオフする第4の電子スイッチが接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載の光受信端末。
  4. 前記第1の電子スイッチは、一端がアースされた第2の抵抗と、該第2の抵抗の他端にカソードが接続され、一端が電源に接続されたチョークコイルの他端にアノードが接続された第2のダイオードにより構成され、
    前記フォトダイオードの前記他端と前記第2の抵抗の他端との間、および、前記第2のダイオードのアノードと前記増幅手段との間に、それぞれ結合コンデンサが接続されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の光受信端末。
  5. 前記フィルタの出力側に一端が接続され、他端が電源に接続されて前記フォトダイオードに逆バイアス電圧を印加する第3の抵抗と、該第3の抵抗の一端から出力される信号が、ゲイン制御用の制御信号およびアラーム信号として用いられることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の光受信端末。
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