JP6293620B2 - 投票処理システム、投票処理方法、投票券発券装置および情報処理装置 - Google Patents

投票処理システム、投票処理方法、投票券発券装置および情報処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6293620B2
JP6293620B2 JP2014174294A JP2014174294A JP6293620B2 JP 6293620 B2 JP6293620 B2 JP 6293620B2 JP 2014174294 A JP2014174294 A JP 2014174294A JP 2014174294 A JP2014174294 A JP 2014174294A JP 6293620 B2 JP6293620 B2 JP 6293620B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voting
unit
odds
information
predicted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014174294A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016051202A (ja
Inventor
洋行 沼田
洋行 沼田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Frontech Ltd
Original Assignee
Fujitsu Frontech Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Frontech Ltd filed Critical Fujitsu Frontech Ltd
Priority to JP2014174294A priority Critical patent/JP6293620B2/ja
Publication of JP2016051202A publication Critical patent/JP2016051202A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6293620B2 publication Critical patent/JP6293620B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Time Recorders, Dirve Recorders, Access Control (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、投票処理システム、投票処理方法、投票券発券装置および情報処理装置に関する。
近年の競馬や競輪、競艇、オートレース等のような公営競技では、多様な投票種別が採用されている。投票種別の多様化に伴い、複数の投票方式で投票を行うことが可能になっている。
例えば、投票方式には、一点ずつ組番や枠番を指定して購入を行う「通常」、複数の組番を選んでその組み合わせを購入する「ボックス」、軸にする組番を決め、その相手組番を選択してその組み合わせを購入する「ながし」等がある。
公営競技の投票に慣れている投票者にとっては、複雑な投票方式で投票を行うことは容易な場合もあるが、投票に慣れていない投票者にとっては、複雑な投票方式で投票を行うことは困難である場合が多い。
また、投票にあたり投票者は過去のレース実績やオッズ情報など様々な項目を考慮して着順を予想するが、不慣れな投票者にとってはそれらの行為は敷居が高く感じられることがある。一方、投票に慣れている投票者の場合でも、予想が難しいレースや、予想自体は面倒だがレースは楽しみたいという状況がある。そのため、これらの投票や予想の困難さを解決する購入方式が望まれる。
関連する技術として、オッズ指定購入方式およびランダム購入方式を採用している技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。オッズ指定方式は、オッズ(払戻率とも称される)の範囲を指定して投票を行う方式である。ランダム購入方式は、投票対象をランダムにセットして購入する方式である。
特開2003−248740号公報
特許文献1で提案されているオッズ指定購入方式は、投票を行う時点でのオッズに基づいて投票を行う方式である。オッズは、投票数に応じて変動するため、経時的に変動する。
従って、投票を行う時点でのオッズと投票を締め切るときのオッズとの間に時間差があると、実際に投票を行った時点でのオッズと投票が締め切られたときのオッズとの間には差分が生じる。
この場合、投票者が投票を行った時点では、指定したオッズ範囲内に入っていた投票が、オッズ変動により、投票締め切り時には、投票を行ったときの指定したオッズ範囲から外れることがある。これは、投票者の意図しない投票になる。
そこで、本発明は、投票者の意図が反映されないことを抑制しつつ、簡単な投票を実現することを目的とする。
1つの形態では、投票処理システムは、1以上の投票装置および当該投票装置と通信可能なサーバを備え、前記サーバは、複数の投票対象のそれぞれの投票締め切り時の払戻率を予測する予測部と、前記予測部が予測した予測払戻率の情報を前記投票装置に送信する第1の通信部と、複数の予測払戻率の範囲のうち、前記投票装置から送信された予測払戻率の範囲の中から1以上の投票対象をランダムに選択する選択部と、を備え、前記投票装置は、前記第1の通信部から送信された前記予測払戻率の情報を表示する画面部と、選択された予測払戻率の範囲の情報を送信し、前記選択部が選択した投票を受信する第2の通信部と、前記選択部が選択した投票対象に基づいて投票を行う投票制御部と、を備え、前記投票装置は、1つの公営競技に対する投票数が所定数に達していない場合に、当該公営競技に対する、前記選択部が選択した投票対象に基づく投票を受け付けないように制御する。
また、別の形態では、投票処理システムは、1以上の投票装置および当該投票装置と通信可能なサーバを備え、前記サーバは、払戻率の情報を記憶する記憶部、を備え、前記投票装置は、前記払戻率の情報に基づいて、複数の投票対象のそれぞれの投票締め切り時の払戻率を予測する予測部と、前記予測部が予測した予測払戻率の情報を表示する画面部と、複数の予測払戻率の範囲のうち、前記投票装置から送信された予測払戻率の範囲の中から1以上の投票対象をランダムに選択する選択部と、前記選択部が選択した投票対象に基づいて投票を行う投票制御部と、を備え、前記投票装置は、1つの公営競技に対する投票数が所定数に達していない場合に、当該公営競技に対する、前記選択部が選択した投票対象に基づく投票を受け付けないように制御する。
また、別の形態では、投票処理方法は、複数の投票対象のそれぞれの投票締め切り時の払戻率を予測し、予測された予測払戻率の情報を画面表示し、複数の予測払戻率の範囲のうち選択された予測払戻率の範囲の中から1以上の投票対象をランダムに選択し、選択された投票対象に基づいて投票を行なう、処理を実行する際に、1つの公営競技に対する投票数が所定数に達していない場合、当該公営競技に対する、前記ランダムに選択された投票対象に基づく投票を受け付けないように制御する。
また、別の形態では、投票券発券装置は、複数の投票対象のそれぞれの投票締め切り時の払戻率を予測する予測部と、前記予測部が予測した予測払戻率の範囲の情報を表示する画面部と、前記予測払戻率の範囲の中から1以上の投票対象をランダムにセレクトする選択部と、前記選択部が選択した投票対象に基づいて投票を行う投票制御部と、を備え、1つの公営競技に対する投票数が所定数に達していない場合に、当該公営競技に対する、前記選択部が選択した投票対象に基づく投票を受け付けないように制御する。
投票者の意図が反映されないことを抑制しつつ、簡単な投票を実現することが可能になる。
投票処理システムの一例を示す図である。 投票券発券装置の一例を示す外観図である。 投票券発券装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 コントローラの機能ブロックの一例を示す図である。 情報サーバのハードウェア構成の一例を示す図である。 情報サーバの機能ブロックの一例を示す図である。 オッズ予測の一例を示す図である。 組番テーブルの一例を示す図である。 組番テーブルの他の例を示す図である。 他の式別の組番テーブルの一例を示す図である。 ソートした組番テーブルの一例を示す図である。 選択範囲の割り当ての一例を説明するための図である。 ランダムセレクト投票カードの一例を示す図である。 オッズ予測処理の一例を示すフローチャート(その1)である。 オッズ予測処理の一例を示すフローチャート(その2)である。 投票処理の一例を示すシーケンスチャートである。 購入画面の一例を示す図である。 購入結果の画面の一例を示す図である。 変形例における投票券発券装置の機能ブロックの一例を示す図である。 変形例における情報サーバの機能ブロックの一例を示す図である。
<投票処理システムの全体構成の一例>
以下、図面を参照して、実施形態について説明する。以下において、公営競技は競馬を例示して説明するが、公営競技は競馬に限定されない。例えば、公営競技は、競輪や競艇、オートレース等であってもよい。
図1は、投票処理システム1の一例を示している。投票券発券装置2A〜2Z(以下、総称して投票券発券装置2と称することもある)と投票サーバ3と上位装置4と情報サーバ5とはネットワーク6を介して接続されている。各装置は、ネットワーク6を介して相互に通信可能である。
