JP6297236B1 - 車両間伝送システムおよび伝送装置 - Google Patents

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Abstract

伝送装置(2)は、電気連結器(4)と1対の信号線(7)を介して接続された1対の端子(8)と、1対の端子(8)に1対のコンデンサ(20a,20b)を介して接続された送信部(18)と、1対のコンデンサ(20a,20b)を介さずに1対の端子(8)間に直列に接続された直流電源(25)、スイッチ(24)およびインダクタンス(23,26)とを有する。伝送装置(3)は、電気連結器(5)と1対の信号線(9)を介して接続された1対の端子(10)と、1対の端子(10)に1対のコンデンサ(43a,43b)を介して接続された受信部41と、1対のコンデンサ(43a,43b)を介さずに1対の端子(10)間に直列に接続された負荷抵抗(47)およびインダクタンス(46,48)とを有する。

Description

本発明は、電気連結器を介して電気的に連結された車両間での信号の伝送を実現する車両間伝送システムおよび伝送装置に関する。
従来、電気連結器を介して電気的に連結された車両間の通信は、車両に設けられた電気連結器の接点部を介して行われる。
ところで、接点部の表面には酸化皮膜が形成されることがある。接点部の表面に酸化被膜が形成された状態では、接点部間に接触不良が発生し、車両間の通信に伝送不良が発生するおそれがある。
特許文献1に記載された信号伝送方式では、送信装置と受信装置とが有線線路上の電気連結器を介して互いに接続され、送信装置から受信装置へ伝送される信号は電気連結器の接点部を介して伝送される。この信号伝送方式では、送信部側に、接点部の酸化被膜を破壊して接点部間の電気的な接続を確保するための直流電源が設けられ、受信部側に、直流電源と電気的に接続される負荷抵抗が設けられる。また、この信号伝送方式では、信号は直流電源による直流成分に重畳され、直流成分は負荷抵抗によって消費される。
特開平2−71621号公報
しかしながら、特許文献1に記載された信号伝送方式では、電気連結器には直流電源による直流成分が常時印加されるので、負荷抵抗での発熱量が増大し、消費電力が増大してしまう。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、負荷抵抗での発熱量を抑制して消費電力を抑制するとともに、電気連結器の接点部の表面の酸化皮膜を破壊可能な車両間伝送システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る車両間伝送システムは、第1の電気連結器を有する第1の車両内に配置された第1の伝送装置と、前記第1の電気連結器と電気的に連結される第2の電気連結器を有する第2の車両内に配置され、前記第1の伝送装置との間で通信が可能な第2の伝送装置とを備え、前記第1の伝送装置は、前記第1の電気連結器と1対の第1の信号線を介して接続された1対の第1の端子と、前記1対の第1の端子に1対の第1のコンデンサを介して接続された送信部と、前記1対の第1のコンデンサを介さずに前記1対の第1の端子間に直列に接続された直流電源と、前記1対の第1の端子間で前記直流電源に直列に接続されたスイッチと、前記1対の第1の端子間で前記直流電源に直列に接続され、前記スイッチと前記第1の信号線との間に接続された第1のインダクタンスとを有し、前記第2の伝送装置は、前記第2の電気連結器と1対の第2の信号線を介して接続された1対の第2の端子と、前記1対の第2の端子に1対の第2のコンデンサを介して接続された受信部と、前記1対の第2のコンデンサを介さずに前記1対の第2の端子間に直列に接続された負荷抵抗と、前記1対の第2の端子間で負荷抵抗に直列に接続された第2のインダクタンスとを有し、前記送信部および前記受信部は、前記1対の第1の信号線、前記第1の電気連結器、前記第2の電気連結器、および前記1対の第2の信号線を介して直列的に接続されている。
本発明によれば、負荷抵抗での発熱量を抑制して消費電力を抑制するとともに、電気連結器の接点部の表面の酸化皮膜を破壊することができる、という効果を奏する。
実施の形態1に係る車両間伝送システムの構成を示す図 実施の形態1における制御回路の構成の一例を示す図 実施の形態1に係る車両間伝送システムの直流重畳動作時の図 実施の形態2に係る車両間伝送システムの構成を示す図 実施の形態3に係る車両間伝送システムの構成を示す図 実施の形態4に係る車両間伝送システムの構成を示す図 実施の形態5に係る車両間伝送システムの構成を示す図 実施の形態5に係る車両間伝送システムの直流重畳動作時の図
以下に、本発明に係る車両間伝送システムおよび車両間伝送装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態に係る車両間伝送システムの構成を示す図である。車両間伝送システム1は、車両91内に配置された伝送装置2と、車両91と機械的に連結された車両92内に配置され、伝送装置2との間で通信が可能な伝送装置3とを備える。車両91,92は列車の車両である。車両91は第1の車両、車両92は第2の車両である。伝送装置2は第1の伝送装置、伝送装置3は第2の伝送装置である。
