JP6286524B2 - 警備システム - Google Patents

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本発明は、入力装置および通信システムに関する。
従来、機械警備用の遠隔操作器や出入管理装置として、非接触式のICカードが個別に有する固有情報を読み取ることが可能な読取装置(非接触カードリーダ)が知られている。この読取装置は、所定の無線通信規格にしたがってICカードとの間で無線通信を行うことによってそのICカードの固有情報を読み取り、この読み取った情報を照合装置へ送信する。
上述した無線通信規格の一例として、NFC(Near Field Communication)と呼ばれるものが知られている。NFCは、13.56MHz帯の周波数を用いて最大10cm程度離れた機器間で無線通信を行ったり、機器相互にデータの読み書きを行ったりする技術である(例えば、特許文献1〜3を参照)。より具体的には、NFCは、カードエミュレーション機能、リーダーライター機能、および機器間通信機能の3つの機能を有する。カードエミュレーション機能は、非接触式のICカードまたはICタグと同等の動作を行う機能である。リーダーライター機能は、非接触式のICカードやICタグに対してデータの読み書きを行う機能である。機器間通信機能は、ピアツーピア(P2P)で機器間通信を行う機能である。
特開2005−159958号公報 特開2012−10346号公報 特開2011−63965号公報
ところで、上述した読取装置では、セキュリティ向上のために暗証番号の入力機能を追加する場合がある。従来、このような入力機能を追加する場合には、読取装置に対してテンキー等の入力手段をさらに設けた装置を新たに製造することが多かった。
しかしながら、読取装置に対して追加したい機能は、暗証番号の入力機能だけとは限らない。このため、追加する機能に対応した読取装置をその都度製造しなければならず、手間がかかるという問題があった。
この問題を解決するには、読取装置と追加機能を具備した装置とを別体で製造すればよい。しかしながら、この場合には、設置の際に2つの装置間で配線を引き回す必要があり、両装置の配置の自由度が低く、施工性が悪いという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、非接触式のICカードの固有情報を読み取る読取装置が有する機能とは異なる機能を容易に追加することができるとともに、配置の自由度が高く施工性に優れた入力装置および通信システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る機能追加装置は、非接触式のICカードから該ICカード固有の情報を近距離無線通信によって読み取る読取装置と前記近距離無線通信を行うことが可能であり、前記読取装置が有する機能と異なる機能を追加する機能追加装置であって、前記読取装置との機器間通信によって前記異なる機能を実現するための情報を前記読取装置との間で送受信する制御を行う制御部を備え、前記読取装置との前記近距離無線通信が可能な領域に固定して配置されることを特徴とする。
本発明に係る機能追加装置は、上記発明において、前記近距離無線通信を行う際、常に機器間通信モードに設定されていることを特徴とする。
本発明に係る機能追加装置は、上記発明において、前記近距離無線通信を行う際にターゲットとして機能することを特徴とする。
本発明に係る通信システムは、非接触式のICカードから該ICカード固有の情報を近距離無線通信によって読み取る読取装置と、前記読取装置との前記近距離無線通信を行うことが可能であり、前記読取装置との機器間通信によって前記読取装置が有する機能と異なる機能を実現するための情報を前記読取装置との間で送受信する制御を行う制御部を備え、前記読取装置との前記近距離無線通信が可能な領域に固定して配置される機能追加装置と、を備えたことを特徴とする。
本発明に係る通信システムは、上記発明において、前記読取装置は、前記ICカードのカード情報を読み取る機能と、前記機能追加装置と機器間通信を行う機能とを切り替え可能であることを特徴とする。
本発明に係る通信システムは、上記発明において、互いに追加する機能が異なる複数の前記機能追加装置を備えたことを特徴とする。
