JP6291994B2 - 測色装置、マスク部材および測色システム - Google Patents

測色装置、マスク部材および測色システム Download PDF

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Description

本発明は、測色装置、そのマスク部材、ならびに測色装置にマスク部材が装着されている測色システムに関する。
各種の工業製品等については、一定の品質を保つために、例えば、製品間で表面の色彩が同一に保持される。このため、製造から出荷までの何れかの段階で、測色計等によって表面の色彩が測定されることで、表面の色彩が管理される必要がある。このような測色計には、例えば、製品等と言った測色の対象となる物体(測色対象物とも言う)の表面を照明する光源と、該表面から発せられる反射光等の光を受光するセンサーとを有する照明受光系が設けられている。
ところで、測色対象物の表面のうちの色彩の管理の対象となる部位、すなわち測色の対象となる部位(測色対象部位とも言う)のサイズおよび形状は、測色対象物の形状およびサイズ、顧客の要求ならびに製造方法等の各種の条件に応じて異なり得る。但し、条件毎に異なる測色計を準備することは、製造者にとって経済的に大きな負担となる。
このため、条件に応じて、測色対象物と測色計の本体部との間に交換可能なノーズコーンを配することで、測色の対象となる領域(測色対象領域とも言う)のサイズ等が変更され得る携帯用色彩測定装置が提案されている(例えば、特許文献1等)。このノーズコーンは、測色対象領域のサイズ等を規定する窓部を有し、照明受光部を覆うように測色計に装着され、測色対象物の測色が行われる際に測色対象物に接触する部材(マスク部材とも言う)として機能し得る。
このような構成では、マスク部材の交換時に、マスク部材の種類に応じて、光学系の変更ならびに測色の演算に用いる校正係数等を変更しなければならない場合がある。このため、上記特許文献1の装置では、本体部の下半分に1以上の磁気スイッチが設けられ、マスク部材に配置された磁石から発せられる磁界が磁気スイッチによってモニターされることで、マスク部材の種類が自動的に認識されて、表示される。
特表2000−505887号公報
ところで、上記特許文献1の装置では、マスク部材に設けられた複数の爪状のストッパー部が、それぞれ本体部側に弧状に設けられた凹部に挿入されている状態で、マスク部材が回転されることで、マスク部材が本体部に装着される場合が想定される。このような装着機構の方式は、バヨネット式とも称され、このバヨネット式の機構によって、マスク部材が本体部に対してより容易かつ確実に装着され得る。
しかしながら、バヨネット式の機構が採用される場合には、マスク部材の回転によってストッパー部が凹部の最奥の部分まで到達しなければ、マスク部材の磁石が想定外の位置に配され、磁気スイッチによる磁界のモニターの結果、マスク部材の種類が誤認され得る。
例えば、本体部の小型化を図るために、本体部の同心円上に複数の磁気スイッチが配列される場合には、マスク部材の本体部への装着時に、マスク部材の回転不足によって、磁界を検出すべき磁気スイッチとは異なる別の磁気スイッチによって磁界が検出され得る。つまり、マスク部材の種類に応じた適正な磁気の検出状態が実現されない。そして、これにより、実際に装着されているマスク部材とは異なる種類のマスク部材が本体部に装着されているものと誤認され得る。
このような問題は、回転によってマスク部材が本体部に装着される構成においても、直線的あるいは曲線的なスライドによってマスク部材が本体部に装着される構成においても生じ得る。そして、上記問題は、マスク部材が装着される測色装置一般に共通する。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、測色装置に装着されるマスク部材の種類に応じた適正な検出状態が実現され得る技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、第1の態様に係る測色装置は、光源部およびセンサー部を有する照明受光部と、窓部を有するマスク部材が前記照明受光部を覆うように装着されるための被装着部と、前記マスク部材が前記被装着部に装着される途中の段階において前記被装着部に対して動かされる装着方向に配列されており、前記マスク部材に配された被検出部をそれぞれ検出可能な複数の検出部と、前記複数の検出部のうちの前記被検出部を検出している2以上の検出部の組合せに対応する検出パターンを認識する認識部と、を備え、前記認識部が、前記被装着部のうちの測色を実行するために予め設定された装着位置への前記マスク部材の装着が行われている途中の装着途中状態において、前記複数の検出部のうちの前記被検出部を検出している1以上の検出部に対応する検出パターンを認識し、前記装着位置への前記マスク部材の装着が完了された装着完了状態において前記認識部で認識される検出パターンと、前記装着途中状態において前記認識部で認識される検出パターンとが異なる。
の態様に係る測色装置は、光源部およびセンサー部を有する照明受光部と、窓部を有するマスク部材が前記照明受光部を覆うように装着されるための被装着部と、前記マスク部材が前記被装着部に装着される途中の段階において前記被装着部に対して動かされる装着方向に配列されており、前記マスク部材に配された被検出部をそれぞれ検出可能な複数の検出部と、前記複数の検出部のうちの前記被検出部を検出している2以上の検出部の組合せに対応する検出パターンを認識する認識部と、を備え、前記複数の検出部のうちの前記装着方向の最奥に位置する検出部が、前記装着位置への前記マスク部材の装着が完了された装着完了状態において、前記被検出部を検出する。
の態様に係る測色装置は、光源部およびセンサー部を有する照明受光部と、窓部を有するマスク部材が前記照明受光部を覆うように装着されるための被装着部と、前記マスク部材が前記被装着部に装着される途中の段階において前記被装着部に対して動かされる装着方向に配列されており、前記マスク部材に配された被検出部をそれぞれ検出可能な複数の検出部と、前記複数の検出部のうちの前記被検出部を検出している2以上の検出部の組合せに対応する検出パターンを認識する認識部と、を備え、前記複数の検出部が、3以上の検出部を含んでおり、前記3以上の検出部における2つの検出部の全ての組合せそれぞれについての検出部の間における距離が異なっている。
の態様に係る測色装置は、第1から第の何れか1つの態様に係る測色装置であって、前記センサー部で得られるデータから測色結果データを算出する測色演算で用いられる校正データを、検出パターン毎に記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶されている複数の前記校正データのうちの前記認識部によって認識される検出パターンに対応する前記校正データを用いて、前記測色演算を行う演算部と、をさらに備える。
の態様に係る測色装置は、第1から第の何れか1つの態様に係る測色装置であって、前記認識部によって認識される検出パターンに対応する前記マスク部材の種類を判別する判別部、をさらに備える。
