JP6291938B2 - 細径化加工方法及び細径化加工設備 - Google Patents
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図14はその一例を示している。
この例は、タービンブレード(動翼)を型鍛造により成形する場合の例で、図中200は鍛造前の加工素材(被加工材)であり、円柱形状をなしている。
ここでは型鍛造として先ず荒打鍛造型を用いて荒打鍛造を行い、厚肉の翼根となるべき第1部分202Aと、薄肉の翼部となるべき第2部分204Aを備えた中間鍛造品206Aを鍛造成形する。
そしてその後、仕上鍛造型を用いて中間鍛造品206Aに仕上鍛造を施し、最終鍛造品206を成形する。
この仕上鍛造によって、第1部分202Aは厚肉の翼根202となり、また第2部分204Aは薄肉の翼部204となる。
尚、ここでは2枚のタービンブレードを翼部204の先端で長手方向に連結した形の連結体として鍛造成形している。
加えて荒打鍛造と仕上鍛造とを行うことから、鍛造型として荒打鍛造型と仕上鍛造型との2種の鍛造型(金型)が必要となり、所要の金型コストが高くなってしまう。
タービンブレードは少量生産品であり、1つの鍛造品(タービンブレード)のコストに占める金型の比率は高く、必然的に製品コストが高くなってしまう。
この方法によれば、図15に示しているようにバリ208の発生量を効果的に少なくすることができ、材料の歩留り率を飛躍的に向上させることができる。
尚この手法については、下記特許文献1に具体的に開示されている。
通常考えられる方法は、軸方向に同径の図14に示す円柱状の被加工材200から削り出しによって図15に示す予備成形品206Bを得る方法であるが、この場合多くの材料が無駄に失われてしまうとともに、削り出しによって残った部分が鍛えられていないため、強度が低くなってしまう。
但しこの場合、細径部204Bの加工のために多くの手間と時間とを要してしまう。
以上はタービンブレードを成形する場合の例であるが、同様の問題はその他の様々な金属製品を鍛造成形する場合においても生じ得る。
このようにすれば、細径部214Bから発するバリの量を少なくすることができる。
そしてこの場合においても部分的な細径部214Bをどのようにして加工形成するかが問題となる。
例えばドライブシャフト218の場合、太さ(径)の異なった複数種類の細径部220-1,220-2,220-3,220-4,220-5,220-6,220-7を有する形状をしており、また別のドライブシャフト222の場合、同じく太さ(径)の異なる複数種類の細径部224-1,224-2,224-3,224-4,224-5,224-6,224-7,224-8を有している。
これら複数種類の細径部を有するドライブシャフト218,222をどのようにして造るかが問題となる。
現状では、通常これら複雑形状をなすドライブシャフトは、予め軸方向長の長いロールの表面に、ドライブシャフトの形状に対応した複雑形状の凹凸即ち型を形成して成る一対のロールダイスを用い、軸心位置を固定状態とした一対のロールダイスを軸心周りに回転させつつ、それらロールダイスの間に円柱状の素材(被加工材)を挟み込んで、これをロールダイスの回転により被加工材を中心の軸心周りに転動運動させ、被加工材の外面にロールダイスの凹凸形状を転写することで、複雑形状のドライブシャフト218,222等を転造加工しているが、このような転造加工方法では次のような問題がある。
そしてその細径化動作を、被加工材の軸方向に沿って同一の若しくは異なった圧下量で施し、成形ロールの幅よりも軸方向に長い予定加工範囲に亘って細径部を加工形成する。
また成形ロールの移動のパターンに応じて加工の形状を定め得ることから、少ない数の成形ロールにて様々な形状を加工形成することが可能であり、加工のための所要コストを安価とすることができる。
但しこの場合には、被加工材を支える支持部材を別途に設け、それら成形ロールと支持部材とで被加工材を挟み込むようにして、成形ロールによる加工を行わせるようになすのが望ましい。
