JP6286939B2 - 細胞凍結保存容器 - Google Patents

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Description

本発明は、生体試料から採取された幹細胞や臍帯血等を保存する細胞凍結保存容器に関する。
従来、再生医療分野においては、生体試料から採取された幹細胞が、例えば、造血幹細胞移植や各種組織の再構築等の様々な用途に用いられている。幹細胞は、生体試料から採取された後、再生医療に用いられるまでの間、細胞凍結保存容器に収容された状態で凍結保存される(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1で提案された細胞凍結保存容器は、2枚の樹脂製のシート状部材の周縁部同士が溶着されて構成されている。より具体的には、細胞凍結保存容器は、平面状の平壁部と、この平壁部の周縁から屈曲して延びる端壁部と、この端壁部の端部から屈曲して外側に延びる外縁部と、を備える2枚のシート状部材における外縁部同士が溶着されて構成される。そして、これら平壁部、端壁部及び外縁部に囲まれた空間により細胞が収容される細胞収容室が形成される。
特表2001−517103号公報
ところで、以上のような細胞凍結保存容器を構成するシート状部材は、樹脂製のシートを真空成形することにより、平壁部、端壁部及び外縁部を有する形状に成形される。そのため、真空成形時に、シートにおける強く引っ張られた部分(例えば、端壁部と外縁部との境界近傍部分)の厚さが薄くなる場合がある。シートの一部の厚さが薄くなりすぎてしまうと、細胞凍結保存容器に細胞を収容した場合や、細胞を収容した細胞凍結保存容器を超低温の環境下に置いた場合等に、厚さの薄くなった部分に負荷が集中し、細胞凍結保存容器が破損してしまうおそれがある。
特に、細胞凍結保存容器の厚さをある程度厚く構成した場合には、端壁部から外縁部に亘る部分の厚さが薄くなってしまう場合がある。
従って、本発明は、細胞収容時や、超低温の環境下で使用した場合に破損しにくい細胞凍結保存容器を目的とする。
本発明は、樹脂製の第1シート状部材の周縁部と、樹脂製の第2シート状部材の周縁部とが溶着されて構成された細胞凍結保存容器であって、前記第1シート状部材は、平面状の第1平壁部と、前記第1平壁部の周縁から屈曲して延びる第1端壁部と、前記第1端壁部の端部から屈曲して外側に延びる第1外縁部と、を備え、前記第1端壁部は、前記第1平壁部側に位置する平壁側傾斜部と、前記第1外縁部側に位置する外縁側傾斜部と、前記平壁側傾斜部と前記外縁側傾斜部との間に位置し、該平壁側傾斜部及び該外縁側傾斜部よりも傾斜のゆるい緩傾斜部と、を備える細胞凍結保存容器に関する。
また、前記平壁側傾斜部の高さは、前記外縁側傾斜部の高さと緩傾斜部の高さとの和よりも高いことが好ましい。
また、前記第2シート状部材は、平面状の第2平壁部と、前記第2平壁部の周縁から屈曲して延びる第2端壁部と、前記第2端壁部の端部から屈曲して外側に延びる第2外縁部と、を備えることが好ましい。
また、前記第2端壁部は、前記第2平壁部側に位置する平壁側傾斜部と、前記第2外縁部側に位置する外縁側傾斜部と、前記平壁側傾斜部と前記外縁側傾斜部との間に位置し、該平壁側傾斜部及び該外縁側傾斜部よりも傾斜のゆるい緩傾斜部と、を備えることが好ましい。
また、前記第1端壁部の高さは、前記第2端壁部の高さよりも高いことが好ましい。
本発明の細胞凍結保存容器によれば、細胞収容時や、超低温の環境下で使用した場合に破損しにくい。
本発明の一実施形態に係る細胞凍結保存容器を示す斜視図である。 細胞凍結保存容器の平面図である。 図2の右側面図である。 図3の部分拡大図である。 図2のX−X線端面図である。 ポート部材を示す斜視図である。
以下、本発明の細胞凍結保存容器の好ましい一実施形態について、図面を参照しながら説明する。本発明の細胞凍結保存容器1は、生体試料から採取された幹細胞や臍帯血等の細胞を保存する場合に用いられる。
