JP6289769B1 - 車両間伝送システムおよび伝送装置 - Google Patents

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Abstract

伝送装置(2)は、電気連結器(4)と1対の信号線(7)を介して接続された1対の端子(8)と、1対の端子(8)に1対のコンデンサ(20a,20b)を介して接続された送信部(18)と、1対のコンデンサ(20a,20b)を介さずに1対の端子(8)間に直列に接続された直流電源(25)と、直流電源(25)の両側に配置されたスイッチ(24a,24b)とを有する。伝送装置(3)は、電気連結器(5)と1対の信号線(9)を介して接続された1対の端子(10)と、1対の端子(10)に1対のコンデンサ(43a,43b)を介して接続された受信部41と、1対のコンデンサ(43a,43b)を介さずに1対の端子(10)間に直列に接続された負荷抵抗(47)およびインダクタンス(46,48)とを有する。

Description

本発明は、電気連結器を介して電気的に連結された車両間での信号の伝送を実現する車両間伝送システムおよび伝送装置に関する。
従来、電気連結器を介して電気的に連結された車両間の通信は、車両に設けられた電気連結器の接点部を介して行われる。
ところで、接点部の表面には酸化皮膜が形成されることがある。接点部の表面に酸化被膜が形成された状態では、接点部間に接触不良が発生し、車両間の通信に伝送不良が発生するおそれがある。
特許文献1に記載された信号伝送方式では、送信装置と受信装置とが有線線路上の電気連結器を介して互いに接続され、送信装置から受信装置へ伝送される信号は電気連結器の接点部を介して伝送される。この信号伝送方式では、送信部側に、接点部の酸化被膜を破壊して接点部間の電気的な接続を確保するための直流電源が設けられ、受信部側に、直流電源と電気的に接続される負荷抵抗が設けられる。
特開平2−71621号公報
しかしながら、特許文献1に記載された信号伝送方式では、直流電源の両側にインダクタンスが設けられるとともに、負荷抵抗の両側にインダクタンスが設けられているので、インダクタンスの個数が多くなり、装置が大型化し、コストの増大につながる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、インダクタンスの個数の削減を図りつつ、電気連結器の接点部の表面の酸化皮膜を破壊可能な車両間伝送システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る車両間伝送システムは、第1の電気連結器を有する第1の車両内に配置された第1の伝送装置と、第1の電気連結器と電気的に連結される第2の電気連結器を有する第2の車両内に配置され、第1の伝送装置との間で通信が可能な第2の伝送装置とを備える。第1の伝送装置は、第1の電気連結器と1対の第1の信号線を介して接続された1対の第1の端子と、1対の第1の端子に1対の第1のコンデンサを介して接続された送信部と、1対の第1のコンデンサを介さずに1対の第1の端子間に直列に接続された直流電源と、1対の第1の端子間で直流電源に直列に接続されかつ直流電源の両側に配置された第1および第2のスイッチとを有する。第2の伝送装置は、第2の電気連結器と1対の第2の信号線を介して接続された1対の第2の端子と、1対の第2の端子に1対の第2のコンデンサを介して接続された受信部と、1対の第2のコンデンサを介さずに1対の第2の端子間に直列に接続された負荷抵抗と、1対の第2の端子間で負荷抵抗に直列に接続されたPINダイオードとを有し、第1および第2のスイッチがオンされたときに、直流電源はPINダイオードに順方向バイアスをかけることを特徴とする。
本発明によれば、インダクタンスの個数の削減を図りつつ、電気連結器の接点部の表面の酸化皮膜を破壊することができる、という効果を奏する。
実施の形態1に係る車両間伝送システムの構成を示す図 実施の形態1における制御回路の構成の一例を示す図 実施の形態1に係る車両間伝送システムの直流重畳動作時の図 実施の形態2に係る車両間伝送システムの構成を示す図 実施の形態3に係る車両間伝送システムの構成を示す図 実施の形態4に係る車両間伝送システムの構成を示す図 実施の形態5に係る車両間伝送システムの構成を示す図 実施の形態6に係る車両間伝送システムの構成を示す図 実施の形態7に係る車両間伝送システムの構成を示す図 実施の形態8に係る車両間伝送システムの構成を示す図 実施の形態9に係る車両間伝送システムの構成を示す図 実施の形態10に係る車両間伝送システムの構成を示す図 実施の形態11に係る車両間伝送システムの構成を示す図 実施の形態12に係る車両間伝送システムの構成を示す図
以下に、本発明に係る車両間伝送システムおよび伝送装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態に係る車両間伝送システムの構成を示す図である。車両間伝送システム1は、車両91内に配置された伝送装置2と、車両91と機械的に連結された車両92内に配置され、伝送装置2との間で通信が可能な伝送装置3とを備える。車両91,92は列車の車両である。車両91は第1の車両であり、車両92は第2の車両である。伝送装置2は第1の伝送装置であり、伝送装置3は第2の伝送装置である。
車両91は、第1の電気連結器である電気連結器4を有する。電気連結器4は、1対の接点部4a,4bおよび1対の接点部4c,4dを有する。車両92は、第2の電気連結器である電気連結器5を有する。電気連結器5は、1対の接点部5a,5bおよび1対の接点部5c,5dを有する。電気連結器5は、電気連結器4と電気的に連結可能である。図示例では、互いに電気的に連結された電気連結器4,5が電気連結器6で表されている。この場合、接点部4aは接点部5aと接触し、接点部4bは接点部5bと接触し、接点部4cは接点部5cと接触し、接点部4dは接点部5dと接触する。
伝送装置2は、1対の端子8および1対の端子12を有する。1対の端子8は端子8a,8bであり、1対の端子12は端子12a,12bである。伝送装置3は、1対の端子10および1対の端子13を有する。1対の端子10は端子10a,10bであり、1対の端子13は端子13a,13bである。1対の端子8は1対の第1の端子であり、1対の端子10は1対の第2の端子である。
1対の端子8は、1対の信号線7を介して電気連結器4と接続される。1対の信号線7は信号線7a,7bである。詳細には、端子8aは信号線7aを介して電気連結器4の接点部4aと接続され、端子8bは信号線7bを介して電気連結器4の接点部4bと接続される。1対の信号線7は、伝送路を構成する例えばツイストペアケーブルである。ツイストペアケーブルは、例えばイーサネット(登録商標)ケーブルである。1対の信号線7は、1対の第1の信号線である。
