JP6284048B2 - 半凝固溶湯鋳鍛造法 - Google Patents

半凝固溶湯鋳鍛造法 Download PDF

Info

Publication number
JP6284048B2
JP6284048B2 JP2015541639A JP2015541639A JP6284048B2 JP 6284048 B2 JP6284048 B2 JP 6284048B2 JP 2015541639 A JP2015541639 A JP 2015541639A JP 2015541639 A JP2015541639 A JP 2015541639A JP 6284048 B2 JP6284048 B2 JP 6284048B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semi
solid
temperature
mold
slurry
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015541639A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2015053373A1 (ja
Inventor
板村 正行
正行 板村
浩一 安斎
浩一 安斎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tohoku University NUC
Original Assignee
Tohoku University NUC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tohoku University NUC filed Critical Tohoku University NUC
Publication of JPWO2015053373A1 publication Critical patent/JPWO2015053373A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6284048B2 publication Critical patent/JP6284048B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D18/00Pressure casting; Vacuum casting
    • B22D18/02Pressure casting making use of mechanical pressure devices, e.g. cast-forging
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D17/00Pressure die casting or injection die casting, i.e. casting in which the metal is forced into a mould under high pressure
    • B22D17/007Semi-solid pressure die casting
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D17/00Pressure die casting or injection die casting, i.e. casting in which the metal is forced into a mould under high pressure
    • B22D17/20Accessories: Details
    • B22D17/22Dies; Die plates; Die supports; Cooling equipment for dies; Accessories for loosening and ejecting castings from dies
    • B22D17/229Dies; Die plates; Die supports; Cooling equipment for dies; Accessories for loosening and ejecting castings from dies with exchangeable die part
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D19/00Casting in, on, or around objects which form part of the product
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D19/00Casting in, on, or around objects which form part of the product
    • B22D19/04Casting in, on, or around objects which form part of the product for joining parts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D27/00Treating the metal in the mould while it is molten or ductile ; Pressure or vacuum casting
    • B22D27/04Influencing the temperature of the metal, e.g. by heating or cooling the mould
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D27/00Treating the metal in the mould while it is molten or ductile ; Pressure or vacuum casting
    • B22D27/09Treating the metal in the mould while it is molten or ductile ; Pressure or vacuum casting by using pressure
    • B22D27/11Treating the metal in the mould while it is molten or ductile ; Pressure or vacuum casting by using pressure making use of mechanical pressing devices

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Forging (AREA)

