JP6290679B2 - 害虫誘引防除装置 - Google Patents

害虫誘引防除装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6290679B2
JP6290679B2 JP2014065084A JP2014065084A JP6290679B2 JP 6290679 B2 JP6290679 B2 JP 6290679B2 JP 2014065084 A JP2014065084 A JP 2014065084A JP 2014065084 A JP2014065084 A JP 2014065084A JP 6290679 B2 JP6290679 B2 JP 6290679B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pest
attracting
partition member
housing
attractant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014065084A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015186461A (ja
Inventor
嘉人 田中
嘉人 田中
田中 康順
康順 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority to JP2014065084A priority Critical patent/JP6290679B2/ja
Publication of JP2015186461A publication Critical patent/JP2015186461A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6290679B2 publication Critical patent/JP6290679B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
    • Y02A50/30Against vector-borne diseases, e.g. mosquito-borne, fly-borne, tick-borne or waterborne diseases whose impact is exacerbated by climate change

Landscapes

  • Catching Or Destruction (AREA)

Description

本発明は、家屋内に設置して蚊、コバエ等の飛翔性の小型(体長0.5〜5mm程度)昆虫(以下、飛翔害虫と記す)や不快害虫を駆除する害虫誘引防除装置に関するものである。
コバエ等の飛翔害虫を駆除する目的で、飛翔害虫を揮散性誘引剤により装置の内部に誘引し、殺虫剤の効果により誘引した飛翔害虫を駆除する装置が知られている(例えば、特許文献1〜3)。
特許文献1には、開口部を有する容器内に、害虫誘引剤を含有した多数のゲル粒が層状に収容された害虫捕獲器が開示されている。当該ゲル粒には誘引性に影響を与えない範囲で各種殺虫成分を添加してもよいことが記載されている。当該ゲル粒に含有された害虫誘引剤により、ハエやコバエ等が開口部より侵入し、当該ゲル粒の層内部に潜り込み、その際に粘着性を有するゲル粒により身動きがとれなくなったり、ゲル粒に含有している殺虫成分により死に至る。
特許文献2には、飛翔害虫が誘引される誘引部と、誘引部を支持するベース部と、飛翔害虫の誘引成分が保持された薬液保持部を収容するトレイ部と、内部に行くほど幅狭になる開口部を備えた飛翔害虫捕獲装置が開示されている。
特許文献3には、筐体内に誘引物質と殺虫剤を配置し、当該誘引物質によって誘引した飛翔害虫を殺虫剤に接触させるか、あるいは飛翔害虫に殺虫剤を摂取させる飛翔害虫誘因防除装置が開示されている。
特開2010−57502号公報 特開2012−139202号公報 特開2012−1531号公報
特許文献1〜3に記載された飛翔害虫の捕獲装置では、捕獲装置内にて死んだ飛翔害虫の死骸は、飛翔害虫を誘引する誘引剤が担持された誘引部に残るため、誘引部が飛翔害虫の死骸により汚染されてしまう。飛翔害虫の誘引剤としては、一般的に酒、ビール、ワイン、食酢、果実エキス等の食品類を使用されることが多いが、これらの食品類が飛翔害虫の死骸により汚染されることで変性してしまうことがあり、捕獲装置を長期間使用できなくなる場合がある。
