JP6290824B2 - 排気浄化装置 - Google Patents

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Description

本発明は、粒子状物質を含むガスが流れる通路において、その粒子状物質を処理する排気浄化装置に関する。
工場ガス、自動車、機械(内燃機関を含む)等の排気に含まれる粒子状物質(パティキュレート・マター(PM))を処理するための排気浄化装置の一例が特許文献1に開示されている。特許文献1の排気浄化装置は、筒形状をなす外殻と、外殻の内側に沿って配置される集塵極と集塵フィルタ層とから構成されている集塵フィルタ装置と、この集塵フィルタ装置の内側に設けられて粒子状物質を含む排気の流路の中央部に配置される放電極とを有する。放電極は、外殻の中心軸線に沿って延在する主部と、この主部から各々が外殻のその中心軸線に直交する方向に突き出る複数の突出部とを有している。また、集塵極は導電性であり、外殻を介してアースに接するように構成されている。特許文献1の記載によれば、放電極に高電圧を印加することで、放電極の突出部の周りにコロナ放電が生じ、このコロナ放電により排気中の粒子状物質は帯電される。帯電された粒子状物質はクーロン力により対向する電極である集塵極に向けて流れることができる。その結果、排気の流れ方向に直交する方向にイオン風が形成され、集塵フィルタ装置で粒子状物質が捕集される。なお、特許文献1の一実施形態では、集塵フィルタ装置を蛇腹形状とし、それにより、集塵極の表面積を増して粒子状物質の捕集率を高めている。
特開2009−112916号公報
上記特許文献1の排気浄化装置では、排気中の粒子状物質の捕集量がある程度以上にまで達すると、集塵フィルタ装置で捕集した粒子状物質を外殻の外に取り除く必要がある。しかし、機械的に粒子状物質を外殻の外に取り除くのは手間がかかり、外殻内で粒子状物質を処理することが望まれる。
本発明は、外殻内で粒子状物質を処理することができる排気浄化装置を提供することを目的とする。
本発明者らは、外殻内に電極を配置して電圧を印加することにより外殻内で粒子状物質を処理することができることを見出し、本発明を完成させるに至った。
本発明の一態様によれば、
粒子状物質を含む排気が流通する流路を形成する筒状の外殻の内側に配置される放電用電極を備え、該放電用電極に対する電圧印加により、該放電用電極側から前記外殻側への粒子状物質の流れを生じさせるように構成されている、流れ発生装置と、
前記放電用電極と前記外殻との間に配置されて該外郭との間に処理用空間を定めると共に該処理用空間への粒子状物質の流入を許容するように構成された空間画成部材と、該処理用空間に配置された処理用電極とを備え、粒子状物質を処理するとき、該処理用電極に対して電圧印加を行う、処理装置と
を備えた排気浄化装置
が提供される。
好ましくは、前記外殻および前記空間画成部材の少なくとも一部は導電性であり、前記流れ発生装置は、電圧印加により、前記放電用電極と、前記外殻および前記空間画成部材の少なくとも一方との間に電位差を生じさせるように構成される。
好ましくは、前記外殻の少なくとも一部は導電性であり、前記処理装置は、電圧印加により、前記処理用電極と前記外殻との間に電位差を生じさせるように構成される。
好ましくは、前記処理装置は、前記粒子状物質を処理するとき、第1電圧の電圧印加を行い、前記処理用空間への粒子状物質の流入を促すとき、前記第1電圧よりも低い第2電圧の電圧印加を行う。
好ましくは、前記空間画成部材は、前記流路の排気の流れ方向において上流側の端部で前記外殻との間を塞ぐように設けられるとともに、複数の穴を有し、該穴の各々は、前記流路を前記処理用空間に連通させる。
好ましくは、前記空間画成部材は、複数の穴を有し、該穴の各々は、前記流路を前記処理用空間に連通させ、前記放電用電極側の該穴の開口断面積は前記外殻側の該穴の開口断面積よりも大きい。
好ましくは、上記排気浄化装置は、前記処理用空間を冷却するように構成された冷却装置をさらに備える。
好ましくは、前記処理装置は、粒子状物質を処理するときに前記処理用空間の外へ粒子状物質が流出することを抑制するための流出抑制部材をさらに備える。
好ましくは、前記空間画成部材は複数の穴を有し、該穴の各々は前記流路を前記処理用空間に連通させ、前記流出抑制部材は、前記空間画成部材の前記複数の穴を開く開状態と、該複数の穴を閉じる閉状態とを選択的に有する。
例えば、前記処理装置は、電圧印加により、前処理用記空間においてプラズマを発生させることができ、前記処理用空間の概ね全ては前記処理装置の作用によりプラズマ状態になり得る。
本発明の上記一態様によれば、流れ発生装置の作用により外殻側に粒子状物質を方向付けて集めることができ、処理装置において、処理用電極に対する電圧印加で処理用空間において酸化促進成分またはプラズマを生じさせることができ、それにより上記処理用空間に至った粒子状物質を処理することができる。さらに、空間画成部材により、排気の流路から粒子状物質の処理用空間を分け、処理装置による粒子状物質の処理環境を整えることができる。したがって、本発明の上記一態様の排気浄化装置によれば、粒子状物質を、より好適に外殻内で処理することができる、という優れた効果が発揮される。
