JP6286295B2 - 乗客コンベア装置 - Google Patents

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Description

本発明は、乗客コンベア装置に関する。
特許文献1には、無端状に連結され、乗降口間を循環移動する複数の踏段を駆動する踏段駆動部と、踏段と同期するように移動手摺を駆動する移動手摺駆動部とが別々に設けられた乗客コンベア装置において、踏段速度と移動手摺速度が同期していない状態を検出し、速度偏差に応じて速度補正処理を行うものが記載されている。この特許文献1には、踏板駆動機と手摺駆動機が別々に設けられた乗客コンベアにおいて、踏板速度および手摺速度に基づいて、踏板駆動機および手摺駆動機の駆動制御を行う際に、踏板速度検出器は、踏板速度に応じたパルス信号として位相の異なる2つの踏板速度用パルス信号を出力し、手摺速度検出器は、手摺速度に応じたパルス信号として位相の異なる2つの手摺速度用パルス信号を出力し、それぞれのパルス信号に基づいて、速度検出結果が正常であると判断した場合には、手摺速度と踏板速度とを一致させるように補正後の速度指令値を求め、手摺駆動機を駆動制御する比較制御装置を備えることが記載されている。
特開2011−6225号公報
ここで、前述した特許文献1に記載のものは、踏段速度と移動手摺速度が同期していない状態を検出し、速度偏差に応じて速度補正処理を行うものであるが、乗客コンベア装置にあっては、雨水によって移動手摺が濡れたり、移動手摺を把持する乗客の負荷により、移動手摺を駆動制御する際の目標の移動速度である運転制御速度と実際の移動速度である実状速度との間に閾値以上の差が生じるいわゆるスリップを起こすことがある。このようなスリップが生じ、駆動力が移動手摺に確実に伝わらない状態となると、踏段速度と移動手摺速度が同期しない事象が起こる。このような状態で前述した特許文献1に示すように、速度偏差に応じて速度補正処理を行っても、駆動力が移動手摺に伝わらないことから、速度補正を確実に行うことができなかった。したがって、スリップが生じた場合、まず移動手摺駆動部の駆動ローラと移動手摺との摩擦力を回復する必要があるという課題があった。
本発明は、前述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、スリップが生じた際、移動手摺駆動部の駆動ローラと移動手摺との摩擦力を早期に回復することのできる乗客コンベア装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、例えば、無端状に連結され、乗降口間を循環移動する複数の踏段と、前記複数の踏段を駆動する踏段駆動部と、前記踏段の進行方向に沿って立設される欄干と、前記欄干により支持され、前記踏段と同期して移動する移動手摺と、前記移動手摺に当接する駆動ローラ及び前記駆動ローラを駆動するモータを有する移動手摺駆動部と、前記移動手摺駆動部を制御する制御装置とを備えた乗客コンベア装置において、前記移動手摺の移動速度を検出する移動手摺速度検出器を有し、前記制御装置は、前記移動手摺を駆動制御する際の目標の移動速度である運転制御速度と前記移動手摺速度検出器によって検出された実際の移動速度である実状速度との間に閾値以上の差を検出した場合、前記モータの空転と前記駆動ローラによる前記移動手摺の駆動又は制動とを繰り返すスリップ防止制御を行うことを特徴としている。
本発明によれば、移動手摺の運転制御速度と実状速度との間に閾値以上の差が生じるいわゆるスリップを検出すると、制御装置は、移動手摺駆動部のモータの空転と駆動ローラによる移動手摺の駆動又は制動とを繰り返すスリップ防止制御を行い、駆動ローラと移動手摺との摩擦力を早期に回復し、移動手摺を所望の速度で駆動することを可能とし、これによって、踏段速度と移動手摺速度とを確実に同期させることができる。
本発明に係る乗客コンベア装置の一実施例を示す概略構成図である。 本実施例における制御装置の処理手順を示すフローチャートである。
本発明の実施例を、図面を参照しながら説明する。尚、各図において、同一又は類似の構成要素には同じ符号を付し、説明を省略する。
本実施例の乗客コンベア装置は、図1に示すように、無端状に連結され、乗降口間を循環移動する複数の踏段1と、上部機械室2に設置される踏段駆動機3と、踏段駆動機3のシーブ3aに巻回される駆動チェーン4と、駆動チェーン4が巻回される第1スプロケット5a、及び踏段チェーン6が巻回される第2スプロケット5bを有してなる駆動スプロケット5とを備えており、踏段駆動機3、駆動チェーン4、駆動スプロケット5及び踏段チェーン6で踏段1を駆動する踏段駆動部を構成しており、踏段駆動機3の動力が駆動チェーン4、駆動スプロケット5及び踏段チェーン6を介して踏段1に伝えられ、踏段1は乗降口間を循環移動するようになっている。
