キャリアアグリゲーション(CA)によって動作する周波数分割複信(FDD)ワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)に対して、1つのハイブリッド自動再送要求(HARQ)エンティティが、各々のサービングセルに対して存在し得るものであり、その場合、各々のエンティティは、8つのHARQプロセスを、例えば、サブフレームごとに1つを、1つのラウンドトリップタイム(RTT)に対して有し得る。結果として、ULに対して、およびDLに対してアクティブな2つ以上のHARQプロセスが、任意の与えられたサブフレームで、ただし、多くても1つのアップリンク(UL)および1つのダウンリンク(DL)HARQプロセスが、構成されるサービングセルごとに存在し得る。
物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)リソースは、6つの隣接する物理リソースブロック(PRB)からなり得る。FDDに対しては、PRACHリソースは時間多重化されるのみであり得るものであり、例えば、多くても1つのPRACHリソースが、サブフレームごとに存在し得る。TDDに対しては、PRACHリソースは、加えて周波数で多重化され得るものであり、例えば、複数のPRACHリソースが、与えられたULサブフレームに対して存在し得る。PRACHリソースは、WTRUに対して、PRACH−Config情報要素(IE)の受信から構成され得るものであり、その情報要素はprach−ConfigIndexを含み得るものである。PRACH−Config IEは、システム情報ブロック(SIB)2で、ブロードキャスト制御チャネル(BCCH)上で、例えばアイドルモードWTRUに対して、および、PCellに対して、接続されたモードのWTRUに対して受信され得る。PRACH−Config IEは、専用化された(dedicated)無線リソース制御(RRC)プロトコルデータユニット(PDU)で、PDSCH上で、SCellに対して、接続されたモードのWTRUに対して受信され得る。prach−ConfigIndexは、フレーム構造(例えば、FDDまたはTDD)に依存して、異なって解釈され得る。TDD(フレーム構造タイプ2を有し得る)に対してWTRUは、PRACH割り振りの密度を決定することを、無線フレームごとに(例えば、10msごとに)prach−ConfigIndexを使用して行うことが可能である。WTRUは、関心の以下のパラメータの1または複数を決定することもまた可能であり、それらのパラメータとは、周波数リソースインデックス(例えば、PRACHリソースの第1のPRBへのインデックス);PRACHリソースは、すべての無線フレームで再度出現しているか、偶数フレームで再度出現しているか、または奇数フレームで再度出現しているか;PRACHリソースは、無線フレームの第1の半分(例えば、第1の5ms)で出現しているか、または第2の半分で出現しているか;および、第1のULサブフレームから、2つの連続的なDL対UL切替ポイントの間で計数され得る、リソースのULサブフレーム数である。これらのパラメータは、TDD UL/DL構成とともに、時間−周波数位置を特定のPRACHリソースに対して提供することが可能である。
動作のFDDモードでは、異なるキャリアがULおよびDL送信に対して使用され得るものであり、フルデュプレックスWTRUは同時に、DLで受信し、ULで送信することが可能である。動作のTDDモードでは、ULおよびDL送信が、同じキャリア周波数上で遂行され得るものであり、時間的に分離され得る。与えられたキャリアに対して、WTRUは同時には、DLで受信し、ULで送信することは可能でない。図1は、10msTDDフレームの例であり、そのフレームは、各々1msの10個のサブフレームからなる。図1は、サブフレーム#0 101から#9 110まで通して含む。あるサブフレームがDLに対するものであり、他のものがULに対するものである。特殊サブフレームもまた存在し、それらのサブフレームは、DLサブフレームとULサブフレームとの間で切り替えるために使用され得る。特殊サブフレームの例は、サブフレーム#1 102および#6 107である。これらのサブフレームは、DL部分(DwPTS)102(a)/107(a)、ガード期間(GP)102(b)/107(b)、およびUL部分(UpPTS)102(c)/107(c)を有し得る。
サブフレームは、ULとDLとの間でTDD UL/DL構成によって分割され得る。図2は、LTEによるTDD UL/DL構成の例である。図2に例示されるように、7つの異なる構成、すなわち構成0 201から構成6 207が存在する。各々の構成では、あるサブフレームが、DL、UL、または特殊サブフレームである。例示の目的で、DL対ULサブフレームの比率は、DLに特殊サブフレームを加えたものの数対ULサブフレームの数の比率であり得る。この例では構成0 201は、2対3のDL対ULサブフレームの比率を有する。構成1 202は、3対2のDL対ULサブフレームの比率を有する。構成2 203は、4対1のDL対ULサブフレームの比率を有する。構成3 204は、7対3のDL対ULサブフレームの比率を有する。構成4 205は、8対2のDL対ULサブフレームの比率を有する。構成5 206は、9対1のDL対ULサブフレームの比率を有する。構成6 207は、5対5のDL対ULサブフレームの比率を有する。
表1はTDD UL/DL構成を、構成のUL/DL切替ポイント周期性とともに示す。DLサブフレームからULサブフレームに切り替えることは、特殊サブフレームで達成され得るものであるが、サブフレーム1、または、サブフレーム1および6で起こるのみであり得る。
表2は特殊サブフレーム構成の例を示すものであり、それらの構成では、同じCP長さがDLおよびULの両方で使用される。DwPTS、GP、およびUpPTSに対して示される値は、OFDMシンボルでのものである。
表2によれば通常のCP事例では、GPは、1、2、3、4、6、9、および10個のOFDMシンボルだけ長くあり得る。拡張されたCP事例では、GPは、1、2、3、5、7、および8つのOFDMシンボルだけ長くあり得る。特殊サブフレームは、少なくとも1つのOFDMシンボルをUpPTSに対して有し得る。DL部分(DwPTS)は、通常であるが短縮されたDLサブフレームとして扱われ得るものであり、そのDLサブフレームは、DL制御信号(例えば、PDCCH、EPDCCH、物理制御フォーマットインジケータチャネル(PCFICH)、物理ハイブリッドARQインジケータチャネル(PHICH)のうちの1または複数)、および場合によってはDLデータ、例えばPDSCHを搬送することが可能であるものである。特殊サブフレームUL部分は、サウンディング参照信号(SRS:sounding reference signal)またはランダムアクセス要求を搬送することが可能である。特殊サブフレームは、時にはDLサブフレームとして扱われ得る。
図3A〜3Fは、RE位置の例を示すものであり、それらのRE位置はさらに、WTRU固有の参照信号のパターン、DM−RSパターン、またはDMRSパターンと呼ばれ得る。図3A〜3Dは、通常のCPについての例を示し、図3Aは、アンテナポート7についての例を示し、図3Bは、アンテナポート8についての例を示し、図3Cは、アンテナポート9についての例を示し、図3Dは、アンテナポート10についての例を示す。図3Eおよび3Fは、アンテナポート7および8についての例を、それぞれ、拡張されたCPについて示す。特殊サブフレームでは、特殊DM−RSパターンが定義され得るものであり、そのことは、参照信号がサブフレームのDwPTS領域に、図3A〜3Cに示されるように、一部の特殊サブフレーム構成に対して配置され得るようなものである。これらの特殊パターンは、ある送信モード(TM)、例えるならTM8および9に適用可能であり得るものであり、それらの送信モードは、DM−RSを使用することが可能であるものである。他の送信モードに対しては特殊サブフレームでは、特殊DM−RSパターンは定義され得ない。示されないが、特殊DM−RSパターンは、通常のCPに対する他のアンテナポート、例えばアンテナポート11〜14に対して、特殊サブフレームに適用可能であり得る。
図3Aは、アンテナポート7に対する特殊サブフレーム構成1、2、6、および7に対するDM−RSパターン301、特殊サブフレーム構成3、4、8、および9に対するDM−RSパターン302、および、すべての他のダウンリンクサブフレームに対するDM−RSパターン303を例示する。図3Bは、アンテナポート8に対する特殊サブフレーム構成1、2、6、および7に対するDM−RSパターン304、特殊サブフレーム構成3、4、8、および9に対するDM−RSパターン305、および、すべての他のダウンリンクサブフレームに対するDM−RSパターン306を例示する。
図3Cは、アンテナポート9に対する特殊サブフレーム構成1、2、6、および7に対するDM−RSパターン307、特殊サブフレーム構成3、4、8、および9に対するDM−RSパターン308、および、すべての他のダウンリンクサブフレームに対するDM−RSパターン309を例示する。図3Dは、アンテナポート10に対する特殊サブフレーム構成1、2、6、および7に対するDM−RSパターン310、特殊サブフレーム構成3、4、8、および9に対するDM−RSパターン311、および、すべての他のダウンリンクサブフレームに対するDM−RSパターン312を例示する。
図3Eは、アンテナポート7に対する特殊サブフレーム構成1、2、3、5、および6に対するDM−RSパターン313、および、すべての他のダウンリンクサブフレームに対するDM−RSパターン314を例示する。図3Fは、アンテナポート8に対する特殊サブフレーム構成1、2、3、5、および6に対するDM−RSパターン315、および、すべての他のダウンリンクサブフレームに対するDM−RSパターン316を例示する。
深刻な干渉を隣接するセル上で発生させることを回避するために、同じTDD UL/DL構成が、隣接するセルに対して使用され得る。構成の変化が接続を途絶させる場合があるので、構成は、頻繁には変化し得ないものであり、静的または準静的と考えられ得る。
TDD ULおよびDL HARQプロセスの数は、TDD UL/DL構成に依存し得る。
一部のLTE実装形態では、帯域内キャリアアグリゲーションがサポートされ得るものであり、TDDに対するアグリゲートされたキャリアは、同じTDD UL/DL構成を有し得る。
FDDでは、サブフレーム{0,4,5,9}はMBSFNサブフレームとして構成され得ないものであり、一方でTDDでは、サブフレーム{0,1,2,5,6}はMBSFNサブフレームとして構成され得ない。
TDD DLスケジューリングタイミングは、FDDのそれと同じであり得る。例えばWTRUは、スケジューリンググラントをDL送信に対して、DL送信と同じサブフレームで受信することが可能である。TDD DL HARQプロトコルは、非同期的および適応的であり得るものであり、そのことは、常に、DLグラントを搬送するPDCCH(またはEPDCCH)が、全てのDL再送信に対して存在し得るということを意味し得る。
ULスケジューリングおよび再送信タイミングをTDD UL/DL構成1〜6に対して考えると、WTRUによる、サブフレームnでの、WTRUに対して意図されるアップリンクグラントを伴うダウンリンク制御情報(DCI)フォーマットによるPDCCH(またはEPDCCH)の検出、および/または、WTRUに対して意図されるPHICH送信の際に、WTRUは、対応するPUSCH送信を、サブフレームn+kで、ただしkは表3で与えられるものとして、PDCCH(またはEPDCCH)およびPHICH情報によって調整することが可能である。
TDD UL/DL構成0に対しては、WTRUによる、サブフレームnでの、WTRUに対して意図される(UL DCIフォーマットと呼ばれ得る)アップリンクグラントを伴うDCIフォーマットによるPDCCH(またはEPDCCH)の検出、および/または、そのWTRUに対して意図されるPHICH送信の際に、WTRUは、対応するPUSCH送信を、サブフレームn+kで調整することが以下の場合に可能であり、以下の場合とは、アップリンクDCIフォーマットによるPDCCHでのULインデックスの最上位ビット(MSB)が1にセットされている場合、または、PHICHが、サブフレームn=0または5で、IPHICH=0に対応するリソースで受信される場合であり、ただし、kは表3で与えられるものであり、IPHICHは、サブフレームn=4または9でのPUSCH送信を伴うTDD UL/DL構成0に対して1に等しくあり得るものであり、IPHICHは、そうでない場合は0に等しくあり得るものである。
TDD UL/DL構成0に対して、UL DCIフォーマット、例えるならフォーマット0または4であり得るDCIフォーマットでの、ULインデックスの最下位ビット(LSB)が、サブフレームnで1にセットされている場合、または、PHICHが、サブフレームn=0または5で、IPHICH=1に対応するリソースで受信される場合、または、PHICHが、サブフレームn=1または6で受信される場合、WTRUは、対応するPUSCH送信を、サブフレームn+7で調整することが可能である。TDD UL/DL構成0に対して、アップリンクDCIフォーマットによるPDCCHでのULインデックスのMSBおよびLSBの両方が、サブフレームnでセットされている場合、WTRUは、対応するPUSCH送信を、サブフレームn+kおよびn+7の両方で調整することが可能であり、ただしkは表3で与えられるものである。表3は、ULスケジューリングタイミングkの、TDD構成0〜6に対する例である。
例として構成1に対して、ULグラントがDLでサブフレームn=1で受信されるならば、表からk=6であり、グラントは、サブフレームn+k=1+6=7でのPUSCHに対するものである。
TDDでは、DL HARQタイミング機構は、バンドリングウィンドウの概念に基づき得るものであり、そのバンドリングウィンドウは、DLサブフレームのセットからなるものである。これらのDLサブフレームに対応するDL HARQフィードバックビットは、一体にバンドル(bundle)され、eNBに、同じULサブフレームで、PUCCHまたはPUSCHのいずれかによって送信され得る。ULサブフレームnは、DL HARQフィードバックビットを、M個のDLサブフレームに対して搬送することが可能であり、ただしM≧1である。
表4は、DL関連付けセットインデックスK:{k0,k1,…kM-1}の、TDD DL HARQに対する例である。表4を参照すると、ULサブフレームnは、各々のDLサブフレームn−kのDL HARQフィードバックビットを搬送することが可能であり、ただし、k∈Kであり、Kは、M個の要素{k0,k1,…kM-1}のセットである。Mは、バンドリングウィンドウの、DLサブフレームに関してのサイズとして考えられ得る。
例として構成1に対して、ULサブフレームn=2は、DL HARQフィードバックビットを2のサブフレームn−kに対して搬送するものであり、ただしk=7およびk=6であり、それらは2−7および2−6に対応する。フレームは各々10個のサブフレームであるので、これは、以前のフレームでのサブフレーム5および6に対応する。
PUCCHに対して使用され得る物理リソースは、2つのパラメータ
および
に依存し得るものであり、それらのパラメータは、より高い層により与えられ得る。変数
は、帯域幅をRBに関して表し得るものであり、それらのRBは、あるPUCCHフォーマット、例えるならフォーマット2/2a/2bの送信に対して、各々のスロットで利用可能であり得るものである。変数
は、循環シフトの数を表し得るものであり、それらの循環シフトは、あるPUCCHフォーマット、例えるなら1/1a/1bに対してRBで使用され得るものであり、そのRBは、フォーマットの混合、例えるなら1/1a/1bおよび2/2a/2bに対して使用され得るものである。PUCCHフォーマット、例えるなら1/1a/1b、2/2a/2b、および3の送信に対して使用され得るリソースは、非負のインデックス
、
、および
それぞれにより表され得る。
表5は、kPHICHの、TDDに対する例である。スケジューリングセルからスケジューリングされる、サブフレームnでのPUSCH送信に対して、WTRUは、サブフレームn+kPHICHにあるべきそのスケジューリングセルの対応するPHICHリソースを決定することが可能であり、ただしkPHICHは表5で与えられるものである。サブフレームバンドリング動作に対して、対応するPHICHリソースは、バンドル内の最後のサブフレームに関連付けられ得る。
例として構成1に対して、WTRUがPUSCHをサブフレームn=2で送信するならば、それは、UL HARQ−ACKフィードバックを提供するPHICHをサブフレームn+kPHICHで予測することが可能であり、表からのそのkPHICHは4であり、そのためWTRUは、PHICHをサブフレーム2+4=6で予測することが可能である。
PHICHリソースは、インデックス対
により識別され得るものであり、ただし
は、PHICHグループ数であり得るものであり、
は、グループの内部での直交シーケンスインデックスであり得るものであり、以下のものが適用することが可能である。
ただしnDMRSは、DMRSフィールドに対する循環シフトから、アップリンクDCIフォーマットによる直近のPDCCHで、対応するPUSCH送信に関連付けられるトランスポートブロックに対してマッピングされ得る。nDMRSは、一部のシナリオに対して0にセットされ得るものであり、それらのシナリオでは、アップリンクDCIフォーマットによるPDCCHは、同じトランスポートブロックに対して存在しない。
は、PHICH変調に対して使用される拡散因子(spreading factor)サイズであり得る。IPRB_RAは、下記で示されるようなものであり得る。
ただし
は、対応するPUSCH送信の第1のスロットでの最も低いPRBインデックスであり得る。
は、より高い層により構成されるPHICHグループの数であり得る。
アイドルモード動作に関しては、適切なTDDセルのセル検出および選択は、SIB1がWTRUにより読み出されるまで、TDD UL/DL構成に非依存的であり得る。プライマリ同期信号(PSS)、セカンダリ同期信号(SSS)、マスタ情報ブロック(MIB)を搬送することが可能である物理ブロードキャストチャネル(PBCH)、およびSIB1が、あらかじめ決定されたサブフレーム、例えばサブフレーム0および5で送信され得るものであり、それらのサブフレームは、TDD UL/DL構成に関わらずDLであり得る。セルの適切性を通常の動作に対して決定するために使用される情報とともに、WTRUは、セルのTDD UL/DL構成の知識を得ることは、それがSIB1を読み出してしまうまで可能でない。
アイドルモードではWTRUは、それがキャンプ(camp)している現在のサービングセルに関する測定、および、隣接するセルの測定を遂行することが可能であり、その隣接するセルの測定は、同じキャリア周波数に関するもの、例えば周波数内隣接セル測定、および、異なるキャリア周波数に関するもの、例えば周波数間隣接セル測定の両方である。
サービングeノードB(eNB)は、隣接セルに対する測定に関わる情報を、そのシステムブロードキャスト情報内で、および、専用化された測定優先度情報を、専用化されたRRCシグナリングによって提供することが可能である。WTRUは、提供されるセルリストの部分でないセルを検出および測定することもまた可能である。例えば、WTRUが遂行する必要があり得る測定の量を制限するために、および例えば、バッテリ消費をその不連続受信(DRX)サイクルの間で最小化するために、WTRUは、以下の条件を、周波数間および周波数内隣接物を測定するために有し得るものであり、それらの条件は、キャリアで指定される周波数優先度に基づけられ得る。現在の周波数より高い優先度が割り当てられる周波数に対して、WTRUは、周波数間測定をセルに関してそのより高い優先度周波数で遂行することが可能である。現在の周波数以下の優先度が割り当てられる周波数に対して、および現在の周波数に対して、WTRUは、周波数間測定および/または周波数内測定を遂行することを、現在のセルの参照信号受信電力(RSRP:Reference Signal Received Power)および/または参照信号受信品質(RSRQ:Reference Signal Received Quality)が、指定されるしきい値を下回ると、行うことが可能である。
セル再選択基準が、システム情報で指定されるしきい値に基づいて満たされるときに、WTRUが、別のセルへのセル再選択を遂行することに決めることが可能であるように、隣接セルの測定は、アイドルモードで監視および評価され得る。
WTRUが、ネットワークにより、それがアイドルモードである間に連絡されるために、ネットワークはページングメッセージを使用することが可能である。ページングメッセージの内部に内包される情報は、例えばネットワークへの接続を確立するために、WTRU固有であり得るものであり、または、例えばWTRUに、セルのあるブロードキャスト情報に対する変化を通知するための、一般的なインジケータを含み得るものであり、そのブロードキャスト情報は、地震津波警報システム(ETWS)および商用移動アラートサービス(CMAS)情報を含み得る。例えば、WTRUが、可能であるページ(page)を探し求めるために必要とし得る時間の量を最小化するために、DRXサイクルおよびページングオケージョンがWTRUに、セルシステム情報によって、および/または、より高い層で指定されるパラメータによって割り当てられ得る。TDDに対しては、セルで必要とされるページングリソースの数に依存して、ページング情報が、サブフレーム{0,1,5,6}の1または複数で、PDSCH上で送信され得るものであり、そのPDSCHのリソース位置はPDCCH上で送信されるものであり、そのPDCCHは、ページング無線ネットワーク一時識別子(P−RNTI:Paging Radio Network Temporary Identifier)によってマスクされ得る。セルで割り当てられる単一のP−RNTIが存在し得るので、単一のページングメッセージが、あらかじめ割り当てられたサブフレーム上で送信され得る。アイドルモードではWTRUは、ページを、そのページングオケージョンに対応するサブフレームでのみ探し求めることが可能であり、WTRUのページングオケージョンは、サブフレーム{0,1,5,6}の1つに対応するのみであり得る。接続されたモードではWTRUは、ある状況で、例えるならSIB変化のイベントでページングされ得る。この事例ではWTRUは、ページを探し求めることを、ページを含み得る任意のサブフレームで行うことが可能である。
接続されたモードでは、アイドルモードと同様にWTRUは、測定をサービングセルおよび隣接セルに関して遂行することが可能である。接続されたモードでの測定は、専用化されたRRCシグナリングにより構成され得る。測定結果の報告もまた、WTRUに対して構成され得る。WTRUによる測定報告の送信は、周期的である場合があり、またはイベントトリガされる場合がある。結果は例えば、eNBにより、無線リソース管理の目的で、例えるならハンドオーバ判断のために、および/または、WTRUによる無線リンク監視のために使用され得る。
ハンドオーバは、ネットワークで基礎付けられた手順であり得るものであり、その手順では、接続されたモードでのWTRUは、ソースセルからターゲットセルに動くように指令される。手順は、例えば測定報告により、WTRUで支援され得る。WTRUがターゲットセルにハンドオーバするように指令される前に、ソースセルおよびターゲットセルは、ハンドオーバに対して準備することが可能である。ハンドオーバを実行するためにWTRUは、ターゲットセルと同期することを試行することを、例えばmobilityControlInfo IE内の、ターゲットセルに関してソースセルにより提供される情報に基づいて行うことが可能であり、そのmobilityControlInfo IEは、共通チャネルに対するリソース情報を含み得るものであり、その情報は、SIBでさらに提供される情報、エンハンストパケットシステム(EPS:Enhanced Packet System)ベアラの移転のための専用化されたリソース情報、および、あらかじめ割り振られたランダムアクセスリソースに対する専用化されたRACH情報であり得るものであり、それらのランダムアクセスリソースは、他のWTRUとのコンテンションを有し得ないものである。
WTRUが、無線リンク失敗をターゲットセルとの同期の間に検出する、または、ハンドオーバ手順のためのタイマ、例えばタイマ304(T304)が満了するならば、WTRUは、ソースセルに戻るように接続を再確立することを試行することを、ハンドオーバの前の以前の構成を使用して行うことが可能である。
セミパーシステントスケジューリング(SPS)は、WTRUが、周期的なDLまたはULリソースが割り振られることが、PDCCHによる、DLの明示的なスケジューリング、またはULリソースのグラントなしで行われ得る、手順であり得る。SPSに対する典型的な使用は、サービス、例えるならボイスオーバインターネットプロトコル(VOIP)である。SPS構成は、WTRUにRRCシグナリングによって、例えば専用化されたリソース構成の部分として送信され得る。SPSがアクティブ化される正確なサブフレームは、DLグラントによりPDCCHによって提供され得るものであり、SPS セル−RNTI(C−RNTI)によってマスクされ得るものであり、そのC−RNTIは、RRC構成メッセージで指定され得るものである。SPS構成の解放もまた、ネットワークによりPDCCHシグナリングによってシグナリングされ得る。加えて、送信するデータが、SPSに基づく割り振りに対して、ある数のサブフレームに対して存在しなかった場合に、UL SPSに対してWTRUは、SPS構成を暗黙に解放することが可能である。
TDDに対しては、UL SPS構成でのパラメータ、例えばtwoIntervalsConfigが存在し得、そのtwoIntervalsConfigは、TRUEにセットされるならば、UL SPSをサブフレームオフセットによって構成することが可能であり、そのオフセットは、TDD UL/DL構成に依存的である。
接続されたモードでのDRXは、WTRUが、非アクティビティの期間を利用してバッテリ消費を制限することを可能とし得る。ネットワークにより、例えるならRRCシグナリングによって構成され得るタイマは、アクティブ時間をWTRUに対して定義することが可能である。OnDurationTimerは、DRXサイクルの始まりでの連続的なPDCCH−サブフレームの数を指定することが可能である。DRX−InactivityTimerは、初期ULまたはDLユーザデータ送信をこのWTRUに対して指示するPDCCHを成功裏に復号した後の連続的なPDCCH−サブフレームの数を指定することが可能である。DRX−RetransmissionTimerは、DL再送信がWTRUにより予測されるとすぐの場合に対する、連続的なPDCCH−サブフレームの最大数を指定することが可能である。
上記の3つのタイマは、WTRUに対するPDCCHの可能性を指示し得るものであり、そのWTRUに対して、それらのタイマの実行の間アクティブのままである必要性を指示し得る。TDDでのPDCCHサブフレームは、DLサブフレーム(特殊サブフレームを含み得る)を表す場合があり、それらのDLサブフレームでWTRUは、PDCCH(またはEPDCCH)を受信することを、実際のPDCCH(またはEPDCCH)がWTRUにより受信されているかどうかに関わらず行うことが可能である。加えて、短い、および長いDRXサイクルが存在し得るものであり、それらのサイクルは、ネットワークによりDRX構成の部分としてWTRUに対してさらに定義され得る。
図4Aは、例示的な通信システム100の図であり、そのシステムで、1または複数の開示される実施形態が実装され得る。通信システム100は多重アクセスシステムであり得、その多重アクセスシステムは、コンテンツ、例えるならボイス、データ、ビデオ、メッセージング、ブロードキャスト等を、複数のワイヤレスユーザに提供する。通信システム100は、複数のワイヤレスユーザが、そのようなコンテンツにアクセスすることを、ワイヤレス帯域幅を含むシステムリソースの共有によって行うことを可能にし得る。例えば通信システム100は、1または複数のチャネルアクセス方法、例えるなら、符号分割多重アクセス(CDMA:code division multiple access)、時間分割多重アクセス(TDMA:time division multiple access)、周波数分割多重アクセス(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、単一キャリアFDMA(SC−FDMA)等々を用いることが可能である。
図4Aに示されるように通信システム100は、ワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)102a、102b、102c、102d、無線アクセスネットワーク(RAN)104、コアネットワーク106、公衆交換電話網(PSTN)108、インターネット110、および、他のネットワーク112を含み得るが、開示される実施形態は、任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、および/またはネットワーク要素を企図するということが十分認識されよう。WTRU102a、102b、102c、102dの各々は、ワイヤレス環境で動作および/または通信するように構成される任意のタイプのデバイスであり得る。例としてWTRU102a、102b、102c、102dは、ワイヤレス信号を送信および/または受信するように構成され得るものであり、ユーザ機器(UE)、移動局、固定された、または移動の加入者ユニット、ページャ、セルラー電話、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、スマートフォン、ラップトップ、ネットブック、パーソナルコンピュータ、ワイヤレスセンサ、民生用電子機器等々を含み得る。
