JP6285342B2 - 貯湯式給湯機 - Google Patents

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本発明は、深夜時間帯に湯を沸き上げる貯湯式給湯機に関するものである。
従来よりの種の貯湯式給湯機では、貯湯タンクと、貯湯タンク上部から出湯する出湯管と、貯湯タンク下部に給水する給水管と、給水管から分岐された給水バイパス管と、出湯管からの湯と給水バイパス管からの水とを給湯設定温度になるように混合して下流の給湯管を介して給湯させる給湯混合弁と、給湯管に設けられて給湯量を検出する給湯流量センサと、貯湯タンク下部から取り出した湯を沸き上げ目標温度まで加熱して貯湯タンク上部に戻すヒートポンプ式の加熱手段と、給湯流量センサの検出値に基づいて算出される所定期間における給湯熱量に応じた給湯必要量を算出する給湯必要量算出手段と、給湯必要量を電気料金単価の安価な深夜時間帯に沸き上げるのに必要な沸き上げ必要時間と、所定時刻に沸き上げ完了させることができる沸き上げ開始時刻とを算出するピークシフト演算手段とを備えている。
そして、この沸き上げ必要時間を算出するにあたり、長時間の貯湯状態を考慮して、給湯必要量を貯湯タンク等から自然放熱する分を考慮した放熱係数(1未満の値)で除して、給湯必要量より余分に沸き上げるようにし、さらに深夜時間帯に沸き上げ切れなかった分(沸き増し必要量)を、昼間時間帯に沸き増すようにしているものであった。
特開2013−148323号公報
しかしながら、この従来のものでは、深夜時間帯の終了時刻から主たる給湯使用時間帯である夕方以降の時刻までの間に自然放熱しても貯湯量不足が生じないように一日を通して自然放熱する分を考慮して放熱係数が定められているため、給湯使用時間帯あるいはその少し前の時間帯での沸き増し時において、放熱係数が内在している沸き増し必要量を沸き増すこととなり、必要以上に沸き増しを行って湯余りを生じる可能性があった。
そこで、本発明は上記課題を解決するため、貯湯タンクと、前記貯湯タンク上部から出湯する出湯管と、前記貯湯タンク下部に給水する給水管と、前記給水管から分岐された給水バイパス管と、前記出湯管からの湯と前記給水バイパス管からの水とを給湯設定温度になるように混合して下流の給湯管を介して給湯させる給湯混合弁と、前記給湯管からの給湯量を検出する流量センサと、前記貯湯タンク下部から取り出した湯を所定の沸き上げ目標温度まで加熱して前記貯湯タンク上部に戻す加熱手段と、前記流量センサの検出値に基づいて算出される所定期間における単位期間の給湯量に応じた単位期間の貯湯必要量を算出する貯湯必要量算出手段と、前記貯湯必要量のうち深夜時間帯に沸き上げる沸き上げ必要量を決定する沸き上げ必要量決定手段と、前記深夜時間帯に前記加熱手段を作動させて前記沸き上げ必要量を沸き上げる沸き上げ動作を行わせる沸き上げ制御手段と、前記貯湯必要量のうち前記深夜時間帯外に沸き増す沸き増し必要量を決定する沸き増し必要量決定手段と、前記深夜時間帯外の時間帯に前記加熱手段を作動させて前記沸き増し必要量を沸き増す沸き増し動作を行わせる沸き増し制御手段と、を備え、前記沸き上げ必要量決定手段は、前記沸き上げ必要量を決定する際に所定の第1放熱係数を用い、前記沸き増し必要量算出手段は、前記沸き増し必要量を決定する際に前記第1放熱係数と異なる所定の第2放熱係数を用いるようにした。
また、前記第2放熱係数は、前記第1放熱係数よりも貯湯する量を少なくするように作用する値とした。
また、前記第2放熱係数は、時間帯に応じてその値が変更されるようにした。
本発明によれば、沸き上げ動作と沸き増し動作とで放熱係数を変えることで、深夜時間帯のみで貯湯必要量の全量を沸き上げるような場合でも適切な放熱係数を用いて湯切れを生じさせる恐れがないと共に、深夜時間帯外での運転比率が高いような場合でも必要以上に沸き増しを行って湯余りを生じさせる恐れがなく、貯湯式給湯装置の総合的な運転効率を向上させることができる。