1対の端子12は、1対の信号線11を介して電気連結器4と接続される。1対の信号線11は信号線11a,11bである。詳細には、端子12aは信号線11aを介して電気連結器4の接点部4cと接続され、端子12bは信号線11bを介して電気連結器4の接点部4dと接続される。1対の信号線11は、伝送路を構成する例えばツイストペアケーブルである。ツイストペアケーブルは、例えばイーサネット(登録商標)ケーブルである。
1対の端子10は、1対の信号線9を介して電気連結器5と接続される。1対の信号線9は信号線9a,9bである。詳細には、端子10aは信号線9aを介して電気連結器5の接点部5aと接続され、端子10bは信号線9bを介して電気連結器5の接点部5bと接続される。1対の信号線9は、伝送路を構成する例えばツイストペアケーブルである。ツイストペアケーブルは、例えばイーサネット(登録商標)ケーブルである。1対の信号線9は、1対の第2の信号線である。
1対の端子13は、1対の信号線14を介して電気連結器5と接続される。1対の信号線14は信号線14a,14bである。詳細には、端子13aは信号線14aを介して電気連結器5の接点部5cと接続され、端子13bは信号線14bを介して電気連結器5の接点部5dと接続される。1対の信号線14は、伝送路を構成する例えばツイストペアケーブルである。ツイストペアケーブルは、例えばイーサネット(登録商標)ケーブルである。
次に、伝送装置2の構成について説明する。伝送装置2は、1対の端子8に1対のコンデンサ20a,20bを介して接続された送信部18と、1対のコンデンサ20a,20bを介さずに端子8a,8b間に直列に接続された直流電源25と、端子8a,8b間で直流電源25に直列に接続されかつ直流電源25の両側に配置されたスイッチ24a,24bとを有する。1対のコンデンサ20a,20bは1対の第1のコンデンサである。スイッチ24aは第1のスイッチであり、スイッチ24bは第2のスイッチである。
送信部18は、伝送装置3に信号を送信可能である。送信部18は、送信回路21と、送信回路21に接続されたパルストランス22とを有する。送信回路21は、パルストランス22を介して信号を送信する。信号は差動信号である。
送信部18は、1対のコンデンサ20a,20bおよび1対の信号線19a,19bを介して、1対の端子8に接続される。詳細には、コンデンサ20aの一端は送信部18に接続され、コンデンサ20aの他端は信号線19aを介して端子8aに接続される。また、コンデンサ20bの一端は送信部18に接続され、コンデンサ20bの他端は信号線19bを介して端子8bに接続される。
スイッチ24aの一端は、コンデンサ20aの他端と端子8aとの間で、信号線19aに接続される。スイッチ24aの一端と信号線19aとの接続点はP1で表されている。スイッチ24aの他端は、直流電源25の一端、図示例では正極端に接続される。直流電源25の他端、図示例では負極端は、スイッチ24bの一端に接続される。スイッチ24bの他端は、コンデンサ20bの他端と端子8bとの間で、信号線19bに接続される。スイッチ24bの他端と信号線19bとの接続点はP2で表されている。1対のスイッチ24a,24bは、直流電源25の両側に配置される。具体的に、スイッチ24aは直流電源25の正極側に配置され、スイッチ24bは直流電源25の負極側に配置される。
さらに、伝送装置2は、1対の端子12に1対のコンデンサ32a,32bを介して接続された受信部30と、1対のコンデンサ32a,32bを介さずに端子12a,12b間に直列に接続された負荷抵抗36と、端子12a,12b間で負荷抵抗36に直列に接続されたインダクタンス35,37とを有する。
受信部30は、伝送装置3から信号を受信可能である。受信部30は、受信回路33と、受信回路33に接続されたパルストランス34とを有する。受信回路33は、パルストランス34を介して信号を受信する。信号は差動信号である。
受信部30は、1対のコンデンサ32a,32bおよび1対の信号線31a,31bを介して、1対の端子12に接続される。詳細には、コンデンサ32aの一端は受信部30に接続され、コンデンサ32aの他端は信号線31aを介して端子12aに接続される。また、コンデンサ32bの一端は受信部30に接続され、コンデンサ32bの他端は信号線31bを介して端子12bに接続される。
インダクタンス35の一端は、コンデンサ32aの他端と端子12aとの間で、信号線31aに接続される。インダクタンス35の一端と信号線31aとの接続点はQ1で表されている。インダクタンス35の他端は、負荷抵抗36の一端に接続される。負荷抵抗36の他端は、インダクタンス37の一端に接続される。インダクタンス37の他端は、コンデンサ32bの他端と端子12bとの間で、信号線31bに接続される。インダクタンス37の他端と信号線31bとの接続点はQ2で表されている。1対のインダクタンス35,37は、負荷抵抗36の両側に配置されて対をなす。
さらに、伝送装置2は、送信部18および受信部30に接続された制御回路17を有する。制御回路17は、送信部18による信号の送信および受信部30による信号の受信を制御する。また、制御回路17は、スイッチ24a,24bのそれぞれのオンおよびオフを制御する。
図2は、制御回路17の構成の一例を示す図である。図2に示すように、制御回路17は、プロセッサ17aおよびメモリ17bを備える。プロセッサ17aはCPU(Central Processing Unit)、メモリ17bはRAM(Random Access Memory)およびROM(Read Only Memory)が一般的である。メモリ17bには制御プログラムが記憶される。制御回路17では、プロセッサ17aがメモリ17bに記憶された制御プログラムを読み出して実行する。なお、制御回路17は、専用のハードウェアである処理回路であってもよい。処理回路が専用のハードウェアである場合、処理回路は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。制御回路17の各機能を機能別に処理回路で実現してもよいし、各機能をまとめて処理回路で実現してもよい。
次に、伝送装置3の構成について説明する。伝送装置3は、1対の端子10に1対のコンデンサ43a,43bを介して接続された受信部41と、1対のコンデンサ43a,43bを介さずに端子10a,10b間に直列に接続された負荷抵抗47と、端子10a,10b間で負荷抵抗47に直列に接続されたインダクタンス46,48とを有する。1対のコンデンサ43a,43bは1対の第2のコンデンサである。
受信部41は、伝送装置2から信号を受信可能である。受信部41は、受信回路44と、受信回路44に接続されたパルストランス45とを有する。受信回路44は、パルストランス45を介して信号を受信する。信号は差動信号である。
