JP6286795B2 - 金属管の欠陥検査方法、金属管の製造方法、金属管の欠陥検査装置および金属管の欠陥検査プログラム - Google Patents
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Description
金属管に対して超音波を送信する送信部を前記金属管の外周から所定距離だけ離間し且つ前記金属管の径方向に対して所定の送信角度の送信位置に配置するとともに、前記送信部が送信し前記金属管を伝搬した超音波を受信し超音波信号に変換する受信部を前記金属管の外周から所定距離だけ離間し且つ前記金属管の径方向に対して所定の受信角度の受信位置に配置する配置工程と、
前記送信部によって超音波を軸方向に送り出される前記金属管に送信し、前記受信部によって前記金属管を伝搬した超音波を受信し超音波信号に変換することにより、超音波信号の振幅の変化に基づいて前記金属管の欠陥を検出する探傷工程と、
を有し、
前記探傷工程では、
軸方向に送り出される前記金属管に対して、前記送信部を前記送信位置で且つ前記受信部を前記受信位置で追従させる
金属管の欠陥検査方法が提供される。
前記探傷工程では、
前記金属管の軸方向の移動距離に対する超音波信号の振幅の変化率が所定値より大きいときに、前記金属管に欠陥があると判断する
第1の態様に記載の金属管の欠陥検査方法が提供される。
金属管に対して超音波を送信する送信部を前記金属管の外周から所定距離だけ離間し且つ前記金属管の径方向に対して所定の送信角度の送信位置に配置するとともに、前記送信部が送信し前記金属管を伝搬した超音波を受信し超音波信号に変換する受信部を前記金属管の外周から所定距離だけ離間し且つ前記金属管の径方向に対して所定の受信角度の受信位置に配置する配置工程と、
前記送信部によって超音波を軸方向に送り出される前記金属管に送信し、前記受信部によって前記金属管を伝搬した超音波を受信し超音波信号に変換することにより、超音波信号の振幅の変化に基づいて前記金属管の欠陥を検出する探傷工程と、
を有し、
前記探傷工程では、
前記金属管の軸方向の移動距離に対する超音波信号の振幅の変化率が所定値より大きいときに、前記金属管に欠陥があると判断する
金属管の欠陥検査方法が提供される。
前記探傷工程では、
前記金属管の軸方向の計測位置をx、前記計測位置xにおける超音波信号の振幅をP(x)、既に超音波信号の振幅が計測された位置のなかで前記計測位置xに最も近い極大点をxpとしたとき、以下の式(1)で定義される変化率r(x)が所定値より大きいときに、前記金属管に欠陥があると判断する
第2または第3の態様に記載の金属管の欠陥検査方法が提供される。
r(x)=|P(xp)―P(x)|/P(xp)×100 ・・・(1)
前記探傷工程では、
超音波信号の振幅が第1基準値未満となったときに、超音波信号を増幅、または前記送信部が送信する超音波の強度を大きくする一方、超音波信号の振幅が前記第1基準値よりも大きい第2基準値より大きくなったときに、超音波信号を減衰、または前記送信部が送信する超音波の強度を小さくする
第2〜第4の態様いずれかに記載の金属管の欠陥検査方法が提供される。
前記探傷工程では、
超音波信号の振幅が第1基準値未満となり、前記変化率が前記所定値より大きくなり、且つ、超音波信号の振幅が前記第1基準値未満となってから前記第1基準値より大きくなるまでの計測回数が所定回数未満であるときに、前記金属管に欠陥があると判断する
第2〜第5の態様のいずれかに記載の金属管の欠陥検査方法が提供される。
前記送信部が送信する超音波は、バースト波であり、
前記探傷工程では、
バースト波の超音波信号のピークにおける振幅の変化に基づいて前記金属管の欠陥を検出する
第1〜第6の態様のいずれかに記載の金属管の欠陥検査方法が提供される。
軸方向に送り出される金属管に対して超音波を送信する送信部と、
前記送信部が送信し前記金属管を伝搬した超音波を受信し超音波信号に変換する受信部と、
前記送信部を前記金属管の外周から所定距離だけ離間し且つ前記金属管の径方向に対して所定の送信角度の送信位置に支持する第1支持機構と、
前記受信部を前記金属管の外周から所定距離だけ離間し且つ前記金属管の径方向に対して所定の受信角度の受信位置に支持する第2支持機構と、
少なくとも前記送信部および前記受信部を制御する制御部と、
を有し、
前記制御部は、
前記送信部によって超音波を前記金属管に送信し、前記受信部によって前記金属管を伝搬した超音波を受信し超音波信号に変換することにより、超音波信号の振幅の変化に基づいて前記金属管の欠陥を検出する探傷処理を実施し、
前記探傷処理では、
前記金属管の軸方向の移動距離に対する超音波信号の振幅の変化率が所定値より大きいときに、前記金属管に欠陥があると判断する
金属管の欠陥検査装置が提供される。
前記第1支持機構および前記第2支持機構を連結し、前記第1支持機構および前記第2支持機構を少なくとも前記金属管の径方向に移動可能に支持する主支持機構を有し、
前記第1支持機構は、
前記金属管の外周に対して回転可能に当接する円筒状の第1当接部と、
前記第1当接部を支持するとともに、前記送信部が前記金属管の外周から所定距離だけ離間し且つ前記金属管の径方向に対して所定の送信角度の送信位置に配置されるように前記送信部を支持する第1支持部と、
を有し、
前記第2支持機構は、
前記金属管の周方向に前記第1当接部に対して所定角度で設けられ、前記金属管の外周に対して回転可能に当接する円筒状の第2当接部と、
前記第2当接部を支持するとともに、前記受信部が前記金属管の外周から所定距離だけ離間し且つ前記金属管の径方向に対して所定の受信角度の受信位置に配置されるように前記受信部を支持する第2支持部と、
を有する
第8の態様に記載の金属管の欠陥検査装置が提供される。
軸方向に送り出される金属管に対して超音波を送信する送信部と、
前記送信部が送信し前記金属管を伝搬した超音波を受信する受信部と、
前記送信部を支持する第1支持機構と、
