JP2017022655A - 情報送信装置、制御方法及びプログラム - Google Patents

情報送信装置、制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 時間帯に応じて、情報を送信する方法を変更することを目的とする。【解決手段】 特定の装置と接続することなく、周囲に存在する不特定の外部装置に対して情報を送信する送信手段を有する情報送信装置であって、前記送信手段は、時間帯に応じて、前記情報を単位時間当たりに送信する回数を変更することを特徴とする情報送信装置を提供することによって課題を解決する。また、外部装置に対して情報を送信する送信手段を有する情報送信装置であって、前記送信手段は、時間帯に応じて、前記情報の送信電力を変更することを特徴とする情報送信装置を提供することによって課題を解決する。【選択図】 図1

Description

本発明は、情報送信装置、制御方法及びプログラムに関する。
周囲に存在する外部装置に対して、所定の情報を送信する情報送信装置が知られている。そのような情報送信装置は、例えば、Bluetooth(登録商標) Core Specification V4.0において策定された、Bluetooth(登録商標) Low Energy(以下、BLEという。)という超低消費電力の通信規格に則って情報の送信を行う。
BLE通信では、子ノードとして動作する情報送信装置が、識別情報等の情報を含むパケット(以下、アドバタイズパケットという。)を間欠的に送信することで、親ノードとして動作する外部装置に対して自身の存在を周知する。アドバタイズパケットを受信した親ノードは、当該アドバタイズパケットに対する応答を子ノードに送信することで、子ノードと接続を確立し、BLE通信を実行する。
特許文献1には、アドバタイズパケットの送信及び、当該アドバタイズパケットに対する応答の受信を行うことで、子ノードとして動作する装置とBLE通信を行う装置が記載されている。
特開2014−120804号公報
ところで、特許文献1では、時間帯に応じて、アドバタイズパケットを送信する方法を変更することについては考慮されていない。
そこで、本発明は、時間帯に応じて、情報を送信する方法を変更することができる情報送信装置を提供することを目的とする。
そこで、上記目的を達成するために、本発明の情報送信装置は、
特定の装置と接続することなく、周囲に存在する不特定の外部装置に対して情報を送信する送信手段を有する情報送信装置であって、
前記送信手段は、時間帯に応じて、前記情報を単位時間当たりに送信する回数を変更することを特徴とする。
また、本発明の情報送信装置は、
外部装置に対して情報を送信する送信手段を有する情報送信装置であって、
前記送信手段は、時間帯に応じて、前記情報の送信電力を変更することを特徴とする。
本発明によれば、時間帯に応じて、情報を送信する方法を変更することができる。
通信システムの構成を示す図である。 本発明を適用した情報送信装置の外観を示す図である。 本発明を適用した情報送信装置の概略構成を示すブロック図である。 BLEユニットの概略構成を示すブロック図である。 アドバタイズパケットの概略構成を示す図である。 本発明を適用した情報送信装置が実行する、アドバタイズ間隔を変更する処理を示すフローチャートである。 アドバタイズパケット送信時の消費電力とアドバタイズ間隔を示す図である。 BLE通信における通信処理シーケンスを示す図である。 本発明を適用した情報送信装置が送信する情報を受信可能な外部装置の概略構成を示すブロック図である。 アドバタイズ間隔を伸長する時間帯の設定に利用される設定画面を示す図である。 アドバタイズ間隔を短縮する時間帯の設定に利用される設定画面を示す図である。 本発明を適用した情報送信装置が実行する、アドバタイズパケットの送信電力を変更する処理を示すフローチャートである。
以下に図面を参照して、本発明の好適な実施形態を例示的に説明する。ただし、本発明については、その趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の通常の知識に基づいて、以下に記載する実施形態に対して適宜変更、改良が加えられたものについても本発明の範囲に入ることが理解されるべきである。
(第1実施形態)
本発明を適用した情報送信装置及び本発明を適用した情報送信装置が送信する情報を受信可能な外部装置について説明する。本実施形態においては、情報送信装置として、インクジェット方式のマルチファンクションプリンタ(MFP)を例示している。なお、情報送信装置は、所定の情報を間欠的に送信可能な装置であれば良く、例えばインクジェット方式のMFP以外の画像処理装置、パーソナルコンピュータ(以下、PC)、携帯端末、スマートホン、タブレット端末等を利用可能である。さらに他にも、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラ、テレビ、スキャナ、ビーコン、無線LANアクセスポイント等を利用可能である。なお、インクジェット方式のプリンタ以外の画像処理装置とは、例えば、フルカラーレーザービームプリンタ、モノクロプリンタ、複写機やファクシミリ装置等の装置である。さらに、それらの装置は、マルチファンクションであってもシングルファンクションであっても良い。また、本実施形態においては、外部装置として、スマートホンを例示している。なお、外部装置は、情報送信装置が送信する情報を受信できる装置であれば良く、スマートホンのみならず、携帯端末、PC、タブレット端末、PDA、デジタルカメラ、IDカードなど種々の装置を利用可能である。
図1を用いて、本実施形態の通信システムについて説明する。
MFP100は、本発明を適用した情報送信装置である。MFP100は、近距離無線通信規格の1つであるBluetooth(登録商標) Low Energy(以下、BLEという。)通信におけるスレーブ装置として動作する。また、MFP100は、特定の端末とネットワーク接続をすること無く、MFP100の周囲に存在する不特定の外部装置に対してアドバタイズパケットを送信する(ブロードキャストする)ことができる。
スマートホン30は、本実施形態における外部装置である。スマートホン30は、BLE通信におけるマスタ装置として動作する。スマートホン30は、MFP100が送信するアドバタイズパケットの到達範囲であるパケット到達エリア20の内部に位置する場合は、MFP100からのアドバタイズパケットを受信することができる。なお、スマートホン30は、複数の情報送信装置のパケット到達エリア内に存在する場合、複数の情報送信装置からアドバタイズパケットを受信することができる。MFP100が送信するアドバタイズパケットを受信したスマートホン30は、MFP100と接続する場合、MFP100に対して一定時間内に応答を返す。その後、MFP100が当該応答を受信することで、スマートホン30とMFP100との間でBLEによる接続が確立し、以下スマートホン30とMFP100との間でBLE通信が実行されるようになる。なお、スマートホン30は、MFP100から受信するアドバタイズパケットの信号強度から、MFP100とのおおよその距離を推定することができる。
図2はMFP100の外観を示す図である。なお、図2(a)はMFP100の斜視図、図2(b)はMFP100の上面図である。
原稿台201は、ガラス状の透明な台であり、原稿をスキャナで読み取る際に原稿を置く台として使用される。原稿蓋202は、原稿をスキャナで読み取る際に読取光が外部に漏れないようにするために使用される。
記録媒体挿入口203は、様々なサイズの記録媒体を保持するために使用される。記録媒体挿入口203にセットされた記録媒体は、後述する印刷部314に一枚ずつ搬送され、スマートホン30等から送信される印刷ジョブに応じた印刷が行われて記録媒体排出口204から排出される。また、MFP100は、記録媒体の別の供給手段として、カセット207とカセット208とを備えている。あらかじめカセット207又はカセット208に印刷ジョブに対応した記録媒体をセットしておくことで、MFP100は、印刷毎に記録媒体の供給を受けることなく印刷を開始することができる。なお、MFP100は、記録媒体として、紙やOHPシート、ラベル、フィルム等を利用可能である。