受信部41は、1対のコンデンサ43a,43bおよび1対の信号線42a,42bを介して、1対の端子10に接続される。詳細には、コンデンサ43aの一端は受信部41に接続され、コンデンサ43aの他端は信号線42aを介して端子10aに接続される。また、コンデンサ43bの一端は受信部41に接続され、コンデンサ43bの他端は信号線42bを介して端子10bに接続される。
インダクタンス46の一端は、コンデンサ43aの他端と端子10aとの間で、信号線42aに接続される。インダクタンス46の一端と信号線42aとの接続点はR1で表されている。インダクタンス46の他端は、負荷抵抗47の一端に接続される。負荷抵抗47の他端は、インダクタンス48の一端に接続される。インダクタンス48の他端は、コンデンサ43bの他端と端子10bとの間で、信号線42bに接続される。インダクタンス48の他端と信号線42bとの接続点はR2で表されている。1対のインダクタンス46,48は、負荷抵抗47の両側に配置されて対をなす。
さらに、伝送装置3は、1対の端子13に1対のコンデンサ52a,52bを介して接続された送信部50と、1対のコンデンサ52a,52bを介さずに端子13a,13b間に直列に接続された直流電源57と、端子13a,13b間で直流電源57に直列に接続されかつ直流電源57の両側に配置されたスイッチ56a,56bとを有する。
送信部50は、伝送装置2に信号を送信可能である。送信部50は、送信回路53と、送信回路53に接続されたパルストランス54とを有する。送信回路53は、パルストランス54を介して信号を送信する。信号は差動信号である。
送信部50は、1対のコンデンサ52a,52bおよび1対の信号線51a,51bを介して、1対の端子13に接続される。詳細には、コンデンサ52aの一端は送信部50に接続され、コンデンサ52aの他端は信号線51aを介して端子13aに接続される。また、コンデンサ52bの一端は送信部50に接続され、コンデンサ52bの他端は信号線51bを介して端子13bに接続される。
スイッチ56aの一端は、コンデンサ52aの他端と端子13aとの間で、信号線51aに接続される。スイッチ56aの一端と信号線51aとの接続点はS1で表されている。スイッチ56aの他端は直流電源57の一端、図示例では正極端に接続される。直流電源57の他端、図示例では負極端は、スイッチ56bの一端に接続される。スイッチ56bの他端は、コンデンサ52bの他端と端子13bとの間で、信号線51bに接続される。スイッチ56bの他端と信号線51bとの接続点はS2で表されている。1対のスイッチ56a,56bは、直流電源57の両側に配置される。具体的に、スイッチ56aは直流電源57の正極側に配置され、スイッチ56bは直流電源57の負極側に配置される。
さらに、伝送装置3は、送信部50および受信部41に接続された制御回路40を有する。制御回路40は、送信部50による信号の送信および受信部41による信号の受信を制御する。また、制御回路40は、スイッチ56a,56bのそれぞれのオンおよびオフを制御する。制御回路40の構成は、制御回路17の場合と同様である。
次に、本実施の形態の動作について説明する。まず、伝送装置2から伝送装置3への信号の伝送について説明する。スイッチ24a,24bはオフ状態にあるとする。
送信部18から送信された信号は、信号の伝送路を経由して受信部41で受信される。この場合、信号の伝送路は、1対のコンデンサ20a,20b、1対の信号線19a,19b、1対の信号線7a,7b、電気連結器6、1対の信号線9a,9b、1対の信号線42a,42bおよび1対のコンデンサ43a,43bである。
なお、搬送波は交流信号であることから、送信部18と1対の信号線19a,19bとの間は1対のコンデンサ20a,20bを介して交流的には接続され、受信部41と1対の信号線42a,42bとの間は1対のコンデンサ43a,43bを介して交流的には接続される。
上記したように、負荷抵抗47は、インダクタンス46,48を介して信号の伝送路に接続されている。このような構成によれば、信号の伝送で使用される周波数ωに対して、負荷抵抗47が伝送路に対する負荷とならないように、インダクタンス46,48の合成インピーダンスLを設定することができる。
例えば、伝送路の特性インピーダンスが100Ω、負荷抵抗47の抵抗値Rが100Ωである場合に、インダクタンス46,48が存在しないときには、負荷抵抗47は伝送路に対する負荷となる。
しかし、インダクタンス46,48が存在する場合には、負荷抵抗47とインダクタンス46,48との合成インピーダンスZは、R+jωLで与えられる。ここで、jは虚数単位である。
従って、信号の伝送で使用される周波数ωに対して、ωLが例えば1kΩ以上となるようなインダクタンス46,48が使用された場合には、負荷抵抗47およびインダクタンス46,48の部分は、伝送路の特性インピーダンスに対して実質的に10倍以上の大きさの高インピーダンスで伝送路に接続されることとなる。すなわち、負荷抵抗47が伝送路の特性インピーダンスに対して負荷となることが抑制され、負荷抵抗47が通信に与える影響が抑制される。
次に、電気連結器4の接点部4a,4bおよび電気連結器5の接点部5a,5bに直流電源25により直流電圧を印加する場合の動作について説明する。図3は、本実施の形態に係る車両間伝送システムの直流重畳動作時の図である。
まず、図3に示すように、制御回路17の制御により、スイッチ24a,24bがオンされる。スイッチ24a,24bがオン状態になると、直流電源25は、電気連結器6を介して負荷抵抗47と電気的に接続される。詳細には、直流電源25、信号線19a、端子8a、信号線7a、接点部4a、接点部5a、信号線9a、端子10a、信号線42a、インダクタンス46、負荷抵抗47、インダクタンス48、信号線42b、端子10b、信号線9b、接点部5b、接点部4b、信号線7b、端子8b、信号線19bおよび直流電源25の順に、直流電流が流れる閉回路が形成される。
このように、直流電源25は、スイッチ24a,24bがオンされた状態では、負荷抵抗47とともに閉回路を構成する。これにより、直流電源25は、接点部4a,5a間および接点部4b,5b間に直流電圧を印加することができ、接点部4a,4b,5a,5bの少なくとも一つの表面に酸化皮膜が形成されている場合には、酸化皮膜を破壊することができる。負荷抵抗47の抵抗値Rは、過大な直流電流が流れないように調整される。
なお、本実施の形態では、送信部18から受信部41への信号の伝送は、スイッチ24a,24bがオフ状態にあるときのみに実施され、スイッチ24a,24bがオン状態にあるときには実施されない。信号の伝送時には、直流電源25の伝送路への影響を除くためである。
本実施の形態では、車両間伝送システム1の動作中において、制御回路17は、スイッチ24a,24bのオンの期間を制限する。換言すれば、スイッチ24a,24bがオフの期間が設定される。