Description

本発明は、半凝固鋳鍛造装置及び方法並びに鋳鍛造品に係る。
例えば、自動車に対する大きな社会的ニーズとして燃費向上が強く求められている。これには軽量化が効果的でありアルミ素材やプラスチック素材の採用が進んでいるが強度と精度を両立させられず技術的課題となっている。また、近年のエコ意識の高まりを受け、自転車産業も活況であるが、ここでも製品差別化として軽量化や強度その他の機械的特性の向上化、品質感向上化がニーズとして求められていることに対して前出の課題がある。そして、電子機器その他の分野においても軽量化や強度その他の機械的特性の向上化、品質感向上化が求められている。
現在、軽量化(薄肉化)、機械的特性の向上に対応する技術として半凝固鋳造技術が知られている。
半凝固鋳造技術にはレオキャスト法とチクソキャスト法がある。
レオキャスト法は、合金を液体状態から撹拌しながら冷却して、初晶を粒状に成長させて所定の固相率に到達した時点で成形する方法で、半凝固ダイカスト法とも呼ばれる。
一方、チクソキャスト法は、合金を溶融した後に撹拌しながら一旦凝固させてビレットを製作し、鋳造の際に再度ビレットを加熱して固液共存状態にしてから成形する方法であり、半溶融ダイキャスト法とも呼ばれる。
チクソキャスト法は、組織調整された特殊なビレットが高価であるという問題点がある。また、ビレットを再溶融して半溶融スラリーとしたものを鋳造するため、省エネルギーに欠けるという問題点がある。さらに、一度鋳造したものは再溶解して使用できないため、リサイクルできないという問題もある。そのため、現在はレオキャストが主流である。
所定量の固相を晶出させた後に射出スリーブに固液共存状態のスラリーを投入して射出充填する方法(NRC法:Ube’s New Rheocasting Process)がある(例えば、特許文献1)。
しかしながら、NRC法は、半凝固スラリーの生成に時間を要し、設備が大きく高価であることと核発生数が十分でないため球状結晶の微細化に限界があった。
かかる限界を破る技術として、すなわち、小型設備で安価に迅速かつ簡便にスラリーを生成させ、かつ核発生数を多くする技術として、電磁撹拌によるナノキャスト法(特許文献2)や、自己撹拌によるカップ法(特許文献3)が提供されている。
その後、球状結晶の微細化に取り組み、注湯時におけるスリーブ内の溶湯温度を最適に制御することで 従来のスラリー生成設備をもたないで、スリーブ内にて多くの結晶核を晶出させ、結晶成長を適切に制御することで通常のレオキャストにおいて得ることができなかった微細な球状結晶を生成させる半凝固スラリー生成プロセスが開発されている(特許文献4)。
一方、型内で溶湯を鍛造するいわゆる溶湯鍛造技術のうち、レオキャスト法を用いる技術及びチクソキャスト法を用いる技術については、例えば、特許文献5、6に記載された技術が提供されている。
特許文献5記載技術は、半凝固状態になった塊状混合物(ビレット)を、塊状混合物より低い温度に加熱されている下型の中央に設置し、ついで、上型を下型に接近させることで半凝固状態にある塊状混合物を圧縮変形させている。
しかし、特許文献5記載技術では、製品質量に対する原料質量が大きく、そのためコスト高になるという課題がある。なお、ここで、「原料質量」とは前記下型内に供給する原料の質量であり、「製品質量」とはバリ、余肉その他の製品外部分を除いた部分の質量である。なお、原料質量、製品質量ともに室温における質量である。
また、薄肉部(例えば1mm以下の厚み部)を有する製品の場合、薄肉部には余肉を付しておく必要があるため、その部分は切削加工せざるを得ず、そのための工程もコスト高の要因となってしまう。
特許文献6(特開平4−182054号公報)では、プレス型内に金属材料の溶湯を注湯後、全体に予圧をかけた状態で一定時間保存し、凝固開始から凝固終了後300℃低下するまでの間金属材料の少なくとも一部に付加的圧力を加えて変形を与える溶湯鍛造技術が開示されている。
しかし、特許文献6の技術では、予圧付与と、付加的圧力付与という複数段階の工程を経る必要があり、工程が複雑であるとともにそのための装置も複雑にならざるを得ない。
また、非特許文献1には、製品形状に近い金属容器の中に半凝固スラリーを生成し、半凝固スラリーを金型に投入し、金型により圧縮成形を行う技術が開示されている。
この方法によれば球状組織は得られるが、一旦半凝固スラリーを作成し、それを金型に移す工程が必要である。また、製品質量に対する原料質量が大きく、この技術も原料面からコスト高となる。
特開2003−126950号公報 特許4134310号公報 特許3919810号公報 WO2013/039247A 特開2009−235498号公報 特開平4−182054号公報
平成23年第3次補正予算事業戦略基板技術高度化支援事業「半凝固鋳鍛造成型法による自動車用高機能製品の開発」研究開発成果等報告書 平成25年3月
本発明は、薄肉部(1mm以下の肉厚部)を有する製品であっても、複雑な工程、装置を用いることなく極めて高い材料歩留りをもって製造することが可能な半凝固鋳鍛造法を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、下型のキャビティー内に溶湯を注湯し、上型又は前記下型を#させ、半凝固状態で成型を行う半凝固溶湯鋳鍛造法であって、前記注湯後におけるスラリー中の粒径が全体的に50μm以下となるようにしてスラリーを作成し、前記注湯後0.1−10秒の範囲の時間内に型成形を開始する半凝固溶湯鋳鍛造法である。
請求項2に係る発明は、前記注湯後前記成型開始までの時間を0.1−5秒とする請求項1記載の半凝固溶湯鋳鍛造法である。
請求項に係る発明は、固相率が所望する一定の値となるように制御されたプレスの下
型内に、過冷却が生じるように溶湯を注湯して、粒径が50μm以下の結晶粒を全体的に
有する半凝固スラリーを作成後、少なくとも上型が前記半凝固スラリーに接触して以降の
速度が0.1〜1.5m/sの速度で上型ないし前記下型を移動させることにより前記半
凝固スラリーを圧縮して製品を形成する半凝固溶湯鋳鍛造法である。
請求項4に係る発明は、注湯時における溶湯温度は、液相温度より10〜30℃高い温度である請求項1ないし3のいずれか1項記載の半凝固溶湯鋳鍛造法である。
請求項5に係る発明は、液相線を通過する際における冷却速度は2℃/s以上である請
求項1ないし4のいずれか1項記載の半凝固溶湯鋳鍛造法である。
請求項6に係る発明は、前記下型の温度は、200℃±100℃である請求項1ないし
5のいずれか1項記載の半凝固鋳鍛造法である。
