JP6294856B2 - ワイヤハーネス - Google Patents

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Description

本発明は、ワイヤハーネスに関する。
車両にソーラーパネルなどの発電機器を備え、発電機器からの電気エネルギーを蓄電部にて蓄え、蓄電部にて蓄えられた電気エネルギーを車両内の要電力機器に供給する車両が提案されている(特許文献1参照)。このような車両では、例えば電気自動車における回生発電以外にも電気エネルギーを生成することができ、これを車両内の要電力機器に供給することができる。
特開2015−57009号公報
しかし、特許文献1に記載の技術においては、ソーラーパネルからの電気エネルギーを蓄電部まで導き、蓄電部に蓄電し、その後電気エネルギーを車両内の要電力機器に供給することとなる。このため、ソーラーパネルにて発電された電力を蓄電部まで導くまでの損失、蓄電時における損失、蓄電部からの電力を要電力機器まで導く際の損失が発生してしまい、発電機器からの電気エネルギーを機器に供給するにあたり改善の余地を残すものであった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、発電機器からの電気エネルギーをより効率的に要電力機器に供給することが可能なワイヤハーネスを提供することにある。
本発明に係るワイヤハーネスは、車両を複数の区画に区切ったそれぞれの区画に配置された電源制御ボックスと、車両バッテリからの電力をそれぞれの電源制御ボックスに供給するためのメイン電源線と、同一区画内における電源制御ボックスと要電力機器とを接続する個々の電線と、を備え、前記メイン電源線を通じて車両バッテリから供給される電力を区画毎の電源制御ボックスから当該区画内の要電力機器に前記個々の電線を通じて供給するワイヤハーネスであって、少なくとも1つの区画内に設けられ車両走行時における回生ブレーキによる発電とは異なる発電を行う発電機器と、当該区画内に設けられる電源制御ボックスとを接続する接続線を備え、前記発電機器と同一区画内に設けられる電源制御ボックスは、前記発電機器から前記接続線を介して入力される電気エネルギーを、前記車両に搭載される複数の要電力機器のうち当該電源制御ボックスが設けられる区画内の要電力機器のみに対して供給することを特徴とする。
本発明に係るワイヤハーネスによれば、車両を複数の区画に区切ったそれぞれの区画に配置された電源制御ボックスと、少なくとも1つの区画内に設けられ発電を行う発電機器と当該区画内に設けられる電源制御ボックスとを接続する接続線とを備えるため、発電機器からの電気エネルギーは同一区画内の電源制御ボックスに送られることとなり、比較的短い配線を通じて電気エネルギーが電源制御ボックスに供給される。また、電源制御ボックスは、発電機器にて得られた電気エネルギーを入力した場合、この電気エネルギーを当該電源制御ボックスが設けられる区画内の要電力機器に対して供給するため、車両バッテリに対して充電することなく、直接同一区画内の要電力機器に電気エネルギーが供給される。よって、発電された電気エネルギーを電源制御ボックスに導くまでの損失、及び、電源制御ボックスから電気エネルギーを要電力機器まで導く際の損失をより小さくすることができ、且つ、車両バッテリに充電する際の充電損失をなくすことができる。従って、発電機器からの電気エネルギーをより効率的に要電力機器に供給することが可能なワイヤハーネスを提供することができる。
また、本発明に係るワイヤハーネスにおいて、前記電源制御ボックスは、前記発電機器からの電気エネルギーを前記車両に搭載される複数の要電力機器のうち当該電源制御ボックスが設けられる区画内の要電力機器のみに供給する第1状態と、当該電気エネルギーを当該電源制御ボックスが設けられる区画内の要電力機器に供給しない第2状態とで切り替える切替手段を有し、前記切替手段は、前記発電機器から前記要電力機器を動作させるための所定の値の電圧を有する電気エネルギーが供給される場合には、当該電気エネルギーの電流値が当該要電力機器を動作させるに充分なものとして予め設定された値以上であるときに、前記第1状態とし、当該電気エネルギーの電流値が前記予め設定された値未満であるときに、前記第2状態とすることが好ましい。
このワイヤハーネスによれば、発電機器から要電力機器を動作させるための所定の値の電圧を有する電気エネルギーが供給される場合、すなわち発電機器側に電気エネルギーを所定電圧とする安定化機能が備えられる場合や発電機器から電源制御ボックスまでの間に安定化機能が備えられる場合には、要電力機器の駆動電圧は確保できていることから、電流値を監視して電流値が設定された値以上である場合に発電機器からの電気エネルギーを要電力機器に供給するため、例えば要電力機器を動作させることができない程度の電気エネルギーを要電力機器に供給し、要電力機器が動作しなくなってしまうことを防止することができる。
また、本発明に係るワイヤハーネスにおいて、前記切替手段は、前記第2状態において、前記発電機器からの電気エネルギーを前記車両バッテリに供給することが好ましい。
このワイヤハーネスによれば、切替手段を第2状態とした場合、発電機器からの電気エネルギーを車両バッテリに供給させるため、例えば要電力機器を動作させることができない程度の電気エネルギーしか得られなかった場合に、これを破棄するなどせず、車両バッテリに充電するため、発電量が小さいときには充電により、発電時の電気エネルギーが無駄となってしまう事態を防止することができる。
本発明によれば、発電機器からの電気エネルギーをより効率的に要電力機器に供給することが可能なワイヤハーネスを提供することができる。
本発明の実施形態に係るワイヤハーネスを示す構成図である。 図1に示した第1電源制御ボックス10aの内部構成を示す概略図である。 図1に示した第2電源制御ボックス10bの内部構成を示す概略図である。 図1に示した第3電源制御ボックス10cの内部構成を示す概略図である。 屈曲部の一例を示す図である。 第1電源制御ボックス10aと第3エリアドライバAD3とを接続する電源線20及び通信線30の配策の様子を示す概略図である。
以下、本発明を好適な実施形態に沿って説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