スイッチ24a,24bが常時オン状態にあると、負荷抵抗47での発熱量が増大し、消費電力も増大する。しかし、スイッチ24a,24bがオフの期間が設定されることで、負荷抵抗47での発熱量が抑制されて消費電力も抑制される。
制御回路17によるスイッチ24a,24bのオンおよびオフの制御例としては次のようなものが挙げられる。
スイッチ24a,24bは、制御回路17により、伝送不良の検出時から一定時間オンされ、一定時間の経過後はオフされるようにすることができる。これにより、接点部4a,4b,5a,5bの少なくとも一つの表面に形成された酸化被膜による伝送不良が抑制される。制御回路17は、例えば、送信部18から受信部41への信号の伝送に対する応答が送信部50から得られないときに、伝送不良が発生したと判定する。
また、スイッチ24a,24bは、制御回路17により、車両間伝送システム1の起動時から一定の時間オンされ、一定時間の経過後はオフされるようにしてもよい。これにより、起動後に、接点部4a,4b,5a,5bの少なくとも一つの表面に形成された酸化被膜を破壊することができる。なお、車両間伝送システム1の起動時は、車両間伝送システム1に電力が供給されて車両間伝送システム1が起動を開始するときである。詳細には、車両91,92を含む列車全体の電源の起動時である。
スイッチ24a,24bは、制御回路17により、電気連結器4と電気連結器5とが電気的に連結された時から一定時間オンされ、一定時間の経過後はオフされるようにしてもよい。これにより、電気連結器4と電気連結器5との連結後に、接点部4a,4b,5a,5bの少なくとも一つの表面に形成された酸化被膜を破壊することができる。
伝送装置3から伝送装置2への信号の伝送の動作、および電気連結器4の接点部4c,4dおよび電気連結器5の接点部5c,5dに直流電源57により直流電圧を印加する場合の動作についても上記と同様に説明することができる。
以上に説明したように、本実施の形態では、直流電源25の両側にスイッチ24a,24bが設けられ、負荷抵抗47の両側にインダクタンス46,48が設けられている。また、直流電源57の両側にスイッチ56a,56bが設けられ、負荷抵抗36の両側にインダクタンス35,37が設けられている。
このような構成によれば、直流電源25,57にはインダクタンスが接続されないので、特許文献1に記載された従来技術と比較して、インダクタンスの個数が削減される。
また、伝送装置2から伝送装置3への信号の伝送の際には、スイッチ24a,24bがオフされて直流電源25が伝送路から切り離されるとともに、負荷抵抗47はインダクタンス46,48を介して伝送路に接続される。これにより、直流電源25および負荷抵抗47が伝送路の負荷となることが抑制され、通信データの品質の低下を抑制することができる。
同様に、伝送装置3から伝送装置2への信号の伝送の際には、スイッチ56a,56bがオフされて直流電源57が伝送路から切り離されるとともに、負荷抵抗36はインダクタンス35,37を介して伝送路に接続される。これにより、直流電源57および負荷抵抗36が伝送路の負荷となることが抑制され、通信データの品質の低下を抑制することができる。
また、本実施の形態によれば、スイッチ24a,24b,56a,56bを設けることにより負荷抵抗47,36での発熱量を抑制して消費電力を抑制することができる。
また、本実施の形態によれば、電気連結器6の接点部4aから4dおよび接点部5aから5dの少なくとも一つの表面に酸化皮膜が形成された場合には、酸化皮膜を破壊することができる。
また、本実施の形態では、スイッチ24a,24bは送信側に設けられている。これにより、制御回路17は、信号の伝送のタイミングとスイッチ24a,24bのオンおよびオフの切り替えのタイミングを制御することができる。また、スイッチ56a,56bは送信側に設けられている。これにより、制御回路40は、信号の伝送のタイミングとスイッチ56a,56bのオンおよびオフの切り替えのタイミングとを制御することができる。本実施の形態のその他の効果は動作の説明とともに既に説明した通りである。
なお、直流電源25は、専用の電源としてもよいし、車両91に搭載された他の電源から電圧変換された電源としてもよい。直流電源57についても同様である。
実施の形態2.
図4は、本実施の形態に係る車両間伝送システムの構成を示す図である。車両間伝送システム1aでは、図1に示す車両間伝送システム1と比較して、伝送装置2においては、接続点Q1,Q2間には、インダクタンス35および負荷抵抗36a,36bが設けられ、伝送装置3においては、接続点R1,R2間には、インダクタンス46および負荷抵抗47a,47bが設けられている。負荷抵抗36a,36bは、インダクタンス35の両側に配置された1対である。負荷抵抗36a,36bは、インダクタンス35に直列に接続される。負荷抵抗47a,47bは、インダクタンス46の両側に配置された1対である。負荷抵抗47a,47bは、インダクタンス46に直列に接続される。
車両間伝送システム1aのその他の構成は、図1に示す車両間伝送システム1の構成と同じである。なお、図4では、図1に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号が付されている。
本実施の形態によれば、実施の形態1と比較して、インダクタンスの個数をさらに削減することができる。
また、本実施の形態では、インダクタンス46の両側に負荷抵抗47a,47bが配置されているので、1対の信号線42a,42bおよび1対の信号線9に対して、インダクタンス46および負荷抵抗47a,47bが対称に配置される。本実施の形態のその他の動作および効果は実施の形態1と同様である。
実施の形態3.
図5は、本実施の形態に係る車両間伝送システムの構成を示す図である。車両間伝送システム1bでは、図1に示す車両間伝送システム1と比較して、伝送装置2においては、接続点Q1,Q2間には、負荷抵抗36およびインダクタンス37が設けられ、伝送装置3においては、接続点R1,R2間には、負荷抵抗47およびインダクタンス48が設けられている。負荷抵抗36はインダクタンス37に直列に接続され、負荷抵抗47はインダクタンス48に直列に接続されている。
車両間伝送システム1bのその他の構成は、図1に示す車両間伝送システム1の構成と同じである。なお、図5では、図1に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号が付されている。
本実施の形態によれば、実施の形態1と比較して、インダクタンスの個数をさらに削減することができる。
また、本実施の形態では、実施の形態2と比較して、負荷抵抗の個数を削減することができる。本実施の形態のその他の動作および効果は実施の形態1と同様である。
実施の形態4.