請求項7に係る発明は、前記上型の温度と前記下型の温度とは異なっている請求項1な
いし6のいずれか1項記載の半凝固溶湯鋳鍛造法である。
請求項8に係る発明は、前記上型の一部又は全部の温度は前記下型の温度より低い温度
である請求項7記載の半凝固溶湯鋳鍛造法である。
請求項9に係る発明は、(製品質量)/(原料質量)が0.9以上である請求項1ない
し8のいずれか1項記載の半凝固溶湯鋳鍛造法である
請求項10に係る発明は、前記溶湯は、アルミニウム合金、マグネシウム合金又は亜鉛合金である請求項1ないし9のいずれか1項記載の半凝固溶湯鋳鍛造法である。
請求項11に係る発明は、前記アルミニウム合金は、Al−Si系合金、Al−Si−Mg系合金、Al−Si−Cu系合金又はAl−Mg系合金である請求項10記載の半凝固溶湯鋳鍛造法である
以下に、本発明をなすに際して得た知見とともに本発明を説明する。
本発明は、湯鍛造装置に係り、その中の半凝固状態で型成形を行うための装置である。
溶湯鍛造装置は、型内に溶湯を注湯後、型締めを行い、固相状態に達するのを待ち、固相状態に達した後に必要に応じて一部又は全体に荷重を加えて引け収縮分の空間が生じないようにしている。この技術は、鍛造成形とは異なる。すなわち、大きな鍛造圧力で成形を行うというものではない。型は、凝固までは溶湯を保持する容器としての機能を有するのみである。また、固相状態に一部又は全部に圧力を加えるが、加工量は引け収縮量に相当する量であるため加工時における変形抵抗は小さく、従って、加工硬化もほとんど生じていない。従って、従来の溶湯鍛造装置は、型の移動速度を速くする必要性がなく、そのため型の移動速度は遅く設計されている。
一方、半凝固状態で型成形する技術においては、型外において円柱状の半凝固ビレット(スラリー)を作成後、該スラリーを下型上に載置し、次いで上型を移動させて型成形を行う技術がある。この技術においては、型外におけるスラリー作成時にスラリーの性状は決まってしまっている。すなわち、上型の移動速度は製品特性に大きな影響を与えるわけではない。また、型外から下型上に搬送し、上型を移動させるためには少なくとも数秒の時間を要する。従って、スラリー作成時と、下型への移動後とではスラリー特性は変化してしまうことが避けられない。
本発明は、下型のキャビティー内に溶湯を注湯し、上型又は前記下型を移動させ、半凝固状態で成型を行うための溶湯鍛造装置である。
本発明では、下型のキャビティー内に溶湯を注湯する。従って、半凝固スラリーは下型のキャビティー内において形成される。
本発明では、下型キャビティー内において半凝固スラリーを形成することに一つの特徴を有している。すなわち、型外において半凝固スラリーを形成して、該スラリーを下型上に際して型成形を行うものではない。
本発明では、下型キャビティー内において半凝固スラリーを形成することに一つの特徴を有している。すなわち、型外において半凝固スラリーを形成して、該スラリーを下型上に移して型成形を行うものではない。
そして、本発明のさらなる特徴は、スラリーの性状の制御を下型内におけるスラリー形成時に行う点にある。従来、型内におけるスラリー形成時にスラリーの性状を制御するという技術は存在しない。
スラリーの性状の制御は、下型キャビティーへの注湯温度(好ましくは融点プラス5−50℃以下の温度、より好ましくは融点プラス5ー30℃以下の温度)、注湯後の溶湯からの抜熱量及び抜熱速度を制御して、過冷度を一定以上の大きさとし、スラリー中の粒子の粒径が50μm以下になるように制御する。型の熱容量、熱伝導率、下型温度、溶湯の潜熱などを考慮して設計すればよい。注湯後自己撹拌が生じるように、下型のキャビティー底面から一定以上の高さから注湯を行うことが好ましい。例えば、上型と下型を合わせた際に形成される型内部の空間の高さ方向の2倍以上の高さから注湯を行うことが好ましい。あるいは下型底からの高さが下型の平均直径Dの3.5倍以上の高さから注湯を行った。なお、平均直径は、下型の製品面積の1/2乗としても「よい。製品形状に応じて自己撹拌が生じる高さを予め実験などにより求めればよい。
また、注湯後型成形開始までの時間により、製品中における結晶粒径、強度、型充填度は変化する。
従来の溶湯鍛造は、引け収縮量を補てんする意味における型鍛造であるため、注湯後必ず保持時間があった。本発明では、下型内でスラリーの性状の制御をおこなっているため、注湯後俊瞬時に50μm以下の粒径のスラリーが形成されることもある。また、その状態のスラリーは多くの核が消滅せずに含まれている。
従って、注湯後、0―10秒以内に型成形が開始されると、流動性よく成形でき、また、結晶粒の小さな製品を得ることができる。ただ、実際の装置においては、0.1−10秒の範囲内となる。この範囲内において、最適なスラリー性状に対応した経過時間を選択して型成形を開始すればよい。
前述した文献においては、半凝固鋳鍛造(レオキャストを用いたもの)、半溶融鋳鍛造(チクソキャストを用いたもの)に触れてはいるが、その具体的実施例についての開示は無い。特に、半凝固鋳鍛造については、注湯温度その他の具体的条件についての開示は全くなく、どのように実施すべきか明確ではない。従って、完成した技術ということはできない。
本発明者は、半凝固鋳鍛造について、具体的条件の探究を行ったところ、型内における半凝固スラリーの条件(ひいては、その作成条件)によっては、原料質量を著しく減少させても、欠肉部がなく、良好な金属組織を有する製品が得られる場合があることを見出した。
ただ、その再現性が良好ではなかった。そこで、実験を重ねたところ、半凝固スラリーの作成条件のみならず、鍛造条件をも制御した場合に良好な製品を再現性良く実現できることを見出した。
すなわち、本発明では、半凝固スラリーの製造については、固相率が所望する一定の値となるように制御されたプレスの下型内に、過冷却が生じるように溶湯を注湯する。例えば過冷却の程度を制御することにより発生する核の数、ひいては半凝固スラリー中の結晶(例えば初晶)の粒径を制御することができる。
粒径が50μm以下の結晶が均一に分布する半凝固スラリーを形成する過冷却を生じさせるためには、例えば、注湯時における溶湯温度は、液相温度より10〜30℃高い温度とすることが好ましい。10℃未満では核発生前に凝固が始まってしまう可能性があり、また、30℃を超えると発生した核が潜熱のため消滅してしまう可能性がある。なお、例えば、下型の温度を調整することにより過冷却の程度を制御することができるため50μm以下よりさらに微細な、30μm以下、10μm以下の結晶を有する半凝固スラリーの形成も可能である。下型の温度は、低い方が過冷却が生じやすい。従って、実際の製造にあたっては、下型の温度を変化させる実験を予め行うことにより結晶の粒径を調整できる。