本発明の一実施形態の概略構成図 同一実施形態のブロック図 第1実施形態の作動を説明するためのフローチャート図 第1実施形態の作動を説明するためのフローチャート図 第2実施形態のブロック図
次に、本発明の第1実施形態の貯湯式給湯装置を図面に基づいて説明する。
1は湯水を貯湯する貯湯タンク、2は貯湯タンク1下部へ給水する給水管、3は貯湯タンク1上部から出湯する出湯管、4は給水管2から分岐された給水バイパス管、5は出湯管3からの湯と給水バイパス管4からの水とを給湯設定温度Tsに混合する給湯混合弁、6は給湯混合弁5で混合された湯水を給湯栓(図示せず)に供給する給湯管、7は給湯管6から流出する給湯の流量をカウントする流量センサ、8は給湯管6から給湯される湯水の温度を検出する給湯温度センサである。
9は貯湯タンク1内の湯水を加熱する加熱手段としてのヒートポンプ式加熱手段で、冷媒を圧縮する圧縮機10と、圧縮された高温冷媒と貯湯タンク1からの湯水とを熱交換する冷媒水熱交換器11と、冷媒水熱交換器11で放熱された冷媒を減圧する膨張弁12と、低温低圧の冷媒を蒸発する蒸発器13とを環状に接続して構成され、一定の加熱能力で作動するように制御されるもので、貯湯タンク1下部から取り出した湯を加熱して貯湯タンク1上部に戻すようにしているため沸き上げる湯量を自在にコントロールできるものである。
14は貯湯タンク1下部の湯水を冷媒水熱交換器11へ循環させて貯湯タンク1上部に戻す加熱循環回路、15は加熱循環回路14途中に設けられた加熱循環ポンプ、16は冷媒水熱交換器11へ入水する湯水の温度を検出する入水温度センサ、17は冷媒水熱交換器11で加熱された湯水の温度を検出する沸き上げ温度センサである。
18は貯湯タンク1の外周側面上下に複数設けられ、貯湯タンク1内の湯水の温度を検出し、貯湯量を検出するための貯湯温度センサで、ここでは、頂部貯湯温度センサ18a、上部貯湯温度センサ18b、中間貯湯温度センサ18c、下部貯湯温度センサ18dの4個の貯湯温度センサ18が設けられており、下部貯湯温度センサ18dは給湯があった際の最低温度を検出することで給水管2からの給水温度Twを検出する給水温度検出手段を兼ねているものである。
19はリモコンで、給湯装置に関する各種の情報(給湯設定温度、残湯量、給湯装置の作動状態、沸き上げモード等)を表示する表示部20と、給湯設定温度を設定操作するための増減設定スイッチ21と、複数の沸き上げモードからいずれか一つの沸き上げモードを選択設定する沸き上げモード設定スイッチ22を備えている。
23は給湯流量センサ7、給湯温度センサ8、入水温度センサ16、沸き上げ温度センサ17、貯湯温度センサ18の検出値が入力され、給湯混合弁5、圧縮機10、膨張弁12、加熱循環ポンプ15の作動を制御すると共に、リモコン19と通信可能に接続された制御手段である。この制御手段23は、予め給湯装置の作動を制御するためのプログラムが記憶されていると共に、演算、比較、記憶機能、時計機能を有しているものである。
次に、制御手段23の本発明に関係する要部について、図2のブロック図に基づいて説明する。
24は所定期間である過去複数日分(例えば7日間分)の単位期間である一日毎の給湯使用量を記憶する給湯量記憶手段で、ここでは、流量センサ7で検出した給湯量と、記憶されていた給水温度と、リモコン19で設定された給湯設定温度とから1日の給湯に供された給湯使用量を一定温度(ここでは43℃)での給湯量に換算し、過去複数日分記憶するものである。
25は給湯量記憶手段24で記憶している過去複数日分の給湯量(学習給湯量Qs)から翌日1日に必要となる給湯量(貯湯必要量Qw)を算出する貯湯必要量算出手段で、ここでは、43℃換算の学習給湯量Qsの平均値を熱量に変換して算出している。なお、ここでは単なる平均値を用いているが、学習給湯量Qsの標準偏差等を算出して統計的処理を行って貯湯必要量Qwを算出する構成としてもよい。