図6は、本実施の形態に係る車両間伝送システムの構成を示す図である。車両間伝送システム1cでは、図1に示す車両間伝送システム1と比較して、伝送装置2においては、スイッチ24aに並列にかつ直流電源25に直列に接続された抵抗61aが設けられるとともに、スイッチ24bに並列にかつ直流電源25に直列に接続された抵抗61bが設けられる。抵抗61aは第1の抵抗であり、抵抗61bは第2の抵抗である。
さらに、車両間伝送システム1cでは、図1に示す車両間伝送システム1と比較して、伝送装置3においては、スイッチ56aに並列にかつ直流電源57に直列に接続された抵抗62aが設けられるとともに、スイッチ56bに並列にかつ直流電源57に直列に接続された抵抗62bが設けられる。
車両間伝送システム1cのその他の構成は、図1に示す車両間伝送システム1の構成と同じである。なお、図6では、図1に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号が付されている。
抵抗61a,61bの抵抗値は、送信部18から受信部41への伝送路の特性インピーダンスに影響を与えないように設定される。具体的には、伝送路の特性インピーダンスに対する抵抗61a,61bの合成抵抗値の割合が予め決められた値以下となるように設定される。例えば、伝送路の特性インピーダンスを100Ω、特性インピーダンスに対する抵抗61a,61bの影響を1%以下とする場合には、抵抗61a,61bの合成抵抗値は10kΩ以上に設定される。例えば、抵抗61a,61bの各抵抗値は50kΩに設定される。抵抗62a,62bについても同様である。
スイッチ24a,24bがオンからオフにされたときに、スイッチ24aの接点部間およびスイッチ24bの接点部間で、インダクタンス46,48から誘導される高電圧が発生し、スイッチ24aの接点部およびスイッチ24bの接点部が摩耗する可能性がある。
本実施の形態のように、スイッチ24aに並列に抵抗61aを接続し、スイッチ24bに並列に抵抗61bを接続することで、スイッチ24aの接点部間およびスイッチ24bの接点部間で高電圧が発生することが抑制され、スイッチ24aの接点部およびスイッチ24bの接点部の摩耗が抑制される。
同様に、スイッチ56aに並列に抵抗62aを接続し、スイッチ56bに並列に抵抗62bを接続することで、スイッチ56aの接点部間およびスイッチ56bの接点部間で高電圧が発生することが抑制され、スイッチ56aの接点部およびスイッチ56bの接点部の摩耗が抑制される。
本実施の形態のその他の動作および効果は実施の形態1と同様である。
実施の形態5.
図7は、本実施の形態に係る車両間伝送システムの構成を示す図である。車両間伝送システム1dでは、図1に示す車両間伝送システム1と比較して、伝送装置2においては、スイッチ24aに並列にかつ直流電源25に直列に接続されたバリスタ63aが設けられ、スイッチ24bに並列にかつ直流電源25に直列に接続されたバリスタ63bが設けられる。バリスタ63aは第1のバリスタであり、バリスタ63bは第2のバリスタである。
さらに、車両間伝送システム1dでは、図1に示す車両間伝送システム1と比較して、伝送装置3においては、スイッチ56aに並列にかつ直流電源57に直列に接続されたバリスタ64aが設けられ、スイッチ56bに並列にかつ直流電源57に直列に接続されたバリスタ64bが設けられる。
車両間伝送システム1dのその他の構成は、図1に示す車両間伝送システム1の構成と同じである。なお、図7では、図1に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号が付されている。
バリスタ63a,63bの静電容量は、送信部18から受信部41への伝送路の特性インピーダンスに影響を与えないように設定される。伝送路の特性インピーダンスを100Ω、伝送の基本周波数をω[Hz]、バリスタ63a,63bの合成容量をCとし、特性インピーダンスに対するバリスタ63a,63bの影響を1%以下とする場合には、
100/0.01=1/(2π×ω×C)
を満たすように合成容量Cを決めればよい。ω=31.25MHzとした場合には、C=0.5pFとなる。バリスタ64a,64bについても同様である。
スイッチ24a,24bがオンからオフにされたときに、スイッチ24aの接点部間およびスイッチ24bの接点部間で、インダクタンス46,48から誘導される高電圧が発生し、スイッチ24aの接点部およびスイッチ24bの接点部が摩耗する可能性がある。
本実施の形態のように、スイッチ24aに並列にバリスタ63aを接続し、スイッチ24bに並列にバリスタ63bを接続することで、スイッチ24aの接点部間およびスイッチ24bの接点部間で高電圧が発生することが抑制され、スイッチ24aの接点部およびスイッチ24bの接点部の摩耗が抑制される。
同様に、スイッチ56aに並列にバリスタ64aを接続し、スイッチ56bに並列にバリスタ64bを接続することで、スイッチ56aの接点部間およびスイッチ56bの接点部間で高電圧が発生することが抑制され、スイッチ56aの接点部およびスイッチ56bの接点部の摩耗が抑制される。
本実施の形態のその他の動作および効果は実施の形態1と同様である。
実施の形態6.
図8は、本実施の形態に係る車両間伝送システムの構成を示す図である。車両間伝送システム1eでは、図1に示す車両間伝送システム1と比較して、伝送装置2においては、スイッチ24aに並列にかつ直流電源25に直列に接続された抵抗61aが設けられ、スイッチ24aに並列にかつ直流電源25および抵抗61aに直列に接続されたバリスタ63aが設けられ、スイッチ24bに並列にかつ直流電源25に直列に接続された抵抗61bが設けられ、スイッチ24bに並列にかつ直流電源25および抵抗61bに直列に接続されたバリスタ63bが設けられる。抵抗61aは第1の抵抗であり、抵抗61bは第2の抵抗である。バリスタ63aは第1のバリスタであり、バリスタ63bは第2のバリスタである。
さらに、車両間伝送システム1eでは、図1に示す車両間伝送システム1と比較して、伝送装置3においては、スイッチ56aに並列にかつ直流電源57に直列に接続された抵抗62aが設けられ、スイッチ56aに並列にかつ直流電源57および抵抗62aに直列に接続されたバリスタ64aが設けられ、スイッチ56bに並列にかつ直流電源57に直列に接続された抵抗62bが設けられ、スイッチ56bに並列にかつ直流電源57および抵抗62bに直列に接続されたバリスタ64bが設けられる。
車両間伝送システム1eのその他の構成は、図1に示す車両間伝送システム1の構成と同じである。なお、図8では、図1に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号が付されている。
本実施の形態は、実施の形態4,5の効果を併せ持つ。本実施の形態のその他の動作および効果は実施の形態1と同様である。
実施の形態7.