液相線を通過する際における冷却速度は2℃/s以上が好ましく、20℃/s以上がより好ましい。冷却速度が2℃/s以上の場合には、注湯した溶湯は、表面部と内部との温度差が短時間になくなる。すなわち、短時間に全体が均一温度となる。そのため、発生した核も偏在せず、より全体に分布するものと考えられる。
本発明者は、このことを実験により確認した。
すなわち、図9に示すように、注湯温度を720℃、660℃、640℃と変化させたところ、640℃の場合は、それ以上の温度の場合に比べて短時間で全体が均一温度になった。
なお、図に示す実験は、AC4CHで行った。
以上のように、本発明方法においては、過冷却が生ずるように制御して半凝固スラリーを作成している。半凝固スラリーは温度分布のばらつきが少ないため均一に核も分布し、局部的に凝固が生ずることが少ない。そのため、微細な結晶粒(初晶)が均一かつ緻密に分布する。
薄肉部を有する場合には、液体状態で流動すると表面張力のため局部的に凝固が生じ、凝固部が流動のストッパーとなるため薄肉部は充填されがたい。それに対して、本発明の半凝固スラリーの場合は、好ましくは粒径が50μm以下という微細な結晶粒を全体的に有しているため転がるように移動するため局部的凝固が生じにくいと推測される。その結果、薄肉部があったとしても充填される。そのため、余分な肉を設けなくともよく、材料の節約となり、また、余肉の切削という工程を省略することができる。
本発明者は、かかる半凝固スラリーを作成して実験を試みたが、必ずしも、薄肉部が充填されない場合があった。なお、粒径は、長径と単径との平均をとって測定する。
本発明者は、さらなる実験を重ねた結果、プレス速度が影響を与えていることを見出し、プレス速度を変化させたところ、0.1〜1.5m/sの範囲で圧縮を行えば、薄肉部があっても充填されることを見出し本発明をなすにいたったものである。
プレス速度で重要なことは、上型が半凝固スラリーと接触した以降の速度が0.1〜1.5m/sの範囲内であることである。型の移動開始から、上型が半凝固スラリーに接触するまでは空間を抵抗なく移動するが、プレス装置の容量によっては、半凝固スラリーが存在するためそれが抵抗となり速度が低下することがある。特に、固相率が高い場合は、そのようになりやすい。従って、上型が半凝固スラリーに接触後のプレス速度が0.1m/s以上に維持されるようにしておく必要がある。
なお、型が移動開始してから半凝固スラリーに接触するまでの時間も短い方が好ましいため、その間のプレス速度も0.1〜1.5m/sとすることが好ましい。
50μm以下の微細な結晶粒を有している半凝固スラリーに、上型が半凝固スラリーと接触し、加圧による圧縮が始まった後のプレス速度(すなわち、加圧速度)を高速にすると半凝固スラリーの見かけ粘度は低下する。かかる見かけ粘度の低下は50μm以下という微細な粒径の場合にのみ生ずることである。これは、加圧速度を高速にするとせん断速度も上昇するため、チクソトロピー状態の液体試料に与える歪みのせん断速度を上昇させたときに徐々に粘度が下がるという現象が本半凝固スラリーにおいても生じているためではないかと推測される。その結果、固相率が高い半凝固スラリーであっても流動性が確保される。
結局、本発明においては、粒径が微細であるために粘性が小さいことに加え、プレス速度を速くすることにより、より一層の粘度の低下、ひいては流動性の上昇を生じさせることができたため薄肉部を有する製品であっても成形が可能となったものである。特に、(製品質量)/(原料質量)が90%近い場合であっても成形が可能であるという著しい成形効果は、このような粘度の低下に起因するものと推測される。
プレス速度が0.1m/s未満の場合には、結晶の粒径が50μm以下と小さい場合であっても粘度の低下は生じないため(製品質量)/(原料質量)は必ずしも良好zではない。従って、0.1m/s以上とする。なお、粘度の低下という効果の観点からは、0.5m/s以上がより好ましい。ただ、1.5m/sを超えても上記効果は飽和するとともに金型への衝撃が生じてしまうこと、また、ガスの巻き込みのおそれがあるため1.5m/s以下とする。
一般に、固相率が高くなると粘度は大きくなり、ある値を超えると流動しなくなる。この値を流動限界固相率という。材料により流動限界固相率は異なる。従来においては、例えば、アルミニウム合金で80%で行ったものはない。本発明においては、粒径を50μm以下と小さくするとともに加圧速度を0.1m/s以上の高速とすることにより半凝固スラリーのみかけ上の粘度を低下させることができ、そのため流動限界固相率が高くなり、高い固相率の半凝固スラリーを使用することが可能となる。
型表面に接触して凝固が始まった部分については塑性変形による加工組織と同様の鍛造組織となり、鋳造組織と鍛造組織とを有する製品を得ることも可能となる。
所望する製品組織に応じて、固相率を決定すればよい。例えば、20〜90%の範囲で適宜決定すればよい。
下型の温度は、200℃±100℃とすることが好ましい。
下型の熱容量(体積、材質により変動する)により、後述する熱バランス(熱平衡)がとれるように適宜温度を調整すればよい。
なお、上型の温度と下型の温度とは異なる温度に設定することにより他の条件に対応して製品の金属組織を適宜調整することができる。
上型の一部又は全部の温度は下型の温度より低く設定することができる。例えば、下型からの抜熱量が大きい場合には、上型の温度を下型より低く設定してあれば上型からの抜熱も生じるため半凝固スラリーの上下の温度差を少なくすることができる。つまり、半凝固スラリーの上下の面で温度差がある場合は、核の発生、消滅につき差異が生じ、その結果、製品の組織についても不均一となる。
逆に、製品のある一定部位につき他の部分と特性の差異を設けたい場合、例えば、上面のある部分のみ強度を持たせたい場合には、その部分に対応する上型の部分を冷却しておけば、その部分は固体状態となり、圧縮力を加えると、その流体移動ではなく、塑性変形が生じるため加工硬化によりその部分は高硬度あるいは高強度となる。なお、型内部にヒータあるいは冷媒通路(図示せず)を設けておけば型の温度制御を容易に行うことができる。
半凝固スラリーを作成するに際して、金型の熱容量が大きい、あるいは、熱伝達係数が大きいため、抜熱量が大きすぎる場合は、粉体離型剤を用いることにより抜熱量を調整することができる。粉末離型剤は、水溶性離型剤よりも熱伝達係数が大きいため熱抵抗の役目を果たすものである。また、水溶性離型剤は、型に噴霧した場合、型温度を低下させてしまい、熱バランスの調整が難しくなるため、この点からも粉体離型剤が好ましい。