の態様に係るマスク部材は、窓部と、測色装置の被装着部に装着されるための装着部と、前記被装着部に装着される途中の段階において前記被装着部に対して動かされる装着方向に沿って配列され、且つ前記測色装置の検出部によってそれぞれ検出され得る2以上の被検出部と、前記2以上の被検出部の配設が可能であり且つ前記装着方向に沿って配列されている複数の被取付部と、を備え、前記複数の被取付部のうち、前記装着方向において最も先頭に位置している被取付部に、前記被検出部が取り付けられている。
の態様に係るマスク部材は、窓部と、測色装置の被装着部に装着されるための装着部と、前記被装着部に装着される途中の段階において前記被装着部に対して動かされる装着方向に沿って配列され、且つ前記測色装置の検出部によってそれぞれ検出され得る2以上の被検出部と、前記2以上の被検出部の配設が可能であり且つ前記装着方向に沿って配列されている複数の被取付部、を備え、前記複数の被取付部が、3以上の被取付部を含んでおり、前記3以上の被取付部における2つの被取付部の全ての組合せそれぞれについての被取付部の間における距離が異なっており、前記2以上の被検出部が、前記3以上の被取付部のうちの少なくとも2つの被取付部に配置されている。
の態様に係る測色システムは、第1から第の何れか1つの態様に係る測色装置と、前記測色装置の前記被装着部に装着される第6またはの態様に係るマスク部材と、を備える。
第1から第の何れの態様に係る測色装置によっても、測色装置に装着されるマスク部材の種類に応じた適正な検出状態が実現され得る。
の態様に係る測色装置によれば、マスク部材の種類に対応していない誤った検出状態が生じ難い。
の態様に係る測色装置によれば、マスク部材の装着が完了していない状態におけるマスク部材の種類に対応していない誤った検出状態が生じ難い。
の態様に係る測色装置によれば、より多くの種類のマスク部材に応じた適正な検出状態が実現され得る。
の態様に係る測色装置によれば、マスク部材の種類に応じた校正データの変更が容易かつ適正に実現され得る。
の態様に係る測色装置によれば、測色装置に装着されるマスク部材の種類が適正に判別され得る。
6またはの態様に係るマスク部材によっても、測色装置に装着されるマスク部材の種類に応じた適正な検出状態が測色装置において実現され得る。
の態様に係るマスク部材によれば、マスク部材の装着が完了していない状態におけるマスク部材の種類に対応していない誤った検出状態が測色装置で生じ難い。
の態様に係るマスク部材によれば、より多くの種類のマスク部材に応じた適正な検出状態が測色装置で実現され得る。
の態様に係る測色システムによれば、測色装置に装着されるマスク部材の種類に応じた適正な検出状態が実現され得る。
一実施形態に係る測色システムの外観を例示する斜視図である。 測色システムの先端部近傍の一構成例を説明するための図である。 測色システムの先端部近傍の一構成例を説明するための図である。 測色システムの先端部近傍の一構成例を説明するための図である。 測色装置に対してマスク部材が着脱可能である様子を示す図である。 測色装置に対してマスク部材が着脱可能である様子を示す図である。 測色装置に対してマスク部材が着脱可能である様子を示す図である。 マスク検出部の構成を説明するための図である。 マスク部材の構成を例示する図である。 測色システムの機能的な構成を例示するブロック図である。 参考例に係る測色システムにおけるマスク部材の検出態様を示す図である。 参考例に係る測色システムにおけるマスク部材の検出態様を示す図である。 取付パターンと検出パターンとの関係を例示する図である。 検出パターンと判別結果との関係を例示する図である。 検出部の配設条件の一例について説明するための図である。 検出部の配設条件の一例について説明するための図である。 検出部の配設条件の一例について説明するための図である。 検出部の配設条件の一例について説明するための図である。 マスク検出部の他の一構成例を示す図である。 マスク部材の他の一構成例を示す図である。 被検出部の配置と検出パターンとの関係を例示する図である。 被検出部の配置と検出パターンとの関係を例示する図である。
以下、本発明の一実施形態ならびに各種変形例について図面を用いて説明する。図面においては同様な構成および機能を有する部分については同じ符号が付されており、下記説明では重複説明が省略される。図面は模式的に示されたものであり、各図における各種構造のサイズおよび位置関係等は適宜変更され得る。図1から図4、図8、図9、図11、図12、図19および図20には、測色システム1の長手方向(図1の図面視上方向)を+Z方向とする右手系のXYZ座標系が付されている。なお、図15、図17および図18には、XYZの3軸のうちのZ軸が付されている。
<(1)一実施形態>
<(1−1)測色システムの物理的な構成>
図1は、一実施形態に係る測色システム1の外観を例示する斜視図である。測色システム1は、容易に携帯可能な比較的小型の測色システム(携帯式測色システムとも言う)である。測色システム1では、例えば、測色対象物に光が照射され、その際に該測色対象物において反射あるいは透過する光が分光された後に受光されることで、各波長について算出される反射率あるいは透過率から測色対象物の色が算出される。
図1で示されるように、測色システム1は、本体部である測色計として機能する測色装置2とマスク部材3とを備えている。
図1で示されるように、測色装置2は、筐体部2BD、該筐体部2BDの表面において外部に露出している表示部24および操作部26を有している。
筐体部2BDは、測色システム1の略直方体の外装部分を構成しており、例えば、プラスチックス等の非磁性体の素材によって構成されている。そして、筐体部2BDの一側面部には、表示部24および操作部26が配置されている。
図2から図4は、測色システム1のうちの−Z方向の先端部1Tpの近傍における構成を例示する図である。なお、図2から図4では、測色装置2の内部の構成を示すために、筐体部2BDの一部が便宜的に透明な状態で描かれている。
図2から図4で示されるように、測色装置2は、該測色装置2の−Z方向の先端部2Tpの近傍において、補強部材2PL、照明受光部23およびマスク検出部25を内蔵している。そして、測色システム1では、測色装置2の先端部2Tpに対して、照明受光部23を覆うようにマスク部材3が装着されている。
照明受光部23は、積分球230、光源部231(図10参照)およびセンサー部232(図10参照)を有している。
積分球230は、光をほぼ完全に拡散反射(乱反射)する硫酸バリウム等の白色塗料が内面に塗布された球体である。
光源部231から発せられる光は、積分球230の小窓と連通する窓部2WD(図8参照)を介して、測色対象物の表面に照射される。これにより、光源部231によって測色対象物の表面が照明される。なお、窓部2WDとしては、例えば、XY断面が略円形のものが採用され得る。
