JP6299366B2 - 画像形成装置、システム及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置、システム及びその制御方法に関し、特に、広い面積上に高速に画像形成するための技術に関する。
昨今、ノートPCの小型化、スマートデバイスの急激な普及により、プリンタにおいても、“小型化・携帯化”が大きな要望の一つとして挙げられている。既に携帯型のプリンタとして、ハンディモバイルプリンタが商品化されており、その形態は、紙面上を人の手でフリーハンドに走査しながら印刷できるものである。ハンディモバイルプリンタの製品例としては、株式会社シロ産業製「M621−JET798」等が挙げられる。
ハンディモバイルプリンタに印刷画像をデータ送信する方法としては、ハンディモバイルプリンタに備えたメディアスロットにポータブルメディアデバイスを挿入する方法、メモリカードをUSBインターフェイスまたは同様のインターフェイスで接続する方法や、赤外線、BlueTooth(登録商標)などを使用した無線通信による方法が既に知られている。
しかし、今までのハンディモバイルプリンタでは、1つの印刷画像データに対して同時に動作可能であるのは1台のハンディモバイルプリンタのみであり、印刷速度は1台のハンディモバイルプリンタの走査速度に制限されるという問題があった。
特許文献1には、印刷する画像のサイズにかかわらず印刷媒体の表面に画像を印刷する目的で、ハンディモバイルプリンタの構成やハンディモバイルプリンタに対する印刷画像データ送信方法について開示されている。
特許文献1は、本願とは確かに無線通信によって印刷画像データがハンディモバイルプリンタによって送受信されるという点では関連性がある。しかし、1つの印刷画像データに対して、1つのハンディモバイルプリンタしか使用できないため、印刷速度は1つのハンディモバイルプリンタの走査速度に制限されるという問題は解消できていない。
本発明は、上記実情に鑑みて、複数のハンディモバイルプリンタを用いて高速な印刷を可能にすることを目的とする。
上記目的を達成する本発明の一態様は、記録媒体に画像を形成する画像形成装置であって、他の画像形成装置とネットワークを構築するルーティング手段と、前記ネットワークを構成する他の画像形成装置と、形成する画像のデータを送受信し、形成した画像のデータも送受信する通信制御手段と、形成する画像における自装置の位置を取得する位置検出制御手段と、取得した自装置の位置に相当する画像を前記記録媒体上に形成する画像形成制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、複数のハンディモバイルプリンタを用いて高速な印刷を可能にすることが可能となる。
本発明の実施例のハードウェア構成例を示す図(底面図)である。 本発明の実施例のハードウェア構成例を示す図(上面図)である。 本発明の実施例のハードウェア構成例を示す図(内部構成図)である。 本発明の実施例の機能構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施例の動作フローを示す図である。 本発明の実施例が構築するネットワーク構成例を示す図(その1)である。 本発明の実施例が構築するネットワーク構成例を示す図(その2)である。 本発明の実施例が構築するネットワーク構成例を示す図(その3)である。 本発明の実施例が構築するネットワーク構成例を示す図(その4)である。 他の実施例の動作フローを示す図(その1)である。 他の実施例の動作フローを示す図(その2)である。 他の実施例の動作フローを示す図(その3)である。
本実施形態は、ハンディモバイルプリンタを用いた印刷方法に際して、以下の特徴を有する。
要するに、1つの画像を印刷するために必要なデータを無線通信によって複数のハンディモバイルプリンタで共有し、各ハンディモバイルプリンタを同時並列に印刷させることによって、印刷速度を向上させることが特徴になっている。
例えば、2台のハンディモバイルプリンタを用いて同時並列に印刷する場合、2つのハンディモバイルプリンタは無線通信によって1つの印刷画像データを共有している。上側にあるハンディモバイルプリンタはある部分の印刷を行い、下側のハンディモバイルプリンタは他の部分の印刷を行う。各ハンディモバイルプリンタは印刷範囲をあらゆる方向に自由に動かすことができ、まだ印刷が行われていない領域に対し、同時にインクを吐出することができる。したがって、1つのハンディモバイルプリンタで印刷するよりも高速に印刷を完了できる。また、ハンディモバイルプリンタが物理的に移動を妨げられない限り、ハンディモバイルプリンタの数が増えるほどより高速な印刷が可能になる。