例えば、図1のうち、投票券発券装置2と投票サーバ3と上位装置4と情報サーバ5とは競馬場に設置されている。ネットワーク6は、ゲートウェイ7を介して、インターネット回線8にも接続されている。複数の携帯端末9は、インターネット回線8を介して、投票サーバ3および情報サーバ5と通信を行うことができる。また、投票サーバ3と上位装置4とは競馬場以外に設置し、インターネット回線8を介して投票券発券装置2や情報サーバ5と通信を行ってもよい。 投票券発券装置2は、競馬場や投票施設等に設置されている。投票券発券装置2は、投票を行い、払戻を受ける装置である。投票施設は、競馬場の場外で投票を行う施設である。競馬場だけでなく、投票施設にも複数の投票券発券装置2が設置されている。
投票券発券装置2は、トータリゼータ端末と称されることもある。投票券発券装置2は、投票者が投票を行う情報を特定した投票カードを読み取る。この投票カードの情報に基づいて、投票券発券装置2は投票内容を認識する。
投票券発券装置2は、投票内容に関する情報(以下、投票情報と称する)を投票サーバ3に送信する。投票サーバ3は、投票情報に基づいて、発券許可を投票券発券装置2に通知する。投票券発券装置2は、発券許可通知に基づいて、投票券の発券を行う。また、投票券発券装置2は、的中している投票券を読み取り、投票券の内容に応じた払戻を行う。
上位装置4は、公営競技(実施形態では競馬)に関する情報を管理する。例えば、各レースに出走する馬は予め登録されている。このとき、出走登録されている馬が何らかの事情により、出走を取り消す場合がある。上位装置4は、このような出走取り消しに関する情報(以下、出走取り消し情報と称する)等を管理する。
また、上位装置4は、払戻率に関する情報(以下、オッズ情報と称する)を管理している。上位装置4は、レース別、式別および組番別にオッズ情報を管理している。競馬の場合、同日に複数の箇所の競馬場で競馬が開催されていることが多い。例えば、関東の競馬場と関西の競馬場とで同日に競馬が開催されていることがある。そして、開催場ごとに、複数のレースが開催される。
レース別のオッズ情報は、開催場とレース番号とにより特定されるレースのオッズ情報になる。例えば、レース別のオッズ情報は、「A」競馬場の第11レースのオッズ情報等がある。なお、実施形態では、レース別は開催場とレース番号とにより特定される。ただし、開催場別とレース番号別との2つの情報によりレースを特定してもよい。
式別は、複数の投票種別のうち何れの投票種別であるかを示す。式別としては、例えば単勝式がある。単勝式とは、1着を指定する投票種別である。また、3連単という投票種別もある。3連単は、1着と2着と3着との全ての着順を指定する投票種別である。また、3連複という投票種別もある。3連複は、1着から3着までに入る馬を3頭指定する投票種別である。他にも、多様な投票種別がある。
組番は、式別で指定した投票を示す。例えば、式別として単勝式が選択された場合、組番は指定された1つの番号を示す。この場合、組番は、投票者が予想した1着の馬の番号を示す。また、例えば、式別として3連単が選択された場合、組番は、1位と2位と3位との全ての番号を示す。
例えば、投票者が、1位の馬の番号を「1」、2位の馬の番号を「2」、3位の馬の番号を「3」と予想して投票した場合、式別が3連単の組番は、「1−2−3」を示す。以上のレース別、式別および組番に加えて、購入点数および購入金額が指定されることにより、投票内容が特定される。投票内容で特定される投票は、投票対象の一例である。
情報サーバ5は、種々の情報を管理している。情報サーバ5は、上位装置4からオッズ情報を取得し、記憶する。また、情報サーバ5は、競馬場や投票施設等に設置されたモニタ等にレース別、式別および組番のオッズ情報を切り替えて表示するように制御してもよい。
ネットワーク6は、ゲートウェイ7を介して、インターネット回線8と接続される。インターネット回線8には複数の携帯端末9が通信可能に接続されている。投票者は、携帯端末9を用いて、投票を行うこともできる。この投票は、インターネット投票とも称される。
例えば、投票者は、携帯端末9に予めインストールされているアプリケーションを用いて、投票を行うことができる。この場合、携帯端末9は、インターネット回線8およびネットワーク6を介して、投票サーバ3に投票情報を送信する。
従って、競馬場や投票施設等に設置された投票券発券装置2だけでなく、携帯端末9からも投票を行うことができる。投票券発券装置2および投票が可能な携帯端末9は、投票装置の一例である。なお、投票装置は、固定式のパーソナルコンピュータ等であってもよい。
<投票券発券装置の一例>
次に、図2を参照して、投票券発券装置2の一例について説明する。図2に示す投票券発券装置2は、上述したようにトータリゼータ端末とも称される。投票券発券装置2は、運用状況表示窓11と投票券投入口12と投票券排出口13と投票カード投入排出口14と紙幣投入排出口15と硬貨投入口16と硬貨排出口17とディスプレイ18とタッチパネル19とを備える。
運用状況表示窓11は、投票券発券装置2において、投票券の受け付け中または停止中の何れであるかを表示し、且つ投票券の払戻の受け付け中または停止中の何れであるかを表示する。
投票券投入口12は、的中した投票券の投入口である。投票券排出口13は、発券された投票券の排出口である。投票カード投入排出口14は、投票内容を特定した投票カードの投入口であり、且つ投票カードを返却する排出口である。投票カードとしては、例えばマークカード(マークシート)等がある。
紙幣投入排出口15は、紙幣の投入口であり、また返却する紙幣または釣札としての紙幣の排出口である。硬貨投入口16は、硬貨の投入口である。硬貨排出口17は、返却する硬貨または釣銭とする硬貨の排出口である。
ディスプレイ18は、タッチパネル19の下層に配置されており、操作案内やレース案内、投票カードの投票内容等の情報を表示する。例えば、ディスプレイ18は、液晶ディスプレイを適用することができる。ディスプレイ18は、画面部の一例である。
タッチパネル19は、透過型のタッチパネルであり、各種の入力や投票内容の修正等の際に投票者が操作するために設けられる。ディスプレイ18に表示された情報は、タッチパネル19を透過して、投票者から視認可能である。投票者は、ディスプレイ18により表示された情報を見ながら、タッチパネル19に対する操作を行うことができる。
なお、投票券投入口12と投票券排出口13とを一体構成としてもよい。また、硬貨投入口16と硬貨排出口17とを一体構成としてもよい。投票カード投入排出口14は、投票カードの投入口と排出口とを別構成としてもよい。また、紙幣投入排出口15を紙幣投入口と紙幣排出口とに分けて構成してもよい。ディスプレイ18とタッチパネル19とはタッチパネルディスプレイとして一体構成としてもよい。
次に、図3を参照して、投票券発券装置2のハードウェア構成の一例について説明する。投票券発券装置2は、コントローラ21とディスプレイ18とタッチパネル19と管理者用ディスプレイ22と管理者用タッチパネル23と投票カード読取ユニット24と紙幣還流ユニット25と硬貨還流ユニット26と投票券印刷ユニット27と払戻投票券読取ユニット28とを備えている。
コントローラ21は、CPU(Central Processing Unit)30とRAM(Random Access Memory)31とHDD(Hard Disk Drive)32と通信インタフェース(図3では、通信IFと表記)33とグラフィック処理ユニット34と入出力インタフェース(図3では、入出力IFと表記)35とを備えている。これらの各装置は、バス36により接続されている。
CPU30は、投票券発券装置2の全体を制御する。RAM31は、CPU30によって、実行されるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部を一時的に記憶する。
また、RAM31は、CPU30による処理に必要な各種データ(例えば、投票情報等)を記憶する。HDD32は、OSやアプリケーションプログラムを記憶する補助記憶装置である。
通信インタフェース33は、ネットワーク6と通信可能に接続される。通信インタフェース33は、投票サーバ3や情報サーバ5等と各種情報(例えば、電文や通知等の情報)の通信を行う。
CPU30によって実行されるOSのプログラムやアプリケーションプログラムは、例えば図示しない外部装置から、ネットワーク6および通信インタフェース33を介して、RAM31に格納されてもよい。また、例えば、後述の可搬型記録媒体29を入出力インタフェース35に接続することにより、OSのプログラムやアプリケーションプログラムがRAM31に格納されてもよい。
グラフィック処理ユニット34には、ディスプレイ18および管理者用ディスプレイ22が接続されている。グラフィック処理ユニット34は、CPU30の制御により、各種の情報をディスプレイ18、管理者用ディスプレイ22に表示させる。管理者用ディスプレイ22は、投票券発券装置2の裏面側に設けられる管理者向けのディスプレイである。
入出力インタフェース35には、タッチパネル19、管理者用タッチパネル23、投票カード読取ユニット24、紙幣還流ユニット25、硬貨還流ユニット26、投票券印刷ユニット27および払戻投票券読取ユニット28が接続されている。また、入出力インタフェース35は、可搬型記録媒体29と接続可能になっており、情報の読み出しおよび書き込みが可能になっている。
入出力インタフェース35は、当該入出力インタフェース35に接続される各部から出力される信号を、バス36を介して、CPU30に出力する。また、入出力インタフェース35は、CPU30が出力した制御信号を、バス36を介して、入出力インタフェース35に接続される各部に出力する。
図3のうち、管理者用タッチパネル23は、管理者向けのタッチパネルである。投票カード読取ユニット24は、投票カードから投票内容を読み取るユニットである。紙幣還流ユニット25は、紙幣の受け入れ、紙幣の真贋の鑑別、紙幣の収納、紙幣の返却、釣札の排出を行う。
