JP6288556B2 - 歩行者保護システムおよび歩行者保護プログラム - Google Patents

歩行者保護システムおよび歩行者保護プログラム Download PDF

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本発明は、夜間等の暗い環境下において、車両から歩行者を保護するための歩行者保護システムおよびそれに用いられる歩行者保護プログラムに関する。
近年、自動車等の車両を運転する運転者に対し、そのドライビングを支援するために必要な各種情報を、通信を介して入手する高度道路交通システム(ITS:Intelligent Transport System)等を利用した運転者支援装置の開発が進んでいる。この種の運転者支援装置としては、例えば特許文献1に記載されるように、自車両が他の車両や歩行者と衝突する可能性があると判定された場合に、当該判定結果を自車両の運転者に対し報知するものが知られている。かかる運転者支援装置では、外部の装置から情報を取得して自車両が他の車両や歩行者と衝突する可能性があるか否かを判定する。このとき、判定に利用する情報を提供可能な複数の装置に対して優先順位を設定しておく。そして、情報を提供していた装置が情報を提供不可となった場合に、設定された優先順位に基づいて装置を切り替えることで、サービスの提供を継続させることが可能となっている。
一方、従来から自動車等の車両の運転者は、早朝、夕刻、夜間、雨天またはトンネル内の走行時等の視界が暗い環境下において、歩道や路肩を通行する歩行者または、交差点や路地などで横断歩道や路上を横断する歩行者に対する視認性が低下するため、このような歩行者を迅速且つ適切に目視確認することが困難となる場合があった。
そのため、歩行者を保護するべく、夜間、横断歩道を横断している歩行者や自転車を人感センサで検知し、検知した歩行者や自転車を照明器具で照らす照明装置が開発されている(例えば、特許文献2参照)。この照明装置を用いることで、車両の運転者は歩行者や自転車の存在を迅速に認識することができる。このように、センサを用いて歩行者の安全を確保しようとする試みも実施されつつある。
特開2013−186868号公報 特開2001−338777号公報
しかしながら、特許文献1に記載の運転者支援装置は、車両の運転者に対して自車両が他の車両や歩行者と衝突する可能性がある場合に、それを報知することで当該衝突を回避するように支援するものであって、歩行者側に対して車両との衝突を回避するための支援を提供するという技術思想はなかった。
また、特許文献2に記載の照明装置では、夜間、信号機のある横断歩道に向かってくる車両の運転者に対して、横断歩道を横断している歩行者や自転車の存在に注意喚起を促すことができるものの、特許文献1と同様、歩行者側に対して車両との衝突を回避するための支援を提供するという技術思想はなかった。
つまり、上述のように、車両と歩行者との事故を減少させるために、歩道や横断歩道等を整備するというハード面を中心とした道路整備は実施されているものの、ハード面のみを整備したとしても、道路利用者が交通マナーを守られなければ事故の減少に繋がらない。それにも拘わらず、道路利用者に交通マナーを呼びかけ、注意喚起するようなソフト面での整備はあまり実施されていないのが実情であった。
ところで、近年、携帯電話やPDA(Personal Data Assistance)、スマートフォン(以下、これを単にスマホと称する)、タブレット型端末等の携帯型端末装置の普及が目覚ましく、とりわけスマホやタブレット型端末を利用しているユーザが急増している。これら端末ユーザは、待ち合わせの待ち時間や、歩行している際の信号待ちの状態においてスマホ等を利用したり、スマホ等による地図情報を閲覧しながら(すなわち、ナビゲーション機能を利用しながら)歩行したりするため、スマホ等を手に持って通行する場面が多く見受けられる。また、かかるスマホ等の端末装置は、ディスプレイの大型化・高解像度化やカメラ機能の高画質化に伴って、夜間等の視界の暗い環境下において、ディスプレイやフォトライト(フラッシュ)における発光が高輝度化されてきている傾向にある。
そこで、本発明者らは、夜間等の視界の暗い環境下において、歩行者が手に所持する端末装置のディスプレイやフォトライトの発光に着目し、これらを適宜発光させることによって、車両の運転者に対して歩行者を迅速に且つ適切に認識させることにより、大掛かりなインフラの整備を必要とせず、視界の暗い状況下における歩行者を車両から適切に保護することが可能となる歩行者保護システムを開発した。
本発明は上述した事情を鑑みてなされたもので、大掛かりなインフラの整備を必要とすることなく、視界の暗い状況下における歩行者を車両から適切に保護することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の少なくとも一実施形態は、無線通信を介して情報を受信可能な端末装置を用いた歩行者保護システムであって、
