以下、本発明の実施の形態(以下、実施形態)を、図面に基づいて説明する。なお、図面において同一又は対応する構成には同一の符号を付し、繰り返しの説明を省略することがある。
[1.第1実施形態]
まず、図1乃至図25に基づき、本発明の第1実施形態に係るゲームシステム1について説明する。
[1.1.ゲームシステムの全体構成]
図1は、本発明の第1実施形態に係るゲームシステム1の全体構成を示す図である。図1に示すように、第1実施形態に係るゲームシステム1はサーバ30(交換制御装置の一例)と第1端末10−1,第2端末10−2とを含む。サーバ30及び第1端末10−1,第2端末10−2はネットワークNに接続される。このため、サーバ30と第1端末10−1,第2端末10−2との間で相互にデータ通信が可能である。なお、以下において第1端末10−1,第2端末10−2に共通する内容については、端末10と表記して説明することがある。
サーバ30は例えばサーバコンピュータによって実現される。図1に示すように、サーバ30は制御部31、記憶部32、及び通信部33を含む。
制御部31は例えば少なくとも一つのマイクロプロセッサ等を含み、オペレーティングシステムやその他のプログラムに従って処理を実行する。記憶部32は主記憶部(例えばRAM)及び補助記憶部(例えばハードディスクドライブ又はソリッドステートドライブ)を含み、プログラムやデータを記憶するためのものである。通信部33はネットワークNを介してデータ通信を行うためのものである。
端末10はユーザが使用するコンピュータである。本実施形態では、端末10はユーザがゲームをプレイするために使用するコンピュータである。端末10は、例えば、携帯電話機(スマートフォンを含む)、携帯情報端末(タブレット型コンピュータを含む)、家庭用ゲーム機(据置型ゲーム機)、携帯用ゲーム機、業務用ゲーム機、デスクトップ型コンピュータ、又はラップトップ型コンピュータによって実現される。なお、以下では、タッチパネルを備えた携帯電話機(スマートフォン)が端末10であり、サーバ30から供給されたプログラムが携帯電話機(スマートフォン)において実行される場合について説明する。
図1に示すように、端末10は制御部11、記憶部12、通信部13、入力部14、及び表示部15を含む。
制御部11及び通信部13は、サーバ30の制御部31及び通信部33と同様の機能を備えるものである。記憶部12は主記憶部(例えばRAM)及び補助記憶部(例えば不揮発性の半導体メモリ)を含み、プログラムやデータを記憶するためのものである。なお例えば、端末10が家庭用ゲーム機(据置型ゲーム機)、業務用ゲーム機、デスクトップ型コンピュータ、又はラップトップ型コンピュータ等によって実現される場合、記憶部12は、ハードディスクドライブ等を補助記憶部として含むこととしてもよい。
入力部14は、例えばタッチパネル、ボタン等を含み、ユーザがゲーム操作等の入力操作を行うためのものである。また、入力部14は、ユーザが音声又はジェスチャによって入力操作を行うためのものであってもよい。また、端末10が家庭用ゲーム機(据置型ゲーム機)、携帯用ゲーム機、業務用ゲーム機、デスクトップ型コンピュータ、又はラップトップ型コンピュータ等によって実現される場合には、入力部14は、キー、レバー、ゲームコントローラ(ゲームパッド)、又はマウス等を含むこととしてもよい。表示部15は例えば液晶表示パネル又は有機ELディスプレイ等であり、制御部11の指示に従って画面画像を表示する。なお、入力部14及び表示部15は、端末10に内蔵されていなくともよく、端末10に接続された外部装置として設けられてもよい。
プログラムやデータは例えばネットワークNを介してサーバ30又は端末10に供給される。なお、サーバ30又は端末10には、情報記憶媒体(例えば光ディスク又はメモリカード等)に記憶されたプログラム又はデータを読み取るための構成要素を含むようにしてもよい。そして、情報記憶媒体を介してサーバ30又は端末10にプログラムやデータを供給するようにしてもよい。
[1.2.ゲームシステム1において実行されるゲームの概要]
ゲームシステム1では、端末10からの要求に基づいてサーバ30から提供されるデータに基づいて、ゲーム画面画像を端末10の表示部15に表示させることでゲームを実行する。
ゲームシステム1では各種ゲームを実行することが可能である。例えば、ゲームシステム1では、ユーザ識別情報にゲームオブジェクトが関連づけられたゲームが実行される。ゲームシステム1では、ユーザ識別情報間でゲームオブジェクトの交換が可能なゲームが実行される。すなわち、ゲームシステム1では、一のユーザ識別情報に関連づけられたゲームオブジェクトと他のユーザ識別情報に関連づけられたゲームオブジェクトとの交換を行うことが可能な交換機能を有するゲームが実行される。
なお、「ユーザ識別情報」とは、ゲームシステム1に含まれるコンピュータがユーザを一意に識別するための情報である。例えば、ユーザID、ユーザアカウント、ユーザの電子メールアドレス等が「ユーザ識別情報」に相当する。また、ユーザの名前も「ユーザ識別情報」に相当し得る。
「ゲームオブジェクト」とは、ゲームにおいて使用され得る対象である。例えば、「ゲームオブジェクト」とは、ゲームにおいてユーザ間の交換の対象となり得るものである。また例えば、「ゲームオブジェクト」とは、ゲームにおいてユーザに付与されるものである。具体的には、例えば、ゲームカード、ゲームキャラクタ、又はゲームアイテム等が「ゲームオブジェクト」の一例に相当する。
例えば、ゲームシステム1では、ユーザ識別情報に関連づけて、ゲームオブジェクトに関する情報(例えば、ゲームオブジェクトを識別するための識別情報、又はゲームオブジェクトの性能を示す情報等)が記憶されるようになっている。この場合に、「ユーザ識別情報に関連づけられたゲームオブジェクト」とは、ユーザ識別情報に関連づけて上記情報が記憶されているゲームオブジェクトである。
また、「ユーザ識別情報に関連づけられたゲームオブジェクト」とは、ユーザ識別情報によって識別されるユーザの所有するゲームオブジェクトと言い換えることができる。なお、「ユーザの所有するゲームオブジェクト」とは、ユーザが排他的に使用したり、売却したり、譲渡したり、交換に供したりすることが可能なゲームオブジェクトである。言い換えれば、「ユーザの所有するゲームオブジェクト」とは、ユーザのみに使用等が許可されるゲームオブジェクトである。
例えば、ゲームシステム1では、ユーザにゲームオブジェクトを付与し、ユーザが付与されたゲームオブジェクトを使用するゲームが実行される。具体的には、例えば、ゲームシステム1では、ユーザがゲームカード(ゲームキャラクタ)を収集し、自らの所有するゲームカードを使用して冒険したり、他のユーザの所有するゲームカードと対戦したりするゲームが実行される。
また、ゲームシステム1で実行される上記ゲームはゲームキャラクタの交換機能を備えており、ゲーム内においてユーザ識別情報間でゲームキャラクタ同士の交換を行うことが可能になっている。
上記の「ゲームキャラクタ」とは、ゲームシステム1において実行されるゲームにおいて用いられるキャラクタである。また、「ゲームキャラクタ」とは、上記のゲームの進行において必須のゲームオブジェクトともいえる。言い換えれば、「ゲームキャラクタ」は、ユーザが上記のゲームをプレイする上で不可欠なゲームオブジェクトであるともいえる。
なお、ゲームキャラクタには、ゲームシステム1において実行されるゲームにおける特性を示す複数のパラメータが関連づけられることとしてよい。
ここで、上記の「ゲームにおける特性を示すパラメータ」とは、ゲームキャラクタのゲームにおける特性を表すデータである。上記の「特性」には例えば、ゲームキャラクタの能力、種類、希少度、特殊技能等の情報が含まれる。
例えば、ゲームキャラクタの攻撃力、防御力等が上記の「能力」の一例に相当する。また例えば、ゲームキャラクタの属性(闇属性、火属性)等が上記の「種類」の一例に相当する。また例えば、ゲームキャラクタのレアリティ、売却価格等が上記の「希少度」の一例に相当する。また例えば、ゲームキャラクタのスキル、スキルレベル等が上記の「特殊技能」の一例に相当する。
また、「ゲームキャラクタ」とは、ユーザが他のユーザ(又はコンピュータ)との対戦するゲームにおいて、ユーザのデッキに登録可能なオブジェクトであることとしてよい。例えば、上記の「デッキ」とは、ユーザが所有するゲームキャラクタの中から所定数を上限として選択されたゲームキャラクタの組み合わせである。例えば、上記の対戦ゲームにおいては、戦闘時の攻撃に用いる攻撃デッキと、防御に用いる防御デッキがそれぞれ編成されることとしてよい。この場合に、上記の対戦ゲームにおいて、例えばユーザが対戦相手(他のユーザ又はコンピュータ)に攻撃を仕掛けた場合には、ユーザの攻撃デッキのメンバであるゲームキャラクタの攻撃力等に基づいて算出された総攻撃力と、対戦相手の防御デッキのメンバであるゲームキャラクタの防御力等について算出された総防御力との大きさを比較することで、勝敗を判定してもよい。具体的には、ユーザの攻撃デッキの総攻撃力が対戦相手の防御デッキの総防御力よりも大きい場合にはユーザが勝利し、ユーザの攻撃デッキの総攻撃力が対戦相手の防御デッキの総防御力よりも小さい場合には対戦相手が勝利することとしてもよい。なお、ユーザの攻撃デッキの総攻撃力と対戦相手の防御デッキの総防御力とを比較することによって、ユーザが対戦相手に与えるダメージを決定することとしてもよい。そして、対戦相手が受けたダメージの累計が所定量に達した場合にユーザが対戦相手に勝利することとしてもよい。
また、「ゲームキャラクタ」とは、ユーザがゲームをプレイすることにより値が更新され得るパラメータ(以下、成長パラメータ)が関連づけられたゲームオブジェクトであることとしてよい。例えば、ゲームキャラクタの経験値、レベル、攻撃力、防御力等はユーザがゲームキャラクタをゲームで使用することにより値が更新され得るため、上記の成長パラメータの一例に相当する。
一方、「ゲームアイテム」とは、ゲームオブジェクトの成長パラメータの値を更新する効果を有するゲームオブジェクトとしてよい。また、「ゲームアイテム」とは、ゲームシステム1で実行されるゲームの進行を補助するゲームオブジェクトともいえる。言い換えれば、「ゲームアイテム」は、ユーザが上記のゲームをプレイする上で、使用が任意のゲームオブジェクトであるともいえる。
なお、以下説明する例においては、ゲームキャラクタが、ゲームカードの形式でユーザに提供されていることとする。なお、「ゲームカード」とは、表示装置に表示されるゲーム画面画像において、カード形状に表示される二次元又は三次元のオブジェクトであり、カード形状とは、例えば楕円(円を含む)、多角形(矩形を含む)の面を有するものとしてよい。
以下では、上記の交換機能について、図2乃至図14に示すゲーム画面画像に基づいて説明する。なお、ゲーム画面画像は、サーバ30から端末10に送信されるデータに基づいて端末10の表示部15に表示される。
以下に説明するゲームの例では、第1ユーザが第1端末10−1を操作し、第2ユーザが第2端末10−2を操作することとする。なお、図2乃至図14では、第1ユーザのことを「ユーザUa」と記載しており、第2ユーザのことを「ユーザUb」と記載している。
以下に説明するゲームでは、まず第1ユーザ及び第2ユーザのそれぞれが、自らが手に入れることを所望しているゲームカード(以下、所望カード)を登録する。次に、第1ユーザ及び第2ユーザのそれぞれが、自らが所有するゲームカードの中から交換取引(トレード)に出品するゲームカード(出品カード)を登録する。ここで、上記の「出品するゲームカード」とは、例えばユーザ(例えば第1ユーザ)が他のユーザ(例えば第2ユーザ)からゲームカードを入手することと引き替えに、当該他のユーザに提供することを許可するゲームカードである。
次に、第1ユーザが、交換により他のユーザから入手の対象とするゲームカード(入手対象カード)を選択すると、ゲームシステム1は、入手対象カードを出品カードとするユーザのうち、所望カードが第1ユーザの出品カードに含まれるユーザを交換相手候補として選出し、選出した交換相手候補を第1ユーザに提示する。そして、第1ユーザが交換相手候補の中から一のユーザ(交換相手、ここでは第2ユーザとする)を選択し、さらに第2ユーザが出品しているゲームカードの中から入手を希望するゲームカード(入手対象カード)を選択するとともに、第1ユーザが所有するゲームカードの中から入手対象カードと引き替えに第2ユーザに提供することを希望するゲームカード(提供対象カード)を選択する。その後、第1ユーザは、入手対象カードと提供対象カードとの交換を第2ユーザに申請する。
次に、第2ユーザが第1ユーザから申請された交換の内容を確認後、承諾する場合には、第2ユーザが所有するゲームカードのうちから選択された入手対象カードと、第1ユーザが所有するゲームカードのうちから選択された提供対象カードとの交換が実行される。
[1.2.1.ゲームカードの登録]
まず、主に第1ユーザ(ユーザUa)及び第2ユーザ(ユーザUb)がそれぞれ所望カードと出品カードを登録する処理の流れを図2〜図7に基づいて説明する。
図2には、メニュー画面画像G1000の一例を示す。図2に示すメニュー画面画像G1000は、端末10の表示部15に表示されるものである。図2に示されるように、メニュー画面画像G1000には、処理オブジェクトP1001と、処理オブジェクトP1002が含まれる。
ここで上記の「処理オブジェクト」は、例えば、処理が関連づけられた画像、記号又はテキスト等である。例えば、処理オブジェクトP1001が選択された場合には、処理オブジェクトP1001に関連づけられた処理が実行される。具体的には、アイコン、リンク、ボタン等が「処理オブジェクト」の一例に相当する。
処理オブジェクトP1001は、ユーザに関連づけられたゲームカードのリストの編集に進むため処理が関連づけられている。例えば、上記のリストには、ユーザが所望カードとして登録するゲームカード、特定の条件を満足するゲームカード等が含まれることとしてよい。なお、ユーザの「所望カードリスト」とは、当該ユーザが入手を望む1以上のゲームカードを示す情報である。また例えば、ユーザの「所望カードリスト」とは、当該ユーザが他のユーザにゲームカードを提供することと引き替えに他のユーザから入手を望む1以上のゲームカードを示す情報ともいえる。また、上記の「特定の条件を満足するゲームカード」とは、特定の属性情報(例えば特定の特殊効果、特殊技能、分類、名称等)を有するゲームカード、ゲームカードに付随するパラメータ(例えばゲームカードの性能、稀少度、価値等を示すパラメータ)が特定の範囲にあるゲームカード、特定のグループに属するゲームカード等であってよい。なお、以下に説明する例では、処理オブジェクトP1001には、ユーザの「所望カードリスト」に含まれるゲームカードのリストを編集するための処理が関連づけられていることとする。
処理オブジェクトP1002は、交換メニューに進むための処理が関連づけられている。交換メニューは、ユーザが出品するゲームカードを登録したり、交換相手を検索して交換を申請したり、他のユーザから申請された交換の内容を確認したりする等の、交換に関する各種処理に進むためのものである。
次に、図2に示すメニュー画面画像G1000の処理オブジェクトP1001が選択される場合に表示される画面画像の例について説明する。以下において、図3には、第1端末10−1において表示される画面画像の例、図4には、第2端末10−2において表示される画面画像の例を示す。
図3は、メニュー画面画像G1000の処理オブジェクトP1001が選択される場合に、第1端末10−1の表示部15に表示される、所望カードリスト画面画像G1100の一例を示す。図3に示されるように、所望カードリスト画面画像G1100には、表示領域A1110、処理オブジェクトP1101,P1102が含まれる。
表示領域A1110には、ユーザUaの「所望カード」として登録されているゲームカードが表示される。「所望カード」として登録されているゲームカードは、例えばゲームシステム1において利用可能な全て又は一部のゲームカードの中からユーザUaにより選択されるゲームカードである。図3に示される例では、ユーザUaの「所望カード」には、ゲームカードCa,Cb,Ccが含まれる。そして、ユーザUaは、「所望カード」のリスト内容を編集する場合には、処理オブジェクトP1101を選択し、「所望カード」として追加可能なゲームカードのリストの中から所望のゲームカードを選択して追加したり、「所望カード」の中から削除したいゲームカードを選択して削除したりすることで、ユーザUaの「所望カード」の内容を更新することとしてよい。
なお、処理オブジェクトP1102が選択された場合には、所望カードリスト画面画像G1100の前の画面画像(メニュー画面画像G1000)が表示部15に表示される。
図4には、メニュー画面画像G1000の処理オブジェクトP1001が選択される場合に、第2端末10−2の表示部15に表示される、所望カードリスト画面画像G2100の一例を示す。
図4に示されるように、所望カードリスト画面画像G2100には、表示領域A2110、処理オブジェクトP2101,P2102が含まれる。なお、表示領域A2110、処理オブジェクトP2101,P2102はそれぞれ、図3における表示領域A1110、処理オブジェクトP1101,P1102に対応する。そして、図4に示される所望カードリスト画面画像G2100の表示領域A2110には、ユーザUbの「所望カード」として登録されているゲームカードが表示される。なお、図4に示す例では、ユーザUbの「所望カード」には、ゲームカードCx,Cyが含まれる。
次に、図2に示すメニュー画面画像G1000の処理オブジェクトP1002が選択される場合に表示される画面画像の例について説明する。
図5は、メニュー画面画像G1000の処理オブジェクトP1002が選択される場合に、端末10の表示部15に表示される交換メニュー画面画像G1200の一例を示す。図5に示されるように、交換メニュー画面画像G1200には、処理オブジェクトP1201,P1202,P1203が含まれる。
処理オブジェクトP1201は、ユーザが所有するゲームカードの中から、出品するゲームカードを登録するための出品画面画像を表示させる処理が関連づけられている。なお、出品画面画像の詳細については後述する。
処理オブジェクトP1202は、ユーザが他のユーザが出品しているゲームカードを検索するための出品カード検索画面画像を表示させる処理が関連づけられている。なお、出品カード検索画面画像の詳細については後述する。
処理オブジェクトP1203は、ユーザが他のユーザから受け付けた交換の申請の一覧を表示するための交換申請一覧画面画像を表示させる処理が関連づけられている。なお、交換申請一覧画面画像の詳細については後述する。
次に、図5に示す交換メニュー画面画像G1200の処理オブジェクトP1201が選択される場合に表示される画面画像の例について説明する。以下において、図6には、第1端末10−1において表示される画面画像の例、図7には、第2端末10−2において表示される画面画像の例を示す。
図6には、図5に示す交換メニュー画面画像G1200の処理オブジェクトP1201が選択される場合に、第1端末10−1の表示部15に表示される出品画面画像G1300の一例を示す。図6に示されるように、出品画面画像G1300には、表示領域A1310、処理オブジェクトP1301,P1302が含まれる。
表示領域A1310には、ユーザUaが所有するゲームカードのリストが表示される。図6は、ユーザUaがゲームカードCx,Cyを所有している場合の出品画面画像G1300を示している。このため、図6に示される出品画面画像G1300の例では、表示領域A1310には、ゲームカードCxの情報を表示する表示領域A1311と、ゲームカードCyの情報を表示する表示領域A1312が含まれている。
表示領域A1311には、ゲームカードCxを出品するゲームカード(出品カード)として選択するためのチェックボックスP13111が含まれる。また、同様に表示領域A1312には、ゲームカードCyを出品カードとして選択するためのチェックボックスP13121が含まれる。図6に示す例では、ゲームカードに対応するチェックボックスにチェックを入れることで、ゲームカードを出品カードとして選択することができる。具体的には、図6に示される例では、ゲームカードCx及びCyが出品カードとして選択された状態となっている。処理オブジェクトP1301が選択された場合には、チェックボックスにチェックが入ったゲームカードがユーザUaの出品カードとしてサーバ30に登録される。
なお、処理オブジェクトP1302が選択された場合には、出品画面画像G1300の前の画面画像(交換メニュー画面画像G1200)が表示部15に表示される。
なお、ユーザの出品カードとして複数のゲームカードが登録される際には、複数のゲームカードは同じタイミングで登録されなくともよい。すなわち、ユーザの出品カードとして複数のゲームカードが登録される際には、ユーザは複数回に分けて1以上のゲームカードを出品カードとして登録することができる。言い換えれば、ユーザは、1以上のゲームカードを出品カードとして登録した後にも、さらに1以上のゲームカードを出品カードとして登録することができる。
図7には、図5に示す交換メニュー画面画像G1200の処理オブジェクトP1201が選択される場合に、第2端末10−2の表示部15に表示される出品画面画像G2300の一例を示す。図7に示されるように、出品画面画像G2300には、表示領域A2310、処理オブジェクトP2301,P2302が含まれる。なお、表示領域A2310、処理オブジェクトP2301,P2302はそれぞれ、図6における表示領域A1310、処理オブジェクトP1301,P1302に対応する。
表示領域A2310には、ユーザUbが所有するゲームカードのリストが表示される。図7は、ユーザUbがゲームカードCa,Cbを所有している場合の出品画面画像G2300を示している。このため、図7に示される出品画面画像G2300の例では、表示領域A2310には、ゲームカードCaの情報を表示する表示領域A2311と、ゲームカードCbの情報を表示する表示領域A2312が含まれている。
表示領域A2311には、ゲームカードCaを出品するゲームカード(出品カード)として選択するためのチェックボックスP23111が含まれる。また、同様に表示領域A2312には、ゲームカードCbを出品カードとして選択するためのチェックボックスP23121が含まれる。図7に示す例では、ゲームカードに対応するチェックボックスにチェックを入れることで、ゲームカードを出品カードとして選択することができる。具体的には、図7に示される例では、ゲームカードCa及びCbが出品カードとして選択された状態となっている。処理オブジェクトP2301が選択された場合には、チェックボックスにチェックが入ったゲームカードがユーザUbの出品カードとしてサーバ30に登録される。
ここで、図8には、ユーザUaとユーザUbのそれぞれについて登録されているゲームカードの情報を示す。図8に示す例においては、ユーザUaとユーザUbについて登録されている所有カードのリストを示す所有カードリスト、所望カードのリストを示す所望カードリスト、出品カードのリストを示す出品カードリストの一例が示されている。なお、それぞれのユーザの所望カードリスト及び出品カードリストは、それぞれのユーザが図3,図4,図6,図7等の画面画像に基づいて登録したものとしてよい。
[1.2.2.交換申請]
次に、主に第1ユーザ(ユーザUa)が他のユーザに対して交換を申請する処理の流れを図9〜図12に基づいて説明する。以下では、第1端末10−1の表示部15において図5に示す交換メニュー画面画像G1200が表示されている状態で、処理オブジェクトP1202が選択される場合に表示される画面画像の例について説明する。
図9には、図5に示す交換メニュー画面画像G1200の処理オブジェクトP1202が選択される場合に、第1端末10−1の表示部15に表示される出品カード検索画面画像G1400の一例を示す。図9に示されるように、出品カード検索画面画像G1400には、検索条件入力領域A1401、処理オブジェクトP1402,P1403が含まれる。
検索条件入力領域A1401には、サーバ30に出品カードとして登録されているゲームカードの中から入手対象カードとするゲームカードの検索条件(例えばゲームカードの名称)を入力する領域である。検索条件入力領域A1401にテキストが入力された状態で、処理オブジェクトP1402が選択されると、第1端末10−1は、例えば検索条件入力領域A1401に入力されたテキストをゲームカードの名称に含む出品カードの検索をサーバ30に要求する。
上記の「入手対象カード」とは、第1ユーザが、他のユーザとのゲームカードの交換によって入手することを希望しているゲームカードである。言い換えれば、交換によって第1ユーザが譲り受けたいと考えているゲームカードである。
なお、処理オブジェクトP1403が選択される場合には、出品カード検索画面画像G1400の前の画面画像(交換メニュー画面画像G1200)が表示部15に表示される。
