JP6295880B2 - 工作機械、制御装置及び加工中断方法 - Google Patents

工作機械、制御装置及び加工中断方法 Download PDF

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Description

本発明は、加工プログラムに応じてワークを加工する工作機械及び制御装置、並びに、工作機械による加工を中断する加工中断方法に関する。
工作機械は、加工プログラムに含まれる加工指令を逐次的に読み出し、加工指令に応じた制御処理を逐次的に行うことによって、ワークに対する加工を行う(例えば特許文献1)。工作機械の動作には、少なくはない電力の消費を伴う。一方で、電力会社による電力の供給には、使用料金が高い時間帯と、使用料金が低い時間帯とが存在する。工作機械の稼働コストを低減するため、電力の使用料金が低い時間帯に工作機械を動作させることが望まれる。このため従来は、工作機械を使用する作業者が電力の使用料金が低い時間帯内に加工が終了するワークの個数を予測し、特定の時刻前に加工が終了するように作業者が加工プログラム又は加工のパラメータ等を変更していた。
特開2007−226648号公報
加工プログラム又は加工のパラメータ等を作業者が変更する従来の方法では、ワーク1個当たりの加工時間を作業者が正確に把握しておく必要があるという問題があった。また加工を終了すべき特定の時刻まである程度の時間が残されていても、ワーク1個当たりの加工時間が長い場合にはこの加工を行うことができず、加工の機会を損失するという問題があった。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、定められた時点(時刻)までの間に、ワークに対する加工を効率よく行うことが期待できる工作機械、制御装置及び加工中断方法を提供することにある。
本発明に係る工作機械は、複数の加工指令を含む加工プログラムを記憶するプログラム記憶部と、該プログラム記憶部に記憶された加工プログラムに含まれる複数の加工指令を順次的に処理してワークの加工を行う処理部とを備える工作機械において、加工の中断時点に係る設定を記憶する中断設定記憶部と、前記処理部が処理すべき加工指令を前記加工プログラムから取得する加工指令取得部と、該加工指令取得部が取得した加工指令の処理に要する時間を算出する処理時間算出部と、該処理時間算出部が算出した時間に基づいて、前記加工指令の処理を行った場合の処理の終了時点が前記中断時点を超えるか否かを判定する終了時点判定部と、前記終了時点が前記中断時点を超えると前記終了時点判定部が判定した場合、前記加工指令の前に前記処理部による処理を中断する中断部とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る工作機械は、前記中断部が、工作機械の電力供給を停止するようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係る工作機械は、前記中断部が処理を中断した個所を記憶する中断箇所記憶部と、工作機械の始動時に、前記中断箇所記憶部に中断箇所が記憶されている場合に、該中断箇所から前記処理部の処理を再開させる再開部とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る工作機械は、工作機械の始動時点に係る設定を記憶する始動設定記憶部と、該始動設定記憶部に記憶された始動時点に至った場合に工作機械を始動させる始動部とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る制御装置は、複数の加工指令を含む加工プログラムを記憶するプログラム記憶部と、該プログラム記憶部に記憶された加工プログラムに含まれる複数の加工指令を順次的に処理してワークの加工を行う処理部とを備える工作機械の制御装置において、加工の中断時点に係る設定を記憶する中断設定記憶部と、前記処理部が処理すべき加工指令を前記加工プログラムから取得する加工指令取得部と、該加工指令取得部が取得した加工指令の処理に要する時間を算出する処理時間算出部と、該処理時間算出部が算出した時間に基づいて、前記加工指令の処理を行った場合の処理の終了時点が前記中断時点を超えるか否かを判定する終了時点判定部と、前記終了時点が前記中断時点を超えると前記終了時点判定部が判定した場合、前記加工指令の前に前記処理部による処理を中断する中断部とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る加工中断方法は、複数の加工指令を含む加工プログラムを記憶するプログラム記憶部と、該プログラム記憶部に記憶された加工プログラムに含まれる複数の加工指令を順次的に処理してワークの加工を行う処理部とを備える工作機械の処理を中断する加工中断方法において、加工の中断時点に係る設定を記憶しておき、前記処理部が処理すべき加工指令を前記加工プログラムから取得し、取得した加工指令の処理に要する時間を算出し、算出した時間に基づいて、前記加工指令の処理を行った場合の処理の終了時点が前記中断時点を超えるか否かを判定し、前記終了時点が前記中断時点を超えると判定した場合、前記加工指令の前に前記処理部による処理を中断することを特徴とする。