そこで本発明は、害虫の死骸により誘引剤を担持する誘引剤収容部を汚染させることがなく、長期間使用が可能な害虫誘引防除装置を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するための請求項1に記載の発明は、筐体内に飛翔害虫を誘引させる誘引剤が収容された誘引剤収容部と、仕切り部材と、飛翔害虫の死骸を溜める死骸溜部が設けられ、前記仕切り部材は、通気性を有するものの飛翔害虫が通過し得ない素材で作られており、前記仕切り部材には接触性殺虫剤が担持され、前記誘引剤収容部と前記死骸溜部とは前記仕切り部材を介して通気可能であり、前記死骸溜部は前記仕切り部材に触れた飛翔害虫が前記死骸溜部に落下するように前記仕切り部材の下方に設けられていることを特徴とする害虫誘引防除装置である。
本発明の害虫誘引防除装置では、筐体内に飛翔害虫を誘引させる誘引剤が収容された誘引剤収容部と、仕切り部材とが設けられ、仕切り部材に接触性殺虫剤が担持されている。また、当該仕切り部材が、通気性を有するものの飛翔害虫が通過し得ない素材で作られている。本発明の害虫誘引防除装置によれば、飛翔害虫を誘引剤に接触させることなく誘引し、接触性殺虫剤に接触させることができる。そのため、誘引剤が飛翔害虫の死骸で汚染されることがない。
なお本発明の害虫誘引防除装置では、誘引剤収容部に誘引剤が保持されるが、誘引剤は、液状のままで保持されていてもよく、液状の誘引剤が何らかの担体に含漬された状態で保持されていてもよい。
また請求項2に記載の発明は、筐体内であってその上部の位置に下面側の一部又は全部を除いて閉塞された空間が設けられて、該空間内に誘引剤収容部が設けられ、前記誘引剤収容部の直下に仕切り部材が設けられ、筐体内であってその下部に死骸溜部が設けられ、前記筐体の側面であって前記死骸溜部と前記仕切り部材の間の位置に害虫導入開口が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の害虫誘引防除装置である。
本発明の害虫誘引防除装置では、筐体内であってその上部に空間が設けられている。この空間は、下面側の一部又は全部を除いて閉塞され、下面の一部又は全部は仕切り部材により下方の空間と仕切られている。そして該空間内に誘引剤収容部が設けられている。そのため誘引剤収容部から放散された誘引成分は、上部側からは放出されず、専ら下面側から放出される。
ここで本発明の害虫誘引防除装置では、誘引剤収容部の直下に仕切り部材があるから、誘引成分は、仕切り部材を抜けて下方に拡散する。ここで本発明の害虫誘引防除装置では、筐体の側面であって、前記死骸溜部と仕切り部材の間の位置に害虫導入開口が設けられている。そのため誘引成分等は害虫導入開口から筐体の外に放散する。
飛翔害虫は、誘引成分により害虫導入開口から筐体内に入る。そして飛翔害虫は、誘引成分の濃度の高い上方に移動して、仕切り部材に触れる。その結果、飛翔害虫は、仕切り部材に担持された接触性殺虫剤に触れ、運動麻痺状態となって落下し、死骸溜部に入る。
また本発明の害虫誘引防除装置は、死骸溜部が筐体内にあるから、飛翔害虫の死骸が使用者の目に触れることがない。
請求項3に記載の発明は、死骸溜部は筐体から分離可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の害虫誘引防除装置である。
本発明によると、飛翔害虫の死骸を容易に処理することができる。
請求項4に記載の発明は、筐体に閉止可能な開口が設けられ、当該開口を開いて誘引剤収容部に誘引剤を充填可能であることを特徴する請求項1乃至3のいずれかに記載の害虫誘引防除装置である。
本発明の害虫誘引防除装置では、誘引剤を補充することができる。そのため害虫誘引防除装置を長期間に渡って使用することができる。
本発明の害虫誘引防除装置によれば、飛翔害虫を誘引剤に接触させることなく誘引し、接触性殺虫剤に接触させることができる。そのため、誘引剤が飛翔害虫の死骸で汚染されることがない。
本発明の実施形態の害虫誘引防除装置の斜視図である。 図1に示す害虫誘引防除装置の内部構造を示す斜視図である。 図1に示す害虫誘引防除装置の内部構造を示す断面図である。 本発明の他の実施形態の害虫誘引防除装置の斜視図である。 本発明のさらに他の実施形態の害虫誘引防除装置の斜視図である。 本発明のさらに他の実施形態の害虫誘引防除装置の正面図である。 図6に示す害虫誘引防除装置の内部構造を示す断面図である。 仕切り部材の素材の一例を示す拡大斜視図である。
以下さらに本発明の実施形態について説明する。
