JP6291227B2 - 単板の脱水方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自由水と呼ばれる水(以下、水分と言う)を多量に含んでいる単板の、脱水方法及び装置に関するものである。
従来、複数枚の単板を接着剤により接着して合板・単板積層材などの製品(以下、積層材と言う)を製造している。
その際、単板を、接着するために必要な含水率まで乾燥している。
この乾燥の前処理として、単板をその厚さ方向に圧縮変形して前記水分のいくらかを絞出す、即ち脱水することが行われている。
例えば特許文献1のように、一対のロールを、単板の厚さの50%程度の間隔を隔てて対設すると共に、一方のロールを回転駆動可能に備えた脱水装置を使用している。
このロールの間に単板をその繊維方向が移動方向となるように通して、単板をその厚さ方向に圧縮変形し、単板のいくらかの水分を絞出している。
特許3790311号公報
しかし上記のような装置により単板を厚さ方向に圧縮して脱水処理する場合に、節が破壊することが問題となっている。
単板に表れる節の繊維方向は、単板の厚さ方向とほぼ同方向である。
通常、圧縮力を受けた際の木材の繊維方向の弾性域(弾性範囲)は、半径方向や接線方向に比べてはるかに小さい。
そのため、上記のように一対のロールの間に単板を通した場合、節のひずみが弾性域,塑性域を超えてしまい、節が破壊して細かい片となって単板から分離し、表裏に貫通した穴が残ってしまう。
このようになった単板は、そのままでは低品質の単板とみなされ、このような単板を用いて製造された積層材も低品質なものとして安価で販売されていた。
このことを避けるため、一対のロールの間隔を広げると、上記節が破壊されることは少なくなるが、単板が厚さ方向に圧縮変形する量が減少し、殆ど脱水できなくなるのであった。
本発明では、駆動ロールとこれに対して軸中心線方向に複数並べた各幅狭ロールとにより、単板を表裏両面から圧縮しつつ搬送して脱水する。
その際、単板の、両ロールの間を通過する箇所に節が無い場合は、各幅狭ロールの駆動ロールに対する位置が殆ど変化せず、一方前記箇所に節がある場合は、節から受ける力により各幅狭ロールは駆動ロールから遠ざかる。
本発明によれば、一対のロールの間を単板の節がない箇所が通過する場合、各幅狭ロールが、該箇所をほぼ希望する状態に圧縮変形し、脱水することがができる。
また同じく単板の節が通過する場合、設定された押圧力以上の力は働かないので,節を過度に圧縮して破壊することが殆ど無い。
本発明の第1実施例の側面説明図である。 図1において、第1支持具3、4などからなる支持部材5を取除いた幅狭ロ ール1の側面説明図である。 図2において、一点鎖線G−Gより矢印方向をみた拡大断面説明図である。 支持部材5を構成する支持具3の斜視説明図である。 支持部材5を構成する支持具4の斜視説明図である。 図5の矢印方向から見た支持具4の斜視説明図である。 図3に示した幅狭ロール1と、第1支持具3・4との位置関係を示す拡大断 面説明図である。 図1において単板を取り除いた状態で、一点鎖線X−Xより矢印方向を見た 一部省略正面説明図である。 図1において単板を取り除いた状態で、一点鎖線Y−Yより矢印方向を見 た一部省略正面説明図である。 図1において単板を取り除いた状態で、一点鎖線M−Mより矢印方向を見 た一部省略平面説明図である。 図1の幅狭ロール1及び駆動ロール13の各中心を結ぶ一点鎖線P−Pに おける部分断面拡大説明図ある。尚、図1において一点鎖線P−Pは、L7を表す 線と重なる線であるが、分かりやすくするため、L7を示す線とずらして示した。 本発明の第2実施例の側面説明図である。 図12のロール1及び駆動ロール13の各中心を結ぶ一点鎖線P−Pにお ける部分断面拡大説明図ある。 本発明の第3実施例の側面説明図である。 図14の一点鎖線N−Nにおける一部省略平面説明図である。 本発明の変更例の側面説明図である。 本発明の変更例の側面説明図である。 本発明の変更例の側面説明図である。
