JP6296347B2 - 照明装置 - Google Patents

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Description

本発明は、発光素子を用いた照明装置に関する。
従来の照明用LED(発光素子)駆動回路は、様々な手段で通常点灯モードでの高効率化を図っている。また、従来の照明用LED駆動回路は、夜間等の長時間に亘って微灯モードの状態が続くと、効率が悪くなり電力損失が増える。そこで、微灯モードでの電力損失を低減するために、LED駆動回路及びそれを用いたLED照明機器が種々提案されている。ここで、微灯モードとは、通常点灯モードよりも少電流でLEDを駆動するモードである。
特許文献1の照明装置は、複数の発光素子からなる負荷部と、複数の発光素子に電力を供給する電源部と、電源部の動作を制御する電源制御部と、電源制御部に電力を供給する制御電源部と、を備えている。そして、負荷部の複数の発光素子の一部を点灯させる場合に、電力を供給する電源部の動作を停止する動作停止手段と、電源部から発光素子へ電力を供給する切替手段を設けている。
例えば、少電流でLEDを駆動する微灯モードの一つである常夜灯モードにおいては、一部の発光素子のみが点灯される。この場合、動作停止手段が電源部のような主回路の動作を停止させ、制御電源部から常夜灯として兼用するLEDへ電力を供給することにより、余分な電力消費を抑制することができる。
特開2012−134037号公報
上述したような従来の技術においては、通常点灯モードと常夜灯モードの如き、二つの調光モードの切替における明るさの変化は考慮されていない。よって、ユーザーにとって二つの調光モードの切替が生じたか否かが判断しにくく、リモコンなどの操作時に、所望のモードに移行したのかどうか、判断し難い状況が生じ得る。
また、明るさがゼロの消灯モードでは、一般的にLEDに電力を供給する電源部内の電解コンデンサには、電荷が蓄電されない(充電されない)。また、常夜灯モードの如き省電力の調光モードにおいては、LEDを点灯させる点灯デューティは低い値に設定されている。このことはコンデンサへの充電に所定の時間がかかることを意味する。よって、ユーザーが消灯モードから常夜灯モードの如き省電力の調光モードへの移行操作をした場合、LEDの点灯開始にも所定の時間を要することになり、ユーザーにとって混乱を招く状況が生じ得る。
本発明は、第1の調光モードとは異なる第2の調光モードのための専用の光源(発光素子)を使用せずにコストを抑制し、かつ、第1の調光モードから第2の調光モードへの切替を分かりやすくし、ユーザーの利便性、使用感を向上させた照明装置を提供する。
本発明の照明装置は、発光素子と、前記発光素子に電力を供給する電源部と、前記電源部による前記発光素子への電力の供給を制御し、前記発光素子の明るさを制御する制御部と、を備え、前記制御部は、少なくとも、前記発光素子の明るさが最も明るい第1点灯状態から、当該第1点灯状態よりも暗い第2点灯状態まで調光する第1の調光モード、および前記第2点灯状態よりも暗い第3点灯状態から当該第3点灯状態よりも暗い第4点灯状態まで調光する第2の調光モードにより、前記発光素子の明るさを制御可能であり、かつ、前記第1の調光モードにおいて、前記第2点灯状態よりも明るくかつ当該第2点灯状態の直近の点灯状態を第5点灯状態とした場合、前記第2点灯状態から前記第3点灯状態への第1の明るさの変化量が、前記第5点灯状態から前記第2点灯状態への第2の明るさの変化量より大きい。
本発明の照明装置によれば、第2の調光モードのための専用の光源を使用せずにコストを抑制しつつ、第1の調光モードから第2の調光モードへの切替を分かりやすくし、ユーザーにとっての利便性、使用感を向上させることができる。
本発明の一実施形態の照明装置の外観を示し、(a)は照明装置の斜視図、(b)は照明装置の平面図 実施形態の照明装置の回路図 照明装置の調光モードと明るさとの関係を示すグラフ 図3におけるFの部分を拡大して示した、明るさの制御の一実施形態を示すグラフ 図3におけるFの部分を拡大して示した、明るさの制御の他の実施形態を示すグラフ 充電デューティ、点灯デューティと照明装置の点灯状態の関係を示すタイムチャートであり、(a)は従来の照明装置のタイムチャート、(b)は本実施形態の照明装置のタイムチャート
以下、本発明に係る照明装置の好適な実施形態を、図1〜図6を用いて詳述する。
