JP6201654B2 - 決済システム - Google Patents

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本発明は、決済システムに関するものである。
電子マネーカードやクレジットカードなどを用いて決済を行うシステムでは、ピンパッドと称される入力装置が広く用いられている。例えば、高額商品購入時の決済などでは、利用者から提示された電子マネーカードやクレジットカードに記録された固有情報等を読み取る一方で、利用者に、ピンパッドでの暗証番号の入力を求めている。そして、カードから読み取った固有情報とピンパッドで入力された暗証番号とが正規の対応関係にある場合に決済処理を行うようにしている。
特開2003−157239公報
ところで、ピンパッドのような入力装置は、決済端末に付随して用いられるものであり、移動や出し入れが頻繁に行われやすいため、複雑な構成や移動に不利な構成は望ましくない。しかしながら、従来から用いられている一般的なピンパッドは、決済端末に専用ケーブルで接続された構成となっていたため、決済端末付近が煩雑化しやすかった。
例えば、ピンパッドに接続される専用ケーブルは、決済端末付近での作業スペースや配置スペースなどを狭める要因となり、その余剰分が多くなると店員の作業性を大きく低下させてしまうことになる。特に、ピンパッドは、現金決済時には使用せず、電子マネーなどの決済時に使用することが一般的であるため、現金決済時には邪魔にならないようにテーブルの奥や隅に置いておき、電子マネーなどの決済時に操作し易い位置に置くように使用することが多い。このように、決済の種別に応じて頻繁に移動させることが想定されるため、常に専用ケーブルが連結された構成では移動作業が非常に行い難く、決済の遅延化を招き易くなる。
一方、ピンパッドに関する技術として、特許文献1のような技術も提案されている。この技術では、ピンパッドの代わりに携帯電話を使用しており、これにより専用のピンパッドを用いなくて済む構成としている。しかしながら、この技術でも、ピンパッドの代わりの携帯電話と決済端末との間を専用ケーブルで接続しているため、上述の利便性の問題は解消できていない。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、利用者が決済に伴う情報入力を行い得る決済システムであって、決済端末付近を簡素化することができ、決済に伴う作業スペースをより広く確保しやすい構成を提供することを目的とする。
本発明では、無線通信媒体を読み取ることで決済処理を行う決済端末と、
前記決済端末とは別体として構成され、外部操作による入力が可能な入力装置と、
を備えた決済システムであって、
前記決済端末は、
前記無線通信媒体に対する電磁波の送信及び前記無線通信媒体からの電磁波の受信を行う無線通信部と、
前記無線通信部による前記無線通信媒体の読取結果に基づいて前記決済処理を行う決済処理部と、
前記入力装置との間で通信処理を行う通信部と、
を備え、
前記入力装置は、
蓄電部と、
外部操作が可能な入力部と、
前記無線通信部からの電磁波が届くエリアに前記入力装置が配置されている場合に、当該電磁波を受信して動作電力又は前記蓄電部への充電電力を生成する受信部と、
前記動作電力又は前記蓄電部からの電力供給を受けて動作し、前記入力部にて入力された入力情報を前記決済端末に送信する送信部と、
を有し、
前記決済端末の前記決済処理部は、前記無線通信部による前記無線通信媒体の読取結果と、前記通信部が受信した前記入力情報とに基づいて前記決済処理を行い、
前記決済端末は、所定の対向壁を備え、前記対向壁の壁面を介して前記無線通信部からの電磁波が放出される構成となっており、
前記決済端末の前記対向壁を覆う構成で当該決済端末上に前記入力装置が載置された場合に、前記無線通信部から出力される電磁波のエリア内に前記受信部が配置されることを特徴とする。
請求項1の発明は、決済端末とは別体として構成される入力装置を備えており、この入力装置は、決済端末から受信する電磁波によって生成される動作電力又は蓄電部への充電電力を用いて、入力された入力情報を決済端末に送信する構成となっている。このように入力装置では、無線通信によって供給される電磁波に基づいて電力が生成されるため、外部装置からケーブルによって電力を受けずに済み、このようなケーブルを省略した使用が可能となる。特に、決済端末付近に多くのケーブルが介在することで作業スペースを圧迫したり、多くのケーブルが決済端末の移動や出し入れの邪魔になることをより抑えることができるため、決済に伴う作業スペースをより広く確保しやすく、決済作業を行いやすい構成を実現することができる。
請求項の発明では、入力装置は、入力情報を暗号化部によって暗号化して決済端末に送信する構成となっている。この構成によれば、決済端末と入力装置との間を接続するケーブルを省略し得る構成を実現しつつ、入力装置から決済端末に送られる情報の秘匿化のレベルをより高めることができる。例えば、入力装置から決済端末への入力情報の送信時に、万が一、第三者によって入力情報が取得されたとしても、その入力情報を解読可能な解読キーを有さない限り入力情報を解読されず、秘匿性を保つことができる。
請求項の発明では、決済端末は、受信した入力情報の暗号を、解読キー記録部に記録された解読キーに基づいて解読するように構成されている。この構成によれば、入力装置で暗号化された入力情報が、対応する正規の決済端末(当該入力情報を解読し得る解読キーが存在する決済端末)でしか解読できなくなり、より一層セキュリティ性を高めることができる。
請求項の発明では、決済システムが、暗号化されたデータを解読キー記録部に記録された解読キーに基づいて解読する決済端末を複数備え、いずれの決済端末でも暗号化された入力情報を解読可能に構成されている。この構成によれば、暗号化機能を有する入力装置によって入力情報の秘匿性を高めつつ、その入力装置を、正規の複数の決済端末で共用できるようになり、利便性も高まる。
請求項の発明では、決済端末は、所定の対向壁を備え、対向壁の壁面を介して無線通信部からの電磁波が放出される構成となっている。また、決済端末の対向壁を覆う構成で当該決済端末上に入力装置が載置された場合に、無線通信部から出力される電磁波のエリア内に受信部が配置される構成となっている。この構成によれば、入力装置と決済端末との通信範囲をより狭くすることができ、第三者がこのような狭い通信範囲内で電磁波を傍受することが困難となるため、セキュリティ性を一層高めることができる。また、入力装置の電波放出部と決済端末の受信部とがより近い位置で対向し、電磁波の送受信の際に介在する障害物も少なくなるため、両者間の通信がより良好に行われやすくなる。
請求項の発明では、入力装置は、対向壁を覆う構成で決済端末上に載置される際に決済端末から送信される暗号化キーを受信した場合に、その受信した暗号化キーを登録処理部が暗号化キー記録部に記録する構成となっている。この構成によれば、入力装置への暗号化キーの受け渡しを、解読先となる決済端末を利用して円滑に行うことができる。また、この構成では、決済端末上に載置されることで入力装置に暗号化キーが記録されるため、入力装置内に事前に暗号化キーを長時間記録しておく必要が無く、入力装置からの暗号化キーの漏洩を防ぎやすくなる。