次に、図9に示す出品カード検索画面画像G1400の処理オブジェクトP1402が選択される場合に表示される画面画像の例について説明する。
図10には、図9に示す出品カード検索画面画像G1400の処理オブジェクトP1402が選択される場合に、第1端末10−1の表示部15に表示される検索結果表示画面画像G1500の一例を示す。図10に示されるように、検索結果表示画面画像G1500には、表示領域A1510、処理オブジェクトP1501が含まれる。なお、処理オブジェクトP1501が選択される場合には、前の画面画像が表示部15に表示される。
表示領域A1510は、ユーザUaがゲームカードの交換相手の候補(交換相手候補)とするユーザのリストを表示する領域である。ここで、上記の交換相手候補とは、ユーザUaが図9に示す出品カード検索画面画像G1400で設定された検索条件を満足するゲームカード(入手対象カード)を出品しているユーザであって、且つ、ユーザUaの所望カードのうち少なくとも1つを出品カードに含むユーザである。図10に示される例では、表示領域A1510には、表示領域A1511に表示されるユーザUbと、表示領域A1512に表示されるユーザUdと、表示領域A1513に表示されるユーザUeが、上記の交換相手候補として選出されたことが示されている。このように、ゲームシステム1では、ユーザUaが入手対象とするゲームカード(Ca)を出品カードとして登録しているユーザであって、そのユーザの「所望カード」の少なくとも1つがユーザUaの「出品カード」に含まれるユーザを選出して、ユーザUaに交換相手候補として提示する。ユーザUaと、上記選出された交換相手候補とは互いに相手の所望カードを提供する用意があるため、ユーザUaは上記選出された交換相手候補に対してゲームカードの交換を申請する場合には、ゲームカードの交換が成立する可能性が高くなる。
ここで、表示領域A1511には、ユーザUaの交換相手候補として選出されたユーザUbが出品しているユーザUaの「入手対象カード」の情報を表示する表示領域A15111と、ユーザUbの所望カードのうち、ユーザUaが出品しているゲームカードの情報を表示する表示領域A15112が含まれる。ここで、表示領域A15111には、ユーザUbが出品しているユーザUaの「入手対象カード」の情報として、例えば、ゲームカードのレベル、ゲームカードの特技レベル等のゲームカードに関連付けられるパラメータの情報が表示される。
同様に表示領域A1512には、ユーザUaの交換相手候補として選出されたユーザUdが出品しているユーザUaの「入手対象カード」の情報を表示する表示領域A15121と、ユーザUdの所望カードのうち、ユーザUaが出品しているゲームカードの情報を表示する表示領域A15122が含まれる。そして、表示領域A1513には、ユーザUaの交換相手候補として選出されたユーザUeが出品しているユーザUaの「入手対象カード」の情報を表示する表示領域A15131と、ユーザUeの所望カードのうち、ユーザUaが出品しているゲームカードの情報を表示する表示領域A15132が含まれる。以下の例においては、ユーザUaは、表示領域A1511を選択することによって、ユーザUbをゲームカードの交換相手(すなわち交換申請の相手)として選択することとする。以下、この場合について説明する。
図11には、図10に示す検索結果表示画面画像G1500の表示領域A1511が選択される場合に、第1端末10−1の表示部15に表示される交換申請内容選択画面画像G1600の一例を示す。図11に示されるように、交換申請内容選択画面画像G1600は、提供対象カード選択画面画像A1610と、入手対象カード追加画面画像A1620と、処理オブジェクトP1601,P1602が含まれる。なお、処理オブジェクトP1602が選択される場合には、前の画面画像が表示部15に表示される。
提供対象カード選択画面画像A1610は、ユーザUaが、ゲームカードの交換相手に選択したユーザUbとのゲームカードの交換において、ユーザUbに対して提供するゲームカード(提供対象カード)をユーザUaの所有カードの中から選択するための画面画像である。
図11に示されるように、提供対象カード選択画面画像A1610には、ユーザUaの出品カードのリストを表示する表示領域A1611と、ユーザUaの出品カード以外の所有カードのリストを表示する表示領域A1612とが含まれる。なお、提供対象カード選択画面画像A1610に表示されるゲームカードに対しては、そのゲームカードの情報(例えばレベルや特技レベル等)が表示されるとともに、そのゲームカードを提供対象カードとして選択するか否かを指定するためのチェックボックスP16002が設けられている。そして、ゲームカードに対応するチェックボックスP16002にチェックを入れることで、対応するゲームカードを提供対象カードとして選択することが可能となる。また、提供対象カード選択画面画像A1610に表示されるゲームカードのうち、ユーザUbの所望カードであるゲームカードに対しては、そのゲームカードを取り囲む枠画像P16001が表示される。例えば、図11に示される例においては、ゲームカードCx,Cy,Czには枠画像P16001が表示されており、ユーザUaはこれらがユーザUbの所望カードであることを認識することができる。
また、入手対象カード追加画面画像A1620は、ユーザUaが、ゲームカードの交換相手に選択したユーザUbとのゲームカードの交換において、ユーザUbから入手の対象とするゲームカード(入手対象カード)を、既に選択されている入手対象カードに追加するための画面画像である。なお、図9に示す出品カード検索画面画像G1400において入力された検索条件に基づいて検索されたゲームカードは、上記の「既に選択されている入手対象カード」に含まれる。
図11に示されるように、入手対象カード追加画面画像A1620には、ユーザUaが既に入手対象カードとして選択しているゲームカードのリストを表示する表示領域A1621と、ユーザUbの出品カードのうち、ユーザUaの入手対象カードとして選択されていないゲームカードのリストを表示する表示領域A1622とが含まれる。なお、入手対象カード追加画面画像A1620に表示されるゲームカードに対しては、そのゲームカードの情報(例えばレベルや特技レベル等)が表示されるとともに、そのゲームカードを入手対象カードとして選択するか否かを指定するためのチェックボックスP16002が設けられている。そして、ゲームカードに対応するチェックボックスP16002にチェックを入れることで、対応するゲームカードを入手対象カードとして選択することが可能となる。また、入手対象カード追加画面画像A1620に表示されるゲームカードのうち、ユーザUaの所望カードであるゲームカードに対しては、そのゲームカードを取り囲む枠画像P16001が表示される。例えば、図11に示される例においては、ゲームカードCa,Cb,Ccには枠画像P16001が表示されており、ユーザUaはこれらが、自らが登録している所望カードであることを認識することができる。
以上のように、ユーザUaは、交換相手であるユーザUbに対して交換により提供しようとする提供対象カードを、ユーザUaの所有カードの中から任意に選択することができる。この際、ユーザUaは、ユーザUaの所有カードのうち、ユーザUbの所望カードがいずれであるかを認識することができ、これらを提供対象カードとして適宜選択することによりゲームカードの交換の成立性を高めることができる。また、ユーザUaは、ユーザUbから交換により入手しようとする入手対象カードを、ユーザUbが出品しているゲームカードの中から任意に選択することができる。この際、ユーザUaは、ユーザUbの出品カードのうち、ユーザUaの所望カードがいずれであるかを認識することができ、ユーザUbが交換により得るゲームカードの価値と自らが交換により得るゲームカードの価値のバランスを取りやすくなることで、ゲームカードの交換の成立性を高めることができる。
交換申請内容選択画面画像G1600において、ユーザUaが、提供対象カードと、入手対象カードを選択した状態(すなわち選択するゲームカードのチェックボックスP16002にチェックを入れた状態)で、処理オブジェクトP1601を選択することで、提供対象カードと入手対象カードの選択が確定される。
次に、図12には、図11に示す交換申請内容選択画面画像G1600の処理オブジェクトP1601が選択される場合に、第1端末10−1の表示部15に表示される交換申請内容確認画面画像G1700の一例を示す。交換申請内容確認画面画像G1700は、ユーザUaが、ユーザUbに申請する交換の内容を確認するための画面画像である。
図12に示される交換申請内容確認画面画像G1700には、表示領域A1710、処理オブジェクトP1701、P1702が含まれる。なお、処理オブジェクトP1702が選択される場合には、前の画面画像が表示部15に表示される。
表示領域A1710には、入手対象カード追加画面画像A1620において選択した入手対象カードの情報を示す表示領域A1711と、提供対象カード選択画面画像A1610において選択した提供対象カードの情報を示す表示領域A1712が含まれる。また、表示領域A1711において、ユーザUaの「所望カードリスト」に登録されているゲームカードCaについては、枠画像P17001がその周囲に表示される。同様に、表示領域A1712において、ユーザUbの「所望カードリスト」に登録されているゲームカードCxについては、枠画像P17001がその周囲に表示される。
交換申請内容確認画面画像G1700において処理オブジェクトP1701が選択されると、表示領域A1710に表示されている内容でユーザUaからユーザUbに対する交換申請が受け付けられる。以上が、ユーザによる交換申請の手続の一例である。なお、ゲームシステム1では、交換の申請元であるユーザ(例えばユーザUa)は、交換の申請先であるユーザ(例えばユーザUb)に対して、複数の交換申請が可能であることとしてよい。例えば、ゲームシステム1では、交換の申請元であるユーザから交換の申請先であるユーザに対する交換申請として、第1の提供対象カードと第1の入手対象カードとを交換する第1の交換申請と、第2の提供対象カードと第2の入手対象カードとを交換する第2の交換申請とを受け付けることとしてよい。この場合に、第1の入手対象カードと第2の入手対象カードが同一であり、第1の提供対象カードと第2の提供対象カードが異なることとしてよい。また、上記の場合に、第1の入手対象カードと第2の入手対象カードが異なり、第1の提供対象カードと第2の提供対象カードが同一としてもよい。また、上記の場合に、第1の入手対象カードと第2の入手対象カードが異なり、第1の提供対象カードと第2の提供対象カードが異なることとしてもよい。なお、上記において、第1の提供対象カードと第2の提供対象カード(又は第1の入手対象カードと第2の入手対象カード)が異なるとは、第1の提供対象カード(又は第1の入手対象カード)に含まれるいずれかのゲームカードと、第2の提供対象カード(又は第2の入手対象カード)に含まれるいずれかのゲームカードが同一でないことをいう。
[1.2.3.交換申請の確認及び承諾]
次に、主に第2ユーザ(ユーザUb)の操作に基づいて行われる、第2ユーザに対する交換申請の確認及び承諾の流れを図13〜図15に基づいて説明する。以下では、第2端末10−2の表示部15において図5に示す交換メニュー画面画像G1200が表示されている状態で、処理オブジェクトP1203が選択される場合に表示される画面画像の例について説明する。
図13には、交換メニュー画面画像G1200の処理オブジェクトP1203が選択される場合に表示される交換申請一覧画面画像G2400の一例を示す。図13に示されるように交換申請一覧画面画像G2400には、表示領域A2410、及び処理オブジェクトP2401が含まれる。なお、処理オブジェクトP2401が選択される場合には、前の画面画像が表示部15に表示される。
表示領域A2410には、ユーザUbを申請先とする交換申請の一覧が表示される。表示領域A2410には、交換申請のそれぞれの内容を表示する表示領域A2411、A2412を含む。
図13は、ユーザUa及びユーザUcからユーザUbに対して交換申請がなされている場合について示している。このため、表示領域A2411には、ユーザUaからの交換申請の情報が表示され、表示領域A2412には、ユーザUcからの交換申請の情報が表示される。そして、表示領域A2410においては、ユーザUbが他のユーザから交換の申請を受けているゲームカードのうち、ユーザUbが「所望カード」に登録しているゲームカードに対しては枠画像P24001がその周囲に表示される。これにより、ユーザUbは、自らの「所望カード」を入手可能な交換申請か否かを認識することができる。また、表示領域A2410においては、ユーザUbに対し交換を申請する他のユーザ(例えばユーザUa及びUc)の「所望カード」に対しても枠画像P24001がその周囲に表示されることとしてよい。これにより、ユーザUbは、交換を申請するユーザがいずれのゲームカードを所望しているかを認識することができる。
図13に示される交換申請一覧画面画像G2400においては、表示領域A2410に表示される交換申請のいずれかを選択することにより、選択した交換申請の承諾の可否を決定する画面画像(交換申請承諾画面画像G2500)が表示されることとなる。
図14には、交換申請承諾画面画像G2500の一例を示す。図14に示される交換申請承諾画面画像G2500は、図13に示される交換申請一覧画面画像G2400において、ユーザUbが表示領域A2411を選択した場合に、第2端末10−2の表示部15に表示される画面画像である。
図14に示されるように、交換申請承諾画面画像G2500には、表示領域A2510、処理オブジェクトP2501、P2502、P2503が含まれる。なお、処理オブジェクトP2503が選択される場合には、前の画面画像が表示部15に表示される。
表示領域A2510は、承諾の可否を決定する対象の交換申請の情報を表示する領域である。表示領域A2510には、ユーザUbが交換の相手であるユーザUaから入手するゲームカードの情報を表示する表示領域A2511と、ユーザUbが交換の相手であるユーザUaに対して提供するゲームカードの情報を表示する表示領域A2512を含む。
ユーザUbは、表示領域A2510に表示されている交換申請を承諾する場合には、処理オブジェクトP2501を選択する。また、ユーザUbは、表示領域A2510に表示されている交換申請を承諾しない(拒否する)場合には、処理オブジェクトP2502を選択する。なお、処理オブジェクトP2502が選択されると、表示領域A1510に表示されている交換申請が承諾待ちの状態から承諾拒否の状態に更新され、交換申請元のユーザUaには、ユーザUbにより交換申請が拒否された旨が通知される。また、交換申請が承諾拒否の状態となると、例えば、図13に示す交換申請一覧画面画像G2400の表示領域A2410には、承諾拒否の状態となった交換申請の情報が表示されなくなる。
図14の交換申請承諾画面画像G2500において処理オブジェクトP2501が選択され、表示領域A2510に表示されている交換申請が承諾されると、承諾された交換申請に基づくゲームカードの交換が実行される。ゲームカードの交換が実行されると、第2端末10−2の表示部15には、図15に示される交換完了画面画像G2600が表示される。
図15に示されるように、交換完了画面画像G2600には、完了した交換の内容を表示する表示領域A2610と、図2に示すメニュー画面画像G1000に戻るための処理オブジェクトP2601を含む。
図15に示されるように、表示領域A2610には、交換申請を承諾したユーザUbが、交換申請元であるユーザUaから入手したゲームカードの情報が表示される表示領域A2611と、交換申請を承諾したユーザUbが、交換申請元であるユーザUaに提供したゲームカードの情報が表示される表示領域A2612が含まれる。
なお、上述した例においては、ユーザが所望カード、出品カードとしてゲームカードを選択する際に、ゲームカードを直接選択することとしたが、ゲームカードの選択方法はこれに限られない。例えば、ユーザは、上記の所望カード、出品カードとして選択されるゲームカードが満足する条件をそれぞれ指定し、指定した条件を満足するゲームカードを上記の所望カード、出品カードとしてそれぞれ選択するようにしてもよい。例えば、ユーザは、上記の「ゲームカードが満足する条件」として、特定の属性情報(例えば特定の特殊効果、特殊技能、分類、名称等)を有するゲームカード、ゲームカードに付随するパラメータ(例えばゲームカードの性能、稀少度、価値等を示すパラメータ等)が特定の範囲にあるゲームカード、特定のグループに属するゲームカード等を指定することとしてよい。また、ユーザが入手対象カード、提供対象カードを選択する際にも同様に、入手対象カードとして選択するゲームカードが満足する条件、提供対象カードとして選択するゲームカードが満足する条件を指定することで、入手対象カード、提供対象カードとしてそれぞれゲームカードを選択するようにしてもよい。
以上がゲームシステム1において実行されるゲームカードの交換の一例である。
[1.3.ゲームシステム1において実現される機能]
次に、以上に説明したような機能を実現するためにゲームシステム1に備えられた構成について説明する。
図16は、ゲームシステム1で実現される機能のうち、本発明に関連する機能を示す機能ブロック図である。
図16に示すように、サーバ30は機能として、データ記憶部310、表示制御部320、提供候補ゲームオブジェクト選択受付部330、所望ゲームオブジェクト選択受付部340、入手対象ゲームオブジェクト選択受付部350、交換相手候補選出部360、交換相手選択受付部370、提供対象ゲームオブジェクト選択受付部380、入手対象ゲームオブジェクト追加受付部390、交換申請受付部400、交換申請選択受付部410、承諾受付部420、及び交換実行部430を含む。サーバ30では、制御部31が記憶部32に記憶されるプログラムに従って処理を実行することにより、上記の各機能が実現される。
また、図16に示すように、第1端末10−1は機能として、表示制御部110、提供候補ゲームオブジェクト選択結果通知部130、所望ゲームオブジェクト選択結果通知部150、入手対象ゲームオブジェクト選択結果通知部170、交換相手選択結果通知部180、提供対象ゲームオブジェクト選択結果通知部190、入手対象ゲームオブジェクト追加結果通知部200、及び交換申請通知部210を含む。第1端末10−1では、制御部11が記憶部12に記憶されるプログラムに従って処理を実行することにより、上記の各機能が実現される。
また、図16に示すように、第2端末10−2は機能として、表示制御部120、提供候補ゲームオブジェクト選択結果通知部140、所望ゲームオブジェクト選択結果通知部160、交換申請選択結果通知部220、及び承諾結果通知部230を含む。第2端末10−2では、制御部11が記憶部12に記憶されるプログラムに従って処理を実行することにより、上記の各機能が実現される。
なお、以下においては、ゲームオブジェクトがゲームカード(ゲームキャラクタのデータ形式の一例)である場合を例として説明する。
[1.3.1.データ記憶部310]
データ記憶部310は、主にサーバ30の記憶部32により実現される。なお、データ記憶部310は、サーバ30とデータ通信可能な他の装置に含まれる記憶部により実現されることとしてもよい。データ記憶部310は、ゲームシステム1において実行されるゲームのために必要な各種データを記憶する。例えば、データ記憶部310は、ゲームシステム1において実行されるゲームで使用されるゲームカードの情報、それぞれのユーザの所有するゲームカードの情報、入手を希望するゲームカードの情報、他のユーザとゲームカードを交換するための情報、それぞれのユーザのゲームにおける状態を示す情報、ゲームカードを使用して実行されるゲームを制御するための情報等を記憶する。
例えば、データ記憶部310には、複数のユーザID(ユーザ識別情報の一例)のそれぞれに関連づけて、当該ユーザIDによって識別されるユーザによって当該ユーザIDに関連づけられたゲームカード(ゲームオブジェクトの一例)のうちから提供候補カード(提供候補ゲームオブジェクトの一例)として設定された1以上のゲームカードが記憶される。
また例えば、データ記憶部310には、複数のユーザIDのそれぞれに関連づけて、当該ユーザIDによって識別されるユーザによって所望カード(所望ゲームオブジェクトの一例)として設定された1以上のゲームカードが記憶される。
以下、データ記憶部310に記憶されるデータの一例である、ゲームオブジェクト情報テーブルTBL101、ユーザ情報テーブルTBL102、所有ゲームオブジェクト情報テーブルTBL103、及び交換申請情報テーブルTBL104について説明する。
[1.3.1.1.ゲームオブジェクト情報テーブルTBL101]
図17には、データ記憶部310に記憶されるゲームオブジェクト情報テーブルTBL101の一例を示す。ゲームオブジェクト情報テーブルTBL101は、ゲームにおいて提供されているゲームカードに関連づけられた情報を記憶するデータテーブルである。
ゲームカードの識別情報に関連付けて記憶される各種情報が「ゲームカードに関連づけられた情報」に相当する。図17に示す例では、ゲームオブジェクト情報テーブルTBL101には、ゲームカードを一意に識別する「カードID」に関連付けて、ゲームカードの「名称」、ゲームカードの画像データを指定する「カード画像」、ゲームカードの「レア度」、ゲームカードの「流通数」、ゲームカードの「特技」、ゲームカードの「攻撃力」、ゲームカードの「防御力」、ゲームカードの「コスト」、ゲームカードの「売却価格」、ゲームカードの「登場日時」等の項目についての情報が記憶される。なお、ゲームカードに関連づけられる情報は図17に例示される情報に限られない。
上記の「レア度」は、ゲームカードの稀少度を示す稀少度情報に相当している。また、上記の「流通数」は、ゲームカードがゲーム内において存在している枚数を示す情報である。例えば、「流通数」もゲームカードの稀少性を示す情報に相当している。「流通数」が少ないほど、ゲームカードの稀少性が高いことを示す。
上記の「特技」は、ゲームカードが有する特殊の技能の有無及び種類を示す。ゲームカードと他のゲームカード(敵と称する)とが対戦するゲームにおいては、上記「特技」は、敵と対戦する場合に発生する特殊効果ともいえる。上記の「攻撃力」は、敵を攻撃する場合の攻撃力を示す情報である。また、上記の「防御力」は、敵から攻撃を受けた場合の防御力を示す情報である。
上記の「コスト」は、ゲームカードを使用するために必要な費用の高低を示す情報である。例えば、ゲームカードを使用してデッキを構築するゲームの場合、上記の「コスト」は、ゲームカードをデッキに組み入れる場合に必要な費用の大きさを示す。また例えば、ゲームカードを使用して他のゲームカードと対戦するゲームの場合、上記の「コスト」は、ゲームカードを対戦に参加させるために必要な費用の高低を示す。
上記の「売却価格」は、ゲームカードを売却したときに得られる金額である。例えば「売却価格」は、ゲーム内で流通する仮想貨幣によって表されることとしてよい。また、上記の「登場日時」は、ゲームカードがゲームに初めて登場した日時を示す情報である。すなわち、上記の「登場日時」は、ゲームカードがユーザに対して提供可能となった日時を示す情報である。
[1.3.1.2.ユーザ情報テーブルTBL102]
図18には、データ記憶部310に記憶されるユーザ情報テーブルTBL102の一例を示す。ユーザ情報テーブルTBL102は、ゲームをプレイするユーザに関連づけられた情報を記憶するデータテーブルである。例えば、上記の「ユーザに関連づけられた情報」には、ユーザの所望カードの識別情報のリストを含む。
なお、「所望カード」とは、ユーザが入手することを希望しているゲームカードである。なお、所望カードは、ゲームシステムで実行されるゲーム内で利用可能な全てのゲームカード、又はその一部のゲームカードのうちからユーザが任意に選択したゲームカードとしてよい。
図18に示されるように、ユーザ情報テーブルTBL102には、ユーザを一意に識別する「ユーザID」に関連付けて、ユーザの名前を示す「ユーザ名」、ユーザが入手することを希望するゲームカードの識別情報のリストである「所望カードリスト」等の項目についての情報が記憶される。
[1.3.1.3.所有ゲームオブジェクト情報テーブルTBL103]
図19には、データ記憶部310に記憶される所有ゲームオブジェクト情報テーブルTBL103の一例を示す。所有ゲームオブジェクト情報テーブルTBL103は、ユーザが所有するゲームカードの情報を記憶するデータテーブルである。
図19に示される例では、所有ゲームオブジェクト情報テーブルTBL103には、ユーザを一意に識別する「ユーザID」に関連付けて、ユーザの所有するゲームカードの種類を一意に識別する「カードID」、カードIDが同一である個々のゲームカードを一意に識別する「シリアル番号」、ゲームカード自体のレベルを示す「カードレベル」、ゲームカードの特技のレベルを示す「特技レベル」、ゲームカードを入手した日時を示す「入手日時」、ゲームカードが出品カードとして選択されているか否かを示す「出品フラグ」等の項目についての情報が記憶される。なお、ユーザが同じゲームカードを複数所有している場合、それらのゲームカードの「カードID」は同一であるが、「シリアル番号」は異なることとなる。