以下、本発明の第1実施例を説明する。
尚、複数の実施例を述べるが、同一の部材を用いた場合には、同じ符号を付すこと
とする。
図1において1は、幅狭ロールである。
幅狭ロール1は、図3、図4に示すように、外周面が軸芯方向と平行状であるリム1Aと、該方向の幅L3がリム1の幅L1よりも狭いボス1Bとを備えている。
また、ボス1Bの内側に、第1軸受1Cをスナップリング1Dにより位置決めした状態で備えている。
また第1軸受1Cには、後述する第1支持具3・4に固定された第1支持ピン2が挿入されていて、第1支持ピン2に対し幅狭ロール1が回転可能に支持されている。
第1支持ピン2は図4に示すように、両端に円柱突起部2Aを備え、また図3に示すように、円柱突起部2Aの周囲に、図4では左右外側に突出したリング状の鍔部2C有している。
鍔部2Cとボス1Bとの間には、後述するように単板から出た水が第1軸受1C内に浸入することを防ぐために、図3、4に示すようオイルシール2Dが、装着されている。
尚、第1支持ピン2には、後述する第1六角穴付ショルダボルト(以下、第1ボルトと言う)5Aを図4で左右両側から幅狭ロール1の中心に向けてねじ込み挿入するための、第1雌ねじ2B’を備えた第1穴2Bを、図2に示すように3箇所形成する。
図4乃至図6に示した3・4は、幅狭ロール1を支持するための一対の支持具である。
第1支持具3・4は、後述するが図10に示すように重ね合せて用い、支持体5とする。
また第1支持具3・4の形状は、図4乃至図6から分かるように、後述する貫通孔を除き、前記重ね合せる面に対し対称となっている。
即ち、第1支持具3・4には、図4、図5から明らかなように、各々右側(図1でも右側)上部に幅が狭い第1突起部3A・第2突起部4Aを、また左側下部に同じく幅が狭い第3突起部3B・第4突起部4Bを備えている。
また各突起部3A・4A及び4B・4Bには、各々図10に示すように重ね合せた際に一致する位置に、図4乃至図6に示すように同じ直径の第1貫通孔3C、第2貫通孔3D、及び第3貫通孔4C、第4貫通孔4Dが設けられている。
更に図4で第1支持具3の場合で説明するが、重ね合せる内側の面で左右方向の中央に、幅狭ロール1より大きい直径となる円弧状の2個の第1円周面3Eにより構成される第1切欠部3Fを設ける。
また第1切欠部3Fには、上下に第1支持具3の上面と同一な面を有し、第1円周面3Eと同一の中心で且つ第1円周面3Eより小径の円弧状の第2円周面3Gからなる第5突起部3Hが、第1切欠部3F側へ突出した状態となっている。
第5突起部3Hには、更に第1切欠部3F側へ突出し、任意の幅を有するリング状の第6突起部3Jを設ける。
第6突起部3Jの第1切欠部3F側先端部には、一周連続する溝(図示せず)を設け、該溝に、第1ウレタンゴム3Kを、第1切欠部3F側へ2〜3ミリメートル突出した状態で、挿入固定する。
また、第6突起部3Jの内側には、第1切欠部3F側への突出量が、第6突起部3Jより少なく、同じく任意の幅を有するリング状の第7突起部3Lを設ける。
第7突起部3Lには、後述するように、第1ボルト5Aにより幅狭ロール1と第1支持具を一体に固定するための、第1支持具3の裏面から第1切欠部3F側に貫通する3個の第5貫通孔3Pを、各第1穴2Bと相対する位置に設ける。
更に、第7突起部3Lの内側には、第5貫通孔3Pと平行に同じく貫通する第6貫通孔3Rを設ける。
以上、第1支持具3で説明したが、図10で左右対称の形状となる状態で第1支持具4も第1支持具3と同様の形状で、図6のように第4円周面4E、第2切欠部4F、第5円周面4G、第7突起部4H、第6円周面4J、第2ウレタンゴム4K及び第8突起部4Lを備えている。