通信システム100は、基地局114aおよび基地局114bもまた含み得る。基地局114a、114bの各々は、任意のタイプのデバイスであり得るものであり、そのデバイスは、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの少なくとも1つとワイヤレスにインターフェースして、1または複数の通信ネットワーク、例えるならコアネットワーク106、インターネット110、および/またはネットワーク112へのアクセスを容易にするように構成されるものである。例として基地局114a、114bは、基地トランシーバ局(BTS)、ノード−B、eノードB、ホームノードB、ホームeノードB、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、ワイヤレスルータ等々であり得る。基地局114a、114bは各々、単一の要素として図示されているが、基地局114a、114bは、任意の数の相互接続された基地局および/またはネットワーク要素を含み得るということが十分認識されよう。
基地局114aは、RAN104の部分であり得るものであり、そのRAN104は、他の基地局および/またはネットワーク要素(図示せず)、例えるなら、基地局コントローラ(BSC)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、中継ノード等もまた含み得る。基地局114aおよび/または基地局114bは、ワイヤレス信号を特定の地理的領域の内部で送信および/または受信するように構成され得るものであり、その地理的領域はセル(図示せず)と呼ばれる場合がある。セルは、セルセクタにさらに分割され得る。例えば基地局114aに関連付けられるセルは、3つのセクタに分割され得る。したがって1つの実施形態では基地局114aは、3つのトランシーバを、すなわち、セルの各々のセクタに対して1つを含み得る。別の実施形態では基地局114aは、多重入力多重出力(MIMO)技術を用いる場合があり、したがって、多重のトランシーバをセルの各々のセクタに対して利用することが可能である。
基地局114a、114bは、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの1または複数と、エアインターフェース116を介して通信することが可能であり、そのエアインターフェース116は、任意の適切なワイヤレス通信リンク(例えば、無線周波数(RF)、マイクロウェーブ、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光等)であり得る。エアインターフェース116は、任意の適切な無線アクセス技術(RAT)を使用して確立され得る。
より具体的には、上記で記載されたように通信システム100は、多重アクセスシステムであり得、1または複数のチャネルアクセス方式、例えるならCDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMA等々を用いることが可能である。例えば、RAN104内の基地局114a、およびWTRU102a、102b、102cは、無線技術、例えるならユニバーサル移動電気通信システム(UMTS)地上無線アクセス(UTRA)を実装することが可能であり、そのUTRAは、エアインターフェース116を、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))を使用して確立することが可能である。WCDMAは、通信プロトコル、例えるなら、高速パケットアクセス(HSPA)および/または進化型HSPA(HSPA+)を含み得る。HSPAは、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)および/または高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)を含み得る。
別の実施形態では、基地局114a、およびWTRU102a、102b、102cは、無線技術、例えるなら、進化型UMTS地上無線アクセス(E−UTRA)を実装することが可能であり、そのE−UTRAは、エアインターフェース116を、ロングタームエボリューション(LTE)および/またはLTE−アドバンスト(LTE−A)を使用して確立することが可能である。
他の実施形態では、基地局114a、およびWTRU102a、102b、102cは、無線技術、例えるなら、IEEE802.16(すなわち、ワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェーブアクセス(WiMAX:Worldwide Interoperability for Microwave Access))、CDMA2000、CDMA2000 1X、CDMA2000 EV−DO、暫定規格2000(IS−2000)、暫定規格95(IS−95)、暫定規格856(IS−856)、移動通信用グローバルシステム(GSM(登録商標):Global System for Mobile communications)、GSMエボリューション用エンハンストデータレート(EDGE:Enhanced Data rates for GSM Evolution)、GSM EDGE(GERAN)等々を実装することが可能である。
図4Aでの基地局114bは、例えば、ワイヤレスルータ、ホームノードB、ホームeノードB、またはアクセスポイントであり得、任意の適切なRATを利用することを、ワイヤレス接続性を、局限されたエリア、例えるなら、仕事の場所、ホーム、乗物、構内等々で容易にするために行うことが可能である。1つの実施形態では、基地局114b、およびWTRU102c、102dは、無線技術、例えるならIEEE802.11を実装して、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)を確立することが可能である。別の実施形態では、基地局114b、およびWTRU102c、102dは、無線技術、例えるならIEEE802.15を実装して、ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)を確立することが可能である。さらに別の実施形態では、基地局114b、およびWTRU102c、102dは、セルラーで基礎付けられたRAT(例えば、WCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE−A等)を利用して、ピコセルまたはフェムトセルを確立することが可能である。図4Aに示されるように基地局114bは、インターネット110への直接接続を有し得る。したがって基地局114bは、インターネット110に、コアネットワーク106を経由してアクセスするようには求められ得ない。
RAN104は、コアネットワーク106と通信状態にあり得るものであり、そのコアネットワーク106は、任意のタイプのネットワークであり得、そのネットワークは、ボイス、データ、アプリケーション、および/または、ボイスオーバインターネットプロトコル(VoIP)サービスを、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの1または複数に提供するように構成されるものである。例えばコアネットワーク106は、呼制御、課金サービス、移動位置で基礎付けられたサービス、プリペイド呼、インターネット接続性、ビデオ分配等を提供すること、および/または、高レベルセキュリティ機能、例えるならユーザ認証を遂行することが可能である。図4Aには示されないが、RAN104および/またはコアネットワーク106は、他のRANと直接または間接の通信状態にあり得るものであり、それらの他のRANは、RAN104と同じRATを、または異なるRATを用いるものであるということが十分認識されよう。例えば、E−UTRA無線技術を利用している場合があるRAN104に接続されていることに加えて、コアネットワーク106は、GSM無線技術を用いる別のRAN(図示せず)ともまた通信状態にあり得る。
コアネットワーク106は、ゲートウェイとしてサービングすることもまた可能であり、そのゲートウェイは、WTRU102a、102b、102c、102dが、PSTN108、インターネット110、および/または、他のネットワーク112にアクセスするためのものである。PSTN108は回線交換電話ネットワークを含み得るものであり、それらの電話ネットワークは、簡易電話サービス(POTS:plain old telephone service)を提供するものである。インターネット110は、相互接続されたコンピュータネットワークおよびデバイスのグローバルシステムを含み得るものであり、それらのコンピュータネットワークおよびデバイスは、共通通信プロトコル、例えるなら、送信制御プロトコル(TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)、およびインターネットプロトコル(IP)を、TCP/IPインターネットプロトコルスイートの形で使用するものである。ネットワーク112は、有線またはワイヤレス通信ネットワークを含み得るものであり、それらの通信ネットワークは、他のサービスプロバイダにより所有される、および/または動作させられるものである。例えばネットワーク112は、1または複数のRANに接続される別のコアネットワークを含み得るものであり、それらのRANは、RAN104と同じRATを、または異なるRATを用い得る。
通信システム100内のWTRU102a、102b、102c、102dの一部またはすべては、マルチモード能力を含み得るものであり、すなわちWTRU102a、102b、102c、102dは、多重のトランシーバを、異なるワイヤレスネットワークと、異なるワイヤレスリンクを介して通信するために含み得る。例えば図4Aに示されるWTRU102cは、基地局114aと通信するように構成され得、その基地局114aは、セルラーで基礎付けられた無線技術を用い得るものであり、WTRU102cは、基地局114bと通信するように構成され得るものであり、その基地局114bは、IEEE802無線技術を用い得るものである。
図4Bは、例であるWTRU102のシステム図である。図4Bに示されるようにWTRU102は、プロセッサ118、トランシーバ120、送信/受信要素122、スピーカ/マイクロホン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド128、取り外し不能メモリ130、取り外し可能メモリ132、電力ソース134、グローバルポジショニングシステム(GPS)チップセット136、および、他の周辺装置138を含み得る。WTRU102は、前述の要素の任意の副組み合わせを含むことが、実施形態と矛盾しないままで可能であるということが十分認識されよう。
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、特殊目的プロセッサ、従来型プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと関連状態にある1または複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、任意の他のタイプの集積回路(IC)、状態機械等々であり得る。プロセッサ118は、信号符号化、データ処理、電力制御、入出力処理、および/または、WTRU102がワイヤレス環境で動作することを可能にする任意の他の機能性を遂行することが可能である。プロセッサ118はトランシーバ120に結合され得るものであり、そのトランシーバ120は送信/受信要素122に結合され得る。図4Bはプロセッサ118およびトランシーバ120を別々の構成要素として図示しているが、プロセッサ118およびトランシーバ120は、一体に電子パッケージまたはチップ内に集積され得るということが十分認識されよう。
送信/受信要素122は、信号を基地局(例えば、基地局114a)に送信することを、または、信号をその基地局から受信することを、エアインターフェース116を介して行うように構成され得る。例えば1つの実施形態では送信/受信要素122は、RF信号を送信および/または受信するように構成されるアンテナであり得る。別の実施形態では送信/受信要素122は、例えばIR信号、UV信号、または可視光信号を、送信および/または受信するように構成される放射器/検出器であり得る。さらに別の実施形態では送信/受信要素122は、RF信号および光信号の両方を、送信および受信するように構成され得る。送信/受信要素122は、ワイヤレス信号の任意の組み合わせを送信および/または受信するように構成され得るということが十分認識されよう。
加えて、送信/受信要素122は、図4Bに単一の要素として図示されているが、WTRU102は、任意の数の送信/受信要素122を含み得る。より具体的にはWTRU102は、MIMO技術を用いることが可能である。したがって1つの実施形態ではWTRU102は、ワイヤレス信号を、エアインターフェース116を介して送信および受信するために、2つ以上の送信/受信要素122(例えば、多重のアンテナ)を含むことがあり得る。
トランシーバ120は、信号を変調するように構成され得、それらの信号は、送信/受信要素122により送信されることになるものであり、かつトランシーバ120は、信号を復調するように構成され得、それらの信号は、送信/受信要素122により受信されるものである。上記で記載されたようにWTRU102は、マルチモード能力を有し得る。したがってトランシーバ120は、WTRU102が、多重のRAT、例えるならUTRA、および例えばIEEE802.11によって通信することを可能にするために、多重のトランシーバを含み得る。
WTRU102のプロセッサ118は、スピーカ/マイクロホン124、キーパッド126、および/または、ディスプレイ/タッチパッド128(例えば、液晶ディスプレイ(LCD)ディスプレイユニット、または、有機光放射ダイオード(OLED)ディスプレイユニット)に結合され得るものであり、ユーザ入力データを、それらのスピーカ/マイクロホン124、キーパッド126、および/または、ディスプレイ/タッチパッド128から受信することが可能である。プロセッサ118は、ユーザデータを、スピーカ/マイクロホン124、キーパッド126、および/または、ディスプレイ/タッチパッド128に出力することもまた可能である。加えてプロセッサ118は、任意のタイプの適切なメモリ、例えるなら、取り外し不能メモリ130および/または取り外し可能メモリ132からの情報にアクセスし、かつデータをそのメモリに記憶することが可能である。取り外し不能メモリ130は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、ハードディスク、または、任意の他のタイプのメモリ記憶デバイスを含み得る。取り外し可能メモリ132は、加入者識別モジュール(SIM)カード、メモリスティック、セキュアデジタル(SD)メモリカード等々を含み得る。他の実施形態ではプロセッサ118は、メモリからの情報にアクセスし、かつデータをそのメモリに記憶することが可能であり、そのメモリは、WTRU102上に物理的に配置されない、例えるなら、サーバまたはホームコンピュータ(図示せず)上のメモリである。
プロセッサ118は、電力を電力ソース134から受信することが可能であり、WTRU102内の他の構成要素に対する電力を分配および/または制御するように構成され得る。電力ソース134は、WTRU102に電力供給するための任意の適切なデバイスであり得る。例えば電力ソース134は、1または複数のドライセルバッテリ(例えば、ニッケルカドミウム(NiCd)、ニッケル亜鉛(NiZn)、ニッケル金属水素化物(NiMH)、リチウムイオン(Liイオン)等)、ソーラーセル、燃料セル等々を含み得る。
プロセッサ118は、GPSチップセット136にもまた結合され得るものであり、そのGPSチップセット136は、WTRU102の現在の位置に関する位置情報(例えば、経度および緯度)を提供するように構成され得るものである。GPSチップセット136からの情報に加えて、またはその情報の代わりに、WTRU102は、位置情報を、エアインターフェース116を介して基地局(例えば、基地局114a、114b)から受信すること、および/または、その位置を、信号のタイミングに基づいて決定することが可能であり、それらの信号は、2つ以上の付近の基地局から受信されているものである。WTRU102は、位置情報を、任意の適切な位置決定方法によって取得することが、実施形態と矛盾しないままで可能であるということが十分認識されよう。
プロセッサ118は、他の周辺装置138にさらに結合され得るものであり、それらの周辺装置138は、1または複数のソフトウェアおよび/またはハードウェアモジュールを含み得るものであり、それらのモジュールは、追加的な特徴、機能性、および/または、有線もしくはワイヤレス接続性を提供するものである。例えば周辺装置138は、加速度計、電子コンパス、衛星トランシーバ、デジタルカメラ(写真またはビデオ用)、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、振動デバイス、テレビトランシーバ、ハンズフリーヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)無線ユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザ等々を含み得る。
図4Cは、実施形態によるRAN104およびコアネットワーク106のシステム図である。上記で記載されたようにRAN104は、E−UTRA無線技術を用いて、WTRU102a、102b、102cとエアインターフェース116を介して通信することが可能である。RAN104はさらに、コアネットワーク106と通信状態にあり得る。
RAN104は、eノード−B140a、140b、140cを含み得るが、RAN104は、任意の数のeノード−Bを含むことが、実施形態と矛盾しないままで可能であるということが十分認識されよう。eノード−B140a、140b、140cは各々、1または複数のトランシーバを、WTRU102a、102b、102cとエアインターフェース116を介して通信するために含み得る。1つの実施形態ではeノード−B140a、140b、140cは、MIMO技術を実装することが可能である。したがってeノード−B140aは、例えば、多重のアンテナを使用して、ワイヤレス信号をWTRU102aに送信し、かつワイヤレス信号をWTRU102aから受信することが可能である。
eノード−B140a、140b、140cの各々は、特定のセル(図示せず)に関連付けられ得るものであり、無線リソース管理判断、ハンドオーバ判断、アップリンクおよび/またはダウンリンクでのユーザのスケジューリング等々に対処するように構成され得る。図4Cに示されるようにeノード−B140a、140b、140cは、相互にX2インターフェースを介して通信することが可能である。
図4Cに示されるコアネットワーク106は、モビリティ管理ゲートウェイ(MME:mobility management gateway)142、サービングゲートウェイ144、および、パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ146を含み得る。前述の要素の各々はコアネットワーク106の部分として図示されているが、これらの要素の任意のものが、コアネットワークオペレータ以外のエンティティにより所有される、かつ/または動作させられる場合があるということが十分認識されよう。
MME142は、RAN104内のeノード−B140a、140b、140cの各々に、S1インターフェースによって接続され得るものであり、制御ノードとしてサービングすることが可能である。例えばMME142は、WTRU102a、102b、102cのユーザを認証すること、ベアラアクティブ化/非アクティブ化、特定のサービングゲートウェイをWTRU102a、102b、102cの初期アタッチの間に選択すること等々に対して責任を負う場合がある。MME142は、制御プレーン機能を、RAN104と他のRAN(図示せず)との間で交換するためにさらに提供することが可能であり、それらの他のRANは、他の無線技術、例えるならGSMまたはWCDMAを用いるものである。
サービングゲートウェイ144は、RAN104内のeノードB140a、140b、140cの各々に、S1インターフェースによって接続され得る。サービングゲートウェイ144は一般的には、WTRU102a、102b、102cへの/からのユーザデータパケットをルーティングおよび転送することが可能である。サービングゲートウェイ144は、他の機能、例えるなら、ユーザプレーンをeノードB間ハンドオーバ中にアンカリングすること、ページングを、ダウンリンクデータがWTRU102a、102b、102cに対して利用可能であるときにトリガすること、WTRU102a、102b、102cのコンテキストを管理および記憶すること等々を遂行することもまた可能である。
サービングゲートウェイ144は、PDNゲートウェイ146にもまた接続され得るものであり、そのPDNゲートウェイ146は、WTRU102a、102b、102cに、パケット交換ネットワーク、例えるならインターネット110へのアクセスを提供して、WTRU102a、102b、102cと、IP対応のデバイスとの間の通信を容易にすることが可能である。
コアネットワーク106は、他のネットワークとの通信を容易にすることが可能である。例えばコアネットワーク106は、WTRU102a、102b、102cに、回線交換ネットワーク、例えるならPSTN108へのアクセスを提供して、WTRU102a、102b、102cと従前の固定電話通信デバイスとの間の通信を容易にすることが可能である。例えばコアネットワーク106は、IPゲートウェイ(例えば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含み得る、または、そのIPゲートウェイと通信し得るものであり、そのIPゲートウェイは、コアネットワーク106とPSTN108との間のインターフェースとしてサービングするものである。加えてコアネットワーク106は、WTRU102a、102b、102cに、ネットワーク112へのアクセスを提供することが可能であり、それらのネットワーク112は、他の有線またはワイヤレスネットワークを含み得るものであり、それらの有線またはワイヤレスネットワークは、他のサービスプロバイダにより所有される、かつ/または動作させられるものである。
セルでのTDD UL/DL構成は、ULおよびDLサブフレームのある比率を提供し得るものであり、その比率は、例えば最適に、ある時間にサービングされているWTRUの必要性と整合し得るものである。トラフィックが変化し得るとき、DL対ULサブフレーム比率を変化させて、より良好にWTRUにサービングすることが望ましい場合がある。DL対UL比率の急速な切替、または、急速な切替をサポートすることが可能であるWTRUに対するTDD UL/DL構成を提供し、一方で、急速な切替をサポートすることが可能でないWTRUへの影響を最小化するための手段が、有用であり得る。
本明細書では、WTRU固有の、は、WTRUまたはWTRUのグループに固有であることを意味し得る。WTRU固有のシグナリングまたは構成は、そのようなシグナリングまたは構成が、WTRUもしくはWTRUのグループに対して、または、WTRUもしくはWTRUのグループのために提供され得るものであり、そのようなシグナリングまたは構成が、セルブロードキャストにより提供され得ない、または、システム情報ブロック(SIB)、例えるならSIB1で提供され得ないということを意味し得る。WTRU固有の、および、専用化された、は、互換的に使用され得る。
セル固有の情報または構成は、セル内のすべてのWTRUに対して提供され得る、それらのWTRUのために提供され得る、それらのWTRUにより受信され得る、それらのWTRUにより受信されることが意図され得る、または、それらのWTRUにより使用されることが意図され得る、情報もしくは構成、および/または、システム情報により、例えるなら、1もしくは複数のSIBで、または、ブロードキャストシグナリングにより提供され得る、情報もしくは構成を意味し得る。
用語、動的TDDセル、および、動的TDD対応セルは、そのTDD UL/DL構成の動的再構成をサポートすることが可能であるセルに言及するために使用され得るものであり、その再構成は、本明細書では動的TDD再構成とも呼ばれる。動的TDD再構成は、再構成が、UL/DL構成を変化させる以外の手段を使用して遂行され得るということを意味し得るものであり、そのUL/DL構成は、セルブロードキャストシグナリングおよび/またはSIB、例えるならSIB1で指示され得るものであり、それらのセルブロードキャストシグナリングおよび/またはSIBは、例えば、既存のシステム情報修正手順、例えるならLTEシステム情報修正手順によって変化させられ得るものである。
用語、TDD UL/DL構成、および、UL/DL構成は、互換的に使用され得る。TDDは、本明細書では例として使用され得るものであり、実施形態の適用可能性を制限することは意図されない。
用語、ネットワーク、ネットワークノード、eNB、および、セルは、互換的に使用され得る。構成要素キャリアおよびサービングセルは、互換的に使用され得る。
PDCCHは、PDCCHおよび/またはEPDCCHを含み得る、または、PDCCHおよび/またはEPDCCHを表すために使用され得る。割り当て、グラント、および、割り振りは、互換的に使用され得る。
用語、準静的TDDセル、非動的TDDセル、および、非動的TDD対応セルは、そのUL/DL構成を再構成することを、UL/DL構成を変化させることにより行い得る、または行うのみであり得るセルに言及するために使用され得るものであり、そのUL/DL構成は、セルブロードキャストシグナリングおよび/またはSIB、例えるならSIB1で、例えば、既存のシステム情報修正手順、例えるならLTEシステム情報修正手順によって指示されるものである。
レガシーWTRUは、ある機能性をサポートすることが可能でないWTRU、例えるなら、TDDをサポートすることは可能であるが、動的TDD再構成をサポートすることが可能でないWTRUを指し得る。レガシーWTRUは、ある機能性をサポートすることが可能でないWTRU、例えるなら、UL/DL構成をサポートすることは可能であるが、そのUL/DL構成の動的再構成をサポートすることが可能でないWTRUを指し得る。レガシーWTRUは、あるリリースまたはバージョン、例えるなら、3GPPまたはLTE規格リリースまたはバージョンに準拠し得るWTRUを指し得る。例えば、あるリリース、例えるならリリース11より後では決してあり得ない、3GPPまたはLTE規格リリースに準拠し得るWTRUは、レガシーWTRUと考えられ得る。動的TDD WTRUは、動的TDD再構成をサポートするWTRUを指し得る。本明細書でUL/DLサブフレーム方向に関して定義される方法、手順、および実施形態は、WTRU固有の、および/または手順固有のTDD UL/DL構成に適用され得るものであり、その逆も同様である。
以下の説明は、測定、例えば、アイドルモード測定、および/または、接続されたモード測定に関係する。WTRUのサービングセルおよび隣接セルは、異なるUL/DL構成を有し得るものであり、それらの構成は変化し得るので、WTRUは追加的な情報を必要とする場合があり、その情報は、それが、適正に隣接セルを検出および測定すること、ならびに/または、不必要な電力消費動作、例えるなら、測定を隣接物のULサブフレームで行うことを回避することを可能にするためのものである。例えばWTRUは、1または複数の隣接セルのUL/DL構成を必要とする場合がある。
例えば、WTRUが、サービングセルおよび/または隣接セルのRSRPおよび/またはRSRQを、精密に、および/または効率的に測定するために、WTRUは、DLサブフレームに関する、サービングセルおよび/または隣接セル測定の目的で使用するための情報を提供されることがあり得る。この情報は、WTRUに、例えばeNBにより提供され得るものであり、かつ/または、WTRUにより、以下の方途の1または複数で決定され得る。
WTRUは、TDD UL/DL構成、例えるなら、ブロードキャストシグナリングにより、例えるならSIB、例えるならSIB1で提供され得るTDD UL/DL構成で指示されるDLサブフレームを、それが、サービングセルおよび/または隣接セル測定の目的で使用することが可能である、DLサブフレームに対する参照として使用することが可能である。
WTRUは、UL/DL構成を、例えばeNBから受信することが可能であり、その構成は、少なくとも、または具体的には、サービングセルおよび/または隣接セル測定のためのものであり得る。この指示される構成は、セルブロードキャストされた、例えばSIB1、UL/DL構成での構成とは異なる場合があり、または異ならない場合がある。WTRUは、測定UL/DL構成での任意のDLサブフレームを、サービングセルおよび/または隣接セル測定の目的で使用することが可能である。WTRUは、測定のためにそれらのサブフレームに存することが必要とされるDL信号、例えば、セル固有の参照信号(CRS:cell-specific reference signal)を、少なくともサービングセル測定に対して予測することが可能である。
WTRUは、サブフレームパターンを、例えばeNBから受信することが可能であり、そのパターンは具体的には、DLサブフレームを指示し得るものであり、それらのDLサブフレームは、サービングセルおよび/または隣接セルを測定するために使用され得るものである。「測定可能」サブフレームとして指示されるDLサブフレームでは、WTRUは、測定のために存することが必要とされるDL信号を、少なくともサービングセル測定に対して予測することが可能である。他のサブフレーム、例えば非測定可能サブフレームは、時にはDLサブフレームであり得るが、セルの動的TDD再構成に起因して変化し得る。