<実施例1>
図1ないし図3に、本実施形態のハンディモバイルプリンタのハードウェア構成例を示す。図1は底面、図2は上面を示す。図3は内部構成例を示す。
図1に示すように、ハンディモバイルプリンタ100は、底面(紙面と接する側の面)に、インクジェットヘッド101を備え、2つ以上の位置検出センサ103(例えばマウス等で使用される光学センサ)によりX軸、Y軸の座標(位置)を検出、その回転角度を検出する構成となっている。また、ハンディモバイルプリンタ100の底面の各コーナにはローラ102が複数個設けられ、印刷媒体上を容易に動かせるようになっている。
図2に示すように、ハンディモバイルプリンタ100は、上面(紙面と接しない側の面)に、ディスプレイ104を備え、ユーザに対して様々な情報を提供できるようになっている。例えば、ディスプレイ104は、現在の動作ステータス(印字中、メンテナンス中、印刷準備完了等)、インクの残量、バッテリー残量、エラー等が表示できる。
また、ユーザからの入力を提供する1つ以上の入力ボタン105があり、スイッチ、キーボード等の任意のデバイスによって実現される。例えば、QWERTYキーボード、キーパッド、タッチスクリーン、カーソル方向キー等を使用してもよい。
上記の構成のハンディモバイルプリンタ100を、ユーザ自らの手で移動させ、ハンディモバイルプリンタ100が印刷する位置に移動したことを検出すると、インクを吐出する仕組みとなっている。
ユーザ自らの手で移動させることから、シリアルインクジェットプリンタのように主走査、副走査方向への移動が一定ではない為、ある地点から移動する方向は360度の可能性がある。また、記録媒体の用紙種(サイズ、形状など)が規定されないので、紙に限定されない様々な材質の記録媒体に印刷することができる。
図3に示すように、ハンディモバイルプリンタ100は、パーソナルコンピュータ(以下「PC」)やスマートデバイスなどのネットワークホストとデータ通信を行うためのHostI/F117と、メモリカードなど可搬性記憶媒体とデータ通信を行うためのカードI/F116と、他のハンディモバイルプリンタ、PC、スマートデバイスと無線でデータ通信を行うための通信I/F115と、制御部110を有する。
制御部110は、データ信号を処理するCPU(中央演算装置)111と、プリンタのハードウェア制御を行うファームウェアや記録ヘッドの駆動波形データ等を格納するROM(読み出し専用メモリ)113と、CPU111が実行する命令およびデータ等を格納するRAM(ランダムアクセスメモリ)112と、インクジェットヘッド101を駆動させるためのデータ処理、駆動波形を生成するヘッド駆動回路114と、を有する。
本実施形態のハンディモバイルプリンタ100は、ROM113にデバイス(PC/スマートデバイス/ハンディモバイルプリンタ)間のネットワーク構築及び印刷画像データ共有を行うためのプログラムが記憶されており、CPU111によりロード可能である。すなわち、ハンディモバイルプリンタ100に他のデバイス間とのネットワーク構築及び印刷画像データ共有を行うためのプログラムがインストールされている。そのため、1つの印刷画像データを複数のハンディモバイルプリンタ100で共有し、同時に印刷することができる。
このようなハンディモバイルプリンタ100にインストールされたソフトウェアプログラムが図1ないし図3に示したようなハードウェアを利用して情報処理を行うことで、図4に示すような制御部110の各機能が理念的に構成される。図4は本実施形態の機能構成を示す機能ブロック図である。図4に示すように、制御部110が、初期設定手段1111、ルーティング手段1112、通信制御手段1113、位置検出制御手段1114、画像形成制御手段1115を備え、各種ハードウェアを制御したり、他の装置と通信を行ったりする。
初期設定手段1111は、ハンディモバイルプリンタ100が並列印刷処理の実行を始める際に、各種設定の初期化を行う機能を備える。ルーティング手段1112は、自装置と他装置で構成されるネットワークの種類に応じて自装置の役割を判断するなどの機能を備える。通信制御手段1113は、ハードウェアの通信I/F115などを用いてデータの送受信や印刷する画像の共有などの通信制御を行う。
