JP6283928B2 - インペラ及びカスケードポンプ - Google Patents

インペラ及びカスケードポンプ Download PDF

Info

Publication number
JP6283928B2
JP6283928B2 JP2013207836A JP2013207836A JP6283928B2 JP 6283928 B2 JP6283928 B2 JP 6283928B2 JP 2013207836 A JP2013207836 A JP 2013207836A JP 2013207836 A JP2013207836 A JP 2013207836A JP 6283928 B2 JP6283928 B2 JP 6283928B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
impeller
curved surface
side wall
fluid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013207836A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015071968A (ja
Inventor
健児 渡邊
健児 渡邊
茂広 渡辺
茂広 渡辺
眞 小田
眞 小田
誠 芝
誠 芝
酒井 裕和
裕和 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Miura Co Ltd
Original Assignee
Miura Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Miura Co Ltd filed Critical Miura Co Ltd
Priority to JP2013207836A priority Critical patent/JP6283928B2/ja
Publication of JP2015071968A publication Critical patent/JP2015071968A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6283928B2 publication Critical patent/JP6283928B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

本発明は、ポンプ内に回転可能に収容され、回転することによってポンプ流路内の流体を昇圧させるインペラ及びそれを用いたカスケードポンプに関する。
従来、外周面に複数の羽根が所定の間隔で形成された円板状のインペラをケーシング内に収容し、インペラの回転に伴ってインペラの外周面に沿って形成されたポンプ流路内の流体を昇圧するカスケードポンプが多数提供されている。例えば、下記特許文献1に従来のカスケードポンプが開示されている。
特開2000−337284号公報
しかし、上記特許文献1に開示されたインペラの羽根は平板形状であるため、ポンプ流路内の流体が羽根間の溝内に流入する際に羽根表面に強く衝突したり、羽根とインペラ本体との境界角部に衝突したりすることで、大きな圧力損失が発生し、回転駆動するインペラから流体への圧力伝達効率が低下するといった問題があった。
また、羽根が平板形状であると、回転駆動する羽根の背面側に流体が回り込む際に剥離による渦が発生して、羽根間の溝内での流体の流れに乱れが生じ、羽根から流体への圧力伝達効率が低下するといった問題もあった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、流体が羽根に衝突することによる圧力損失を抑え、効率的な圧力伝達を実現できるインペラ及びそれを用いたカスケードポンプを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るインペラは、カスケードポンプ内に回転軸周りに回転可能に収容されるインペラにおいて、略円板状の基板と、前記基板の外周面に回転方向に所定の間隔で設置された複数の羽根と、複数の前記羽根と一体に並行に延在して前記基板の前記外周面に形成された側壁と、を備え、前記羽根は、その回転方向前面に、隣接する前記羽根との間に形成される溝空間に流体を導入するために根元部分に形成された入口曲面と、前記溝空間内の流体に圧力を伝達するために先端部分に形成された回転方向に垂直な押圧平面と、前記入口曲面から前記溝空間内に流入した流体を出口である前記押圧平面へと滑らかに案内するための案内曲面と、が形成されており、前記側壁の側面は、前記側壁の径方向外側の先端部分から径方向内側の根元部分に向けて前記羽根側に迫り出すと共に、前記根元部分が前記基板の外周面につながる曲面となっており、前記曲面は、回転方向に垂直な断面が円弧であることを特徴とする。
また、本発明に係るカスケードポンプは、上記インペラと、前記インペラを回転軸周りに回転可能に収容するケーシングと、前記インペラを回転させる駆動モータと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、回転駆動するインペラにおいて、流体を溝空間内に滑らかに導入すると共に、溝空間内の流体を滑らかに押圧平面に案内することで、インペラから流体への効率的な圧力伝達を実現することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係るカスケードポンプの回転軸方向に垂直な縦断面図である。 図2は、本発明の実施の形態に係るカスケードポンプの回転方向に垂直な部分拡大断面図である。 図3は、本発明の実施の形態に係るインペラの正面図である。 図4は、本発明の実施の形態に係るインペラの斜視図である。 図5は、本発明の実施の形態に係るインペラを径方向外側から見た部分拡大平面図である。 図6は、本発明の実施の形態に係るインペラの部分拡大斜視図である。 図7は、本発明の実施の形態に係るインペラの部分拡大斜視図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るカスケードポンプについて説明する。図1は、本実施形態に係るカスケードポンプの回転軸方向に垂直な縦断面図である。図2は、本実施形態に係るカスケードポンプの回転方向に垂直な断面の一部を拡大して示す部分拡大断面図であり、回転方向前側から見た図である。