硬貨還流ユニット26は、硬貨の受け入れ、硬貨の真贋の鑑別、硬貨の収納、硬貨の返却、釣銭の排出を行う。投票券印刷ユニット27は、投票内容を印刷して投票券を発券する。払戻投票券読取ユニット28は、投票券を受け入れて、投票内容を読み取る。
投票券発券装置2において、コントローラ21は、例えばFPGA(Field Programmable Gate Array)やDSP(Digital Signal Processor)等のモジュールを含んでもよい。
この場合、コントローラ21は、不揮発性メモリ(例えばEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)やフラッシュメモリ、フラッシュメモリ型メモリカード等)を含み、モジュールのファームウェアを記憶する。
不揮発性メモリには、可搬型記録媒体29や通信インタフェース33を介してファームウェアを書き込むことができる。コントローラ21は、不揮発性メモリに記憶されているファームウェアを書き換えることにより、ファームウェアの更新を行うことができる。
次に、コントローラ21の機能ブロックについて説明する。図4は、コントローラ21の機能ブロックの一例を示している。コントローラ21は、主制御部(第2の主制御部)41と表示制御部42と入力情報認識部43と投票券発行部44と投票カード読取部45と紙幣入出金制御部46と硬貨入出金制御部47と払戻制御部48とジャーナル情報記録部49と投票制御部50と通信部(第2の通信部)51とを備えている。
主制御部(第2の主制御部)41は、コントローラ21の全体を制御する。表示制御部42は、ディスプレイ18および管理者用ディスプレイ22の表示制御を行う。入力情報認識部43は、タッチパネル19および管理者用タッチパネル23から入力された情報を認識する。
投票券発行部44は、投票カード読取ユニット24が読み取った投票カードに基づいて、投票券印刷ユニット27に投票券を発券させる制御を行う。投票カード読取部45は投票カードの読み取りを行う。投票カード読取部45は、読取部の一例である。紙幣入出金制御部46は、紙幣還流ユニット25の制御や紙幣の入出金の認識等を行う。硬貨入出金制御部47は、硬貨還流ユニット26の制御や硬貨の入出金の認識等を行う。
払戻制御部48は、払戻投票券読取ユニット28が読み取った投票券に基づいて、当該投票券が的中していれば、払戻の制御を行う。ジャーナル情報記録部49は、投票に関する取引の情報をジャーナル情報として記憶する。
投票制御部50は、投票カードに記載された内容を認識し、認識した内容に基づいて、投票情報を生成する。投票カードが実施形態のランダムセレクト投票カードの場合には、ランダムセレクト投票カードに記載された内容に基づいて、投票情報を生成する。
そして、投票制御部50は、投票情報の内容を投票サーバ3に送信するように通信部(第2の通信部)51に対して制御を行う。つまり、投票制御部50は、実施形態のランダムセレクト投票の制御を行う。
通信部(第2の通信部)51は、ネットワーク6に接続される投票サーバ3および情報サーバ5と通信を行う。投票券発券装置2は、図2乃至図4に示した例には限定されず、他に種々の機能を有していてもよい。
<情報サーバの一例>
次に、情報サーバの一例について説明する。情報サーバ5は、サーバまたは情報処理装置の一例である。図5は、情報サーバ5のハードウェア構成の一例を示している。図5の例の情報サーバ5は、バス60にCPU61とRAM62とROM63とHDD64と媒体接続部65と通信インタフェース66とが接続されている。
CPU61は、RAM62に展開されたプログラムを実行する。ROM63は、所定の情報を記憶する不揮発性の記憶装置である。HDD64は、種々の情報を記憶する補助記憶装置である。媒体接続部65は、可搬型記録媒体67と接続可能に設けられている。通信インタフェース66は、ネットワーク6と通信を行うインタフェースである。
次に、図6を参照して、情報サーバ5の機能ブロックの一例について説明する。情報サーバ5は、主制御部(第1の主制御部)70とデータ生成部71とデータ処理部72とデータ記憶部73とオッズ情報記憶部74と演算部75と予測部76と選択部77と通信部(第1の通信部)78とを備えている。
主制御部(第1の主制御部)70は、情報サーバ5の全体を制御する。データ生成部71は、全てのレース別および全ての式別について、全ての組番に関する情報を組番ごとに生成する。1つのレース別および1つの式別についての全ての組番に関するデータを組番テーブルとする。
従って、組番テーブルは、1つのレース別および1つの式別について、組番ごとのデータを含む。データ記憶部73は、データ生成部71が生成した組番テーブルを記憶する。データ処理部72は、データ記憶部73に記憶されている組番テーブルに対して所定の処理を行う。
データ処理部72は、所定間隔ごとに、予測部76が予測したオッズ(以下、予測オッズと称する)の順に組番テーブルをソートする。そして、ソートした組番テーブルをデータ記憶部73に記憶する。また、ランダムセレクト投票を行うときには、所定の範囲の組番が選択される。データ処理部72は、選択範囲の割り当て処理等を行う。
データ記憶部73は、レース別および式別ごとに、全ての組番についてオッズに関する情報や選択範囲に関する情報等を記憶する。また、データ記憶部73は、組番ごとの過去のオッズ情報を記憶する。つまり、データ記憶部73は、組番ごとのオッズ履歴を記憶している。
オッズ情報記憶部74は、レース別、式別および組番別に、最新のオッズ情報を記憶する。オッズ情報記憶部72は、上位装置4からオッズ情報を取得する。上位装置4は、所定間隔ごとにオッズ情報を更新する。例えば、情報サーバ5の主制御部(第1の主制御部)70は、上位装置4のオッズ情報が更新されたタイミングで、上位装置4からオッズ情報を取得してもよい。オッズ情報記憶部は、記憶部の一例である。
演算部75は、オッズの変動率を演算する。レースに対する投票数は経時的に増えていくため、オッズ情報も経時的に変動する。演算部75は、オッズ情報が更新された後に、更新前のオッズ情報と更新後のオッズ情報とに基づいて、オッズの変動率を演算する。
オッズ変動率は、「(更新後のオッズ情報−更新前のオッズ情報)/更新前のオッズ情報」となる。更新後のオッズ情報の値が更新前のオッズ情報の値よりも低ければ、オッズ変動率はマイナスになる。つまり、変動率がマイナスの組番については、人気が上がったことになる。一方、変動率がプラスの組番については、人気が下がったことになる。
演算部75が演算したオッズ変動率は、データ記憶部73が記憶する組番テーブルに反映される。例えば、演算部75は、オッズ情報が更新されたタイミングでオッズ変動率を演算し、演算したオッズ変動率を組番ごとにデータ記憶部73に記憶させてもよい。
予測部76は、投票締め切り時のオッズ情報を予測する。実施形態では、予測部76は、過去のオッズ情報の履歴に基づいて、投票締め切り時のオッズ情報を予測する。以下、予測部76が予測した投票締め切り時のオッズ情報を、予測オッズと称する。
この予測オッズは、データ記憶部73に組番ごとに記憶される。例えば、予測部76は、上位装置4のオッズ情報が更新されたタイミングでオッズの予測を行い、予測オッズをデータ記憶部73に記憶してもよい。
選択部77は、ランダムセレクト投票を行う選択範囲に基づいて、データ記憶部73が記憶している組番テーブルのうち指定された選択範囲の中からランダムに1以上の組番を選択する。選択範囲に関する情報は投票情報に含まれる。
通信部(第1の通信部)78は、ネットワーク6に接続される投票サーバ3および各投票券発券装置2と通信を行う。情報サーバ5は、図5および図6に示した例には限定されず、他に種々の機能を有していてもよい。
<オッズ予測の一例>
図7は、予測部76が行うオッズ予測の一例を示している。図7は、投票締め切り前から1分ごとにオッズ予測を行う例を示している。ただし、オッズ予測を行う間隔は1分ごとには限定されない。また、オッズ予測を行う間隔は不定期であってもよい。
図7の例では、予測部76は、直線近似を用いて、オッズ予測を行っている。例えば、図7に示す「○」、「☆」および「□」はそれぞれ異なる組番のオッズ履歴を示している。図7の例に示すように「○」の組番は、経時的に、オッズが低くなっている。つまり、当該組番の人気は高くなっている傾向にある。
一方、「☆」の組番は、経時的にオッズが高くなっている。つまり、当該組番の人気は低くなっている傾向にある。「□」の組番は、もともとオッズが低い。つまり、当該組番の人気は高い。そして、当該組番のオッズは、徐々に低くなっている傾向にある。
図7の例に示すように、投票者は、投票締め切り10分前に投票を行ったとする。この時点で、予測部76は、過去のオッズ履歴に基づいて、直線近似を行い、投票締め切り時のオッズを予測する。これにより、予測部76は、各組番について、予測オッズを得ることができる。
図7の例では、3つの組番を示したが、実際には、レース別および式別で特定される組番の数の分、予測部76はオッズの予測を行う。例えば、16頭が出走するレースで式別が3連単の場合、組番の数は3360通りあり、予測部76は、3360通りのオッズ予測を行う。
オッズ予測は、直線近似だけには限定されない。例えば、平均や指数近似、対数近似、多項式近似、累乗近似、移動平均法等、任意の手法を用いて、予測部76はオッズ予測を行ってもよい。
予測部76は、オッズ履歴に基づいて、投票締め切り時のオッズ予測を行う。従って、予測部76は、オッズ情報が更新されるごとに、全てのレース別、全ての式別および全ての組番別について、データ記憶部73に予測したオッズ情報を記憶する。
<組番テーブルの一例>
