JP6288428B2 - 液体冷媒配管、配管の方法、冷却装置、冷却方法 - Google Patents

液体冷媒配管、配管の方法、冷却装置、冷却方法 Download PDF

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Description

本発明は、冷媒を用いて電子機器を冷却する液体冷媒循環装置の配管、配管の方法、および冷却装置、冷却方法に関する。
近年、インターネット用のサーバ、データ通信機器、固定電話、携帯電話、IP(Internet Protocol)電話等の電子機器が処理する情報量は、情報処理技術の向上やインターネット環境の発達等に伴い増大している。このような状況にあって、通信機器等の電子機器を1箇所に集約して運用するデータセンタービジネスが注目されている。一般的に、データセンターは、サーバルーム等の収納室に、複数の電子機器を収納したラック等を複数設置することで運用している。
サーバルーム等の収納室の室温は、収納室に設置された電子機器が発する熱によって上昇するため、エアコン等の空調機によって管理されている。電子機器の発する熱は、電子機器が処理する情報量の増加や、電子機器の高密度化や集約化等が進むに連れて増大する。電子機器の発する熱が増大すると、サーバルーム等の室温も上昇するため、エアコン等の空調機の負荷は大きくなる。そこで空調機の負荷を軽減することを目的とした冷却技術が提案されている。
例えば特許文献1には、液体冷媒の入った蒸発器によって電子機器の発熱部を冷却すると共に、熱によって液体冷媒から生じた蒸気を排出し、外部から蒸発器に液体冷媒を供給する冷却システムが記載されている。特許文献1に記載の冷却システムは、蒸発器に供給される冷媒量が冷却効率を高める要素となる。
特開2013−65227号公報
しかしながら特許文献1に記載の冷却システムは、蒸発器と液体冷媒を供給する配管部との間に電磁弁を備えた液留めを設けており、この電磁弁の開閉を制御することで蒸発器に供給する液体冷媒の量を調節している。電磁弁の開閉のタイミングを把握するためには温度センサや液体センサ等が必要であるため、特許文献1に記載の技術は複雑な制御機構を有している。加えて、冷却システムの空調機の負荷低減により空調機の電力を低減できるが、これらの制御機構を駆動させるために余計に電力が必要になる可能性がある。
したがって本発明は、複雑な制御機構を必要としない液体冷媒配管、およびそれを用いた冷却装置を提供することを目的とする。
本発明の液体冷媒配管は、少なくとも上下方向に蒸発器を配置することのできる液体冷媒配管において、前記蒸発器に接続される液体冷媒供給管と、前記液体冷媒供給管の側面に接続された液体分岐配管と、を備え、前記液体冷媒供給管は、水平方向に対して斜め上方を向くように接続される。
本発明の別の態様の液体冷媒配管は、少なくとも上下方向に複数の蒸発器を配置することのできる液体冷媒配管において、前記第1蒸発器に接続される第1液体冷媒供給管と、前記第1液体冷媒供給管の側面に接続される第1液体冷媒分岐管と、一端は第2蒸発器に接続され、他端は前記第1液体分岐配管に接続される、第2液体冷媒供給管と、前記第2液体冷媒分岐配管の側面に一端を接続される第2液体冷媒分岐管と、を備え、前記第1液体冷媒供給管、および前記第2液体冷媒供給管のそれぞれは、水平方向に対して斜め上方を向くように接続される。
本発明の冷却装置は、本発明に係る液体冷媒配管と、発熱体を冷却する少なくとも1台の蒸発器と、蒸発器からの蒸気を回収する気体冷媒管と、蒸気を冷却して液体冷媒を生成する凝集部と、を備える。
本発明の液体冷媒配管の方法は、少なくとも上下方向に蒸発器を配置する液体冷媒配管方法において、水平方向に対して斜め上方を向くように前記蒸発器に液体冷媒供給管を接続し、前記液体冷媒供給管の側面に液体冷媒分岐管を接続する。
本発明の別の態様の液体冷媒配管の方法は、少なくとも上下方向に複数の蒸発器を配置する液体冷媒配管方法において、水平方向に対して斜め上方を向くように第1蒸発器に第1液体冷媒供給管を接続し、前記第1液体冷媒供給管の側面に第1液体冷媒分岐管を接続し、水平方向に対して斜め上方を向くように第2液体冷媒供給管の一端を第2蒸発器に接続し、他端を前記第1液体分岐配管に接続し、前記第2液体冷媒分岐管の側面に第2液体冷媒分岐管を接続する。