図1は、本発明の実施形態に係るワイヤハーネスを示す構成図である。図1に示すように、本実施形態に係るワイヤハーネス1は、車両内に配策されるものであって、複数の機器PD1〜PD9,CD1〜CD8,PCD1,PCD2,PG1〜PG5に接続されるものである。このようなワイヤハーネス1は、複数(本実施形態では3つ)の電源制御ボックス10と、メイン電源線PWと、個々の電線20,30,W1,W2と、接続線40とを備えている。
複数の電源制御ボックス10は、車両を複数の区画A1〜A3に区切ったそれぞれの区画A1〜A3にそれぞれ1つずつ配置されるものであって、区画A1〜A3内において電源分配や信号入力等を行う中央ユニットとして機能するものである。本実施形態において車両は、中央区画A1と、前方区画A2と、後方区画A3との3つの区画A1〜A3に区切られており、中央区画A1には第1電源制御ボックス10aが配置され、前方区画A2には第2電源制御ボックス10bが配置され、後方区画A3には第3電源制御ボックス10cが配置されている。
なお、本実施形態において区画数は3つであり、電源制御ボックス10も3つであるが、これに限らず、区画数及び電源制御ボックス10の数は2つ又は4つ以上であってもよい。なお、以下の説明において電源制御ボックスの全て、又は、いずれかを特定しない場合には、電源制御ボックス10と符号を付し、いずれか1つを特定する場合には、電源制御ボックス10a,10b,10cといずれか1つを示す符号を付すものとする。
メイン電源線PWは、車両バッテリBからの電力をそれぞれの電源制御ボックス10に供給するための電線である。詳細に説明すると、車両バッテリBは、前方区画A2に設けられており、メイン電源線PWを介して第2電源制御ボックス10bに接続されている。これにより、車両バッテリBからの電力は第2電源制御ボックス10bに供給される。また、第2電源制御ボックス10bはメイン電源線PWを介して第1電源制御ボックス10aに接続され、第1電源制御ボックス10aはメイン電源線PWを介して第3電源制御ボックス10cに接続されている。よって、第2電源制御ボックス10bに供給された車両バッテリBからの電力は、各メイン電源線PWを通じて第1電源制御ボックス10及び第3電源制御ボックス10cに供給される。
個々の電線20,W1は、同一区画内における電源制御ボックス10と要電力機器PD1〜PD9,PCD1,PCD2とを接続するものであり、各電源制御ボックス10に供給された車両バッテリBからの電力は、個々の電線20,W1を通じて要電力機器PD1〜PD9,PCD1,PCD2に供給される。すなわち、車両バッテリBからの電力は、第1電源制御ボックス10aに至り、第1電源制御ボックス10aから同じ区画A1である中央区画A1内の要電力機器PD1〜PD5に供給される。同様に、車両バッテリBからの電力は、第2電源制御ボックス10bに至り、第2電源制御ボックス10bから同じ区画A2である前方区画A2内の要電力通信機器PCD1,PCD2に供給される。さらに、車両バッテリBからの電力は、第3電源制御ボックス10cに至り、第3電源制御ボックス10cから同じ区画A3である後方区画A3内の要電力機器PD6〜PD9に供給される。
ここで、本実施形態において車両内には、以下の4種類の機器PD1〜PD9,CD1〜CD8,PCD1,PCD2,PG1〜PG5が搭載されている。1種類目は、要電力機器PD1〜PD9である。要電力機器PD1〜PD9は、電力の供給を受けることによって動作する機器であって、例えばモータが該当する。
2種類目は、通信機器CD1〜CD8である。通信機器CD1〜CD8は、電源制御ボックス10に対して信号送信するものであり、例えばセンサ類が該当する。なお、通信機器CD1〜CD8についても個々の電線30,W2を介して各電源制御ボックス10に接続されている。
3種類目は、要電力通信機器PCD1,PCD2である。要電力通信機器PCD1,PCD2は、電力の供給を受けると共に供給された電力によって動作し得られた情報を電源制御ボックス10に送信するものであって、要電力機器と通信機器との双方の機能を有する機器である。この要電力通信機器PCD1,PCD2についても個々の電線20,30,W1,W2を介して電源制御ボックス10に接続されている。このような機器としては、周囲を撮像して得られた撮像信号を出力するカメラ(撮像手段)が該当すると共に、周囲物体の存在を検知してこの物体までの距離に応じた信号を出力するソナー(測距手段)なども該当する。
なお、以下の説明において、要電力機器PD1〜PD9,PCD1,PCD2は、要電力通信機器PCD1,PCD2を含む概念とし、通信機器CD1〜CD8,PCD1,PCD2についても要電力通信機器PCD1,PCD2を含む概念とする。さらに、電源制御ボックス10は、不図示のECU(例えば自動運転の判断を行う自動運転ECU)に接続されて、通信機器CD1〜CD8,PCD1,PCD2から得られた信号をECUに供給する。また、図示を省略しているが、これらの通信機器CD1〜CD8,PCD1,PCD2からの信号が電源制御ボックス10間でやり取りされるようになっていてもよい。
4種類目は、発電機器PG1〜PG5である。発電機器PG1〜PG5は、少なくとも1つの区画A1〜A3内に設けられ、車両走行時における回生ブレーキによる発電と異なる発電を行うものである。なお、本実施形態では発電機器PG1〜PG5は全区画A1〜A3内に設けられている。
詳細に説明すると、第1発電機器PG1は例えばルーフ部外側に設けられ太陽光により発電を行うソーラーパネルであって、中央区画A1内に設けられている。第2〜第5発電機器PG2〜PG5はタイヤ近傍に設けられ車両振動により発電を行う振動発電機であって、前方区画A2及び後方区画A3内に設けられている。
このような発電機器PG1〜PG5は、接続線40によって同一区画A1〜A3内の電源制御ボックス10に接続され、発電にて得られた電気エネルギーを同一区画A1〜A3内の電源制御ボックス10に送信する構成となっている。