本発明の第1実施形態に係る排気浄化装置の概略構成図であり、図2のI−I線に沿った断面模式図である。 図1の排気浄化装置の、図1のII−II線に沿った断面模式図である。 図1の排気浄化装置のうちの処理装置における、図2のIII領域の模式図である。 図1の排気浄化装置のうちの処理装置における、図1のIV領域の模式図である。 (a)は図3の1つの放電部材およびその周囲の断面模式図であり、(b)はその放電部材の周囲に水分が保持されているところを模式的に表した図である。 図1の排気浄化装置における、PMの挙動を模式的に表した図である。 本発明の第2実施形態に係る排気浄化装置の概略構成図であり、内燃機関に適用された図である。 PM量の変化を概念的に表したグラフである。 第2実施形態における、処理装置の電圧印加制御用フローチャートである。 PM捕集効率とPM量との関係を表したグラフである。 第2実施形態における、処理装置での電圧印加による、PMの処理用空間への引き込みを説明するための図である。 本発明の第3実施形態に係る排気浄化装置の断面模式図であり、(a)は開口部が開状態にあるところを示し、(b)は開口部が閉状態にあるところを示す。 第3実施形態における、処理装置の電圧印加制御用フローチャートである。 第3実施形態に係る排気浄化装置における、流出抑制部材の変形例を示す模式図であり、図1のIV領域に対応する部分の図であり、(a)は開口部が開状態にあるところを示し、(b)は開口部が閉状態にあるところを示す。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づき説明する。
まず、本発明の第1実施形態における排気浄化装置10に関して説明する。図1は本発明の第1実施形態に係る排気浄化装置10の模式的な断面図である。排気浄化装置10は、工場設備の排気処理に適用されている。図1中左側が排気の流れ方向において上流側であり、図1中右側が排気の流れ方向において下流側である。排気の流れが図1において矢印F1、F2により表されている。
図1において、排気浄化装置10は、筒状の外殻12によって区画形成され排気が流れる流路となる排気通路14に対して適用されている。排気は、粒子状物質(以下、PM、という。)を含み得る。排気浄化装置10は、流れ発生装置16と、処理装置18とを備える。
流れ発生装置16は、排気からPMを捕集するように設けられているので、捕集装置と称されてもよい。流れ発生装置16は、放電用電極20を備える。放電用電極20は、ここでは、排気通路14の長手方向に沿って延びるように配置された主部20aと、該主部20aから径方向(排気通路の長手方向に直交する方向)に延びるように各々が突き出る複数の放電突出部20bとを有する。複数の放電突出部20bは、図1に示すように、排気の流れ方向において上流側から下流側にかけて、主部20aの軸線方向に沿って略一定の間隔をおいて設けられている。また、主部20aの軸線方向に沿って同一位置では、突出部20bは複数(ここでは4つ)設けられ、略等間隔(ここでは略90°間隔)で設けられている。なお、主部20aの軸線方向に沿った同一位置での突出部20bの数は1つでも、2つでも、3つでも、5つより多くてもよい。
流れ発生装置16は、放電用電極20と対になる電極22として、ここでは、排気管としての外殻12を含む。外殻12は導電性であり、電極22の機能を担う。ここでは、外殻12の全体が導電性であり、電極22として機能し得る。しかし、外殻12のうちの一部のみが導電性であってもよい。外殻12はその少なくとも一部が導電性であるとよく、導電性部分は放電用電極20の突出部20bの先端が方向付けられた位置、または、同位置よりも排気下流に位置するとよい。なお、外殻12のうちの一部のみを導電性として電極22とする場合、電極22に相当する部分は外殻12の鉛直方向下方の部分に少なくとも位置するとよい。
流れ発生装置16は、放電用電極20と外殻12との間に電圧を印加するために、第1電圧発生装置24をさらに有する。第1電圧発生装置24は、ここでは、直流電圧を発生するように構成されている。なお、電圧の大きさは、実験により定められる。例えば、第1電圧発生装置24による電圧は、排気中のPMを負に帯電させるように設定され、その大きさは7.5kV以上であるとよい(つまり、好ましくは−7.5kV以下)。しかし、本発明は、この範囲に限定されない。
第1電圧発生装置24は、導線24aおよび碍子24bを介して放電用電極20に接続され、一方で(図示しないが)アースされている。なお、図1では、シリコーン栓24cで碍子24bは外殻12に固定されている。しかし、シリコーン栓以外の種々の絶縁性部材によって碍子24bは固定されることができる。また、碍子24bはセラミックまたはガラス製であり、種々の絶縁材で構成されることができる。
第1電圧発生装置24がアースされている一方で、外殻12もアースされている。したがって、第1電圧発生装置24による高電圧印加で、放電用電極20と外殻12との間に電位差を確実に生じさせることができる。なお、放電用電極20と外殻12との間に、(外殻12の内面に接してあるいは外殻12から離れて)電極22が設けられてもよい。この場合、電極22に第1電圧発生装置24の一方の接続部が接続されてもよく、あるいは、第1電圧発生装置24の一方の接続部は上記のごとくアースされてもよい。
処理装置18は、処理装置18に至ったPMを処理することを可能にするように構成されている。ここでは、処理装置18は、外殻12のうちの、その内面に沿って、全周に亘って設けられている。処理装置18は、排気通路14の長手方向に沿った方向において、前述の複数の突出部20bが配置された領域を少なくともカバーするように設けられている。ここでは、排気通路14の長手方向に沿った方向において、放電用電極20の突出部20bの先端が方向付けられた箇所の概ね全体に亘って処理装置18は設けられている。なお、処理装置18に至るPMは排気の流れの影響を受けて下流側に流される傾向を有し得るので、処理装置18は最下流側の突出部20b´よりもさらに下流側にまで延長されるとよい。
処理装置18は、外殻12内に配置された複数の放電部材30と、同放電部材30と放電用電極20との間に配置された空間画成部材40とを有する。複数の放電部材30は外殻12の内周面に沿って、互いに重ならないように配置されている。そして、外殻12の内側に配置された放電部材30と放電用電極20との間に延在するように、空間画成部材40が配置されている。