WTRUは、それがサービングセルおよび/または隣接セル測定のために使用することが可能であるサブフレームを決定することを、ネットワークからの指示なしで、例えば、DLおよび/または特殊サブフレームとしてあらかじめ定義され得る、または、DLおよび/または特殊サブフレームであることが知られ得るサブフレームに基づいて行うことが可能である。例としてTDD構成は、すべての構成に対して一貫してDLサブフレームである2つのサブフレーム、例えるならサブフレーム0および5、常に特殊サブフレームである1つのサブフレーム、例えるならサブフレーム1、および、UL/DL構成に基づいて、DLまたは特殊サブフレームであり得る1つのサブフレーム、例えるならサブフレーム6によって定義され得る。この例ではサブフレーム{0,1,5,6}が、全部の、または部分的なサブフレームのいずれかで、セルから送信されるCRSを有するための機会を有し得る。WTRUは、それ自体が、これらのサブフレームのすべてを使用してセル測定を遂行すべきか、または、これらのサブフレームのサブセットを使用してセル測定を遂行すべきかを決定することが可能である。
WTRUは、例えばeNBから、DLサブフレーム情報またはUL/DL構成、例えるなら上記で説明されたものを、1または複数の隣接セルの各々、または隣接セルのグループに対して、例えば、隣接セル測定の目的で受信することが可能である。この情報は、WTRUによりシステム情報の部分として受信され得るものであり、そのシステム情報は、eNBにより、例えるならブロードキャストにより、例えば、周波数内および/もしくは周波数間測定ならびに/またはセル再選択情報のために、例えば、SIB3、SIB4、SIB5、および/またはSIB6のうちの1または複数で送信され得るものである。情報はさらに、または代わりに、具体的にはWTRUに対して意図される、および/または、WTRUにより受信される、専用化された情報として提供され得る。この事例では、専用化された情報は、セルブロードキャストされるシステム情報によって受信される情報に代わるものとなり得る。DLサブフレームの受信される隣接セルセット、サブフレームパターン、またはUL/DL構成は、以下の範囲の1または複数を有し得る。DLサブフレームのセット、サブフレームパターン、またはUL/DL構成は、隣接セルに対して固有であり得るものであり、周波数内または周波数間隣接セルリストで提供され得る。DLサブフレームのセット、サブフレームパターン、またはUL/DL構成は、同じキャリア周波数に属する隣接セルのセットに対して固有であり得る。DLサブフレームのセット、サブフレームパターン、またはUL/DL構成は、すべてのセルに適用可能であり得、それらのすべてのセルは、自律的にWTRUにより検出され得るものであり、周波数内または周波数間隣接セルリストに含まれ得ないものである。この情報は、DLサブフレームのデフォルトセットとして適用することが可能であり、そのセットに対してWTRUは、測定を、検出された隣接セルに対して遂行することが可能である。暗黙にWTRUにより導出され得る、または、明示的にWTRUにシグナリングされ得る、DLサブフレームのセット、サブフレームパターン、またはUL/DL構成は、すべての隣接セルに適用することが可能である。
WTRUは有効時間の指示を受信することが可能であり、その有効時間は、UL/DL構成、DLサブフレームのセット、またはサブフレームパターンに関連付けられ得るものであり、それらのUL/DL構成、DLサブフレームのセット、またはサブフレームパターンは、隣接セル測定に適用可能であり得るものである。動的に変化するTDD UL/DL構成を伴うセルは、それらのUL/DL構成を変化させることを、隣接セル情報を搬送するSIBが変化し得るより頻繁に、または、更新される隣接セル情報を伴うシグナリングがWTRUに提供され得るより頻繁に行うことが可能である。したがって、動的TDD再構成をサポートするサービングセルを伴うWTRUは、時として無効情報を使用して隣接セル測定を遂行している場合がある。WTRUは、測定のために使用されることになる、DLサブフレームの受信される隣接セルセット、サブフレームパターン、またはUL/DL構成を、指定される有効時間の後で無効化することが可能である。この有効時間持続時間は、DLサブフレームのセット、サブフレームパターン、またはUL/DL構成とともに提供され得るものであり、情報が適用する範囲に適用することが可能である。有効性タイマ満了の際にWTRUは、測定を、対応する隣接セルまたはセルのセットに対して、更新される情報が受信され得るまで停止することが可能である。WTRUは、SIB1および/またはSIB2を、検出された隣接セルに対して読み出すことを試行することが可能であり、その隣接セルに対しては、有効性タイマが満了しており、そのことによって、最新のSIB1で指定されるUL/DL構成が、隣接セルに対して、例えば測定の目的で読み出され得る。WTRUはさらに、または代わりに、SIB2を、および場合によっては具体的には、SIB2内のPCCH−config IEを読み出して、例えば、更新される測定構成の有効性を、その隣接セルに対して決定することが可能である。
セル選択および再選択に関して、一部のWTRU(例えば、動的TDD再構成をサポートすることが可能であるWTRU)は、動的TDDセルを非動的TDDセルより上に優先度設定することが可能である。一部のWTRU(例えば、動的TDD再構成をサポートすることが可能でないWTRU)は、非動的TDDセルを動的TDDセルより上に優先度設定することが可能である。WTRUは、情報を受信することが可能であり、その情報は、TDDセルが、動的再構成を、動的TDDセルからのブロードキャストされるシステム情報の部分としてサポートするかどうかに関するものである。動的TDD再構成をサポートするWTRUは、動的TDDセルを例えばサービングセルとして選択すること(例えば、選択することのみ)が可能である。動的TDDセルは、SIB、例えるならSIB1に、1または複数のしきい値またはパラメータ値、例えるなら、非ゼロQ−rxlevminまたはQ−qualminoffset IE値を含み得るものであり、それらの値は優先度設定で使用され得る。例えばこれらの1または複数の値は、レガシーWTRUが、より高い測定されるRSRPまたはRSRQ値を求めて、動的TDDセルを適切と考えるという結果になる場合がある。動的TDD再構成をサポートするWTRUに対しては、WTRUがセルを動的TDDセルとして検出することが可能である場合、WTRUは、1または複数のしきい値またはパラメータ値(例えば、オフセット)を無視する場合があり、それらの値は、WTRUが、より低いセル選択基準(例えば、S基準)を必要とするという結果になる場合があり、その基準は、この動的TDDセルが適切なセルと考えられるために満たされるべきものである。
一部のWTRU(例えば、動的TDD再構成をサポートするもの)は、動的TDD対応セルを非動的TDD対応セルより上に優先度設定することが可能である。動的TDD対応セルは、セルのクラスタの形で配備され得る。
WTRUは、より高いセル再選択周波数優先度を、1または複数の動的TDD対応セルに対して受信することが可能である。WTRUは、より低いセル再選択周波数優先度を、1または複数の非動的TDDセルに対して受信することが可能である。
WTRUは、周波数間隣接セル情報を受信することが可能であり、その情報は、セルごとを基本として定義される、場合によっては異なるQ−qualminまたはQ−rxlevminを伴うものであり、かつ/または、それは、動的TDDセルに対して固有であるセル選択基準(例えば、S基準)評価のために使用され得る値を受信することが可能であり、例えば、動的TDD再構成をサポートするWTRUにより使用され得る値は、セル再選択基準が、動的TDDセルを準静的TDDセルより、より高い優先度周波数隣接物の中で優遇し得るというようなものであり得る。
WTRUは、セルごとのオフセット、例えばQoffsets,nを受信することが可能である。例えば、周波数内隣接セル、または、等しい、もしくはより低い優先度周波数間隣接セルを有する事例では、一部のWTRU(例えるなら、動的TDD再構成をサポートするもの)は、動的TDDセルを、準静的TDDセルより高いランクによって優先度設定することが可能である。WTRUは、専用化された情報を受信することが可能であり、その情報は、関係付けられた構成を破棄する場合があり、その構成は、システムブロードキャスト情報でセルから提供されたものである。
WTRUは自律的に、動的TDDセルを有する周波数の優先度を増大することを、または、動的TDDセル自体の優先度を増大することを、例えば、S基準評価のためのオフセット値を変化させることにより、動的TDDセルの以前の測定知識に基づいて、または、隣接セル測定による動的TDDセルの検出によって行うことが可能である。これは、閉じられた加入者グループ(CSG)セルおよびマルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービス(MBMS)セルの自律的な再優先度設定と同様であり得る。
DRXおよびページングに関して、特定のサブフレーム、例えばサブフレーム6上のページング能力は、そのサブフレームが正規のDLサブフレームであること、または特殊サブフレームであることに依存し得る。例えばUL/DL再構成に起因して、サブフレーム、例えるならサブフレーム6が正規のDLサブフレームであるか、または特殊サブフレームであるかを知らない場合があるWTRUは、ページングオケージョンを逃す場合がある。
以下のことの1または複数が、任意の組み合わせで、および任意の順序で適用され得る。WTRUは、いかなるページングも予測し得ないものであり、そのページングは、それに対してサブフレーム6で意図され得るものであり、そのことは、eNBがページングメッセージをそのサブフレームで送信することが可能であるかどうかに関わらないものであり得る。WTRUは、WTRU固有のTDD UL/DL構成を受信することが可能であり、その構成は、DLサブフレーム6を特殊サブフレームとしてセットすることが可能である。ネットワークは、サブフレーム6をページングオケージョンとして割り振らない場合がある。例としてこれは、「nB」パラメータを4*Tにセットしないことにより達成され得るものであり、その結果、すべての4つのサブフレームオケージョンがページングのために使用され得るとは限らない。WTRUは、参照構成を受信することが可能であり、それは、ページング、および/または、1もしくは複数の他の手順のために、その構成にしたがう(または、その構成を使用する)ことが可能である。
WTRUは、上記の手順にしたがって(または、その手順を使用して)、PDSCH領域、または、システム情報(SI)メッセージをサブフレーム6で受信することに対する可能性を決定することが可能である。WTRUは、PDSCH送信をこのサブフレームで受信することが可能であり、そのサブフレームは、ブロードキャストメッセージのそれとは異なるPRBサイズを使用することが可能である。PDCCHでのアドレッシングされた割り当て、例えるなら、システム情報またはページング情報を搬送するPDSCHに対する割り当てを受信するために、WTRUは、SI−RNTIまたはP−RNTIを伴う、PDCCHに対して監視すべき(または、PDCCHを内包し得る)サブフレームを決定するためのSIB1 UL/DL構成、または、構成される動的TDD UL/DL構成を使用することが可能である。上記の説明に関して、EPDCCHがPDCCHの代わりに適用可能であり得る。
ハンドオーバに関して、ターゲットセルでの動的TDD再構成に気付かない場合があるWTRUは、適正にそのセルにハンドオーバされない場合がある。WTRUは、シグナリング、例えるならRRCシグナリングを受信することが可能であり、そのRRCシグナリングはRRCメッセージを含み得るものであり、そのRRCメッセージは、mobilityControlInfo IEを伴う、ソースeNBからの、ターゲットセルへのハンドオーバをトリガするためのRRC再構成メッセージであり得るものであり、そのターゲットセルは、メッセージ内で識別され得るものである。シグナリング、例えばRRCメッセージまたは別のメッセージは、以下のものの1または複数を内包し得るものであり、以下のものとは、セル固有の、例えばSIB1で指定されるTDD構成、例えば、ターゲットセルのTDD UL/DL構成;ターゲットセルが動的TDDセルであるか否か(例えば、それがTDD UL/DL構成の動的再構成をサポートするか否か)に関する指示;1または複数のWTRU固有の、または手順固有のTDD UL/DL構成、例えるなら、現在のWTRU固有の、または手順固有の、TDD UL/DL構成または複数の構成であって、場合によっては、ターゲットセルが動的TDDセルであり得る事例に対しての、またはその事例に対してのみのものである構成;可能であるTDD構成のセットであって、ターゲットセルが、現在のUL/DL構成からのその再構成の間に使用することが可能であり、場合によっては、ターゲットセルが動的TDDセルである事例に対しての、またはその事例に対してのみのものであるセットである。
WTRUは、TDD構成の現在の、および場合によっては他のセットを使用して、適正にリソースを選定することを、ターゲットセルとの同期、および/または、ハンドオーバ手順を完了するためのシグナリングのために行うことが可能である。あるいはWTRUは、セル固有の(例えるなら、SIB1)UL/DL構成を使用することを、リソース(例えば、DLサブフレーム)をターゲットセルとの同期のために、および/または、リソース(例えば、PRACHリソース)を、ハンドオーバ手順の完了をシグナリングするために決定するために行うことが可能である。ハンドオーバ手順が、WTRU固有の、または手順固有のTDD UL/DL構成を使用する何らかのステップで失敗する事例では、WTRUは、ターゲットセルのSIB1で指定されるTDD UL/DL構成にフォールバックし、同期および/またはハンドオーバ完了プロセスを再試行することが可能である。
例えば無線リンク失敗、または、関係付けられたタイマ、例えるならT304の満了に起因するWTRUハンドオーバ失敗の事例では、WTRUは、ソースセルへのそのRRC接続を、以前に使用された構成に戻って再確立することを試行することが可能である。この事例ではWTRUは、再確立手順の部分として、ソースセルと再同期することを、その以前に構成されたWTRU固有の、または手順固有の構成に基づいて試行することが可能であり、それが失敗するならば、WTRUは、セル固有の(例えば、SIB1)構成を使用することにフォールバックすることが可能である。あるいはWTRUは、セル固有の(例えば、SIB1)TDD UL/DL構成を再確立のために使用することを、いずれの以前に構成されたWTRU固有の、または手順固有の構成にも関わりなしに行うことが可能である。UL/DL構成を使用することは、以下のものの1または複数をUL/DL構成に基礎付けることを含み得るものであり、以下のものとは、サブフレームの方向、スケジューリングおよびHARQに対するULおよびDLの各々に対するタイミング、syncチャネルおよび参照信号の位置、PRACHリソースの割り振り等々である。
セミパーシステントスケジューリング(SPS)にTDDで対処することに関して、SPS構成は、一部の事例ではUL/DL構成に依存的であり得、そのことが、動的TDDセルでの混乱という結果になり得る。WTRUは、セル固有の(例えば、SIB1で指定される)UL/DL構成を受信することが可能であり、かつ/または、1または複数のWTRU固有のUL/DL(または場合によっては、DLのみの)構成を受信することが可能である。
TDDセル、例えば動的TDDセルのUL/DL構成へのSPSプロセス依存性が与えられると、WTRUは、明示的な指示を受信することが可能であり、その指示は、どのUL/DL構成を、参照として、UL SPSプロセスおよびDL SPSプロセスの両方に対して、および/または、各々のプロセスに対して非依存的に使用すべきかに関するものである。例えばWTRUは、指示を受信することが可能であり、その指示はSPS構成に含まれ得るものであり、そのSPS構成はRRCシグナリングにより提供され得るものであり、その指示は、どのUL/DL構成を使用すべきかに関するものである。WTRUは、指示を受信して、セル固有の(例えば、SIB1で指定される)UL/DL構成を、UL SPSプロセスおよび/またはDL SPSプロセスに対して使用することが可能である。
WTRUは、SPS構成を指示する固有のUL/DL構成値を受信することが可能であり、それは、そのSPS構成をSPSプロセスに適用することが可能である。WTRUは、サブフレーム0および5をDL SPSプロセスに対して、ならびに、サブフレーム2をUL SPSプロセスに対して使用することが可能であり、その結果、それが、UL/DL構成に依存的でない場合がある。
WTRUは、セル固有の(例えば、SIB1で指定される)TDD UL/DL構成を、UL SPSプロセスに対して、例えば、UL SPSタイミング関係性に対して、例えるならHARQおよび再送信に対して使用することが可能である。
WTRUは、WTRU固有の、または手順固有のTDD UL/DL構成を、DL SPSプロセスに対して、例えば、DL SPSタイミング関係性に対して、例えるならHARQおよび再送信に対して使用することが可能である。構成は、WTRUにより、DL PDSCH(例えば、DL PDSCHスケジューリング)に対して、および、その関連付けられるDL HARQに対して(例えば、DL PDSCHスケジューリングおよびDL HARQのタイミングに対して)使用され得るものと同じであり得る。
UL/DL再構成に起因して、現在構成されるSPSプロセスが、もはや有効でなくなり得る、例えば、SPSに対するULサブフレームが、今やDLサブフレームになった、またはその逆になったということは起こることがあり得る。再構成は例えば、セル固有の(例えば、SIB1で指定される)UL/DL構成の再構成、WTRU固有の、もしくは手順固有のUL/DL構成の再構成の結果であり得、または、サブフレームの方向の変化に起因するものであり得る。
WTRUは、以下のことの1または複数を遂行することが可能である。WTRUは、現在のSPS構成の明示的な解放を受信することが可能であり、そのことは、新しいSPS構成または複数の構成の受信とともにであり得るものであり、または、それらの新しいSPS構成または複数の構成の受信により追随され得るものであり、それらの新しいSPS構成は、新しいUL/DL構成に適用可能であり得、WTRUは、SPS構成を適宜解放および/または適用することが可能である。SPS構成および適用可能なUL/DL構成に基づいて、WTRUが、意図されるアクションと対向する方向を有するサブフレームで送信または受信し得るものであり、SPS解放が受信されていないおそれがある場合、WTRUは、そのサブフレームで送信すること、または、受信することを試行することは可能でない。WTRUは、現在のSPS構成を、UL/DL構成を受信する際に(または、受信する結果として)解放することが可能である。WTRUは、自律的にSPS構成を解放することが可能であり、その構成は、UL/DL構成の変化、または、サブフレームの方向の変化に起因して無効になったおそれがあるものである。WTRUは、SPSを非アクティブとして、新しい構成がeNBから受信されるまで考えることが可能である。WTRUが、WTRU固有のUL/DL構成によって構成されているならば、それは、指示を受信することがさらに可能であり、その指示は、セル固有の(例えば、SIB1で指定される)UL/DL構成にフォールバックすることを、DLおよび/またはUL SPSに対して行うためのものである。WTRUは、SPS手順のPDCCHで命じられるアクティブ化を受信して、SPSを再度開始することを、UL/DL構成の再構成の際に、またはその再構成に続いて行うことが可能である。
UL/DL構成不整合が、隣接するセルとWTRUとの間で存在し得るシナリオでは、WTRUは、一部の測定、例えばRSRP測定を適正に遂行することが可能ではない場合がある。接続されたモードでのWTRUは、情報を受信することが可能であり、その情報は、UL/DL構成またはサブフレームパターンに関する、周波数内および周波数間測定に対する、eNBからのRRCシグナリング内のMeasObjectEUTRANによるものである。WTRUは、異なるMeasObjectEUTRANによって、例えば、隣接するセルのUL/DL構成が変化するときに再構成され得る。
WTRUは、隣接セルシステム情報、例えるならSIB1を読み出して、隣接セルのセル固有のUL/DL構成を得ることを、例えば効率的な隣接セル測定の目的で行うことが可能である。WTRUは、セルのセットを、例えば測定対象内でそのサービングセルから受信することが可能であり、そのセットに対してWTRUは、SIB1を、例えばその測定手順の部分として読み出すことが可能であり、そのため、固有の動的TDDセルまたは複数のセルの、SIB1で基礎付けられたUL/DL構成が索出され得る。
WTRUは、隣接動的TDDセルを含み得るセルブラックリストを受信することを、測定対象をレガシーWTRUに対して構成するときに行うことが可能である。このブラックリストは例えば、レガシーWTRUのモビリティを動的TDDセルに対して制御するために使用され得る。
PCellおよび/またはSCell TDD UL/DL構成が変化していることがあり得る場合、あるDRXタイマのPDCCHサブフレーム計数の間で不整合が存在し得る。そのような不整合は、混乱を、WTRUにより知覚される非アクティブ時間と、eNBにより想定される非アクティブ時間との間で生み出す場合がある。解決策として、2つのTDD UL/DL構成の間の遷移期間の間、WTRUは、一部またはすべてのDRXに関係付けられたタイマを一時停止する場合があり、新しいUL/DL構成が実効を生じさせてしまうまでアクティブのままである場合があり、そのことは、シグナリングおよびアクティブ化手順に、全体を通して説明されたように基礎付けられ得るものである。WTRUは、通知を受信することが可能であり、その通知は、WTRU固有のUL/DL構成を使用すべきか、それともSIB1固有のUL/DL構成を使用すべきかの、DRX動作に対するものである。DRXサイクルの開始ではWTRUは、何らかの情報を受信することが可能であり、その情報は、どのUL/DL構成を参照のためにDRX動作に対して使用すべきかに関するものである。これは、WTRUによりMAC CEの形式で受信され得るものであり、または、明示的にWTRUにRRCシグナリングによってシグナリングされ得る。
WTRUは、PDCCHを任意のダウンリンクサブフレームで受信することが可能であり、そのサブフレームは、WTRU固有のTDD UL/DL構成により指示されるものである。
1つの実施形態では、DRX動作(例えば、構成されるならば)の目的で、例えばRRC接続されたモードで、WTRU固有のTDD UL/DL構成によって構成され得るWTRUは、WTRU固有のTDD UL/DL構成によればダウンリンクサブフレームであるサブフレームを、PDCCHサブフレームとして考えることが可能である。PDCCHサブフレームは、PDCCHおよび/またはEPDCCH(例えば、EPDCCHが構成されるならば)を搬送することが可能であるサブフレームを指し得る。PDCCHサブフレームは、アクティビティ、非アクティビティ等々をDRXの目的で決定するときに計数され得るサブフレームであり得る。これは例えば、その間にWTRU固有のTDD UL/DL構成がアクティブ化および/または使用され得る期間に対して適用すること、または、適用することのみが可能である。
サブフレームがダウンリンクサブフレームのみであり得る別の実施形態では、WTRU固有のTDD UL/DL構成は、PDCCHサブフレームとしては、DRX動作の目的で、例えばRRC接続されたモードでは考えられ得ない。
WTRUは、DRX、およびその関連付けられるタイマに関係付けられる、以下の手順の1または複数を遂行することを、TDD UL/DL構成の再構成をeNBから受信する際に行うことが可能である。1または複数の進行中のHARQプロセスが、古い構成から新しい構成への遷移の間に解消または一時停止されていたならば、WTRUは、PDSCH受信に基づいて以前のフレームで古いUL/DL構成によって開始させられていた場合があるHARQ−RTTタイマを停止および/もしくはリセットすること;進行中のdrx−再送信タイマを停止および/もしくはリセットすること;または、onDurationタイマを再度開始することを、進行中の短い、または長いDRXサイクルを再度開始することに基づいて行うことが可能である。このタイマの再度開始することに基づいて、WTRUは、アクティブ時間に戻ることが、すでにその状態でないならば可能である。
1または複数の進行中のHARQプロセスが、遷移の間に継続されていたならば、WTRUは、DRXプロセス、および関連付けられるタイマを中断されずに継続すること;以前のUL/DL構成に基づくHARQ RTTタイマをいずれの進行中のHARQプロセスに対しても継続することであって、新しいDLグラントに基づく新しいHARQプロセスは、新しいUL/DL構成に基づくHARQ RTTタイマを開始することが可能である、継続すること;新しいUL/DL構成に基づくdrx−再送信タイマをセットすること;または、任意のタイマを、フレームで、遷移の後に、新しいUL/DL構成に基づいて、参照として、開始もしくは再度開始することを、両方とも任意のタイマ持続時間に対して、例えば、PDCCHサブフレームについてのHARQ−RTTタイマのために行うことが可能である。
WTRUは、TDD UL/DL構成の再構成の間に、DRXコマンドMAC CEを同じ時間に受信することもまた可能である。例えば、WTRUに、PDCCHによって給送され得るTDD UL/DL構成とともに、WTRUは、PDSCHの指示を受信することが可能であり、その指示は、DRXコマンドに対するMAC CEを内包し得るものである。DRXコマンドの受信の際に、WTRUは、いずれの進行中のDRX手順も停止および/または一時停止することが可能である。WTRUがDRXによって構成され得るが、DRXサイクルまたはタイマが開始されていないならば、WTRUは、このコマンドの受信の際に、短い、または長いDRXサイクルを開始することが可能である。WTRUは、新しいTDD UL/DL構成を、参照として、PDCCHサブフレームに対して、DRXに関係付けられるタイマに対して使用することが可能である。
ある動作に対して、例えるなら、WTRUがUL/DL構成を使用することが可能であり、その構成が、eNBが直近で構成し得たUL/DL構成とは異なり得るものであるとき、WTRUは、DRX動作を一時停止し、すべての進行中のDRXタイマをリセットすることが可能である。WTRUは、アクティブ時間でのままであり得るものであり、PDCCHサブフレームの計数を一時停止することを、UL/DL構成更新が、eNBから、場合によっては、RRC、PDCCH、または他の指示機構により受信されてしまうまで行うことが可能である。WTRUは、DRX動作を一時停止することを継続することを、DRXコマンドMAC CEがeNBから受信され得るまで行うことが可能であり、そのポイントでWTRUは、DRX動作を再度開始することを、初期状態から、短い、または長いDRXサイクルの始まりで、構成されるように行うことが可能である。
動的TDD対応セルは、アドバンストWTRU(例えば、動的TDD WTRU)およびレガシーWTRUの両方をサポートする場合がある(または、サポートしなければならない場合がある)。レガシーWTRUにより動的TDD手順に課される制限が、TDD UL/DL再構成がレガシーWTRUに適用され得る場合に存在し得る。例えば再構成期間は、遅い、および/または、レガシーWTRUの限度内である場合がある(または、そうである必要がある場合がある)。別の例として、望ましくない場合があるサービス中断が、レガシーWTRUにより遭遇されることが、例えば、再構成が出現し得る、または適用され得るときにあり得る。部分的に、または完全に、レガシーWTRUにより課され得る1または複数の制限を取り外すことが可能である解決策は、関心のものであり得る。
例えばセルに対するSIB1は、TDD固有の構成情報、例えるなら、セルに対するTDD UL/DL構成を含み得る。一部の実施形態ではSIB1 UL/DL構成は、セルに対するセル固有のTDD UL/DL構成であると考えられ得る。あるWTRU、例えるならレガシーWTRUに対しては、SIB1 UL/DL構成は、セルに対する唯一のTDD UL/DL構成であると考えられ得る。
一部のWTRUは、セル固有のTDD UL/DL構成に対応するタイミングおよび手順にしたがう(または、それらのタイミングおよび手順を使用する)ことが可能であり、その構成は、例えばeNBにより、セルによって、例えばSIB1により、またはSIB1内でブロードキャストされ得るものであり、あるWTRU、例えるなら、いずれかのWTRUまたはすべてのWTRUにより受信可能であり得るものであり、または、それらのWTRUによる受信に対して意図され得るものである。
一部のWTRUは、1または複数のサブフレームを、例えば、セル、例えるならサービングセルに対して、DLサブフレームとして考え得るものであり、それらのDLサブフレームがULサブフレームとして指示されることが、他のWTRUに対して、例えば同じセルに対して、少なくとも1つまたは若干の動作手順、例えばPDSCH HARQ(例えば、PDSCH HARQタイミング)等々に対してあり得る。
一部のシナリオでは、例えるなら一部の実施形態では、または一部の手続に対して、特殊サブフレームは、DLサブフレームとして扱われ得る、または、DLサブフレームであると考えられ得る。例えば、DL制御チャネル、例えるならPDCCHまたはEPDCCHを、監視すること、または復号することを試行することを行うべきかどうかを決定することは、サブフレームがDLであり得るかどうかを決定することに基づき得るものであるが、その、行うべきかどうかを決定することのために、WTRUは、特殊サブフレームをDLサブフレームとして考え得る、または扱い得る。
ULサブフレームとしてセル固有のTDD UL/DL構成では考えられ得るものであり、DLサブフレームとして、例えば同じセルに対して、少なくともWTRUの手順の1つに対して、考えられ得る、または潜在的に(ただし、必ずしもではない)考えられ得るものであるサブフレームは、そのWTRUに対して「競合するサブフレーム」と呼ばれ得る。競合するサブフレームは、ULサブフレームとして、セル固有のTDD UL/DL構成で指示される場合があり、または、常に指示される場合がある。例えばWTRU、例えるなら、動的TDD再構成をサポートするWTRUは、1または複数のサブフレームをDLサブフレームとして考えることを、例えば、セル、例えるならサービングセルに対して行い得るものであり、それらのサブフレームは、ULサブフレームとして(例えば、SIB1で)指示されること、および、ULサブフレームとして考えられることが、例えば同じセルに対して、ある他のWTRU、例えるなら、レガシーWTRU、または、動的TDD再構成をサポートしないWTRUにより、少なくとも1つまたは若干の動作手順、例えるなら、PDCCH監視、PDSCH HARQ(例えば、PDSCH HARQタイミング)等々に対してあり得るものである。
