JP6285382B2 - 広告配信装置、広告配信方法、広告配信プログラム、ユーザ端末、および広告要求プログラム - Google Patents

広告配信装置、広告配信方法、広告配信プログラム、ユーザ端末、および広告要求プログラム Download PDF

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Description

本発明は、広告配信装置、広告配信方法、広告配信プログラム、ユーザ端末、および広告要求プログラムに関する。
近年、インターネットの飛躍的な普及および配信技術の向上により、インターネットを介して多様なコンテンツの閲覧が可能になっている。例えば、映画やドラマなどの動画コンテンツを、インターネットを介して閲覧する者も多い。
また、インターネットの普及に伴って、インターネットを介した広告配信も盛んに行われるようになってきており、例えば、動画コンテンツにビデオ広告を挿入して、動画コンテンツの閲覧者へ広告を配信することが行われている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−57918号公報
しかしながら、ビデオ広告を配信しても、閲覧者の傾向や状況によっては、閲覧者にビデオ広告の閲覧を完遂させることができず、ビデオ広告による広告効果が低減することがある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、閲覧者によるビデオ広告の閲覧完遂率を向上させることによって、ビデオ広告による広告効果を増大させることができる広告配信装置、広告配信方法、広告配信プログラム、ユーザ端末、および広告要求プログラムを提供することを目的とする。
本願に係る広告配信装置は、広告情報記憶部と、条件記憶部と、選択部と、出力部とを備える。広告情報記憶部は、再生時間の長さが異なる複数のビデオ広告の情報を記憶する。条件記憶部は、前記ビデオ広告の再生時間の長さに関する選択条件を記憶する。選択部は、前記条件記憶部に記憶された前記選択条件に基づいて、前記複数のビデオ広告の情報から、ユーザ端末へ提供するビデオ広告の情報を選択する。出力部は、前記選択部によって選択されたビデオ広告の情報をユーザ端末へ出力する。
実施形態の一態様によれば、閲覧者によるビデオ広告の閲覧完遂率を向上させることによって、ビデオ広告による広告効果を増大させることができる。
図1は、実施形態に係る広告配信方法の一例を示す説明図である。 図2は、実施形態に係る広告配信システムの構成の一例を示す説明図である。 図3は、実施形態に係る広告配信装置の構成の一例を示す説明図である。 図4は、実施形態に係るユーザの情報の一例を示す説明図である。 図5は、実施形態に係る選択条件の一例を示す説明図である。 図6は、実施形態に係るビデオ広告CMの一例を示す説明図である。 図7は、実施形態に係る広告配信装置の制御部が実行する処理を示すフローチャートである。 図8は、実施形態に係る広告配信装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る広告配信装置、広告配信方法、広告配信プログラム、ユーザ端末、および広告要求プログラムの実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る広告配信装置、広告配信方法、広告配信プログラム、ユーザ端末、および広告要求プログラムが限定されるものではない。
[1.広告配信方法]
まず、実施形態に係る広告配信装置1が行う広告配信方法について説明する。図1は、実施形態に係る広告配信方法の一例を示す説明図である。図1に示すように、広告配信装置1は、広告の閲覧者となるユーザの携帯端末装置(以下、「ユーザ端末2」と記載する)から広告の閲覧要求RQを取得した場合に、ユーザ端末2へビデオ広告の情報(以下、「ビデオ広告CM」と記載する)を配信する装置である。なお、ここでは、ユーザ端末が携帯端末である場合を例に挙げて説明するが、ユーザ端末は、デスクトップPC(Personal Computer)などの固定端末装置であってもよい。
かかる広告配信装置1を利用するユーザは、状況によってビデオ広告CMに対する嗜好が変わるものである。このため、広告の閲覧要求を送信したユーザ端末2へ、ユーザの状況を考慮せずにビデオ広告CMを配信した場合、ユーザの状況によっては、ビデオ広告CMによる広告効果が低減することがある。
例えば、再生時間が比較的長いビデオ広告を時間に余裕のないユーザのユーザ端末2へ配信した場合に、ユーザにビデオ広告CMの閲覧を完遂させることができず、ビデオ広告CMによる広告効果が低減する。
一方、再生時間が比較的短いビデオ広告を時間に余裕のあるユーザのユーザ端末2へ配信した場合には、ユーザに広告対象の魅力を十分に伝えることができず、ビデオ広告CMによる広告効果が低減する。
そこで、広告配信装置1は、比較的再生時間の短い短尺広告と、比較的再生時間の長い長尺広告という再生時間の長さが異なる複数のビデオ広告CMと、ビデオ広告CMの再生時間の長さに関する選択条件とを記憶する記憶部を備える。
そして、広告配信装置1は、ユーザ端末2から広告の閲覧要求RQを取得した場合に、記憶部に記憶された選択条件に基づいて、ユーザの状況に応じたビデオ広告CMを選択してユーザ端末2へ配信する。
例えば、広告配信装置1は、時間帯に応じたビデオ広告CMの再生時間の長さに関する選択条件を記憶する場合、日中の時間帯には、短尺広告のビデオ広告CMを配信する一方、夜間の時間帯には、長尺広告であるビデオ広告CMを配信する。
具体的は、図1に示すように、広告配信装置1は、日中、通勤電車21の中にいるユーザのユーザ端末2から広告の閲覧要求RQを取得したり、その後、会社22へ到着したユーザのユーザ端末2から休憩時間に広告の閲覧要求RQを取得したりする場合がある。
