JP6291865B2 - ズームレンズおよびこのズームレンズを用いた撮像装置 - Google Patents
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(1)−40 < νdP1−νdN1 < 0
を満足し、第4レンズ群が、第2正レンズの物体側に隣接して2枚の正レンズを有し、第2正レンズおよび2枚の正レンズからなる合計3枚のレンズのアッベ数の平均値をνd 4GP としたとき、以下の条件式
(3)75 < νd 4GP < 96
を満足することを特徴とする。
本願に係る他のズームレンズは、物体側から像面側に向かって順に、正の屈折力を有する第1レンズ群、負の屈折力を有する第2レンズ群、負の屈折力を有する第3レンズ群、および、正の屈折力を有する第4レンズ群を配設すると共に、第4レンズ群の像側へ挿脱可能に設けられ、第1レンズ群から第4レンズ群までの各レンズ群と像面との距離を変えることなく、全系の焦点距離を長い側へ遷移させるエクステンダレンズ群を有して構成され、変倍に際して、第1レンズ群と第2レンズ群との間隔、第2レンズ群と第3レンズ群との間隔、および、第3レンズ群と第4レンズ群との間隔がそれぞれ変化するよう、第2レンズ群および第3レンズ群を移動させるズームレンズであって、第4レンズ群が、最も像面側から物体側に向かって順に、第1正レンズ、第1負レンズ、第2負レンズ、および、第2正レンズを有し、該レンズを構成する材料のd線に対する屈折率をnd、g線に対する屈折率をng、C線に対する屈折率をnCとしたときに、(nd−1)/(ng−nC)で求まる値をアッベ数νdとし、第1正レンズのアッベ数をνdP1とし、第1負レンズのアッベ数をνdN1としたとき、以下の条件式
(1)−40 < νdP1−νdN1 < 0
を満足し、第1レンズ群が、物体側から像面側に向かって順に、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズ、物体側に像側よりも曲率半径の絶対値が小さい凸面を向けた正レンズ、および、物体側に像側よりも曲率半径の絶対値が小さい凸面を向けた正レンズの3枚で構成され、第1レンズ群に回折光学素子を含むことを特徴とする。
本願に係る他のズームレンズは、物体側から像面側に向かって順に、正の屈折力を有する第1レンズ群、負の屈折力を有する第2レンズ群、負の屈折力を有する第3レンズ群、および、正の屈折力を有する第4レンズ群を配設すると共に、第4レンズ群の像側へ挿脱可能に設けられ、第1レンズ群から第4レンズ群までの各レンズ群と像面との距離を変えることなく、全系の焦点距離を長い側へ遷移させるエクステンダレンズ群を有して構成され、変倍に際して、第1レンズ群と第2レンズ群との間隔、第2レンズ群と第3レンズ群との間隔、および、第3レンズ群と第4レンズ群との間隔がそれぞれ変化するよう、第2レンズ群および第3レンズ群を移動させるズームレンズであって、第4レンズ群が、最も像面側から物体側に向かって順に、第1正レンズ、第1負レンズ、第2負レンズ、および、第2正レンズを有し、該レンズを構成する材料のd線に対する屈折率をnd、g線に対する屈折率をng、C線に対する屈折率をnCとしたときに、(nd−1)/(ng−nC)で求まる値をアッベ数νdとし、第1正レンズのアッベ数をνdP1とし、第1負レンズのアッベ数をνdN1としたとき、以下の条件式
(1)−40 < νdP1−νdN1 < 0
を満足し、第1レンズ群が、物体側から順に、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズ、物体側に像側よりも曲率半径の絶対値が小さい凸面を向けた正レンズ、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズ、物体側に像側よりも曲率半径の絶対値が小さい凸面を向けた正レンズ、および、物体側に像側よりも曲率半径の絶対値が小さい凸面を向けた正レンズの5枚で構成されることを特徴とする。
(5)θC,A' < 0.000667・νd+0.300
(10)θC,A' < 0.000667・νd + 0.300
(12)−5.0 < f2/fW < −2.0
(13)−4.5 < f3/fW < −1.5
