JP2007208680A - 低雑音増幅装置 - Google Patents

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JP2007208680A JP2006025456A JP2006025456A JP2007208680A JP 2007208680 A JP2007208680 A JP 2007208680A JP 2006025456 A JP2006025456 A JP 2006025456A JP 2006025456 A JP2006025456 A JP 2006025456A JP 2007208680 A JP2007208680 A JP 2007208680A
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Abstract

【課題】NFが良好な低雑音増幅装置を提供することを目的とする。
【解決手段】サーキュレータ53の出力端子53cが共通端子に接続された切替スイッチ54と、この切替スイッチ54の一方の端子とグランドとに挿入された無反射終端器55と、低雑音増幅器25の出力側に一方端が接続されるとともに、高周波信号の波長に対してほぼ1/4の長さを有した線路56と、この線路56の他方端に共通端子が接続されるとともに、一方の端子にグランドが接続された切替スイッチ57とを設け、バイパス回路は、切替スイッチ54と切替スイッチ57との他方の端子間同士の間に接続され、制御部59は検出回路30から低雑音増幅器25が故障している旨の信号を得た場合に、切替スイッチ54、57を共に他方の端子側へ切り替えるものである。これにより高周波信号が通過する信号ラインに切替スイッチ54、57が挿入されないので、信号の損失が小さくできる。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯電話などの基地局に用いられる低雑音増幅装置に関するものである。
以下、従来の低雑音増幅装置について図面を用いて説明する。図5は、携帯電話の基地局の全体説明図であり、図6は従来の低雑音増幅装置の回路ブロック図である。
まず図5を用いて、基地局1の全体の構成について説明する。図5において、携帯電話2から送信された送信信号3は、アンテナタワー4上に取付けられたアンテナ5で受信される。このアンテナ5で受信された送信信号は塔頂基地局受信部6へ入力され、不要な周波数信号が除去され、必要な希望信号が増幅されて、出力端子6aから出力される。
一方地上に設置された基地局建屋7の中に地上基地局受信部8が収納されている。そしてアンテナ5で受信した送信信号3は、塔頂基地局受信部6の出力端子6aから同軸ケーブル9を介して地上基地局受信部8へと供給される。また、基地局建屋7からケーブル10を介して塔頂基地局受信部6の電力端子6bに対して電力が供給されることで、塔頂基地局受信部6が稼動する。
このような基地局1は数kmから数十kmの間隔で配置されており、それら数十箇所の基地局1の管理を基地局管理センター11が行っている。それぞれの基地局1と基地局管理センター11との間は、大容量の光ケーブル12によって接続されている。そして、基地局1を構成する機器には自己の故障を判定する機能が付加されており、故障と判定した場合に各機器が故障信号を出力する。そして、この故障信号を受け取った地上基地局受信装置8は、光ケーブル12を介して、その情報を基地局管理センター11の集中管理装置13へと送信する。これを受け取った集中管理装置13は、表示装置13aで故障している旨の表示を行う。この表示によって、ある基地局1が故障したことが判ると、整備者がその故障した基地局1を修理のために向かうこととなる。
次に従来の塔頂基地局受信部6について図面を用いて説明する。図6は従来の塔頂基地局受信部6の回路ブロック図である。図6において、従来の塔頂基地局受信部6は、バンドパスフィルタ21と低雑音増幅装置22とを含んでいる。
