JP6295917B2 - 復号方法、復号装置 - Google Patents
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Description
本発明の別の態様は、復号装置である。この装置は、受信信号の振幅を絶対値化する絶対値化部と、絶対値化部において絶対値化した受信信号を平均化することによって、スライスレベルを生成する生成部と、生成部において生成したスライスレベルと、絶対値化部において絶対値化した受信信号とをもとに、受信信号に含まれる情報の速度を推定する推定部と、推定部において推定した情報の速度をもとに、カットオフ周波数を算出する算出部と、算出部において算出したカットオフ周波数により、絶対値化部において絶対値化した受信信号をフィルタリングすることによって、絶対値化部において絶対値化した受信信号に含まれる雑音成分を低減する低減部と、低減部において雑音成分を低減した受信信号と、生成部において生成したスライスレベルとを比較することによって、受信信号に含まれる情報を再生する判定部と、を備える。絶対値化部において絶対値化する受信信号は、モールス信号であり、推定部において推定する情報の速度は、キーイングスピードであり、判定部において再生する情報は、モールス信号のキャリアあり、キャリアなしのパターンであり、推定部は、固定のカットオフ周波数により、絶対値化部において絶対値化したモールス信号をフィルタリングすることによって、絶対値化部において絶対値化したモールス信号に含まれる雑音成分を低減する仮低減部と、仮低減部において雑音成分を低減したモールス信号と、生成部において生成したスライスレベルとを比較することによって、モールス信号に含まれるキャリアあり、キャリアなしのパターンを再生する仮判定部と、仮判定部において再生したキャリアあり、キャリアなしのパターンをもとに、キーイングスピードを導出する導出部とを備える。
本発明のさらに別の態様もまた、復号方法である。この方法は、モールス信号の受信信号の振幅を絶対値化するステップと、絶対値化した受信信号を平均化することによって、スライスレベルを生成するステップと、生成したスライスレベルと、絶対値化した受信信号とをもとに、モールス信号のキーイングスピードを推定するステップと、推定したキーイングスピードをもとに、カットオフ周波数を算出するステップと、算出したカットオフ周波数により、絶対値化した受信信号をフィルタリングすることによって、絶対値化した受信信号に含まれる雑音成分を低減するステップと、雑音成分を低減した受信信号と、生成したスライスレベルとを比較することによって、受信信号に含まれるモールス信号のキャリアあり、キャリアなしのパターンを再生するステップと、を備える。キーイングスピードを推定するステップは、固定のカットオフ周波数により、絶対値化したモールス信号をフィルタリングすることによって、絶対値化したモールス信号に含まれる雑音成分を低減する仮低減ステップと、仮低減ステップにおいて雑音成分を低減したモールス信号と、スライスレベルとを比較することによって、モールス信号に含まれるキャリアあり、キャリアなしのパターンを再生する仮判定ステップと、を含み、再生したキャリアあり、キャリアなしのパターンをもとに、キーイングスピードを導出する。
本発明を具体的に説明する前に、まず概要を述べる。本発明の実施例1は、モールス信号を受信し、モールス信号を復号する受信装置に関する。モールス信号は、送信装置から送信されているが、モールス信号を生成する際のキーイングスピードは、一般的に大きく変化する。受信装置は、雑音成分の影響を低減するために、モールス信号を復号する際にフィルタリングを実行する。なお、モールス信号の帯域幅は、キーイングスピードに依存する。キーイングスピードが変化する状況下において、フィルタのカットオフ周波数をキーイングスピードに応じて調整せず、幅広いキーイングスピードに対応させる場合、S/N(Signal−to−Noise ratio)が低ければ、低いキーイングスピードにおいて雑音成分の影響が大きくなる。その結果、復号結果が誤る可能性が大きくなる。
abs(t) = √(x(t)2+x’(t)2)・・・式(1)
なお、絶対値化部50は、以上の処理の代わりに、受信信号の符号が負の場合に、これを正に置き換えることだけを実行してもよい。
DC=0.6/(Td*Fs)・・・(式2)
a=(2*π*Fc)/Fs/(2+(2*π*Fc)/Fs)・・・(式3)
b=(2−(2*π*Fc)/Fs)/(2+(2*π*Fc)/Fs)・・・(式4)
Fc=1/(Td*2)・・・(式5)
カットオフ周波数Fcは、DC値208を使用すると次のように示される。
Fc=(DC*Fs)/1.2・・・(式6)
なお、前述の算出部56は、式6によってFcを導出してから、式3、式4によって、aとbとを算出している。
次に本発明の実施例2を説明する。実施例1では、復調された音声(オーディオ信号)が受信信号とされている。この信号は、復調の前段階においてAGCによってレベルが管理されている。一定以上のレベルの信号が入力されている場合、AGCの増幅率が小さくなるので、オーディオ信号のレベルはほぼ一定になる。一方、モールス信号のキャリアがなくなった場合、リリース動作として、AGCの増幅率が大きくなるように回復する。増幅率が大きくなることによって、雑音レベルも大きくなるが、雑音レベルが音声レベルに近くなると、低減部から出力される本判定用振幅レベルが雑音レベルによって大きくなり、適切にキャリアありなし判定ができなくなるおそれがある。このような条件で、図1のAGC26より前の段からの信号が受信信号として使用されればよいが、オーディオ信号を使用する場合に対して、実施例2に係る受信装置では、スライスレベルをキーイングスピードによって重みづけすることで適切に処理する。実施例2に係る受信装置100の構成は、図1と同様のタイプであり、ここでは差異を中心に説明する。
Claims (5)
- 受信信号の振幅を絶対値化する絶対値化部と、
前記絶対値化部において絶対値化した受信信号を平均化することによって、スライスレベルを生成する生成部と、
前記生成部において生成したスライスレベルと、前記絶対値化部において絶対値化した受信信号とをもとに、受信信号に含まれる情報の速度を推定する推定部と、
前記推定部において推定した情報の速度をもとに、カットオフ周波数を算出する算出部と、
前記算出部において算出したカットオフ周波数により、前記絶対値化部において絶対値化した受信信号をフィルタリングすることによって、前記絶対値化部において絶対値化した受信信号に含まれる雑音成分を低減する低減部と、
