JP6300233B2 - 弁構造、脱気包装袋、及び包装構造 - Google Patents

弁構造、脱気包装袋、及び包装構造 Download PDF

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Description

本発明は、弁構造、脱気包装袋、及び包装構造に関する。
特許文献1には、吸引孔にノズルを挿入し、ノズルによって袋内部の空気を吸引する真空吸引密封袋が開示されている。また、特許文献2には、脱気包装袋の脱気口を弁構造によって覆い、吸引機により脱気口から脱気包装袋内の空気を吸引することにより脱気包装袋内を脱気する弁構造体、及び脱気包装袋が開示されている。
特開平1−99925号公報 特開平5−124656号公報
特許文献1に記載の真空吸引密封袋では、ノズルによる吸引の際にノズル先端周囲の袋が先んじて吸引密着するため、袋のサイズや収容物の形状に応じて袋の吸引口と収容物との間が離れすぎるような場合には、収容物周囲の空気を効率的に抜くことができない。このノズルの先端は、その都度袋内部の適当な位置に挿入されてその場所からのみ内部の空気を吸引するものであり、一旦吸引を始めたら挿入位置の変更は困難なため、そのノズル挿入位置が不適切であれば吸引が不完全となる虞がある。
また、吸引後には外圧と内圧の差が生じ、ノズルを引き抜くことで吸入孔が押しつぶされて密着することにより吸入孔が密閉され外気の流入が閉止されるが、ノズルを引き抜いた部分の吸引孔の閉止力が弱いため、密封後の袋内に空気が流入して比較的短時間で内部の真空度が失われる虞がある。さらに、予め袋の所定位置に設けられている吸引孔に何度もノズルの挿入を繰り返すと、挿入孔の内壁が汚れたり傷ついたりして更に吸引孔の閉止力が弱まり、衛生上の問題が生じて再利用が制限される虞もある。
特許文献2に記載の弁構造体、及び脱気包装袋では、弁体の稼働範囲分の厚さが必要であるため、包装袋の厚みが嵩張るという欠点がある。また、弁体ガイド盤、弁座、フィルタ、及びカバーシートが積層されているため、弁構造が複雑となり、部品点数及び組み立て工数が多くなるためコストが高くなる。さらに、この弁構造体では、上記特許文献1と同様に、弁構造周囲の袋が先んじて吸引密着するため、袋のサイズや収容物の形状に応じて袋の吸引口と収容物との間が離れすぎるような場合には、収容物周囲の空気を効率的に抜くことができない。
本発明は上記事実を考慮し、簡易な構成で袋本体内部の気体を脱気することのできる弁構造、脱気包装袋、及び包装構造を提供することを目的とする。
請求項1に記載の弁構造は、貫通孔が設けられ、袋本体の内面に取り付けられる当接部が表面に形成された弁体と、前記弁体の裏面から突設された複数のリブから成る第1気体流路と、を備え、前記弁体には、前記貫通孔の周縁部及び前記弁体の周縁部にそれぞれ前記当接部としての第1当接部及び第2当接部が形成されており、前記第1当接部及び前記第2当接部の間に第2気体流路が形成され、前記第1当接部及び前記第2当接部が、それぞれ円環状かつ板状であり、かつ前記リブより幅広である
上記構成によれば、弁体の裏面に第1気体流路が形成されているため、弁体の当接部を袋本体の内面に取り付けて袋本体内を脱気する際に、弁体と袋本体とが密着しても、適当な範囲に設けられた第1気体流路を通して弁体から離れた位置にある袋本体内の空気を弁体の貫通孔から袋本体外へ排出することができる。
つまり、第1気体流路が複数のリブから成るため、弁体の裏面に袋本体が吸引密着することに起因して吸引中に貫通孔が塞がれることが抑制される。したがって、簡易な構成で袋本体内を脱気することができるとともに、袋本体内が真空になるまで脱気することができる。
また、弁体の表面の第1当接部及び第2当接部の間に第2気体流路が形成されている。したがって、弁体の第1当接部及び第2当接部を袋本体の内面に取り付けて袋本体内を脱気する際に、第1気体流路及び第2気体流路を通して袋本体内の空気を貫通孔から袋本体外へ排出することができる。
請求項に記載の弁構造は、請求項に記載の弁構造であって、前記第2気体流路は、前記第1気体流路と交差する方向に設けられ、前記第1気体流路と連通する複数の流路から成る。