低雑音増幅装置22においてバンドパスフィルタ21の出力は、入力端子22aへ接続される。この入力端子22aに入力された送信信号3は、入力整合回路23へ入力される。この入力整合回路23の出力は、切替スイッチ24の共通端子へ供給される。そしてこの切替スイッチ24の一方の出力端子には低雑音増幅器25が接続されている。この低雑音増幅器25で増幅された送信信号3は、切替スイッチ26の一方の端子へ接続される。ここで、切替スイッチ24の他方の端子と切替スイッチ26の他方の端子との間はマイクロストリップライン27によって接続されている。切替スイッチ26の共通端子は、出力整合回路28を介して出力端子22bから図5の同軸ケーブル9へと出力される。
低雑音増幅器25の電源端子には、電源回路29が接続されている。この電源回路29には、ケーブル10から電源入力端子22cを介して電力が供給されている。そして電源回路29の出力は検出回路30へ供給され、この検出回路30で電源回路29から出力された電流値を検出している。検出回路30の出力と双方の切替スイッチ24、26との間には制御部31が挿入されている。
このように構成された低雑音増幅装置22の動作について説明する。低雑音増幅器25が正常に動作している状態においては、電源回路29から低雑音増幅器25に対して規定の電流が流れる。そして検出回路30では、この電流値を検知する。つまり低雑音増幅器25が正常に動作している場合、電源回路29から入力した電流値(あるいは電圧)の方が基準電流(あるいは電圧)値よりも大きくなり、制御部31に対して正常に動作している旨の信号を出力する。そしてこの信号を受け取った制御部31は、切替スイッチ24と切替スイッチ26とを共に低雑音増幅器25へと接続する。
一方、低雑音増幅器25が故障している状態では、検出回路30へ入力される電源回路29の電流は略0Vとなるので、規定の閾値以下となる。これにより、検出回路30から低雑音増幅器25が故障している旨の信号が出力される。この故障している旨の信号を受け取った制御部31は、切替スイッチ24と切替スイッチ26とをマイクロストリップライン27側へと切り替える。
このようにすることにより、低雑音増幅器25の破壊などが起こっても、送信信号3はマイクロストリップライン27側を経由して地上基地局受信部8へ供給されることとなり、通信回線が全く遮断されてしまわない。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2000−031752号公報
しかしながらこのような従来の低雑音増幅装置22では、送信信号3が通過する信号ラインに対して、切替スイッチ24が挿入されているので、低雑音増幅器25が正常稼動の状態において、切替スイッチ24によって約0.6dBの挿入損失が発生し、NFが悪化するという課題を有している。
そこで本発明は、この問題を解決したもので、低雑音増幅器が正常稼動の状態において、NFが良好な低雑音増幅装置を提供することを目的としたものである。
この目的を達成するために本発明の低雑音増幅装置における切替手段には、サーキュレータの他方の端子がその共通端子に接続された第1のスイッチと、この第1のスイッチの一方の端子とグランドとに挿入された無反射終端器と、前記低雑音増幅器の出力側に一方端が接続されるとともに、高周波信号の波長に対してほぼ1/4の長さを有した線路と、この線路の他方端にその共通端子が接続されるとともに、その一方の端子にグランドが接続された第2のスイッチとを設け、バイパス回路は、前記第1と第2のスイッチにおける他方の端子間同士の間に接続され、制御部は検出回路から低雑音増幅器が故障している旨の信号を得た場合に、前記第1と第2のスイッチを他方の端子側へ切り替えるものである。これにより所期の目的を達成できるものである。
以上のように本発明は、高周波信号が入力される入力端子と、この入力端子に入力された信号が供給されるサーキュレータと、このサーキュレータの一方の出力が供給される低雑音増幅器と、この低雑音増幅器の出力が供給される出力端子と、前記低雑音増幅器の電源端子へ駆動電圧を供給する電源回路と、この電源回路の出力が供給されて前記低雑音増幅器の故障を検出する検出回路と、この検出回路の出力が接続された制御部と、前記サーキュレータの他方の端子と前記出力端子との間に設けられたバイパス回路と、このバイパス回路を前記低雑音増幅器の入力側と出力側との間に選択的に挿入するために、前記制御部の出力に接続された切替手段とを備え、前記切