本発明において工作機械は、処理部が処理すべき未処理の加工指令を加工プログラムから取得し、この加工指令の処理に要する時間を算出する。例えば主軸の移動指令の場合、工作機械は主軸の移動距離及び移動速度に基づいて処理時間を算出することができる。例えば主軸の回転指令の場合、工作機械は回転数及び時定数等に基づいて処理時間を算出することができる。また例えば加工指令のパラメータとして処理時間が指定されている場合、工作機械はこの加工指令の処理時間は指定された時間とすることができる。
工作機械を利用する作業者は、電力の使用料金などに基づいて、加工の処理を中断すべき時点(時刻)に係る設定を工作機械に対して行っておく。工作機械は、現時点の時刻と、設定された中断時刻と、加工指令の処理に要する時間とに基づいて、この加工指令による処理を行った場合に処理の終了時刻が中断時刻を超えるか否かを判定する。終了時刻が中断時刻を超える場合、工作機械は、この加工指令に係る処理を行わず、加工処理を中断する。
これにより工作機械は、加工プログラムの加工指令毎に、設定された中断時刻までに加工処理を行うことができるか否かを判断してワークの加工を中断することができる。例えばワーク単位で中断時刻までに加工処理を行うことができるか否かを判断する構成と比較して、本工作機械は中断時刻までの時間をより有効に活用してワークの加工を行うことができる。
また、本発明において工作機械は、ワークの加工を中断した後、電力供給を停止する。これにより工作機械による電力消費量を低減することができる。
また、本発明において工作機械は、加工処理を中断した個所、即ち加工プログラムのいずれの加工指令にて処理を中断したかを記憶しておく。工作機械は、始動時に中断箇所が記憶されているか否かを判定する。中断箇所が記憶されている場合、工作機械は、中断箇所から加工処理を再開させる。これにより、例えば作業者が処理再開のための特別な操作を行うことなく工作機械により加工処理を再開させることができる。工作機械による中断した加工処理の再開を容易化することができる。
また、本発明において工作機械は、始動時刻に係る設定を記憶しておく。設定された始動時刻に至った場合に、工作機械は始動し、中断箇所から加工処理を再開する。例えば電力の使用料金が低くなる時刻を始動時刻として設定しておくことができる。工作機械の始動を作業者が行う必要がある構成では、作業者が工作機械を始動した時点で既に電力の使用料金が低くなる時刻を超過している可能性があり、ワークの加工機会を失う虞がある。これに対して本工作機械は、ワークの加工機会を失うことなく、効率的に加工処理を行うことができる。
本発明は、工作機械が加工プログラムの加工指令単位で加工処理を中断する構成である。これにより工作機械は、例えば電力の使用料金などに基づいて設定された中断時刻までの間に、ワークに対する加工を効率よく行うことが可能となる。
工作機械を略示する斜視図である。 制御装置付近の構成を略示するブロック図である。 加工プログラムの一例を示す概念図である。 処理時間の算出方法の一例を説明するための模式図である。 工作機械による加工処理の手順を示すフローチャートである。 工作機械の電力供給部が電力供給中に行う処理の手順を示すフローチャートである。 工作機械の電力供給部による始動処理の手順を示すフローチャートである。 工作機械によるワーク加工の再開処理の手順を示すフローチャートである。
以下本発明を実施の形態に係る工作機械を示す図面に基づいて説明する。以下の説明では図において矢印で示す上下、左右及び前後を使用する。図1は工作機械を略示する斜視図である。なお、図1においては、交換用の工具を収容する工具マガジンの図示を省略してある。
本実施の形態に係る工作機械は、加工対象であるワーク(図示略)と工具とを相対移動させて、ワークに所望の機械加工(例えば、スライス削り、穴あけ又は切削等)を施す。工作機械は金属製の基台1を備え、基台1の下部の四隅には脚部1aがそれぞれ設けられる。