前記端末装置は、
前記無線通信を介して位置情報を受信する位置情報受信部と、
予め道路の位置情報および道路周辺における複数の施設の位置情報を含む地図情報が格納された地図情報提供部と、
時刻情報を提供する時刻情報提供部と、
前記端末装置がユーザの手に所持されている状態および当該端末装置における前記道路の路面に対する垂直状態を検出する状態検出部と、
前記端末装置の一方の面および他方の面にそれぞれ配設される光源からの光の照射に基づき発光する第1発光部および第2発光部と、
前記状態検出部の検出結果に基づいて、前記第1発光部および第2発光部のうち、発光対象に適する発光部が前記第1発光部若しくは第2発光部のどちらであるのか、またはこれら両方であるのかを判定する発光箇所判定部と、
前記位置情報受信部にて受信した位置情報、前記地図情報提供部による地図情報、前記時刻情報提供部による時刻情報、前記状態検出部による検出結果および前記発光箇所判定部による判定結果に基づいて、前記端末装置がユーザの手に所持されており、現在の時刻が早朝、夕刻を含む夜間帯であり、前記位置情報および前記地図情報に基づく前記ユーザの現在位置が、横断歩道を含む道路の横断前またはその周辺であると判定された場合、前記第1発光部およびまたは第2発光部を発光させるように制御する制御部と、
を備えることを特徴とする。
本発明の歩行者保護システムでは、無線通信を介して情報を受信可能な端末装置を用いており、当該端末装置は、一方の面および他方の面にそれぞれ配設される光源からの光の照射に基づき発光する第1発光部および第2発光部を備えている。そして、状態検出部(例えば、モーションセンサ)の検出結果によって当該端末装置がユーザの手に所持されており、時刻情報提供部からの時刻情報に基づく現在の時刻が早朝、夕刻を含む夜間帯であり、位置情報受信部(例えば、人工衛星を用いた測位システムとして代表的なGPS(Global Positioning System)システムのGPS受信部)からの位置情報(測位情報(GPS測位情報)に基づく位置情報と、地図情報提供部による地図情報と、に基づくユーザの現在位置が、横断歩道を含む道路の横断前またはその周辺であると判定された場合、端末装置の一方の面または他方の面のうちの道路の路面に対して垂直に近い状態に位置する側の第1発光部若しくは第2発光部または両方を発光させるようにした。これにより、早朝、夕刻を含む夜間帯等の視界が暗い環境下において、車両の運転者に対し、歩行者の存在を報知することができるため、歩道や路肩を通行する歩行者または、交差点や路地などで横断歩道や道路を横断する歩行者に対する視認性を向上させ、このような歩行者を迅速且つ適切に認識させることができる。
このとき、交差点や路地などにおける横断歩道や道路に専用の設備を設ける必要もなく、また一般的に広く普及している携帯電話、スマートフォン、タブレット型端末などの携帯所持される端末装置を用いるので、インフラ整備が大掛かりな歩車間通信等とは異なり、インフラの整備が不要であり、また専用の端末を設ける必要もない。
さらに、所定の条件が満たされた場合(視界の暗い環境下で、歩道や路肩を通行しているか、交差点や路地などで横断歩道や道路を横断している等)、自動で発光制御できるので、ユーザの操作が煩雑になることはなく、利便性を向上できる。
また、端末装置の設定によって、都度、手動で発光させることも可能であるため、地図情報に反映されていない細かい路地等においては強制的に発光させたり、繁華街の横断歩道では強制的に発光を抑止したり等、必要に応じて柔軟に対応することが可能である。
しかも、必要に応じて適宜、適切な発光部(第1発光部およびまたは第2発光部)を発光させるので、消費電力を抑えた省エネルギー化を図ることができる。よって、歩行者の安全確保と省エネルギー化との両立をも実現可能とする。
かくして、端末装置を利用することで、大掛かりなインフラの整備を必要とせず、視界の暗い状況下における歩行者を車両から適切に保護することを可能とする歩行者保護システムを実現できる。
また、本発明の幾つかの実施形態では、
前記発光箇所判定部は、
前記状態検出部の検出結果が、前記路面に対して垂直に近い状態である場合、前記発光対象に適する発光部が、前記第1発光部および第2発光部であると判定し、
前記状態検出部の検出結果が、前記路面に対して垂直に近い状態以外の状態を検出された場合、前記発光対象に適する発光部が、前記路面に近い側に位置する前記第1発光部または第2発光部であると判定することを特徴とする。
このように、発光箇所判定部は、状態検出部の検出結果が、路面に対して垂直に近い状態である場合、発光対象に適する発光部が、第1発光部および第2発光部であると判定する。また、状態検出部の検出結果が、路面に対して垂直に近い状態以外の状態を検出された場合、発光対象に適する発光部が、路面に近い側に位置する第1発光部または第2発光部であると判定する。よって、適宜、発光させる発光部を適切に選択できるので、歩行者の周辺に存在する車両の運転者に効果的に報知できると共に、消費電力を抑えることができる。