上記構成によれば、第2気体流路が第1気体流路と交差する方向に設けられ、第1気体流路と連通する複数の流路から成る。つまり、第1気体流路と第2気体流路とが立体メッシュ構造とされているため、袋本体内の空気を第1気体流路及び第2気体流路間を流通させて貫通孔から袋本体外へと排出させることができる。
請求項に記載の弁構造は、請求項又はに記載の弁構造であって、前記第2当接部の裏面には、前記第1気体流路と連通する溝部が形成されている。
上記構成によれば、弁体の第2当接部の裏面に第1気体流路と連通する溝部が形成されているため、溝部を通して袋本体内の空気を第1気体流路へと流入させることができる。つまり、第1気体流路及び溝部によって袋本体内を脱気することができる。
請求項に記載の弁構造は、請求項1〜のいずれか1項に記載の弁構造であって、前記弁体の周囲には、前記弁体の径方向外側に延びる第3気体流路が形成されている。
上記構成によれば、弁体の周囲に弁体の径方向外側に延びる第3気体流路が形成されている。したがって、第3気体流路を通して袋本体内の空気を弁体の周囲へと流通させることができ、第1気体流路及び貫通孔を通して袋本体外へ排出することができる。
請求項に記載の脱気包装袋は、気体不透過性の材料で構成され、収容物を収容するための密封可能な収容口が設けられ、脱気用の脱気口を有し前記脱気口に請求項1〜のいずれか1項に記載の弁構造が取り付けられた袋本体を備える。
上記構成によれば、袋本体の脱気口から弁構造を介して袋本体内の空気を排出させて脱気を行うことができる。
請求項に記載の包装構造は、請求項に記載の脱気包装袋の前記袋本体内で前記収容物を保持するケースと、前記収容物と前記ケースとの間に配置された緩衝材と、を備える。
上記構成によれば、脱気包装袋の袋本体内に収容される収容物は、ケースによって保持され、収容物とケースとの間に配置された緩衝材によって覆われる。したがって、脱気包装袋内を脱気する際に、収容物の袋本体内での位置ずれが抑制され、また、外部からの衝撃による収容物の損傷が抑制される。
また、脱気包装袋内を脱気する際に、緩衝材が収容物、ケース、及び袋本体に密着するため、袋本体内を隙間なく脱気することができる。さらに、収容する収容物の大きさによって緩衝材の大きさを調整すればよいため、同一のケースを様々な大きさ、形状の収容物に適用することができる。
本発明によれば、簡易な構成で袋本体内部の気体を脱気することのできる弁構造、脱気包装袋、及び包装構造を提供することができる。
(A)は本発明の第1実施形態に係る弁構造を示す平面図であり、(B)はそのA−A線断面図である。 (A)は本発明の第1実施形態に係る脱気包装袋の脱気前の状態を示す断面図であり、(B)はその脱気後の状態を示す断面図である。 (A)は本発明の第2実施形態に係る弁構造を示す平面図であり、(B)はその底面図であり、(C)は(A)のB−B線断面図である。 (A)は本発明の第3実施形態に係る弁構造を示す平面図であり、(B)はその底面図であり、(C)は(A)のC−C線断面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態に係る弁構造、脱気包装袋、及び包装構造について、図1、図2を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態の弁構造、すなわち脱気孔の構造としての脱気弁10は、脱気口部としての弁体14と、弁体14の裏面に突設された複数のリブ16を備えている。弁体14は、円板形状の樹脂製の部材であり、中央部に貫通孔12が設けられている。
弁体14の表面の貫通孔12周縁部には、後述する袋本体22の内面に取り付けられる当接部14Aが形成されている。また、複数のリブ16は並設されており、リブ16同士の間はそれぞれ空気が流通する第1気体流路18とされている。なお、リブ16の形状は図1に示すような直線状に限定されるものではなく、曲線状、屈曲状など任意の形状とすることができる。
図2に示すように、本実施形態の脱気包装袋20は、気体不透過性のビニール等の樹脂フィルムから成る袋本体22と、袋本体22に取り付けられる脱気弁10とを備えている。