基台1上には、柱状のコラム2が立設されており、コラム2の前面に沿って上下に移動可能に主軸ヘッド4が設けられている。主軸ヘッド4には、加工用の工具が装着される後述の主軸5と、主軸5に装着された工具を他の工具に交換するための工具交換機構7とが設けられている。また図1において図示は省略するが、コラム2の上部にはZ軸送りモータ81(図2参照)が設けてあり、Z軸送りモータ81の回転によって主軸ヘッド4を上下に移動させることができる。
主軸ヘッド4は、主軸5を回転可能に支持し、主軸5を回転駆動するための主軸モータ6を上部に備えている。主軸5の下端には工具が着脱可能に装着され、主軸5が主軸モータ6により回転駆動されることによって工具が回転し、回転テーブル8に固定したワークの加工が行われる。主軸5は、主軸ヘッド4の上下移動によって上方の交換位置と下方の加工位置との間を移動する。
基台1上且つ主軸ヘッド4の下方に、ワークを着脱可能に固定することができる回転テーブル8が配置してある。回転テーブル8は、サーボモータであるテーブルモータ84(図2参照)により、鉛直軸(上下軸)回りに回転する。回転テーブル8には、ワークを保持する第1ワーク保持装置11及び第2ワーク保持装置12(保持装置)が前後に並設してある。図1において、第1ワーク保持装置11は回転テーブル8の後部(接近位置)に位置し、第2ワーク保持装置12は回転テーブル8の前部(離隔位置)に位置する。
第1ワーク保持装置11は、A軸モータ11aと、支持部11bと、回転支持台11cと、クランプ部11dとを備える。A軸モータ11a及び支持部11bは左右に離隔配置されている。回転支持台11cは左右に長い板状をなす。回転支持台11cの左右端部はA軸モータ11a及び支持部11bによってA軸(左右方向を軸方向とした軸)回りに回転可能に支持されている。クランプ部11dは、圧縮機(図示略)から送出される圧縮空気によってワークを固定する。クランプ部11dは回転支持台11cの上面に設けてある。なおクランプ部11dは、手動又は自動でワークを固定し、またワークの固定を解除する。
第2ワーク保持装置12は、A軸モータ12aと、支持部12bと、回転支持台12cと、クランプ部12dとを備える。A軸モータ12a及び支持部12bは左右に離隔配置されている。回転支持台12cは左右に長い板状をなす。回転支持台12cの左右端部はA軸モータ12a及び支持部12bによってA軸(左右方向を軸方向とした軸)回りに回転可能に支持されている。クランプ部12dは、圧縮機(図示略)から送出される圧縮空気によってワークを固定する。クランプ部12dは回転支持台12cの上面に設けてある。なおクランプ部12dは、手動又は自動でワークを固定したり、該固定を解除する。
コラム2は、サーボモータであるXモータ82及びYモータ83(図2参照)により、X軸方向(左右方向)及びY軸方向(前後方向)へ移動制御される。コラム2の背面側に制御装置60が設けてある。
図2は制御装置60付近の構成を略示するブロック図である。制御装置60は、CPU61、ROM62、RAM63、不揮発性メモリ64、入力インタフェース65、出力インタフェース66及び電力供給制御部67等を備える。
CPU61は、ROM62に記憶された制御プログラムをRAM63に読み出して実行することにより、工作機械に係る種々の演算処理及び制御処理等を行う。本実施の形態においてCPU61は、タイマなどを内蔵しており、現在時刻の計時を行うことができる。ROM62は、マスクROM又はEEPROM等の不揮発性のメモリ素子であり、CPU61にて実行される制御プログラム及び処理に必要な各種のデータ等が予め記憶されている。RAM63は、SRAM又はDRAM等のメモリ素子であり、ROM62から読み出した制御プログラム及び処理過程で発生した種々のデータ等を一時的に記憶する。不揮発性メモリ64は、フラッシュメモリ又はEEPROM等のデータ書き換えが可能な不揮発性のメモリ素子であり、処理に必要な各種のデータが記憶される。本実施の形態において不揮発性メモリ64は、ワークを加工する指令が記載された加工プログラムと、中断時刻設定及び始動時刻設定等の各種の設定情報と、中断した処理を再開させるための再開用情報とを記憶している。
入力装置71(入力部)が入力インタフェース65に接続されている。入力装置71は、キーボード又はタッチパネル等を用いたものであり、作業者の操作を受け付ける。入力装置71から入力インタフェース65に信号が入力される。
複数の電磁弁90、Z軸送りモータ81、主軸モータ6、Xモータ82、Yモータ83、A軸モータ11a、12a、テーブルモータ84が出力インタフェース66に接続されている。