本実施形態の細胞凍結保存容器1は、図1及び図2に示すように、保存容器本体10と、細胞導入チューブ20と、ポート部材30と、を備える。
保存容器本体10は、EVA樹脂(エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂)等の可撓性を有する熱可塑性樹脂からなる第1シート状部材40及び第2シート状部材50それぞれの周縁部の大部分が接合されて構成される。
第1シート状部材40及び第2シート状部材50は、それぞれ、立体形状部分を有している。
より詳細には、第1シート状部材40は、図3〜図5に示すように、第1平壁部41と、第1端壁部42と、第1外縁部43と、第1細胞導入部44と、第1細胞導出部45と、を備える。
第1平壁部41は、図1〜図3に示すように、平面状に構成される。
第1端壁部42は、第1平壁部41の周縁から、第1平壁部41の面方向に対して所定角度屈曲して延びる。
第1外縁部43は、第1端壁部42の端部から、第1端壁部42の延びる方向に対して屈曲して外側に延びる。本実施形態では、第1外縁部43は、第1平壁部41と略平行に延びる。
第1細胞導入部44及び第1細胞導出部45は、それぞれ、第1外縁部43に形成される。第1細胞導入部44は、図5に示すように、第1外縁部43の一部が、後述する細胞導入チューブ20に対応する半円筒形状に外面側に凹んだ形状に形成される。本実施形態では、第1細胞導入部44の一端は、第1端壁部42につながっており、第1細胞導入部44の他端は、第1外縁部43の外縁まで延びる(図1及び図2参照)。
第1細胞導出部45は、図5に示すように、第1外縁部43の一部が、後述するポート部材30の形状に対応する形状に外面側に凹んだ形状に形成される。本実施形態では、第1細胞導出部45の一端は、第1端壁部42につながっており、第1細胞導出部45の他端は、第1外縁部43により閉じられている(図1参照)。
本実施形態では、第1端壁部42は、図4に示すように、平壁側傾斜部421と、外縁側傾斜部422と、緩傾斜部423と、を備える。
平壁側傾斜部421は、第1平壁部41側に位置する。平壁側傾斜部421と第1平壁部41との境界部分は、図4に示すように、円弧状に形成される。そして、平壁側傾斜部421は、第1平壁部41の面方向に対して所定角度(例えば、80度程度)傾斜して延びている。
外縁側傾斜部422は、第1外縁部43側に位置する。この外縁側傾斜部422は、第1外縁部43の延びる方向に対して所定角度(例えば、80度程度)傾斜して延びている。
緩傾斜部423は、平壁側傾斜部421と外縁側傾斜部422との間に位置する。緩傾斜部423の一端(図4における上端)は、平壁側傾斜部421に接続され、緩傾斜部423の他端(図4における下端)は、外縁側傾斜部422に接続される。この緩傾斜部423は、平壁側傾斜部421及び外縁側傾斜部422よりも緩い傾斜角で傾斜している。これにより、第1端壁部42には、段差が形成される。
本実施形態では、図4に示すように、平壁側傾斜部421の高さH1は、外縁側傾斜部422の高さと緩傾斜部423の高さとの和H2よりも高く構成されている。
第2シート状部材50は、第2平壁部51と、第2端壁部52と、第2外縁部53と、を備える。
第2平壁部51は、図1〜図3に示すように、平面状に構成される。この第2平壁部51は、平面視において、第1平壁部41と同形同大に形成される。
第2端壁部52は、第2平壁部51の周縁から、第2平壁部51の面方向に対して所定角度屈曲して延びる。本実施形態では、第2端壁部52の高さH6は、第1端壁部42の高さH5よりも低く構成される。
第2外縁部53は、第2端壁部52の端部から、第2端壁部52の延びる方向に対して屈曲して外側に延びる。本実施形態では、第2外縁部53は、第2平壁部51と略平行に延びる。
