JP6298756B2 - フィルタ装置 - Google Patents

フィルタ装置

Info

Publication number
JP6298756B2
JP6298756B2 JP2014246219A JP2014246219A JP6298756B2 JP 6298756 B2 JP6298756 B2 JP 6298756B2 JP 2014246219 A JP2014246219 A JP 2014246219A JP 2014246219 A JP2014246219 A JP 2014246219A JP 6298756 B2 JP6298756 B2 JP 6298756B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
heater
filter device
cell
casing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014246219A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016109521A (ja
Inventor
大資 田中
大資 田中
重海 岡
重海 岡
忠 大橋
忠 大橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi GE Nuclear Energy Ltd
Original Assignee
Hitachi GE Nuclear Energy Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi GE Nuclear Energy Ltd filed Critical Hitachi GE Nuclear Energy Ltd
Priority to JP2014246219A priority Critical patent/JP6298756B2/ja
Publication of JP2016109521A publication Critical patent/JP2016109521A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6298756B2 publication Critical patent/JP6298756B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Structure Of Emergency Protection For Nuclear Reactors (AREA)

Description

本発明は、フィルタ装置に関する。
現在、原子力規制委員会(NRA)によって、SGTS(Stand by Gas Treatment System:非常用ガス処理系)フィルタ装置(以下、フィルタ装置と呼ぶ)等の静的機器の多重化検討推進が進められている。フィルタ装置は、事故等が発生した際に放射性ヨウ素を取り除く機能を有する。現状では、1系列のフィルタ装置のみが設置されている。新規制基準に適応するためには、フィルタ装置を1系列追設し、2系列化することを検討する必要がある。しかし、既存の建屋空きスペースには制限があり、既存のフィルタ装置と同じサイズの機器を追設することは困難であるため、フィルタ装置を小型化する必要がある。
既存のフィルタ装置は、機器内部にファン付ヒータを用いて強制対流を発生させ、熱を攪拌し、放射性ヨウ素を取り除くフィルタ装置内部を相対湿度70%以下になるように、温度を常時制御しているが、耐震性の向上やメンテナンス性の観点から、フィルタ装置内部の加熱方法として、極力動的機器であるファン等を用いない方法が好ましい。さらに、上記に述べたフィルタ装置の小型化の必要性を考慮すると、設置スペースがファン付ヒータよりも小さくなることが好ましい。
特許文献1には、乾燥器ケーシングの壁面にパネルヒータが取り付けられることや、フィルタケーシングの壁面にパネルヒータが取り付けられることが記載されており、これによりフィルタ装置を小型化することが記載されている。
特開2006−090778号公報
ケーシングとチャコールフィルタとヒータとの位置関係によって、チャコールフィルタの加熱の効率が低下する場合がある。
上記課題を解決するために、本発明の一態様であるフィルタ装置は、特定方向に延びるガスの流路を形成するケーシングと、前記ケーシング内に設けられたセルであって、前記セルの上流からの前記ガスを導く流入路と、前記流入路に対して前記特定方向に垂直な配置方向に配置され、前記ガスに含まれる汚染物質を吸着する濾材が充填され前記流入路からの前記ガスを通す容器と、前記容器に対して前記配置方向に配置され前記容器からの前記ガスを前記セルの下流へ導く流出路と、を含む前記セルと、前記ケーシング内に設けられ、加熱面が前記濾材に向けられているヒータと、を備える。
濾材を効率よく加熱することができる。
比較例のフィルタ装置100xの構成を示す。 本発明の実施例1のフィルタ装置100aの構成を示す。 実施例1のフィルタセル190aの正面図である。 実施例1のフィルタセル190aの背面図である。 実施例1のフィルタ装置100aの断面図である。 実施例1のフィルタ装置100aの別の断面図である。 実施例1の第一変形例のフィルタ装置100bの図である。 実施例1の第二変形例のフィルタ装置100cの断面図である。 実施例2のフィルタ装置100dのフィルタセル190d近傍の斜視図である。 実施例2のフィルタ装置100dの断面図である。 実施例3のフィルタ装置100eの正面図である。 実施例3のフィルタ装置100eの断面図である。 実施例3の変形例のフィルタ装置100fの断面図である。 実施例4のフィルタ装置100gの断面図である。 実施例4のフィルタ装置100gの別の断面図である。 実施例4の変形例のフィルタ装置100hの断面図である。 実施例5のフィルタ装置100iの斜視図である。