次に、図8を参照して、データ記憶部73に記憶される組番テーブルの一例を示す。図8の例に示す組番テーブルは、データ処理部72により、予測オッズの順番にソートされている。
図8の例の組番テーブルは、開催場、レース番号、式別、組番、前回オッズ、今回オッズ、オッズ変動率、予測オッズ、予測人気順および選択範囲の項目を有している。開催場およびレース番号は、レース別の情報を示す。図7の例の場合、開催場が「A場」であり、レース番号が「10」である。
式別は、「3連単」を示している。図7の例の組番テーブルは、「A場」、「10レース」、「3連単」の全ての組番を示している。組番は、1位と2位と3位とを指定している情報である。前回オッズは、更新前のオッズである。今回オッズは、更新後のオッズである。
オッズ変動率は、演算部75が、更新前オッズと更新後オッズとに基づいて演算したオッズの変動率である。予測オッズは、予測部76が予測したオッズである。予測人気順は、予測オッズに基づいて、データ処理部72が人気順にソートした順番を示している。選択範囲は、全ての組番を所定の範囲に分割したときの選択範囲である。
実施形態では、選択範囲は、「本命」、「中穴」および「大穴」の3種類の選択範囲があるものとする。「本命」は予測オッズが「中穴」よりも低い組番の範囲である。「中穴」は、予測オッズが「本命」よりも高く、且つ「大穴」よりも低い組番の範囲である。「大穴」は、予測オッズが「中穴」よりも高い組番の範囲である。
選択範囲は3種類だけでなく、より細分化して、選択範囲の数を増やしてもよい。また、各選択範囲の組番の数は、均等にしてもよいし、偏りを持たせてもよい。例えば、「本命」の選択範囲の組番の数と「中穴」の選択範囲の組番の数とに差を持たせてもよい。
上述したように、16頭が出走するレースの組番の数は3360通りである。このうち、予測人気順が最も低い組番のオッズ変動率は低い。オッズは、投票数に応じて決まるが、人気の低い組番は投票数が少なく、全体の投票数に対する比率が低い。このため、オッズ変動率の値は低くなっている。
次に、予測オッズが同じ値の組番が存在する場合について説明する。図9は、予測オッズが「13.8倍」となる組番が3組存在している例を示している(図9の網掛け部分)。図9の場合、「1−3−2」、「1−2−4」および「1−4−2」の3つの組番が同じ予測オッズ「13.8倍」になっている。これら3つの組番は、予測オッズの値が同じであるため、暫定的に予測人気順は同じ「2位」としている。
例えば、「本命」の選択範囲を1位から100位までとし、1位から99位までの組番はすべて異なる予測オッズだが、100位のみ同じ予測オッズの組番が3組ある場合について考える。この場合、本来、「本命」の組番は上位100組の中から選択されるべきところが、対象となる「本命」の組番が102組となってしまう。
そこで、予測オッズが同じ組番が存在している場合、予測部76は、他の式別を参照して、予測オッズが同じであっても、異なる予測人気順を割り当てるようにする。実施形態では、予測部76は、「単勝式」の式別の予測オッズを参照して、同じ予測オッズの組番に異なる予測人気順を割り当てる。
図10は、式別が「単勝式」の組番テーブルの一例を示している。図10の例では、「A場」および「第10レース」の単勝式の組番テーブルの一例を示している。この単勝式の組番テーブルも組番テーブル記憶部73に記憶されている。
予測部76は、図10の単勝式の組番テーブルを参照して、図9の3連単の組番テーブルの同じ予測オッズの組番に異なる予測人気順を割り当てる。予測部76は、上記の予測オッズが「13.8倍」の3つの組番のうち、単勝式の組番のオッズが低い組番を含む組番を上位の予測人気順を割り当てる。
例えば、図10の場合、組番としては、「3番」が最も予測オッズが低く、次に「2番」、その次に「4番」の順に予測オッズが高くなっている。つまり、予測人気順は、「3番」が最も高く、次に「2番」、その次に「4番」の順番になっている。
予測部76は、単勝式の予測人気順を参照して、上記の予測オッズが「13.8倍」になっている3つの組番に異なる予測人気順を割り当てる。また、図9の例では、予測人気順が「2510位」から「3360位」までが同じ順位になっている。この場合も、予測部76は、単勝式の予測人気順を参照して、同じ予測オッズの組番に異なる予測人気順を割り当てる。
図11は、予測部76が、異なる式別の組番テーブルを参照して、ソートした組番テーブルの一例を示している。図11の例に示すように、「13.8倍」の予測オッズの3つの組番に異なる予測人気順を割り当てることができる。また、全ての組番に異なる予測人気順を割り当てているため、最も予測人気順が低い組番は、「3360位」になっている。
なお、上述した例では、他の方式として単勝方式の予測オッズを参照したが、単勝式以外の式別を参照してもよい。例えば、予測部76は、複勝式の式別を参照してもよい。複勝式は、1着から3着までに入る1頭の馬を指定する投票種別である。
また、予測部76は、連勝単式の式別の予測オッズを参照してもよい。連勝単式は、1着と2着とを指定する投票種別である。予測部76は、複数の式別を参照してもよい。例えば、予測部76は、単勝式の予測オッズと複勝式の予測オッズとを参照して、同じ予測オッズの組番に異なる予測人気順を割り当ててもよい。
複数の他の式別を参照することで、より正確に予測人気順を割り当てることができる。複数の他の式別を参照する場合、3つ以上の他の式別を参照してもよい。例えば、単勝式と複勝式と連勝単式との3つの他の式別を参照してもよい。
<選択範囲の一例>
次に、図12の例を参照して、選択範囲の割り当てについて説明する。データ処理部72は、予め全てのレース別および全ての式別について、全ての組番の中で、複数の選択範囲を割り当てる。
図12の例では、「A場」および「第10レース」の各組番のうち、「本命範囲」、「中穴範囲」および「大穴範囲」の組番が割り当てられている。これらの選択範囲は、投票者がランダムセレクト投票を行うときに、選択する範囲と一致する。
データ処理部72は、予測人気順が「1位」から「100位」までを「本命範囲」に割り当てている。また、データ処理部72は、予測人気順が「1630位」から「1730位」までを「中穴範囲」に割り当てている。さらに、データ処理部72は、予測人気順が「3260位」から「3360位」までを「大穴範囲」に割り当てている。
例えば、投票者がランダムセレクト投票で「本命範囲」のうち3点を指定したとする。この場合、選択部77は、予測人気順が「1位」から「100位」までの組番の中からランダムに3つの組番を選択する。なお、選択した組番は重複しないようにする。
図12の例では、選択範囲が3つの例を説明したが、選択範囲は任意の数であってもよい。例えば、選択範囲は5つであってもよい。ただし、ランダムセレクト投票で指定する選択範囲とデータ処理部72が割り当てる選択範囲の数とは一致させる。
また、図12は、全ての組番が選択範囲に割り当てられていない例を示している。例えば、予測人気順が「101位」から「1629位」までは、選択範囲に割り当てられていない。
この点、データ処理部72は、全ての組番に選択範囲を割り当ててもよい。例えば、図12の例の場合、組番の組み合わせの総数は3360通りである。データ処理部72は、「1位」から「1120位」までを「本命範囲」に割り当て、「1121位」から「2240位」までを「中穴範囲」に割り当て、「2241位」から「3360位」までを「大穴範囲」に割り当ててもよい。
また、データ処理部72は、各選択範囲の組番数を異ならせてもよい。例えば、データ処理部72は、「大穴範囲」の組番数を「本命範囲」の組番数よりも多く割り当ててもよい。
<投票カードの一例>
次に、図13の例を参照して、ランダムセレクト投票を行うための投票カード(以下、ランダムセレクト投票カードと称する)について説明する。ランダムセレクト投票カードは、投票カードであり、投票者は、選択した情報をマークする。
図13の例のランダムセレクト投票カードは、「前日」、「場名」、「レース番号」、「式別」、「ねらい目予想」、「購入点数」、「1点あたりの購入金額」および「単位」の項目を有している。
「前日」は、投票者が投票を行うレースが投票時点の翌日に開催される場合に、マークを行うために設けられている。例えば、開催規模が大きいレースの場合、前日から投票を行うことができる。この場合に、ランダムセレクト投票カードは「前日」の項目を有している。
「場名」は、投票者が投票を行うレースが開催されている競馬場の名称を示している。図13の例では、「A場」にマークがされている。「レース番号」は、投票を行うレースの番号を示している。図13の例では、「第10レース」がマークされている。これにより、投票者が選択したレース別の情報が特定される。
「式別」は、投票者が投票を行う投票種別を示している。例えば、上述した「単勝式」や「3連単」等が式別を示す。図13の例では、「式別7」は「3連単」であり、この「式別7」にマークがされていることにより、「式別」の情報が特定される。尚、投票カードに「単勝」「複勝」等を直接印刷させる方法でもよい。
「ねらい目予想」は、選択範囲を示す。図13の例では、「本命」、「中穴」、「大穴」および「なし」が記載されており、投票者は、これらのうち何れかを選択する。「本命」を選択した場合には、投票の的中確率は高くなる傾向にある。ただし、払戻率は低くなる。図13の例では、「中穴」がマークされている。
「大穴」を選択した場合には、投票の的中確率は低くなる傾向にある。ただし、払戻率は高くなる。投票者は、ねらい目予想の項目の何れかをマークする。これにより、選択範囲が特定される。なお、「なし」の項目は、選択範囲が特定されず、全ての組番が対象となる。
「購入点数」は、投票者が投票を行う組番の数を指定するために設けられている。図13の例では、「3」にマークがされているため、投票する組番の数は「3」であることが特定される。
