JP2009112916A - 排ガス浄化装置 - Google Patents

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正俊 玉井
Yasutoshi Ueda
泰稔 上田
Katsuhisa Kojima
勝久 小嶋
Masaya Kato
雅也 加藤
Morio Kagami
守男 加賀見
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Abstract

【課題】本発明の目的は、排ガス中に含まれる粒子状物質の捕集効率を高めるとともに、集塵フィルタ装置で捕集された粒子状物質が再飛散するのを防止することが可能な排ガス浄化装置を提供することである。
【解決手段】筒形状をなす外殻2と、外殻2の内側に配置され、集塵極3と集塵フィルタ層4とから構成されている集塵フィルタ装置5と、集塵フィルタ装置5の内側に設けられ、粒子状物質を含むガスの流路を形成するガス通路6と、外殻2内の中央部に配置され、外殻2の軸方向と直交する方向に突出する複数の先端部7bを有するとともに外殻2の軸方向に延在し、電圧が印加された際に集塵フィルタ装置5の集塵極3との間にイオン風を発生させる放電極7とを備えている排ガス浄化装置1において、集塵フィルタ装置5が蛇腹形状で形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、粒子状物質を含む排ガスが流れるガス通路内で、このガスの流れに交差する方向にイオン風を発生させ、ガス中の粒子状物質を捕集する排ガス浄化装置に関する。
従来、工場ガス、自動車等の排ガスに含まれる粒子状物質(PM:パティキュレート・マター)を除去するために、排ガス浄化装置が使用されている。
図4は、排ガス浄化装置の従来の一例を示している。この排ガス浄化装置20は、筒形状をなす外殻21と、外殻21の内側に配置され、集塵極22と集塵フィルタ層23とから構成されている集塵フィルタ装置24と、集塵フィルタ装置24の内側に設けられ、粒子状物質を含む排ガスの流路を形成するガス通路25とを備えており、外殻21内の中央部には、外殻21の軸方向と直交する方向に突出する複数の先端部26aを有するとともに外殻21の軸方向に延在する放電極26が設けられている。
また、集塵フィルタ装置24は、ワイヤを平織りにした金網等、表面が平面形状の部材を積層して構成されている。そして、この排ガス浄化装置20は、放電極26と集塵フィルタ装置24の集塵極22との間に高電圧を印加することにより、排ガスの流れに交差する方向にイオン風を発生させ、排ガスに含まれる粒子状物質を平面形状の集塵フィルタ装置24で捕集するように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
特願2005−513458号公報
しかしながら、上述のようにイオン風を利用して排ガスに含まれる粒子状物質を捕集しようとする場合、粒子状物質がガス通路を流れる主流の排ガスに乗ってそのまま流れてしまい、捕集効率が悪いという問題があった。
また、集塵フィルタ装置が平面形状で構成されているため、集塵フィルタ装置で捕集された粒子状物質が主流の排ガスの流れの影響を受けて再飛散してしまい、集塵効率が低下してしまうという問題があった。
本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、排ガス中に含まれる粒子状物質の捕集効率を高めるとともに、集塵フィルタ装置で捕集された粒子状物質が再飛散するのを防止することが可能な排ガス浄化装置を提供することである。
上記従来技術の有する課題を解決するために、請求項1の本発明では、筒形状をなす外殻と、該外殻の内側に配置され、集塵極と集塵フィルタ層とから構成されている集塵フィルタ装置と、該集塵フィルタ装置の内側に設けられ、粒子状物質を含む排ガスの流路を形成するガス通路と、前記外殻内の中央部に配置され、前記外殻の軸方向と直交する方向に突出する複数の先端部を有するとともに前記外殻の軸方向に延在し、電圧が印加された際に前記集塵フィルタ装置の前記集塵極との間にイオン風を発生させる放電極とを備えている排ガス浄化装置において、前記集塵フィルタ装置が蛇腹形状で形成されている。
請求項2の本発明では、前記集塵フィルタ装置が、前記外殻の内側に向かって湾曲する複数の山部と、隣接する前記山部の間に形成されている谷部とを有しており、前記放電極の前記先端部が延びる方向には前記谷部が位置するように構成されている。