前記受信部を支持する第2支持機構と、
前記第1支持機構および前記第2支持機構を連結し、前記第1支持機構および前記第2支持機構を少なくとも前記金属管の径方向に移動可能に支持する主支持機構と、
を有し、
前記第1支持機構は、
前記金属管の外周に対して回転可能に当接する円筒状の第1当接部と、
前記第1当接部を支持するとともに、前記送信部が前記金属管の外周から所定距離だけ離間し且つ前記金属管の径方向に対して所定の送信角度の送信位置に配置されるように前記送信部を支持する第1支持部と、
を有し、
前記第2支持機構は、
前記金属管の周方向に前記第1当接部に対して所定角度で設けられ、前記金属管の外周に対して回転可能に当接する円筒状の第2当接部と、
前記第2当接部を支持するとともに、前記受信部が前記金属管の外周から所定距離だけ離間し且つ前記金属管の径方向に対して所定の受信角度の受信位置に配置されるように前記受信部を支持する第2支持部と、
を有する
金属管の欠陥検査装置が提供される。
前記主支持機構は、
前記第1支持機構および前記第2支持機構を、前記金属管の径方向に沿った方向に移動させる第1移動機構と、
前記第1支持機構および前記第2支持機構を、前記金属管の周方向に移動させる第2移動機構と、
を有するとともに、
前記金属管が軸方向に送り出される際に、前記第1当接部および前記第2当接部が前記金属管の外周に接するように前記金属管に前記第1支持機構および前記第2支持機構を押し付ける
第9または第10の態様に記載の金属管の欠陥検査装置が提供される。
前記第1移動機構は、エアシリンダまたはバネを有する
第11の態様に記載の金属管の欠陥検査装置が提供される。
前記第2移動機構は、1軸のリニアガイドを有する
第11または第12の態様に記載の金属管の欠陥検査装置が提供される。
前記送信部は、前記金属管の外周に沿った曲面状の送信面を有し、
前記第1支持機構は、
前記送信部を前記金属管の径方向に移動可能に支持する径方向支持部を有する
第8〜第13の態様のいずれかに記載の金属管の欠陥検査装置が提供される。
前記第1支持機構を制御する制御部を有し、
前記制御部は、
前記金属管に対して、前記送信部を前記送信位置に配置するとともに、前記受信部を前記受信位置に配置する配置処理を行い、
当該配置処理では、
前記金属管の直径に基づいて、前記金属管の中心から前記送信部までの距離を一定に保ち、且つ前記送信部の前記送信角度を一定に保つように、前記送信部を前記金属管の径方向に沿って移動させるように、前記径方向支持機構を制御する
第14の態様に記載の金属管の欠陥検査装置が提供される。
前記送信部は、平面状の送信面を有し、
前記第1支持機構は、前記金属管の径方向に対する前記送信部の位置を固定する
第8〜第13の態様のいずれかに記載の金属管の欠陥検査装置が提供される。
前記送信部、前記受信部、前記第1支持機構、前記第2支持機構、および前記主支持機構を有する検査部が所定組設けられ、
前記所定組の検査部は、前記金属管の軸方向に離間して設けられ、前記金属管の周方向に前記所定組の数で分割された領域をそれぞれ測定するように配置される
第8〜第16の態様のいずれかに記載の金属管の欠陥検査装置が提供される。
コンピュータに、
金属管に対して超音波を送信する送信部を前記金属管の外周から所定距離だけ離間し且つ前記金属管の径方向に対して所定の送信角度の送信位置に配置するとともに、前記送信部が送信し前記金属管を伝搬した超音波を受信し超音波信号に変換する受信部を前記金属管の外周から所定距離だけ離間し且つ前記金属管の径方向に対して所定の受信角度の受信位置に配置した状態で、前記送信部によって超音波を軸方向に送り出される前記金属管に送信し、前記受信部によって前記金属管を伝搬した超音波を受信し超音波信号に変換することにより、超音波信号の振幅の変化に基づいて前記金属管の欠陥を検出する探傷手順を実行させ
前記探傷手順では、
前記金属管の軸方向の移動距離に対する超音波信号の振幅の変化率が所定値より大きいときに、前記金属管に欠陥があると判断する
プログラムが提供される。
前記探傷手順では、
超音波信号の振幅が第1基準値未満となったときに、超音波信号を増幅、または前記送信部が送信する超音波の強度を大きくする一方、超音波信号の振幅が前記第1基準値よりも大きい第2基準値より大きくなったときに、超音波信号を減衰、または前記送信部が送信する超音波の強度を小さくする
第18の態様に記載のプログラムが提供される。
前記送信部が送信する超音波は、バースト波であり、
前記探傷手順では、
バースト波の超音波信号のピークにおける振幅の変化に基づいて前記金属管の欠陥を検出する
第18または第19の態様に記載のプログラムが提供される。
以下に、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
まず、図1を用い、本発明の一実施形態に係る金属管の欠陥検査装置について説明する。図1は、本実施形態に係る金属管の欠陥検査装置の構成を示す概略図である。
欠陥検査装置10は、金属管100に対して超音波を送信する送信部200を有する。送信部200は、例えば超音波のバースト波を生成して、金属管100の側面に照射するよう構成される。ここでいう「超音波のバースト波」とは、所定の期間でまとまった超音波の連続波が、所定の間隔を開けて繰り返される波のことである。
また、欠陥検査装置10は、送信部200が送信し金属管100を伝搬した超音波(エコー)を受信する受信部300を有する。受信部300は、例えば超音波を受信する振動子を有する。受信部300における振動子の受信面(入射面)は、例えば平面状に形成されている。この場合、金属管100の表面から受信面までの距離は任意に設定される。
また、金属管100の送り出し機構(搬送機構、押出し機構)500に隣接して、欠陥検査装置10が設けられる。送り出し機構500は、金属管100を支持するとともに、金属管100を軸方向(x方向)に所定の速度で送り出す(押し出す)よう構成される。なお、送り出し機構500を欠陥検査装置10の一部と考えても良い。送り出し機構500が金属管100を軸方向に送り出す速度は、例えば2mm/secである。