そして、ユーザは、一般的に、日中、通勤や仕事などで時間に余裕がないことが多い。そこで、広告配信装置1は、時間に余裕がないことが予測可能な日中に、ユーザ端末2から広告の閲覧要求RQを取得した場合には、ユーザ端末2へ時間に余裕のないユーザであっても閲覧を完遂する可能性の高い短尺広告のビデオ広告CMを配信する。これにより、広告配信装置1は、ユーザによるビデオ広告CMの完遂率を向上させることによって、ビデオ広告CMによる広告効果を増大させることができる。
また、広告配信装置1は、夜間、自宅23へ戻ったユーザのユーザ端末2から広告の閲覧要求RQを取得する場合がある。そして、ユーザは、一般的に、夜間、自宅にいるときには、時間に余裕があることが多い。
そこで、広告配信装置1は、時間に余裕があることが予測可能な夜間に、ユーザ端末2から広告の閲覧要求RQを取得した場合には、ユーザ端末2へ時間に余裕があるユーザであれば閲覧を完遂する可能性の高い長尺広告のビデオ広告CMを配信する。
これにより、広告配信装置1は、ユーザによるビデオ広告CMの完遂率を向上させ、しかも、ユーザに広告対象の魅力を十分に伝えることが可能な再生時間の長いビデオ広告を閲覧させることによって、ビデオ広告CMによる広告効果を増大させることができる。
なお、ここでは、ビデオ広告CMの選択条件が時間帯に応じた選択条件である場合について説明したが、広告配信装置1は、時間帯に応じた選択条件以外にも、複数種類の選択条件を記憶する。これら複数種類の選択条件の一例については、図5を参照して後述する。
[2.広告配信システムの構成]
次に、図2を参照して、実施形態に係る広告配信システム100の構成について説明する。図2は、実施形態に係る広告配信システム100の構成の一例を示す説明図である。図2に示すように、実施形態に係る広告配信システム100は、広告配信装置1、ユーザ端末2、およびコンテンツ配信装置3を含む。広告配信装置1は、例えば、PCであり、前述したように、ユーザ端末2から広告の閲覧要求RQを取得した場合に、ユーザ端末2へビデオ広告CMを配信する。
また、コンテンツ配信装置3は、例えば、PCであり、ユーザ端末2から映画やドラマ、プロモーションビデオなどといった動画コンテンツの閲覧要求を取得した場合に、ユーザ端末2へコンテンツ情報を配信する。なお、コンテンツ配信装置3は、ウェブページなどの静止画コンテンツのコンテンツ情報を配信するものであってもよい。
コンテンツ配信装置3からユーザ端末2へ配信されるコンテンツ情報には、ユーザ端末2から広告配信装置1へビデオ広告CMの閲覧要求RQを送信させるプログラムが含まれる。これにより、ユーザ端末2は、コンテンツ配信装置3からコンテンツ情報を取得すると、広告配信装置1へビデオ広告CMの閲覧要求RQを送信し、広告配信装置1からビデオ広告CMの配信を受ける。
ユーザ端末2は、例えば、スマートフォンやモバイルPCなどの携帯型無線端末である。これら広告配信装置1とユーザ端末2とコンテンツ配信装置3とは、例えば、無線LAN(Local Area Network)通信や、WAM(Wide Area Network)通信、携帯電話通信などによって通信ネットワーク(例えば、インターネット)4を介して接続され、双方の間で各種情報の通信が可能である。
[3.広告配信装置の構成]
次に、図3を参照して、実施形態に係る広告配信装置1の構成について説明する。図3は、実施形態に係る広告配信装置1の構成の一例を示す説明図である。図3に示すように、広告配信装置1は、通信部11と、制御部12と、記憶部13とを備える。
通信部11は、通信ネットワーク4を介して、ユーザ端末2との間で情報の送受信を行う通信インターフェイスである。記憶部13は、例えば、RAM(Random Access Memory)やフラッシュメモリ、ハードディスク等の情報記憶デバイスである。かかる記憶部13は、広告配信プログラム61を記憶する。広告配信プログラム61は、制御部12がユーザ端末2から広告の閲覧要求RQを取得し、ユーザ端末2へビデオ広告CMを配信する場合に実行するプログラムである。
また、記憶部13は、ユーザ情報記憶部62、条件記憶部63、および広告情報記憶部64を備える。なお、ユーザ情報記憶部62が記憶するユーザの情報の一例については、図4を参照して後述する。また、条件記憶部63が記憶する選択条件の一例については、図5を参照して後述する。
広告情報記憶部64は、再生時間の長さが異なる複数のビデオ広告CMを記憶する。かかる広告情報記憶部64は、複数の広告対象毎に、例えば、再生時間が5秒間のビデオ広告CM、再生時間が15秒間のビデオ広告CM、および再生時間が30秒間のビデオ広告CMを記憶する。
以下、再生時間が5秒間のビデオ広告CMを5秒広告と記載し、再生時間が15秒間のビデオ広告CMを15秒広告と記載し、再生時間が30秒のビデオ広告CMを30秒広告と記載する。なお、5秒広告、15秒広告、および30秒広告を総称する場合には、単に、ビデオ広告CMと記載する。
制御部12は、広告配信装置1全体を統括制御する処理部であり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
かかる制御部12は、内部のCPU(Central Processing Unit)またはMPU(Micro Processing Unit)が記憶部13から広告配信プログラム61を読み出してRAMを作業領域として実行することによって機能する複数の情報処理部を備える。
具体的には、制御部12は、履歴情報取得部51、位置情報取得部52、環境情報取得部53、選択部54、出力部55、および生成部56を備える。なお、制御部12の内部構成は、かかる構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
履歴情報取得部51は、ユーザ端末2から広告の閲覧要求RQを取得した場合に、ユーザ端末2からユーザ端末2のユーザの情報を取得してユーザ情報記憶部62に記憶させる処理部である。ここで、図4を参照して、ユーザ情報記憶部62が記憶するユーザの情報の一例について説明する。図4は、実施形態に係るユーザの情報の一例を示す説明図である。