位置検出制御手段1114は、位置検出センサ103などを用いて自装置の印刷する画像における位置を判断する制御などを行う。この制御により位置検出制御手段1114は、印刷する画像に対するハンディモバイルプリンタ100の相対位置を取得する。画像形成制御手段1115は、自装置や他装置の画像形成結果などに基づいてヘッド駆動回路114やインクジェットヘッド101を制御して自装置の画像形成を制御する。
次に、本実施形態の並列印刷処理の流れについて、図5を参照しながら説明する。図5は、本実施形態のハンディモバイルプリンタ100の動作の流れを示すフローチャートである。
■初期設定S101
初期設定手段1111は、各ハンディモバイルプリンタ100内の各デバイスの立ち上げを行う。また、複数のハンディモバイルプリンタ100で構築するネットワーク設定や印刷設定に関して、以下の設定を行ってもよい。
・複数のハンディモバイルプリンタで並列印刷を行うか行わないか(並列印刷機能のオン/オフ)
・最大接続可能なハンディモバイルプリンタ数
・ネットワークトポロジーの設定
・印刷範囲
さらに、各ハンディモバイルプリンタ100のネットワーク上の役割に関して、以下の設定を行ってもよい。
・コーディネータ(ネットワークを制御する、ネットワークに1つだけ存在するデバイス)
・ルータ(データの中継が可能なデバイス)
・エンドデバイス(データの中継が不可能でネットワークの末端にしか配置できないが、省電力なデバイス)
以上の設定はソフトウェアによる自動設定や、デバイスに搭載された入力ボタン105等を用いて手動で行われてもよい。
■ルーティングS102
ルーティング手段1112は、並列印刷に参加するデバイス間でデータを送受信するために、デバイス間でデータ通信を行い、各デバイスがルーティングテーブルを作成することによってネットワークを構成する。
データ通信規格は例えば、以下のいずれかを使用してもよい。
・ZigBee(登録商標)
・Bluetooth(登録商標)
・ワイヤレスLAM(Wi−Fi(登録商標))
ルーティングプロトコルによってデバイス間のネットワークの構成が決定される。
ルーティングプロトコルは例えば、以下のいずれかを使用してもよい。
・AODV(Ad Hoc On-demand Distance Vector Routing)
・OLSR(Optimized Link State Routing)
・DSR(Dynamic Source Routing)
・TBRPF(Topology Broadcast Based on Reverse-Path Forwarding)
図6ないし図9に、複数のハンディモバイルプリンタ100により構築可能なネットワークトポロジーの例を示す。ネットワークトポロジーとしては、図6の1対1接続、図7のスター型接続、図8のツリー型接続、図9のメッシュ型接続を使用してもよい。
ハンディモバイルプリンタ100が図6ないし図9に示すコーディネータ500となる場合は、さらに、ルーティング時にコーディネータ500以外のハンディモバイルプリンタ100のRAMの容量、インクの残量、CPUの動作周波数、バッテリー残量、ヘッドの解像度、インクの累積の吐出量、ハンディモバイルプリンタの位置情報等の情報を受信し、制御に利用してもよい。例えば、ネットワークに加えるハンディモバイルプリンタ100を限定しても良い。入力ボタン105などから手動でネットワークに加えるハンディモバイルプリンタ100を限定しても良い。
ネットワーク構成が図6の1対1接続の構成の場合、複数台のハンディモバイルプリンタ100で並列印刷を行うには、コーディネータ500、エンドデバイス501ともにハンディモバイルプリンタ100である必要があり、コーディネータ500をハンディモバイルプリンタ100以外のデバイス(PC/スマートデバイス等)に設定することはできない。同時並列動作可能なハンディモバイルプリンタ100は2台に限られるが、構成が容易であるため、ネットワークを構築・管理する負担を少なくできる。
一方でネットワーク構成が図7、図8、図9の構成の場合、ハンディモバイルプリンタ100は2台以上使用可能であるため、コーディネータ500、ルータ700はハンディモバイルプリンタ100に限定されず、それ以外の無線通信可能なデバイス(PC/スマートデバイス等)でもよい。コーディネータ500をハンディモバイルプリンタ100よりも高性能なマイクロアーキテクチャを持つデバイスにすると、ネットワーク構築・管理のための処理をより高速化できる。