図1に示す害虫誘引防除装置1は、外形形状が、四角柱状の筐体2を有している。そして図2の様に、当該筐体2内に、誘引剤含漬部材3と、仕切り部材5及び死骸溜容器20が内蔵されている。
筐体2は、樹脂や紙等で作られたものであり、正面壁10、背面壁11、左側面壁12、右側面壁13、天面壁15及び底面壁16を有している。
筐体2の正面壁10の中程には、害虫導入開口17が設けられている。本実施形態で採用する害虫導入開口17は、横長の長方形である。
また正面壁10の下部には、死骸溜容器20を挿入する容器挿入開口21が設けられている。
筐体2の天面壁15には、開口18が設けられている。開口18には、常時、蓋7が取り付けられている。
筐体2の内部には、図2の様に仕切り部材5があり、当該仕切り部材5によって、筐体2の内部は、二つの空間に仕切られている。
筐体2の上部空間は、誘引剤含漬部材3が設置される空間であり誘引剤収容部22として機能する。また誘引剤収容部22の下は、飛翔害虫が飛ぶ空間及び死骸溜容器20が設置される下部空間23となっている。
誘引剤収容部22は、筐体2の正面壁10、背面壁11、左側面壁12、右側面壁13、天面壁15によって5面が覆われており、仕切り部材5が取り付けられた下面だけが開放されている。
従って誘引剤収容部22は、上部側が実質的に密閉された空間であり、下部側だけが開放されている。
次に仕切り部材5について説明する。仕切り部材5は、通気性を有し、且つ接触性殺虫剤を担持することが可能なシート状物である。
仕切り部材5は、例えば網、小さな開口を有する樹脂板、格子状の樹脂シート、布、和紙等の様な通気性を有する素材で作られている。
仕切り部材5は、通気性を確保するために何らかの開口を有しているが、飛翔害虫は該開口を通過することができない。飛翔害虫がコバエである場合は、仕切り部材5における開口は、1mm以下であることが好ましい。
仕切り部材5は、主面が天地方向に向いた平置きであって、その面が水平となる様に設置されていることが望ましいが、ある程度の傾斜があってもよい。
仕切り部材5の設置位置は、害虫導入開口17よりも上方である。
次に誘引剤含漬部材3について説明する。誘引剤含漬部材3は、吸液性を有する素材からなり、液状の誘引剤を含漬させることができるものである。そのような素材としては、不織布、和紙、コットンリンター等の素材が挙げられる。
誘引剤含漬部材3は誘引剤収容部22の中にあって、保持部材25によって、中空に支持されている。
従って、誘引剤含漬部材3の真下の位置であって、やや離れた位置に前記した仕切り部材5がある。
死骸溜容器20は、上面が開口し、他の5面が覆われた箱である。死骸溜容器20は、引き出しの様な形状・構造であり、筐体2の容器挿入開口21から筐体2の下部空間23に挿入されている。
また死骸溜容器20は前記した様に引き出しと同様の構造をしており、把手30をもって引くことにより、筐体2から引き出して取り外すことができる。死骸溜容器20を、誘引剤収容部22及び仕切り部材5が設けられた筐体2から分離することができる。
本実施形態の害虫誘引防除装置1の構造を概観すると、筐体2の内部であって、上部の位置に誘引剤含漬部材3があり、その真下の距離をおいた位置に仕切り部材5があり、さらにその真下の位置に死骸溜容器20が配置されている。
また仕切り部材5は、害虫導入開口17よりも上方に取り付けられている。誘引剤含漬部材3は、仕切り部材5側を除いて密閉された誘引剤収容部22内に置かれている。
誘引剤含漬部材3には、飛翔害虫(例えば、コバエ)を誘引させる誘引剤31が含漬されている。誘引剤31は、飛翔害虫が好む誘引成分を放散させるものである。誘引剤31の具体的内容については後記する。
仕切り部材5には、飛翔害虫が接触することによって運動麻痺する接触性殺虫剤が担持されている。接触性殺虫剤は、仕切り部材5に塗布又は含浸されており、仕切り部材5に飛翔害虫が触れると、飛翔害虫は運動麻痺状態となる。接触性殺虫剤の具体的内容については後記する。
本実施形態の害虫誘引防除装置1では、接触性殺虫剤が塗布された仕切り部材5は、筐体2の中にあって外には露出しない。
また害虫誘引防除装置1を使用する際においては、筐体2の開口は、害虫導入開口17のみである。そして仕切り部材5は害虫導入開口17よりも上方にある。
そのため通常の状態では、使用者の手指が仕切り部材5に触れることはない。
次に本実施形態の害虫誘引防除装置1の機能について説明する。本実施形態の害虫誘引防除装置1は、飛翔害虫が集まる室内又は室外に設置する。具体的には、生ゴミを入れるごみ箱、食品庫、植木鉢、動物ケージの周囲等に害虫誘引防除装置1を置くことが望ましい。
