JP6301212B2 - 既設鉄骨構造物の補強装置 - Google Patents

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本発明は、工場建屋のノコギリ屋根や鉄塔などを構成する既設鉄骨構造物の補強装置に関し、更に詳しくは、一対の山形鋼材を、その一方の辺同士が互いに近接して平行に配列されるように組合わせてなるパラレル型山形鋼集成体を用いてトラス構造のような鉄骨構造物を構成し、当該鉄骨構造物を構成するパラレル型山形鋼集成体を補強するための補強装置に関する。
送電用鉄塔や通信用鉄塔、建屋などを構成する鉄骨構造体には、山形鋼やその他の形鋼で構成されるトラス構造物が用いられる。かかるトラス構造物を用いた既設の送電用鉄塔や通信用鉄塔、建屋などにおいては、これらの立地箇所に地盤崩壊や変動が生じると、鉄塔や建屋の基礎に変位が生じ、トラス構造物を構成する山形鋼等が変形することがある。また、台風の襲来による強風や異常な着雪現象により設計荷重を上回る外力がトラス構造物を構成する山形鋼等に作用した場合には、これら山形鋼等が変形されたり、座屈されたりすることになる。このため、既設のトラス構造物に対しては、その設計条件の見直しに伴い座屈や変形に対する耐力を増強する必要が生じる。従来、このような既設のトラス構造物(鉄骨構造物)を補強する補強装置として、特許文献1に示すものが知られている。
上記特許文献1に示すトラス構造物の補強装置は、L形の両辺が等しい等辺山形鋼材からなるアングル主柱材(単材)の長さ方向に延在するT型鋼を設け、アングル主柱材の内側折曲部に、T型鋼を構成する突板部の先端を当接し、さらにT型鋼の長さ方向に一定の間隔を離して設けられたステッフナーの先端部をアングル主柱材の内側面に当接するとともに、アングル主柱材とT型鋼とを主柱材用当接板とT型鋼用当接板を介してボルトナットで緊締することによりアングル主柱材を補強するものである。
しかしながら、上述のような従来の補強装置においては、アングル主柱材の内側折曲げ形状に合わせて加工された基板部及び突板部を有する特別なT型鋼材を用意する必要があるとともにアングル主柱材の内側面に当接するステッフナーをT型鋼の長さ方向に一定の間隔を離して設けなければならない。そのため、T型鋼の作成コストが上昇し、かつT型鋼自体が重量化するほか、高所など厳しい作業環境下での組付け作業を困難にし、多くの作業時間を要するとともに補強工事のコストが上昇するという問題がある。
また、近年にあっては、地球的規模の気候変動に伴い、従前には見られなかった地域にも大量の雪が積もるようになってきている。その結果、工場の建屋やハウス栽培建屋などにおいて、これらの屋根に設計荷重を上回る量の雪が積もった場合には、これらの屋根を構成するトラス構造体のトラス部材が折れ曲がったり座屈されたりして、屋根そのものが倒壊し、建屋内の各種設備や栽培品に多大な損害を与えることが発生している。
例えば、上述した工場建屋のノコギリ屋根を構成するトラス構造物は、等辺山形鋼からなる水平材と、この水平材に対して所定の角度斜め上方に向け傾斜して対向配置された等辺山形鋼からなる傾斜材と、水平材と傾斜材との間を水平材及び傾斜材の長さ方向に間隔をおいて複数箇所で結合する等辺山形鋼からなる垂直材と、垂直材で区切られた水平材と傾斜材との間に対角線状に配置して両者を結合する等辺山形鋼からなる筋がい材とから構成されている。
ところで、このようなノコギリ屋根を構成するトラス構造物において、これを構成する等辺山形鋼の補強には、例えば、上述した特許文献1に示す補強方式が利用されることが考えられる。しかしながら、水平材、傾斜材、つか材等に等辺山形鋼からなる単材を用いているとは限らず、多くの場合、水平材、傾斜材及びつか材などには、上述したパラレル型山形鋼材が使用されている。したがって、パラレル型山形鋼材からなる水平材、傾斜材及びつか材などの補強には、特許文献1に示す補強方式を利用できないのが現状である。
特開昭58−037268号公報