「1点あたりの購入金額」および「単位」は、投票者が投票を行う1点あたりの金額を指定するために設けられている。図13の例では、「1点あたりの購入金額」が「1」であり、単位は「百円」である。よって、1点あたりの金額は「100円」であることが特定される。
従って、図13の例の場合、購入点数が「3点」であり、1点あたりの金額は「100円」であることから、投票者は合計で「300円」の投票を行うことになる。従って、投票者は、図13に示す各記載事項をマークするだけでよいため、簡単な投票を行うことができる。
<急激なオッズ変動が生じた時の処理の一例>
情報サーバ5の予測部76は、オッズ履歴に基づいて、投票締め切り時のオッズを予測する。投票締め切りが近くなるにつれて、投票数も多くなり、オッズの変動率も少なくなる傾向にある。
しかし、投票締め切りが近いときに、オッズの低い馬が出走を取り消した場合等、何らかの事情により、オッズの変動率が急激に変動する場合がある。オッズの変動率が急激に変動すると、予測オッズに対して予期しない誤差を生じさせる要因となる可能性がある。
例えば、予測人気順が「1位」の馬が出走を取り消したレースでは、オッズが急激に変動する可能性が高い。この出走取り消しの影響は、全ての式別の各組番のオッズに影響を与える。
出走の取り消しがあった場合、上位装置4は、各投票券発券装置2および情報サーバ5に出走取り消し通知を行う。通信部(第1の通信部)78は、出走取り消し通知を受信する。出走取り消し通知には、当該出走取り消しを行った馬が出走を予定した競馬場の情報とレース番号と出走取り消しを行った馬の番号との情報が含まれる。
上述したように、データ記憶部73は、レース別および式別で特定されるレースについて、組番ごとにオッズ履歴を記憶している。そして、データ処理部72は、所定間隔ごとにオッズ履歴を更新している。
通信部(第1の通信部)78が出走取り消しの情報を受信した後、演算部75は、組番ごとにオッズ変動率を演算する。このオッズ変動率は、データ記憶部73に記憶される。データ処理部72は、データ記憶部73に記憶されているオッズ変動率を比較する。
そして、データ処理部72は、オッズ変動率が過去の変動率(増加率および減少率のそれぞれについての変動率)の平均値の2倍以上の変動があった場合には、急激なオッズ変動が生じたと判定する。
この場合、データ処理部72は、データ記憶部73に記憶されている上記の出走取り消しのあったレースについての組番テーブルの各組番のうち、過去のオッズ情報および予測オッズをクリア(消去)する。そして、データ処理部72は、新たに取得されたオッズ情報に基づいて、組番テーブルの情報をデータ記憶部73に記憶する。
以上により、オッズ変動率が急激に変動した場合には、データ記憶部73の情報をクリアして、再びオッズ履歴を蓄積していくことで、予測部76が予測する予測オッズに大きな誤差が生じることを防止することができる。
データ処理部72は、オッズ変動率が過去の変動率の平均値の2倍以上の変動があった場合に急激なオッズ変動が生じたと判定している。急激なオッズ変動が生じたか否かの基準は、過去の変動率の平均値の2倍には限定されない。
例えば、過去の変動率の平均値の1.5倍以上のオッズ変動が生じたときに、データ処理部72は、急激なオッズ変動が生じたと判定してもよい。また、過去の変動率の平均値以外の要因に基づいて、急激なオッズ変動を判定してもよい。例えば、予測人気順が上位から所定範囲の馬が出走を取り消した情報を通信部(第1の通信部)78が受信した時点で、急激なオッズ変動を判定してもよい。
<オッズ予測処理のフローチャート>
次に、図14および図15のフローチャートを参照して、実施形態のオッズ予測処理のフローチャートについて説明する。以下のオッズ予測処理は、通信部(第1の通信部)78がオッズ情報を上位装置4から受信したタイミングで行う例である。ただし、オッズ予測処理を行うタイミングは、任意にタイミングであってよい。
また、図14および図15のフローチャートは、1つのレース別および1つの式別についての処理の流れを示している。図14および図15に示すフローの流れは、全てのレース別および全ての式別について行われる。
最初に、通信部(第1の通信部)78は、上位装置4からオッズ情報を取得する(ステップS1)。ステップS1で受信したオッズ情報は、最新のオッズ情報(今回オッズ)である。情報サーバ5の主制御部(第1の主制御部)70は、オッズ情報記憶部74に記憶されているオッズ情報を更新する。
次に、予測部76は、処理する組番を選択する(ステップS2)。1つのレース別および1つの式別で特定される組番テーブルは複数の組番を含んでいる。例えば、出走頭数が16頭のレースで、且つ式別が「3連単」の場合、組番テーブルは3360通りの組番を含んでいる。予測部76は、全ての組番を処理対象とする。例えば、組番の番号順で処理する組番を選択する場合、予測部76は、最初の番号を処理対象の組番として選択する。
演算部75は、データ記憶部73に記憶されている直前のオッズ情報と最新のオッズ情報とに基づいて、選択された組番のオッズ変動率を演算する(ステップS3)。データ処理部72は、最新のオッズ情報が出走取り消しによるものか否かを判定する(ステップS4)。
例えば、出走取り消しが発生した場合、上位装置4は情報サーバ5に出走取り消し通知を行う。通信部(第1の通信部)78が出走取り消し通知を受信した後に、情報サーバ5の主制御部(第1の主制御部)70は、オッズ情報の再取得を上位装置4に要求するように、通信部(第1の通信部)78を制御する。
通信部(第1の通信部)78は、オッズ情報の取得要求を上位装置4に送信する。上位装置4は、最新のオッズ情報を情報サーバ5に送信する。通信部(第1の通信部)78は、最新のオッズ情報を受信する。この最新のオッズ情報は、出走取り消しによるオッズ情報になる。一方、出走取り消しが生じなくても、上位装置4は所定間隔ごとに最新のオッズ情報を受信する。
ステップS4でNOと判定された場合、つまり最新のオッズ情報が出走取り消しによるものではない場合(ステップS4でNO)、予測部76は、オッズ予測を行う(ステップS5)。予測部76は、過去のオッズ履歴に基づいて、オッズ予測を行う。
一方、ステップS4でYESと判定された場合、つまり最新のオッズ情報が出走取り消しによるものである場合(ステップS4でYES)、データ処理部72は、演算部75が演算したオッズ変動率が所定の閾値を超過しているか否かを判定する(ステップS6)。
オッズ変動率が所定の閾値以下の場合(ステップS6でNO)、つまり急激なオッズ変動がない場合、処理はステップS5に進む。例えば、単勝式のオッズの高い馬(つまり、人気のない馬)が出走を取り消したとしても、急激なオッズ変動が生じる可能性が少ない。
一方、オッズ変動率が所定の閾値を超過している場合(ステップS6でYES)、つまり急激なオッズ変動がある場合、データ処理部72は、データ記憶部73に記憶されている情報のうち、現在処理している組番の情報の一部または全部をクリアする。
ここでは、データ処理部72は、データ記憶部73に記憶されている情報のうち、処理対象の組番のオッズ履歴およびオッズ変動率の情報をクリアする(ステップS7)。そして、予測部76は、予測オッズに最新のオッズ情報を設定する(ステップS8)。
なお、オッズ履歴およびオッズ変動率の情報がクリアされた場合、クリアされた時点から過去のオッズ情報がデータ記憶部73に記憶されていく。従って、出走取り消しを反映した新たなオッズ履歴が生成されていく。
以上により、1つの組番のオッズ予測が行われる。データ処理部72は、全ての組番についてオッズ予測の処理が終了したか否かを判定する(ステップS9)。上述のように、出走頭数が16頭のレースで、且つ式別が「3連単」の場合、組番テーブルは3360通りの組番を含んでいる。
よって、この場合、ステップS2〜S9の処理を3360回繰り返す。全ての組番の処理が済んでいないとデータ処理部72が判定した場合(ステップS9でNO)、処理はステップS2に移行する。
一方、全ての組番の処理が済んでいるとデータ処理部72が判定した場合(ステップS9でYES)、データ処理部72は、予測オッズに基づいて、組番のソートを行う(ステップS10)。そして、処理は、「A」に進む。
図15は、「A」からの処理を示している。上述したように、組番の中に同じ予測オッズが存在する場合がある。データ処理部72は、組番の中に同じ値の予測オッズがあるか否かを判定する(ステップS11)。
同じ値の予測オッズがある場合(ステップS11でYES)、データ処理部72は、他の式別(例えば、単勝式)を参照して、ソートを再実行する(ステップS12)。ソートの再実行する対象は、全ての組番であってもよいし、予測オッズが同じ値の組番に絞ってもよい。
データ処理部72は、ソートを再実行した後に、未だ予測オッズが同じ値の組番があるか否かを判定する(ステップS13)。この場合、組番の番号が若い順番にソートを再実行する(ステップS14)。
ステップS11でNOと判定された場合、ステップS13でNOと判定された場合およびステップS14の処理が実行された場合、データ処理部72は、ソートされた順番で組番をデータ記憶部73に記憶する(ステップS15)。これにより、1つのレース別および1つの式別の全ての組番が予測オッズに基づいてソートされた組番テーブルがデータ記憶部73に記憶される。
そして、データ処理部72は、ランダムセレクト投票カードで指定される選択範囲に応じて、組番テーブルの各組番に選択範囲を設定する(ステップS16)。以上により、オッズ予測処理が終了する。
<投票処理のシーケンスチャート>
次に、図16に示すシーケンスチャートを参照して、投票処理について説明する。投票者は、図13に一例として示したランダムセレクト投票カードの所定事項にマークをする。そして、投票者は、投票カード投入排出口14にランダムセレクト投票カードを投入する。これにより、投票処理が開始される(ステップS21)。