■データの送受信S103
主に通信制御手段1113が実行するデータの送受信処理(S103)では、印刷に必要なデータ(印刷画像データ、印刷範囲データ等)がコーディネータ500から送信され、各ハンディモバイルプリンタ100に共有される。なお、実施例1では各ハンディモバイルプリンタ100が印刷画像データのすべてをRAM112に保存するものとする。
ハンディモバイルプリンタ100の役割がコーディネータ500の場合、PC、スマートデバイス、メモリカードなどから印刷したい印刷画像データを受信しRAM112に保存する。なお、すべての印刷画像データには対応する座標の付加情報が追加され、印刷画像データを送受信する場合、付加した座標情報も同時に送信するものとする。
印刷画像データをすべて受信した後、ルーティングテーブルに従って、印刷画像データを他のハンディモバイルプリンタ100へと送信する。このとき、印刷範囲データも他のハンディモバイルプリンタ100へと送信してもよい。
印刷に必要なデータ(印刷画像データ、印刷範囲データ等)をすべて送信した後、最後にデータ送信完了を示すデータを送信してもよい。また、印刷された画像データの画素数の総和を印刷終了の条件として考慮する場合、印刷画像データの画素数の総和をRAM112に保存してもよい。
ハンディモバイルプリンタ100の役割がルータ700の場合、コーディネータ500または他のルータ700から受信したデータをRAM112に保存するか、受信したデータを中継し、他のルータ700またはエンドデバイス501へと送信する。
ハンディモバイルプリンタ100の役割がルータ700の場合、コーディネータ500から送信されたデータ送信完了を示すデータを受信し、他のルータ700またはエンドデバイス501へ送信してもよい。また、RAMの容量、インクの残量、CPUの動作周波数、バッテリー残量、ヘッドの解像度、インクの累積の吐出量、ハンディモバイルプリンタの位置情報等の情報を他のハンディモバイルプリンタ100へ送信してもよい。
ハンディモバイルプリンタ100の役割がエンドデバイス501の場合、ルータ700から送信されたデータを受信する。ここで、コーディネータ500から送信されたデータ送信完了を示すデータを受信してもよい。また、RAMの容量、インクの残量、CPUの動作周波数、バッテリー残量、ヘッドの解像度、インクの累積の吐出量、ハンディモバイルプリンタの位置情報等の情報を他のハンディモバイルプリンタ100へ送信してもよい。
■印刷開始S105
画像形成制御手段1115は、印刷開始(S105)で、各ハンディモバイルプリンタ100が受信したデータを用いて印刷を行う。
印刷中にあるハンディモバイルプリンタ100の電源やインクが切れた際、または故障などによって無線通信不可能になった場合、ルーティングプロトコルに従い、再ルーティング410を印刷中に行ってもよい。
また、各ハンディモバイルプリンタ100が印刷した画像データの情報は、コーディネータ500へと送信されてもよい。印刷終了の判断は、コーディネータ500が受信した、各ハンディモバイルプリンタ100が印刷した画像データの画素数の総和と、印刷前にRAM112に保存した画素数の総和とを比較することで判断してもよい。あるいは、ユーザが任意のタイミングで印刷終了と判断し、入力ボタン202を操作することで印刷を終了してもよい。印刷した画像データについては、どのハンディモバイルプリンタが印刷したかの情報を付加してもよい。
印刷が終了した場合(S108/Yes)、コーディネータ500からルータ700、エンドデバイス501へ印刷終了を示すデータを送信してもよい。
■再ルーティングS109
ルーティング手段1112が実行する再ルーティング410では、ハンディモバイルプリンタ100の電源が切断される等の理由で、ハンディモバイルプリンタ100への通信ができなくなった場合、ルーティングプロトコルによって再ルーティングが行われる。