替手段には、サーキュレータの他方の端子がその共通端子に接続された第1のスイッチと、この第1のスイッチの一方の端子とグランドとに挿入された無反射終端器と、前記低雑音増幅器の出力側に一方端が接続されるとともに、前記高周波信号の波長に対してほぼ1/4の長さを有した線路と、この線路の他方端にその共通端子が接続されるとともに、その一方の端子にグランドが接続された第2のスイッチとを設け、前記バイパス回路は、前記第1と第2のスイッチにおける他方の端子間同士の間に接続され、前記制御部は前記検出回路から前記低雑音増幅器が故障している旨の信号を得た場合に、前記第1と第2のスイッチを他方の端子側へ切り替える低雑音増幅装置を特徴としている。
これにより低雑音増幅器が正常に動作している状態においては、高周波信号が通過する信号ラインに第1や第2のスイッチが挿入されないので、ロスが小さくなり、NFは良好となる。
また、低雑音増幅器が正常に動作している状態において、サーキュレータの他方の端子とグランドとの間には、無反射終端器が挿入され、また低雑音増幅器の出力側に対して信号ラインとグランドとの間に高周波信号の波長の1/4の長さの線路が挿入されるので、受信する高周波信号に対してインピーダンスが大きくなり、実質的にオープンであるのと同じ状態となる。これにより第1あるいは第2のスイッチによる低雑音増幅器の入出力インピーダンスに対しての影響を小さくできるとともに、信号がグランド側へ落ち難くなるので、受信した高周波信号の損失も少なくできる。
さらに、サーキュレータの他方の端子とグランドとの間には、無反射終端器が挿入されるので、実質的なオープン状態となり、インピーダンスが高い状態であるので、線路側に流れる高周波信号は小さくなり、たとえ第1のスイッチのアイソレーションが悪くても異常発振などを起こし難くできる。
さらにまた、低雑音増幅器の出力側において、信号ラインとグランドとの間に高周波信号の波長の1/4の長さの線路が挿入され、インピーダンスが高い状態であるので、線路側に流れる高周波信号は小さくなり、たとえ第2のスイッチのアイソレーションが悪くても異常発振などを起こし難くできる。
(実施の形態1)
以下、本実施の形態の塔頂基地局受信部51について図面を用いて説明する。図1は、本実施の形態における塔頂基地局受信部51の回路ブロック図である。図1において、アンテナ5は図5と同様携帯電話2から送信された約1.9GHzの周波数の高周波信号を受信する。このアンテナ5で受信した高周波信号はバンドパスフィルタ21を通過させることで、携帯電話2の送信で使用する周波数以外の周波数信号を抑圧する。
バンドパスフィルタ21の出力は、低雑音増幅装置52の入力端子52aへ接続される。入力端子52aに供給された図5の送信信号3は、サーキュレータ53の入力53aへ供給される。このサーキュレータ53は、出力端子53bと出力端子53cとを有し、どちらか一方の端子がオープン状態となった場合に、他方の端子側から出力が出力されるものである。そこで本実施の形態においては、低雑音増幅器25が破壊すると出力端子53b側がオープン状態となることに着目し、サーキュレータ53は低雑音増幅器25が破壊した場合に送信信号3を出力端子53c側より出力させる動作を行わせている。そして送信信号3が、破壊した低雑音増幅器25を迂回して出力端子52bへ供給するような構成としたために、サーキュレータ53の出力端子53cと出力整合回路28との間にバイパス回路50と切替スイッチ54(切替手段の一例として用いた)を付加し、低雑音増幅器25が破壊している場合に、このバイパス回路50を介して図5の送信信号3を地上基地局受信部8へ供給するものである。このようにすることにより、たとえ低雑音増幅器25が破壊した場合においても送信信号3を地上基地局受信部8へ供給できるので、低雑音増幅器25が破壊しても通話が可能となる。
では、この低雑音増幅装置52について詳細に説明する。サーキュレータ53の出力端子53bの出力は、入力整合回路23へ供給される。この入力整合回路23は、この低雑音増幅装置52のインピーダンスと入力端子52aからバンドパスフィルタ21側を見たときのインピーダンスとを整合させるものである。