一部の実施形態では、DLサブフレームとしてセル固有のTDD UL/DL構成では考えられ得るものであり、ULサブフレームとして、例えば同じセルに対して、少なくともWTRUの手順の1つに対して、考えられ得る、または潜在的に(ただし、必ずしもではない)考えられ得るものであるサブフレームは、そのWTRUに対して「競合するサブフレーム」と呼ばれ得る。
WTRUは、1または複数のTDD UL/DL構成の、例えばあるセルに対するものによって構成され得、それらの構成は、セル固有のTDD UL/DL構成の、例えばそのあるセルに対するものに加えてのものであり得、その場合、そのような構成されたUL/DL構成は、セル固有のUL/DL構成とは異なり得る。これらの追加的なTDD UL/DL構成は、WTRU固有のTDD UL/DL構成と呼ばれ得る。
eNBは、WTRU固有のTDD UL/DL構成の、例えばあるセル、例えるならサービングセルに対するものの指示を、提供もしくは送信することが可能であり、かつ/または、WTRUはその指示を受信することが可能であり、その構成は、セル固有のTDD UL/DL構成の、例えばそのセルに対するものとは異なり得、WTRU固有のTDD UL/DL構成の指示は、以下のものの少なくとも1つであり得る、または、以下のものの少なくとも1つを内包し得る。TDD UL/DL構成の、適用可能であり得るセルに対するもののサブセットへのインデックス、または、TDD UL/DL構成自体のインデックス、構成番号、もしくは他の識別情報が、指示に含まれ得る。デフォルト構成は、最も低いインデックスに、例えばSIB1での構成に関連付けられ得る。デフォルト構成は、eNBにより提供されること、および/または、WTRUにより受信されることが、制御シグナリングで行われ得るものであり、そのシグナリングは、TDD UL/DL構成を修正して、例えば、ある、または与えられた、無線フレームまたはサブフレームから開始して使用するために使用され得るものである。シグナリングされる構成に対する有効時間が、指示に含まれ得る。有効時間は、制御シグナリングで、eNBにより提供され、および/または、WTRUにより受信され得、そのシグナリングは、TDD UL/DL構成を修正して、例えば、ある、または与えられた、無線フレームまたはサブフレームから開始して使用するために使用される。有効性が満了するとき、WTRUは、構成を放棄すること、および/または、セル固有の構成に戻ることが可能である。例えばあるセルに対して適用可能であり得る、1または複数のTDD UL/DL構成のサブセットが、指示に含まれ得る。サブセット内の各々の構成は、その構成番号、または、IEフィールド、例えるなら、TDD−Config IE内のsubframeAssignmentにより表され得る。サブセットは、TDD−Config IE(または、そのsubframeAssignmentのみ)のインデックス付きのシーケンスであり得る。TDD UL/DL構成の可能であるサブセットの例は、以下のようなものであり得、以下のようなものとは、[#0,#3,#6](例えば、PRACHリソースが、サブフレーム#4で、PRACH configインデックス0によって構成されることを可能にし得る)、[#1,#4](例えば、PRACHリソースが、サブフレーム#3で、PRACH configインデックス0によって構成されることを可能にし得る)、[#2,#5](例えば、PRACHリソースが、サブフレーム#2で、PRACH configインデックス0によって構成されることを可能にし得る)、すべてのTDD構成である。
WTRUは、WTRU固有のTDD/UL構成の指示を、セル固有の、および/または、一部の以前に決定されたWTRU固有のTDD UL/DL構成(例えば、明示的なシグナリングによって提供される)から導出することが可能である。例えばルックアップ表が、WTRUにより使用されて、1または複数のWTRU固有のTDD UL/DL構成を、セル固有のTDD UL/DL構成に基づいて決定する。
送信のUL/DL方向に関して、WTRU固有のTDD UL/DL構成は、競合するサブフレームのそれ自体のセットを有し得る。これらの競合するサブフレームは、ULサブフレームとして、セル固有のTDD UL/DL構成で、例えばあるセルに対して指示され、DLサブフレームとして、例えば同じセルに対するものであり得る、そのWTRU固有のTDD UL/DL構成で指示されるサブフレームであり得る。
WTRUは、データおよび/またはシグナリングをサブフレームで、受信すること(または、受信することを試行すること)、または、受信することのみ(または、受信することを試行することのみ)が可能であり、それらのサブフレームは、(例えば、WTRUにより)DLサブフレームとして(または、DLサブフレームであると)、例えばあるセル、例えるならサービングセルに対して決定され得るものである。WTRUは、データおよび/またはシグナリングをサブフレームで、送信すること、または、送信することのみが可能であり、それらのサブフレームは、(例えば、WTRUにより)ULサブフレームとして(または、ULサブフレームであると)、例えばあるセル、例えるならサービングセルに対して決定され得るものである。
DLにおいてサブフレームで、受信すること、または、受信することを試行することは、PDCCHを監視すること、EPDCCHを監視すること、PHICHを復号すること、および、PDSCHを復号することの少なくとも1つを含み得る。
eNBは、データおよび/またはシグナリングを、例えばあるセルに対して、1または複数のWTRU(例えるなら、動的TDD WTRU)へ、またはそれらのWTRUに対して意図されて、サブフレームで送信することが可能であり、それらのサブフレームは、ULサブフレームとして、例えば、そのセルのセル固有のTDD UL/DL構成で指示され得るものであり、その構成は、eNBまたはセルにより、例えばSIB、例えるならSIB1でブロードキャストされ得るものである。eNBは、データおよび/またはシグナリングを、例えばあるセルに対して、1または複数のWTRU(例えるなら、動的TDD WTRU)からサブフレームで受信する(または、受信することを試行する)ことが可能であり、それらのサブフレームは、DLサブフレームとして、例えば、そのセルのセル固有のTDD UL/DL構成で指示され得るものであり、その構成は、eNBまたはセルにより、例えばSIB、例えるならSIB1でブロードキャストされ得るものである。
本明細書でのある説明および実施形態では、セル固有のTDD UL/DL構成の1または複数、1または複数のWTRU固有のTDD UL/DL構成、および、サブフレームのUL/DL方向に言及するとき、そのような言及は、あるセルに対するものであり得、そのあるセルは、サービングセルであり得、および/または、言及の一部、例えるならすべての言及に対して同じセルであり得る。
WTRUは、サブフレームの1つまたはセットのUL/DL方向を、例えばあるセル、例えるならサービングセルに対して、以下の技法の1つまたは組み合わせを使用することにより決定することが可能である。WTRUは、サブフレームの送信の方向を、セル固有のTDD UL/DL構成により指示されるものと同じであるように、例えばセルに対して決定することが可能である。WTRUは、サブフレームの送信の方向を、WTRU固有のTDD UL/DL構成により指示されるものと同じであるように、例えばセルに対して決定することが可能である。WTRUは、サブフレームの送信の方向を、セル固有の、および/または、1もしくは複数のWTRU固有のTDD UL/DL構成に応じて、例えばセルに対して決定することが可能である。WTRUは、送信の方向を、競合するサブフレームの指示の受信の部分として、例えばセルに対して受信することが可能である。WTRUは、例えばセルに対して、特定のサブフレームをDLサブフレームであると、一部のプロセスに対して考えることが可能であり、(場合によっては、同じ時間に)同じサブフレームをULサブフレームであると、一部の他のプロセスに対して考えることが可能である。
WTRUは、送信の方向を、例えばセル、例えるならサービングセルに対して、明示的な、および/または暗黙のシグナリングの部分として決定することが可能であり、そのシグナリングは、1または複数の連続的な無線フレームに適用され得るものである。例えばWTRUは、無線フレームの第1の半分のすべてのULサブフレームをDLサブフレームとして、それが、例えば反対を指示する明示的なシグナリングを受信し得るまで考えることが可能である(例えばシグナリングは、UL/DL遷移の第1の出現を、無線フレーム、例えるならサブフレーム#1で制御することが可能である)。WTRUは、無線フレームの第2の半分のすべてのULサブフレームをDLサブフレームとして、それが、例えば反対への明示的なシグナリングを受信し得るまで考えることが可能である(例えばシグナリングは、UL/DL遷移の第2の出現を、無線フレーム、例えるならサブフレーム#6で制御することが可能である)。WTRUは、連続的なULサブフレームの任意のセットをDLサブフレームとして、それが、例えば反対への明示的なシグナリングを受信し得るまで考えることが可能である(例えば遷移ポイントは、明示的にシグナリングされ得る)。
WTRUは、サブフレームのUL/DL方向の1または複数の指示を、より高い層および/または物理層シグナリングによって受信することが可能である。例としてWTRUは、そのような指示を、DCIフォーマットまたはメッセージによって、受信すること、または、受信することを予測することが可能であり、それらのDCIフォーマットまたはメッセージは、例えばeNBにより、あらかじめ定義された、または、あらかじめ構成された時間、例えるなら、あるサブフレームで、各々の無線フレーム、無線フレームの各々のセット、または、無線フレームのパターンの内部で送信され得るものである。例えばWTRUは、UL/DL方向の指示を、n個の無線フレームごとの、または、n個の無線フレームの各々のあらかじめ構成されたセットの、サブフレームmで受信すること、または、受信することを予測することが可能である。nの値は、固定されたもの、例えるなら1または4であり得、または、構成され得る。mの値は、固定されたもの、例えるなら0または1(例えば、無線フレームの第1のサブフレーム)であり得、または、構成され得る。WTRUは、より高い層シグナリング、例えばRRCシグナリングにより、どのフレーム、および/または、どのサブフレーム、例えるなら、それらのフレーム内のどのサブフレームによって、WTRUが、UL/DL方向の指示を受信すること、または、受信することを予測することが可能であるかで構成され得る。
WTRUは、UL/DL送信方向または方向パターンの新しく受信される指示を、以下のものの1つまたは組み合わせを使用して適用することが可能である。
WTRUは、UL/DL送信方向または方向パターンを、サブフレームに対して、ある数の、場合によってはあらかじめ構成された数のサブフレームまたは無線フレームの期間に対して、例えば、UL/DL送信方向の指示の受信に続いて、変化させることは可能でない。この期間は、再構成期間と呼ばれ得る。UL/DL送信方向が、周期的に、送信される、受信される、受信されるようにスケジューリングされる、または、受信に対して意図される場合、各々の期間は再構成期間であり得る。
WTRUは、サブフレームのUL/DL方向を変化させることを、それが、サブフレームのUL/DL方向を指示するシグナリングを受信し得る後に間もなく、例えば直ちに行うことが可能である。例えば、そのようなシグナリングを、サブフレーム、例えるなら、再構成期間の無線フレーム、例えるなら第1の無線フレームのサブフレーム#0で受信することが可能であるWTRUは、潜在的に、新しいUL/DL方向を同じ再構成期間に適用することが可能である。例えばWTRUは、潜在的に、新しいUL/DL方向を同じフレームで適用することを、サブフレーム(例えるなら、サブフレーム#3)から、同じフレームで、もしくは次のフレームで開始して、または、シグナリングが受信されるフレームからの固定されたフレームオフセットkで開始して行うことが可能である。eNBは、サブフレームのUL/DL方向の指示を、複数回(例えば、多重のフレームおよび/またはサブフレームで)、再構成期間内で送信して、例えば、複数の機会を提供することを、WTRUが正しく指示を受信するために行うことが可能である。
サブフレームのUL/DL方向を指示するシグナリングを、現在の再構成期間で受信すると、WTRUは、サブフレームの受信されたUL/DL方向を適用すること、または、サブフレームのUL/DL方向を変化させることを、次の再構成期間から、例えば、次の再構成期間の始まりから開始して行うことが可能である。
WTRUは、サブフレームをDLサブフレームとして、1または複数の無線フレームで考えることが可能であるが、それをULサブフレームとして、他の無線フレームで考えることが可能である。WTRUは、送信の方向をDLとして決定することを、それが、何らのUL送信要求もそのサブフレームに対して、例えば、ULスケジューリンググラントを、その、またはそれらのサブフレームに対して受信し得ない場合に行うことが可能である。WTRUは、送信の方向をDLとして決定することを、それが、UL信号をそのサブフレームで、例えば、PUCCHを、その、またはそれらのサブフレームで送信することを求められ得ない場合に行うことが可能である。WTRUは、送信の方向をULとして決定することを、それが、少なくとも1つのUL送信要求をそのサブフレームに対して、例えるならULスケジューリンググラントを、受信し得る場合に行うことが可能である。WTRUは、送信の方向をULとして決定することを、それが、UL信号をそのサブフレームで、例えばPUCCHを、送信することを求められ得る場合に行うことが可能である。
WTRUは、サブフレームの送信の方向を、他のサブフレームの送信に応じて決定することが可能である。例として、PDSCH割り振りまたはグラントを、WTRUにより、サブフレームで受信および/または検出すると、WTRUは、すべての次の競合するサブフレームをDLサブフレームであると、次の特殊に指示されるサブフレームまで考えることが可能である。特殊に指示されるサブフレームに対する例は、特殊サブフレームを含み得るものであり、それらの特殊サブフレームは、セル固有のTDD UL/DL構成で、WTRU固有のTDD UL/DL構成で、競合するサブフレームの指示のセットにより等々で指示されるものである。別の例として、2つのDLサブフレームの間の1または複数のサブフレームは、DLサブフレームとして考えられ得る。2つのULサブフレームの間の1または複数のサブフレームは、ULサブフレームとして考えられ得る。
WTRUがサブフレームをDLサブフレームとして決定し得ることになると、それは、情報をそのサブフレームで送信することを試み得ない。WTRUがサブフレームをULサブフレームとして決定し得ることになると、それは、情報をそのサブフレームで受信することを試み得ない。
WTRUは、サブフレームのUL/DL方向を、1もしくは複数の構成パラメータ、および/または、サブフレームのUL/DL方向の指示に応じて決定することが可能である。そのような指示の例は、方向のために使用され得る、TDD UL/DL構成、例えるなら参照TDD UL/DL構成のインデックスまたは他の指示、ULおよび/またはDLサブフレームを指示するビットマップ等々であり得る。サブフレームのUL/DL方向は、サブフレームのUL/DL方向の指示の関数であり得るものであり、その指示は、より高い層シグナリングおよび/または物理層シグナリング、セル固有のTDD UL/DL構成、1または複数のWTRU/手順固有のTDD UL/DL構成等々によって提供されるものである。
例えばあるセル、例えるならサービングセルに対する、WTRU固有のTDD UL/DL構成は、1または複数のWTRUに送信され得る、かつ/または、それらのWTRUにより受信され得る。少なくとも1つのWTRU固有のTDD UL/DL構成、例えば、セル固有のTDD UL/DL構成の、例えば同じセルに対するものとは異なり得るTDD UL/DL構成を受信することが可能である、もしくは受信したことがあり得る、かつ/または、そのWTRU固有のTDD UL/DL構成によって構成され得るWTRUは、以下の機構の少なくとも1つを遂行することが可能である。
WTRUは、WTRU固有のTDD UL/DL構成に対応する1または複数のルールを、1または複数の個別の手順に適用することが可能である。WTRUは、異なるWTRU固有のTDD UL/DL構成のルールを、異なる手順に適用することが可能である。あるシナリオ、例えるならこのシナリオでは、WTRU固有のTDD UL/DL構成は、手順固有のTDD UL/DL構成として扱われ得る、または考えられ得る。「WTRU固有のTDD UL/DL構成」、「手順固有のTDD UL/DL構成」、および、「WTRU/手順固有のTDD UL/DL構成」は、互換的に使用され得る。例えばWTRUは、タイミング関係性および/またはフォーマットを導出することを、ULおよび/もしくはDL HARQフィードバックの送信に対して、ならびに/または、ULスケジューリング(例えば、グラント)および/もしくはDL受信に対して、手順固有のTDD UL/DL構成に基づいて行うことが可能である(例えば、異なる、場合によっては両立するUL/DL TDD割り当てまたはタイミング関係性の、セル固有の構成のものに加えてのもの)。別の例としてWTRUは、DL受信、測定、および/または、与えられたサービングセルに対する適用可能なタイマの対処に関係付けられる、1または複数の手順を遂行することを、WTRUが、WTRU固有のTDD UL/DL構成によって構成され得るときに行うことが可能であり、その場合そのような手順は、WTRUによりサブフレームで遂行され得るものであり、そのサブフレームは、DLサブフレームとしてWTRU固有のTDD UL/DL構成で指示され得るものである。
WTRUは、1または複数のWTRU/手順固有のTDD UL/DL構成のルールに準拠することを、セル固有の構成に対応する一部またはすべてのルールを破棄することにより行うことが可能である。WTRUは、セル固有のTDD UL/DL構成に対応する1つまたは若干のルールを、1または複数の手順に適用することが可能である。例えばWTRUは、セル固有のTDD UL/DL構成のタイミング関係性を、ULスケジューリングおよび/またはPUSCH HARQタイミングに適用することが可能である。セル固有のTDD UL/DL構成は、手順固有のTDD UL/DL構成であると、あるWTRU、例えるなら、動的TDD再構成をサポートするものに対して考えられ得る。
異なるWTRUは、異なるWTRU/手順固有のTDD UL/DL構成のルールにしたがう(または、それらのルールを使用する、もしくは適用する)ことを、1または複数の手順に対して行うことが可能である。
WTRUは、適用可能なDL物理制御チャネル(例えば、PDCCHおよび/またはEPDCCH)のブラインド復号することを遂行すること(例えば、そのチャネルを監視すること、および/または、復号することを試行すること)を、サービングセルで、サブフレームで行うことが可能であり、それらのサブフレームは、DLとしてWTRU固有のTDD UL/DL構成で指示され得るものであり、その構成は、それによってWTRUが構成され得るものである。WTRUは、DCIに対するブラインド復号することを遂行すること(例えば、それらのDCIを監視すること、および/または、復号することを試行すること)を行い得る、または行うのみであり得、それらのDCIは、DL送信に関係付けられ、例えば、DL PDSCH割り当て、非周期的なCSI要求、DL SPSアクティブ化等々に対するものである。WTRUは、一部の手順のルールを、セル固有のTDD UL/DL構成、および/または、1もしくは複数のWTRU/手順固有のTDD UL/DL構成に応じて決定することが可能である。例えば、セル固有の、および、少なくとも1つのWTRU/手順固有のTDD UL/DL構成を伴うWTRUは、より少ないULサブフレームを有する構成によるTDD UL/DL構成のPDSCH HARQタイミングにしたがう(または、そのタイミングを使用する)ことが可能である。
WTRUは、1または複数のWTRU/手順固有のTDD UL/DL構成を、受信および/または決定することが可能である。そのような構成は、参照TDD UL/DL構成として、1または複数の特定の手順に対して、例えば、一部またはすべてのULに関係付けられた手順に対して、一部またはすべてのDLに関係付けられた手順に対して、サブフレームのUL/DL方向の決定に対して、一部またはすべての測定手順に対して等々で使用され得る。
WTRUは、正規のサブフレームを特殊サブフレームとして、またはその逆に解釈することを、以下の機構の少なくとも1つに基づいて行うことが可能である。WTRUは、特殊サブフレームの状態を(例えば、無線フレームの第2の半分に対して、例えるならサブフレーム#6に対して)通常のDLサブフレームに(および、その逆に)変化させる(または、トグルする)ことが可能である。WTRUは、競合するサブフレーム(X)を特殊サブフレームとして扱うことを、それが、サブフレーム(X)をDLサブフレームとして決定し、それが、サブフレーム(X+1)をULサブフレームとして決定する場合に行うことが可能である。WTRUは、ULサブフレームとしてセル固有の構成によって指示されるサブフレームが、通常のDLサブフレームに(例えば、無線フレームの第2の半分のサブフレーム、例えるならサブフレーム#7、#8、および/または#9に対して)(および、その逆に)変化させられ得るということを考えることが可能である。
WTRUは、情報を受信することを、サブフレームのOFDMシンボルの一部またはすべてで、場合によっては、以下の手順の1つまたは組み合わせを使用して行うことが可能である。WTRUは、DLサブフレームとして、セル固有のTDD UL/DL構成、または、WTRU固有のTDD UL/DL構成のいずれかで指示されるサブフレームを、特殊サブフレームとして扱うことが可能である。この事例ではWTRUは、情報を、サブフレームのOFDMシンボルのサブセットのみで受信することが可能である。
WTRUは、正規のDLサブフレームを、修正されたサブフレームとして扱うことが可能であり、その修正されたサブフレームは、正規のDL、UL、または特殊サブフレームとは異なり得るものである。例として、このサブフレームでのDL OFDMシンボルの数は、正規のDLサブフレームのもの未満であり得、かつ/または、サブフレームは、2つの部分からなり得、その場合、サブフレームの第1の部分、例えば、サブフレームの始まりでのある数の連続的なOFDMシンボルは、DL OFDMシンボルとして(特殊サブフレームでのDwPTSと同様に)考えられ得るものであり、かつ/もしくは、サブフレームの第2の部分、例えば、サブフレームの終わりでのある数の連続的なOFDMシンボルは、WTRUにより使用され得ないものであり、ガード期間等々として扱われ得る。
異なる修正されたサブフレームの他の例は、以下のものを含み得るが、それらに制限され得ない。CRSが、PBCHで検出されるアンテナポートの数に無関係に送信され得ないサブフレーム、例えば、CRSのないサブフレーム、例えるなら、あるキャリア、例えるならLTE新しいキャリアタイプ(NCT:new carrier type)の一部の動作モードでサポートされ得るもの。CRSオーバーヘッドが、何らかの方途で、通常のサブフレームと比較される際に低減され得るサブフレーム、例えば、CRSが最小化されたサブフレーム、例えるなら、あるキャリア、例えるならNCTの一部の動作モードでサポートされ得るもの。サブフレームの部分が通常のサブフレームとして定義され得るものであり、他の部分がNCTサブフレームとして定義され得るサブフレーム、例えば、通常およびNCTサブフレームの混合物。
WTRUは、異なるサブフレームタイプを使用することを、異なるサブフレームに対して無線フレームで、DL受信および/またはUL送信に対して行うことが可能である。以下では、修正されたサブフレームの定義および動作が説明される。
WTRUは、修正されたサブフレームのフォーマットを、以下の技法の1つまたは組み合わせを使用することにより決定することが可能である。WTRUは、特殊サブフレームに対して構成されるGPの長さを使用することが可能であり、その長さは、現在のセルのTDD−configで、修正されたサブフレームのGP長さとしてシグナリングされ得る。WTRUは、修正されたサブフレームの構成を、eNBにより指定されるDwPTSまたはGPの長さとともに使用することが可能である。WTRUは、決定論的な、またはあらかじめ構成された構成を、修正されたサブフレームに対して使用することが可能である。
WTRUが、特殊サブフレームに対して構成されるGPの長さを使用し、その長さが、現在のセルのTDD−configで、修正されたサブフレームのGP長さとしてシグナリングされ得るならば、WTRUは、DwPTSの長さを、対応する特殊サブフレーム構成のDwPTSおよびUpPTSの和として決定することが可能である。例えば、SIB1のTDD−configで告知される、通常のCPを伴う特殊サブフレームconfig#4に対して、WTRUは、修正されたサブフレームが、13個のOFDMシンボルをDwPTSとして、および1つのOFDMシンボルをGPとして有するということを理解することが可能である。
WTRUは、DM−RSのパターンを、修正されたサブフレームに対して決定することが可能であり、そのパターンは、TM8、TM9、またはEPDCCHに対して、もしあれば、以下の技法の1つまたは組み合わせを使用することにより使用され得るものである。WTRUは、特殊サブフレームに対して構成されるDM−RSのパターンを使用することが可能であり、そのパターンは、現在のセルのTDD−configで、修正されたサブフレームのDM−RSのパターンとしてシグナリングされ得るものである。WTRUは、固定されたDM−RSパターンを、修正されたサブフレームに対して使用することが可能であり、それらのサブフレームは、しきい値以下のGP長さを有し得るものである。例えば、通常のCPを伴う特殊サブフレーム構成3、4、および8に対するDM−RSパターンが、通常のCPを伴う修正されたサブフレームで使用されることが、修正されたサブフレームのGP長さ≦3つのOFDMシンボルである場合にあり得る。
WTRUは、特殊サブフレームに対して構成されるDM−RSの同じパターンを使用することが可能であり、そのパターンは、最も短いUpPTSをすべての特殊サブフレーム構成の中で有するものであり、それらのすべての特殊サブフレーム構成は、それらに対して、GPの長さが、修正されたサブフレームのそれと等しくあり得るものである。
WTRUは、eNBによりシグナリングされるDM−RSパターンを使用することが可能である。パターンは、特殊サブフレーム構成の1つで使用されるパターンに対応し得る。
WTRUは、実効的なPRBの数を決定することが可能であり、その数は、修正されたサブフレームでの割り当てられたPRBの数以下であり得る。修正されたサブフレームでの第1のHARQ受信の際に、WTRUは、少なくとも、実効的なPRBの数、およびトランスポートブロックサイズ(TBS)インデックスを使用して、PDSCHのTBSを決定することが可能である。WTRUは、以下のステップの少なくとも1つまたは組み合わせを、任意の順序で遂行して、実効的なPRBの数を決定することが可能である。WTRUは、PRBの実効的な数を、特殊サブフレームであるかのように決定することが可能である。WTRUは、PRBの実効的な数を決定することを、乗算因子(例えば、通常のCPでは、DwPTSシンボルの#/14、通常のCPでは、DwPTSシンボルの#/16)を、PRBの割り当てられた数に適用することにより行うことが可能である。
WTRUは、PRBの実効的な数を決定することを、与えられたGP長さに対して定義された乗算因子を、PRBの割り当てられた数に適用することにより行うことが可能である。マッピング表が、異なるGPに対して、WTRUが因子を決定するために求められる場合がある。
WTRUが、PRBの実効的な数を、特殊サブフレームであるかのように決定することが可能である場合、WTRUは、どの特殊サブフレーム構成かを決定することを、以下の技法の1つまたは組み合わせを使用することにより行うことが可能である。使用される特殊サブフレーム構成は、現在のセルのTDD−configでシグナリングされる特殊サブフレーム構成と同じであり得る。使用される特殊サブフレーム構成は、最も短いUpPTSをすべての特殊サブフレーム構成の中で有し得る、特殊サブフレーム構成の1つであり得、それらのすべての特殊サブフレーム構成は、それらに対して、GPの長さが、修正されたサブフレームのそれと等しくあり得るものである。
WTRUは、サブフレームタイプの指示を、1または複数のサブフレームに対して受信することを、以下の手順および/または技法のうちの1つまたは組み合わせを使用して行うことが可能である。WTRUは、サブフレームタイプの指示を受信することが可能であり、その指示は、WTRUの現在の構成および/または動作想定を、破棄する場合があり、または破棄しない場合がある。例としてWTRUは、サブフレームを特殊サブフレームとして扱うように通知され得るものであり、その場合、そのWTRUによりしたがわれる(または、使用される)ことになるTDD UL/DL構成では、そのサブフレームは、正規のサブフレーム、例えるなら正規のDLサブフレームとして、特色付けられ得る、または識別され得る。
WTRUは、サブフレームタイプ指示を、ULおよび/またはDLグラントの部分として受信することが可能である。例としてWTRUは、指示をグラントで受信することが可能であり、その指示は、指示されるサブフレームが特殊サブフレームとして扱われるべきか否かを指示するものである。