図9は、本実施の形態に係る車両間伝送システムの構成を示す図である。車両間伝送システム1fでは、図1に示す車両間伝送システム1と比較して、伝送装置2においては、インダクタンス35の代わりにPINダイオード71aが設けられ、インダクタンス37の代わりにPINダイオード71bが設けられる。PINダイオードは3層構造のダイオードであり、PN接合の間にI層(Intrinsic Layer)が挟み込まれている。
さらに、車両間伝送システム1fでは、図1に示す車両間伝送システム1と比較して、伝送装置3においては、インダクタンス46の代わりにPINダイオード70aが設けられ、インダクタンス48の代わりにPINダイオード70bが設けられる。PINダイオード70aは第1のPINダイオードであり、PINダイオード70bは第2のPINダイオードである。
PINダイオード70a,70bは、スイッチ24a,24bがオン状態のときに、直流電源25により順方向バイアスがかかるように接続されている。同様に、PINダイオード71a,71bは、スイッチ56a,56bがオン状態のときに、直流電源57により順方向バイアスがかかるように接続されている。
車両間伝送システム1fのその他の構成は、図1に示す車両間伝送システム1の構成と同じである。なお、図9では、図1に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号が付されている。
直流重畳時、すなわち、制御回路17の制御によりスイッチ24a,24bがオン状態となると、PINダイオード70a,70bは順方向バイアスとなる。順方向バイアス時には、PINダイオード70a,70bは低抵抗である。そのため、直流電源25は、電気連結器6を介して負荷抵抗47と電気的に接続される。なお、直流電源25は、直流重畳時に、PINダイオード70a,70bに順方向電圧を印加可能であるとする。
詳細には、直流電源25、信号線19a、端子8a、信号線7a、接点部4a、接点部5a、信号線9a、端子10a、信号線42a、PINダイオード70a、負荷抵抗47、PINダイオード70b、信号線42b、端子10b、信号線9b、接点部5b、接点部4b、信号線7b、端子8b、信号線19bおよび直流電源25の順に、直流電流が流れる閉回路が形成される。
このように、直流電源25は、スイッチ24a,24bがオンされた状態では、負荷抵抗47とともに閉回路を構成する。これにより、直流電源25は、接点部4a,5a間および接点部4b,5b間に直流電圧を印加することができ、接点部4a,4b,5a,5bの少なくとも一つの表面に酸化皮膜が形成されている場合には、酸化皮膜を破壊することができる。
なお、直流重畳時には、送信部18から受信部41への信号の伝送は実施されない。
これに対し、直流重畳されない時、すなわち、制御回路17の制御によりスイッチ24a,24bがオフ状態となると、PINダイオード70a,70bには順方向電圧までは電流が流れず、負荷抵抗47は伝送路から実質的に切り離された状態となる。ここで、信号線7,9を伝送される信号の振幅、すなわち交流電圧の振幅は順方向電圧よりも小さいものとする。この結果、負荷抵抗47は、伝送路の特性インピーダンスに対して負荷となることが抑制される。
以上は、送信部18から受信部41への信号の伝送について説明したが、送信部50から受信部30への信号の伝送についても同様である。
また、本実施の形態では、インダクタンスは設けられていないので、実施の形態1と比較して、インダクタンスの個数を削減することができる。
なお、本実施の形態では、負荷抵抗47の両側にPINダイオード70a,70bが配置されるとしたが、PINダイオード70a,70bのうち一方を設ける構成も可能である。PINダイオード71a,71bについても同様である。
本実施の形態のその他の動作および効果は実施の形態1と同様である。
実施の形態8.
図10は、本実施の形態に係る車両間伝送システムの構成を示す図である。車両間伝送システム1gでは、図9に示す車両間伝送システム1fと比較して、伝送装置2においては、PINダイオード71aに並列にかつ負荷抵抗36に直列に接続されたバリスタ73aが設けられ、PINダイオード71bに並列にかつ負荷抵抗36に直列に接続されたバリスタ73bが設けられる。
さらに、車両間伝送システム1gでは、図9に示す車両間伝送システム1fと比較して、伝送装置3においては、PINダイオード70aに並列にかつ負荷抵抗47に直列に接続されたバリスタ72aが設けられ、PINダイオード70bに並列にかつ負荷抵抗47に直列に接続されたバリスタ72bが設けられる。
車両間伝送システム1gのその他の構成は、図9に示す車両間伝送システム1fの構成と同じである。なお、図10では、図9に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号が付されている。
本実施の形態では、PINダイオード70aの保護を目的としてバリスタ72aが設けられ、PINダイオード70bの保護を目的としてバリスタ72bが設けられ、PINダイオード71aの保護を目的としてバリスタ73aが設けられ、PINダイオード71bの保護を目的としてバリスタ73bが設けられている。
本実施の形態のその他の動作および効果は実施の形態7と同様である。
実施の形態9.
図11は、本実施の形態に係る車両間伝送システムの構成を示す図である。車両間伝送システム1hは、図10に示す車両間伝送システム1gの構成に加えて、伝送装置2においては、PINダイオード76a,76bおよびバリスタ77a,77bを備え、伝送装置3においては、PINダイオード74a,74bおよびバリスタ75a,75bを備える。
PINダイオード74aは、負荷抵抗47およびPINダイオード70aに直列に接続される。バリスタ75aは、PINダイオード74aに並列にかつPINダイオード70aに直列に接続される。PINダイオード74bは、負荷抵抗47およびPINダイオード70bに直列に接続される。バリスタ75bは、PINダイオード74bに並列にかつPINダイオード70bに直列に接続される。PINダイオード74a,74bは負荷抵抗47の両側に配置される。
PINダイオード76aは、負荷抵抗36およびPINダイオード71aに直列に接続される。バリスタ77aは、PINダイオード76aに並列にかつPINダイオード71aに直列に接続される。PINダイオード76bは、負荷抵抗36およびPINダイオード71bに直列に接続される。バリスタ77bは、PINダイオード76bに並列にかつPINダイオード71bに直列に接続される。PINダイオード76a,76bは負荷抵抗36の両側に配置される。
車両間伝送システム1hのその他の構成は、図10に示す車両間伝送システム1gの構成と同じである。なお、図11では、図10に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号が付されている。
本実施の形態では、負荷抵抗47の両側に2個ずつPINダイオードが配置されている。すなわち、負荷抵抗47に接続されるPINダイオードの個数が実施の形態8の場合よりも増加している。これにより、PINダイオード70a,70b,74a,74bの順方向電圧は全体として大きくなるため、直流重畳されない場合に、伝送路の特性インピーダンスに対する負荷抵抗47の影響がより確実に抑制される。
また、本実施の形態によれば、バリスタ72a,72bによりPINダイオード70a,70bを保護することができ、バリスタ75a,75bによりPINダイオード74a,74bを保護することができ、バリスタ73a,73bによりPINダイオード71a,71bを保護することができ、バリスタ77a,77bによりPINダイオード76a,76bを保護することができる。
以上は、送信部18から受信部41への信号の伝送について説明したが、送信部50から受信部30への信号の伝送についても同様である。
なお、負荷抵抗47に直列に接続されるPINダイオードの個数は図示例に限定されず、一般に複数であればよい。この場合、複数のPINダイオードの各々に並列にバリスタが接続される。負荷抵抗36に直列に接続されるPINダイオードの個数は図示例に限定されず、一般に複数であればよい。この場合、複数のPINダイオードの各々に並列にバリスタが接続される。
本実施の形態のその他の動作および効果は実施の形態7と同様である。
実施の形態10.