上記の「カードレベル」は、例えばゲームカードの性能の高低を示す指標である。例えば、「カードレベル」は数値により表される。例えば、ゲームカードの攻撃力や防御力が「ゲームカードの性能」の一例に相当する。上記の「特技レベル」は、例えばゲームカードの特技の効果の大小を示す指標である。ゲームカードに関連づけられるカードレベルや、特技レベルの値は、ゲームカードを所有するユーザがゲームを実行することに応じて更新される。
例えば、ユーザがゲームカードを入手するための抽選券を使用して、複数種類のゲームカードの中から抽選方式により選ばれたゲームカードを入手した場合には、抽選を実行した日時が上記の「入手日時」に記憶される。また例えば、ユーザがゲームにおいて課題を達成することによってその報酬としてゲームカードを入手した場合には、課題を達成した日時が上記の「入手日時」に記憶される。また例えば、ユーザが他のユーザとの間でゲームカードを交換することによってゲームカードを入手した場合には、ゲームカードの交換を実行した日時が上記の「入手日時」に記憶される。
上記の「出品フラグ」は、例えば、ゲームカードが出品カードとして選択されている場合には「1」、出品カードとして選択されていない場合には「0」が格納される。なお、上記の「出品カード」とは、ユーザが他のユーザからゲームカードを入手することと引き替えに、当該他のユーザに提供することを許可するゲームカードである。また、「出品フラグ」の情報は、後述する提供候補ゲームオブジェクト選択受付部330により受け付けた情報に基づいて更新される。
[1.3.1.4.交換申請情報テーブルTBL104]
図20には、データ記憶部310に記憶される交換申請情報テーブルTBL104の一例を示す。交換申請情報テーブルTBL104は、ユーザ間で行われるゲームカードの交換申請の情報を記憶するデータテーブルである。
なお、「ゲームカードの交換申請」とは、ゲームカードの交換を行うことを申請することである。例えば、「ゲームカードの交換申請」とは、第2ユーザの所有するゲームカードのうち、出品フラグが「1」に設定されたゲームカード(出品カード)の中から第1ユーザが選択した1以上のゲームカード(入手対象カード)と、第1ユーザの所有するゲームカードの中から第1ユーザが選択した1以上のゲームカード(提供対象カード)を交換することを、第1ユーザが第2ユーザに対して申請することである。そして、第2ユーザが第1ユーザからの交換申請を承諾する場合には、第1ユーザと第2ユーザとの間で、入手対象カードと提供対象カードとの交換が実行される。
図20に示される例では、交換申請情報テーブルTBL104には、交換申請を一意に識別する「交換申請ID」に関連付けて、交換の申請元のユーザ(すなわち交換を申請したユーザであり、以下では申請元ユーザと称することがある)を識別する「申請元ユーザID」、交換相手のユーザ(すなわち交換の申請を受けるユーザであり、以下では申請先ユーザと称することがある)を識別する「申請先ユーザID」、申請元ユーザが申請先ユーザから入手しようとするゲームカードを示す「入手対象カード」、申請元ユーザが申請先ユーザに提供しようとするゲームカードを示す「提供対象カード」、交換申請の受付日時を示す「申請受付日時」、交換申請の状況を示す「状況フラグ」等の項目についての情報が記憶される。なお、交換申請情報テーブルTBL104に記憶される情報は、後述する交換申請受付部400により受け付ける情報に基づいて登録されることとしてよい。
上記の「入手対象カード」の項目には、入手対象カードとして選択されたゲームカードのカードIDとシリアル番号が格納される。同様に、「提供対象カード」の項目には、提供対象カードとして選択されたゲームカードのカードIDとシリアル番号が格納される。
また上記の「状況フラグ」の項目には、交換申請の状況が、「承諾待ち(フラグ値=0)」、「承諾済み(フラグ値=1)」、「拒否又は取消(フラグ値=2)」のいずれであるかに応じて、対応する数値が格納される。例えば、申請元ユーザから交換申請(以下、対象の交換申請)を受け付けた時点では、「状況フラグ」の値が「0」に初期設定される。そして、申請先ユーザが交換申請を承諾した場合には、「状況フラグ」の値が「1」に更新される。すなわち、「状況フラグ」が「1」であれば、交換申請が承諾されて交換が実行されたことを意味する。また、申請先ユーザが交換申請を拒否した場合、または申請先ユーザが他の交換申請を承諾したことにより交換申請に応じた交換の実行が不可能となった場合には、「状況フラグ」が「2」に更新される。
[1.3.2.表示制御部320,110,120]
表示制御部320は、主にサーバ30の制御部31、記憶部32、及び通信部33により実現される。
表示制御部320は画面画像をユーザが用いる表示装置に表示させるための制御を実行する。
なお、「ユーザが用いる表示装置」とは、例えば、ユーザが使用している端末であって、かつ、表示部を備えた端末である。例えば、携帯電話機(スマートフォンを含む)、タブレット型コンピュータ、ラップトップ型コンピュータ、又は携帯ゲーム機等が「ユーザが用いる表示装置」の一例に相当する。または、「ユーザが用いる表示装置」とは、例えば、ユーザが使用している端末に接続された表示装置である。例えば、据置型ゲーム機又はデスクトップ型コンピュータに接続された表示装置も「ユーザが用いる表示装置」の一例に相当する。
「画面画像をユーザが用いる表示装置に表示させるための制御を実行する」とは、例えば、画面画像を生成して、当該画面画像を表示装置に表示させることである。または、「画面画像をユーザが用いる表示装置に表示させるための制御を実行する」とは、例えば、画面画像を表示するためのデータを生成して、当該データを表示装置又は表示装置に接続された端末に送信することによって、画面画像を表示装置に表示させることである。本実施形態の場合、表示制御部320はサーバ30で実現されるものであるため、表示制御部320は、画面画像を表示するためのデータを生成し、生成したデータを端末10に送信することによって、端末10の表示部15に画面画像を表示させる。
表示制御部110は、主に第1端末10−1の制御部11、記憶部12、及び通信部13により実現される。
表示制御部110は画面画像を第1端末10−1の表示部15に表示させるための制御を実行する。例えば、表示制御部110は、サーバ30の表示制御部320によって送信されたデータを受信し、受信したデータに基づいて、第1端末10−1の表示部15に画面画像を表示させる。例えば、図2,3,5,6,9〜12に示す画面画像が、表示制御部110により第1端末10−1の表示部15に表示される画面画像の一例に相当する。
表示制御部120は、主に第2端末10−2の制御部11、記憶部12、及び通信部13により実現される。
表示制御部120は画面画像を第2端末10−2の表示部15に表示させるための制御を実行する。例えば、表示制御部120は、サーバ30の表示制御部320によって送信されたデータを受信し、受信したデータに基づいて、第2端末10−2の表示部15に画面画像を表示させる。例えば、図2,4,7,13〜15に示す画面画像が、表示制御部120により第2端末10−2の表示部15に表示される画面画像の一例に相当する。
[1.3.3.提供候補ゲームオブジェクト選択受付部330及び提供候補ゲームオブジェクト選択結果通知部130,140]
提供候補ゲームオブジェクト選択受付部330は、主にサーバ30の制御部31、記憶部32、及び通信部33により実現される。一方、提供候補ゲームオブジェクト選択結果通知部130は、主に第1端末10−1の制御部11、記憶部12、通信部13、及び入力部14により実現される。また、提供候補ゲームオブジェクト選択結果通知部140は、主に第2端末10−2の制御部11、記憶部12、通信部13、及び入力部14により実現される。
提供候補ゲームオブジェクト選択受付部330は、第1ユーザID(第1ユーザ識別情報の一例)に関連づけられたゲームカードのうちの少なくとも一つを出品カード(提供候補ゲームオブジェクトの一例)として選択することを、第1ユーザIDによって識別される第1ユーザから受け付ける。
また、提供候補ゲームオブジェクト選択受付部330は、第2ユーザID(第2ユーザ識別情報の一例)に関連づけられたゲームカードのうちの少なくとも一つを出品カード(提供候補ゲームオブジェクトの一例)として選択することを、第2ユーザIDによって識別される第2ユーザから受け付ける。
ここで、「第1ユーザID」とは、第1ユーザのユーザ識別情報である。すなわち、第1ユーザIDは、ゲームカードの交換により他のユーザから、選択したゲームカード(入手対象カード)を入手しようとするユーザの識別情報である。また例えば、第1ユーザ識別情報は、他のユーザとのゲームカードの交換により、ゲームカードの交換を申し込む側のユーザ識別情報ともいえる。
「第2ユーザID」は、サーバ30で管理される複数のユーザIDのうち、第1ユーザID以外のいずれかのユーザIDである。第2ユーザIDは、第1ユーザの交換相手候補となり得るユーザIDである。また、第1ユーザからゲームカードの交換を申し込まれる可能性があるユーザIDともいえる。なお、第2ユーザIDは第2ユーザのユーザIDである。すなわち、第2ユーザIDによって識別されるユーザが第2ユーザである。
「出品カード」とは、ユーザが所有するゲームカードのうち、ユーザが交換によって他のユーザに提供する候補となるゲームカードである。すなわち、ユーザが、ゲームカードの交換によって他のユーザに提供してもよいと考えているゲームカードである。言い換えれば、ユーザが所有するゲームカードのうち、他のユーザが入手対象カードとして選択することを許容しているゲームカードである。
「ゲームカードの選択をユーザから受け付ける」とは、例えば、ゲームカードを選択する操作をユーザから受け付けることである。または、「ゲームカードの選択をユーザから受け付ける」とは、例えば、ゲームカードを選択したことを示すデータをユーザの端末から受信することである。本実施形態の場合、提供候補ゲームオブジェクト選択受付部330はサーバ30で実現されるものであるため、以下に説明するように、提供候補ゲームオブジェクト選択受付部330は、出品カードが選択されたことを示すデータを第1端末10−1(提供候補ゲームオブジェクト選択結果通知部130)及び第2端末10−2(提供候補ゲームオブジェクト選択結果通知部140)から受信する。
出品カードの選択を第1ユーザから受け付けるにあたり、第1ユーザIDに関連づけられたゲームカードのうちの少なくとも一つを出品カードとして選択するための出品画面画像G1300を第1端末10−1に表示させるための制御が表示制御部320によって実行される。
例えば、表示制御部320は、出品画面画像G1300を表示するためのデータを生成して、生成したデータを第1端末10−1に送信する。この場合、第1端末10−1の表示制御部110は、受信したデータに基づいて、出品画面画像G1300を第1端末10−1の表示部15に表示させる。
出品画面画像G1300が表示されている間において、提供候補ゲームオブジェクト選択結果通知部130は、第1ユーザIDに関連づけられたゲームカード(第1ユーザの所有カード)の中から出品カードを選択する操作が第1端末10−1の入力部14を介して受け付けられたか否かを監視する。例えば出品画面画像G1300の場合、ゲームカードに対応するチェックボックスにチェックを入れて処理オブジェクトP1301を選択する操作が上記操作に相当する。
出品カードを選択する操作が受け付けられた場合、提供候補ゲームオブジェクト選択結果通知部130は出品カードの選択結果を示す情報をサーバ30に送信する。例えば、提供候補ゲームオブジェクト選択結果通知部130は、第1ユーザ(ユーザUa)のユーザIDと、第1ユーザによって選択された出品カードの情報をサーバ30に送信する。ここで、「出品カードの情報」とは、例えば出品カードとして選択されたゲームカードのカードID及びシリアル番号である。
そして、提供候補ゲームオブジェクト選択受付部330は、提供候補ゲームオブジェクト選択結果通知部130によって送信される上記情報(ユーザID,カードID,シリアル番号)を受信することによって、出品カードの選択を受け付ける。この場合、提供候補ゲームオブジェクト選択受付部330は、所有ゲームオブジェクト情報テーブルTBL103において、上記受信したユーザID,カードID,シリアル番号の情報を格納するレコードを検索し、検索したレコードの「出品フラグ」の値を「1」に更新する。
また、提供候補ゲームオブジェクト選択受付部330は、第2ユーザの出品カードの選択を第2端末10−2の提供候補ゲームオブジェクト選択結果通知部140から受け付ける。第2端末10−2の提供候補ゲームオブジェクト選択結果通知部140による第2ユーザの出品カードの選択通知処理は、第1端末10−1の提供候補ゲームオブジェクト選択結果通知部130による処理と同様であるため説明を省略する。
[1.3.4.所望ゲームオブジェクト選択受付部340及び所望ゲームオブジェクト選択結果通知部150,160]
所望ゲームオブジェクト選択受付部340は、主にサーバ30の制御部31、記憶部32、及び通信部33により実現される。一方、所望ゲームオブジェクト選択結果通知部150は、主に第1端末10−1の制御部11、記憶部12、通信部13、及び入力部14により実現される。また、所望ゲームオブジェクト選択結果通知部160は、主に第2端末10−2の制御部11、記憶部12、通信部13、及び入力部14により実現される。
所望ゲームオブジェクト選択受付部340は、ゲームシステム1において利用可能なゲームカードのうちの少なくとも一つを所望カード(所望ゲームオブジェクトの一例)として選択することを、第1ユーザIDによって識別される第1ユーザから受け付ける。なお、ユーザにより所望カードとして選択されるゲームカードは、当該ユーザが所有していないゲームカードであってよく、当該ユーザがゲームシステム1において利用可能な全て又は一部のゲームカードの中から任意に選択できることとしてよい。
また、所望ゲームオブジェクト選択受付部340は、ゲームシステム1において利用可能なゲームカードのうちの少なくとも一つを所望カード(所望ゲームオブジェクトの一例)として選択することを、第2ユーザIDによって識別される第2ユーザから受け付ける。
所望ゲームオブジェクト選択受付部340はサーバ30で実現されるものであるため、以下に説明するように、所望ゲームオブジェクト選択受付部340は、所望カードが選択されたことを示すデータを第1端末10−1(所望ゲームオブジェクト選択結果通知部150)及び第2端末10−2(所望ゲームオブジェクト選択結果通知部160)から受信する。
所望カードの選択を第1ユーザから受け付けるにあたり、ゲームシステム1において利用可能なゲームカードのうちの少なくとも一つを所望カードとして選択するための所望カードリスト画面画像G1100を第1端末10−1に表示させるための制御が表示制御部320によって実行される。
例えば、表示制御部320は、所望カードリスト画面画像G1100を表示するためのデータを生成して、生成したデータを第1端末10−1に送信する。この場合、第1端末10−1の表示制御部110は、受信したデータに基づいて、所望カードリスト画面画像G1100を第1端末10−1の表示部15に表示させる。
所望カードリスト画面画像G1100における処理オブジェクトP1101が選択されることで、所望カードリストの編集が可能となり、所望ゲームオブジェクト選択結果通知部150は、所望カードリストの編集画面において第1ユーザが所望カードを選択する操作が第1端末10−1の入力部14を介して受け付けられたか否かを監視する。
所望カードを選択する操作が受け付けられた場合、所望ゲームオブジェクト選択結果通知部150は、所望カードの選択結果を示す情報をサーバ30に送信する。例えば、所望ゲームオブジェクト選択結果通知部150は、第1ユーザ(ユーザUa)のユーザIDと、第1ユーザによって選択された所望カードの情報をサーバ30に送信する。ここで、「所望カードの情報」とは、例えば所望カードとして選択されたゲームカードのカードIDである。
そして、所望ゲームオブジェクト選択受付部340は、所望ゲームオブジェクト選択結果通知部150によって送信される上記情報(ユーザID,カードID)を受信することによって、所望カードの選択を受け付ける。この場合、所望ゲームオブジェクト選択受付部340は、ユーザ情報テーブルTBL102において、上記受信したユーザIDの情報を格納するレコードを検索し、検索したレコードの「所望カードリスト」に、上記受信した「カードID」の情報を書き込む。
また、所望ゲームオブジェクト選択受付部340は、第2ユーザの所望カードの選択を第2端末10−2の所望ゲームオブジェクト選択結果通知部160から受け付ける。第2端末10−2の所望ゲームオブジェクト選択結果通知部160による第2ユーザの所望カードの選択通知処理は、第1端末10−1の所望ゲームオブジェクト選択結果通知部150による処理と同様であるため説明を省略する。
[1.3.5.入手対象ゲームオブジェクト選択受付部350及び入手対象ゲームオブジェクト選択結果通知部170]
入手対象ゲームオブジェクト選択受付部350は、主にサーバ30の制御部31、記憶部32、及び通信部33により実現される。また、入手対象ゲームオブジェクト選択結果通知部170は、主に第1端末10−1の制御部11、記憶部12、通信部13、及び入力部14により実現される。
入手対象ゲームオブジェクト選択受付部350は、第1ユーザIDによって識別される第1ユーザから、第1ユーザが交換により他のユーザから入手の対象とするゲームオブジェクトである入手対象ゲームオブジェクトの選択を受け付ける。
入手対象ゲームオブジェクト選択受付部350はサーバ30で実現されるものであるため、以下に説明するように、入手対象ゲームオブジェクト選択受付部350は、サーバ30に登録されている出品カードのうちから入手対象カードを選択するためのデータを第1端末10−1(入手対象ゲームオブジェクト選択結果通知部170)から受信する。
例えば、「入手対象カードを選択するためのデータ」とは、サーバ30に登録されている出品カードのうちから第1ユーザにより入手対象カードとして選択されたゲームカードを識別する識別情報(カードID)であってもよいし、サーバ30に登録されている出品カードのうちから入手対象カードを検索するための検索条件であってもよい。例えば、検索条件は、ゲームカードのカード名、レア度、流通数、特技、攻撃力、防御力、コスト、売却価格、登場日時等の属性情報のうちいずれか又はこれらの組み合わせにより指定されてもよい。なお、以下においては、入手対象カードが第1ユーザにより設定された検索条件に基づいて選択される例について説明する。
入手対象カードの選択を第1ユーザから受け付けるにあたり、サーバ30に登録されている出品カードのうちの少なくとも一つを入手対象カードとして選択するための出品カード検索画面画像G1400を第1端末10−1に表示させるための制御が表示制御部320によって実行される。
例えば、表示制御部320は、出品カード検索画面画像G1400を表示するためのデータを生成して、生成したデータを第1端末10−1に送信する。この場合、第1端末10−1の表示制御部110は、受信したデータに基づいて、出品カード検索画面画像G1400を第1端末10−1の表示部15に表示させる。
入手対象ゲームオブジェクト選択結果通知部170は、出品カード検索画面画像G1400において、第1ユーザが検索条件入力領域A1401に検索条件(例えばカード名)を入力し、処理オブジェクトP1402を選択する操作を第1ユーザから第1端末10−1の入力部14を介して受け付けられたか否かを監視する。上記の操作が受け付けられた場合、入手対象ゲームオブジェクト選択結果通知部170は入手対象カードを選択するための検索条件をサーバ30に送信する。
例えば、入手対象ゲームオブジェクト選択受付部350は、ゲームオブジェクト情報テーブルTBL101から、入手対象ゲームオブジェクト選択結果通知部170から送信された検索条件(例えばカード名)を満足するカードIDを検索し、検索されたカードIDを第1ユーザにより選択された入手対象カードとして受け付けることとしてよい。
[1.3.6.交換相手候補選出部360]
交換相手候補選出部360は、主にサーバ30の制御部31、及び記憶部32により実現される。
交換相手候補選出部360は、第1ユーザIDとゲームオブジェクトの交換を行う相手の候補である交換相手候補のユーザIDを、第1ユーザID以外の他のユーザIDのうちから、入手対象カードと、他のユーザIDに関連づけられた出品カードと、他のユーザIDに関連づけられた所望カードと、第1ユーザIDに関連づけられた出品カードと、に基づいて選出する。
なお、上記の「交換相手候補」とは、第1ユーザが入手対象カードを入手するためのゲームカードの交換相手として選択可能なユーザである。例えば、交換相手候補は、入手対象カードを出品カードに登録しているユーザの中から選出されるユーザである。
例えば、交換相手候補選出部360は、「他のユーザIDに関連づけられた出品カードに入手対象カードが含まれているか否かの判定結果」と、「他のユーザIDに関連づけられた所望カードと、第1ユーザIDに関連づけられた出品カードとの両方に含まれる1以上のゲームカードが存在するか否かの判定結果」とに基づいて、交換相手候補を選出することとしてよい。
なお、後者の判定結果は、他のユーザIDに関連づけられた所望カードに、第1ユーザIDに関連づけられた出品カードの少なくとも一つが含まれている否かの判定結果ともいえる。あるいは、後者の判定結果は、第1ユーザIDに関連づけられた出品カードに、他のユーザIDに関連づけられた所望カードの少なくとも一つが含まれている否かの判定結果ともいえる。
例えば、交換相手候補選出部360は、複数のユーザIDのうちの第1ユーザIDとは異なる第2ユーザIDに関連づけられた出品カードのうちに入手対象カードが含まれ、且つ、第2ユーザIDに関連づけられた所望カードのうちに、第1ユーザIDに関連づけられた出品カードのうちの少なくとも一つが含まれる場合に、上記の第2ユーザIDを交換相手候補として選出する。
具体的には、交換相手候補選出部360は、所有ゲームオブジェクト情報テーブルTBL103において、入手対象カードのカードIDについて出品フラグが「1」のレコードを検索する。そして、交換相手候補選出部360は、ユーザ情報テーブルTBL102において、上記検索されたレコードに含まれるユーザIDについて関連づけられる所望カードリストの中に第1ユーザIDの出品カードのカードIDが含まれる場合に、当該ユーザIDを交換相手候補として選出する。
また、表示制御部320は、交換相手候補選出部360によって選出された交換相手候補に関する情報を第1端末10−1の表示部15(第1ユーザが用いる表示装置の一例)に表示させるための制御を実行する。例えば、図10に示される検索結果表示画面画像G1500が、交換相手候補選出部360によって選出された交換相手候補に関する情報を表示する画面画像の一例に相当する。
なお、上記の「交換相手候補に関する情報」とは、交換相手候補として選出されたユーザIDに関する情報である。例えば、交換相手候補として選出されたユーザID自体が上記の「交換相手候補に関する情報」に含まれる。また例えば、交換相手候補として選出されたユーザIDに関連づけられた各種ユーザ情報(例えば、ユーザ名やユーザのアバター画像等)が上記の「交換相手候補に関する情報」に含まれる。なお、「交換相手候補に関する情報」には、ユーザIDやユーザ名等のユーザが特定される情報を含めないようにすることによって、交換相手候補の匿名性を確保するようにしてもよい。
また例えば、交換相手候補として選出されたユーザIDに関連づけられた出品カードに関する情報が上記の「交換相手候補に関する情報」に含まれる。なお、「出品カードに関する情報」とは、例えば、出品カードのカードレベル、特技レベル、カード名、カード画像、レア度、流通数、特技、攻撃力、防御力、コスト、売却価格、登場日時等の情報を含む。出品カードのカードレベル及び特技レベルの情報は、所有ゲームオブジェクト情報テーブルTBL103において、交換相手候補として選出されたユーザIDと、入手対象カードのカードIDとを含むレコードから取得することができる。
また例えば、交換相手候補として選出されたユーザIDに関連づけられた所望カードに関する情報が上記の「交換相手候補に関する情報」に含まれる。なお、「所望カードに関する情報」とは、例えば、所望カードのカード名、カード画像、レア度、流通数、特技、攻撃力、防御力、コスト、売却価格、登場日時等の情報を含む。
なお、図10に示す検索結果表示画面画像G1500における表示領域A1511,A1512,A1513に表示される情報が、上記の「交換相手候補に関する情報」の一例に相当する。また、検索結果表示画面画像G1500における表示領域A15111,A15121,A15131に表示される情報が、上記の「出品カードに関する情報」の一例に相当する。そして、検索結果表示画面画像G1500における表示領域A15112,A15122,A15132に表示される情報が、上記の「所望カードに関する情報」の一例に相当する。