本発明に係る通信システムは、非接触式のICカードから該ICカード固有の情報を近距離無線通信によって読み取る読取装置と、前記読取装置との前記近距離無線通信を行うことがそれぞれ可能であり、前記読取装置との機器間通信によって前記読取装置が有する機能と異なる機能を実現するための情報を前記読取装置との間で送受信する制御部をそれぞれ備えた複数の機能追加装置と、を備え、前記複数の機能追加装置の少なくともいずれか一つは前記読取装置と通信可能な領域に固定して配置され、前記読取装置と通信可能な領域に配置されていない前記機能追加装置は、他のいずれかの前記機能追加装置と通信可能な領域に固定して配置されることを特徴とする。
本発明によれば、非接触式のICカードの固有情報を読み取る読取装置が有する機能とは異なる機能を容易に追加することができるとともに、配置の自由度が高く施工性に優れた入力装置および通信システムを提供することができる。
図1は、本発明の一実施の形態に係る通信システムを含む警備システムの全体構成を模式的に示す図である。 図2は、図1に示す警備システムの機能構成を示すブロック図である。 図3は、図1に示す警備システムにおいて、読取装置と入力装置がそれぞれ起動してから、読取装置がICカードの情報を読み取って読取装置と入力装置との間の通信を確立するまでの処理の概要を示す図である。 図4は、図1に示す警備システムにおいて、読取装置と入力装置が機器間通信を行う場合の処理の概要を示す図である。 図5は、本発明の一実施の形態に係る入力装置の読取装置に対する配置例(第1例)を示す図である。 図6は、本発明の一実施の形態に係る入力装置の読取装置に対する配置例(第2例)を示す図である。 図7は、本発明の別な実施の形態に係る通信システムの構成を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、「実施の形態」という)を説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る通信システムを含む警備システムの全体構成を模式的に示す図である。図2は、図1に示す警備システムの機能構成を示すブロック図である。図1および図2に示す警備システム1は、非接触式のICカード101の情報を近距離無線通信(以下、NFC通信という)によって読み取る機能を有する通信システム2と、通信システム2が読み取ったICカード101の情報を照合する照合装置3とを備える。警備システム1は、例えば機械警備用として適用される。
通信システム2は、ICカード101から固有の情報をNFC通信によって読取可能であるとともに、照合装置3と配線ケーブル6を介して通信可能に接続される読取装置4と、読取装置4とのNFC通信が可能であり、暗証番号入力機能を追加する機能追加装置である入力装置5と有する。本実施の形態において、読取装置4と入力装置5がNFC通信を行う際、読取装置4はイニシエータとして機能する一方、入力装置5はターゲットとして機能する。
読取装置4は、装置全体の動作を統括して制御する制御部41と、入力装置5およびICカード101との間のNFC通信を制御するNFC通信部42と、NFC通信用の電波を送受信するアンテナ43と、各種情報の入力を受け付ける入力部44と、各種情報の出力を行う出力部45と、照合装置3との間で情報の送受信を行う送受信部46と、読取装置4の識別情報、通信に関する情報、動作プログラム等を含む各種情報を記憶する記憶部47と、を有する。
制御部41は、CPU等を用いて実現され、記憶部47が記憶、格納する動作プログラムおよび情報に基づいて演算処理を実行する。
NFC通信部42は、アンテナ43に接続されて情報の送受信を行う無線送受信部421と、NFC通信部42の動作を統括して制御する通信制御部422と、NFC通信に必要な各種情報を記憶するROMやRAM等を含むメモリ423と、を有する。NFC通信部42は、上述した機能を実現するための素子が実装されたICチップを用いて実現される。図1に示す場合には、ICカードの絵が描かれた領域付近の筐体内部にICチップが配設されている場合を模式的に示している。この場合、使用者は、絵が描かれた領域を目安にICカード101を近づける。
アンテナ43は、例えばループアンテナによって実現される。
出力部45は、情報を表示可能な表示部や、情報を音声出力可能な音声出力部を有する。出力部45が出力する情報は、例えば設定されたモード情報(警備モード、警備解除モード等)、異常情報、操作ガイダンス情報などである。図1では、長方形で記載された領域(ICカードの絵が描かれた領域を除く)に各種情報が表示されるとともに、左下部に規則的に形成された複数の小孔部の裏側に相当する筐体内部に音声出力部が設けられている場合を模式的に示している。