入力整合回路23の出力は、低雑音増幅器25へ供給される。この低雑音増幅器25は、入力した微弱な送信信号3を約30dBから40dB増幅するものである。従って、この低雑音増幅装置52の所要NFは、2.5dB以上必要となる。つまり低雑音増幅装置52において送信信号3の損失をできる限り小さくすることが重要であり、特に低雑音増幅器25の前での損失を抑えることが重要となる。
低雑音増幅器25の出力は出力整合回路28へ接続される。この出力整合回路28は、この低雑音増幅装置52のインピーダンスと出力端子52bから同軸ケーブル9側を見た場合のインピーダンスとを整合するものである。そしてこの出力整合回路28の出力が、出力端子52bから出力され、図5の同軸ケーブル9を介して地上基地局受信部8へと供給される。
一方基地局建屋7からケーブル10を介して低雑音増幅装置52の電力端子52cに対して電力が供給される。電源回路29は、入力した電力を所定の電圧へと変換し、低雑音増幅器25や制御部59などへ供給する。検出回路30は、電源回路29と低雑音増幅器25の電源端子25aとの間に挿入されている。本実施の形態における検出回路30は、電源回路29から低雑音増幅器25へ加わる電流を検出している。
サーキュレータ53の出力端子53cには、切替スイッチ54の共通端子が接続される。そして、切替スイッチ54の一方の端子とグランドとの間には、無反射終端器55が挿入されている。
次にバイパス回路50について詳細に説明する。低雑音増幅器25の出力側には、送信信号3の周波数の波長に対し1/4の長さを有した線路56の一方端が接続され、この線路56の他方端には、切替スイッチ57の共通端子が接続される。そしてこの切替スイッチ57の一方の端子がグランドへ接地されている。これにより、切替スイッチ57が一方の端子側へ切替えられたときに、ショートスタブとして動作することとなり、送信信号3の周波数に対してオープンと同じ状態となる。そして切替スイッチ54と切替スイッチ57との他方の端子間同士には、50オームのマイクロストリップライン58(接続線路の一例として用いた)が挿入されている。
そしてこれらの切替スイッチ54、切替スイッチ57の切替制御端子には、制御部59の出力が接続される。これにより制御部59は低雑音増幅器25の故障の有無に応じて切替スイッチ54、切替スイッチ57を連動して切り替える。なお、本実施の形態におけるバイパス回路として、マイクロストリップライン58を用いたが、これは伝送線路の一例として用いたものであり、他の方式の伝送線路を用いても良い。
なおこの制御部59の出力は警告手段へ接続されている。本実施の形態においては警告手段として、LED60を用いている。制御部59は低雑音増幅器25が正常に動作していると判定した場合にLED60を点灯させ、故障していると判定した場合にLED60を消す。なお、電源回路29の故障やケーブル10から電源が供給されなくなった場合にも、LED60が消灯されることとなる。
図2は、本実施の形態における検出回路の回路図である。図2において、検出回路30には、電源回路29と電源端子25aとの間に微小な抵抗値の抵抗71が挿入される。そしてこの抵抗71の両端での電圧差を比較器72で比較する。つまり低雑音増幅器25が完全に破壊した場合、電源回路29と電源端子25aとの間には電流が流れない。従って抵抗71の両端での電位差は0Vとなるので、このときに例えばハイ信号を出すようにすることで、低雑音増幅器25の故障を検出できる。
なお、本実施の形態では、抵抗71の両端とグランドとの間のそれぞれに分圧抵抗73a、73bと抵抗74a、74bを設けている。そして低雑音増幅器25が正常に動作している状態では、比較器72の入力72aの方が入力72bよりも低い電圧としている。そしてこのときにはローが出力されるようにしている。このようにすることによって、例えば低雑音増幅装置52でのショートなどが発生した場合に、過電流保護もすることができる。つまり、過電流が流れると抵抗71の両端間での電圧が高くなり、比較器72の入力72aと入力72bとの電圧が逆転する。これによって、比較器72がローを出力する。
以上の構成によって、切替スイッチ54、切替スイッチ57が、信号ラインに挿入されないので、送信信号3の損失は小さくなる。従って、NFの良好な低雑音増幅装置52を実現できる。