本発明によれば、機械的特性に優れ、また、微細組織を有する優れた製品を、薄物製品のみならず厚物製品についても、複雑な工程、装置を用いることなく製造することができる。
本発明方法に使用可能な成形装置の概念図である。 本発明の実施例1の工程示す金型配置図である(注湯前)。 本発明の実施例1の工程示す金型配置図である(注湯)。 本発明の実施例1の工程示す金型配置図である(鍛造) 本発明の実施例により形成した製品の金属組織図及び外観を示す写真である。方法に使用可能な成形装置の概念図である。 注湯温度が半凝固スラリーの熱分布均一性に与える影響を示すグラフである。
10 成形装置
12 ベッド
14 コラム
20 スライド
22 油圧シリンダ
24 上型
32 ボルスタ
34 下型
50d 製品
51 他の部材(ボール)
53 ピンロッド
図1は本発明に係るアルミニウム合金の成形方法に適用される成形装置の一例を示す全体構成図である。この装置は、特開2007−118030号公報において開示されている装置をシンプルにしたものであらう。
図1に示す成形装置10は、例えば、油圧プレスであり、ベッド12、コラム14及びクラウン16でフレームが構成され、スライド20は、コラム14に設けられたガイド部18により鉛直方向に移動自在に案内されている。スライド20は、クラウン16上に設けられた第1油圧シリンダ22によって駆動力が伝達され、図1上で上下方向に移動させられる。このスライド20の下端には上型24が取り付けられている。
一方、成形装置10のベッド12に設けられたボルスタ32上には下型34が取り付けられている。
スライド20を下降させることにより下型38内の空間部に配置された溶湯、半凝固スラリー、半凝固プレフォームビレットを圧縮加工し、製品を形成する。
下型34の熱容量が設計される。
また、下型と注湯した材料とが熱平衡状態に達したときに任意に選択した特定の固相率となるように、下型の熱容量、注湯する溶湯の熱容量、僭熱をあらかじめ計算して、所定の固相率において熱バランスが取れるように下型寸法、溶湯温度、下型の温度、溶湯量などを設計した。
溶湯と下型との温度が同じになったとき熱の移動はなくなり、それ以上温度は変化しないと考える。このときの温度Teq(以下,平衡温度と呼ぶ)は次式で与えられる。
Figure 0006284048
ここで,Tcは溶湯初期温度、Tmは下型初期温度、H`は凝固潜熱を比熱で除したもの、fsは固相率である。また、γは、下型の温度を1K上昇させるために必要な熱量を溶湯の温度を1K上昇させるために必要な熱量で除したもので、次式で与えられる。
γ=(ρ)/(ρ) −(2)
ここで、ρは密度、cは比熱、Vは体積であり、添字cは溶湯、添字mは下型のものであることを示す。
下型内への溶湯の注湯に際しては、下型底からの高さが下型の平均直径Dの3.5倍以上の高さから注湯を行った。なお、平均直径は、下型の製品面積の1/2乗とする。
製品形状は特に問わないが、下型の底面は平坦な形状が好ましい。底面が高低を有する形状であっても高低差は、製品の厚さの1/2以下が好ましく、1/4以下がより好ましい。溶湯は、低い部分に溜まり、圧縮率にアンバランスが生じてしまう。
本発明の対象となる金属は、特に限定されない。特にアルミニウム合金などの低融点合金が有効である。JISに規定するAl−Si系(ADC1)、Al−Si−Mg系(ADC3)、Al−SiーCu系(ADC10、10Z、ADC12、12Z、ADC14)、Al−Mg系(ADC5,6)なども好適に用いられる。
アルミニウム合金以外に、マグネシウム合金、亜鉛合金その他の合金についても同様の効果が得られる。
一般的には、固相率が高いと流動性が悪くなり、射出には高い圧力を要し、金型内の薄肉部を充填することは困難になると考えられている。
しかし、高い固相率であっても半凝固体における粒径が小さければ流動性は確保されること、むしろ高い固相率の方がより確実に薄肉部を充填することが判明した。
固相率としては30%以上が好ましい。ただ、60%を超えるとプレス圧力が高くなってしまうため、60%以下が好ましい。
液相線を通過する際における冷却速度は2℃/s以上が好ましい。
冷却速度は2℃/s以上が好ましく、特に20℃/s以上の場合には、非常に微細な(粒径2〜4μm)な粒子が分布する。この微粒子の存在が、より薄肉でかつガスの巻き込み、巣がほとんど無いダイカスト製品の製造を可能としていると考えられる。
(実施例1)
本例では、コンロッドの作成を行なった。
型は、図2に示す上型24と下型34とを用いた。
あらかじめ金型内における溶湯温度が適正な固相率をもつ半凝固スラリーになるよう最適条件を求め、半凝固鋳鍛造成形を行った。
半凝固鋳鍛造成形の工程を次に示す。
1−溶湯温度・金型温度の設定
2−下金型への注湯
3−型締め位置への移動
4−型締め
5−充填
6−成形完了
7−型開
8−成形品の取り出し
図3に示すように、下型34の空間部に溶湯を注湯した。
次いで、図4に示すように、上型24を下降させ、半凝固スラリーを圧縮し、製品を形成した。
成形機は光栄製作所製20ton油圧サーボプレスを用い金型温度は下型34(固定側)、上型24(可動側)のいずれも250℃とし、溶湯温度は620℃(AC4CH)に設定した。
溶湯を下型34へ注湯し、上型24を0.1m/の速度で下降させた。上型24が半凝固スラリーに接触後もそのままの速度、すなわち、0.1m/sの速度を維持してプレス成形を行った。
凝固後型から製品50dを取り出した。
なお、成形条件を整理した結果を下記に示す。
[鋳鍛造条件]
溶湯材質
:AC4CH
液相線温度TL :610〜612℃
固相線温度Ts :555℃
注湯温度
:620℃
上型の温度 :250℃
下型の温度 :250℃
型締め速度
:0.1m/s
(製品質量)/(原料質量):0.9/1
固相率
:60%
下型への注湯高さ:下型キャビティ底面から50cmの高
本発明によれば、収縮巣、非金属介在物の無く、また、微細組織を有する優れた鋳造品を、薄物製品ののみならず厚物製品についても製造することができる。そのため、電子電気部品分野のみならず例えば自動車部品においても本発明を利用することが可能である。
本発明は、コンロッドに限らず、あらゆる形状に適用可能である。例えば、断面H状部材、断面I状部材、オカマ形状の部材、十字形状の部材、アルミホイールその他の製品に適用が可能であり、産業上の利用分野も限定されない。