本発明は、上述したような従来の問題を解決するためになされたもので、既存の鉄骨構造物を構成するパラレル型山形鋼集成体に何らの加工を施すことなく、かつ最小限の材料を利用して既存のパラレル型山形鋼集成体を容易かつ確実に補強することができ、併せて、作業時間の短縮及び補強工事の低コスト化を可能にした既設鉄骨構造物の補強装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、第1山形鋼材と第2山形鋼材とを、当該両山形鋼材の一方の辺同士が互いに近接して平行に配列されるように組合わせてなるパラレル型山形鋼集成体を用いて構成される既設鉄骨構造物の補強装置であって、前記第1山形鋼材の両辺の幅より大きい幅を有し、該幅方向の一端縁が前記第1山形鋼材の内側隅部に当接しかつ前記両辺が形成する開口部の角度が二分される中間に位置するようにして前記第1山形鋼材の長さ方向の全長に亘り延在して配置された第1補強板材と、前記第2山形鋼材の両辺の幅より大きい幅を有し、該幅方向の一端縁が前記第2山形鋼材の内側隅部に当接しかつ前記両辺が形成する開口部の角度が二分される中間に位置するようにして前記第2山形鋼材の長さ方向の全長に亘り延在して配置された第2補強板材と、前記第1及び第2山形鋼材の長さ方向の複数箇所で前記第1補強板材を前記第1山形鋼材に一体に固定しかつ前記第2補強板材を前記第2山形鋼材に一体に固定する複数の固定機構とを備え、前記固定機構は、前記第1及び第2山形鋼材の一方の辺同士間に形成された隙間を貫通して前記第1及び第2山形鋼材の長さ方向と直交する方向に延在するように配置された支持板材と、前記第1山形鋼材の外側へ突出する前記第1補強板材の先端部に第1の固定用ボルト・ナットにより一端がそれぞれ固定された第1及び第2の固定金具と、前記第2山形鋼材の外側へ突出する前記第2補強板材の先端部に第2の固定用ボルト・ナットにより一端がそれぞれ固定された第3及び第4の固定金具と、前記第1及び第2山形鋼材の他方の辺同士間に形成された隙間から外側へ突出する前記支持板材の先端部に第3の固定用ボルト・ナットにより一端がそれぞれ固定された第5及び第6の固定金具と、前記第1及び第2山形鋼材の一方の辺同士間に形成された隙間から外側へ突出する前記支持板材の先端部の両面に前記第1の固定金具の他端及び前記第3の固定金具の他端をそれぞれ対向配置するとともに当該両他端が互いに接近する方向に締め付けることで前記第1補強板材を前記第1山形鋼材の内側隅部に圧接させかつ前記第2補強板材を前記第2山形鋼材の内側隅部に圧接させる第1の締め付け用ボルト・ナットと、前記第2の固定金具の他端と前記第5の固定金具の他端をそれぞれ対向配置するとともに当該両他端を互いに接近する方向に締め付けることで前記第1補強板材を前記第1山形鋼材の内側隅部に圧接させる第2の締め付け用ボルト・ナットと、前記第4の固定金具の他端と前記第6の固定金具の他端をそれぞれ対向配置するとともに当該両他端を互いに接近する方向に締め付けることで前記第2補強板材を前記第2山形鋼材の内側隅部に圧接させる第3の締め付け用ボルト・ナットとを有することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載の既設鉄骨構造物の補強装置において、前記第1〜第3の固定用ボルト・ナットは、締め付け用のナットのほかに該締め付け用のナットの緩みを防止するロックナットを備えることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2記載の既設鉄骨構造物の補強装置において、前記第1〜第3の締め付け用ボルト・ナットは、締め付け用のナットのほかに該締め付け用のナットの緩みを防止するロックナットを備えることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れか一項に記載の既設鉄骨構造物の補強装置において、前記第1〜第6の固定金具は、これら固定金具の剛性を増大するための補強用リブを有することを特徴とする。
本発明に係る既設鉄骨構造物の補強装置によれば、既存の鉄骨構造物を構成するパラレル型山形鋼集成体に何らの加工を施すことなく、かつ最小限の材料を利用して既存のパラレル型山形鋼集成体を容易かつ確実に補強することができ、併せて、補強に要する作業時間を短縮できるとともに補強工事の低コスト化が可能になる。
本発明に係る補強装置を工場建屋のノコギリ屋根を構成する既設の鉄骨構造物であるトラス構造物に適用した場合の一例を示す一部の概略側面図である。 図1のA部の拡大平面図である。 図2のB−B線に沿う断面図である。 本発明に係る補強装置により既存のパラレル型山形鋼集成体を補強した状態を示す要部の拡大斜視図である。