図4に示すように、各ユーザ端末2のユーザに割り当てられたIDと、ユーザの自宅の住所、通勤経路、および勤務先の住所と、ユーザによるコンテンツの視聴履歴とが対応付けられた情報である。なお、ユーザの情報として、ユーザのIDに対応付けられる情報は、図4に示すものに限定されるものではない。例えば、IDに対応付けられる情報は、ユーザの職業や勤務時間帯など、ユーザの行動が予測できるような他の情報を含んでも良い。
また、本実施形態では、履歴情報取得部51がユーザ端末2から広告の閲覧要求RQを取得した場合に、図4に示すユーザの情報を取得することとしたが、履歴情報取得部51によるユーザの情報の取得態様は、これに限定されるものではない。
例えば、履歴情報取得部51は、ユーザ端末2からの閲覧要求RQの取得が初回の場合に、ID、自宅の住所、通勤経路、勤務先の住所、および視聴中のコンテンツの識別番号を取得し、2回目以降は、視聴中のコンテンツの識別番号を取得してもよい。
図3へ戻り、位置情報取得部52は、ユーザ端末2から広告の閲覧要求RQを取得した場合に、ユーザ端末2からユーザ端末2の現在位置の情報を取得して、選択部54へ出力する処理部である。また、環境情報取得部53は、ユーザ端末2から、ユーザ端末2と広告配信装置1との間の通信環境に関する情報を取得して、選択部54へ出力する処理部である。
かかる環境情報取得部53は、ユーザ端末2から広告の閲覧要求RQを取得した場合に、通信環境に関する情報として、例えば、ユーザ端末2と広告配信装置1との間の通信環境がWi−Fiであるか否かを示す情報を取得する処理部である。なお、環境情報取得部53が取得する通信環境に関する情報は、ユーザ端末2と広告配信装置1との間の通信環境が3G、4G、有料Wi−Fi、および無料Wi−Fiのうちの何れであるかを示す情報であってもよい。
選択部54は、前述したユーザ端末2のユーザの情報、ユーザ端末2の現在位置の情報、ユーザ端末2の通信環境に関する情報、選択条件のうちの少なくとも一つに基づいて、ユーザ端末2へ配信するビデオ広告CMを選択する処理部である。
ここで、選択部54がビデオ広告CMの選択に使用する情報のうち、選択条件以外の情報については、既に説明したため、図5を参照して選択条件の一例について説明する。図5は、実施形態に係る選択条件の一例を示す説明図である。
図5に示すように、条件記憶部63は、3つの選択条件を記憶する。具体的には、図5に(a)で示す1つ目の選択条件は、視聴履歴情報と、時間帯と、配信広告とが対応付けられた情報である。
ここでの視聴履歴情報は、ショートムービーメインか、ロングムービーメインかを示す情報である。ショートムービーメインとは、ユーザ端末2のユーザが過去に視聴したコンテンツが主にショートムービーであったことを示す。一方、ロングムービーメインとは、ユーザ端末2のユーザが過去に視聴したコンテンツが主にロングムービーであったことを示す。
なお、視聴履歴情報は、ショートムービーメインおよびロングムービーメインをさらに細分化した情報であってもよい。例えば、ユーザが過去に視聴したショートムービーおよびロングムービーが、映画、ドラマ、アニメ、プロモーションビデオなどのうち、いずれに該当するかを示す情報であってもよい。
つまり、視聴履歴情報は、ユーザが過去に視聴したコンテンツの連続再生時間が大まかに予測可能な情報であれば、ショートムービーメインおよびロングムービーメインに限定されるものではない。
また、時間帯は、ビデオ広告CMを配信する時間帯が日中か夜間かを示す情報である。また、配信広告は、ユーザ端末2へ配信するビデオ広告CMが5秒広告、15秒広告、および30秒広告の何れであるかを示す情報である。
なお、時間帯は、日中または夜間のように、1日を2分割する情報でなくてもよく、例えば、1日を2時間毎に、12等分した情報であってもよい。また、配信広告についても、5秒広告、15秒広告、および30秒広告に限定されるものではない。
2つ目の選択条件は、図5に(b)に示すように、視聴履歴情報と、現在位置と、配信広告とが対応付けられた情報である。視聴履歴情報および配信広告は、先に説明した情報と同様の情報である。現在位置は、ユーザ端末2の現在位置がユーザの自宅以外か自宅かを示す情報である。
なお、現在位置は、ユーザの自宅以外か自宅かだけでなく、通勤経路か、自宅がある市内か否か、自宅がある県内か否かなど、ユーザ端末2のさらに詳細な現在位置を示す情報であってもよい。
3つ目の情報は、図5に(c)に示すように、視聴履歴情報と、通信環境と、配信広告とが対応付けられた情報である。視聴履歴情報および配信広告は、先に説明した情報と同様の情報である。通信環境は、ユーザ端末2の通信環境がWi−Fi以外かWi−Fiかを示す情報である。なお、通信環境は、Wi−Fi以外かWi−Fiかだけでなく、有料Wi−Fiか、無料Wi−Fiか、3Gか、4Gかなど、ユーザ端末2のさらに詳細な通信環境を示す情報であってもよい。
また、条件記憶部63が記憶する選択条件は、図5に示す3つに限定されるものではなく、2つ以下、または4つ以上であってもよい。選択条件は、4つ以上の場合、例えば、ユーザ端末2が高速移動中か、低速移動中か、ユーザがプライベート中か、オフィシャル中かなどの情報に、それぞれ、視聴履歴情報と配信広告とが対応付けられた情報を、図5に示す3つの選択条件に加えてもよい。
すなわち、選択条件情報は、ユーザ端末2のユーザが時間に余裕があることを予測可能な情報に、長尺広告が対応付けられ、ユーザ端末2のユーザが時間に余裕がないことを予測可能な情報に、短尺広告が対応付けられた情報であればよい。
そして、選択部54は、条件記憶部63に記憶された選択条件中の少なくとも一部の情報と、履歴情報取得部51、位置情報取得部52、環境情報取得部53によって取得される情報のうちの少なくとも一部の情報とに基づき、配信するビデオ広告CMを選択する。