また、本発明の幾つかの実施形態では、
前記第1発光部は、
前記端末装置の一方の面に設けられ、背面側に配設された第1光源から前記光が照射されることに起因した発光により、少なくとも前記情報に基づく画像が表示されるディスプレイとして構成され、
前記第2発光部は、
前記端末装置の一方の面とは反対の他方の面に設けられ、当該他方の面側に配設された第2光源から前記光が照射されることに起因して発光するライトとして構成されることを特徴とする。
このように、第1発光部は、端末装置の一方の面に設けられ、背面側に配設された第1光源から光が照射されることに起因した発光により、少なくとも情報に基づく画像が表示されるディスプレイとして構成され、第2発光部は、端末装置の一方の面とは反対の他方の面に設けられ、当該他方の面側に配設された第2光源から光が照射されることに起因して発光するライトとして構成されるので、第1発光部、第2発光部として端末装置のディスプレイやライトを有効利用できる。よって、本システム用の発光部を新たに設ける必要がなく、コスト面にも優れている。
さらに、本発明の一実施形態では、
前記端末装置は、写真や動画を撮影可能な撮像部を備えており、
前記状態検出部は、前記撮像部による撮影によって、当該端末装置が前記ユーザの手に所持されているか否かの状態を検出することを特徴とする。
このように、端末装置は、写真や動画を撮影可能な撮像部を備えており、状態検出部は、撮像部による撮影によって、当該端末装置がユーザの手に所持されているか否かの状態を検出するので、端末装置の状態(すなわち、ユーザの手に所持されているか否か)を正確に検出することができる。
また、現状普及している多くの端末装置に既存の撮像部を有効利用できるので、本システム用の撮像部を新たに設ける必要がなく、コスト面にも優れている。
また、本発明の幾つかの実施形態では、
前記端末装置は、気象情報を取得する気象情報取得部を更に備え、
前記制御部は、前記気象情報取得部が取得した気象情報に基づく現在の天気が、雨天を含めた視界の暗い状況下の場合、現在の時刻に拘わらず、前記発光箇所判定部によって判定された、前記第1発光部およびまたは第2発光部を発光させることを特徴とする。
このように、端末装置は、気象情報を取得する気象情報取得部を更に備え、制御部は、気象情報取得部が取得した気象情報に基づく現在の天気が、雨天を含めた視界の暗い状況下の場合、現在の時刻に拘わらず、発光箇所判定部によって判定された、第1発光部およびまたは第2発光部を発光させるので、夜間帯ではない日中であっても、天気により視界の暗い状況下に対応することができ、状況に応じて柔軟に対応することで歩行者の安全を適切に確保できる。
また、本発明の少なくとも一実施形態は、歩行者保護プログラムであって、
無線通信を介して情報を受信可能な端末装置のコンピュータを、
前記無線通信を介して現在の位置情報を受信する位置情報受信手段、
予め道路の位置情報および道路周辺における複数の施設の位置情報を含む地図情報が格納された地図情報提供手段、
時刻情報を提供する時刻情報提供手段、
前記端末装置がユーザの手に所持されている状態および当該端末装置における前記道路の路面に対する垂直状態を検出する状態検出手段、
前記状態検出部の検出結果に基づいて、前記端末装置の一方の面および他方の面にそれぞれ配設される光源からの光の照射に基づき発光する第1発光部および第2発光部のうち、発光対象に適する発光部が前記第1発光部若しくは第2発光部のどちらであるのか、またはこれら両方であるのかを判定する発光箇所判定手段、
前記位置情報受信手段による位置情報、前記地図情報提供手段による地図情報、前記時刻情報提供手段による時刻情報、前記状態検出手段による検出結果および前記発光箇所判定手段による判定結果に基づいて、前記端末装置がユーザの手に所持されており、現在の時刻が早朝、夕刻を含む夜間帯であり、前記位置情報および前記地図情報に基づく前記ユーザの現在位置が、横断歩道を含む道路の横断前またはその周辺であると判定された場合、対応する前記第1発光部およびまたは第2発光部を発光させるように制御する制御手段、
として機能させることを特徴とする。