原稿蓋202の上部には操作表示部205及びBT通信部206が配置されている。操作表示部205は、画像や操作メニュー等を表示する表示画面、表示部上のカーソール移動などに用いる十字キー、その他様々な機能を実行する為のキーなどを備える。BT通信部206は、Bluetooth(登録商標)通信及びBLE通信を行うために利用される。BT通信部206の詳細は、図4を用いて後述する。
なお、上述の各構成が配置される位置は、図2に示す位置に限定されず、他の位置であっても良い。
図3はMFP100の概略構成を示すブロック図である。
MFP100は、装置のメインの制御を行うメインボード301と、Bluetooth(登録商標)通信及びBLE通信を行うBLEユニット316を有する。
メインボード301において、CPU302は、システム制御部であり、MFP100の全体を制御する。ROM303は、CPU302が実行する制御プログラムや組込オペレーティングシステム(以下、OS)プログラム等の各種プログラムを格納する。本実施形態では、ROM303に格納されている制御プログラムは、ROM303に格納されている組込OSの管理下で、スケジューリングやタスクスイッチ等のソフトウエア制御を行う。RAM304は、SRAM(static RAM)等のメモリで構成され、プログラム制御変数、ユーザが登録した設定値、MFP100の管理データ、後述のアドバタイズ間隔変更条件の設定情報等を格納し、各種ワーク用バッファ領域が設けられている。なお、これらのデータは、RAM304でなく、ROM303や不揮発性メモリ305等の他の記憶領域に保存されても良い。
不揮発性メモリ305は、フラッシュメモリ(flash memory)等のメモリで構成され、電源がオフされた場合でも保持していたいデータを格納する。具体的には、不揮発性メモリ305には、ネットワーク情報などのユーザデータ、過去に接続した情報送信装置のリスト、印刷モードなどのメニュー項目、記録ヘッドの補正情報、後述のアドバタイズ間隔設定条件といったMFP100の設定情報等が記憶される。なお、これらの設定情報データは、不揮発性メモリ305でなく、ROM303やRAM304等の他の記憶領域に保存されても良い。また、ROM303や不揮発性メモリ305に保存された設定情報をRAM304が展開することで、設定情報を利用した処理を行っても良い。
画像メモリ306は、DRAM(dynamic RAM)等のメモリで構成され、BLEユニット316等を介して受信した画像データや、符号復号化処理部312で処理した画像データ等の各種データを格納する。
なお、MFP100のメモリ構成は、この形態に限定されるものではなく、用途や目的に応じて、その数や特性、記憶容量等を適宜変更することができる。例えば、画像メモリ306とRAM304を共有させてもよい。また、画像メモリ306は、DRAM等で構成されているが、これに限定されず、ハードディスク(以下、HDD)や不揮発性メモリ等で構成されていても良い。
データ変換部307は、ページ記述言語(PDL)等のデータの解析や、画像データから印刷データへの変換等の処理を行う。読取部310は、CISイメージセンサ(密着型イメージセンサ)等によって原稿を光学的に読み取る。読取制御部308は、電気的な画像データに変換した画像信号に対し、2値化処理や中間調処理等の各種画像処理を施すことで、高精細な画像データを出力する。
操作部309及び表示部311は、操作表示部205に対応しており、MFP100に対する各種入力の受け付けやMFP100に関する各種情報の表示を行う。符号復号化処理部312は、JPEG、PNG等の形式の画像データに対し、符号復号化処理や拡大縮小処理等の各種処理を行う。
給紙部313は、印刷のための記録媒体を保持し、印刷制御部315からの制御によって印刷部314に対して記録媒体を供給する。なお、給紙部313は、記録媒体挿入口203、カセット207及びカセット208に対応している。印刷制御部315は、MFP100が備える複数のカセットのうちいずれのカセットから給紙を行うかを制御する。さらに、印刷制御部315は、印刷対象の画像データに対し、画像処理制御部(不図示)を介して、スムージング処理や記録濃度補正処理、色補正等の各種画像処理を施すことで、印刷対象の画像データを高精細な画像データに変換し、印刷部314に出力する。また、印刷制御部315は、印刷部314のステータス等の各種情報を定期的に読みだすことで、RAM304の情報を更新する役割も果たす。具体的には、印刷制御部315は、例えば、使用中、スリープ中、エラー発生中といった装置の状態やインクタンクの残量等の情報を更新する。印刷部314は、印刷制御部315から出力されたデータに基づき、インク等の記録剤によって記録媒体上に画像を形成する画像形成処理(印刷処理)を実行する。
BLEユニット316は、BLEの規格に準拠した通信を実現するためのユニットであり、BT通信部206に対応する。なお、BLEユニット316は、クラシックBluetooth(登録商標)通信とBLE通信の兼用のユニットある。BLEユニット316は、アドバタイズパケットの送信やアドバタイズパケットに対する応答の受信、アドバタイズパケットに対して応答した装置とのデータ通信等の機能を担う。また、BLEユニット316は、バスケーブル317を介してシステムバス318に接続されている。
上記各種構成要素302〜317は、CPU302が管理するシステムバス318を介して、相互に接続されている。
なお、MFP100は、BLEユニット316以外に、スマートホン30等の他の外部装置と通信するための通信ユニットを備えていても良い。なお、通信は無線通信でダイレクトに通信しても良いし、有線ネットワーク上に設置した装置外部のアクセスポイントを介して通信しても良い。通信方式としては、例えば、Wi−Fi(WirelessFidelity)(登録商標)や、NFC(Near Field Communication;ISO/IEC IS 18092)等が挙げられる。
図9はスマートホン30の概略構成を示すブロック図である。
スマートホン30は、装置のメインの制御を行うメインボード901と、Bluetooth(登録商標)通信及びBLE通信を行うBLEユニット911を有する。
メインボード901において、CPU902は、システム制御部であり、MFP100の全体を制御する。ROM903は、CPU902が実行する制御プログラムや組込OSプログラム等の各種プログラムを格納する。本実施形態では、ROM903に格納されている制御プログラムは、ROM903に格納されている組込OSの管理下で、スケジューリングやタスクスイッチ等のソフトウエア制御を行う。RAM904は、SRAM等のメモリで構成され、プログラム制御変数、ユーザが登録した設定値、スマートホン30の管理データ等を格納し、各種ワーク用バッファ領域が設けられている。なお、これらの設定情報データは、RAM904でなく、ROM903や不揮発性メモリ905等の他の記憶領域に保存されても良い。
不揮発性メモリ905は、フラッシュメモリ等のメモリで構成され、電源がオフされた時でも保持していたいデータを格納する。具体的には、不揮発性メモリ905には、ネットワーク情報などのユーザデータ、過去に接続した情報送信装置のリストといったスマートホン30の設定情報などが記憶される。なお、これらの設定情報データは、不揮発性メモリ905でなく、ROM903やRAM904等の他の記憶領域に保存されても良い。また、ROM303や不揮発性メモリ905に保存された設定情報をRAM904が展開することで、設定情報を利用した処理を行っても良い。
画像メモリ906は、DRAM等のメモリで構成され、BLEユニット911等を介して受信した画像データや、符号復号化処理部910で処理した画像データ等の各種データを格納する。
なお、スマートホン30のメモリ構成は、この形態に限定されるものではなく、用途や目的に応じて、その数や特性、記憶容量等を適宜変更することができる。例えば、画像メモリ906とRAM904を共有させてもよい。また、画像メモリ906は、DRAM等で構成されているが、これに限定されず、HDDや不揮発性メモリ等で構成されていても良い。
データ変換部907は、ページ記述言語(PDL)等のデータの解析や、画像データから印刷データへの変換等の処理を行う。