請求項の発明では、決済端末は、当該決済端末上に入力装置が載置されたことを検知する検知部を備える構成となっている。この構成によれば、決済端末側で入力装置の存在を検知できるようになり、決済端末側では、入力装置の有無によって処理方法を変えることができる。
請求項の発明では、入力装置に、所定の鍵情報を記録する鍵情報記録部が設けられ、決済端末の決済処理部は、判断部によって正規の鍵情報が記録されていると判断された入力装置から入力情報を取得することを条件として決済処理を行うように構成されている。この構成によれば、決済端末側で正規でない入力装置(即ち、所定の鍵情報が記録されない入力装置)を判別することができ、不正目的や誤操作等によって正規でない入力装置を用いて決済処理が行われることを防ぐことができる。
請求項の発明では、入力装置又は決済端末に、鍵情報の有効期限を登録する有効期限登録部が設けられており、決済端末の判断部は、有効期限登録部の登録内容に基づき、通信部による情報通信が可能となった入力装置において有効期限内の正規の鍵情報が記録されているか否かを判断する構成となっている。この構成によれば、決済端末側で、登録した鍵情報の有効期限を超過した入力装置を判別できるようになり、鍵情報の有効期限を超過してセキュリティ性が低くなった入力装置の利用を効果的に防ぐことができる。
図1は、第1実施形態に係る決済システムを平面視した様子を概念的に例示する平面図である。 図2は、図1の決済システムを正面から見た様子を概念的に示す概念図である。 図3は、第1実施形態に係る決済システムの電気的構成を例示するブロック図である。 図4は、図1の決済システムで用いるICカードの電気的構成を例示するブロック図である。 図5は、図1の決済システムにおけるピンパッドの電気的構成を例示するブロック図である。 図6は、図1の決済システムにおいてピンパッドが置き台に載置されている状態を説明する説明図である。 図7は、図1の決済システムにおいてピンパッドが決済端末上に載置されている状態を説明する説明図である。 図8は、図1の決済システムで行われる決済処理の流れを例示するフローチャートである。
[第1実施形態]
以下、本発明を具現化した第1実施形態について、図面を参照して説明する。
(全体構成)
図1〜図3に示す決済システム1は、クレジットカード等のICカード20を読み取り対象とし、当該ICカード20の読取結果と、ピンパッド30に入力された入力情報に基づいて決済処理が可能なシステムとして構成されている。この決済システム1は、図1に示すように、上位装置2を備え、この上位装置2に、ICカード20から決済用データ(カード番号など)を読み取る装置として機能する決済端末10が接続された構成となっている。更に、決済端末10は、後述するピンパッド30と無線通信可能に構成され、このピンパッド30から決済端末10に情報を入力することができるようになっている。以下、決済システム1を構築する各構成について説明する。
上位装置2は、例えばコンピュータなどの情報処理装置(情報処理機能を有する機器)を備えたPOS(point of sale)レジ等として構成されている。この上位装置2は、図3に示すように、CPU等として構成される制御部3と、公知の入力デバイス(操作ボタン、キーボード、テンキー、コードリーダ等)によって商品価格等の情報を入力可能な入力部4と、液晶表示器等の公知の表示装置として構成される表示部5と、公知の記憶媒体(ROM、RAM、不揮発性メモリなどの各種記憶媒体等)によって構成される記憶部6と、外部装置と無線通信や有線通信を行うための通信インタフェースとして構成される通信部7とを備えている。このように構成される上位装置2は、接続される決済端末10で読み取られた情報を取得し得るように構成されており、決済端末10からの情報に基づいて決済に関する様々な処理を行うようになっている。
また、上位装置2は、図略の電子マネーセンタ(決済管理会社等のサーバなど)とインターネットやLANなどの通信網を介して通信するように構成されている。そして、上位装置2は、当該上位装置2に接続された決済端末10で読み取られたICカード20の情報(クレジットカード番号や電子マネーカード番号等の固有情報などからなる決済用データ)と、ピンパッド30に入力される情報(例えば、ピン(PIN;personal identification number)など)と、に基づいてそのICカード20での決済に関する処理(決済管理会社等のサーバへの照会など)を行うようになっている。
決済端末10は、基本的には公知のICカードリーダライタとして構成されており、例えば、上位装置2から処理開始要求が与えられたときに、通信可能なエリア内に存在するICカード20と通信し得る構成をなしている。この決済端末10は、例えばICカード20を読取可能に構成され、そのICカード20の決済処理を行うことが可能とされたものである。また、この決済端末10は、図7に示すように、例えば略直方体状の概観をなしており、例えばABS樹脂等の合成樹脂材料により形成される長手状の筐体10aによって外郭が形成される構成となっている。また、図7に示すように、筐体10aの上面部は、ピンパッド30を載置可能な略板状の対向壁10bとして形成されている。そして、対向壁10bの壁面を介して後述する送信回路11からの電磁波が上方(対向壁10bが面する側)に放出される構成となっている。
決済端末10は、ICカード20(無線通信媒体)を読み取ることでこのICカード20に関する決済処理を行うものであり、図3に示すように、送信回路11、受信回路12、制御回路13、記憶部14、アンテナ16、表示部18等を備えている。なお、決済端末10には図示しない操作部(操作ボタン等)が設けられていてもよい。制御回路13は、決済端末10の全体的な制御を司るものであり、例えばマイクロコンピュータ等で構成されている。この制御回路13は、例えば上位装置2より与えられる指令に応じて、当該決済端末10に記憶されている制御プログラムに従い決済端末10を制御するようになっている。
図3に示す決済端末10では、制御回路13によって出力される送信データは送信回路11において符号化されると、更に符号化データによる搬送波の変調が行われ、被変調信号がアンテナ16に出力される。アンテナ16を構成するコイルには共振コンデンサ17が並列に接続されており、被変調信号は、アンテナ16より電波信号として外部に送信される。また、アンテナ16には、受信回路12の入力端子が接続されており、その受信回路12には、アンテナ16によって受信された電波信号が入力されるようになっている。受信回路12では、復調処理及び復号化処理が行われ、復号された受信データは制御回路13に出力されるようになっている。