害虫誘引防除装置1では、誘引剤収容部22内の誘引剤含漬部材3に飛翔害虫を誘引させる誘引剤31が含漬されている。誘引剤31は、飛翔害虫が好む誘引成分を放散させるものである。誘引剤収容部22は、下部に設けられた仕切り部材5の微小な開口を介してのみその外部と連通しているから、誘引成分は、仕切り部材5を経由して筐体2の下部空間23に拡散して下部空間23内に充満する。そしてさらに誘引成分は、下部空間23に設けられた害虫導入開口17から筐体2の外に拡散する。
仕切り部材5には、飛翔害虫が接触することによって運動麻痺する接触性殺虫剤が塗布されている。そのため飛翔害虫は、接触性殺虫剤に接触し、落下する。
落下した飛翔害虫は、仕切り部材5の真下に設けられた死骸溜容器20に収容される。
本実施形態においては、死骸溜容器20が筐体2内にあり、害虫誘引防除装置1を使用する際においては、筐体2の開口は、害虫導入開口17のみである。そのため、筐体が不透明である場合には、死骸溜容器20に飛翔害虫の死骸が溜まっても、外からは見えにくく、使用者に不潔感を感じさせない。
本実施形態で採用する仕切り部材5は、通気性はあるが、飛翔害虫は通過することができない。そのため飛翔害虫は誘引剤含漬部材3に達することなく落下し、死骸溜容器20に落ちる。
そのため誘引剤含漬部材3が飛翔害虫の死骸で汚染されることはない。
また死骸溜容器20に溜まった死骸についても、誘引剤31は付着せず、乾燥した状態となるので、不潔感が無い。
死骸が溜まったら、死骸溜容器20を引き出し、筐体2から取り外し、死骸溜容器20を裏返してコバエの死骸を廃棄する。
これら一連の作業においては、作業者の手指が仕切り部材5や、誘引剤含漬部材3に触れることがない。そのため使用者が不潔感を感じることはない。
また誘引剤含漬部材3に含漬された誘引剤31が使用し尽くされ、飛翔害虫に対する誘引効果が衰えてきたら、筐体2の天面壁15に取り付けられた蓋7を外し、開口18から誘引剤31を補充することができる。その結果、本害虫誘引防除装置を長期間使用することが可能となる。
以上説明した実施形態では、筐体2の形状として四角柱状のものを例示したが、筐体2の形状は任意である。
例えば、図4に示す害虫誘引防除装置50で採用する筐体51の様な角錐や、円筒形、あるいはキャラクターや建造物、動物を模した形状のものであってもよい。
図4に示す害虫誘引防除装置50は、四角錐状の筐体51を採用しており、その中の上部に、誘引剤含漬部材53が配されている。また誘引剤含漬部材53の真下の位置に仕切り部材55が設けられている。さらに仕切り部材55の真下の位置に、死骸溜容器56がある。
本実施形態では、筐体51の断面積が下に行く程広くなる。特に仕切り部材55の面積に対して死骸溜容器56の開口が大きい。そのため落下する死骸を死骸溜容器56で受け止め易い。
また上記した実施形態では、害虫導入開口17を一個だけ設けたが、複数設けてもよい。例えば図4に示す害虫誘引防除装置50の様に、各面に害虫導入開口57を設けてもよい。
さらに害虫導入開口をさらに広く設計してもよい。
図5に示す害虫誘引防除装置60は、枠状の支持部材67によって誘引剤収容部61を支持する構造となっている。
図6,図7は、筐体2の形状を人形に模した例を示す。害虫誘引防除装置80では、口の部分が害虫導入開口81となっており、腹のポケットが死骸溜部82となっている。また害虫誘引防除装置80の本体83の内部であって上部に、誘引剤含漬部材75が配されている。また誘引剤含漬部材75の真下の位置に仕切り部材76が設けられている。
仕切り部材は、平面的なものに限らず、立体的な組織構造を有するものであってもよい。図8は立体構造の担体の組織を例示するものである。
本発明において、防除対象となる害虫としては、例えば飛翔性の小型昆虫であり、体長は0.5〜5mm程度である。当該小型昆虫としては、例えばイエカ類や所謂コバエと称される小型のハエ類が挙げられる。具体的には、キイロショウジョウバエ等のショウジョウバエ類、クロバネキノコバエ類、キノコバエ類、オオキモンノミバエ、コアシキノミバエ、オオアカノミバエ等のノミバエ類、オオチョウバエ、ホシチョウバエ等のチョウバエ類、カバエ類、ニセケバエ類等が挙げられる。
本実施形態で採用する接触性殺虫剤としては、例えば、ピレスロイド系化合物、有機リン系化合物等に属する殺虫剤を用いることができる。