26は貯湯必要量算出手段25で算出した貯湯必要量Qwのうち深夜時間帯に沸き上げる沸き上げ必要量Qaを決定する沸き上げ必要量決定手段で、沸き上げ必要量Qaを決定する際に、長時間の貯湯状態を考慮して、貯湯タンク1や出湯管3等から自然放熱する分を考慮した所定の第1放熱係数A(A<1)を用いて、余分に沸き上げるように沸き上げ必要量Qaを決定しているもので、ここでは貯湯必要量Qwの全量を深夜時間帯に沸き上げるものとして貯湯必要量Qwを第1放熱係数A(ここでは0.8)で除して沸き上げ必要量Qaとしている。
27は深夜時間帯に後述する沸き上げ開始時刻Tsが到来すると加熱手段9を作動させて沸き上げ必要量Qaを沸き上げる沸き上げ動作を行わせる沸き上げ制御手段である。
28は貯湯必要量算出手段25で算出した貯湯必要量Qwのうち深夜時間帯外に沸き増す沸き増し必要量Qbを決定する沸き増し必要量決定手段で、沸き増し必要量Qbを決定する際に、第1放熱係数Aよりも大きい所定の第2放熱係数B(A<B<1)を用いて、余分に沸き増すように沸き増し必要量Qbを決定するもので、ここでは貯湯必要量Qwのうち深夜時間帯に沸き上げた量を除いた量を深夜時間帯外に沸き増すものとして、貯湯必要量Qwから深夜時間帯に沸き上げた量を減算した量を第2放熱係数B(ここでは0.9)で除して沸き増し必要量Qbとしている。
29は深夜時間帯外に後述する沸き増し開始条件が成立すると加熱手段9を作動させて沸き増し必要量Qbを沸き増す沸き増し動作を行わせる沸き増し制御手段である。
次に、本発明の第1実施形態の作動を図3、図4に示すフローチャート図に基づいて説明する。
まず、深夜時間帯の開始時刻になると、制御手段23は給湯量記憶手段24で記憶している学習給湯量Qsや外気温度あるいは給水温度Tw等に基づいて予め定められているデータテーブル等のルールに従って沸き上げ目標温度Tsを決定し(ステップS1)、貯湯必要量算出手段25は学習給湯量Qsの平均値Qvと換算温度である43℃と給水温度Twとから43℃換算の貯湯必要量Qwを算出する(ステップS2)。
そして、沸き上げ必要量決定手段26は、ここでは下記の数式1のように貯湯必要量Qwの全量を第1放熱係数A(ここでは0.8)で除した量を沸き上げ必要量Qaとして決定する(ステップS3)。
(数式1)
Qa=Qw/0.8
次に、制御手段23は沸き上げ必要量Qaを沸き上げ目標温度Tsと給水温度Twの差温で除して必要貯湯容量Qlを算出し(ステップS4)、各貯湯温度センサ18の検出値とそれぞれの位置情報とから貯湯タンク1に現在残っている貯湯量を確認する(ステップS5)。ここでは50℃以上の湯の貯湯容量Qrを算出している。
そして、制御手段23は、下記の数式2に基づいて沸き上げに要する時間(沸き上げ所要時間Ha)を算出する。ここで、Wは加熱手段9の定格加熱能力(kW)である。
(数式2)
Ha=(Ql−Qr)×(Ts−Tw)/(860×W)
さらに、制御手段23は、深夜時間帯の終了時刻から沸き上げ所要時間Haと所定の余裕時間だけ遡った時刻を沸き上げ開始時刻Hsとして算出するピークシフト演算を行う(ステップS6)。
そして、現在時刻が沸き上げ開始時刻Hsに到達すると(ステップS7でYes)、沸き上げ制御手段27は加熱手段9と加熱循環ポンプ15を駆動して沸き上げ動作を開始し、貯湯タンク1下部から取り出した水を定格加熱能力Wで作動する加熱手段9で沸き上げ目標温度Tsまで加熱し、貯湯タンク1の上部から積層するように沸き上げる(ステップS8)。
貯湯タンク1最下部に位置する下部貯湯温度センサ18dが所定の沸き上げ完了温度以上を検出するか(ステップS9)、または現在時刻が深夜時間帯の終了時刻に到達すると(ステップS10)、沸き上げ制御手段27は加熱手段9と加熱循環ポンプ15の駆動を停止して沸き上げ動作を停止する(ステップS11)。