第2細胞導入部54及び第2細胞導出部55は、それぞれ、第2外縁部53に形成される。第2細胞導入部54は、第2外縁部53の一部が、後述する細胞導入チューブ20に対応する半円筒形状に外面側に凹んだ形状に形成される。本実施形態では、第2細胞導入部54の一端は、第2端壁部52につながっており、第2細胞導入部54の他端は、第2外縁部53の外縁まで延びる。
第2細胞導出部55は、第2外縁部53の一部が、後述するポート部材30の形状に対応する形状に外面側に凹んだ形状に形成される。本実施形態では、第2細胞導出部55の一端は、第2端壁部52につながっており、第2細胞導出部55の他端は、第2外縁部53により閉じられている。
本実施形態では、第2端壁部52は、図4に示すように、平壁側傾斜部521と、外縁側傾斜部522と、緩傾斜部523と、を備える。
平壁側傾斜部521は、第2平壁部51側に位置する。平壁側傾斜部521と第2平壁部51との境界部分は、図4に示すように、円弧状に形成される。そして、平壁側傾斜部521は、第2平壁部51の面方向に対して所定角度(例えば、80度程度)傾斜して延びている。
外縁側傾斜部522は、第2外縁部53側に位置する。この外縁側傾斜部522は、第2外縁部53の延びる方向に対して所定角度(例えば、80度程度)傾斜して延びている。
緩傾斜部523は、平壁側傾斜部521と外縁側傾斜部522との間に位置する。緩傾斜部523の一端(図4における下端)は、平壁側傾斜部521に接続され、緩傾斜部523の他端(図4における上端)は、外縁側傾斜部522に接続される。この緩傾斜部523は、平壁側傾斜部521及び外縁側傾斜部522よりも緩い傾斜角で傾斜している。これにより、第2端壁部52には、段差が形成される。
本実施形態では、図4に示すように、平壁側傾斜部521の高さH3は、外縁側傾斜部522の高さと緩傾斜部523の高さとの和H4よりも高く構成されている。
以上の第1シート状部材40及び第2シート状部材50は、それぞれ、平壁部、端壁部、外縁部、細胞導入部及び細胞導出部に対応する形状を有する金型を用いて、真空成形により形成される。
より具体的には、第1シート状部材40及び第2シート状部材50は、以下の手順で形成される。
まず、熱可塑性樹脂製のシートを加温し、厚さ方向に貫通する複数の貫通孔が形成された金型の表面(上面)に載置する。次いで、金型の裏面(下面)側を陰圧にすることで、複数の貫通穴から空気を吸引し、シートを金型に密着させる。このとき、シートは金型の表面形状に沿って変形し、平壁部、端壁部、外縁部、細胞導入部及び細胞導出部の形状が形成される。
ここで、本実施形態では、第1端壁部42及び第2端壁部52を、緩傾斜部423,523を含んで構成している。これにより、第1シート状部材40及び第2シート状部材50を成形する場合に、シートの変形量の大きくなる第1端壁部42から第1外縁部43に亘る部分、及び第2端壁部52から第2外縁部53に亘る部分におけるシートの変形量の偏りを少なくできる。よって、第1シート状部材40及び第2シート状部材50の厚さが部分的に薄くなりすぎることを防げる。
次いで、成形されたシートを冷却した後、金型から離型させる。
これにより、第1シート状部材40及び第2シート状部材50は、成形される。
そして、第1シート状部材40と、第2シート状部材50とは、第1外縁部43と第2外縁部53とが接合される。これにより、第1シート状部材40及び第2シート状部材に囲まれた空間である細胞収容室11が形成された保存容器本体10が形成される。
細胞導入チューブ20は、生体試料から採取された細胞を無菌的かつ気密の状態で細胞収容室11まで導く。この細胞導入チューブ20は、EVA樹脂等の熱可塑性樹脂により構成される。細胞導入チューブ20の一端部は、第1シート状部材40及び第2シート状部材50に形成された第1細胞導入部44及び第2細胞導入部54に配置され、細胞収容室11に接続される。細胞導入チューブ20の他端側は、血液等の生体試料を収容する生体試料収容容器(図示せず)に無菌的かつ気密に接続される。