更に、決済端末10は、ICカード20との間で行われる無線通信と同様の方式で、後述するピンパッド30と無線通信が可能となっており、ピンパッド30で入力された情報を無線通信によって取得し得るように構成されている。また、記憶部14には、後述するプログラム(各媒体に対応するプログラム)が記憶されており、各媒体での決済時に各プログラムを起動させ得るようになっている。また、記憶部14には、受信回路12がピンパッド30から受信した暗号化されたデータを解読するための解読キーを記録する構成となっている。更に、この記憶部14には、決済端末10がピンパッド30と無線通信する場合に、ピンパッド30が正規のピンパッド30であるか否か判断する際の判断材料となる所定の鍵情報の有効期限が記録される構成となっている。なお、ピンパッド30の内容や、各プログラムの内容は後述する。本構成では、送信回路11及び受信回路12が、「無線通信部」の一例に相当し、ICカード20に対する電磁波の送信及びICカード20からの電磁波の受信を行うように機能する。また、送信回路11及び受信回路12は、「通信部」の一例に相当し、ピンパッド30(入力装置)との間で通信処理を行うように機能する。
また、決済端末10は検知部19を備えており、この検知部19は、当該決済端末10上にピンパッド30(入力装置)が載置されたことを検知するように機能する。具体的には、図7に示すように、例えば決済端末10の対向壁10bに溝部19Aが形成されており、当該溝部19A内に投光素子19B及び受光素子19Cが設けられている。そして、決済端末10上に対向壁10bを覆うようにピンパッド30が載置された場合には、投光素子19Bから上方に向かって照射される光がピンパッド30の下面37に反射し、上方から受光素子19Cに反射した光が入射するため、決済端末10上にピンパッド30が載置されていることを検出することができるようになっている。なお、図7では、決済端末10上に載置されるピンパッド30を一点鎖線にて概念的に示しており、溝部19A内の構成を破線にて概念的に示している。
ICカード20は、ハードウェア的には非接触通信可能な公知のICカードとして構成され、図4に示すように、アンテナ21,電源回路22,復調回路23,制御回路24,メモリ25,変調回路26,負荷変調回路27などによって構成されている。尚、アンテナ21には、コンデンサ28が並列に接続されている。ICカード20は、「無線通信媒体」の一例に相当し、メモリ25内に決済用データ(カード番号や残金など)が記録されており、搬送波を媒介として決済端末10と無線通信を行い得るように構成されている。
このICカード20は、決済端末10より送信された搬送波をアンテナ21を介して受信すると、電源回路22において搬送波を整流して動作用電源を生成し、マイクロコンピュータで構成される制御回路24及びその他の構成要素に供給するようになっている。また、搬送波に重畳されている決済端末10からの送信データは復調回路23によって復調され、制御回路24に出力されるようになっている。制御回路24は、動作用電源が供給されて起動すると、決済端末10からの送信データを受けてメモリ25に記憶されているデータを読み出し、また、ライトコマンドが送信された場合はデータを書き込む。変調回路26は、受信した搬送波を分周した副搬送波を制御回路24が出力する応答データによって変調する。アンテナ21に対しては、負荷変調回路27を構成する抵抗及びスイッチの直列回路が並列に接続されている。そして、変調回路26より出力される副搬送波の被変調信号により負荷変調回路27のスイッチがオンオフされることで搬送波が負荷変調され、応答(レスポンス)が返信される。
ピンパッド30は、「入力装置」の一例に相当するものであり、決済端末10とは別体として構成され、外部操作(例えば外部からのボタン押圧操作など)による入力が可能となるように構成されている。このピンパッド30は、例えば各ICカード20にそれぞれ定められているピン(例えば4桁の数字からなる暗証番号)の外部入力を行うための入力装置として構成されている。また、決済端末10と無線通信可能に構成され、入力された情報を決済端末10に送信可能に構成されている。このピンパッド30は、図7に示すように、例えば略直方体状の概観をなしており、決済端末10上に載置されて使用される構成をなしている。また、ピンパッド30は、例えばABS樹脂等の合成樹脂材料により形成される長手状の筐体によって外郭が形成される構成となっている。
図5に示すように、ピンパッド30は、CPU等として構成される制御回路31と、外部操作が可能な入力部32と、LED等のランプや液晶表示モニタ等として構成される表示部33と、公知の記憶媒体(ROM、RAM、不揮発性メモリなどの各種半導体メモリ等)によって構成される記憶部34と、決済端末10と無線通信を行うための通信インタフェースとして構成される通信部35と、これら制御回路31等の動作電力を蓄電する充電回路36と、を備えている。
制御回路31は、ピンパッド30を全体的に制御可能なマイコンで各種情報処理を行うものである。この制御回路31には、内蔵された入出力インタフェースを介して種々の入出力装置(周辺装置)が接続されており、本実施形態の場合、入力部32、表示部33、記憶部34、通信部35、充電回路36等が接続されている。
入力部32は、所定の配列でそれぞれ配置された数字キーや機能キー等の入力キーによって構成され、外部操作が可能とされており、例えば、ユーザ(店舗側の販売員や店舗利用者など)が当該入力部32に対する操作(例えば複数回のボタン押圧操作など)を行うことにより、決済処理に用いる暗証番号などを入力可能な構成になっている。また、表示部33は、LED等のランプや液晶表示モニタ等によって構成され、制御回路31による情報処理結果やピンパッド30の動作状態等を表示可能に構成されている。
また、記憶部34は、例えばRAM、ROM、不揮発性メモリなどの公知の記憶装置によって構成されている。この記憶部34には、決済端末10がピンパッド30と無線通信する場合に、ピンパッド30が正規のピンパッド30であるか否か判断する際の判断材料となる「所定の鍵情報」が記録される構成となっている。また、記憶部34には、入力部32によって入力された入力情報を暗号化するために使用する「暗号キー」が記録される構成となっている。
通信部35は、決済端末10と公知の通信方式で無線通信を行うようになっている。この通信部35は、例えばICカード20の通信部29(アンテナ21、復調回路23、変調回路26、負荷変調回路27、コンデンサ28などからなる通信部29)と同様に構成されており、決済端末10との間で電磁波を媒介とした非接触通信を行うようになっている。この通信部35は、具体的には、送信回路11から出力される電磁波に含まれるデータ(例えば、決済端末10からの指令など)を受信可能となっており、入力部32によって入力されたピン(例えば4桁の数字)の入力情報を、電磁波を媒介として決済端末10に送信可能に構成されている。また、この通信部35は、決済端末10から送信される電磁波を受信して誘導起電力を発生させるように構成されている。