また、乗客コンベア装置は、踏段1の進行方向に沿って立設される欄干7と、この欄干7により支持され、踏段1と同期して移動する移動手摺8と、この移動手摺8に当接する駆動ローラ9と、この駆動ローラ9を駆動するモータ10を備えており、これらの駆動ローラ9及びモータ10で移動手摺駆動部を構成しており、モータ10の動力が駆動ローラ9を介して移動手摺8に伝えられ、移動手摺8は乗降口間を循環移動するようになっている。尚、移動手摺駆動部の動力であるモータ10は、踏段駆動機3の動力であるモータとは別に設けられたものである。
なお、前述した踏段駆動部及び移動手摺駆動部を含め、乗客コンベア装置は制御装置11により統括制御されている。
そして、本実施例の乗客コンベア装置は、スリップが生じた際、移動手摺駆動部の駆動ローラ9と移動手摺8との摩擦力を早期に回復するために工夫がなされている。具体的には、移動手摺8の移動速度を検出する移動手摺速度検出器12を設け、制御装置11は、移動手摺8を駆動制御する際の目標の移動速度である運転制御速度と移動手摺速度検出器12によって検出された実際の移動速度である実状速度との間に閾値以上の差を検出した場合(すなわちスリップが生じた場合)、モータ10の空転と駆動ローラ9による移動手摺8の駆動又は制動とを繰り返すスリップ防止制御を行うようになっている。
本実施例にあっては、図2の手順S1に示すように、制御装置11は、移動手摺駆動部に運転制御速度指令を出力、すなわちあるべき速度(目標の移動速度)による運転を指令すると共に、手順S2に示すように、移動手摺8のスリップを監視している。すなわち、手順S2に示すように、運転制御速度と移動手摺速度検出器12により検出される実状速度との差が閾値を越えたかどうかを判断している。そして、例えば雨水により移動手摺が濡れることなどにより、駆動ローラ9と移動手摺8との間の摩擦係数が低下して、移動手摺8の運転制御速度と実状速度との間に閾値以上の差が生じたことを検出すると、手順S3として、制御装置11は、運転制御速度指令を微小な一定時間、停止、もしくはフリーランにし、次いで、手順S4として、運転制御速度指令を微小な一定時間、出力する。これらの手順S3及び手順S4がスリップ防止制御となるが、移動手摺8の実状速度が運転制御速度より遅くなるスリップの場合、モータ10(駆動ローラ9)の空転と駆動ローラ9による移動手摺8の駆動を繰り返すスリップ防止制御が行われ、一方、移動手摺8の実状速度が運転制御速度より早くなるスリップの場合、モータ10(駆動ローラ9)の空転と駆動ローラ9による移動手摺8の制動を繰り返すスリップ防止制御が行われる。このスリップ防止制御は、運転制御速度と移動手摺速度検出器12により検出される実状速度との差が閾値以内となるまで続けられるが、手順S3と手順S4との間にも手順S2と同様の処理、すなわち運転制御速度と移動手摺速度検出器12により検出される実状速度との差が閾値を越えたかどうかを判断する手順S3aを含め、より細かな制御を行うようにしても良い。なお、これら一連の制御は手順S5で示す運転停止指令が出力されるまで継続されるものである。
本実施例によれば、移動手摺の運転制御速度と実状速度との間に閾値以上の差が生じるいわゆるスリップを検出すると、制御装置11は、移動手摺駆動部のモータ10(駆動ローラ9)の空転と駆動ローラ9による移動手摺8の駆動又は制動とを繰り返すスリップ防止制御を行い、駆動ローラ9と移動手摺8との摩擦力を早期に回復し、移動手摺8を所望の速度で駆動することを可能とし、これによって、踏段速度と移動手摺速度とを確実に同期させることができる。
以上、本発明の実施例を説明してきたが、これまでの実施例で説明した構成はあくまで一例であり、本発明は、技術思想を逸脱しない範囲内で適宜変更が可能である。
1 踏段
2 上部機械室
3 踏段駆動機(踏段駆動部)
3a シーブ
4 駆動チェーン(踏段駆動部)
5 駆動スプロケット(踏段駆動部)
5a 第1スプロケット
5b 第2スプロケット
6 踏段チェーン(踏段駆動部)
7 欄干
8 移動手摺
9 駆動ローラ(移動手摺駆動部)
10 モータ(移動手摺駆動部)
11 制御装置
12 移動手摺速度検出器

Claims (1)

  1. 無端状に連結され、乗降口間を循環移動する複数の踏段と、前記複数の踏段を駆動する踏段駆動部と、前記踏段の進行方向に沿って立設される欄干と、前記欄干により支持され、前記踏段と同期して移動する移動手摺と、前記移動手摺に当接する駆動ローラ及び前記駆動ローラを駆動するモータを有する移動手摺駆動部と、前記移動手摺駆動部を制御する制御装置とを備えた乗客コンベア装置において、
    前記移動手摺の移動速度を検出する移動手摺速度検出器を有し、
    前記制御装置は、前記移動手摺を駆動制御する際の目標の移動速度である運転制御速度と前記移動手摺速度検出器によって検出された実際の移動速度である実状速度との間に閾値以上の差を検出した場合、前記モータの空転と前記駆動ローラによる前記移動手摺の駆動又は制動とを繰り返すスリップ防止制御を行うことを特徴とした乗客コンベア装置。
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