操作部908及び表示部909は、スマートホン30に対する各種入力の受け付けやスマートホン30に関する各種情報の表示を行う。符号復号化処理部910は、JPEG、PNG等の形式の画像データに対し、符号復号化処理や拡大縮小処理等の各種処理を行う。
BLEユニット911は、BLEの規格に準拠した通信を実現するためのユニットである。なお、BLEユニット911は、クラシックBluetooth(登録商標)通信とBLE通信の兼用のユニットある。BLEユニット911は、アドバタイズパケットの送信やアドバタイズパケットに対する応答の受信、アドバタイズパケットに対して応答した装置とのデータ通信等の機能を担う。また、BLEユニット911は、バスケーブル913を介してシステムバス914に接続されている。
上記各種構成要素902〜913は、CPU902が管理するシステムバス914を介して、相互に接続されている。
なお、スマートホン30は、BLEユニット911以外に、MFP100等の他の情報送信装置と通信するための通信ユニットを備えていても良い。なお、通信は無線通信でダイレクトに通信しても良いし、有線ネットワーク上に設置した装置外部のアクセスポイントを介して通信しても良い。通信方式としては、例えば、Wi−Fiや、NFC等が挙げられる。
図4はBLEユニット316の概略構成を示すブロック図である。バスケーブル317は、BLE通信によって送受信するデータをメインボード301とマイコン403の間で送受信するためのケーブルである。マイコン403はBLE通信を実現するための処理を行うマイクロプロセッサである。マイコン403には、RAMとフラッシュメモリが搭載されている。無線通信回路404は無線通信チップ、水晶振動子、インダクタンス、コンデンサ等で構成され、BLE通信によるデータの送受信を行う。操作スイッチ405はBLEユニット316に供給する電力をオン、オフするスイッチである。電池406はボタン電池等である。本体電源402はメインボード301から供給される電力によって動作する電源である。電源回路407は電池406からの電力をより効率的に供給するために電圧調整等の処理を行う回路である。BLEユニット316は、電池406と本体電源402の2系統の電源を持つことで、MFP100の電源がオフになったりMFP100が省電力モードに移行した等の理由でメインボード301からの電力供給が停止した場合も、BLE通信を行うことができる。また、BLEユニット316は、不揮発性メモリ401を搭載し、メインボード301から送られてくる情報を不揮発性メモリ401に移動しておくことで、メインボード301と通信できない状態でも他の装置とBLE通信をすることができる。また、BLEユニット911も、BLEユニット316と同様の構成を有するものとする。
図5は、BLEユニット316が周辺にブロードキャストするアドバタイズパケットの構造の一例である。BLEユニット316は、電力の供給が開始されると初期化処理を行い、アドバタイジング状態となる。BLEユニット316は、アドバタイジング状態となると、後述するアドバタイズ間隔に基づいて定期的にアドバタイズパケットを周辺にブロードキャストする。アドバタイズパケットとは、基本的なヘッダ情報(当該アドバタイズ信号を送信する装置を識別するための識別情報等)を含む信号であり、ヘッダ501とペイロード502から構成される。親ノードとなる外部装置は、このアドバタイズ信号を受信することで、MFP100の存在を認識し、受信したアドバタイズ信号に対する応答を返すことでMFP100と接続する。ヘッダ501は、アドバタイズパケットのタイプやペイロード502の大きさの情報などを格納する領域である。ペイロード502は、識別情報としてのデバイス名や搭載プロファイル情報、BLEユニット316を備える子ノードと接続するための接続情報、アドバタイズパケットの送信電力(Tx Power)等の情報を格納する。アドバタイズパケットを受信した外部装置は、ペイロード502に格納されるTx Powerの情報と、アドバタイズパケットを受信した時の信号強度から伝搬損失を求めることにより、装置間の距離を推定することができる。
ペイロード502の詳細を説明する。デバイス名503はMFP100を識別するための識別情報が格納されている。識別情報は、例えば、BLEによって規定された文字列やシリアルナンバー、MACアドレス等の情報であり、MFP100を一意に特定するための情報である。接続情報504にはアドバタイズパケットを受信した装置が、MFP100とBLE通信のための接続を行うための情報が格納されている。BLE通信のための接続は、具体的には、当該接続をする装置間でBLEによって規定されたプロトコルデータPDU(Protocol Data Unit)がやり取りされることにより行われる。BLE通信のための接続を確立した装置は、以後、BLE通信によってデータ通信を行うことができる。
アドバタイズパケットを送信する時間間隔(以下、アドバタイズ間隔という。)を変更する処理について説明する。MFP100は、アドバタイズ間隔を変更する処理が行われていない場合は、標準のアドバタイズ間隔(以下、標準アドバタイズ間隔という。)でアドバタイズを行っている。ここで、アドバタイズ信号を送信する時間間隔を変更するとは、言い換えれば、アドバタイズ信号の送信周期を変更することを指す。本実施形態では、MFP100は、アドバタイズ間隔を変更する処理として、標準アドバタイズ間隔より広いアドバタイズ間隔でアドバタイズを行うための処理及び標準アドバタイズ間隔より狭いアドバタイズ間隔でアドバタイズを行うための処理を実行する。以下、標準アドバタイズ間隔より広いアドバタイズ間隔を伸長アドバタイズ間隔といい、標準アドバタイズ間隔より狭いアドバタイズ間隔を短縮アドバタイズ間隔という。なお、標準アドバタイズ間隔、伸長アドバタイズ間隔及び短縮アドバタイズ間隔は、アドバタイズ間隔を変更する処理が実行される前に、MFP100やBLEユニット316に予め設定しておく。また、BLE通信規格ではアドバタイズ間隔を20ミリ秒から10秒の範囲で設定可能であるため、それぞれのアドバタイズ間隔をこの範囲内でそれぞれ定めておく。アドバタイズ間隔の設定は、表示部311に表示したUI上にユーザの所望のアドバタイズ間隔を直接入力させる構成としても良いし、UI上にあらかじめ用意された複数のアドバタイズ間隔を表示し、そのいずれかをユーザに選択させる構成としても良い。あるいは、着荷時にそれぞれのアドバタイズ間隔が装置に予め設定されている構成としても良い。
MFP100は、アドバタイズ間隔を伸長することで、単位時間当たりにアドバタイズパケットを送信する回数を減らすことができるため、消費電力を削減することができる。また、MFP100は、アドバタイズ間隔を短縮することで、単位時間当たりにアドバタイズパケットを送信する回数を増やすことができるため、自身がブロードキャストするアドバタイズパケットをより容易に情報送信装置に受信させることができるようになる。言いかえれば、MFP100は、外部装置によるアドバタイズパケットの受信確率を向上させることができる。
MFP100は、所定の条件(アドバタイズ間隔変更条件)に基づいて、アドバタイズ間隔を変更する処理を実行する。アドバタイズ間隔変更条件は、MFP100がアドバタイズ間隔を変更するか否かを判定する際に使用される条件である。アドバタイズ間隔変更条件には、伸長アドバタイズ間隔でアドバタイズを行うための処理を行うための条件であるアドバタイズ間隔伸長条件と、短縮アドバタイズ間隔でアドバタイズを行うための処理を行うための条件であるアドバタイズ間隔短縮条件とがある。
本実施形態では、MFP100が使用されていること、省電力状態であること、エラー状態であること、アドバタイズ間隔を伸長する時間帯として設定された時間帯であることをアドバタイズ間隔伸長条件としている。これら4つの条件を以下、それぞれ条件1〜4という。
上述した「MFP100が使用されている」とは、MFP100の備える各機能(印刷、スキャン等)における動作を実行中である場合や、カセット207や操作部309等が操作されていることを検知している場合を指す。