本発明の照明装置100は、発光素子52と、発光素子52に電力を供給する電源部40と、電源部40による発光素子へ電力の供給を制御し、発光素子52の明るさを制御する制御部62と、を備え、制御部62は、少なくとも、発光素子52の明るさが最も明るい第1点灯状態から、当該第1点灯状態よりも暗い第2点灯状態まで調光する第1の調光モード、および第2点灯状態よりも暗い第3点灯状態から当該第3点灯状態よりも暗い第4点灯状態まで調光する第2の調光モードにより、発光素子52の明るさを制御可能であり、かつ、第1の調光モードにおいて、第2点灯状態よりも明るくかつ当該第2点灯状態の直近の点灯状態を第5点灯状態とした場合、第2点灯状態から第3点灯状態への第1の明るさの変化量が、前記第5点灯状態から前記第2点灯状態への第2の明るさの変化量より大きい。
第2の調光モードにおいて、第3点灯状態よりも暗くかつ当該第3点灯状態の直近の点灯状態を第6点灯状態とした場合、第1の明るさの変化量が、第3点灯状態から第6点灯状態への第3の明るさの変化量より大きいことが好ましい。
制御部62は、第1の調光モードと第2の調光モードとの間で、明るさがゼロである消灯期間が設けられるように発光素子52の明るさを制御することが好ましい。
電源部40は発光素子52に並列に接続された電解コンデンサ42を含むとともに、制御部62は、明るさがゼロである消灯モードから第2の調光モードへの移行の開始後、第2の調光モード移行後における点灯デューティより大きい点灯デューティを充電デューティとして電解コンデンサ42への充電を開始するように電源部40を制御することが好ましい。
第2の調光モード移行後における点灯デューティより大きい点灯デューティは、第2の調光モードにおける上限の点灯デューティであることが好ましい。
第1の調光モードが通常点灯モードであり、第2の調光モードが常夜灯モードであることが好ましい。
図1は実施形態の照明装置100の外観を示し、(a)は照明装置100の斜視図、(b)は照明装置100の平面図を示す。照明装置100は、上発光部110、下発光部120、中央発光部130を備えている。上発光部110、下発光部120、中央発光部130は、図2で示す発光素子(LED;Light Emitting Diode)52と導光板を備え、発光素子からの光を導光板を通過、拡散することにより光を広範囲に出射することが可能となる。
本実施形態においては、通常の点灯状態において使用する通常点灯モードにおいて、上発光部110、下発光部120、中央発光部130の総てが発光する。また、中央発光部130のみを消灯させることにより、間接照明の様な照明を演出することも可能である。
また、就寝時などの状況において、暗い点灯状態で使用する場合に、照明装置100は、常夜灯モードで使用が可能である。常夜灯モードは少電流で発光素子を駆動する微灯モードの一つであって、省エネ化を図ることも可能である。本実施形態においては、中央発光部130のみが常夜灯モードにおいて点灯する。
通常点灯モードにおいては、明るさが100%〜5%までの範囲で調光(調整)可能であり、明るさを演出する。また、常夜灯モードにおいては、明るさが1.5%〜0.5%の範囲で使用することにより、常夜灯モードとしての暗さを演出している。この暗さは、就寝時にユーザーが眩しさを感じず、かつ周囲を認識できる明るさともいえる。ここで「明るさ」とは主として照度に対応する。
照明装置の100の調光モード(通常点灯モードと常夜灯モードを含む)は、図2に示すリモコン200のボタンを操作することで切替が可能である。例えば「普段」のボタンを押すことで、信号Sが送信され、通常点灯モードになり、明るい点灯状態が確保される。この状態で、例えば「明」、「暗」のボタンを押すことで、信号Sが送信され、「明」信号であれば点灯デューティが大きくなり明るくなる。「暗」信号であれば点灯デューティが小さくなり暗くなる。さらに、リモコンの「常夜灯」ボタンを押すことで、信号Sを送信し、「常夜灯モード」に切り替えることができる。
また、常夜灯モードでも、例えばリモコン200の「明」、「暗」ボタンを押すことで、信号Sを送信し、明るさを制御することが可能である。「明」信号であれば点灯デューティが大きくなり明るくなるが、「暗」信号であれば点灯デューティが小さくなり暗くなる。なお、通常点灯モード、常夜灯モードの双方において、上限または下限の明るさになった場合、照明装置100またはリモコン200が所定の音を鳴動することにより、ユーザーに上限または下限の明るさであることを知らせることが可能である。