また、欠陥検査装置10は、金属管100に接し、金属管100が送り出される速度を検出する速度検出器(ホイール計尺器)520を有する。後述するように、速度検出器520が検出する金属管100の送り出し速度に基づいて、受信部300は、所定間隔Δxごとに超音波を受信する。具体的には、受信部300は、例えば、2mm/secで送り出される金属管100に対して1秒ごとに超音波を受信し、すなわち2mmごとに超音波を受信する。
欠陥検査装置10は、送信部200を支持する第1支持機構240を有する。第1支持機構240は、送信部200を所定の送信位置に支持するよう構成される。
ここで、図6(a)は、本実施形態の送信部200の金属管100に対する配置を示す模式図である。図6(a)に示されているように、送信部200は、金属管100の中心軸Cから所定距離だけずらした位置に超音波をフォーカシングするように配置される。超音波がフォーカシングされるライン状の中心軸を「曲率中心O」とする。
θ1=sin−1(2L/D) ・・・(1)
α=sin−1(W/2R) ・・・(2)
sin(π/2−α)/CR=sinθ1min/CO
すなわち、
sinθ1min=2L/D×sin(π/2−α) ・・・(3)
また、
sin(π/2+α)/CP=sinθ1max/CO
すなわち、
sinθ1max=2L/D×sin(π/2+α) ・・・(4)
θ1=sin−1(2L/D)=sin−1(2L’/D’)
第2支持機構340は、金属管100の中心軸を含む面を挟んで送信部200と対称な位置に受信部300を支持するよう構成され、例えば、金属管100の周方向に第1当接部242に対して所定角度で設けられ金属管100の外周に対して回転可能に当接する円筒状の第2当接部342と、第2当接部342の金属管100と反対側に設けられ第2当接部342を支持する第2支持部344と、を有する。第2当接部342は、例えば第1当接部242と同様に構成され、ロール部および軸部を有し、第2当接部342の軸部の一端は、第2支持部344に連結される。
欠陥検査装置10には、第1支持機構240および第2支持機構340を連結して支持する主支持機構400が設けられる。主支持機構400は、金属管100を挟んで第1支持機構240および第2支持機構340のそれぞれを対称に配置するよう構成される。金属管100を挟んで第1支持機構240および第2支持機構340が互いに連結されていることにより、第1支持機構240の第1当接部242および第2支持機構340の第2当接部342の2点によって金属管100が支持される。これにより、送信部200および受信部300に対する金属管100の中心軸の位置を定めることができる。また、金属管100の中心軸が送信部200および受信部300に対して金属管100の軸方向に垂直な方向にずれることが抑制される。
金属管100の欠陥検査工程において、送り出し機構500によって、金属管100が軸方向に所定の移動速度で移動する。その間、主支持機構400のエアシリンダ422により、第1支持機構240および第2支持機構340は、所定の押し圧によって金属管100に押し付けられる。
図1に示されているように、送信部200、受信部300、第1支持機構240、第2支持機構340および速度検出器520には、制御部600が接続される。
次に、図2を用い、本実施形態に係る金属管の欠陥検査方法について説明する。図2は、本実施形態に係る金属管の欠陥検査工程を示すフローチャートである。
まず、送り出し機構500から送り出され検査対象である金属管100に対して、欠陥検査装置10を所定の位置に配置する。次に、例えば、検査者は、入力した金属管100の直径を制御部600に入力する。制御部600は、例えば入力された金属管100の直径に基づいて、金属管100の直径に応じた第1支持機構240および第2支持機構340の配置に係るテーブルを参照し、送信部200を金属管100の外周から所定距離だけ離間し且つ金属管100の径方向に対して所定の送信角度θ1の送信位置に配置するよう、第1支持機構240を制御する。このとき、金属管100の直径に基づいて、金属管100の中心から送信部200までの距離を一定に保ち、且つ送信部200の送信角度θ1を一定に保つように、送信部200を金属管100の径方向に移動させる。また、制御部600は、例えば入力された金属管100の直径に基づいて、受信部300を金属管100の外周から所定距離だけ離間し且つ金属管100の径方向に対して所定の受信角度θ2の受信位置に配置するよう、第2支持機構340を制御する。また、第1支持機構240および第2支持機構340を金属管100に押し付ける。
次に、制御部600は、以下のようにして探傷工程S200を行う。本実施形態では、欠陥検査装置10が透過法の構成であるため、探傷工程S200では、超音波信号の振幅の減衰に基づいて金属管100の欠陥を検出する。
軸方向に送り出される金属管100に対して、送信部200によって超音波を金属管100に送信し、受信部300によって金属管100を伝搬した超音波を受信し超音波信号に変換し始める。このとき、主支持機構400により、軸方向に送り出される金属管100に対して、送信部200を送信位置で追従させるとともに受信部300を受信位置で追従させる。
図3を用い、第1測定例について説明する。図3は、第1測定例の金属管の軸方向の位置に対する超音波信号の振幅、利得、および変化率を示す図である。第1測定例は、金属管100に偏平が生じている場合を示している。なお、「利得」とは、制御部600のプリアンプにおけるゲインのことである。まず、図3の例において、金属管100の軸方向の計測位置がx1であるとする。