また、省電力状態とは、MFP100の備える各機能(印刷、スキャン等)が実行できる通常電力状態よりも消費エネルギーが小さい状態を指す。具体的には例えば、省電力状態とは、CPU302等のMFP100全体の制御を司る部分や、BLEユニット316等の他の装置と通信する部分のみに電力が供給され、その他の部分については電力が供給されない状態である。なお、本実施形態のようにBLEユニット316自体に電源が備わっている場合は、MFP100の各部へ電力の供給が完全に停止されているハード電源オフ状態が省電力状態に含まれていても良い。
また、エラー状態として、例えばジョブエラー状態やリカバブルエラー状態、フェイタルエラー状態等が挙げられる。また、ジョブエラーとして、例えば、用紙サイズミスマッチ、用紙種ミスマッチ、画像デコードエラー、パケットエラー、色ミスマッチ、面付けエラー、サポート無し処理等のエラーによってジョブの処理に失敗した状態が挙げられる。ジョブエラーは、例えば、ジョブが間違っていたり、送信したジョブの設定情報とMFP100の設定情報が一致しなかったりする場合に発生することが多い。また、リカバブルエラーとして、例えば、紙ジャムエラー、用紙トレーフルエラー、排出口クローズエラー、カバーオープンエラー、インク無しエラー、インク残量少エラー等、ユーザによるメンテナンスが必要なエラーが挙げられる。また、フェイタルエラーとして、廃インクタンクフル、印刷部高温エラー、電源エラー等、サービスセンターに連絡する必要があり、通常のユーザでは復帰させることができないエラーが挙げられる。
また、本実施形態では、アドバタイズ間隔を短縮する時間帯として設定された時間帯であること(条件5)をアドバタイズ間隔短縮条件としている。
アドバタイズ間隔を伸長/短縮する時間帯は、ユーザが任意に設定可能であるものとしても良いし、予めMFP100に設定されていても良い。ユーザによってアドバタイズ間隔を伸長/短縮する時間帯の設定が行われる場合は、例えば、表示部311に表示される図10や図11のような設定画面が利用される。図10は、アドバタイズ間隔を伸長する時間帯の設定に利用される設定画面の一例であり、アドバタイズ間隔を伸長する時間帯として20:00〜6:00が設定されていることを示している。図11は、アドバタイズ間隔を短縮する時間帯の設定に利用される設定画面の一例であり、アドバタイズ間隔を短縮する時間帯として8:30〜17:00が設定されていることを示している。なお、任意に設定可能な所定の時間にMFP100を省電力状態に移行させる機能であるスケジュール機能に、伸長アドバタイズ間隔でアドバタイズを行うための処理を含ませる形態としても良い。その場合、アドバタイズ間隔を伸長する時間の設定とスケジュール機能の時間の設定とを同一としても良い。なお、アドバタイズ間隔が伸長されると、外部装置によるアドバタイズパケットの受信確率が下がる。したがって、例えば、MFP100は、アドバタイズ間隔を伸長する時間帯として、MFP100が頻繁に利用されることがない時間帯を設定する。一方、アドバタイズ間隔が短縮されると、外部装置によるアドバタイズパケットの受信確率が向上する。したがって、例えば、MFP100は、アドバタイズ間隔を短縮する時間帯として、MFP100が頻繁に利用される時間帯を設定する。また、アドバタイズ間隔を伸長/短縮する時間帯は、ユーザによってではなく、時間帯を設定するための所定のアルゴリズムに基づいてMFP100によって自動で設定されても良い。この場合、MFP100は、外部装置からのアクセス履歴や操作部309に対する入力履歴を、RAM304等のメモリに保存しておく。そして、MFP100は、保存した履歴を参照して、アクセス回数や入力回数が所定の閾値を超える又は下回る時間帯を検出する。その後、MFP100は、検出した時間帯をそれぞれアドバタイズ間隔を伸長/短縮する時間帯として設定する。このような構成とすることで、ユーザによる操作なしに、アドバタイズ間隔を伸長/短縮する時間帯の設定を行うことができる。なお、アドバタイズ間隔を伸長/短縮する時間帯は、例えば、10:00〜11:00及び18:00〜6:00といったように、複数の時間帯を設定されても良い。
なお、アドバタイズ間隔変更条件は、条件1〜5に限定されず、他の条件であっても良いし、条件1〜5のうちいずれか又は2以上の組み合わせの条件であっても良い。また、アドバタイズ間隔を変更するか否かの判定に利用する条件を、条件1〜5及び他の条件からユーザが任意に選択可能な構成としても良い。
なお、アドバタイズ間隔変更条件の内容の詳細は、ユーザが任意に設定可能である。例えば、ユーザは、条件3の設定において、MFP100がいずれのエラー状態になっている場合にアドバタイズ間隔を変更するのかを設定できる。また、ユーザは、条件4及び条件5の設定において、上述のように、いずれの時間帯においてアドバタイズ間隔を伸長/短縮するのかを設定できる。このようなアドバタイズ間隔変更条件の設定は、例えば、表示部311にアドバタイズ間隔変更条件を設定するための設定画面を表示し、当該設定画面を介してユーザから所望の条件の入力を受け付けることで行われる。なお、このとき、アドバタイズ間隔変更条件の設定は、設定画面を介してユーザの所望の条件を直接入力させる構成としても良いし、設定画面上にあらかじめ用意された複数の条件を表示し、そのいずれかをユーザに選択させる構成としても良い。あるいは、着荷時にあらかじめアドバタイズ間隔変更条件が設定されている構成としても良い。
図7を用いて、アドバタイズパケット送信時の消費電力とアドバタイズ間隔について説明する。
BLEユニット316は、所定の周波数によって通信するためのチャネルを40個(0〜39ch)有している。BLEユニット316は、そのうち、37〜39番目のチャネルをアドバタイズパケットの送信及びアドバタイズパケットに対する応答の受信に利用し、0〜36番目のチャネルをBLE通信におけるデータの送受信に利用している。なお、それぞれのチャネルは、データの送受信を、それぞれ異なる周波数によって行う。図7(a)では、縦軸がBLEユニット316の消費電力を、横軸が時間を示しており、1つのチャネルがアドバタイズパケットを送信する際の消費電力を各処理別に示している。Tx705は、1つのチャネルがアドバタイズパケットをブロードキャストするために稼働している時間帯を、Rx706は、1つのチャネルがアドバタイズパケットに対する応答を受信するために稼働している時間帯を示している。送信電力702はアドバタイズパケットをブロードキャストする処理である送信処理による消費電力を、受信電力703はアドバタイズパケットに対する応答の受信器を有効にしておく処理である受信処理による消費電力を意味している。また、マイコン動作電力701は、マイコン403が動作している場合の消費電力を示している。図に示すように、BLEユニット316は、所定のチャネルを用いて送信処理を行った後、同一のチャネルを用いて一定時間受信処理を行うことで、外部装置からの応答を待つ。なお、送信処理による消費電力はマイコン動作電力701に送信電力702を加算した値となり、受信処理による消費電力はマイコン動作電力701に受信電力703を加算した値となる。なお、Tx705とRx706の前後や間にもマイコン403が動作しているのは、送信・受信処理の立ち上げや停止のためにはマイコン403が起動している必要があるからである。また、アドバタイズパケットの送信を複数チャネルで行う場合は、アドバタイズパケットの送信を行うチャネルの数だけ消費電力が増えることとなる。また、マイコン403が動作を行っておらず、BLEユニット316が省電力状態となっている間は、スリープ電力704がBLEユニット316の消費電力となる。
図7(b)ではアドバタイズ間隔について説明する。BLEユニット316は、通常、アドバタイズパケットの送信処理と受信処理を、チャネル別に3回繰り返した後、マイコン403の動作を停止させ一定時間省電力状態になる。以下、所定のチャネルによるアドバタイズパケットの送信処理と受信処理の組み合わせをアドバタイズと言う。また、所定のチャネルによってアドバタイズが実行される間隔をアドバタイズ間隔と言う。アドバタイズ間隔707は標準アドバタイズ間隔を短縮した状態におけるアドバタイズ間隔を表しており、アドバタイズ間隔708は標準アドバタイズ間隔を伸長した状態におけるアドバタイズ間隔を表している。図7(b)に示すように、BLEユニット316は、アドバタイズ間隔を伸長することで、スリープ電力704しか電力を消費しない省電力時間が長くなり、単位時間当たりの消費電力を削減することができる。さらに、BLEユニット316は、アドバタイズ間隔を短縮することで、単位時間当たりに行うアドバタイズの回数を増やすことができ、自身がブロードキャストするアドバタイズパケットをより容易に外部装置に受信させることができる。