具体的に中央区画A1内に設けられる第1発電機器PG1は、中央区画A1内に設けられる第1電源制御ボックス10aに接続線40を介して接続されており、発電により得られた電気エネルギーを第1電源制御ボックス10aに出力する。同様に、前方区画A2内に設けられる第2及び第3発電機器PG2,PG3は、前方区画A2内に設けられる第2電源制御ボックス10bに接続線40を介して接続されており、発電により得られた電気エネルギーを第2電源制御ボックス10bに出力する。さらに、後方区画A3内に設けられる第4及び第5発電機器PG4,PG5は、後方区画A3内に設けられる第3電源制御ボックス10cに接続線40を介して接続されており、発電により得られた電気エネルギーを第3電源制御ボックス10cに出力する。
ここで、本実施形態に係るワイヤハーネス1は、複数のエリアドライバAD1〜AD7を備え、電源制御ボックス10は、エリアドライバAD1〜AD7を介して、各種機器PD1〜PD9,CD1〜CD8,PCD1,PCD2と接続されている。
複数のエリアドライバAD1〜AD7は、電源制御ボックス10から延びる電源線20及び通信線30が接続されて、1つ以上の通信機器CD1〜CD3,PCD1,PCD2及び1つ以上の要電力機器PD1〜PD5,PCD1,PCD2のうち、予め定められるエリア内における3以上の機器に接続されるものである。なお、ここでいうエリアは、上記した区画A1〜A3と異なる概念のものであり、個々のエリアドライバAD1〜AD7は、各エリアに1つずつ設けられている。
電源線20は、電源制御ボックス10から延びてエリアドライバAD1〜AD7に接続される電線であって、要電力機器PD1〜PD5,PCD1,PCD2に電力供給するために配策されている。通信線30は、電源制御ボックス10から延びてエリアドライバAD1〜AD7に接続される電線であって、通信機器CD1〜CD3,PCD1,PCD2と通信するために配策されている。通信線30は、電力供給するものではない関係上、電源線20よりも径の小さい電線が使用される傾向にある。
各エリアドライバAD1〜AD7の接続関係について詳細に説明する。中央区画A1内に配置される第1電源制御ボックス10aは、第1〜第3エリアドライバAD1〜AD3に電源線20及び通信線30を介して接続されている。また、前方区画A2内に配置される第2電源制御ボックス10bは、第4及び第5エリアドライバAD4,AD5に電源線20及び通信線30を介して接続され、後方区画A3内に配置される第3電源制御ボックス10cは、第6及び第7エリアドライバAD6,AD7に電源線20及び通信線30を介して接続されている。
第1エリアドライバAD1は、右前方ドアエリア(予め定められるエリア)における1つの要電力機器PD1及び2つの通信機器CD1,CD2に接続されている。第1エリアドライバAD1は、1つの要電力機器PD1と個別電源線W1で接続され、2つの通信機器CD1,CD2と個別通信線W2で接続されている。
このため、第1電源制御ボックス10aからの電力は、電源線20を介して第1エリアドライバAD1に供給され、第1エリアドライバAD1を介して、個別電源線W1から1つの要電力機器PD1に供給される。また、2つの通信機器CD1からの信号は、それぞれの個別通信線W2を介して第1エリアドライバAD1に至り、第1エリアドライバAD1から通信線30を介して第1電源制御ボックス10aに送信される。
第2エリアドライバAD2は、右後方ドアエリア(予め定められるエリア)における2つの要電力機器PD2,PD3及び1つの通信機器CD3に個別電源線W1及び個別通信線W2を介して接続されている。第1電源制御ボックス10aからの電力は、電源線20、第2エリアドライバAD2、及び個別電源線W1を通じて、2つの要電力機器PD2,PD3に供給される。1つの通信機器CD3からの信号は、個別通信線W2、第2エリアドライバAD2、及び通信線30を通じて第1電源制御ボックス10aに送信される。
第3エリアドライバAD3は、ルーフエリア(予め定められるエリア)における2つの要電力機器PD4,PD5及び1つの通信機器CD4に個別電源線W1及び個別通信線W2を介して接続されている。第1電源制御ボックス10aからの電力は、電源線20、第3エリアドライバAD3、及び個別電源線W1を通じて、2つの要電力機器PD4,PD5に供給される。1つの通信機器CD4からの信号は、個別通信線W2、第3エリアドライバAD3、及び通信線30を通じて第1電源制御ボックス10aに送信される。
第4エリアドライバAD4は、エンジンルーム右側エリア(予め定められるエリア)における1つの要電力通信機器PCD1及び1つの通信機器CD5に個別電源線W1及び個別通信線W2を介して接続されている。第2電源制御ボックス10bからの電力は、電源線20、第4エリアドライバAD4、及び個別電源線W1を通じて、1つの要電力通信機器PCD1に供給される。これにより、1つの要電力通信機器PCD1は駆動して情報等を取得し、これに応じた信号を個別通信線W2、第4エリアドライバAD4、及び通信線30を通じて第2電源制御ボックス10bに送信する。同様に、1つの通信機器CD5からの信号についても、個別通信線W2、第4エリアドライバAD4、及び通信線30を通じて第2電源制御ボックス10bに送信される。
第5エリアドライバAD5は、エンジンルーム左側エリア(予め定められるエリア)における1つの要電力通信機器PCD2及び1つの通信機器CD6に個別電源線W1及び個別通信線W2を介して接続されている。第2電源制御ボックス10bからの電力は、電源線20、第5エリアドライバAD5、及び個別電源線W1を通じて、1つの要電力通信機器PCD2に供給される。これにより、1つの要電力通信機器PCD2は駆動して情報等を取得し、これに応じた信号を個別通信線W2、第5エリアドライバAD5、及び通信線30を通じて第2電源制御ボックス10bに送信する。同様に、1つの通信機器CD6からの信号についても、個別通信線W2、第5エリアドライバAD5、及び通信線30を通じて第2電源制御ボックス10bに送信される。
ここで、要電力通信機器PCD1,PCD2については、要電力機器且つ通信機器の機能を有することから、1つの要電力機器と1つの通信機器と等価であって、上記において2つの機器の概念に該当する。よって、第4エリアドライバAD4は、エンジンルーム右側エリア内における3つの機器PCD1,CD5に接続されているといえ、第5エリアドライバAD5は、エンジンルーム左側エリアにおける3つの機器PCD2,CD6に接続されているといえる。