ここで、超音波信号の振幅P(x)には、金属管100に欠陥が無く正常部分であるとして判断できる下限値としての第1基準値、および上限値としての第2基準値が設定されている。まず、制御部600は、超音波信号の振幅P(x)が第2基準値より大きいか否かを判断する(S220)。ここでいう「第2基準値」とは、例えば振幅P(x)が増加しすぎていると判断するときの振幅P(x)の基準値であり、具体的には例えば90%に設定される。
図3の例において、計測位置がx1のとき、超音波信号の振幅P(x1)は第2基準値(90%)以下である。制御部600は、振幅P(x1)が第2基準値以下であるとき(S220でNo)、超音波信号の振幅P(x)が第1基準値未満か否かを判断する(S230)。ここでいう「第1基準値」とは、例えば振幅P(x)が減衰しすぎていると判断するとき、または振幅P(x)の変化が金属管100の正常部分を測定する際の振幅の揺らぎを超え、振幅P(x)が金属管100の欠陥等を起因として減衰し始めるときの少なくともいずれかのときにおける振幅P(x)の基準値であり、具体的には例えば70%に設定される。
計測位置がx1のとき、振幅P(x1)は第1基準値(70%)未満である。制御部600は、振幅P(x1)が第1基準値未満であるとき(S230でYes)、金属管100の軸方向の移動距離に対する超音波信号の振幅の変化率として、以下のように変化率r(x)を評価し始める。
r(x)=|P(xp)―P(x)|/P(xp)×100 ・・・(1)
なお、本実施形態では、透過法であるため、式(1)は以下の式(1)’と置き換えることができる。
r(x)=(P(xp)―P(x))/P(xp)×100 ・・・(1)’
また、超音波信号の振幅が計測された位置のなかで計測位置xに最も近い極大点における振幅P(x)が第1基準値(70%)未満または第2基準値(90%)より大きいときは考慮にいれず、振幅P(x)が第1基準値以上第2基準値以下である極大点の位置をxpとする。
計測位置がx1のとき、変化率r(x1)が所定値(20%)以下である。制御部600は、変化率r(x1)が所定値(20%)以下であるとき(S242でNo)、振幅P(x1)がひとつ前の測定位置における振幅P(x1−Δx)よりも上昇したか否かを判断する(S244)。これにより、計測位置x1−Δxのときに、金属管100の軸方向の移動距離に対して変曲点となったか否かを判断する。
計測位置がx1のとき、振幅P(x1)がひとつ前の測定位置における振幅P(x1−Δx)よりも上昇していない(下降している)。制御部600は、振幅P(x1)が上昇していないとき(S244でNo)、金属管100の計測位置xを金属管100の軸方向(x方向)に所定間隔Δxだけ移動した位置で振幅P(x)の計測を継続する(S246)。
S242でNo、S244でNoおよびS246を繰り返した後、計測位置がx2のとき、変化率r(x2)が所定値以下であり、振幅P(x2)がひとつ前の測定位置における振幅P(x2−Δx)よりも上昇している。
超音波信号を増幅した後、探傷工程S200を終了するか否かを判断する(S280)。探傷工程S200を終了しないとき(S280でNo)、金属管100の計測位置xを金属管100の軸方向(x方向)に所定間隔Δxだけ移動した位置で振幅P(x)の計測を継続する(S290)。
計測位置x2以降、振幅P(x)は例えば標準値(80%)を超えてさらに単調に増加する。計測位置がx3のとき、振幅P(x3)は第2基準値(90%)より大きくなっている。制御部600は、振幅P(x3)が第2基準値より大きいとき(S220でYes)、超音波信号を減衰させる(S222)。これにより、超音波信号の振幅P(x)は、正常な金属管100を計測する際の振幅の水準(標準値)に戻る。
その後、制御部600は、以上の探傷工程S200を終了するか否かを判断する(S280)。例えば検査者が入出力部における測定終了ボタンを押すことをトリガーとして、探傷工程S200は終了する。制御部600は、探傷工程S200を終了するとき(S280でYes)、金属管100に対して超音波を送信することを停止するとともに、金属管100から伝搬した超音波を受信することを停止するよう、送信部200および受信部300を制御する。
次に、図4を用い、第2測定例について説明する。図4は、第2測定例の金属管の軸方向の位置に対する超音波信号の振幅、利得、および変化率を示す図である。第2測定例は、金属管100に欠陥が生じている場合を示している。まず、図4の例において、金属管100の軸方向の計測位置がx4であるとする。
図4の例において、計測位置がx4のとき、振幅P(x4)は第1基準値(70%)未満であり、ひとつ前の測定位置における振幅P(x1−Δx)よりも上昇していない。制御部600は、振幅P(x4)が上昇していないとき(S244でNo)、金属管100の計測位置xを金属管100の軸方向(x方向)に所定間隔Δxだけ移動した位置で振幅P(x)の計測を継続する(S246)。
S242でNo、S244でNoおよびS246を繰り返した後、計測位置がx5のとき、制御部600は、計測位置x5での変化率r(x5)が所定値(20%)より大きい否かを判断する(S242)。
計測位置がx5のとき、変化率r(x5)は所定値(20%)より大きくなっている。制御部600は、変化率r(x5)が所定値(20%)より大きいとき(S242でYes)、超音波信号の振幅P(x)が第1基準値(70%)より大きいか否かを判断する(S262)。
計測位置がx5のとき、振幅P(x5)は第1基準値(70%)以下である。制御部600は、振幅P(x5)は第1基準値(70%)以下であるとき(S262でNo)、超音波信号の振幅P(x)が第1基準値(70%)未満となってから(S230でYesから)所定間隔Δxごとに超音波信号を計測した計測回数が所定回数未満であるか否かを判断する(S264)。ここでいう計測回数を比較するための「所定回数」とは、金属管100に欠陥が生じている場合に計測する可能性がある最大の計測回数に基づいて定められ、例えば50回である。計測回数がこの「所定回数」以上となると、例えば金属管100に偏平が生じていると考えられる。