図8は、BLE通信におけるスマートホン30とMFP100の間での通信処理シーケンスを示す図である。なお、この処理シーケンスが示す処理は、CPU302が、ROM303又はMFP100が備えるHDD(不図示)に記憶されている制御プログラムをRAM304にロードし、その制御プログラムを実行することで実現される。
図8において、MFP100は、設定されたアドバタイズ間隔でアドバタイズパケットを送信するアドバタイザであるものとする。また、スマートホン30は、周辺にあるアドバタイザからのアドバタイズパケットを待ち受けるイニシエータであるものとする。まず、MFP100は、アドバタイズパケットの送信を行う(S801〜S803)。その後、BLEユニット911がBLEユニット316からのアドバタイズパケットを受信することで、スマートホン30は、MFP100の存在を認識することができる。
スマートホン30は、スマートホン30に対応する装置としてMFP100を認識したら、受信したアドバタイズパケットに対する応答として、ネットワーク接続をする接続イベントに遷移するための要求であるCONNECT_REQを送信する(S804)。MFP100がCONNECT_REQを受信すると、スマートホン30及びMFP100は、接続イベントに遷移する準備をする。具体的には、BLEユニット911及びBLEユニット316が、それぞれメインボード901及びメインボード301にBLE通信のための接続処理が完了した旨を通知する。その後、スマートホン30及びMFP100はそれぞれマスタとスレーブに変化する(S805及びS806)。
接続イベントに遷移してからは、マスタであるスマートホン30とスレーブであるMFP100は、BLE通信のための接続を確立する。なお、BLE規格では、マスタは、スレーブと「1:多」のスター型のトポロジーを形成することができる。
スマートホン30において、メインボード901は、BLEユニット911に対して、MFP100に印刷を指示するための印刷ジョブのジョブデータを送信する(S807)。ここでのジョブデータは、画像データが埋め込められた印刷ジョブ本体を送信してもよいし、または印刷ジョブへのポインタ情報だけを通知しておいてもよい。また、印刷ジョブのジョブデータでなく、MFP100にスキャンを指示するスキャンジョブのジョブデータ等であっても良い。その後、BLEユニット911は、BLEユニット316へ印刷ジョブのジョブデータを送信する(S808)。なお、本実施形態では、ポインタ情報(ジョブ情報)を送信する場合、その後にBLEユニット316へ印刷ジョブのジョブデータを送信するものとするが、これに限定されるものではない。印刷ジョブ本体はBLE通信以外の通信手段により送信するようにしても良い。すなわち、例えば、それぞれの装置が、BLE通信よりもより広範囲に通信可能なWLAN通信を実行可能な場合、装置間の通信をWLAN通信に切り替えてからジョブデータを送信するようにしても良い。
MFP100において、BLEユニット316は、受信したジョブデータをメインボード301へ送信する(S809)。メインボード301は、ジョブデータを受信したら、ジョブ完了をBLEユニット316に通知する(S810)。ジョブ完了を通知するタイミングは、ジョブの動作が完了してからでも良いし、またはジョブデータの受信が終了したタイミングでも良い。その後、BLEユニット316は、ジョブ完了をBLEユニット911へ通知し(S811)、BLEユニット911は、ジョブ完了をメインボード901へ通知する(S812)。
ジョブ完了の通知が終了すると、スマートホン30とMFP100はそれぞれイニシエータとアドバタイザに戻り、MFP100は、アドバタイズパケットの送信を再開する(S813)。
このようにして、スマートホン30とMFP100はBLE通信における接続の確立と、接続後のデータ通信を実行することができる。
上述したように、BLE通信において、情報送信装置は、アドバタイズパケットを所定の時間間隔でブロードキャストしており、また、外部装置は、アドバタイズパケットを受信するための受信器を所定の時間間隔で稼働させている。情報送信装置と外部装置はアドバタイズパケットの送受信に関して同期していない。そのため、アドバタイズパケットの受け渡しが成功するのは、情報送信装置によるアドバタイズパケットの送信と外部装置による受信器の稼働がたまたまオーバーラップした場合に限られる。そこで、外部装置のアドバタイズパケットの受信確率を増大させるために、情報送信装置のアドバタイズパケット送信間隔を短縮させ、情報送信装置の単位時間当たりにアドバタイズパケットを送信する回数を増大させる方法が考えられる。しかしながら、このような方法により、単位時間当たりに情報送信装置がアドバタイズパケットを送信する回数を増大させた場合、アドバタイズパケットを送信するための送信器が頻繁に稼働することになるため、情報送信装置の消費電力が大きくなってしまう。
そこで、本実施形態では、単位時間当たりにアドバタイズパケットを送信する回数を状況に応じて適切に制御し、外部装置によるアドバタイズパケットの受信確率と情報送信装置の消費電力の関係を適切に制御する情報送信装置について説明する。
図6は、本実施形態においてMFP100が実行する、アドバタイズ間隔を変更する処理を示すフローチャートである。なお、このフローチャートが示す処理は、CPU302が、ROM303又はMFP100が備えるHDD(不図示)に記憶されている制御プログラムをRAM304にロードし、その制御プログラムを実行することで実現される。なお、このフローチャートが示す処理は、MFP100本体の電源がオンされた場合や操作スイッチ405に対する入力があった場合等、BLEユニット316の電源がオンされた場合に開始されるものとする。
まず、S601では、CPU302は、アドバタイズを開始する準備をする。具体的には、CPU302は、RAM304に記憶されている、アドバタイズを開始する場合に利用される標準のアドバタイズ間隔(以下、標準アドバタイズ間隔という。)の値を取得し、アドバタイズ間隔の初期値として設定する。
続いて、S602では、CPU302は、アドバタイズを開始する。これ以降、CPU302は、再度アドバタイズ間隔の設定が行われるまで、S601で設定したアドバタイズ間隔に基づいた時間間隔で定期的にアドバタイズすることになる。
続いて、S603では、CPU302は、アドバタイズ間隔変更条件が満たされているかを判断するために必要な情報をRAM304等のメモリから取得する。具体的には、CPU302は、印刷部314のステータスの情報や、現在時間の情報、装置の利用状況の情報、MFP100の電力モードの情報等の、定期的に更新が行われる各種情報を取得する。
続いて、S604からS607では、CPU302は、アドバタイズ間隔変更条件が満たされているかを判定し、アドバタイズ間隔を変更するか否かを判定する。なお、S604からS607では、CPU302は、条件1〜5が満たされているかをそれぞれ判定している。これらの判定処理の順番は順不同であるが、任意に設定可能な優先度に従ってこれらの判定を実行しても良い。
まず、S604では、CPU302は、S603にて取得した情報を参照し、MFP100がユーザによって使用されているか否かを判定する。MFP100がユーザによって使用されている状況においては、MFP100は、BLE通信によって他の装置と接続しても、当該他の装置から要求される処理を実行できない可能性が高い。そのため、本実施形態では、MFP100がユーザによって使用されている状況においては、MFP100は、外部装置によるアドバタイズパケットの受信確率の向上よりも消費電力の削減を優先し、伸長アドバタイズ間隔にてアドバタイズを行う。なお、MFP100がユーザによって使用されている状況とは、例えば、ユーザからの指示により、MFP100が印刷処理やスキャン処理を実行している状況や、他の装置と通信を行っている状況等が該当する。CPU302は、MFP100がユーザによって使用されていると判定した場合は、S609の処理を行い、MFP100がユーザによって使用されていないと判定した場合は、S605の処理を行う。