充電回路36は、ハードウェア的には図4に示す電源回路22と同様に構成されており、ICカード20と同様の方法で動作電力を生成し、その一部を図示しないコンデンサや電池に蓄積するように機能している。なお、充電回路36で用いるコンデンサや電池は特に限定されないが、例えば電気二重層コンデンサ等の比較的静電容量の大きいコンデンサを好適に用いることができる。また、コンデンサに限らず、リチウムイオン電池やその他の二次電池を用いてもよい。また、充電回路36の構成はこの例に限られるものではなく、通信部35が受信した電磁波を利用して動作電力を生成し得る構成であれば公知の様々な構成を利用できる。例えば、充電回路36は、整流回路、定電圧回路、定電流回路等から構成される電圧電流制御部が設けられる構成であってもよく、この場合、電圧電流制御部は、搬送波の受信によって生じる交流電力(電圧、電流)を整流回路により直流の電圧・電流に変換し、定電圧回路により所定電圧、あるいは定電流回路により所定電流を生成してコンデンサや電池を充電するようにしてもよい。なお、本構成では、充電回路36(より具体的には充電回路36のコンデンサや電池)が「蓄電部」の一例に相当する。
本構成では、通信部35及び充電回路36が「受信部」の一例に相当し、送信回路11からの電磁波が届くエリアに配置されている場合に、当該電磁波を受信して動作電力又は充電回路36への充電電力を生成するように機能する。また、通信部35は、「送信部」の一例に相当し、充電回路36で生成された動作電力又は充電回路36のコンデンサ又は電池からの電力供給を受けて動作し、入力部32にて入力された入力情報を決済端末10に送信するように機能する。
(決済処理)
次に、上述の決済システム1で行われる決済処理について、図8等を用いて説明する。なお、以下では、店舗などでの商品の購入時に行われる決済処理を想定して説明する。
店舗では、例えば、決済システム1を構成する上位装置2や決済端末10が、図1及び図2に示すように、商品を置いて接客可能な構成の接客テーブル50上に載置され、販売員によって使用されるようになっている。これら上位装置2や決済端末10は、例えば、ある程度使用場所が固定されており、ケーブルなどによって外部からの電力供給を受ける構成となっている。一方、ピンパッド30は、当該ピンパッド30が必須となる決済処理以外では使用しなくても良いため、ピンパッド30が不要な時には、例えば、接客テーブル50上に置かれたり、接客テーブル50以外の場所(例えば図6のような所定の置き台(例えば収納棚など))に配置されるようになっている。
図8に示す決済処理は、例えば、決済端末操作者(例えば店舗の販売員など)により、入力部4に対して所定操作が行われたときに上位装置2及び決済端末10によって実行されるようになっている。
まず、購入者が商品を販売員に渡したり、商品を指定するなどして販売員が購入商品を認識すると、販売員は、商品の価格(精算金額)を入力する。この入力方法は公知の様々な入力方法を用いることができ、入力部4での手入力であってもよく、情報コードの読み取りであってもよい。このように販売員の操作によって商品の価格(精算金額)が入力されると、上位装置2にはこの価格情報(精算金額)が一時的に記憶される。一方、商品を購入する予定の利用者が、当該利用者が保持するICカード20を店舗の販売員へ渡すと、販売員は、利用者から受け取ったICカード20を決済端末10に読み取らせる。或いは、利用者が自身のICカード20を直接決済端末10に読み取らせる。そして、このように決済端末10に対してICカード20を読み取らせる操作が行われると、決済端末10は、ICカード20と非接触通信を行い、ICカード20に記録される決済用データ(カード番号や残金など)を読み取る。例えば、ICカード20がクレジットカードの場合にはクレジットカード番号を読み取り、ICカード20が電子マネーカードの場合にはカード番号や残金などを読み取る。
なお、図8では、このような通常のカード認識処理を省略して示しており、このようなカード認識処理の後にS1以降の処理を行うようになっている。決済端末10は、S1において、上述した読取処理で読み取ったICカード20を用いた決済処理を行う上で暗証番号の入力が必要か否かを判定する(ステップS1)。
なお、S1の判断処理において「暗証番号の入力」を必要とする条件は、様々に設定することができる。例えば、決済される金額(上述の精算金額)が所定金額未満の少額の場合には、暗証番号の入力を不要と判定し、逆に、決済される金額(上述の精算金額)が所定金額以上の高額の場合には、暗証番号の入力が必要と判定するようにしてもよい。或いは、特定のカード種別の場合には暗証番号の入力が必要と判定し、それ以外のカード種別の場合には暗証番号の入力が不要と判定するようにしてもよい。若しくは、特定のカード種別において特定の条件の場合に暗証番号の入力を不要とし、それ以外の場合に暗証番号の入力を必要と判定するようにしてもよい。なお、以下の代表例では、決済対象のICカード20がプリペイド型の電子マネーカードである場合にS1でNoと判定され、それ以外の場合にS1でYesと判定される例を挙げて説明する。
S1において暗証番号の入力が必要でないと判定される場合には、S1にてNoに進み、暗証番号の入力がなされることなく、S2にて決済処理がなされ、当該決済処理を終了する。この決済処理では、例えば、決済対象となるICカード20(精算の際に決済端末10で読み取られるICカード)がプリペイド型の電子マネーカードである場合には、読み取った決済用データを基に、決済端末10の制御回路13にて、残金から精算金額を差し引いた新たな残金を算出し、電子マネーカードの残金を書き換える処理(いわゆる、オフライン決済)を行うようになっている。
一方、ステップS1にて決済端末10で読み取られたICカード20が、例えば、クレジットカードやデビットカードもしくはポストペイ型の電子マネーカードなどで暗証番号の入力を必要とする場合、S1ではYesとなり、S3へと進む。このS3の処理では、決済端末10の上にピンパッド30を置く動作を検出する。なお、S3では、例えば決済端末10の表示部18に「ピンパッド30を載置してください」などのメッセージを表示させ、販売員にピンパッド30の載置を促し、販売員はこの指示に従ってピンパッド30を決済端末10の上に置くようにしてもよい。S3の処理では、決済端末10の検知部19によって、当該決済端末10上にピンパッド30が載置されたことを検知するようになっており、検知部19によってピンパッド30が検知された場合にS3の処理を終了してS4に進むようになっている。