ポート部材30は、図6に示すように、筒状部31と、この筒状部31の長手方向の一端側を閉鎖する閉鎖膜部32と、筒状部31の一端側から長手方向に延出する一対のガード部33と、を備える。
ポート部材30は、図1に示すように、一対のガード部33が細胞収容室11の内部に位置し、かつ、一対のガード部33が第1平壁部41及び第2平壁部51側に位置するように配置される。
以上の細胞凍結保存容器1は、上述のように、細胞導入チューブ20を介して血液バッグ等の生体試料収容容器に無菌的かつ気密に接続されて用いられる。
細胞凍結保存容器1に細胞を収容する場合、生体試料収容容器において分離された所定の細胞(例えば、血清や臍帯血)は、細胞導入チューブ20を介して細胞収容室11に導入される。細胞収容室11に細胞が収容された後、細胞導入チューブ20は、溶断される。これにより、細胞凍結保存容器1は密閉される。
この状態で、細胞凍結保存容器1は、凍結保存等される。
凍結保存された細胞凍結保存容器1に収容された細胞を使用する場合には、細胞収容室11に収容された細胞を解凍する。次いで、先端に注射針が取り付けられたシリンジ(図示せず)等を用いて解凍された細胞をポート部材30から採取する。より具体的には、ポート部材30から細胞を採取する場合には、まず、ポート部材30の他端側を覆っている外縁部(第1外縁部43及び第2外縁部53)を除去する。次いで、シリンジに取り付けられた注射針を、ポート部材30の閉鎖膜部32に刺し込んでこの閉鎖膜部32を貫通させ、細胞収容室11の内部に収容された細胞を採取する。
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明する。しかしながら本発明の範囲はかかる実施例に制限されるものではない。
[シート状部材の製造]
端壁部の形状の相違によるシート状部材の厚さの変化を確認するために、下記表1に示す形状の端壁部に対応する形状のテスト金型を作製した。そして、緩傾斜部を有する実施例1及び2のシート状部材、並びに緩傾斜部を有さない比較例のシート状部材を、真空成形により製造した。
シート状部材の作製には、厚さ0.5mmのEVA樹脂シートを用いた。
Figure 0006286939
[厚さの測定]
実施例1及び2、並びに比較例のシート状部材について、外縁部における端壁部との境界部分近傍において、シート状部材の厚さを測定した。シート状部材の厚さは、磁気式膜厚測定器(オリンパス社製、MagnaMike 8500)を用いて測定した。シート状部材の厚さの測定は、各実施例及び比較例において、それぞれ3サンプルずつ行い、3サンプルの平均値をシート状部材の厚さとした。測定結果を表2に示す。
Figure 0006286939
以上の結果から、緩傾斜部を有する実施例1及び2の各シート状部材では、緩傾斜部を有さない比較例のシート状部材に比して、外縁部の厚さが厚くなっていることが分かる。このことから、実施例1及び2のシート状部材では、シート状部材の厚さが部分的に薄くなりにくいことが分かる。
また、平壁側傾斜部の高さを、外縁側傾斜部の高さと緩傾斜部の高さとの和よりも高く形成した実施例1のシート状部材では、外縁部の厚さが最も厚くなっており、シート状部材の厚さが特に均一化されていることが分かる。
以上説明した本実施形態の細胞凍結保存容器1によれば、以下のような効果を奏する。
(1)第1シート状部材40を、第1平壁部41と、第1端壁部42と、第1外縁部43と、を含んで構成し、この第1端壁部42を緩傾斜部423を含んで構成した。これにより、第1シート状部材40を成形する場合に、シートの変形量の大きくなる第1端壁部42から第1外縁部43に亘る部分におけるシートの変形量の偏りを少なくできる。よって、第1シート状部材40の厚さが部分的に薄くなりすぎることを防げるので、細胞凍結保存容器1を、細胞収容時や超低温の環境下で使用した場合に破損しにくくできる。
(2)平壁側傾斜部421の高さH1を、外縁側傾斜部422の高さと緩傾斜部423の高さとの和H2よりも高く構成した。これにより、成形後の第1シート状部材40の厚さをより均一化できる。