車両91は、第1の電気連結器である電気連結器4を有する。電気連結器4は、1対の接点部4a,4bおよび1対の接点部4c,4dを有する。車両92は、第2の電気連結器である電気連結器5を有する。電気連結器5は、1対の接点部5a,5bおよび1対の接点部5c,5dを有する。電気連結器5は、電気連結器4と電気的に連結可能である。図示例では、互いに電気的に連結された電気連結器4,5が電気連結器6で表されている。この場合、接点部4aは接点部5aと接触し、接点部4bは接点部5bと接触し、接点部4cは接点部5cと接触し、接点部4dは接点部5dと接触する。
伝送装置2は、1対の端子8および1対の端子12を有する。1対の端子8は端子8a,8bであり、1対の端子12は端子12a,12bである。伝送装置3は、1対の端子10および1対の端子13を有する。1対の端子10は端子10a,10bであり、1対の端子13は端子13a,13bである。1対の端子8は1対の第1の端子、1対の端子10は1対の第2の端子である。
1対の端子8は、1対の信号線7を介して電気連結器4と接続される。1対の信号線7は信号線7a,7bである。詳細には、端子8aは信号線7aを介して電気連結器4の接点部4aと接続され、端子8bは信号線7bを介して電気連結器4の接点部4bと接続される。1対の信号線7は、伝送路を構成する例えばツイストペアケーブルである。ツイストペアケーブルは、例えばイーサネット(登録商標)ケーブルである。1対の信号線7は、1対の第1の信号線である。
1対の端子12は、1対の信号線11を介して電気連結器4と接続される。1対の信号線11は信号線11a,11bである。詳細には、端子12aは信号線11aを介して電気連結器4の接点部4cと接続され、端子12bは信号線11bを介して電気連結器4の接点部4dと接続される。1対の信号線11は、伝送路を構成する例えばツイストペアケーブルである。ツイストペアケーブルは、例えばイーサネット(登録商標)ケーブルである。
1対の端子10は、1対の信号線9を介して電気連結器5と接続される。1対の信号線9は信号線9a,9bである。詳細には、端子10aは信号線9aを介して電気連結器5の接点部5aと接続され、端子10bは信号線9bを介して電気連結器5の接点部5bと接続される。1対の信号線9は、伝送路を構成する例えばツイストペアケーブルである。ツイストペアケーブルは、例えばイーサネット(登録商標)ケーブルである。1対の信号線9は、1対の第2の信号線である。
1対の端子13は、1対の信号線14を介して電気連結器5と接続される。1対の信号線14は信号線14a,14bである。詳細には、端子13aは信号線14aを介して電気連結器5の接点部5cと接続され、端子13bは信号線14bを介して電気連結器5の接点部5dと接続される。1対の信号線14は、伝送路を構成する例えばツイストペアケーブルである。ツイストペアケーブルは、例えばイーサネット(登録商標)ケーブルである。
次に、伝送装置2の構成について説明する。伝送装置2は、1対の端子8に1対のコンデンサ20a,20bを介して接続された送信部18と、1対のコンデンサ20a,20bを介さずに端子8a,8b間に直列に接続された直流電源25と、端子8a,8b間で直流電源25に直列に接続されたスイッチ24と、端子8a,8b間で直流電源25に直列に接続されたインダクタンス23,26とを有する。1対のコンデンサ20a,20bは1対の第1のコンデンサ、インダクタンス23,26は第1のインダクタンスである。
送信部18は、伝送装置3に信号を送信可能である。送信部18は、送信回路21と、送信回路21に接続されたパルストランス22とを有する。送信回路21は、パルストランス22を介して信号を送信する。信号は差動信号である。
送信部18は、1対のコンデンサ20a,20bおよび1対の信号線19a,19bを介して、1対の端子8に接続される。詳細には、コンデンサ20aの一端は送信部18に接続され、コンデンサ20aの他端は信号線19aを介して端子8aに接続される。また、コンデンサ20bの一端は送信部18に接続され、コンデンサ20bの他端は信号線19bを介して端子8bに接続される。
インダクタンス23の一端は、コンデンサ20aの他端と端子8aとの間で、信号線19aに接続される。インダクタンス23の一端と信号線19aとの接続点はP1で表されている。インダクタンス23の他端は、スイッチ24の一端に接続される。スイッチ24の他端は直流電源25の一端、図示例では正極端に接続される。直流電源25の他端、図示例では負極端は、インダクタンス26の一端に接続される。インダクタンス26の他端は、コンデンサ20bの他端と端子8bとの間で、信号線19bに接続される。インダクタンス26の他端と信号線19bとの接続点はP2で表されている。1対のインダクタンス23,26は、直流電源25の両側に配置される。
さらに、伝送装置2は、1対の端子12に1対のコンデンサ32a,32bを介して接続された受信部30と、1対のコンデンサ32a,32bを介さずに端子12a,12b間に直列に接続された負荷抵抗36と、端子12a,12b間で負荷抵抗36に直列に接続されたインダクタンス35,37とを有する。
受信部30は、伝送装置3から信号を受信可能である。受信部30は、受信回路33と、受信回路33に接続されたパルストランス34とを有する。受信回路33は、パルストランス34を介して信号を受信する。信号は差動信号である。