S3の後には、ピンパッド30での入力機能を指定する処理を行う(S4)。この処理では、例えば、暗号化キーを用いた暗号入力を指定するように動作する。本構成では、決済端末10の対向壁10bを覆う構成で当該決済端末10上にピンパッド30が載置された場合、検知部19によって検知信号(例えば、受光素子19Cによる受光信号)が出力され、決済端末10ではこの検知信号をトリガとして、送信回路11から電磁波を出力し、ピンパッド30と非接触通信を行うようになっている。具体的には、送信回路11から出力される電磁波のエリア内に通信部35が配置され、且つ送信回路11により、電磁波を媒介として暗号化キーがピンパッド30に送信されることになる。即ち、図2及び図7に示すように、決済端末10の対向壁10b上にピンパッド30を載置して、対向壁10bをピンパッド30の下面37によって覆うことによって、決済端末10とピンパッド30との間で通信が確立し、決済端末10からピンパッド30に暗号化キーが送信されることになる。そして、ピンパッド30は、通信部35が暗号化キーを受信した場合に、その受信した暗号化キーを記憶部34に記録するようになっている。なお、制御回路31は、「登録処理部」の一例に相当し、通信部35が暗号化キーを受信した場合に、その受信した暗号化キーを記憶部34に記録するように機能する。
そして、決済端末10は、S4の後に、決済端末10上に載置されたピンパッド30が利用可能か否か判断する処理を行う(S5)。このS5の処理では、決済端末10は、送信回路11及び受信回路12による情報通信が可能となったピンパッド30において正規の鍵情報が記録されているか否かを判断する。また、決済端末10は、記憶部14の登録内容に基づき、送信回路11及び受信回路12による情報通信が可能となったピンパッド30において有効期限内の正規の鍵情報が記録されているか否かを判断する。例えば、決済端末の記憶部14(例えば不揮発性メモリ)には、予め正規の鍵情報(例えば、数字、文字、その他の記号などを複数並べた記号列などの情報)が登録されており、使用候補となるピンパッド30の記憶部34(例えば不揮発性メモリ)には、この正規の鍵情報を記録しておくことができるようになっている。また、決済端末の記憶部14には、その正規の鍵情報と対応付けて当該鍵情報の有効期限(例えば、有効期限となる日付)を登録しておくことができるようになっている。そして、S5の処理では、決済端末10上に載置されたピンパッド30の記憶部34を読み取り、この記憶部34内に記憶部14に登録された正規の鍵情報が存在するか否かを判断する。そして、記憶部34内に記憶部14に登録された正規の鍵情報が存在する場合には、S5の処理を行っている現在の日付が、記憶部14においてその正規の鍵情報と対応付けられた有効期限の日付を超えているか否かを判断する。S5ではこのような判断を行い、記憶部34内において記憶部14に登録された正規の鍵情報が存在しない場合、又は現在の日付が記憶部34に記録された正規の鍵情報の有効期限(記憶部14に登録される当該正規の鍵情報の有効期限)を超えている場合にはS5にてNoに進む。一方、記憶部34内において記憶部14に登録された正規の鍵情報が存在し、且つ現在の日付がその正規の鍵情報の有効期限(記憶部14に登録される当該正規の鍵情報の有効期限)を超えていない場合にはS5にてYesに進む。なお、S5にてNoに進む場合には、取引中止処理(例えばエラーである旨の報知など)を行い、図8に示す決済処理を終了する。
なお、記憶部34は、「鍵情報記録部」の一例に相当し、所定の鍵情報、即ち決済端末10とピンパッド30とを正規に対応付ける鍵情報を記録するように機能する。また、記憶部14は、「有効期限登録部」の一例に相当し、鍵情報の有効期限を登録するように機能する。また、制御回路13は、「判断部」の一例に相当し、送信回路11及び受信回路12による情報通信が可能となったピンパッド30において正規の鍵情報が記録されているか否かを判断するように機能し、より具体的には、有効期限登録部の登録内容に基づき、送信回路11及び受信回路12による情報通信が可能となったピンパッド30において有効期限内の正規の鍵情報が記録されているか否かを判断するように機能する。なお、上述した例では、記憶部14に登録された正規の鍵情報に対して有効期限を対応付けて登録することでその正規の鍵情報の有効期限を把握できるようにしていたが、記憶部34に記憶された正規の鍵情報に有効期限を対応付けて記憶することで、その正規の鍵情報の有効期限を把握できるようにしてもよい。この場合、S5の処理時が正規の鍵情報の有効期限を超えているか否かの判断は、記憶部34の内容に基づいて判断すればよい。
S5にてYesに進む場合、決済端末10においてプログラム起動処理及び入力要求処理がなされる(S7)。この処理では、決済端末10側で取得したICカード20の種類と対応するプログラムを起動させる。具体的には、プログラム起動コマンドやICカード20の種類、会社名の情報などが上位装置2から決済端末10へ与えられる。
ここで、決済端末10の記憶部14には、ICカード20の各種類と対応するピンパッド30の入力時のデータ加工処理をそれぞれ実行可能なプログラムが記憶されている。具体的には、例えば、クレジットA用ピンパッドソフト、クレジットB用ピンパッドソフト、デビットC用ピンパッドソフト・・・というように、各ICカード20の種類(クレジットカードやデビットカードなど)及び各ICカード20を発行する発行会社(A会社、B会社、C会社・・・など)毎に規定された暗号化処理や通信電文の生成処理を実行可能なプログラムが記憶されている。また、例えば、通信手順やピン暗号機能、セキュリティなどの方式は、各会社が発行する決済媒体の種類毎に規定されている。例えば、A社が発行するクレジットAでは、通信手順は、電文暗号AES(Advanced Encryption Standard)128ビットのA社のセンタ方式で行うことが規定されており、また、ピンの暗号化規格はDES(Data Encryption Standard)、セキュリティ規格はPCI-PED1.0となっている。そして、S5では、例えば、上位装置2で選択されたICカード20の種類が「クレジットA(A会社が発行するクレジット)」であった場合は、クレジットA用ピンパッドソフトが起動されるようになっている。
このように、決済対象となるICカード20に対応するプログラムが起動された後、ピンパッド30に対して暗証番号の入力を要求するコマンドを送信する(S7)。ピンパッド30側では、このコマンドを受けた場合、所定の報知処理(例えば、4桁の暗証番号入力を促すメッセージ表示や音声案内など)を行い、入力部32からの入力を受け付ける。そして、利用者により暗証番号の入力(ピン入力)がなされると、この入力された暗証番号(入力情報)が、記憶部34に記録された暗号化キーを鍵として所定の暗号化アルゴリズムによって暗号化され、利用者が入力した暗証番号を暗号化した暗号データが決済端末10に送信される。そして、S8ではこのように送信された暗号データ(PIN入力結果を暗号化したデータ)を取得する。なお、ピンパッド30に入力されたピン(暗証番号)は、例えば記憶部34の揮発性領域(例えばRAM領域)に記憶される構成となっており、動作電力又は充電回路36からの電力供給が失われることで記憶部34から消去される構成となっている。この構成によって、決済処理の終了後にピン(暗証番号)がピンパッド30に長く残存することがなく、第三者にピン(暗証番号)が盗まれることを防ぐことができる。