ここでは、本発明の比較例のフィルタ装置について説明する。
図1は、比較例のフィルタ装置100xの構成を示す。
比較例のフィルタ装置100xは、内部に空気の流路を形成するケーシング110xを含む。フィルタ装置100xは、ケーシング110x内に、上流から順に配置される、中性能粒子フィルタ120と、高性能粒子フィルタ130と、スペースヒータ140xと、チャコールフィルタ150xと、スペースヒータ160xと、高性能粒子フィルタ170とを含む。
フィルタ装置100xは、原子力発電所の事故時に放射性物質が原子炉格納容器から原子炉建屋外に放出されることを防ぐために、中性能粒子フィルタ120、高性能粒子フィルタ130、チャコールフィルタ150xを通過させてから、原子炉格納容器内の空気を排気塔から放出する。チャコールフィルタ150xは、通過する空気に含まれる放射性ヨウ素を取り除く。チャコールフィルタ150xの除去性能を満足させるためには、通常待機時において常に相対湿度70%以下(チャコールフィルタ150xの温度66℃以上)に維持する必要がある。
スペースヒータ140x、160xの夫々は、ヒータとファンを含み、ヒータにより加熱された空気をファンによりチャコールフィルタ150x内へ送ることにより、チャコールフィルタ150xを加熱する。スペースヒータ140x、160xの夫々は、ファンを含むため、大型である。従って、スペースヒータ140x、160xは、フィルタ装置100xの小型化の妨げとなる。ここで、空気の流れ方向に沿ったフィルタ装置100xの長さを、Lxとする。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
本実施例では、ケーシング内部にファンレスヒータを設置したフィルタ装置について説明する。
図2は、実施例1のフィルタ装置100aの構成を示す。
フィルタ装置100xと比較すると、本実施例のフィルタ装置100aは、ケーシング110xの代わりにケーシング110aを含み、チャコールフィルタ150xの代わりにフィルタセル(セル)190aを含み、スペースヒータ140x、160xの代わりに二つのプレート型のヒータ180aを含む。フィルタセル190aは、粒状の活性炭が充填されたチャコールフィルタである。二つのヒータ180aは、ケーシング110a内でフィルタセル190aの両側面に沿って夫々配置されている。二つのヒータ180aの加熱面は、フィルタセル190aの両側面に夫々面している。フィルタ装置100aは、スペースヒータ140x、160xの代わりに二つのヒータ180aを用いることにより、空気の流れ方向に沿ったフィルタ装置100aの長さLaを、Lxより短くすることができ、フィルタ装置を小型化することができる。
図3は、実施例1のフィルタセル190aの正面図である。
フィルタセル190aの正面は、空気の流れの上流側である。フィルタセル190aは、フィルタセル190aの上流側を覆う入口カバー620aを含む。入口カバー620aには、二つのスリット220aが形成されている。フィルタセル190aは、高さ方向に積み上げられた複数のフィルタを有する。この図のフィルタセル190aは、4段のフィルタを有する。フィルタセル190aの上流からの空気は、二つのスリット220aからフィルタセル190a内へ流入する。
図4は、実施例1のフィルタセル190aの背面図である。
フィルタセル190aの背面は、空気の出口側である。フィルタセル190aは、出口を覆う出口カバー630aを含む。出口カバー630aには、一つのスリット240aが形成されている。出口カバー630aの両側方とケーシング110aの両側壁の内面との間には、二つのスリット260aが夫々形成されている。フィルタセル190a内の空気は、一つのスリット240aと二つのスリット260aからフィルタセル190aの下流へ流出する。二つのスリット260aの入口方向には、ケーシング110aの両側壁の内面に接して二つのヒータ180aが夫々設けられている。
図5は、実施例1のフィルタ装置100aの断面図である。この図は、フィルタ装置100aのV−V矢視断面を示す。図6は、実施例1のフィルタ装置100aの別の断面図である。この図は、フィルタ装置100aのVI−VI矢視断面を示す。
フィルタセル190aは、入口カバー620aと出口カバー630aの間に配置された複数の活性炭容器(容器)410aを含む。活性炭容器410aの両側面は、網であり、活性炭を通さず、空気を通す。活性炭容器410a内には、活性炭が充填される。複数の活性炭容器410aの間には、スリット220aから出口方向へ出口カバー630aまで延びる通風路320aと、二つのスリット240aから入口方向へ入口カバー620aまで夫々延びる二つの通風路340aとが形成されている。ケーシング110aの両側壁の内面と活性炭容器410aとの間には、二つのスリット260aから入口方向へ入口カバー620aまで夫々延びる二つの通風路360aが形成されている。なお、活性炭以外の、汚染物質を吸着する濾材が用いられてもよい。即ち、フィルタセル190aの入口から出口への方向を特定方向とすると、活性炭容器410aは、通風路320aに対して特定方向に垂直な配置方向に配置され、通風路340a、360aは、活性炭容器410aに対して配置方向に配置されている。
二つの通風路360a内には、ヒータ180aが設けられている。ヒータ180aの加熱面は、活性炭容器410aに対向している。ヒータ180aの加熱面と活性炭容器410aの間は、所定距離だけ離れており、空気の流路となる。ヒータ180aの加熱面の裏面は、ケーシング110aの側壁の内面に接している。
フィルタセル190aの上流から二つのスリット220aへ流入した空気は、通風路320aを通って活性炭容器410aへ入る。活性炭容器410aから流出した空気は、通風路340aを通ってスリット240aからフィルタセル190aの下流へ流出し、或いは、通風路360aを通ってスリット260aからフィルタセル190aの下流へ流出する。