第8突起部4Lには、第1支持具4の裏面から第2切欠部4F側に貫通する3個の第7貫通孔4Pを第1支持具3の各第5貫通孔3Pと相対する位置に、また第8貫通孔4Rを第6貫通孔3Rと相対する位置に設ける。
一方、第1支持具3・4とでは、次の点で形成する穴が異なる。
即ち第1支持具3には図4に示すように、第1支持具3には、第1切欠部3Fより外側の4隅に、後述するように挿入する第2六角穴付ショルダボルト(以下、第2ボルトと言う)5Bの先端に形成した雄ねじに合致する第2雌ねじ3Mを形成する。
これに対し第1支持具4には、後述するように第1支持具3と重ね合せた際に、第2
雌ねじ3Mに相対する4箇所に、図5,7に示すように、第8貫通孔4Mを形成する。
以上示した各部材において、幅狭ロール1を、第1支持具3及び第1支持具4により挟んだ状体で固定する。
即ち、図8に示すように、幅狭ロール1に第1支持具3及び第1支持具4を矢印方向に接近させ、幅狭ロール1に備えた第1支持ピン2の両端の円柱突起部2Aを、第1支持具3の第6貫通孔3R,第1支持具4の第8貫通孔4Rに各々挿入する。
この時、第1支持具3及び第2支持具4において、第1貫通孔3Cと第3貫通孔4C、第2貫通孔3Dと第4貫通孔4D、第2雌ねじ3Mと第9貫通孔4M、第5貫通孔3P及び第1穴2Bとが各々相対するように、配置する。
上記状態で、第1支持具3の第5貫通孔3P、及び第1支持具4の第7貫通孔4Pの各々に、第1ボルト5Aを挿入してねじ込む。
更に、第2支持具4の第7貫通孔4Mから第1支持具3の第2雌ねじ3Mに向けて、第2ボルト5Bを挿入しねじ込む。
以上のように、幅狭ロール1を、第1支持具3及び第1支持具4により挟んだ状体で固定するが、幅狭ロール1を前記のように支持する第1支持具3・4などの部材を総称して支持体5と言う。
このように構成した支持体5を、図1で上下動自在とするために、次のように構成する。
図1で、6は基台100上に固定された第1支持部材である。
図8に示すように、第1支持部材6には、上部6Aに、第3突起部3Bと第4突起部4Bとが挿入可能となる切欠部が設けられている。
また該上部6Aに、第2貫通孔3Dの直径より若干小さい直径の第8貫通孔6Bを設けている。
更に、第3突起部3Bと第4突起部4Bとを、図1、図8に示すように上部6Aの切欠部に、第2貫通孔3Dと、第4貫通孔4D及び第8貫通孔6Bとを合わせた状態で挿入する。
次いで、これら貫通孔3D、4D、6Bに第2支持ピン7を挿入し、第2支持ピン7を第1支持部材6に固定する。
一方、支持体5の第1突起部3A、第2突起部4A側は、次のように構成する。
図1、図9で、8は第1支持部材6と同じ基台100上に固定された第2支持部材である。
図6に示すように、第2支持部材8には、上部8Aに、後述する終端部9Aが挿入可能となる切欠部が設けられている。
また該上部8Aに、第2貫通孔3Dの直径より若干小さい直径の第9貫通孔8Bを設けている。
図1、図9で、9は油圧シリンダである。
油圧シリンダ9の下方の終端部9Aには、第10貫通孔9Bを備えている。
終端部9Aを、図1、7に示すように、上部8Aの切欠部に、第9貫通孔8Bと、第10貫通孔9Bとを合わせた状態で挿入する。
次いで第9貫通孔8Bと第10貫通孔9Bとに第3支持ピン10を挿入し、第3支持ピン10を第2支持部材8に固定する。
油圧シリンダ9のピストンロッド9Cの先端には、図1、図9に示すように、連結部材11を固定する。
連結部材11の上部11Aには、第1突起部3A、第2突起部4Aが挿入可能となる間隔を設けた切欠部が設けられている。
また該上部11Aに、第3貫通孔4Cの直径より小さい第11貫通孔11Bを設けている。
第1突起部3A、第2突起部4Aを、図1、7に示すように、上部11Aの切欠部に、第1貫通孔3C及び第3貫通孔4Cと、第11貫通孔11Bとを合わせた状態で挿入する。
次いで第1貫通孔3C、第3貫通孔4C及び第11貫通孔11Bに、第4支持ピン12を挿入し、第4支持ピン12を連結部材11に固定する。