そして、深夜時間帯の終了時刻となると(ステップS12でYes)、制御手段23は各貯湯温度センサ18の検出値とそれぞれの位置情報とから貯湯タンク1に現在残っている貯湯量を確認する(ステップS13)。ここでは給水温度Tw以上の湯の貯湯熱量Qeを算出している。
次に、沸き増し必要量決定手段28は、下記の数式3のように貯湯必要量QwからステップS13で確認した貯湯熱量Qeに第1放熱係数Aを掛けた値を引いた量を第2放熱係数B(ここでは0.9)で除して沸き増し必要量Qbを決定している(ステップS14)。
(数式3)
Qb=(Qw−Qe×0.8)/0.9
そして、ステップS14で決定した沸き増し必要量Qbが0以上である場合は(ステップS15でYes)、沸き増し必要量決定手段28は、下記の数式4に基づいて沸き増し必要量Qbを沸き増すのに要する時間(沸き増し所要時間Hb)を算出する(ステップS16)。
(数式4)
Hb=Qb/(860×W)
このように、第2放熱係数Bは第1放熱係数Aよりも貯湯する量を少なくなるように作用する値とされており、貯湯熱量Qeを第1放熱係数Aで割り戻した熱量を貯湯必要量Qwから減算することで、沸き増しが必要な正味の熱量が算出でき、これを第2放熱係数Bで除して沸き増し必要量Qbを算出することで、自然放熱する時間が短い深夜時間帯外での過剰な沸き増しを抑制することができる。
そして、一定量以上の給湯がされる等して貯湯タンク1下部の下部貯湯温度センサ18dが所定温度(ここでは給水温度Tw+α)以下を検出すると、沸き増し開始条件が成立したとして(ステップS17でYes)、沸き増し制御手段29は加熱手段9と加熱循環ポンプ15を駆動して沸き増し動作を開始し、貯湯タンク1下部から取り出した水を定格加熱能力Wで作動する加熱手段9で沸き上げ目標温度Tsまで加熱し、貯湯タンク1の上部から積層するように沸き増す(ステップS18)と同時に、沸き増しを行っている時間をカウントして沸き増し所要時間Hbからカウントダウンする(ステップS19)。
そして、貯湯タンク1下部の下部貯湯温度センサ18dが所定の沸き増し完了温度以上を検出するか(ステップS20)、沸き増し所要時間Hbが0までカウントダウンされると(ステップS21)、沸き増し制御手段29は加熱手段9と加熱循環ポンプ15の駆動を停止して沸き増し動作を停止する(ステップS22)。
一方、前記ステップS17で沸き増し開始条件が成立していない場合は、ステップS23へ進み、沸き増し所要時間Hbが0であるかを確認し、沸き増し所要時間Hbが0であると(ステップS23でYes)、沸き増し必要量Qbを沸き増し終えたとして制御終了するようにしている(ステップS24)。
なお、第2放熱係数Bは、深夜時間帯外の時間帯に応じてその値が変更されるようにして、主たる給湯使用時間に近いほど余分な沸き増しをしない方向にその値を変更することが好ましい。
以上のように、深夜時間帯での沸き上げ動作と深夜時間帯外での沸き増し動作とで放熱係数を変えることで、深夜時間帯のみで貯湯必要量Qwの全量を沸き上げるような場合でも適切な放熱係数を用いて湯切れを生じさせる恐れがないと共に、深夜時間帯外での運転比率が高いような場合でも必要以上に沸き増しを行って湯余りを生じさせる恐れがなく、過不足のない効率的な沸き上げ、沸き増しが行え、貯湯式給湯装置の総合的な運転効率を向上させることができる。
次に、第2実施形態の貯湯式給湯装置について、図5に基づいて説明する。
この第2実施形態は、太陽光発電装置30と連携して、太陽が照っている間の発電電力を用いて沸き増し動作を行うようにしたもので、第1実施形態と同一のものは同一の符号を付してその説明を省略する。
30は太陽光発電パネルやインバータ等から構成される太陽光発電装置、31は外部のインターネットなどから太陽光発電装置30が設置されている地域の天気予報情報を取得して天気予測情報を太陽光発電装置30の制御手段に出力する天気予測手段である。