複数の電磁弁90は、圧縮機に接続された通気路(図示略)に設けてある。圧縮空気は通気路を通って、工作機械の必要箇所に供給される。供給された空気は必要に応じて排出される。複数の電磁弁90が開閉することによって、圧縮空気の供給又は排出が行われる。クランプ部11d、12dは、電磁弁90の開閉によってワークを固定するか又はワークの固定を解除する。
Z軸送りモータ81は、コラム2に対して主軸ヘッド4を鉛直方向へ上下移動させるためのモータである。主軸モータ6は、主軸5を回転させるためのものであり、これにより主軸5に装着した工具(図示略)でワークの加工を行うことができる。Xモータ82及びYモータ83は、コラム2をX方向及びY方向へ移動させるためのモータである。
A軸モータ11aは回転支持台11cをA軸回りに回転させるためのモータである。A軸モータ12aは回転支持台12cをA軸回りに回転させるためのモータである。テーブルモータ84は回転テーブル8を鉛直軸回りに回転させるためのモータである。
電力供給部95は、例えば商用交流電源等の電源100から供給される電力を、制御装置60を含む工作機械内の各部へ供給する。電力供給部95は、例えば交流−直流変換、及び、電圧値又は電流値等の調整を行って各部に適した電力を生成して供給することができる。本実施の形態において電力供給部95は、制御装置60の電力供給制御部67から与えられる命令に応じた動作を行う。電力供給制御部67は、CPU61からの指示に応じて電力供給部95の動作を制御する。電力供給制御部67が電力供給停止の命令を出力した場合、電力供給部95は、工作機械の各部への電力供給を停止する。
また本実施の形態において電力供給部95は、タイマなどを内蔵しており、現在時刻の計時を行うことができる。電力供給制御部67が始動時刻を指定して始動命令を出力した場合、電力供給部95は、指定された始動時刻を記憶し、始動時刻に至った場合に工作機械の各部への電力供給を開始する。なお現在時刻の計時を行うタイマは、電力供給部95とは別に設けてもよく、CPU61と共用してもよい。
作業者は、入力装置71を操作して加工プログラムを作成することができる。作業者が作成した加工プログラムは、不揮発性メモリ64に記憶される。CPU61は、加工プログラムに含まれる複数の加工指令から1つを取得し、取得した加工指令に応じた制御信号を出力インタフェース66から出力する。制御装置60からの制御信号に応じて主軸モータ6及びZ軸送りモータ81等の機器が動作し、これにより工作機械により加工動作が実現される。CPU61は、1つの加工指令に関する処理を終えた後、加工プログラムから次の加工指令を取得して同様に加工処理を行う。CPU61が、加工プログラムから逐次的に加工指令を取得して加工処理を行うことを繰り返すことによって、工作機械はワークに対する所望の加工を実現する。
図3は加工プログラムの一例を示す概念図である。加工プログラムは、ワークに対する加工内容に応じて作業者が予め作成し、不揮発性メモリ64に予め記憶されるものである。CPU61は、加工プログラムを一行ずつ順に読みこみ、各行に記載された命令(加工指令)を順に処理していく。
図3に示す加工プログラムのN1行目に記載されたG100は工具交換命令を示し、T1は次に主軸5に装着する工具の識別番号が1番であることを示し、Z200は工具交換後のZ軸方向の待機位置が200であることを示している。尚、前記200は回転テーブル8表面からの距離を示し、単位はmmである。N1行目には工具交換命令に続いて、主軸5の回転命令M3が記載され、S10000は主軸5の回転速度として10000回転/分を指定している。なお工具交換命令及び主軸の回転命令は、加工プログラムにおいて同一行に記載せず、別の行に記載してもよい。
Na行目に記載されたG0Aは、第1ワーク保持装置11又は第2ワーク保持装置12の位置決め命令を示し、A30は、回転支持台11c、12cのA軸回りの角度(位置)として30度を指定している。
Nb行目に記載されたG1は主軸5の切削移動命令であり、Z198はZ軸方向の加工位置が198であることを示している。F1000は移動速度が1000mm/分を示す。この命令によって、N1行目の命令にてZ軸方向の位置200mmで待機していた主軸5がZ軸方向の位置198mmまで移動速度1000mm/分で下降し、主軸5に装着された工具6によるワークの加工が行われる。
Nc行目に記載されたM30はプログラムの終了を示す命令である。
なお加工プログラムは図3に示したプログラムに限定されない。
本実施の形態の工作機械では、CPU61は加工プログラムの各行の加工指令を読み出した後、読み出した命令に関する処理を行う前に、この処理を行うのに必要な時間を算出(推定)する処理を行う。図4は、処理時間の算出方法の一例を説明するための模式図である。例えば加工指令がG0(早送り移動)又はG1(切削送り移動)等の軸移動に関するものである場合、CPU61は、対象となる軸の(移動距離)÷(移動速度)の除算を行うことにより、処理時間を算出することができる。