[1.3.7.交換相手選択受付部370及び交換相手選択結果通知部180]
交換相手選択受付部370は、主にサーバ30の制御部31、記憶部32、及び通信部33により実現される。また、交換相手選択結果通知部180は、主に第1端末10−1の制御部11、記憶部12、通信部13、及び入力部14により実現される。
交換相手選択受付部370は、交換相手候補選出部360により選出された交換相手候補のうちから交換相手の選択を第1ユーザから受け付ける。
上記の「交換相手」とは、交換相手候補であるユーザIDの中から、第1ユーザにより選択される1つのユーザIDである。また、第1ユーザがゲームカードの交換を申し込む相手のユーザIDともいえる。
上記の交換相手の選択に際し、表示制御部320は、第1ユーザから、交換相手候補のうちからゲームカードの交換を行う相手である交換相手の選択を受け付けるための選択画面画像を第1端末10−1の表示部15に表示させるための制御を実行する。
上記の「選択画面画像」とは、交換相手候補の中から、一の交換相手を選択するための画面画像である。例えば、選択画面画像には、交換相手候補の一覧が表示され、一覧の中から第1ユーザにより選択されるユーザが交換相手として選択されることとしてよい。
また、上記の「選択画面画像」には、交換相手候補のそれぞれについて、当該交換相手候補に関連づけられた所望カードのうちに含まれ、且つ、第1ユーザIDに関連づけられた出品カードのうちに含まれるゲームカードに関する情報が表示される。
ここで「ゲームカードに関する情報」とは、ゲームカードに関連付けられる少なくとも一部の情報である。例えば、ゲームカードに関連付けられる情報には、ゲームカードの名称、ゲームカードの画像(イメージ)、ゲームカードの属性情報(レベル、性能、種類、特殊技能、特殊技能のレベル等のパラメータ)の情報が含まれる。
また、選択画面画像には、交換相手候補のそれぞれについて、交換相手候補に関連づけられた入手対象カードに関する情報が表示される。
「入手対象カードに関する情報」とは、入手対象カードに関連付けられる少なくとも一部の情報である。例えば、入手対象カードに関する情報は、カードIDが同一であってもシリアル番号が異なるゲームカードに応じて異なる値を持つパラメータ(例えばレベル、特殊技能のレベル、攻撃力、防御力等)を含むこととしてよい。
交換相手選択受付部370はサーバ30で実現されるものであるため、以下に説明するように、交換相手選択受付部370は、交換相手が選択されたことを示すデータを第1端末10−1(交換相手選択結果通知部180)から受信する。
交換相手の選択を第1ユーザから受け付けるにあたり、交換相手候補選出部360により選出された交換相手候補のうちの一人を交換相手として選択するための検索結果表示画面画像G1500(上記の選択画面画像の一例)を第1端末10−1に表示させるための制御が表示制御部320によって実行される。
例えば、表示制御部320は、検索結果表示画面画像G1500を表示するためのデータを生成して、生成したデータを第1端末10−1に送信する。この場合、第1端末10−1の表示制御部110は、受信したデータに基づいて、検索結果表示画面画像G1500を第1端末10−1の表示部15に表示させる。
例えば、検索結果表示画面画像G1500における表示領域A1511,A1512,A1513等の交換相手候補の情報を表示する表示領域のいずれかが第1ユーザにより選択された場合に、交換相手選択結果通知部180は、第1ユーザにより選択された表示領域に対応するユーザIDを、交換相手のユーザIDとしてサーバ30に送信する。
サーバ30の交換相手選択受付部370は、交換相手選択結果通知部180により通知されるユーザIDを、第1ユーザにより選択された交換相手のユーザIDとして受け付ける。
[1.3.8.提供対象ゲームオブジェクト選択受付部380及び提供対象ゲームオブジェクト選択結果通知部190]
提供対象ゲームオブジェクト選択受付部380は、主にサーバ30の制御部31、記憶部32、及び通信部33により実現される。また、提供対象ゲームオブジェクト選択結果通知部190は、主に第1端末10−1の制御部11、記憶部12、通信部13、及び入力部14により実現される。
提供対象ゲームオブジェクト選択受付部380は、第1ユーザIDに関連づけられたゲームカードのうちから交換相手に提供するゲームカードである提供対象カードの選択を、第1ユーザから受け付ける。
「提供対象カード」とは、第1ユーザと交換相手との間のゲームカードの交換において、第1ユーザが提供したいと希望しているゲームカードである。言い換えれば、交換において第1ユーザが譲り渡したいと考えているゲームカードである。
「提供対象カードの選択」とは、例えば、提供対象カードを選択することである。すなわち、第1ユーザIDに関連づけられたゲームカードのうちの少なくとも一つを提供対象カードとして選択することである。言い換えれば、第1ユーザが所有するゲームカードの中から、交換相手とのゲームカードの交換において、交換相手に差し出すゲームカードを選択することである。
上記の提供対象カードの選択に際し、表示制御部320は、第1ユーザIDに関連づけられたゲームカードのうちから提供対象カードの選択を受け付けるための提供対象カード選択画面画像を第1端末10−1の表示部15に表示させるための制御を実行する。
「提供対象カード選択画面画像」とは、提供対象カードを選択するために第1ユーザの用いる第1端末10−1の表示部15に表示される画面画像である。例えば、提供対象カード選択画面画像には、第1ユーザの所有するゲームカードの一覧が表示され、表示される一覧の中から第1ユーザに選択されたゲームカードが提供対象カードとして選択されることとしてよい。例えば、図11に示す提供対象カード選択画面画像A1610が、上記の提供対象カード選択画面画像の一例に相当する。
提供対象カード選択画面画像には、第1ユーザIDに関連づけられたゲームカードが表示され、第1ユーザIDに関連づけられたゲームカードのうち、交換相手のユーザIDに関連づけられた所望カードに含まれるゲームカードが他のゲームカードに対して優先表示又は区別表示されることとしてよい。
また、提供対象カード選択画面画像には、第1ユーザIDに関連づけられた出品カードが表示され、第1ユーザIDに関連づけられた出品カードのうち、交換相手のユーザIDに関連づけられた所望カードに含まれるゲームカードが他のゲームカードに対して優先表示又は区別表示されることとしてよい。
ここで「ゲームカードを他のゲームカードに対して優先表示する」とは、優先表示する対象のゲームカードを他のゲームカード(すなわち優先表示する対象でないゲームカード)よりも優先的に表示することである。例えば、優先表示する対象のゲームカードと他のゲームカードとの両方が画面画像に表示される場合には、優先表示する対象のゲームカードを他のゲームカードよりも優先して表示することである。例えば、優先表示する対象のゲームカードを他のゲームカードよりも目立つ位置に表示することが上記の「優先表示」の一例に相当する。また例えば、ゲームカードが優先順位(表示順位)に従って表示される場合には、優先表示する対象のゲームカードの優先順位(表示順位)を他のゲームカードよりも高くすることが、上記の「優先表示」の一例に相当する。
また例えば、優先表示する対象のゲームカードのみを画面画像に表示し、他のゲームカード(すなわち、優先表示する対象でないゲームカード)を画面画像に表示しないことも上記の「優先表示」の一例に相当する。
また、上記の「ゲームカードを他のゲームカードに対して区別表示する」とは、区別表示する対象のゲームカードを他のゲームカード(すなわち区別表示する対象でないゲームカード)とユーザが区別できるように表示することである。
例えば、区別表示する対象のゲームカードの表示態様(色、明るさ、大きさ等)を他のゲームカードの表示態様と変えることが上記の「区別表示」の一例に相当する。また例えば、区別表示する対象のゲームカードに関連付けて表示されるマーク又は枠等の表示態様(色、明るさ、大きさ、形状、種類、線の太さ等)を他のゲームカードに関連付けて表示されるマーク又は枠等の表示態様と変えることが上記の「区別表示」の一例に相当する。また例えば、区別表示する対象のゲームカードのみに関連付けてマーク又は枠等を表示し、他のゲームカードに関連付けてマーク又は枠等を表示しないことが上記の「区別表示」の一例に相当する。また例えば、区別表示する対象のゲームカードに関連付けてマーク又は枠等を表示せずに、他のゲームカードのみに関連付けてマーク又は枠等を表示することが上記の「区別表示」の一例に相当する。また例えば、区別表示する対象のゲームカードを表示する領域と他のゲームカードを表示する領域とを異ならせることも上記の「区別表示」の一例に相当する。
例えば、表示制御部320は、上記の提供対象カードの選択に際し、提供対象カード選択画面画像A1610を含む交換申請内容選択画面画像G1600を表示するためのデータを生成して、生成したデータを第1端末10−1に送信する。この場合、第1端末10−1の表示制御部110は、受信したデータに基づいて、交換申請内容選択画面画像G1600を第1端末10−1の表示部15に表示させる。
そして、交換申請内容選択画面画像G1600における処理オブジェクトP1601が選択された場合に、提供対象ゲームオブジェクト選択結果通知部190は、交換申請内容選択画面画像G1600に含まれる提供対象カード選択画面画像A1610においてチェックボックスにチェックが入れられているゲームカードのカードID及びシリアル番号を、提供対象カードの情報としてサーバ30に送信する。
提供対象ゲームオブジェクト選択受付部380は、提供対象ゲームオブジェクト選択結果通知部190から送信されたカードIDとシリアル番号の組を受信し、それを提供対象カードの情報として受け付ける。
なお例えば、図11に示す提供対象カード選択画面画像A1610に表示されるゲームカードが、第1ユーザIDに関連づけられたゲームカードに相当し、さらに、第1ユーザIDに関連づけられたゲームカードのうち交換相手のユーザIDに関連づけられた所望カードであるゲームカードCx,Cy,Czを枠画像P16001により囲んで表示していることが、上記の「区別表示」の一例に相当する。
また例えば、図11に示す表示領域A1611に表示されるゲームカードが、第1ユーザIDに関連づけられた出品カードに相当し、さらに、第1ユーザIDに関連づけられた出品カードのうち交換相手のユーザIDに関連づけられた所望カードであるゲームカードCx,Cyを枠画像P16001により囲んで表示していることが、上記の「区別表示」の一例に相当する。
[1.3.9.入手対象ゲームオブジェクト追加受付部390及び入手対象ゲームオブジェクト追加結果通知部200]
入手対象ゲームオブジェクト追加受付部390は、主にサーバ30の制御部31、記憶部32、及び通信部33により実現される。また、入手対象ゲームオブジェクト追加結果通知部200は、主に第1端末10−1の制御部11、記憶部12、通信部13、及び入力部14により実現される。
入手対象ゲームオブジェクト追加受付部390は、交換相手のユーザIDに関連づけられた出品カードのうちから入手の対象に追加するゲームカードの選択を、第1ユーザから受け付ける。
上記の入手対象カードの追加に際し、表示制御部320は、交換相手のユーザIDに関連づけられた出品カードのうちから入手対象カードの追加を受け付けるための入手対象カード追加画面画像を第1端末10−1の表示部15に表示させるための制御を実行する。
「入手対象カード追加画面画像」とは、入手対象カードを追加するために第1ユーザの用いる第1端末10−1の表示部15に表示される画面画像である。例えば、入手対象カード追加画面画像には、交換相手の出品カードの一覧が表示され、表示される一覧の中から第1ユーザに選択されたゲームカードが入手対象カードに追加されることとしてよい。
なお、入手対象カード追加画面画像では、交換相手のユーザIDに関連づけられた出品カードが表示され、交換相手のユーザIDに関連づけられた出品カードのうち、第1ユーザIDに関連づけられた所望カードが他のゲームカードに対して優先表示又は区別表示される。
例えば、表示制御部320は、上記の入手対象カードの追加選択に際し、入手対象カード追加画面画像A1620を含む交換申請内容選択画面画像G1600を表示するためのデータを生成して、生成したデータを第1端末10−1に送信する。この場合、第1端末10−1の表示制御部110は、受信したデータに基づいて、交換申請内容選択画面画像G1600を第1端末10−1の表示部15に表示させる。
そして、交換申請内容選択画面画像G1600における処理オブジェクトP1601が選択された場合に、入手対象ゲームオブジェクト追加結果通知部200は、交換申請内容選択画面画像G1600に含まれる入手対象カード追加画面画像A1620においてチェックボックスにチェックが入れられているゲームカードのカードID及びシリアル番号を、選択された入手対象カードの情報としてサーバ30に送信する。また、入手対象ゲームオブジェクト追加結果通知部200は、交換申請内容選択画面画像G1600に含まれる表示領域A1622においてチェックボックスにチェックが入れられているゲームカードのカードID及びシリアル番号を、入手対象カードの追加分の情報としてサーバ30に送信することとしてもよい。
入手対象ゲームオブジェクト追加受付部390は、入手対象ゲームオブジェクト追加結果通知部200から送信されたカードIDとシリアル番号の組を受信し、それを入手対象カードの情報として受け付ける。
なお例えば、図11に示す入手対象カード追加画面画像A1620に表示されるゲームカードが、交換相手のユーザIDに関連づけられた出品カードに相当し、さらに、交換相手のユーザIDに関連づけられた出品カードのうち第1ユーザIDに関連づけられた所望カードであるゲームカードCa,Cb,Ccを枠画像P16001により囲んで表示していることが、上記の「区別表示」の一例に相当する。
また、サーバ30は、以上説明した入手対象カードと提供対象カードの選択受付において、一回の交換における入手対象カード及び提供対象カードの少なくとも一方として、第1ユーザから任意の組み合わせのゲームカードの選択を受け付けることが可能である。なお、「一回の交換における入手対象カード及び提供対象カードの少なくとも一方として、第1ユーザから任意の組み合わせのゲームカードの選択を受け付ける」とは、下記の三つの例のいずれかを意味する。
[1]一回の交換における入手対象カードとして、任意の組み合わせのゲームカードの選択を受け付け、かつ、一回の交換における提供対象カードとしても、任意の組み合わせのゲームカードの選択を受け付ける。
[2]一回の交換における提供対象カードに関しては、任意の組み合わせのゲームカードの選択が制限されるが、一回の交換における入手対象カードとして、任意の組み合わせのゲームカードの選択を受け付ける。
[3]一回の交換における入手対象カードに関しては、任意の組み合わせのゲームカードの選択が制限されるが、一回の交換における提供対象カードとして、任意の組み合わせのゲームカードの選択を受け付ける。
また、「任意の組み合わせのゲームカードの選択を受け付ける」とは、例えばユーザがゲームカードを選択する際に、選択するゲームカードの数や、どのゲームカードを選択するのかをユーザが任意に選択できることを意味している。
また、上記の「任意の組合せのゲームカードの選択が制限される」とは、例えばユーザがゲームカードを選択する際に、選択するゲームカードの数や、どのゲームカードを選択するかの少なくとも一方についてユーザが任意に選択できないことを意味している。例えば、選択可能なゲームカードの数が所定の範囲(例えば2つ以下)に限られていることや、選択可能なゲームカードが限られていることや、選択可能なゲームカードの組み合わせが限られていること等が上記の「任意の組合せのゲームカードの選択が制限される」ことの一例に相当する。
[1.3.10.交換申請受付部400及び交換申請通知部210]
交換申請受付部400は、主にサーバ30の制御部31、記憶部32、及び通信部33により実現される。一方、交換申請通知部210は、主に第1端末10−1の制御部11、記憶部12、通信部13、及び入力部14により実現される。
交換申請受付部400は、第1ユーザから交換相手に対する、入手対象カードと提供対象カードとの交換申請を、第1ユーザから受け付ける。
「入手対象カードと提供対象カードとの交換申請」とは、第1ユーザの提供対象カードと、交換相手の入手対象カードとの交換を申請することである。
また、「第1ユーザから交換相手に対する交換申請」とは、第1ユーザを申請人、交換相手を被申請人とする交換申請である。この場合、第1ユーザからの交換申請を承諾するか否かは、交換相手の意思により決定される。また、「交換申請をユーザから受け付ける」とは、例えば、交換申請のための操作をユーザから受け付けることである。また例えば、交換申請に関するデータをユーザの端末装置から受信することである。
例えば、入手対象ゲームオブジェクト追加受付部390により入手対象カードの選択を受け付け、さらに提供対象ゲームオブジェクト選択受付部380により提供対象カードの選択を受け付けた場合、表示制御部320によって、交換申請内容確認画面画像G1700を第1端末10−1の表示部15に表示させるための制御が実行される。
ここで、表示制御部320は、交換申請内容確認画面画像G1700を表示するためのデータを生成し、生成したデータを第1端末10−1に送信する。この場合、第1端末10−1の表示制御部110は、受信したデータに基づいて、交換申請内容確認画面画像G1700を第1端末10−1の表示部15に表示させる。
交換申請内容確認画面画像G1700が表示されている間において、交換申請通知部210は、交換申請を行うことを確定する操作が第1端末10−1の入力部14を介して受け付けられたか否かを監視する。例えば交換申請内容確認画面画像G1700の場合、処理オブジェクトP1701を選択する操作が上記操作に相当する。
交換申請を行うことを確定する操作が受け付けられた場合、交換申請通知部210は交換申請に関する情報をサーバ30に送信する。ここで送信される情報は、例えば、交換の申請元である第1ユーザ(ユーザUa)のユーザIDと、交換相手である第2ユーザ(ユーザUb)のユーザIDと、入手対象カードとして選択されたゲームカードの情報と、提供対象カードとして選択されたゲームカードの情報とを含む。この場合、交換申請受付部400は、交換申請通知部210によって送信される上記情報を受信することによって、交換申請を受け付けることとなる。
交換申請受付部400は、新たな交換申請を受け付けると、受け付けた交換申請に基づいて交換申請情報テーブルTBL104に新たなレコードを作成し、作成したレコードに情報を登録する。例えば、交換申請受付部400は、新たに交換申請IDを発行し、発行した交換申請ID、交換申請元のユーザのユーザID(申請元ユーザID)、交換申請先のユーザのユーザID(申請先ユーザID)、入手対象カード、提供対象カード、申請受付日時(申請の受信日時としてよい)、状況フラグ(初期値=0)を、上記作成した新たなレコードに格納する。
[1.3.11.交換申請選択受付部410及び交換申請選択結果通知部220]
交換申請選択受付部410は、主にサーバ30の制御部31、記憶部32、及び通信部33により実現される。また、交換申請選択結果通知部220は、主に第2端末10−2の制御部11、記憶部12、通信部13、及び入力部14により実現される。
交換申請選択受付部410は、第2ユーザIDに対する複数の交換申請のいずれかの選択を、第2ユーザIDによって識別される第2ユーザから受け付ける。
なお、「第2ユーザIDに対する交換申請」とは、第2ユーザIDに関連づけられたゲームカードが入手対象カードとして選択されている交換申請である。例えば、第2ユーザが承諾するか否かを決定することが可能な交換申請である。また例えば、交換申請情報テーブルTBL104において、「申請先ユーザID」に第2ユーザIDが格納され、さらに「状況フラグ」の値が「0」である交換申請IDが上記の「第2ユーザIDに対する交換申請」に相当する。
また、「交換申請の選択をユーザから受け付ける」とは、例えば、交換申請を選択する操作をユーザから受け付けることである。または、「交換申請の選択をユーザから受け付ける」とは、例えば、交換申請を選択したことを示すデータをユーザの端末から受信することである。本実施形態の場合、交換申請選択受付部410はサーバ30で実現されるものであるため、以下に説明するように、交換申請選択受付部410は、交換申請が選択されたことを示すデータを第2端末10−2(交換申請選択結果通知部220)から受信する。
交換申請の選択を第2ユーザから受け付けるにあたり、第2ユーザIDに対する交換申請の一覧を示す交換申請一覧画面画像G2400を第2端末10−2の表示部15に表示させるための制御が表示制御部320によって実行される。
例えば、表示制御部320は、交換申請情報テーブルTBL104に基づいて、申請先ユーザIDとして第2ユーザIDが格納されている交換申請であって、「状況フラグ」の値が「0(承諾待ち)」である少なくとも1つの交換申請の一覧を示す交換申請一覧画面画像G2400を表示するためのデータを生成し、生成したデータを第2端末10−2に送信する。この場合、第2端末10−2の表示制御部120は、受信したデータに基づいて、交換申請一覧画面画像G2400を第2端末10−2の表示部15に表示させる。
なお、「交換申請一覧画面画像」とは、第2ユーザIDに対する交換申請の一覧を表示可能に構成された画面画像である。例えば、第2ユーザIDに対する交換申請のいずれかを選択するための画面画像である。また例えば、第2ユーザIDに対する交換申請のいずれかを承諾するための画面画像である。
また、「交換申請一覧画面画像」には、第2ユーザIDに対する交換申請のうちの、第2ユーザの所望カードリストに含まれるゲームカードが提供対象カードとして選択されている交換申請が優先表示又は区別表示される。
また、「所望カードリストに含まれるゲームカードが提供対象カードとして選択されている交換申請を優先表示する」とは、「所望カードリスト」に含まれるゲームカードが提供対象カードとして選択されている交換申請を他の交換申請(「所望カードリスト」に含まれるゲームカードが提供対象カードとして選択されていない交換申請)よりも優先的に表示することである。例えば、「所望カードリスト」に含まれるゲームカードが提供対象カードとして選択されている交換申請のみを表示し、他の交換申請を表示しないことが上記の「優先表示」の一例に相当する。例えば、「所望カードリスト」に含まれるゲームカードが提供対象カードとして選択されている交換申請を他の交換申請よりも目立つ位置に表示することも上記の「優先表示」の一例に相当する。例えば、交換申請が優先順位(表示順位)に従って表示される場合には、「所望カードリスト」に含まれるゲームカードが提供対象カードとして選択されている交換申請の優先順位(表示順位)を他の交換申請よりも高くすることも上記の「優先表示」の一例に相当する。
例えば、図13に示す交換申請一覧画面画像G2400において、ユーザUbの「所望カードリスト」に含まれるゲームカードCxやCyが提供対象カードとして選択されている交換申請が上位に表示されている点が上記の「優先表示」の一例に相当する。
また、「所望カードリストに含まれるゲームカードが提供対象カードとして選択されている交換申請を区別表示する」とは、「所望カードリスト」に含まれるゲームカードが提供対象カードとして選択されている交換申請を他の交換申請(「所望カードリスト」に含まれるゲームカードが提供対象カードとして選択されていない交換申請)とユーザが区別できるように表示することである。例えば、「所望カードリスト」に含まれるゲームカードが提供対象カードとして選択されている交換申請の表示態様(色、明るさ、大きさ等)を他の交換申請の表示態様と変えることが上記の「区別表示」の一例に相当する。また例えば、「所望カードリスト」に含まれるゲームカードが提供対象カードとして選択されている交換申請に関連付けて表示されるマーク又は枠等の表示態様(色、明るさ、大きさ、形状、種類、線の太さ等)を他の交換申請に関連付けて表示されるマーク又は枠等の表示態様と変えることも上記の「区別表示」の一例に相当する。また例えば、「所望カードリスト」に含まれるゲームカードが提供対象カードとして選択されている交換申請のみに関連付けてマーク又は枠等を表示し、他の交換申請に関連付けてマーク又は枠等を表示しないことも上記の「区別表示」の一例に相当する。または、「所望カードリスト」に含まれるゲームカードが提供対象カードとして選択されている交換申請に関連付けてマーク又は枠等を表示せずに、他の交換申請のみに関連付けてマーク又は枠等を表示することも上記の「区別表示」の一例に相当する。また例えば、「所望カードリスト」に含まれるゲームカードが提供対象カードとして選択されている交換申請を表示する領域と他の交換申請を表示する領域とを異ならせることも上記の「区別表示」の一例に相当する。