送受信部46は、所定の通信プロトコルにしたがって照合装置3との間で情報の送受信を行うインターフェースである。
記憶部47は、各種動作プログラムが予め記憶されたROM、および各処理の演算パラメータやデータ等を記憶するRAM等を用いて実現される。
入力装置5は、制御部51と、NFC通信部52と、アンテナ53と、入力部54と、出力部55と、記憶部56と、を有する。
制御部51は、読取装置4との機器間通信によって前記異なる機能を実現するための情報を読取装置4との間で送受信する制御を行う。制御部51は、CPU等を用いて実現され、記憶部56が記憶、格納する動作プログラムおよび情報に基づいて演算処理を実行する。
NFC通信部52は、NFC通信部42と同様の構成を有する。すなわち、NFC通信部52は、無線送受信部521と、通信制御部522と、メモリ523とを有し、ICチップを用いて実現される。
入力部54は、例えばテンキーを用いて実現される。図1では、縦横に規則的に配置された長方形によって入力用のキーを模式的に示している。入力部54は、入力装置5における機能(認証機能)を実現するための情報の一部として、例えば暗証番号の入力を受け付ける。
出力部55は、出力部45と同様、表示部および音声出力部を有する。出力部55が出力する情報は、例えばキーの数字情報、異常情報、操作ガイダンス情報などである。
なお、入力部54を、出力部55が有する表示部の表示画面に積層されて接触位置に応じた信号の入力を受け付けるタッチパネルによって実現することも可能である。
以上の機能構成を有する入力装置5は、読取装置4とNFCの機器間通信を行うことが可能な領域に固定して配置される。図1では、入力装置5が読取装置4の右隣に並べて配置した場合を示している。
照合装置3は、装置全体を統括して制御する制御部31と、配線ケーブル6を介して読取装置4との間で情報を送受信する際のインターフェースとして機能する送受信部32と、認証すべきICカード101に固有のID情報および入力装置5によって入力される暗証番号等の情報を記憶するとともに、照合装置3の動作に必要な情報を記憶する記憶部33と、読取装置4から受信した情報に対し、記憶部33が記憶する情報を参照することによって照合を行う照合部34と、を備える。
照合装置3は、図示しない通信ネットワークを介して所定の管理サーバと通信可能に接続されている。照合装置3は、照合結果を含む情報を管理サーバへ送信する一方、管理サーバからの情報に基づいて、記憶部33が記憶する内容を更新する。
ICカード101は、読取装置4との間のNFC通信を制御するNFC通信部102と、NFC通信用のアンテナ103とを有する。NFC通信部102は、無線送受信部121と、通信制御部122と、メモリ123とを有する。アンテナ103は、例えばループアンテナを用いて実現される。ICカード101は、略長方形の表面を有する薄い板状の基材の表面にNFC通信部102およびアンテナ103が設けられて封止されている。
なお、ICカード101は必ずしもカード形状を有しているものである必要はなく、例えばNFC通信機能を有するスマートフォン等の携帯端末をICカード101として適用することも可能である。
図3は、警備システム1において、読取装置4と入力装置5がそれぞれ起動してから、読取装置4がICカード101の情報を読み取って読取装置4と入力装置5との間の通信を確立するまでの処理の概要を示す図である。
読取装置4は、起動時にリーダーライターモード(R/Wモード)となるように設定されている。R/Wモードでは、制御部41が、ICカード101からの情報の読み取りを要求する信号(第1のポーリング信号)を所定の周期で通信制御部422へ送信する(ステップS1)。第1のポーリング信号を受信した通信制御部422は、その信号を、無線送受信部421およびアンテナ43を介して入力装置5に対して送信する(ステップS2)。通信制御部422は、第1のポーリング信号を受信してから所定時間経過してもICカード101からの情報を受信しない場合、すなわち第1のポーリング信号を受信してから所定時間経過しても読取装置4の近傍にICカード101が近づいてこない場合、制御部41に対して時間切れであることを示すタイムアウト信号を送信する(ステップS3)。読取装置4は、ICカード101からの情報の読み取りがない場合、ステップS1〜S3の処理を所定の周期で繰り返す。