本発明の歩行者保護プログラムでは、無線通信を介して情報を受信可能な端末装置のコンピュータにより、状態検出手段(例えば、モーションセンサ)の検出結果によって当該端末装置がユーザの手に所持されており、時刻情報提供手段からの時刻情報に基づく現在の時刻が早朝、夕刻を含む夜間帯であり、位置情報受信手段(例えば、人工衛星を用いた測位システムとして代表的なGPS(Global Positioning System)システムのGPS受信部)からの位置情報(測位情報(GPS測位情報)に基づく位置情報)と、地図情報提供手段による地図情報と、に基づくユーザの現在位置が、横断歩道を含む道路の横断前またはその周辺であると判定された場合、端末装置の一方の面または他方の面のうちの道路の路面に対して垂直に近い状態に位置する側の第1発光部若しくは第2発光部または両方を発光させるようにした。これにより、早朝、夕刻を含む夜間帯等の視界が暗い環境下において、車両の運転者に対し、歩行者の存在を報知することができるため、歩道や路肩を通行する歩行者または、交差点や路地などで横断歩道や道路を横断する歩行者に対する視認性を向上させ、このような歩行者を迅速且つ適切に認識させることができる。
このとき、交差点や路地などにおける横断歩道や道路に専用の設備を設ける必要もなく、また一般的に広く普及している携帯電話、スマートフォン、タブレット型端末などの携帯所持される端末装置を用いるので、インフラ整備が大掛かりな歩車間通信等とは異なり、インフラの整備が不要であり、また専用の端末を設ける必要もない。
さらに、所定の条件が満たされた場合(視界の暗い環境下で、歩道や路肩を通行しているか、交差点や路地などで横断歩道や道路を横断している等)、自動で発光制御できるので、ユーザの操作が煩雑になることはなく、利便性を向上できる。
また、端末装置の設定によって、都度、手動で発光させることも可能であるため、地図情報に反映されていない細かい路地等においては強制的に発光させたり、繁華街の横断歩道では強制的に発光を抑止したり等、必要に応じて柔軟に対応することが可能である。
しかも、必要に応じて適宜、適切な発光部(第1発光部およびまたは第2発光部)を発光させるので、消費電力を抑えた省エネルギー化を図ることができる。よって、歩行者の安全確保と省エネルギー化との両立をも実現可能とする。
かくして、端末装置を利用することで、大掛かりなインフラの整備を必要とせず、視界の暗い状況下における歩行者を車両から適切に保護することを可能とする歩行者保護プログラムを実現できる。
本発明によれば、大掛かりなインフラの整備を必要とすることなく、視界の暗い状況下における歩行者を車両から適切に保護することができる。
本発明の実施形態に係る歩行者保護システムを模式的に示す概念図である。 図1の歩行者保護システムの説明に供し、(a)は該システムに用いられる端末装置の一方の面と他方の面を示す平面図、(b)は該端末装置を使用する様子を概略的に示す平面図である。 図1の歩行者保護システムを概略的に示す構成図である。 図1の歩行者保護システムにおける端末発光処理手順を示すフローチャートである。 図4の端末発光処理手順における端末状態判定処理手順を示すフローチャートである。 図4の端末発光処理手順における現在位置判定処理手順を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る歩行者保護システムの一実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。つまり、以下の実施形態は、本発明の幾つかの実施形態のうちの一例であって、本発明を以下の実施形態のみに限定するものではない。
また、以下の実施形態では、歩行者保護システムの端末装置としてスマホ(上述したスマートフォン)を適用する場合について述べるが、一例であってこれに限られず、要は無線通信を介して情報を受信可能な端末装置であれば、携帯電話やPDA(Personal Data Assistance)、タブレット型端末等の携帯型端末装置を広く適用できることは言うまでもない。
図1は、本発明の実施形態に係る歩行者保護システム1を模式的に示す概念図であり、端末装置としてのスマホ2を用いた一実施形態を模式的に示すものである。すなわち、本実施形態の歩行者保護システム1は、スマホ2のコンピュータ(不図示)に対して、予め歩行者保護プログラムからなるアプリケーションをインストールしておくことにより、以下のようなサービスの提供を受けることができる。
かかる歩行者保護システム1は、例えば、早朝、夕刻を含む夜間帯などの視界の暗い状況下において、ユーザP(以下、これを歩行者Pと称する場合もある)が道路Rに設けられた横断歩道RXを横断する際、当該ユーザPが手に所持しているスマホ2のディスプレイ3やフォトライト5(図2(a)参照)を適宜発光させることにより、車両Cの運転者に対し、当該歩行者の存在を報知可能となっており、歩行者Pの安全が確保されるようになっている。
この歩行者保護システム1に用いられるスマホ2は、図2(a)に示すように、一方の面(筐体の一方の面)に配設される光源(不図示)からの光の照射に基づき発光する第1発光部としてのディスプレイ3と、当該一方の面とは反対の他方の面に配設される撮像部4と、当該他方の面において撮像部4の近傍に配置された光源(不図示)からの光の照射に基づき発光する第2発光部としてのフォトライト5と、を備えて構成されている。なお、図2(b)は、スマホ2がユーザPの手に所持される際の具体的な一例を示すものであり、スマホ2がユーザPの手に所持された際においても、ディスプレイ3の発光による光が外部へ向けて照射可能であることを示している。