この構造によれば、ヒータ180aは、フィルタセル190aの両側面を均一に加熱することができる。また、スペースヒータ140x、160xの代わりにヒータ180aを用いることにより、フィルタ装置を小型化することが可能となる。
図7は、実施例1の第一変形例のフィルタ装置100bの図である。この図は、フィルタ装置100bのVI−VI矢視断面を示す。
フィルタ装置100aと比較すると、第一変形例のフィルタ装置100bは、二つのヒータ180aの代わりに二つのプレート型のヒータ180bを含む。二つのヒータ180bの加熱面は、フィルタセル190aの両側面の少なくとも一部に夫々接している。この構成によれば、フィルタセル190aの両側面を効率的に加熱することができ、装置全体を小型化することが出来る。
図8は、実施例1の第二変形例のフィルタ装置100cの断面図である。この図は、フィルタ装置100cのVI−VI矢視断面を示す。
フィルタ装置100aと比較すると、第二変形例のフィルタ装置100cは、二つのヒータ180aの代わりに一つのプレート型のヒータ180cを含む。ヒータ180cの加熱面は、フィルタセル190aの下面に接している。フィルタセル190aの土台部分にヒータ180aを設置することで、フィルタ装置全体の重心が比較して低くなり、耐震性を向上させることが出来る。
本実施例とその変形例によれば、ヒータの加熱面が活性炭に向けられ、活性炭容器410aの外面のうちの一つの平面に対して平行に配置されることにより、活性炭を効率よく加熱することができる。
本実施例ではプレート型ヒータを点検扉と一体にする構造について説明する。
図9は、実施例2のフィルタ装置100dのフィルタセル190d近傍の斜視図である。
実施例1のフィルタ装置100aと比較すると、本実施例のフィルタ装置100dは、
ケーシング110aの代わりにケーシング110dを含む。ケーシング110dは、両側壁の一部を夫々成す二つの点検扉510dを含む。点検扉510dが閉じられた状態において、点検扉510dの内面は、フィルタセル190aの側面の少なくとも一部に対向する。点検扉510dは、点検等の際、外側に開かれることができる。この図は、点検扉510dを開放した状態を示す。ケーシング110dは更に、点検扉510dの内面の下部に固定された保持部材(支持部材)520dを含む。
フィルタ装置100dは、二つのヒータ180aの代わりに二つのプレート型のヒータ180dを含む。ヒータ180dは、点検扉510dの内面上に設けられている。ヒータ180dの下面は、保持部材520dにより支持されている。保持部材520dは、ヒータ180dの下部を囲む側壁を有し、ヒータ180dの取り付け時に、ヒータ180dの水平方向の移動を制限することにより、ヒータ180dの落下を防止する。なお、この図に示されたケーシング110dの側壁と反対側の側壁も、同様の構造を有する。
点検扉510dが閉じられると、ヒータ180dは、実施例1のヒータ180aと同様の位置に配置される。これにより、二つのヒータ180dの加熱面は、フィルタセル190aの両側面の少なくとも一部に夫々対向し、実施例1と同様、フィルタセル190aを効率よく加熱することができる。
この構造によれば、必要に応じてヒータ180d及びフィルタ装置100d内部の点検が可能になり、フィルタ装置のメンテナンス性を向上させることができる。また、保持部材520dが、重いヒータ180dを支持し、ヒータ180dの落下を防止することにより、ヒータ180dの設置や交換の作業の負担を軽減することができる。
以下、本実施例のヒータ180dの固定方法の具体例について説明する。
図10は、実施例2のフィルタ装置100dの断面図である。この図は、フィルタ装置100dのVI−VI矢視断面を示す。
ヒータ180dを点検扉510dに取り付ける作業者は、ヒータ180dの下面を保持部材520dの上に載せ、複数のボルト530dを点検扉510dの外側から内側へ貫通させ、ヒータ180dに形成された雌ねじに締め付ける。これにより、作業者は、安全に、ヒータ180dを点検扉510dに固定することができる。
本実施例では、プレート型のヒータをフィルタセルの入口に設置した構造について説明する。
図11は、実施例3のフィルタ装置100eの正面図である。図12は、実施例3のフィルタ装置100eの断面図である。この図は、フィルタ装置100eのXII−XII矢視断面を示す。
実施例1のフィルタ装置100aと比較すると、本実施例のフィルタ装置100eは、二つのヒータ180aの代わりに三つのプレート型のヒータ180eを含み、フィルタセル190aの代わりにフィルタセル190eを含む。フィルタセル190eは、入口カバー620aの代わりに入口カバー620eを含む。入口カバー620eの前面のうち、スリット220aと異なる位置には、ヒータ180eの加熱面である後面が接している。ヒータ180eの前面には、押さえ板540eが配置され、入口カバー620eとの間にヒータ180eを挟み込んでいる。
入口カバー620eは、前面のうち押さえ板540eと重なる位置から前方へ突出するボルト550eを含む。ボルト550eは、押さえ板540eの後側から前側へ貫通して突出する。押さえ板540eの前側に配置されたナット560eは、ボルト550eに締め付けられることにより、押さえ板540eとヒータ180eは、入口カバー620eに固定される。これにより、ヒータ180eは、空気の流れを妨げることなく、フィルタセル190eを固定することができる。また、ヒータ180eの加熱面を入口カバー620aに密着させて設置することで、ヒータ180eから発生した熱を、フィルタセル190eの熱伝導により効率良く活性炭へ伝えることが出来る。なお、ヒータ180eの数は、本実施例の3に限らない。
図13は、実施例3の変形例のフィルタ装置100fの断面図である。この図は、フィルタ装置100fのXII−XII矢視断面を示す。