袋本体22には、内部に収容物24を収容するための収容口26、及び脱気用の脱気口28が設けられている。また、収容口26は、ヒートシールによって密封可能とされている。なお、収容口26は、スライドファスナー等によって密封可能とされていてもよく、その場合、脱気包装袋20を繰り返し使用することが可能となる。
また、袋本体22内面の脱気口28周縁部には、脱気弁10の弁体14表面の当接部14Aが接着固定されており、袋本体22の脱気口28と脱気弁10の貫通孔12とが連通されている。なお、図2(B)に示すように、袋本体22の脱気口28は、別体のシール部材30によって封止可能とされている。
収容物24はネジやレンズ等の精密部品であり、ケース32の収容凹部32Aに収容されている。ケース32は、袋本体22内で収容物24を保持する樹脂製の部材であり、ケース32の底面には複数のリブ32Bが突設されている。
また、ケース32の収容凹部32Aは収容物24の大きさよりも大きく形成されており、収容凹部32Aの底部、及び収容物24と収容凹部32Aとの間の隙間には、緩衝材34が配置されている。なお、本実施形態では、緩衝材34として複数の独立した空気室、又は1つの大きな空気室を有する気泡緩衝材を用いているが、気泡緩衝材には限らず、スポンジ等を緩衝材として用いてもよい。
脱気包装袋20内を脱気する場合には、まず、図2(A)に示すように、収容凹部32Aに収容物24が収容されたケース32を、収容口26から袋本体22内へ収容する。そして、袋本体22の収容口26をヒートシールによって密封する。
その後、図示しないポンプ等の吸引器の吸引口を袋本体22の外側から脱気口28に押し当てて、袋本体22内の空気を吸引する。このとき、袋本体22内の空気は、脱気弁10の第1気体流路18を通って貫通孔12及び袋本体22の脱気口28から袋本体22外へと排出される。
そして、図2(B)に示すように袋本体22内が真空になると、吸引器による吸引を停止して袋本体22の脱気口28を外側からシール部材30によって封止する。
本実施形態では、弁体14の裏面に第1気体流路18が形成されているため、脱気包装袋20内を脱気する際に、袋本体22内の空気が第1気体流路18及び貫通孔12を通って脱気口28から袋本体22外へ排出される。したがって、簡易な構成で袋本体22内を脱気することができる。
また、第1気体流路18が複数のリブ16から成るため、弁体14の裏面に袋本体22が吸引密着することに起因して吸引中に貫通孔12が塞がれことが抑制される。したがって、袋本体22内全体を十分に脱気することができる。
なお、袋本体22内の脱気後、第1気体流路18には袋本体22が吸引密着されているため、空気抵抗が増えて、脱気口28をシール部材30で塞ぐまでの間の脱気口28から袋本体22内への空気の流入は抑制される。
また、収容物24は、ケース32の収容凹部32Aに収容され、緩衝材34で覆われることによって包装されている。したがって、脱気包装袋20内を脱気した後には、外気圧によって袋本体22と共に緩衝材34が収容物32に押し付けられるため、収容物24の袋本体22内での位置ずれが抑制され、また、外部からの衝撃による収容物24の損傷が抑制される。
さらに、脱気包装袋20内を脱気する際に、緩衝材34が収容物24、ケース32、及び袋本体22に密着するため、袋本体22内を隙間なく脱気することができる。
また、収容する収容物24の大きさによって緩衝材34の大きさを調整することもでき、ケース32の収容凹部32Aを収容物24の大きさに合わせて形成する必要がない。このため、同一のケース32を様々な大きさ、形状の収容物24に適用することができる。なお、ケース32のリブ32Bは、外部からの衝撃を緩衝するとともに、ケース32の底部を流通する空気の流路とされている。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る弁構造について、図3を参照して説明する。なお、弁構造以外の構成は上記第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
図3に示すように、本実施形態の弁構造としての脱気弁40は、中央部に貫通孔42が設けられた樹脂製の円板形状の弁体44を備えている。弁体44の表面の貫通孔42周縁部には、袋本体22に取り付けられる第1当接部44Aが形成されており、弁体44の周縁部には、袋本体22に取り付けられる第2当接部44Bが第1当接部44Aと離間して形成されている。