計測位置がx5のとき、計測回数は所定回数(50回)未満である。制御部600は、計測回数が所定回数(50回)未満であるとき(S264でYes)、金属管100の計測位置xを金属管100の軸方向(x方向)に所定間隔Δxだけ移動した位置で振幅P(x)の計測を継続する(S266)。
S262でNo、S264でYesおよびS266を繰り返した後、計測位置がx6のとき、振幅P(x6)は第1基準値(70%)より大きくなっている。制御部600は、振幅P(x6)は第1基準値(70%)より大きいとき(S262でYes)、金属管100の計測位置x5から計測位置x6までの間の部分に欠陥が生じていると判断する(S270)。すなわち、超音波信号の振幅P(x)が第1基準値(70%)未満となり、変化率r(x)が所定値(20%)より大きくなり、且つ、超音波信号の振幅P(x)が第1基準値未満となってから第1基準値より大きくなるまでの計測回数が所定回数(50回)未満であるときに、金属管100に欠陥が生じていると認定される。
次に、図5を用い、第3測定例について説明する。図5は、第3測定例の金属管の軸方向の位置に対する超音波信号の振幅、利得、および変化率を示す図である。第3測定例のように、金属管100に偏平が生じている場合であっても、変化率r(x)が所定値(20%)以上となる場合がある。この場合、探傷工程S200は、以下のようにして行われる。まず、図5の例において、金属管100の軸方向の計測位置がx10であるとする。
図5の例において、計測位置がx10のとき、振幅P(x4)は第1基準値(70%)未満であり、ひとつ前の測定位置における振幅P(x1−Δx)よりも上昇していない。制御部600は、振幅P(x10)が上昇していないとき(S244でNo)、金属管100の計測位置xを金属管100の軸方向(x方向)に所定間隔Δxだけ移動した位置で振幅P(x)の計測を継続する(S246)。
S242でNo、S244でNoおよびS246を繰り返した後、計測位置がx11のとき、制御部600は、計測位置x11での変化率r(x11)が所定値(20%)より大きい否かを判断する(S242)。
計測位置がx11のとき、変化率r(x11)は所定値(20%)より大きくなっている。制御部600は、変化率r(x11)が所定値(20%)より大きいとき(S242でYes)、超音波信号の振幅P(x)が第1基準値(70%)より大きいか否かを判断する(S262)。
計測位置がx11のとき、振幅P(x11)は第1基準値(70%)以下である。制御部600は、振幅P(x11)は第1基準値(70%)以下であるとき(S262でNo)、計測回数が所定回数未満であるか否かを判断する(S264)。
計測位置がx11のとき、計測回数は所定回数(50回)未満である。制御部600は、計測回数が所定回数(50回)未満であるとき(S264でYes)、金属管100の計測位置xを金属管100の軸方向(x方向)に所定間隔Δxだけ移動した位置で振幅P(x)の計測を継続する(S266)。
S262でNo、S264でYesおよびS266を繰り返した後、計測位置がx12のとき、振幅P(x12)は第1基準値(70%)以下であり、計測回数は所定回数(50回)以上となっている。
本実施形態やその変形例によれば、以下に示す1つ又は複数の効果を奏する。
以上、本発明の実施形態について具体的に説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
r’(x)=|P0−P(x)|/P0×100
12 検査部
100 金属管
200 送信部
240 第1支持機構
242 第1当接部
244 第1支持部
245 径方向支持部
246 周方向支持部
300 受信部
340 第2支持機構
342 第2当接部
344 第2支持部
400 主支持機構
420 第1移動機構
422 エアシリンダ
440 第2移動機構
500 送り出し機構(搬送機構)
600 制御部
Claims (23)
- 欠陥検査装置を用いた、金属管の欠陥検査方法であって、
前記欠陥検査装置は、
軸方向に送り出される金属管に対して超音波を送信し該金属管の外周に沿った曲面状の送信面を有する送信部と、
前記送信部が送信し前記金属管を伝搬した超音波を受信する受信部と、
前記送信部を支持する第1支持機構と、
前記受信部を支持する第2支持機構と、
前記第1支持機構および前記第2支持機構を連結し、前記第1支持機構および前記第2支持機構を少なくとも前記金属管の径方向に移動可能に支持する主支持機構と、
を有し、
前記第1支持機構は、
前記金属管の外周に対して回転可能に当接する円筒状の第1当接部と、
前記第1当接部を支持するとともに、前記送信部が前記金属管の外周から所定距離だけ離間し且つ前記金属管の径方向に対して所定の送信角度の送信位置に配置されるように前記送信部を支持する第1支持部と、
前記第1支持部に設けられ前記送信部を前記金属管の径方向に移動可能に支持する径方向支持部と、
を有し、
前記第2支持機構は、
前記金属管の周方向に前記第1当接部に対して所定角度で設けられ、前記金属管の外周に対して回転可能に当接する円筒状の第2当接部と、
前記第2当接部を支持するとともに、前記受信部が前記金属管の外周から所定距離だけ離間し且つ前記金属管の径方向に対して所定の受信角度の受信位置に配置されるように前記受信部を支持する第2支持部と、
を有し、
前記金属管に対して前記送信部を前記送信位置に配置するとともに、前記受信部を前記受信位置に配置する配置工程と、
前記送信部によって超音波を軸方向に送り出される前記金属管に送信し、前記受信部によって前記金属管を伝搬した超音波を受信し超音波信号に変換することにより、超音波信号の振幅の変化に基づいて前記金属管の欠陥を検出する探傷工程と、
を有し、
前記配置工程では、
前記金属管の直径に基づいて、前記金属管の中心から前記送信部までの距離を一定に保ち、且つ前記送信部の前記送信角度を一定に保つように、前記第1支持機構により前記送信部を前記金属管の径方向に沿って移動させ、
前記探傷工程では、