センサー部232は、光源部231から発せられる光が直接入射されず、且つ積分球230の内部に露出するように配されている。センサー部232では、光源部231で照明される測色対象物の表面で発せられて積分球230内に入射される光が受光される。また、センサー部232は、例えば、受光した光を分光する分光部と、分光部から出射される各波長の光をそれぞれ受光する複数の光電変換素子とを有している。これにより、センサー部232の複数の光電変換素子で得られるデータから、測色結果のデータ(測色結果データとも言う)としての測色対象物の物体色を示すデータが算出され得る。
マスク検出部25は、測色装置2の先端部2Tpに装着されるマスク部材3を検出する。マスク検出部25におけるマスク部材3の検出には、例えば、マスク部材3の種類の検出、およびマスク部材3の種類に応じた構成の検出等が含まれる。本実施形態では、マスク検出部25によって、マスク部材3の種類が検出される。
補強部材2PLは、測色装置2の先端部2Tpにおける剛性を確保するための部材である。補強部材2PLは、例えば、鉄等の剛性の高い素材で構成された板状の部材である。補強部材2PLによって、積分球230の外周部が保護されることで、積分球230の破損が防止され得る。また、補強部材2PLは、マスク検出部25を保持している。これにより、マスク検出部25の保護および固定が実現され得る。測色装置2では、補強部材2PLの外側に外装部分を成す筐体部2BDが配されている。
マスク部材3は、照明受光部23を覆うように測色装置2の先端部2Tpに装着され、測色対象物の測色が行われる際に、測色対象物に接触させる部材である。マスク部材3は、本体部3BDおよび装着部3ATを有している。本体部3BDには、測色対象物のうちの測色の対象となる領域(測色対象領域とも言う)のサイズを規定する窓部3WDが設けられている。窓部3WDとしては、例えば、XY断面が略円形のものが採用され得る。そして、窓部3WDは、測色装置2の先端部2Tpにマスク部材3が装着された状態において、測色装置2の窓部2WDおよび積分球230小窓と連通する。装着部3ATは、マスク部材3を測色装置2に装着するための部分である。なお、マスク部材3は、例えば、ターゲットマスク等とも称される。
また、マスク部材3は、測色装置2の先端部2Tpに対する装着および脱着が可能な構成を有している。図5から図7は、測色装置2に対してマスク部材3が着脱可能である様子を示す図である。
図5で示されるように、測色装置2の先端部2Tpには、マスク部材3が照明受光部23を覆うように装着されるための被装着部2AWが設けられている。被装着部2AWは、筐体部2BDの一部を構成している。該被装着部2AWに、装着部3ATが装着されることで、測色装置2にマスク部材3が装着される。
本実施形態では、被装着部2AWおよび装着部3ATで構成される機構(装着機構とも言う)として、被装着部2AWに対して装着部3ATを回転させることで該装着部3ATが被装着部2AWに装着されるバヨネット式等と称される装着機構が採用されている。この機構では、例えば、装着部3ATに設けられた複数の爪部が、被装着部2AWに設けられたストッパー部に引っ掛けられた状態で、窓部2WD,3WDの中心を通る軸を中心としてマスク部材3が回転されることで、被装着部2AWに装着部3ATが固定される。爪部の数は、例えば、3つ等であれば良い。
図6では、被装着部2AWに装着部3ATが装着され始める状態が示されており、図7では、被装着部2AWに対する装着部3ATの装着が完了された状態が示されている。なお、図6では、丸い枠で囲まれた領域Ar1に係る拡大図も示されている。図6で示されるように、黒塗りの矢印で描かれる方向にマスク部材3が回転されることで、被装着部2AWのうちの測色を実行するために予め設定された位置(装着位置とも言う)へのマスク部材3の装着が行われる。
例えば、図6で示されるように、まず、マスク部材3の外周部に設けられた目印としての切欠部3Mkが、先端部2Tpに描かれた目印としての白抜きの矢印の始端の部分に合わされた状態となるように、マスク部材3が先端部2Tpに押し当てられる。そして、マスク部材3が、先端部2Tpに押し当てられつつ、先端部2Tpに対して時計回りに予め設定された所定角度(例えば、約30度)回転されることで、マスク部材3の装着部3ATが測色装置2の被装着部2AWに装着される。ここで言う時計回りは、マスク部材3を+Z方向に平面視した場合の時計回りである。
そして、このとき、例えば、図7で示されるように、切欠部3Mkが、測色装置2の先端部2Tpに描かれた目印としての丸印2Mkに合わされた状態となる。なお、このとき、例えば、装着部3ATをある程度以上の力で時計回りに回転させることで、被装着部2AWと装着部3ATとが嵌合あるいは係止される態様で相互に固定されても良い。これにより、測色装置2に対するマスク部材3の装着が完了する。
一方、図7で示されるように、測色装置2にマスク部材3が装着される際とは逆の黒塗りの矢印で描かれる反時計回りにマスク部材3が所定角度回転されることで、測色装置2からマスク部材3が脱着される。ここで言う反時計回りは、マスク部材3を+Z方向に平面視した場合の反時計回りである。なお、このとき、例えば、装着部3ATをある程度以上の力で反時計回りに回転させることで、被装着部2AWと装着部3ATとの間における嵌合あるいは係止が解除される態様が採用されても良い。
図8は、測色装置2の先端部2Tpの近傍に配置されるマスク検出部25の構成を例示する図である。図8では、マスク検出部25の構成を示すために、便宜的に、被装着部2AWを含む筐体部2BDが透明な状態で示されている。
図8で示されるように、マスク検出部25は、複数の検出部25a〜25dを有している。各検出部25a〜25dは、マスク部材3に配された被検出部32a〜32d(図10参照)を検出することが可能である。本実施形態では、検出部25a〜25dとして、ホール素子が採用され、被検出部32a〜32dとして、磁石が採用される。ホール素子によれば、磁石から発せられる磁界が検出されることで、磁石が検出され得る。
また、図8で示されるように、本実施形態では、測色装置2の先端部2Tpを+Z方向に平面透視した場合に、複数の検出部25a〜25dは、補強部材2PLが配されていない部分に配置されている。具体的には、例えば、補強部材2PLに複数の切欠部が設けられており、各切欠部に検出部25a〜25dが配置されている。これにより、補強部材2PLによって、マスク検出部25によるマスク部材3の検出が阻害され難い。
また、複数の検出部25a〜25dは、マスク部材3が被装着部2AWに装着される途中の段階において被装着部2AWに対して動かされる方向(装着方向とも言う)に沿って配列されている。本実施形態では、装着方向が、窓部2WDの略中央を通る軸2Axを中心とした時計回りの方向である。ここで言う時計回りは、先端部2Tpを+Z方向に平面視した場合の時計回りである。そして、複数の検出部25a〜25dが、装着方向としての時計回りの方向に、この順番で配列されている。また、図8で示されるように、複数の検出部25a〜25dのうちの隣り合う検出部の間における装着方向に沿った間隔が、例えば、略同一に設定されている。
図9は、マスク部材3の一構成例を示す図である。図9では、マスク部材3のうち、測色装置2にマスク部材3が装着される際に測色装置2側に位置する面が示されている。