例えば、図13に示す交換申請一覧画面画像G2400において、ユーザUbの「所望カードリスト」に含まれるゲームカードCxやCyに枠画像P24001が表示されている点が上記の「区別表示」の一例に相当する。
また例えば、図13に示す交換申請一覧画面画像G2400において、交換申請元であるユーザ(例えばユーザUaやユーザUc)の所望カードについても、枠画像P24001を表示して、他のゲームカードと区別表示するようにしてもよい。
交換申請一覧画面画像G2400が表示されている間において、交換申請選択結果通知部220は、第2ユーザIDに対する交換申請の中から交換申請を選択する操作が第2端末10−2の入力部14を介して受け付けられたか否かを監視する。例えば交換申請一覧画面画像G2400の場合、表示領域A2410内に表示されるいずれかの交換申請を選択する操作が上記操作に相当する。
交換申請を選択する操作が受け付けられた場合、交換申請選択結果通知部220は交換申請の選択結果を示す情報をサーバ30に送信する。例えば、交換申請選択結果通知部220は、選択された交換申請を識別する交換申請IDをサーバ30に送信する。この場合、交換申請選択受付部410は、交換申請選択結果通知部220によって送信される上記情報を受信することによって、交換申請を受け付けることとなる。
なお、第2ユーザIDに対する交換申請のうちの一の交換申請の選択が交換申請選択受付部410によって受け付けられた場合、表示制御部320によって、当該一の交換申請の内容を示す交換申請承諾画面画像G2500を、第2端末10−2の表示部15に表示させるための制御が実行される。
なお、「交換申請承諾画面画像」は、第2ユーザIDに対する交換申請の内容が表示可能に構成された画面画像である。例えば、第2ユーザIDに対する交換申請の内容を確認するための画面画像である。また例えば、第2ユーザIDに対する交換申請を承諾するための画面画像である。
例えば、表示制御部320は、交換申請承諾画面画像G2500を表示するためのデータを生成し、生成したデータを第2端末10−2に送信する。この場合、第2端末10−2の表示制御部120は、受信したデータに基づいて、交換申請承諾画面画像G2500を第2端末10−2の表示部15に表示させる。
例えば、交換申請承諾画面画像G2500には、一の交換申請において提供対象カードとして選択されているゲームカードのうちの、第2ユーザの「所望カードリスト」に含まれるゲームカードが優先表示又は区別表示される。例えば図14に示す交換申請承諾画面画像G2500における表示領域A2511において、提供対象カードとして選択されているゲームカードCx、Ceのうち、ユーザUbの「所望カードリスト」に含まれるゲームカードCxに枠画像P25001が表示され、ユーザUbの「所望カードリスト」に含まれないゲームカードCeに枠画像P25001が表示されていないことが上記の「区別表示」の一例に相当する。
また例えば、交換申請承諾画面画像G2500には、ユーザUbが交換申請元であるユーザUaに対して提供するゲームカードのうち、ユーザUaの「所望カードリスト」に含まれるゲームカードに対して枠画像P25001を表示するようにしてよい。
[1.3.12.承諾受付部420及び承諾結果通知部230]
承諾受付部420は、主にサーバ30の制御部31、記憶部32、及び通信部33により実現される。また、承諾結果通知部230は、主に第2端末10−2の制御部11、記憶部12、通信部13、及び入力部14により実現される。
承諾受付部420は、交換申請受付部400により受け付ける交換申請に対する承諾を、交換相手から受け付ける。
例えば、交換相手が第2ユーザである場合には、承諾受付部420は、第2ユーザIDを申請先とする交換申請に対する承諾を、第2ユーザIDによって識別される第2ユーザから受け付ける。
なお、「交換申請に対する承諾」とは、交換申請を承諾することである。
また、「承諾をユーザから受け付ける」とは、例えば、交換申請を承諾することを示す操作をユーザから受け付けることである。または、「承諾をユーザから受け付ける」とは、交換申請を承諾することを示すデータをユーザの端末装置から受信することである。本実施形態の場合、承諾受付部420はサーバ30で実現されるものであるため、以下に説明するように、承諾受付部420は、交換申請を承諾することを示すデータを第2端末10−2(承諾結果通知部230)から受信する。
例えば、交換申請承諾画面画像G2500が表示されている間において、承諾結果通知部230は、交換申請を承諾又は拒否する操作が第2端末10−2の入力部14によって受け付けられたか否かを監視する。例えば交換申請承諾画面画像G2500の場合、処理オブジェクトP2501を選択する操作が「交換申請を承諾する操作」に相当する。また、処理オブジェクトP2502を選択する操作が「交換申請を拒否する操作」に相当する。
交換申請を承諾又は拒否する操作が受け付けられた場合、承諾結果通知部230は、交換申請に対する承諾結果を示す情報をサーバ30に送信する。例えば、承諾結果通知部230は、交換申請を識別する交換申請IDと、「承諾」又は「拒否」のいずれかの承諾結果を示す情報をサーバ30に送信する。
この場合、承諾受付部420は、承諾結果通知部230によって送信された上記情報を受信することによって、交換申請に対する承諾を受け付けることとなる。またこの場合、承諾受付部420は、交換申請情報テーブルTBL104において、承諾結果通知部230から受信した交換申請IDに関連付けられる「承諾フラグ」の値を、受信した承諾結果が「承諾」である場合には「1」に更新し、受信した承諾結果が「拒否」である場合には「2」に更新する。
[1.3.13.交換実行部430]
交換実行部430は、主にサーバ30の制御部31、記憶部32、及び通信部33により実現される。
交換実行部430は、承諾受付部420により交換申請の承諾が受け付けられた場合に、入手対象カードと提供対象カードとの交換を、第1ユーザIDと交換相手のユーザIDとの間で実行する。
交換実行部430は、交換申請受付部400により受け付ける交換申請に基づいて、ゲームカードの交換を実行する。すなわち、交換申請受付部400により受け付ける交換申請に基づいて、入手対象カードと提供対象カードとの交換を第1ユーザIDと第2ユーザIDとの間で実行する。
なお、「ゲームカードの交換」とは、複数のユーザIDの間でゲームカードを交換することである。例えば、「ゲームカードの交換」とは、第1ユーザIDと第2ユーザIDとの間でゲームカードを交換することである。また、「ゲームカードの交換」とは、入手対象カードと提供対象カードとを交換することである。
例えば、「第1ユーザIDと第2ユーザIDとの間のゲームカードの交換」とは、第1ユーザIDに関連づけられたゲームカードのうちから選択された1又は複数の提供対象カードと、第2ユーザIDに関連づけられた出品カードのうちから選択された1又は複数の入手対象カードとを交換することである。
すなわち、「第1ユーザIDと第2ユーザIDとの間のゲームカードの交換」とは、提供対象カードと引き替えに、入手対象カードが、第1ユーザIDに関連づけられたゲームカードのうちに加えられ、かつ、入手対象カードと引き替えに、提供対象カードが、第2ユーザ識別情報に関連づけられたゲームカードのうちに加えられることである。
言い換えれば、「第1ユーザIDと第2ユーザIDとの間のゲームカードの交換」とは、第1ユーザIDに関連づけられたゲームカードのうちから提供対象カードが取り除かれ、提供対象カードが、第2ユーザIDに関連づけられたゲームカードのうちに加えられ、第2ユーザIDに関連づけられたゲームカードのうちから入手対象カードが取り除かれ、入手対象カードが、第1ユーザIDに関連づけられたゲームカードのうちに加えられることである。
また、「交換申請に基づいて、入手対象カードと提供対象カードとの交換を実行する」とは、例えば、交換申請が受け付けられた場合に、当該交換申請における入手対象カードと、当該交換申請における提供対象カードとの交換を実行することである。また例えば、交換申請が受け付けられた場合に、当該交換申請を承諾するか否かを第2ユーザに問い合わせ、当該交換申請が第2ユーザによって承諾された場合に、当該交換申請における入手対象カードと、当該交換申請における提供対象カードとの交換を実行することも上記の「交換申請に基づいて、入手対象カードと提供対象カードとの交換を実行する」に相当する。
例えば、交換実行部430は、第2ユーザによって第2ユーザIDに対する複数の交換申請のうちの一の交換申請が承諾された場合に、当該一の交換申請における入手対象カードと、当該一の交換申請における提供対象カードとの交換を実行する。
例えば、交換実行部430は、承諾受付部420により交換申請IDと承諾結果とを受け付けた場合に、当該承諾結果が「承諾」を示す場合には、当該交換申請IDにより識別される交換申請における入手対象カードと提供対象カードとの交換を実行する。
具体的には、例えば、交換実行部430は、承諾された交換申請における申請先ユーザIDと入手対象カードとの関連づけを解消するとともに、申請元ユーザIDと入手対象カードとを関連づけるようにする。また、交換実行部430は、承諾された交換申請における申請元ユーザIDと提供対象カードとの関連づけを解消するとともに、申請先ユーザIDと提供対象カードとを関連づけるようにする。
なお、上記のゲームシステム1において、データ記憶部310に記憶されるユーザ情報テーブルTBL102及び所有ゲームオブジェクト情報テーブルTBL103、入手対象ゲームオブジェクト選択受付部350、交換相手候補選出部360、及び表示制御部320,110,120以外の機能については、上記のゲームシステム1に必ずしも設けられていなくともよい。
[1.4.ゲームシステム1において実行される処理]
次に、ゲームシステム1において実行される処理の一例を説明する。図21乃至図25は、ゲームシステム1において実行される処理を示す図である。図21乃至図25に示した処理において、第1端末10−1に関する処理は、第1端末10−1の制御部11が記憶部12に記憶されたプログラムに基づいて実行し、第2端末10−2に関する処理は、第2端末10−2の制御部11が記憶部12に記憶されたプログラムに基づいて実行し、サーバ30に関する処理は、サーバ30の制御部31が記憶部32に記憶されたプログラムに基づいて実行するものである。
[1.4.1.所望カードの登録処理]
まず、図21に基づいて、ユーザが1又は複数のゲームカードを所望カードとしてユーザを識別するユーザIDに関連づけてサーバ30に登録する処理の例について説明する。なお、図21に示される処理は、図3及び図4の画面画像例で説明した処理に対応する。
図21に示されるように、端末10の制御部11は、入力部14を介してユーザから受け付けた操作に基づいて、通信部13を介してサーバ30と通信し、所望カードとして選択可能なゲームカードから所望カードの選択をユーザから受け付けるための処理を制御する(S100)。また、サーバ30の制御部31も、通信部33を介して端末10と通信し、上記の所望カードの選択をユーザから受け付けるための処理を制御する(S300)。なお、「所望カードとして選択可能なゲームカード」とは、ゲームシステム1において利用可能な全てのゲームカードとしてもよいし、全てのゲームカードのうち予め定められた条件を満足するゲームカード、又は全てのゲームカードのうちユーザに指定された条件を満足するゲームカードとしてもよい。
例えば、サーバ30の制御部31は、通信部33を介して端末10から受信したデータに基づいて、所望カードとして選択可能なゲームカードの中から1又は複数のゲームカードを所望カードとして選択するための所望カード選択画面画像を表示させるためのデータを生成し、生成した表示データを端末10に送信する。また例えば、端末10の制御部11は、サーバ30から受信したデータに基づいて、上記の所望カード選択画面画像を表示部15に表示させる。そして、端末10の制御部11は、上記の所望カード選択画面画像が表示された状態で、第1ユーザから受け付けた操作に基づいて、所望カードとして選択されたゲームカードを特定する。例えば、所望カード選択画面画像には、所望カードとして選択可能なゲームカードと、それぞれのゲームカードに対応するチェックボックスが設けられ、所望カードとして選択するゲームカードに対応するチェックボックスにチェックを入れることで、ユーザが所望カードを選択することとしてよい。この場合、端末10の制御部11は、所望カード選択画面画像においてチェックボックスにチェックが入れられているゲームカードをユーザに選択された所望カードとして特定することとしてよい。
端末10の制御部11は、入力部14によりユーザから受け付けた操作に基づいて、所望カードが決定されたか否か(すなわち、所望カードの選択が完了されたか否か)を判定する(S102)。例えば、端末10の制御部11は、所望カード選択画面画像において、所望カードの選択を完了する操作をユーザから受け付けた場合に、端末10の制御部11は上記の所望カードが決定されたと判定することとしてよい。
所望カードが決定されたと判定されなかった場合には(S102:N)、端末10の制御部11は、S100の選択制御処理を継続する。一方、所望カードが決定されたと判定された場合には(S102:Y)、端末10の制御部11は、ユーザにより選択された所望カードの情報を、通信部13を介してサーバ30に送信する(S104)。例えば、端末10の制御部11は、所望カード選択画面画像においてチェックボックスにチェックが入れられているゲームカードを所望カードとして選択されたゲームカードとして特定し、所望カードとして選択されたゲームカードそれぞれのカードIDを含む所望カード情報をサーバ30に送信する。
サーバ30の制御部31は、通信部33を介して端末10から所望カード情報を受信し(S302)、受信した所望カード情報をユーザ情報テーブルTBL102に登録する(S304)。
例えば、サーバ30の制御部31は、端末10から所望カード情報を受信した場合に、ユーザ情報テーブルTBL102においてユーザを識別するユーザIDにより特定されるレコードの「所望カードリスト」に、所望カード情報に含まれるカードIDを記憶する。
[1.4.2.出品カードの登録処理]
次に、図22に基づいて、ユーザが1又は複数のゲームカードを出品カードとしてユーザのユーザIDに関連づけてサーバ30に登録する処理の例について説明する。なお、図22に示される処理は、図6及び図7の画面画像例で説明した処理に対応する。
図22に示されるように、端末10の制御部11は、入力部14を介してユーザから受け付けた操作に基づいて、通信部13を介してサーバ30と通信し、ユーザを識別するユーザIDに関連づけられたゲームカードの中から出品カードの選択をユーザから受け付けるための処理を制御する(S110)。また、サーバ30の制御部31も、通信部33を介して端末10と通信し、ユーザIDに関連づけられたゲームカードの中から出品カードの選択をユーザから受け付けるための処理を制御する(S310)。
例えば、サーバ30の制御部31は、通信部33を介して端末10から受信したデータに基づいて、ユーザが所有するゲームカードの中から1又は複数のゲームカードを出品カードとして選択するための出品画面画像(例えば第1端末10−1の場合には図6の出品画面画像G1300、又は第2端末10−2の場合には図7の出品画面画像G2300)を表示させるためのデータを生成し、生成した表示データを端末10に送信する。また例えば、端末10の制御部11は、サーバ30から受信したデータに基づいて、上記の出品画面画像を表示部15に表示させる。そして、端末10の制御部11は、上記の出品画面画像が表示された状態で、ユーザから受け付けた操作に基づいて、出品カードとして選択されたゲームカードを特定する。
端末10の制御部11は、入力部14によりユーザから受け付けた操作に基づいて、出品カードが決定されたか否か(すなわち、出品カードの選択が完了されたか否か)を判定する(S112)。例えば、第1端末10−1の制御部11は、図6に示す出品画面画像G1300の処理オブジェクトP1301を選択する操作をユーザから受け付けた場合に、第1端末10−1の制御部11は上記の出品カードが決定されたと判定することとしてよい。
出品カードが決定されたと判定されなかった場合には(S112:N)、端末10の制御部11は、S110の選択制御処理を継続する。一方、出品カードが決定されたと判定された場合には(S112:Y)、端末10の制御部11は、ユーザにより選択された出品カードの情報(出品カード情報)を、通信部13を介してサーバ30に送信する(S114)。例えば、第1端末10−1の制御部11は、図6に示す出品画面画像G1300においてチェックボックスにチェックが入れられているゲームカードを出品カードとして選択されたゲームカードとして特定し、出品カードとして選択されたゲームカードそれぞれのカードID及びシリアル番号を含む出品カード情報をサーバ30に送信する。
サーバ30の制御部31は、通信部33を介して端末10から出品カード情報を受信し(S312)、受信した出品カード情報を所有ゲームオブジェクト情報テーブルTBL103に登録する(S314)。
例えば、サーバ30の制御部31は、端末10から出品カード情報を受信した場合に、所有ゲームオブジェクト情報テーブルTBL103において出品カードのカードIDとシリアル番号によりそれぞれ特定されるレコードの「出品フラグ」の値を「1」に更新して、出品カード情報により特定されるゲームカードを出品カードとして設定する。
[1.4.3.交換相手候補の選出処理]
次に、図23に基づいて、サーバ30が、第1ユーザにより選択された入手対象カードを交換する相手の候補となる交換相手候補を選出する処理の例について説明する。なお、図23に示される処理は、図9及び図10の画面画像例で説明した処理に対応する。
図23に示されるように、第1端末10−1の制御部11は、入力部14を介して第1ユーザから受け付けた操作に基づいて、第1ユーザから入手対象カードの選択を受け付ける(S120)。例えば、図9に示す出品カード検索画面画像G1400が第1端末10−1の表示部15に表示されている状態において、処理オブジェクトP1402が選択された場合に、第1端末10−1の制御部11は、検索条件入力領域A1401に入力されたテキストを名称に含むゲームカードを、入手対象カードとする旨の選択を受け付ける。入手対象カードの選択は上記に限られるものではなく、第1端末10−1の制御部11は、入手対象カードのカードIDを受け付けることとしてもよい。
第1端末10−1の制御部11は、通信部13を介して、第1ユーザを識別する第1ユーザIDと、上記受け付けた入手対象カードの選択結果をサーバ30に対して送信する(S122)。例えば、入手対象カードの選択結果は、第1ユーザから選択されたゲームカードの名称を指定した検索条件としてよい。
次に、サーバ30の制御部31は、通信部33を介して第1端末10−1から第1ユーザIDと、入手対象カードの選択結果を受信する(S320)。
サーバ30の制御部31は、上記受信した第1ユーザIDに関連付けられる出品カードのリストを取得する(S322)。例えば、サーバ30の制御部31は、所有ゲームオブジェクト情報テーブルTBL103に格納されるレコードから、上記受信した第1ユーザIDを含み、さらに「出品フラグ」の値が1であるレコードを検索する。そして、サーバ30の制御部31は、上記検索されたレコードに含まれるカードIDのリストを、第1ユーザIDに関連付けられる出品カードのリストとして取得する。
次に、サーバ30の制御部31は、上記受信した入手対象カードの選択結果に基づいて、入手対象カードを特定し、特定した入手対象カードを出品するユーザのリストを取得する(S324)。例えば、サーバ30の制御部31は、入手対象カードの選択結果として取得した検索条件に指定される名称が関連付けられたカードIDを、ゲームオブジェクト情報テーブルTBL101から検索し、検索されたカードIDのゲームカードを入手対象カードとして特定する。さらに、サーバ30の制御部31は、所有ゲームオブジェクト情報テーブルTBL103から、上記特定された入手対象カードのカードIDを含み、且つ、出品フラグの値が1であるレコードを検索し、検索されたレコードに含まれるユーザIDのリストを、上記の入手対象カードを出品するユーザのリストとして取得する。
次に、サーバ30の制御部31は、S324で取得したユーザのリストに含まれるそれぞれのユーザIDのうち、ユーザIDに関連付けてユーザ情報テーブルTBL102に記憶される所望カードリストに、S322で取得した第1ユーザIDの出品カードのいずれかが含まれるユーザIDを、交換相手候補として選出する(S326)。
次に、サーバ30の制御部31は、S326で選出した交換相手候補から交換相手を選択するための選択画面画像(例えば図10に示される検索結果表示画面画像G1500)を表示するための選択画面画像データを生成し、生成した選択画面画像データを、通信部33を介して第1端末10−1に送信する(S328)。例えば、サーバ30の制御部31は、所有ゲームオブジェクト情報テーブルTBL103のレコードのうち、上記選出された交換相手候補のユーザIDと、入手対象カードのカードIDとを含むレコードに格納されるカードレベルや特技レベル等の属性情報、さらには、交換相手候補のユーザIDについてユーザ情報テーブルTBL102に記憶される所望カードリストのうち、第1ユーザの出品カードであるゲームカードの情報を特定し、特定した情報に基づいて、例えば図10に示される検索結果表示画面画像G1500のデータを生成することとしてよい。
第1端末10−1の制御部11は、通信部13を介してサーバ30から送信される選択画面画像データを受信し(S124)、受信した選択画面画像データに基づいて、第1端末10−1の表示部15に、S326で選出した交換相手候補から交換相手を選択するための選択画面画像を表示する(S126)。
[1.4.4.交換申請処理]
次に、図24に基づいて、第1ユーザにより交換相手候補から選択された交換相手に対してゲームカードの交換を申請する処理の例について説明する。なお、図24に示される処理は、図10〜12の画面画像例で説明した処理に対応する。
図24に示されるように、第1ユーザが操作する第1端末10−1の制御部11は、入力部14を介して第1ユーザから交換相手となるユーザの選択を受け付ける(S130)。例えば、図10に示す検索結果表示画面画像G1500が表示されている状態において、第1端末10−1の制御部11は、表示領域A1510に表示されるいずれかのユーザを交換相手として選択する操作を受け付ける。すなわち、第1端末10−1の制御部11は、表示領域A1511、A1512、又はA1513等を選択する操作を受け付けることによって、上記の交換相手となるユーザの選択を受け付ける。なお以下では、第2端末10−2を操作する第2ユーザが上記の交換相手となるユーザとして第1ユーザに選択されたこととして説明を続ける。
第1端末10−1の制御部11は、第1ユーザから選択された交換相手となるユーザ(第2ユーザ)のユーザIDを、通信部13を介してサーバ30に送信する(S132)。
サーバ30の制御部31は、通信部33を介して第1端末10−1から交換相手のユーザ(第2ユーザ)のユーザID(第2ユーザID)を受信する(S330)。そして、サーバ30の制御部31は、ユーザ情報テーブルTBL102から第2ユーザIDに関連付けられた所望カードリストを、第2ユーザの所望カードリストとして取得する(S332)。
また、サーバ30の制御部31は、所有ゲームオブジェクト情報テーブルTBL103から、第1ユーザを識別する第1ユーザIDに関連付けて記憶されるゲームカードのリストを第1ユーザの所有カードリストとして取得する(S334)。
また、サーバ30の制御部31は、所有ゲームオブジェクト情報テーブルTBL103から、第1ユーザを識別する第1ユーザIDに関連付けて記憶されるゲームカードのうち、出品フラグの値が1であるゲームカードのリストを第1ユーザの出品カードリストとして取得する(S336)。
また、サーバ30の制御部31は、所有ゲームオブジェクト情報テーブルTBL103から、第2ユーザIDに関連付けて記憶されるゲームカードのうち、出品フラグの値が1であるゲームカードのリストを第2ユーザの出品カードリストとして取得する(S338)。
また、サーバ30の制御部31は、ユーザ情報テーブルTBL102から第1ユーザIDに関連付けられた所望カードリストを、第1ユーザの所望カードリストとして取得する(S340)。
次に、サーバ30の制御部31は、S332で取得した第2ユーザの所望カードリスト、S334で取得した第1ユーザの所有カードリスト、及びS336で取得した第1ユーザの出品カードリストに基づいて、第1ユーザがゲームカードの交換において第2ユーザに対して提供する対象とする提供対象カードを選択するための提供対象カード選択画面画像(例えば、図11の提供対象カード選択画面画像A1610)を表示するためのデータを生成する。