また、スマホ2は、位置情報受信部としてのGPS受信部11と、地図情報提供部12と、時刻情報提供部13と、状態検出部としてのモーションセンサ14と、発光箇所判定部15と、制御部16と、発光部17と、を備えている。
具体的に、GPS受信部11は、無線通信を介して位置情報を受信するもので、例えば、人工衛星を用いた測位システムとして代表的なGPS(Global Positioning System)システムのGPS受信部である。そして、当該GPSシステムから受信した測位情報(GPS測位情報)に基づく位置情報を、現在の位置情報S1として制御部16へ送信する。
地図情報提供部12は、予め道路Rの位置情報および道路R周辺における複数の施設(例えば、横断歩道RXや不図示の交差点および信号機など)の位置情報を含む地図情報が格納されており、この地図情報S2を制御部16へ送信(提供)する。さらに、時刻情報提供部13は現在の時刻を時刻情報S3として制御部16へ送信(提供)する。
モーションセンサ14は、スマホ2がユーザPの手に所持されている状態であるか、ユーザPの鞄等に入れられた状態であるか等のスマホ2の状態と、スマホ2の道路Rの路面に対する垂直状態(すなわち、スマホ2がユーザPの手に所持されている状態において、路面に対して、どのような向き(角度)で保持されているか)を検出するものである。モーションセンサ14は、かかる検出結果を端末状態情報S4として制御部16へ送信する。
制御部16は、GPS受信部11からの現在の位置情報S1、地図情報提供部12からの地図情報S2、時刻情報提供部13からの時刻情報S3、モーションセンサ14からの端末状態情報S4に基づいて、ディスプレイ3およびフォトライト5のいずれかまたは両方の発光が必要か否かを判断する。そして、当該発光が必要と判断した場合、モーションセンサ14からの端末状態情報S4に基づく、スマホ2の路面に対する向きの情報を、発光許可の制御情報と共に、発光制御信号S5として、発光箇所判定部15へ送信する。
発光箇所判定部15は、制御部16から送信される発光制御信号S5に基づいて、ディスプレイ3およびフォトライト5のうち、発光対象に適する(該当する)発光部17がディスプレイ3若しくはフォトライト5のどちらであるのか、またはこれら両方であるのかを判定する。そして、判定結果を発光指定信号S6として発光部17に送信する。
これにより、発光部17は、発光箇所判定部15からの発光指定信号S6に基づき、ディスプレイ3およびフォトライト5のうち、指定された発光対象に適するディスプレイ3若しくはフォトライト5またはこれら両方が発光する。
すなわち、スマホ2がユーザPの手に所持されており、現在の時刻が早朝、夕刻を含む夜間帯であり、位置情報S1および地図情報S2に基づくユーザPの現在位置が、横断歩道RXを含む道路Rの横断前またはその周辺であると判定された場合、スマホ2の一方の面または他方の面のうちの道路Rの路面に対して垂直に近い状態に位置する側に配置されたディスプレイ3若しくはフォトライト5またはこれら両方を発光させる。これにより、歩行者であるユーザPの周辺における車両Cの運転者に対し、歩行者P(ユーザP)の存在を報知することができるようになっている。
続いて、かかる歩行者保護システム1における端末発光処理の手順について説明する。
すなわち、図4に示すように、スマホ2の制御部16は端末発光処理が開始されると、端末のセンサであるモーションセンサ14による検出結果(端末状態情報S4)と、時刻情報提供部13による時刻情報S2とを取得する(ステップST1)。
次にステップST2に移行し、端末状態判定処理(詳細は、図5を用いて後述する)を実行し、GPS受信部11から位置情報S1を受信する(ステップST3)。
続いて、地図情報提供部12から地図情報S2を取得し(ST4)、現在位置判定処理(詳細は、図6を用いて後述する)を実行する(ST5)。次に、ステップST6へ移行し、モーションセンサ14からの端末状態情報S4に基づく、スマホ2の路面に対する向きの情報から、当該スマホ2における路面(地面)との垂直関係を認識する。
そして、この認識に基づき、ディスプレイ3およびフォトライト5のうち、スマホ2の路面に対してより垂直に近い側に位置する(すなわち、路面側を向いている)方のディスプレイ3若しくはフォトライト5またはこれら両方を発光(点滅でも良い)させる。
ここで、端末状態判定処理ST2は、図5に示すように、モーションセンサ14の検出結果に基づき、スマホ2がユーザPの手に所持されているか否かを判定し(ステップA1)、スマホ2がユーザPの手に所持されている場合(ステップA1:YES)、時刻情報提供部13からの時刻情報S3に基づき、現在、早朝または夕刻を含む夜間帯などの視界の暗い環境下にあるか否かを判定する(ステップA2)。そして、スマホ2が視界の暗い環境下にある場合(ステップA2:YES)、図4に示す端末発光処理のステップST3へと移行する。