軸移動指令以外の指令に対しては、指令毎に処理時間の算出方法が定められている。例えばG4(待機)の指令に対しては、加工プログラム中にG4のパラメータとして指定された待機時間を処理時間とする。例えばM信号出力の指令に対しては、指令毎に予め定められた固定値を処理時間とする。なお、前記固定値をユーザが設定することが可能な構成としてもよい。また例えば主軸5の回転又は停止の指令に対しては、主軸5の回転数及び予め設定された時定数に基づいて処理時間を算出することができる。前記時定数は、所定の速度又は回転数に到達するまでの時間で表される値である。
本実施の形態に係る工作機械は、ワークに対する加工処理を中断する時刻を、中断時刻設定として受け付けて不揮発性メモリ64に記憶している。例えば作業者は、工作機械の入力装置71を利用して中断時刻の設定を入力することができる。工作機械のCPU61は、タイマ機能により現在時刻を取得することができる。CPU61は、加工プログラムから取得した加工指令の処理時間、タイマによる現在時刻、及び、設定された中断時刻に基づいて、この加工指令に関する加工処理を行うか否かを判定する。即ちCPU61は、現在時刻に対して加工指令の処理時間を加算した時刻が設定された中断時刻を超えるか否かに応じて、加工処理を行うか否かを判定する。
加工処理を行っても中断時刻を超えないと判定した場合、CPU61は、この加工処理を行う。加工処理を行うと中断時刻を超えると判定した場合、CPU61は、この加工処理を行わず、この加工プログラムによるワークの加工を中断する処理を行う。中断処理においてCPU61は、中断した加工プログラムを識別し得る情報、及び、この加工プログラムの中断箇所等の情報をまとめた再開用情報を作成し、不揮発性メモリ64に記憶する。加工プログラムを識別し得る情報は、例えば加工プログラムのプログラム名又はファイル名等であってよく、加工プログラムが記憶場所を示すパス情報又はアドレス情報等であってもよく、これら以外の情報であってもよい。加工プログラムの中断箇所は、例えば加工プログラムにおいて処理を行わなかった指令の行番号(図3においてN1,Na,Nb,Nc等)とすることができる。また再開用情報には、例えばCPU61のレジスタに記憶された値などのように、加工処理を再開するために必要な種々の情報を含み得る。
また中断処理においてCPU61は、主軸5の回転を停止して所定の待機位置へ移動させるなどの処理を行う。なおCPU61は、これらの中断処理に要する時間も考慮して、設定された中断時刻を超えるか否かの判定を行ってもよい。中断に必要な処理を終えた後、CPU61は、電力供給制御部67に対して電力供給停止の指示を与える。CPU61からの指示に応じて電力供給制御部67は、電力供給部95へ電力供給停止の指示を与える。これにより電力供給部95は、工作機械の各部への電力供給を停止する。ただし電力供給部95は、工作機械の全てについて電力供給を停止しなくてもよく、工作機械の必要な個所への電力供給を継続して行ってもよい。
図5は、工作機械による加工処理の手順を示すフローチャートである。不揮発性メモリ64に記憶された加工プログラムを読み出して実行する制御装置60のCPU61は、まず不揮発性メモリ64に記憶された再開用情報を初期化(削除)する(ステップS1)。またCPU61は、不揮発性メモリ64に記憶された中断時刻の設定を取得する(ステップS2)。
CPU61は、加工プログラムの先頭から未処理の加工指令を1行分取得する(ステップS3)。CPU61は、取得した加工指令が、加工処理を終了する指令(M30)であるか否かを判定する(ステップS4)。加工終了の指令である場合(S4:YES)、CPU61は、加工処理を終了する。加工終了の指令ではない場合(S4:NO)、CPU61は、取得した加工指令に係る処理に要する処理時間を算出する(ステップS5)。またCPU61は、タイマ機能などにより、現在時刻を取得する(ステップS6)。CPU61は、ステップS5にて算出した処理時間と、ステップS6にて取得した現在時刻と、ステップS2にて取得した中断時刻とに基づいて、加工指令に係る加工処理を行った場合に中断時刻を超えるか否かを判定する(ステップS7)。中断時刻を超えない場合(S7:NO)、CPU61は、加工指令に係る加工処理を行う(ステップS8)。CPU61は、加工処理が終了したか否かを判定し(ステップS9)、処理が終了していない場合には(S9:NO)、加工処理を継続して行う。加工処理が終了した場合(S9:YES)、CPU61は、ステップS3へ処理を戻し、次の加工指令に係る処理を行う。