図2は、照明装置100の回路図を示す。照明装置100は、整流回路20と、昇圧チョッパ回路30と、電源部40と、負荷部50と、点灯制御部60とを含む。
整流回路20は、図示せぬダイオードブリッジ回路等より構成され、商用電源10から交流電流(電力)を受けて直流電流に変換する回路であり、周知のものが使用可能である。昇圧チョッパ回路30は、図示せぬインダクタ、ダイオード、スイッチング素子、電解コンデンサ等より構成され、電圧を昇圧する回路であり、周知のものが使用可能である。
電源部40は、図示せぬインダクタ、ダイオード、スイッチング素子等に加えて、負荷部50の発光素子52に並列接続される電解コンデンサ42を含み、昇圧チョッパ回路30によって昇圧された電圧の下、負荷部50に(直流)電力を供給する。負荷部50は、複数の直列接続された発光素子52より構成され、電源部40から供給された電力により点灯する。負荷部50は、図1で示した、上発光部110、下発光部120、中央発光部130のそれぞれに対応する。
点灯制御部60は、制御部62と、記憶部64と、受信部66とを含む。制御部62は一般的なマイクロプロセッサーにより構成され、電源部40を制御することにより、負荷部50に供給する電力を制御し、発光素子52の点灯状態を制御する。記憶部64は、照明装置100の各種調光モードにおける明るさの値などの種々の情報を、制御部62が読み出し可能な形式で保存している。受信部66は、ユーザーが操作するリモコン200から送信される信号(調光モードを切り替えるモード切替信号など)Sを受信し、制御部62に渡す。
図3は、照明装置100の調光モードと明るさの関係を示すグラフであり、この関係は各種のテーブルの様な形式で記憶部64に保存されている。照明装置100の明るさは、発光素子52電力を供給する電源部40を制御する制御部62により制御される。制御部62は、記憶部64に保存された図3のグラフに従い、照明装置100の調光モードとして、少なくとも第1の調光モードである通常点灯モードと、第2の調光モードである常夜灯モードにより、照明装置100を点灯させる。
通常点灯モードは、発光素子52の最大出力により得られる最も明るい100%の明るさ(照明装置として最も明るい照度)の点灯状態(第1点灯状態)から、この100%の明るさの点灯状態よりも暗い5%の明るさの点灯状態(第2点灯状態)まで調光する第1の調光モードである。制御部62が発光素子52の点灯デューティを制御することにより、電源部40が発光素子52に供給する電流を変化させるため、グラフに示すように明るさは段階的に変化する。
常夜灯モードは、上述した5%の明るさの点灯状態(第2点灯状態)よりも暗い1.5%の明るさの点灯状態(第3点灯状態)から、この1.5%の明るさの点灯状態よりも暗い0.5%の明るさの点灯状態(第4点灯状態)まで調光する第2の調光モードである。
通常点灯モード(第1の調光モード)と第2の調光モード(常夜灯モード)の間の明るさの範囲(5%より小さく1.5%より大きい範囲)は、本実施形態では、いわゆる使用しない明るさの範囲(未使用明るさ範囲)として把握され、第1の調光モードと第2の調光モードのいずれにも属さない。
図4は、図3におけるFの部分を拡大して示した図である。上述したように、発光素子52の明るさは、制御部62による点灯デューティの制御により段階的に変化する。ここで、本実施形態においては、通常点灯モードにおいて、第2点灯状態よりも明るく当該第2点灯状態の直近の点灯状態を第5点灯状態と定義する。また、常夜灯モードにおいて、第3点灯状態よりも暗く当該第3点灯状態の直近の点灯状態を第6点灯状態と定義する。
この場合、第2点灯状態から第3点灯状態への移行においては、所定の明るさの変化量が存在し、この明るさの変化量を第1の明るさの変化量と定義する。図3では第1の明るさの変化量は変化量(B)に相当し、本実施形態では、変化量(B)は5−1.5=3.5(%)になる。
さらに、第5点灯状態から第2点灯状態への移行においても、所定の明るさの変化量が存在し、この明るさの変化量を第2の明るさの変化量と定義する。図3では第2の明るさの変化量は変化量(A)に相当する。変化量(A)の値は例えば0.1%である。