本実施形態では、MFP100が省電力状態である場合は、MFP100は、外部装置によるアドバタイズパケットの受信確率の向上よりも消費電力の削減を優先し、伸長アドバタイズ間隔にてアドバタイズを行う。このような形態とすることで、MFP100は、省電力状態である場合は、消費電力を抑制することができる。そこで、S605では、CPU302は、S603にて取得した情報を参照し、MFP100が省電力状態であるか否かを判定する。CPU302は、MFP100が省電力状態であると判定した場合は、S609の処理を行い、MFP100が省電力状態でないと判定した場合は、S606の処理を行う。
MFP100がエラー状態である場合は、MFP100は、BLE通信によって他の装置と接続しても、当該他の装置から要求される処理を実行できない可能性が高い。本実施形態では、MFP100がエラー状態である場合は、MFP100は、外部装置によるアドバタイズパケットの受信確率の向上よりも消費電力の削減を優先し、伸長アドバタイズ間隔にてアドバタイズを行う。そこで、S606では、CPU302は、S603にて取得した情報を参照し、MFP100がエラー状態であるか否かを判定する。CPU302は、MFP100がエラー状態であると判定した場合は、S609の処理を行い、MFP100がエラー状態でないと判定した場合は、S607の処理を行う。
前述したように、アドバタイズ間隔を伸長する時間帯とは、主に、MFP100が頻繁に利用されることがない時間帯であり、例えば就業時間外の時間や休憩時間、ユーザの外出時間等が該当する。MFP100が頻繁に利用されることがない時間帯においては、外部装置がMFP100の周囲に存在する可能性は低く、MFP100は、頻繁にアドバタイズパケットを送信する必要はない。そのため、本実施形態では、アドバタイズ間隔を伸長する時間帯として設定された時間帯においては、MFP100は、外部装置によるアドバタイズパケットの受信確率を保つことよりも消費電力の削減を優先し、伸長アドバタイズ間隔にてアドバタイズを行う。そこで、S607では、CPU302は、S603にて取得した情報を参照し、現在時間がアドバタイズ間隔を伸長する時間帯として設定された時間帯に含まれるか否かを判定する。CPU302は、現在時間がアドバタイズ間隔を伸長する時間帯として設定された時間帯に含まれると場合は、S609の処理を行い、現在時間がアドバタイズ間隔を伸長する時間帯として設定された時間帯に含まれない場合は、S608の処理を行う。
前述したように、MFP100は、アドバタイズ間隔を短縮する時間帯として、例えば、MFP100が頻繁に利用される時間帯を設定する。MFP100が頻繁に利用される時間においては、外部装置がMFP100の周囲に存在する可能性が高い。そのため、本実施形態では、アドバタイズ間隔を短縮する時間帯として設定された時間帯においては、MFP100は、外部装置によるアドバタイズパケットの受信確率を向上させるために、短縮アドバタイズ間隔にてアドバタイズを行う。そこで、S608では、CPU302は、S603にて取得した情報を参照し、現在時間がアドバタイズ間隔を短縮する時間帯として設定された時間帯に含まれるか否かを判定する。CPU302は、現在時間がアドバタイズ間隔を短縮する時間帯として設定された時間帯に含まれる場合は、S610の処理を行い、現在時間がアドバタイズ間隔を短縮する時間帯として設定された時間帯に含まれない場合は、S611の処理を行う。
S609では、CPU302は、伸長アドバタイズ間隔でアドバタイズを行うための処理を実行する。具体的には、CPU302は、アドバタイズ間隔の値としてRAM304等のメモリに記憶している値を、標準アドバタイズ間隔よりも広い間隔の値に設定する。さらに、設定したアドバタイズ間隔でアドバタイズを行う様にBLEユニット316を制御する。このような形態とすることで、CPU302は、条件1〜4が満たされた場合にアドバタイズ間隔を伸長し、消費電力を削減することができるとともに、MFP100の状況に応じた適切なアドバタイズ間隔を設定できる。
S610では、CPU302は、短縮アドバタイズ間隔でアドバタイズを行うための処理を実行する。具体的には、CPU302は、アドバタイズ間隔の値としてRAM304等のメモリに記憶している値を、標準アドバタイズ間隔よりも狭い間隔の値に設定する。さらに、設定したアドバタイズ間隔でアドバタイズを行う様にBLEユニット316を制御する。このような形態とすることで、CPU302は、条件5が満たされた場合にアドバタイズ間隔を短縮し、外部装置によるアドバタイズパケットの受信確率を増大させることができるとともに、MFP100の状況に応じた適切なアドバタイズ間隔を設定できる。
S611では、CPU302は、標準のアドバタイズ間隔でアドバタイズを行うための処理を行う。具体的には、アドバタイズ間隔の値としてRAM304等のメモリに記憶している値を、標準アドバタイズ間隔の値に設定する。さらに、標準のアドバタイズ間隔でアドバタイズを行う様にBLEユニット316を制御する。このような形態とすることで、CPU302は、アドバタイズ間隔変更条件が満たされていない場合には、標準のアドバタイズ間隔を維持することができる。さらに、CPU302は、S609又はS610にてアドバタイズ間隔の設定の変更が行われていても、その後アドバタイズ間隔変更条件が満たされなくなった場合には、アドバタイズ間隔を標準アドバタイズ間隔に戻すことができる。
S610では、CPU302は、アドバタイズパケットの送信をやめるか否かを判定する。具体的には、CPU302は、例えば、ユーザによる操作スイッチ405等への操作により、BLE通信機能がオフされたか否かを判定する。CPU302は、アドバタイズパケットの送信をやめないと判定した場合は、S603の処理を再び行い、アドバタイズパケットの送信をやめると判定した場合は、アドバタイズを中止して処理を終了する。なお、S603の処理を再び行うタイミングは、MFP100が自動制御してもよい。
このように、本実施形態の情報送信装置は、状況に応じてアドバタイズ間隔を制御する。例えば条件1〜4が満たされるような状況下においては、印刷頻度が少なくなることが予想されるため、頻繁なアドバタイズは不要である。しかしそのような状況下であっても、情報送信装置によるアドバタイズを停止させてしまっては、外部装置によるアドバタイズパケットの受信自体が不可能になってしまう。そこで、本実施形態の情報送信装置は、アドバタイズ間隔を広げる(単位時間当たりのアドバタイズパケットの送信回数を減らす)ことで、外部装置によるアドバタイズパケットの受信を可能としつつ、消費電力を抑えることができる。また、例えば条件5が満たされるような状況下においては、印刷頻度が大きくなることが予想されるため、外部装置によるアドバタイズパケットの受信確率を上げ、迅速に通信を開始させられるようにすることが好ましい。そこで、本実施形態の情報送信装置は、アドバタイズ間隔を狭める(単位時間当たりのアドバタイズパケットの送信回数を増やす)ことで、外部装置によるアドバタイズパケットの受信をより容易にすることができる。
(第2実施形態)
上述の実施形態では、時間帯に応じて、アドバタイズ間隔を伸長/短縮する処理を実行する例について説明した。本実施形態では、時間帯に応じて、アドバタイズパケットの送信電力を増大/減少する処理を実行する例について説明する。
図12は、本実施形態においてMFP100が実行する、アドバタイズパケットの送信電力を変更する処理を示すフローチャートである。なお、このフローチャートが示す処理は、CPU302が、ROM303又はMFP100が備えるHDD(不図示)に記憶されている制御プログラムをRAM304にロードし、その制御プログラムを実行することで実現される。なお、このフローチャートが示す処理は、MFP100本体の電源がオンされた場合や操作スイッチ405に対する入力があった場合等、BLEユニット316の電源がオンされた場合に開始されるものとする。
また、S1201〜S1205及びS1207〜S1212の処理は、S601〜S605及びS607〜S612の処理と同様であるので、説明を省略する。