本発明の冷却方法は、本発明の液体冷媒配管方法を含み、発熱体を少なくとも1台の蒸発器によって冷却し、蒸発器から蒸気を回収し、蒸気を冷却して液体冷媒を生成し、前記液体冷媒を前記蒸発器に供給する。
本発明によれば、複雑な制御機構を必要とせずに蒸発器への液体冷媒供給を安定させることができる。
本発明に係る冷媒配管構造を有する電子機器収納装置の概略概略図である。 本発明の第1実施形態に係る受熱部の概略断面図である。 本発明の第1実施形態に係る受熱部に液体冷媒が供給された様子を示す概略断面図である。 本発明の第1実施形態に係る液体冷媒供給管と液体冷媒分岐管の接合部の断面図を示す概略断面図である。 本発明の第2実施形態に係る液体冷媒供給管と液体冷媒分岐管の接合部の断面図を示す概略断面図である。 本発明に係る受熱部の最小単位の構成を示す断面図である。
本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。以下では、例としてサーバラックに収納した電子機器を冷却する場合を想定して説明するが、本発明は、サーバラックに収納した電子機器を冷却することに限られるものではない。
[1.構成の説明]
本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。 図1は、本発明に係る冷媒配管構造を有する電子機器収納装置1の概略図である。電子機器収納装置1は、サーバラック2と、受熱部3と、凝縮部4と、気体冷媒流路5と、液体冷媒流路6と、を備えている。
サーバラック2は、ファン等の送付機を内部に備えており、送付機によって電子機器が発する熱をサーバラック2の前面、または背面等の排熱面に排熱する。送風機は、サーバラック2ではなく、サーバラック2に収納する電子機器が備えていてもよい。またサーバラック2は、電子機器を収納することのできる収納装置であればよく、サーバ用のラックに限定されるものではない。
受熱部3は、電子機器が発する熱を吸収する機能を有しており、電子機器等を冷却する冷媒配管構造、すなわち液体冷媒、および気体冷媒が流動する経路を有している。したがって受熱部3は、サーバラック2の排熱面に設置する。
凝縮部4は、気体冷媒を冷却することで液体冷媒を生成する機能を有しており、受熱部3よりも高所、例えば外部に設置されている。凝縮部4は、受熱部3と同様に気体冷媒、および液体冷媒が流動する配管経路を有している。
気体冷媒経路5は、受熱部3と凝縮部4とを接続しており、受熱部3で発生した気体冷媒が凝縮部4へと流動する経路である。
液体冷媒経路6は、受熱部3と凝縮部4とを接続しており、凝縮部4で生成した液体冷媒が受熱部3へと流動する経路である。すなわち、受熱部3と、凝縮部4と、気体冷媒経路5と、液体冷媒経路6とは閉じた系を形成しており、その系の中で、液体冷媒と、気体冷媒とが自然循環するシステムとなっている。
[2.第1実施形態]
図2を参照しながら、本発明に係る液体冷媒配管の第1実施形態について説明する。図2は、本発明の第1実施形態に係る受熱部3の断面図である。受熱部3は、第1蒸発器31aと、第2蒸発器31bと、気体冷媒管32と、液体冷媒管33と、を備えている。なお以下では例として、受熱部3が上下方向に2台の蒸発器を備えている形態を説明するが、これは受熱部3が備える蒸発器の数と方向を限定するものではない。
第1蒸発器31a、および第2蒸発器31bには、電子機器が発する熱を冷却する液体冷媒が供給される。設置する蒸発器の数、位置、および大きさ等は、受熱部3を取り付けるサーバラック2の排熱面の面積、または電子機器の発熱量等に応じて選択することが可能である。特に、サーバラック2の排熱面の上下方向に設置する蒸発器の数量を増やすことで気液界面が大きくなり、熱交換効率が向上する。第1実施形態では、上下方向に2台の蒸発器を設置した場合について説明するが、別の実施形態として、例えば、2台以上の蒸発器を上下方向に設置してもよいし、左右方向に蒸発器を設置してもよい。第1蒸発器31aと、第2蒸発器31bとは、上部に気体冷媒管32が接続されており、下部に液体冷媒管33が接続されている。