また、制御部59は低雑音増幅器25が正常に動作しているのか、故障しているのかを判定し、正常に動作していると判定した場合には、切替スイッチ54、切替スイッチ57を共にグランド側へ接続する。つまり、サーキュレータ53の出力端子53cとグランドとの間には無反射終端器55が挿入される。これにより、送信信号3の周波数に対してサーキュレータ53の出力端子53c側のインピーダンスが高くなり、送信信号3に対して出力端子53c側がオープン状態とほぼ同じ状態となり、送信信号3は出力端子53c側へ流れ込み難くなる。また、一方低雑音増幅器25の出力側とグランドとの間には、送信信号3の周波数の波長に対して1/4の長さの線路56が挿入されることとなる。これにより線路56はショートスタブとして動作し、送信信号3に対して線路56側がオープン状態とほぼ同じ状態となり、送信信号3は線路56側へ流れ込み難くなる。従って信号の損失が少なくできることとなるので、NFの良好な低雑音増幅装置52を実現できる。
さらに、サーキュレータ53の出力端子53cとグランドとの間に挿入される無反射終端器55によって、インピーダンスは50オームが維持され、出力端子53c側に送信信号3は流れ難くなる。従って、このサーキュレータ53によるロスを小さくでき、またたとえ切替スイッチ54や切替スイッチ57のアイソレーションが悪くても異常発振などを起こし難くできる。低雑音増幅器25の出力側において、信号ラインにはショートスタブが接続されることとなるので、送信信号3に対して線路56側がオープン状態となる。これにより、送信信号3は線路56側へ流れ難くなり、たとえ切替スイッチ57のアイソレーションが悪くても異常発振などを起こし難くできる。つまり切替スイッチ54は高周波的なアイソレーションが悪くても良いので、低価格なスイッチを用いることができ、低価格な低雑音増幅装置52を実現できる。
さらにまた制御部59は、低雑音増幅器25が正常に動作していない(破壊やショート)と判定し、電源回路29や低雑音増幅器25に供給する電力を遮断する。また、制御部59は、故障と判定した場合には、電源回路29を停止させる。これにより、過電流によって過熱し、発火するようなことを防止できる。また不要な電力消費がないので、省電力である。
なお、本実施の形態ではマイクロストリップライン58を用いたが、これはインダクタとコンデンサなどで構成した整合回路としても良い。この場合低雑音増幅器25が壊れた状態における低雑音増幅器25の入力側と出力側のそれぞれのインピーダンス値に応じて整合させることができる。
また、本実施の形態において切替スイッチ54、切替スイッチ57には電子スイッチを用いたが、これはリレーなどの機構スイッチを用いても良い。図3は切替スイッチ54、切替スイッチ57に代えて、機構スイッチを用いた場合の低雑音増幅装置52の回路ブロック図である。なお図3において図1と同じものは同じ番号を用いて、その説明は簡略化している。
図3において、図1と異なっている点は切替スイッチ54、切替スイッチ57に代えてリレー81(切替手段の他の例として用いた)、リレー82(切替スイッチの他の例として用いた)を用いている点である。そしてこのリレー81、82の電源端子81a、82aには電力端子52cの電力が供給され、グランド端子81b、82bはトランジスタ83、84のコレクタに接続される。これらのトランジスタ83、84のエミッタ端子はグランドへと接続される。そして、制御部59の出力が、トランジスタ83、84のゲート端子へ供給される。
リレー81の共通端子には、サーキュレータ53の出力端子53cに接続され、リレー82の共通端子には線路56が接続される。またこれらリレー81の一方の端子とグランドとの間には無反射終端器55が挿入される。一方リレー82の一方の端子はグランドへ接続される。そしてリレー81とリレー82の他方の端子同士の間にマイクロストリップライン58が挿入される。
このような構成の場合、リレー81、82へ電力端子52cから電力が供給され、かつトランジスタ83、84のゲート電圧がオンである場合にのみリレー81、82のコイルへ電流が流れて、リレー81、82がオンとなり、グランド側接点に接続される。しかしながら、リレー81、82へ電力端子52cから電力が供給されない場合、あるいはトランジスタ83、84のゲート電圧がオフである場合には、リレー81、82のコイルに電流が流れずリレー81、82はオフとなり、マイクロストリップライン58側接点に接続される。
このような構成により電源回路29を駆動するための電力自体が供給されないような事態で低雑音増幅装置52が動作しなくなった場合においても、バイパス回路へ切り替えて使用することができる。
(実施の形態2)
以下本実施の形態について図面を用いて説明する。図4は本実施の形態における低雑音増幅装置90の回路ブロック図である。図4において図1と同じものは同じ番号を用いてその説明は簡略化している。本実施の形態では切替手段や切替スイッチとして、ダイオードによるオン・オフスイッチ91、92、93を用いたものである。
最初に本実施の形態におけるバイパス回路94について説明する。一方が低雑音増幅器25の出力に接続された1/4波長線路56の他方端とグランドとの間にはオン・オフスイッチ93が挿入される。また1/4波長線路56と直列に直流カット用コンデンサ95を有した接続線路96を有している。
ここで制御部59の出力は、線路56の一方端側に接続され、制御信号はこの線路56を介してオン・オフスイッチ93へ供給される。そして、線路56の一方端と制御部59との間にも、送信信号3の波長の1/4の長さを有した線路97が挿入される。そして、この線路97の制御部59側は、直流カット用コンデンサを介してグランドへ接続されることにより、ショートスタブが構成される。これにより、バイパス回路94側から制御部59を見た場合に、入力された高周波信号に対して制御部59側がオープン状態となり、制御部59との接続線による高周波信号のロスを小さくできる。
次に本実施の形態における切替手段98について説明する。サーキュレータ53の出力端子53cと接続線路96との間には、送信信号3の波長に対して1/4の長さの線路99が挿入される。この線路99の接続線路96側とグランドとの間にはオン・オフスイッチ92が挿入される。また、サーキュレータ53の出力端子53cと無反射終端器55との間には、オン・オフスイッチ91が挿入される。
ここで制御部59の出力は、線路99のサーキュレータ53側端に接続され、制御信号はこの線路99を介してオン・オフスイッチ92へ供給される。そして、線路99のサーキュレータ53側端と制御部59との間にも、送信信号3の波長の1/4の長さを有した線路100が挿入される。そして、この線路100の制御部59側は、直流カット用コンデンサを介してグランドへ接続されることにより、ショートスタブが構成される。これにより、切替手段98側から制御部59を見た場合に、入力された高周波信号に対して制御部59側がオープン状態となり、制御部59との接続線による高周波信号のロスを小さくできる。
なお図4において示したコンデンサは、全て直流カット用のコンデンサであるが、これらはその一例を示したものに過ぎず、直流カット用コンデンサの位置はこれらの箇所に限られるものではない。
では、このように構成された低雑音増幅装置90の動作について以下、詳細に説明する。本実施の形態において、低雑音増幅装置90が正常に動作している場合には、制御部59はハイの制御信号を出力する。この制御信号によって、オン・オフスイッチ91、92、93全てが連動してオンとなる。これにより、サーキュレータ53の出力端子53cとグランドとの間には無反射終端器55が挿入され、サーキュレータ53の出力端子53cは50オームに維持される。従って、入力端子52aから入力された送信信号3はサーキュレータ53の出力端子53c側へ流れ難くなり、送信信号3は小さな損失で低雑音増幅器25側へと供給されることとなる。
さらに、オン・オフスイッチ92がオンとなることで、サーキュレータ53の出力端子53cに線路99によるショートスタブが接続された構成となる。これにより、サーキュレータ53側からバイパス回路94がオープン状態となるので、送信信号3はバイパス回路94へ流れ込み難くなる。