軸方向に送り出される前記金属管に対して、前記主支持機構、前記第1支持機構および前記第2支持機構により前記送信部を前記送信位置で且つ前記受信部を前記受信位置で追従させる
ことを特徴とする金属管の欠陥検査方法。 - 前記探傷工程では、
前記金属管の軸方向の移動距離に対する超音波信号の振幅の変化率が所定値より大きいときに、前記金属管に欠陥があると判断する
ことを特徴とする請求項1に記載の金属管の欠陥検査方法。 - 前記探傷工程では、
超音波信号の振幅が第1基準値未満となり、前記変化率が前記所定値より大きくなり、且つ、超音波信号の振幅が前記第1基準値未満となってから前記第1基準値より大きくなるまでの計測回数が所定回数未満であるときに、前記金属管に欠陥があると判断する
ことを特徴とする請求項2に記載の金属管の欠陥検査方法。 - 金属管に対して超音波を送信する送信部を前記金属管の外周から所定距離だけ離間し且つ前記金属管の径方向に対して所定の送信角度の送信位置に配置するとともに、前記送信部が送信し前記金属管を伝搬した超音波を受信し超音波信号に変換する受信部を前記金属管の外周から所定距離だけ離間し且つ前記金属管の径方向に対して所定の受信角度の受信位置に配置する配置工程と、
前記送信部によって超音波を軸方向に送り出される前記金属管に送信し、前記受信部によって前記金属管を伝搬した超音波を受信し超音波信号に変換することにより、超音波信号の振幅の変化に基づいて前記金属管の欠陥を検出する探傷工程と、
を有し、
前記探傷工程では、
超音波信号の振幅が第1基準値未満となり、前記金属管の軸方向の移動距離に対する超音波信号の振幅の変化率が所定値より大きくなり、且つ、超音波信号の振幅が前記第1基準値未満となってから前記第1基準値より大きくなるまでの計測回数が所定回数未満であるときに、前記金属管に欠陥があると判断する
ことを特徴とする金属管の欠陥検査方法。 - 前記探傷工程では、
前記金属管の軸方向の計測位置をx、前記計測位置xにおける超音波信号の振幅をP(x)、既に超音波信号の振幅が計測された位置のなかで前記計測位置xに最も近い極大点をxpとしたとき、以下の式(1)で定義される変化率r(x)が所定値より大きいときに、前記金属管に欠陥があると判断する
ことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の金属管の欠陥検査方法。
r(x)=|P(xp)―P(x)|/P(xp)×100 ・・・(1) - 前記探傷工程では、
超音波信号の振幅が第1基準値未満となったときに、超音波信号を増幅、または前記送信部が送信する超音波の強度を大きくする一方、超音波信号の振幅が前記第1基準値よりも大きい第2基準値より大きくなったときに、超音波信号を減衰、または前記送信部が送信する超音波の強度を小さくする
ことを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の金属管の欠陥検査方法。 - 前記送信部が送信する超音波は、バースト波であり、
前記探傷工程では、
バースト波の超音波信号のピークにおける振幅の変化に基づいて前記金属管の欠陥を検出する
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の金属管の欠陥検査方法。 - 欠陥検査装置を用いた、金属管の製造方法であって、
前記欠陥検査装置は、
軸方向に送り出される金属管に対して超音波を送信し該金属管の外周に沿った曲面状の送信面を有する送信部と、
前記送信部が送信し前記金属管を伝搬した超音波を受信する受信部と、
前記送信部を支持する第1支持機構と、
前記受信部を支持する第2支持機構と、
前記第1支持機構および前記第2支持機構を連結し、前記第1支持機構および前記第2支持機構を少なくとも前記金属管の径方向に移動可能に支持する主支持機構と、
を有し、
前記第1支持機構は、
前記金属管の外周に対して回転可能に当接する円筒状の第1当接部と、
前記第1当接部を支持するとともに、前記送信部が前記金属管の外周から所定距離だけ離間し且つ前記金属管の径方向に対して所定の送信角度の送信位置に配置されるように前記送信部を支持する第1支持部と、
前記第1支持部に設けられ前記送信部を前記金属管の径方向に移動可能に支持する径方向支持部と、
を有し、
前記第2支持機構は、
前記金属管の周方向に前記第1当接部に対して所定角度で設けられ、前記金属管の外周に対して回転可能に当接する円筒状の第2当接部と、
前記第2当接部を支持するとともに、前記受信部が前記金属管の外周から所定距離だけ離間し且つ前記金属管の径方向に対して所定の受信角度の受信位置に配置されるように前記受信部を支持する第2支持部と、
を有し、
前記金属管を押出し成型し、該金属管を軸方向に送り出す送出工程と、
前記金属管に対して前記送信部を前記送信位置に配置するとともに、前記受信部を前記受信位置に配置する配置工程と、
前記送信部によって超音波を軸方向に送り出される前記金属管に送信し、前記受信部によって前記金属管を伝搬した超音波を受信し超音波信号に変換することにより、超音波信号の振幅の変化に基づいて前記金属管の欠陥を検出する探傷工程と、
を有し、
前記配置工程では、
前記金属管の直径に基づいて、前記金属管の中心から前記送信部までの距離を一定に保ち、且つ前記送信部の前記送信角度を一定に保つように、前記第1支持機構により前記送信部を前記金属管の径方向に沿って移動させ、
前記探傷工程では、
軸方向に送り出される前記金属管に対して、前記主支持機構、前記第1支持機構および前記第2支持機構により前記送信部を前記送信位置で且つ前記受信部を前記受信位置で追従させる
ことを特徴とする金属管の製造方法。 - 金属管を押出し成型し、該金属管を軸方向に送り出す送出工程と、
前記金属管に対して超音波を送信する送信部を前記金属管の外周から所定距離だけ離間し且つ前記金属管の径方向に対して所定の送信角度の送信位置に配置するとともに、前記送信部が送信し前記金属管を伝搬した超音波を受信し超音波信号に変換する受信部を前記金属管の外周から所定距離だけ離間し且つ前記金属管の径方向に対して所定の受信角度の受信位置に配置する配置工程と、