まず、放電部材30を有するPM処理機構つまりPM処理部32について説明する。PM処理部32は、外殻12内に配置された放電部材30と外殻12とからなる。
各放電部材30は、細長く、略円形断面を有し、本実施形態では概ね真っ直ぐ(主部20aの軸線方向に平行)に延びるように配置されかつ構成されている。放電部材30は種々の大きさを有することができ、その断面直径は数mm〜数cmまでの範囲にあり得る。放電部材30は、第1電極(処理用電極)としての中心電極30dと、中心電極30dを覆う誘電体30eとを備える。中心電極30dは、放電部材30の中心軸線に沿って延び、導線部材であり、上記第1電圧発生装置24とは別に備えられた第2電圧発生装置34につながれている。誘電体30eはここではセラミックであり、後述する電圧が印加されていないとき絶縁体としてふるまう。放電部材30は、その中心電極30dの軸線方向が排気通路14の長手方向(つまり主部20aの軸線方向)に概ね平行になるように配置されている。なお、放電部材30の配置位置は、放電用電極20の最下流側の突出部20b´よりもさらに下流側にまで延長されるとよい。
ここで、処理装置18のうちの、互いに隣り合う放電部材30の断面模式図を図3に示す。図3は、図2のIII線で囲った領域の断面模式図であり、3つの放電部材30の断面を含む。
放電部材30は、上記中心電極30dおよび上記誘電体30eに加えて、さらに誘電体30eの外側の繊維状体30fを備える。繊維状体30fは、複数の繊維を有して構成され、各繊維はセラミック・ウィスカーからなり、ここでは、SiCウィスカーであるが、他の材料から構成されてもよい。繊維状体30fは、水分保持機能を有し、水分保持機能部として機能し得る。また、繊維状体30fは、そこに至ったPMを捕捉するPM捕捉機能を有し、PM捕捉機能部としても機能し得る。なお、繊維状体30fは、種々の繊維を材料に用いて形成されることができるが、外殻12内を流れ得る排気の温度、ガス成分に耐え得る材料から作られる。これは、放電部材30の他の構成要素および上記放電用電極20に関しても同様である。
繊維状体30fは、中心電極30dを有する誘電体30eの表面(外面)に、所謂静電植毛装置を用いて、方向付けられて取り付けられることができる。図示しないが、電極板上に付着させたい繊維をおき、対象物(つまり誘電体30e)と電極板との間に高電圧をかける。これにより繊維を静電吸引力により飛昇させ、接着剤を塗布した対象物上に付着させる。これにより、ある程度の方向性を有しつつ、繊維を、誘電体30eの表面に付着させることができ、繊維状体30fが形成される。なお、図3では、ある程度の方向性を有して繊維状体30fが設けられているところを模式的に示している。なお、繊維状体は他の方法で設けられてよく、例えば1本または複数本の繊維を一度に手であるいは機械で所定位置に埋設する方法が採用されてもよい。
上記構成を有する放電部材30は、その誘電体30eが、外殻12の内面に接して配置される。外殻12は上述のごとく導電性であり、処理装置18の(第1電極と対になる)第2電極30d´として機能する。このように、処理装置18の第2電極30d´としての外殻12は、誘電体30eを介して第1電極である中心電極30dに対して配置されている。このように、本実施形態では、外殻12は流れ発生装置16の電極22でもあり、処理装置18の第2電極30d´でもある。しかし、流れ発生装置16の電極22と、処理装置18の第2電極30d´とは互いに対して独立してもよい。
処理装置18は、第2電圧発生装置34を有する。図1に示すように、第2電圧発生装置34は、導線34aおよび碍子34bを介して中心電極30dに接続されている。特に、ここでは、第2電圧発生装置34は、全ての放電部材30の中心電極30dに接続されている。なお、例えば、複数の放電部材30が互いに対して連結されて1つの放電部材30として構成されているとき、第2電圧発生装置34は、その1つの放電部材30の1つの中心電極30dにのみ接続されるとよい。なお、図1では、シリコーン栓34cで碍子34bは外殻12に固定されている。しかし、シリコーン栓以外の種々の絶縁性部材によって碍子34bは固定されることができる。また、碍子34bはセラミックまたはガラス製であり、種々の絶縁材で構成されることができる。
第2電圧発生装置34は、ここでは、交流電圧を発生するように構成されている。なお、電圧の大きさは、実験により定められる。例えば、第2電圧発生装置34による電圧は、交流電圧の場合、約12kV、周波数1kHzであり得るが、本発明はこの範囲に限定されない。なお、第2電圧発生装置34が発生する第2電圧は、上記交流電圧に限らず、パルスなどの電圧の極性が反転する交番電圧であってもよい。放電部材30の構成によっては、第2電圧発生装置34は、直流電圧を発生してもよく、それは例えばパルス直流電圧であってもよい。
第2電圧発生装置34は、このように放電部材30の中心電極30dに接続される一方で、アースされている(図示しない)。また、上記のごとく、外殻12もアースされている。したがって、第2電圧発生装置34による電圧印加で、放電部材30の中心電極30dと外殻12との間に電位差を生じさせることができる。なお、放電部材30の誘電体30eと外殻12との間に、(外殻12の内面に接してあるいは外殻12から離れて)第2電極が設けられてもよい。この場合、第2電極に第2電圧発生装置34の一方の接続部が接続されてもよく、あるいは、第2電圧発生装置34の一方の接続部は上記のごとくアースされてもよい。