そして、選択部54は、選択したビデオ広告CMを示す情報を出力部55へ出力する。なお、選択部54がビデオ広告CMを選択する処理の一例については、図7を参照して後述する。図3に戻り、出力部55は、選択部54によって選択されたビデオ広告CMをユーザ端末2へ出力する処理部である。
生成部56は、広告情報記憶部64に記憶された1つのビデオ広告CMから再生時間の長さが異なる複数のビデオ広告CMを再生し、広告情報記憶部64へ記憶させる処理部である。
ここで、図6を参照して、生成部56が生成するビデオ広告CMの一例について説明する。図6は、実施形態に係るビデオ広告CMの一例を示す説明図である。ここでは、一例として、○○損保のロングバージョンの30秒広告が広告情報記憶部64に予め記憶されている場合について説明する。
例えば、損害保険の30秒広告は、図6に(a)で示すように、冒頭から15秒間が交通事故のシーンであり、その後の10秒間がオペレータによる事故対応のシーンであり、最後の5秒間が損害保険のプランを紹介するシーンとなっているものとする。
かかる場合、生成部56は、○○損保の30秒広告から、○○損保の15秒広告と、5秒広告とを生成する。例えば、生成部56は、図6に(a)で示す30秒広告の冒頭から15秒間の部分をカットして、15秒広告を生成する。つまり、生成部56は、図6に(b)で示すように、冒頭から10秒間がオペレータによる事故対応のシーンであり、最後の5秒間が損害保険のプランを紹介するシーンの15秒広告を生成する。
さらに、生成部56は、図6に(a)で示す30秒広告の冒頭から25秒間の部分をカットして、5秒広告を生成する。つまり、生成部56は、図6に(c)で示すように、冒頭から5秒間、損害保険のプランを紹介する5秒広告を生成する。
また、生成部56は、30秒広告から15秒広告および5秒広告を生成する場合、広告対象が同じ全てのビデオ広告CMに、広告対象に関連する共通のロゴを挿入する。例えば、図6に(a)で示すように、広告対象が○○損保の損害保険である場合、図6に(b)で示す15秒広告にも、図6に(c)で示すように、5秒広告にも、ビデオ広告CM中に、○○損保という共通のロゴを挿入する。
これにより、ビデオ広告CMを閲覧するユーザは、5秒広告、15秒広告、および30秒広告のうち、いずれのビデオ広告CMを閲覧した場合であっても、広告対象が○○損保の商品であることを明確に認識することができる。そして、生成部56は、生成した再生時間の長さが異なる複数のビデオ広告CMを広告情報記憶部64に記憶させる。
[4.広告配信装置の制御部が実行する処理]
次に、図7を参照して、実施形態に係る広告配信装置1の制御部12が実行する処理について説明する。図7は、実施形態に係る広告配信装置1の制御部12が実行する処理を示すフローチャートである。
なお、制御部12が実行する処理のうち、生成部56が行うビデオ広告CMの生成処理については、既に説明したので、ここでは、広告の閲覧要求RQを取得してからビデオ広告CMを配信するまでの処理について説明する。ユーザ端末2から送信される広告の閲覧要求RQは、履歴情報取得部51、位置情報取得部52、および環境情報取得部53に入力される。
前述したように、ユーザ端末2から広告の閲覧要求RQを取得すると、履歴情報取得部51は、ユーザ端末2からユーザの情報を取得し、例えば、図4に示すようなユーザの情報をユーザ情報記憶部62に記憶させる。また、位置情報取得部52は、ユーザ端末2からユーザ端末2の現在位置の情報を取得して選択部54へ出力する。環境情報取得部53は、ユーザ端末2からユーザ端末2の通信環境を示す情報を取得して選択部54へ出力する。
その後、制御部12の選択部54は、図7に示す処理を行う。具体的には、図7に示すように、選択部54は、閲覧要求RQを送信したユーザ端末2のユーザがショートムービーメインか否かを判定する(ステップS101)。ここで、選択部54は、ユーザ情報記憶部62に記憶されたユーザの情報(図4参照)に基づいて、ユーザがショートムービーメインか否かを判定する。
例えば、選択部54は、ユーザのIDが0001であった場合、図4に示すIDが0001のユーザの視聴履歴を参照する。図4に示す例では、IDが0001のユーザは、過去にショートムービーよりもロングムービーを多く視聴している。かかる場合、選択部54は、ユーザをショートムービーメインでないと判定する。
一方、選択部54は、例えば、ユーザのIDが0002であった場合、図4に示すIDが0002のユーザの視聴履歴を参照する。図4に示す例では、IDが0002のユーザは、過去にロングムービーよりもショートムービーを多く視聴している。かかる場合、選択部54は、ユーザをショートムービーメインであると判定する。
そして、選択部54は、ショートムービーメインであると判定した場合(ステップS101,Yes)、ステップS102〜S106の処理を行う。一方、選択部54は、ショートムービーメインでないと判定した場合(ステップS101,No)、ステップS107〜S111の処理を行う。
ステップS102〜S111の処理は、広告主が短尺広告の優先を所望する場合に、選択部54が、現在の時間帯と、ユーザ端末2の現在位置および通信環境と、条件記憶部63に記憶されている選択条件(図5参照)とに基づいて実行する処理の一例である。
具体的には、選択部54は、ショートムービーメインであると判定した場合(ステップS101,Yes)、現在の時間帯が夜間か否かを判定する(ステップS102)。そして、選択部54は、夜間であると判定した場合(ステップS102,Yes)、ユーザ端末2の現在位置は、ユーザの自宅か否かを判定する(ステップS103)。
選択部54は、ユーザ端末2の現在位置がユーザの自宅であると判定した場合(ステップS103,Yes)、ユーザ端末2の通信環境がWi−Fiか否かを判定する(ステップS104)。そして、選択部54は、ユーザ端末2の通信環境がWi−Fiであると判定した場合(ステップS104,Yes)、15秒広告を選択してユーザ端末2へ配信させ、処理を終了する。