入力装置5は、常に機器間通信モード(P2Pモード)となるように設定されている。入力装置5の起動時において、制御部51は、ターゲットとして動作することを要求する信号を通信制御部522に対して送信する(ステップS4)。入力装置5は、読取装置4から送られてくる第1のポーリング信号は無視する。また、入力装置5は、読取装置4がP2Pモードに設定されていない間、機器間通信待ち状態で待機する。
次に、ICカード101が読取装置4の通信可能範囲に近づいてきた場合を説明する。以下の説明では、ステップS3の後、制御部41が送信した第1のポーリング信号に対する応答としてタイムアウト信号を受信する状況がしばらく続いたものとする。また、ステップS3以降に読取装置4がタイムアウト信号を受信する状況がしばらく続いた後のステップS5において、通信制御部422が第1のポーリング信号を送信した直後に、ICカード101が読取装置4の通信可能範囲に近づいたものとする。
ステップS5で制御部41によって送信された第1のポーリング信号を受信した通信制御部422は、入力装置5へ第1のポーリング信号を送信する(ステップS6)。この直後のタイミングでICカード101が読取装置4の通信可能範囲に近づいた場合、ICカード101も第1のポーリング信号を受信し(ステップS6’)、第1のポーリング信号に対する応答としてのカードID情報を読取装置4へ送信する(ステップS7)。
ICカード101からカードID情報を受信した通信制御部422は、受信したカードID情報を制御部41へ送信する(ステップS8)。
制御部41は、通信制御部422から受信したカードID情報を、送受信部46を介して照合装置3へ送信する(ステップS9)。
カードID情報を受信した照合装置3では、照合部34が、受信したカードID情報と記憶部33が記憶する情報とを用いてカードID情報の照合を行う。制御部31は、照合部34による照合結果を、送受信部32を介して読取装置4へ送信する制御を行う(ステップS10)。
照合結果を受信した読取装置4は、照合結果に応じた処理を行う。図3においては、照合結果が真である場合を例示している。照合結果が真である場合、制御部41は、入力装置5のIDを含む情報(以下、装置ID情報という)を要求する信号(第2のポーリング信号)を通信制御部422に対して送信する(ステップS11)。第2のポーリング信号を受信した通信制御部422は、その信号を、無線送受信部421およびアンテナ43を介して入力装置5に対して送信する(ステップS12)。
ここで、第2のポーリング信号は、ICカード101検知用の第1のポーリング信号とは異なる通信方式に対応していればより好ましい。例えば、第1のポーリング信号がFeliCa(登録商標)に対応している場合、第2のポーリング信号をMifare(登録商標)に対応させればよい。このようにすることで、通信時のコリジョンを回避しやすくすることが可能となる。
第2のポーリング信号を受信した入力装置5では、通信制御部522が装置ID情報を、無線送受信部521およびアンテナ53を介して読取装置4へ送信する(ステップS13)。装置ID情報を受信した読取装置4の通信制御部422は、その情報を制御部41へ送信する(ステップS14)。
制御部41が入力装置5の装置ID情報を受信すると、制御部41は読取装置4のモードをP2Pモードに変更する処理を行う。具体的には、制御部41は、通信制御部422に対し、イニシエータとして動作することを要求する信号を送信する(ステップS15)。
この後、通信制御部422は、イニシエータであることを識別するための第1ID情報(NFCIDi)を入力装置5へ送信する(ステップS16)。読取装置4から第1ID情報を受信した通信制御部522は、この第1ID情報を制御部51へ送信する(ステップS17)。また、通信制御部522は、ターゲットであることを識別するための第2ID情報(NFCIDt)を読取装置4へ送信する(ステップS18)。
入力装置5から第2ID情報を受信した通信制御部422は、この第2ID情報を制御部41へ送信する(ステップS19)。
このようにして、読取装置4がP2Pモードへ移行した後、入力装置5との間で第1ID情報と第2ID情報の交換が完了した後、読取装置4と入力装置5との間で実質的なデータをやり取りするための機器間通信が開始される。
なお、ステップS10で送信される照合結果が偽である場合、制御部41は、ステップS11以降の処理を行うことなく、第1のポーリング信号を通信制御部422へ周期的に送信する処理を続行する。これにより、読取装置4は、例えばターゲットである入力装置5から識別情報が送信されてくるような場合であっても、誤作動を起こすことなく処理を続行することが可能となる。