S1213では、CPU302は、標準アドバタイズ間隔でアドバタイズする場合におけるアドバタイズパケットの送信電力(通常状態の送信電力)より小さい送信電力にてアドバタイズパケットを送信するための処理を実行する。具体的には、CPU302は、送信電力の値としてRAM304等のメモリに記憶している値を、通常状態の送信電力より小さい送信電力の値に設定する。さらに、設定した送信電力でアドバタイズパケットの送信を行う様にBLEユニット316を制御する。言い換えれば、本実施形態では、送信電力を変更する。アドバタイズパケットの送信電力が小さくなると、MFP100から遠い距離に位置する外部装置にアドバタイズパケットが到達しなくなるが、アドバタイズにおけるMFP100の消費電力を削減することができる。
S1214では、CPU302は、通常状態の送信電力より大きい送信電力にてアドバタイズパケットを送信するための処理を実行する。具体的には、CPU302は、送信電力の値としてRAM304等のメモリに記憶している値を、通常状態の送信電力より大きい送信電力の値に設定する。さらに、設定した送信電力でアドバタイズパケットの送信を行う様にBLEユニット316を制御する。アドバタイズパケットの送信電力が大きくなると、アドバタイズにおけるMFP100の消費電力が大きくなるが、アドバタイズパケットが到達する距離を大きくすることができる。すなわち、MFP100から遠い距離に位置する外部装置がアドバタイズパケットを受信できるようになる。
S1215では、CPU302は、通常状態の送信電力にてアドバタイズパケットを送信するための処理を実行する。具体的には、CPU302は、送信電力の値としてRAM304等のメモリに記憶している値を、通常状態の送信電力の値に設定する。さらに、設定した送信電力でアドバタイズパケットの送信を行う様にBLEユニット316を制御する。このような形態とすることで、CPU302は、アドバタイズ間隔変更条件が満たされていない場合には、通常状態の送信電力を維持することができる。さらに、CPU302は、S1209又はS1210にてアドバタイズ間隔の設定の変更が行われていても、その後アドバタイズ間隔変更条件が満たされなくなった場合には、送信電力を通常状態に戻すことができる。
なお、アドバタイズパケットの間隔は変更せず、アドバタイズパケットの送信電力の変更のみ行う場合は、アドバタイズ間隔変更条件は、アドバタイズパケットの送信電力変更条件とみなすことができる。また、その場合、図10及び図11に示す設定画面は、アドバタイズパケットの送信電力を変更する時間帯の設定に利用される。
また、通常状態の送信電力、通常状態の送信電力より小さい送信電力及び通常状態の送信電力より大きい送信電力それぞれの値は、送信電力の変更処理が実行される前に、MFP100やBLEユニット316に予め設定しておく。このとき、送信電力の値の設定は、表示部311に表示したUI上にユーザの所望の送信電力の値を直接入力させる構成としても良いし、UI上にあらかじめ用意された複数の送信電力の値を表示し、そのいずれかをユーザに選択させる構成としても良い。あるいは、着荷時にそれぞれの送信電力の値が予め設定されている構成としても良い。
このような形態とすることで、MFP100は、状況に応じてアドバタイズパケットの送信電力を制御することができる。例えば条件1〜4の少なくともいずれかが満たされるような状況下においては、印刷頻度が少なくなることが予想されるため、MFP100を利用するためにMFP100の近傍にいるユーザが所持する外部装置のみにアドバタイズパケットを送信できれば良い。そこで、本実施形態の情報送信装置は、アドバタイズパケットの送信電力を小さくすることで、MFP100を利用する可能性が高いユーザが所持する外部装置によるアドバタイズパケットの受信を可能としつつ、消費電力を抑えることができる。また、例えば条件5が満たされるような状況下においては、印刷頻度が大きくなることが予想される。そこで、本実施形態の情報送信装置は、アドバタイズパケットの送信電力を大きくすることで、MFP100から遠くに位置する外部装置によるアドバタイズパケットの受信を可能とすることができる。すなわち、広範囲に位置するユーザが所持する外部装置にアドバタイズ信号を受信させられるようにする。
(その他の実施形態)
上述の実施形態において、例えば、設定した時間帯になった場合に、アドバタイズパケットを送信する方法を変更するモードがMFP100に設定されるものとしてもいい。アドバタイズパケットを送信する方法を変更するモードは、具体的には、短縮アドバタイズ間隔でアドバタイズするモード、伸長アドバタイズ間隔でアドバタイズするモード等が挙げられる。さらに、アドバタイズパケットの送信電力を大きくするモード、アドバタイズパケットの送信電力を小さくするモード等が挙げられる。この場合、S607やS608、S1207、S1208では、上述のモードが設定されているか否かを判定し、設定されているモードに応じた処理を実行する構成としても良い。
上述の実施形態においては、伸長アドバタイズ間隔でアドバタイズを行うための処理と短縮アドバタイズ間隔でアドバタイズを行うための処理それぞれを実行する構成を説明したが、これらの処理のうちいずれか一方のみを実行する構成としても良い。例えば、伸長アドバタイズ間隔でアドバタイズを行うための処理のみを実行する構成の場合、S608、S610、S1208及びS1210の処理は省略する。また、例えば、短縮アドバタイズ間隔でアドバタイズを行うための処理のみを実行する構成の場合、S604〜S607、S609、S1204、S1206、S1207及びS1209の処理は省略する。
上述の実施形態においては、「標準アドバタイズ間隔」があるものとしたが、これに限定されず、MFP100は、単に、2以上のアドバタイズ間隔でアドバタイズ信号を送信可能とし、これらを切り替えるようにしてもよい。
上述の実施形態においては、アドバタイズ信号のアドバタイズ間隔又は送信電力を変更するものとしたが、アドバタイズ間隔及び送信電力のいずれも変更するようにしてもよい。
上述の実施形態においては、MFPに備わっているCPUがBLEユニットを制御し、アドバタイズ間隔を制御する例について説明したが、この形態に限定されない。例えば、BLEユニット自体にCPUが備わっている構成とし、当該CPUがアドバタイズ間隔を制御する構成としても良い。この場合、BLEユニット自体を情報送信装置とみなすことができる。
上述の実施形態においては、CPU302は、条件1〜4が満たされた場合、一律でS609の処理を実行し、同一のアドバタイズ間隔を設定していたが、満たされた条件に応じて、それぞれ異なるアドバタイズ間隔を設定しても良い。
上述の実施形態においては、パケットを時間帯に応じた一定の時間間隔で送信する例について説明したが、パケットを一定の時間間隔で送信する形態に限定されない。すなわち、例えば、CPU302は、条件1〜4が満たされた場合に、単位時間当たりのパケットの送信回数が少なくなるように、一定でない時間間隔でパケットを送信しても良い。また、CPU302は、条件5が満たされた場合に、単位時間当たりのパケットの送信回数が多くなるように、一定でない時間間隔でパケットを送信しても良い。
上述の実施形態においては、情報送信装置が外部装置にBLEのアドバタイズパケットを送信する際に実行される処理について記載したが、情報送信装置の存在を外部装置に通知するためにBLEのアドバタイズパケットとは異なる情報が用いられても良い。例えば、Wi−Fi機能に基づく情報の通知によって情報送信装置が外部装置に、情報送信装置の存在を通知しても良い。そして、情報送信装置から発行されるWi−Fi機能に基づく情報内に、上述の実施形態と同様の情報が含まれていても良い。
上述の実施形態においては、接続情報を含むアドバタイズパケットを送信し、当該アドバタイズパケットに対して応答した外部装置と接続する情報送信装置について説明した。しかし、アドバタイズパケットには必ずしも接続情報が含まれる必要はなく、情報送信装置は、単に情報を送信するだけの装置として機能し、外部装置と接続せずに一方的にアドバタイズパケットを送信する構成としても良い。
上述の実施形態は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムをネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを実行する処理でも実現可能である。また、上述の実施形態は、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100 MFP