この場合において、その支持部材としてロール(即ち支持ロール)を用いることができる。
尚、軸方向の同じ個所に対し、請求項4に従って細径化動作を軸直角方向に複数段階に行う場合(予定加工範囲全体に亘って細径化動作を軸直角方向に複数段階に行う場合も同様)、請求項1及び請求項5に言う圧下量とは、各段階の圧下量を合計した全体の圧下量を意味する。
このようにすれば、複数の成形ロールにて被加工材をバランス良く安定的に挟み込み圧下を行い易い。
この場合において、複数の成形ロールを周方向において等間隔で配置しておくことが望ましい。
このようにすることで、成形ロールによる圧下によって、成形ロールの幅方向の外側部位で被加工材に生じた盛上りがそのまま残ってしまうのを防ぐことが可能であり、形状良好な加工品を得ることができる。
ここにおいて本発明によれば、そのような場合において一方の均しロールと他方の均しロールとにより、良好に被加工材に生ずる盛上りを均し動作することが可能となる(請求項7)。
また、軸方向に沿って径の異なった細径部を複数有する段付形状の形状複雑な加工品の加工方法として適したものである。
このような加工設備によれば、上記加工方法を好適に実施することができる。
またこの設備によれば、コントローラによる制御の下に加工を自動化することができる。
そしてこの均しロールもまた、上記コントローラにて位置制御するようになしておく。
また成形ロールの移動のパターンに応じて加工の形状を定め得ることから、少ない数の成形ロールにて様々な形状を加工形成することが可能であり、加工のための所要コストを安価とすることができる。
図1において、10は本実施形態の細径化加工設備で、12はベース、14は上固定盤である。これらベース12と上固定盤14とは4本のタイロッド16にて上下に連結されている。
上固定盤14には第1の昇降シリンダが組み込まれている。18はその昇降シリンダから延び出したシリンダロッドで、その下端が上昇降プレート(第1の昇降プレート)20に連結され上昇降プレート20がシリンダロッド18の上下動によって図中上下に昇降させられるようになっている。
成形ロール22は、その中心の水平な軸心周りに回転可能に、取付部材24にて上昇降プレート20に取り付けられており、成形ロール22が、上昇降プレート20一体に昇降させられるようになっている。
この成形ロール26は、取付部材27によってベース12に対し上下に位置固定状態で回転可能に取り付けられている。
ここで上側の成形ロール22と下側の成形ロール26とは、図中左右方向において同一位置に配置され、それぞれが上下に対向せしめられている。
詳しくは、上側の成形ロール22の中心の軸心と下側の成形ロール26の中心の軸心とが互いに平行で、且つ平面視において同じ位置に位置する状態に、成形ロール22と26とが上下に対向せしめられている。
尚、成形ロール22と26とは、そのサイズも形状も同一である。
そしてこの駆動軸36に対して、その回転駆動力を成形ロール22,26に伝達する伝達ロッド40,41が、それぞれギヤ38において連結され、駆動軸36の回転が伝達ロッド40,41のそれぞれに、更には上下一対の成形ロール22,26のそれぞれに伝達されるようになっている。即ちそれら成形ロール22及び26が、駆動モータ34による駆動力によって互いに回転させられるようになっている。
尚図2中の矢印で示しているように、成形ロール22と26とは同じ方向に回転させられる。
即ち、ここでは駆動モータ34、駆動軸36、ギヤ38及び伝達ロッド40,41が回転駆動手段をなしている。
この下昇降プレート28には、図2に示しているように第2の昇降シリンダ30が連結されており、この昇降シリンダ30によって下昇降プレート28が昇降するようになっている。
図2において、32はその昇降シリンダ30から延び出したシリンダロッドである。
ここで上昇降プレート20と下昇降プレート28とは、上記のタイロッド16をガイドロッドとして昇降させられる。
この実施形態において、下昇降プレート28は、上昇降プレート20の昇降時に上昇降プレート20の昇降量の半分の昇降量で且つ半分の速度で昇降せしめられる。