図4は、警備システム1において、読取装置4と入力装置5が機器間通信を行う場合の処理の概要を示す図である。
読取装置4は、制御部41の制御のもと、NFC通信部42およびアンテナ43を介して、データ入力確認を要求する信号(データ確認信号)を含む情報を入力装置5へ送信する(ステップS21)。
読取装置4は、データ確認信号を所定の周期で繰り返し送信する。データ確認信号を受信した入力装置5では、制御部51の制御のもと、NFC通信部52およびアンテナ53を介して、確認結果を読取装置4へ送信する(ステップS22)。図4に示す場合、ステップS21のデータ確認信号に対する確認結果として、「入力なし」という結果に対応する情報を送信している。
その後、入力装置5の入力部54によってデータの入力が行われた場合を説明する。この場合には、その後で最初に読取装置4がデータ確認信号を入力装置5へ送信したとき(ステップS23)、入力装置5は確認結果として入力データを含む情報を読取装置4へ送信する(ステップS24)。入力データを含む情報を受信した読取装置4は、受信した情報をNFC通信部42のメモリ423または記憶部47において一時的に記憶する。
入力装置5におけるデータの入力は、例えば暗証番号のような数値データである。この場合、入力部54においては、所定の桁数の数値(暗証番号)が入力された後、入力の終了を通知する信号(入力終了通知)が入力される。入力部54は、この入力終了通知を、所定のキー(例:エンターキー)が押下された場合に受け付ける。入力部54が入力終了通知の入力を受け付けた後、最初に読取装置4がデータ確認信号を送信したとき(ステップS25)、入力装置5は、確認結果として入力終了通知を含む情報を読取装置4へ送信する(ステップS26)。
入力終了通知を受信した読取装置4では、制御部41がメモリ423または記憶部47によって一時的に記憶されていた入力データ全体を読み出し、送受信部46を介して照合装置3へ送信する(ステップS27)。
照合装置3では、照合部34が、受信した入力データ全体を記憶部33が記憶する暗証番号情報と照合する。その後、照合装置3は、制御部31の制御のもと、照合部34による照合結果を読取装置4へ送信する(ステップS28)。
照合結果を受信した読取装置4は、照合結果に応じた処理を行う。図4においては、照合結果が真である場合を例示している。照合結果が真である場合、制御部41は、入力装置5に対して機器間通信の終了を報知する信号を送信する(ステップS29)。この信号を受信した入力装置5は、読取装置4に対して機器間通信の終了を了承する応答信号を送信する(ステップS30)。この応答信号を受信した読取装置4では、制御部41がP2PモードからR/Wモードへ変更する制御を行う。
なお、読取装置4がP2Pモードへ移行してから入力装置5の入力部54が入力を受け付けないまま所定時間経過した場合、すなわちステップS21〜S22の処理を所定時間繰り返した場合、読取装置4の制御部41は、ステップS29と同様に、入力装置5へ機器間通信の終了を報知する信号を送信する。この信号を受信した入力装置5は、ステップS30と同様に、読取装置4に対して応答信号を送信する。その後、応答信号を受信した読取装置4では、制御部41がP2PモードからR/Wモードへ変更する制御を行う。
以上説明した本発明の一実施の形態によれば、機能追加装置が読取装置と別体であり、読取装置とのNFC通信が可能な領域に固定して配置され、読取装置との機器間通信によって、読取装置が有する機能と異なる機能を実現するための情報を読取装置との間で送受信するため、非接触式のICカードの固有情報を読み取る読取装置が有する機能とは異なる機能を容易に追加することができるとともに、配置の自由度が高く施工性に優れた機能追加装置および通信システムを提供することができる。
また、本実施の形態によれば、NFC通信機能を有している読取装置が設置されている状況下では、読取装置に対して何ら変更を加えることなく、機能追加装置のみをさらに設置するだけで、容易にかつ低コストで機能の追加、拡張を実現することができる。この場合、読取装置に対して外部との接続部分を新たに設ける必要性もないため、デザイン設計時に外部機器の追加を考慮しないで済み、防水への対応も容易となる。
また、本実施の形態によれば、読取装置(イニシエータ)のR/WモードとP2Pモードとを適切に使い分けることにより、機能追加装置(ターゲット)と連動したシステムを簡易な構成で実現することができる。特に、読取装置のみが設定されている環境下での機能追加を容易に実現することが可能となる。