(14)1.5 < f4/fW < 4.5
(15)−2.5 < fE/fW < −0.7
f:全系の焦点距離
F:Fナンバ
ω:半画角(度)
r:曲率半径(非球面については近軸曲率半径)
d:面間隔
nd:屈折率
νd:アッベ数
θC,A':部分分散比:(nC−nA’)/(nF−nC)
C2:位相関数の2次係数
C4:位相関数の4次係数
K:非球面の円錐定数
A4:非球面式の4次係数
A6:非球面式の6次係数
A8:非球面式の8次係数
以下に、図1に示すエクステンダレンズ群Exが挿入されていない状態での実施例1に係るズームレンズ1の数値例を示す。
λ=587.56(nm),C2=-3.06070×10-5,C4=2.23341×10-10
広角端 中間焦点距離 望遠端
f=17.07 f=91.31 f=487.4
A 5.487 77.906 94.869
B 71.175 6.645 44.244
C 66.650 59.061 4.500
広角端 中間焦点距離 望遠端
f=17.07 f=91.31 f=487.4
第2レンズ群 -0.680 -20.953 3.501
第3レンズ群 0.217 -0.0376 -1.202
第4レンズ群 -0.793 -0.793 -0.793
(1)νdP1−νdN1=-23.0
(2)(RN2I+RN1O)/(RN2I−RN1O)=-0.269
(3)νd4GP=81.5
(6)L4/T4F-I=0.257
(11)f1/fW=8.55
(12)f2/fW=-2.98
(13)f3/fW=-2.58
(14)f4/fW=2.76
望遠端における望遠比:0.575
以下に、図2に示すエクステンダレンズ群Exが挿入されている状態での実施例1に係るズームレンズ1の数値例を示す。また、図14ないし図16に、このときの実施例1に係るズームレンズ1の広角端、中間焦点距離、望遠端における球面収差、非点収差、歪曲収差およびコマ収差の各収差曲線図を示す。
λ=587.56(nm),C2=-3.06070×10-5,C4=2.23341×10-10
広角端 中間焦点距離 望遠端
f=34.16 f=182.7 f=975.2
A 5.487 77.906 94.869
B 71.175 6.645 44.244
C 66.650 59.061 4.500
広角端 中間焦点距離 望遠端
f=34.16 f=182.7 f=975.2
第2レンズ群 -0.680 -20.953 3.501
第3レンズ群 0.217 -0.0376 -1.202
第4レンズ群 -0.793 -0.793 -0.793
エクステンダ 2.000 2.000 2.000
以下に、条件式(7)、(15)の数値を挙げる。他の条件式については、エクステンダレンズ群Exを挿入していない場合と同一の値であるため、記載を省略する。以降の実施例についても同様である。
(7)fTC/fDOE=0.0597
(15)fE/fW=-1.73
以下に、図3に示すエクステンダレンズ群Exが挿入されていない状態での実施例2のズームレンズ1の数値例を示す。また、図17ないし図19に、このときの実施例2に係るズームレンズ1の広角端、中間焦点距離、望遠端における球面収差、非点収差、歪曲収差およびコマ収差の各収差曲線図を示す。
λ=587.56(nm),C2=-2.05523×10-5,C4=8.88676×10-10
広角端 中間焦点距離 望遠端
f=17.08 f=91.53 f=486.2
A 7.192 75.842 89.762
B 65.781 6.155 43.715
C 63.691 54.667 3.187
広角端 中間焦点距離 望遠端
f=17.08 f=91.53 f=486.2
第2レンズ群 -0.787 19.702 3.137
第3レンズ群 0.194 -0.0415 -1.383
第4レンズ群 -0.777 -0.777 -0.777
(1)νdP1−νdN1=-24.5
(2)(RN2I+RN1O)/(RN2I−RN1O)=-0.202
(3)νd4GP=86.0
(6)L4/T4F-I=0.322
(8)νd1GP=82.6
(11)f1/fW=8.45
(12)f2/fW=-3.04
(13)f3/fW=-2.25
(14)f4/fW=2.48
望遠端における望遠比:0.543