そして、本実施形態では、少なくとも、第1の明るさの変化量(B)が、第2の明るさの変化量(A)より大きく設定されている((B)>(A))。このような設定は、通常点灯モードから常夜灯モードに移行する瞬間に、モードの移行の直前の明るさの落ち込みに比べ、より大きく明るさが落ち込むことを意味する。
もし(A)と(B)がほぼ等しい場合、ユーザーは、いつ照明装置100が通常点灯モードから常夜灯モードに移行したのか、把握し難い可能性がある。しかしながら、上述した明るさの変化のように、モードの移行前の変化に比べて、モード移行時の変化を増大させることにより、ユーザーは、照明装置100が通常点灯モードから常夜灯モードに移行したことを明確に把握することができるようになる。したがって、ユーザーがリモコン200を操作したにもかかわらず、照明装置100のモードが通常点灯モードから常夜灯モードに移行したのかわからない、といった混乱を防止することが可能となる。よって、本実施形態の照明装置100は、ユーザーの利便性、使用感を向上させる。
さらに、第3点灯状態から第6点灯状態への移行においても、所定の明るさの変化量が存在し、この明るさの変化量を第3の明るさの変化量と定義する。図3では第3の明るさの変化量は変化量(C)に相当する。変化量(C)の値は例えば0.2%である。
そして、本実施形態では、より好ましい設定として、第1の明るさの変化量(B)が、第3の明るさの変化量(C)より大きく設定されている((B)>(C))。このような明るさの変化により、ユーザーは、照明装置100が通常点灯モードから常夜灯モードに移行したことを更に明確に把握することができるようになる。よって、本実施形態の照明装置100は、ユーザーの利便性、使用感をさらに向上させる。
図4は明るさの制御の一実施形態であるが、図5は明るさの制御の他の実施形態を示す。本実施形態では、制御部62は、通常点灯モードと常夜灯モードとの間で、明るさがゼロである消灯期間が設けられるように、発光素子52の明るさを制御する。本実施形態によれば、短期間でも照明装置100が消灯するため、ユーザーは、照明装置100が通常点灯モードから常夜灯モードに移行したことをさらに明確に把握することができるようになる。したがって、ユーザーがリモコン200を操作したにもかかわらず、照明装置100のモードが通常点灯モードから常夜灯モードに移行したのかわからない、といった混乱を防止することが可能となる。よって、本実施形態の照明装置100は、ユーザーの利便性、使用感を向上させる。図4の実施形態の明るさの変化量(A)、(B)、(C)も図3のものと同様に決定することができる。
尚、図3、図4に示した明るさのパターンは、記憶部64に保存されており、制御部62が保存されたパターンを読み出す。記憶部64が予め複数種類のパターンを記憶し、ユーザーがいずれかのパターンを選択可能にすることも可能である。
また、通常点灯モードにおいて、照明装置100の明るさの程度に拘わらず、ユーザーがリモコン200の常夜灯のボタンを押すことにより、制御部62は即座に常夜灯モードに移行するよう、発光素子52の明るさを制御することが可能である。
また、通常点灯モードでもなく、常夜灯モードでもない、明るさが実質的にゼロの消灯モードに移行した後、最後の常夜灯モードにおける明るさを再現するように、制御部62は照明装置100を制御することが可能である。例えば、常夜灯モードにおいて、明るさゼロを望むユーザーがリモコンを操作して照明装置100を消灯モードに移行させる。ユーザーが再度リモコンを操作して常夜灯モードに戻すと、以前の明るさで点灯させることができる。記憶部64が消灯モード前の常夜灯モードにおける最後の明るさを記憶し、再度の常夜灯モードの開始時に制御部62がこの明るさを読み出すことによりこのような制御が可能になる。
ところで、明るさが実質的にゼロの消灯モードでは、一般的に発光素子52に電力を供給する電源部40内の電解コンデンサ42には、電荷が蓄電されない(充電されない)。また、常夜灯モードの如き省電力の調光モードでは、発光素子52を点灯させる点灯デューティは低い値に設定されている。このことは電解コンデンサ42への充電を担う充電デューティも低く、充電に所定の時間がかかることを意味する。
よって、従来の照明装置では、ユーザーが消灯モードから常夜灯モードの如き省電力の調光モードへの移行操作をした場合、発光素子52の点灯開始にも所定の時間を要することになり、例えば装置が故障したかのように、ユーザーに混乱を招くことも想定される。