また、選択部54は、ステップS102,S103,S104の判定処理においてNo
と判定した場合、5秒広告を選択して出力部55からユーザ端末2へ配信させ(ステップS106)、処理を終了する。つまり、選択部54は、時間帯が夜間でない場合、または、現在位置が自宅でない場合、または、通信環境がWI−Fiでない場合には、出力部55からユーザ端末2へ5秒広告を出力させて処理を終了する。
また、選択部54は、ショートムービーメインでないと判定した場合(ステップS101,No)、現在の時間帯が夜間か否かを判定する(ステップS107)。そして、選択部54は、夜間であると判定した場合(ステップS107,Yes)、ユーザ端末2の現在位置は、ユーザの自宅か否かを判定する(ステップS108)。
選択部54は、ユーザ端末2の現在位置がユーザの自宅であると判定した場合(ステップS108,Yes)、ユーザ端末2の通信環境がWi−Fiか否かを判定する(ステップS109)。そして、選択部54は、ユーザ端末2の通信環境がWi−Fiであると判定した場合(ステップS109,Yes)、30秒広告を選択してユーザ端末2へ配信させ(ステップS110)、処理を終了する。
また、選択部54は、ステップS107,S108,S109の判定処理においてNo
と判定した場合、15秒広告を選択して出力部55からユーザ端末2へ配信させ(ステップS111)、処理を終了する。つまり、選択部54は、時間帯が夜間でない場合、または、現在位置が自宅でない場合、または、通信環境がWI−Fiでない場合には、出力部55からユーザ端末2へ15秒広告を出力させて処理を終了する。
[5.広告配信装置の制御部が実行する処理の変形例]
上述した実施形態では、広告主が短尺広告の優先を所望する場合に、選択部54が実行する処理を例に挙げて説明したが、選択部54が実行する処理は図7に示す処理に限定されるものではない。
例えば、広告主が長尺広告の優先を所望する場合、選択部54は、選択部54は、時間帯が夜間である場合、または、現在位置が自宅である場合、または、通信環境がWI−Fiである場合には、出力部55からユーザ端末2へ長尺広告を出力させる処理を行うこともできる。
かかる場合、選択部54は、時間帯が夜間でない場合、かつ、現在位置が自宅でない場合、かつ、通信環境がWI−Fiでない場合に、出力部55からユーザ端末2へ短尺広告を出力させる処理を行ってもよい。
[6.ハードウェア構成]
なお、実施形態における広告配信装置1は、例えば図8に示すような構成のコンピュータ70によって実現される。図8は、広告配信装置1の機能を実現するコンピュータ70の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ70は、CPU(Central Processing Unit)71、RAM(Random Access Memory)72、ROM(Read Only Memory)73、HDD(Hard Disk Drive)74、通信インターフェイス(I/F)75、入出力インターフェイス(I/F)76、およびメディアインターフェイス(I/F)77を備える。
CPU71は、ROM73またはHDD74に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM73は、コンピュータ70の起動時にCPU71によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ70のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD74は、CPU71によって実行されるプログラムおよび当該プログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス75は、通信部11に対応し、通信ネットワーク4を介して他の機器からデータを受信してCPU71へ送り、CPU71が生成したデータを、通信ネットワーク4を介して他の機器へ送信する。
CPU71は、入出力インターフェイス76を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、および、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU71は、入出力インターフェイス76を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU71は、生成したデータを、入出力インターフェイス76を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス77は、記録媒体78に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM72を介してCPU71に提供する。CPU71は、当該プログラムを、メディアインターフェイス77を介して記録媒体78からRAM72上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体78は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
コンピュータ70が広告配信装置1として機能する場合、コンピュータ70のCPU71は、RAM72上にロードされたプログラムを実行することにより、履歴情報取得部51、位置情報取得部52、環境情報取得部53、選択部54、出力部55、および生成部56の各機能を実現する。また、HDD74は、記憶部13の機能を実現し、広告配信プログラム61を格納する。また、HDD74は、ユーザ情報記憶部62、条件記憶部63、および広告情報記憶部64としても機能する。
コンピュータ70のCPU71は、これらのプログラムを、記録媒体78から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から、通信ネットワーク4を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