投票券発券装置2に備えられるコントローラ21の投票カード読取部45は、ランダムセレクト投票カードにマークされた事項を読み取る。投票カード読取部45がランダム投票カードを読み取った後、投票制御部50は、通信部(第2の通信部)51を制御して、情報サーバ5に対して、オッズ情報の取得要求を行う(ステップS22)。
このとき、ランダムセレクト投票カードで選択範囲が指定されているため、投票制御部50は、指定された選択範囲内の組番のオッズ情報に絞ってオッズ情報の取得要求を行う。全ての組番のオッズ情報を送信するよりも、指定された選択範囲内の組番に絞ったオッズ情報を送信する方が、データの通信量を少なくすることができる。
情報サーバ5の通信部(第1の通信部)78は、オッズ情報取得要求を受信する。データ処理部72は、オッズ情報取得要求に基づいて、データ記憶部73に記憶されている予測オッズのうち、指定された選択範囲の上限と下限との予測オッズを取得する。また、データ処理部72は、同様に、データ記憶部73が記憶している最新のオッズ情報のうち、指定された選択範囲の上限と下限との予測オッズを取得する(ステップS23)。
データ処理部72は、通信部(第1の通信部)78を制御して、これらの予測オッズおよび最新のオッズ情報を含むオッズ情報を投票券発券装置2に送信する(ステップS24)。投票券発券装置2は、受信したオッズ情報およびランダムセレクト投票カードにマークされた情報に基づいて、ディスプレイ18に購入画面を表示する(ステップS25)。
図17は、購入画面の一例である。図17の購入画面では「A場」で行われる「第10レース」の「3連単」の式別の投票であることが示されている。また、ねらい目、つまり選択範囲は「本命」であり、購入点数は「3点」、1点あたりの購入金額が「100円」であることも示されている。従って、投票金額は合計で「300円」になる。
そして、購入画面には、予測オッズの範囲および現時点オッズの範囲が表示されている。予測オッズの範囲および現時点オッズの範囲は、情報サーバ5が送信したオッズ情報に基づく。なお、現時点オッズは、最新のオッズ情報である。予測最終オッズは、予測オッズである。
投票者は、購入画面に表示されている予測最終オッズに基づいて、投票が的中した場合の払戻率の範囲を認識できる。これにより、投票者の意図しない投票を抑制することができる。ただし、予測最終オッズ(予測オッズ)は、予測部76が予測した投票締め切り時のオッズであるため、予測誤差が生じる場合がある。よって、予測オッズと共に、現時点のオッズを表示する。
これにより、予測オッズだけでなく、最新のオッズ情報に基づいて、投票者は購入画面の投票を行うか否かを決定することができる。なお、注意喚起のため、図17に示すように、購入時のオッズと最終的なオッズとは異なる場合があることを明示することが好ましい。
投票者が、購入画面で「購入」キーを押下すると、投票券発券装置2の投票制御部50は、通信部(第2の通信部)51を制御して、組番の選択要求を情報サーバ5に送信する(ステップS26)。この選択要求には、選択範囲に関する情報や指定された組番の数の情報等が含まれている。
情報サーバ5の選択部77は、通信部(第1の通信部)78が上記の選択要求を受信したときに、データ記憶部73に記憶されている組番テーブルの中から、指定された選択範囲内で指定された数の組番をランダムに選択する(ステップS27)。
例えば、図17の購入画面では、選択範囲は「本命」を示しており、購入点数は「3点」を示している。よって、この場合、選択部77は、データ記憶部73に記憶されている組番テーブルの全ての組番のうち、選択範囲が「本命」の組番の中から、異なる3つの組番をランダムに選択する。
選択部77が選択した組番に関する情報は組番応答として、情報サーバ5が投票券発券装置2に送信する(ステップS28)。投票券発券装置2の投票制御部50は、ランダムセレクト投票カードにマークされた情報に基づいて、場名、レース番号、式別、購入点数および1点あたりの購入金額を認識する。
また、投票制御部50は、情報サーバ5から送信された組番応答に含まれる組番を認識する。投票制御部50は、通信部(第2の通信部)51を制御して、場名、レース番号、式別、購入点数、1点あたりの購入金額および組番を含む投票情報を投票サーバ3に送信する(ステップS29)。
投票サーバ3は、投票情報に基づいて、投票を受け付ける(ステップS30)。投票サーバ3は、投票を受け付けた後に、発券許可通知を投票券発券装置2の通信部(第2の通信部)51に送信する(ステップS31)。
投票券発券装置2の表示制御部42は、ディスプレイ18に購入結果を表示する(ステップS32)。図18は、購入結果の画面例である。この購入結果の画面には、ランダムにセレクトされた組番と当該組番に対応する的中時の払戻金額が表示される。的中時の払戻金額は、購入金額に最終予測オッズを乗じた金額である。
ただし、上述したように、最終予測オッズは予測部76が予測した予測オッズに基づいているため、表示制御部42は、的中時の払戻金額は実際と異なる可能性があることをディスプレイ18に表示する。
そして、投票券発券装置2の投票券発行部44は、発券許可通知に基づいて、投票券の発券を行う(ステップS33)。このため、投票券発行部44は、投票券排出口13から投票券が排出されるように制御を行う。
<変形例>
次に、変形例について説明する。上述した実施形態では、投票締め切り時のオッズ予測は、情報サーバ5が行う例を説明した。変形例では、投票締め切り時のオッズ予測は、各投票券発券装置2が行う。
このため、図19に示すように、変形例における投票券発券装置2のコントローラ21は、図6に示した各部の他に、図4の情報サーバ5のうちデータ生成部71とデータ処理部72とデータ記憶部73と演算部75と予測部76と選択部77とを備える。
また、情報サーバ5は、図20に示すように、主制御部(第1の主制御部)70とオッズデータ記憶部73と通信部(第1の通信部)78とを備える。以上の構成により、投票券発券装置2がオッズ予測を行うことで、上述した実施形態と同様の動作を行うことができる。
<その他>
以上、説明したように、投票者は投票締め切り時の予測オッズに基づいて、投票を行うことができるため、投票者の意図が反映しない投票が行われることを抑制することができる。また、投票に不慣れな投票者であったとしても、投票を行うために指定する情報が少ないため、簡単な投票を実現することができる。
例えば、上述した3連単の場合、組番の数は多くなる。従って、組番の1点あたりの的中確率は低い。この場合、複数の組番を指定することが多いため、投票に慣れている投票者は、複数の組番を指定する専用のマークカードを用いて投票を行う。例えば、上述した「ながし」や「ボックス」等の投票方式の専用のマークカードを用いて投票を行う。
一方、投票に不慣れな投票者にとっては、上記の専用のカードに所定事項をマークすることは難しい。投票に不慣れな投票者にとって関心が高いことは、払戻率である。従って、投票締め切り時の予測オッズに基づいて簡単に投票が行えることは、不慣れな投票者にとって有益である。
実施形態では、投票者は投票券発券装置2を用いて投票を行っていたが、携帯端末9を用いて投票を行うこともできる。図16の例の投票券発券装置2の代わりに携帯端末9を用いてもよい。
携帯端末9と投票サーバ3および情報サーバ5との情報通信は、インターネット回線8を介して行われる。投票券発券装置2では、ランダムセレクト投票カードを用いて、投票内容の指定を行っていた。
携帯端末9を使用する場合は、携帯端末9に図13の例のランダムセレクト投票カードと同様の画面を表示し、投票者が携帯端末9を用いて、投票内容の指定を行ってもよい。これにより、投票券発券装置2を用いなくても、携帯端末9を用いて、実施形態の動作を行うことができる。なお、携帯端末9を用いる場合は、投票券の発券はされない。
また、予測部76は、オッズ履歴に基づいて、投票締め切り時のオッズを予測している。この点、投票締め切りまでの時間が長い時点で投票を行うときと、投票締め切り時の直近のときとでは、投票締め切り時の直近の方が予測精度は高い。
投票開始直後の時点では、投票数が少ないため、投票開始直後のオッズと投票締め切り時のオッズとに大きな差分を生じる場合がある。そこで、投票数が所定数に達するまで、投票券発券装置2は、実施形態の投票を受け付けないようにしてもよい。
例えば、投票カード読取部45が実施形態のランダムセレクト投票カードを読み取った時点で、1つのレース(公営競技)に対する投票数が所定数に達していない場合、投票制御部50は、当該レースについては、実施形態の処理を行わないようにしてもよい。また、表示制御部42は、ディスプレイ18に実施形態の投票を受け付けない旨の表示をしてもよい。
なお、本発明は上述した実施形態そのままに限定されるものではく、実施段階でのその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施形態に示される全構成要素を適宜組み合わせても良い。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。このような、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用が可能であることはもちろんである。
1 投票処理システム
2 投票券発券装置
3 投票サーバ
4 上位装置
5 情報サーバ
9 携帯端末
14 投票カード投入排出口
18 ディスプレイ
37 投票券印刷ユニット
45 投票カード読取部
50 投票制御部
51 通信部(第2の通信部)
72 データ処理部
73 データ記憶部
75 演算部
76 予測部
77 選択部
78 通信部(第1の通信部)