以下に、図4に示すエクステンダレンズ群Exが挿入されている状態での実施例2に係るズームレンズ1の数値例を示す。また、図20ないし図22に、このときの実施例2に係るズームレンズ1の広角端、中間焦点距離、望遠端における球面収差、非点収差、歪曲収差およびコマ収差の各収差曲線図を示す。
λ=587.56(nm),C2=-2.05523×10-5,C4=8.88676×10-10
広角端 中間焦点距離 望遠端
f=33.50 f=179.5 f=953.7
A 7.192 75.842 89.762
B 65.781 6.155 43.715
C 63.691 54.667 3.187
広角端 中間焦点距離 望遠端
f=33.50 f=179.5 f=953.7
第2レンズ群 -0.787 19.702 3.137
第3レンズ群 0.194 -0.0415 -1.383
第4レンズ群 -0.777 -0.777 -0.777
エクステンダ 1.962 1.962 1.962
(7)fTC/fDOE=0.0392
(15)fE/fW=-1.15
以下に、図5に示すエクステンダレンズ群Exが挿入されていない状態での実施例3に係るズームレンズ1の数値例を示す。また、図23ないし図25に、このときの実施例3に係るズームレンズ1の広角端、中間焦点距離、望遠端における球面収差、非点収差、歪曲収差およびコマ収差の各収差曲線図を示す。
λ=587.56 (nm),C2=-2.06961×10-5,C4=1.17380×10-10
広角端 中間焦点距離 望遠端
f=17.07 f=91.26 f=487.2
A 5.400 78.425 94.911
B 71.253 6.594 44.438
C 66.028 57.662 3.332
広角端 中間焦点距離 望遠端
f=17.07 f=91.26 f=487.2
第2レンズ群 -0.713 -73.919 3.335
第3レンズ群 0.207 0.0107 -1.264
第4レンズ群 -0.780 -0.780 -0.780
(1)νdP1−νdN1=-23.0
(2)(RN2I+RN1O)/(RN2I−RN1O)=-0.168
(3)νd4GP=81.5
(6)L4/T4F-I=0.261
(8)νd1GP=82.6
(11)f1/fW=8.68
(12)f2/fW=-3.08
(13)f3/fW=-2.50
(14)f4/fW=2.74
望遠端における望遠比:0.573
以下に、図6に示すエクステンダレンズ群Exが挿入されている状態での実施例3に係るズームレンズ1の数値例を示す。また、図26ないし図28に、このときの実施例3に係るズームレンズ1の広角端、中間焦点距離、望遠端における球面収差、非点収差、歪曲収差およびコマ収差の各収差曲線図を示す。
λ=587.56 (nm),C2=-2.06961×10-5,C4=1.17380×10-10
広角端 中間焦点距離 望遠端
f=33.79 f=180.7 f=964.7
A 5.400 78.425 94.911
B 71.253 6.594 44.438
C 66.028 57.662 3.332
広角端 中間焦点距離 望遠端
f=33.79 f=180.7 f=964.7
第2レンズ群 -0.713 -73.919 3.335
第3レンズ群 0.207 0.0107 -1.264
第4レンズ群 -0.780 -0.780 -0.780
エクステンダ 1.980 1.980 1.980
(7)fTC/fDOE=0.0399
(15)fE/fW=-1.76
以下に、図7に示すエクステンダレンズ群Exが挿入されていない状態での実施例4に係るズームレンズ1の数値例を示す。また、図29ないし図31に、このときの実施例4に係るズームレンズ1の広角端、中間焦点距離、望遠端における球面収差、非点収差、歪曲収差およびコマ収差の各収差曲線図を示す。
λ=587.56(nm),C2=-2.07977×10-5,C4=9.76351×10-10
非球面;第19面
K=0.0,A4=-7.21843×10-6,A6=-6.52396×10-9,A8=4.67279×10-12
広角端 中間焦点距離 望遠端
f=17.05 f=91.30 f=487.3
A 5.846 75.128 87.903
B 65.173 6.100 47.276