図9で示されるように、マスク部材3には、該マスク部材3の外周部の近傍に、被検出部32a〜32dの配設がそれぞれ可能な複数の被取付部31a〜31dが設けられている。本実施形態では、被取付部31a〜31dは、凹部である。そして、複数の被取付部31a〜31dは、マスク部材3が被装着部2AWに装着される途中の段階において被装着部2AWに対して動かされる装着方向に沿って配列されている。図9では、装着方向は、マスク部材3を−Z方向に平面視した場合に、窓部3WDの略中央を通る軸3Axを中心とした反時計回りの方向である。そして、複数の被取付部31a〜31dが、装着方向に、この順番で配列されている。また、図9で示されるように、複数の被取付部31a〜31dのうちの隣り合う被取付部の間における装着方向に沿った間隔が、例えば、略同一に設定されている。
ここで、被装着部2AWのうちの測色を実行するために予め設定された装着位置へのマスク部材3の装着が完了された状態(装着完了状態とも言う)に設定されると、複数の被取付部31a〜31dが、+Z方向において、複数の検出部25a〜25dに対向する。具体的には、被取付部31aが、検出部25aに対向し、被取付部31bが、検出部25bに対向し、被取付部31cが、検出部25cに対向し、被取付部31dが、検出部25dに対向する。
そして、複数の被取付部31a〜31dにおける、被検出部32a〜32dの取り付けの有無のパターン(取付パターンとも言う)が、マスク部材3の種類に応じて変更される。これにより、複数の検出部25a〜25dによって、マスク部材3の種類に応じた被検出部32a〜32dによる検出のパターン(検出パターンとも言う)が実現され得る。
<(1−2)測色システムの機能的な構成>
図10は、測色システム1の機能的な構成を例示するブロック図である。
図10で示されるように、測色装置2は、制御部21、記憶部22、照明受光部23、表示部24、マスク検出部25および操作部26を備えている。また、マスク部材3は、複数の被取付部31a〜31dを有しており、各被取付部31a〜31dには、マスク部材3の種類に応じて、被検出部32a〜32dがそれぞれ取り付けられ得る。
記憶部22は、不揮発性の記憶媒体等によって構成され、例えば、プログラムP1、対応情報F1および校正データ群D1を記憶する。対応情報F1には、検出パターンとマスク部材3の種類との関係を示す情報が含まれている。校正データ群D1には、例えば、マスク部材3の種類に応じた複数の校正データが含まれている。各校正データは、センサー部232で得られるデータから、測色結果データとしての測色対象物の色(例えば、物体色)に係るデータを算出する演算(測色演算とも言う)で用いられる。プログラムP1、対応情報F1および校正データ群D1は、例えば、測色装置2の製造段階から出荷段階における何れかのタイミングにおいて、記憶部22に記憶され得る。
照明受光部23は、上述したように、光源部231およびセンサー部232を有している。光源部231は、制御部21の発光制御部214の制御に応じて発光する。センサー部232は、受光した光の強度に応じたデータを取得する。該データは、読出部215によって読み出される。
表示部24は、例えば、液晶ディスプレイ等によって構成され、制御部21の出力制御部217による制御に応じて、各種情報を可視的に出力する。
マスク検出部25は、上述したように、複数の検出部25a〜25dを有している。各検出部25a〜25dは、被取付部31a〜31dに取り付けられている被検出部32a〜32dを検出する。例えば、各検出部25a〜25dがホール素子によって構成され、各被検出部32a〜32dが磁石によって構成される場合、各検出部25a〜25dが、被検出部32a〜32dから発せられる磁界に応じた起電力(信号)を制御部21に出力する。
操作部26は、ユーザーによる各種操作に応じた信号を制御部21に出力する。例えば、操作部26は、測色の開始等を指示するボタン等を備えている。操作部26の機能は、例えば、表示部24と一体的に構成されたタッチパネルによって実現されても良い。
制御部21は、中央演算部(CPU)および揮発性のメモリー等を有しており、記憶部22に記憶されているプログラムP1を読み込んで実行することで、各種機能を実現する。ここで、制御部21において機能的に実現される構成には、例えば、認識部211、判別部212、選択部213、発光制御部214、読出部215、演算部216および出力制御部217が含まれる。
認識部211は、複数の検出部25a〜25dのうちの被検出部32a〜32dを検出している検出部を認識する。そして、認識部211では、複数の検出部25a〜25dのうちの被検出部32a〜32dを検出している2以上の検出部の組合せに対応する検出パターンが認識される。これにより、測色装置2に装着されるマスク部材3の種類に応じた適正な検出状態が実現され得る。
判別部212は、認識部211によって認識される検出パターンに対応するマスク部材3の種類を判別する。判別部212では、例えば、検出パターンとマスク部材3の種類との関係を示す対応情報F1に基づいて、マスク部材3の種類が判別される。これにより、測色装置2に装着されるマスク部材3の種類が適正に判別され得る。
選択部213は、判別部212によって判別されたマスク部材3の種類に対応する校正データを、記憶部22に記憶されている校正データ群D1から選択する。選択部213で選択された校正データは、演算部216における測色演算において用いられる。
発光制御部214は、例えば、操作部26に対するユーザーの操作等に応答して、光源部231における発光を制御する。
読出部215は、センサー部232において受光に応じて得られるデータを適切なタイミングで読み出して、演算部216に出力する。センサー部232が、アナログ信号をデジタル信号に変換する処理(A/D変換処理とも言う)を行う部分(A/D変換部とも言う)を有していれば、読出部215では、センサー部232から得られたデータが、そのまま演算部216に出力され得る。なお、センサー部232が、A/D変換部を有していなければ、読出部215においてA/D変換処理が行われる態様が考えられる。
演算部216は、センサー部232で得られて読出部215を介して入力されるデータから、測色結果データとしての測色対象物の色に係るデータを算出する測色演算を行う。このとき、演算部216では、記憶部22に記憶されている校正データ群D1のうちの識別部211によって認識される検出パターンに対応する校正データが用いられて、測色演算が行われる。これにより、マスク部材3の種類に応じた校正データの変更が容易かつ適正に実現され得る。なお、本実施形態では、校正データは、選択部213によって選択され得る。
出力制御部217は、表示部24における各種情報の可視的な出力を制御する。例えば、出力制御部217によって、演算部216で算出された測色結果データが、表示部24に可視的に出力され得る。
<(1−3)マスク部材の種類と検出パターン>