Claims (10)

  1. 1以上の投票装置および当該投票装置と通信可能なサーバを備え、
    前記サーバは、
    複数の投票対象のそれぞれの投票締め切り時の払戻率を予測する予測部と、
    前記予測部が予測した予測払戻率の情報を前記投票装置に送信する第1の通信部と、
    複数の予測払戻率の範囲のうち、前記投票装置から送信された予測払戻率の範囲の中から1以上の投票対象をランダムに選択する選択部と、
    を備え、
    前記投票装置は、
    前記第1の通信部から送信された前記予測払戻率の情報を表示する画面部と、
    選択された予測払戻率の範囲の情報を送信し、前記選択部が選択した投票を受信する第2の通信部と、
    前記選択部が選択した投票対象に基づいて投票を行う投票制御部と、
    を備え
    前記投票装置は、1つの公営競技に対する投票数が所定数に達していない場合に、当該公営競技に対する、前記選択部が選択した投票対象に基づく投票を受け付けないように制御する、
    投票処理システム。
  2. 前記予測部は、払戻率の履歴に基づいて、前記投票締め切り時の払戻率を予測する、
    請求項1記載の投票処理システム。
  3. 前記予測部は、全ての組番の中で同じ値の前記予測払戻率の組番が複数ある場合には、他の投票種別の予測払戻率に基づいて、同じ値の予測払戻率の複数の前記組番に異なる順位を割り当てる、
    請求項2記載の投票処理システム。
  4. 前記予測部は、複数の異なる他の投票種別の予測払戻率に基づいて、前記同じ値の予測払戻率の複数の前記組番に異なる順位を割り当てる、
    請求項3記載の投票処理システム。
  5. 前記サーバは、
    前回の払戻率と今回の払戻率とに基づいて払戻率の変動率を演算する演算部と、
    前記変動率が所定の閾値を超過した場合、前記払戻率の履歴を消去するデータ処理部と、
    を備える請求項2乃至4のうち何れか1項に記載の投票処理システム。
  6. 前記画面部は、選択された払戻率の範囲の予測払戻率の情報と最新の払戻率の情報とを表示する、
    請求項1乃至5のうち何れか1項に記載の投票処理システム。
  7. 前記投票装置は、
    催場とレース番号と投票種別と選択範囲と購入点数と購入金額とを指定したマークカードを読み取る読取部、
    を備え、
    前記投票制御部は、前記マークカードに指定された情報に基づいて、投票内容を認識する、
    請求項記載の投票処理システム。
  8. 1以上の投票装置および当該投票装置と通信可能なサーバを備え、
    前記サーバは、
    払戻率の情報を記憶する記憶部、
    を備え、
    前記投票装置は、
    前記払戻率の情報に基づいて、複数の投票対象のそれぞれの投票締め切り時の払戻率を予測する予測部と、
    前記予測部が予測した予測払戻率の情報を表示する画面部と、
    複数の予測払戻率の範囲のうち、前記投票装置から送信された予測払戻率の範囲の中から1以上の投票対象をランダムに選択する選択部と、
    前記選択部が選択した投票対象に基づいて投票を行う投票制御部と、
    を備え
    前記投票装置は、1つの公営競技に対する投票数が所定数に達していない場合に、当該公営競技に対する、前記選択部が選択した投票対象に基づく投票を受け付けないように制御する、
    投票処理システム。
  9. 複数の投票対象のそれぞれの投票締め切り時の払戻率を予測し、
    予測された予測払戻率の情報を画面表示し、
    複数の予測払戻率の範囲のうち選択された予測払戻率の範囲の中から1以上の投票対象をランダムに選択し、
    選択された投票対象に基づいて投票を行なう、
    処理を実行する際に、1つの公営競技に対する投票数が所定数に達していない場合、当該公営競技に対する、前記ランダムに選択された投票対象に基づく投票を受け付けないように制御する、
    投票処理方法。
  10. 複数の投票対象のそれぞれの投票締め切り時の払戻率を予測する予測部と、
    前記予測部が予測した予測払戻率の範囲の情報を表示する画面部と、
    前記予測払戻率の範囲の中から1以上の投票対象をランダムにセレクトする選択部と、
    前記選択部が選択した投票対象に基づいて投票を行う投票制御部と、
    を備え
    1つの公営競技に対する投票数が所定数に達していない場合に、当該公営競技に対する、前記選択部が選択した投票対象に基づく投票を受け付けないように制御する、
    投票券発券装置。
JP2014174294A 2014-08-28 2014-08-28 投票処理システム、投票処理方法、投票券発券装置および情報処理装置 Expired - Fee Related JP6293620B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014174294A JP6293620B2 (ja) 2014-08-28 2014-08-28 投票処理システム、投票処理方法、投票券発券装置および情報処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014174294A JP6293620B2 (ja) 2014-08-28 2014-08-28 投票処理システム、投票処理方法、投票券発券装置および情報処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016051202A JP2016051202A (ja) 2016-04-11
JP6293620B2 true JP6293620B2 (ja) 2018-03-14