第6エリアドライバAD6は、車両リア右側エリア(予め定められるエリア)における2つの要電力機器PD6,PD7及び1つの通信機器CD7に個別電源線W1及び個別通信線W2を介して接続されている。第3電源制御ボックス10cからの電力は、電源線20、第6エリアドライバAD6、及び個別電源線W1を通じて、2つの要電力機器PD6,PD7に供給される。1つの通信機器CD7からの信号は、個別通信線W2、第6エリアドライバAD6、及び通信線30を通じて第3電源制御ボックス10cに送信される。
第7エリアドライバAD7は、車両リア左側エリア(予め定められるエリア)における2つの要電力機器PD8,PD9及び1つの通信機器CD8に個別電源線W1及び個別通信線W2を介して接続されている。第3電源制御ボックス10cからの電力は、電源線20、第7エリアドライバAD7、及び個別電源線W1を通じて、2つの要電力機器PD8,PD9に供給される。1つの通信機器CD8からの信号は、個別通信線W2、第7エリアドライバAD7、及び通信線30を通じて第3電源制御ボックス10cに送信される。
このようなワイヤハーネス1の配策構造であるため、各電源制御ボックス10と複数の機器PD1〜PD9,CD1〜CD8,PCD1,PCD2とのそれぞれを電源線20及び通信線30で接続する必要がない。すなわち、電源制御ボックス10と3以上の機器PD1〜PD9,CD1〜CD8,PCD1,PCD2との間にエリアドライバAD1〜AD7が介在することとなり、電源制御ボックス10とエリアドライバAD1〜AD7との間については、例えば1本の電源線20及び通信線30で接続すればよいため、電源制御ボックス10と複数のエリアドライバAD1〜AD7との間における電線本数を削減することとなる。
なお、上記のエリアドライバAD1〜AD7は、電源制御ボックス10からの電力を適切な機器PD1〜PD9,PCD1,PCD2に供給できるように、内部に経路選択手段を備え、経路選択手段により選択された要電力機器PD1〜PD9,PCD1,PCD2に電力を供給するようになっている。経路を選択するための信号は、電源制御ボックス10から通信線30を介して送信される。一方、上記のエリアドライバAD1〜AD7は、内部に経路選択手段を備えないものであってもよい。この場合、電源制御ボックス10からの電力は、単に上記のエリアドライバAD1〜AD7内で分岐されて、各要電力機器PD1〜PD9,PCD1,PCD2に供給される。
さらに、このようなワイヤハーネス1においては、発電機器PG1〜PG5が接続線40によって同一区画A1〜A3内の電源制御ボックス10に接続され、発電にて得られた電気エネルギーを同一区画A1〜A3内の電源制御ボックス10に送信する構成となっている。そして、電源制御ボックス10は、発電機器PG1〜PG5にて得られた電気エネルギーを、接続線40を介して入力した場合、この電気エネルギーを当該電源制御ボックス10が設けられる区画A1〜A3内の要電力機器PD1〜PD9,PCD1,PCD2に対して供給する。
すなわち、第1発電機器PG1にて得られた電気エネルギーは、第1電源制御ボックス10aに送られ、要電力機器PD1〜PD5のいずれか1つ以上に供給される。なお、中央区画A1内の5つの要電力機器PD1〜PD5のうち、第1発電機器PG1にて得られた電気エネルギーが供給される1つが予め定められていてもよいし、第1電源制御ボックス10a内で電気エネルギーが供給される1つ以上が決定されるようになっていてもよい。
同様に、第2及び第3発電機器PG2,PG3にて得られた電気エネルギーは、第2電源制御ボックス10bに送られ、要電力通信機器PCD1,PCD2のいずれか1つ以上に供給される。前方区画A2内の2つの要電力通信機器PCD1,PCD2のうち、電気エネルギーが供給される1つが予め定められていてもよいし、第2電源制御ボックス10b内で電気エネルギーが供給される1つ以上が決定されるようになっていてもよい。
さらに、第4及び第5発電機器PG4,PG5にて得られた電気エネルギーは、第3電源制御ボックス10cに送られ、要電力機器PD6〜PD9のいずれか1つ以上に供給される。後方区画A3内の4つの要電力機器PD6〜PD9のうち、電気エネルギーが供給される1つが予め定められていてもよいし、第3電源制御ボックス10c内で電気エネルギーが供給される1つ以上が決定されるようになっていてもよい。
図2は、図1に示した第1電源制御ボックス10aの内部構成を示す概略図である。図2に示すように、第1電源制御ボックス10aは、電源制御部11aと、切替部(切替手段)12aと、電流センサ13aとを備えている。電源制御部11aは、車両バッテリBからの電力を各要電力機器PD1〜PD5に供給するための制御を行うものであって、車両バッテリBからの電力を電源線20を介して第1〜第3エリアドライバAD1〜AD3に送出するものである。また、電源制御部11aは、通信機器CD1〜CD4(第1〜第3エリアドライバAD1〜AD3)からの信号を入力するものでもある。
切替部12aは、第1発電機器PG1からの電気エネルギーを同一区画A1である中央区画A1内の要電力機器PD1〜PD5に供給する第1状態と、PD1〜PD5に供給しない第2状態とで切り替えるものである。ここで、第1発電機器PG1には、発電した電気エネルギーを所定電圧とする安定化機能が備えられている。このため、切替部12aに入力される電気エネルギーは所定電圧となっている。なお、第1発電機器PG1自体が安定化機能を備える場合に限らず、第1発電機器PG1から第1電源制御ボックス10aまでの間に(例えば接続線40上に)安定化機能が備えられていてもよい。
安定化機能は、例えば電気自動車やハイブリッド自動車に搭載されるオルタネータにも搭載されている。このため、回生ブレーキによる発電によって得られる電気エネルギーは所定の電圧となっている。すなわち、オルタネータは、もともと交流の電気を生成するものであるが、これがダイオードや整流器を通じて直流に変換されるようになっている。さらに、エンジンの高回転時においては、オルタネータの発電時の電圧が過度に高くなってしまうことから、オルタネータはボルテージレギュレータなる電圧安定器を備えている。よって、第1発電機器PG1が交流の電気を発生するものである場合において、安定化機能とはダイオードや整流器等の構成及びボルテージレギュレータを意味するものである。