具体的には、サーバ30の制御部31は、図11の提供対象カード選択画面画像A1610に示されるように、S334で取得した第1ユーザの所有カードリストに含まれるゲームカードをそれぞれ提供対象カードとして選択可能とするとともに、第1ユーザの所有カードリストに含まれるゲームカードのうち、第2ユーザの所望カードリストに含まれるゲームカードを、他のゲームカードに対して区別表示するように、上記の提供対象カード選択画面画像のデータを生成することとしてよい。また、サーバ30の制御部31は、上記の提供対象カード選択画面画像において、第1ユーザの所有カードリストに含まれるゲームカードのうち、第1ユーザの出品カードリストに含まれるゲームカードを他のゲームカードに対して区別表示するように、上記の提供対象カード選択画面画像のデータを生成することとしてよい。
また、サーバ30の制御部31は、S338で取得した第2ユーザの出品カードリスト、及びS340で取得した第1ユーザの所望カードリストに基づいて、第1ユーザがゲームカードの交換において第2ユーザから入手する対象とする入手対象カードを追加選択するための入手対象カード追加画面画像(例えば、図11の入手対象カード追加画面画像A1620)を表示するためのデータを生成する。
具体的には、サーバ30の制御部31は、図11の入手対象カード追加画面画像A1620に示されるように、S338で取得した第2ユーザの出品カードリストに含まれるゲームカードをそれぞれ入手対象カードとして選択可能とするとともに、第2ユーザの出品カードリストに含まれるゲームカードのうち、第1ユーザの所望カードリストに含まれるゲームカードを、他のゲームカードに対して区別表示するように、上記の入手対象カード追加画面画像のデータを生成することとしてよい。なお、上記の入手対象カード追加画面画像において、既に選択されたゲームカードと、未だ選択されていないゲームカードとの表示領域を分けて構成してもよい。
そして、サーバ30の制御部31は、上記生成した提供対象カード選択画面画像のデータと、上記生成した入手対象カード追加画面画像のデータとに基づいて、提供対象カード選択画面画像と入手対象カード追加画面画像とを含む交換申請内容選択画面画像(例えば図11に示す交換申請内容選択画面画像G1600)を表示するための交換申請内容選択画面画像データを生成し、生成した交換申請内容選択画面画像データを、通信部33を介して第1端末10−1に送信する(S342)。
次に、第1端末10−1の制御部11は、通信部13を介してサーバ30から交換申請内容選択画面画像データを受信する(S134)。そして、第1端末10−1の制御部11は、上記受信したデータに基づいて、交換申請内容選択画面画像を第1端末10−1の表示部15に表示する(S136)。
第1端末10−1の制御部11は、表示部15に表示される交換申請内容選択画面画像に含まれる提供対象カード選択画面画像に表示されるゲームカードの中から提供対象カードの選択を第1ユーザから受け付ける(S138)。
また、第1端末10−1の制御部11は、表示部15に表示される交換申請内容選択画面画像に含まれる入手対象カード追加画面画像に表示されるゲームカードの中から入手対象カードに追加するゲームカードの選択を第1ユーザから受け付ける(S140)。
次に、第1端末10−1の制御部11は、第1ユーザによって選択された提供対象カードの情報(例えばカードID及びシリアル番号)と入手対象カードの情報(例えばカードID及びシリアル番号)を、通信部13を介してサーバ30に送信する(S142)。
サーバ30の制御部31は、通信部33を介して第1端末10−1から第1ユーザによって選択された提供対象カードと入手対象カードの情報を受信する(S344)。この例においては、サーバ30の制御部31は、第1ユーザから、提供対象カードと入手対象カードの情報を受け付けることにより、第1ユーザから、第1ユーザの提供対象カードと、第2ユーザの入手対象カードとを交換することの申請(交換申請)を受け付けることとする。
サーバ30の制御部31は、第1ユーザから上記の交換申請を受け付けると、交換申請情報テーブルTBL104に、上記の交換申請の情報を登録する(S346)。例えば、サーバ30の制御部31は、第1ユーザから受け付けた交換申請を識別する交換申請ID、申請元ユーザID(第1ユーザID)、申請先ユーザID(第2ユーザID)、入手対象カード(S344で受信した情報)、提供対象カード(S344で受信した情報)、申請受付日時(例えばS344等の受信日時)、状況フラグ(初期値0)を関連づけて交換申請情報テーブルTBL104に登録する。
[1.4.5.交換申請承諾処理]
次に、図25に基づいて、第2ユーザに対する交換申請を第2ユーザが確認、承諾する処理の例について説明する。なお、図25に示される処理は、図13〜図15の画面画像例で説明した処理に対応する。
図25に示されるように、第2ユーザが操作する第2端末10−2の制御部11は、入力部14を介して第2ユーザから、第2ユーザを交換申請先とする交換申請の中から交換申請の選択を受け付ける(S150)。例えば、図13に示す交換申請一覧画面画像G2400が表示されている状態において、第2端末10−2の制御部11は、表示領域A2410に表示される交換申請のいずれかを選択する操作を受け付ける。すなわち、第2端末10−2の制御部11は、表示領域A2411又は表示領域A2412等を選択する操作を受け付けることによって、交換申請の選択を受け付ける。
第2端末10−2の制御部11は、第2ユーザから選択された交換申請を識別する交換申請IDを、通信部13を介してサーバ30に送信する(S152)。
サーバ30の制御部31は、通信部33を介して第2端末10−2から交換申請IDを受信する(S350)。そして、サーバ30の制御部31は、受信した交換申請IDに基づいて記憶部32から以下の情報を取得する。
サーバ30の制御部31は、交換申請情報テーブルTBL104から、S350で取得した交換申請IDに関連づけられている提供対象カードと入手対象カードの情報を取得する(S352)。例えば、サーバ30の制御部31は、交換申請情報テーブルTBL104において、S350で受信した交換申請IDに関連づけられた「提供対象カード」に格納されるゲームカード(カードID及びシリアル番号)のリストを提供対象カードの情報として取得する。また、サーバ30の制御部31は、交換申請情報テーブルTBL104において、S350で受信した交換申請IDに関連づけられた「入手対象カード」に格納されるゲームカード(カードID及びシリアル番号)のリストを入手対象カードの情報として取得する。
サーバ30の制御部31は、第1ユーザ(交換申請元ユーザ)の所望カードリストの情報を取得する(S354)。例えば、サーバ30の制御部31は、交換申請情報テーブルTBL104において、S350で受信した交換申請IDに関連づけられている「申請元ユーザID」の項目に格納されたユーザIDを、上記の第1ユーザのユーザIDとして取得する。そして、サーバ30の制御部31は、ユーザ情報テーブルTBL102において、上記取得した第1ユーザのユーザIDに関連づけられている「所望カードリスト」に格納されたカードIDを、上記の所望カードリストの情報として取得する。
また、サーバ30の制御部31は、第2ユーザ(交換申請先ユーザ)の所望カードリストの情報を取得する(S356)。例えば、サーバ30の制御部31は、交換申請情報テーブルTBL104において、S350で受信した交換申請IDに関連づけられている「申請先ユーザID」の項目に格納されたユーザIDを、上記の第2ユーザのユーザIDとして取得する。そして、サーバ30の制御部31は、ユーザ情報テーブルTBL102において、上記取得した第2ユーザのユーザIDに関連づけられている「所望カードリスト」に格納されたカードIDを、上記の所望カードリストの情報として取得する。
次に、サーバ30の制御部31は、S352〜S356で取得した情報に基づいて、交換申請IDにより識別される交換申請を承諾するか否かを第2ユーザに問い合わせるための交換申請承諾画面画像(例えば図14の交換申請承諾画面画像G2500)を表示させるための交換申請承諾画面画像データを生成し、生成した交換申請承諾画面画像データを第2端末に送信する(S358)。例えば、図14に示す交換申請承諾画面画像G2500に関し、表示領域A2510の情報は、S352で取得した情報に基づいて生成され、表示領域A2511と表示領域A2512における枠画像P25001は、S354及びS356で取得した情報に基づいて生成される。
第2端末10−2の制御部11は、通信部13を介してサーバ30から交換申請承諾画面画像データを受信する(S154)。そして、第2端末10−2の制御部11は、上記受信したデータに基づいて、交換申請承諾画面画像を第2端末10−2の表示部15に表示する(S156)。
第2端末10−2の制御部11は、入力部14を介して第2ユーザから受け付けた操作に基づいて、承諾結果を受け付ける(S158)。例えば、図14の交換申請承諾画面画像G2500が表示されている状態で、第2端末10−2の制御部11は、交換申請に対する承諾又は拒否を選択する操作を受け付ける。すなわち、第2端末10−2の制御部11は、図14の交換申請承諾画面画像G2500における処理オブジェクトP2501又は処理オブジェクトP2502のいずれかの選択を受け付けることにより、上記の承諾結果を受け付ける。例えば、第2端末10−2の制御部11は、処理オブジェクトP2501が選択された場合には交換申請が承諾されたと判定し、処理オブジェクトP2502が選択された場合には交換申請が承諾されなかった(すなわち拒否された)と判定する。
そして、第2端末10−2の制御部11は、上記受け付けた承諾結果を、通信部13を介してサーバ30に対して送信する(S160)。なお、上記の承諾結果には、例えば、交換申請IDと、承諾又は拒否のいずれかの情報が含まれる。
サーバ30の制御部31は、通信部33を介して第2端末10−2から承諾結果を受信する(S360)。そして、サーバ30の制御部31は、上記受信した承諾結果に基づいて、交換が承諾されたか否かを判定する(S362)。
交換が承諾された場合には(S362:Y)、サーバ30の制御部31は、交換申請情報テーブルTBL104において、第2ユーザから選択された交換申請IDに関連づけられる状況フラグの値を「1」に更新する(S364)。そして、サーバ30の制御部31は、第2ユーザから選択された交換申請IDについての入手対象カードと提供対象カードの情報に基づいて、第1ユーザ(交換申請元ユーザ)と第2ユーザ(交換申請先ユーザ)との間で、提供対象カードと入手対象カードとの交換を実行する(S366)。すなわち、サーバ30の制御部31は、所有ゲームオブジェクト情報テーブルTBL103において、第1ユーザIDと提供対象カードの関連づけを解消し、新たに第1ユーザIDと入手対象カードを関連づける。また、サーバ30の制御部31は、所有ゲームオブジェクト情報テーブルTBL103において、第2ユーザIDと入手対象カードの関連づけを解消し、新たに第2ユーザIDと提供対象カードを関連づける。
一方、交換が承諾されなかった場合には(S362:N)、サーバ30の制御部31は、交換申請情報テーブルTBL104において、第2ユーザから選択された交換申請IDに関連づけられる状況フラグの値を「2」(拒否/取消)に更新する(S368)。
以上がゲームシステム1において行われる処理の一例である。
以上説明したゲームシステム1によれば、ゲームカードの交換申請を行う第1ユーザは、第1ユーザが入手の対象とする入手対象カードを交換により提供してもよいとしているユーザであって、且つ、第1ユーザの出品カードを所望しているユーザを交換相手候補として見つけることができる。第1ユーザは、交換相手候補に対しては、入手対象カードと引き換えに相手の所望カードを提供することが可能となるため、入手対象カードを入手するための交換が成立する可能性が高くなる。すなわち、ゲームシステム1によれば、第1ユーザは、第1ユーザが選択する入手対象カードを入手するための交換が成立する可能性が高い相手を探しやすくなる。
また、ゲームシステム1によれば、第1ユーザは、交換相手候補から交換相手を選択するための選択画面画像(例えば図10に示される検索結果表示画面画像G1500)の表示に基づいて、交換相手候補のうちから交換相手を選択することができる。これにより、第1ユーザが誤った相手をゲームカードの交換相手として選択することが生じにくくなる。
また、ゲームシステム1によれば、第1ユーザは、上記の選択画面画像(例えば図10に示される検索結果表示画面画像G1500)の表示に基づいて、交換相手候補のそれぞれが第1ユーザの出品カードのいずれを所望しているかを知ることができる。例えば、第1ユーザは、選択画面画像に表示される情報に基づいて、第1ユーザの出品カードのうち1つを所望している交換相手候補よりも、第1ユーザの出品カードのうち複数を所望している交換相手候補を選択したり、第1ユーザにとって重要度の低い出品カードを所望する交換候補相手を選択したりすることができる。すなわち、第1ユーザは、選択画面画像の表示に基づいて、どの交換相手候補をゲームカードの交換相手として選択すべきかを決定するための判断材料を得ることができる。
また、ゲームシステム1によれば、第1ユーザは、選択画面画像(例えば図10に示される検索結果表示画面画像G1500)の表示に基づいて、交換相手候補のそれぞれから入手できる入手対象カードの情報を得ることができる。例えば、第1ユーザは、交換相手候補のうち、より交換対象として適切な入手対象カードを入手することができる交換相手候補を選択することができる。すなわち、第1ユーザは、選択画面画像の表示に基づいて、どの交換相手候補をゲームカードの交換相手として選択すべきかを決定するための判断材料を得ることができる。
また、ゲームシステム1によれば、第1ユーザは、交換相手候補から第1ユーザが選択した交換相手に対して、提供対象カードを提供することと引き換えに、交換相手から入手対象カードを手に入れるための交換を、第1ユーザの選択に基づき申請することができる。これにより、第1ユーザは、所望する交換相手に対して、所望のゲームカード同士の交換を提案することができる。
また、ゲームシステム1によれば、第1ユーザは、提供対象カード選択画面画像(例えば、図11に示される交換申請内容選択画面画像G1600)の表示に基づいて、交換相手に提供するゲームカードを選択することができる。これにより、第1ユーザが誤ったゲームカードを交換相手に提供するゲームカードとして選択することが生じにくくなる。
また、ゲームシステム1によれば、第1ユーザは、提供対象カードを選択するための提供対象カード選択画面画像(例えば、図11に示される交換申請内容選択画面画像G1600)の表示に基づき、第1ユーザIDに関連付けられたゲームカードのうちいずれが交換相手の所望カードであるかを認識することができる。これにより、第1ユーザは、提供対象カードを選択する際に、交換相手との間で交換が成立しやすいゲームカードの選択が容易となる。
また、ゲームシステム1によれば、第1ユーザは、提供対象カード選択画面画像(例えば、図11に示される交換申請内容選択画面画像G1600)の表示に基づいて、第1ユーザの出品カードのうちどれが交換相手の所望カードであるかを認識することができる。これにより、第1ユーザが提供対象カードを選択する際に、第1ユーザが提供することを望んでいないゲームカードを選択してしまうことを防止するとともに、交換相手との間で交換が成立しやすいゲームカードを選択することが容易となる。
また、ゲームシステム1によれば、第1ユーザは、入手対象カードを追加するための入手対象カード追加画面画像(例えば、図11に示される交換申請内容選択画面画像G1600)の表示に基づいて、交換相手の出品カードのうちいずれが第1ユーザの所望カードであるかを認識することができる。これにより、第1ユーザは、入手対象カードに交換相手にとって価値のあるゲームカードを追加することが容易となるため、第1ユーザと交換相手とが交換するゲーオブジェクト間の価値のバランスを取りやすくなる。すなわち、第1ユーザは交換相手に対して価値のバランスが取れたゲームカードの交換を申請することができるため、交換の成立可能性を高めることができる。
また、ゲームシステム1によれば、第1ユーザは、交換相手により第1ユーザがした交換申請が承諾された場合に、交換相手に提供対象カードを提供することと引き換えに、交換相手から入手対象カードを手に入れることができる。これにより、第1ユーザと交換相手との双方の合意に基づいたゲームカードの交換が実行できる。
また、ゲームシステム1によれば、第1ユーザは、一回の交換における入手対象カードとして選択するゲームカードの数や、一回の交換における入手対象カードとしてどのゲームカードを選択するのかを任意に選択できるようになる。また、第1ユーザは、一回の交換における提供対象カードとして選択するゲームカードの数や、一回の交換における提供対象カードとしてどのゲームカードを選択するのかを任意に選択できるようになる。このようにすることによって、交換の自由度を向上させることができ、その結果として、ゲームカードの交換の機会喪失を軽減することができる。
また、ゲームシステム1によれば、ユーザはゲームカード同士を交換することができる。ゲームカード同士であれば、価値を比較しやすいため、ユーザは、入手対象カードと提供対象カードとの価値が見合ったものかを判断しやすくなる。
[2.第2実施形態]
まず、図26乃至図32に基づき、本発明の第2実施形態に係るゲームシステム1Aについて説明する。なお、ゲームシステム1Aの全体構成は、図1に示したゲームシステム1の全体構成と同じとしてよいため説明を省略する。以下においては、第2実施形態に係るゲームシステム1Aに関し、第1実施形態に係るゲームシステム1との相違点を中心に説明する。
[2.1.ゲームシステム1Aにおいて実行されるゲームの概要]
第2実施形態に係るゲームシステム1Aにおいては、第1ユーザから交換申請を受けた交換相手(第2ユーザ)が、第1ユーザからの交換申請を承諾する代わりに、交換申請の内容を修正した上で、第1ユーザを交換申請先として交換申請(カウンターオファーと称する)を出すことができる点で第1の実施形態に係るゲームシステム1と相違する。
すなわち、ゲームシステム1Aにおいて実行されるゲームも、図2乃至図13に示した画面画像例までは同じであるが、図13に示される交換申請一覧画面画像G2400においてユーザUbが表示領域A2411を選択した場合に、第2端末10−2Aの表示部15に表示される画面画像が、図14に示す交換申請承諾画面画像G2500でなく、図26に示す交換申請承諾画面画像G2700となる。
図26に示すように、交換申請承諾画面画像G2700は、カウンターオファーの処理が関連づけられた処理オブジェクトP2704を含む点で、図14に示す交換申請承諾画面画像G2500と相違するが、その他の点では共通する。
以下、図26の交換申請承諾画面画像G2700において処理オブジェクトP2704が選択された場合に実行されるカウンターオファーの処理の流れについて説明する。
[2.1.1.カウンターオファー]
図27には、図26の交換申請承諾画面画像G2700において処理オブジェクトP2704が選択された場合に、第2端末10−2Aの表示部15に表示される交換申請修正画面画像G2800の一例を示す。
図27に示されるように、交換申請修正画面画像G2800は、ユーザUb(第2ユーザ)がユーザUa(第1ユーザ)から交換により入手するゲームカード(以下、交換相手入手対象カード)を選択するための交換相手入手対象カード選択画面画像A2810と、ユーザUbがユーザUaに入手対象カードと引き換えに提供するゲームカード(以下、交換相手提供対象カード)を選択するための交換相手提供対象カード選択画面画像A2820と、処理オブジェクトP2801,P2802が含まれる。なお、処理オブジェクトP2802が選択される場合には、前の画面画像が表示部15に表示される。
交換相手入手対象カード選択画面画像A2810は、ユーザUbが、カウンターオファーの申請相手(すなわち元の交換申請の申請人)であるユーザUaとのゲームカードの交換において、ユーザUaから入手するゲームカード(交換相手入手対象カード)をユーザUaの出品カード(又は所有カード)の中から選択するための画面画像である。なお、交換相手入手対象カード選択画面画像A2810は、図11に示す交換申請内容選択画面画像G1600に含まれる提供対象カード選択画面画像A1610と同様の機能を有する画面画像である。
また、交換相手提供対象カード選択画面画像A2820は、ユーザUbが、カウンターオファーの申請相手(すなわち元の交換申請の申請人)であるユーザUaとのゲームカードの交換において、ユーザUaに提供するゲームカード(交換相手提供対象カード)をユーザUbの出品カードの中から選択するための画面画像である。なお、交換相手提供対象カード選択画面画像A2820は、図11に示す交換申請内容選択画面画像G1600に含まれる入手対象カード追加画面画像A1620と同様の機能を有する画面画像である。
交換申請修正画面画像G2800において、ユーザUbが、交換相手提供対象カードと、交換相手入手対象カードを選択した状態(すなわち選択するゲームカードのチェックボックスP28002にチェックを入れた状態)で、処理オブジェクトP2801を選択することで、交換相手提供対象カードと交換相手入手対象カードの選択が確定される。なお、図27に示す例においては、交換相手入手対象カードとして、元の交換申請においてはゲームカードCxとCeが選択されていたのを、ユーザUbがゲームカードCxとCyに変更したこととし、交換相手提供対象カードとしては、元の交換申請において選択されていたゲームカードCaとChから変更がないこととする。
図28には、図27に示す交換申請修正画面画像G2800の処理オブジェクトP2801が選択される場合に、第2端末10−2Aの表示部15に表示される交換申請内容確認画面画像G2900の一例を示す。交換申請内容確認画面画像G2900は、ユーザUbが、ユーザUaに申請する交換内容(カウンターオファーの内容)を確認するための画面画像である。
図28に示される交換申請内容確認画面画像G2900には、表示領域A2910、処理オブジェクトP2901、P2902が含まれる。なお、処理オブジェクトP2902が選択される場合には、前の画面画像が表示部15に表示される。
表示領域A2910には、交換相手入手対象カード選択画面画像A2810において選択した交換相手入手対象カードの情報を示す表示領域A2911と、交換相手提供対象カード選択画面画像A2820において選択した交換相手提供対象カードの情報を示す表示領域A2912が含まれる。また、表示領域A2911において、ユーザUbの「所望カードリスト」に登録されているゲームカードCx、Cyについては、枠画像P29001が表示される。同様に、表示領域A2912において、ユーザUaの「所望カードリスト」に登録されているゲームカードCaについては、枠画像P29001が表示される。
交換申請内容確認画面画像G2900において処理オブジェクトP2901が選択されると、表示領域A2910に表示されている内容でユーザUbからユーザUaに対する交換申請(カウンターオファー)が受け付けられる。以上が、ユーザによるカウンターオファーの手続の一例である。
[2.1.2.交換申請の確認及び承諾]
次に、主に第1ユーザ(ユーザUa)の操作に基づいて行われる、第1ユーザに対する交換申請の確認及び承諾の流れを図29〜図31に基づいて説明する。以下では、第1端末10−1Aの表示部15において図5に示す交換メニュー画面画像G1200が表示されている状態で、処理オブジェクトP1203が選択される場合に表示される画面画像の例について説明する。
図29には、交換メニュー画面画像G1200の処理オブジェクトP1203が選択される場合に表示される交換申請一覧画面画像G1800の一例を示す。図29に示されるように交換申請一覧画面画像G1800には、表示領域A1802、及び処理オブジェクトP1801が含まれる。なお、処理オブジェクトP1801が選択される場合には、前の画面画像が表示部15に表示される。
表示領域A1802には、ユーザUaを申請先とする交換申請の一覧が表示される。図29に示す例においては、表示領域A1802には、ユーザUbから受け付けたカウンターオファーによる交換申請の内容を表示する表示領域A1810と、ユーザUeから受け付けた交換申請の内容を表示する表示領域A1820が含まれる。なお、表示領域A1802において、ユーザの所望カードについては、枠画像P18001により囲まれて表示される。
図29に示されるように、表示領域A1810には、カウンターオファーに係る元の交換申請の内容を表示する表示領域A1811と、カウンターオファーに係る新たな(すなわち修正された)交換申請の内容を表示する表示領域A1812とが含まれる。なお、表示領域A1811に表示される交換申請の内容は、図12に示される交換申請内容確認画面画像G1700に基づき申請された交換申請の内容に対応し、表示領域A1812に表示される交換申請の内容は、図28に示される交換申請内容確認画面画像G2900に基づき申請された交換申請の内容に対応している。