受信部30は、1対のコンデンサ32a,32bおよび1対の信号線31a,31bを介して、1対の端子12に接続される。詳細には、コンデンサ32aの一端は受信部30に接続され、コンデンサ32aの他端は信号線31aを介して端子12aに接続される。また、コンデンサ32bの一端は受信部30に接続され、コンデンサ32bの他端は信号線31bを介して端子12bに接続される。
インダクタンス35の一端は、コンデンサ32aの他端と端子12aとの間で、信号線31aに接続される。インダクタンス35の一端と信号線31aとの接続点はQ1で表されている。インダクタンス35の他端は、負荷抵抗36の一端に接続される。負荷抵抗36の他端は、インダクタンス37の一端に接続される。インダクタンス37の他端は、コンデンサ32bの他端と端子12bとの間で、信号線31bに接続される。インダクタンス37の他端と信号線31bとの接続点はQ2で表されている。1対のインダクタンス35,37は、負荷抵抗36の両側に配置される。
さらに、伝送装置2は、送信部18および受信部30に接続された制御回路17と、制御回路17、送信部18および受信部30に接続されたバッファ95を有する。
制御回路17は、送信部18による信号の送信および受信部30による信号の受信を制御する。また、制御回路17は、スイッチ24のオンおよびオフを制御する。
図2は、制御回路17の構成の一例を示す図である。図2に示すように、制御回路17は、プロセッサ17aおよびメモリ17bを備える。プロセッサ17aはCPU(Central Processing Unit)、メモリ17bはRAM(Random Access Memory)およびROM(Read Only Memory)が一般的である。メモリ17bには制御プログラムが記憶される。制御回路17では、プロセッサ17aがメモリ17bに記憶された制御プログラムを読み出して実行する。なお、制御回路17は、専用のハードウェアである処理回路であってもよい。
バッファ95は、送信部18に出力する送信データを一時的に保存する。また、バッファ95は、受信部30から出力された受信データを一時的に保存する。
次に、伝送装置3の構成について説明する。伝送装置3は、1対の端子10に1対のコンデンサ43a,43bを介して接続された受信部41と、1対のコンデンサ43a,43bを介さずに端子10a,10b間に直列に接続された負荷抵抗47と、端子10a,10b間で負荷抵抗47に直列に接続されたインダクタンス46,48とを有する。1対のコンデンサ43a,43bは1対の第2のコンデンサ、インダクタンス46,48は第2のインダクタンスである。
受信部41は、伝送装置2から信号を受信可能である。受信部41は、受信回路44と、受信回路44に接続されたパルストランス45とを有する。受信回路44は、パルストランス45を介して信号を受信する。信号は差動信号である。
受信部41は、1対のコンデンサ43a,43bおよび1対の信号線42a,42bを介して、1対の端子10に接続される。詳細には、コンデンサ43aの一端は受信部41に接続され、コンデンサ43aの他端は信号線42aを介して端子10aに接続される。また、コンデンサ43bの一端は受信部41に接続され、コンデンサ43bの他端は信号線42bを介して端子10bに接続される。
インダクタンス46の一端は、コンデンサ43aの他端と端子10aとの間で、信号線42aに接続される。インダクタンス46の一端と信号線42aとの接続点はR1で表されている。インダクタンス46の他端は、負荷抵抗47の一端に接続される。負荷抵抗47の他端は、インダクタンス48の一端に接続される。インダクタンス48の他端は、コンデンサ43bの他端と端子10bとの間で、信号線42bに接続される。インダクタンス48の他端と信号線42bとの接続点はR2で表されている。1対のインダクタンス46,48は、負荷抵抗47の両側に配置される。
さらに、伝送装置3は、1対の端子13に1対のコンデンサ52a,52bを介して接続された送信部50と、1対のコンデンサ52a,52bを介さずに端子13a,13b間に直列に接続された直流電源57と、端子13a,13b間で直流電源57に直列に接続されたスイッチ56と、端子13a,13b間で直流電源57に直列に接続されたインダクタンス55,58とを有する。
送信部50は、伝送装置2に信号を送信可能である。送信部50は、送信回路53と、送信回路53に接続されたパルストランス54とを有する。送信回路53は、パルストランス54を介して信号を送信する。信号は差動信号である。
送信部50は、1対のコンデンサ52a,52bおよび1対の信号線51a,51bを介して、1対の端子13に接続される。詳細には、コンデンサ52aの一端は送信部50に接続され、コンデンサ52aの他端は信号線51aを介して端子13aに接続される。また、コンデンサ52bの一端は送信部50に接続され、コンデンサ52bの他端は信号線51bを介して端子13bに接続される。
インダクタンス55の一端は、コンデンサ52aの他端と端子13aとの間で、信号線51aに接続される。インダクタンス55の一端と信号線51aとの接続点はS1で表されている。インダクタンス55の他端は、スイッチ56の一端に接続される。スイッチ56の他端は直流電源57の一端、図示例では正極端に接続される。直流電源57の他端、図示例では負極端は、インダクタンス58の一端に接続される。インダクタンス58の他端は、コンデンサ52bの他端と端子13bとの間で、信号線51bに接続される。インダクタンス58の他端と信号線51bとの接続点はS2で表されている。1対のインダクタンス55,58は、直流電源57の両側に配置される。