油圧シリンダ9は、その本体にポンプにより油を送り込むと、ピストンロッド9Cが、図1で示す上限位置まで上昇移動する。
ただ支持体5の第2貫通孔3D及び第4貫通孔4Dに第2支持ピン7が挿入してあるので、この移動では、支持体5全体は、図1では第2支持ピン7を中心として右側の部分が円運動しながら上昇または下降する、即ち上昇回動または下降回動することになる。
上記のように構成した幅狭ロール1、支持体5、油圧シリンダ9などを1組とし、このような組を、幅狭ロール1による単板の搬送方向に対して直交する方向に、即ち図8、10では左右方向に、隣合って複数個並べて配置する。
なお、隣合う1組同士は、各支持体5の前記回動が互いに干渉し合わない程度の隙間を空けておく。
図1及び図8、10で、13はモータ(図示せず)により矢印方向に回転させられる駆動ロールである。
駆動ロール13の軸中心線方向の長さは、複数個並べた前記組全体に相対する長さとなっている。
駆動ロール13は基体(図示せず)に固定されていて、位置は変わらない。
以上、各部材を示した第1実施例において、次のように設定する。
前記各組の油圧シリンダ9に、そのピストンロッド9Cが出て即ち上昇するようにポンプ(図示せず)により油を供給し、ピストンロッド9C最大限まで出きった状態とし、これが図1に示してある。
即ち第1実施例においては、ピストンロッド9Cのピストン9Dが油圧シリンダ9内で上端9Eに当たることにより、ピストンロッド9Cの最大限まで出きった位置、言い換えれば各幅狭ロール1の駆動ロール13に対する位置が決められる。
それ故、油圧シリンダ9内の上端9Eがストッパの役割を果たしている。
このピストンロッド9C最大限まで出きった状態で、各幅狭ロール1と駆動ロール13との間隔L7が後述するように脱水する単板14の厚さL4の30%となるように、各部材の長さなどを考慮して備える。
また前記油圧シリンダ9に供給する油の圧力は、次の2つの条件を満たすように設定する。
即ち1つの条件は、後述するように、各幅狭ロール1と駆動ロール13との間を単板14が通過する際に、単板14の節14Aが無い部分に対しては、前記L7が単板14の厚さL4のほぼ30%となること。
もう1つの条件は、単板14の節14Aに対しては、各幅狭ロール1から作用する力により節14Aが殆ど破壊しないこと。
勿論、油圧シリンダ9にある圧力の油を供給しても、実際に各幅狭ロール1が単板14に与えることができる力は、前記供給したことにより生じる力から第1支持具3・第1支持具4などを第2支持ピン7を中心として押上げるために必要な力を差引いた大きさとなる。
本発明の第1実施例は上記のように構成し、次にその作用を説明する。
図1に示すように、各幅狭ロール1と駆動ロール13との間に、例えば厚さ4ミリメートルの単板14を繊維方向に送り込む。
そこで単板14は、駆動ロール13により搬送され、各幅狭ロール1と駆動ロール13との間を通過し、その厚さ方向に圧縮される。
この圧縮は、油圧シリンダ9に供給する油の圧力が、前記2つの条件を満たすように設定してあるので、次のように行われる。
即ち、単板14の14Aで示す節以外の部分では、図11の左右両側に示す幅狭ロール1のように、駆動ロール13に対し幅狭ロール1が殆ど下降せずに、両幅狭ロール1,13の間隔はほぼL7のままで、通過する。
そのため厚さL4の単板14は、厚さがほぼL7となるまで、元の厚さの70%の量だけ圧縮変形し、単板14内部の大部分の水分が各幅狭ロール1と駆動ロール13との間隔が最も狭くなった箇所(以下、最大圧縮箇所と言う)より単板14の搬入側へ、即ち図1では左側へ、単板14の表裏両面に押し出され除去される。
一方、単板14の節14Aが通過する際は、図11の中央に示す幅狭ロール1のように、駆動ロール13に対し幅狭ロール1が押し下げられて下降回動し、両ロールの間隔はほぼL4となった状態で通過する。