加工指令に係る処理を行うと中断時刻を超える場合(S7:YES)、CPU61は、主軸5の回転を停止して退避位置へ移動するなどの処理を行う(ステップS10)。中断に必要な処理を終えた後、CPU61は、再開用情報を作成して不揮発性メモリ64に記憶する(ステップS11)。CPU61は、電力供給制御部67へ電力供給の停止指示を与えて(ステップS12)、処理を終了する。
本実施の形態に係る工作機械は、中断した加工処理を再開させるべく工作機械を始動する時刻を、始動時刻設定として不揮発性メモリ64に記憶している。例えば作業者は、工作機械の入力装置71を利用して始動時刻の設定を入力することができる。始動時刻の設定が入力された場合、制御装置60のCPU61は、始動時刻設定を不揮発性メモリ64に記憶すると共に、電力供給制御部67へ始動時刻を指定した工作機械の自動的な始動(以下、予約始動という)を行う指示を与える。この指示に応じて電力供給制御部67は、電力供給部95へ始動時刻を指定した予約始動指示を与える。
予約始動の指示が与えられた電力供給部95は、この指示において指定された始動時刻を内部のメモリなどに記憶する。工作機械の各部への電力供給を停止した後、電力供給部95は、タイマ機能などにより始動時刻に至ったか否かをチェックし、始動時刻に至った場合に工作機械の各部への電力供給を開始する。
図6は、工作機械の電力供給部95が電力供給中に行う処理の手順を示すフローチャートである。工作機械の各部への電力供給を行っている際に、電力供給部95は、制御装置60の電力供給制御部67から電力供給の停止指示が与えられたか否かを判定する(ステップS21)。電力供給停止指示が与えられていない場合(S21:NO)、電力供給部95は、電力供給制御部67から予約始動の指示が与えられたか否かを更に判定する(ステップS22)。予約始動の指示が与えられていない場合(S22:NO)、電力供給部95は、ステップS21へ処理を戻し、電力供給制御部67から指示が与えられるまで待機する。
電力供給の停止指示が与えられた場合(S21:YES)、電力供給部95は、工作機械の各部への電力供給を停止し(ステップS23)、処理を終了する。予約始動の指示が与えられた場合(S22:YES)、電力供給部95は、指示と共に与えられる始動時刻を内部のメモリなどに記憶し(ステップS24)、ステップS21へ処理を戻す。
図7は、工作機械の電力供給部95による始動処理の手順を示すフローチャートである。工作機械の各部への電力供給を停止している状態において、電力供給部95は、工作機械の電源投入スイッチなどに対する作業者の始動操作がなされたか否かを判定する(ステップS31)。始動操作がなされた場合(S31:YES)、電力供給部95は、工作機械の各部への電力供給を開始し(ステップS35)、処理を終了する。
始動操作がなされていない場合(S31:NO)、電力供給部95は、内部のメモリなどに始動時刻が記憶されているか否かを判定する(ステップS32)。始動時刻が記憶されていない場合(S32:NO)、電力供給部95は、ステップS31へ処理を戻す。始動時刻が記憶されている場合(S32:YES)、電力供給部95は、タイマ機能などにより現在時刻を取得し(ステップS33)、現在時刻が始動時刻に至ったか否かを判定する(ステップS34)。始動時刻に至っていない場合(S34:NO)、電力供給部95は、ステップS31へ処理を戻す。始動時刻に至った場合(S34:YES)、電力供給部95は、工作機械の各部への電力供給を開始し(ステップS35)、処理を終了する。
本実施の形態に係る工作機械は、電力供給95により電力供給が開始された後、中断された加工処理を再開する。なお本実施の形態においては、予約始動により工作機械の始動が行われた場合、及び、作業者により電源投入スイッチなどへの始動操作がなされた場合のいずれであっても、工作機械は中断された加工処理を再開する。ただし工作機械は、予約始動による場合にのみ加工処理を再開する構成であってもよい。工作機械の始動後に制御装置60のCPU61は、不揮発性メモリ64に再開用情報が記憶されているか否かを判定し、再開用情報が記憶されている場合に加工処理を再開する。
図8は、工作機械によるワーク加工の再開処理の手順を示すフローチャートである。制御装置60のCPU61は、不揮発性メモリ64に再開用情報が記憶されているか否かを判定する(ステップS41)。再開用情報が記憶されていない場合(S41:NO)、CPU61は、再開処理を行うことなく処理を終了する。再開用情報が記憶されている場合(S41:YES)、CPU61は、不揮発性メモリ64から再開用情報を読み出す(ステップS42)。CPU61は、読み出した再開用情報に基づいて、中断した加工プログラムを不揮発性メモリ64から読み出す(ステップS43)。CPU61は、再開用情報に含まれる中断箇所の情報に基づいて、読み出した加工プログラムから加工処理を再開する位置を検索する(ステップS44)。