気体冷媒管32は、気体冷媒が流動する経路であり、最上部では気体冷媒経路5を介して凝縮部4と接続されている。液体冷媒管33は、液体冷媒が流動する経路であり、最上部では液体冷媒経路6を介して凝縮部4と接続されている。
次に受熱部3の内部において、液体冷媒と気体冷媒とが循環するメカニズムについて説明する。
第1蒸発器31aと、第2蒸発器31bとに、接続された液体冷媒管33の上部から液体冷媒が供給される。液体冷媒は、電子機器が発する熱を受けると、気体冷媒(蒸気)が生じる。気体冷媒は、第1蒸発器31aと、第2蒸発器31bとの、それぞれの上部に接続された気体冷媒管32に流動する。
気体冷媒管32は、第1蒸発器31aと、第2蒸発器31bと合流配管されており、最上部では気体冷媒経路5を介して凝縮部4に接続されている。したがって第1蒸発器31a、および第2蒸発器31bで生じた気体冷媒は、気体冷媒管32から気体冷媒経路5を通り凝縮部4へと流動する。
液体冷媒管33は、第1蒸発器31aと、第2蒸発器31bと合流配管されており、最上部では液体冷媒経路6を介して凝縮部4に接続されている。したがって凝縮部4で生成された液体冷媒は、液体冷媒経路6をとおり液体冷媒管33から第1蒸発器31aへ流動する。
上記のように本発明は、蒸発器内の液体冷媒から気体冷媒が生じ、その気体冷媒を冷却することで液体冷媒を生成し、そして液体冷媒を蒸発器へ供給する、といった循環を自然に行うことのできるシステムとなっている
次に本発明に係る液体冷媒管33の構造について説明する。本発明に係る液体冷媒管33は、第1液体冷媒供給管34aと、第1液体冷媒分岐管35aと、第2液体冷媒供給管34bと、第2液体冷媒分岐管35bと、を備えている。
第1液体冷媒供給管34aは、水平方向に対して斜め上方を向くように第1蒸発器31aに接続されている。水平方向に対しての接続角は、特に限定されるものではない。例えば、蒸発器が上下方向に配置される形態の場合は、蒸発器の配置間隔等に応じて接続角を設定することが可能である。
第1液体冷媒分岐管35aの一端は水平方向に対して斜め上方を向くように第1液体冷媒供給管34aの側面に接続され、他端は第2液体冷媒供給管34bと接続されている。一般的には第1液体冷媒分岐管35aは、曲げ配管、またはフレキ配管などにより第1液体冷媒供給管34aと接続とする。しかしながら本発明においては、第1液体冷媒分岐管35aを斜めに第1液体冷媒供給管34aに接続することで直線配管することが可能となり、容易に接続が可能となる。
第2液体冷媒供給管34bは、水平方向に対して斜め上方を向くように第2蒸発器31bに接続されている。水平方向に対しての接続角は、第1液体冷媒供給管34aと同様であるので説明は省略する。
第2液体冷媒分岐管35bの一端は、水平方向に対して斜め上方を向くように第2液体冷媒供給管34bの側面に接続され、他端は例えば図示しない液体冷媒の回収装置に接続されている。この時、第2液体冷媒分岐管35bの他端は、第3液体冷媒供給管を介して第3蒸発器に接続されていてもよい。したがって本発明に係る液体冷媒配管は、上下方向に複数の蒸発器を有する場合、一番下に位置する液体冷媒分岐管を液体冷媒の回収装置に接続する構造を有している。
また第1蒸発器31a、および第2蒸発器31bに供給される液体冷媒の流量はそれぞれ、第1液体冷媒分岐管35a、および第2液体冷媒分岐管35bを取り付ける位置によって調節することができる。第1蒸発器31a、および第2蒸発器31bに供給される液体冷媒の量の調節ついては後述する。なお本発明における液体冷媒管33は、ろう付け、またはTIG(Tungsten Insert Gas)溶接などの一般的な金属配管溶接で容易に配管することが可能である。したがって接続シール部やフレキ部などの樹脂材料が不要なため、冷媒漏れなどの心配が少ない長期信頼性のある冷却システムを構築しやすい構造となっている。
[3.液体冷媒の供給]
図3は、図2に示した受熱部3に液体冷媒が供給された状態を示す概略断面図である。以下では、図3を参照しながら、第1蒸発器31aと、第2蒸発器31bに液体冷媒が供給されるメカニズムについて説明する。