さらに、伝送装置3は、送信部50および受信部41に接続された制御回路40と、制御回路40、送信部50および受信部41に接続されたバッファ96を有する。
制御回路40は、送信部50による信号の送信および受信部41による信号の受信を制御する。また、制御回路40は、スイッチ56のオンおよびオフを制御する。制御回路40の構成は、制御回路17の場合と同様である。バッファ96は、送信部50に出力する送信データを一時的に保存する。また、バッファ96は、受信部41から出力された受信データを一時的に保存する。
次に、本実施の形態の動作について説明する。まず、伝送装置2から伝送装置3への信号の伝送について説明する。スイッチ24はオフ状態にあるとする。
送信部18から送信された信号は、信号の伝送路を経由して受信部41で受信される。この場合、信号の伝送路は、1対のコンデンサ20a,20b、1対の信号線19a,19b、1対の信号線7a,7b、電気連結器6、1対の信号線9a,9b、1対の信号線42a,42bおよび1対のコンデンサ43a,43bである。
なお、搬送波は交流信号であることから、送信部18と1対の信号線19a,19bとの間は1対のコンデンサ20a,20bを介して交流的には接続され、受信部41と1対の信号線42a,42bとの間は1対のコンデンサ43a,43bを介して交流的には接続される。
上記したように、負荷抵抗47は、インダクタンス46,48を介して信号の伝送路に接続されている。このような構成によれば、信号の伝送で使用される周波数ωに対して、負荷抵抗47が伝送路に対する負荷とならないように、インダクタンス46,48の合成インピーダンスLを設定することができる。
例えば、伝送路の特性インピーダンスが100Ω、負荷抵抗47の抵抗値Rが100Ωである場合に、インダクタンス46,48が存在しないときには、負荷抵抗47は伝送路に対する負荷となる。
しかし、インダクタンス46,48が存在する場合には、負荷抵抗47とインダクタンス46,48との合成インピーダンスZは、R+jωLで与えられる。ここで、jは虚数単位である。
従って、信号の伝送で使用される周波数ωに対して、ωLが例えば1kΩ以上となるようなインダクタンス46,48が使用された場合には、負荷抵抗47は、特性インピーダンスに対して実質的に10倍以上の大きさの高インピーダンスで伝送路に接続されることとなる。すなわち、負荷抵抗47が特性インピーダンスに対して負荷となることが抑制され、負荷抵抗47が通信に与える影響が抑制される。
なお、上記と同様の理由により、直流電源25にインダクタンス23,26が接続されている。
次に、電気連結器4の接点部4a,4bおよび電気連結器5の接点部5a,5bに直流電源25により直流電圧を印加する場合の動作について説明する。図3は、本実施の形態に係る車両間伝送システムの直流重畳動作時の図である。
まず、図3に示すように、制御回路17の制御により、スイッチ24がオンされる。スイッチ24がオン状態になると、直流電源25は、電気連結器6を介して負荷抵抗47と電気的に接続される。詳細には、直流電源25、インダクタンス23、信号線19a、端子8a、信号線7a、接点部4a、接点部5a、信号線9a、端子10a、信号線42a、インダクタンス46、負荷抵抗47、インダクタンス48、信号線42b、端子10b、信号線9b、接点部5b、接点部4b、信号線7b、端子8b、信号線19b、インダクタンス26および直流電源25の順に、直流電流が流れる閉回路が形成される。
このように、直流電源25は、スイッチ24がオンされた状態では、負荷抵抗47とともに閉回路を構成する。これにより、直流電源25は、接点部4a,5a間および接点部4b,5b間に直流電圧を印加することができ、接点部4a,4b,5a,5bの少なくとも一つの表面に酸化皮膜が形成されている場合には、酸化皮膜を破壊することができる。負荷抵抗47の抵抗値Rは、過大な直流電流が流れないように調整される。
なお、本実施の形態では、送信部18から受信部41への信号の伝送は、スイッチ24がオン状態にあるか否かにかかわらず実施される。1対のコンデンサ20a,20bは、直流電源25と送信部18との間を直流的に遮断する。また、1対のコンデンサ43a,43bは、直流電源25と受信部41との間を直流的に遮断する。上記したように、負荷抵抗47は伝送路に対する負荷となることが抑制される。同様に、直流電源25にもインダクタンス23,26が直列に接続されているので、直流電源25も伝送路に対する負荷となることが抑制される。従って、直流電源25の直流電圧が電気連結器6に印加されている状態であっても、直流電圧が信号の伝送に与える影響が抑制される。
本実施の形態では、車両間伝送システム1の動作中において、制御回路17は、スイッチ24のオンの期間を制限する。換言すれば、スイッチ24がオフの期間が設定される。
スイッチ24が常時オン状態にあると、負荷抵抗47での発熱量が増大し、消費電力も増大する。しかし、スイッチ24がオフの期間が設定されることで、負荷抵抗47での発熱量が抑制されて消費電力も抑制される。
制御回路17によるスイッチ24のオンおよびオフの制御例としては次のようなものが挙げられる。