さらに、第1発電機器PG1が直流の電気を発生するものである場合、安定化機能は、発電された電気エネルギーについて所定電圧に満たない場合にはこれを捨て(グランド接続し)、所定電圧以上となるとなる電気については所定電圧となるようにカットするようなものであってもよい。
すなわち、切替部12aは、第1発電機器PG1から所定電圧の電気エネルギーを入力するようになっていればよい。なお、安定化機能には、上記に限らず、公知の他の技術が採用されてもよい。
電流センサ13aは、接続線40を介して供給される電気エネルギーの電流値を計測するものである。この電流センサ13aは、計測した電流値の情報を切替部12aに送信する。切替部12aは、この電流値の情報に基づいて、切替部12a自身を第1状態と第2状態とで切り替える。
詳細に説明すると、切替部12aは、第1発電機器PG1から要電力機器PD1〜PD5を動作させるための所定の値の電圧を有する電気エネルギーが供給される場合、当該電気エネルギーの電流値が当該要電力機器PD1〜PD5を動作させるに十分なものとして設定された値以上である場合、第1状態とする。これにより、要電力機器PD1〜PD5が動作するのに充分な電力を提供できるようにしている。
ここで、中央区画A1内において要電力機器PD1〜PD5の必要電力が全て同じと仮定すると、切替部12aは、要電力機器PD1〜PD5の1つを動作させるのに必要となる電流値(設定された値)を記憶している。そして、接続線40を介して供給される電気エネルギーの電流値が、設定された値以上であると、切替部12aは、例えば要電力機器PD1に電力を供給すると判断し、第1エリアドライバAD1まで延びる電源線20に対して、電気エネルギーを供給する。
また、切替部12aは、要電力機器PD1〜PD5の2つ、3つ、4つ及び5つを動作させるのに必要となる電流値についても記憶している。接続線40を介して供給される電気エネルギーの電流値が、要電力機器PD1〜PD5を2つ動作させるのに必要となる電流値以上である場合、切替部12aは、例えば要電力機器PD2,PD3に電力を供給すると判断し、第2エリアドライバAD2まで延びる電源線20に対して、電気エネルギーを供給する。
同様に、切替部12aは、3つ動作させるのに必要となる電流値以上である場合、例えば要電力機器PD1〜PD3に電力を供給すると判断し、第1及び第2エリアドライバAD1,AD2まで延びる電源線20に対して、電気エネルギーを供給する。さらに、切替部12aは、4つ動作させるのに必要となる電流値以上である場合、例えば要電力機器PD2〜PD5に電力を供給すると判断し、第2及び第3エリアドライバAD2,AD3まで延びる電源線20に対して、電気エネルギーを供給する。
加えて、切替部12aは、5つ動作させるのに必要となる電流値以上である場合、全ての要電力機器PD1〜PD5に電力を供給すると判断し、第1〜第3エリアドライバAD1〜AD3まで延びる電源線20に対して、電気エネルギーを供給する。
なお、第1発電機器PG1から電気エネルギーが供給される要電力機器PD1〜PD5については、車両バッテリBからの電力を供給する必要がない。このため、切替部12aは、第1発電機器PG1からの電気エネルギーを供給する要電力機器PD1〜PD5の情報を電源制御部11aに送信する。これにより、電源制御部11aは、該当の要電力機器PD1〜PD5について車両バッテリBからの電力供給を遮断する。
さらに、切替部12aは、接続線40を介して供給される電気エネルギーの電流値が、要電力機器PD1〜PD5の1つを動作させるのに必要となる電流値に満たない場合、すなわち第2状態となる場合、接続線40をグランド接続してもよいが、本実施形態ではメイン電源線PWに接続して、車両バッテリBに対して充電するようにしている。これにより、1つの要電力機器PD1〜PD5も動作できない場合には、車両バッテリBへの充電を行って発電による電気エネルギーが無駄とならないようにしている。
ここで、上記では、要電力機器PD1〜PD5の必要電力が全て同じと仮定したが、特に同じに限らず、それぞれの要電力機器PD1〜PD5の必要電力に応じた電流値を記憶しておき、上記と同様に、電気エネルギーを供給するようにしてもよい。
図3は、図1に示した第2電源制御ボックス10bの内部構成を示す概略図である。第2電源制御ボックス10bの内部構成は、第1電源制御ボックス10aと同様であるが、以下に示す一部が異なっている。
上記したように、第2電源制御ボックス10bには、2つ(複数)の発電機器PG2,PG3が接続されている。第2電源制御ボックス10bは、その内部において2つ(複数)の発電機器PG2,PG3の接続線40が接続点C1において合流しており、接続点C1から第2電源制御ボックス10bの切替部12bまでの経路上に電流センサ13bが設けられ、切替部12bは、このような電流センサ13bにて計測された電流値に基づいて、第1電源制御ボックス10aと同様に、第1状態と第2状態とを切り替え、且つ、電気エネルギーを供給する要電力通信機器PCD1,PCD2の数を決定する。
図4は、図1に示した第3電源制御ボックス10cの内部構成を示す概略図である。第3電源制御ボックス10cの内部構成についても、第1電源制御ボックス10aと同様であるが、以下に示す一部が異なっている。
第3電源制御ボックス10cは、まず、第2電源制御ボックス10bと同様に、2つ(複数)の発電機器PG4,PG5が接続されているため、接続点C2から第3電源制御ボックス10cの切替部12cまでの経路上に電流センサ13cが設けられている。
さらに、第3電源制御ボックス10cに接続される第6及び第7エリアドライバAD6,AD7には、それぞれ2つの要電力機器PD6〜PD9が接続されている。このため、1つの要電力機器PD6〜PD9を動作させることができる電流値が電流センサ13cによって計測されたとしても、2つの要電力機器PD6〜PD9を動作させることができる電流値が電流センサ13cによって計測されなければ、2つの要電力機器PD6〜PD9はいずれも動作できなくなってしまう。
そこで、第3電源制御ボックス10cにおいて切替部12cは、2つの要電力機器PD6〜PD9を動作させるに充分なものとして予め設定された値以上の電流値が計測された場合に第1状態となり、予め設定された値以上の電流値が計測されない場合に第2状態となる。