図3に示した例では、液体冷媒は、第1液体冷媒供給管34aの上部から第1蒸発器31aに供給される。液体冷媒61aの水位が第1液体冷媒岐管35aの位置まで達すると、液体冷媒は第1蒸発器31aに流入せずに、第1液体冷媒供給管34aへと流入する。
すなわち、第1蒸発器31aに流入する液体冷媒の量は、第1液体冷媒分岐管35aの取り付ける位置によって調節することできる。例えば、第1蒸発器31aを取り付ける電子機器の発熱量に応じて、液体冷媒の供給量を調節すること等が可能となる。
第2蒸発器31bへ供給される液体冷媒61bは、第1蒸発器31aに液体冷媒が流入した場合と同様に、液体冷媒の水位が第2液体冷媒分岐管35bの高さに達すると、液体冷媒は第2液体冷媒供給管35bへ流入する。この時、液体冷媒61aの水位と、液体冷媒61bの水位は、同じであってもよいし、異なっていてもよい。例えば、第2蒸発器31bを取り付ける電子機器の発熱量が、第1蒸発器31aを取り付ける電子機器の発熱量よりも高い場合には、液体冷媒61bの水位を、蒸発液体冷媒61aの水位よりも高くなるように調節してもよい。
したがって本願発明は、蒸発器に供給される液体冷媒の供給量を、複雑な制御機構を利用せずに調節可能な液体冷媒配管を構築することができる。
[4.分岐管の接続部]
図4は、第1液体冷媒供給管34aと、第1液体冷媒分岐管35aの接続部の断面を示す概略図である。以下では、第1液体冷媒供給管34aと、第1液体冷媒分岐管35aの接続部について説明するが、本液体冷媒管が備える他の液体冷媒供給管と、液体冷媒分岐管の接続部も同様の構造を有している。
図4を参照すると、第1液体冷媒供給管34aは、斜めに配管されているため、液体冷媒は、第1液体冷媒供給管34aの内面に対して一様には流れず、第1液体冷媒分岐管35aが接続されている側を流れる。このため液体冷媒は、設定した水位に達する前に第1液体冷媒分岐管35aへ浸入する恐れがある。液体冷媒が、液体冷媒61aの水位が設定した値に達する前に第1液体冷媒分岐管35aに侵入すると、液体冷媒61aの水位は不安点になり熱交換効率が悪化する可能性がある。したがって本発明は、第1液体冷媒分岐管35aを水平方向に対して斜め上方を向くように第1液体冷媒供給管34aに接続することで液体冷媒の浸入を防止している。
[5.第2実施形態]
図5は、本発明の第2の実施形態に係る、第1液体冷媒供給管34aと、第1液体冷媒分岐管35aの断面図である。第2実施形態の構成は、ほとんど第1実施形態と同様であるが、第1液体冷媒分岐管35aの内面に傾斜を有する点で第1実施形態と異なる。
第1液体冷媒分岐管35aの内部に傾斜を設けることで、液体冷媒の浸入を防止することが可能となり、液体冷媒61aの水位は安定するため熱交換効率も安定する。なお第1液体冷媒分岐管35bの内面について説明したが、第1液体冷媒分岐管35bに限定されるわけではなく、他の液体冷媒分岐配管の内面が傾斜を有していてもよい。
[6.第3実施形態]
第1実施形態、および第2実施形態では、少なくとも2つの蒸発器を備える受熱部について説明したが、図6を参照しながら第3実施形態として、蒸発器を1つだけ備えた最小の構成を有する受熱部について説明する。
最小の構成の受熱部は、蒸発器71と、気体冷媒配管72と、液体冷媒配給管73と、を備えている。
気体冷媒配管72は、蒸発器71が有する気体冷媒の排出口と接続されており、上部で、気体冷媒経路6を介して凝縮部4に接続されている。したがって蒸発器71内で発生する気体冷媒は、気体冷媒配管72を通り凝縮部4に流入する。
液体冷媒配給管73は、液体冷媒が流動する経路であり、液体冷媒供給管74と、液体冷媒分岐管75と、から構成されている。
液体冷媒供給管74は、上部で液体冷媒経路5を介して凝縮部4に接続されており、凝縮部4から液体冷媒が蒸発器71に供給される。この時、蒸発器71に供給される液体冷媒の量は、液体冷媒分岐管75を取り付ける位置によって調節することができる。