そして、太陽光発電装置30は天気予測手段31から入力された天気予測情報に基づいて翌日の貯湯式給湯装置での貯湯必要量Qwに対する日中の沸き増しと深夜の沸き上げの比率である沸き増し比率Rを決定する。ここでは例えば、天気予測情報が翌日の日中は快晴であると沸き増し比率Rを0.5とし、翌日の日中は雨天であると沸き増し比率を0とするようにしている。
太陽光発電装置30は決定した沸き増し比率情報を貯湯式給湯装置に出力し、貯湯式給湯装置では沸き増し比率情報が沸き上げ必要量決定手段26と沸き増し必要量決定手段28のそれぞれに入力されるようにしている。
そして、沸き上げ必要量決定手段26では、沸き増し比率情報に基づいて下記の数式5のように沸き上げ必要量Qaが決定される。
(数式5)
Qa=Qw×R/A
沸き増し必要量決定手段28では、沸き増し比率情報に基づいて下記の数式6のように沸き増し必要量Qbが決定される。
(数式6)
Qb=Qw×(1−R)/B
ここで、沸き増し比率Rが0であった場合は、沸き増し必要量Qbは第1実施形態と同様に決定され、また、沸き増し比率Rが0超の値であっても、当初の沸き上げ必要量Qaを深夜時間帯に沸き上げ切れなかった場合は、沸き上げ切れなかった分が第1実施形態と同様に沸き増し必要量Qbに回されるようにしている。
このようにして、太陽光発電装置30の発電電力で積極的に昼間の沸き増しを行うようにしたものにおいても、必要以上に沸き増しを行って湯余りを生じさせる恐れがなく、過不足のない効率的な沸き上げ、沸き増しが行え、貯湯式給湯装置の総合的な運転効率を向上させることができる。
なお、本発明は上記第1、第2の実施形態に限定されるものではなく、要旨を変更しない範囲で改変可能なものであり、例えば、加熱手段9としてはヒートポンプ式のものとしたが、これに限られず、コージェネレーションシステムの排熱回収熱源機としてもよいものである。
1 貯湯タンク
2 給水管
3 出湯管
4 給水バイパス管
5 給湯混合弁
6 給湯管
7 流量センサ
9 加熱手段
25 貯湯必要量算出手段
26 沸き上げ必要量決定手段
27 沸き上げ制御手段
28 沸き増し必要量決定手段
29 沸き増し制御手段

Claims (3)

  1. 貯湯タンクと、前記貯湯タンク上部から出湯する出湯管と、前記貯湯タンク下部に給水する給水管と、前記給水管から分岐された給水バイパス管と、前記出湯管からの湯と前記給水バイパス管からの水とを給湯設定温度になるように混合して下流の給湯管を介して給湯させる給湯混合弁と、前記給湯管からの給湯量を検出する流量センサと、前記貯湯タンク下部から取り出した湯を所定の沸き上げ目標温度まで加熱して前記貯湯タンク上部に戻す加熱手段と、前記流量センサの検出値に基づいて算出される所定期間における単位期間の給湯量に応じた単位期間の貯湯必要量を算出する貯湯必要量算出手段と、前記貯湯必要量のうち深夜時間帯に沸き上げる沸き上げ必要量を決定する沸き上げ必要量決定手段と、前記深夜時間帯に前記加熱手段を作動させて前記沸き上げ必要量を沸き上げる沸き上げ動作を行わせる沸き上げ制御手段と、前記貯湯必要量のうち前記深夜時間帯外に沸き増す沸き増し必要量を決定する沸き増し必要量決定手段と、前記深夜時間帯外の時間帯に前記加熱手段を作動させて前記沸き増し必要量を沸き増す沸き増し動作を行わせる沸き増し制御手段と、を備え、前記沸き上げ必要量決定手段は、前記沸き上げ必要量を決定する際に所定の第1放熱係数を用い、前記沸き増し必要量算出手段は、前記沸き増し必要量を決定する際に前記第1放熱係数と異なる所定の第2放熱係数を用いるようにしたことを特徴とする貯湯式給湯装置。
  2. 前記第2放熱係数は、前記第1放熱係数よりも貯湯する量を少なくするように作用する値としたことを特徴とする請求項1記載の貯湯式給湯装置。
  3. 前記第2放熱係数は、時間帯に応じてその値が変更されるようにしたことを特徴とする請求項2記載の貯湯式給湯装置。
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