30 スマートホン
316 BLEユニット

Claims (27)

  1. 特定の装置と接続することなく、周囲に存在する不特定の外部装置に対して情報を送信する送信手段を有する情報送信装置であって、
    前記送信手段は、時間帯に応じて、前記情報を単位時間当たりに送信する回数を変更することを特徴とする情報送信装置。
  2. 前記送信手段は、前記外部装置に対して、時間帯に応じて異なる時間間隔で間欠的に前記情報を送信することを特徴とする請求項1に記載の情報送信装置。
  3. 所定の時間帯を設定する設定手段を有し、
    前記送信手段は、前記情報を前記所定の時間帯に送信するか否かに応じて異なる時間間隔で間欠的に前記情報を送信することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報送信装置。
  4. 前記送信手段は、前記所定の時間帯でない時間帯に前記情報を送信する場合、前記情報を第1の時間間隔で間欠的に送信し、
    前記所定の時間帯に前記情報を送信する場合、前記情報を前記第1の時間間隔よりも広い第2の時間間隔で間欠的に送信することを特徴とする請求項3に記載の情報送信装置。
  5. 前記送信手段は、前記情報を第2の時間間隔で間欠的に送信する場合、前記情報の送信電力を小さくすることを特徴とする請求項4に記載の情報送信装置。
  6. 前記送信手段は、前記情報送信装置が、ユーザによって指示された処理を実行している場合、前記情報を前記第2の時間間隔で間欠的に送信することを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の情報送信装置。
  7. 前記ユーザによって指示された処理は、記録剤によって記録媒体上に画像を形成する画像形成処理と、前記情報送信装置が接続している外部装置とデータ通信を行う通信処理のうちいずれかの処理であることを特徴とする請求項4乃至請求項6のいずれか一項に記載の情報送信装置。
  8. 前記送信手段は、前記情報送信装置が省電力状態である場合、前記情報を前記第2の時間間隔で間欠的に送信することを特徴とする請求項4乃至請求項7のいずれか一項に記載の情報送信装置。
  9. 前記送信手段は、前記所定の時間帯でない時間帯に前記情報を送信する場合、前記情報を第1の時間間隔で間欠的に送信し、
    前記所定の時間帯に前記情報を送信する場合、前記情報を前記第1の時間間隔よりも狭い第3の時間間隔で間欠的に送信することを特徴とする請求項3に記載の情報送信装置。
  10. 前記送信手段は、前記情報を第3の時間間隔で間欠的に送信する場合、前記情報の送信電力を大きくすることを特徴とする請求項9に記載の情報送信装置。
  11. 前記設定手段は、前記所定の時間帯として、第1の時間帯と、前記第1の時間帯と異なる第2の時間帯を設定し、
    前記送信手段は、前記第1の時間帯及び前記第2の時間帯でない時間帯に前記情報を送信する場合、前記情報を第1の時間間隔で間欠的に送信し、
    前記第1の時間帯に前記情報を送信する場合、前記情報を前記第1の時間間隔よりも広い第2の時間間隔で間欠的に送信し、
    前記第2の時間帯に前記情報を送信する場合、前記情報を前記第1の時間間隔よりも狭い前記第3の時間間隔で間欠的に送信することを特徴とする請求項3に記載の情報送信装置。
  12. 前記送信手段は、前記情報を第2の時間間隔で間欠的に送信する場合、前記情報の送信電力を小さくし、前記情報を第3の時間間隔で間欠的に送信する場合、前記情報の送信電力を大きくすることを特徴とする請求項11に記載の情報送信装置。
  13. 前記所定の時間を設定するための設定画面を表示する表示手段をさらに有することを特徴とする請求項3乃至請求項12のいずれか一項に記載の情報送信装置。
  14. 前記設定手段は、前記表示手段が表示する設定画面を介して、ユーザから前記第1の時間帯を設定するための入力を受け付けることで、前記所定の時間帯を設定することを特徴とする請求項13に記載の情報送信装置。
  15. 前記送信手段が送信した前記情報に対する応答を前記外部装置から受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信した前記情報に対する応答に基づいて、前記応答を返した外部装置と接続を確立する接続手段と、
    前記接続手段が確立した接続によって通信を行う通信手段と、をさらに有することを特徴とする請求項1乃至請求項14のいずれか一項に記載の情報送信装置。
  16. 前記送信手段は、Bluetooth(登録商標) Low Energyの通信規格に基づいて、前記情報としてアドバタイズパケットを送信することを特徴とする請求項1乃至請求項15のいずれか一項に記載の情報送信装置。
  17. 記録剤によって記録媒体上に画像を形成する画像形成手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至請求項16のいずれか一項に記載の情報送信装置。
  18. 前記情報は、前記情報送信装置を識別するための識別情報と前記情報の送信電力を示す情報と前記情報送信装置と接続するための接続情報とを含む群のうち少なくとも1つの情報を含む情報であることを特徴とする請求項1乃至請求項17のいずれか一項に記載の情報送信装置。
  19. 外部装置に対して情報を送信する送信ステップを実行する情報送信装置の制御方法であって、
    前記送信ステップでは、時間帯に応じて、前記情報を単位時間当たりに送信する回数を変更することを特徴とする制御方法。
  20. 外部装置に対して情報を送信する送信手段を有する情報送信装置であって、
    前記送信手段は、時間帯に応じて、前記情報の送信電力を変更することを特徴とする情報送信装置。
  21. 所定の時間帯を設定する設定手段を有し、
    前記送信手段は、前記所定の時間帯でない時間帯に前記情報を送信する場合、前記情報を第1の送信電力で送信し、
    前記所定の時間帯に前記情報を送信する場合、前記情報を前記第1の送信電力よりも小さい第2の送信電力で送信することを特徴とする請求項20に記載の情報送信装置。
  22. 所定の時間帯を設定する設定手段を有し、
    前記送信手段は、前記所定の時間帯でない時間帯に前記情報を送信する場合、前記情報を第1の送信電力で送信し、
    前記所定の時間帯に前記情報を送信する場合、前記情報を前記第1の送信電力よりも大きい第2の送信電力で送信することを特徴とする請求項20に記載の情報送信装置。
  23. 第1の時間帯と、前記第1の時間帯と異なる第2の時間帯を設定する設定手段を有し、
    前記送信手段は、前記第1の時間帯及び前記第2の時間帯でない時間帯に前記情報を送信する場合、前記情報を第1の送信電力で送信し、
    前記第1の時間帯に前記情報を送信する場合、前記情報を前記第1の送信電力よりも小さい第2の送信電力で送信し、
    前記第2の時間帯に前記情報を送信する場合、前記情報を前記第1の送信電力よりも小さい第3の送信電力で送信することを特徴する請求項20に記載の情報送信装置。
  24. 前記送信手段は、Bluetooth(登録商標) Low Energyの通信規格に基づいて前記情報を送信することを特徴とする請求項20乃至請求項23のいずれか一項に記載の情報送信装置。
  25. 前記送信手段は、前記情報を、特定の装置と接続することなく、前記情報送信装置の周囲に存在する不特定の外部装置に対して送信することを特徴とする請求項20乃至請求項24のいずれか一項に記載の情報送信装置。
  26. 外部装置に対して情報を送信する送信ステップを実行する情報送信装置の制御方法であって、
    前記送信ステップでは、時間帯に応じて、前記情報の送信電力を変更することを特徴とする制御方法。
  27. 請求項1乃至請求項19、請求項21乃至請求項25のいずれか一項に記載の情報送信装置の各手段をコンピュータにより実現することを特徴とするプログラム。
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