液体冷媒分岐管75の一端は、液体冷媒供給管74の側面に接続されており、他端は、例えば液体冷媒の回収装置に接続されている。この時、液体冷媒分岐管75は、液体冷媒供給管74に対して斜め上方を向いた方向に接続されている。液体冷媒分岐管75を斜め上方に接続することで、液体冷媒の浸入を防止することができる。また液体冷媒の浸入をさらに防止するために、液体冷媒分岐管の内面に傾斜を設けてもよい。
したがって本発明は、受熱部の備える蒸発器が1個であっても、複雑な制御機構を利用せずに、蒸発器に供給される液体冷媒の量を調節すること可能であり、液体冷媒と、気体冷媒とが自然に循環する液体冷媒配管を構築することができる。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当事者が理解し得る様々な変更をすることができる。
また上記の実施形態の一部、または全部は、以下のようにも記載されうる。なお、以下の付記は本発明を何等限定するものではない。
[付記1]
少なくとも上下方向に蒸発器を配置することのできる液体冷媒配管において、
前記蒸発器に接続される液体冷媒供給管と、
前記液体冷媒供給管の側面に接続された液体分岐配管と、を備え、
前記液体冷媒供給管は、水平方向に対して斜め上方を向くように接続される、
ことを特徴とする液体冷媒配管。
[付記2]
少なくとも上下方向に複数の蒸発器を配置することのできる液体冷媒配管において、
前記第1蒸発器に接続される第1液体冷媒供給管と、
前記第1液体冷媒供給管の側面に接続される第1液体冷媒分岐管と、
一端は第2蒸発器に接続され、他端は前記第1液体分岐配管に接続される、第2液体冷媒供給管と、
前記第2液体冷媒分岐配管の側面に一端を接続される第2液体冷媒分岐管と、を備え、
前記第1液体冷媒供給管、および前記第2液体冷媒供給管のそれぞれは、水平方向に対して斜め上方を向くように接続される、
ことを特徴とする液体冷媒配管。
[付記3]
前記第1液体冷媒分岐管、および前記第2液体冷媒分岐管のそれぞれは、水平方向に対して斜め上方を向いている、
ことを特徴とする付記2に記載の液体冷媒配管。
[付記4]
前記第2液体冷媒供給管は、前記液体冷媒を回収する装置に接続されている、
ことを特徴とする付記2または3に記載の液体冷媒配管。
[付記5]
前記第1液体冷媒分岐管、および前記第2液体冷媒分岐管は、内部に傾斜を有する、
ことを特徴とする付記2〜4のいずれかに記載の液体冷媒配管。
[付記6]
付記2〜5のいずれかに記載の液体冷媒配管と、
発熱体を冷却する少なくとも1台の蒸発器と、
前記蒸発器からの蒸気を回収する気体冷媒管と、
前記蒸気を冷却して液体冷媒を生成する凝集部と、を備える、
ことを特徴とする冷却装置。
[付記7]
付記6に記載の冷却装置を備える、
ことを特徴とする電子機器。
[付記8]
少なくとも上下方向に蒸発器を配置する液体冷媒配管方法において、水平方向に対して斜め上方を向くように前記蒸発器に液体冷媒供給管を接続し、前記液体冷媒供給管の側面に液体冷媒分岐管を接続する、
ことを特徴とする液体冷媒配管の方法。
[付記9]
少なくとも上下方向に複数の蒸発器を配置する液体冷媒配管方法において、水平方向に対して斜め上方を向くように第1蒸発器に第1液体冷媒供給管を接続し、前記第1液体冷媒供給管の側面に第1液体冷媒分岐管を接続し、水平方向に対して斜め上方を向くように第2液体冷媒供給管の一端を第2蒸発器に接続し、他端を前記第1液体分岐配管に接続し、前記第2液体冷媒分岐管の側面に第2液体冷媒分岐管を接続する、
ことを特徴とする液体冷媒配管の方法。
[付記10]
前記第1液体冷媒分岐管、および前記第2液体冷媒分岐管のそれぞれを、水平方向に対して斜め上方を向くように接続する、
ことを特徴とする付記9に記載の液体冷媒配管の方法。
[付記11]
前記第2液体冷媒供給管を、前記液体冷媒の回収装置に接続する、
ことを特徴とする付記9または10に記載の液体冷媒配管の方法。
[付記12]
前記第1液体冷媒分岐管、および前記第2液体冷媒分岐管は、内部に傾斜を有する、
ことを特徴とする付記9〜11のいずれかに記載の液体冷媒配管の方法。
[付記13]
付記9〜12のいずれかに記載の液体冷媒配管方法を含み、発熱体を少なくとも1台の蒸発器によって冷却し、前記蒸発器から蒸気を回収し、前記蒸気を冷却して液体冷媒を生成し、前記液体冷媒を前記蒸発器に供給する、