以下、本発明に係る既設鉄骨構造物の補強装置の実施の形態について、図1〜図4を参照して詳細に説明する。
例えば、工場建屋のノコギリ屋根を構成する鉄骨構造物(トラス構造物)10は、図1に示すように、水平材11と、この水平材11に対して所定の角度斜め上方に向け傾斜して対向配置された傾斜材12と、水平材11と傾斜材12との間を水平材11及び傾斜材12の長さ方向に間隔をおいて複数箇所で結合する垂直材13と、垂直材13で区切られた水平材11と傾斜材12との間に対角線状に配置して両者を結合する筋がい材14とから構成されている。また、各垂直材13の両端及び各筋がい材14の両端は、水平材11及び傾斜材12に設けられたガセットプレート15、16を介して水平材11と傾斜材12に結合されている。
上記ノコギリ屋根用の鉄骨構造物10のうち、少なくとも水平材11がパラレル型山形鋼集成体20から構成されている。かかるパラレル型山形鋼集成体20からなる水平材11は、図2〜図4に示すように、長さ方向と直交する横断面形状がL字状を呈する等辺山形鋼からなる第1山形鋼材21と、同様に長さ方向と直交する横断面形状がL字状を呈する等辺山形鋼からなる第2山形鋼材22を、その一方の辺21aと22a同士が互いに近接して平行に配列されるように組合わせることで構成される。そして、第1山形鋼材21と第2山形鋼材22とは、両者の相対向する一方の辺21aと22aとの間に形成された隙間に第1山形鋼材21及び第2山形鋼材22の長さ方向に沿い一定の間隔で介在された複数の結合部材23により一体化されている。
なお、本実施の形態では、水平材11のみがパラレル型山形鋼集成体から構成されている場合について説明したが、これに限らず、傾斜材12、垂直材13及び筋がい材14をパラレル型山形鋼集成体から構成してもよい。また、ノコギリ屋根用の鉄骨構造物を構成する鋼材は、パラレル型山形鋼集成体と平鋼、CT鋼、チャネル鋼等の型鋼を併用することも可能である。
パラレル型山形鋼集成体20を補強する補強装置は、図2〜図4に示すように、第1山形鋼材21に用いられる第1補強板材31と、第2山形鋼材22に用いられる第2補強板材32と、第1乃至第3の締め付け用ボルト・ナット51〜53で締め付けることにより第1〜第6の固定金具42〜47に対しパラレル型山形鋼集成体20の軸心に向け移動する締め付け力を作用させて第1補強板材31と第1山形鋼材21、及び第2補強板材32と第2山形鋼材22とをそれぞれ一体化する複数の固定機構40を備えて構成される。
第1補強板材31は、図2〜図4に示すように、第1山形鋼材21の辺21a及び辺21bの幅より大きい幅で、かつ第1山形鋼材21と略同一の長さを有する平鋼からなり、この平鋼からなる第1補強板材31の幅方向の一端縁が第1山形鋼材21の内側隅部に当接しかつ両方の辺21aと辺21bが形成する開口部の角度が二分される中間に位置するようにして第1山形鋼材21の長さ方向の全長に亘り延在して配置されている。また、第1補強板材31の幅方向の他端縁寄りには、固定機構40を装着するためのボルト挿通穴が第1補強板材31の長さ方向に沿い一定の間隔(例えば500mm)で形成されている。
第2補強板材32は、図2〜図4に示すように、第2山形鋼材22の辺22a及び辺22bの幅より大きい幅で、かつ第2山形鋼材22と略同一の長さを有する平鋼からなり、この平鋼からなる第2補強板材32の幅方向の一端縁が第2山形鋼材22の内側隅部に当接しかつ両方の辺22aと辺22bが形成する開口部の角度が二分される中間に位置するようにして第2山形鋼材22の長さ方向の全長に亘り延在して配置されている。また、第2補強板材32の幅方向の他端縁寄りには、固定機構40を装着するためのボルト挿通穴が第1補強板材31の長さ方向に沿い一定の間隔(例えば500mm)で形成されている。
固定機構40は、図2〜図4に示すように、第1または第2山形鋼材21、22の各辺の幅の略2倍に相当する長さを有する鋼材からなる短冊状の支持板材41、第1及び第2の固定金具42、43、第3及び第4の固定金具44、45、第5及び第6の固定金具46、47、第1の固定用ボルト・ナット48、第2の固定用ボルト・ナット49、第3の固定用ボルト・ナット50、及び第1の締め付け用ボルト・ナット51と、第2の締め付け用ボルト・ナット52、第3の締め付け用ボルト・ナット53とを備える。