フィルタ装置100eと比較すると、変形例のフィルタ装置100fは、三つのヒータ180eの代わりに三つのプレート型のヒータ180fを含み、フィルタセル190eの代わりにフィルタセル190fを含む。フィルタセル190eは、入口カバー620eの代わりに入口カバー620fを含み、入口カバー620fの前面の下部に固定された保持部材520fを含む。入口カバー620fの前面のうち、スリット220aと異なる位置には、ヒータ180fの加熱面である後面が接している。ヒータ180fの下面は、保持部材520fにより支持されている。保持部材520fは、前述の保持部材520dと同様、ヒータ180dの落下を防止する。ボルト530fは、ヒータ180fの前側から後側へ貫通し、入口カバー620fに形成された雌ねじに締め付けられることにより、ヒータ180fを入口カバー620fに固定する。
本実施例ではヒータをフィルタセル内に設置した構造について説明する。
図14は、実施例4のフィルタ装置100gの断面図である。この図は、フィルタ装置100gのVI−VI矢視断面を示す。図15は、実施例4のフィルタ装置100gの別の断面図である。この図は、フィルタ装置100gのXII−XII矢視断面を示す。
実施例1のフィルタ装置100aと比較すると、本実施例のフィルタ装置100gは、ケーシング110aの代わりにケーシング110gを含み、フィルタセル190aの代わりにフィルタセル190gを含み、二つのヒータ180aの代わりに二つのプレート型のヒータ180gを含む。フィルタセル190gは、活性炭容器410aの代わりに活性炭容器410gを含む。ケーシング110gは、天板の一部を成し外側へ開くことができるチャコールフィルタカバー610gを含む。チャコールフィルタカバー610gが閉じられた状態において、チャコールフィルタカバー610gの内面は、フィルタセル190eの上面の少なくとも一部に対向する。チャコールフィルタカバー610gは、活性炭容器410g内の活性炭の充填や排出等の際、外側に開かれることができる。チャコールフィルタカバー610gの内面には、ヒータ180gの一端がボルト570gで固定されている。
チャコールフィルタカバー610gが閉じられると、ヒータ180gは、フィルタセル190gの活性炭容器410a内に挿入される。これにより、ヒータ180gの加熱面は、活性炭容器410aの側面に平行に配置される。ヒータ180gの加熱面は、プレートの両側であってもよい。
ヒータ180aは、上端の一部に平板を含む。ボルト570gは、その平板を下側から上側へ貫通し、チャコールフィルタカバー610gに形成された雌ねじに締め付けられる。
この構造によれば、ヒータ180gは、活性炭を直接加熱することができる。また、活性炭容器410a内に活性炭容器410aの側面に沿ってプレート型のヒータ180gが設けられているため、活性炭の全体を均一に加熱することができる。また、実施例1や実施例2と比較すると、本実施例は、フィルタセルの外にヒータを設置しないため、フィルタ装置全体を小型化することができる。
図16は、実施例4の変形例のフィルタ装置100hの断面図である。この図は、フィルタ装置100hのVI−VI矢視断面を示す。
フィルタ装置100gと比較すると、変形例のフィルタ装置100hは、二つのヒータ180gの代わりに複数のロッド型のヒータ180hを含む。チャコールフィルタカバー610gの内面には、ヒータ180hの一端がボルト570hで固定されている。チャコールフィルタカバー610gが閉じられると、ヒータ180hは、フィルタセル190gの活性炭容器410g内に挿入される。これにより、ヒータ180hの長手方向は、鉛直方向になる。ヒータ180hの加熱面は、長手方向の所定の範囲で水平全方向に亘っていてもよい。なお、ヒータ180hの数は、幾つであってもよい。
この構造によれば、ヒータ180hは、活性炭を直接加熱することができる。また、フィルタ装置100gに比べて、フィルタ装置100hは、空気の流れを妨げるヒータ加熱面積を小さくすることができ、空気通過面積が大きくなり、フィルタ性能低下の影響を小さくすることができる。
従来のケーシングの材質は例えばステンレス鋼(SUS304)である。ケーシングの外側にプレート型のヒータを取付けて加熱しても、熱伝達率が悪く、フィルタセル内部を加熱することが難しい。そこで、ケーシングがヒータを含む構造について説明する。
図17は、実施例5のフィルタ装置100iの斜視図である。
実施例1のフィルタ装置100aと比較すると、本実施例のフィルタ装置100iは、ケーシング110aの代わりにケーシング110iを含む。二つのヒータ180aを含まない。ケーシング110iのうち、フィルタセル190aを囲む区間の壁面を形成するプレート型のヒータ180iを含む。ヒータ180iは、耐圧バウンダリを形成する。ヒータ180iの内面は、加熱面であり、フィルタセル190aの外面に対向する。
この構造によれば、加熱効率を向上させることができる。
本発明の表現における用語について説明する。特定方向は、フィルタセル100aの入口から出口へ向かう方向を含んでもよい。流入路は、通風路320aを含んでもよい。流出路は、通風路340a、360aの何れかを含んでもよい。
100a、100b、100c、100d、100e、100f、100g、100h、100i…フィルタ装置、110a、100d、100g、100i…ケーシング、120…中性能粒子フィルタ、130…高性能粒子フィルタ、170…高性能粒子フィルタ、180a、180b、180c、180d、180e、180f、180g、180h、180i…ヒータ、190a、190d、190e、190f、190g…フィルタセル、410a、410g…活性炭容器、510d…点検扉、520d、520f…保持部材、540e、押さえ板、610g…チャコールフィルタカバー、620a、620e、620f…入口カバー、630a…出口カバー