Family

ID=55658696

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014174294A Expired - Fee Related JP6293620B2 (ja) 2014-08-28 2014-08-28 投票処理システム、投票処理方法、投票券発券装置および情報処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6293620B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7360887B2 (ja) 2019-10-07 2023-10-13 Ntn株式会社 振動解析装置及び振動測定システム
JP7443011B2 (ja) 2019-10-02 2024-03-05 Ntn株式会社 振動解析装置及び振動測定システム

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6619719B2 (ja) * 2016-10-20 2019-12-11 富士通フロンテック株式会社 投票システム、情報処理装置および投票画面表示方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030024822A (ko) * 2001-05-31 2003-03-26 소니 가부시끼 가이샤 정보 처리 장치, 정보 처리 방법 및 프로그램
JP2003248740A (ja) * 2002-02-22 2003-09-05 Nec Corp 投票処理サーバ、投票処理方法、およびそのプログラム
JP4998309B2 (ja) * 2008-02-14 2012-08-15 富士通株式会社 配当率表示装置、配当率表示方法および配当率表示プログラム
JP2010250563A (ja) * 2009-04-15 2010-11-04 Nifty Corp 投票支援装置、方法及びプログラム
JP5250652B2 (ja) * 2011-03-25 2013-07-31 楽天株式会社 投票支援システム、投票支援システムの制御方法、プログラム及び記録媒体
JP6086695B2 (ja) * 2012-10-31 2017-03-01 エクステージ株式会社 コンピュータプログラム及び買い目情報提供システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7443011B2 (ja) 2019-10-02 2024-03-05 Ntn株式会社 振動解析装置及び振動測定システム
JP7360887B2 (ja) 2019-10-07 2023-10-13 Ntn株式会社 振動解析装置及び振動測定システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016051202A (ja) 2016-04-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11636450B2 (en) Blockchain system to which proof-of-transaction consensus algorithm is applied, and method therefor
US10482717B2 (en) Method and system for generating an optimized wagering strategy
Groll et al. On the dependency of soccer scores–a sparse bivariate Poisson model for the UEFA European football championship 2016
US8647195B2 (en) Systems, devices and methods for electronic sports book wagering with a wager sell back option
CN103258388A (zh) 自动交易装置和服务器、以及用于预测现金需求量的方法
JP6293620B2 (ja) 投票処理システム、投票処理方法、投票券発券装置および情報処理装置
Raphael How do we reduce incarceration rates while maintaining public safety
McAlvanah et al. The house doesn’t always win: Evidence of anchoring among Australian bookies
JP5706272B2 (ja) 投票端末装置、投票システム、及び投票方法
Tedeschi et al. On optimizing transaction fees in bitcoin using ai: Investigation on miners inclusion pattern
JP2024103583A (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP2021039397A (ja) 投票システムおよび投票方法
Stefánsson On the ratio challenge for comparativism
US11113929B1 (en) Integrated gaming system for providing real-time parlay options that satisfy user-supplied parlay parameters
Chalikias et al. Football matches: Decision making in betting
JP6298738B2 (ja) 情報提供装置、及びプログラム
Jiang Order imbalance, liquidity, and market efficiency: evidence from the Chinese stock market
JP5996504B2 (ja) 投票データ預かり装置、投票データ預かりシステム、投票データ預かり方法及びプログラム
EP3734539A1 (en) Evaluation education device for debt management capability, and method therefor
KR100413589B1 (ko) 실시간 경제 변수 지표를 도입한 복권 구입 및 판매 시스템
CN108710994A (zh) 基于舆情因子的投资选股方法、装置及存储介质
Ötting et al. Demand for live betting: An analysis using state‐space models
Restocchi It takes all sorts: The complexity of prediction markets
KR101091965B1 (ko) 휴면주화를 이용한 자동복권당첨시스템 및 그 운용방법
AU2020200779A1 (en) Crowd-sourced asset valuation system and method

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160908

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170710

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170829

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171025

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180213

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180214

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6293620

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees