JP6301769B2 - 深礎工法 - Google Patents

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本発明は、深礎工法に関わるもので、特に掘削しながらライナープレートを用いて立坑を構築する方法に関するものである。
従来、深礎工法において、所定深度掘削ごとに型枠を組み立て、地山との間にコンクリート(モルタル)を打設し、コンクリート固化後に型枠を脱型し、以下同様に掘削とコンクリート打設のサイクルを順次、繰り返しながら立坑を構築する方法がある(特許文献1)。
特開平7−71182 特開2013−100695
特許文献1の発明では、コンクリート打設において型枠の上部投入口からコンクリートを流し込んで充填するか、あるいは型枠下部注入口からコンクリートを注入して充填する方法で行っている。
しかしながら、このような型枠上部投入口からコンクリートを流し込む方法では、先行打設したコンクリート壁の下端部に空気溜りが生じる可能性がある。また、型枠下部の注入口からコンクリートを注入する方法では、エアー抜きを設けたとしても確実に型枠内の空気を抜け切れない虞がある。
特許文献2では、モルタルを充填する際にライナープレートの背面にモルタル充填用袋体を用いた方法による発明が示されている。しかしながら袋体に通気性を有する材料を使用しても、隣どうしの袋体の境目には継ぎ目が生じてしまい地下水による漏水を防ぐことは難しい。
上記課題を解決するために本発明の立坑の構築方法は、深礎工法において、貫通した穴が設けられた型枠部材を使用し、貫通した穴に塩ビ管を連通させ、塩ビ管が型枠部材と掘削孔壁との間に収まるよう鉛直下向きに配設して、掘削孔壁に沿って型枠部材を連結して組み立て、その型枠部材より高い位置にある型枠部材の貫通穴から裏込め材を充填するステップがあることを特徴としている。
本発明によれば、裏込め材を以前に充填された型枠の貫通穴と連通して取り付けられた塩ビ管から自然流下させることができるので、固化した裏込め材の下端面まで十分に充填させることができる。
さらには、充填材料として流動化処理土を用いることが望ましい。
かかる発明によれば流動性が優れているので空隙を生じることなく充填が可能となる。
深礎工において、型枠裏側の空隙に対して裏込め材を空隙なく充填が可能となる。また裏込め箇所の継ぎ目からの漏水が少なくなる。
立坑の断面図である。 (a)施工中の図である。(b)型枠として組み立てられたライナープレートの図である。
以下、本発明を図に基づいて実施例を説明する。
図1は、本発明によって構築された深礎杭用の立坑1の実施例である。
図2(a)に示すように、掘削孔3は地面から地中に向かって人力または機械で掘削し、排土し、造成される。一度にすべて掘削するのではなく、一サイクルあたり決めてある所定の深さまで掘削し、掘削孔3が造成される。
続いて、孔壁4が崩れないようにライナープレート5が孔壁4に沿って組み立てられる。その際、組み立てられるライナープレート5の上端部51は、今回より一つ前に施工された既設(一サイクル前)ライナープレート9の下端部93と接続し固定される。
一方、ライナープレート5の下端部52は掘削孔3の地盤面6に載置される。この様にライナープレート5は、孔壁4に沿って組み立てられることによって山留部材としての機能を有する。ライナープレート5の下端部52が地盤面6に載置する場合、隙間に詰め物としてスポンジ、布、木片などを利用すると良い。
図2(b)に示すように組み立てられたライナープレート5は、型枠としての機能も有している。すなわちライナープレート5の背面と孔壁4との間にできた空隙7を裏込め材で埋めるための型枠部材でもある。
このライナープレートには、表面から裏側にかけて貫通穴が設けられている。
また貫通穴53の裏側には塩ビ管54が貫通穴53に連通するように取付けられており、その塩ビ管53の先端は、鉛直下方に向けられている。
塩ビ管53の先端は、地盤面6に接する様にして、裏込め材が塩ビ管53の中に入り込まないように施す。
実施例では、充填する裏込め材として流動化処理土を用いている。
充填は、貫通穴に地上より流動化処理土を送り込むホースが取付けられ、トラックミキサー車(図示せず)で運ばれてきた流動化処理土をホース8を利用して流し込む。
だだし、充填する際には、充填する予定箇所のライナープレートより上に位置する既設(一サイクル前)ライナープレート9の貫通穴91を利用する。この貫通穴91には連通している塩ビパイプ92が既に固化した裏込め材10の中に存在する。塩ビパイプ92の先端はこれから充填される充填する予定箇所の空隙7に向いている。
そのため、一つ上の既設(一サイクル前に施工された)ライナープレート9の貫通穴91から塩ビパイプ92を通じて流し込まれた流動化処理土は、ライナープレート5の背面の空隙7に流れ込み、地盤面6から徐々に上昇しながら空隙7を埋めていくことなる。
その際、上昇していく流動化処理土は、ライナープレート5の背面に生じた空隙(空気)7を常に上側に追いやり、一つ上の一サイクル前に施工された固化した裏込め材10の下端部分まで満ちることが可能となる。追いやられた空気は、貫通穴91を通じて空気が抜けていく。
貫通穴91まで一杯に充填されると、流し込みを止めて取り付けたホース8を取り外す。従来のライナープレートの注入孔を利用した注入方法では、空気の逃げ場がなく残留する虞が生じるが、本発明によると空気は残留しないことになる。
また、圧力をかけないで自然流下させて充填させるので、ライナープレートに圧力が伝わらずライナープレートに変形が生じない。
一サイクルが終了すると、さらに掘り下げるため、次のサイクルを実施する。
充填された箇所の流動化処理土は固化して強度ある立坑壁2の一部となる。このように繰り返す方法により構造物としての立坑1が構築されることになる。
以上、実施の形態を、図を用いて説明してきたが、具体的な構成は、この実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっても、それらは本発明に含まれるものである。
たとえば、ライナープレート5が鋼製のものであっても木製のものであっても良い。また、ライナープレート5を一段で組んだ場合で説明したが、地盤状況に応じて鉛直方向に二段以上にして組んでも良い。
1 立坑
2 立坑壁
3 掘削孔
4 孔壁
5 ライナープレート
51 ライナープレート上端部
52 ライナープレート下端部
53 貫通穴
54 塩ビ管
6 地盤面
7 空隙
8 ホース
9 既設(一サイクル前)ライナープレート
91 既設(一サイクル前)ライナープレート貫通穴
92 既設(一サイクル前)ライナープレート塩ビ管
93 既設(一サイクル前)ライナープレート下端部
10(2)固化した裏込め材(立坑壁)

Claims (2)

  1. 深礎工法において、
    貫通した穴が設けられた型枠部材を使用し、
    前記貫通した穴に管を連通し、
    前記管は前記型枠部材と掘削孔壁との間に収まるよう鉛直下向きに配設し、
    掘削孔壁に沿って型枠部材を連結し、
    前記型枠部材より上に位置する型枠部材の貫通穴から裏込め材を充填することを特徴とする、立坑の構築方法。
  2. 裏込め材を充填させる充填材料として流動化処理土を用いる、請求項1記載の立坑壁の構築方法。
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