図6は、充電デューティ、点灯デューティと照明装置の点灯状態の関係を示すタイムチャートであり、(a)は、上述した従来の照明装置におけるタイムチャートを示す。ユーザーの操作によりリモコン200から送信された消灯モードから常夜灯モードへのモード切替信号に基づき、電解コンデンサ42への充電を開始する充電デューティが始まり、点灯デューティの開始のタイミングとともに常夜灯モードによる点灯が開始するのが理想である。しかしながら、図6(a)に示すように、上述した理由によりモード切替信号の受信から点灯までの所定の遅れ時間tg1が発生してしまう。特に遅れ時間tg1は、電解コンデンサの性能(充電時間)を考慮した充電デューティ期間t(例えば1.5秒)よりも長くなっている。
図6(b)は本実施形態の照明装置100のタイムチャートを示す。上述したような不都合を解消するため、本実施形態では、負荷部50に電力を供給する電源部40の電解コンデンサ42の充電状態に応じて、制御部62は電源部40による電力の供給を制御するとともに電解コンデンサ42の充電デューティ、発光素子52の点灯デューティを制御する。
明るさが実質的にゼロである消灯モードにおいては、電解コンデンサ42は充電されていない未充電の状態である。この状態で受信部66が、リモコン200から消灯モードから常夜灯モードへのモード切替信号を受信すると同時に、制御部62は、電源部40を制御し、所定の点灯デューティにて所定の時間、急速に電解コンデンサ42を充電させることで充電を早め、起動(点灯)遅れを解消させる。特にここでは、常夜灯モードにおける上限の点灯デューティを充電デューティとして、電源部40は、電解コンデンサ42への充電を開始する。ただし、必ずしも常夜灯モードにおける上限の点灯デューティを充電デューティとして設定する必要はない。制御部62は、明るさがゼロである消灯モードから第2の調光モードへの移行の開始後、第2の調光モード移行後における点灯デューティより大きい点灯デューティを充電デューティとして電解コンデンサ42への充電を開始するように電源部40を制御すればよい。
この結果、図6(a)で示した起動(点灯)の遅れ時間tg1よりも、遅れ時間はより短いtg2になり、起動(点灯)の遅れが緩和される。例えば、1.5秒以上の遅れ時間tg1より短い1秒の遅れ時間tg2で電解コンデンサ42の充電が完了し、発光素子52の点灯が開始する。さらに0.5秒(t=t−tg2で)後に、常夜灯モードによる点灯(記憶部64に記憶された明るさ)に移行する。特にここでは、常夜灯モードの上限の明るさ、すなわち1.5%の明るさでt秒間点灯させることにする(図6(b)の「未充電時」参照)。
一方、通常点灯モードから常夜灯モードに移行するような状況では、電解コンデンサ42がフルに充電されていたり、ある程度のレベルまで充電されていることもある(これらの状態をまとめて「満充電時」と定義する)。
この場合、受信部66が、リモコン200からのモード切替信号(例えば通常点灯モードから常夜灯モードへのモード切替信号)を受信すると同時に、制御部62は、電源部40を制御し、発光素子52を所定の点灯デューティにて所定の時間点灯させる。ここでは、常夜灯モードの上限の明るさ、すなわち1.5%の明るさでt秒間(ここでは1.5秒)点灯させることにする(図6(b)の「満充電時」参照)。
すなわち、従来の照明装置では、電解コンデンサ42がある程度以上のレベルで充電されている場合、そのままで点灯デューティを開始すると、充電の度合いに応じた明るさで発光素子52を発光させてしまい、一瞬の明るさによるチラツキ等の不具合が生じ得る。しかしながら、本実施形態では、常夜灯モードへの移行前の点灯デューティの時間と明るさを調整することにより、一瞬の明るさによるチラツキや、点灯の遅れを減少させ、違和感なく点灯させることが可能となる。
本実施形態では発光素子52が、t=0.5秒、t=1.5秒という時間の範囲で、常夜灯モードの上限の明るさ(具体的には1.5%)で発光する。このような時間と明るさであれば、ユーザーは違和感を感じにくい。すなわち、消灯モードから常夜灯モードへの移行時においては、t=0.5秒のため、リモコン操作後から1秒後に常夜灯モードの上限で点灯するため、ユーザーはずれを感じにくくなる。また、通常点灯モードから常夜灯モードへの移行時においては、常夜灯モードの上限の明るさから常夜灯モードへ移行できるため、常夜灯モードへの切替後に一瞬の明るさによるちらつきがなく、ユーザーが違和感を感じにくい。