ピレスロイド系化合物の例としては、アクリナトリン、アレスリン、ベータ−シフルトリン、ビフェントリン、シクロプロトリン、シフルトリン、シハロトリン、シペルメトリン、エンペントリン、デルタメトリン、エスフェンバレレート、エトフェンプロックス、フェンプロパトリン、フェンバレレート、フルシトリネート、フルフェンプロックス、フルメトリン、フルバリネート、ハルフェンプロックス、イミプロトリン、ペルメトリン、プラレトリン、ピレトリン、レスメトリン、シグマ−サイパーメトリン、シラフルオフェン、テフルトリン、トラロメトリン、トランスフルトリン、テトラメトリン、フェノトリン、シフェノトリン、アルファシペルメトリン、ゼータシペルメトリン、ラムダシハロトリン、ガンマシハロトリン、フラメトリン、タウフルバリネート、メトフルトリン、メパフルトリン、ジメフルトリン、
2,3,5,6−テトラフルオロ−4−(メトキシメチル)ベンジル=2,2−ジメチル−3−[2−シアノ−1−プロペニル]シクロプロパンカルボキシレート)(以下、モンフルトリンと記す)、
2,3,5,6−テトラフルオロ−4−(メトキシメチル)ベンジル=2,2−ジメチル−3−[(1Z)−3,3,3−トリフルオロ−1−プロペニル]シクロプロパンカルボキシレート)、
2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル=2,2−ジメチル−3−(1−プロペニル)シクロプロパンカルボキシレート、
2,3,5,6−テトラフルオロ−4−(メトキシメチル)ベンジル=2,2−ジメチル−3−(2−メチル−1−プロペニル)シクロプロパンカルボキシレート、
2,3,5,6−テトラフルオロ−4−(メトキシメチル)ベンジル=2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート、
2,3,5,6−テトラフルオロ−4−(2−プロピニル)ベンジル=2,2,3,3−−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート等が挙げられる。
これらのピレスロイド化合物は、一種のみで、又は、二種以上を組み合わせて使用できる。また、上記化合物の中には、光学異性体、立体異性体、又は幾何異性体等が存在するものもあるが、本発明のピレスロイド化合物には、活性な異性体及びその混合物が、含まれる。
有機リン系化合物の例としては、アセフェート、クロルピリホス、クロルピリホスメチル、シアノホス、ダイアジノン、ジクロフェンチオン、ジクロルボス、フェンチオン、フエニトロチオン、マラチオン、ピラクロホスなどが挙げられる。
次に本実施形態で使用する誘引剤について説明する。
誘引剤としては、例えば、フルーツ系香料、発酵食品系香料等の各種香料;酒類;食酢類;酢酸、プロピオン酸等の各種有機酸;乳製品、乾燥酵母、酒粕等が挙げられる。誘引剤については1種のみを用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
製造例1
上部に直径約28mmの取り外し可能な蓋を有する、内径約60mm、高さ約130mmの円筒形状の透明樹脂(ポリエチレンテレフタレート)製容器を筐体として、容器内部上面から60mm下の位置に、直径60mmの円形形状のパルプ製不織布シート(パルプ製不織布、メートル坪量600g/m2、厚さ4mm、王子キノクロス株式会社製)の誘引剤保持担体を設置面と平行になるように固定した。更に、該誘引剤保持担体の下方15mmの位置に、直径60mmの円形形状の通気性不織布シート(ポリエチレンテレフタレート及びパルプ製不織布、メートル坪量400g/m2、厚さ4.8mm、王子キノクロス株式会社製)の仕切り部材を同様に設置面と平行になるように固定した。また、該容器の側面に、縦15mm、横10mmの長方形状の開口部(開口中央部が容器底面から40mm上の位置)を等間隔に6箇所設けた。
次いで、該誘引剤保持担体にワイン、醸造酢および水からなる誘引剤12gを含浸させ、該仕切り部材にモンフルトリンの0.1%ケロセン溶液を含浸させて、本発明の害虫誘引防除装置1を作成した。
試験例1
100メッシュナイロンゴースで6面を覆った一辺50cmの立方体のケージを準備し、該ケージの床面の中央に、上記の害虫誘引防除装置1を1個設置した。更に、害虫誘引防除装置1の横に5%砂糖水20mLを含浸させた脱脂綿を入れた蓋無し容器を設置した。
該ケージ内に、キイロショウジョウバエ110頭を放ち、44時間後に害虫誘引防除装置1の内部に誘引されて死骸溜部にて致死した虫数を数えた。その結果、放った虫数に対して、約75%の虫が死骸溜部にて致死していた。
1,50,60,80 害虫誘引防除装置
2,51 筐体
3,53,75 誘引剤含漬部材
5,55,76 仕切り部材
17,57,81 害虫導入開口
20,56 死骸溜容器
22,61 誘引剤収容部
31 誘引剤
82 死骸溜部