このとき、端末状態判定処理のステップA1およびA2において、それぞれスマホ2がユーザPの手に所持されていない(ステップA1:NO)、スマホ2が視界の暗い環境下にない(ステップA2:NO)と判定された場合、図4に示す端末発光処理を終了する。つまり、ディスプレイ3やフォトライト5は発光しない。
また、現在位置判定処理ST5は、図6に示すように、GPS受信部11からの位置情報S1と、地図情報提供部12から地図情報S2と、に基づいて、ユーザPの現在位置が、横断歩道RXを含む道路Rの横断前またはその周辺であるか否かを判定する(ステップB1)。そして、ユーザPの現在位置が、横断歩道RXを含む道路Rの横断前またはその周辺である場合(ステップB1:YES)、ユーザPが歩行中であるか否かを判定する(ステップB2)。ここで、ユーザPが歩行中である場合(ステップB2:YES)、図4に示す端末発光処理のステップST6へと移行する。
一方、ユーザPの現在位置が、横断歩道RXを含む道路Rの横断前またはその周辺でない(ステップB1:NO)、またユーザPが歩行中でない(ステップB2:NO)と判定された場合、ステップB3に移行して、ユーザPの現在位置が危険エリアであるか否かを判定する。この危険エリアとは、横断歩道RXを含む道路Rの横断前またはその周辺以外の例えば、道路Rとガードレール等で隔離された歩道ではない路肩や路地、または見通しの悪い道路などが挙げられる。
このとき、ユーザPの現在位置が危険エリアであると判定された場合(ステップB3:YES)、図4に示す端末発光処理のステップST6へと移行する。すなわち、ユーザPの現在位置が横断歩道や交差点近傍ではなく、また近傍ではあるものの歩行中ではない場合だとしても、ユーザPの現在位置が危険エリアであれば、端末発光処理のステップST6へと移行して、指定された発光対象に適するディスプレイ3若しくはフォトライト5またはこれら両方を発光させることで、ユーザP(歩行者P)の安全を確保し得るようになっている。
一方、ユーザPの現在位置が危険エリアではないと判定された場合(ステップB3:NO)、図4に示す端末発光処理を終了する。すなわち、ユーザPの現在位置が横断歩道や交差点近傍ではない場合や、ユーザPの現在位置が横断歩道や交差点近傍であっても、歩行中ではない場合、若しくは繁華街などの人通りが多いエリアや、スクランブル交差点などでは、視界が明るく、見通しが良いため、危険エリアではないと判定され、発光を停止する。これにより、消費電力を抑えることが可能となる。
以上、説明したように、本実施形態の歩行者保護システム1によれば、無線通信を介して情報を受信可能なスマホ2を用いており、当該スマホ2は、一方の面および他方の面にそれぞれ配設される光源からの光の照射に基づき発光するディスプレイ3およびフォトライト5を備えている。そして、モーションセンサ14の検出結果によって当該スマホ2がユーザPの手に所持されており、時刻情報提供部13からの時刻情報S3に基づく現在の時刻が早朝、夕刻を含む夜間帯であり、GPS受信部11からの位置情報S1と、地図情報提供部12による地図情報S2と、に基づくユーザPの現在位置が、横断歩道RXを含む道路Rの横断前またはその周辺であると判定された場合、スマホ2の一方の面または他方の面のうちの道路Rの路面に対して垂直に近い状態に位置する側のディスプレイ3若しくはフォトライト5または両方を発光させるようにした。
これにより、早朝、夕刻を含む夜間帯等の視界が暗い環境下において、車両Cの運転者に対し、歩行者Pの存在を報知することができるため、歩道や路肩を通行する歩行者Pまたは、交差点や路地などで横断歩道RXや道路Rを横断する歩行者Pに対する視認性を向上させ、このような歩行者Pを迅速且つ適切に認識させることができる。
このとき、交差点や路地などにおける横断歩道RXや道路Rに専用の設備を設ける必要もなく、また一般的に広く普及しているスマホ2、携帯電話、タブレット型端末などの携帯所持される端末装置を用いるので、インフラ整備が大掛かりな歩車間通信等とは異なり、インフラの整備が不要であり、また専用の端末を設ける必要もない。
さらに、所定の条件が満たされた場合(視界の暗い環境下で、歩道や路肩を通行しているか、交差点や路地などで横断歩道RXや道路Rを横断している等)、自動で発光制御できるので、ユーザPの操作が煩雑になることはなく、利便性を向上できる。
また、スマホ2の設定によって、都度、手動で発光させることも可能であるため、地図情報に反映されていない細かい路地等においては強制的に発光させたり、繁華街の横断歩道では強制的に発光を抑止したり等、必要に応じて柔軟に対応することが可能である。
しかも、必要に応じて適宜、適切な発光部17(ディスプレイ3およびまたはフォトライト5)を発光させるので、消費電力を抑えた省エネルギー化を図ることができる。よって、歩行者Pの安全確保と省エネルギー化との両立をも実現可能とする。