スイッチ24は、制御回路17により、周期的にオンおよびオフを切り替えることができる。例えば、オンの期間とオフの期間との比が1:9である場合には、スイッチ24が常時オンされる場合に比べて、発熱量が10分の1に削減される。
また、スイッチ24は、制御回路17により、車両間伝送システム1の起動時から一定の時間オンされ、一定時間の経過後はオフされるようにしてもよい。これにより、起動後に、接点部4a,4b,5a,5bの少なくとも一つの表面に形成された酸化被膜を破壊することができる。なお、車両間伝送システム1の起動時は、車両間伝送システム1に電力が供給されて車両間伝送システム1が起動を開始するときである。詳細には、車両91,92を含む列車全体の電源の起動時である。
スイッチ24は、制御回路17により、電気連結器4と電気連結器5とが電気的に連結された時から一定時間オンされ、一定時間の経過後はオフされるようにしてもよい。これにより、電気連結器4と電気連結器5との連結後に、接点部4a,4b,5a,5bの少なくとも一つの表面に形成された酸化被膜を破壊することができる。
スイッチ24は、制御回路17により、バッファ95内に送信データが存在しないときにオンされ、バッファ95内に送信データが存在するときにはオフされるようにしてもよい。制御回路17は、バッファ95内に送信データが存在するか否かを監視する。制御回路17は、バッファ95内に送信データが存在しないときにスイッチ24をオンし、バッファ95内に送信データが存在する場合には、スイッチ24をオフする。これにより、通信時は、スイッチ24のオフの期間となる。
スイッチ24は、制御回路17により、伝送不良の検出時から一定時間オンされ、一定時間の経過後はオフされるようにしてもよい。制御回路17は、送信部18から受信部41への信号の伝送に対する応答が送信部50から得られないときに、伝送不良が発生したと判定する。これにより、接点部4a,4b,5a,5bの少なくとも一つの表面に形成された酸化被膜による伝送不良が抑制される。
なお、制御回路17は、図示しない上位システムからの指令に応じて、スイッチ24のオンおよびオフを切り替えるようにしてもよい。上位システムは、例えば、車両91,92を含む編成内に設けられた列車情報管理システムである。
伝送装置3から伝送装置2への信号の伝送の動作、および電気連結器4の接点部4c,4dおよび電気連結器5の接点部5c,5dに直流電源57により直流電圧を印加する場合の動作についても上記と同様に説明することができる。
以上に説明したように、本実施の形態によれば、スイッチ24,56を設けることにより負荷抵抗47,36での発熱量を抑制して消費電力を抑制するとともに、電気連結器6の接点部4aから4dおよび接点部5aから5dの少なくとも一つの表面に酸化皮膜が形成された場合には、酸化皮膜を破壊することができる。
また、本実施の形態では、スイッチ24,56はそれぞれ送信側に設けられている。これにより、制御回路17,40は、信号の伝送のタイミングとスイッチ24,56のオンおよびオフの切り替えのタイミングを制御することができる。本実施の形態のその他の効果は動作の説明とともに既に説明した通りである。
なお、本実施の形態では、直流電源25の両側にインダクタンス23,26が配置され、1対の信号線7に対して直流電源25およびインダクタンス23,26の配置が対称になっている。このような配置は平衡伝送路に対して好ましい。ただし、インダクタンス23,26の一方が配置される構成も可能である。
同様に、負荷抵抗47の両側にインダクタンス46,48が配置されているが、インダクタンス46,48の一方が配置される構成も可能である。また、直流電源57の両側にインダクタンス55,58が配置されているが、インダクタンス55,58の一方が配置される構成も可能である。負荷抵抗36の両側にインダクタンス35,37が配置されているが、インダクタンス35,37の一方が配置される構成も可能である。
また、直流電源25は、専用の電源としてもよいし、車両91に搭載された他の電源から電圧変換された電源としてもよい。直流電源57についても同様である。
実施の形態2.
図4は、本実施の形態に係る車両間伝送システムの構成を示す図である。車両間伝送システム1aでは、図1に示す車両間伝送システム1と比較して、伝送装置2においてスイッチ24に並列にかつ直流電源25に直列に接続された抵抗61が設けられ、伝送装置3においてスイッチ56に並列にかつ直流電源57に直列に接続された抵抗62が設けられている。車両間伝送システム1aのその他の構成は、図1に示す車両間伝送システム1の構成と同じである。なお、図4では、図1に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号が付されている。
スイッチ24がオンからオフにされたときに、スイッチ24の接点部間で、インダクタンス23,26,46,48から誘導される高電圧が発生し、スイッチ24の接点部が摩耗する可能性がある。
本実施の形態のように、スイッチ24に並列に抵抗61を接続することで、スイッチ24の接点部間で高電圧が発生することが抑制され、スイッチ24の接点部の摩耗が抑制される。
同様に、スイッチ56に並列に抵抗62を接続することで、スイッチ56の接点部間で高電圧が発生することが抑制され、スイッチ56の接点部の摩耗が抑制される。
本実施の形態のその他の動作および効果は実施の形態1と同様である。
実施の形態3.