図1に示すように、カスケードポンプ1は、筐体となるケーシング3と、ケーシング3内の空間に回転可能に収容されたインペラ10とを備えている。ケーシング3内には、ポンプ内に流体を導入するための吸込流路5、ポンプ内で昇圧された流体をポンプ外に導出するための吐出流路6と、インペラ10の外周縁に沿って延在する略円環形状の昇圧流路7が形成されている。ケーシング3は、上部に形成された吸込流路5と吐出流路6とが短絡しないように、両者を仕切る隔壁8を備えている。
このような構成において、インペラ10が駆動モータにより回転させられると、昇圧流路7に位置する流体が、インペラ10の回転方向(図1において、反時計回り)に流れながら昇圧され、吸込流路5からポンプ内に導入された流体が吐出流路6からポンプ外へと圧送される。なお、この昇圧流路7での反時計回りの流れは、図2に示す回転方向に垂直な面において、反時計回りに溝空間30と昇圧流路7とを周回する渦流となる。
続いて、インペラ10の構成について、図3〜図7をさらに参照しながら説明する。図3は、本実施形態に係るインペラ10の正面図である。図4は、本実施形態に係るインペラ10の斜視図である。図5は、本実施形態に係るインペラ10の径方向外側から見た部分拡大平面図である。
図6は、本実施形態に係るインペラ10の部分拡大斜視図であり、回転方向前側から見た斜視図である。図7は、本実施形態に係るインペラ10の部分拡大斜視図であり、回転方向後側から見た斜視図である。なお、図3〜図7においては、インペラ10の形状が分かり易いように、背景を灰色に着色している。
インペラ10は、例えば、ステンレス等の金属や硬質樹脂から形成され、全体として略円板形状をしている。インペラ10は、略円板形状の基板12と、基板12の外周面14に周方向に全周にわたって形成された側壁15と、同じく外周面14に周方向に所定の間隔で一列に形成された複数の羽根20とを備えている。ここで、本実施形態では、インペラ10の回転軸に平行な方向を回転軸方向、インペラ10の回転する方向である周方向を回転方向、インペラ10の半径方向を径方向と称する。
インペラ10を構成する基板12、側壁15及び羽根20は、同一の材料から一体に成形されている。基板12は、中心に回転軸穴13が形成されている。カスケードポンプ1の駆動モータのモータ軸9が回転軸穴13に貫通固定されており、モータ軸9の回転に伴って基板12が回転軸周りに回転する。図1において、インペラ10は、反時計回りに回転する。
側壁15及び羽根20は、基板12の外周面14上に回転方向に並行に全周にわたって形成されており、外周面14を回転軸方向において略二等分した片側(図2において、左側)に側壁15が形成され、もう一方の片側(図2において、右側)に羽根20が形成されている。よって、図3では、手前側に羽根20が位置し、奥側に側壁15が位置している。側壁15と羽根20の高さは同じである。
側壁15の羽根20側の側面である内側面16は、側壁15の径方向外側の先端から径方向内側の根元に向けて、羽根20側に迫り出すような曲面R1となっており、内側面16の根元部分は、基板12の外周面14にスムーズにつながっている。曲面R1は、回転方向に垂直な断面において、半径r1の円弧となるようなR面である(図2参照)。なお、側壁15の内側面16と逆側の外側面は、基板12の表面と同一面となっている。
多数の羽根20が、外周面14上に所定の一定間隔で列んで形成されている。羽根20は、外周面14から径方向外側に延在した板状部材であり、隣接する羽根20の間に形成される溝空間30内に流入した流体を回転方向に移動する羽根20の前面21で押すことで、流体に圧力が伝達されて昇圧される。
羽根20の回転方向の前面21は、外周面14側の根元から径方向先端に向けて順に、入口曲面22、案内曲面24、押圧平面26が形成されている。なお、前面21において、押圧平面26以外の部分は滑らかな曲面となっている。
そして、インペラ10が回転すると、周囲の流体は、入口曲面22から溝空間30内に入り、案内曲面24によって径方向外側の押圧平面26へと案内され、押圧平面26によって回転方向に押されながら径方向外側に向かって溝空間30の外部へと出ていく。
押圧平面26は、回転方向に垂直な平面であり、図2に破線で示した略逆三角形状の領域Aが、押圧平面26である。このように、羽根20の前面21の最外周部である先端に、押圧平面26を形成することで、羽根20の回転動力を流体に無駄なく伝達することができる。
なお、羽根20の先端部分が回転方向に垂直な状態よりも回転方向後側に倒れていると、溝空間内の流体が径方向外側に逃げやすくなってしまい、羽根20から流体に対して良好に圧力を伝達するのが困難である。反対に、羽根20の先端部分が前側に倒れていると、径方向外側に出ようとする流体を溝空間30内に押さえ込むようになってしまい、上述した渦流の渦巻方向の流れに悪影響を与えてしまい、昇圧流路7での昇圧が不十分になってしまう。
ここで、羽根20の前面21において、押圧平面26が相対的に大きければ、インペラ10の回転駆動力を流体に伝達する点では有利であるが、入口曲面22及び案内曲面24が相対的に小さくなってしまうと、流体が溝空間30内に流入するときや、押圧平面26へと流体を案内する際の衝突損失が大きくなってしまう。
また、押圧平面26が小さ過ぎると、溝空間30内の流体への圧力伝達効率が大きく低下してしまう。よって、羽根20の前面21における押圧平面26の占める割合は、回転方向に垂直な平面への投影面において、40〜70%程度としておくのが望ましい。
図6及び図7等に示すように、羽根20の根元側の部分は、軸方向の外側部分(図6及び図7において、手前側)に向かうにつれて、インペラ10の回転方向前側へ曲げられた形状をしている。また、上述したように、側壁15の内側面16は、根元側が羽根20側に迫り出す曲面R1となっているので、羽根20は、根元側に向けて回転軸方向の幅が狭くなっている(図2参照)。
ここで、昇圧流路7から羽根20の間の溝空間30内に流入する流体は、羽根20根元側に位置する入口曲面22の側壁15と逆側の側方から流入し、案内曲面24、押圧平面26を順に経て、羽根20の先端から径方向外側へと流出する。このとき、流体は、昇圧流路7における流体の速度ベクトルと、インペラ10の回転速度成分のベクトルとの差を示すベクトルに対応して、溝空間30内へ所定の角度を持って斜め方向に流入してくる。
本実施形態では、溝空間30への入口となる入口曲面22は、径方向に垂直な断面において、この流入方向と略平行となるように形成されている。インペラ10の回転速度等を考慮して、予め流入方向を想定し、入口曲面22の設計を行えば良い。ボイラ給水用ポンプ等、流量に対して高い吐出圧が要求される場合には、インペラ10の回転速度が流体速度の回転方向成分と比して大きくなり、流入方向が回転方向と平行な方向に近付く。このような場合には、入口曲面22の入口端部は、回転方向に垂直な平面である押圧平面26から回転方向前側に向けて略90°近く大きく曲げて形成するのが望ましい。