そして、空間画成部材40は、放電部材30(つまり処理用電極としての中心電極30d)と放電用電極20との間に延在するように配置されている。空間画成部材40は、排気通路14に対して、放電部材30が配置されているPMの処理用の空間(処理用空間)40sを実質的に分けるように設けられている。以下では、主に、空間40sを除いた外殻12内の領域を排気通路14と称し得るが、空間40sが排気通路14の一部とみなされることを本発明は排除しない。なお、空間画成部材40は、支持部材42によって外殻12内に固定されている。図1において1つの支持部材42のみを示すが、支持部材42の個数は幾つであっても、また、どのような構成を有してもよい。なお、空間画成部材40は前述の電極22として機能してもよい。
空間画成部材40は略円筒状の部材であり、複数の穴(開口部)40aを有する。各穴40aは、排気通路14と、空間40sとを互いに対して連通させる。複数の穴40aは、排気通路14の長手方向に並んで配置されると共に、その周りの周方向においても並んで配置されている。なお、各穴40aは排気通路の長手方向に細長く延びて、排気通路の長手方向に並ばなくてもよく、あるいは、排気通路の周方向に長く延びて、排気通路の周方向に並ばなくてもよい。
各穴40aは、排気通路14から空間40sへのPMの流入を許容するように構成されている。そして、さらに、各穴40aは、該空間40sから、該穴40aを介しての、排気通路14へのPMの流出を抑制するように構成されている。具体的には、各穴40aは、空間40s側ほど(つまり放電用電極20から外郭側に離れるにしたがって)、その開口断面積が減少するように形成されている。つまり、穴40aの各々では、放電用電極20側の穴40aの開口断面積は、外殻12側の穴40aの開口断面積よりも大きい。このような穴40aの形状は、図2および図4に示される。排気通路14の長手方向に直交する方向での図2の断面模式図では、穴40aは、外殻12に近くなるほど、狭まるように形成されている。また、排気通路14の長手方向に平行な方向での図4の断面模式図では、穴40aは、外殻12に近くなるほど、狭まるように形成されていて、かつ、排気の流れに沿ったPMの空間40sへの流入を考慮して、外殻12側に近づくほど排気の流れ方向下流側に位置するように傾くように形成されている。このように、穴40aは、放電用電極20側の開口断面積は外殻12側の開口断面積よりも大きく、かつ、排気の流れに乗ったPMの流れに平行な向きに近づくように傾いて形成されている。しかし、例えば、放電用電極20側の穴40aの開口断面積が外殻12側の穴40aの開口断面積よりも小さい、またはそれらが等しいような変形も可能である。
空間画成部材40は、放電部材30の中心電極30dに対する電圧印加により、空間40sでPMが酸化(燃焼)して処理されように、外殻12からの距離が規定されている。電圧印加による放電部材30における放電現象(後述する酸化促進成分の発生現象やプラズマ状態発生を含む。)により、空間40s内の概ね全てで、PMを処理できるように、空間画成部材40は、放電用電極20よりも放電部材30寄りに配置されている。なお、空間画成部材40の配置位置は、放電部材30の大きさ、第2電圧発生装置34による印加電圧および外殻12の大きさなどを考慮して設計されるとよい。
そして、排気の流れ方向において空間画成部材40の上流側端部40uで、空間画成部材40は外殻12との間を塞ぐように外殻12に直接的につながっている。これにより、空間40sの上流側の端部は閉じた状態になる。一方、空間画成部材40は排気の流れ方向下流側において外殻12との間を塞がず、空間40sは排気の流路つまり排気通路14に開放する。しかし、これは、空間40sがその下流側端部で閉じることを排除するものではない。
上記構成を有する排気浄化装置10の作用に関して以下説明する。
外殻12内の排気通路14にPMを含む排気が流れているとき、流れ発生装置16において、第1電圧発生装置24からの高電圧が、放電用電極20に印加される。これにより、放電用電極20、好ましくは突出部20bから外殻12(あるいは導電性である空間画成部材40)に向けてイオンが飛び出し、PMが負に帯電する。そして、該イオンに誘起されたイオン風(不図示)が生じ、放電用電極20側から外殻12側への流れが生じる。これによって、外殻12側へのPMの流れが生じ、排気中に含まれるPMの大部分は排気通路14において径方向外周側つまり外殻側に向けられて導かれる。なお、この原理は、特許文献1に示される通りである。
また、空間画成部材40は、その上流側端部40uで外殻12との間を塞ぐように外殻12に直接的につながっていて、かつ、排気の流れ方向下流側において外殻12との間を塞がず、空間40sは排気通路に開放する。したがって、概して、排気通路14よりも、空間40sは低圧になる。よって、PMは、穴40aを通じて、空間40sへと流入し易い。
このようにして放電用電極20側から外殻12側に向けられたPMは、空間画成部材40の穴40aを介して、空間40sに至ることができる。空間40sに至ったPMは、放電部材30の周囲に至ることができる。これにより、PMの一部は、上記繊維状体30fによって捕捉または保持されることができる。
一方、排気中には、(燃料の燃焼などによる)水分が含まれ得る。この水分は、繊維状体30fに毛細管現象により保持され、誘電体30eの表面に広がり得る。ここで、図3の3つの放電部材30の断面のうちの1つを表す図5を参照する。図5(a)は放電部材30に関する1つの断面を表し、図5(b)は放電部材30の周囲に水分があるところを模式的に示す。図5(b)では、水分存在領域Wが概念的に示されている。