なお、記憶部34は、「暗号化キー記録部」の一例に相当し、暗号化キーを記録するように機能する。また、制御回路31は、「暗号化部」の一例に相当し、入力部32にて入力された入力情報(暗証番号)を、記憶部34に記録された暗号化キーに基づいて暗号化するように機能する。そして、送信部に相当する通信部35は、暗号化部によって暗号化された入力情報(暗証番号)を決済端末10に送信するように機能する。
そして、決済端末10又は上位装置2では、ピンパッド30から送信されたデータ(暗号化された入力情報(暗証番号))をS8で取得すると、記憶部14に記録された解読キー(上記暗号化キーと同一のキー)に基づいてその暗号データの解読を行う。本構成では、互いに対応付けられた正規の関係にある決済端末10及びピンパッド30において、同一のキーが記憶されるようになっており、これらのうち、決済端末10の記憶部14に記憶されるキーは解読キーとして機能し、ピンパッド30に記憶されるキーは暗号化キーとして機能している。例えば、決済端末10の記憶部14には予め当該キーが記憶されており、図7のように対向壁10bを覆う構成で決済端末10上にピンパッド30が載置された場合、決済端末10からピンパッド30に対して当該キーが送信されるようになっている。そして、ピンパッド30はこのように送信されるキーを受信し、暗号化キーとして記憶部34に記録する構成となっている。このようにすれば、決済端末10とピンパッド30に同一のキーを簡単に登録することができる。また、決済端末10では、ピンパッドにおいて上記暗号化キーを用いて暗号化された暗号データを、その暗号化に用いた暗号化アルゴリズムに対応する解読アルゴリズム(当該暗号化アルゴリズムの暗号を解読するアルゴリズム)と解読キーによって解読できるようになっている。このようにして、決済端末10又は上位装置2が、ピンパッド30で入力されたピン情報(入力情報に相当する暗証番号)を取得することになる。
なお、記憶部14は、「解読キー記録部」の一例に相当し、制御回路31によって暗号化されたデータを解読するための解読キーを記録するように機能する。また、制御回路13は、「解読部」の一例に相当し、受信回路12が受信した入力情報の暗号(即ち、ピンパッド30で入力された上記暗証番号を上記暗号化キーに基づいて暗号化したデータ)を、記憶部14に記録された解読キーに基づいて解読するように機能する。
そして、上位装置2は、ICカード20の読取結果と、制御回路13が解読した入力情報とに基づいて決済処理を行う。具体的には、ICカード20を読み取って得られた決済用データ(カード番号など)と、S8の処理でピンパッド30から得られたピン情報(ピンパッド30からの暗号データを解読して得られた入力情報(暗証番号))とを対応付けて当該ICカード20に対応するマネーセンターの管理装置に送信し、オンライン認証を行う。なお、本構成では、ICカードの種類毎に送信先となる管理装置(マネーセンター)が対応付けられており、S9では、図8の処理で扱われるICカード20に対応する管理装置(マネーセンター)に対して、上位装置2から、決済用データ(カード番号など)と入力情報(暗証番号)と上述の精算金額(購入金額)のデータとを送信する。そして、マネーセンター側では、上位装置2から送信された決済用データ(カード番号など)と入力情報(暗証番号)が有効か否かの判定(ネガ判定)が行われる(オンライン認証処理)。例えば、そのカード番号が予め登録された利用停止のカード番号に該当するか否かの判定や、S9で送信されたカード番号と入力情報(暗証番号)とが正規の関係にあるか否かの判定を行う。また、S9で送信された精算金額によってそのカード番号に対応付けられた限度額を超えるか否かの判定も行う。そして、そのマネーセンターでは、S9で送信されたカード番号が利用停止に該当せず、そのカード番号と入力情報(暗証番号)とが登録された正規の関係にあり、その精算金額を加算してもそのカード番号に割り当てられた限度額を超えない場合には、精算許可と判定し、その旨を承認番号と共に上位装置2に送信することになる。そして、上位装置2では、伝票番号や承認番号(マネーセンターから送信される番号)、支払区分(一括払いや分割払いなど)、精算金額などを記載した明細(レシート)を発行し、当該決済処理を終了する。
なお、本構成では、制御回路13が、「決済処理部」の一例に相当し、送信回路11及び受信回路12(無線通信部)によるICカード20の読取結果と、受信回路12(通信部)が受信した入力情報(具体的には、解読部が解読した入力情報(暗証番号))とに基づいて決済処理を行うように機能する。なお、上述した例では、S9において決済端末10が行う決済処理は、ICカード20の読取結果とピンパッド30での入力情報(暗証番号)とを紐付けて上位装置2に送信する処理となっているが、S9において、決済端末10が、ICカード20の読取結果とピンパッド30での入力情報(暗証番号)と精算金額とを対応付けてマネーセンターに送信するように決済処理を行ってもよい。
また、決済端末10では、上位装置2側へ決済処理の状況を照会するとともに、この決済処理の進行状況を表示部18へ表示するようになっている。具体的には、決済端末10の表示部18では、上位装置2とマネーセンターとの間で行われるオンライン認証の結果(例えば、「認証OK」や「認証失敗」などのメッセージ)や入力部4で入力された精算金額、「センタと通信中」や「決済完了」などのメッセージを表示するようになっている。
なお、決済システム1は、図1に示すように、複数の決済端末10を備える構成であってもよく、この場合、複数の決済端末10を全て同一の構成とし、それぞれの記憶部14に、同一の解読キー(上述した解読キー)を記憶し、いずれの決済端末10でも、この解読キーと上述した解読アルゴリズムを用いてピンパッド30からの暗号データ(ピンパッド30の制御回路31によって暗号化された入力情報(暗証番号))を解読できるようにしておいてもよい。このように、複数の決済端末10を設け、複数の決済端末10のそれぞれの記憶部14(解読キー記録部)に、上述の暗号化部によって暗号化されたデータを解読するための解読キーを記録しておき、複数の決済端末10のいずれの解読部でも、暗号化された上記入力情報(暗証番号)が解読可能となっていることで、暗号化機能を有するピンパッド30(入力装置)によって入力情報の秘匿性を高めつつ、そのピンパッド30を、正規の複数の決済端末10で共用できるようになり、利便性が高まる。
(第1実施形態の主な効果)
決済システム1において、決済端末10とは別体として構成されるピンパッド30は、決済端末10から受信する電磁波によって生成される動作電力又は充電回路36への充電電力を用いて、入力された入力情報を決済端末10に送信する構成となっている。そのため、決済端末10とピンパッド30との間を電力供給ラインとして接続する構成を設ける必要がなく、決済端末10付近を簡素化することができる。従って、決済システム1を適用したレジ周りのスペースを確保し易くなり、決済端末10付近における商品の受け渡し等のスペースを狭めてしまう虞がなくなる。また、決済端末10とピンパッド30との間に通信ラインが設けられる構成に比べ、ピンパッド30の移動や出し入れを行い易く、レジで会計する際の手間が省かれることになる。