図11および図12は、参考例に係る測色システム101におけるマスク部材103の検出態様を示す図である。図11および図12には、測色装置102にマスク部材103が装着されることで測色システム101が形成される例が示されている。また、ここでは、測色装置102の筐体102BDに2つの検出部125a,125bが設けられ、マスク部材103に窓部103WDと1つの被検出部132が設けられている。そして、窓部103WDの中心を通る軸103Axを中心としてマスク部材103が、該マスク部材103を+Z方向に平面視した場合の時計回りに回転されることで、マスク部材103が測色装置102に装着され得る。
このような構成では、図11で示されるように、測色装置102へのマスク部材103の装着が完了された装着完了状態では、検出部125bによって被検出部132が検出される。これに対して、図12に示されるように、測色装置102へのマスク部材103の装着が行われている途中の状態(装着途中状態とも言う)では、検出部125aによって被検出部132が検出され得る。
ここで、検出部125a,125bによって被検出部132が検出されている際に出力される信号に応じて、被検出部132が検出されている状態が「1」として認識され、被検出部132が検出されていない状態が「0」と認識される場合を想定する。この場合、検出部125aで被検出部132が検出されおり、検出部125bで被検出部132が検出されていない場合には、被検出部132の検出パターンが(1,0)と認識される。また、検出部125aで被検出部132が検出されておらず、検出部125bで被検出部132が検出されている場合には、被検出部132の検出パターンが(0,1)と認識される。また、検出部125aおよび検出部125bの双方で被検出部132が検出されていない場合には、被検出部132の検出パターンが(0,0)と認識される。また、検出部125aおよび検出部125bの双方で被検出部132が検出されている場合には、被検出部132の検出パターンが(1,1)と認識される。
このため、検出部125a,125bによる被検出部132の検出パターンが、図11で示される装着完了状態では、(0,1)と認識されるが、図12で示される装着途中状態では、(1,0)と認識されてしまう。その結果、マスク部材103の種類が誤って判別されてしまう場合がある。
これに対し、本実施形態に係る測色システム1では、認識部211によって、複数の検出部25a〜25dのうちの被検出部32a〜32dを検出している2以上の検出部の組合せに対応する検出パターンが認識される。これにより、測色装置2に装着されるマスク部材3の種類に応じた適正な検出状態が実現され得る。
また、ここで、例えば、認識部211によって、装着途中状態において、複数の検出部25a〜25dのうちの被検出部32a〜32dを検出している1以上の検出部に対応する検出パターンが認識される場合を想定する。この場合、装着完了状態において認識部211で認識される検出パターンと、装着途中状態において認識部211で認識される検出パターンとが異なるように構成されている態様が採用され得る。より具体的には、装着完了状態における検出パターンと装着途中状態における検出パターンとが異なるように、被検出部32a〜32dの取付パターンと、認識部211で認識される検出パターンとが設定されている態様が採用され得る。これにより、マスク部材3の種類に対応していない誤った検出状態が生じ難い。
<(1−4)取付パターンおよび検出パターン>
例えば、複数の検出部25a〜25dのうちの装着方向の最奥に位置する検出部25aが、装着位置へのマスク部材3の装着が完了された装着完了状態において、被検出部32aを検出するように構成される態様が考えられる。このような態様によれば、マスク部材3の装着が完了していない状態におけるマスク部材3の種類に対応していない誤った検出状態が生じ難い。また、このような態様が採用される場合には、複数の被取付部31a〜31dのうち、装着方向において最も先頭に位置している被取付部31aに、被検出部32aが取り付けられている。これにより、マスク部材3の装着が完了していない状態におけるマスク部材3の種類に対応していない誤った検出状態が測色装置2で生じ難い。
図13は、被取付部31dに被検出部32dが取り付けられている場合における取付パターンおよび装着途中状態における検出パターンを示す図である。
図13では、各被取付部31a〜31dにおける被検出部32a〜32dの取り付けの有無が「0」および「1」で示されており、被取付部31a〜31dにおける取付パターンが、4桁の数字の列で示されている。この4桁の数字の列では、右から順に、被取付部31aへの被検出部32aの取り付け、被取付部31bへの被検出部32bの取り付け、被取付部31cへの被検出部32cの取り付けおよび被取付部31dへの被検出部32dの取り付けの有無が示されている。例えば、4つの被取付部31a〜31dのうちの被取付部31aのみに被検出部32aが取り付けられていれば、取付パターンが「0001」となる。
また、図13では、装着途中状態における各検出部25a〜25dによる被検出部32a〜32dの検出の有無が「0」および「1」で示されており、検出部25a〜25dにおける検出パターンが、4桁の数字の列で示されている。この4桁の数字の列では、右から順に、検出部25aによる検出、検出部25bによる検出、検出部25cによる検出および検出部25dによる検出の有無が示されている。例えば、4つの検出部25a〜25dのうちの検出部25aのみによって被検出部32a〜32dの何れかが検出されれば、検出パターンが「0001」と認識される。そして、装着完了状態における検出パターンは、取付パターンと同一であるため、図13では、各取付パターンについての装着途中状態における検出パターンが列挙されている。
図13で示されるように、1〜8の識別情報(ID)が付された8つの取付パターンでは、異なる取付パターンの間において、装着途中状態における検出パターンが重複し得る。具体的には、「1000」「1010」「1100」「1110」「0100」「0110」および「0010」といった7つの検出パターンが複数回認識され得る。このため、これらの7つの検出パターンが認識される場合には、マスク部材3が装着途中状態にあるのか、これらの6つの検出パターンに対応する取付パターンが採用されたマスク部材3が装着完了状態にあるのかについて判別を行うことが出来ない。すなわち、マスク部材3の種類に対応していない誤った検出状態が認識され得る。
このため、8種類のマスク部材3に対し、8つの取付パターンがそれぞれ採用され、複数の検出部25a〜25dのうちの検出部25aによって被検出部32aが検出される際に認識される8つの検出パターンがそれぞれ対応付けられる態様が採用され得る。これにより、マスク部材3の種類に対応していない誤った検出状態の認識が回避され得る。
図14は、1〜8のIDが付された8つの取付パターンが採用される場合における、検出パターンとマスク部材3の種類との関係を示す対応情報F1の内容を例示する図である。図14で示されるように、対応情報F1では、検出部25aによって被検出部32aが検出される際に認識される8つの検出パターンに対して、各種のマスク部材3が対応付けられている。8つの検出パターンは、1〜8のIDが付された8つの取付パターンに対応する検出パターンである。なお、図14には、各検出パターンのうち、マスク部材3が対応付けられていない検出パターンに対して、判別結果としての「×」が付されている。