なお、第1の固定金具42と第3の固定金具44は同一形状に加工され、第2の固定金具43と第4の固定金具45は同一形状に加工され、また、第5の固定金具46と第6の固定金具47は同一形状に加工されている。
支持板材41は、図2〜図4に示すように、第1山形鋼材21の一方の辺21aと第2山形鋼材22の一方の辺22aとの間に形成された隙間を貫通して第1及び第2山形鋼材21、22の長さ方向と直交する方向に延在するように配置される。
第1の固定金具42は、第1山形鋼材21の一方の辺21aと第2山形鋼材22の一方の辺22a間の隙間から外側へ突出する支持板材41の先端部と第1山形鋼材21の開口部の外側へ突出する第1補強板材31の幅方向の一方の先端部との間に差し渡し状態に配置されるもので、この第1の固定金具42は、それ自体の剛性を増大するための補強用リブ421を有している。また、第2の固定金具43は、第1山形鋼材21の開口部から外側へ突出する第1補強板材31の幅方向の一方の先端部と、後述する第5の固定金具46の他端部と間に差し渡し状態に配置されるものであり、この第2の固定金具43は、それ自体の剛性を増大するための補強用リブ431を有している。
上述のように配置された第1の固定金具42の一端と第2の固定金具43の一端は、それぞれ第1山形鋼材21から外側へ突出する第1補強板材31の幅方向の一方の先端部に該先端部を両面から挟持するように対向配置され、そして、これらを貫通する複数の第1の固定用ボルト・ナット48により第1補強板材31の先端部に一体に固定されている。また、この第1の固定用ボルト・ナット48は、締め付け用のナット48aのほかに該締め付け用のナットの緩みを防止するロックナット48bを備えている。
第3の固定金具44は、第1山形鋼材21の一方の辺21aと第2山形鋼材22の一方の辺22a間の隙間から外方へ突出する支持板材41の先端部と第2山形鋼材22の開口部から外側に突出する第2補強板材32の幅方向の一方の先端部との間に差し渡し状態に配置されるものであり、この第3の固定金具44は、それ自体の剛性を増大するための補強用リブ441を有している。また、第4の固定金具45は、第2山形鋼材22の開口部の外側に突出する第2補強板材32の幅方向の一方の先端部と、後述する第6の固定金具47の他端部と間に差し渡し状態に配置されるものであり、この第4の固定金具45は、それ自体の剛性を増大するための補強用リブ451を有している。
上述のように配置された第3の固定金具44の一端と第4の固定金具45の一端は、それぞれ第2山形鋼材22から外側へ突出する第2補強板材32の幅方向の一方の先端部を両面から挟持するように対向配置され、これらを貫通する複数の第2の固定用ボルト・ナット49により第2補強板材32の幅方向の一方の先端部に一体に固定されている。また、この第2の固定用ボルト・ナット49は、締め付け用のナット49aのほかに該締め付け用のナットの緩みを防止するロックナット49bを備えている。
第5の固定金具46は、第1山形鋼材21の一方の辺21aと第2山形鋼材22の一方の辺22a間の隙間から第1及び第2山形鋼材21、22の他方の辺21b、22bの外側へ突出する支持板材41の先端部と第2の固定金具43の他端部との間に差し渡し状態に配置され、かつ、この第5の固定金具46は第2山形鋼材22の他方の辺22bの外表面に当接するように構成されている。さらに、第5の固定金具46は、それ自体の剛性を増大するための補強用リブ461を有している。また、第1山形鋼材21の一方の辺21aと第2山形鋼材22の一方の辺22a間の隙間から第1及び第2山形鋼材21、22の他方の辺21b、22bの外側へ突出する支持板材41の先端部と第4の固定金具45の他端部との間に差し渡し状態に配置され、かつ、この第6の固定金具47は第2山形鋼材22の他方の辺22bの外表面に当接するように構成されている。さらに、この第6の固定金具47は、それ自体の剛性を増大するための補強用リブ471を有している。