Claims (11)

  1. 下型のキャビティー内に溶湯を注湯し、上型又は前記下型を移動させ、半凝固状態で成型を行う半凝固溶湯鋳鍛造法であって、前記注湯後におけるスラリー中の粒径が全体的に50μm以下となるようにしてスラリーを作成し、前記注湯後0.1−10秒の範囲の時間内に型成形を開始する半凝固溶湯鋳鍛造法
  2. 前記注湯後前記成型開始までの時間を0.1−5秒とする請求項1記載の半凝固溶湯鋳鍛造法
  3. 固相率が所望する一定の値となるように制御されたプレスの下型内に、過冷却が生じるように溶湯を注湯して、粒径が50μm以下の結晶粒を全体的に有する半凝固スラリーを作成後、少なくとも上型が前記半凝固スラリーに接触して以降の速度が0.1〜1.5m/sの速度で上型ないし前記下型を移動させることにより前記半凝固スラリーを圧縮して製品を形成する半凝固溶湯鋳鍛造法。
  4. 注湯時における溶湯温度は、液相温度より10〜30℃高い温度である請求項1ないし3のいずれか1項記載の半凝固溶湯鋳鍛造法。
  5. 液相線を通過する際における冷却速度は2℃/s以上である請求項1ないし4のいずれか1項記載の半凝固溶湯鋳鍛造法。
  6. 前記下型の温度は、200℃±100℃である請求項1ないし5のいずれか1項記載の半凝固溶湯鋳鍛造法。
  7. 前記上型の温度と前記下型の温度とは異なっている請求項1ないし6のいずれか1項記載の半凝固溶湯鋳鍛造法。
  8. 前記上型の一部又は全部の温度は前記下型の温度より低い温度である請求項7記載の半凝固溶湯鋳鍛造法。
  9. (製品質量)/(原料質量)が0.9以上である請求項1ないし8のいずれか1項記載の半凝固溶湯鋳鍛造法。
  10. 前記溶湯は、アルミニウム合金、マグネシウム合金又は亜鉛合金である請求項1ないし9のいずれか1項記載の半凝固溶湯鋳鍛造法。
  11. 前記アルミニウム合金は、Al−Si系合金、Al−Si−Mg系合金、Al−Si−Cu系合金又はAl−Mg系合金である請求項10記載の半凝固溶湯鋳鍛造法。
JP2015541639A 2013-10-09 2014-10-09 半凝固溶湯鋳鍛造法 Active JP6284048B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013212386 2013-10-09
JP2013212386 2013-10-09
PCT/JP2014/077106 WO2015053373A1 (ja) 2013-10-09 2014-10-09 半凝固鋳鍛造装置及び方法並びに鋳鍛造品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2015053373A1 JPWO2015053373A1 (ja) 2017-03-09
JP6284048B2 true JP6284048B2 (ja) 2018-02-28

