JP6287875B2 - 鋼管杭、鋼管杭の施工方法 - Google Patents
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Description
回転貫入鋼管杭は、施工初期には杭芯が安定しにくいため、周面摩擦力は期待できない場合が多く、耐力は、もっぱら先端翼や螺旋翼のアンカー効果による。
さらに先端翼径が杭径の5倍のものを用いたときには、図13に示す写真のように、杭周囲に大きな空隙が生じた事例があり、杭芯のぶれは平板翼径が大きいほど顕著になる傾向が明らかであった。
鋼管杭本体の先端部に設けた小径杭により地盤への貫入を先導することが出来、貫入が困難な地質の地盤に対しても鋼管杭の施工が容易で、芯ずれの発生を防止することが出来、構成が簡単で安価に製造出来るとしている。
また、小径杭の部分に螺旋翼を設けているので、小径杭の部分も回転貫入施工になるため、回転貫入施工にともなう杭芯のぶれは少なからず発生する。
さらに、小径杭に設けた螺旋翼はその径の範囲の地盤を乱すため、杭本体の螺旋翼が乱されていない地表に貫入する段階での反力に対して、小径杭部分周囲の乱された地盤の水平抵抗力のほうが明らかに小さいため、杭芯を安定させる効果が発揮できなくなる恐れがある。
本発明の実施の形態1に係る鋼管杭1は、図1に示すように、鋼管3の先端に取り付けられた先端翼5と、先端翼5の下面に取り付けられた第二の鋼管7を有する鋼管杭1である。
各構成を詳細に説明する。
先端翼5は、鋼管3の先端面が当接する平板部5aを有し、平板部5aにおいて鋼管3に傾斜せずに取り付けられている。
図3は、先端翼5を平面視した状態を示しており、図3における二点鎖線で囲んだ領域(図中灰色に着色した領域)が平板部5aである。
鋼管3との接合部の範囲は平板部5aであって、鋼管3の水平断面に対して傾斜せずに取り付けられているため加工は容易で組み立てコストも低廉である。
掘削推進部9は、本例では、図1に示すように、先端翼5を形成している平板の一部に、径方向、及び周方向に切り込みを入れて上方向、下方向に折り曲げしたものである。
本実施の形態では、掘削推進部9は、先端翼5の片側にのみ設けられているので、掘削推進部9が杭芯に対して非対称に設けられている例である。
第二の鋼管7は、先端翼5の中心と軸芯が一致するように先端翼5の下面に取り付けられている。第二の鋼管7は、鋼管3の径よりも小径であって、かつ先端翼5の半径以上の長さを有する。
さらに、掘削推進部9に生ずる反力により生ずる芯ずれに対して有効に対抗するためには、回転貫入施工時に先端翼5の最外部が地表面から跳ね上げられる力に対して、第二の鋼管7に接する部分の地盤反力で対抗する必要から、第二の鋼管7の長さを先端翼5の半径以上とすることがより望ましい。
第二の鋼管7の板厚が厚い場合に断面を切削してテーパー状にして、より地盤へ貫入しやすくするとよい。
第二の鋼管7の先端を開口するのは、杭を打設する地盤が、細砂、粘土、シルトなどの場合により好ましい。
杭の施工は、まず、杭を鉛直に保持し、先端を所定の位置に合わせた後、そのまま下方に圧入する。圧入は、先端翼5が地表面に接するまで行い、その後杭を回転させて施工を継続する。
第二の鋼管7を圧入することで、地盤を乱すことなく、むしろ、側方へ圧密して周囲地盤よりも水平抵抗を高めた状態となり、第二の鋼管7の側面での地盤反力を期待することができ、杭芯のぶれに対する抵抗力が強くなっている。
特に本実施の形態では、掘削推進部9が非対称に設けられているので、杭芯のぶれが大きくなる傾向があるが、このような場合でも、本実施の形態によれば、杭芯ぶれを防止した施工が可能になる。
鋼管径101.6mm、板厚4.2mm、長さ3mの鋼管3の先端に、外径D=525mm、板厚9mmの平板からなり、外周の1箇所に掘削推進部9を設けた先端翼5が溶接する。