ここで被加工材42は、その中心の軸心が上成形ロール22及び下成形ロール26の中心軸心と平行、且つ平面視において上成形ロール22,下成形ロール26の軸心と一致する状態に配置される。マニピュレータ44,46の位置がその様に定められている。
マニピュレータ44,46は被加工材42を把持する把持部48,50を有しており、爪52によって被加工材42を把持し、被加工材42と一体に回転する。
この実施形態において、マニピュレータ44,46もまた、下昇降プレート28と同じ昇降量で且つ同じ昇降速度で昇降し、被加工材42を図中上下方向に移動させる。
尚、一方の把持部48には油圧シリンダのシリンダロッド54が連結されている。
一方の組の均しロールユニット56は、被加工材42の軸方向に離隔した一対の均しロール60a,60bと、それらを保持して被加工材42の軸直角方向に移動させる移動シリンダ62a,62bとを有している。図3中64a,64bは、それら移動シリンダ62a,62bから突き出したシリンダロッドである。
従って均しロール60aと60b及び66aと66bとは、それぞれ被加工材42の軸直角方向において異なった位置に位置して均し動作することが可能である。
尚、図3において図中右側の均しロール,左側の均しロールは被加工材42の周方向の2個所に設けてあるが、場合によってこれらを周方向の1個所にのみ設けておくこと、或いは3個所以上の複数個所に設けておくといったことも可能である。
即ち、成形ロール22,26による被加工材42に対する加工の動作がコントローラ15により動作制御されることで、被加工材42に対する様々な加工が自動的に行われる。
図6(I)に示しているように、ここでは成形ロール22を上昇降プレート20とともに上昇させて成形ロール22と26との間を拡げた状態とし、その状態で後退位置に位置させたマニピュレータ44により被加工材42の一端部を保持して、これをマニピュレータ44の前進により軸方向に移動させ、被加工材42を成形ロール22と26との間に挿入する。そして被加工材42の他端部を今一方のマニピュレータ46にて保持する。
このとき成形ロール22,26と被加工材42とは、それぞれの軸心が互いに平行且つ平面視において一致した状態となる。
この外周面71にはまた、成形面71aの幅方向両外側部位にテーパ形状をなす微小幅のテーパ面71bが備えられている。
テーパ面71bは、成形ロール22,26の幅方向のコーナー部を面取りすることによって形成された面である。
これにより被加工材42を成形ロール22と26との間で転動させ、その状態で成形ロール22,26を被加工材42に対して軸直角方向に移動させ押し込んで、成形ロール22,26にて被加工材42に対して圧下を加える(図4参照)。
このようにすることで、軸方向端部の大径部74に隣接する位置に細径部72A-1を加工形成する。
尚このとき、被加工材42は成形ロール22,26による圧下によって軸方向への伸びを生じるが、この伸びは、マニピュレータ44側のシリンダロッド54の図中右向きの引込動作によって吸収される。即ちシリンダロッド54を有する油圧シリンダの収縮動作によって吸収される。
尚このとき、マニピュレータ44,46の移動により被加工材42を、成形ロール22の移動量の半分で且つ半分の速度で上向きに移動させる。
この動きによって、成形ロール22と26及び被加工材42の上下の位置関係が図6(III)に示す状態となる。
尚、図6(I)から図6(II)に示す状態への変化の際の成形ロール22,被加工材42の上下の動きは、図6(II)から図6(III)に示す状態への変化の際の成形ロール22,被加工材42の上下の動きとは逆の動きとなる。
詳しくは、既に加工成形した細径部72A-1の隣接部分に対して成形ロール22,26により同じ圧下量で圧下を加え、細径部72A-1に連続した同径の細径部72A-2を加工形成する。
以上のようにして軸方向両端部の大径部74と74との間に細径部72A-1,72A-2,72A-3から成る細径部72A全体を加工形成する。