WTRUは、サブフレームタイプの指示を受信することが可能であり、その指示は、サブフレームの第1の部分、例えば、サブフレームの始まりでのある数の連続的なOFDMシンボルが、DLとして考えられ得るものであり、かつ/または、サブフレームの第2の部分、例えば、サブフレームの終わりでのある数の連続的なOFDMシンボルが、UL OFDMシンボルとして考えられ得るということを指示するものである。ある数の連続的なOFDMシンボルが、前に述べられた第1の部分と第2の部分との間に存在し得るものであり、それらのOFDMシンボルは、ガード時間に割り振られ、潜在的には、RF交換、伝搬遅延等々に対して使用されるためのものである。ガードOFDMシンボルの数は、差として算出され得るものであり、その差は、サブフレームでのOFDMシンボルの総数から、先に説明されたような第1の部分および第2の部分でのOFDMシンボルの総和を引いた間のものである。
WTRUは、1または複数のパラメータを、修正されたサブフレームのフォーマットに対して受信することを、シグナリング手段、例えるなら本明細書で説明されるものにより(例えば、RRCブロードキャスト、RRC専用化されたシグナリング、または、物理層シグナリングによって、例えるなら、PDCCHまたはEPDCCHによって)行うことが可能である。
修正されたサブフレームに対してシグナリングされ得るパラメータは、以下のパラメータの1つまたは組み合わせの、値、指示、および/またはインデックスを含み得るものであり、以下のパラメータとは、GP長さ、DwPTS長さ、DM−RSパターン、および、PRBの実効的な数を決定するための乗算因子である。
修正されたサブフレームに対して指示され得るパラメータ値(例えば、GPの長さ、またはDM−RSパターン)は、値のサブセットに制約され得るものであり、その値のサブセットは、同じパラメータに対して特殊サブフレーム構成で定義され得るものである。
WTRUは、1または複数のパラメータを、修正されたサブフレームのフォーマットに対して、DLグラントとともに受信することが可能であり、そのDLグラントは、現在のサブフレームを修正されたサブフレームとして指示するものであり、その場合DLグラントは、PDCCHまたはEPDCCHによって提供され得る。
eNBは、例えば動的に、および/または明示的に、WTRUに、現在のサブフレームが特殊サブフレームまたは修正されたサブフレームであるということをシグナリングすることを、以下の技法の1つまたは組み合わせを使用することにより行うことが可能である。信号は、DLグラントで搬送され得る。信号は、サブフレームが、修正されたサブフレーム、特殊サブフレーム、または通常のDLサブフレームであるかどうかを指示することが可能である。信号は、修正されたサブフレームの1または複数のフォーマットパラメータを搬送することが可能である。信号は、特殊サブフレーム構成を、特殊サブフレームがスケジューリングされる場合に搬送することが可能である。
eNBは、サブフレームタイプを、修正されたサブフレーム、または特殊サブフレームとして、競合するサブフレームでシグナリングし得る、またはシグナリングするのみであり得るものであり、それらの競合するサブフレームは、それらの次のサブフレームが、セル固有のTDD UL/DL構成ではULであり得るものである。WTRUは、暗黙に、および/または自律的に、現在のサブフレームを特殊サブフレームまたは修正されたサブフレームとして決定することを、以下の技法の1つまたは組み合わせを使用することにより行うことが可能である。次のサブフレームが、セル固有の構成ではULサブフレームであり得、現在のサブフレームが、競合するサブフレーム(例えば、セル固有の構成ではULまたは特殊サブフレーム、および、WTRU固有の構成ではフレキシブルまたはDL)であり得るならば、WTRUは、現在のサブフレームを、修正されたサブフレーム、または特殊サブフレームとして決定することが可能である。
現在のサブフレームが、セル固有の構成ではSRSサブフレームであり得、現在のサブフレームが、WTRU固有の構成では競合するサブフレームであり得る(例えば、セル固有の構成ではULまたは特殊サブフレーム、および、WTRU固有の構成ではフレキシブルまたはDL)ならば、WTRUは、現在のサブフレームを、特殊サブフレームとして決定することが可能である。
WTRUは、ある説明される技法を適用し得る、または適用するのみであり得るものであり、それらの技法は、例えば暗黙に、および/または自律的に、制御信号(例えば、EPDCCH)を搬送するRBのフォーマットおよび/またはDwPTS長さを決定するためのものであり、一方で、PDSCHを搬送するRBのフォーマットおよび/またはDwPTS長さは、明示的に、例えばEPDCCHにより指示されるDLグラントにより指示され得る。修正されたサブフレームのフォーマットは、すべてのサブフレームに対して同じである場合があり、それらのすべてのサブフレームは、明示的に、または暗黙に、WTRUにより、修正されたサブフレームとして決定されるものである。修正されたサブフレームのフォーマットは、すべてのサブフレームの中で異なる場合があり、それらのすべてのサブフレームは、明示的に、または暗黙に、WTRUにより、修正されたサブフレームとして決定されるものである。例えばGPの長さは、サブフレーム数、および/または、SFN、eNBにより用いられるX2による干渉軽減技法、および/または、個別のサブフレームの可能とされるeNB送信電力の関数であり得る。隣接セルおよび/またはクラスタが、次のサブフレームをULとして使用する公算が、より大きくあり得る(または、より小さくあり得る)ならば、eNBは、ある#のサブフレームを、より長い(または、より短い)GPによって構成することが可能である。
WTRUが、暗黙に、または明示的に、現在の競合するサブフレームを、修正されたサブフレームまたは特殊サブフレームとして決定することが可能であるならば、および、CRS送信が現在のサブフレームで存在し得るならば、WTRUは、CRSを、無線リンク監視(RLM)、または、無線リソース管理(RRM)に関係付けられた測定のために使用し得ない。
WTRUは、UL方向で、サブフレームで送信することが可能であり、そのサブフレームは、DLサブフレームとして考えられるということが、1または複数のWTRUに対して、またはそれらのWTRUにより、場合によっては、以下の手順の1つまたは組み合わせを使用してあり得る。WTRUは、サブフレームで送信することが可能であり、そのサブフレームは、そのWTRUにより、潜在的なUL送信サブフレームとして考えられ得る。そのような潜在的なUL送信サブフレームは、WTRUには、セル固有の、および/またはWTRU固有のTDD UL−DL構成の部分として指示され得る。WTRUは、サブフレームで送信することが可能であり、そのサブフレームは、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(MBSFN:Multimedia Broadcast multicast service Single Frequency Network)サブフレームとして、eNBにより、あるいは、1または複数のWTRUに対して、またはそれらのWTRUにより考えられ得るものである。WTRUは、サブフレームで送信することを、暗黙に、または明示的に、UL送信を遂行することを求められ得る場合に行うことが可能である。例えばWTRUは、PUCCHを提供する必要がある場合があり、その理由でそれは、UL送信を特定のサブフレームで起動する場合がある。別の例としてWTRUは、明示的な情報を受信することが可能であり、その情報は、どのサブフレームをUL送信に対して使用すべきかに関するものである。WTRUは、サブフレームで送信することが可能ではなく、そのことは、それが、そのサブフレームがMBSFNとして構成され得る、および/または、サブフレームがDL情報を1または複数のWTRUに搬送することを、例えば、マルチキャストデータが、WTRUのすべてまたはサブセットに、MBSFNサブフレームによって送信され得るときに行うことが可能であるということを決定する場合のことである。
WTRUは、サブフレームの一部またはすべてのOFDMシンボルで送信することを、以下の手順の1つまたは組み合わせを使用して行うことが可能である。WTRUは、1または複数の近接のOFDMシンボルを、送信するときにスキップすることが可能である。スキップされるOFDMシンボルは、サブフレームの始まりで、および/または、終わりであり得る。WTRUは、ある数のOFDMシンボルをUL送信でスキップするように構成され得る。スキップされるシンボルの構成される数は、そのWTRUの一部またはすべてのULサブフレームに対して、同じである、または異なる場合がある。WTRUは暗黙に、OFDMシンボルの数を決定して、UL送信でスキップすることが可能である。例としてWTRUは、ある数の近接のOFDMシンボルを、サブフレームのUL送信の始まりでスキップすることが可能であり、そのことは例えば、サブフレームが、MBSFNサブフレームとして構成されること、または、MBSFNサブフレームとして考えられることが、1つまたは若干のWTRUに対して行われ得る場合のことである。OFDMシンボルのスキップされる数は、1または複数の要因の関数であり得るものであり、それらの要因は、例えるなら、MBSFN制御チャネルサイズ、RF交換時間、伝搬遅延、セルサイズ、セル固有のUL−DL構成等々であるが、それらに制限されない。
以下は、例に関係するものであり、その例ではWTRUは、1または複数のWTRU固有のTDD UL/DL構成にしたがう(または、それらの構成を使用する)ことを、ある手順に対して行うことが可能であり、サブフレームで送信することが可能であり、それらのサブフレームは、セル固有のTDD UL/DL構成によればDLであり得るものである。提案される機構および技法の例の実施形態は、以下のようなものであり、それらの機構および技法の部分は、全体的に、または部分的に、および任意の順序で遂行され得る。WTRUは、TDD UL/DL構成config_cellをSIB1によって受信することが可能である。一部のWTRU、例えば動的TDD WTRUは、WTRU/手順固有のTDD UL/DL構成、例えばconfig_wtru_1を受信することが可能であり、そのconfig_wtru_1は、config_cellとは異なり得るものである。例えば、config_cellおよびconfig_wtru_1対は、config_wtru_1により指示されるDLサブフレームが、config_cellにより指示されるDLサブフレームのサブセットであり得るという方途で選択され得る。競合するサブフレームは、DLとconfig_cellで、およびULとconfig_wtru_1で特色付けられ得るサブフレームからなり得る。一部のWTRU、例えばレガシーWTRUは、MBSFNサブフレームとしてのサブフレーム3、4、7、8、および/または9のうちの1または複数によって構成され得る。一部のWTRU、例えば動的TDD WTRUは、config_wtru_1タイミングおよび/または機会ルールを、ULスケジューリングおよび/またはPUSCH HARQタイミングおよび/またはPDSCH HARQタイミングに対して使用することが可能である。一部のWTRU、例えば動的TDD WTRUは、第1のX個のOFDMシンボル(例えば、Xは4個のOFDMシンボルに対応し得る)を、それらのULサブフレームでスキップすることを、それらのサブフレームが、他のWTRU、例えばレガシーWTRUに対しての告知されるMBSFNサブフレームに対応する場合に行うように構成され得る。一部のWTRU、例えば動的TDD WTRUは、ULサブフレーム(例えば、config_wtru_1による)で送信することは可能でなく、それらのサブフレームは、DLとしてセル固有のTDD UL−DL構成で指示され得るものであり、MBSFNサブフレームとして、WTRU、例えばレガシーWTRUのすべてまたはサブセットに対して告知され得ないものである。一部のWTRU、例えばレガシーWTRUにより、ULサブフレームとして考えられ得る、または常に考えられ得る、あるサブフレームは、DLサブフレームとして、一部の他のWTRU、例えば動的TDD WTRUにより考えられ得る、または常に考えられ得る。
UL HARQプロセスは、連続的なPUSCH送信、および、それらの対応するPUSCH HARQ受信の、WTRUによるもののシリーズからなり得るものであり、それらの送信および受信は、いくつものフレームに対して、eNBがPUSCHの成功裏の受信を確認し得るまで持続し得るものである。これらのPUSCH送信とPUSCH HARQ受信との間のタイミングは、初期ULグラントおよびTDD UL/DL構成のサブフレームの関数であり得る。進行中のUL HARQプロセスを考えると、現在のフレームに対するTDD UL/DL構成が、次の利用可能なフレームに対してと同じではない場合があるとき、進行中のUL HARQプロセスのタイミングに、その、次の利用可能なフレームで対処するための手段が必要とされ得る。同様の問題が、DL HARQプロセスに対して出現することが、WTRUがPDSCHを1つのフレームで受信し、対応するPDSCH HARQが送信され得る、次の利用可能なフレームに対するTDD UL/DL構成が、PDSCHが受信され得るフレームのそれとは異なり得るときにあり得る。
解決策として、必要とされ得る、意図され得る、または使用され得る適応時間スケールに依存して、異なる手段(例えば、システム情報シグナリング、RRCシグナリング、MAC制御要素シグナリング、物理層シグナリング等々)が、TDD UL/DL再構成に対して考えられ得る。シグナリング手段に関わらず、1つのTDD UL/DL構成の、別のTDD UL/DL構成への遷移が、無線フレーム境界で、例えば同期的にWTRUおよびeNBで出現し得る。
本出願で提供されるいずれの解決策および/または機構も、WTRUおよび/またはeNBに、いかなる随意の組み合わせおよび/または順序でも適用され得る。
WTRUの視点からは、UL HARQプロセスは、初期PUSCHグラントの受信、PUSCHの送信、PUSCH HARQの、PHICHによるDLでの受信、再送信ULグラントの受信、および、それらの関係付けられたタイミングの少なくとも1つからなり得る。UL HARQプロセスは、1つまたはいくつもの連続的な無線フレームに対して持続し得る。WTRUのTDD UL/DL構成、例えるなら、セル固有の、および/またはWTRU固有のUL/DL構成の変化の際に、WTRUは、1つまたは若干の進行中のUL HARQプロセスを、1または複数の無線フレーム、例えるなら、以前のTDD UL/DL構成の最後の、および/または最後から2番目の無線フレームで、終結させること、または、それらのプロセスの終結を想定することが可能である。
WTRUは、以前のTDD UL/DL構成のUL HARQプロセスに関係付けられた1つまたは若干のデータバッファを一掃することを、新しいTDD UL/DL構成の第1の無線フレームを開始する前に行うことが可能である。WTRUは、1つまたは若干のUL HARQプロセスを、1つまたは若干の連続的な無線フレームに対して一時停止することが可能である。
例えば無線フレーム(n+1)から開始する、1つまたは若干のUL HARQプロセスの一時停止に続いて、UL HARQプロセスが、例えばフレーム(n+k)で、ただしkは2以上の任意の整数値であり得るとして再開され得ることになると、WTRUは、UL HARQタイミングの、無線フレームnからの継続を想定することが可能であり、その継続は、すべての一時停止されたフレームを無視することを、例えば、無線フレーム(n+k)でのUL HARQプロセスタイミングが、無線フレーム(n+1)においてのものに関してと正確な同じタイミングによって送信されることになるかのように行うものである。
あるいは、例えば無線フレーム(n+1)から開始する、UL HARQプロセスの一時停止に続いて、UL HARQプロセスが、例えばフレーム(n+k)で、ただしkは2以上の任意の整数値であり得るとして再開され得ることになると、WTRUは、UL HARQタイミングの、無線フレームnからの継続を想定することが可能であり、その継続は、一時停止期間の間のそのUL HARQプロセスに対応するすべての送信および受信機会を計数することを、例えば、すべてのそれらの一時停止された無線フレームが、PUSCH再送信、およびPUSCH HARQ(例えば、NACK)受信を内包していたかのように行うものである。
1つまたは若干のUL HARQプロセスが、1または複数の無線フレームに対して一時停止されることが、1つのTDD UL/DL構成の、別のTDD UL/DL構成への遷移の間に、場合によっては、先に説明されたUL HARQプロセス一時停止機構の1つまたは組み合わせを使用して行われ得る。例えば、TDD UL/DL構成の変化要求の受信の際に、WTRUは、UL HARQプロセスを、1または複数の無線フレームに対して、例えば(k−1)個の無線フレームに対して一時停止することが可能であり、ただしkは2以上の任意の整数値であり得る。例えば、以前のTDD UL/DL構成に対応する最後の無線フレームが無線フレームnであるならば、新しいTDD UL/DL構成に対応する次の(例えば、第1の)利用可能な無線フレームは、無線フレーム(n+k)であり得る。
進行中のUL HARQプロセスの、以前のTDD UL/DL構成の最後の無線フレームから、新しいTDD UL/DL構成の次の(例えば、第1の)利用可能な無線フレームへの、1つまたは若干のUL HARQプロセスを一時停止することを伴う遷移手順は、以前のTDD UL/DL構成、例えば構成X、および、新しいTDD UL/DL構成、例えば構成Yからなる構成の対に依存し得る。TDD UL/DL構成の対(X,Y)は、遷移対と呼ばれ得る。本明細書で説明されるように、一部の解決策は、遷移対の異なるセットに対して提供され得る。
TDD UL/DL構成遷移対(X,Y)を考えると、PUSCHの、TDD UL/DL構成Xの最後の無線フレームのULサブフレームiでの、WTRUによる送信の際に、その送信に対してWTRUは、その対応するHARQを、次の無線フレームのサブフレームjで、TDD UL/DL構成Xのタイミングによって受信することを予測し得たが、WTRUは、以下の少なくとも1つまたは組み合わせを遂行することが可能である。WTRUは、PUSCH HARQ、例えばPHICHを受信することを予測しない場合があり、および/または、対応するPUSCH HARQプロセスを終結させることが可能である。WTRUは、成功裏の送信をそのHARQプロセスに対して想定することが可能である。
WTRUは、しかしながら依然として、対応するデータをバッファに、場合によっては将来送信のために維持し得る。例として、サブフレームjが次のTDD UL/DL構成YでDLサブフレームであり得ないならば、WTRUは、対応するHARQプロセスを終結させることが可能であり、ACKをそのプロセスに対して想定することが可能である。別の例として、サブフレームiが次のTDD UL/DL構成YでULサブフレームであり得ないならば、WTRUは、対応するHARQプロセスを終結させることが可能であり、ACKをそのプロセスに対して想定することが可能である。
サブフレームjがTDD UL/DL構成YでDLサブフレームであり得るならば、WTRUは、対応するPUSCH HARQフィードバックを、次の利用可能な無線フレーム、例えば、新しいTDD UL/DL構成Yの第1の利用可能な無線フレームのDLサブフレームjで受信することを予測することが可能である。PHICHの、次のフレームのサブフレームjでの受信に基づいて、WTRUは、構成YのHARQタイミングプロセスをPUSCHの送信に対して、再送信の事例で使用することが可能である。
新しいUL/DL構成Y HARQタイミングプロセスに基づいて、対応するPHICHリソースが、以前のフレームからのPUSCH送信に対して、追随するフレームのサブフレームjで存在し得ないならば、WTRUは、以下のようなものである、ULサブフレームの利用可能性に依存する、対応する手順にしたがう(または、それらの手順を使用する)ことが可能である。UL/DL構成Yへの変化に続いて、WTRUは、HARQタイミングの目的で、以前の構成、例えばUL/DL構成Xにしたがう(または、その構成を使用する)ことを、サブフレームjでのPHICH受信に基づくPUSCH送信のために行うことが可能である。WTRUは、以前のUL/DL構成にしたがう(または、その構成を使用する)ことを継続することを、1つのフレームまたは1つのフレームのみに対して、または、以前の構成からの何らかの進行中のHARQプロセスが完了されてしまうということが可能であるまで行うことが可能である。WTRUは、構成Yに基づくPHICH受信タイミングにしたがう(または、そのタイミングを使用する)ことが可能であり、HARQフィードバックを次のDLサブフレームで予測することが可能であり、そのサブフレームは、それに対して、割り振られたPHICHリソースが、構成Yに基づいて存在し得るものである。WTRUは、PHICHの、次のフレームでの受信を伴わないHARQプロセスを終結させることが可能である。
例としてWTRUは、UL/DL構成の、現在のフレームnでの構成0から、次のフレーム、フレームn+1での構成1への変化によって指示され得る。フレームnではWTRUは、以前のULグラントまたはPHICH受信に基づいて、PUSCHをサブフレーム4で送信することが可能である。構成0 HARQタイミングに基づいて、PUSCH送信に対応するPHICHは、WTRUにより、次のフレーム、n+1のサブフレーム0で受信され得る。新しい構成Y HARQタイミングにフレームn+1で基づいて、PHICHリソースはサブフレーム0に対して存在し得ないので、WTRUは、PHICHをDLサブフレーム1で予測することが可能であり、そのDLサブフレーム1は、PHICH割り振りをHARQ−ACKフィードバックに対して有し得るものである。WTRUは次いで、対応するPUSCHを送信することを(例えば、PHICHがNACKを指示するならば)構成YのHARQタイミングに基づいて行うことが可能である。
サブフレームiがTDD UL/DL構成YでULサブフレームであり得るならば、WTRUは、対応するPUSCH HARQフィードバックを、DLサブフレームで、TDD UL/DL構成YのPUSCH HARQプロセスのタイミングによって受信することを予測することが可能であり、そのタイミングは、ULサブフレームiでのPUSCH送信を含み得るものである。
WTRUが、対応するPUSCH HARQフィードバック、例えばPHICHを受信することを、新しいTDD UL/DL構成Yの第1の無線フレーム(例えば、次の利用可能な無線フレーム)のDLサブフレームで行うことが可能になると、WTRUは、TDD UL/DL構成YのPUSCH HARQプロセスタイミングにしたがう(または、そのタイミングを使用する)ことが可能であり、そのタイミングは、そのDLサブフレームで受信されるPUSCH HARQフィードバックの受信を含み得るものである。
第1の実施形態では、(X,Y)のTDD UL/DL構成対を考えるものであり、その場合WTRUは、指示を受信して、TDD UL/DL構成XからTDD UL/DL構成Yに交換することが可能である。PUSCHの、TDD UL/DL構成Xの最後の無線フレームのULサブフレームiでの、WTRUによる送信の際に、その送信に対してWTRUは、その対応するHARQを、次の無線フレームのサブフレームjで、TDD UL/DL構成Xのタイミングによって受信することを予測し得たが、WTRUは、以下の少なくとも1つまたは組み合わせを遂行することが可能である。
表6aは、TDD UL/DL構成遷移対(X,Y)の例を例示するものであり、それらの対に対して、TDD UL/DL構成XのULサブフレームは、TDD UL/DL構成YのULサブフレームのサブセットである。TDD UL/DL構成XのULサブフレームのセットが、構成YのULサブフレームのサブセットであり得るならば(および/または、TDD UL/DL構成XのDLサブフレームのセットが、構成Yのそれらのスーパーセットであり得るならば)、例えば、表6aでリスト化された1または複数の遷移対(X,Y)によれば、WTRUは、対応するPUSCH HARQフィードバックを、DLサブフレームで、TDD UL/DL構成YのPUSCH HARQプロセスのタイミングによって受信することを予測することが可能であり、そのタイミングは、ULサブフレームiでのPUSCH送信を含み得るものである。
表6bは、TDD UL/DL構成遷移対(X,Y)の例を例示するものであり、それらの対に対して、TDD UL/DL構成YのULサブフレームは、TDD UL/DL構成XのULサブフレームのサブセットである。TDD UL/DL構成XのULサブフレームのセットが、構成YのULサブフレームのスーパーセットであり得るならば(および/または、TDD UL/DL構成XのDLサブフレームのセットが、構成Yのそれらのサブセットであり得るならば)、例えば、表6bでリスト化された1または複数の遷移対(X,Y)によれば、WTRUは、対応するPUSCH HARQフィードバックを、次の利用可能な無線フレーム、例えば、新しいTDD UL/DL構成Yの第1の利用可能な無線フレームのDLサブフレームjで受信することを予測することが可能である。
TDD UL/DL構成遷移対(X,Y)を考えると、PUSCH(再)送信トリガ(UL(再)送信グラント、および/または、PUSCH HARQ NACKのいずれかによる)の、TDD UL/DL構成Xの最後の無線フレームのDLサブフレームiでの、WTRUによる受信の際に、その受信に対してWTRUは、対応するPUSCHを、次の無線フレームのサブフレームjで、TDD UL/DL構成Xのタイミングによって送信し得たが、WTRUは、以下の少なくとも1つまたは組み合わせを遂行することが可能である。
WTRUは、PUSCH(再)送信トリガを無視することが可能であり、かつ/または、対応するPUSCH HARQプロセスを終結させることが可能である。WTRUは、成功裏の送信をそのHARQプロセスに対して想定することが可能である。WTRUは、しかしながら依然として、対応するデータをバッファに、場合によっては将来送信のために維持し得る。例として、サブフレームjが次のTDD UL/DL構成YでULサブフレームであり得ないならば、WTRUは、PUSCH(再)送信要求を無視することが可能であり、かつ/または、対応するHARQプロセスを終結させることが可能であり、かつ/または、PUSCHの成功裏の送信を、そのHARQプロセスの最後の送信に対して想定することが可能である。別の例として、サブフレームiが次のTDD UL/DL構成YでDLサブフレームであり得ないならば、WTRUは、PUSCH(再)送信要求を無視することが可能であり、かつ/または、対応するHARQプロセスを終結させることが可能であり、かつ/または、PUSCHの成功裏の送信を、そのHARQプロセスの最後の送信に対して想定することが可能である。
サブフレームiがTDD UL/DL構成YでDLサブフレームであり得るならば、WTRUは、PUSCHを、ULサブフレームで、TDD UL/DL構成YのPUSCH HARQプロセスのタイミングによって送信することが可能である。PUSCH HARQプロセスは、PUSCH送信トリガを、TDD UL/DL構成YのDLサブフレームiで搬送する可能性を含み得るものであり得る。
サブフレームjがTDD UL/DL構成YでULサブフレームであり得るならば、WTRUは、対応するPUSCHを、TDD UL/DL構成Yの第1の利用可能な無線フレームのULサブフレームjで、上記で説明されたように送信することが可能である。
WTRUが、対応するPUSCHを、新しいTDD UL/DL構成Yの第1の無線フレーム(例えば、次の利用可能な無線フレーム)のULサブフレームで送信することが可能であると、WTRUは、PUSCH HARQプロセスタイミングにしたがう(または、そのタイミングを使用する)ことが可能であり、そのタイミングは、PUSCHの、TDD UL/DL構成YのそのULサブフレームでの送信に対応するものである。
説明される解決策の実施形態として、(X,Y)のTDD UL/DL構成対を考えるものであり、その場合WTRUは、指示を受信して、TDD UL/DL構成XからTDD UL/DL構成Yに交換することが可能である。この事例では、PUSCH(再)送信(UL(再)送信グラント、および/または、PUSCH HARQ NACKのいずれかによる)の、TDD UL/DL構成Xの最後の無線フレームのDLサブフレームiでの、WTRUによる受信の際に、その受信に対してWTRUは、対応するPUSCHを、次の無線フレームのサブフレームjで、TDD UL/DL構成Xのタイミングによって送信し得たが、WTRUは、以下の少なくとも1つまたは組み合わせを遂行することが可能である。
TDD UL/DL構成XのULサブフレームのセットが、構成Yのそれらのサブセットであり得るならば(および/または、TDD UL/DL構成XのDLサブフレームのセットが、構成Yのそれらのスーパーセットであり得るならば)、例えば、表6aでリスト化された1または複数の遷移対(X,Y)によれば、WTRUは、対応するPUSCHを、TDD UL/DL構成Yの第1の利用可能な無線フレームのULサブフレームjで、上記で説明されたように送信することが可能である。TDD UL/DL構成XのULサブフレームのセットが、構成Yのそれらのスーパーセットであり得るならば(および/または、TDD UL/DL構成XのDLサブフレームのセットが、構成Yのそれらのサブセットであり得るならば)、例えば、表6bでリスト化された1または複数の遷移対(X,Y)によれば、WTRUは、PUSCHを、ULサブフレームで、TDD UL/DL構成YのPUSCH HARQプロセスのタイミングによって送信することが可能であり、そのタイミングは、DLサブフレームiでのPUSCH送信トリガを、上記で説明されたように含み得るものである。
PRACHリソース割り振りに関して、WTRUは、プリアンブルをPRACHリソースで送信することが可能であり、そのPRACHリソースは、セルのセル固有のPRACHリソースでない場合があるものであり、そのことは例えば、WTRUが、WTRU固有のTDD UL/DL構成によって構成され得るものであり、その構成が、セル固有のTDD UL/DL構成とは異なり得る場合のことである。セル固有のPRACHリソースは、システム情報で提供され得る(または、システム情報により提供されるパラメータに基づき得る)もの、および/または、レガシーWTRUを含み得る任意のWTRUにより使用され得るものであり得る。