ここで第2電圧発生装置34から放電部材30に交流高電圧が印加され、放電部材30と外殻12との間で、特に誘電体30eと外殻12との接触部近傍において放電現象が生じる。ここで、上で述べたように誘電体30eの周囲には水分があるので、誘電体30eと外殻12との接触部近傍だけでなく、水分存在領域Wに沿ってより広い範囲で放電現象が生じ得るであろう。つまり、水分により、放電領域の拡大がもたらされるであろう。この放電作用により、外殻12内において誘電体30e周囲のより広い範囲でオゾンや活性酸素などを生じさせることができる。これらオゾンや活性酸素は酸化を促す酸化促進成分であり、それによりPMの酸化(燃焼を含む)が促される。したがって、PMが酸化処理(燃焼処理)される。
さらに、このような放電では、イオン流が生じ、図5(b)に矢印で模式的に示すように、放電部材30から離れる方向にイオン流が生じ得る。本実施形態では、放電部材に繊維状体30fが設けられているので、その繊維状体に沿った方向にイオン流の流れが生じやすく、図5(b)に示すように、外殻12の内面に沿ってイオン流が生じやすい。このイオン流に乗って、一部のPMは充分に酸化されずに、放電部材30fから離れる様々な方向に浮遊し、飛散する可能性がある。しかし、上記のごとく、空間画成部材40が設けられているので、空間40sから排気通路側へのPMの飛散を抑制できる。よって、PMの酸化処理を、空間40sにおいて、好適に実行することができる。
このような空間40sへのPMの捕集および空間40sでのPMの処理を図6に模式的に示す。図6では、放電用電極20、空間画成部材40、放電部材30および外殻12が相対的な位置関係のみに着目して示されている。放電用電極20への電圧印加により、PMの外殻12側への流れが生じ、上記のごとく空間40sにPMは至ることができる(矢印A11〜A14参照)。そして、放電部材30の中心電極30dへの電圧印加により、空間40sにおいて、PMを処理することができる。このPMの処理の際に、PMは、矢印A21〜A26に示すように空間40sにおいて飛散し得るが、空間画成部材40を飛散防止部材として、空間40s内に滞留させられる。よって、PMをより効果的に処理することができる。
本第1実施形態では、第1電圧発生装置24の作動および第2電圧発生装置34の作動は任意に行われることができる。例えば、上記第1電圧発生装置24の作動は、排気が流れているときには絶えず行われることができる。しかし、所望のときのみに、第1電圧発生装置24を作動させてもよい。これは、上記第2電圧発生装置34に関しても同様である。
以上、本発明の第1実施形態を説明したが、種々の変更が可能である。例えば、第1実施形態では、図3に示すように、繊維状体30fは、誘電体30eの周囲の一部において外殻12の内面に略平行な方向にのみその繊維が延びるように設けられたが、中心電極30dを概ね覆うように取り囲む誘電体30eのほぼ全周に亘って設けられてもよい。ただし、好ましくは、誘電体30eの一部は電極としての外殻12に直接的に接する。繊維状体30fは、好ましくは、図3に示すように、誘電体から略直立するように設けられる。しかし、例えば繊維状体30fは不織布のように所定の方向性を有さず、水分保持機能を発揮してもよい。また、繊維状体はメッシュ状部材で代替されてもよい。メッシュ状部材は、水分保持機能を発揮するように構成されてもよく、それに加えてあるいはそれに代えて、イオン流の流れを所定方向に指向するように構成されてもよい。
さらに、本発明の第1実施形態では、処理装置18は(全放電部材30を含む)1つの処理部32を有したが、それは2つ以上の処理部に分けられてもよい。つまり、電圧が印加される放電部材と、電圧が印加されない放電部材とを選択的に切り替え、電圧が印加された放電部材から飛散したPMを、電圧が印加されない放電部材周囲に溜まるようにしてもよい。
本発明の第1実施形態の排気浄化装置10は、工場の排気浄化に適用されていたが、種々の自動車、機械、トンネルなどの排気浄化にそのまま用いられることもできる。特に、排気浄化装置10は、内燃機関の排気処理に用いられるとよい。なお、上で述べたような第1実施形態の排気浄化装置10に対する変更は、同様に、以下の他の実施形態の排気浄化装置にも適用可能である。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本第2実施形態の排気浄化装置110は、内燃機関に適用されている。排気浄化装置110は、上記第1実施形態の排気浄化装置10と概ね同じ構成を有するが、第1および第2電圧発生装置24、34の各々による電圧印加に関して特に特徴を有する。以下では、第2実施形態における第1実施形態に対する相違点を主に説明し、既に説明した構成要素と同じ(または同等の)構成要素に関しては上で既に用いた符号を用い、それらのさらなる詳細な説明を省略する。
図7に示すように、排気浄化装置110は、内燃機関(以下、エンジン)150の本体150Aに接続された排気通路14に適用されている。排気通路14は、外殻12としての排気管によって区画形成されていて、排気管12は導電性材料で形成されている。エンジン150は火花点火式内燃機関であってもよいが、ここでは圧縮着火式内燃機関(つまりディーゼルエンジン)である。
排気浄化装置110では、より効果的に、空間40sの圧力を、排気通路14の圧力よりも下げるように、空間40sの径方向外側に冷却装置40cが設けられている。冷却装置40cは、エンジン150の冷却水が循環して流れるように構成されている。したがって、この冷却装置40cの冷却作用により、より好適に、PMを空間40sに導き入れることができる。