請求項3の本発明では、前記集塵フィルタ装置は、多孔性の板状部材を複数積層して構成されており、隣接する前記板状部材の孔は、互いにずらして配置されている。
請求項4の本発明では、筒形状をなす外殻と、該外殻の内側に配置され、集塵極と集塵フィルタ層とから構成されている集塵フィルタ装置と、該集塵フィルタ装置の内側に設けられ、粒子状物質を含む排ガスの流路を形成するガス通路と、前記外殻内の中央部に配置され、前記外殻の軸方向と直交する方向に突出する複数の先端部を有するとともに前記外殻の軸方向に延在し、電圧が印加された際に前記集塵フィルタ装置の前記集塵極との間にイオン風を発生させる放電極とを備えている排ガス浄化装置において、前記集塵フィルタ装置は、多孔性の板状部材を複数積層して構成されており、隣接する前記板状部材の孔は、互いにずらして配置されている。
上述の如く、本発明に係る排ガス浄化装置によれば、筒形状をなす外殻と、該外殻の内側に配置され、集塵極と集塵フィルタ層とから構成されている集塵フィルタ装置と、該集塵フィルタ装置の内側に設けられ、粒子状物質を含む排ガスの流路を形成するガス通路と、前記外殻内の中央部に配置され、前記外殻の軸方向と直交する方向に突出する複数の先端部を有するとともに前記外殻の軸方向に延在し、電圧が印加された際に前記集塵フィルタ装置の前記集塵極との間にイオン風を発生させる放電極とを備えている排ガス浄化装置において、前記集塵フィルタ装置が蛇腹形状で形成されているため、従来の平面形状の集塵フィルタ装置に比べて表面積が増加することになり、ガス中の粒子状物質の捕集率を高めることができる。また、蛇腹形状の谷の部分は、ガス通路を流れる主流の排ガスの影響を受けにくいため、集塵フィルタが平面形状となっている場合に比べて、捕集された粒子状物質が主流の排ガスの流れによって再飛散することを防止することができる。
さらに、本発明に係る排ガス浄化装置によれば、前記集塵フィルタ装置が、前記外殻の内側に向かって湾曲する複数の山部と、隣接する前記山部の間に形成されている谷部とを有しており、前記放電極の前記先端部が延びる方向には前記谷部が位置するように構成されているため、高電圧の印加により放電極の先端部付近から発生するイオン風の流れの方向に蛇腹形状の谷部が位置することにより、粒子状物質が谷部の部分で集中的に捕集されるため、粒子状物質の捕集効率を高めることができる。さらに、谷部は主流の排ガスの流れの影響を受けにくいため、捕集された粒子状物質が主流の排ガスの流れによって再飛散することをより防止することができる。
また、本発明に係る排ガス浄化装置によれば、前記集塵フィルタ装置は、多孔性の板状部材を複数積層して構成されており、隣接する前記板状部材の孔は、互いにずらして配置されている。これにより、従来では多孔性の板状部材の層の圧力損失が大きい場合、イオン風が集塵フィルタ装置を通り抜けることができず、集塵フィルタ装置の表面で反転するため、粒子状物質が集塵フィルタ装置内で捕集されず再飛散する可能性があったが、隣接する板状部材の孔を互いにずらして配置されているため、イオン風とともに板状部材の孔を通過して入った粒子状物質が次の層の板状部材に付着し、一方、板状部材の孔を通過したイオン風は、次の層の板状部材にぶつかって分散され、近傍の孔から次の層の板状部材の層へと導かれることになる。このように、イオン風の通気通路が確保されているため、イオン風が集塵フィルタ装置の表面で反転することなくなり、粒子状物質が再飛散することが防止される。これにより、粒子状物質の捕集効率を高めることができる。
また、本発明に係る排ガス浄化装置によれば、筒形状をなす外殻と、該外殻の内側に配置され、集塵極と集塵フィルタ層とから構成されている集塵フィルタ装置と、該集塵フィルタ装置の内側に設けられ、粒子状物質を含むガスの流路を形成するガス通路と、前記外殻内の中央部に配置され、前記外殻の軸方向と直交する方向に突出する複数の先端部を有するとともに前記外殻の軸方向に延在しており、電圧が印加された際に前記集塵極との間にイオン風を発生させる放電極とを備えている排ガス浄化装置において、前記集塵フィルタ装置は、多孔性の板状部材を複数積層して構成されており、隣接する前記板状部材の孔は、互いにずらして配置されている。これにより、イオン風とともに板状部材の孔を通過して入った粒子状物質が次の層の板状部材に付着し、一方、板状部材の孔を通過したイオン風は、次の層の板状部材にぶつかって分散され、近傍の孔から次の層の板状部材の層へと導かれることになる。このように、イオン風の通気通路が確保されているため、イオン風が集塵フィルタ装置の表面で反転することなくなり、粒子状物質が再飛散することが防止される。これにより、粒子状物質の捕集効率を高めることができる。