尚、別の実施形態として、制御部62が、常夜灯モードへの移行前の通常点灯モードの点灯時間から、移行前の点灯デューティの時間を計測し、これを基づき電解コンデンサ42の充電時間を想定し、充電、点灯のための充電及び点灯デューティの出力、時間を調整することも可能である。
尚、本実施形態の照明装置100は、上発光部110、下発光部120、中央発光部130の三つの光源の系統を有するが、特にそのような形態には限られず、1つの系統の照明装置に対しても本発明は適用可能である。また、常夜灯モードにおいて中央発光部130のみが点灯する様な制御には必ずしも限られず、上発光部110、下発光部120、中央発光部130の三系統により、常夜灯モードを実現することも可能である。また、照明装置100の具体的な回路も図2に示したものには限定されない。
また、本実施形態では、第1の調光モードが通常点灯モードに対応し、第2の調光モードが常夜灯モードに対応する。しかしながら、第1の調光モード、第2の調光モードはこのような種類のモードに限定はされない。例えば、第1の調光モードがフル点灯モードで、第2の調光モードが省電力モードであってもよい。また、第1の調光モード、第2の調光モードに加え、第3の調光モードも設定し、三つの調光モードに対し、本発明を適用することもできる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
10 商用電源
20 整流回路
30 昇圧チョッパ回路
40 電源部
42 電解コンデンサ
50 負荷部
52 発光素子
60 点灯制御部
62 制御部
64 記憶部
66 受信部
100 照明装置
110 上発光部
120 下発光部
130 中央発光部

Claims (6)

  1. 発光素子と、
    前記発光素子に電力を供給する電源部と、
    前記電源部による前記発光素子への電力の供給を制御し、前記発光素子の明るさを制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、少なくとも、
    前記発光素子の明るさが最も明るい第1点灯状態から、当該第1点灯状態よりも暗い第2点灯状態まで調光する第1の調光モード、および前記第2点灯状態よりも暗い第3点灯状態から当該第3点灯状態よりも暗い第4点灯状態まで調光する第2の調光モードにより、前記発光素子の明るさを制御可能であり、かつ、
    前記第1の調光モードにおいて、前記第2点灯状態よりも明るくかつ当該第2点灯状態の直近の点灯状態を第5点灯状態とした場合、
    前記第2点灯状態から前記第3点灯状態への第1の明るさの変化量が、前記第5点灯状態から前記第2点灯状態への第2の明るさの変化量より大きい、照明装置。
  2. 請求項1に記載の照明装置であって、
    前記第2の調光モードにおいて、前記第3点灯状態よりも暗くかつ当該第3点灯状態の直近の点灯状態を第6点灯状態とした場合、
    前記第1の明るさの変化量が、前記第3点灯状態から前記第6点灯状態への第3の明るさの変化量より大きい、照明装置。
  3. 請求項1に記載の照明装置であって、
    前記制御部は、前記第1の調光モードと前記第2の調光モードとの間で、明るさがゼロである消灯期間が設けられるように前記発光素子の明るさを制御する、照明装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の照明装置であって、
    前記電源部は前記発光素子に並列に接続された電解コンデンサを含むとともに、
    前記制御部は、明るさがゼロである消灯モードから前記第2の調光モードへの移行の開始後、前記第2の調光モード移行後における点灯デューティより大きい点灯デューティを充電デューティとして前記電解コンデンサへの充電を開始するように前記電源部を制御する、照明装置。
  5. 請求項4に記載の照明装置であって、
    前記第2の調光モード移行後における点灯デューティより大きい点灯デューティは、前記第2の調光モードにおける上限の点灯デューティである、照明装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の照明装置であって、
    前記第1の調光モードが通常点灯モードであり、前記第2の調光モードが常夜灯モードである、照明装置。
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