ここまで、本発明の一実施の形態を詳細に説明してきたが、本発明は上述した実施の形態のみによって限定されるべきものではない。例えば、入力装置5は、図1に示すように読取装置4の右隣に並べて配置する以外にも、読取装置4との間でNFC通信を行うことが可能な範囲であれば自由に配置することが可能である。
図5は、読取装置4に対する入力装置5の配置例(第1例)を示す図である。図5において、領域Dは、読取装置4と通信可能な範囲を示しており、破線が入力装置5の配置例を示している。図5に示すように、入力装置5は、領域D内であれば、読取装置4の設置面上で位置や配置の向き等を自由に設定することが可能である。
図6は、読取装置4に対する入力装置5の別な配置例(第2例)を示す図である。図6に示す場合、入力装置5は、読取装置4と通信可能な領域D内であれば、読取装置4が表面に設置されている壁Wにおいて、その壁Wの別な壁面や、壁Wの内部に配設することが可能である(破線を参照)。
また、本発明に係る機能追加装置として、読取装置が読み取った情報を読み取ったICカードが有効である場合に電気錠を開錠または施錠する制御を行う電気錠制御装置を適用することも可能である。機能追加装置が電気錠制御装置である場合、通信システムでは、開錠または施錠を指令する信号が通信される。
また、本発明に係る機能追加装置として、照合装置を適用することも可能である。この場合、通信システムでは、照合用のデータと照合結果が通信される。
機能追加装置として電気錠制御装置または照合装置を適用する場合には、例えば読取装置を設置した壁の内部や裏側等の人目につかない場所に配置する(図6を参照)ことにより、一般ユーザによる誤操作を防止し、セキュリティを向上させることができる。
また、本発明に係る機能追加装置として、ICカードの所有者を撮像するためのカメラを適用することも可能である。この場合、通信システムでは、レリーズ信号等の撮像に関する指令が通信される。そのため、所有者の顔を撮影しやすい位置にカメラを配置するようにすればより好ましい。カメラは、新機種が短期間で開発されやすい機器である。本発明では、読取装置とは別体の機能追加装置としてカメラ配設するため、新機種への機種交換を容易に行うことができるという利点も有する。
また、本発明に係る機能追加装置として、ICカードの所有者を生体認証するための生体認証装置を適用することも可能である。この場合、通信システムでは、生体認証結果や、生体認証の開始指示および終了指示等が送受信される。機能追加装置として生体認証装置を適用する場合、所有者の生体認証を行いやすい位置に生体認証装置を配置すればより好ましい。
また、本発明において、読取装置と通信可能な範囲内に複数の機能追加装置を設置することも可能である。例えば、上述した一実施の形態で説明した通信システムにおいて、読取装置とNFC通信可能な領域に別な機能追加装置としての照合装置をさらに配置すれば、スタンドアローン型の警備システムを実現することができる。この場合、上述した一実施の形態において読取装置と有線接続していた照合装置は不要となる。
また、本発明において、機能追加装置を電池で起動したり、読取装置から電磁誘導に基づく電源供給を行うようにしてもよい。このような構成を有することにより、機能追加装置側の配線を完全になくすことができ、機能追加装置の施工性をさらに向上させることが可能となる。
また、本発明において、機器間通信で機能追加装置が読取装置へデータを送信する際、イニシエータとターゲットの関係を切り替えてデータの送受信を行うようにしてもよい。
また、本発明において、機能追加装置同士の機器間通信を利用することによって広範囲の機器間通信を実現することも可能である。図7は、このような通信システムの一実現例を示す図である。同図に示す通信システム201は、読取装置4と、複数の機能追加装置5a、5b、5c、・・・とを備える。読取装置4のNFC通信可能範囲D1には、機能追加装置5aのみが配置されている。機能追加装置5aの通信可能範囲D2には、読取装置4のほか、機能追加装置5bが配置されている。機能追加装置5bの通信可能範囲D3には、機能追加装置5a、5cが配置されている。
以上の構成を有する通信システム201では、各構成要素は、機器間通信モードにおいてイニシエータとターゲットの機能を適宜変化させながらデータの送受信を行うことができる。例えば、読取装置4→機能追加装置5a→機能追加装置5b→機能追加装置5c→・・・の順に情報を送信することができる一方、・・・→機能追加装置5c→機能追加装置5b→機能追加装置5a→読取装置4の順に情報を送信することも可能である。