図29に示す交換申請一覧画面画像G1800によれば、ユーザUaは、カウンターオファーを申請された場合に、自らが申請した交換申請の内容と、交換相手からカウンターオファーとして申請された交換申請の内容との差を認識することが容易となる。
図29に示される交換申請一覧画面画像G1800においては、表示領域A1802に表示される交換申請のいずれかを選択することにより、選択した交換申請の承諾の可否を決定する画面画像(交換申請承諾画面画像G1900)が表示されることとなる。
図30には、交換申請承諾画面画像G1900の一例を示す。図30に示される交換申請承諾画面画像G1900は、図29に示される交換申請一覧画面画像G1800において、ユーザUaが表示領域A1810を選択した場合に、第1端末10−1Aの表示部15に表示される画面画像である。
図30に示されるように、交換申請承諾画面画像G1900には、表示領域A1910、処理オブジェクトP1901、P1902、P1903が含まれる。なお、処理オブジェクトP1903が選択される場合には、前の画面画像が表示部15に表示される。
表示領域A1910は、承諾の可否を決定する対象の交換申請の情報を表示する領域である。表示領域A1910には、ユーザUaが交換の相手であるユーザUbから入手するゲームカードの情報を表示する表示領域A1911と、ユーザUaが交換の相手であるユーザUbに対して提供するゲームカードの情報を表示する表示領域A1912を含む。
ユーザUaは、表示領域A1910に表示されている交換申請を承諾する場合には、処理オブジェクトP1901を選択する。また、ユーザUaは、表示領域A1910に表示されている交換申請を承諾しない(拒否する)場合には、処理オブジェクトP1902を選択する。なお、処理オブジェクトP1902が選択されると、表示領域A1910に表示されている交換申請が承諾待ちの状態から承諾拒否の状態に更新され、交換申請元のユーザUbには、ユーザUaにより交換申請が拒否された旨が通知される。また、交換申請が承諾拒否の状態となると、例えば、図29に示す交換申請一覧画面画像G1800の表示領域A1802には、承諾拒否の状態となった交換申請の情報が表示されなくなる。
図30の交換申請承諾画面画像G1900において処理オブジェクトP1901が選択され、表示領域A1910に表示されている交換申請が承諾されると、承諾された交換申請に基づくゲームカードの交換が実行される。ゲームカードの交換が実行されると、第1端末10−1Aの表示部15には、図31に示される交換完了画面画像G3000が表示される。
図31に示されるように、交換完了画面画像G3000には、完了した交換の内容を表示する表示領域A3010と、図2に示すメニュー画面画像G1000に戻るための処理オブジェクトP3001を含む。
図31に示されるように、表示領域A3010には、交換申請を承諾したユーザUaが、交換申請元であるユーザUbから入手したゲームカードの情報が表示される表示領域A3011と、交換申請を承諾したユーザUaが、交換申請元であるユーザUbに提供したゲームカードの情報が表示される表示領域A3012が含まれる。
以上が第2実施形態に係るゲームシステム1Aにおいて実行されるカウンターオファーの一例である。
[2.2.ゲームシステム1Aにおいて実現される機能]
次に、以上に説明したような機能を実現するためにゲームシステム1Aに備えられた構成について説明する。
図32は、ゲームシステム1Aで実現される機能のうち、本発明に関連する機能を示す機能ブロック図である。
図32に示すように、サーバ30Aは機能として、データ記憶部310、表示制御部320、提供候補ゲームオブジェクト選択受付部330、所望ゲームオブジェクト選択受付部340、入手対象ゲームオブジェクト選択受付部350、交換相手候補選出部360、交換相手選択受付部370、提供対象ゲームオブジェクト選択受付部380、入手対象ゲームオブジェクト追加受付部390、交換申請受付部400A、交換申請選択受付部410A、承諾受付部420A、交換実行部430A、及び交換相手入手対象ゲームオブジェクト選択受付部440を含む。サーバ30Aでは、制御部31が記憶部32に記憶されるプログラムに従って処理を実行することにより、上記の各機能が実現される。
また、図32に示すように、第1端末10−1Aは機能として、表示制御部110、提供候補ゲームオブジェクト選択結果通知部130、所望ゲームオブジェクト選択結果通知部150、入手対象ゲームオブジェクト選択結果通知部170、交換相手選択結果通知部180、提供対象ゲームオブジェクト選択結果通知部190、入手対象ゲームオブジェクト追加結果通知部200、交換申請通知部210、交換申請選択結果通知部260、及び承諾結果通知部270を含む。第1端末10−1Aでは、制御部11が記憶部12に記憶されるプログラムに従って処理を実行することにより、上記の各機能が実現される。
また、図32に示すように、第2端末10−2Aは機能として、表示制御部120、提供候補ゲームオブジェクト選択結果通知部140、所望ゲームオブジェクト選択結果通知部160、交換申請選択結果通知部220、承諾結果通知部230、交換相手入手対象ゲームオブジェクト選択結果通知部240、交換申請通知部250を含む。第2端末10−2Aでは、制御部11が記憶部12に記憶されるプログラムに従って処理を実行することにより、上記の各機能が実現される。
なお、以下においては、第2実施形態に係るゲームシステム1Aにおいて、第1実施形態に係るゲームシステム1と相違する機能について説明する。また以下においても、第1実施形態と同様に、ゲームオブジェクトがゲームカードである場合を例として説明する。
[2.2.1.交換相手入手対象ゲームオブジェクト選択受付部440及び交換相手入手対象ゲームオブジェクト選択結果通知部240]
交換相手入手対象ゲームオブジェクト選択受付部440は、主にサーバ30Aの制御部31、記憶部32、及び通信部33により実現される。また、交換相手入手対象ゲームオブジェクト選択結果通知部240は、主に第2端末10−2Aの制御部11、記憶部12、通信部13、及び入力部14により実現される。
交換相手入手対象ゲームオブジェクト選択受付部440は、交換申請受付部400により受け付ける交換申請が、交換相手であるユーザによって承諾されなかった場合に、第1ユーザIDに関連づけられた出品カードのうちから、交換相手であるユーザが交換により第1ユーザから入手の対象とするゲームオブジェクトである入手対象カード(交換相手入手対象カード)の選択を交換相手から受け付ける。
例えば、表示制御部320は、上記の交換相手入手対象カードの選択に際し、交換相手入手対象カード選択画面画像A2810を含む交換申請修正画面画像G2800を表示するためのデータを生成して、生成したデータを第2端末10−2Aに送信する。この場合、第2端末10−2Aの表示制御部110は、受信したデータに基づいて、交換申請修正画面画像G2800を第2端末10−2Aの表示部15に表示させる。
そして、交換申請修正画面画像G2800における処理オブジェクトP2801が選択された場合に、交換相手入手対象ゲームオブジェクト選択結果通知部240は、交換申請修正画面画像G2800に含まれる交換相手入手対象カード選択画面画像A2810においてチェックボックスにチェックが入れられているゲームカードのカードID及びシリアル番号を、交換相手入手対象カードの情報としてサーバ30Aに送信する。
交換相手入手対象ゲームオブジェクト選択受付部440は、交換相手入手対象ゲームオブジェクト選択結果通知部240から送信されたカードIDとシリアル番号の組を受信し、それを交換相手入手対象カードの情報として受け付ける。
[2.2.2.交換申請受付部400A及び交換申請通知部250]
交換申請受付部400Aは、主にサーバ30Aの制御部31、記憶部32、及び通信部33により実現される。一方、交換申請通知部250は、主に第2端末10−2Aの制御部11、記憶部12、通信部13、及び入力部14により実現される。
交換申請受付部400Aは、交換相手から第1ユーザに対する、第1ユーザにより選択された入手対象カードと、交換相手であるユーザにより選択された交換相手入手対象カードとの交換申請を、交換相手から受け付ける。
例えば、交換相手入手対象ゲームオブジェクト選択受付部440により交換相手入手対象カードの選択を受け付けた場合、表示制御部320によって、交換申請内容確認画面画像G2900を第2端末10−2Aの表示部15に表示させるための制御が実行される。
ここで、表示制御部320は、交換申請内容確認画面画像G2900を表示するためのデータを生成し、生成したデータを第2端末10−2Aに送信する。この場合、第2端末10−2Aの表示制御部120は、受信したデータに基づいて、交換申請内容確認画面画像G2900を第2端末10−2Aの表示部15に表示させる。
交換申請内容確認画面画像G2900が表示されている間において、交換申請通知部250は、交換申請を行うことを確定する操作が第2端末10−2Aの入力部14を介して受け付けられたか否かを監視する。例えば交換申請内容確認画面画像G2900の場合、処理オブジェクトP2901を選択する操作が上記操作に相当する。
交換申請を行うことを確定する操作が受け付けられた場合、交換申請通知部250は交換申請に関する情報をサーバ30Aに送信する。ここで送信される情報は、例えば、交換の申請元である第2ユーザ(ユーザUb)のユーザIDと、交換相手である第1ユーザ(ユーザUa)のユーザIDと、交換相手入手対象カードとして選択されたゲームカードの情報と、交換相手提供対象カード(元の交換申請における入手対象カードに相当する)として選択されたゲームカードの情報とを含む。この場合、交換申請受付部400Aは、交換申請通知部250によって送信される上記情報を受信することによって、交換申請を受け付けることとなる。
交換申請受付部400Aは、新たな交換申請を受け付けると、受け付けた交換申請に基づいて交換申請情報テーブルTBL104に新たなレコードを作成し、作成したレコードに情報を登録する。
[2.2.3.交換申請選択受付部410A及び交換申請選択結果通知部260]
交換申請選択受付部410Aは、主にサーバ30Aの制御部31、記憶部32、及び通信部33により実現される。また、交換申請選択結果通知部260は、主に第1端末10−1Aの制御部11、記憶部12、通信部13、及び入力部14により実現される。
交換申請選択受付部410Aは、第1ユーザIDに対する複数の交換申請のいずれかの選択を、第1ユーザIDによって識別される第1ユーザから受け付ける。
交換申請の選択を第1ユーザから受け付けるにあたり、第1ユーザIDに対する交換申請の一覧を示す交換申請一覧画面画像G1800を第1端末10−1Aの表示部15に表示させるための制御が表示制御部320によって実行される。
例えば、表示制御部320は、交換申請情報テーブルTBL104に基づいて、申請先ユーザIDとして第1ユーザIDが格納されている交換申請であって、「状況フラグ」の値が「0(承諾待ち)」である少なくとも1つの交換申請の一覧を示す交換申請一覧画面画像G1800を表示するためのデータを生成し、生成したデータを第1端末10−1Aに送信する。この場合、第1端末10−1Aの表示制御部110は、受信したデータに基づいて、交換申請一覧画面画像G1800を第1端末10−1Aの表示部15に表示させる。
交換申請一覧画面画像G1800が表示されている間において、交換申請選択結果通知部260は、第1ユーザIDに対する交換申請の中から交換申請を選択する操作が第1端末10−1Aの入力部14を介して受け付けられたか否かを監視する。例えば交換申請一覧画面画像G1800の場合、表示領域A1802内に表示されるいずれかの交換申請を選択する操作が上記操作に相当する。
交換申請を選択する操作が受け付けられた場合、交換申請選択結果通知部260は交換申請の選択結果を示す情報をサーバ30Aに送信する。例えば、交換申請選択結果通知部260は、選択された交換申請を識別する交換申請IDをサーバ30Aに送信する。この場合、交換申請選択受付部410Aは、交換申請選択結果通知部260によって送信される上記情報を受信することによって、交換申請を受け付けることとなる。
なお、第1ユーザIDに対する交換申請のうちの一の交換申請の選択が交換申請選択受付部410Aによって受け付けられた場合、表示制御部320によって、当該一の交換申請の内容を示す交換申請承諾画面画像G1900を、第1端末10−1Aの表示部15に表示させるための制御が実行される。
例えば、表示制御部320は、交換申請承諾画面画像G1900を表示するためのデータを生成し、生成したデータを第1端末10−1Aに送信する。この場合、第1端末10−1Aの表示制御部110は、受信したデータに基づいて、交換申請承諾画面画像G1900を第1端末10−1Aの表示部15に表示させる。
[2.2.4.承諾受付部420A及び承諾結果通知部270]
承諾受付部420Aは、主にサーバ30Aの制御部31、記憶部32、及び通信部33により実現される。また、承諾結果通知部270は、主に第1端末10−1Aの制御部11、記憶部12、通信部13、及び入力部14により実現される。
承諾受付部420Aは、交換相手から第1ユーザに対する交換申請に対する承諾を、第1ユーザから受け付ける。
例えば、交換申請承諾画面画像G1900が表示されている間において、承諾結果通知部270は、交換申請を承諾又は拒否する操作が第1端末10−1Aの入力部14によって受け付けられたか否かを監視する。例えば交換申請承諾画面画像G1900の場合、処理オブジェクトP1901を選択する操作が「交換申請を承諾する操作」に相当する。また、処理オブジェクトP1902を選択する操作が「交換申請を拒否する操作」に相当する。
交換申請を承諾又は拒否する操作が受け付けられた場合、承諾結果通知部270は、交換申請に対する承諾結果を示す情報をサーバ30Aに送信する。例えば、承諾結果通知部270は、交換申請を識別する交換申請IDと、「承諾」又は「拒否」のいずれかの承諾結果を示す情報をサーバ30Aに送信する。
この場合、承諾受付部420Aは、承諾結果通知部270によって送信された上記情報を受信することによって、交換申請に対する承諾を受け付けることとなる。またこの場合、承諾受付部420Aは、交換申請情報テーブルTBL104において、承諾結果通知部270から受信した交換申請IDに関連付けられる「承諾フラグ」の値を、受信した承諾結果が「承諾」である場合には「1」に更新し、受信した承諾結果が「拒否」である場合には「2」に更新する。
[2.2.5.交換実行部430A]
交換実行部430Aは、主にサーバ30Aの制御部31、記憶部32、及び通信部33により実現される。
交換実行部430Aは、承諾受付部420Aにより交換相手から第1ユーザに対する交換申請に対する承諾が受け付けられた場合に、第1ユーザにより選択された入手対象カードと、交換相手により選択された交換相手入手対象カードとの交換を、第1ユーザIDと交換相手のユーザIDとの間で実行する。
[2.3.ゲームシステム1Aにおいて実行される処理]
次に、図33に基づき、ゲームシステム1Aにおいて実行されるカウンターオファーによる交換申請の一例を説明する。なお、図33に示される処理は、図26〜28の画面画像例で説明した処理に対応する。
図33に示されるように、第2ユーザが操作する第2端末10−2Aの制御部11は、第2端末10−2Aの表示部に図26に示す交換申請承諾画面画像G2700を表示する(S170)。次に、第2端末10−2Aの制御部11は、入力部14を介して第2ユーザから交換申請承諾画面画像G2700に表示される交換申請の申請元のユーザ(第1ユーザ)に対するカウンターオファーの選択を受け付ける(S172)。例えば、図26に示す交換申請承諾画面画像G2700が表示されている状態において、第2端末10−2Aの制御部11は、処理オブジェクトP2704を選択する操作を受け付けることによって、上記のカウンターオファーの選択を受け付ける。
第2端末10−2Aの制御部11は、第2ユーザからカウンターオファーの要求を受け付けると、通信部13を介してサーバ30Aにカウンターオファーを要求する(S174)。例えば、第2端末10−2Aの制御部11は、カウンターオファーの要求とともに、カウンターオファーに係る交換申請IDの情報をサーバ30Aに送信することとしてよい。
サーバ30Aの制御部31は、第2端末10−2Aからカウンターオファーの要求を受け付けると(S370)、交換申請情報テーブルTBL104から交換申請IDに関連づけられる提供対象カード及び入手対象カードの情報を取得する(S372)。ここで、サーバ30Aの制御部31は、交換申請情報テーブルTBL104から交換申請IDに関連づけられる交換申請元のユーザIDを第1ユーザID、交換申請先のユーザIDを第2ユーザIDとして特定する。
次に、サーバ30Aの制御部31は、ユーザ情報テーブルTBL102から第2ユーザIDに関連付けられた所望カードリストを取得する(S374)。
また、サーバ30Aの制御部31は、所有ゲームオブジェクト情報テーブルTBL103から、第1ユーザIDに関連づけられた所有カードリスト及び出品カードリストを取得する(S376)。
また、サーバ30Aの制御部31は、所有ゲームオブジェクト情報テーブルTBL103から、第2ユーザIDに関連づけられた出品カードリストを取得する(S378)。
また、サーバ30Aの制御部31は、ユーザ情報テーブルTBL102から第1ユーザIDに関連づけられた所望カードリストを取得する(S380)。
次に、サーバ30Aの制御部31は、S374〜S380で取得した情報に基づいて、交換申請修正画面画像(例えば図27に示す交換申請修正画面画像G2800)を表示するための交換申請修正画面画像データを生成し、生成した交換申請修正画面画像データを、通信部33を介して第2端末10−2Aに送信する(S382)。
次に、第2端末10−2Aの制御部11は、通信部13を介してサーバ30Aから交換申請修正画面画像データを受信する(S176)。そして、第2端末10−2Aの制御部11は、上記受信したデータに基づいて、交換申請修正画面画像を第2端末10−2Aの表示部15に表示する(S176)。
第2端末10−2Aの制御部11は、表示部15に表示される交換申請修正画面画像に表示されるゲームカードの中から提供対象カード及び入手対象カードの選択を第2ユーザから受け付ける(S180)。
次に、第2端末10−2Aの制御部11は、第2ユーザによって選択された入手対象カードの情報(例えばカードID及びシリアル番号)と提供対象カードの情報(例えばカードID及びシリアル番号)を、通信部13を介してサーバ30Aに送信する(S182)。
サーバ30Aの制御部31は、通信部33を介して第2端末10−2Aから第2ユーザによって選択された入手対象カードと提供対象カードとの情報を受信する(S384)。この例においては、サーバ30Aの制御部31は、第2ユーザから、提供対象カードと入手対象カードの情報を受け付けることにより、第2ユーザから、カウンターオファーによる交換申請を受け付けることとする。
サーバ30Aの制御部31は、第2ユーザから上記の交換申請を受け付けると、交換申請情報テーブルTBL104に、上記の交換申請の情報を登録する(S386)。例えば、サーバ30Aの制御部31は、第2ユーザから受け付けた交換申請を識別する交換申請ID、申請元ユーザID(第2ユーザID)、申請先ユーザID(第1ユーザID)、入手対象カード(S384で受信した情報)、提供対象カード(S384で受信した情報)、申請受付日時(例えばS384等の受信日時)、状況フラグ(初期値0)を関連づけて交換申請情報テーブルTBL104に登録する。
以上が第2実施形態に係るゲームシステム1Aにおいて実行されるカウンターオファーによる交換申請の受付処理である。
以上のゲームシステム1Aによれば、第1ユーザが交換相手に向けた交換申請が承諾されなかった場合であっても、交換相手が第1ユーザの出品カードの中から選択した入手対象カード(交換相手入手対象カード)と、第1ユーザが選択した入手対象カードとの交換申請が交換相手によりなされ、第1ユーザが交換相手によりなされた交換申請を承諾した場合に、第1ユーザが選択した入手対象カードと、交換相手が選択した入手対象カード(交換相手入手対象カード)との交換が実行される。これにより、第1ユーザにとっては、第1ユーザから交換相手に対して行った交換申請が承諾されなかった場合であっても、その後に交換相手から第1ユーザに対して行われる交換申請を承諾することで、所望の入手対象カードを手に入れることができる。また、交換相手にとっては、第1ユーザから受け付ける交換申請において交換により入手するゲームカードの内容を修正する機会を得ることができる。
[3.変形例]
本発明は以上説明した実施形態に限定されるものではない。
〔1〕例えば、第1ユーザが提供対象カード(提供対象ゲームオブジェクトの一例)を選択するための提供対象カード選択画面画像(提供対象ゲームオブジェクト選択画面画像の一例)は、上記の実施形態の態様に限られない。
図34には、上記の実施形態とは異なる表示態様の提供対象カード選択画面画像を含む交換申請内容選択画面画像G3100を示す。図34に示される交換申請内容選択画面画像G3100は、提供対象カード選択画面画像A3110、入手対象カード追加画面画像A3120、処理オブジェクトP3101、処理オブジェクトP3102を含む。なお、入手対象カード追加画面画像A3120、処理オブジェクトP3101、処理オブジェクトP3102は、図11に示す交換申請内容選択画面画像G1600における入手対象カード追加画面画像A1620、処理オブジェクトP1601、処理オブジェクトP1602と同じであるため説明を省略する。
図34に示されるように、提供対象カード選択画面画像A3110には、交換相手(ここではユーザUb)のユーザIDに関連づけられた所望カード(所望ゲームオブジェクトの一例)が表示され、交換相手のユーザIDに関連づけられた所望カードのうち、第1ユーザ(ここではユーザUa)のユーザIDに関連づけられた出品カード(提供候補ゲームオブジェクトの一例)に含まれるゲームカード(ここではCx,Cy)が他のゲームカード(ここではCs,Cy,Cu)に対して優先表示又は区別表示されている。例えば、図34に示す例においては、ゲームカードCx,Cyを枠画像P31001により取り囲んで表示していることが、上記の「区別表示」の一例に相当する。
これにより、第1ユーザは、提供対象カードを選択するための提供対象カード選択画面画像A3110の表示に基づき、交換相手の所望カードのうちいずれが第1ユーザの出品カードであるかを認識することができる。これにより、第1ユーザは、交換相手の所望カードの中から提供対象カードを選択するにあたり、第1ユーザが提供することを望んでいないゲームオブジェクトが誤って選択されることを防止できる。
〔2〕また例えば、図9に示す出品カード検索画面画像G1400において、ゲームカードの検索条件として利用する情報は、ゲームカードの名称に限られない。例えば、ゲームカードの検索条件は、ゲームカードの名称、レア度、流通数、特技、攻撃力、防御力、コスト、売却価格、登場日時等のゲームカードの属性情報のうちの1つ又は複数についての条件の組み合わせにより設定されてもよい。
〔3〕また例えば、上述したゲームシステム1においては、データ記憶部310に記憶されるゲームオブジェクト情報テーブルTBL101、ユーザ情報テーブルTBL102、所有ゲームオブジェクト情報テーブルTBL103、交換申請情報テーブルTBL104等のテーブルはサーバ30に記憶されることとしたが、これに限られない。例えば、上記のテーブルは、サーバ30以外の装置(例えば端末10等)が保持してもよいし、ゲームシステム1に含まれる複数の装置(例えばサーバ30,端末10等)に分散して保持されてもよいし、複数の装置が上記のテーブルの少なくとも一部を重複して保持してもよい。また例えば、上記のテーブルの少なくとも一部は、サーバ30、端末10のそれぞれが保持してもよいし、サーバ30のみ、又は端末10のみが保持してもよい。なお、サーバ30と端末10とが同じテーブルの情報を保持する場合には、サーバ30と端末10とはそれぞれで保持されるテーブルの情報を同期することとしてよい。
〔4〕また例えば、第1端末10−1と第2端末10−2とはサーバ30を介さずにP2P(ピアツーピア)により通信することとしてもよい。この場合には、例えば第1端末10−1又は第2端末10−2のいずれかがサーバ30の機能を兼ねることとしてよい。すなわち、この場合には、第1端末10−1又は第2端末10−2のうちいずれかが、データ記憶部310、表示制御部320、提供候補ゲームオブジェクト選択受付部330、所望ゲームオブジェクト選択受付部340、入手対象ゲームオブジェクト選択受付部350、交換相手候補選出部360、交換相手選択受付部370、提供対象ゲームオブジェクト選択受付部380、入手対象ゲームオブジェクト追加受付部390、交換申請受付部400(400A)、交換申請選択受付部410(410A)、承諾受付部420(420A)、交換実行部430(430A)、及び交換相手入手対象ゲームオブジェクト選択受付部440の機能をさらに備えることとしてよい。