TDD UL/DL構成は、サービングセルごとに適用可能であり得る。同様にPRACHリソース割り振りは、サービングセルごとに適用可能であり得る。
本明細書で説明される方法および手順は、WTRUの構成のサービングセルに対して適用可能であり得、例えば、説明される方法および手順は、WTRUの構成のPCell上の、および/またはSCell上の動作に対して適用可能であり得る。説明される方法および手順は、複数のサービングセルに対して、例えば、セルの特有のグループ、例えるならタイミングアドバンスグループ(TAG:timing advance group)に属し得るサービングセルに、または、WTRUの構成のすべてのセルに対して適用可能であり得る。TAGはサービングセルのグループを指し得るものであり、それらのサービングセルは、RRCにより構成され得るものであり、そのRRCは、構成されたULを伴うセルに対して、同じタイミング参照セル、および/または、同じタイミングアドバンス値を使用し得るものである。
用語「WTRU固有のDLサブフレーム」は、無線フレームでのサブフレームを指し得るものであり、そのサブフレームは、セル固有のTDD UL/DL構成によるULサブフレームに対応し得るものであり、その構成は、あるセルに適用可能であり得るものである。サブフレームは、WTRUに、DLサブフレームとして、WTRU固有のTDD UL/DL構成で、および/または、UL/DLサブフレーム方向の指示で指示され得る。
PRACHリソースはセル固有のリソースであり得るものであり、その理由は、それらはパラメータから導出され得るものであり、それらのパラメータはシステム情報の部分であり得るものであり、その情報はブロードキャストされ得るものであるからというものである。リソースの割り振りおよびインデックス付けは、少なくとも部分的に、UL/DL TDD構成の関数であり得る。
TDDによって、与えられたPRACH構成に対して、以下のことの各々はTDD UL/DL構成の関数であり得るものであり、以下のこととは、周波数多重化が、与えられたサブフレームに対して使用され得るか否か;周波数多重化が使用され得る場合の、与えられたサブフレームにあり得るPRACHリソースの数;および、PRACHリソースが存し得る無線フレームでのULサブフレームである。
例えば、PRACH構成インデックス0が、SIB2(最も低いPRACH密度の1つを表し得る)でシグナリングされ得る場合に、以下の結果が得られ得るものであり、以下の結果とは、TDD UL/DL構成0、3、または6が使用され得るならば、単一のPRACHリソースが無線フレームごとにサブフレーム#4に存在し得る;TDD UL/DL構成1または4が使用され得るならば、単一のPRACHリソースが無線フレームごとにサブフレーム#3に存在し得る;TDD UL/DL構成2または5が使用され得るならば、単一のPRACHリソースが無線フレームごとにサブフレーム#2に存在し得るということである。
実施形態では、1または複数のWTRU固有のTDD UL/DL構成の、例えばeNBによる、セルでの使用のための選択は、PRACHリソース割り振りの関数であり得る。選択は、UL/DL TDD構成が、WTRUのサブセット(例えば、動的TDD WTRU)に対して変化させられることが、PRACH割り振りを一定に、すべてのWTRUに対してセル内で維持しながら行われ得るというようなものであり得る。これは、可能とされるTDD UL/DL構成をセットに制約し得るものであり、そのセットは、その中でPRACH割り振りが構成の間で同様であり得るものである(例えば、間で交換が遂行され得るUL/DL構成のセットは、[0,3,6]であり得る)。これは、低いPRACH密度を伴うセルに対しては容認可能であり得るが、他の場合には制限となり得る。
選択されるWTRU固有のTDD UL/DL構成は、PRACHリソース割り振りの関数であり得るものであり、そのことは、これらの構成の対応するWTRU固有のPRACHリソースが、セル固有のPRACHリソースのサブセットであるか、またはセル固有のPRACHリソースに等しいかのいずれかであるということが、コンテンションで基礎付けられたランダムアクセス(CBRA:contention based random access)が、関わらせられたWTRUに対して可能であり得る場合にあり得るというようなものである。これは、例えば、WTRUが、レガシーWTRUからのいずれのUL送信とも、CBRAがそれらのWTRUに対して可能であり得るならば干渉し得ないということを確実にするために有用であり得る。
セル内のすべてのWTRUが、PRACHリソース割り振りを決定することを、同じTDD UL/DL構成、および、同じPRACH構成インデックスを使用して行うことが可能であるとき、あいまいさは存在し得ない。問題は、この関係性が破られ得る場合に出現し得る(例えば、セル固有の構成対WTRU固有の構成、および/または、TDD UL/DL構成の変化のタイミング対PRACH構成の変化のタイミング)。
与えられたセル内のWTRU集団の少なくとも部分が、自律的に、プリアンブルの送信をPRACHリソース上で起動することを、リソースが、セル固有の構成とは異なり得るTDD UL/DL構成から導出され得る場合に行い得るならば、影響が存在し得る。例えば、アイドルモードで動作するレガシーWTRUは、PRACHリソースをセル固有のUL/DL TDD構成から導出することが可能であり、一方で、接続されたモードでの他のWTRUは、PRACHリソースを、WTRU固有のUL/DL TDD構成に基づいて導出することが可能である。
TDD UL/DL構成およびPRACH構成の異なる組み合わせが、同じPRACHリソース割り振りおよびインデックス付けにつながり得るということは可能であり得るが、WTRUが、割り振られるPRACHリソースのセットを決定または再決定することを、UL/DL TDD構成が変化し得るときに行う必要がないということを確実にするための方途を有することが有用であり得る。
1つの実施形態ではWTRUは、制御シグナリングを受信することが可能であり、そのシグナリングは、TDD UL/DL構成を変化させることが可能である。TDD UL/DL構成は、WTRU固有であり得、セル固有のTDD UL/DL構成とは異なり得る。制御シグナリングは、PRACH構成もまた含み得る。WTRUは、新しいPRACHリソース割り振りを、PRACH構成に基づいて決定する。
別の実施形態では、セル固有のTDD UL/DL構成から導出され得るセル固有のPRACH構成によって構成され、WTRU固有のTDD UL/DLによって構成されるWTRUが、プリアンブルを、コンテンションフリー様式で、WTRU固有のDLサブフレームで送信し得る。WTRUは、コンテンションで基礎付けられたランダムアクセスを、サブフレームで、PRACHリソースによって遂行することを、サブフレームがWTRU固有の構成によればDLサブフレームであり得る場合に、行い得ない、または、行うことを可能とされ得ない。
別の実施形態では、セル固有のTDD UL/DL構成から導出され得るセル固有のPRACH構成によって構成され、WTRU固有のTDD UL/DLによって構成されるWTRUは、プリアンブルを、WTRU固有のDLサブフレームで、ネットワーク起動されるRACH手順に対して送信し得る、または送信するのみであり得る。WTRUは、自律的に、プリアンブルを、サブフレームで、PRACHリソースによって送信することを、サブフレームがWTRU固有の構成によればDLサブフレームであり得る場合に、行い得ない、または、行うことを可能とされ得ない。
別の実施形態では、セル固有のTDD UL/DL構成から導出され得るセル固有のPRACH構成によって構成され、WTRU固有のTDD UL/DLによって構成されるWTRUは、プリアンブルを、WTRU固有のDLサブフレームで送信し得る。例えばWTRUは、プリアンブルの送信(または再送信)を、PRACHリソースで、DL受信より上に、サブフレームで優先度設定することが可能であり、そのサブフレームは、WTRU固有の構成によればDLサブフレームであるものである。
別の実施形態では、セル固有のTDD UL/DL構成から導出され得るセル固有のPRACH構成によって構成され、WTRU固有のTDD UL/DLによって構成されるWTRUは、追加的に、サブフレーム制約によって、プリアンブル送信に対して構成され得る。そのようなPRACHサブフレーム制約は、事前に知られている場合があり、例えば、サブフレーム#2以外のいかなるサブフレームも、プリアンブル送信に対して制約され得るものであり、またはそれは、専用化されたシグナリングを使用して構成され得る。WTRUは、プリアンブルを、PRACHリソース上で、セル固有の構成によって、サブフレームで送信し得る、または送信するのみであり得るものであり、そのサブフレームは、プリアンブル送信に対して制約されないものである。PRACHサブフレーム制約は、WTRU固有のTDD UL/DL構成ごとに構成され得るものであり、対応するTDD UL/DL構成がアクティブ化され得るときに、適用され得る、または適用されるのみであり得る。そのようなPRACHサブフレーム制約は、WTRU自律的プリアンブル(再)送信に適用可能であり得る、または、適用可能であるのみであり得る。そのようなPRACHサブフレーム制約は、ランダムアクセス手順に適用可能であり得る、または、適用可能であるのみであり得るものであり、その手順は、コンテンションで基礎付けられたプリアンブルを使用することが可能であるものである。あるいは制約は、PRACHリソースインデックスごとに(例えば、時間および周波数の両方で)適用され得る。
別の実施形態ではWTRUは、PRACHリソースを決定することを、セル固有のTDD UL/DL構成に基づいて、何の他のTDD UL/DL構成によって、それが構成されていたことがあり得るか、および/または、何の方向情報を、それが、競合するサブフレームに関して受信したことがあり得るかに関わらず行うことが可能である。レガシーWTRUはセル固有のリソースを使用することが可能であるので、レガシーWTRUはWTRU固有の構成と競合し得ないということが想定され得る。
以下のことは、WTRU固有のTDD UL/DL構成の管理に関係する。1つの実施形態では、WTRU固有の、または手順固有のTDD UL/DL構成によって構成されるWTRUは、構成を非アクティブ化もしくは放棄すること、および/または、セル固有のTDD UL/DL構成に復帰することを、タイミングアラインメントタイマ(TAT:Timing Alignment Timer)が満了し得る、または満了し得たときに行うことが可能である。別の実施形態ではWTRUは、以前に構成されたWTRU/手順固有のTDD UL/DL構成を非アクティブ化もしくは放棄すること、および/または、セル固有のTDD UL/DL構成に復帰することを、専用化されたPUCCHリソース上のスケジューリング要求失敗(D−SR失敗)の際に(または、その失敗の結果として)行うことが可能である。これは、誤ったプリアンブル送信を排除することを、PRACH上で、WTRU固有のDLサブフレームで行うために有用であり得るものであり、その理由は、WTRUは、専用化されたPUCCHリソースをスケジューリング要求に対して無効化することを、TATが満了し得る、または満了し得たときに行うことが可能であり、その事例では、WTRU自律的プリアンブル送信が可能となり得るからというものである。別の実施形態ではWTRUは、以前に構成されたWTRU/手順固有のTDD UL/DL構成を非アクティブ化もしくは放棄すること、および/または、セル固有のTDD UL/DL構成に復帰することを、それが、WTRUが無線リンク問題に遭遇している場合があると決定し得るときに(または例えば、WTRUがタイマT310を開始し得るときに)行うことが可能である。別の実施形態ではWTRUは、以前に構成されたWTRU/手順固有のTDD UL/DL構成を非アクティブ化もしくは放棄すること、および/または、セル固有のTDD UL/DL構成に復帰することを、WTRUが、無線リンク失敗(RLF)を決定し得るときに(または例えば、タイマT310が満了し得るときに)行うことが可能である。これは有用であり得るものであり、その理由は、RLFは典型的には、WTRU自律的プリアンブル送信を、PRACH上で、RRC接続再確立手順に対してトリガすることが可能であるからというものである。別の実施形態ではWTRUは、以前に構成されたWTRU/手順固有のTDD UL/DL構成を非アクティブ化もしくは放棄すること、および/または、セル固有のTDD UL/DL構成に復帰することを、RRCが、WTRUに対して、接続されたモードから離れる遷移、例えばアイドルモードへの遷移を遂行し得るときに行うことが可能である。これは有用であり得るものであり、その理由は、WTRUは、もはや専用化されたRRC接続をネットワークに対して有し得ないものであり、もはやいかなるWTRU固有の構成も使用し得ないからというものである。
別の実施形態ではWTRUは、以前に構成されたWTRU/手順固有のTDD UL/DL構成を非アクティブ化もしくは放棄すること、および/または、セル固有のTDD UL/DL構成に復帰することを、関わらせられたサービングSCellに対して、SCellが非アクティブ化され得るときに行うことが可能である。別の実施形態ではWTRUは、セル固有のTDD UL/DL構成を、関わらせられたサービングSCellに対して、関わらせられたセルのアクティブ化の際に使用し得る、または使用するのみであり得る。あるいはWTRUが、WTRU/手順固有のTDD UL/DL構成によって、SCellに対して、例えばSCellアクティブ化の前に構成され得るならば、WTRUは、その構成によって、SCellのアクティブ化の際に動作し得る(そのことは、セル固有のTDD UL/DL構成によって動作することに加えてのことであり得る)。
別の実施形態ではWTRUは、構成されたULグラントまたは割り振り(例えば、UL SPS)を、一時停止する、または非アクティブ化する、または削除することを、それがシグナリングを受信することが可能であり、そのシグナリングが、WTRU固有のTDD UL/DL構成を構成および/もしくはアクティブ化することが可能であり、または、UL/DLサブフレーム方向を変化させることが可能であるものであるときに行うことが可能である。これは、SPS構成または割り振りに対して、適用し得る、または適用するのみであり得るものであり、それらのSPS構成または割り振りは、WTRU固有のDLサブフレームでの送信に、または、方向を、新しい構成またはサブフレーム方向の結果として変化させることが可能であるサブフレームに対応し得るものである。WTRUは、構成されたULグラントまたは割り振りを、その構成から取り外すことが可能である。
1または複数のシナリオ、例えるなら、本明細書で説明されるものに対して、以下のことの1または複数が、適用することが可能であり得る。WTRUが、WTRU固有の、または手順固有のTDD UL/DL構成によって、より高い層シグナリングによって構成され得るならば、WTRUは、この構成を使用することを継続することを、条件が出現する後で、例えば、TATが満了する、D−SR失敗、RLF等々の後で行うことが可能である。WTRUが、WTRU固有の、もしくは手順固有のTDD UL/DL構成、またはサブフレーム方向によって、物理層シグナリングによって構成され得るならば、WTRUは、条件が出現するとき、セル固有のTDD UL/DL構成、または、WTRU固有の、もしくは手順固有のTDD UL/DL構成に復帰することが可能であり、それらの構成は、より高い層シグナリングによって、例えば、TATが満了する、D−SR失敗、RLF等々のときに、またはそれらの後に提供されていたものであり得るものである。
以下のことは、手段に関係するものであり、その手段は、それによりWTRUが、競合するサブフレーム、競合するサブフレームの方向、手順固有の、および/またはWTRU固有のTDD UL/DL構成のうちの1または複数を、受信および/または決定することが可能であるものである。
eNBはシグナリングを送信することが可能であり、かつ/または、WTRUはそのシグナリングを受信することが可能であり、そのシグナリングは、動的TDD制御シグナリングと呼ばれ得るものであり、その動的TDD制御シグナリングは、1または複数の、手順固有の、および/もしくはWTRU固有のTDD UL/DL構成、ならびに/またはUL/DLサブフレーム方向、またはパラメータを提供し得るものであり、それらのパラメータは、それらからこれらの構成または方向のうちの1または複数が決定され得るものである。WTRUが制御シグナリング(例えば、動的TDD制御シグナリング)を受信することが可能である例では、制御シグナリングはeNBにより送信され得る。一部の実施形態では制御シグナリングは、動的TDD制御シグナリングであり得る、またはその動的TDD制御シグナリングを含み得る。
WTRUは、動的TDD制御シグナリングを、以下の手段の少なくとも1つによって受信することが可能である。異なる目的のための(例えば、WTRU固有のTDD UL/DL構成を提供するための、または、サブフレーム方向を提供するための)動的TDD制御シグナリングは、異なる手段を使用し得る。WTRUは、動的TDD制御シグナリングを、システム情報ブロードキャストから受信することが可能である。これは例えば、WTRUに適用可能であり得る、かつ/または、WTRUにより受信可能であり得るものであり、それらのWTRUは、接続されたモードまたはアイドルモードであり得る。動的TDD制御シグナリングは、SIB更新機構、例えば、SIB、例えるならSIB1以外のものへの更新により受信され得るものであり、WTRUにより、またはWTRUのみにより受信され得るものであり、それらのWTRUは、そのようなSIBを復号し得る。例えばこれは、WTRUに、またはWTRUのみに適用可能であり得るものであり、それらのWTRUは、動的TDD、または、WTRU固有の、および/もしくは手順固有のTDD UL/DL構成をサポートし得るものである。WTRUは、動的TDD制御シグナリングを、RRC専用化された、またはWTRU固有のシグナリングによって受信することが可能であり、そのRRC専用化された、またはWTRU固有のシグナリングは、WTRUの1つまたはグループに向けられ得る、または、それらのWTRUの1つまたはグループに対して意図され得るものである。例として動的TDD制御シグナリングは、RRC接続再構成の部分であり得る。動的TDD制御シグナリングは、WTRUにより、シグナリング無線ベアラを介して受信され得る。動的TDD制御シグナリングで受信されるUL/DL構成は、セル固有の構成を破棄することが可能であり、かつ/または、追加的な制御シグナリング(例えば、追加的な動的TDD制御シグナリング)を使用する、後でのアクティブ化のために記憶され得る。動的TDD制御シグナリングで受信されるUL/DL構成は、セル固有の構成に加えて使用され得る、かつ/または、記憶され得る。
WTRUは、動的TDD制御シグナリングをMAC制御要素(CE)で受信することが可能である。MAC CEは、構成、または、構成に対するアクション(例えば、アクティブ化する、または非アクティブ化する)を指示し得るものであり、それらの構成またはアクションは、RRCにより(例えば、専用化されたシグナリングを使用して)以前に受信され、記憶された構成に関係し得るものである。
WTRUは、動的TDD制御シグナリングを、物理層シグナリングによって、例えるなら、PDCCHまたはEPDCCHによって受信することが可能であり、それらのPDCCHまたはEPDCCHは、PDCCHまたはEPDCCH共通探索空間(CSS)にあり得るものである。制御シグナリングは、RNTI(例えば、TDD−RNTI)によりスクランブル化されるDCIで受信され得るものであり、そのRNTIは、共通RNTI、例えば、複数のWTRUにより使用され得るRNTIであり得るものであり、そのことによって、TDD動的制御シグナリングは、複数のWTRUにより同じ時間に受信され得る。指示される構成は、RRCにより(例えば、ブロードキャスト、または、専用化されたシグナリングを使用して)以前に受信され、WTRUが記憶していた場合がある、構成に関係し得るものである。これは、ネットワークノード、例えるならeNBが、サービングセル内の複数のWTRUを制御することを、共通制御シグナリングを使用して行うことを可能にし得る。そのようなシグナリングは、特定のサブフレーム、例えるならサブフレーム#0で受信され得る、または受信されるのみであり得る。シグナリングは、特定のアグリゲーションレベル(AL:Aggregation Level)、例えばAL8を、ロバスト性のために使用することが可能である、または常に可能である。あるいは、C−RNTIおよびWTRU固有の探索空間が使用され得るものであり、動的TDD制御シグナリングは、WTRUのC−RNTIによりスクランブル化されるDCIで受信され得る。WTRUは、HARQ ACKを、そのようなDCIの成功裏の受信の際に送信することが可能である。物理層シグナリング(共通、またはWTRU固有であり得る)は、構成(例えば、UL/DL方向)またはアクションを指示し得るものであり、それらの構成またはアクションは、RRCにより(例えば、専用化されたシグナリングを使用して)以前に受信され、WTRUが記憶していた場合がある、構成に関係し得るものである。
WTRUは、UL/DL割り当て、および/または、UL/DL遷移またはTDD UL/DL構成の、アクティブ化もしくは非アクティブ化の指示を、以下の技法の1つまたは組み合わせで受信することが可能である。WTRUによる受信は、eNBによる送信を示唆し得る。
WTRUは、PDCCHまたはEPDCCH DCIフォーマットを受信することが可能であり、そのフォーマットは、UL/DL遷移、UL/DL割り当て、またはTDD UL/DL構成のうちの1または複数の、アクティブ化または非アクティブ化を指示し得るものである。例えばUL/DL割り当ては、物理層シグナリングにより、例えば、「DLアクティブ化/非アクティブ化」原理にしたがって制御され得る。これ(例えば、UL/DL割り当てのアクティブ化または非アクティブ化)は、サブフレームn+xから開始して適用可能であり得るものであり、ただしxは、固定された処理時間であり得、または、受信されるDCIで指示され得、nは、DCIが受信され得るサブフレーム、または、DCI受信が肯定確認され得るサブフレームでよい。アクティブ化または非アクティブ化は、次の無線フレームから開始して(例えば、追加的な適用可能な遅延の部分であり得る、いかなるサブフレームとも重ならずに)適用可能であり得る。DCIフォーマットは、場合によってはRRCにより構成される特定のRNTIを使用して受信され得る(例えばこれは、複数のWTRUに対する1度での交換を可能にし得る)。DCIは、PDCCHまたはEPDCCHの共通探索空間で受信され得る(例えばこれは、複数のWTRUに対する1度での交換を可能にし得る)。
WTRUは、MAC CEを受信することが可能であり、そのMAC CEは、UL/DL遷移、およびUL/DL割り当て、またはTDD UL/DL構成のうちの1または複数の、アクティブ化または非アクティブ化を指示し得るものである。例えばUL/DL割り当ては、MACシグナリングにより、例えば、「DLアクティブ化/非アクティブ化」原理にしたがって制御され得る。これ(例えば、UL/DL割り当てのアクティブ化または非アクティブ化)は、サブフレームn+xから開始して適用可能であり得るものであり、ただしxは、固定された処理時間であり得、または、受信されるMAC CEで指示され得るものであり、nは、MAC CEを内包するトランスポートブロックが成功裏に復号され得るサブフレーム、または、MAC CEを内包するトランスポートブロックが肯定確認され得るサブフレームであり得る。あるいはそれは、次の無線フレームから開始して適用可能であり得る。
WTRUは、RRCシグナリングを受信することが可能であり、そのRRCシグナリングは、UL/DL遷移、およびUL/DL割り当て、またはTDD UL/DL構成のうちの1または複数の、アクティブ化もしくは非アクティブ化、および/または、構成もしくは再構成を指示し得るものである。例えばUL/DL割り当ては、RRCシグナリングにより制御され得る。
これ(例えば、アクティブ化もしくは非アクティブ化、および/または、構成もしくは再構成)は、次のSysInfo更新期間の開始から(例えば、シグナリングがBCCH上で受信され得る場合)、または、SFN mod xに対応する無線フレームの開始から開始して適用可能であり得るものであり、ただしxは、固定された値であり得、または、受信されるRRC PDUで指示され得るものである。あるいはこれは、サブフレームn+xから開始して適用可能であり得るものであり、ただしxは、固定された処理時間(例えば、RRC PDU処理時間に関係付けられる)であり得、または、受信されるシグナリングで指示され得るものであり、nは、RRC PDUを内包するトランスポートブロックが成功裏に復号され得るサブフレーム、または、RRC PDUを内包するトランスポートブロックが肯定確認され得るサブフレームであり得る。
UL/DL割り当ては、どのサブフレームがULであり、どれがDLであるか(例えば、フレームでのサブフレームの方向)の定めを表すために使用され得るものであり、その定めは、任意の形式でのもの、例えるなら、TDD UL/DL構成の識別情報、UL/DLまたはDL/UL遷移の識別情報、競合するサブフレームに対する方向の識別情報等々であり得る。
UL/DL割り当てのアクティブ化は、割り当ての使用を可能にすること、割り当ての使用を要求する、もしくは求めること、または、割り当てを使用する、もしくは使用することを開始することを指示することを意味し得る。アクティブ化は、非アクティブ化または別のアクティブ化が受信され得るまで適用可能であり得、またはアクティブ化は、固定された量の時間に対して適用可能であり得、その時間は例えるなら、1つのフレーム(例えば、アクティブ化が受信され得るフレーム、または次のフレーム)、またはn個のフレーム(例えば、4つのフレーム)であり、それらのn個のフレームは、アクティブ化が受信され得るフレーム、または次のフレームで始まり得るものである。
UL/DL割り当ての非アクティブ化は、割り当ての使用を不能にすること、割り当ての使用を停止することを要求する、もしくは求めること、または、割り当てを使用しないことを指示することを意味し得る。アクティブ化が、固定された量の時間に対して有効であり得るならば、その時間に続いて、WTRUは、自律的に割り当てを非アクティブ化することが可能である。
WTRUは、制御シグナリングを受信すること、または、受信することを試行することが可能であり、その制御シグナリングは、動的TDD制御シグナリングであり得る、またはその動的TDD制御シグナリングを含み得るものであり、その動的TDD制御シグナリングは、DLサブフレームでの、以下のことの少なくとも1つによるものである。
WTRUは、制御シグナリングを受信すること、または、受信することを試行することが可能であり、その制御シグナリングは、動的TDD制御シグナリングであり得る、またはその動的TDD制御シグナリングを含み得るものであり、その動的TDD制御シグナリングは、DLサブフレームでの、アクティブTDD UL/DL構成によるものである。これは、後記の制御シグナリングに対して適用し得る、または適用するのみであり得るものであり、その制御シグナリングは、PDCCHまたはEPDCCH(PDCCHまたはEPDCCH WTRU固有の探索空間にあり得る)によって、C−RNTIによってスクランブル化され得るDCIフォーマットで受信され得るようなものである。
WTRUは、制御シグナリングを受信すること、または、受信することを試行することが可能であり、その制御シグナリングは、動的TDD制御シグナリングであり得る、またはその動的TDD制御シグナリングを含み得るものであり、その動的TDD制御シグナリングは、DLサブフレームでの、またはDLサブフレームのみでの、セル固有のTDD UL/DL構成によるものである。これは、後記の制御シグナリングに対して適用し得る、または適用するのみであり得るものであり、その制御シグナリングは、PDCCHまたはEPDCCH(PDCCHまたはEPDCCH WTRU固有の探索空間にあり得る)によって、C−RNTIによってスクランブル化され得るDCIフォーマットで受信され得るようなものである。
WTRUは、制御シグナリングを受信すること、または、受信することを試行することが可能であり、その制御シグナリングは、動的TDD制御シグナリングであり得る、またはその動的TDD制御シグナリングを含み得るものであり、その動的TDD制御シグナリングは、特定のDLサブフレームでの、例えば、サブフレーム#0での、またはサブフレーム#5でのものである。これは、後記の制御シグナリングに対して適用し得る、または適用するのみであり得るものであり、その制御シグナリングは、PDCCHまたはEPDCCH CSSによって受信され得るようなものである。
WTRUは、動的TDD制御シグナリングに対して復号する(例えば、そのシグナリングに対して監視する、かつ/または、そのシグナリングに対してDCIフォーマットによってPDCCHまたはEPDCCHを復号することを試行する)ことを、フレームごとに1度、または、(場合によっては、構成された)期間によって行うことが可能である。これは、後記の制御シグナリングに対して適用し得る、または適用するのみであり得るものであり、その制御シグナリングは、PDCCHまたはEPDCCH CSSによって受信され得るようなものである。
WTRUは、動的TDD制御シグナリングに対して復号する(例えば、そのシグナリングに対して監視する、かつ/または、そのシグナリングに対してDCIフォーマットによってPDCCHまたはEPDCCHを復号することを試行する)ことを、特定の無線フレームで、例えば、例えばSFN mod Xに対応するサブフレームで行うことが可能である(ただしXは、指定され得る、または構成可能であり得る)。これは、後記の制御シグナリングに対して適用し得る、または適用するのみであり得るものであり、その制御シグナリングは、PDCCHまたはEPDCCH CSSによって受信され得るようなものである。