図5は、本実施の形態に係る車両間伝送システムの構成を示す図である。車両間伝送システム1bでは、図4に示す車両間伝送システム1aと比較して、伝送装置2において抵抗61の代わりにバリスタ63が設けられ、伝送装置3において抵抗62の代わりにバリスタ64が設けられている。車両間伝送システム1bのその他の構成は、図4に示す車両間伝送システム1aの構成と同じである。なお、図5では、図4に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号が付されている。
スイッチ24がオンからオフにされたときに、スイッチ24の接点部間で、インダクタンス23,26,46,48から誘導される高電圧が発生し、スイッチ24の接点部が摩耗する可能性がある。
本実施の形態のように、スイッチ24に並列にバリスタ63を接続することで、スイッチ24の接点部間で高電圧が発生することが抑制され、スイッチ24の接点部の摩耗が抑制される。
同様に、スイッチ56に並列にバリスタ64を接続することで、スイッチ56の接点部間で高電圧が発生することが抑制され、スイッチ56の接点部の摩耗が抑制される。
本実施の形態のその他の動作および効果は実施の形態1,2と同様である。
実施の形態4.
図6は、本実施の形態に係る車両間伝送システムの構成を示す図である。図6に示すように、車両間伝送システム1cでは、図1に示す車両間伝送システム1と比較して、伝送装置2において、1対のスイッチ24a,24bが設けられ、スイッチ24aと直流電源25との間にインダクタンス23が配置され、スイッチ24bと直流電源25との間にインダクタンス26が配置されている。
さらに、車両間伝送システム1cでは、図1に示す車両間伝送システム1と比較して、伝送装置3において、1対のスイッチ56a,56bが設けられ、スイッチ56aと直流電源57との間にインダクタンス55が配置され、スイッチ56bと直流電源57との間にインダクタンス58が配置されている。本実施の形態のその他の構成は、図1に示す車両間伝送システム1の構成と同じである。なお、図6では、図1に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号が付されている。
上記した構成によれば、1対のスイッチ24a,24bがオフされることにより、直流電源25およびインダクタンス23,26は信号の伝送路から切り離される。これにより、1対のスイッチ24a,24bのオフ時には、伝送路の特性インピーダンスは直流電源25およびインダクタンス23,26の影響を受けることがない。
また、上記した構成によれば、1対のスイッチ56a,56bがオフされることにより、直流電源57およびインダクタンス55,58は信号の伝送路から切り離される。これにより、1対のスイッチ56a,56bのオフ時には、伝送路の特性インピーダンスは直流電源57およびインダクタンス55,58の影響を受けることがない。
なお、インダクタンス23,26の一方が設ける構成では、1対のスイッチ24a,24bの一方のみを設ければよい。すなわち、インダクタンス23,26のうちインダクタンス23のみを設ける場合には、1対のスイッチ24a,24bのうちスイッチ24aのみを設け、インダクタンス23,26のうちインダクタンス26のみを設ける場合には、1対のスイッチ24a,24bのうちスイッチ24bのみを設ければよい。
本実施の形態のその他の動作および効果は実施の形態1と同様である。
実施の形態5.
図7は、本実施の形態に係る車両間伝送システムの構成を示す図、図8は、本実施の形態に係る車両間伝送システムの直流重畳動作時の図である。図7および図8に示すように、車両間伝送システム1dでは、図6に示す車両間伝送システム1cと比較して、以下の構成が相違している。
伝送装置2では、送信部18内に切替部66が設けられ、受信部30内に切替部69が設けられている。伝送装置3では、受信部41内に切替部67が設けられ、送信部50内に切替部68が設けられている。
切替部66,67は、送信部18から受信部41への信号の伝送に関して、10BASE−Tに基づく伝送モードと100BASE−TXに基づく伝送モードとを切替可能である。切替部68,69は、送信部50から受信部30への信号の伝送に関して、10BASE−Tに基づく伝送モードと100BASE−TXに基づく伝送モードとを切替可能である。
なお、10BASE−Tおよび100BASE−TXは、イーサネット(登録商標)の規格であり、本実施の形態では、イーサネット(登録商標)の規格に基づく通信を前提とする。10BASE−Tに基づく通信と100BASE−TXに基づく通信とでは、信号の振幅および周波数が互いに異なる。100BASE−TXに基づく伝送速度は10BASE−Tに基づく伝送速度よりも大きい。しかし、100BASE−TXは、10BASE−Tと比較すると、伝送路の特性に対する要求がより厳しい。
本実施の形態のその他の構成は、図6に示す車両間伝送システム1cの構成と同じである。図7および図8では、図6に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号が付されている。
本実施の形態の動作について説明する。図7に示すように、スイッチ24a,24bがオフされている場合には、送信部18から受信部41への信号の伝送は、100BASE−TXに基づいて行われる。この場合、切替部66は、100BASE−TXに基づく伝送モードを選択し、このモードでの信号の送信を送信回路21に指示する。また、切替部67は、100BASE−TXに基づく伝送モードを選択し、このモードでの信号の受信を受信部41に指示する。
図7に示す配置構成では、送信部18から受信部41への信号には直流電圧が重畳されない。この場合は、伝送速度がより大きい100BASE−TXに基づく伝送モードが選択される。