エンジン150は、制御装置152を有する。制御装置152は、所謂電子制御ユニット(ECU)であり、種々のセンサが接続されている。制御装置152は、演算処理装置(例えばCPU)、記憶装置(例えばROM、RAM)、A/D変換器、入力インタフェース、出力インタフェース等を含むコンピュータで実質的に構成されている。入力インタフェースには、種々のセンサが電気的に接続されている。これら各種センサからの信号に基づき、予め設定されたプログラム等にしたがって円滑なエンジン150の運転ないし作動がなされるように、制御装置152は出力インタフェースから電気的に作動信号または駆動信号を出力する。こうして、図示しない燃料噴射弁の作動、第1電圧発生装置24の作動、第2電圧発生装置34の作動などが制御される。
ここで、センサの内のいくつかを具体的に説明する。エンジン回転速度を検出するためのエンジン回転速度センサ154が備えられている。また、エンジン負荷を検出するためのエンジン負荷センサ156が備えられている。なお、エンジン負荷センサ156として、スロットル開度センサ、アクセル開度センサ、エアフローメーター、吸気圧センサ等が使用可能である。
エンジン150では、エンジン150が始動されてから停止されるまで、原則、絶えず、流れ発生装置16において、放電用電極20に電圧が印加され続ける。この電圧印加は、制御装置152の制御部152aが第1電圧発生装置24を制御することで実行される。これにより、排気中のPMは排気管12の内面側に方向付けられ、上で述べたように処理装置18における空間40sに至ることができる。
一方、排気通路14には、排気浄化装置110の下流側に酸化装置(酸化触媒を含む)160が配置されている。酸化装置160は、排気が所定温度以上のとき、PMを酸化燃焼させることができる。そこで、エンジン回転速度センサ154およびエンジン負荷センサ156の各出力に基づいて検出される運転状態が高温の排気を生じ得る状態であるとき、流れ発生装置16の制御部152aは、放電用電極20への電圧印加を停止するが、停止しなくてもよい。なお、所定の運転状態のとき、制御部152aは、放電用電極20への電圧印加を停止してもよい。例えば、燃料カット状態が所定時間を越えたとき、放電用電極への電圧印加は停止され得る。
処理装置18は、PM量が所定量aを超えたとき、PMを酸化処理するように作動する。なお、ここでいうPM量は、流れ発生装置16の作用により排気管12の内側(空間40sを含む)に集まったPMの量に相当する。図8に概念的に示すように、時間の経過とともに、PM量は通常増す。そして、見積もられるPM量が所定量aを超えたとき、制御装置152の制御部152bは第2電圧発生装置34を作動させ、放電部材30の中心電極30dに対して電圧を印加する。これにより、PMを酸化処理することができる。図8では、このPM酸化処理によるPM量の増減が表されている。
このPM酸化処理を図9に基づいてさらに説明する。
ステップS901では、PM量(積算量)が所定量aを超えているか否かが判定される。PM量は、エンジン回転速度センサ154およびエンジン負荷センサ156の各出力に基づいて検出される運転状態の履歴に基づいて見積もられる(検出される)。この見積もりは、制御装置152の制御部152bの見積もり部に相当する部分により実行される。制御部152bは、図8に示したような傾向に基づいてPM堆積量を見積もる。より具体的には、制御部152bは、図8に示したような傾向を示すデータまたは演算式を有していて、それらの少なくとも一方と、エンジン回転速度センサ154およびエンジン負荷センサ156の各出力に基づきPM堆積量を見積もることができる。そして、後述するステップS907での電圧印加によるPM量の減量をも考慮してPM堆積量は見積もられる。また、所定量aは、図10に概念的に示すように、PM量と、PM捕集効率との関係から定められる。PM量とPM捕集効率との関係は予め実験に基づいて定められていて、一般にPM量の増加にしたがいPM捕集効率は低下する。なお、PM捕集効率が高いとき、流れ発生装置16の作用により、排気管12の内面または空間40sに向けてPMを好適に至らせることができる。流れ発生装置16によるPM捕集効率が所定効率bを下回らないように、所定効率bとの関係で所定量aは定められる。なお、他の方法により、PM堆積量は見積もられてもよい。ステップS901でPM量が所定量aを超えているので肯定判定されると、ステップS903に進む。一方、ステップS901で否定判定されると、ステップS905に進み、処理装置18でのPM酸化用の電圧印加は行われない。
ステップS903では、PMの酸化処理前の下準備が行われる。この下準備では、次ぎのステップS907で処理装置18において印加される電圧(第1電圧)よりも低い電圧(第2電圧)が、処理装置18において印加される。例えば、7kVの交流電圧が処理装置18において印加される。処理装置18での電圧印加は、所定時間行われる。この所定時間は、可変とされても、固定とされてもよい。ここでは、所定時間は、実験に基づいて定められていて、固定されている。
ステップS903での下準備について、図11に基づいて説明する。図11(a)では、流れ発生装置16の作用により、空間画成部材40の表面(放電用電極20側の面)にPMが堆積した様子が模式的に示されている(なお空間40sに既に溜まっているPMはその図示を省略している)。PMは流れ発生装置16の作用により負に帯電し得るが、空間画成部材40は導電性であり、アースされている排気管12につながるので、その帯電状態が解消される。この状態で、放電部材30の中心電極30dに対して第2電圧を印加すると、放電部材30周囲に電界の強い領域が生じ、空間画成部材40の表面のPMは空間40sへ向けた吸引力(グレディエント力(gradient force))を受けるようになる。その結果、図11(b)に模式的に示すように、空間画成部材40の表面のPMは空間40sに至ることができる。