図12は、本実施の形態に係る車両間伝送システムの構成を示す図である。車両間伝送システム1iは、図9に示す車両間伝送システム1fの構成に加えて、伝送装置2においては、スイッチ24aと接続点P1との間に一端が接続された抵抗83aと、抵抗83aの他端に負極端が接続された直流電源81と、直流電源81の正極端にアノード側が接続されたダイオード82と、ダイオード82のカソード側に一端が接続されかつ他端がスイッチ24bと接続点P2との間に接続された抵抗83bとを備える。なお、抵抗83a,83bの一方を設ける構成でもよい。
このように、抵抗83a、直流電圧81、ダイオード82および抵抗83bは、1対の端子8間に直列に接続される。抵抗83a、直流電圧81、ダイオード82および抵抗83bは、第1の逆方向バイアス回路である。すなわち、スイッチ24a,24bがオフの状態、すなわち、直流重畳されない時には、抵抗83a、直流電圧81、ダイオード82および抵抗83bは、PINダイオード70a,70bに逆方向バイアスをかける。
送信部18から受信部41への伝送路に直流重畳されない時には、この逆方向バイアス回路により、PINダイオード70a,70bに逆方向バイアスをかける。これにより、負荷抵抗47は低容量で伝送路に接続されることとなり、伝送路の特性インピーダンスへの影響が抑制される。
さらに、車両間伝送システム1iは、図9に示す車両間伝送システム1fの構成に加えて、伝送装置3においては、スイッチ56aと接続点S1との間に一端が接続された抵抗87aと、抵抗87aの他端に負極端が接続された直流電源85と、直流電源85の正極端にアノード側が接続されたダイオード86と、ダイオード86のカソード側に一端が接続されかつ他端がスイッチ56bと接続点S2との間に接続された抵抗87bとを備える。なお、抵抗87a,87bの一方を設ける構成でもよい。
このように、抵抗87a、直流電圧85、ダイオード86および抵抗87bは、1対の端子13間に直列に接続される。抵抗87a、直流電圧85、ダイオード86および抵抗87bは、第2の逆方向バイアス回路である。すなわち、スイッチ56a,56bがオフの状態、すなわち、直流重畳されない時には、抵抗87a、直流電圧85、ダイオード86および抵抗87bは、PINダイオード71a,71bに逆方向バイアスをかける。
送信部50から受信部30への伝送路に直流重畳されない時には、第2の逆方向バイアス回路により、PINダイオード71a,71bに逆方向バイアスをかける。これにより、負荷抵抗36は低容量で伝送路に接続されることとなり、伝送路の特性インピーダンスへの影響が抑制される。
車両間伝送システム1iのその他の構成、動作および効果は、図9に示す車両間伝送システム1fの構成と同じである。なお、図12では、図9に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号が付されている。
実施の形態11.
図13は、本実施の形態に係る車両間伝送システムの構成を示す図である。車両間伝送システム1jは、図12に示す車両間伝送システム1iの構成に対して、伝送装置2においては、負荷抵抗36の代わりに、接続点Q1,Q2間で、PINダイオード71aに直列でPINダイオード71aのカソード側に一端が接続された負荷抵抗88aと、PINダイオード71bに直列で負荷抵抗88aの他端に一端が接続されかつ他端がPINダイオード71bのアノード側に接続された負荷抵抗88bと、直列接続されたPINダイオード71aおよび負荷抵抗88aと並列に接続された負荷抵抗89aと、直列接続されたPINダイオード71bおよび負荷抵抗88bと並列に接続された負荷抵抗89bとを備える。負荷抵抗88a,88bは第1の負荷抵抗である。負荷抵抗89a,89bは第2の負荷抵抗である。
車両間伝送システム1iと同様、送信部50から受信部30への伝送路に直流重畳されない時には、伝送装置3の逆方向バイアス回路により、PINダイオード71a,71bに逆方向バイアスがかかる。このとき、負荷抵抗88a,88b,89a,89bの抵抗値の設定により、PINダイオード71a,71bにかかる逆方向バイアスの電位を調整することができる。PINダイオード71a,71bにかかる逆方向バイアスの電位の調整により、PINダイオード71a,71bにかかる逆方向バイアスを任意に分配することができる。
さらに、車両間伝送システム1jは、図12に示す車両間伝送システム1iの構成に対して、伝送装置3においては、負荷抵抗47の代わりに、接続点R1,R2間で、PINダイオード70aに直列でPINダイオード70aのカソード側に一端が接続された負荷抵抗78aと、PINダイオード70bに直列で負荷抵抗78aの他端に一端が接続されかつ他端がPINダイオード70bのアノード側に接続された負荷抵抗78bと、直列接続されたPINダイオード70aおよび負荷抵抗78aと並列に接続された負荷抵抗79aと、直列接続されたPINダイオード70bおよび負荷抵抗78bと並列に接続された負荷抵抗79bとを備える。負荷抵抗78a,78bは第1の負荷抵抗である。負荷抵抗79a,79bは第2の負荷抵抗である。
車両間伝送システム1iと同様、送信部18から受信部41への伝送路に直流重畳されない時には、伝送装置2の逆方向バイアス回路により、PINダイオード70a,70bに逆方向バイアスがかかる。このとき、負荷抵抗78a,78b,79a,79bの抵抗値の設定により、PINダイオード70a,70bにかかる逆方向バイアスの電位を調整することができる。PINダイオード70a,70bにかかる逆方向バイアスの電位の調整により、PINダイオード70a,70bにかかる逆方向バイアスを任意に分配することができる。
車両間伝送システム1jのその他の構成、動作および効果は、図12に示す車両間伝送システム1iの構成と同じである。なお、図13では、図12に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号が付されている。
実施の形態12.