これに対し、図8に示すように、スイッチ24a,24bがオンされた場合には、送信部18から受信部41への信号の伝送は、10BASE−Tに基づいて行われる。この場合、切替部66は、10BASE−Tに基づく伝送モードを選択し、このモードでの信号の送信を送信回路21に指示する。また、切替部67は、10BASE−Tに基づく伝送モードを選択し、このモードでの信号の受信を受信部41に指示する。
詳細には、制御回路17は、電気連結器6に直流電圧を印加するときに、スイッチ24a,24bをオンするとともに、切替部66にスイッチ24a,24bがオンされたことを通知する。これにより、切替部66は、送信部18に対して切替情報を含む信号を受信部41に送信させた後、100BASE−TXに基づく伝送モードから10BASE−Tに基づく伝送モードへの切替を実施する。ここで、切替情報は、伝送モードが100BASE−TXから10BASE−Tに切り替えられた旨の情報である。
受信部41は、送信部18から切替情報を含む信号を受信する。これにより、切替部67は、100BASE−TXに基づく伝送モードから10BASE−Tに基づく伝送モードへの切替を実施する。
このようにして、電気連結器6に直流電源25による直流電圧が印加されている状態では、送信部18から受信部41への信号の伝送は10BASE−Tに基づいて行われる。この場合は、送信部18から受信部41への信号に直流電圧が重畳されるので、伝送路の特性に対する要求がより易しい10BASE−Tに基づく伝送モードが選択される。
一定時間経過後、制御回路17は、スイッチ24a,24bをオフするとともに、切替部66にスイッチ24a,24bがオフされたことを通知する。これにより、切替部66は、送信部18に対して切替情報を含む信号を受信部41に送信させた後、10BASE−Tに基づく伝送モードから100BASE−TXに基づく伝送モードへの切替を実施する。ここで、切替情報は、伝送モードが10BASE−Tから100BASE−TXに切り替えられた旨の情報である。
受信部41は、送信部18から切替情報を含む信号を受信する。これにより、切替部67は、10BASE−Tに基づく伝送モードから100BASE−TXに基づく伝送モードへの切替を実施する。
このようにして、送信部18から受信部41への信号の伝送は再び100BASE−TXに基づいて行われる。
本実施の形態によれば、電気連結器6に直流電源25による直流電圧が印加されている場合には、10BASE−Tに基づく伝送モードに従って信号の伝送がなされるので、耐ノイズ性が向上する。
なお、本実施の形態では、切替部66,67は、送信部18から受信部41への信号の伝送に関して、10BASE−Tに基づく伝送モードと100BASE−TXに基づく伝送モードとを切替可能であるとしたが、これを一般化することも可能である。
すなわち、切替部66,67は、送信部18から受信部41への信号の伝送に関して、伝送速度が互いに異なる2つの伝送モードを切替可能であるとすることもできる。この場合、切替部66,67は、スイッチ24a,24bがオフされているときは、伝送速度がより大きい伝送モードを選択し、スイッチ24a,24bがオンされているときは、伝送速度がより小さい伝送モードを選択する。
一般に、伝送速度がより大きい伝送モードは、伝送路の特性に対する要求がより厳しいので、上記のような切替が実施されることで、10BASE−Tと100BASE−TXとの切替の場合と同様の効果が得られる。
以上の説明は、送信部18から受信部41へ信号を伝送する場合について行われているが、送信部50から受信部30へ信号を伝送する場合についても同様である。
本実施の形態のその他の動作および効果は実施の形態1,4と同様である。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1,1a,1b,1c,1d 車両間伝送システム、2,3 伝送装置、4,5,6 電気連結器、4a,4b,4c,4d,5a,5b,5c,5d 接点部、7,7a,7b,9,9a,9b,11,11a,11b,14,14a,14b,19a,19b,31a,31b,42a,42b,51a,51b 信号線、8,8a,8b,10,10a,10b,12,12a,12b,13,13a,13b 端子、17,40 制御回路、17a プロセッサ、17b メモリ、18,50 送信部、20a,20b,32a,32b,43a,43b,52a,52b コンデンサ、21,53 送信回路、22,34,45,54 パルストランス、23,26,35,37,46,48,55,58 インダクタンス、24,24a,24b,56,56a,56b スイッチ、25,57 直流電源、30,41 受信部、33,44 受信回路、36,47 負荷抵抗、61,62 抵抗、63,64 バリスタ、66,67,68,69 切替部、91,92 車両、95,96 バッファ。

Claims (11)

  1. 第1の電気連結器を有する第1の車両内に配置された第1の伝送装置と、
    前記第1の電気連結器と電気的に連結される第2の電気連結器を有する第2の車両内に配置され、前記第1の伝送装置との間で通信が可能な第2の伝送装置と
    を備え、
    前記第1の伝送装置は、
    前記第1の電気連結器と1対の第1の信号線を介して接続された1対の第1の端子と、
    前記1対の第1の端子に1対の第1のコンデンサを介して接続された送信部と、
    前記1対の第1のコンデンサを介さずに前記1対の第1の端子間に直列に接続された直流電源と、
    前記1対の第1の端子間で前記直流電源に直列に接続されたスイッチと、
    前記1対の第1の端子間で前記直流電源に直列に接続され、前記スイッチと前記第1の信号線との間に接続された第1のインダクタンスと