この通過の際に節14Aにかかる力は、油圧シリンダ9に供給する油の圧力が前記のように設定してあるので、節14Aは殆ど破壊しない。
勿論、図11の中央に示す幅狭ロール1も、節14Aが通過し終えて節14Aの無い部分が通過し始めると、油圧シリンダ9からの力により左右両側に示す幅狭ロール1と同じ位置まで上昇し、同様に単板14内部の水分が押し出され除去される。
以上のように、第1実施例では節14Aがある単板14であっても、節14Aは殆ど破壊することなく、また節14A以外の部分は良好に内部の水分を除去することができる。
次に第2実施例を説明する。
第1実施例では、単板14の搬送方向と直交する方向、即ち図12で左右方向で隣合う幅狭ロール1の間隔では、例えば図12では15で示す箇所では、単板14には幅狭ロール1と接触しない。
そのため各幅狭ロール1と駆動ロール13とにより圧縮変形させられることにより、単板14の裏面側に押し出された水分のある量が図12で左右方向に移動し、前記隣合う幅狭ロール1の間隔を、単板14の裏面に付着した状態で、単板14とともに通過してしまう。
この通過した水分は、最大圧縮箇所を通過した単板14がほぼ元の厚さに復帰する際に、単板14内に吸い込まれてしまう。
それ故、第1実施例では、単板14において、大部分の水分が除去された箇所と、あまり除去されない箇所とができてしまう。
このような単板14を、例えば熱風を利用する乾燥機内で乾燥すると、乾燥後の単板14には部分的に含水率が高いところができ、接着剤で接着する際に、接着不良の原因となってしまう。
そこで第2実施例では、この問題を解決するために次のように構成した。
図12、図13において、20は第1支持具3または第1支持具4に固定された取付台、21は取付台20に取付けネジ21Aにより取付けられた規制部材である。
規制部材21の上面は、図12に示すように、単板14の搬送方向で、最大圧縮箇所より上手側に遠い位置から最大圧縮箇所に近づくにつれて、第1支持具3・4の上面からの高さが高くなっている。
また規制部材21の上面は、最大圧縮箇所付近では図12に示すように、前記搬送方向に一定距離、例えば30mm連続する水平な面を有し、該平坦な面と駆動ロール13との間隔L8は、単板14の厚さL4と同等又は若干小さくなっている。
これ以外の構成は、第1実施例と同様とする。
上記のように設けた第2実施例に、第1実施例と同様に、図12に示すように、各幅狭ロール1と駆動ロール13との間に、単板14を繊維方向に送り込む。
そこで単板14は、第1実施例と同様に内部の大部分の水分が除去される。
また第2実施例では、隣合う幅狭ロール1の間を通過する単板14は、図13に示すように、単板14の下面が規制部材21の上面に当たった状態となっている。
しかも該上面は、前記のように、搬送方向に一定距離、連続する水平な面となっているため、前記当たった状態は、該一定距離だけ継続する。
そのため、第1実施例において述べたように、隣合う幅狭ロール1の間を通過する単板14の裏面に付着した水分は、前記単板14の下面と規制部材21の上面とが当たった箇所を通過することができない。
その結果、単板14から押し出された水分が、各幅狭ロール1と駆動ロール13との間を通過した後に、単板14に吸い込まれることが減少する。
更に第2実施例においては、規制部材21を、その上面と駆動ロール13との間隔を、単板14の厚さL4より小さくしても良い。
このことにより、隣合う幅狭ロール1の間でも、単板14を圧縮することができ、いくらかの水分を除去することができる。
ただ、規制部材21は回転体ではなく固定体であるため、単板の通過に対し摩擦力が作用し、その大きさによっては単板14を傷つけることもあるので、規制部材21の上面と駆動ロール13との間隔の設定を注意して行う必要がある。
次に第3実施例を説明する。