従って、スマホ2を利用することで、大掛かりなインフラの整備を必要とせず、視界の暗い状況下における歩行者Pを車両Cから適切に保護することを可能とする歩行者保護システム1を実現できる。
また、発光箇所判定部15は、モーションセンサ14の検出結果が、路面に対して垂直に近い状態である場合、発光対象に適する発光部17が、ディスプレイ3およびフォトライト5である(すなわち、両方である)と判定する。また、モーションセンサ14の検出結果が、路面に対して垂直に近い状態以外の状態(水平状態も含む)を検出された場合、発光対象に適する発光部17が、路面に近い側に位置するディスプレイ3またはフォトライト5であると判定する。よって、適宜、発光させる発光部17(ディスプレイ3またはフォトライト5)を適切に選択できるので、歩行者Pの周辺に存在する車両Cの運転者に効果的に報知できると共に、消費電力を抑えることができる。
また、第1発光部が、スマホ2の一方の面に設けられ、背面側に配設された第1光源から光が照射されることに起因した発光により、少なくとも情報に基づく画像が表示されるディスプレイ3として構成され、第2発光部が、スマホ2の一方の面とは反対の他方の面に設けられ、当該他方の面側に配設された第2光源から光が照射されることに起因して発光するフォトライト5として構成されるので、スマホ2のディスプレイ3やフォトライト5を有効利用できる。よって、本システム用の発光部17を新たに設ける必要がなく、コスト面にも優れている。
なお、時刻情報提供部13においては、時刻情報のみではなく、暦の情報を含めた日時情報を提供するようにしても良い。また、時刻情報(日時情報)は、スマホ2に内蔵された時計機能を利用しても良いし、無線通信を用いて、標準電波の送信局から送信される日時情報を受信する所謂、電波時計を携帯端末に内蔵しておいて利用しても良い。または、GPSから受信する位置情報に付属した時間情報を利用しても良い。時刻の情報のみならず暦の情報を含めることで、同一時刻であっても季節毎に異なる視界環境に適宜対応することができ、歩行者保護(歩行者の安全確保)の精度(正確性)を向上させることができる。
また、危険エリアとして、例えばトンネルなどの日中でも視界の暗い環境を加えることで、より多くのエリアをカバーして歩行者の保護が可能となり、歩行者の安全確保をより適切に行うことができる。
さらに、モーションセンサ14に対し、初期設定として所謂キャリブレーションを行っておくことで、路面に対するスマホ2の向きを適正に校正し、より正確にスマホ2の状態を検出可能とすることも可能である。
さらに、スマホ2は、写真や動画を撮影可能な撮像部4を備えており、モーションセンサ14の代わりに状態検出部として利用しても良い。この場合、撮像部4による撮影によって、当該スマホ2がユーザPの手に所持されているか否かの状態を検出することができるので、スマホ2の状態(すなわち、ユーザPの手に所持されているか否か)を正確に検出することが可能となる。
また、現状普及している多くの端末装置に既存の撮像部を有効利用できるので、本システム用の撮像部を新たに設ける必要がなく、コスト面にも優れている。
さらに、スマホ2は、気象情報を取得する気象情報取得部を更に備えていても良い。この場合、制御部16は、気象情報取得部が取得した気象情報に基づく現在の天気が、雨天を含めた視界の暗い状況下の場合、現在の時刻に拘わらず、発光箇所判定部15によって判定された、ディスプレイ3およびまたはフォトライト5を発光させるので、夜間帯ではない日中であっても、天気により視界の暗い状況下に対応することができ、状況に応じて柔軟に対応することで歩行者Pの安全を適切に確保できる。
本発明によれば、大掛かりなインフラの整備を必要とすることなく、視界の暗い状況下における歩行者を車両から適切に保護することができるので、携帯電話やPDA(Personal Data Assistance)、スマートフォン、タブレット型端末等の携帯型端末装置を用いた歩行者保護システムおよび歩行者保護プログラムへの利用に適している。
1 歩行者保護システム
2 スマートフォン(端末装置)
3 ディスプレイ(第1発光部)
4 撮像部
5 フォトライト(第2発光部)
11 GPS受信部(位置情報受信部)
12 地図情報提供部
13 時刻情報提供部
14 モーションセンサ(状態検出部)
15 発光箇所判定部
16 制御部
17 発光部
P ユーザ,歩行者
R 道路
RX 横断歩道
C 車両

Claims (6)

  1. 無線通信を介して情報を受信可能な端末装置を用いた歩行者保護システムであって、
    前記端末装置は、
    前記無線通信を介して位置情報を受信する位置情報受信部と、
    予め道路の位置情報および道路周辺における複数の施設の位置情報を含む地図情報が格納された地図情報提供部と、