C 67.232 57.023 3.072
広角端 中間焦点距離 望遠端
f=17.05 f=91.30 f=487.3
第2レンズ群 -0.847 11.221 3.093
第3レンズ群 0.188 -0.0758 -1.469
第4レンズ群 -0.749 -0.749 -0.749
(1)νdP1−νdN1=-24.5
(2)(RN2I+RN1O)/(RN2I−RN1O)=-1.11
(3)νd4GP=86.0
(6)L4/T4F-I=0.334
(8)νd1GP=82.6
(11)f1/fW=8.39
(12)f2/fW=-3.19
(13)f3/fW=-2.27
(14)f4/fW=2.47
望遠端における望遠比:0.542
以下に、図8に示すエクステンダレンズ群Exが挿入されている状態での実施例4に係るズームレンズ1の数値例を示す。また、図32ないし図34に、このときの実施例4に係るズームレンズ1の広角端、中間焦点距離、望遠端における球面収差、非点収差、歪曲収差およびコマ収差の各収差曲線図を示す。
λ=587.56(nm),C2=-2.07977×10-5,C4=9.76351×10-10
非球面;第19面
K=0.0,A4=-7.21843×10-6,A6=-6.52396×10-9,A8=4.67279×10-12
広角端 中間焦点距離 望遠端
f=34.04 f=182.3 f=972.8
A 5.846 75.128 87.903
B 65.173 6.100 47.276
C 67.232 57.023 3.072
広角端 中間焦点距離 望遠端
f=34.04 f=182.3 f=972.8
第2レンズ群 -0.847 11.221 3.093
第3レンズ群 0.188 -0.0758 -1.469
第4レンズ群 -0.749 -0.749 -0.749
エクステンダ 1.996 1.996 1.996
(7)fTC/fDOE=0.0405
(15)fE/fW=-1.02
以下に、図9に示すエクステンダレンズ群Exが挿入されていない状態での実施例5に係るズームレンズ1の数値例を示す。また、図35ないし図37に、実施例5に係るズームレンズ1の広角端、中間焦点距離、望遠端における球面収差、非点収差、歪曲収差およびコマ収差の各収差曲線図を示す。
広角端 中間焦点距離 望遠端
f=17.08 f=91.51 f=487.2
A 6.436 70.816 83.849
B 61.795 6.263 43.915
C 62.699 53.851 3.166
広角端 中間焦点距離 望遠端
f=17.08 f=91.51 f=487.2
第2レンズ群 -0.774 30.028 3.314
第3レンズ群 0.203 -0.0281 -1.353
第4レンズ群 -0.801 -0.801 -0.801
(1)νdP1−νdN1=-17.8
(2)(RN2I+RN1O)/(RN2I−RN1O)=-1.17
(3)νd4GP=81.5
(6)L4/T4F-I=0.256
(8)νd1GP=94.9
(11)f1/fW=7.94
(12)f2/fW=-2.84
(13)f3/fW=-2.24
(14)f4/fW=2.66
望遠端における望遠比:0.575
以下に、図10に示すエクステンダレンズ群Exが挿入されている状態での実施例5に係るズームレンズ1の数値例を示す。また、図38ないし図40に、実施例5に係るズームレンズ1の広角端、中間焦点距離、望遠端における球面収差、非点収差、歪曲収差およびコマ収差の各収差曲線図を示す。
広角端 中間焦点距離 望遠端
f=34.18 f=183.1 f=974.9
A 6.436 70.816 83.849
B 61.795 6.263 43.915
C 62.699 53.851 3.166
広角端 中間焦点距離 望遠端
f=34.18 f=183.1 f=974.9
第2レンズ群 -0.774 30.028 3.314
第3レンズ群 0.203 -0.0281 -1.353
第4レンズ群 -0.801 -0.801 -0.801
エクステンダ 2.001 2.001 2.001
(7)fTC/fDOE=該当せず
(15)fE/fW=-1.72