上述のように配置された第5の固定金具46の一端と第2の固定金具43の一端は、それぞれ第1山形鋼材21の一方の辺21aと第2山形鋼材22の一方の辺22a間の隙間から第1及び第2山形鋼材21、22の他方の辺21b、22bの外側へ突出する支持板材41の先端部に該先端部を両面から挟持するように対向配置され、これらを貫通する複数の第3の固定用ボルト・ナット50により支持板材41の先端部に一体に固定されている。また、この第3の固定用ボルト・ナット50は、締め付け用のナット50aのほかに該締め付け用のナットの緩みを防止するロックナット50bを備えている。
第1乃至第3の締め付け用ボルト・ナット51、52、53は、第1乃至第6の固定金具42〜47を介して第1補強板材31に第1山形鋼材21の内側隅部への押圧力を付与し、かつ第2補強板材32に第2山形鋼材22の内側隅部への押圧力を付与して第1補強板材31と第1山形鋼材21及び第2補強板材32と第2山形鋼材22とを一体化して第1山形鋼材21と第2山形鋼材22とを組み合わせてなるパラレル型山形鋼集成体20を補強し、その曲げ及び座屈強度を高めるためのものである。
これを実現するために本実施の形態においては、図2及び図3に示すように、第1山形鋼材21の一方の辺21aと第2山形鋼材22の一方の辺22a間の隙間から外側へ突出する支持板材41の先端部の両面に第1の固定金具42の他端及び第3の固定金具44の他端が隙間を介して相対向配置されており、これら相対向する第1の固定金具42の他端及び第3の固定金具44の他端と支持板材41の先端部に軸線を一致して形成された複数のボルト穴に第1の締め付け用ボルト・ナット51を挿通し、この第1の締め付け用ボルト・ナット51により、第1及び第3の固定金具43と44の両方の他端を互いに接近する方向に締め付けることで、第1補強板材31の幅方向の一端縁が第1山形鋼材21の内側隅部に圧接されように、かつ第2補強板材32の幅方向の一端縁が第2山形鋼材22の内側隅部に圧接されるように構成されている。
第1の締め付け用ボルト・ナット51は、締め付け用のナット51aのほかに該締め付け用のナットの緩みを防止するロックナット51bを備えている。
また、図3に示すように、第2の固定金具43の他端と第5の固定金具46の他端が隙間を介して相対向配置されており、これら相対向する第2の固定金具43の他端及び第5の固定金具46の他端に軸線を一致して形成された複数のボルト穴に第2の締め付け用ボルト・ナット52を挿通し、この第2の締め付け用ボルト・ナット52により、第2及び第5の固定金具43と46の両方の他端を互いに接近する方向に締め付け締め付けることで、第1補強板材31の幅方向の一端縁が第1山形鋼材21の内側隅部に圧接されるように構成されている。
第2の締め付け用ボルト・ナット52は、締め付け用のナット52aのほかに該締め付け用のナットの緩みを防止するロックナット52bを備えている。
また、図3に示すように、第4の固定金具45の他端と第6の固定金具47の他端は隙間を介して相対向配置されており、これら相対向する第4の固定金具45の他端と第6の固定金具47の他端に軸線を一致して形成された複数のボルト穴に第3の締め付け用ボルト・ナット53を挿通し、この第3の締め付け用ボルト・ナット53により、第4及び第6の固定金具45と47の両方の他端を互いに接近する方向に締め付け締め付けることで、第2補強板材32の幅方向の一端縁が第2山形鋼材22の内側隅部に圧接されるように構成されている。
第3の締め付け用ボルト・ナット53は、締め付け用のナット53aのほかに該締め付け用のナットの緩みを防止するロックナット53bを備えている。
次に、上記のように構成された補強装置を用いて、鉄骨構造物(トラス構造物)を構成する既存のパラレル型山形鋼集成体20を補強する場合の施行手順の一例について説明する。
まず、工場等において、第1補強板材31の幅方向の一端に、第1補強板材31の長さ方向に沿い一定の間隔(例えば500mm)で形成された各ボルト挿通穴の箇所に、固定機構40を構成する第1及び第2の固定金具42、43の一端を第1の固定用ボルト・ナット48により、図2及び図4に示すような状態に仮組付けしておく。同様にして、第2補強板材32の幅方向の一端に、第2補強板材32の長さ方向に沿いに一定の間隔(例えば500mm)で形成された各ボルト挿通穴の箇所に、固定機構40を構成する第3及び第4の固定金具44、45の一端を第2の固定用ボルト・ナット49により、図2及び図4に示すような状態に仮組付けしておく。さらに、固定機構40を構成する支持板材41の一方の端部に、固定機構40を構成する第5及び第6の固定金具46、47の一端を第3の固定用ボルト・ナット50により、図2及び図4に示すような状態に仮組付けしておく。