ここで、検出パターン「0000」は、マスク部材3が測色装置2に装着されていない状態と同一の検出バターンであるため、マスク部材3が対応付けられていない。また、検出パターン「1111」は、強い磁界を発する物体が検出部25a〜25dの近くに置かれている状態と同一の検出パターンであるため、マスク部材3が対応付けられていなくても良い。但し、本実施形態では、検出パターン「1111」に標準的なマスク部材3が対応付けられており、判別結果としての「△」が付されている。
ところで、図13および図14で示されるように、1のIDが付された取付パターンでは、マスク部材3に1つの被検出部32aのみが取り付けられるが、それ以外のIDの取付パターンでは、マスク部材3に2以上の被検出部32a〜32dが取り付けられる。つまり、マスク部材3が、被装着部2AWに装着される途中の段階において被装着部2AWに対して動かされる装着方向に沿って、検出部25a〜25dによってそれぞれ検出され得る2以上の被検出部32a〜32dを有している。これにより、測色装置2に装着されるマスク部材3の種類に応じた適正な検出状態が測色装置2において実現され得る。
<(1−5)検出部の配設条件の一例>
図15〜図18は、複数の検出部25a〜25dの配設条件の一例について説明するための図である。
ここでは、被検出部32a〜32dとして、径d1が約2mmであり且つ高さh1が約3mmの円筒状の形状を有し、残留磁束密度Brが約1350mTであり且つ温度係数が−0.13%/℃であるネオジウム(Nd−Fe−B)系の磁石が用いられる。また、検出部25a〜25dとして、動作磁束密度が3.0mTであるホール素子が用いられる。
ここで、図15で示されるように、ホール素子の−Z方向の面が配されるXY平面と、磁石の+Z方向の面が配されるXY平面との距離L1が約4.6mmに設定される。距離L1は、筐体部2BDの厚さ等の制約によって決定され得る。
そして、マスク部材3が測色装置2に装着される際には、マスク部材3の回転によって、磁石がXY平面上で装着方向に移動される。このとき、磁石がホール素子の中心の正面(−Z方向)の位置(正面位置とも言う)からXY平面上において移動される。そして、このとき、ホール素子上において、磁石が生じる磁界による磁束密度が増減する。
図16は、磁石の+Z方向の面における中心位置についての正面位置からの距離と、ホール素子上における磁束密度との関係を示す図である。ここで、ホール素子の動作磁束密度が3mTであるため、図16で示されるように、正面位置からの距離が約3.8mm以内であれば、磁石がホール素子によって検出され得る。そして、図17で示されるように、磁石の+Z方向の面における中心位置の正面位置からの距離が約3.8mmを超えると、磁石がホール素子によって検出されなくなる。
そして、本実施形態では、複数の検出部25a〜25dとしての複数のホール素子が配列されるため、隣り合う2つのホール素子によって1つの磁石が検出されないように、ホール素子間の距離が設定される必要がある。このため、例えば、図18で示されるように、隣り合うホール素子間の距離D2は、3.8mmの2倍を超える7.6mmに若干の余裕を持たせた約9.6mm等に設定され得る。
<(1−6)まとめ>
以上のように、本実施形態に係る測色システム1では、測色装置2に配列された複数の検出部25a〜25dのうちのマスク部材3の被検出部32a〜32dを検出している2以上の検出部25a〜25dの組合せに対応する検出パターンが認識される。これにより、測色装置2に装着されるマスク部材3の種類に応じた適正な検出状態が実現され得る。
また、マスク部材3が、装着方向に沿って、検出部25a〜25dによってそれぞれ検出され得る2以上の被検出部32a〜32dを有している。これにより、測色装置2に装着されるマスク部材3の種類に応じた適正な検出状態が測色装置2において実現され得る。
<(2)変形例>
なお、本発明は上述の一実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更、改良等が可能である。
例えば、上記一実施形態では、複数の検出部25a〜25dのうちの隣り合う検出部の間における装着方向に沿った間隔、ならびに複数の被取付部31a〜31dのうちの隣り合う被取付部の間における装着方向に沿った間隔が略一定であったが、これに限られない。例えば、複数の被取付部31a〜31dと複数の検出部25a〜25dとの対応関係は保持されたままで、隣り合う被検出部の間隔ならびに隣り合う検出部の間隔が、種々の間隔に設定されても良い。
例えば、複数の検出部25a〜25dにおける2つの検出部の全ての組合せそれぞれについての検出部の間における距離が異なっていても良い。この場合、複数の被取付部31a〜31dにおける2つの被取付部の全ての組合せそれぞれについての被取付部の間における距離が異なる。さらに、複数の被取付部31a〜31dのうちの少なくとも2つの被取付部に2以上の被検出部が配置されていれば、複数の検出部25a〜25dのうちの被検出部を検出する検出部の数が、装着途中状態では1以下であり、装着完了状態では、2以上となり得る。これにより、より多くの種類のマスク部材3に応じた適正な検出状態が実現され得る。
図19は、複数の検出部25a〜25dにおける2つの検出部の全ての組合せそれぞれについての検出部の間における距離が異なっている一変形例に係る測色装置2Aを示す図である。測色装置2Aは、上記一実施形態に係る測色装置2がベースとされて、複数の検出部25a〜25dの間隔が変更され、これに伴って補強部材2PLが切欠部の間隔を異ならせた補強部材2PLAに置換されたものである。図19で示される例では、装着方向に沿って、検出部25aと検出部25bとの距離D21、検出部25bと検出部25cとの距離D22および検出部25cと検出部25dとの距離D23が、D21:D22:D23=1:2:4の関係を有している。
図20は、複数の被取付部31a〜31dにおける2つの被取付部の全ての組合せそれぞれについての被取付部の間における距離が異なっている一変形例に係るマスク部材3Aを示す図である。マスク部材3Aは、上記一実施形態に係るマスク部材3Aがベースとされて、複数の被取付部31a〜31dの間隔が変更され、これに伴って本体部3BDが本体部3BDAに変更されたものである。図20で示される例では、装着方向に沿って、被取付部31aと被取付部31bとの距離D21、被取付部31bと被取付部31cとの距離D22および被取付部31cと被取付部31dとの距離D23が、D21:D22:D23=1:2:4の関係を有している。