〔5〕また例えば、第1ユーザと第2ユーザとが交換するゲームオブジェクトは、ゲームカードに限られない。例えば、第1ユーザと第2ユーザとは、ゲームカード、ゲームキャラクタ、ゲームアイテムのいずれか又はこれらの組合せをそれぞれ交換するようにしてもよい。
[4.付記]
以上のような記載から、本発明は例えば以下のように把握される。なお、本発明の理解を容易にするために、適宜図面に記載された符号を括弧書きで記載するが、それにより本発明が図示の態様に限定されるものではない。
1)本発明の一態様に係るゲームシステム(1,1A)は、ユーザ識別情報間でゲームオブジェクト(例えばゲームカード)の交換が可能なゲームを実行するゲームシステム(1,1A)において、複数の前記ユーザ識別情報のそれぞれに関連づけて、当該ユーザ識別情報によって識別されるユーザによって当該ユーザ識別情報に関連づけられたゲームオブジェクトのうちから提供候補ゲームオブジェクト(例えば出品カード)として設定された1以上のゲームオブジェクトを記憶する第1記憶手段(TBL103)と、前記複数の前記ユーザ識別情報のそれぞれに関連づけて、当該ユーザ識別情報によって識別されるユーザによって所望ゲームオブジェクト(例えば所望カード)として設定された1以上のゲームオブジェクトを記憶する第2記憶手段(TBL102)と、前記複数の前記ユーザ識別情報のうちの第1ユーザ識別情報によって識別される第1ユーザから、前記第1ユーザが交換により他のユーザから入手の対象とするゲームオブジェクトである入手対象ゲームオブジェクト(例えば入手対象カード)の選択を受け付ける入手対象ゲームオブジェクト選択受付手段(350)と、前記第1ユーザ識別情報とゲームオブジェクトの交換を行う相手の候補である交換相手候補を、前記複数の前記ユーザ識別情報のうちの他のユーザ識別情報のうちから、前記入手対象ゲームオブジェクトと、前記他のユーザ識別情報に関連づけられた前記提供候補ゲームオブジェクトと、前記他のユーザ識別情報に関連づけられた前記所望ゲームオブジェクトと、前記第1ユーザ識別情報に関連づけられた前記提供候補ゲームオブジェクトと、に基づいて選出する交換相手候補選出手段(360)と、前記交換相手候補選出手段(360)によって選出された前記交換相手候補に関する情報を前記第1ユーザが用いる表示手段(15)に表示させるための制御を実行する表示制御手段(320,110)と、を含み、前記交換相手候補選出手段(360)は、前記複数の前記ユーザ識別情報のうちの第2ユーザ識別情報に関連づけられた前記提供候補ゲームオブジェクトのうちに前記入手対象ゲームオブジェクトが含まれ、且つ、前記第2ユーザ識別情報に関連づけられた前記所望ゲームオブジェクトのうちに、前記第1ユーザ識別情報に関連づけられた前記提供候補ゲームオブジェクトのうちの少なくとも一つが含まれる場合に、前記第2ユーザ識別情報を前記交換相手候補として選出する。
16)本発明の一態様に係る交換制御装置(30)は、ユーザ識別情報間でのゲームオブジェクトの交換に関する制御を実行する交換制御装置(30)において、複数の前記ユーザ識別情報のそれぞれに関連づけて、当該ユーザ識別情報によって識別されるユーザによって当該ユーザ識別情報に関連づけられたゲームオブジェクトのうちから提供候補ゲームオブジェクトとして設定された1以上のゲームオブジェクトを記憶する第1記憶手段(TBL103)の記憶内容を取得する手段と、前記複数の前記ユーザ識別情報のそれぞれに関連づけて、当該ユーザ識別情報によって識別されるユーザによって所望ゲームオブジェクトとして設定された1以上のゲームオブジェクトを記憶する第2記憶手段(TBL102)の記憶内容を取得する手段と、前記複数の前記ユーザ識別情報のうちの第1ユーザ識別情報によって識別される第1ユーザから、前記第1ユーザが交換により他のユーザから入手の対象とするゲームオブジェクトである入手対象ゲームオブジェクトの選択を受け付ける入手対象ゲームオブジェクト選択受付手段(350)と、前記第1ユーザ識別情報とゲームオブジェクトの交換を行う相手の候補である交換相手候補を、前記複数の前記ユーザ識別情報のうちの他のユーザ識別情報のうちから、前記入手対象ゲームオブジェクトと、前記他のユーザ識別情報に関連づけられた前記提供候補ゲームオブジェクトと、前記他のユーザ識別情報に関連づけられた前記所望ゲームオブジェクトと、前記第1ユーザ識別情報に関連づけられた前記提供候補ゲームオブジェクトと、に基づいて選出する交換相手候補選出手段(360)と、前記交換相手候補選出手段(360)によって選出された前記交換相手候補に関する情報を前記第1ユーザが用いる表示手段(15)に表示させるための制御を実行する表示制御手段(320,110)と、を含み、前記交換相手候補選出手段(360)は、前記複数の前記ユーザ識別情報のうちの第2ユーザ識別情報に関連づけられた前記提供候補ゲームオブジェクトのうちに前記入手対象ゲームオブジェクトが含まれ、且つ、前記第2ユーザ識別情報に関連づけられた前記所望ゲームオブジェクトのうちに、前記第1ユーザ識別情報に関連づけられた前記提供候補ゲームオブジェクトのうちの少なくとも一つが含まれる場合に、前記第2ユーザ識別情報を前記交換相手候補として選出する。
17)本発明の一態様に係るプログラムは、1)乃至15)に記載のゲームシステム(1,1A)又は16)に記載の交換制御装置(30)としてコンピュータを機能させるためのプログラムである。
18)本発明の一態様に係るゲームシステム(1,1A)の制御方法は、ユーザ識別情報間でゲームオブジェクトの交換が可能なゲームを実行するゲームシステム(1,1A)の制御方法において、複数の前記ユーザ識別情報のそれぞれに関連づけて、当該ユーザ識別情報によって識別されるユーザによって当該ユーザ識別情報に関連づけられたゲームオブジェクトのうちから提供候補ゲームオブジェクトとして設定された1以上のゲームオブジェクトを第1記憶手段(TBL103)に記憶するステップ(S314)と、前記複数の前記ユーザ識別情報のそれぞれに関連づけて、当該ユーザ識別情報によって識別されるユーザによって所望ゲームオブジェクトとして設定された1以上のゲームオブジェクトを第2記憶手段(TBL102)に記憶するステップ(S304)と、前記複数の前記ユーザ識別情報のうちの第1ユーザ識別情報によって識別される第1ユーザから、前記第1ユーザが交換により他のユーザから入手の対象とするゲームオブジェクトである入手対象ゲームオブジェクトの選択を受け付ける入手対象ゲームオブジェクト選択受付ステップ(S320)と、前記第1ユーザ識別情報とゲームオブジェクトの交換を行う相手の候補である交換相手候補を、前記複数の前記ユーザ識別情報のうちの他のユーザ識別情報のうちから、前記入手対象ゲームオブジェクトと、前記他のユーザ識別情報に関連づけられた前記提供候補ゲームオブジェクトと、前記他のユーザ識別情報に関連づけられた前記所望ゲームオブジェクトと、前記第1ユーザ識別情報に関連づけられた前記提供候補ゲームオブジェクトと、に基づいて選出する交換相手候補選出ステップ(S326)と、前記交換相手候補選出ステップによって選出された前記交換相手候補に関する情報を前記第1ユーザが用いる表示手段(15)に表示させるための制御を実行する表示制御ステップ(S328,S124,S126)と、を含み、前記交換相手候補選出ステップでは、前記複数の前記ユーザ識別情報のうちの第2ユーザ識別情報に関連づけられた前記提供候補ゲームオブジェクトのうちに前記入手対象ゲームオブジェクトが含まれ、且つ、前記第2ユーザ識別情報に関連づけられた前記所望ゲームオブジェクトのうちに、前記第1ユーザ識別情報に関連づけられた前記提供候補ゲームオブジェクトのうちの少なくとも一つが含まれる場合に、前記第2ユーザ識別情報を前記交換相手候補として選出する。
19)本発明の一態様に係る交換制御装置(30)の制御方法は、ユーザ識別情報間でのゲームオブジェクトの交換に関する制御を実行する交換制御装置(30)の制御方法において、複数の前記ユーザ識別情報のそれぞれに関連づけて、当該ユーザ識別情報によって識別されるユーザによって当該ユーザ識別情報に関連づけられたゲームオブジェクトのうちから提供候補ゲームオブジェクトとして設定された1以上のゲームオブジェクトを記憶する第1記憶手段(TBL103)の記憶内容を取得するステップと、前記複数の前記ユーザ識別情報のそれぞれに関連づけて、当該ユーザ識別情報によって識別されるユーザによって所望ゲームオブジェクトとして設定された1以上のゲームオブジェクトを記憶する第2記憶手段(TBL102)の記憶内容を取得するステップと、前記複数の前記ユーザ識別情報のうちの第1ユーザ識別情報によって識別される第1ユーザから、前記第1ユーザが交換により他のユーザから入手の対象とするゲームオブジェクトである入手対象ゲームオブジェクトの選択を受け付ける入手対象ゲームオブジェクト選択受付ステップと、前記第1ユーザ識別情報とゲームオブジェクトの交換を行う相手の候補である交換相手候補を、前記複数の前記ユーザ識別情報のうちの他のユーザ識別情報のうちから、前記入手対象ゲームオブジェクトと、前記他のユーザ識別情報に関連づけられた前記提供候補ゲームオブジェクトと、前記他のユーザ識別情報に関連づけられた前記所望ゲームオブジェクトと、前記第1ユーザ識別情報に関連づけられた前記提供候補ゲームオブジェクトと、に基づいて選出する交換相手候補選出ステップと、前記交換相手候補選出ステップによって選出された前記交換相手候補に関する情報を前記第1ユーザが用いる表示手段(15)に表示させるための制御を実行する表示制御ステップと、を含み、前記交換相手候補選出ステップでは、前記複数の前記ユーザ識別情報のうちの第2ユーザ識別情報に関連づけられた前記提供候補ゲームオブジェクトのうちに前記入手対象ゲームオブジェクトが含まれ、且つ、前記第2ユーザ識別情報に関連づけられた前記所望ゲームオブジェクトのうちに、前記第1ユーザ識別情報に関連づけられた前記提供候補ゲームオブジェクトのうちの少なくとも一つが含まれる場合に、前記第2ユーザ識別情報を前記交換相手候補として選出する。
20)本発明の一態様に係る情報記憶媒体は、上記17)に記載のプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な情報記憶媒体である。
上記1)、16〜20)に係る発明によれば、第1ユーザは、第1ユーザが選択した入手対象ゲームオブジェクトを交換により提供してもよいとしているユーザであって、且つ、第1ユーザの提供候補ゲームオブジェクトを所望しているユーザを交換相手候補として見つけることができる。交換相手候補に対しては、入手対象ゲームオブジェクトと引き換えに相手が所望するゲームオブジェクトを提供することが可能となるため、入手対象ゲームオブジェクトを入手するための交換が成立する可能性が高くなる。すなわち、上記発明によれば、第1ユーザは、第1ユーザが選択する入手対象ゲームオブジェクトを入手するための交換が成立する可能性が高い相手を探しやすくなる。
2)上記1)に記載のゲームシステム(1,1A)において、前記表示制御手段(320,110)は、前記交換相手候補のうちからゲームオブジェクトの交換を行う相手である交換相手の選択を受け付けるための選択画面画像(G1500)を前記表示手段(15)に表示させるための制御を実行する、こととする。
上記2)に記載の発明によれば、第1ユーザは、選択画面画像の表示に基づいて、交換相手候補のうちからゲームオブジェクトの交換を行う相手を選択することができる。これにより、第1ユーザが誤った相手をゲームオブジェクトの交換相手として選択することが生じにくくなる。
3)上記2)に記載のゲームシステム(1,1A)において、前記選択画面画像(G1500)には、前記交換相手候補のそれぞれについて、当該交換相手候補に関連づけられた前記所望ゲームオブジェクトのうちに含まれ、且つ、前記第1ユーザ識別情報に関連づけられた前記提供候補ゲームオブジェクトのうちに含まれるゲームオブジェクトに関する情報が表示される。
上記3)に記載の発明によれば、第1ユーザは、選択画面画像の表示に基づいて、交換相手候補のそれぞれが第1ユーザの提供候補ゲームオブジェクトのいずれを所望しているかを知ることができる。例えば、第1ユーザは、選択画面画像に表示される情報に基づいて、第1ユーザの提供候補ゲームオブジェクトのうち1つを所望している交換相手候補よりも、第1ユーザの提供候補ゲームオブジェクトのうち複数を所望している交換相手候補を選択したり、第1ユーザにとって重要度の低い提供候補ゲームオブジェクトを所望する交換候補相手を選択したりすることができる。すなわち、第1ユーザは、選択画面画像の表示に基づいて、どの交換相手候補をゲームオブジェクトの交換相手として選択すべきかを決定するための判断材料を得ることができる。
4)上記2)又は3)に記載のゲームシステム(1,1A)において、前記選択画面画像(G1500)には、前記交換相手候補のそれぞれについて、当該交換相手候補に関連づけられた前記入手対象ゲームオブジェクトに関する情報が表示される。
上記4)に記載の発明によれば、第1ユーザは、選択画面画像の表示に基づいて、交換相手候補のそれぞれから入手できる入手対象ゲームオブジェクトの情報を得ることができる。例えば、第1ユーザは、交換相手候補のうち、より交換対象として適切な入手対象ゲームオブジェクトを入手することができる交換相手候補を選択することができる。すなわち、第1ユーザは、選択画面画像の表示に基づいて、どの交換相手候補をゲームオブジェクトの交換相手として選択すべきかを決定するための判断材料を得ることができる。
5)上記1)乃至4)のいずれかに記載のゲームシステム(1,1A)において、前記交換相手候補のうちから前記交換相手の選択を前記第1ユーザから受け付ける交換相手選択受付手段(370)と、前記第1ユーザ識別情報に関連づけられたゲームオブジェクトのうちから前記交換相手に提供するゲームオブジェクトである提供対象ゲームオブジェクトの選択を、前記第1ユーザから受け付ける提供対象ゲームオブジェクト選択受付手段(380)と、前記第1ユーザから前記交換相手に対する、前記入手対象ゲームオブジェクトと前記提供対象ゲームオブジェクトとの交換申請を、前記第1ユーザから受け付ける交換申請受付手段(400)と、を含む。
上記5)に記載の発明によれば、第1ユーザは、交換相手候補から第1ユーザが選択した交換相手に対して、提供対象ゲームオブジェクトを提供することと引き換えに、交換相手から入手対象ゲームオブジェクトを手に入れるための交換を、第1ユーザの選択に基づき申請することができる。これにより、第1ユーザは、所望する交換相手に対して、所望のゲームオブジェクト同士の交換を提案することができる。
6)上記5)に記載のゲームシステム(1,1A)において、前記第1ユーザ識別情報に関連づけられたゲームオブジェクトのうちから前記提供対象ゲームオブジェクトの選択を受け付けるための提供対象ゲームオブジェクト選択画面画像(G1600)を前記表示手段(15)に表示させるための制御を実行する手段を含む。
上記6)に記載の発明によれば、第1ユーザは、提供対象ゲームオブジェクト選択画面画像の表示に基づいて、交換相手に提供するゲームオブジェクトを選択することができる。これにより、第1ユーザが誤ったゲームオブジェクトを交換相手に提供する対象として選択することが生じにくくなる。
7)上記6)に記載のゲームシステム(1,1A)において、前記提供対象ゲームオブジェクト選択画面画像(A1610)には、前記第1ユーザ識別情報に関連づけられたゲームオブジェクトが表示され、前記第1ユーザ識別情報に関連づけられたゲームオブジェクトのうち、前記交換相手であるユーザ識別情報に関連づけられた前記所望ゲームオブジェクトに含まれるゲームオブジェクトが他のゲームオブジェクトに対して優先表示又は区別表示される。
上記7)に記載の発明によれば、第1ユーザは、提供対象ゲームオブジェクトを選択するための提供対象ゲームオブジェクト選択画面画像の表示に基づき、第1ユーザ識別情報に関連付けられたゲームオブジェクトのうちいずれが交換相手の所望するゲームオブジェクトであるかを認識することができる。これにより、第1ユーザは、提供対象ゲームオブジェクトを選択する際に、交換相手との間で交換が成立しやすいゲームオブジェクトの選択が容易となる。
8)上記6)又は7)に記載のゲームシステム(1,1A)において、前記提供対象ゲームオブジェクト選択画面画像(A3110)には、前記交換相手であるユーザ識別情報に関連づけられた前記所望ゲームオブジェクトが表示され、前記交換相手であるユーザ識別情報に関連づけられた前記所望ゲームオブジェクトのうち、前記第1ユーザ識別情報に関連づけられた前記提供候補ゲームオブジェクトに含まれるゲームオブジェクトが他のゲームオブジェクトに対して優先表示又は区別表示される。
上記8)に記載の発明によれば、第1ユーザは、提供対象ゲームオブジェクトを選択するための提供対象ゲームオブジェクト選択画面画像の表示に基づき、交換相手の所望するゲームオブジェクトのうちいずれが第1ユーザの提供候補オブジェクトであるかを認識することができる。これにより、第1ユーザは、交換相手が所望するゲームオブジェクトの中から提供候補ゲームオブジェクトを選択するにあたり、第1ユーザが提供することを望んでいないゲームオブジェクトが誤って選択されることを防止できる。
9)上記6)乃至8)のいずれかに記載のゲームシステム(1,1A)において、前記提供対象ゲームオブジェクト選択画面画像(A1610)には、前記第1ユーザ識別情報に関連づけられた前記提供候補ゲームオブジェクトが表示され、前記第1ユーザ識別情報に関連づけられた前記提供候補ゲームオブジェクトのうち、前記交換相手であるユーザ識別情報に関連づけられた前記所望ゲームオブジェクトに含まれるゲームオブジェクトが他のゲームオブジェクトに対して優先表示又は区別表示される。
上記9)に記載の発明によれば、第1ユーザは、提供対象ゲームオブジェクト選択画面画像の表示に基づいて、第1ユーザの提供候補ゲームオブジェクトのうちどれが交換相手の所望するゲームオブジェクトであるかを認識することができる。これにより、第1ユーザが提供対象ゲームオブジェクトを選択する際に、第1ユーザが提供することを望んでいないゲームオブジェクトを選択してしまうことを防止するとともに、交換相手との間で交換が成立しやすいゲームオブジェクトを選択することが容易となる。
10)上記5)乃至9)のいずれかに記載のゲームシステム(1,1A)において、前記交換相手であるユーザ識別情報に関連づけられた前記提供候補ゲームオブジェクトのうちに含まれるゲームオブジェクトのうちから前記入手対象ゲームオブジェクトの追加を受け付けるための入手対象ゲームオブジェクト追加画面画像(A1620)を前記第1ユーザの前記表示手段(15)に表示させるための制御を実行する手段を含み、前記入手対象ゲームオブジェクト追加画面画像(A1620)では、前記交換相手であるユーザ識別情報に関連づけられた前記提供候補ゲームオブジェクトが表示され、前記交換相手であるユーザ識別情報に関連づけられた前記提供候補ゲームオブジェクトのうち、前記第1ユーザ識別情報に関連づけられた前記所望ゲームオブジェクトに含まれるゲームオブジェクトが他のゲームオブジェクトに対して優先表示又は区別表示される。
上記10)に記載の発明によれば、第1ユーザは、入手対象ゲームオブジェクトを追加するための入手対象ゲームオブジェクト追加画面画像の表示に基づいて、交換相手の提供候補ゲームオブジェクトのうちいずれが第1ユーザの所望するゲームオブジェクトであるかを認識することができる。これにより、第1ユーザは、入手対象ゲームオブジェクトに交換相手にとって価値のあるゲームオブジェクトを追加することが容易となるため、第1ユーザと交換相手とが交換するゲーオブジェクト間の価値のバランスを取りやすくなる。すなわち、第1ユーザは交換相手に対して価値のバランスが取れたゲームオブジェクトの交換を申請することができるため、交換の成立可能性を高めることができる。
11)上記5)乃至10)のいずれかに記載のゲームシステム(1,1A)において、前記交換申請受付手段(400)により受け付ける交換申請に対する承諾を、前記交換相手から受け付ける承諾受付手段(420)と、前記承諾受付手段(420)により前記交換申請が承諾された場合に、前記入手対象ゲームオブジェクトと前記提供対象ゲームオブジェクトとの交換を、前記第1ユーザ識別情報と前記交換相手であるユーザ識別情報との間で実行する交換実行手段(430)と、を含む。
上記11)に記載の発明によれば、第1ユーザは、交換相手により第1ユーザがした交換申請が承諾された場合に、交換相手に提供対象ゲームオブジェクトを提供することと引き換えに、交換相手から入手対象ゲームオブジェクトを手に入れることができる。これにより、第1ユーザと交換相手との双方の合意に基づいたゲームオブジェクトの交換が実行できる。
12)上記5)乃至11)のいずれかに記載のゲームシステム(1A)において、前記交換申請受付手段(400A)により受け付ける交換申請が、前記交換相手であるユーザ識別情報により識別されるユーザによって承諾されなかった場合に、前記第1ユーザ識別情報に関連づけられた前記提供候補ゲームオブジェクトとして設定されたゲームオブジェクトのうちから、前記交換相手であるユーザ識別情報により識別されるユーザが交換により前記第1ユーザから入手の対象とするゲームオブジェクトである入手対象ゲームオブジェクトの選択を前記交換相手から受け付ける手段(440)を含み、前記交換申請受付手段(400A)は、前記交換相手から前記第1ユーザに対する、前記第1ユーザにより選択された前記入手対象ゲームオブジェクトと、前記交換相手であるユーザ識別情報により識別されるユーザにより選択された前記入手対象ゲームオブジェクトとの交換申請を、前記交換相手から受け付け、前記承諾受付手段(420A)は、前記交換相手から前記第1ユーザに対する前記交換申請に対する承諾を、前記第1ユーザから受け付け、前記交換実行手段(430A)は、前記承諾受付手段(420A)により前記交換相手から前記第1ユーザに対する前記交換申請に対する承諾が受け付けられた場合に、前記第1ユーザにより選択された前記入手対象ゲームオブジェクトと、前記交換相手であるユーザ識別情報により識別されるユーザにより選択された前記入手対象ゲームオブジェクトとの交換を、前記第1ユーザ識別情報と前記交換相手であるユーザ識別情報との間で実行する。
上記12)に記載の発明によれば、第1ユーザが交換相手に向けた交換申請が承諾されなかった場合であっても、交換相手が第1ユーザの提供候補ゲームオブジェクトの中から選択した入手対象ゲームオブジェクトと、第1ユーザが選択した入手対象ゲームオブジェクトとの交換申請が交換相手によりなされ、第1ユーザが交換相手によりなされた交換申請を承諾した場合に、第1ユーザが選択した入手対象ゲームオブジェクトと、交換相手が選択した入手対象ゲームオブジェクトとの交換が実行される。これにより、第1ユーザにとっては、第1ユーザから交換相手に対して行った交換申請が承諾されなかった場合であっても、その後に交換相手から第1ユーザに対して行われる交換申請を承諾することで、所望の入手対象ゲームオブジェクトを手に入れることができる。また、交換相手にとっては、第1ユーザから受け付ける交換申請において交換により入手するゲームオブジェクトの内容を修正する機会を得ることができる。
13)上記1)至12)のいずれかに記載のゲームシステム(1,1A)において、一回の交換における前記入手対象ゲームオブジェクト及び前記提供対象ゲームオブジェクトの少なくとも一方として、前記第1ユーザから任意の組み合わせのゲームオブジェクトの選択が受け付けられる。
上記13)に記載の発明によれば、第1ユーザは、一回の交換における入手対象ゲームオブジェクトとして選択するゲームオブジェクトの数や、一回の交換における入手対象ゲームオブジェクトとしてどのゲームオブジェクトを選択するのかを任意に選択できるようになる。また、第1ユーザは、一回の交換における提供対象ゲームオブジェクトとして選択するゲームオブジェクトの数や、一回の交換における提供対象ゲームオブジェクトとしてどのゲームオブジェクトを選択するのかを任意に選択できるようになる。このようにすることによって、交換の自由度を向上させることができ、その結果として、ゲームオブジェクトの交換の機会喪失を軽減することができる。
14)上記1)乃至13)のいずれかに記載のゲームシステム(1,1A)において、前記ゲームオブジェクトはゲームキャラクタであり、前記ユーザ識別情報間でゲームキャラクタ同士の交換が可能である。
上記14)に記載の発明によれば、ユーザはゲームキャラクタ同士を交換することができる。ゲームキャラクタ同士であれば、価値を比較しやすいため、ユーザは、入手対象ゲームオブジェクトと提供対象ゲームオブジェクトとの価値が見合ったものかを判断しやすくなる。
15)上記14)に記載のゲームシステム(1,1A)において、前記ゲームキャラクタには、前記ゲームにおける特性を示す複数のパラメータが関連づけられる。
上記15)に記載の発明によれば、複数の特性を有するゲームキャラクタ同士を交換することができる。これによれば、ゲームキャラクタの複数の特性を考慮して選択されるゲームキャラクタ同士の交換が可能となる。