前記送信部によって超音波を軸方向に送り出される前記金属管に送信し、前記受信部によって前記金属管を伝搬した超音波を受信し超音波信号に変換することにより、超音波信号の振幅の変化に基づいて前記金属管の欠陥を検出する探傷工程と、
を有し、
前記探傷工程では、
超音波信号の振幅が第1基準値未満となり、前記金属管の軸方向の移動距離に対する超音波信号の振幅の変化率が所定値より大きくなり、且つ、超音波信号の振幅が前記第1基準値未満となってから前記第1基準値より大きくなるまでの計測回数が所定回数未満であるときに、前記金属管に欠陥があると判断する
ことを特徴とする金属管の製造方法。 - 軸方向に送り出される金属管に対して超音波を送信する送信部と、
前記送信部が送信し前記金属管を伝搬した超音波を受信し超音波信号に変換する受信部と、
前記送信部を前記金属管の外周から所定距離だけ離間し且つ前記金属管の径方向に対して所定の送信角度の送信位置に支持する第1支持機構と、
前記受信部を前記金属管の外周から所定距離だけ離間し且つ前記金属管の径方向に対して所定の受信角度の受信位置に支持する第2支持機構と、
少なくとも前記送信部および前記受信部を制御する制御部と、
を有し、
前記制御部は、
前記送信部によって超音波を前記金属管に送信し、前記受信部によって前記金属管を伝搬した超音波を受信し超音波信号に変換することにより、超音波信号の振幅の変化に基づいて前記金属管の欠陥を検出する探傷処理を実施し、
前記探傷処理では、
超音波信号の振幅が第1基準値未満となり、前記金属管の軸方向の移動距離に対する超音波信号の振幅の変化率が所定値より大きくなり、且つ、超音波信号の振幅が前記第1基準値未満となってから前記第1基準値より大きくなるまでの計測回数が所定回数未満であるときに、前記金属管に欠陥があると判断する
ことを特徴とする金属管の欠陥検査装置。 - 前記送信部は、前記金属管の外周に沿った曲面状の送信面を有し、
前記第1支持機構は、
前記送信部を前記金属管の径方向に移動可能に支持する径方向支持部を有する
ことを特徴とする請求項10に記載の金属管の欠陥検査装置。 - 前記制御部は、さらに前記第1支持機構を制御するよう構成され、
前記制御部は、
前記金属管に対して、前記送信部を前記送信位置に配置するとともに、前記受信部を前記受信位置に配置する配置処理を行い、
当該配置処理では、
前記金属管の直径に基づいて、前記金属管の中心から前記送信部までの距離を一定に保ち、且つ前記送信部の前記送信角度を一定に保つように、前記送信部を前記金属管の径方向に沿って移動させるように、前記第1支持機構を制御する
ことを特徴とする請求項11に記載の金属管の欠陥検査装置。 - 前記送信部は、平面状の送信面を有し、
前記第1支持機構は、前記金属管の径方向に対する前記送信部の位置を固定する
ことを特徴とする請求項10に記載の金属管の欠陥検査装置。 - 前記第1支持機構および前記第2支持機構を連結し、前記第1支持機構および前記第2支持機構を少なくとも前記金属管の径方向に移動可能に支持する主支持機構を有し、
前記第1支持機構は、
前記金属管の外周に対して回転可能に当接する円筒状の第1当接部と、
前記第1当接部を支持するとともに、前記送信部が前記金属管の外周から所定距離だけ離間し且つ前記金属管の径方向に対して所定の送信角度の送信位置に配置されるように前記送信部を支持する第1支持部と、
を有し、
前記第2支持機構は、
前記金属管の周方向に前記第1当接部に対して所定角度で設けられ、前記金属管の外周に対して回転可能に当接する円筒状の第2当接部と、
前記第2当接部を支持するとともに、前記受信部が前記金属管の外周から所定距離だけ離間し且つ前記金属管の径方向に対して所定の受信角度の受信位置に配置されるように前記受信部を支持する第2支持部と、
を有する
ことを特徴とする請求項10〜13のいずれか1項に記載の金属管の欠陥検査装置。 - 軸方向に送り出される金属管に対して超音波を送信し該金属管の外周に沿った曲面状の送信面を有する送信部と、
前記送信部が送信し前記金属管を伝搬した超音波を受信する受信部と、
前記送信部を支持する第1支持機構と、
前記受信部を支持する第2支持機構と、
前記第1支持機構および前記第2支持機構を連結し、前記第1支持機構および前記第2支持機構を少なくとも前記金属管の径方向に移動可能に支持する主支持機構と、
前記送信部、前記受信部、前記第1支持機構および前記第2支持機構を制御する制御部と、
を有し、
前記第1支持機構は、
前記金属管の外周に対して回転可能に当接する円筒状の第1当接部と、
前記第1当接部を支持するとともに、前記送信部が前記金属管の外周から所定距離だけ離間し且つ前記金属管の径方向に対して所定の送信角度の送信位置に配置されるように前記送信部を支持する第1支持部と、
前記第1支持部に設けられ前記送信部を前記金属管の径方向に移動可能に支持する径方向支持部と、
を有し、
前記第2支持機構は、
前記金属管の周方向に前記第1当接部に対して所定角度で設けられ、前記金属管の外周に対して回転可能に当接する円筒状の第2当接部と、
前記第2当接部を支持するとともに、前記受信部が前記金属管の外周から所定距離だけ離間し且つ前記金属管の径方向に対して所定の受信角度の受信位置に配置されるように前記受信部を支持する第2支持部と、
を有し、
前記制御部は、
前記金属管に対して、前記送信部を前記送信位置に配置するとともに、前記受信部を前記受信位置に配置する配置処理と、
前記送信部によって超音波を前記金属管に送信し、前記受信部によって前記金属管を伝搬した超音波を受信し超音波信号に変換することにより、超音波信号の振幅の変化に基づいて前記金属管の欠陥を検出する探傷処理と、
を実施し、
前記配置処理では、
前記金属管の直径に基づいて、前記金属管の中心から前記送信部までの距離を一定に保ち、且つ前記送信部の前記送信角度を一定に保つように、前記送信部を前記金属管の径方向に沿って移動させ、