さらに、本実施形態に係るワイヤハーネス1において、第1電源制御ボックス10aと第1及び第2エリアドライバAD1,AD2とを接続する電源線20及び通信線30は、当該電線20,30が繰り返し屈曲させられる屈曲部に配置されている。詳細に説明すると、第1及び第2エリアドライバAD1,AD2はドアエリアに設けられるものである。車両ドアは複数回に亘り開閉させられる関係上、開閉に応じて車体側とドアとをつなぐ電線は繰り返しの屈曲を受ける。このような繰り返しの屈曲を受ける電線を、第1及び第2エリアドライバAD1,AD2に接続される電源線20及び通信線30とする。
図5は、屈曲部の一例を示す図である。図5に示すように、ドアDには所定の開口OPが形成されており、その開口OPを通じて電源線20及び通信線30が配策されている。よって、第1及び第2エリアドライバAD1,AD2は、車体側ではなくドアD側に内蔵されることとなる。この開口OPには、電源線20及び通信線30を保護する観点で、且つ、防水を図る観点で例えばグロメットGが設けられており、このグロメットG等の設置位置が屈曲部FPとなる。
このようにすることで、屈曲部FPに用いられる電線本数を少なくすることとなり(すなわち、屈曲部FPに電源線20及び通信線30を設け、個別通信線W2及び個別電源線W1を設けることがないため)、耐屈曲性が高い多くの電線を屈曲部FPに配置する必要がなく、上記の電源線20及び通信線30のみについて耐屈曲性が優れるものを用いればよく、耐屈曲電線の使用本数を削減することができる構成となっている。
なお、屈曲部FPは、ドアのグロメットG等の設置位置に限らず、繰り返し屈曲を受ける位置であれば他の位置であってもよい。例えば、ステアリング内に配置される電線についてもステアリング操作に応じて繰り返し屈曲を受けるため、このような屈曲を受ける位置も屈曲部FPに該当する。
特に、この場合には、第1及び第2エリアドライバAD1,AD2は、ドア内やステアリング内に配置されることから、エリアドライバAD1,AD2と機器PD1〜PD3,CD1〜CD3とを一層近接させることとなり、電線本数が多い部位の距離(すなわち個別電源線W1及び個別通信線W2の距離)を一層短くすることとなる。
さらに、第1電源制御ボックス10aと第3エリアドライバAD3とを接続する電源線20及び通信線30が、ピラー内に配置されている。
図6は、第1電源制御ボックス10aと第3エリアドライバAD3とを接続する電源線20及び通信線30の配策の様子を示す概略図である。図6に示すように、例えば車両のルーフ部を支える構成としてピラー(図6ではAピラーPLを図示)が設置されている。このようなピラーは内部が空洞となっており、電源制御ボックス10と第3エリアドライバAD3とを接続する電源線20及び通信線30は、例えばAピラーPL内、すなわちピラー空洞部に配策されている。よって、第3エリアドライバAD3は、天井部側に設置されることとなる。
一般にピラーは運転者の視界を遮ってしまうため、天井部を支えられることを条件になるべく細いものであることが好ましい。このため、電源制御ボックス10と第3エリアドライバAD3とを接続する電源線20及び通信線30をAピラー内に配策することで、AピラーPL内という狭小部位に配策される電線を従来のように多数本の電線とすることなく電源線20及び通信線30とすることなる。これにより、AピラーPLについても小さくすることとなり、運転者の視界領域を広げることに貢献することとなる。
さらに、この場合においても第3エリアドライバAD3は、天井部に設置されることから、エリアドライバAD3と機器PD4,PD5,CD4とを近接させることとなり、電線本数が多い部位の距離を一層短くすることとなる。
加えて、電源線20及び通信線30のそれぞれ少なくとも1本は、配策ルートを確保するために特定部材に設けられた貫通孔内に配策される。
例えば図5に示すドアD(特定部材)には、配策ルートを確保するために開口OPという貫通孔が設けられている。上記したように、開口OPには、グロメットGが設けられている。このため、雨水等が開口OPを介してドアD等に浸入することを防止している。
グロメットG等の止水部材の小型化や雨水等の浸入の観点からすると、開口OPは小さい孔であることが好ましい。このため、電源制御ボックス10と第1及び第2エリアドライバAD1,AD2とが開口OPを介して電源線20及び通信線30によって接続されることで、大きい開口OPによる防水性等の低下や、開口OPに取り付けられるグロメットGの巨大化等を防ぐことができる。
次に、本実施形態に係るワイヤハーネス1における発電時の電気エネルギーの利用について説明する。まず、第1発電機器PG1は、太陽光によって発電する。このときの発電によって得られる電気エネルギーは、安定化機能によって所定電圧となっている。そして、接続線40を通じて所定電圧の電気エネルギーが同一区画内の第1電源制御ボックス10aに供給される。
第1電源制御ボックス10aの電流センサ13aは、供給された電気エネルギーの電流値を計測し、計測した電流値の情報を切替部12aに送信する。これにより、切替部12aは、自己を第1状態とするか第2状態とするか決定する。計測された電流値が予め設定された値以上である場合、切替部12aは第1状態となり、要電力機器PD1〜PD5に対して電気エネルギーを供給する。
一方、計測された電流値が予め設定された値未満である場合、切替部12aは第2状態となり、電気エネルギーをメイン電源線PWに供給して、車両バッテリBを充電する。第2電源制御ボックス10b及び第3電源制御ボックス10cも同様である。