[7.効果]
実施形態に係る広告配信装置1は、広告情報記憶部64と、条件記憶部63と、選択部54と、出力部55とを備える。広告情報記憶部64は、再生時間の長さが異なる複数のビデオ広告CMを記憶する。条件記憶部63は、ビデオ広告CMの再生時間の長さに関する選択条件を記憶する。
選択部54は、条件記憶部63に記憶された選択条件に基づいて、複数のビデオ広告CMから、ユーザ端末2へ提供するビデオ広告CMを選択する。出力部55は、選択部54によって選択されたビデオ広告CMをユーザ端末2へ出力する。これにより、広告配信装置1は、ユーザ端末2のユーザによるビデオ広告CMの閲覧完遂率を向上させることによって、ビデオ広告CMによる広告効果を増大させることができる。
また、実施形態に係る選択条件には、時間帯の条件が含まれ、選択部54は、複数のビデオ広告CMから、時間帯に応じた長さのビデオ広告CMを選択する。これにより、広告配信装置1は、ユーザの時間帯によって異なる時間の余裕度に応じた長さの広告をユーザ端末2へ配信することによって、ビデオ広告CMによる広告効果を増大させることができる。
また、実施形態に係る広告配信装置1は、ユーザ端末2の現在位置の情報を取得する位置情報取得部52を備え、選択条件には、ユーザ端末2の現在位置の条件が含まれる。そして、選択部54は、位置情報取得部52によって取得されたユーザ端末2の現在位置の情報に基づき、複数のビデオ広告CMから、ユーザ端末2の現在位置に応じた長さのビデオ広告CMを選択する。
これにより、広告配信装置1は、ユーザの現在位置によって異なる時間の余裕度に応じた長さの広告をユーザ端末2へ配信することによって、ビデオ広告CMによる広告効果を増大させることができる。
また、広告配信装置1は、ユーザ端末2のユーザの情報を記憶するユーザ情報記憶部62を備え、選択条件には、ユーザの情報に関する条件が含まれる。そして、選択部54は、複数のビデオ広告CMから、ユーザの情報に応じた長さのビデオ広告CMを選択する。
これにより、広告配信装置1は、各ユーザによって異なる時間の余裕度に応じた長さの広告をユーザ端末2へ配信することによって、ビデオ広告CMによる広告効果を増大させることができる。
また、広告配信装置1は、ユーザの動画コンテンツの視聴履歴の情報を取得する履歴情報取得部51を備え、ユーザの情報に関する条件には、ユーザの動画コンテンツの視聴履歴に関する情報が含まれる。そして、選択部54は、履歴情報取得部51によって取得された視聴履歴の情報に基づき、複数のビデオ広告CMから、視聴履歴に応じた長さのビデオ広告CMを選択する。
これにより、広告配信装置1は、各ユーザの動画コンテンツに関する嗜好によって異なる時間の余裕度に応じた長さの広告をユーザ端末2へ配信することによって、ビデオ広告CMによる広告効果を増大させることができる。
また、広告配信装置1は、ユーザ端末2との間の通信環境に関する情報を取得する環境情報取得部53を備え、選択条件には、通信環境の条件が含まれる。そして、選択部54は、環境情報取得部53によって取得された通信環境の情報に基づき、複数のビデオ広告CMから、通信環境に応じた長さのビデオ広告CMを選択する。
これにより、広告配信装置1は、ユーザ端末2の通信環境に応じたユーザが好む長さの広告をユーザ端末2へ配信することによって、ビデオ広告CMによる広告効果を増大させることができる。
また、実施形態に係る複数のビデオ広告CMは、同一の広告対象に関する広告である。これにより、広告配信装置1は、ユーザ端末2へ配信するビデオ広告CMの時間的な長さによらず、同一の広告対象を広告することができるので、ビデオ広告CMによる広告効果を増大させることができる。
また、広告配信装置1は、一のビデオ広告CMから長さの異なる複数のビデオ広告CMの情報を生成する生成部56を備える。これにより、広告配信装置1は、少なくとも1種類のビデオ広告CMさえ広告情報記憶部64に記憶させておけば、ユーザ端末2へユーザの状況や嗜好に応じた再生時間の異なるビデオ広告CMを配信することができる。
[8.実施形態の変形例]
上述した実施形態は、一例であり、本願の実施形態は、種々の変形が可能である。例えば、広告配信装置1の広告情報記憶部64は、広告の属性が対応付けられた複数のビデオ広告CMを記憶する構成であってもよい。
かかる場合、条件記憶部63は、図5に示すショートムービーに対応付けられた5秒広告へ、さらに視聴完遂の成否を示す情報として「否」を対応付け、15秒広告へ、さらに視聴完遂の成否を示す情報として「成」を対応付けた選択条件を記憶する構成とする。
また、条件記憶部63は、図5に示すロングムービーに対応付けられた15秒広告へ、さらに視聴完遂の成否を示す情報として「否」を対応付け、30秒広告へ、さらに視聴完遂の成否を示す情報として「成」を対応付けた選択条件を記憶する構成とする。
履歴情報取得部51は、図4に示すユーザの情報に加え、ユーザが過去に視聴した動画コンテンツの属性、および動画コンテンツの視聴完遂の成否を含む情報を取得して、ユーザ情報記憶部62へ記憶させる構成とする。
そして、選択部54は、履歴情報取得部51によって取得された視聴履歴に関する情報に基づき、複数のビデオ広告CMから、ユーザが過去に視聴した動画コンテンツの属性に対応する属性が対応付けられ、視聴完遂の成否に応じた長さのビデオ広告CMを選択する構成とする。
かかる構成により、広告配信装置1は、例えば、自動車という属性が対応付けられた動画の視聴を完遂しているユーザへ、自動車という属性が対応付けられた長尺のビデオ広告CMを配信することによって、ビデオ広告CMの視聴完遂率を向上させることができる。
一方、広告配信装置1は、例えば、自動車という属性が対応付けられた動画の視聴を完遂していないユーザへ、自動車という属性が対応付けられた短尺のビデオ広告CMを配信することによって、ビデオ広告CMの視聴完遂率を向上させることができる。