前記第1,2実施例では、図1に示すように支持体5は、第2支持ピン7を中心として上昇回動または下降回動するように構成したが、次のように構成しても良い。
即ち、図14・図15に示すように、第2支持具31・32言い換えれば各幅狭ロール1を、第3支持ピン30を中心として上昇回動または下降回動するように構成する。
そのために、第2支持具31・32を図14・図15に示すような形状とする。
各幅狭ロール1は、図2、図3に示したものと同様に構成し、また各幅狭ロール1を図14に示すように、第2支持具31・32の右側端部に、第1実施例と同様に取り付ける。
更には、図14に示すように、第2支持具31・32の左側側端部31A・32Aには、第2支持具31・32を上昇回動または下降回動させるために、図1で示した、第2支持部材8、油圧シリンダ9、連結部材11などの部材を同様に備える。
尚、第2支持具31・32を一体化するための第2ボルト5Bの位置は、第1実施例の図1の位置と異なるが、要は両部材31・32を一体化するために、必要な位置・個数となっていれば良い。
33は、第3支持ピン30を定位置に支えるための、基台100に固定された第3支持部材である。
また駆動ロール13も、第1,2実施例と同様に、各幅狭ロール1に相対して設ける。
第3実施例は以上のように構成する。
尚、図14において、34、35及び36で示した各部材は、第3実施例では用いないが、後述する変更例で説明するため、便宜上、図14に示してある。
以上のように構成した第3実施例では、油圧シリンダ9にポンプにより第1実施例で示した圧力で油を、ピストンロッド9Cが下降し油圧シリンダ9本体内に進入するように送り込む。
そこで第2支持具31・32は、図14で、第3支持ピン30を中心として、反時計回りに回動し、ピストンロッド9Cに固定した連結部材11が油圧シリンダ9の上端9Eに当たることにより回動を停止し、各幅狭ロール1は上昇回動して図14で示す上限位置で待機し、各幅狭ロール1の駆動ロール13に対する位置が決められる。
それ故、第3実施例では、油圧シリンダ9の上端9Eがストッパの役割を果たしている。
尚、この待機している各幅狭ロール1の駆動ロール13との間隔も、第1実施例と同様となるように備える。
以上示した第3実施例でも、第1実施例と同様に、単板14を、節を破壊せずに大部分の水分を除去することができる。
勿論、第3実施例においても、第2実施例で説明した規制部材21を、更に追加して用いても良い。
以上説明した第1乃至第3実施例において、幅狭ロール1の軸中心線方向のリム1aの幅は、30mm〜80mm程度とすれば良い。
また同じく幅狭ロール1及び駆動ロール13の直径は、200mm〜500mm程度とすれば良い。
次に変更例を説明する。
1.第1実施例乃至第3実施例において、各幅狭ロール1の駆動ロール13との間隔を規制するためのストッパを、油圧シリンダ9の上端9Eを利用したが、次のように構成しても良い。
図14を用いて説明する。
即ち、図14で、34は、基台100に固定された、ストッパの一部を構成するストッパ台である。
35は、ストッパ台34の上部に形成された雌ねじ(図示せず)にねじ込まれた第3ボルトであって、雌ねじにねじ込む量を変えることにより第3ボルト35の高さを変えることができる。
36は、第3ボルト35のねじ部にねじ込まれたナットであり、第3ボルト35の高さを希望する高さとした後、ナット36を回してストッパ台34側に押し付けることにより、第3ボルト35の高さが変わらないように固定する。
ストッパをこのように構成すれば、各幅狭ロール1の駆動ロール13との間隔を簡単に変更することができる。
即ち、最初にナット36をストッパ台34側から離れる方向に回し、次に第3ボルト35を回して希望する高さとした後、ナット36を回してストッパ台34側に押し付ければよい。