Claims (4)

  1. 筐体内に飛翔害虫を誘引させる誘引剤が収容された誘引剤収容部と、仕切り部材と、飛翔害虫の死骸を溜める死骸溜部が設けられ、
    前記仕切り部材は、通気性を有するものの飛翔害虫が通過し得ない素材で作られており、前記仕切り部材には接触性殺虫剤が担持され、
    前記誘引剤収容部と前記死骸溜部とは前記仕切り部材を介して通気可能であり、
    前記死骸溜部は前記仕切り部材に触れた飛翔害虫が前記死骸溜部に落下するように前記仕切り部材の下方に設けられていることを特徴とする害虫誘引防除装置。
  2. 筐体内であってその上部の位置に下面側の一部又は全部を除いて閉塞された空間が設けられて、該空間内に誘引剤収容部が設けられ、前記誘引剤収容部の直下に仕切り部材が設けられ、筐体内であってその下部に死骸溜部が設けられ、前記筐体の側面であって前記死骸溜部と前記仕切り部材の間の位置に害虫導入開口が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の害虫誘引防除装置。
  3. 死骸溜部は筐体から分離可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の害虫誘引防除装置。
  4. 筐体に閉止可能な開口が設けられ、当該開口を開いて誘引剤収容部に誘引剤を充填可能であることを特徴する請求項1乃至3のいずれかに記載の害虫誘引防除装置。
JP2014065084A 2014-03-27 2014-03-27 害虫誘引防除装置 Active JP6290679B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014065084A JP6290679B2 (ja) 2014-03-27 2014-03-27 害虫誘引防除装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014065084A JP6290679B2 (ja) 2014-03-27 2014-03-27 害虫誘引防除装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015186461A JP2015186461A (ja) 2015-10-29
JP6290679B2 true JP6290679B2 (ja) 2018-03-07