    時刻情報を提供する時刻情報提供部と、
    前記端末装置がユーザの手に所持されている状態および当該端末装置における前記道路の路面に対する垂直状態を検出する状態検出部と、
    前記端末装置の一方の面および他方の面にそれぞれ配設される光源からの光の照射に基づき発光する第1発光部および第2発光部と、
    前記状態検出部の検出結果に基づいて、前記第1発光部および第2発光部のうち、発光対象に適する発光部が前記第1発光部若しくは第2発光部のどちらであるのか、またはこれら両方であるのかを判定する発光箇所判定部と、
    前記位置情報受信部にて受信した位置情報、前記地図情報提供部による地図情報、前記時刻情報提供部による時刻情報、前記状態検出部による検出結果および前記発光箇所判定部による判定結果に基づいて、前記端末装置がユーザの手に所持されており、現在の時刻が早朝、夕刻を含む夜間帯であり、前記位置情報および前記地図情報に基づく前記ユーザの現在位置が、横断歩道を含む道路の横断前またはその周辺であると判定された場合、前記第1発光部およびまたは第2発光部を発光させるように制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする歩行者保護システム。
  2. 前記発光箇所判定部は、
    前記状態検出部の検出結果が、前記路面に対して垂直に近い状態である場合、前記発光対象に適する発光部が、前記第1発光部および第2発光部であると判定し、
    前記状態検出部の検出結果が、前記路面に対して垂直に近い状態以外の状態を検出された場合、前記発光対象に適する発光部が、前記路面側に位置する前記第1発光部または第2発光部であると判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の歩行者保護システム。
  3. 前記第1発光部は、
    前記端末装置の一方の面に設けられ、背面側に配設された第1光源から前記光が照射されることに起因した発光により、少なくとも前記情報に基づく画像が表示されるディスプレイとして構成され、
    前記第2発光部は、
    前記端末装置の一方の面とは反対の他方の面に設けられ、当該他方の面側に配設された第2光源から前記光が照射されることに起因して発光するライトとして構成される
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の歩行者保護システム。
  4. 前記端末装置は、写真や動画を撮影可能な撮像部を備えており、
    前記状態検出部は、前記撮像部による撮影によって、当該端末装置が前記ユーザの手に所持されているか否かの状態を検出することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の歩行者保護システム。
  5. 前記端末装置は、気象情報を取得する気象情報取得部を更に備え、
    前記制御部は、前記気象情報取得部が取得した気象情報に基づく現在の天気が、雨天を含めた視界の暗い状況下の場合、現在の時刻に拘わらず、前記発光箇所判定部によって判定された、前記第1発光部およびまたは第2発光部を発光させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の歩行者保護システム。
  6. 無線通信を介して情報を受信可能な端末装置のコンピュータを、
    前記無線通信を介して現在の位置情報を受信する位置情報受信手段、
    予め道路の位置情報および道路周辺における複数の施設の位置情報を含む地図情報が格納された地図情報提供手段、
    時刻情報を提供する時刻情報提供手段、
    前記端末装置がユーザの手に所持されている状態および当該端末装置における前記道路の路面に対する垂直状態を検出する状態検出手段、
    前記状態検出部の検出結果に基づいて、前記端末装置の一方の面および他方の面にそれぞれ配設される光源からの光の照射に基づき発光する第1発光部および第2発光部のうち、発光対象に適する発光部が前記第1発光部若しくは第2発光部のどちらであるのか、またはこれら両方であるのかを判定する発光箇所判定手段、
    前記位置情報受信手段による位置情報、前記地図情報提供手段による地図情報、前記時刻情報提供手段による時刻情報、前記状態検出手段による検出結果および前記発光箇所判定手段による判定結果に基づいて、前記端末装置がユーザの手に所持されており、現在の時刻が早朝、夕刻を含む夜間帯であり、前記位置情報および前記地図情報に基づく前記ユーザの現在位置が、横断歩道を含む道路の横断前またはその周辺であると判定された場合、対応する前記第1発光部およびまたは第2発光部を発光させるように制御する制御手段、
    として機能させることを特徴とする歩行者保護プログラム。
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