次に、実施例6として、本発明に係る実施例1ないし実施例5に示されるズームレンズ1を適用した撮像装置について、図41を参照しながら説明する。実施例6の撮像装置は、テレビカメラ、デジタルカメラ、ビデオカメラ等、特に監視用途に好適に用いられる。
G1 第1レンズ群 G2 第2レンズ群 G3 第3レンズ群
G4第4レンズ群 Ex エクステンダレンズ群 I 像面
Claims (10)
- 物体側から像面側に向かって順に、正の屈折力を有する第1レンズ群、負の屈折力を有する第2レンズ群、負の屈折力を有する第3レンズ群、および、正の屈折力を有する第4レンズ群を配設すると共に、前記第4レンズ群の像側へ挿脱可能に設けられ、前記第1レンズ群から前記第4レンズ群までの各レンズ群と像面との距離を変えることなく、全系の焦点距離を長い側へ遷移させるエクステンダレンズ群を有して構成され、
変倍に際して、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔、および、前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との間隔がそれぞれ変化するよう、前記第2レンズ群および前記第3レンズ群を移動させるズームレンズであって、
前記第4レンズ群が、最も像面側から物体側に向かって順に、第1正レンズ、第1負レンズ、第2負レンズ、および、第2正レンズを有し、
該レンズを構成する材料のd線に対する屈折率をnd、g線に対する屈折率をng、C線に対する屈折率をnCとしたときに、(nd−1)/(ng−nC)で求まる値をアッベ数νdとし、
前記第1正レンズのアッベ数をνdP1とし、前記第1負レンズのアッベ数をνdN1としたとき、以下の条件式
(1)−40 < νdP1−νdN1 < 0
を満足し、
前記第4レンズ群が、前記第2正レンズの物体側に隣接して2枚の正レンズを有し、前記第2正レンズおよび前記2枚の正レンズからなる合計3枚のレンズのアッベ数の平均値をνd 4GP としたとき、以下の条件式
(3)75 < νd 4GP < 96
を満足することを特徴とするズームレンズ。 - 物体側から像面側に向かって順に、正の屈折力を有する第1レンズ群、負の屈折力を有する第2レンズ群、負の屈折力を有する第3レンズ群、および、正の屈折力を有する第4レンズ群を配設すると共に、前記第4レンズ群の像側へ挿脱可能に設けられ、前記第1レンズ群から前記第4レンズ群までの各レンズ群と像面との距離を変えることなく、全系の焦点距離を長い側へ遷移させるエクステンダレンズ群を有して構成され、
変倍に際して、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔、および、前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との間隔がそれぞれ変化するよう、前記第2レンズ群および前記第3レンズ群を移動させるズームレンズであって、
前記第4レンズ群が、最も像面側から物体側に向かって順に、第1正レンズ、第1負レンズ、第2負レンズ、および、第2正レンズを有し、
該レンズを構成する材料のd線に対する屈折率をnd、g線に対する屈折率をng、C線に対する屈折率をnCとしたときに、(nd−1)/(ng−nC)で求まる値をアッベ数νdとし、
前記第1正レンズのアッベ数をνdP1とし、前記第1負レンズのアッベ数をνdN1としたとき、以下の条件式
(1)−40 < νdP1−νdN1 < 0
を満足し、
前記第1レンズ群が、物体側から像面側に向かって順に、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズ、物体側に像側よりも曲率半径の絶対値が小さい凸面を向けた正レンズ、および、物体側に像側よりも曲率半径の絶対値が小さい凸面を向けた正レンズの3枚で構成され、前記第1レンズ群に回折光学素子を含むことを特徴とするズームレンズ。 - 物体側から像面側に向かって順に、正の屈折力を有する第1レンズ群、負の屈折力を有する第2レンズ群、負の屈折力を有する第3レンズ群、および、正の屈折力を有する第4レンズ群を配設すると共に、前記第4レンズ群の像側へ挿脱可能に設けられ、前記第1レンズ群から前記第4レンズ群までの各レンズ群と像面との距離を変えることなく、全系の焦点距離を長い側へ遷移させるエクステンダレンズ群を有して構成され、