Family

ID=52813188

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015541639A Active JP6284048B2 (ja) 2013-10-09 2014-10-09 半凝固溶湯鋳鍛造法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10118219B2 (ja)
JP (1) JP6284048B2 (ja)
TW (1) TWI665035B (ja)
WO (1) WO2015053373A1 (ja)

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6253730B1 (ja) * 2016-08-04 2017-12-27 有限会社ティミス 半凝固スラリの鍛造システム
US10650621B1 (en) 2016-09-13 2020-05-12 Iocurrents, Inc. Interfacing with a vehicular controller area network
CN107199321B (zh) * 2017-06-02 2018-11-06 重庆大学 一种时变控制半固态成形工艺
CN107297481B (zh) * 2017-08-10 2019-11-01 赣州伟嘉合金有限责任公司 一种刀具成型装置及控制刀具成型的方法
CN107787147B (zh) * 2017-09-21 2018-10-23 珠海市润星泰电器有限公司 一种半固态通讯散热壳体及其生产方法
CN107812915B (zh) * 2017-12-13 2020-06-05 海盐通惠铸造有限公司 一种多形状成型压铸装置
CN108941412B (zh) * 2018-06-25 2019-10-22 哈尔滨工业大学 Gh4037圆饼类零件半固态-固态复合精密锻造装置及方法
ES2898749T3 (es) * 2018-06-27 2022-03-08 Fundacion Tecnalia Res & Innovation Método para fabricar un compuesto bimetálico de fundición reforzado, y aparato para fabricar un compuesto bimetálico de fundición reforzado
CN109014127B (zh) * 2018-08-27 2020-06-12 马鞍山市兴隆铸造有限公司 一种挤压铸造装置
CN109175291A (zh) * 2018-09-13 2019-01-11 河南科技大学 一种中小型锌基合金轴套的半熔态微压模铸制备方法
US11260467B1 (en) * 2019-07-30 2022-03-01 National Chain Company Canister and method of production
CN112355276B (zh) * 2020-10-30 2021-10-19 临沂市铸信机械有限公司 模具压铸设备及压铸方法
CN112453299B (zh) * 2020-11-06 2022-01-11 西安交通大学 航空航天钛合金板材应变诱发式半固态多点模压成形工艺
CN112935218A (zh) * 2021-03-10 2021-06-11 昆明理工大学 一种流变挤压铸造制浆成形一体化方法及模具
CN114247840B (zh) * 2021-11-08 2024-06-21 德清恒富机械有限公司 一种轴承钢冶炼锻造碾环一体化装置
CN114643336A (zh) * 2022-03-07 2022-06-21 山东宇信铸业有限公司 一种球墨铸铁铸件v法铸造工艺
CN114619012B (zh) * 2022-03-09 2023-06-27 南昌航空大学 一种直接流变挤压铸造成形的方法及其装置
CN114799131A (zh) * 2022-04-22 2022-07-29 南京航空航天大学 一种金属材料的负压引流式铸锻成形装置与方法
EP4279200A1 (de) * 2022-05-16 2023-11-22 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Verfahren und vorrichtung zum formen einer aushärtbaren formmasse