また、上述した実施形態では、広告配信装置1の選択部54が選択条件に基づいて選択した長さのビデオ広告CMを、ユーザ端末2へ出力したが、ユーザ端末2が選択条件に基づいて選択した長さのビデオ広告CMの配信を広告配信装置1へ要求してもよい。
かかる場合、ユーザ端末2は、ビデオ広告CMの再生時間の長さに関する選択条件を記憶する条件記憶部と、条件記憶部に記憶された選択条件に基づいて、広告配信装置1から取得するビデオ広告CMの長さを選択する選択部とを備える構成とする。さらに、ユーザ端末2は、選択部によって選択された長さのビデオ広告CMの情報を要求する配信要求を広告配信装置1へ出力する出力部を備える構成とする。
これにより、ユーザ端末2は、ユーザの状況に応じた時間的長さのビデオ広告CMを広告配信装置1から取得することができるので、ユーザによるビデオ広告の閲覧完遂率を向上させることによって、ビデオ広告CMによる広告効果を増大させることができる。
かかるユーザ端末2は、例えば、ユーザ端末2のコンピュータに、ユーザの状況に応じた時間的長さのビデオ広告CMを広告配信装置1から取得する広告要求プログラムを実行させることによって実現することができる。
具体的には、広告要求プログラムは、ユーザ端末2によって、条件記憶部に記憶されたビデオ広告CMの再生時間の長さに関する選択条件に基づいて、広告配信装置1から取得するビデオ広告CMの長さを選択する選択手順を実行させる。
そして、広告要求プログラムは、ユーザ端末2によって、選択手順によって選択された長さのビデオ広告CMの情報を要求する配信要求を広告配信装置1へ出力する出力手順を実行させる。これにより、ユーザ端末2は、ユーザの状況に応じた時間的長さのビデオ広告CMを広告配信装置1から取得することができる。
また、ユーザ端末2と、コンテンツ配信装置3および広告配信装置3とを接続する通信経路の途中に中間サーバを設け、中間サーバから広告配信装置1へユーザ端末2のユーザの状況に応じた時間的長さのビデオ広告CMの配信要求を送信する構成であってもよい。
かかる場合、中間サーバは、図3に示す広告配信装置1が備えるものと同様の履歴情報51、位置情報取得部52、環境情報取得部53、選択部54、ユーザ情報記憶部62、および条件記憶部63を備える構成とする。
さらに、中間サーバは、広告配信装1へビデオ広告CMの配信要求を送信する送信部と、広告配信装置1から配信されるビデオ広告をユーザ端末2へ転送する転送部とを備える構成とする。
これにより、中間サーバは、図3に示す広告配信装置1と同様に、ユーザの状況に応じた長さのビデオ広告CMを選択し、そのビデオCMの配信要求を広告配信装置1へ送信することができる。
そして、中間サーバは、広告配信装置1から配信されるビデオ広告をユーザ端末2へ転送することによって、ユーザ端末2のユーザの状況に応じた長さのビデオ広告CMをユーザ端末2へ送信することができる。したがって、かかる中間サーバによれば、ユーザ端末2のユーザによるビデオ広告の閲覧完遂率を向上させることによって、ビデオ広告CMによる広告効果を増大させることができる。
[9.その他]
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
上述した広告配信装置1は、複数のサーバコンピュータで実現してもよく、また、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティングなどで呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
1 広告配信装置
2 ユーザ端末
3 コンテンツ配信装置
4 通信ネットワーク
11 通信部
12 制御部
13 記憶部
51 履歴情報取得部
52 位置情報取得部
53 環境情報取得部
54 選択部
55 出力部
56 生成部
61 広告配信プログラム
62 ユーザ情報記憶部
63 条件記憶部
64 広告情報記憶部
100 広告配信システム
CM ビデオ広告
RQ 閲覧要求

Claims (14)

  1. 再生時間の長さが異なる複数のビデオ広告の情報を記憶する広告情報記憶部と、
    ビデオ広告が挿入される動画コンテンツのユーザ端末による視聴履歴に関する情報を取得する履歴情報取得部と、
    前記履歴情報取得部によって取得される前記視聴履歴に関する情報と前記ビデオ広告の再生時間の長さに関する情報とが対応付けられた情報を含む選択条件を記憶する条件記憶部と、
    前記条件記憶部に記憶された前記選択条件に基づいて、前記複数のビデオ広告の情報から、前記視聴履歴に応じた長さのビデオ広告の情報を選択する選択部と、
    前記選択部によって選択されたビデオ広告の情報を前記ユーザ端末へ出力する出力部と
    を備えることを特徴とする広告配信装置。
  2. 前記広告情報記憶部は、
    広告の属性が対応付けられた前記複数のビデオ広告の情報を記憶し、
    前記ユーザ端末による動画コンテンツの視聴履歴に関する情報は、
    当該動画コンテンツの属性および視聴完遂の成否を含み、
    前記選択部は、
    前記履歴情報取得部によって取得された前記視聴履歴に関する情報に基づき、前記複数のビデオ広告の情報から、前記動画コンテンツの属性に対応する属性が対応付けられ、前記視聴完遂の成否に応じた長さのビデオ広告の情報を選択する
    ことを特徴とする請求項1に記載の広告配信装置。
  3. 再生時間の長さが異なる複数のビデオ広告の情報を記憶する広告情報記憶部と、
    ユーザ端末との間の通信環境に関する情報として、通信規格の種別を示す情報を取得する環境情報取得部と、
    前記環境情報取得部によって取得される前記通信規格の種別を示す情報と前記ビデオ広告の再生時間の長さに関する情報とが対応付けられた情報を含む選択条件を記憶する条件記憶部と、
    前記条件記憶部に記憶された前記選択条件に基づいて、前記複数のビデオ広告の情報から、前記通信規格の種別に応じた長さのビデオ広告の情報を選択する選択部と、