このように、入口曲面22を流体が溝空間30内に流入する際の流入方向と略平行となるように形成することで、インペラ10の外側に位置する流体を滑らかに溝空間30内に導くことができ、流入時の衝突による圧力損失を小さくして、効率的な圧力伝達を行うことができる。
また、羽根20の回転方向の厚みは、回転軸方向の外側部分がエッジ化されるように、側壁15側の内側から外側へ向けて薄くなるように形成されている。このとき、羽根20の前面21は、先端の押圧平面26が平面であると共に、根元に向けて回転方向前側に迫り出す形状となっており、羽根20の背面28が、回転軸方向外側に向かうにつれて前面21へと近付くことで、羽根20が肉薄化し、羽根20の外側の側面部がエッジ化されている。ここで、背面28は、その径方向に垂直な断面が半径r2の円弧となるようなR面(曲面R2)となっている(図5等参照)。
このように、羽根20の流体入口側の側面部をエッジ化することで、流体が溝空間30内に流入する際の羽根20の側面への衝突による圧力損失を抑えると共に、羽根20の背面28付近において溝空間30内に流入する流体の羽根20からの剥離を抑え、滑らかに流体を流入させることができる。
羽根20の前面21は、押圧平面26以外の入口曲面22及び案内曲面24の部分において、径方向に垂直な断面及び回転軸方向に垂直な断面の双方において曲線となるような曲面に形成されている。流体が接触する面に鋭角や鈍角で面がつながるような角部が存在すると、流体が角部に衝突することで、流れが乱れて衝突損失が発生する。本実施形態では、押圧平面26以外の羽根20の前面21を角部のない曲面で構成することで、溝空間30内に流入した流体を、衝突による圧力損失を抑えて、滑らかに押圧平面26まで案内することができる。
羽根20の前面21と側壁15の内側面16との境界は、径方向外側の最外周部分では、前面21と内側面16とが直角に交差しているが、最外周部分から径方向内側(羽根20の根元側)に向かうにつれて、境界部分に小曲面R3が形成され、前面21と内側面16とがR面により滑らかに接続されている。
羽根20の背面28と側壁15の内側面16との境界は、径方向外側の最外周部分では、背面28と内側面16とが直角に交差しているが、最外周部分から径方向内側(羽根20の根元側)に向かうにつれて、境界部分に小曲面R4が形成され、背面28と内側面16とがR面により滑らかに接続されている。
このように、羽根20の根元側では、前面21と内側面16との境界を小曲面R3にすることで、溝空間30内に流入した流体が内側面16から前面21へと移動する際にも、衝突により圧力損失を抑え、滑らかに案内することができる。
また、背面28と内側面16との境界を小曲面R4にすることで、羽根20の後側に回り込んだ流体が、背面28から内側面16へと移動する際にも、衝突による圧力損失を抑え、滑らかに案内することができる。
以上、本実施形態に係るカスケードポンプ1の構成について詳細に説明したが、続いて、カスケードポンプ1における作用について説明する。カスケードポンプ1のスイッチが入れられると、電力が供給された駆動モータのモータ軸9が回転し始め、モータ軸9に固定されたインペラ10が回転を始める。
図1において、インペラ10が反時計回りに回転をすると、溝空間30内に位置する流体が反時計回りに回転する羽根20の前面21によって反時計回りに押されて圧力を伝達される。溝空間30内に位置する流体は、前面21の押圧平面26によって押され、遠心力により径方向外側へと溝空間30から昇圧流路7へと出て行く。
昇圧流路7へ出た流体は、渦流となりながら再度溝空間30内へと流入する。この渦流は、昇圧流路7と溝空間30との間を回転方向に沿って螺旋状に移動しながら、反時計回りに吐出流路6に向けて移動する。また、昇圧流路7内には、引き続き吸込流路5から順次流体が流入してくる。昇圧流路7上には、隔壁8が形成されて流路が遮断されており、昇圧されながら反時計回りに昇圧流路7を移動した流体は、吐出流路6からポンプ外へと吐出される。
本実施形態では、溝空間30内の流体に圧力を伝達する羽根20の前面21において、根元部分に溝空間30内に流体を導入するための入口曲面22を形成し、先端部分に溝空間30内の流体に圧力を伝達する回転方向に垂直な押圧平面26を形成し、入口曲面22と押圧平面26との間に、入口曲面22から押圧平面26へと流体を滑らかに案内するための案内曲面24を形成したことで、流体が溝空間30内に流入する際や溝空間30内を移動する際に、流体の羽根20への衝突等による圧力損失を大きく抑えると共に、回転駆動する羽根20から流体へと効率的に圧力伝達を行うことができる。
特に、入口曲面22及び案内曲面24が、径方向に垂直な断面及び回転軸に垂直な断面の双方において曲線となるような曲面で構成されており、溝空間30内への流体の流入及び溝区間30内での流体の移動をより滑らかに行うことができる。
また、羽根20が、回転軸方向において、溝空間30に流体が流入する入口側(側壁15と反対側)に向かうにつれて、背面側が前面21に近付くことで、羽根20の厚みが薄くなるように形成され、羽根20の流体入口側の側面部がエッジ化されているので、流体が溝空間30内に流入する際の衝突損失や背面28からの剥離を抑え、滑らかに流体を流入させることができる。
また、羽根20の前面21と側壁15の内側面16との境界を曲面としたこと、及び、羽根20の背面28と側壁15の内側面16との境界を曲面としたことで、これらの境界を流体が滑らかに通過し、より衝突損失を抑えることができる。
また、本実施形態では、基板12の外周面14に所定間隔で設置された羽根20が、側壁15の片側だけに設置されているため、従来のように側壁の両側に羽根が設置された場合に発生していた、両側からの流体が中央で衝突することによる圧力損失が発生することがない。
なお、本発明の実施の形態は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。例えば、カスケードポンプを構成する各部材の形状やサイズ、素材等は適宜変更可能である。また、上記実施形態では、羽根を側壁の片側だけに設置しているが、両側に設置するようにしても良い。
1 カスケードポンプ
3 ケーシング
5 吸込流路
6 吐出流路
7 昇圧流路
8 隔壁
9 モータ軸
10 インペラ
12 基板
13 回転軸穴
14 外周面
15 側壁
16 内側面
20 羽根
21 前面
22 入口曲面
24 案内曲面
26 押圧平面
28 背面
30 溝空間