このようにして、本実施形態に係るワイヤハーネス1によれば、車両を複数の区画A1〜A3に区切ったそれぞれの区画A1〜A3に配置された電源制御ボックス10と、少なくとも1つの区画内に設けられ発電を行う発電機器PG1〜PG5と当該区画A1〜A3内に設けられる電源制御ボックス10とを接続する接続線40とを備えるため、発電機器PG1〜PG5からの電気エネルギーは同一区画A1〜A3内の電源制御ボックス10に送られることとなり、比較的短い配線を通じて電気エネルギーが電源制御ボックス10に供給される。また、電源制御ボックス10は、発電機器PG1〜PG5にて得られた電気エネルギーを入力した場合、この電気エネルギーを当該電源制御ボックス10が設けられる区画A1〜A3内の要電力機器PD1〜PD9,PCD1,PCD2に対して供給するため、車両バッテリBに対して充電することなく、直接同一区画A1〜A3内の要電力機器PD1〜PD9,PCD1,PCD2に電気エネルギーが供給される。よって、発電された電気エネルギーを電源制御ボックス10に導くまでの損失、及び、電源制御ボックス10から電気エネルギーを要電力機器PD1〜PD9,PCD1,PCD2まで導く際の損失をより小さくすることができ、且つ、車両バッテリBに充電する際の充電損失をなくすことができる。従って、発電機器PG1〜PG5からの電気エネルギーをより効率的に要電力機器PD1〜PD9,PCD1,PCD2に供給することが可能なワイヤハーネス1を提供することができる。
また、発電機器PG1〜PG5から要電力機器PD1〜PD9,PCD1,PCD2を動作させるための所定の値の電圧を有する電気エネルギーが供給される場合、すなわち発電機器PG1〜PG5側に電気エネルギーを所定電圧とする安定化機能が備えられる場合や発電機器PG1〜PG5から電源制御ボックス10までの間に安定化機能が備えられる場合には、要電力機器PD1〜PD9,PCD1,PCD2の駆動電圧は確保できていることから、電流値を監視して電流値が設定された値以上である場合に発電機器PG1〜PG5からの電気エネルギーを要電力機器PD1〜PD9,PCD1,PCD2に供給するため、要電力機器PD1〜PD9,PCD1,PCD2を動作させることができない程度の電気エネルギーを要電力機器PD1〜PD9,PCD1,PCD2に供給し、要電力機器PD1〜PD9,PCD1,PCD2が動作しなくなってしまうことを防止することができる。
また、切替部12a〜12cを第2状態とした場合、発電機器PG1〜PG5からの電気エネルギーを車両バッテリBに供給させるため、要電力機器PD1〜PD9,PCD1,PCD2を動作させることができない程度の電気エネルギーしか得られなかった場合に、これを破棄するなどせず、車両バッテリBに充電するため、発電量が小さいときには充電により、発電時の電気エネルギーが無駄となってしまう事態を防止することができる。
また、1つ以上の要電力機器PD1〜PD9,PCD1,PCD2及び1つ以上の通信機器CD1〜CD8,PCD1,PCD2のうち、予め定められるエリア内の3以上の機器PD1〜PD9,CD1〜CD8,PCD1,PCD2に接続されたエリアドライバAD1〜AD7を備えるため、電源制御ボックス10と複数の機器PD1〜PD9,CD1〜CD8,PCD1,PCD2とのそれぞれを電源線20及び通信線30で接続する必要がなく、電源制御ボックス10と3以上の機器PD1〜PD9,CD1〜CD8,PCD1,PCD2との間にエリアドライバAD1〜AD7が介在することとなり、電源制御ボックス10とエリアドライバAD1〜AD7との間については、例えば1本の電源線20及び通信線30で接続すればよいため、電源制御ボックス10と複数のエリアドライバAD1〜AD7との間における電線本数を削減することが可能となる。これにより、ワイヤハーネス1の軽量化及び細径化を図ることができる。しかも、エリアドライバAD1〜AD7は、予め定められるエリア内の3以上の機器PD1〜PD9,CD1〜CD8,PCD1,PCD2に接続されるため、例えばドア、ルーフ部等のように所定のエリアを集約する形で設けられるデバイスとして機能することとなり、ドア及びルーフ部等に近接して配置することができるため、電源制御ボックス10と複数のエリアドライバAD1〜AD7との距離を長く確保でき、エリアドライバAD1〜AD7以降の電線本数が多くなる部位を極力短くすることができる。よって、ワイヤハーネス1の重量をより削減することができる。以上より、燃費の向上を図ると共に配策性の向上を図ることができる。
また、電源制御ボックス10と第1及び第2エリアドライバAD1,AD2とを接続する電源線20及び通信線30は電線が繰り返し屈曲させられる屈曲部FPに配置されている。このため、屈曲部FPに用いられる電線本数を削減することとなり、耐屈曲性が高い多くの電線を屈曲部FPに配置する必要がなく、上記の電源線20及び通信線30のみについて耐屈曲性が優れるものを用いればよく、耐屈曲電線の使用本数を削減することができる。
また、電源制御ボックス10と第3エリアドライバAD3とを接続する電源線20及び通信線30はAピラーPL内に配置されているため、AピラーPL内という狭小部位に配策される電線を従来のように多数本の電線とすることなく電源線20及び通信線30とすることで、AピラーPLについても小さくすることが可能なワイヤハーネス1を提供することができる。
また、電源制御ボックス10と第1及び第2エリアドライバAD1,AD2は、配策ルートを確保するためにドアDに設けられた開口OPに配策される電源線20及び通信線30を介して接続されている。このように、開口OPには従来のように多数本の電線が配策されることなく電源線20及び通信線30が配策されるため、開口OP自体の大きさを小さくでき、大きい開口OPによる防水性等の低下や、貫通孔に取り付けられるグロメットGの巨大化等を防ぐことができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよいし、可能な範囲で適宜他の技術を組み合わせてもよい。
例えば、上記実施形態において、各電源制御ボックス10は、発電機器PG1〜PG5から所定電圧の電気エネルギーを入力する例を示したが、これに限らず、入力する電気エネルギーは所定電圧のものに限らない。ここで、入力する電気エネルギーが交流電圧であるなど電圧値が変動するものである場合、各電源制御ボックス10内で電圧を安定化させるようにしてもよいし、要電力機器PD1〜PD9がファンなどの電圧が変動しても対応可能な機器であれば、安定化させることなく電気エネルギーを供給するようにしてもよい。
さらに、上記実施形態において、各電源制御ボックス10は、所定電圧の電気エネルギーを入力し、電流値が予め定められた値以上でない場合、電気エネルギーを車両バッテリBの充電に利用しているが、これに限らず、要電力機器PD1〜PD9,PCD1,PCD2に電気エネルギーを供給するようにしてもよい。この場合、要電力機器PD1〜PD9,PCD1,PCD2が動作するに充分な電力が得られない可能性がある。このため、各電源制御ボックス10の電源制御部11a〜11cは、不足する電流値分を補うように動作することとなる。