前記低減部において雑音成分を低減した受信信号と、前記生成部において生成したスライスレベルとを比較することによって、受信信号に含まれる情報を再生する判定部と、
を備え、
前記絶対値化部において絶対値化する受信信号は、モールス信号であり、
前記推定部において推定する情報の速度は、キーイングスピードであり、
前記判定部において再生する情報は、モールス信号のキャリアあり、キャリアなしのパターンであり、
前記判定部は、前記推定部において推定したキーイングスピードをもとに、前記生成部において生成したスライスレベルの値を調節して比較に使用することを特徴とする復号装置。 - 受信信号の振幅を絶対値化する絶対値化部と、
前記絶対値化部において絶対値化した受信信号を平均化することによって、スライスレベルを生成する生成部と、
前記生成部において生成したスライスレベルと、前記絶対値化部において絶対値化した受信信号とをもとに、受信信号に含まれる情報の速度を推定する推定部と、
前記推定部において推定した情報の速度をもとに、カットオフ周波数を算出する算出部と、
前記算出部において算出したカットオフ周波数により、前記絶対値化部において絶対値化した受信信号をフィルタリングすることによって、前記絶対値化部において絶対値化した受信信号に含まれる雑音成分を低減する低減部と、
前記低減部において雑音成分を低減した受信信号と、前記生成部において生成したスライスレベルとを比較することによって、受信信号に含まれる情報を再生する判定部と、
を備え、
前記絶対値化部において絶対値化する受信信号は、モールス信号であり、
前記推定部において推定する情報の速度は、キーイングスピードであり、
前記判定部において再生する情報は、モールス信号のキャリアあり、キャリアなしのパターンであり、
前記推定部は、
固定のカットオフ周波数により、前記絶対値化部において絶対値化したモールス信号をフィルタリングすることによって、前記絶対値化部において絶対値化したモールス信号に含まれる雑音成分を低減する仮低減部と、
前記仮低減部において雑音成分を低減したモールス信号と、前記生成部において生成したスライスレベルとを比較することによって、モールス信号に含まれるキャリアあり、キャリアなしのパターンを再生する仮判定部と、
前記仮判定部において再生したキャリアあり、キャリアなしのパターンをもとに、キーイングスピードを導出する導出部とを備えることを特徴とする復号装置。 - 前記判定部は、前記推定部において推定したキーイングスピードをもとに、前記生成部において生成したスライスレベルの値を調節して比較に使用することを特徴とする請求項2に記載の復号装置。
- モールス信号の受信信号の振幅を絶対値化するステップと、
絶対値化した受信信号を平均化することによって、スライスレベルを生成するステップと、
生成したスライスレベルと、絶対値化した受信信号とをもとに、モールス信号のキーイングスピードを推定するステップと、
推定したキーイングスピードをもとに、カットオフ周波数を算出するステップと、
算出したカットオフ周波数により、絶対値化した受信信号をフィルタリングすることによって、絶対値化した受信信号に含まれる雑音成分を低減するステップと、
雑音成分を低減した受信信号と、推定したキーイングスピードをもとにスライスレベルの値を調節して比較することによって、受信信号に含まれるモールス信号のキャリアあり、キャリアなしのパターンを再生するステップと、
を備えることを特徴とする復号方法。 - モールス信号の受信信号の振幅を絶対値化するステップと、
絶対値化した受信信号を平均化することによって、スライスレベルを生成するステップと、
生成したスライスレベルと、絶対値化した受信信号とをもとに、モールス信号のキーイングスピードを推定するステップと、
推定したキーイングスピードをもとに、カットオフ周波数を算出するステップと、
算出したカットオフ周波数により、絶対値化した受信信号をフィルタリングすることによって、絶対値化した受信信号に含まれる雑音成分を低減するステップと、
雑音成分を低減した受信信号と、生成したスライスレベルとを比較することによって、受信信号に含まれるモールス信号のキャリアあり、キャリアなしのパターンを再生するステップと、
を備え、
前記キーイングスピードを推定するステップは、
固定のカットオフ周波数により、絶対値化したモールス信号をフィルタリングすることによって、絶対値化したモールス信号に含まれる雑音成分を低減する仮低減ステップと、
前記仮低減ステップにおいて雑音成分を低減したモールス信号と、前記スライスレベルとを比較することによって、モールス信号に含まれるキャリアあり、キャリアなしのパターンを再生する仮判定ステップと、
を含み、
再生したキャリアあり、キャリアなしのパターンをもとに、キーイングスピードを導出することを特徴とする復号方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014216832A JP6295917B2 (ja) | 2014-10-24 | 2014-10-24 | 復号方法、復号装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014216832A JP6295917B2 (ja) | 2014-10-24 | 2014-10-24 | 復号方法、復号装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2016086251A JP2016086251A (ja) | 2016-05-19 |
JP6295917B2 true JP6295917B2 (ja) | 2018-03-20 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2014216832A Active JP6295917B2 (ja) | 2014-10-24 | 2014-10-24 | 復号方法、復号装置 |
Country Status (1)
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- 2014-10-24 JP JP2014216832A patent/JP6295917B2/ja active Active
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