Claims (7)

  1. カスケードポンプ内に回転軸周りに回転可能に収容されるインペラにおいて、
    略円板状の基板と、
    前記基板の外周面に回転方向に所定の間隔で設置された複数の羽根と、
    複数の前記羽根と一体に並行に延在して前記基板の前記外周面に形成された側壁と、を備え、
    前記羽根は、その回転方向前面に、隣接する前記羽根との間に形成される溝空間に流体を導入するために根元部分に形成された入口曲面と、前記溝空間内の流体に圧力を伝達するために先端部分に形成された回転方向に垂直な押圧平面と、前記入口曲面から前記溝空間内に流入した流体を出口である前記押圧平面へと滑らかに案内するための案内曲面と、が形成されており、
    前記側壁の側面は、前記側壁の径方向外側の先端部分から径方向内側の根元部分に向けて前記羽根側に迫り出すと共に、前記根元部分が前記基板の外周面につながる曲面となっており、
    前記曲面は、回転方向に垂直な断面が円弧であることを特徴とするインペラ。
  2. 前記入口曲面及び前記案内曲面は、径方向に垂直な断面及び回転軸に垂直な断面の双方において曲線となるような曲面であることを特徴とする請求項1記載のインペラ。
  3. 前記羽根は、回転軸方向において前記側壁から離れるにつれて、回転方向背面が前記回転方向前面に近付くことで前記羽根の厚みが薄くなるように形成され、前記羽根の前記側壁と反対側の側面部がエッジ化されていることを特徴とする請求項1又は2記載のインペラ。
  4. 前記羽根の前記回転方向前面と前記側壁との境界を曲面としたことを特徴とする請求項3記載のインペラ。
  5. 前記羽根の回転方向背面と前記側壁との境界を曲面としたことを特徴とする請求項3又は4記載のインペラ。
  6. 前記羽根は、回転軸方向において前記側壁の片側だけに設置されていることを特徴とする請求項3乃至5の何れか1項記載のインペラ。
  7. 請求項1乃至6何れか1項記載のインペラと、
    前記インペラを回転軸周りに回転可能に収容するケーシングと、
    前記インペラを回転させる駆動モータと、
    を備えることを特徴とするカスケードポンプ。
JP2013207836A 2013-10-03 2013-10-03 インペラ及びカスケードポンプ Expired - Fee Related JP6283928B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013207836A JP6283928B2 (ja) 2013-10-03 2013-10-03 インペラ及びカスケードポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013207836A JP6283928B2 (ja) 2013-10-03 2013-10-03 インペラ及びカスケードポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015071968A JP2015071968A (ja) 2015-04-16
JP6283928B2 true JP6283928B2 (ja) 2018-02-28