PMの引き込み作用について、一例としてさらに説明する。グレディエント力により、電界強度のより高い方向に、堆積したPMは引き込まれる。放電用電極20に電圧印加した際に空間画成部材40の表面で電界強度(E1とする)が形成される。この電圧印加でコロナ放電が発生し、PMは荷電され、静電気力で空間画成部材40の表面に付着する。つぎに放電部材30の中心電極30dに交番電圧を印加すると、空間画成部材40と放電部材30との間の空間40sに電界E2が形成される。E2がE1より大きい場合に、グレディエント力で、堆積したPMは空間40sに引き込まれる。
なお、空間画成部材40は、このPMの吸引力が好適に生じるような距離に位置付けられていて、処理装置18での電圧印加はこのPMの吸引力が好適に生じるように行われる。なお、図11(b)は、ステップS903での下準備の途中の状態を示すものである。
そして、次ぐステップS907で、上記のごとく処理装置18でのPM酸化用の電圧印加、すなわち第1電圧の印加が実行される。これにより、堆積したPMを処理することができる。なお、電圧印加実行は、制御装置152の制御部152bの実行部に相当する部分により実行される。このように、本実施形態では、PM量が所定量aを超えたとき、PMの空間40sへの流入を促した後、空間40sでPMの処理が実行される。よって、より効果的にPMを排気管12内で処理することができる。なお、ステップS907での処理装置18での電圧印加は所定時間行われる。この所定時間は、可変とされても、固定とされてもよい。ここでは、ステップS907での所定時間は、実験に基づいて定められていて、固定されている。
なお、このようなPMの処理は、エンジン運転状態が低負荷領域にあるときに、実行されるとよい。エンジン運転状態が低負荷領域にあるとき、放電部材30の中心電極30dに対する電圧印加により放電作用(プラズマ生成など)が生じ易いからである。また、このようなPMの処理は、排気中の窒素成分(N2)が相対的に少ない運転状態のときに行われるとよい。排気中の窒素成分(N2)が相対的に多くなるほど、放電部材30への電圧印加により放電作用が生じにくくなるからである。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。本第3実施形態の排気浄化装置210は、第2実施形態の排気浄化装置110と同様に、内燃機関に適用されている。排気浄化装置210は、上記第2実施形態の排気浄化装置110の構成に加えて、空間40sの外へPMが流出することを抑制するための流出抑制部材をさらに備える。以下では、第3実施形態における第2実施形態に対する相違点を主に説明し、既に説明した構成要素と同じ(または同等の)構成要素に関しては上で既に用いた符号を用い、それらのさらなる詳細な説明を省略する。
排気浄化装置210の断面模式図を図12に示す。図12は、排気通路14の長手方向に直交する面での断面図であり、第1実施形態の排気浄化装置10の図2の断面図に対応する。図12に示すように、空間画成部材40の径方向外側かつ放電部材30が配置されている領域よりも径方向内側に流出抑制部材270が設けられている。流出抑制部材270はベース部材272とこのベース部材272に対して可動である可動部材274とを備える。制御装置152の制御部152c(図12(a)にのみ示す。)がアクチュエータ276を作動させることにより、可動部材274は、排気通路14の軸線周りの周方向に動くことができる。アクチュエータ276はモータであり、アクチュエータ276の回転力は歯車(ピニオン)を介してラックに伝達され、これにより、ラックに接続された可動部材274は動くことができる。図12(a)は、可動部材274が空間画成部材40の複数の穴40aを開く開状態にあるところを示す。図12(b)は、可動部材274が、複数の穴40aを閉じる閉状態にあるところを示す。可動部材274は図12(a)の開状態と図12(b)の閉状態との間で双方向に選択的に動かされることができ、それら開状態と閉状態とに位置付けられることができる。なお、可動部材274をベース部材272に対して動かすために、種々のリンク機構が採用されてもよい。
この流出抑制部材270の可動制御について、図13に基づいて説明する。なお、ステップS1301、S1303、S1305、S1311は、図9のステップSS901〜S907のそれぞれに対応する。したがって、ステップS1301、S1303、S1305、S1311の詳細な説明は省略する。
ステップS1301で、PM量が所定量aを超えているか否かが判定される。PM量が所定量aを超えているのでステップS1301で肯定判定されると、ステップS1303に進み、処理装置18に第2電圧が印加される。PM量が所定量aを超えていないのでステップS1301で否定判定されると、ステップS1305に進み、処理装置18での電圧印加は行われない。
ステップS1303で処理装置18において電圧印加が実行された後、ステップS1307で流出抑制部材270の可動部材274が動かされて、穴40aの開口部は閉じられる。そして、ステップS1309で処理装置18において電圧印加が実行される。これにより、PMの酸化処理が行われる。このPMの酸化処理時、穴40aの開口部が閉じられているので、空間40sにおいてPMが例えば舞い上がっても、穴40aを介してPMが排気通路14に流出することを防ぐことができる。よって、PMをより好適に処理することができる。
そして、ステップS1309の処理後(電圧印加の終了後)、ステップS1311で流出抑制部材270の可動部材274が動かされて、穴40aの開口部は開けられる。これにより、該ルーチンは終了する。流出抑制部材270は、初期状態で、開口部40aを開く開状態にある。
流出抑制部材270の可動部材274は、他の構成を有してもよい。例えば、流出抑制部材は、バイメタルの部材(バイメタル部材)280とされていてもよい。この場合、バイメタル部材280は、空間画成部材40の穴40aのそれぞれに設けられ、エンジン停止時(つまり排気通路14の温度が所定温度よりも低いとき)に穴40aを閉じ(図14(b)参照)、エンジン作動中に穴40aを開くように(図14(a)参照)、設計されるとよい。したがって、この場合、PMの空間40sへの流入を促すための処理(ステップS1303)およびPMの酸化処理(ステップS1309)はエンジン停止時(アイドルストップ時を含む)に実行されるとよい。あるいは、流出抑制部材270の開口部40aの周囲に、(磁歪効果を生じることができる)磁性体を含む部材を配置することができる。この磁歪効果により、(空間40sにPMが出入りできない)穴40aの実質的な閉状態と、(PMが出入りできる)穴40sの開状態とを作り出すことも可能である。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はさらなる他の実施形態も可能である。例えば、上記の各実施形態および各構成は、矛盾が生じない限り任意に組み合わせることが可能である。また、上記放電部材30は断面略円形であったが、平面状に構成されてもよい。例えば、空間40sに第1電極を配置し、平板状の誘電体を介して第1電極に対になる第2電極を空間40sの外部に配置し、それら第1および第2電極間に電圧印加を行ってもよい。このように、本発明は、空間画成部材40と外殻12との間の空間40sで放電作用により、PMを処理可能な種々の構成を許容する。なお、処理装置18は、電圧印加により、空間40sにおいてプラズマを積極的に発生させてもよく、この場合、空間40sの概ね全ては処理装置18の作用によりプラズマ状態になり得るとよい。例えば、空間40sに放電用電極20の如き電極を配置し、この電極に対して電圧を印加することでプラズマを空間40sにおいて生じさせてPMを処理することが可能である。この場合、繊維状体30fに補足されたPMのみならず、空間40sに流入して空間40sを浮遊するPM、または、繊維状体30fから流出して空間40sを浮遊するPMも、処理することができる。
本発明の実施形態には、特許請求の範囲によって規定される本発明の思想に包含されるあらゆる変形例や応用例、均等物が含まれる。したがって本発明は、限定的に解釈されるべきではなく、本発明の思想の範囲内に帰属する他の任意の技術にも適用することが可能である。
10、110、210 排気浄化装置
12 外殻(または排気管)
14 排気通路
16 流れ発生装置
18 処理装置
20 放電用電極
24 第1電圧発生装置
30 放電部材
30d 中心電極
30e 誘電体
30f 繊維状体
32 処理部
34 第2電圧発生装置
40 空間画成部材
40a 穴
40s 空間
270 流出抑制部材
280 バイメタル部材

Claims (8)

  1. 粒子状物質を含む排気が流通する流路を形成する筒状の外殻の内側に配置される放電用電極を備え、該放電用電極に対する電圧印加により、該放電用電極側から前記外殻側への粒子状物質の流れを生じさせるように構成されている、流れ発生装置と、
    前記放電用電極と前記外殻との間に配置されて該外郭との間に処理用空間を定めると共に該処理用空間への粒子状物質の流入を許容するように構成された空間画成部材と、該処理用空間に配置された処理用電極とを備え、粒子状物質を処理するとき、該処理用電極に対して電圧印加を行う、処理装置と
    を備え、
    前記処理装置は、
    前記粒子状物質を処理するとき、第1電圧の電圧印加を行い、
    前記処理用空間への粒子状物質の流入を促すとき、前記第1電圧よりも低い第2電圧の電圧印加を行う、
    排気浄化装置。
  2. 前記外殻および前記空間画成部材の少なくとも一部は導電性であり、
    前記流れ発生装置は、電圧印加により、前記放電用電極と、前記外殻および前記空間画成部材の少なくとも一方との間に電位差を生じさせるように構成されている、
    請求項1に記載の排気浄化装置。
  3. 前記外殻の少なくとも一部は導電性であり、
    前記処理装置は、電圧印加により、前記処理用電極と前記外殻との間に電位差を生じさせるように構成されている、
    請求項1または2に記載の排気浄化装置。
  4. 前記空間画成部材は、前記流路の排気の流れ方向において上流側の端部で前記外殻との間を塞ぐように設けられるとともに、複数の穴を有し、該穴の各々は、前記流路を前記処理用空間に連通させる、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の排気浄化装置。
  5. 前記空間画成部材は、複数の穴を有し、
    該穴の各々は、前記流路を前記処理用空間に連通させ、前記放電用電極側の該穴の開口断面積は前記外殻側の該穴の開口断面積よりも大きい、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の排気浄化装置。
  6. 前記処理用空間を冷却するように構成された冷却装置をさらに備える、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の排気浄化装置。
  7. 前記処理装置は、粒子状物質を処理するときに前記処理用空間の外へ粒子状物質が流出することを抑制するための流出抑制部材をさらに備える、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の排気浄化装置。
  8. 前記空間画成部材は複数の穴を有し、該穴の各々は前記流路を前記処理用空間に連通させ、
    前記流出抑制部材は、前記空間画成部材の前記複数の穴を開く開状態と、該複数の穴を閉じる閉状態とを選択的に有する、
    請求項7に記載の排気浄化装置。
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