CPU61は、読み出した加工プログラム中に再開位置を見いだせたか否かを判定し(ステップS45)、再開位置を見いだせない場合(S45:NO)、再開処理を行わずに処理を終了する。なおこの場合には、加工プログラム又は再開用情報に何らかの不具合が存在する可能性があるため、CPU61は、作業者への警告メッセージの表示などを行ってもよい。加工プログラム中に再開位置を見いだせた場合(S45:YES)、CPU61は、例えば再開用情報に含まれるレジスタの値を復帰させる、また例えば主軸5を中断前の位置へ移動させる等のように、中断直前の工作機械の動作状態を復帰させる処理を行う(ステップS46)。その後、CPU61は、加工プログラムの再開位置からワークに対する加工処理を再開し(ステップS47)、処理を終了する。
以上の構成の本実施の形態に係る工作機械は、CPU61が処理すべき未処理の加工指令を加工プログラムから取得し、この加工指令の処理に要する時間を算出する。例えば主軸5の移動指令の場合、CPU61は、主軸5の移動距離及び移動速度に基づいて処理時間を算出することができる。例えば主軸の回転指令の場合、CPU61は、回転数及び時定数等に基づいて処理時間を算出することができる。また例えば待機指令の待機時間のように、加工指令のパラメータとして処理時間が指定されている場合、CPU61は、この加工指令の処理時間を指定された時間とみなすことができる。
工作機械の作業者は、電力の使用料金などに基づいて、加工処理の中断時刻に係る設定を入力装置71にて入力しておく。工作機械のCPU61は、現在時刻と、設定された中断時刻と、加工指令の処理に要する時間とに基づいて、この加工指令による処理を行った場合に、処理の終了時刻が中断時刻を超えるか否かを判定する。処理の終了時刻が中断時刻を超える場合、CPU61は、この加工指令に係る処理を行わず、ワークの加工処理を中断する。
これにより工作機械は、加工プログラムの加工指令毎に、設定された中断時刻までに加工処理を行うことができるか否かを判断してワークの加工処理を中断することができる。例えばワーク単位で中断時刻までに加工処理を行うことができるか否かを判断する構成と比較して、本実施の形態に係る工作機械は、中断時刻までの時間をより有効に活用してワークを加工することができる。
また本実施の形態に係る工作機械は、ワークの加工を中断した後、CPU61が電力供給制御部67へ電力供給停止指示を与え、電力供給制御部67が電力供給部95へ電力供給停止指示を与えることによって、工作機械の各部への電力供給を停止する。これにより工作機械による電力消費量を低減することができる。
また本実施の形態に係る工作機械は、加工プログラムのいずれの箇所で加工処理を中断したかを再開用情報として不揮発性メモリ64に記憶しておく。CPU61は、工作機械の始動時に、不揮発性メモリ64に再開用情報が記憶されているか否かを判定する。再開用情報が記憶されている場合、CPU61は、再開用情報に含まれる中断箇所から加工プログラムによる加工処理を再開させる。これにより、例えば作業者が加工処理を再開させるために特別な操作を行う必要がなく、工作機械により自動的に加工処理を再開させることができる。よって、工作機械による中断した加工処理の再開を容易化することができる。
また本実施の形態に係る工作機械は、始動時刻に係る設定を不揮発性メモリ64に記憶すると共に、この始動時刻が電力供給制御部67から電力供給部95へ予約始動の指示と共に伝えられ、電力供給部95の内部メモリなどに記憶される。設定された始動時刻に至った場合、電力供給部95は、工作機械の各部への電力供給を開始する。電力が供給された工作機械は、上述のように中断された箇所からワークの加工処理を再開する。始動時刻は、例えば電力の使用料金が低くなる時刻を設定しておくことができる。工作機械の始動を作業者が行う必要がある場合、作業者が工作機械を始動した時点では既に電力の使用料金が低くなる時刻を超過している可能性があり、ワークの加工機会を失う虞がある。これに対して本実施の形態に係る工作機械は、ワークの加工機会を失うことなく、効率的に加工処理を行うことができる。
なお本実施の形態に係る工作機械は、ワークを保持するワーク保持装置を2つ備える構成であるが、これに限るものではなく、ワーク保持装置を1つ又は3つ以上備える構成であってもよい。また工作機械の外観及び構成は図1に示したものに限らず、これ以外の外観及び構成を有する種々の工作機械に本技術を適用することができる。また図3に示した加工プログラムは一例であって、これに限るものではない。また図4に示した指令と、各指令の処理時間の算出方法とは、一例であって、これに限るものではない。