さらに、各電源制御ボックス10が発電による電気エネルギーを車両バッテリBに充電する場合には、メイン電源線PWに限らず、充電専用線を通じて充電が行われるようになっていてもよい。
さらに、要電力機器PD1〜PD9,PCD1,PCD2には、例えばモータなどのように常時動作する必要が無いものもある。ここで、第3電源制御ボックス10cは、発電による電気エネルギーの電流値が2つの要電力機器PD5〜PD9を動作させるに充分な値以上であるときに、切替部12cが第1状態となるが、要電力機器PD5〜PD9が駆動タイミングかを監視し、駆動タイミングでない場合には、例えば1つの要電力機器PD5〜PD9を動作させるに充分な値以上であるときに、切替部12cが第1状態となってもよい。すなわち、上記した予め定められた値は、要電力機器PD1〜PD9,PCD1,PCD2の動作タイミングに応じて変化してもよい。
また、可能であれば、例えば第1電源制御ボックス10aに接続される要電力機器PD1〜PD5のうち、2つしか駆動タイミングでない場合に、第1発電機器PG1によって3つを駆動させることができる発電エネルギーを得たときには、2つ分のエネルギーを要電力機器PD1〜PD5に供給し、1つ分のエネルギーを車両バッテリBの充電に用いるようにしてもよい。このとき、要電力機器PD1〜PD5の種類にもよるが、例えば発電エネルギーの供給先を時分割し、2つ分のエネルギーを要電力機器PD1〜PD5に供給し、1つ分のエネルギーを車両バッテリBの充電に用いることとなる。加えて、1つ分の充電が困難である場合には、グランド接続して捨てるようにしてもよい。
さらに、上記実施形態においてエリアドライバAD1〜AD7の先には、3つ又は4つの機器(但し要電力通信機器PCD1,PCD2を2つの機器と換算)が接続されているが、これに限らず、5つ以上の機器が接続されていてもよい。さらに、エリアドライバAD1〜AD7の設置個所は、ドア、ルーフ部、エンジンルーム側、車両リア部などに限らず、他の箇所に設けられていてもよい。
また、エリアドライバAD1〜AD7は、少なくとも3本の電線W1,W2が存在するように3以上の機器PD1〜PD9,CD1〜CD8,PCD1,PCD2に接続されていれば、接続対象の種類を問うものではない。
また、上記実施形態において電源制御ボックス10を3つだけ図示して説明したが、これに限らず、2つ又は4つ以上を備えていてもよい。
さらに、図2に示す例では電源制御ボックス10と第1及び第2エリアドライバAD1,AD2との間に屈曲部FPが介在するようになっているが、これに限らず、第1及び第2エリアドライバAD1,AD2と3以上の機器PD1〜PD9,CD1〜CD8,PCD1,PCD2との間に屈曲部FPが介在するようになっていてもよい。これにより、耐屈曲電線の本数は上記よりも多くなるものの、第1及び第2エリアドライバAD1,AD2と3以上の機器PD1〜PD6,CD1〜CD3,PCD1,PCD2との間という距離の短い区間において耐屈曲電線を用いればよく、電源制御ボックス10と第1及び第2エリアドライバAD1,AD2という距離が長い箇所の電線を耐屈曲性に優れるものにする必要がなくなり、コスト的に優れるワイヤハーネス1の提供が可能となる。
1 :ワイヤハーネス
10,10a〜10c :電源制御ボックス
11a〜11c :電源制御部
12a〜12c :切替部(切替手段)
13a〜13c :電流センサ
20 :電源線(個々の電線)
30 :通信線
40 :接続線
A1 :中央区画
A2 :前方区画
A3 :後方区画
AD1〜AD7 :エリアドライバ
B :車両バッテリ
C1,C2 :接続点
CD1〜CD8 :通信機器
D :ドア
FP :屈曲部
G :グロメット
OP :開口
PCD1,PCD2 :要電力通信機器
PD1〜PD9 :要電力機器
PG1〜PG5 :発電機器
PL :Aピラー
PW :メイン電源線
W1 :個別電源線(個々の電線)
W2 :個別通信線

Claims (3)

  1. 車両を複数の区画に区切ったそれぞれの区画に配置された電源制御ボックスと、車両バッテリからの電力をそれぞれの電源制御ボックスに供給するためのメイン電源線と、同一区画内における電源制御ボックスと要電力機器とを接続する個々の電線と、を備え、前記メイン電源線を通じて車両バッテリから供給される電力を区画毎の電源制御ボックスから当該区画内の要電力機器に前記個々の電線を通じて供給するワイヤハーネスであって、
    少なくとも1つの区画内に設けられ車両走行時における回生ブレーキによる発電とは異なる発電を行う発電機器と、当該区画内に設けられる電源制御ボックスとを接続する接続線を備え、
    前記発電機器と同一区画内に設けられる電源制御ボックスは、前記発電機器から前記接続線を介して入力される電気エネルギーを、前記車両に搭載される複数の要電力機器のうち当該電源制御ボックスが設けられる区画内の要電力機器のみに対して供給する
    ことを特徴とするワイヤハーネス。
  2. 前記電源制御ボックスは、前記発電機器からの電気エネルギーを前記車両に搭載される複数の要電力機器のうち当該電源制御ボックスが設けられる区画内の要電力機器のみに供給する第1状態と、当該電気エネルギーを当該電源制御ボックスが設けられる区画内の要電力機器に供給しない第2状態とで切り替える切替手段を有し、
    前記切替手段は、前記発電機器から前記要電力機器を動作させるための所定の値の電圧を有する電気エネルギーが供給される場合には、当該電気エネルギーの電流値が当該要電力機器を動作させるに充分なものとして予め設定された値以上であるときに、前記第1状態とし、当該電気エネルギーの電流値が前記予め設定された値未満であるときに、前記第2状態とする
    ことを特徴とする請求項1に記載のワイヤハーネス。
  3. 前記切替手段は、前記第2状態において、前記発電機器からの電気エネルギーを前記車両バッテリに供給する
    ことを特徴とする請求項2に記載のワイヤハーネス。
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