また、本実施形態では、ピンパッド30は、入力情報を制御回路31によって暗号化して決済端末10に送信する構成となっている。そのため、入力情報の送信時に、悪意のある第三者によって暗号化された入力情報が取得されたとしても、入力情報を解読可能な解読キーを有さない限り入力情報を解読されることはない。従って、入力情報の送信時におけるセキュリティ性を向上させることができる。
また、本実施形態では、決済端末10は、受信した入力情報の暗号を、記憶部14に記録された解読キーに基づいて解読するように構成されている。そのため、暗号化された入力情報を取得したとしても、解読キーに基づいて暗号データを解読することで入力情報を取得でき、当該入力情報を決済処理に用いることができる。
また、本実施形態では、決済システム1が、暗号化されたデータを記憶部34に記録された解読キーに基づいて解読する決済端末10を複数備え、いずれの決済端末10でも暗号化された入力情報を解読可能に構成されている。そのため、入力情報の送信時のセキュリティ性を維持しつつ、暗号化機能を有するピンパッド30を複数の決済端末10で共用することができる。
また、本実施形態では、決済端末10は、所定の対向壁10bを備え、対向壁10bの壁面を介して送信回路11からの電磁波が放出される構成となっている。また、図7のように決済端末10の対向壁10bを覆う構成で当該決済端末10上にピンパッド30が載置された場合に、送信回路11から出力される電磁波のエリア内に通信部35が配置される構成となっている。そのため、ピンパッド30と決済端末10との通信範囲を狭くすることができ、悪意のある第三者がこのような狭い通信範囲内において電磁波を傍受することが困難になり、セキュリティ性を向上させることができる。また、ピンパッド30と決済端末10との通信範囲が狭い構成であるため、電磁波の送受信における障害物が少なく、良好な通信を実現し易くなる。
また、本実施形態では、ピンパッド30は、図7のように対向壁10bを覆う構成で決済端末10上に載置される際に、決済端末10から送信される暗号化キーを受信した場合に、その受信した暗号化キーを制御回路31が記憶部34に記録する構成となっている。そのため、ピンパッド30の使用時に決済端末10上に載置されるまで、当該ピンパッド30が暗号化キーを取得することがないため、ピンパッド30の使用以前に当該ピンパッド30から暗号化キーが漏洩する虞が無く、暗号化キーの流出に対するセキュリティ性を向上させることができる。
また、本実施形態では、決済端末10は、当該決済端末10上に入力装置が載置されたことを検知する検知部19を備える構成となっている。そのため、決済端末10から出力される電磁波のエリア内にピンパッド30の通信部35が配置される時点が分かり、決済端末10とピンパッド30との通信を開始するタイミングを正確に計ることができる。
また、本実施形態では、ピンパッド30には、所定の鍵情報を記録する記憶部34が設けられ、決済端末10の制御回路13は、制御回路13によって正規の鍵情報が記録されていると判断されたピンパッド30から入力情報を取得することを条件として決済処理を行うように構成されている。そのため、正規でないピンパッド30(即ち、所定の鍵情報を記録する構成で無いピンパッド30)を判別し、不正目的や誤操作によって正規でないピンパッド30を用いて決済処理が行われることを防ぐことができる。
また、本実施形態では、決済端末10には、鍵情報の有効期限を登録する記憶部14が設けられており、決済端末10の制御回路13は、記憶部14の登録内容に基づき、送信回路11及び受信回路12による情報通信が可能となったピンパッド30において有効期限内の正規の鍵情報が記録されているか否かを判断する構成となっている。そのため、決済端末10は、登録した鍵情報の有効期限を超過したピンパッド30を判別することができ、鍵情報の有効期限を超過してセキュリティ性が低くなったピンパッド30の利用を効果的に防ぐことができる。
[他の実施形態]
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
上記第1実施形態では、決済端末10の記憶部14に、鍵情報の有効期限が登録される構成を例示したが、ピンパッド30の記憶部34、あるいは決済端末10の記憶部14とピンパッド30の記憶部34の両方に鍵情報の有効期限が登録される構成としてもよい。この場合、ピンパッド30の記憶部34、あるいは決済端末10の記憶部14とピンパッド30の記憶部34の両方が「有効期限登録部」の一例に相当することになる。
上記第1実施形態では、決済端末10の検知部19として、決済端末10の対向壁10bに溝部19Aが形成され、当該溝部19A内に投光素子19B及び受光素子19Cが設けられる構成を例示したが、その他の構成によってピンパッド30の決済端末10への載置を検知してもよい。例えば、決済端末10の対向壁10bに上方に突出する押圧ボタンを設けると共に、ピンパッド30が決済端末10上に載置された時に当該押圧ボタンがピンパッド30の下面37によって下方に押圧されることに伴って電流が導通する電流検出回路を設けることで、当該押圧ボタンの変位を電流値で検出して、ピンパッド30の決済端末10への載置を検知してもよい。また、例えば決済端末10の対向壁10b上において、ピンパッド30が載置された場合に当該ピンパッド30と接触する箇所に、圧力の変化を検出する圧力センサを設ける構成としてもよい。このようにセンサが検出する検出値の変化によって、ピンパッド30が決済端末10に載置された場合に、ピンパッド30の決済端末10への載置を検知してもよい。
1…決済システム
10…決済端末
10b…対向壁
11…送信回路(無線通信部、通信部)
12…受信回路(無線通信部、通信部)
13…制御回路(決済処理部、解読部、判断部)
14…記憶部(解読キー記録部、有効期限登録部)
19…検知部
20…ICカード(無線通信媒体)
30…ピンパッド(入力装置)
31…制御回路(暗号化部、登録処理部)
32…入力部
34…記憶部(暗号化キー記録部、鍵情報記録部)
35…通信部(受信部、送信部)
36…充電回路(蓄電部)

Claims (8)

  1. 無線通信媒体を読み取ることで決済処理を行う決済端末と、
    前記決済端末とは別体として構成され、外部操作による入力が可能な入力装置と、
    を備えた決済システムであって、
    前記決済端末は、
    前記無線通信媒体に対する電磁波の送信及び前記無線通信媒体からの電磁波の受信を行う無線通信部と、
    前記無線通信部による前記無線通信媒体の読取結果に基づいて前記決済処理を行う決済処理部と、
    前記入力装置との間で通信処理を行う通信部と、
    を備え、
    前記入力装置は、
    蓄電部と、