次に、上述のように仮組付けされた第1及び第2補強板材31、32及び支持板材41を、補強を要する鉄骨構造物の設置現場に運び込む。次いで、第1補強板材31の幅方向の一端縁が第1山形鋼材21の内側隅部に当接されるようにして第1補強板材31を第1山形鋼材21に組み込んで、図3に示す状態に仮止めする。さらに、第2補強板材32の幅方向の一端縁が第2山形鋼材22の内側隅部に当接されるようにして第2補強板材32を第2山形鋼材22に組み込んで、図3に示す状態に仮止めする。また、第5及び第6の固定金具46、47が仮組付けされていない支持板材41の他方の端部を、第1及び第2山形鋼材21、22の他方の辺21b、22b側から、第5及び第6の固定金具46、47が第1及び第2山形鋼材21、22の他方の辺21b、22bに当接されるまで、第1及び第2山形鋼材21、22の一方の辺21a、22aで形成された隙間に差し込み、その差し込み端部を第1及び第2の固定金具42、43の一端間に突出させる。
次に、第1及び第3の固定金具42、44の各他端及び支持板材41の先端部に軸線を一致して形成されたボルト穴に第1の締め付け用ボルト・ナット51を挿通し、この第1の締め付け用ボルト・ナット51を締め付け方向に操作して仮止めする。さらに、相対向して配置された第2及び第5の固定金具43、46の各他端に軸線を一致して形成されたボルト穴に第2の締め付け用ボルト・ナット52を挿通し、この第2の締め付け用ボルト・ナット52を締め付け方向に操作して仮止めする。同様にして、相対向して配置された第4及び第6の固定金具45、47の各他端に軸線を一致して形成されたボルト穴に第3の締め付け用ボルト・ナット53を挿通し、この第3の締め付け用ボルト・ナット53を締め付け方向に操作して仮止めする。
しかる後、第1山形鋼材21に対する第1補強板材21の配置位置及び姿勢が第1山形鋼材31の開口部の角度を二分する中間位置に保持されているかを確認し、さらに第2山形鋼材22に対する第2補強板材32の配置位置及び姿勢が第2山形鋼材21の開口部の角度を二分する中間位置に保持されているかを確認する。そして確認されたならば、第1乃至第3の締め付け用ボルト・ナット51〜53をそれぞれ本締め操作する。かかる状態が確認されたならば、第1〜第3の固定用ボルト・ナット51〜53を本締めする。
すなわち、第1の固定用ボルト・ナット51を本締めすることにより、第1及び第2の固定金具42と43の一端を第1補強板材31の幅方向の一方の先端部に一体に固定する。さらに、第2の固定用ボルト・ナット52を本締めすることにより、第3及び第4の固定金具44と45の一端を第2補強板材32の幅方向の一方の先端部に一体に固定する。また、第3の固定用ボルト・ナット53を本締めすることにより、第5及び第6の固定金具46と47の一端を支持板材41一方の先端部に一体に固定する。その後、第1乃至第3の締め付け用ボルト・ナット51〜53をそれぞれ本締めする。
第1の締め付け用ボルト・ナット51の締め付け用ナット51aが本締めされることにより、第1及び第3の固定金具43の両他端が互いに接近する方向に締め付けられるとともに、第2の締め付け用ボルト・ナット52の締め付け用ナット52aが本締めされることにより、第2及び第5の固定金具46の両他端が互いに接近する方向に締め付けられる。これにより、第1補強板材31の幅方向の一端縁が第1山形鋼材21の内側隅部に強力に圧接され、第1補強板材31と第1山形鋼材21が一体化されることになる。またさらに、第1の締め付け用ボルト・ナット51の締め付け用ナット51aが本締めされることにより、第1及び第3の固定金具43の両他端が互いに接近する方向に締め付けられるとともに、第3の締め付け用ボルト・ナット53の締め付け用ナット53aが本締めされることにより、第4の固定金具45の他端と第6の固定金具47の他端が互いに接近する方向に締め付けられる。これにより、第2補強板材32の幅方向の一端縁が第2山形鋼材22の内側隅部に強力に圧接され、第2補強板材32と第2山形鋼材22が一体化されることになる。