以下、本発明に係る排ガス浄化装置を、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る排ガス浄化装置の断面図である。
図1に示すように、第1の実施形態に係る排ガス浄化装置1は、筒形状をなす外殻2と、外殻2の内側に配置され、集塵極3と集塵フィルタ層4とから構成されている集塵フィルタ装置5と、集塵フィルタ装置5の内側に設けられ、粒子状物質を含むガスの流路を形成するガス通路6と、外殻2内の中央部に配置され、外殻2の軸方向に延在している放電極7と、外殻2の外側上部に配置されている高電圧発生装置8とを備えている。
外殻2には、外殻2の軸方向に対して上方に延びる碍子室9が設けられている。碍子室9の内部には、碍子室9の上部9aからガス通路6へ垂下する放電極支持部材10が配設されており、放電極支持部材10は、外殻2と絶縁状態を保持するために、外周面が碍子11により覆われた状態で、碍子室9の上部9aに取付られている。
また、放電極支持部材10は、外殻2の外側上部に配置されている高電圧発生装置8に接続されており、ガス通路6側の端部10aには放電極7が固定されている。すわなち、放電極7は、放電極支持部材10を介して外殻2内に吊り下げられた状態で固定されている。
放電極7は、外殻2の軸方向に延在している放電極主部7aと、外殻2の軸方向と直交する方向に放電極主部7aから突出する先端部7bとから構成されている。放電極7の先端部7bは、放電極主部7a上に所定の間隔をあけて配置されており、放電極主部7a上の同じ位置から放射状に4つ設けられている。
集塵フィルタ装置5は、外殻2の内側に沿って配置されており、集塵極3と集塵フィルタ層4とから構成されている。
集塵極3は、多孔性の板状部材で形成されており、外殻2の内側においてガス通路6側に配置されている。なお、集塵極3は、金網等の導電性の材料から形成されている。また、金網以外にも、エッチングで微小な開口を設けた導電性の膜または電鋳で成形した網状の金属箔から形成してもよい。
一方、集塵フィルタ層4も、多孔性の板状部材で形成されており、外殻2と集塵極3との間において集塵極3に隣接して配置されている。なお、集塵フィルタ層4は、導電性、非導電性を問わず、多孔性の板状部材で形成され、例えば、金網、多孔性のセラミック等によって形成されている。
高電圧発生装置8は、外殻2の外側上部に配置されており、放電極7と集塵フィルタ装置5の集塵極3との間に高電圧を印加するようになっている。この場合、放電極7からコロナ放電により集塵フィルタ装置5の集塵極3に電流が流入するようになっている。そのため、本実施形態では、放電極7は碍子11によって外殻2との絶縁状態が保持され、一方、集塵極3は外殻2を介してアースに接するように構成されている。
本実施形態に係る排ガス浄化装置1では、集塵フィルタ装置5が蛇腹形状で形成されている。集塵フィルタ装置5は、外殻2の内側に向かって湾曲する複数の山部5aと、隣接する山部5aの間に形成されている谷部5bとを有しており、放電極7の先端部7bが延びる方向には谷部5bが位置するように構成されている。
次に、ガス通路6を流れる排ガスの粒子状物質を捕集する過程を以下に説明する。
高電圧発生装置8により放電極7に高電圧が印加されると、放電極7の先端部7bの周りにコロナ放電が生じる。ガス通路6を流れてきた排ガス中の粒子状物質は、このコロナ放電により帯電される。そして、帯電された粒子状物質は、クローン力により、対向する電極である集塵極3に向けて周囲の排ガスも巻き込んで流れることになる。その結果、排ガスの流れと直交する方向にイオン風が形成され、このイオン風が集塵フィルタ装置5に向かって流れることになる。
本実施形態では、放電極7の先端部7bが延びる方向には蛇腹形状に形成された集塵フィルタ装置5の谷部5bが位置しているため、イオン風はこの谷部5bに向かって吹き付けられる。これにより、排ガス中の粒子状物質が谷部5bから集塵フィルタ装置5の内部に流れ込み、集塵極3と集塵フィルタ層4とを流れる間に粒子状物質が捕集される。
なお、集塵フィルタ装置5に向かって流れ込んだイオン風は、イオン風が流れる位置の間から再び集塵フィルタ装置5を通過してガス通路6に戻ることになる。
以上により、ガス通路を流れる排ガスの粒子状物質を捕集することができる。