図21および図22は、被検出部32a〜32dに係る取付パターン毎の、検出部25a〜25dと被検出部32a〜32dとの配置関係、ならびに被検出部32a〜32dを検出している検出部25a〜25dの数(検出数とも言う)を示す図である。図21および図22における取付パターンについては、図13と同様に、「0」および「1」からなる4桁の数字の列で示されている。また、図21および図22における検出部25a〜25dと被検出部32a〜32dとの配置関係については、検出部25a〜25dに対向する位置が太い実線の枠で囲まれており、被検出部32a〜32dの位置が「1」で示されている。そして、各取付パターンについて、装着完了状態における検出部25a〜25dと被検出部32a〜32dとの配置関係が基本パターンとされ、装着途中状態における検出部25a〜25dと被検出部32a〜32dとの配置関係がずれパターンとされている。
図21および図22で示されるように、10種類の取付パターンについて、検出部25a〜25dによる被検出部32a〜32dの検出数は、装着完了状態では2以上であり、装着途中状態では1以下となる。このため、例えば、検出数が2以上となるような検出パターンが認識される場合に、マスク部材3Aが測色装置2Aに装着されたものとして、マスク部材3Aの種類が判別されるような態様が考えられる。また、このような態様では、上記一実施形態におけるマスク部材3の種類に応じて認識される7〜8個の検出パターンよりも多い、マスク部材3Aの種類に応じた10個の検出パターンが認識され得る。したがって、より多くの種類のマスク部材3Aに応じた適正な検出状態が実現され得る。
なお、ここでは、距離D21〜D23が、D21:D22:D23=1:2:4の関係を有していたが、これに限られず、例えば、D21:D22:D23=1:2:5等のその他の関係を有していても良い。
また、上記一実施形態では、4つの検出部25a〜25dと、4つの被取付部31a〜31dとが設けられたが、これに限られない。例えば、2以上の検出部が設けられ、2以上の被取付部が設けられる態様が採用され得る。別の観点から言えば、例えば、2以上の被検出部としての磁石の配設が可能であり且つ装着方向に沿って配列されている複数の被取付部が設けられる態様が採用されても良い。
また、上記一実施形態では、バヨネット式等と称される装着機構によって測色装置2に対してマスク部材3が装着されたが、これに限られない。例えば、測色装置2の被装着部2AWに対する、マスク部材3における装着部3ATの螺合、嵌合、係合および嵌め込み等によって、測色装置2にマスク部材3が装着されるような種々の装着機構が採用されても良い。具体例としては、直線的あるいは曲線的なスライドによって、測色装置2にマスク部材3が装着される態様が考えられる。例えば、測色装置2にマスク部材3が装着される際にマスク部材3が直線的にスライドする方向に沿って、測色装置2に複数の検出部25a〜25dが設けられ、マスク部材3の装着方向に延在する部分に被取付部31a〜31dが設けられる態様が採用され得る。なお、バヨネット式または螺合式等の回転によって測色装置2にマスク部材3が装着される構成であれば、外見的には装着途中状態と装着完了状態との見分けが難しいため、本発明による効果が顕著に生じ得る。
また、上記一実施形態では、検出部25a〜25dがホール素子であり、被検出部32a〜32dが磁石である、磁気を用いた検出態様が採用されたが、これに限られない。例えば、マスク部材3に被検出部としての突起部が設けられ、測色装置2に突起部の接触を検出する検出部が設けられることで、接触によって被検出部が検出される機械的な検出態様が採用されても良い。また、例えば、マスク部材3に被検出部としての光を反射する物質が塗布あるいは貼付等によって配され、測色装置2に光の反射の有無を検出する検出部が設けられることで、光を用いた非接触の光学的な検出態様が採用されても良い。また、例えば、測色装置2の検出部によって、マスク部材3の被検出部の電気的な導通あるいは絶縁が検出されることで被検出部が検出される電気的な検出態様が採用されても良い。この場合、例えば、導通状態にある被検出部が「0」、絶縁状態にある被検出部が「1」として検出される態様等が考えられ得る。なお、例えば、機械的な検出態様および光学的な検出態様が採用される場合には、隣接する2以上の検出部に対応する2以上の被検出部が一体的に形成されている構成が採用されても良い。
また、上記一実施形態では、測色システム1は、携帯式測色システムであったが、これに限られない。例えば、測色システム1は、比較的大型のいわゆる据え置き型の測色システム(据置式測色システムとも言う)であっても良い。
また、上記一実施形態では、照明受光部23として、測色対象物を一方向から照明する方式(単方向照明方式とも言う)が採用されたが、これに限られない。照明受光部23として、例えば、積分球230が用いられた拡散照明方式のものが採用されても良い。
また、上記一実施形態では、認識部211によって、複数の検出部25a〜25dのうちの被検出部32a〜32dを検出している2以上の検出部の組合せに対応する検出パターンが認識された。このような認識態様は、例えば、複数の検出部25a〜25dのうちの装着方向の最奥に位置する検出部25aが被検出部32aを検出した状態で、残余の検出部25b〜25dによる1以上の被検出部32b〜32dの検出パターンが認識される態様も含み得る。つまり、上記認識態様は、例えば、装着方向の最奥に位置する検出部25aが装着完了状態を検出し、残余の検出部25b〜25dによる1以上の被検出部32b〜32dの検出パターンがマスク部材3の種類に対応する検出パターンとして認識される態様も含み得る。
また、上記一実施形態では、判別部212によって、認識部211で認識された検出パターンに対応するマスク部材3の種類が判別されたが、これに限られない。例えば、マスク部材3の種類が判別されることなく、選択部213が、認識部211で認識された検出パターンに対応する校正データを、記憶部22内の校正データ群D1から選択する態様が採用されても良い。
さらに、例えば、認識部211で認識された検出パターンそのものを示す情報、および該検出パターンに応じた識別情報(パターン番号等)の少なくとも一方の情報が表示部21あるいは音声出力部等において出力されても良い。この場合、ユーザーが、検出パターンを示す情報あるいは該検出パターンに応じた識別情報を認識して、操作部26の操作等によって、マスク部材3の種類の入力あるいは校正データの選択等を実行しても良い。
また、例えば、判別部212によって判別されたマスク部材3の種類を示す情報、および該マスク部材3の種類に応じた識別情報(識別番号等)の少なくとも一方の情報が表示部21あるいは音声出力部等において出力されても良い。この場合、ユーザーが、マスク部材3の種類を示す情報あるいは該マスク部材3の種類に応じた識別情報を認識して、操作部26の操作等によって、校正データの選択等を実行しても良い。
また、上記一実施形態では、校正データ群D1に、マスク部材3の種類に応じた複数の校正データが含まれていた。この点については、例えば、検出パターンとマスク部材3の種類との関係を示す対応情報F1がある場合には、記憶部22において、検出パターン毎に校正データが格納されているものと解釈され得る。
また、上記一実施形態では、測色装置2が、測色計としての機能を有していたが、これに限られない。測色装置2は、例えば、色彩計としての機能等、その他の物体の色に関する測定を行う機能を有する装置であっても良い。色彩計では、例えば、三刺激値にそれぞれ対応するセンサーで主に色差が計測される。