Claims (2)

  1. 特定方向に延びるガスの流路を形成するケーシングと、
    前記ケーシング内に設けられたセルであって、前記セルの上流からの前記ガスを導く流入路と、前記流入路に対して前記特定方向に垂直な配置方向に配置され、前記ガスに含まれる汚染物質を吸着する濾材が充填され前記流入路からの前記ガスを通す容器と、前記容器に対して前記配置方向に配置され前記容器からの前記ガスを前記セルの下流へ導く流出路と、を含む前記セルと、
    前記ケーシング内に設けられ、加熱面が前記濾材に向けられているヒータと、
    を備え
    前記加熱面は、前記容器の外面のうちの一つの平面に対して平行に配置されており、
    前記ヒータを含む二つのヒータを備え、
    前記二つのヒータは、前記ケーシングの二つの側壁の内面に夫々固定され、
    前記二つの側壁は、二つの扉を夫々含み、
    前記二つのヒータは、前記二つの扉の内面に夫々固定されている、
    フィルタ装置。
  2. 前記二つの扉に夫々固定された二つの支持部材を更に備え、
    前記二つの支持部材は、前記二つのヒータの下部を夫々支持する、
    請求項に記載のフィルタ装置。
JP2014246219A 2014-12-04 2014-12-04 フィルタ装置 Active JP6298756B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014246219A JP6298756B2 (ja) 2014-12-04 2014-12-04 フィルタ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014246219A JP6298756B2 (ja) 2014-12-04 2014-12-04 フィルタ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016109521A JP2016109521A (ja) 2016-06-20
JP6298756B2 true JP6298756B2 (ja) 2018-03-20