    前記選択部によって選択されたビデオ広告の情報を前記ユーザ端末へ出力する出力部と
    を備えることを特徴とする広告配信装置。
  4. 前記選択条件には、時間帯の条件が含まれ、
    前記選択部は、
    前記複数のビデオ広告の情報から、前記時間帯に応じた長さのビデオ広告の情報を選択する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の広告配信装置。
  5. 前記ユーザ端末の現在位置の情報を取得する位置情報取得部を備え、
    前記選択条件には、前記ユーザ端末の現在位置の条件が含まれ、
    前記選択部は、
    前記位置情報取得部によって取得された前記ユーザ端末の現在位置の情報に基づき、前記複数のビデオ広告の情報から、前記ユーザ端末の現在位置に応じた長さのビデオ広告の情報を選択する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の広告配信装置。
  6. 前記ユーザ端末のユーザの情報を記憶するユーザ情報記憶部を備え、
    前記選択条件には、前記ユーザの情報に関する条件が含まれ、
    前記選択部は、
    前記複数のビデオ広告の情報から、前記ユーザの情報に応じた長さのビデオ広告の情報を選択する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の広告配信装置。
  7. 前記複数のビデオ広告は、同一の広告対象に関する広告である
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の広告配信装置。
  8. 一のビデオ広告の情報から長さの異なる前記複数のビデオ広告の情報を生成する生成部を備える
    ことを特徴とする請求項7に記載の広告配信装置。
  9. ビデオ広告が挿入される動画コンテンツの視聴履歴に関する情報とビデオ広告の再生時間の長さに関する情報とが対応付けられた情報を含む選択条件を記憶する条件記憶部と、
    前記条件記憶部に記憶された前記選択条件に基づいて、広告配信装置から取得するビデオ広告の前記視聴履歴に応じた長さを選択する選択部と、
    前記選択部によって選択された長さのビデオ広告の情報を要求する配信要求を前記広告配信装置へ出力する出力部と
    を備えることを特徴とするユーザ端末。
  10. コンピュータが実行する広告配信方法であって、
    ビデオ広告が挿入される動画コンテンツのユーザ端末による視聴履歴に関する情報を取得する履歴情報取得工程と、
    条件記憶部に記憶され、前記履歴情報取得工程によって取得される前記視聴履歴に関する情報とビデオ広告の再生時間の長さに関する情報とが対応付けられた情報を含む選択条件に基づいて、広告情報記憶部に記憶された再生時間の長さが異なる複数のビデオ広告の情報から、前記視聴履歴に応じた長さのビデオ広告の情報を選択する選択工程と、
    前記選択工程によって選択されたビデオ広告の情報を前記ユーザ端末へ出力する出力工程と
    を備えることを特徴とする広告配信方法。
  11. コンピュータに、
    ビデオ広告が挿入される動画コンテンツのユーザ端末による視聴履歴に関する情報を取得する履歴情報取得手順と、
    条件記憶部に記憶され、前記履歴情報取得手順によって取得される前記視聴履歴に関する情報とビデオ広告の再生時間の長さに関する情報とが対応付けられた情報を含む選択条件に基づいて、広告情報記憶部に記憶された再生時間の長さが異なる複数のビデオ広告の情報から、前記視聴履歴に応じた長さのビデオ広告の情報を選択する選択手順と、
    前記選択手順によって選択されたビデオ広告の情報を前記ユーザ端末へ出力する出力手順と
    を実行させることを特徴とする広告配信プログラム。
  12. コンピュータに、
    条件記憶部に記憶され、ビデオ広告が挿入される動画コンテンツの視聴履歴に関する情報とビデオ広告の再生時間の長さに関する情報とが対応付けられた情報を含む選択条件に基づいて、前記視聴履歴に応じたビデオ広告の長さを選択する選択手順と、
    前記選択手順によって選択された長さのビデオ広告の情報を要求する配信要求を広告配信装置へ出力する出力手順と
    を実行させることを特徴とする広告要求プログラム。
  13. コンピュータが実行する広告配信方法であって、
    ユーザ端末との間の通信環境に関する情報として、通信規格の種別を示す情報を取得する環境情報取得工程と、
    条件記憶部に記憶され、前記環境情報取得工程によって取得される前記通信規格の種別を示す情報とビデオ広告の再生時間の長さに関する情報とが対応付けられた情報を含む選択条件に基づいて、広告情報記憶部に記憶された再生時間の長さが異なる複数のビデオ広告の情報から、前記通信規格の種別に応じた長さのビデオ広告の情報を選択する選択工程と、
    前記選択工程によって選択されたビデオ広告の情報を前記ユーザ端末へ出力する出力工程と
    を備えることを特徴とする広告配信方法。
  14. コンピュータに、
    ユーザ端末との間の通信環境に関する情報として、通信規格の種別を示す情報を取得する環境情報取得手順と、
    条件記憶部に記憶され、前記環境情報取得手順によって取得される前記通信規格の種別を示す情報とビデオ広告の再生時間の長さに関する情報とが対応付けられた情報を含む選択条件に基づいて、広告情報記憶部に記憶された再生時間の長さが異なる複数のビデオ広告の情報から、前記通信規格の種別に応じた長さのビデオ広告の情報を選択する選択手順と、
    前記選択手順によって選択されたビデオ広告の情報を前記ユーザ端末へ出力する出力手順と
    を実行させることを特徴とする広告配信プログラム。
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