このように、通信システム201では、すべての構成要素が共通の通信可能範囲に入っていなくても、数珠つなぎにデータの送受信を実行することができる。
以上の説明からも明らかなように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態等を含みうるものであり、特許請求の範囲により特定される技術的思想を逸脱しない範囲内において種々の設計変更等を施すことが可能である。
1 警備システム
2、201 通信システム
3 照合装置
4 読取装置
5、5a、5b、5c 入力装置(機能追加装置)
6 配線ケーブル
31、41、51 制御部
32、46 送受信部
33、47、56、 記憶部
34 照合部
42、52、102 NFC通信部
43、53、103 アンテナ
44、54 入力部
45、55 出力部
101 ICカード
121、421、521 無線送受信部
122、422、522 通信制御部
123、423、523 メモリ

Claims (7)

  1. 機械警備用の警備システムであって、
    非接触式のICカードのカード情報を読み取る機能を有するリーダーライターモードと、機器間通信を行う機能を有する機器間通信モードとの間で設定を切り替え可能であり、前記ICカードから前記ICカード固有の情報を近距離無線通信によって読み取る読取装置と、
    前記読取装置と前記近距離無線通信を行うことが可能であり、前記ICカードの認証に用いられる暗証番号の入力を受け付ける機能を有し、前記読取装置との前記近距離無線通信が可能な領域に固定して配置され、常に機器間通信モードに設定されており、機器間通信を行う際のターゲットとして機能し、前記読取装置との機器間通信によって前記暗証番号を前記読取装置へ送信する入力装置と、
    前記読取装置と前記近距離無線通信を行うことが可能であり、前記読取装置から受信した前記ICカード固有の情報および前記暗証番号の照合を行う照合装置と、
    を備え
    前記読取装置は、
    前記リーダーライターモード設定時に前記ICカード固有の情報を受信した場合、前記ICカード固有の情報を前記照合装置に送信し、前記照合装置から受信する照合結果が真であるとき、前記入力装置に装置ID情報を要求する信号を送信し、その後前記入力装置から前記装置ID情報を受信したとき、前記機器間通信モードに設定を変更することを特徴とする警備システム。
  2. 前記読取装置は、
    前記機器間通信モード設定時に前記入力装置から真の前記暗証番号を受信した場合、前記リーダーライターモードに設定を変更することを特徴とする請求項に記載の警備システム。
  3. 前記読取装置は壁の表面に設置されており、
    前記入力装置は、前記壁において前記読取装置が設置される表面と異なる表面または前記壁の内部であり、かつ前記読取装置と通信可能な領域に設置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の警備システム。
  4. 前記読取装置は、
    前記照合装置による照合結果が真であるとき、前記入力装置の装置ID情報を要求する信号を、前記ICカードからの情報の読み取りを要求する信号とは異なる通信方式で送信することを特徴とする請求項のいずれか一項に記載の警備システム。
  5. 前記読取装置と前記近距離無線通信を行うことが可能であり、互いに追加する機能が異なる複数の機能追加装置をさらに備えたことを特徴とする請求項のいずれか一項に記載の警備システム。
  6. 前記複数の機能追加装置の少なくともいずれか一つは前記読取装置前記入力装置、または前記照合装置と通信可能な領域に固定して配置され、
    前記読取装置前記入力装置、または前記照合装置と通信可能な領域に配置されていない前記機能追加装置は、他のいずれかの前記機能追加装置と通信可能な領域に固定して配置されることを特徴とする請求項に記載の警備システム。
  7. 前記複数の機能追加装置は、
    前記読取装置が情報を読み取った前記ICカードが有効である場合に電気錠を開錠または施錠する制御を行う電気錠制御装置、前記ICカードの所有者を撮像可能なカメラ、および前記ICカードの所有者を生体認証可能な生体認証装置の少なくともいずれか一つを含むことを特徴とする請求項5または6に記載の警備システム。
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