変倍に際して、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔、および、前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との間隔がそれぞれ変化するよう、前記第2レンズ群および前記第3レンズ群を移動させるズームレンズであって、
前記第4レンズ群が、最も像面側から物体側に向かって順に、第1正レンズ、第1負レンズ、第2負レンズ、および、第2正レンズを有し、
該レンズを構成する材料のd線に対する屈折率をnd、g線に対する屈折率をng、C線に対する屈折率をnCとしたときに、(nd−1)/(ng−nC)で求まる値をアッベ数νdとし、
前記第1正レンズのアッベ数をνdP1とし、前記第1負レンズのアッベ数をνdN1としたとき、以下の条件式
(1)−40 < νdP1−νdN1 < 0
を満足し、
前記第1レンズ群が、物体側から順に、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズ、物体側に像側よりも曲率半径の絶対値が小さい凸面を向けた正レンズ、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズ、物体側に像側よりも曲率半径の絶対値が小さい凸面を向けた正レンズ、および、物体側に像側よりも曲率半径の絶対値が小さい凸面を向けた正レンズの5枚で構成されることを特徴とするズームレンズ。 - 前記第2負レンズの像側面の曲率半径をRN2Iとし、前記第1負レンズの物体側面の曲率半径をRN1Oとしたとき、以下の条件式
(2)−2.0 < (RN2I+RN1O)/(RN2I−RN1O) < 0.0
を満足することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載のズームレンズ。 - 前記第2正レンズおよび前記2枚の正レンズにおいて、各正レンズを構成する材料のF線に対する屈折率をnFとし、C線に対する屈折率をnCとし、A’線に対する屈折率をnA’としたときに、(nC−nA’)/(nF−nC)で求まる値を、該正レンズを構成する材料の部分分散比θC,A'としたとき、前記第2正レンズおよび前記2枚の正レンズのうち少なくとも1枚のアッベ数νdおよび部分分散比θC,A'が、以下の条件式
(4)75 < νd < 96
(5)θC,A' < 0.000667・νd+0.300
を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。 - 前記第1正レンズと前記第1負レンズ、および、前記第2負レンズと前記第2正レンズが、それぞれ接合されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載のズームレンズ。
- 前記第4レンズ群の最も物体側の面から最も像側の面までの光軸に沿った距離をL4とし、前記第4レンズ群の最も物体側の面から像面までの光軸に沿った距離であって、前記第4レンズ群より像側に屈折力を有さない光学素子が含まれる場合、該光学素子が存在しないと仮定した空気換算長をT4F-Iとしたとき、以下の条件式
(6)0.2 < L4/T4F-I < 0.5
満足し、
変倍に際して、前記第4レンズ群が、像面に対して固定されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一項に記載のズームレンズ。 - 前記エクステンダレンズ群を挿入した状態での望遠端における全系の焦点距離をfTCとし、前記回折光学素子の回折部の焦点距離をfDOEとしたとき、以下の条件式
(7)0.02 < fTC/fDOE < 0.10
を満足することを特徴とする請求項2に記載のズームレンズ。 - 変倍に際して、前記第1レンズ群が、像面に対して固定されていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか一項に記載のズームレンズ。
- 請求項1ないし9のいずれか一項に記載のズームレンズを、撮影用光学系として有することを特徴とする撮像装置。
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