    を有し、
    前記第2の伝送装置は、
    前記第2の電気連結器と1対の第2の信号線を介して接続された1対の第2の端子と、
    前記1対の第2の端子に1対の第2のコンデンサを介して接続された受信部と、
    前記1対の第2のコンデンサを介さずに前記1対の第2の端子間に直列に接続された負荷抵抗と、
    前記1対の第2の端子間で負荷抵抗に直列に接続された第2のインダクタンスと
    を有し、前記送信部および前記受信部は、前記1対の第1の信号線、前記第1の電気連結器、前記第2の電気連結器、および前記1対の第2の信号線を介して直列的に接続されていることを特徴とする車両間伝送システム。
  2. 前記第1の伝送装置は、前記スイッチに並列にかつ前記直流電源に直列に接続された抵抗を有することを特徴とする請求項1に記載の車両間伝送システム。
  3. 前記第1の伝送装置は、前記スイッチに並列にかつ前記直流電源に直列に接続されたバリスタを有することを特徴とする請求項1に記載の車両間伝送システム。
  4. 第1の電気連結器を有する第1の車両内に配置された第1の伝送装置と、
    前記第1の電気連結器と電気的に連結される第2の電気連結器を有する第2の車両内に配置され、前記第1の伝送装置との間で通信が可能な第2の伝送装置と
    を備え、
    前記第1の伝送装置は、
    前記第1の電気連結器と1対の第1の信号線を介して接続された1対の第1の端子と、
    前記1対の第1の端子に1対の第1のコンデンサを介して接続された送信部と、
    前記1対の第1のコンデンサを介さずに前記1対の第1の端子間に直列に接続された直流電源と、
    前記1対の第1の端子間で前記直流電源に直列に接続されたスイッチと、
    前記1対の第1の端子間で前記直流電源に直列に接続された第1のインダクタンスと
    を有し、
    前記第2の伝送装置は、
    前記第2の電気連結器と1対の第2の信号線を介して接続された1対の第2の端子と、
    前記1対の第2の端子に1対の第2のコンデンサを介して接続された受信部と、
    前記1対の第2のコンデンサを介さずに前記1対の第2の端子間に直列に接続された負荷抵抗と、
    前記1対の第2の端子間で負荷抵抗に直列に接続された第2のインダクタンスと
    を有し、
    前記第1のインダクタンスは、前記スイッチと前記直流電源との間に配置され、
    前記送信部から前記受信部への信号の伝送速度は、前記スイッチがオフされているときと前記スイッチがオンされているときとで切替可能であり、
    前記スイッチがオンされているときの前記伝送速度は、前記スイッチがオフされているときの前記伝送速度よりも小さいことを特徴とする車両間伝送システム。
  5. 前記送信部から前記受信部への信号は、前記スイッチがオフされているときは、100BASE−TXに基づいて伝送され、前記スイッチがオンされているときは、10BASE−Tに基づいて伝送されることを特徴とする請求項に記載の車両間伝送システム。
  6. 前記スイッチは、周期的にオンおよびオフが切り替えられることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の車両間伝送システム。
  7. 前記スイッチは、前記車両間伝送システムの起動時から一定時間オンされ、前記一定時間の経過後はオフされることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の車両間伝送システム。
  8. 前記スイッチは、前記第1の電気連結器と前記第2の電気連結器とが電気的に連結された時から一定時間オンされ、前記一定時間の経過後はオフされることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の車両間伝送システム。
  9. 前記第1の伝送装置は、前記送信部に出力される送信データが保存されるバッファを有し、
    前記スイッチは、前記バッファ内に前記送信データが存在しないときにオンされ、前記バッファ内に前記送信データが存在するときにはオフされることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の車両間伝送システム。
  10. 前記スイッチは、伝送不良の検出時から一定時間オンされ、前記一定時間の経過後はオフされることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の車両間伝送システム。
  11. 車両内に配置され、電気連結器を介して連結された他車両内の伝送装置との間で通信が可能な伝送装置であって、
    前記電気連結器と1対の信号線を介して接続された1対の端子と、
    前記1対の端子に1対のコンデンサを介して接続された送信部と、
    前記1対のコンデンサを介さずに前記1対の端子間に直列に接続された直流電源と、
    前記1対の端子間で前記直流電源に直列に接続されたスイッチと、
    前記1対の端子間で前記直流電源に直列に接続され、前記スイッチと前記信号線との間に接続されたインダクタンスと
    を有し、
    前記直流電源は、前記スイッチがオンされた状態では、前記他車両内の伝送装置が有する負荷抵抗とともに閉回路を構成し、前記送信部および前記他車両内の伝送装置が有する受信部は、前記1対の信号線、前記電気連結器、前記他車両内の伝送装置が有する電気連結器、および前記他車両内の伝送装置が有する1対の信号線を介して直列的に接続されていることを特徴とする伝送装置。
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