2.前記各実施例において、駆動ロール13に向けて各幅狭ロール1を最大限の大きさの力が決められた力で押し付け且つ該決められた力以上の力を駆動ロール13から遠ざかる方向に受けると、前記遠ざかる方向に移動可能とした力付与部材として、油圧シリンダを用いたが、バネを用いても良い。
即ち、図14で示した油圧シリンダ9などの構成に変えて、図16に示すように、引張りバネ54を用いる。
引張りバネ54の上端の係止部は、第2支持具32の左側側端部32Aに設けた雌ねじ(図示せず)に挿入した第3六角穴付ショルダボルト51に掛け、また引張りバネ54の下端の係止部は、基台100に固定した第4支持部材52に同じく設けた雌ねじ(図示せず)に挿入した第4六角穴付ショルダボルト53に掛ける。
この際、引張りバネ54は所定長さ引伸ばした状態とするが、且つそのことによって引張りバネ54から穴付ショルダボルト51が下向きに力を受け、一方、幅狭ロール1は上方に力を受ける。
この幅狭ロール1が駆動ロール13との間を通過する単板に与える力の最大限の値が、例えば第1実施例の場合と同じとなるように、引張りバネ54を引伸ばす長さを決定する。
また、幅狭ロール1と駆動ロール13との間隔は、前記変更例の1のように、第3ボルト35、ナット36などを用い、第3ボルト35の高さにより決定する。
ただ前記のように引張りバネ54を用いると、次のことを考慮する必要がある。
即ち、幅狭ロール1と駆動ロール13との間を単板の節の箇所が通過すると、図11で説明したように、上記決定した位置から幅狭ロール1が下降する。
その結果、引張りバネ54が伸ばされ、単板に与える力が前記最大限の値より大きくなってしまう。
それ故、引張りバネを用いる場合、その引伸ばす長さを、前記最大限の値となる長さより単板の厚さの半分程度、短くしておくことが必要である。
第3ボルト35の高さにより決定
3.同じく力付与部材として、適宜重量の重しを用いても良い。
即ち、図17に示すように、第1支持具3・第1支持具4の右側端部に第9突起部56を設け、第9突起部56に貫通孔57を形成する。
58は基台100に固定された第5支持部材である。
第5支持部材58には、第5支持ピン59を2個固定し、各第5支持ピン59には第2軸受60を挿入固定する。
61は重しであり、ステンレス鋼製のワイヤ62により、図示するように、重し61の上部から2個の第2軸受60に掛け渡し、貫通孔57と連結する。
その結果、重し61の重量により、第1支持具3・第1支持具4は第9突起部56が持ち上げられて上昇回動する。
この場合、幅狭ロール1から上方に向けて加えることができる力は、重し61の重量の大きさ(正確には重し61の重量の大きさから第1支持具3・第1支持具4などの重量を差引いた値)となり、重し61の重量を適宜変更して、希望する値とする。
尚、図17で63は、自重で下降する重し61に当たり重し61の下降位置を規制するストッパであり、このことにより幅狭ロール1と駆動ロール13との間隔を決定する。
4.第1実施例乃至第3実施例において、各幅狭ロール1の上方に駆動ロール13を配置する構成としたが、上下を逆にして配置する構成であっても良い。
即ち、例えば図18に示すように、図1で示した構成を上下を逆にして配置する。
ただこの場合、各幅狭ロール1から単板14に作用する力は、油圧シリンダ9からの力に加えて、幅狭ロール1及びこれを保持する第1支持具3・第1支持具4などの重量が加わることになる。
そのためこのことを考慮して油圧シリンダ9に供給する油の圧力を決定する。
5.前記各実施例及び変更例において、駆動ロール13は、凹凸を全く有しない滑らかな周面を有するロールとした。
しかし単板へ与えるの駆動力を大きくするために、周面に、適宜形状の金属製の突起体を、多数設けても良い。
6.前記各実施例及び変更例において、単板の殆どの節は破壊することなく脱水が行われるが、節の圧縮ヤング率が極めて大きい場合、節が破壊することがある。
このようなことを避けるために、各幅狭ロール1及び駆動ロール13の少なくとも一方を、外周に一定厚さのゴムなど弾性体を被覆した複合体のロールとしても良い。
1 1・・・幅狭ロール
3、4・・・第1支持具
5・・・支持体
7・・・第2支持ピン
8・・・第2支持部材
9・・・油圧シリンダ
10・・・第3支持ピン
12・・・第4支持ピン
13・・・駆動ロール
14・・・単板
14A・・・節
20・・・取付台
21・・・規制部材
31・32・・・第2支持具
33・・・第3支持部材
34・・・ストッパ台
54・・・引張りバネ
61・・・重し

Claims (8)

  1. 互いの軸中心線を平行として配置した一方の回転駆動される駆動ロールと、他方ロールとからなる一対のロールを、以下のように構成する。
    前記他方ロールは、該他方ロールの軸中心線方向に分断した複数個の従動回転自在の幅狭ロールからなり、
    またこれら複数の幅狭ロールは、前記駆動ロールに対し接近・離隔する方向に各々往復移動自在で且つ駆動ロールとの間隔が所定値以上は接近できないよう規制され、
    更には前記複数の各幅狭ロールを、前記駆動ロールとの間を通過する単板の節を殆ど破壊しない範囲の力で最大限となるように決められた大きさの力により一方のロールに接近する方向に押し付けてなり、また前記複数個のロールの各々は、前記一方のロールから離隔する方向に前記最大限の大きさより大きい力を受けると、該離隔する方向に移動するように構成され、
    以上のように構成した前記一対のロールの間へ、厚さが前記間隔より厚い単板を繊維方向に挿入し、前記一方のロールの駆動力により前記単板を搬送する単板の脱水方法。
  2. 互いの軸中心線を平行として配置した一方の回転駆動される駆動ロールと、他方ロールとからなる一対のロールであって、
    前記他方のロールは、該他方のロールの軸中心線方向に隣合う複数個の幅狭ロールから構成され、
    各幅狭ロールには、各幅狭ロールを、前記駆動ロールに向けて、前記駆動ロールとの間を通過する単板の節を殆ど破壊しない範囲の力で最大限となるように決められた大きさの力で押し付けるとともに、該決められた力以上の力を前記駆動ロールから遠ざかる方向に受けると、前記遠ざかる方向に移動可能とした力付与部材を各々連結し、
    更には、前記力付与部材からの力により前記各幅狭ロールが前記駆動ロールに向けて移動しても、前記各幅狭ロールと駆動ロールとの間隔が単板の厚さより小さい所定値以上狭くならないように、前記各幅狭ロールと駆動ロールとの間隔を規制するストッパを設けた、
    単板の脱水装置。
  3. 各幅狭ロールは、単板搬送方向に連続し且つ前記方向と直交する方向に隣合う複数の支持体に各々軸受を介して備えられ、
    更に各支持体には、前記搬送方向で前記軸受の位置から離れた位置で且つ前記搬送方向で互いに間隔をおいて、各支持体を回動自在に支持する支持部材と、力付与部材との連結部とを設けた
    請求項2記載の単板の脱水装置。
  4. 支持体は単板搬送方向と直交する方向に分割された少なくとも2個の支持具を前記方向に合わせて一体化してなり、前記一体化することで形成される2個の支持具の間の空間に、幅狭ロールを、回転自在に保持してなる請求項2又は3記載の単板の脱水装置。
  5. 力付与部材が油圧シリンダである請求項2乃至4記載の単板の脱水装置。
  6. 力付与部材が引張りバネである請求項2乃至4記載の単板の脱水装置。
  7. 力付与部材が重しである請求項2乃至4記載の単板の脱水装置。
  8. 単板搬送方向と直交する方向で隣合う各幅狭ロール同士の間に、回転駆動されるロールとの間隔が、搬送する単板の厚さと同等以下の長さとなるように規制する規制部材を、各支持具に備えた請求項2乃至7記載の単板の脱水装置。
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