また本実施の形態に係る工作機械は、加工処理を中断して電力供給を停止する構成としたが、これに限るものではない。工作機械は加工処理を中断するが電力供給を停止しない構成であってもよく、この構成であっても、中断により加工処理に必要なモータ等が停止するため、電力消費量を低減することができる。また工作機械は、加工処理を中断するタイミングを時刻として設定する構成としたが、これに限るものではなく、例えば現時点から何時間後の時点のように、現時点からの相対的な時間を設定する構成としてもよい。始動時刻についても同様である。
5 主軸
60 制御装置
61 CPU(加工指令取得部、処理時間算出部、終了時点判定部、中断部、再開部)
62 ROM
63 RAM
64 不揮発性メモリ(中断設定記憶部、中断箇所記憶部)
65 入力インタフェース
66 出力インタフェース
67 電力供給制御部
71 入力装置
95 電力供給部(始動設定記憶部、始動部)

Claims (6)

  1. 複数の加工指令を含む加工プログラムを記憶するプログラム記憶部と、該プログラム記憶部に記憶された加工プログラムに含まれる複数の加工指令を順次的に処理してワークの加工を行う処理部とを備える工作機械において、
    加工の中断時点に係る設定を記憶する中断設定記憶部と、
    前記処理部が処理すべき加工指令を前記加工プログラムから取得する加工指令取得部と、
    該加工指令取得部が取得した加工指令の処理に要する時間を算出する処理時間算出部と、
    該処理時間算出部が算出した時間に基づいて、前記加工指令の処理を行った場合の処理の終了時点が前記中断時点を超えるか否かを判定する終了時点判定部と、
    前記終了時点が前記中断時点を超えると前記終了時点判定部が判定した場合、前記加工指令の前に前記処理部による処理を中断する中断部と
    を備えることを特徴とする工作機械。
  2. 前記中断部は、工作機械の電力供給を停止するようにしてあること
    を特徴とする請求項1に記載の工作機械。
  3. 前記中断部が処理を中断した個所を記憶する中断箇所記憶部と、
    工作機械の始動時に、前記中断箇所記憶部に中断箇所が記憶されている場合に、該中断箇所から前記処理部の処理を再開させる再開部と
    を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の工作機械。
  4. 工作機械の始動時点に係る設定を記憶する始動設定記憶部と、
    該始動設定記憶部に記憶された始動時点に至った場合に工作機械を始動させる始動部と
    を備えることを特徴とする請求項3に記載の工作機械。
  5. 複数の加工指令を含む加工プログラムを記憶するプログラム記憶部と、該プログラム記憶部に記憶された加工プログラムに含まれる複数の加工指令を順次的に処理してワークの加工を行う処理部とを備える工作機械の制御装置において、
    加工の中断時点に係る設定を記憶する中断設定記憶部と、
    前記処理部が処理すべき加工指令を前記加工プログラムから取得する加工指令取得部と、
    該加工指令取得部が取得した加工指令の処理に要する時間を算出する処理時間算出部と、
    該処理時間算出部が算出した時間に基づいて、前記加工指令の処理を行った場合の処理の終了時点が前記中断時点を超えるか否かを判定する終了時点判定部と、
    前記終了時点が前記中断時点を超えると前記終了時点判定部が判定した場合、前記加工指令の前に前記処理部による処理を中断する中断部と
    を備えることを特徴とする制御装置。
  6. 複数の加工指令を含む加工プログラムを記憶するプログラム記憶部と、該プログラム記憶部に記憶された加工プログラムに含まれる複数の加工指令を順次的に処理してワークの加工を行う処理部とを備える工作機械の処理を中断する加工中断方法において、
    加工の中断時点に係る設定を記憶しておき、
    前記処理部が処理すべき加工指令を前記加工プログラムから取得し、
    取得した加工指令の処理に要する時間を算出し、
    算出した時間に基づいて、前記加工指令の処理を行った場合の処理の終了時点が前記中断時点を超えるか否かを判定し、
    前記終了時点が前記中断時点を超えると判定した場合、前記加工指令の前に前記処理部による処理を中断すること
    を特徴とする加工中断方法。
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