再ルーティングは、ハンディモバイルプリンタ100のインク切れや、ノズルメンテナンスモードに移行した場合に行ってもよい。また、バッテリー切れ等の理由で、コーディネータ500が動作できなくなりそうな場合は、コーディネータ500の役割を別のハンディモバイルプリンタ100に移し、ネットワークから削除してもよい。また、再ルーティングは、ネットワーク構築およびデータ通信の負担を抑えるために、印刷中に新規でハンディモバイルプリンタ100を追加できないものとしてもよい。
上述の本実施例によれば、1つの画像を印刷するために必要なデータを無線通信によって複数のハンディモバイルプリンタで共有し、各ハンディモバイルプリンタを同時並列に印刷させることによって、印刷速度を向上させることができる。
<実施例2>
実施例2では、1つの印刷画像データを分割し、複数のハンディモバイルプリンタ100で分担して印刷することによって、RAM112の使用容量の削減及び通信データ量の削減ができる。図10に、本実施例の処理の流れを示す。図示のように実施例2においても図5と同様の構成をとるが、動作フローにはデータの送受信S103の前に、データの分割の処理(S201)が追加される。
■ルーティングS102
印刷画像データを分割するため、実施例1の内容に加え、並列印刷を行うハンディモバイルプリンタ数の情報を得る処理が追加される。ルーティングによってルーティングテーブルが作成されるため、ネットワークにあるハンディモバイルプリンタ100の総数を得ることができる。ルーティングが完了した際に、コーディネータ500はネットワークにあるハンディモバイルプリンタの総数をRAM112に保存する。
■データの分割S201
制御部110が実行するデータの分割(S201)では、コーディネータ500によって印刷画像データが分割される。印刷画像データの分割は各ハンディモバイルプリンタ100に均等になるようにしてもよい。また、ハンディモバイルプリンタ100のステータス(インク残量、バッテリー残量、RAM容量、CPUの動作周波数、位置情報等)に従って、割り当て量を増減させてもよい。ユーザが入力ボタン105等を操作することによって、手動で割り当て量を増減させてもよい。
また、コーディネータ500が印刷できなくなった場合を想定し、コーディネータ500以外のハンディモバイルプリンタ100に印刷画像データをすべて保有させてもよい。各ハンディモバイルプリンタ100を所持するユーザが担当印刷範囲を認識できるよう、ディスプレイ104へ担当する印刷領域または画像を表示させてもよい。
■データの送受信S103
データの送受信の流れは実施例1と同様であるが、各ハンディモバイルプリンタ100は担当範囲の印刷画像データのみ保存する点が実施例1とは異なる。例えば、データの宛先が自分宛てであった場合は印刷画像データを保存し、そうでなければ保存しないという制御で実現可能してもよい。
■印刷開始S105
実施例1と同様に印刷処理を行うが、各ハンディモバイルプリンタ100が印刷画像データをすべて保有していないため、印刷中に印刷画像データを他のハンディモバイルプリンタ100へ移してもよい。印刷画像データを移すきっかけとしては、バッテリー残量、ノズルメンテナンスモードに入ったかどうか、インク残量、一定時間の経過や、印刷完了状況などによって行われてもよい。また、入力ボタン105などを使用して、ユーザが手動で、他のハンディモバイルプリンタ100へ印刷画像データを送信してもよい。
本実施例によれば、データの分割により各々で必要なデータのみを記憶すればよくなるため、記憶容量の削減及び通信データ量の削減が可能になる。
<実施例3>
実施例1、実施例2では、印刷前に印刷に必要な印刷画像データをすべて又は一部共有していたが、実施例3では、印刷中にハンディモバイルプリンタの位置に応じて、必要な量だけ印刷画像データを送受信する。これによって、印刷前に各ハンディモバイルプリンタ100で印刷画像データを送受信する時間やRAM112の使用領域を削減できる。
図11に本実施例の処理の流れを示す。図示のように、実施例1(図6)と比較してS103,S104の処理を省略することができる。そのほかに、以下に述べるようにS110の処理の内容が異なる。
■データの送受信S110
実施例1とは異なり、通信制御手段1113が実行するデータの送受信(S110)において、ルータ700、エンドデバイス501は自分の位置を位置検出センサ103によって把握し、位置情報をコーディネータ500へ送信する。コーディネータ500は得られた位置情報に従って、位置情報を送信したハンディモバイルプリンタ100に対し、対応する印刷画像データを送信する。送信する印刷画像データは、受信した位置情報に1対1に対応するデータ(現在のハンディモバイルプリンタの位置からまったく動かさずに吐出可能な印刷画像データ)のみでも、位置情報の周辺にあるデータをまとめて送信してもよい。