Family

ID=54429134

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014065084A Active JP6290679B2 (ja) 2014-03-27 2014-03-27 害虫誘引防除装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6290679B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7032240B2 (ja) 2018-05-28 2022-03-08 シャープ株式会社 現像装置および画像形成装置

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105532613A (zh) * 2015-12-14 2016-05-04 黄少安 一种环保型家用灭蚊器
CN108605912A (zh) * 2016-04-19 2018-10-02 南通科技职业学院 一种环保高效灭蚊灯
CN108967405A (zh) * 2018-06-29 2018-12-11 四川斐讯信息技术有限公司 一种区域内电蚊香的控制系统及方法
CN115136937B (zh) * 2022-07-15 2024-06-04 河北地质大学 一种监测和捕捉蜱虫的装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1493132A (en) * 1923-08-24 1924-05-06 Strong Russell Robert Insect trap
JPS6395478U (ja) * 1986-12-09 1988-06-20
CA2092658C (en) * 1993-03-12 1996-07-16 Arthur Carle Trap for catching mosquitoes or all night flying insects and method therefor

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7032240B2 (ja) 2018-05-28 2022-03-08 シャープ株式会社 現像装置および画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015186461A (ja) 2015-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6290679B2 (ja) 害虫誘引防除装置
AU2011210715B2 (en) Mosquito trap
JP6290680B2 (ja) 飛翔害虫誘引防除装置
US20180027794A1 (en) Systems and methods for insect trapping and detection
US9532560B2 (en) Mosquito exterminator based on infection/contamination by a float provided with a powdered coating
US20160286782A1 (en) Compositions, devices and methods for control of pests using vapor activity
JP5138786B2 (ja) 飛翔害虫捕獲装置
US7380370B2 (en) Repelling rodents
US6862839B2 (en) Attracting mite confirmation apparatus and mite capturing method thereof
JPH04248947A (ja) 蛾を誘引するための装置
JP2009112197A (ja) 害虫捕獲器
US20080256843A1 (en) Insect Bait Station
JP2000014304A (ja) ダニの捕獲方法および捕獲器
KR20110062820A (ko) 모기 포집 액자
JPH09202703A (ja) 害虫駆除剤および害虫駆除装置
JP6756725B2 (ja) 害虫捕獲方法および害虫捕獲器
JP5586488B2 (ja) 飛翔害虫捕獲具用担体及びこれを用いた飛翔害虫捕獲具
JP6879735B2 (ja) 飛翔害虫捕獲器
CN210630479U (zh) 一种捕蚊器
JP2002265304A (ja) 害虫防除用加熱蒸散体
JPH06256109A (ja) ダニ誘引組成物、殺ダニ組成物、ダニ類の捕獲 材および誘殺方法
CN105899075A (zh) 臭虫驱除剂、臭虫驱除用组合物以及臭虫驱除方法
JP2004154017A (ja) 害虫誘引捕獲器
JP5773656B2 (ja) 飛翔害虫捕獲具
JP2021078518A (ja) 飛翔害虫捕獲器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171012

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171011

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180118

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180208

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6290679

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350