そして、第1の締め付け用ボルト・ナット51が本締めされた後は、ロックナット51bを締め付けて第1の締め付け用ボルト・ナット51の緩みを防止する。また、第2の締め付け用ボルト・ナット52が本締めされた後は、ロックナット52bを締め付けて第2の締め付け用ボルト・ナット52の緩みを防止する。さらに、第3の締め付け用ボルト・ナット53が本締めされた後は、ロックナット53bを締め付けて第3の締め付け用ボルト・ナット53の緩みを防止する。
このように構成された本実施の形態に示す既設鉄骨構造物の補強装置によれば、第1及び第2山形鋼材21、22を、その一方の辺同士が互いに近接して平行に配列されるように組合わせてなるパラレル型山形鋼集成体20を用いて鉄骨構造物10を構成したので、パラレル型山形鋼集成体20を構成する第1山形鋼材21の第1補強板材31及び第2山形鋼材22の第2補強板材32に市販の平鋼を使用することができるとともに、パラレル型山形鋼集成体20の外周囲を取り巻くように互いに連結して配置された第1〜第6の固定金具42〜47の周方向の三箇所に設けられた第1乃至第3の締め付け用ボルト・ナット51〜53で締め付けることにより、第1乃至第6の固定金具42〜47に対しクロス型山形鋼集成体20の軸心に向け移動する締め付け力を作用させる構成にしたので、第1補強板材31の幅方向の一端縁を第1山形鋼材21の内側隅部に強力に圧接させて第1山形鋼材21と第1補強板材31を一体化でき、さらに第2補強板材32の幅方向の一端縁を第2山形鋼材22の内側隅部に強力に圧接させて第2山形鋼材22と第2補強板材32を一体化できる。これに伴い、鉄骨構造物を構成する既存のクロス型山形鋼集成体20に何らの加工を施すことなく、かつ最小限の材料を利用して既存のクロス型山形鋼集成体を容易かつ確実に補強することができるほか、補強施行時の固定用部品の取り扱いや管理が容易で、かつ簡素化でき、併せて、補強に要する作業時間を短縮できるとともに補強工事の低コスト化が可能になる。
因みに、パラレル型山形鋼集成体20の曲げ強度及び座屈強度を、従来のパラレル型山形鋼集成体に比較して、1.5倍から2倍程度まで向上することが確認されている。
上記のように構成された本実施の形態に示す既設鉄骨構造物の補強装置によれば、パラレル型山形鋼集成体20を構成する第1山形鋼材21の第1補強板材31及び第2山形鋼材22の第2補強板材32に市販の平鋼を使用することができるとともに、互いに連結された第1乃至第6の固定金具42〜47を三箇所に設けた第1乃至第3の締め付け用ボルト・ナット51〜53で締め付けることにより、第1乃至第6の固定金具42〜47を連結してなる輪郭が縮小されるようにすることで、既存の鉄骨構造物を構成するパラレル型山形鋼集成体20に何らの加工を施すことなく、かつ最小限の材料を利用して既存のパラレル型山形鋼集成体を容易かつ確実に補強することができるほか、補強施行時の固定用部品の取り扱いや管理が容易で、かつ簡素化でき、併せて、補強に要する作業時間を短縮できるとともに補強工事の低コスト化が可能になる。
また、本発明によれば、第1〜第3の固定用ボルト・ナット48〜50及び第1〜第3の締め付け用ボルト・ナット51〜53は、それぞれロックナットを備えているので、本締めされた第1〜第の固定用ボルト・ナット及び第1〜第の締め付け用ボルト・ナットの緩みを防止でき、既存の山形鋼材の補強状態を安定して維持することができる。
また、本発明によれば、固定機構40を構成する第1〜第6の固定金具42〜47は補強用リブを有しているため、各固定金具の剛性が向上し、固定機構による補強板材と山形鋼材との一体化を、より強固にできる。
なお、本発明に係る鉄骨構造物の補強装置は、上記実施の形態に示す工場建屋のノコギリ屋根を構成するトラス構造物に限らず、プラットトラス、トラス柱、トラス梁などを構成するパラレル型山形鋼集成体にも適用でいることは勿論であり、特許請求の範囲に記載した要件を逸脱しない範囲において種々変更することは勿論である。また、本発明におけるパラレル型山形鋼集成体は、上記実施の形態に示すような等辺山形鋼から構成されたものに限らず、不等辺山形鋼から構成されたものであってもよい。また、パラレル型山形鋼集成体20を補強する場合の施行手順は、上記実施の形態で述べた方法に限定されず、作業現場の環境及び状況に応じて種々変更される。