前記探傷処理では、
軸方向に送り出される前記金属管に対して、前記送信部を前記送信位置で且つ前記受信部を前記受信位置で追従させるように、
前記第1支持機構および前記第2支持機構を制御する
ことを特徴とする金属管の欠陥検査装置。 - 前記主支持機構は、
前記第1支持機構および前記第2支持機構を、前記金属管の径方向に沿った方向に移動させる第1移動機構と、
前記第1支持機構および前記第2支持機構を、前記金属管の周方向に移動させる第2移動機構と、
を有するとともに、
前記金属管が軸方向に送り出される際に、前記第1当接部および前記第2当接部が前記金属管の外周に接するように前記金属管に前記第1支持機構および前記第2支持機構を押し付ける
ことを特徴とする請求項14又は15に記載の金属管の欠陥検査装置。 - 前記第1移動機構は、エアシリンダまたはバネを有する
ことを特徴とする請求項16に記載の金属管の欠陥検査装置。 - 前記第2移動機構は、1軸のリニアガイドを有する
ことを特徴とする請求項16または17に記載の金属管の欠陥検査装置。 - 前記送信部、前記受信部、前記第1支持機構、前記第2支持機構、および前記主支持機構を有する検査部が所定組設けられ、
前記所定組の検査部は、前記金属管の軸方向に離間して設けられ、前記金属管の周方向に前記所定組の数で分割された領域をそれぞれ測定するように配置される
ことを特徴とする請求項14〜18のいずれか1項に記載の金属管の欠陥検査装置。 - 軸方向に送り出される金属管に対して超音波を送信する送信部と、
前記送信部が送信し前記金属管を伝搬した超音波を受信し超音波信号に変換する受信部と、
前記送信部を前記金属管の外周から所定距離だけ離間し且つ前記金属管の径方向に対して所定の送信角度の送信位置に支持する第1支持機構と、
前記受信部を前記金属管の外周から所定距離だけ離間し且つ前記金属管の径方向に対して所定の受信角度の受信位置に支持する第2支持機構と、
を有する欠陥検査装置にコンピュータによって実行させる、金属管の欠陥検査プログラムであって、
前記送信部によって超音波を軸方向に送り出される前記金属管に送信し、前記受信部によって前記金属管を伝搬した超音波を受信し超音波信号に変換することにより、超音波信号の振幅の変化に基づいて前記金属管の欠陥を検出する探傷手順を前記欠陥検査装置にコンピュータによって実行させ
前記探傷手順では、
超音波信号の振幅が第1基準値未満となり、前記金属管の軸方向の移動距離に対する超音波信号の振幅の変化率が所定値より大きくなり、且つ、超音波信号の振幅が前記第1基準値未満となってから前記第1基準値より大きくなるまでの計測回数が所定回数未満であるときに、前記金属管に欠陥があると判断する
ことを特徴とする金属管の欠陥検査プログラム。 - 軸方向に送り出される金属管に対して超音波を送信し該金属管の外周に沿った曲面状の送信面を有する送信部と、
前記送信部が送信し前記金属管を伝搬した超音波を受信する受信部と、
前記送信部を支持する第1支持機構と、
前記受信部を支持する第2支持機構と、
前記第1支持機構および前記第2支持機構を連結し、前記第1支持機構および前記第2支持機構を少なくとも前記金属管の径方向に移動可能に支持する主支持機構と、
を有し、
前記第1支持機構は、
前記金属管の外周に対して回転可能に当接する円筒状の第1当接部と、
前記第1当接部を支持するとともに、前記送信部が前記金属管の外周から所定距離だけ離間し且つ前記金属管の径方向に対して所定の送信角度の送信位置に配置されるように前記送信部を支持する第1支持部と、
前記第1支持部に設けられ前記送信部を前記金属管の径方向に移動可能に支持する径方向支持部と、
を有し、
前記第2支持機構は、
前記金属管の周方向に前記第1当接部に対して所定角度で設けられ、前記金属管の外周に対して回転可能に当接する円筒状の第2当接部と、
前記第2当接部を支持するとともに、前記受信部が前記金属管の外周から所定距離だけ離間し且つ前記金属管の径方向に対して所定の受信角度の受信位置に配置されるように前記受信部を支持する第2支持部と、
を有する欠陥検査装置にコンピュータによって実行させる、金属管の欠陥検査プログラムであって、
前記金属管に対して、前記送信部を前記送信位置に配置するとともに、前記受信部を前記受信位置に配置する配置手順と、
前記送信部によって超音波を前記金属管に送信し、前記受信部によって前記金属管を伝搬した超音波を受信し超音波信号に変換することにより、超音波信号の振幅の変化に基づいて前記金属管の欠陥を検出する探傷手順と、
を前記欠陥検査装置に前記コンピュータによって実行させ、
前記配置手順では、
前記金属管の直径に基づいて、前記金属管の中心から前記送信部までの距離を一定に保ち、且つ前記送信部の前記送信角度を一定に保つように、前記送信部を前記金属管の径方向に沿って移動させ、
前記探傷手順では、
軸方向に送り出される前記金属管に対して、前記送信部を前記送信位置で且つ前記受信部を前記受信位置で追従させるように、
前記第1支持機構および前記第2支持機構に前記コンピュータによって実行させる
ことを特徴とする金属管の欠陥検査プログラム。 - 前記探傷手順では、
超音波信号の振幅が第1基準値未満となったときに、超音波信号を増幅、または前記送信部が送信する超音波の強度を大きくする一方、超音波信号の振幅が前記第1基準値よりも大きい第2基準値より大きくなったときに、超音波信号を減衰、または前記送信部が送信する超音波の強度を小さくする
ことを特徴とする請求項20又は21に記載の金属管の欠陥検査プログラム。 - 前記送信部が送信する超音波は、バースト波であり、
前記探傷手順では、
バースト波の超音波信号のピークにおける振幅の変化に基づいて前記金属管の欠陥を検出する
ことを特徴とする請求項20〜22のいずれか1項に記載の金属管の欠陥検査プログラム。
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