図14は、本実施の形態に係る車両間伝送システムの構成を示す図である。車両間伝送システム1kでは、図9に示す車両間伝送システム1fと比較して、伝送装置2においては、PINダイオード71aと負荷抵抗36との間に直列に接続され、PINダイオード71aのカソード側にアノード側が接続されかつカソード側が負荷抵抗36に接続されたツェナーダイオード101が設けられる。
さらに、車両間伝送システム1kでは、図9に示す車両間伝送システム1fと比較して、伝送装置3においては、PINダイオード70aと負荷抵抗47との間に直列に接続され、PINダイオード70aのカソード側にアノード側が接続されかつカソード側が負荷抵抗47に接続されたツェナーダイオード100が設けられる。
車両間伝送システム1kのその他の構成は、図9に示す車両間伝送システム1fの構成と同じである。なお、図14では、図9に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号が付されている。
本実施の形態では、直流重畳されない時、すなわち、制御回路17の制御によりスイッチ24a,24bがオフ状態となると、PINダイオード70a,70bの順方向電圧、およびツェナーダイオード100の降伏電圧を加算した電圧までは電流が流れず、負荷抵抗47は伝送路から実質的に切り離された状態となる。本実施の形態では、ツェナーダイオード100の降伏電圧の特性によって、負荷抵抗47に電流が流れるまでの電圧を任意に調整することができる。
同様に、直流重畳されない時、すなわち、制御回路40の制御によりスイッチ56a,56bがオフ状態となると、PINダイオード71a,71bの順方向電圧、およびツェナーダイオード101の降伏電圧を加算した電圧までは電流が流れず、負荷抵抗36は伝送路から実質的に切り離された状態となる。本実施の形態では、ツェナーダイオード101の降伏電圧の特性によって、負荷抵抗36に電流が流れるまでの電圧を任意に調整することができる。
本実施の形態のその他の動作および効果は実施の形態7と同様である。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1,1a,1b,1c,1d,1e,1f,1g,1h,1i,1j,1k 車両間伝送システム、2,3 伝送装置、4,5,6 電気連結器、4a,4b,4c,4d,5a,5b,5c,5d 接点部、7,7a,7b,9,9a,9b,11,11a,11b,14,14a,14b,19a,19b,31a,31b,42a,42b,51a,51b 信号線、8,8a,8b,10,10a,10b,12,12a,12b,13,13a,13b 端子、17,40 制御回路、17a プロセッサ、17b メモリ、18,50 送信部、20a,20b,32a,32b,43a,43b,52a,52b コンデンサ、21,53 送信回路、22,34,45,54 パルストランス、35,37,46,48 インダクタンス、24a,24b,56a,56b スイッチ、25,57,81,85 直流電源、30,41 受信部、33,44 受信回路、36,36a,36b,47,47a,47b,78a,78b,79a,79b,88a,88b,89a,89b 負荷抵抗、61a,61b,62a,62b,83a,83b,87a,87b 抵抗、63a,63b,64a、64b,72a,72b,73a,73b,75a,75b,77a,77b バリスタ、70a,70b,71a,71b,74a,74b,76a,76b PINダイオード、82,86 ダイオード、91,92 車両、100,101 ツェナーダイオード。

Claims (11)

  1. 第1の電気連結器を有する第1の車両内に配置された第1の伝送装置と、
    前記第1の電気連結器と電気的に連結される第2の電気連結器を有する第2の車両内に配置され、前記第1の伝送装置との間で通信が可能な第2の伝送装置と
    を備え、
    前記第1の伝送装置は、
    前記第1の電気連結器と1対の第1の信号線を介して接続された1対の第1の端子と、
    前記1対の第1の端子に1対の第1のコンデンサを介して接続された送信部と、
    前記1対の第1のコンデンサを介さずに前記1対の第1の端子間に直列に接続された直流電源と、
    前記1対の第1の端子間で前記直流電源に直列に接続されかつ前記直流電源の両側に配置された第1および第2のスイッチと
    を有し、
    前記第2の伝送装置は、
    前記第2の電気連結器と1対の第2の信号線を介して接続された1対の第2の端子と、
    前記1対の第2の端子に1対の第2のコンデンサを介して接続された受信部と、
    前記1対の第2のコンデンサを介さずに前記1対の第2の端子間に直列に接続された負荷抵抗と、
    前記1対の第2の端子間で負荷抵抗に直列に接続されたPINダイオードと
    を有し、
    前記第1および第2のスイッチがオンされたときに、前記直流電源は前記PINダイオードに順方向バイアスをかけることを特徴とする車両間伝送システム。
  2. 前記PINダイオードは、前記負荷抵抗の両側に配置された1対であることを特徴とする請求項に記載の車両間伝送システム。
  3. 前記第2の伝送装置は、前記PINダイオードに並列にかつ前記負荷抵抗に直列に接続されたバリスタを有することを特徴とする請求項に記載の車両間伝送システム。
  4. 前記PINダイオードの個数は複数であり、前記バリスタの個数は前記PINダイオードの個数と同数であることを特徴とする請求項に記載の車両間伝送システム。
  5. 前記第1の伝送装置は、前記第1および第2のスイッチがオフされたときに、前記PINダイオードに逆方向バイアスをかける逆方向バイアス回路を有することを特徴とする請求項に記載の車両間伝送システム。
  6. 前記第2の伝送装置は、前記負荷抵抗を第1の負荷抵抗とする場合に、直列接続された前記PINダイオードおよび前記第1の負荷抵抗に並列に接続された第2の負荷抵抗を有することを特徴とする請求項に記載の車両間伝送システム。
  7. 前記第2の伝送装置は、前記PINダイオードと前記負荷抵抗との間に、前記PINダイオードおよび前記負荷抵抗に直列に接続されたツェナーダイオードを有することを特徴とする請求項に記載の車両間伝送システム。
  8. 前記第1および第2のスイッチは、前記車両間伝送システムの起動時から一定時間オンされ、前記一定時間の経過後はオフされることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の車両間伝送システム。
  9. 前記第1および第2のスイッチは、前記第1の電気連結器と前記第2の電気連結器とが電気的に連結された時から一定時間オンされ、前記一定時間の経過後はオフされることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の車両間伝送システム。
  10. 前記第1および第2のスイッチは、伝送不良の検出時から一定時間オンされ、前記一定時間の経過後はオフされることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の車両間伝送システム。
  11. 車両内に配置され、電気連結器を介して連結された他車両内の伝送装置との間で通信が可能な伝送装置であって
    前記電気連結器と1対の第1の信号線を介して接続された1対の第1の端子と、
    前記1対の第1の端子に1対の第1のコンデンサを介して接続された送信部と、
    前記1対の第1のコンデンサを介さずに前記1対の第1の端子間に直列に接続された直流電源と、
    前記1対の第1の端子間で前記直流電源に直列に接続されかつ前記直流電源の両側に配置された第1および第2のスイッチと
    前記電気連結器と1対の第2の信号線を介して接続された1対の第2の端子と、
    前記1対の第2の端子に1対の第2のコンデンサを介して接続された受信部と、
    前記1対の第2のコンデンサを介さずに前記1対の第2の端子間に直列に接続された負荷抵抗と、
    前記1対の第2の端子間で負荷抵抗に直列に接続されたPINダイオードと
    を有し、
    前記直流電源は、前記第1および第2のスイッチがオンされた状態では、前記他車両内の伝送装置が有する負荷抵抗とともに閉回路を構成し、前記他車両内の伝送装置が有するPINダイオードに順方向バイアスをかけることを特徴とする伝送装置。
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