ことを特徴とする冷却方法。
[付記14]
付記13に記載の冷却方法を用いて電子機器を冷却する、
ことを特徴とする電子機器の冷却方法。
1・・・電子機器収納装置
2・・・サーバラック
3・・・受熱部
4・・・凝縮部
5・・・気体冷媒流路
6・・・液体冷媒流路
31a・・・第1蒸発器
31b・・・第2蒸発器
32・・・気体冷媒管
33・・・液体冷媒管
34a・・・第1液体冷媒供給管
34b・・・第2液体冷媒供給管
35a・・・第1液体冷媒分岐管
35b・・・第2液体冷媒分岐管
61a・・・液体冷媒
61b・・・液体冷媒

Claims (10)

  1. 少なくとも上下方向に蒸発器を配置することのできる液体冷媒配管において、
    前記蒸発器に接続される液体冷媒供給管と、
    前記液体冷媒供給管の側面に接続された液体分岐配管と、を備え、
    前記液体冷媒供給管は、水平方向に対して斜め上方を向くように接続される、
    ことを特徴とする液体冷媒配管。
  2. 少なくとも上下方向に第1蒸発器と、第2蒸発器とを含む複数の蒸発器を配置することのできる液体冷媒配管において、
    前記第1蒸発器に接続される第1液体冷媒供給管と、
    前記第1液体冷媒供給管の側面に接続される第1液体冷媒分岐管と、
    一端は第2蒸発器に接続され、他端は前記第1液体冷媒岐管に接続される、第2液体冷媒供給管と、
    前記第2液体冷媒供給管の側面に一端を接続される第2液体冷媒分岐管と、を備え、
    前記第1液体冷媒供給管、および前記第2液体冷媒供給管のそれぞれは、水平方向に対して斜め上方を向くように接続される、
    ことを特徴とする液体冷媒配管。
  3. 前記第1液体冷媒分岐管、および前記第2液体冷媒分岐管のそれぞれは、水平方向に対して斜め上方を向いている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の液体冷媒配管。
  4. 前記第2液体冷媒分岐管は、液体冷媒を回収する装置に接続されている、
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の液体冷媒配管。
  5. 請求項2〜4のいずれか1項に記載の液体冷媒配管と、
    発熱体を冷却する少なくとも1台の蒸発器と、
    前記蒸発器からの蒸気を回収する気体冷媒管と、
    前記蒸気を冷却して液体冷媒を生成する凝部と、を備える、
    ことを特徴とする冷却装置。
  6. 少なくとも上下方向に蒸発器を配置する液体冷媒配管方法において、水平方向に対して斜め上方を向くように前記蒸発器に液体冷媒供給管を接続し、前記液体冷媒供給管の側面に液体冷媒分岐管を接続する、
    ことを特徴とする液体冷媒配管の方法。
  7. 少なくとも上下方向に複数の蒸発器を配置する液体冷媒配管方法において、
    水平方向に対して斜め上方を向くように第1蒸発器に第1液体冷媒供給管を接続し、
    前記第1液体冷媒供給管の側面に第1液体冷媒分岐管を接続し、
    水平方向に対して斜め上方を向くように第2液体冷媒供給管の一端を第2蒸発器に接続し、他端を前記第1液体冷媒分岐管に接続し、
    前記第2液体冷媒供給管の側面に第2液体冷媒分岐管を接続する、
    ことを特徴とする液体冷媒配管の方法。
  8. 前記第1液体冷媒分岐管、および前記第2液体冷媒分岐管のそれぞれを、水平方向に対して斜め上方を向くように接続する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の液体冷媒配管の方法。
  9. 前記第2液体冷媒分岐管を、液体冷媒の回収装置に接続する、
    ことを特徴とする請求項7または8に記載の液体冷媒配管の方法。
  10. 請求項7〜9のいずれか1項に記載の液体冷媒配管方法を含み、発熱体を少なくとも1台の蒸発器によって冷却し、前記蒸発器から蒸気を回収し、前記蒸気を冷却して液体冷媒を生成し、前記液体冷媒を前記蒸発器に供給する、
    ことを特徴とする冷却方法。
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