本実施例によれば、印刷前にハンディモバイルプリンタ100のノード間で印刷する画像データを送受信する時間やそのためのマシンリソースを削減することができる。
<実施例4>
実施例4では、実施例1、実施例2、実施例3とは異なり、ルーティングを行わない。また、印刷画像データの送信要求がある限り、コーディネータ500は印刷画像データをブロードキャストする。これによってルーティングを行う必要はなく、ルータ700も必要なくなる。
図12に本実施例の処理の流れを示す。図示のように、実施例1(図6)と比較してS102〜S104,S106,S109の処理を省略することができる。そのほかに、以下に述べるようにS110の処理の内容が異なる。
■データの送受信S110
コーディネータ500はS107において、エンドデバイス501から印刷画像データの送信要求があるかを監視する。印刷画像データの送信要求がある限り、印刷画像データを順にブロードキャストする。
エンドデバイス501はS107において、現在位置における印刷画像データがない場合、印刷画像データ送信要求をブロードキャストする。送信要求に位置情報を追加し、コーディネータ500が要求された位置情報から印刷データをブロードキャストしてもよい。その場合、ある程度の印刷画像データをブロードキャストした後に、次の送信要求における位置情報に対しての印刷画像データをブロードキャストするようにしてもよい。
本実施例によれば、印刷画像データの送信要求がある限りコーディネータ500にあたるハンディモバイルプリンタ100が印刷画像データをブロードキャストするので、頻繁にルーティングを行う必要がなくなり、マシンリソースを有効に利用できる。ルータ700の役割をいずれかのハンディモバイルプリンタ100に担わせる必要もなくなる。
以上に実施例を示して説明した本発明の実施形態は、印刷画像データ、ハンディモバイルプリンタ100に備えたセンサ情報やハンディモバイルプリンタ100の印刷状況の情報を、無線通信によって複数のハンディモバイルプリンタ100で共有し、複数のハンディモバイルプリンタ100で1つの印刷画像データを同時並列に印刷していくので、ハンディモバイルプリンタ100を用いた印刷速度を向上させることができる。
なお、上記実施形態では人間が手でハンディモバイルプリンタ100を持ち、記録媒体上を走査する態様のものを提示したが、本発明はこの態様に限定されるものではない。ハンディモバイルプリンタ100に相当する画像形成装置が自律的に記録媒体上を移動しながら画像形成を行う態様であってもよい。
100 ハンディモバイルプリンタ
101 インクジェットヘッド
102 ローラ
103 位置検出センサ
104 ディスプレイ
105 入力ボタン
110 制御部
111 CPU
112 RAM
113 ROM
114 ヘッド駆動回路
115 通信I/F
116 カードI/F
117 HostI/F
1111 初期設定手段
1112 ルーティング手段
1113 通信制御手段
1114 位置検出制御手段
1115 画像形成制御手段
特許5169123号公報

Claims (10)

  1. 記録媒体に画像を形成する画像形成装置であって、
    他の画像形成装置とネットワークを構築するルーティング手段と、
    前記ネットワークを構成する他の画像形成装置と、
    形成する画像のデータを送受信し、
    形成した画像のデータも送受信する
    通信制御手段と、
    形成する画像における自装置の位置を取得する位置検出制御手段と、
    取得した自装置の位置に相当する画像を前記記録媒体上に形成する画像形成制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 記録媒体に画像を形成する画像形成装置であって、
    形成する画像のデータをネットワーク上にブロードキャストし、
    ネットワーク上にブロードキャストされている画像のデータを受信する
    通信制御手段と、
    形成する画像における自装置の位置を取得する位置検出制御手段と、