また、上記一実施形態では、マスク部材3の検出に応じて校正データ群D1から校正データが選択されたが、これに限られない。例えば、検出パターンの認識状態の変化に応じて、マスク部材3の種類が変更されたことが、ユーザーが把握可能な態様で出力される構成も考えられる。この場合、例えば、ユーザーが、マスク部材3の種類の変更を把握することで、白色校正板およびゼロ校正ボックス等を用いた測色装置2の校正を行う構成が採用されても良い。
また、上記一実施形態では、マスク部材3の種類の変更に応じて、測色演算で用いられる校正データが変更されたが、これに限られない。例えば、マスク部材3の種類の変更に伴うマスク部材3の窓部3WDの径に応じた測色対象領域の増減に対応させるように、制御部21によってセンサー部232における光学レンズの位置が移動される構成が採用されても良い。あるいは、マスク部材3の種類の変更に応じて、演算部216における測色演算の演算式が変更されても構わない。
なお、上記一実施形態および各種変形例をそれぞれ構成する全部または一部を、適宜、矛盾しない範囲で組み合わせ可能であることは、言うまでもない。
1,101 測色システム
2,2A,102 測色装置
2BD,102BD 筐体部
2AW 被装着部
2PL,2PLA 補強部材
2WD,3WD,103WD 窓部
3,3A,103 マスク部材
3AT 装着部
21 制御部
22 記憶部
23 照明受光部
24 表示部
25 マスク検出部
25a〜25d,125a,125b 検出部
26 操作部
31a〜31d 被取付部
32a〜32d,132 被検出部
211 認識部
212 判別部
213 選択部
214 発光制御部
215 読出部
216 演算部
217 出力制御部
231 光源部
232 センサー部
D1 校正データ群
F1 対応情報
P1 プログラム

Claims (8)

  1. 光源部およびセンサー部を有する照明受光部と、
    窓部を有するマスク部材が前記照明受光部を覆うように装着されるための被装着部と、
    前記マスク部材が前記被装着部に装着される途中の段階において前記被装着部に対して動かされる装着方向に配列されており、前記マスク部材に配された被検出部をそれぞれ検出可能な複数の検出部と、
    前記複数の検出部のうちの前記被検出部を検出している2以上の検出部の組合せに対応する検出パターンを認識する認識部と、
    を備え
    前記認識部が、
    前記被装着部のうちの測色を実行するために予め設定された装着位置への前記マスク部材の装着が行われている途中の装着途中状態において、前記複数の検出部のうちの前記被検出部を検出している1以上の検出部に対応する検出パターンを認識し、
    前記装着位置への前記マスク部材の装着が完了された装着完了状態において前記認識部で認識される検出パターンと、前記装着途中状態において前記認識部で認識される検出パターンとが異なることを特徴とする測色装置。
  2. 光源部およびセンサー部を有する照明受光部と、
    窓部を有するマスク部材が前記照明受光部を覆うように装着されるための被装着部と、
    前記マスク部材が前記被装着部に装着される途中の段階において前記被装着部に対して動かされる装着方向に配列されており、前記マスク部材に配された被検出部をそれぞれ検出可能な複数の検出部と、
    前記複数の検出部のうちの前記被検出部を検出している2以上の検出部の組合せに対応する検出パターンを認識する認識部と、
    を備え、
    前記複数の検出部のうちの前記装着方向の最奥に位置する検出部が、
    前記装着位置への前記マスク部材の装着が完了された装着完了状態において、前記被検出部を検出することを特徴とする測色装置。
  3. 光源部およびセンサー部を有する照明受光部と、
    窓部を有するマスク部材が前記照明受光部を覆うように装着されるための被装着部と、
    前記マスク部材が前記被装着部に装着される途中の段階において前記被装着部に対して動かされる装着方向に配列されており、前記マスク部材に配された被検出部をそれぞれ検出可能な複数の検出部と、
    前記複数の検出部のうちの前記被検出部を検出している2以上の検出部の組合せに対応する検出パターンを認識する認識部と、
    を備え、
    前記複数の検出部が、
    3以上の検出部を含んでおり、
    前記3以上の検出部における2つの検出部の全ての組合せそれぞれについての検出部の間における距離が異なっていることを特徴とする測色装置。
  4. 請求項1から請求項の何れか1つの請求項に記載の測色装置であって、
    前記センサー部で得られるデータから測色結果データを算出する測色演算で用いられる校正データを、検出パターン毎に記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶されている複数の前記校正データのうちの前記認識部によって認識される検出パターンに対応する前記校正データを用いて、前記測色演算を行う演算部と、
    をさらに備えることを特徴とする測色装置。
  5. 請求項1から請求項の何れか1つの請求項に記載の測色装置であって、
    前記認識部によって認識される検出パターンに対応する前記マスク部材の種類を判別する判別部、
    をさらに備えることを特徴とする測色装置。
  6. 窓部と、
    測色装置の被装着部に装着されるための装着部と、
    前記被装着部に装着される途中の段階において前記被装着部に対して動かされる装着方向に沿って配列され、且つ前記測色装置の検出部によってそれぞれ検出され得る2以上の被検出部と、
    前記2以上の被検出部の配設が可能であり且つ前記装着方向に沿って配列されている複数の被取付部と、
    を備え
    前記複数の被取付部のうち、前記装着方向において最も先頭に位置している被取付部に、前記被検出部が取り付けられていることを特徴とするマスク部材。
  7. 窓部と、
    測色装置の被装着部に装着されるための装着部と、
    前記被装着部に装着される途中の段階において前記被装着部に対して動かされる装着方向に沿って配列され、且つ前記測色装置の検出部によってそれぞれ検出され得る2以上の被検出部と、
    前記2以上の被検出部の配設が可能であり且つ前記装着方向に沿って配列されている複数の被取付部
    を備え、
    前記複数の被取付部が、
    3以上の被取付部を含んでおり、
    前記3以上の被取付部における2つの被取付部の全ての組合せそれぞれについての被取付部の間における距離が異なっており、
    前記2以上の被検出部が、
    前記3以上の被取付部のうちの少なくとも2つの被取付部に配置されていることを特徴とするマスク部材。
  8. 請求項1から請求項の何れか1つの請求項に記載の測色装置と、
    前記測色装置の前記被装着部に装着される請求項6または請求項に記載のマスク部材と、
    を備えることを特徴とする測色システム。
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