このように、第1の実施形態に係る排ガス浄化装置1によれば、集塵フィルタ装置5が蛇腹形状で形成されているため、従来の平面形状の集塵フィルタ装置に比べて、集塵極3の表面積が増加することになり、ガス中の粒子状物質の捕集率を高めることができる。また、蛇腹形状の谷部5bは主流の排ガスの流れの影響を受けにくいため、集塵フィルタ装置5が平面形状となっている場合に比べて、捕集された粒子状物質が主流の排ガスの流れによって再飛散することを防止することができる。
また、放電極7の先端部7b付近から発生するイオン風の流れる方向に集塵フィルタ装置5の谷部5bが位置し、粒子状物質が谷部5bの部分で集中的に捕集されるため、粒子状物質の捕集効率が高まるとともに、捕集された粒子状物質が主流の排ガスの流れによって再飛散することをさらに防止することができる。
次に、図2を用いて、本発明の第2の実施形態に係る排ガス浄化装置を説明する。図2は、本発明の第2の実施形態に係る排ガス浄化装置の断面図である。
なお、前述した第1の実施形態で説明したものと同様の部材については、同一の符号を付して重複する説明は省略する。
図2に示すように、本実施形態に係る排ガス浄化装置1では、集塵フィルタ装置5は、外殻2の内側に沿って配置され、ガス通路6側に配置されている集塵極3と、外殻2側に集塵極3に隣接して配置されている集塵フィルタ層4とから構成されている。
本実施形態では、集塵フィルタ装置5は、多孔性の板状部材を複数積層して構成されており、1つの板状部材からなる集塵極3と、2つの板状部材4a,4bからなる集塵フィルタ層4とから構成されている。なお、集塵極3は、前述したように金網等の多孔性の導電性の材料から形成され、また、集塵フィルタ層4の板状部材4a,4bも、前述したように導電性、非導電性を問わず、多孔性の板状部材から形成されている。
そして、本実施形態では、集塵極3の孔12と集塵フィルタ層4の板状部材4aの孔13とが互いにずらして配置されている。さらに、板状部材4aと板状部材4bの孔13の位置も互いにずらされて配置されている。
このように、第2の実施形態に係る排ガス浄化装置1によれば、以下の効果を奏する。
従来では多孔性の板状部材の層の圧力損失が大きい場合、イオン風が集塵フィルタ装置5を通り抜けることができず、集塵フィルタ装置5の表面で反転するため、粒子状物質が集塵フィルタ装置5内で捕集されず再飛散する可能性があった。しかしながら、本実施形態によれば、隣接する板状部材3,4a,4bの孔12,13が互いにずらされているため、イオン風とともに集塵極3の孔12を通過して入った粒子状物質が次の層の板状部材4aに付着し、一方、集塵極3の孔12を通過したイオン風は、次の層の板状部材4aにぶつかって分散され、板状部材4aの近傍の孔13から更に次の層の板状部材4bへと導かれることになる。このように、イオン風の通気通路が確保されているため、イオン風が集塵フィルタ装置5の表面で反転することなくなり、粒子状物質が再飛散することが防止される。これにより、粒子状物質の捕集効率を高めることができる。
次に、図3を用いて、本発明の第3の実施形態に係る排ガス浄化装置を説明する。図3は、第1の実施形態に係る排ガス浄化装置の変形例を示しており、排ガス浄化装置における集塵フィルタ装置の断面を示している。
図3に示すように、本実施形態に係る排ガス浄化装置1では、集塵フィルタ装置5が矩形形状で形成されている。集塵フィルタ装置5は、外殻2の内側に向かって湾曲する複数の山部5aと、隣接する山部5aの間に形成されている谷部5bとを有している。そして、放電極7の先端部7bが延びる方向には谷部5bが位置するように構成されている(図1参照)。
さらに、集塵フィルタ装置5は、多孔性の板状部材を複数積層して構成されており、1つの板状部材からなる集塵極3と、3つの板状部材4a,4b,4cの層からなる集塵フィルタ層4とから構成されている。なお、集塵極3は、前述したように金網等の多孔性の導電性の材料から形成され、また、集塵フィルタ層4の板状部材4a,4b,4cも、前述したように導電性、非導電性を問わず、多孔性の板状部材から形成されている。
本実施形態では、集塵極3の孔12と集塵フィルタ層4の板状部材4aの孔13とが互いにずらして配置されている。さらに、板状部材4aと板状部材4bの孔13の位置も互いにずらして配置され、板状部材4bと板状部材4cの孔13の位置も互いにずらして配置されている。
このように、第3の実施形態に係る排ガス浄化装置によれば、集塵フィルタ装置5が矩形形状で形成されているため、従来の平面形状の集塵フィルタ装置に比べて、集塵極3の表面積が増加することになり、ガス中の粒子状物質の捕集率を高めることができる。また、矩形形状の谷部5bは主流の排ガスの流れの影響を受けにくいため、集塵フィルタ装置が平面形状となっている場合に比べて、捕集された粒子状物質が主流の排ガスの流れの影響を受けて再飛散することを防止することができる。
また、高電圧の印加により放電極7の先端部7b付近から発生するイオン風の流れの方向に矩形形状の谷部5bが位置し、粒子状物質が谷部5bの部分で集中的に捕集されるため、粒子状物質の捕集効率が高まるとともに、捕集された粒子状物質が主流の排ガスの流れによって再飛散することをより防止することができる。
さらに、隣接する板状部材3,4a,4b,4cの孔12,13が互いにずらされているため、イオン風とともに集塵極3の孔12を通過して入った粒子状物質が次の層の板状部材4aに付着し、一方、集塵極3の孔12を通過したイオン風は、次の層の板状部材4aにぶつかって分散され、板状部材4aの近傍の孔13から更に次の層の板状部材4bへと導かれることになる。このように、イオン風の通気通路が確保されるため、イオン風が集塵フィルタ装置5の表面で反転することなくなり、粒子状物質が再飛散することが防止される。これにより、粒子状物質の捕集効率をより高めることができる。
以上、本発明の実施の形態につき述べたが、本発明は既述の実施形態に限定されるものでなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。
上記実施形態では、集塵フィルタ装置5が蛇腹形状あるいは矩形形状で形成されているが、これらの形状に限らず、例えば、V字形状とすることができる。
本発明の第1の実施形態に係る排ガス浄化装置の断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る排ガス浄化装置の断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る排ガス浄化装置の変形例を示しており、集塵フィルタ装置の断面を拡大した図である。 従来の排ガス浄化装置の断面図である。
符号の説明
1 排ガス浄化装置
2 外殻
3 集塵極
4 集塵フィルタ層
5 集塵フィルタ装置
5a 集塵フィルタ装置の山部
5b 集塵フィルタ装置の谷部
6 ガス通路
7 放電極
7a 放電極主部
7b 先端部
8 高電圧発生装置
9 碍子室
10 放電極支持部材
11 碍子

Claims (4)

  1. 筒形状をなす外殻と、該外殻の内側に配置され、集塵極と集塵フィルタ層とから構成されている集塵フィルタ装置と、該集塵フィルタ装置の内側に設けられ、粒子状物質を含む排ガスの流路を形成するガス通路と、前記外殻内の中央部に配置され、前記外殻の軸方向と直交する方向に突出する複数の先端部を有するとともに前記外殻の軸方向に延在し、電圧が印加された際に前記集塵フィルタ装置の前記集塵極との間にイオン風を発生させる放電極とを備えている排ガス浄化装置において、
    前記集塵フィルタ装置が蛇腹形状で形成されていることを特徴とする排ガス浄化装置。
  2. 前記集塵フィルタ装置が、前記外殻の内側に向かって湾曲する複数の山部と、隣接する前記山部の間に形成されている谷部とを有しており、前記放電極の前記先端部が延びる方向には前記谷部が位置するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の排ガス浄化装置。
  3. 前記集塵フィルタ装置は、多孔性の板状部材を複数積層して構成されており、隣接する前記板状部材の孔は、互いにずらして配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の排ガス浄化装置。
  4. 筒形状をなす外殻と、該外殻の内側に配置され、集塵極と集塵フィルタ層とから構成されている集塵フィルタ装置と、該集塵フィルタ装置の内側に設けられ、粒子状物質を含む排ガスの流路を形成するガス通路と、前記外殻内の中央部に配置され、前記外殻の軸方向と直交する方向に突出する複数の先端部を有するとともに前記外殻の軸方向に延在し、電圧が印加された際に前記集塵フィルタ装置の前記集塵極との間にイオン風を発生させる放電極とを備えている排ガス浄化装置において、
    前記集塵フィルタ装置は、多孔性の板状部材を複数積層して構成されており、隣接する前記板状部材の孔は、互いにずらして配置されていることを特徴とする排ガス浄化装置。
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