WTRUは、動的TDD制御シグナリングを(例えば、サブフレームnで)受信することが可能であり、結果的なサブフレーム方向および/またはTDD UL/DL構成を適用すること、および/または、関わらせられた送信/受信動作をあるタイミングによって調整することが可能である。例えば、シグナリングされる変化は、以下のものの少なくとも1つから開始して適用可能であり得るものであり、以下のものとは、a)次のDL対UL遷移(例えば、サブフレーム#0で受信される場合、新しい構成はサブフレーム#1または#2で適用し得る)、b)次の無線フレームの開始(場合によっては、追加的な遅延の後)、c)サブフレームnからのWTRU処理時間、例えば、確認されないPDCCH信号に対して1ms、確認されるPDCCH信号に対して4ms、MAC CEに対して8ms、RRC信号に対して15msの後、d)WTRUがACKを対応するシグナリングに対して送信していることがあり得るサブフレームの後のサブフレーム、e)eNB処理時間、例えば、WTRUが、関わらせられた制御信号に適用可能なHARQ ACKを送信していることがあり得るサブフレームの4ms後、f)制御シグナリング自体でシグナリングされ、例えばサブフレームnから適用され得る遅延の後、または、g)上記のものの組み合わせである。
1つの実施形態ではWTRUは、WTRU固有の、および/または手順固有のTDD UL/DL構成を使用することを、有効時間が満了してしまうまで、適用可能ならば行うことが可能である(例えば、そのことの時間にWTRUは、デフォルト構成に復帰することが可能であり、そのデフォルト構成は、セル固有のTDD UL/DL構成であり得るものである)。
1つの実施形態ではWTRUは、WTRU固有の、および/または手順固有のTDD UL/DL構成を使用することを、関わらせられたセルに適用可能なTATが満了し得る、もしくは満了し得たまで、または何らかのエラー条件が出現するまで行うことが可能である(例えば、そのことの時間にWTRUは、デフォルト構成に復帰することが可能であり、そのデフォルト構成は、セル固有のTDD UL/DL構成であり得るものである)。
WTRUは、サブフレーム方向、または、WTRU固有の、もしくは手順固有のTDD UL/DL構成、例えるなら、サブフレーム方向、または、競合するサブフレームの方向を決定し得るものを、ある時間に、または、ある時間ウィンドウ内で受信することを予測することが可能である。WTRUが、予測される情報を受信し得ない事例では、WTRUは、あらかじめ決定された(例えば、デフォルト)構成または方向を使用することが可能である。
例えば、以下のことの1または複数が適用することが可能である。WTRUは、1または複数の物理層信号を予測することが可能であり、それらの信号は、WTRU/手順固有の構成、または、UL/DLサブフレーム方向の指示を、あらかじめ決定された、または、あらかじめ構成された、時間および/もしくは周波数リソースで、ならびに/または、あらかじめ決定された、または、あらかじめ構成された時間ウィンドウ内で搬送するためのものである。WTRUは、TDD UL/DL構成自体のインデックスもしくは他の識別情報、または、サブフレーム方向を指示するビットマップもしくは他の表現を受信することを予測することが可能である。WTRUは、そのような指示を、DCIフォーマットまたはメッセージによって受信することを予測することが可能であり、それらのDCIフォーマットまたはメッセージは、(例えば、eNBにより)無線フレーム内の特定のサブフレーム、例えば、各々のn個の無線フレームのサブフレームm(例えるなら、無線フレームの第1のサブフレームを指示し得る、m=0)で、または、あらかじめ定義された、もしくは、あらかじめ構成された時間ウィンドウの内で送信され得るものである。別の予測されるパターンが使用され得るものであり、そのパターンは、WTRUが、いつ、WTRU/手順固有の構成、または、UL/DLサブフレーム方向の指示を探し求めるべきかを知ることを可能にし得るものである。
WTRUは、継続的に(例えば、定められたサブフレームで)1または複数の物理層信号をサーチする必要があり得、それらの信号は、1または複数の、WTRU/手順固有のTDD UL/DL構成、または、UL/DLサブフレーム方向の指示を搬送するものである。
WTRU/手順固有のTDD UL/DL構成、または、UL/DLサブフレーム方向の指示の受信の際に、WTRUは、この受信を確認することを、潜在的に、そのサービングセルにシグナリングする、物理層、および/または、より高い層によって行うことが可能である。
WTRU/手順固有のTDD UL/DL構成、または、UL/DLサブフレーム方向の指示の受信の際に、WTRUは、方向、または、構成により指示される方向を適用することを、本明細書で説明されるルールの1または複数によって行うことが可能であり、それらのルールは例えるなら、指示が受信されるフレーム、または次のフレームで開始するためのものである。
WTRU/手順固有のTDD UL/DL構成、または、UL/DLサブフレーム方向を指示する物理層信号を受信することを予測していることが可能であるWTRUが、そのような指示を受信し得ない、かつ/または、正しく復号し得ないならば、WTRUは、以下のことの1つまたは組み合わせを使用して、サブフレーム方向またはTDD UL/DL構成を決定し得るものであり、それらのサブフレーム方向またはTDD UL/DL構成は、それが、指示、例えるなら、シグナリングされ得る次の指示を受信し得るまで適用するためのものである。
WTRUは、セル固有のTDD UL/DL構成を、サブフレーム方向および/または動作(例えば、手順および/またはタイミング)に対して使用することが可能であり、それらのサブフレーム方向および/または動作は、逃されたWTRU/手順固有のTDD UL/DL構成、例えるなら、SIB1により提供され得るものに関係付けられるものである。
WTRUは、あらかじめ構成されたWTRU/手順固有のTDD UL/DL構成を、サブフレーム方向および/または動作(例えば、手順および/またはタイミング)に対して使用することが可能であり、それらのサブフレーム方向および/または動作は、逃されたWTRU/手順固有のTDD UL/DL構成、例えば、RRCシグナリングにより提供されるもの、または、DLに関係付けられる手順に対する参照構成として使用され得るものに関係付けられるものであり、その参照構成は、RRCシグナリング等々により提供され得たものである。
WTRUは、UL/DLサブフレーム方向、または、TDD UL/DL構成を、逃された構成の代わりに使用するために決定することが可能であり、その逃された構成は、そのインデックスにより、いくつもの因子に応じて識別され得るものであり、それらの因子は、例えるなら、1または複数の構成パラメータ、セル固有の構成、1または複数の受信/構成されたWTRU/手順固有の構成等々である。
WTRUは、WTRUに対して意図されるPDCCHまたはEPDCCHに対してブラインド復号する(例えば、それらのPDCCHまたはEPDCCHを監視する、かつ/または、復号することを試行する)ことを、すべての、またはあるセル固有のULサブフレームで行って、サブフレームが、DLであることがそのWTRUに対して意図され得るかどうかを決定することが可能である。あるサブフレームは、それらに対してWTRUが、ULで送信するようにスケジューリングされ得ないものであり得るものであり、または、本明細書で説明されるルールまたは手順のうちの1または複数によって決定され得る。そのようなPDCCHまたはEPDCCHの成功裏の受け取りの際に、WTRUは、適宜作動すること、例えば、対応するPDSCHを受信することを試行すること、または、対応するPUSCHをスケジューリングすること等々が可能である。
WTRUは、1つの、またはある潜在的なULサブフレーム、例えば、それらに対してWTRUが送信するようにスケジューリングされ得る、かつ/または、それらに対してeNBがULデータおよび/またはシグナリングをWTRUから受信することを予測し得るサブフレームで、場合によっては、本明細書で説明されるルールおよび機構によって送信することが可能である。
逃されたシグナリングの事例では、WTRUは、決定されたWTRU/手順固有のTDD UL/DL構成、または、UL/DLサブフレーム方向を、同じルールによって適用することが可能であり、それらのルールは、それが普通にしたがい得るものであり、いつ、シグナリングされたWTRU/手順固有のTDD UL/DL構成、または、UL/DLサブフレーム方向を適用すべきか(例えば、同じフレーム、次のフレーム、同じ再構成期間、次の再構成期間等々)に対するものである。いつ、決定されたWTRU/手順固有のTDD UL/DL構成、または、UL/DLサブフレーム方向を適用すべきかを決定するための開始するポイントは、WTRUが、それが予測していたものであり得るシグナリングを逃したことがあり得る、または、それがそのシグナリングを逃したことがあり得ると理解し得た、サブフレームまたはフレームであり得る。
以下のことは、HARQフィードバックリソース割り振りおよびシグナリングに関係する。異なるWTRUは、異なるTDD UL/DL構成を想定し得るものであり、一方ですべては、物理リソースのほとんど同じセットにシステムでアクセスすることが可能である。例として2つのWTRUは、異なるTDD UL/DL構成を、PUSCH−HARQに関係付けられた動作に対して使用することが可能である(例えばそれらは、異なるタイミングを、ULグラント、PUSCH送信、およびPHICHフィードバックに対して使用することが可能である)。この事例では、これらのWTRUは、それらの対応するULグラントを、異なるサブフレームで受信することが可能であるが、それらのPUSCHの送信の際に、それらは、対応するPHICHフィードバックを同じDLサブフレームで、および場合によっては、同じPHICHインデックス対上で受信する必要があり得る。同様の状況が、PDSCH−HARQに関係付けられた動作に対して実在し得、その場合、異なるWTRUは、PUCCHリソースの同じセットを使用して、それらの対応するPDSCHに関係付けられたHARQフィードバックを提供する必要があり得る。WTRUおよび/またはeNBの挙動は、これらを含み得る状況に対して取り組まされる必要があり得る。以下の機構の1または複数が使用され得る。
異なるWTRUは、異なるTDD UL/DL構成のPDSCH−HARQ動作および/またはタイミングにしたがう(または、それらの動作および/またはタイミングを使用する)ことが可能である。以下の例では、各々が、異なるTDD UL/DL構成にしたがう(または、その構成を使用する)ことが可能である、WTRUの少なくとも2つのグループ、例えばグループ1WTRUおよびグループ2WTRUが存在し得る。eNBは、グループ1およびグループ2内のWTRUをスケジューリングすることを、2つのWTRUが、それらのPUCCHを、同じ正確なPUCCHインデックスを使用して同じULサブフレームで送出し得ないという方途で行うことが可能である。eNBは例えば、異なるPUCCHインデックス構成パラメータを、グループ1およびグループ2内のWTRUに割り当てることが可能である。
eNBは、異なるグループ内のWTRUを、PUCCHリソースの異なるセットによって割り当てることが可能である。例えばWTRUは、異なるPUCCH帯域幅によって構成され得る。グループ1内のWTRU(レガシーWTRUであり得る)は、
によって構成され得るものであり、グループ2内のWTRU(例えるなら、動的TDD WTRU)は、
によって構成され得るものであり、その場合、
および
は、帯域幅をRBに関して表す構成パラメータであり得るものであり、それらのRBは、PUCCHによる使用のために利用可能であり得るものである。グループ2WTRUは、両方の構成パラメータを受信することが可能である。
グループ2WTRUは、第1の
PUCCHリソースを、帯域幅の縁部上でスキップすることが可能であり、
PUCCHリソースを、スキップされるものの後で使用することのみが可能である。eNBは、いかなるUL送信(例えば、PUSCH送信)も、WTRUのいずれのグループに対しても、ULリソースでスケジューリングし得ないものであり、それらのULリソースは、それらの構成されたPUCCHリソース、例えば、
PUCCHリソースのいずれかと重なり得るものである。
グループ2WTRUは、第1の
PUCCHリソースを、帯域幅の縁部上でスキップすることが可能であり、
PUCCHリソースを、スキップされるものの後で使用することのみが可能である。eNBは、いかなるUL送信(例えば、PUSCH送信)も、WTRUのいずれのグループに対しても、ULリソースでスケジューリングし得ないものであり、それらのULリソースは、それらの構成されたPUCCHリソース、例えば、
のいずれかと重なり得るものである。
PHICH動作に対して、異なるWTRUは、異なるTDD UL/DL構成のPUSCH−HARQ動作および/またはタイミングにしたがう(または、それらの動作および/またはタイミングを使用する)ことが可能である。以下の例では、各々が、異なるTDD UL/DL構成にしたがう(または、その構成を使用する)ことが可能である、WTRUの少なくとも2つのグループ、例えばグループ1WTRUおよびグループ2WTRUが存在し得る。1つの実施形態ではeNBは、グループ1およびグループ2内のWTRUをスケジューリングすることを、2つのWTRUが、それらのPHICHを、同じ正確なPHICHインデックス対上で、同じULサブフレームで予測し得ないという方途で行うことが可能である。別の実施形態では、2つのWTRUが、PHICHを、同じPHICHインデックス対によって、および/または、同じDLサブフレーム内で受信することが可能である。eNBは、2つ以上のWTRUのPUSCH−HARQ ACK/NACKビットをバンドルすることが可能である。eNBは、バンドルされるビットを、個々のWTRUのPUSCH−HARQ ACK/NACKの論理ANDとして決定することが可能であり、その場合、ACKビットは「1」により表され得るものであり、NACKビットは「0」により表され得る。例えばeNBは、ACKビットを送信することを、すべての対応するPUSCHが受信され正しく復号される場合にのみ行うことが可能である。そうでない場合、それはNACKビットを送信することが可能であり、そのことは、すべての対応するWTRUに、それらのULデータを再送信することを求め得るものである。
本明細書で説明される機構および技法の実施形態の例は、以下のようなものである。例の構成要素は、任意の順序で、全体的に、または部分的に遂行され得る。この例ではWTRUは、WTRU固有のTDD UL/DL構成にしたがうことを、PDSCH、およびその関係付けられるHARQに対して行うことが可能である。
SIB1は、セル固有のTDD UL/DL構成(例えば、config_cell)を搬送することが可能であり、その構成をWTRUは、ブロードキャストシグナリングによって受信することが可能である。WTRU、例えるなら動的TDD WTRUは、別のTDD UL/DL構成、例えるなら、WTRU固有の、または手順固有のTDD UL/DL構成(例えば、config_wtru_1)を受信することが可能であり、その別のTDD UL/DL構成は、config_cellとは異なり得るものである。例えばconfig_cellおよびconfig_wtru_1対は、config_wtru_1により指示されるULサブフレームが、config_cellにより指示されるULサブフレームのサブセットであり得るという方途で選択され得る。WTRUは、config_wtru_1、または、任意の他のWTRU固有の、もしくは手順固有のTDD UL/DL構成を、受信および/または決定することを、任意の方法および/または手順、例えるなら、本明細書で説明されるものを使用して行うことが可能である。
WTRUは、config_cellを、ULスケジューリング、および/またはULスケジューリングタイミング、および/またはPUSCH HARQタイミングに対する参照として使用することが可能である。
ULスケジューリングは、以下のことの1または複数を含み得るものであり、以下のこととは、ULグラントを、指示されるDLサブフレームで受信すること、および、タイミング関係性を使用することであり、その関係性は、ULグラント(または、PHICHによるUL HARQフィードバック)が受信され得るサブフレームと、リソースがULデータ送信(または、再送信)に対して割り振られ得る、対応するサブフレームとの間のものである。ULスケジューリングタイミングは、ULグラント(または、PHICHによるUL HARQフィードバック)が受信され得るサブフレームと、リソースがULデータ送信(または、再送信)に対して割り振られ得る、対応するサブフレームとの間のタイミング(または、タイミング関係性)を含み得る。PUSCH HARQタイミングは、ULデータの送信(例えば、UL送信のサブフレーム)と、その対応するHARQフィードバック、例えばPHICHの受信(または、そのフィードバックの受信に対するサブフレーム)との間のタイミング(または、タイミング関係性)を含み得る。
競合するサブフレームは、ULとconfig_cellで、および、DLとconfig_wtru_1で特色付けられ得るサブフレームからなり得る。
WTRUは、PDCCHおよび/またはEPDCCHを監視すること、および/または、PDSCHグラント、およびその対応するPDSCH送信を受信することをサブフレームで行うことが可能であり、そのサブフレームは、DLサブフレームとして、config_cellおよびconfig_wtru_1の両方で指示され得るものである。
WTRUはさらに、PDCCHおよび/またはEPDCCHを監視すること、および/または、PDSCHグラント、およびその対応するPDSCH送信を受信することをサブフレームで行うことが可能であり、そのサブフレームは、DLとして、WTRU固有の、または手順固有のTDD構成、例えばconfig_wtru_1により指示され得るものであり、その場合、そのようなサブフレームは、ULサブフレームとして、config_cellでは指示される場合がある。
WTRUは、PDSCHグラント、およびその対応するPDSCH送信をサブフレームで予測し得ないものであり、そのサブフレームは、WTRUが暗黙に、および/または明示的に、UL送信を遂行することを要求されていたものである。
PDSCHグラントの、WTRUによる、config_wtru_1に対応する競合するサブフレームでの、受信および/または検出の際に、WTRUは、何らのUL送信もそのサブフレームでは遂行し得ない。
WTRUは、PDCCHおよび/またはEPDCCHを監視すること、および/または、PDSCHグラント、およびその対応するPDSCH送信を受信することを、競合するサブフレームで行うことが可能である。
eNBは、何らの信号もWTRUからサブフレームで受信することを予測し得ないものであり、そのサブフレームは、DLサブフレームとして、セル固有のTDD UL/DL構成で指示されるものである。WTRUは、何らの信号もサブフレームで送信し得ないものであり、そのサブフレームは、DLサブフレームとして、セル固有のTDD UL/DL構成で指示されるものである。
WTRUは、サブフレームの1つまたはセットのUL/DL方向を、手順、例えるなら本明細書で説明されるものにしたがって決定することが可能である。
WTRUは、HARQフィードバックを、PDSCH受信に対して、参照WTRU固有の、または手順固有のTDD UL/DL構成、例えばconfig_wtru_2のタイミングによって提供することが可能である。このTDD UL/DL構成、例えばconfig_wtru_2は、config_wtru_1のそれと同じであり得る。この事例では、両方の構成は、単一のWTRU/手順固有のTDD UL/DL構成、例えばconfig_wtru_1により指示され得る。
与えられたWTRUに対して、eNBは、そのWTRUと同じサブフレーム方向および/またはタイミング関係性にしたがう(または、それらのサブフレーム方向および/またはタイミング関係性を使用する)ことを、スケジューリングおよび/またはHARQに対して行うことが可能である。
本明細書で説明される機構および技法を実装するための実施形態の別の例は、以下のようなものである。例の構成要素は、任意の順序で、全体的に、または部分的に遂行され得る。この例ではWTRUは、WTRU固有のTDD UL/DL構成にしたがう(または、その構成を使用する)ことを、ある手順に対して行うことが可能である。
WTRU、例えるなら動的TDD WTRUは、config_cell TDD UL/DL構成を、SIB1によって受信することが可能である。WTRUは、WTRU/手順固有のTDD UL/DL構成、例えばconfig_wtru_1を受信することが可能であり、そのconfig_wtru_1は、config_cellとは異なり得るものである。例えばconfig_cellおよびconfig_wtru_1対は、config_wtru_1により指示されるULサブフレームが、config_cellにより指示されるULサブフレームのサブセットであり得るというような方途で選択され得る。WTRUは、config_wtru_1、および/または、任意の他のWTRU/手順固有のTDD UL/DL構成を、受信および/または決定することを、本明細書で説明される手順を使用して行うことが可能である。
競合するサブフレームは、ULとconfig_cellで、および、DLとconfig_wtru_1で特色付けられるサブフレームからなり得る。
WTRUは、config_wtru_1を、参照タイミングおよび/または機会ルールに対して、ULスケジューリング(例えば、ULグラントの受信と、ULデータの対応する送信、または送信のための割り振りとの間のタイミング)、および/または、PUSCH HARQタイミング(例えば、ULデータの送信と、その対応するHARQフィードバック、例えるならPHICHの受信との間のタイミング)、および/または、UL再送信(例えば、UL HARQフィードバック(例えるならPHICH)の受信と、ULデータの潜在的な再送信との間のタイミング)に対して使用することが可能である。
WTRUは、config_wtru_1、または、別のWTRU/手順固有のTDD UL/DL構成を、タイミングおよび/または機会ルールに対して、PDSCH受信およびPDSCH HARQタイミングに対して使用することが可能である。
WTRUは、PDSCH、および、そのグラントするPDCCHまたはEPDCCHを、1つまたは若干の競合するサブフレームで予測し得るものであり、それらのサブフレームは、無線フレームごとに、場合によってはeNBスケジューラにより制御されて変化し得るものである。
WTRUは、1つまたは若干の競合するサブフレームで送信し得ないものであり、それらのサブフレームは、無線フレームごとに、場合によってはeNBスケジューラにより制御されて変化し得るものである。
レガシーWTRUによりULサブフレームであると考えられ得る、または常に考えられ得る、あるサブフレームは、さらに、ULサブフレームとして動的TDD WTRUにより考えられ得る、または常に考えられ得る。
eNBは、何らの信号もWTRUからサブフレームで受信することを予測し得ないものであり、そのサブフレームは、DLサブフレームとして、セル固有のTDD UL/DL構成で指示されるものである。WTRUは、何らの信号もサブフレームで送信し得ないものであり、そのサブフレームは、DLサブフレームとして、セル固有のTDD UL/DL構成で指示されるものである。
WTRUは、サブフレームの1つまたはセットのUL/DL方向を、本明細書で説明される手順にしたがって決定することが可能である。
別の実施形態ではWTRUは、セル固有のTDD UL/DL構成、config_cell、ならびに、2つのWTRU固有の、または手順固有のUL/DL構成、config_wtru1およびconfig_wtru2を使用することが可能である。以下のものの1または複数が、適用することが可能である。
WTRUは、config_cellを、ULスケジューリングおよび/またはUL HARQタイミング関係性に対して使用することが可能である。WTRUは、config_cellを使用することを、DRXサイクル、ページングオケージョン、およびPRACHリソースの1または複数を決定するために行うことが可能である。WTRUは、config_wtru1を、DLスケジューリングおよび/またはDL HARQタイミング関係性に対して使用することが可能である。WTRUは、config_wtru2を、サブフレーム方向に対して、与えられたフレームで使用することが可能である。config_wtru1および/またはconfig_wtru2でのULサブフレームは、config_cellでのULサブフレームのサブセットであり得る。config_wtru2でのDLサブフレームは、config_wtru1でのDLサブフレームのサブセットであり得る。構成config_wtru1およびconfig_wtru2は、eNBによりWTRUに、物理層、MAC、またはRRCシグナリングにより提供され得るものであり、それらは、異なるシグナリングにより提供され得る。例えばconfig_wtru1は、RRCシグナリングにより提供され得るものであり、config_wtru2は、例えば物理層シグナリングにより提供され得るものであり、そのためconfig_wtru2は、config_wtru1より急速なレートで変化させられ得る。WTRUは、config_wtru2に対して監視すること、および、そのconfig_wtru2を受信することを予測することを、DCIフォーマットで、あるフレームのあるサブフレームで、例えるならn個のフレームごとのサブフレーム0で行うことが可能であり、ただし例えば、nは1、4、または構成可能であり得るものであり、または、サブフレームおよび/またはフレームのパターンは構成可能であり得る。WTRUが、予測されるconfig_wtru2を受信し得ない、または逃し得る場合、WTRUは、サブフレーム方向を、config_wtru1またはconfig_cellにより定義されるように使用することが可能であり、そのようにすることを、それが、有効なconfig_wtru2を受信し得るまで行うことが可能である。WTRUは、PDCCHおよび/またはEPDCCHをサブフレームで監視することが可能であり、それらのサブフレームは、それが、DLサブフレームであると理解し得るものである。TDD UL/DL構成を使用して、サブフレーム方向、または、config_wtru1とconfig_cellとの間の競合するサブフレームの方向を指示する代わりに、方向の指示が使用され得る(例えば、ビットマップ、サブフレーム組み合わせの表へのインデックス等々)。
TDD UL/DL構成を使用して、サブフレーム方向を指示することへの代替案として、config_wtru2は別の手段を表す場合があり、その手段は、サブフレーム方向、または、config_cellとconfig_wtru1との間の競合するサブフレームの方向を伝えるためのものであり、例えば、ビットマップ、または、可能とされるサブフレーム方向組み合わせの表またはリストへのインデックスが使用され得る。
本明細書で説明される機構および技法を実装するための実施形態のさらに別の例として、制御シグナリングが、サブフレーム#6の状態をトグルするために使用され得る。WTRU固有のTDD UL/DL構成による動作をサポートし得るWTRU(その能力は、WTRU能力交換の部分として報告され得る)は、ブロードキャストされるシグナリングの受信によって、セル固有のTDD UL/DL構成によって構成され得る。WTRUはさらに、WTRU固有のTDD UL/DL構成によって、専用化されたRRCシグナリングにより構成され得る。
WTRUの受信されるTDD UL/DL構成であって、場合によっては、ブロードキャストおよび/またはRRCシグナリングによって、例えばeNBから受信されるものは、以下のものによるものであり得る。WTRU固有のTDD UL/DL構成は、構成3、4、および5のうちの1つであり得る。
WTRU固有のTDD UL/DL構成が構成され得ることになると、WTRUは、UL HARQフィードバックを、ULサブフレームで、無線フレームの第1の半分で送信することのみが可能である。これは、セル固有のTDD UL/DL構成がWTRUにより使用され得るか、または、WTRU固有のUL/DL TDD構成がWTRUにより使用され得るかに非依存的に適用可能であり得る。例えば、HARQフィードバックのタイミングは常に、基礎構成3、4、または5のうちの1つにしたがい得る(または、その1つを使用し得る)ものであり、それらの構成のどれでも、WTRU固有のTDD UL/DL構成として構成されるものであり得る。場合によってはPUCCHフォーマット3が、そのような事例で構成され得る。これは、PUCCH送信を安定にし、現在のTDD UL/DL構成に非依存的にすることが可能である。これはさらに、より一般的に、任意のタイプのUL送信、例えばCSIに、および、SRS、D−SRにも適用可能であることが、eNBにより制御される構成態様によってあり得る。
WTRU固有のTDD UL/DL構成が構成されると、(UL)スケジューリングに対する動的TDD制御シグナリングのタイミングは、アクティブTDD UL/DL構成(セル固有の、またはWTRU固有の)にしたがう(または、そのアクティブTDD UL/DL構成を使用する)ことが可能である、または常に可能である。
WTRU固有のTDD UL/DL構成が構成されると、PHICH(またはEPHICH、どちらも適用可能である)に対する制御シグナリングのタイミングは、セル固有のUL/DL TDD割り振りにしたがう(または、その割り振りを使用する)ことが可能である、または常に可能である。
制御シグナリングは、サブフレーム#6を、通常のDLサブフレームと特殊サブフレーム(例えば、DwPTSを伴うサブフレーム)との間でトグルするために使用され得る。制御シグナリングは、次の無線フレーム境界の開始での処理遅延の後に適用され得る。