具体的には、図7に示しているように図6に示したのと同様の手順で圧下を行い、細径部72Aを更に圧下量が大で径の小さい細径部72Bに加工形成する。その際の成形ロール22,26,被加工材42の動きは、基本的に図6に示す手順を実行する際の動きと同様である。
このようにして軸方向の両端部の大径部74と74との間に、軸方向に同径の細径部72Bを、成形ロール22,26の幅よりも軸方向に長い所定加工範囲に亘って加工形成する。
上記の均しロールユニット56,58は、この盛上りを均して平滑化する働きを行う。
尚、細径部の幅方向の両外側に位置する部位の径(外径)が同一である場合には、均しロール60aと60bとを1本の連続したロールとし、同様に均しロール66aと66bとを1本の連続したロールとして構成しておくことも可能である。
この例においては、例えば一旦細径部80を大径部82と82との間に全長に亘り加工形成し、その後細径部80の一部を更に成形ロール22,26によって圧下し、合計の圧下量の多い細径部78を細径部80に隣接して加工形成することが可能である。
尚細径部78と80とを、それぞれの1回の圧下量を異ならせることで、1回の圧下即ち細径化動作で加工形成することも可能である。
このうち図10(A)の例は両端の大径部74の間に、軸方向に一様な径の長い細径部72Bを加工形成した場合の例であり、図10(B)は、軸方向の一端部に、本体側の部分よりも細径をなす細径部84を加工形成した場合の例である。
また図10(C)は、軸方向に径の様々に異なった複数の細径部86,90,92,94,96,98,100を加工形成した場合の例である。
またコントローラによる制御の内容をプログラム変更によって容易に変更することができ、様々な形状を有する加工品を簡単に自動的に加工することができる。
この例は、被加工材の軸方向の予定加工範囲の全体に亘って、連続して軸方向に細径部を加工形成して行く場合の例である。
図11において102,104は、それぞれ互いに同一形状をなす上側と下側の成形ロールで、水平方向即ち成形ロール102,104及び被加工材42の軸心と平行方向に伸び、同方向及び周方向に平滑な面をなす成形面105aを外周面105に備えている。
外周面105にはまた、成形面105aを間にした軸方向両側にテーパ面105bが備えられている。
テーパ面105bは、成形ロール102,104を被加工材42に押し込んでこれを変形させ圧下する際に、その変形を助け、案内する。
同様にして、更に細径をなす細径部106C,106Dを同様の手法にて加工形成する。
例えば大径部108と108との間に細径部110,112を隣接して加工形成する場合において、図11に示した加工手法を適用することも可能である。
具体的には、ここでは成形ロール102,104の被加工材42に対する圧下量を軸方向に沿って異ならせることで、径の異なった細径部110,112を加工形成する。
この例は、被加工材42に対して中間の大径部120の軸方向の一方の側、具体的にはここでは図中左側に細径部122を、また図中右側にこれよりも径の大きな細径部124を加工形成する場合の例である。
このような手法によって、大径部120を軸方向の中間部に有し、その軸方向の両側に細径部122,124を有する形状の加工品を、成形ロール102,104の軸方向及び軸直角方向の相対移動を伴って加工形成することが可能である。
15 コントローラ
18 シリンダロッド
20 上昇降プレート
22,102 上成形ロール
26,104 下成形ロール
28 下昇降プレート
30 第2の昇降シリンダ
34 駆動モータ
36 駆動軸
40,41 伝達ロッド
42 被加工材
44,46 マニピュレータ
60a,60b,66a,66b 均しロール
71,105 外周面
71a,105a 成形面
72A,72B 細径部
76 盛上り
Claims (10)