    外部操作が可能な入力部と、
    前記無線通信部からの電磁波が届くエリアに前記入力装置が配置されている場合に、当該電磁波を受信して動作電力又は前記蓄電部への充電電力を生成する受信部と、
    前記動作電力又は前記蓄電部からの電力供給を受けて動作し、前記入力部にて入力された入力情報を前記決済端末に送信する送信部と、
    を有し、
    前記決済端末の前記決済処理部は、前記無線通信部による前記無線通信媒体の読取結果と、前記通信部が受信した前記入力情報とに基づいて前記決済処理を行い、
    前記決済端末は、所定の対向壁を備え、前記対向壁の壁面を介して前記無線通信部からの電磁波が放出される構成となっており、
    前記決済端末の前記対向壁を覆う構成で当該決済端末上に前記入力装置が載置された場合に、前記無線通信部から出力される電磁波のエリア内に前記受信部が配置されることを特徴とする決済システム。
  2. 無線通信媒体を読み取ることで決済処理を行う決済端末と、
    前記決済端末とは別体として構成され、外部操作による入力が可能な入力装置と、
    を備えた決済システムであって、
    前記決済端末は、
    前記無線通信媒体に対する電磁波の送信及び前記無線通信媒体からの電磁波の受信を行う無線通信部と、
    前記無線通信部による前記無線通信媒体の読取結果に基づいて前記決済処理を行う決済処理部と、
    前記入力装置との間で通信処理を行う通信部と、
    を備え、
    前記入力装置は、
    蓄電部と、
    外部操作が可能な入力部と、
    前記無線通信部からの電磁波が届くエリアに前記入力装置が配置されている場合に、当該電磁波を受信して動作電力又は前記蓄電部への充電電力を生成する受信部と、
    前記動作電力又は前記蓄電部からの電力供給を受けて動作し、前記入力部にて入力された入力情報を前記決済端末に送信する送信部と、
    を有し、
    前記決済端末の前記決済処理部は、前記無線通信部による前記無線通信媒体の読取結果と、前記通信部が受信した前記入力情報とに基づいて前記決済処理を行い、
    前記入力装置は、
    暗号化キーを記録する暗号化キー記録部と、
    前記入力部にて入力された前記入力情報を、前記暗号化キー記録部に記録された前記暗号化キーに基づいて暗号化する暗号化部と、
    を備え、
    前記送信部は、前記暗号化部によって暗号化された前記入力情報を前記決済端末に送信し、
    前記受信部は、前記無線通信部から出力される電磁波に含まれるデータを受信可能とされており、
    前記決済端末は、所定の対向壁を備え、前記対向壁の壁面を介して前記無線通信部からの電磁波が放出される構成となっており、
    前記決済端末の前記対向壁を覆う構成で当該決済端末上に前記入力装置が載置された場合に、前記無線通信部から出力される電磁波のエリア内に前記受信部が配置され、且つ前記無線通信部により、電磁波を媒介として前記暗号化キーが送信される構成となっており、
    前記入力装置には、前記受信部が前記暗号化キーを受信した場合に、その受信した前記暗号化キーを前記暗号化キー記録部に記録する登録処理部が設けられていることを特徴とする決済システム。
  3. 前記決済端末には、当該決済端末上に前記入力装置が載置されたことを検知する検知部が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の決済システム。
  4. 無線通信媒体を読み取ることで決済処理を行う決済端末と、
    前記決済端末とは別体として構成され、外部操作による入力が可能な入力装置と、
    を備えた決済システムであって、
    前記決済端末は、
    前記無線通信媒体に対する電磁波の送信及び前記無線通信媒体からの電磁波の受信を行う無線通信部と、
    前記無線通信部による前記無線通信媒体の読取結果に基づいて前記決済処理を行う決済処理部と、
    前記入力装置との間で通信処理を行う通信部と、
    を備え、
    前記入力装置は、
    蓄電部と、
    外部操作が可能な入力部と、
    前記無線通信部からの電磁波が届くエリアに前記入力装置が配置されている場合に、当該電磁波を受信して動作電力又は前記蓄電部への充電電力を生成する受信部と、
    前記動作電力又は前記蓄電部からの電力供給を受けて動作し、前記入力部にて入力された入力情報を前記決済端末に送信する送信部と、
    を有し、
    前記決済端末の前記決済処理部は、前記無線通信部による前記無線通信媒体の読取結果と、前記通信部が受信した前記入力情報とに基づいて前記決済処理を行い、
    前記入力装置には、所定の鍵情報を記録する鍵情報記録部が設けられ、
    前記決済端末には、前記通信部による情報通信が可能となった前記入力装置において正規の前記鍵情報が記録されているか否かを判断する判断部が設けられており、
    前記決済端末の前記決済処理部は、前記判断部によって正規の前記鍵情報が記録されていると判断された前記入力装置から前記入力情報を取得することを条件として前記決済処理を行うことを特徴とする決済システム。
  5. 前記入力装置又は前記決済端末には、前記鍵情報の有効期限を登録する有効期限登録部が設けられており、
    前記決済端末の前記判断部は、前記有効期限登録部の登録内容に基づき、前記通信部による情報通信が可能となった前記入力装置において有効期限内の正規の前記鍵情報が記録されているか否かを判断することを特徴とする請求項に記載の決済システム。
  6. 前記入力装置は、
    暗号化キーを記録する暗号化キー記録部と、
    前記入力部にて入力された前記入力情報を、前記暗号化キー記録部に記録された前記暗号化キーに基づいて暗号化する暗号化部と、
    を備え、
    前記送信部は、前記暗号化部によって暗号化された前記入力情報を前記決済端末に送信することを特徴とする請求項から請求項のいずれか一項に記載の決済システム。
  7. 前記決済端末は、
    前記暗号化部によって暗号化されたデータを解読するための解読キーを記録する解読キー記録部と、
    前記通信部が受信した前記入力情報の暗号を、前記解読キー記録部に記録された前記解読キーに基づいて解読する解読部と、
    を備え、
    前記決済端末の前記決済処理部は、前記無線通信部による前記無線通信媒体の読取結果と、前記解読部が解読した前記入力情報とに基づいて前記決済処理を行うことを特徴とする請求項に記載の決済システム。
  8. 複数の前記決済端末を備え、
    複数の前記決済端末のそれぞれの前記解読キー記録部に、前記暗号化部によって暗号化されたデータを解読するための前記解読キーが記録されており、
    複数の前記決済端末のいずれの前記解読部でも、暗号化された前記入力情報が解読可能とされていることを特徴とする請求項に記載の決済システム。
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