与えられた無線フレームに対して、サブフレーム#6の状態が特殊サブフレームのそれであり得るならば、WTRUは、UL/DL構成が、セル固有のUL/DL TDD構成によるものであり得ると考えることが可能であり、対応するDL対UL遷移を、無線フレームの第2の半分で遂行することが可能である。
与えられた無線フレームに対して、サブフレーム#6の状態が通常のDLサブフレームのそれであり得るならば、WTRUは、UL/DL構成が、WTRU固有のUL/DL TDD構成によるものであり得ると考えることが可能であり、例えばWTRUは、何らのDL対UL遷移を、無線フレームの第2の半分で遂行し得ない。
測定の目的で、WTRUは暗黙に、サブフレーム制約を、セル固有のTDD構成に基づいて導出することが可能である。
ネットワーク観点から、決まったWTRU、例えるならすべてのWTRU(レガシーWTRUを含み得る)は、例えば、セル固有のTDD UL/DL構成によって構成され得るものであり、その構成は、構成#1に対応し得るものである。WTRU固有のTDD UL/DL動作をサポートし得るWTRUは、構成#4によって構成され得る。
機構を実装するための、および本明細書で説明される実施形態の別の例として、WTRUは、以下の動作の少なくとも1つを、WTRU固有のDLサブフレームで遂行することが可能である。与えられたDL手順が、あるサブフレームに対して遂行され得るか否かは、手順が遂行され得るときのサブフレームの方向の関数であり得る。例えばWTRUは、RLMに関係付けられた測定(例えば、同期成立/同期外れ評価)をそのようなサブフレームで遂行することが可能である、または常に可能である。あるいはWTRUは、そのようなサブフレームをそのような測定に対して考え得ない、または決して考え得ない。あるいは、そのような測定が遂行され得るか否かは、構成に基礎付けられ得る。別の例として、RSRP測定に対してWTRUは、そのようなサブフレームを考え得る、もしくは常に考え得るものであり、そのようなサブフレームを考え得ない、もしくは決して考え得ないものであり、または、そのような測定が遂行され得るか否かは、構成に基礎付けられ得る。第3の例として、DL経路損失推定に対してWTRUは、そのようなサブフレームを考え得る、もしくは常に考え得るものであり、そのようなサブフレームを考え得ない、もしくは決して考え得ないものであり、または、そのような測定が遂行されるか否かは、構成への基礎付けられたものであり得る。
本明細書で説明される方法を実装するための実施形態の別の例として、進行中のUL HARQプロセスの、以前のTDD UL/DL構成の最後の無線フレームから、新しいTDD UL/DL構成の次の(例えば、第1の)利用可能な無線フレームへの、1つまたは若干のUL HARQプロセスを一時停止する可能性を伴う遷移手順は、以前のTDD UL/DL構成、例えば構成X、および、新しいTDD UL/DL構成、例えば構成Yの対に依存し得る。以降、TDD UL/DL構成の対(X,Y)は、遷移対と呼ばれることが、別段に記述されない限り行われ得る。
初期UL送信および/またはUL再送信に対する、TDD UL/DL構成Xの最後の無線フレームでのULグラントが、WTRUにより無視されることが、それが、PUSCH送信を次の無線フレームで要求する場合にあり得る。
UL HARQプロセスは、PUSCH送信およびPHICH/ULグラント受信の、WTRUによるもののシリーズからなり得る。
TDD UL/DL構成Xの最後の無線フレームでのUL HARQプロセスは、TDD UL/DL構成YのHARQプロセスにマッピングされ得るものであり、TDD UL/DL構成Yの第1の無線フレームで継続され得るものであり、それらのことは、以下のシナリオの少なくとも1つまたは組み合わせが出現する場合のことである。
第1のシナリオではWTRUは、PUSCH HARQフィードバック(例えば、PHICH)を、構成Xの最後の無線フレームで受信することが可能である。このシナリオは、以下の条件の少なくとも1つまたは組み合わせが起こり得るときに適用することが可能であり、以下の条件とは、1)TDD UL/DL構成Xの最後の無線フレームで、WTRUが、UL HARQフィードバック(例えるなら、PHICH)を、サブフレーム、例えばサブフレームnで受信したことがあり得るものであり、そのことが、PUSCH再送信を、次の無線フレームで、TDD UL/DL構成Xのタイミングによってトリガしたことがあり得る、2)TDD UL/DL構成Yでのサブフレームn(上記で説明されたような)が、少なくとも1つのPHICHリソースを内包し得るものであり、そのことが、潜在的にPHICHを内包し得たものであり、そのPHICHは、PUSCH送信に対する、以前の無線フレームでの、TDD UL/DL構成Yのタイミングによるものである、というものである。
この事例ではWTRUは、受信されるUL HARQフィードバックを、TDD UL/DL構成Yのタイミングによって受信されるUL HARQフィードバックとして解釈することが可能であり、WTRUは、PUSCHを再送信することを、TDD UL/DL構成Yの第1の無線フレームで、TDD UL/DL構成Yのタイミングに基づいて、場合によっては、多少の無線フレームが、遷移の間に、本文書で説明されるようにスキップされることを伴って行うことが可能である。
第2のシナリオではWTRUは、PUSCHを、構成Xの最後の無線フレームで送信することが可能である。このシナリオは、以下の条件の少なくとも1つまたは組み合わせが起こり得るときに適用することが可能であり、以下の条件とは、1)TDD UL/DL構成Xの最後の無線フレームで、WTRUが、PUSCHを、ULサブフレーム、例えばサブフレームnで送信したことがあり得るものであり、そのことでWTRUは、UL HARQフィードバック(例えるなら、PHICH)を、次の無線フレームで、TDD UL/DL構成Xによって予測していたことがあり得る、2)TDD UL/DL構成Yでのサブフレームn(上記で説明されたような)が、ULサブフレームであり得るものであり、そのことが、PUSCH再送信を内包し得たものであり、その再送信は、UL HARQフィードバック(例えば、PHICH)および/またはULグラントにより、以前の無線フレームで、TDD UL/DL構成Yのタイミングによってトリガされるものである、というものである。
この事例ではWTRUは、送信されるPUSCHを、TDD UL/DL構成Yのタイミングによって送信されるPUSCHとして解釈することが可能であり、WTRUは、対応するUL HARQフィードバック(例えば、PHICH)を予測することを、TDD UL/DL構成Yの第1の無線フレームで、TDD UL/DL構成Yのタイミングに基づいて、場合によっては、多少の無線フレームが、遷移の間に、本文書で説明されるようにスキップされることを伴って行うことが可能である。
表7aは、UL HARQプロセスの最大数の例を例示するものであり、それらのプロセスは、TDD UL/DL構成XからTDD UL/DL構成Yに移転され得るものであり、そのことは、WTRUが、TDD UL/DL構成Yのタイミングにしたがう(または、そのタイミングを使用する)ことを遷移の間に行い得るときのことである。上記のシナリオ、および、提供される解決策を考えると、移転されるUL HARQプロセスの最大数は、XおよびY TDD UL/DL構成の各々の対に対して算出され得るものであり、表7aに示されるようなものであり得る。
別の例では、UL HARQプロセス遷移の間のWTRU挙動は、WTRUが、以前のTDD UL/DL構成のタイミングにしたがうことを含み得る。
進行中のUL HARQプロセスの、以前のTDD UL/DL構成の最後の無線フレームから、新しいTDD UL/DL構成の次の(例えば、第1の)利用可能な無線フレームへの、1つまたは若干のUL HARQプロセスを一時停止する可能性を伴う遷移手順は、以前のTDD UL/DL構成、例えば構成X、および、新しいTDD UL/DL構成、例えば構成Yの対に依存し得る。以降、TDD UL/DL構成の対(X,Y)は、遷移対と呼ばれることが、別段に記述されない限り行われ得る。
初期UL送信および/またはUL再送信に対する、TDD UL/DL構成Xの最後の無線フレームでのULグラントが、WTRUにより無視されることが、WTRUが、PUSCH送信を次の無線フレームで要求し得る場合にあり得る。
UL HARQプロセスは、PUSCH送信およびPHICH/ULグラント受信の、WTRUによるもののシリーズからなり得る。
TDD UL/DL構成Xの最後の無線フレームでのUL HARQプロセスは、TDD UL/DL構成YのHARQプロセスにマッピングされ得るものであり、TDD UL/DL構成Yの第1の無線フレームで継続され得るものであり、それらのことは、以下のシナリオの少なくとも1つまたは組み合わせが出現する場合のことである。
第1のシナリオではWTRUは、PUSCH HARQフィードバック(例えば、PHICH)を、構成Xの最後の無線フレームで受信することが可能である。このシナリオは、以下の条件の少なくとも1つまたは組み合わせが起こり得るときに適用することが可能であり、以下の条件とは、1)TDD UL/DL構成Xの最後の無線フレームで、WTRUが、UL HARQフィードバック(例えるなら、PHICH)を、サブフレーム、例えばサブフレームnで受信したことがあり得るものであり、そのことが、PUSCH再送信を、次の無線フレームのサブフレームmで、TDD UL/DL構成Xのタイミングによってトリガしたことがあり得る、2)TDD UL/DL構成Yでのサブフレームmが、ULサブフレームであり得るものであり、そのことが、PUSCH再送信を内包し得たものであり、その再送信は、UL HARQフィードバック(例えば、PHICH)および/またはULグラントにより、以前の無線フレームで、TDD UL/DL構成Yのタイミングによってトリガされるものである、というものである。
この事例ではWTRUは、PUSCHを、TDD UL/DL構成Yの第1の無線フレームのサブフレームmで再送信することが可能であり、その後でそれは、ULサブフレームmのUL HARQタイミングにしたがう(または、そのタイミングを使用する)ことを継続することを、TDD UL/DL構成Yによって、場合によっては、多少の無線フレームが、遷移の間に、本文書で説明されるようにスキップされることを伴って行うことが可能である。
第2のシナリオではWTRUは、PUSCHを、構成Xの最後の無線フレームで送信することが可能である。このシナリオは、以下の条件の少なくとも1つまたは組み合わせが起こり得るときに適用することが可能であり、以下の条件とは、1)TDD UL/DL構成Xの最後の無線フレームで、WTRUが、PUSCHを、ULサブフレーム、例えばULサブフレームnで送信したことがあり得るものであり、そのことでWTRUは、UL HARQフィードバック(例えば、PHICH)を、次の無線フレームのサブフレームmで、TDD UL/DL構成Xによって予測していたことがあり得る、2)TDD UL/DL構成Yでのサブフレームmが、さらにPHICHリソースを内包し得るものであり、そのことが、潜在的にPHICHを内包し得たものであり、そのPHICHは、PUSCH送信に対する、以前の無線フレームでの、TDD UL/DL構成Yのタイミングによるものである、というものである。
この事例ではWTRUは、UL HARQフィードバック(例えば、PHICH)を、TDD UL/DL構成Yの第1の無線フレームのサブフレームmで予測することが可能であり、そのことの後でWTRUは、サブフレームmで受信されるUL HARQフィードバックのHARQタイミングにしたがう(または、そのタイミングを使用する)ことを継続することを、TDD UL/DL構成Yのタイミングによって、場合によっては、多少の無線フレームが、遷移の間に、本文書で説明されるようにスキップされることを伴って行うことが可能である。
表7bは、UL HARQプロセスの最大数の例を例示するものであり、それらのプロセスは、TDD UL/DL構成XからTDD UL/DL構成Yに移転され得るものであり、そのことは、WTRUが、TDD UL/DL構成Xのタイミングにしたがうことを遷移の間に行うときのことである。上記のシナリオ、および、提供される解決策を考えると、移転されるUL HARQプロセスの最大数は、XおよびY TDD UL/DL構成の各々の対に対して算出され得るものであり、表7bに提示されるようなものであり得る。
図5は、WTRUでのTDD動作の第1の例を示す。WTRU501は、第1のTDD UL/DL構成をセル(サービングセルであり得る)に対してeNB502から受信する(503)ことが可能である。WTRU501は、第2のTDD UL/DL構成をセルに対してeNB502から受信する(504)ことが可能である。WTRU501は、第1のTDD UL/DL構成と第2のTDD UL/DL構成との間の競合する方向を伴うサブフレームに使用するための方向の指示をeNB502から受信する(505)ことが可能である。WTRU501は、ULスケジューリングおよびUL HARQのタイミングに対して第1のTDD UL/DL構成にしたがう(または、その構成を使用する)(506)ことが可能である。WTRU501は、DLスケジューリングおよびDL HARQのタイミングに対して第2のTDD UL/DL構成にしたがう(または、その構成を使用する)(507)ことが可能である。WTRU501は、受信される指示に基づいて、競合する方向を伴う各々のサブフレームに対して方向を決定する(508)ことが可能である。競合する方向を伴うサブフレームに対する決定された方向はDLであるという条件で、WTRU501は、制御および/またはデータチャネルを、DLにおいてサブフレームでeNB502から受信する(509)ことが可能である。第1のTDD UL/DL構成は、セル固有であり得、eNBによりシステム情報ブロックで送信され得る。第2のTDD UL/DL構成は、WTRU固有であり得、eNBによりRRCシグナリングで送信され得るものであり、そのシグナリングは、WTRU固有の、または専用化されたシグナリングであり得る。競合する方向を伴うサブフレームに使用するための方向の指示は、eNBにより、RRCまたは物理層シグナリングで送信され得る。
図6は、WTRUでのTDD動作の第2の例を示す。WTRU601は、セル固有のTDD UL/DL構成をセル(サービングセルであり得る)に対してeNB602から受信する(603)ことが可能である。WTRU601は、ULとして、セル固有のTDD UL/DL構成で識別されるサブフレームが、DLに対して、セルに対して、使用されるためのものである、または使用されることが意図されるかどうかに関する指示を受信する(604)ことが可能であり、ただし指示は、eNB602から受信され得る。WTRU601は、指示に基づいて、ULとして、セル固有のTDD UL/DL構成で識別されるサブフレームが、DLに対して、セルに対して、使用されるためのものである、または使用されることが意図されるかどうかを決定する(605)ことが可能である。セル固有のTDD UL/DL構成でULとして識別されるサブフレームが、DLに対して、セルに対して、使用されるためのものであると決定される(または、DLに対して、セルに対して、使用されることが意図されると決定される)という条件で、WTRU601は、制御および/またはデータチャネルを、DLにおいてサブフレームで、セルに対して受信する(606)ことが可能であり、ただし制御および/またはデータチャネルは、eNB602から受信され得るものである。セル固有のTDD UL/DL構成は、eNBによりシステム情報ブロックで送信され得る。
図7は、eNBでのTDD動作の第1の例を示す。eNB702は、第1のTDD UL/DL構成をセルに対してWTRU701に送信する(703)ことが可能である。eNB702は、第2のTDD UL/DL構成をセルに対してWTRU701に送信する(704)ことが可能である。eNB702は、第1のTDD UL/DL構成と第2のTDD UL/DL構成との間の競合する方向を伴うサブフレームに使用するための方向の指示をWTRU701に送信する(705)ことが可能である。eNB702は、WTRU701のためのULスケジューリングおよびUL HARQのタイミングに対して第1のTDD UL/DL構成にしたがう(または、その構成を使用する)(706)ことが可能である。eNB702は、WTRUのためのDLスケジューリングおよびDL HARQのタイミングに対して第2のTDD UL/DL構成にしたがう(または、その構成を使用する)こと(707)ことが可能である。eNB702は、制御および/またはデータチャネルを、DLで、WTRU701に、第1のTDD UL/DL構成ではULであるサブフレームで送信する(708)ことが可能である。そのような送信は、eNBにより、競合するサブフレームで遂行され得る、または遂行されるのみであり得、それらの競合するサブフレームは、DLとして、送信される指示705で識別され得る。第1のTDD UL/DL構成は、セル固有であり得、eNBによりシステム情報ブロックで送信され得る。第1のTDD UL/DL構成の、eNB702による、WTRU701への送信は、ブロードキャストシグナリングによるものであり得、そのシグナリングは、具体的にはWTRU701に向けられ得ない。第2のTDD UL/DL構成は、WTRU固有であり得、eNBによりRRCシグナリングで送信され得るものであり、そのシグナリングは、WTRU固有の、または専用化されたシグナリングであり得る。
図8は、eNBでのTDD動作の第2の例を示す。eNB802は、セル固有のTDD UL/DL構成をセルに対してWTRU801に送信する(803)ことが可能である。eNB802は、セル固有のTDD UL/DL構成でULとして識別されるサブフレームが、DLに対して、セルに対して、使用され得る、または使用されるためのものである、または使用されることが意図されるかどうかに関する指示を、WTRU801に送信する(804)ことが可能である。eNB802は、制御および/またはデータチャネルを、DLで、セル固有のTDD UL/DL構成でULとして識別されるサブフレームで、セルに対して、WTRU801に送信する(805)ことが可能である。そのような送信は、eNBにより、競合するサブフレームで遂行され得る、または遂行されるのみであり得、それらの競合するサブフレームは、DLとして、送信される指示804で識別され得る。
(実施形態)
1.ワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)での時分割複信(TDD)動作のための方法であって、
サービングセルに対する第1のTDDアップリンク(UL)/ダウンリンク(DL)構成を受信するステップ
を備える方法。
2.サービングセルに対する第2のTDD UL/DL構成を受信するステップ
をさらに備える実施形態1に記載の方法。
3.第1のTDD UL/DL構成と第2のTDD UL/DL構成との間の競合する方向を伴うサブフレームに使用するための方向の指示を受信するステップ
をさらに備える実施形態1または2に記載の方法。
4.ULスケジューリングおよびULハイブリッド自動再送要求(HARQ)のタイミングに対して第1のTDD UL/DL構成を使用するステップ
をさらに備える実施形態1乃至3のいずれか一項に記載の方法。
5.DLスケジューリングおよびDL HARQのタイミングに対して第2のTDD UL/DL構成を使用するステップ
をさらに備える実施形態1乃至4のいずれか一項に記載の方法。
6.受信される指示に基づいて、競合する方向を伴う各々のサブフレームに対して方向を決定するステップ
をさらに備える実施形態1乃至5のいずれか一項に記載の方法。
7.競合する方向を伴うサブフレームに対する決定された方向はDLであるという条件で、DLにおいてサブフレームで受信する実施形態1乃至6のいずれか一項に記載の方法。
8.DLにおいてサブフレームで受信するステップは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を監視するステップ、エンハンストPDCCH(EPDCCH)を監視するステップ、物理ハイブリッドARQインジケータチャネル(PHICH)を復号するステップ、および、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を復号するステップの少なくとも1つを含む実施形態1乃至7のいずれか一項に記載の方法。
9.第1のTDD UL/DL構成はセル固有である実施形態1乃至8のいずれか一項に記載の方法。
10.第2のTDD UL/DL構成はWTRU固有である実施形態1乃至9のいずれか一項に記載の方法。
11.特定のサブフレームはDLとして指示されるという条件で、特定のサブフレームに対して、スケジューリングされたUL送信を解消するステップ
をさらに備える実施形態1乃至10のいずれか一項に記載の方法。
12.セル固有のTDD UL/DL構成は、システム情報ブロックでWTRUに提供される実施形態1乃至11のいずれか一項に記載の方法。
13.サブフレームに使用するための方向の指示をWTRUが受信しないという条件で、WTRUは、各々の競合するサブフレームでブラインド復号を遂行して、サブフレームがDL使用に対して意図されるか否かを決定する実施形態1乃至12のいずれか一項に記載の方法。
14.ブラインド復号は、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)およびエンハンストPDCCH(EPDCCH)の少なくとも1つを監視するステップを含む実施形態1乃至13のいずれか一項に記載の方法。
15.ブラインド復号は、WTRUがスケジューリングされたUL送信を有する競合するサブフレームでは遂行されず、WTRUは、スケジューリングされたように、競合するサブフレームで送信する実施形態1乃至14のいずれか一項に記載の方法。
16.WTRUは、WTRUに対して意図される物理ハイブリッドARQインジケータチャネル(PHICH)がWTRUによりDLであることが予測される任意のサブフレームの方向を決定する実施形態1乃至15のいずれか一項に記載の方法。
17.特殊サブフレームのフォーマットおよび位置をダウンリンク制御情報(DCI)の部分として受信して、特殊サブフレームの動的構成を可能にするステップ
をさらに備える実施形態1乃至16のいずれか一項に記載の方法。
18.更新されたTDD UL/DL構成を受信して、第1のTDD UL/DL構成、または第2のTDD UL/DL構成の少なくとも1つを置換するステップ
をさらに備える実施形態1乃至17のいずれか一項に記載の方法。
19.以前の進行中のUL/DL HARQプロセスの少なくとも1つを、更新されたTDD UL/DL構成に対応する少なくとも1つの新しいUL/DL HARQプロセスにマッピングするステップ
をさらに備える実施形態1乃至18のいずれか一項に記載の方法。
20.ワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)での時分割複信(TDD)動作のための方法であって、
サービングセルに対するセル固有のTDD UL/DL構成を受信するステップ
を備える方法。
21.セル固有のTDD UL/DL構成でULとして識別されるサブフレームがサービングセルに対してDLに使用されるためのものであるか否かに関する指示を受信するステップ
をさらに備える実施形態20に記載の方法。
22.指示に基づいて、セル固有のTDD UL/DL構成でULとして識別されるサブフレームがサービングセルに対してDLに使用されるためのものであるか否かを決定するステップ
をさらに備える実施形態20または21に記載の方法。
23.セル固有のTDD UL/DL構成でULとして識別されるサブフレームがサービングセルに対してDLに使用されるためのものであると決定されるという条件で、DLにおいてサブフレームで、サービングセルに対して受信する実施形態20乃至22のいずれか一項に記載の方法。
24.DLにおいてサブフレームで受信するステップは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を監視するステップ、エンハンストPDCCH(EPDCCH)を監視するステップ、物理ハイブリッドARQインジケータチャネル(PHICH)を復号するステップ、および、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を復号するステップの少なくとも1つを含む実施形態20乃至23のいずれか一項に記載の方法。
25.特定のサブフレームはDLとして指示されるという条件で、特定のサブフレームに対して、スケジューリングされたUL送信を解消するステップ
をさらに備える実施形態20乃至24のいずれか一項に記載の方法。
26.セル固有のTDD UL/DL構成は、システム情報ブロックでWTRUに提供される実施形態20乃至25のいずれか一項に記載の方法。
27.進化型ノードB(eNB)での時分割複信(TDD)のための方法であって、
セルに対する第1のTDD UL/DL構成を送信するステップ
を備える方法。
28.セルに対する第2のTDD UL/DL構成を少なくとも1つのWTRUに送信するステップ
をさらに備える実施形態27に記載の方法。
29.少なくとも1つのWTRUに、第1のTDD UL/DL構成と第2のTDD UL/DL構成との間の競合する方向を伴うサブフレームに使用するための方向の指示を送信するステップ
をさらに備える実施形態27または28に記載の方法。
30.少なくとも1つのWTRUのために、ULスケジューリングおよびULハイブリッド自動再送要求(HARQ)のタイミングに対して第1のTDD UL/DL構成を使用するステップ
をさらに備える実施形態27乃至29のいずれか一項に記載の方法。
31.少なくとも1つのWTRUのために、DLスケジューリングおよびDL HARQのタイミングに対して第2のUL/DL構成を使用するステップ
をさらに備える実施形態27乃至30のいずれか一項に記載の方法。
32.DLにおいて、第1のTDD UL/DL構成ではULである少なくとも1つのサブフレームで送信するステップ
をさらに備える実施形態27乃至31のいずれか一項に記載の方法。
33.eNBは、少なくとも1つの他のWTRUのために、ULスケジューリングおよびHARQ動作とDLスケジューリングおよびHARQ動作の両方に対して第1のTDD UL/DL構成を使用する実施形態27乃至32のいずれか一項に記載の方法。
34.第1のTDD UL/DL構成はセル固有である実施形態27乃至33のいずれか一項に記載の方法。
35.第2のTDD UL/DL構成はWTRU固有である実施形態27乃至34のいずれか一項に記載の方法。
36.時分割複信(TDD)動作のためのワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)であって、
サービングセルに対する第1のTDDアップリンク(UL)/ダウンリンク(DL)構成を受信するように構成される受信機
を備えるワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)。
37.受信機は、サービングセルに対する第2のTDD UL/DL構成を受信するようにさらに構成されること
をさらに備える実施形態36に記載の方法。
38.受信機は、第1のTDD UL/DL構成と第2のTDD UL/DL構成との間の競合する方向を伴うサブフレームに使用するための方向の指示を受信するようにさらに構成されること
をさらに備える実施形態36または37に記載の方法。
39.ULスケジューリングおよびULハイブリッド自動再送要求(HARQ)のタイミングに対して第1のTDD UL/DL構成を使用するように構成されるプロセッサ
をさらに備える実施形態36乃至38のいずれかに記載の方法。
40.プロセッサは、DLスケジューリングおよびDL HARQのタイミングに対して第2のTDD UL/DL構成を使用するようにさらに構成されること
をさらに備える実施形態36乃至39のいずれかに記載の方法。
41.プロセッサは、指示に基づいて、競合する方向を伴う各々のサブフレームに対して方向を決定するようにさらに構成されること
をさらに備える実施形態36乃至40のいずれかに記載の方法。
42.競合する方向を伴うサブフレームに対する決定された方向はDLであるという条件で、DLにおいてサブフレームで受信する実施形態36乃至41のいずれかに記載の方法。
43.DLにおいてサブフレームで受信するステップは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を監視するステップ、エンハンストPDCCH(EPDCCH)を監視するステップ、物理ハイブリッドARQインジケータチャネル(PHICH)を復号するステップ、および、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を復号するステップの少なくとも1つを含む実施形態36乃至42のいずれかに記載の方法。
44.第1のTDD UL/DL構成はセル固有である実施形態36乃至43のいずれかに記載の方法。
45.第2のTDD UL/DL構成はWTRU固有である実施形態36乃至44のいずれかに記載の方法。
特徴および要素が上記で、特定の組み合わせで説明されているが、当業者は、各々の特徴または要素が、単独で、または他の特徴および要素との任意の組み合わせで使用され得るということを十分認識するであろう。加えて本明細書で説明された方法は、コンピュータ可読メディアに組み込まれるコンピュータプログラム、ソフトウェア、またはファームウェアの形で実装されることが、コンピュータまたはプロセッサによる実行のために行われ得る。コンピュータ可読メディアの例は、電子信号(有線またはワイヤレス接続を介して送信される)、およびコンピュータ可読記憶メディアを含む。コンピュータ可読記憶メディアの例は、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、磁気メディア、例えるなら内蔵ハードディスクおよび取り外し可能ディスク、磁気光学メディア、ならびに、光学メディア、例えるならCD−ROMディスクおよびデジタルバーサタイルディスク(DVD)を含むが、それらに制限されない。ソフトウェアと関連状態にあるプロセッサは、無線周波数トランシーバを実装するために使用され得るものであり、WTRU、UE、端末、基地局、RNC、または任意のホストコンピュータでの使用のためのものである。