Family

ID=56122034

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014246219A Active JP6298756B2 (ja) 2014-12-04 2014-12-04 フィルタ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6298756B2 (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6031093A (ja) * 1983-08-01 1985-02-16 株式会社東芝 非常用ガス処理装置
JPS6037899U (ja) * 1983-08-23 1985-03-15 三菱重工業株式会社 気体ろ過装置
JPS6039322U (ja) * 1983-08-23 1985-03-19 三菱重工業株式会社 空気浄化装置
JPS6268517A (ja) * 1985-09-24 1987-03-28 Shinryo Air Conditioning Co Ltd 空気浄化装置のガス吸着材再生劣化防止装置
JPH01219598A (ja) * 1988-02-27 1989-09-01 Daikin Ind Ltd 非常ガス処理装置
JPH0647899U (ja) * 1992-11-30 1994-06-28 大阪瓦斯株式会社 原子炉非常用ガス処理装置
JP2006090778A (ja) * 2004-09-22 2006-04-06 Toshiba Corp 原子力発電所の非常用ガス処理系および空気乾燥装置ならびにフィルタ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016109521A (ja) 2016-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8995604B2 (en) System, method and apparatus for providing additional radiation shielding to high level radioactive materials
JP2015522167A5 (ja)
EP2704153B1 (en) Gas treatment equipment of nuclear power plant
JP6414719B2 (ja) 対流性乾式格納容器フィルタベント系
KR20150039815A (ko) 원자력 시설을 위한 격납 용기 보호 시스템 및 관련된 동작 방법
JP6172933B2 (ja) エアロゾルおよび/またはガス状のヨウ素を含むガス流をろ過するフィルタ装置
TW201832245A (zh) 觸媒式再結合器及過濾器之設備
JP2012233729A (ja) 原子力発電プラント及びその運転方法
CN105261401B (zh) 一种池内液态重金属冷却反应堆非能动余热排出系统
JP6298756B2 (ja) フィルタ装置
KR20200083502A (ko) 환기식 금속 저장 오버팩(vmso)
CA2912793A1 (en) An apparatus for enclosing at least one medium and/or high voltage unit and an electric power arrangement having such an apparatus
EP3183733B1 (en) Spent fuel storage rack
JP2016081965A (ja) トランス装置の冷却構造
DE3101540C2 (de) Vorrichtung zur Lagerung wärmefreisetzender Radionuklidkonfigurationen
US4587083A (en) Method for removing cesium from a nuclear reactor coolant
RU155931U1 (ru) Контейнер для радонуклидных источников
JP6964691B2 (ja) 管状電気ヒーターユニット
Vojacek et al. Design of an In-Pile SCWR Fuel Qualification Test Loop
CN108290152B (zh) 构造为降低内部放射性氢气水平的离子交换柱
JP2016145752A (ja) 放射性物質除去装置
JP5913170B2 (ja) 触媒式可燃性ガス再結合装置
JP6531890B2 (ja) 再結合装置
Liu et al. Development of analytical models for the natural circulation behavior of a full-scale PWR fuel assembly
DE102014017720A1 (de) Unterflur-Anordnung von elektrischen und/oder elektronischen Einrichtungen insbesondere der Telekommunikation

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170927

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171010

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180226

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6298756

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150