10…鉄骨構造物(トラス構造物)
20…パラレル型山形鋼集成体
21…第1山形鋼材
22…第2山形鋼材
31…第1補強板材
32…第2補強板材
40…固定機構
41…支持板材
42…第1の固定金具
43…第2の固定金具
44…第3の固定金具
45…第4の固定金具
46…第5の固定金具
47…第6の固定金具
48…第1の固定用ボルト・ナット
49…第2の固定用ボルト・ナット
50…第3の固定用ボルト・ナット
51…第1の締め付け用ボルト・ナット
52…第2の締め付け用ボルト・ナット
53…第3の締め付け用ボルト・ナット

Claims (4)

  1. 第1山形鋼材と第2山形鋼材とを、当該両山形鋼材の一方の辺同士が互いに近接して平行に配列されるように組合わせてなるパラレル型山形鋼集成体を用いて構成される既設鉄骨構造物の補強装置であって、
    前記第1山形鋼材の両辺の幅より大きい幅を有し、該幅方向の一端縁が前記第1山形鋼材の内側隅部に当接しかつ前記両辺が形成する開口部の角度が二分される中間に位置するようにして前記第1山形鋼材の長さ方向の全長に亘り延在して配置された第1補強板材と、
    前記第2山形鋼材の両辺の幅より大きい幅を有し、該幅方向の一端縁が前記第2山形鋼材の内側隅部に当接しかつ前記両辺が形成する開口部の角度が二分される中間に位置するようにして前記第2山形鋼材の長さ方向の全長に亘り延在して配置された第2補強板材と、
    前記第1及び第2山形鋼材の長さ方向の複数箇所で前記第1補強板材を前記第1山形鋼材に一体に固定しかつ前記第2補強板材を前記第2山形鋼材に一体に固定する複数の固定機構とを備え、
    前記固定機構は、
    前記第1及び第2山形鋼材の一方の辺同士間に形成された隙間を貫通して前記第1及び第2山形鋼材の長さ方向と直交する方向に延在するように配置された支持板材と、
    前記第1山形鋼材の外側へ突出する前記第1補強板材の先端部に第1の固定用ボルト・ナットにより一端がそれぞれ固定された第1及び第2の固定金具と、
    前記第2山形鋼材の外側へ突出する前記第2補強板材の先端部に第2の固定用ボルト・ナットにより一端がそれぞれ固定された第3及び第4の固定金具と、
    前記第1及び第2山形鋼材の他方の辺同士間に形成された隙間から外側へ突出する前記支持板材の先端部に第3の固定用ボルト・ナットにより一端がそれぞれ固定された第5及び第6の固定金具と、
    前記第1及び第2山形鋼材の一方の辺同士間に形成された隙間から外側へ突出する前記支持板材の先端部の両面に前記第1の固定金具の他端及び前記第3の固定金具の他端をそれぞれ対向配置するとともに当該両他端が互いに接近する方向に締め付けることで前記第1補強板材を前記第1山形鋼材の内側隅部に圧接させかつ前記第2補強板材を前記第2山形鋼材の内側隅部に圧接させる第1の締め付け用ボルト・ナットと、
    前記第2の固定金具の他端と前記第5の固定金具の他端をそれぞれ対向配置するとともに当該両他端を互いに接近する方向に締め付けることで前記第1補強板材を前記第1山形鋼材の内側隅部に圧接させる第2の締め付け用ボルト・ナットと、
    前記第4の固定金具の他端と前記第6の固定金具の他端をそれぞれ対向配置するとともに当該両他端を互いに接近する方向に締め付けることで前記第2補強板材を前記第2山形鋼材の内側隅部に圧接させる第3の締め付け用ボルト・ナットとを有する、
    ことを特徴とする既設鉄骨構造物の補強装置。
  2. 前記第1〜第3の固定用ボルト・ナットは、締め付け用のナットのほかに該締め付け用のナットの緩みを防止するロックナットを備えることを特徴とする請求項1記載の既設鉄骨構造物の補強装置。
  3. 前記第1〜第3の締め付け用ボルト・ナットは、締め付け用のナットのほかに該締め付け用のナットの緩みを防止するロックナットを備えることを特徴とする請求項1または2記載の既設鉄骨構造物の補強装置。
  4. 前記第1〜第6の固定金具は、これら固定金具の剛性を増大するための補強用リブを有することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の既設鉄骨構造物の補強装置。
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