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6021023B2 (ja) 1979-09-28 1985-05-24 ア−ト金属工業株式会社 溶湯鍛造法
JPS63299845A (ja) * 1987-05-30 1988-12-07 Fuso Light Alloys Co Ltd インサ−ト金具のセット保持方法
JP2919014B2 (ja) 1990-08-01 1999-07-12 株式会社レオテック 半凝固金属の成形方法
JPH04138863A (ja) * 1990-09-28 1992-05-13 Kobe Steel Ltd 低圧鋳造装置
JPH06210422A (ja) 1993-01-13 1994-08-02 Leotec:Kk 半凝固金属の均一組織化成形方法
JPH06346075A (ja) 1993-06-04 1994-12-20 Hanano Shoji Kk 溶湯鍛造用粉末離型剤
JP2666918B2 (ja) * 1994-01-25 1997-10-22 株式会社寿也キャスティング 磁性体部品のインサート装置
JPH07246453A (ja) 1994-03-09 1995-09-26 Asahi Tec Corp 金属成形品
JP3205496B2 (ja) 1995-11-17 2001-09-04 ワイケイケイ株式会社 ゴルフクラブヘッドの製造方法
JP3126704B2 (ja) * 1999-06-30 2001-01-22 マツダ株式会社 複合用材料が鋳込まれた鋳造品の鋳造方法
JP2001252754A (ja) 2000-03-09 2001-09-18 Hitachi Metals Ltd アルミホイール及びその製造方法
US6742567B2 (en) 2001-08-17 2004-06-01 Brunswick Corporation Apparatus for and method of producing slurry material without stirring for application in semi-solid forming
JP4145242B2 (ja) * 2001-09-04 2008-09-03 株式会社豊田中央研究所 鋳物用アルミニウム合金、アルミニウム合金製鋳物およびアルミニウム合金製鋳物の製造方法
JP3635258B2 (ja) * 2001-11-01 2005-04-06 宇部興産機械株式会社 半凝固アルミニウム成形体の成形方法と成形金型
JP4613965B2 (ja) * 2008-01-24 2011-01-19 住友電気工業株式会社 マグネシウム合金板材
JP5374993B2 (ja) 2008-09-24 2013-12-25 住友電気工業株式会社 マグネシウム合金成形体、及びマグネシウム合金成形体の製造方法
WO2013039247A1 (ja) 2011-09-15 2013-03-21 国立大学法人東北大学 ダイカスト方法及びダイカスト装置ならびにダイカスト品
CN202427951U (zh) * 2012-01-16 2012-09-12 浙江大学 一种用于双向压制的半固态金属粉末成形装置
CN103009020B (zh) * 2012-12-31 2015-07-08 江苏大学 一种钢制裂解连杆的制造方法
US9757796B2 (en) * 2014-02-21 2017-09-12 Terves, Inc. Manufacture of controlled rate dissolving materials

Also Published As

Publication number Publication date
WO2015053373A1 (ja) 2015-04-16
TW201519973A (zh) 2015-06-01
JPWO2015053373A1 (ja) 2017-03-09
US10118219B2 (en) 2018-11-06
TWI665035B (zh) 2019-07-11
US20160228946A1 (en) 2016-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6284048B2 (ja) 半凝固溶湯鋳鍛造法
Kiuchi et al. Mushy/semi-solid metal forming technology–Present and Future
US5979534A (en) Die casting method
Dao et al. Effect of process parameters on microstructure and mechanical properties in AlSi9Mg connecting-rod fabricated by semi-solid squeeze casting
US10384262B2 (en) Die-casting apparatus, die-casting method, and diecast article
Hong et al. Development of an advanced rheocasting process and its applications
JP3919810B2 (ja) 半凝固金属スラリーの作製方法並びに成形方法及び成形品
Lakshmi et al. Induction reheating of A356. 2 aluminum alloy and thixocasting as automobile component
CN100402191C (zh) 制备金属基体复合材料的方法
Wessén et al. The RSF technology–a possible breakthrough for semi-solid casting processes
JP2003136223A (ja) 半凝固金属成形体の成形方法と成形金型
US7343959B2 (en) Pressure casting method of magnesium alloy and metal products thereof
Guo et al. Effects of pouring temperature and electromagnetic stirring on porosity and mechanical properties of A357 aluminum alloy rheo-diecasting
Mohammed et al. An overview of semi-solid metal processing
Qi et al. Comparison of microstructure and mechanical properties of AZ91D alloy formed by rheomolding and high-pressure die casting
Ivanchev et al. Rheo-processing of semi-solid metal alloys: a new technology for manufacturing automotive and aerospace components: research in action
JP3487315B2 (ja) ダイカスト鋳造方法
Gjestland et al. Optimizing the magnesium die casting process to achieve reliability in automotive applications
Wang et al. Microstructure evolution and mechanical properties of ZK60 magnesium alloy produced by SSTT and RAP route in semi-solid state
JP3167854B2 (ja) アルミニウム合金の加圧鋳造方法および加圧鋳造装置
JP3339333B2 (ja) 溶融金属の成形方法
Gangopadhyay Optimisation of casting parameters of squeeze cast LM-24 Al-Si alloy
Soundararajan et al. Effect of die sleeve material on mechanical behavior of A413 aluminium alloy processed through squeeze casting route
JP4748688B2 (ja) 半凝固金属スラリーの作製方法
Cardoso Legoretta et al. Cooling slope casting to obtain thixotropic feedstock

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170111

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170111

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20170111

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20170125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170308

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170508

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170607

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170807

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170823

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171124

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20171204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180118

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6284048

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250