(3)第2シート状部材50を、第2平壁部51と、第2端壁部52と、第2外縁部53と、を含んで構成した。これにより、平壁部の面積を維持しつつ、細胞凍結保存容器1の厚さをより厚く構成できるので、細胞凍結保存容器1に収容できる細胞の量を増加させられる。
(4)第2端壁部52を、緩傾斜部523を含んで構成した。これにより、第2シート状部材50を成形する場合に、シートの変形量の大きくなる第2端壁部52から第2外縁部53に亘る部分におけるシートの変形量の偏りを少なくできる。よって、第2シート状部材50の厚さが部分的に薄くなりすぎることを防げるので、細胞凍結保存容器1を、細胞収容時や超低温の環境下で使用した場合により破損しにくくできる。
以上、本発明の細胞凍結保存容器の好ましい一実施形態について説明したが、本発明は、上述した各実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、本実施形態では、第1端壁部42を、一つの緩傾斜部を含んで構成したが、これに限らない。即ち、第1端壁部を、二つ以上の緩傾斜部を含んで構成してもよい。
また、本実施形態では、第2シート状部材50を、第2平壁部51及び第2端壁部52を有する立体形状に形成したが、これに限らない。即ち、第2シート状部材を、平面状のシートにより構成してもよい。また、第2シート状部材を、第1シート状部材と対称の形状に構成してもよい。
また、本実施形態では、第1シート状部材40及び第2シート状部材50を、真空成形により成形したがこれに限らない。即ち、第1シート状部材及び第2シート状部材を、圧空成形やブロー成形等の真空成形以外の方法で成形してもよい。
1 細胞凍結保存容器
40 第1シート状部材
41 第1平壁部
42 第1端壁部
43 第1外縁部
50 第2シート状部材
51 第2平壁部
52 第2端壁部
53 第2外縁部
421,521 平壁側傾斜部
422,522 外縁側傾斜部
423,523 緩傾斜部

Claims (5)

  1. 樹脂製の第1シート状部材の周縁部と、樹脂製の第2シート状部材の周縁部とが溶着されて構成されると共に細胞導入部及び細胞導出部が形成された細胞凍結保存容器であって、
    前記第1シート状部材は、
    平面状の第1平壁部と、
    前記第1平壁部の周縁から屈曲して延びる第1端壁部と、
    前記第1端壁部の端部から屈曲して外側に延びる第1外縁部と、を備え、
    前記第1端壁部は、
    前記第1平壁部側に位置する平壁側傾斜部と、
    前記第1外縁部側に位置する外縁側傾斜部と、
    前記平壁側傾斜部と前記外縁側傾斜部との間に位置し、該平壁側傾斜部及び該外縁側傾斜部よりも傾斜のゆるい緩傾斜部と、を備え
    前記平壁側傾斜部、前記外縁側傾斜部及び前記緩傾斜部は、前記第1平壁部の周縁における前記細胞導入部及び細胞導出部が形成される部分を除く略全周に亘って形成される細胞凍結保存容器。
  2. 前記平壁側傾斜部の高さは、前記外縁側傾斜部の高さと緩傾斜部の高さとの和よりも高い請求項1に記載の細胞凍結保存容器。
  3. 前記第2シート状部材は、
    平面状の第2平壁部と、
    前記第2平壁部の周縁から屈曲して延びる第2端壁部と、
    前記第2端壁部の端部から屈曲して外側に延びる第2外縁部と、を備える請求項1又は2に記載の細胞凍結保存容器。
  4. 前記第2端壁部は、
    前記第2平壁部側に位置する平壁側傾斜部と、
    前記第2外縁部側に位置する外縁側傾斜部と、
    前記平壁側傾斜部と前記外縁側傾斜部との間に位置し、該平壁側傾斜部及び該外縁側傾斜部よりも傾斜のゆるい緩傾斜部と、を備える請求項3に記載の細胞凍結保存容器。
  5. 前記第1端壁部の高さは、前記第2端壁部の高さよりも高い請求項3又は4に記載の細胞凍結保存容器。
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