一方、検出回路30が低雑音増幅器25や電源回路29の不具合を検出した場合あるいは、電源回路自体に電源が供給されていない状態において、制御部59から出力される制御信号はローとなる。この制御信号によって、オン・オフスイッチ91、92、93全てが連動してオフとなり、サーキュレータ53と低雑音増幅器25の出力側との間にバイパス回路94が挿入される。これにより低雑音増幅器25が故障などで動作しない状態では、送信信号3は低雑音増幅器25を迂回し、バイパス回路94側を経由して出力端子52bから出力される。
以上のような構成により、電源回路29を駆動するための電力自体が供給されないような事態で低雑音増幅装置90が動作しなくなった場合においても、バイパス回路へ切り替えて使用することができる。
本発明にかかる低雑音増幅装置は、良好なNFを得るという効果を有し、携帯電話などの基地局用の低雑音増幅装置等に用いると有用である。
本発明の実施の形態1における低雑音増幅装置の回路ブロック図 同、検出回路の回路図 同、切替スイッチに機構スイッチを用いた場合の低雑音増幅装置の回路ブロック図 本発明の実施の形態2における低雑音増幅装置の回路ブロック図 従来の低雑音増幅装置の回路ブロック図 基地局の概要図
符号の説明
29 電源回路
30 検出回路
50 バイパス回路
52a 入力端子
52b 出力端子
52c 電力端子
53 サーキュレータ
53b 出力端子
53c 出力端子
54 スイッチ
55 無反射終端器
56 線路
57 スイッチ
58 マイクロストリップライン
59 制御部

Claims (8)

  1. 高周波信号が入力される入力端子と、この入力端子に供給された高周波信号が供給される信号経路選択手段と、この信号経路選択手段の一方の出力が供給された低雑音増幅器と、この低雑音増幅器の出力が供給される出力端子と、前記低雑音増幅器の電源端子へ駆動電圧を供給する電源回路と、この電源回路の出力が供給されて前記低雑音増幅器の故障を検出する検出回路と、この検出回路の出力と前記信号経路選択手段との間に挿入された制御部と、信号経路選択手段の他方の出力が接続されるとともに、前記低雑音増幅器と並列に接続されたバイパス回路とを備え、前記信号経路選択手段は、前記入力端子の供給された高周波信号が入力されるとともに、一方の出力が前記低雑音増幅器に供給されるサーキュレータと、このサーキュレータの他方の出力が供給されるとともに、一方の出力が前記バイパス回路の一方端に接続された切替手段と、この切替手段の他方の出力に接続された無反射終端器とを有し、前記切替手段は前記制御部からの制御信号によって前記無反射終端器と前記バイパス回路とを切り替える低雑音増幅装置。
  2. バイパス回路には、第1の切替手段が接続された接続線路と、この接続線路と直列接続されるとともに、高周波信号の波長に対してほぼ1/4の長さを有した第1の1/4波長線路と、この第1の1/4波長線路の前記接続線路側とグランドとの間に接続されるとともに、制御部より出力される制御信号に応じて前記第1の1/4波長線路とグランドとを切り替える第1の切替スイッチを有した請求項1に記載の低雑音増幅装置。
  3. 接続線路は、伝送線路で形成された請求項2に記載の低雑音増幅器。
  4. 伝送線路は、マイクロストリップラインとした請求項3に記載の低雑音増幅器。
  5. 接続線路には、低雑音増幅器の入・出力側におけるそれぞれインピーダンスと整合する整合回路が設けられた請求項3に記載の低雑音増幅器。
  6. 切替手段は、共に電子スイッチとした請求項1に記載の低雑音増幅装置。
  7. 切替手段は共に機械的スイッチを用い、電源回路が非動作時には、前記機械的スイッチがバイパス回路側へ接続される請求項1に記載の低雑音増幅装置。
  8. 切替手段には、サーキュレータの他方の端子とバイパス回路との間に挿入されるとともに、高周波信号の波長に対してほぼ1/4の長さを有した第2の1/4波長線路と、この第2の1/4波長線路の接続線路側とグランドとの間に接続されるとともに、制御部より出力される制御信号に応じて前記1/4波長線路とグランドとを切り替える第2の切替スイッチと、無反射終端器と直列に接続されたオン・オフスイッチとを有し、制御部は前記第2の切替スイッチと前記オン・オフスイッチとを連動して切り替える請求項1に記載の低雑音増幅装置。
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