- (a)棒状の被加工材を回転可能に保持する保持部材と、(b)該被加工材の周方向に単数若しくは複数配置された、平滑な成形面を外周面に備えた成形ロールと、(c)該成形ロールを該被加工材に対し、該被加工材の軸方向に任意の移動量で相対移動させる第1移動手段、及び該被加工材の軸直角方向に任意の移動量で相対移動させる第2移動手段を備えた該成形ロールの相対移動手段と、(d)該成形ロールを回転駆動する回転駆動手段と、(e)該成形ロールにおける幅方向の一方の外側部位および他方の外側部位に、且つ、互いに独立して前記軸直角方向に移動可能に配置された一方の均しロールおよび他方の均しロールと、を有する加工設備を用い、
前記被加工材に接触させた前記成形ロールの回転により該被加工材を中心の軸心周りに転動させながら該成形ロールを押し込んで該被加工材を該軸心側に圧下し、断面円形に細径化する細径化動作を、該被加工材の軸方向に沿って同一の若しくは異なった圧下量で施し、前記成形ロールの幅よりも軸方向に長い予定加工範囲に亘って細径部を加工形成するとともに、該成形ロールの幅方向の外側部位で前記被加工材に生じる盛上りを、前記一方の均しロールおよび他方の均しロールの少なくとも何れかで押圧して均し動作させることを特徴とする細径化加工方法。 - 請求項1において、前記成形ロールの前記被加工材に対する前記軸方向の相対移動を、該成形ロールの該被加工材からの一時的な離間を伴って間欠的に行い、前記細径化動作を該軸方向に順次に施して行くことを特徴とする細径化加工方法。
- 請求項1において、前記成形ロールの前記被加工材に対する前記軸方向の相対移動を、該被加工材に対し該成形ロールを接触状態を保ちながら連続的に行い、前記細径化動作を該軸方向に連続して施して行くことを特徴とする細径化加工方法。
- 請求項1〜3の何れかにおいて、前記細径化動作を前記軸直角方向に複数段階に行い、前記被加工材を該軸直角方向に段階的に細径化して行くことを特徴とする細径化加工方法。
- 請求項1〜4の何れかにおいて、前記被加工材に対する前記軸心側への前記成形ロールの圧下量を前記軸方向において異ならせることで、該軸方向に沿って径の異なった細径部を前記被加工材に加工形成することを特徴とする細径化加工方法。
- 請求項1〜5の何れかにおいて、前記被加工材の周方向に前記成形ロールを複数配置し、該複数の成形ロールを均等な押込量で該被加工材に押し込んで前記細径部を加工形成することを特徴とする細径化加工方法。
- 請求項1〜6の何れかにおいて、前記一方の均しロールと、前記他方の均しロールとを、前記被加工材の軸直角方向の異なる位置に位置させて、該一方の均しロールと他方の均しロールとを、該異なる位置で前記均し動作させることを特徴とする細径化加工方法。
- 請求項1〜7の何れかにおいて、前記被加工材が中実構造のものであることを特徴とする細径化加工方法。
- 請求項1〜8の何れかにおいて、前記被加工材の前記予定加工範囲の全長に亘る、前記細径化動作を伴う前記成形ロールの1回の軸方向移動を1加工パスとして、該加工パスを複数回繰り返し行い、前記細径化を行うことを特徴とする細径化加工方法。
- (a)棒状の被加工材を回転可能に保持する保持部材と、
(b)該被加工材の周方向に単数若しくは複数配置された、平滑な成形面を外周面に備えた成形ロールと、
(c)該成形ロールを該被加工材に対し、該被加工材の軸方向に任意の移動量で相対移動させる第1移動手段、及び該被加工材の軸直角方向に任意の移動量で相対移動させる第2移動手段を備えた該成形ロールの相対移動手段と、
(d)該成形ロールを回転駆動する回転駆動手段と、
(e)該成形ロールにおける幅方向の一方の外側部位および他方の外側部位に、且つ、互いに独立して前記軸直角方向に移動可能に配置され、前記成形ロールの前記被加工材に対する圧下により該被加工材に生ずる盛上りを均し作用する一方の均しロールおよび他方の均しロールと、
(f)前記成形ロールの回転及び前記軸方向と軸直角方向の相対移動を制御し、該成形ロールにて該被加工材に予め定めたパターンで圧下による加工を行わせるとともに、前記一方の均しロールおよび他方の均しロールの前記軸直角方向の位置を互いに独立して制御するコントローラと、
を有していることを特徴とする細径化加工設備。
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