また、第1当接部44A及び第2当接部44Bの間には、複数のリブ46が並設されており、リブ46同士の間はそれぞれ空気が流通する第2気体流路48とされている。
弁体44の裏面の貫通孔42、第1当接部44A、及びリブ46に対向する位置には、複数のリブ50が並設されており、リブ50同士の間はそれぞれ空気が流通する第1気体流路52とされている。
なお、リブ46とリブ50とは互いに交差する方向に設けられて立体メッシュ構造とされており、第1気体流路52と第2気体流路48とが連通されているため、第1気体流路52と第2気体流路48との間で空気が流通可能とされている。
また、弁体44の裏面の第2当接部44Bに対向する位置には、弁体44の径方向に沿って形成され、第1気体流路52と連通する複数の溝部54が形成されている。
脱気弁40は、第1実施形態と同様に、弁体44表面の第1当接部44A及び第2当接部44Bがそれぞれ脱気包装袋20の袋本体22内面に接着固定され、脱気弁40の貫通孔42と袋本体22の脱気口28とが連通される。
脱気弁40が取り付けられた脱気包装袋20を脱気する場合には、第1実施形態と同様に、収容物24を袋本体22内へ収容した後、袋本体22の収容口26を密封する。その後、図示しない吸引器の吸引口を袋本体22の外側から脱気口28に押し当てて、袋本体22内の空気を吸引する。
このとき、袋本体22内の空気は、脱気弁40の裏面の溝部54を通って第1気体流路52へと流入し、第1気体流路52及び第2気体流路48間を流通して貫通孔42及び袋本体22の脱気口28から袋本体22外へと排出される。
本実施形態では、弁体44の裏面に第1気体流路52及び第1気体流路52と連通する溝部54が形成され、また、弁体44の裏面の第1気体流路52と表面の第2気体流路48とが立体メッシュ構造とされている。
このため、脱気包装袋20内を脱気する際に、袋本体22内の空気を溝部54、第1気体流路52、及び第2気体流路48を流通させて脱気口28から袋本体22外へ排出することができる。
また、弁体44に袋本体22が吸引密着することで吸引中に貫通孔42が塞がれて空気の流れが遮断されることが抑制されるため、袋本体22内が真空になるまで脱気することができる。なお、袋本体22内の脱気後、第1気体流路52、第2気体流路48、及び溝部54には袋本体22が吸引密着されているため、脱気口28をシール部材30で塞ぐまでの間の脱気口28から袋本体22内への空気の流入は抑制される。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態に係る弁構造について、図4を参照して説明する。なお、弁構造以外の構成は上記第1実施形態、第2実施形態と同様であるため、説明を省略する。
図4に示すように、本実施形態の弁構造としての脱気弁60は、中央部に貫通孔62が設けられた樹脂製の円板形状の弁体64を備えており、弁体64には、第2実施形態の脱気弁40と同様に、第1当接部64A及び第2当接部64Bが形成されている。
また、脱気弁60には、第2実施形態の脱気弁40と同様に、複数のリブ66から成る第1気体流路68、複数のリブ70から成る第2気体流路72、及び溝部74が形成されている。
なお、溝部74は、弁体64の径方向に沿って放射状に形成されている複数の第1溝部74Aと、第1溝部74Aをそれぞれ繋ぐように弁体64の周方向に沿って形成されている第2溝部74Bとを備えている。
さらに、弁体64の周縁部の一部には、弁体64の周縁部から径方向外側へと延びる第3気体流路76が一体形成されている。第3気体流路76は、互いに積層されて交差する方向に延びる上リブ78A及び下リブ78Bから成る立体メッシュ構造とされている。
脱気弁60は、第2実施形態と同様に、弁体64表面の第1当接部64A及び第2当接部64Bがそれぞれ脱気包装袋20の袋本体22内面に接着固定され、脱気弁60の貫通孔62と袋本体22の脱気口28とが連通される。
脱気弁60が取り付けられた脱気包装袋20を脱気する場合には、第2実施形態と同様に、収容物24を袋本体22内へ収容した後、袋本体22の収容口26を密封する。その後、図示しない吸引器の吸引口を袋本体22の外側から脱気口28に押し当てて、袋本体22内の空気を吸引する。
このとき、袋本体22内の空気は、脱気弁60の第3気体流路76を通って弁体64の裏面の溝部74へと流入し、溝部74から第1気体流路68及び第2気体流路72間を流通して貫通孔62及び袋本体22の脱気口28から袋本体22外へと排出される。
本実施形態では、溝部74が第1溝部74A及び第2溝部74Bから成り、また、弁体64の周縁部に弁体64の径方向外側へと延びる第3気体流路76が形成されている。
このため、脱気包装袋20内を脱気する際に、第3気体流路76を通して袋本体22内の空気を弁体64周囲へと流通させることができる。また、溝部74、第1気体流路68、及び第2気体流路72の複数の流路を通して貫通孔62及び脱気口28から袋本体22外へ排出することができる。
また、第3気体流路76が立体メッシュ構造であるため、吸引中に袋本体22がある程度第3気体流路76に吸引密着しても空気の流れが遮断される虞が少ない。したがって、袋本体22内が真空になるまで脱気することができる。
なお、脱気弁60が脱気包装袋20内に取り付けられ、脱気包装袋20に収容物24が収容された際に、第3気体流路76は収容物24の近傍まで延びていることが望ましく、上リブ78A及び下リブ78Bを切断することによって第3気体流路76の長手方向の長さが調整可能とされている。
(他の実施形態)
なお、本発明について実施形態の数例を説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能である。
例えば、上記実施形態において、第3気体流路76は弁体64の周縁部の一部に形成されていたが、弁体64の周囲を覆うように全周に亘って形成されていてもよく、第3気体流路76の大きさ及び形状は、脱気包装袋20の大きさや脱気包装袋20に収容される収容物24の形状に合わせて適宜設定することができる。
また、第3気体流路76は弁体64に一体形成されていたが、弁体64とは別体として形成されていてもよく、弁体64から離間して配置されていてもよい。なお、上記第1実施形態〜第3実施形態は適宜組み合わせることができる。
10、40、60 脱気弁
12、42、62 貫通孔
14A 当接部
14、44、64 弁体
16、50、66 リブ
18、52、68 第1気体流路
20 脱気包装袋
22 袋本体
24 収容物
26 収容口
28 脱気口
32 ケース
34 緩衝材
44A、64A 第1当接部
44B、64B 第2当接部
48、72 第2気体流路
54、74 溝部
76 第3気体流路

Claims (6)

  1. 貫通孔が設けられ、袋本体の内面に取り付けられる当接部が表面に形成された弁体と、
    前記弁体の裏面から突設された複数のリブから成る第1気体流路と、を備え
    前記弁体には、前記貫通孔の周縁部及び前記弁体の周縁部にそれぞれ前記当接部としての第1当接部及び第2当接部が形成されており、前記第1当接部及び前記第2当接部の間に第2気体流路が形成され、
    前記第1当接部及び前記第2当接部が、それぞれ円環状かつ板状であり、かつ前記リブより幅広である弁構造。
  2. 前記第2気体流路は、前記第1気体流路と交差する方向に設けられ、前記第1気体流路と連通する複数の流路から成る、請求項に記載の弁構造。
  3. 前記第2当接部の裏面には、前記第1気体流路と連通する溝部が形成されている、請求項又はに記載の弁構造。
  4. 前記弁体の周囲には、前記弁体の径方向外側に延びる第3気体流路が形成されている、請求項1〜のいずれか1項に記載の弁構造。
  5. 気体不透過性の材料で構成され、収容物を収容するための密封可能な収容口が設けられ、脱気用の脱気口を有し前記脱気口に請求項1〜のいずれか1項に記載の弁構造が取り付けられた袋本体を備える、脱気包装袋。
  6. 請求項に記載の脱気包装袋の前記袋本体内で前記収容物を保持し、底面に複数のリブが突設されているケースと、
    前記収容物と前記ケースとの間に配置された緩衝材と、
    を備える、包装構造。
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