    取得した自装置の位置に相当する画像を前記記録媒体上に形成する画像形成制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記通信制御手段は、形成する画像を分割し、分割後のデータを受信し、
    前記画像形成制御手段は、前記分割後のデータに基づいて、画像の形成を行う
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記通信制御手段は、形成する画像のうち、前記位置検出制御手段が取得した自装置の位置に相当する画像のデータのみを受信し、
    前記画像形成制御手段は、受信したデータに基づいて、画像の形成を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記通信制御手段は、形成する画像のうち、前記位置検出制御手段が取得した自装置の位置及びその近傍に相当する画像のデータのみを受信し、
    前記画像形成制御手段は、受信したデータに基づいて、画像の形成を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記通信制御手段は、画像形成に用いる消耗品の残量、バッテリーの残量、又は、中央演算装置の動作周波数の高さに応じて、受信する画像のデータ量を変更することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 記録媒体に画像を形成する画像形成装置をネットワークノードとする画像形成装置群からなる画像形成システムであって、
    各画像形成装置は、
    他の画像形成装置とネットワークを構築するルーティング手段と、
    前記ネットワークを構成する他の画像形成装置と、
    形成する画像のデータを送受信し、
    形成した画像のデータも送受信する
    通信制御手段と、
    形成する画像における自装置の位置を取得する位置検出制御手段と、
    取得した自装置の位置に相当する画像を前記記録媒体上に形成する画像形成制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成システム。
  8. 記録媒体に画像を形成する画像形成装置をネットワークノードとする画像形成装置群からなる画像形成システムであって、
    各画像形成装置は、
    形成する画像のデータをネットワーク上にブロードキャストし、
    ネットワーク上にブロードキャストされている画像のデータを受信する
    通信制御手段と、
    形成する画像における自装置の位置を取得する位置検出制御手段と、
    取得した自装置の位置に相当する画像を前記記録媒体上に形成する画像形成制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成システム。
  9. 記録媒体に画像を形成する画像形成装置の制御方法であって、
    他の画像形成装置とネットワークを構築するルーティング工程と、
    前記ネットワークを構成する他の画像形成装置と、
    形成する画像のデータを送受信し、
    形成した画像のデータも送受信する
    通信制御工程と、
    形成する画像における自装置の位置を取得する位置検出制御工程と、
    取得した自装置の位置に相当する画像を前記記録媒体上に形成する画像形成制御工程と、
    を有することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  10. 記録媒体に画像を形成する画像形成装置の制御方法であって、
    形成する画像のデータをネットワーク上にブロードキャストし、
    ネットワーク上にブロードキャストされている画像のデータを受信する
    通信制御工程と、
    形成する画像における自装置の位置を取得する位置検出制御工程と、
    取得した自装置の位置に相当する画像を前記記録媒体上に形成する画像形成制御工程と、
    を有することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
JP2014085493A 2014-04-17 2014-04-17 画像形成装置、システム及びその制御方法 Expired - Fee Related JP6299366B2 (ja)

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