先端翼5の底面には、鋼管杭1の中心に合わせて、鋼管径48.6mm、板厚4.5mm、長さ300mmの第二の鋼管7を溶接する。第二の鋼管7の先端は開放しており、板厚が厚い場合に断面を切削してテーパー状にする。
実施の形態2に係る鋼管杭11を図4、図5に基づいて説明する。
本実施の形態の鋼管杭11は、実施の形態1のものに加えて、第二の鋼管7の側面と先端翼5の下面に亘るように板状の掘削リブ13を取り付けたものである。
本発明の先端翼5は、平板であって、かつ鋼管3の断面範囲よりも外側にのみ掘削推進部9を設けているので、第二の鋼管7の外周面から掘削推進部9までの範囲には掘削機能および排土機能を持たない。
そこで、掘削リブ13を設けることで、当該範囲に掘削及び排土機能を持たせるようにしたものである。よって、掘削リブ13の大きさは、少なくとも第二の鋼管7の外周から、先端翼5の掘削推進部9までの距離以上がより望ましい。
掘削リブ13は溶接によって固定されている。掘削リブ13の形状は三角、矩形など任意の形状とすることができる。掘削リブ13は、第二の鋼管7の外周から掘削推進部9までの距離が大きい場合に特に有効である。
図6〜図8に示す例は、第二の鋼管7の先端を、図6における左右方向から押圧して底面を直線状に閉塞したものである。直線状に閉塞することで、図7、図8に示すように、先端部が第二の鋼管7の径よりも幅広となる。
鋼管3、先端翼5の寸法等は実施の形態1で示したものと同じである。
先端翼5と第二の鋼管7の接合部には、掘削リブ13を対称形になるように溶接する。
第二の鋼管7の先端に関しては、種々の態様とすることができる。
一つの態様として、第二の鋼管7の先端から50mm(概ね第二の鋼管7の径)の範囲は、先端からプレスによってつぶし、先端を閉塞させる。
他の態様として、第二の鋼管7の先端に縦リブ15を挿入する。縦リブ15は板厚6mm、幅39mm、長さ100mmとして、先端から50mm突出させて溶接によって固定する。
3 鋼管
5 先端翼
5a 平板部
7 第二の鋼管
9 掘削推進部
11 鋼管杭(実施の形態2)
13 掘削リブ
15 縦リブ
Claims (6)
- 鋼管の先端に取り付けられた先端翼と、該先端翼の下面に取り付けられた第二の鋼管を有する鋼管杭であって、
前記先端翼は、前記鋼管の先端面が当接する平板部を有し、該平板部において前記鋼管に傾斜せずに取り付けられ、かつ前記平板部よりも外径側にのみ地盤を掘削すると共に推進力を得る掘削推進部が形成されており、
前記第二の鋼管は、前記先端翼の中心と軸芯が一致するように前記先端翼の下面に取り付けられ、前記鋼管の径よりも小径であって、かつ前記先端翼径の半径以上の長さを有し、
前記第二の鋼管の側面と前記先端翼の下面に亘るように板状の掘削リブを取り付けたことを特徴とする鋼管杭。 - 前記掘削推進部が杭芯に対して非対称に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の鋼管杭。
- 前記第二の鋼管の先端部は、開口していることを特徴とする請求項1又は2に記載の鋼管杭。
- 前記第二の鋼管の先端部を、2方向以上の側方から押圧して閉塞したことを特徴とする請求項1又は2に記載の鋼管杭。
- 第二の鋼管の先端に、板状の縦リブを貫入させ、かつ第二の鋼管先端から前記縦リブの先端部を突出させたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の鋼管杭。
- 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の鋼管杭の施工方法であって、
前記第二の鋼管を地盤に圧入して前記先端翼を地表面に接触させる圧入工程と、該圧入工程の後、前記鋼管杭を回転させて地盤に回転貫入させる回転貫入工程を備えたことを特徴とする鋼管杭の施工方法。
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