Family

ID=53014502

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013207836A Expired - Fee Related JP6283928B2 (ja) 2013-10-03 2013-10-03 インペラ及びカスケードポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6283928B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2960459B2 (ja) * 1989-03-03 1999-10-06 株式会社日立製作所 渦流ブロワ
JP2002339889A (ja) * 2001-05-16 2002-11-27 Enplas Corp 円周流ポンプ用インペラ
WO2009081465A1 (ja) * 2007-12-21 2009-07-02 Yonehara Giken Co., Ltd. 加圧遠心ポンプ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015071968A (ja) 2015-04-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3009686B1 (en) Impeller and fluid machine
WO2016068280A1 (ja) 送風装置および掃除機
CN107532612B (zh) 离心式鼓风机
EP3276177B1 (en) Volute pump
JP2019035374A (ja) 遠心回転機械
TWI324221B (ja)
KR20150120168A (ko) 원심형 혼류송풍기
JP2004353655A (ja) 遠心羽根車
KR20150032686A (ko) 원심펌프의 임펠러 흡입 안내장치
US7153097B2 (en) Centrifugal impeller and pump apparatus
JP6283928B2 (ja) インペラ及びカスケードポンプ
JP2016065530A (ja) インペラを備えたウォーターポンプ
JP2008101553A (ja) ウォーターポンプのインペラ
JP2018091317A (ja) 多段ポンプ
JPWO2010007780A1 (ja) 遠心ポンプ用羽根車及び遠心ポンプ
JP5781335B2 (ja) ポンプ逆転水車
JP2006144735A (ja) ウォータポンプ
JP2016528438A (ja) 前方掃引接線流圧縮機用拡散器
JP2016109092A (ja) 遠心式圧縮機のインペラ
JP6269447B2 (ja) 遠心ポンプ
JP6487179B2 (ja) 送風機
JP6971662B2 (ja) インペラ
JP6700893B2 (ja) 羽根車、回転機械
JP5207928B2 (ja) 渦巻ポンプ
JP2010112277A (ja) 遠心圧縮機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160725

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170512

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170517

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170704

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180104

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180117

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6283928

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees