JP6283142B1 - 情報処理装置 - Google Patents
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Abstract
Description
上述の技術によれば、多数のタイヤの中から適切な見積もりを行うことで、需要者の価格要求に見合ったタイヤを迅速に提供することができる。このため、上述の技術をタイヤ交換サービスにおける費用見積もりとして利用すると非常に有用である。
具体的には、特定の時期に需要が集中してしまうと、タイヤ交換サービスを利用する利用者には、タイヤ交換をすぐに実施してもらえないという問題が生じ、タイヤ交換サービスを提供する提供者には、タイヤ交換をすぐに実施できないことにより当該サービスをキャンセルされるなどの機会損失が発生するリスクがあった。
移動体の装着タイヤを、第1種類のタイヤから、第2種類のタイヤに交換するサービスを支援する情報処理装置であって、
前記装着タイヤとして前記第1種類のタイヤを使用した場合における前記移動体の第1燃費と、前記装着タイヤとして前記第2種類のタイヤを使用した場合における前記移動体の第2燃費と、を管理する燃費管理手段と、
前記移動体の装着タイヤとして前記第2種類のタイヤを使用する期間と、前記第1燃費と前記第2燃費との差分とに基づいて、前記サービスの対価を可変設定する対価設定手段と、
を備える。
即ち、本発明に係る情報処理システムが適用されるサービスとは、ユーザ(サービス利用者)が所有する移動体(例えば自動車)のタイヤを交換するサービス(タイヤ交換サービス)において、その交換時期に応じたサービス対価(サービス料金)をユーザに提示することができるサービスである。
なお、以下では、サービス対価はユーザに提示されるものとして説明するが、サービス対価はサービス提供者(タイヤ交換サービスの提供者)に提示されるものであってもよい。この場合には、サービス提供者が、提示されたサービス対価に基づいて、その後、ユーザにサービス対価を提示すればよい。
本実施形態の情報処理システムは、このように、タイヤ交換サービスの提供を受ける時期(つまり、タイヤ交換の交換時期)に応じて、最適なサービス対価を設定することができる。
サーバ1と、ユーザ端末2−1乃至2−nの夫々とはインターネット等の所定のネットワークNを介して相互に接続されている。
RAM13には、CPU11が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
入力部17は、各種ハードウェア鉛等で構成され、各種情報を入力する。
記憶部18は、ハードディスクやDRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、各種データを記憶する。
通信部19は、インターネットを含むネットワークNを介して他の装置(図1の例では、ユーザ端末2)との間で行う通信を制御する。
なお、ユーザによって入力される必要情報には、交換するタイヤの情報(以下、交換タイヤ情報という)と、タイヤを交換する時期の情報(以下、交換時期情報という)とが少なくとも含まれる。また、交換タイヤ情報には、交換前のタイヤの情報(例えば、夏用タイヤの種類の情報)と、交換後のタイヤの情報(例えば、冬用タイヤの種類の情報)とが含まれる。
なお、燃費情報は、サーバ1のデータベースに管理されているものではなく、他のサーバ等において管理されているものとしてもよい。この場合には、サーバ1は、ユーザ端末2から交換タイヤ情報を取得すると、当該交換タイヤ情報に基づいて他のサーバ等に燃費情報を照会し、当該燃費情報を取得するものとすればよい。
なお、このサービス対価の具体的な設定方法については、図4を参照して後述する。
この対価設定処理を実現すべく、サーバ1、ユーザ端末2は、図3に示すような機能的構成を有している。
図3は、図2のサーバ1、及びユーザ端末2の機能的構成例を示す機能ブロック図である。
必要情報送信制御部121は、必要情報入力受付部120により受け付けられた必要情報を、通信部103を介してサーバ1へ送信するための制御を実行する。
対価情報取得部122は、サーバ1から送信されてきた対価情報(サービス対価の情報)を取得する。
そして、対価情報提示部123は、対価情報取得部122により取得された対価情報を表示部101に表示させる制御を実行することで、ユーザにサービス対価を提示する。
燃費管理部81は、必要情報取得部80により取得された必要情報のうち、交換タイヤ情報に基づいて、燃費差分を算出する。
対価設定部82は、必要情報取得部80により取得された必要情報のうち、交換時期情報に基づいて、交換後のタイヤを使用する期間(例えば交換後の冬用タイヤを使用する期間;交換日から例えば3月1日まで)を算出し、当該期間と、燃費管理部81により算出された燃費差分とに基づいて、サービス対価を設定する。
対価情報通知部84は、対価設定部82により設定されたサービス対価の情報を、通信部19を介して、必要情報を送信してきたユーザ端末2へ通知する。
図4の例では、ユーザの所有する移動体(例えばトラック)のタイヤを夏用タイヤTSから冬用タイヤTWに交換するタイヤ交換サービスが提供されるときのサービス対価の設定の様子が示されている。
詳細には、サーバ1の対価設定部82は、夏用タイヤTSの燃費と冬用タイヤTWの燃費の差である燃費差分(例えば、5km/L)と、交換時期t1に基づく冬用タイヤTWを使用する期間の情報(例えば、5ヶ月)とに基づいて、サービス対価を割り引いて設定する。
すなわち、交換時期がt2のときには、冬用タイヤTWを使用する期間は例えば3ヶ月であり、交換時期がt1のときには、冬用タイヤTWを使用する期間は例えば5ヶ月であり、交換時期がt2のときよりも冬用タイヤTWを使用する期間が例えば2ヶ月長い。
したがって、交換時期がt2(最適な交換時期)のときのサービス対価を標準料金(例えば、4000円)とすると、交換時期t1のときのサービス対価は標準料金よりも所定の割引料金(例えば、1000円)だけ割り引かれる。そして、燃費差分の値が大きいほど、また交換後のタイヤの使用期間が長いほど(つまり、交換時期が早いほど)、この割引料金が大きくなる。
このように、冬用タイヤTWに交換する時期が早いユーザに対しては、燃費が悪い期間が長くなることでガソリン代の負担が増大する一方でサービス対価が減少する。このため、必ずしも交換時期を最適な交換時期(t2)にしなくても全体として不利益にはならないので、ユーザは、交換時期を自由に選択することができる。また、ユーザによって交換時期が自由に選択されると、タイヤの交換時期が分散されるので、サービス提供者は、どの交換時期においてもタイヤ交換をすぐに実施することが可能になり、タイヤ交換をすぐに実施できないことによってタイヤ交換をキャンセルされてしまうという事態を防止することができる。
したがって、本実施形態によれば、サービス対価を可変に設定することで、サービス提供者及びサービス利用者の双方の便宜を図ることができる。
図5は、図3のユーザ端末2にサービス対価が表示されるときの画面の一例を示す図である。
また、ユーザは、交換時期情報として、タイヤ交換を実施する時期(日付)を入力できる。
図6は、サーバ1が実行する対価設定処理の流れを説明するフローチャートである。
ユーザ端末2から必要情報が送信されてこなければ、ステップS1においてNOであると判定されて、ステップS1においてYESであると判定されるまでステップS1の処理が繰り返される。
これに対して、ユーザ端末2から必要情報が送信されてきていれば、ステップS1においてYESであると判定されて、処理はステップS2に進む。
ステップS2において、必要情報取得部80は、ユーザ端末2からの必要情報を取得する。
また、本実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙に過ぎず、本発明による効果は、本実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
例えば、移動体としてはバイクや乗用車等、いかなる輸送車両を用いても構わない。
即ち、本発明の目的を達成するための範囲において、どのような手段やアルゴリズムを用いることも可能である。
すなわち、例えば、タイヤ交換の対象となる移動体の月当たりの移動距離が多いほどサービス対価の割引料金が高く設定されるものとしてもよい。
例えば、土、日、祝日のように一般的にタイヤ交換の需要が集中し易い日には、それ以外の日よりも割引料金が小さく設定されるものとしてもよい。
これにより、さらに、タイヤの交換時期を分散させ易くすることができる。
そして、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成しても良いし、ソフトウェア単体との組み合わせで構成しても良い。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであっても良い。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えばサーバの他汎用のスマートフォンやパーソナルコンピュータであっても良い。
即ち、本発明が適用される情報処理装置は、
移動体の装着タイヤを、第1種類のタイヤ(例えば、夏用タイヤ)から、第2種類のタイヤ(例えば、冬用タイヤ)に交換するサービスを支援する情報処理装置(例えば、サーバ1)であって、
前記装着タイヤとして前記第1種類のタイヤを使用した場合における前記移動体の第1燃費と、前記装着タイヤとして前記第2種類のタイヤを使用した場合における前記移動体の第2燃費と、を管理する燃費管理手段(例えば、図3の燃費管理部81)と、
前記移動体の装着タイヤとして前記第2種類のタイヤを使用する期間と、前記第1燃費と前記第2燃費との差分とに基づいて、前記サービスの対価を可変設定する対価設定手段(例えば、図3の対価設定部82)と、を備える情報処理装置であれば足りる。
このような情報処理装置を適用することで、タイヤ交換サービスにおいて、サービス対価を可変に設定することで、サービス提供者及びサービス利用者の双方の便宜を図ることができる技術を提供することができる。
Claims (4)
- 移動体の装着タイヤを交換するサービスを支援する情報処理装置であって、
交換前のタイヤの第1種類と、交換後のタイヤの第2種類と、タイヤ交換時期を示す第1時期とがユーザの操作により入力された場合、当該第1種類、当該第2種類、及び当該第1時期を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された前記第1種類のタイヤを前記装着タイヤとして使用した場合における移動体の第1燃費と、前記取得手段により取得された前記第2種類のタイヤを前記装着タイヤとして使用した場合における前記移動体の第2燃費との差分を、燃費差分として算出する差分算出手段と、
前記サービスの対価が標準対価となるタイヤ交換時期が第2時期とされている状態で、前記差分算出手段により算出された前記燃費差分と、前記取得手段により取得された前記第1時期と前記第2時期との間隔とに応じて、前記第1時期を交換時期とした場合における前記サービスの対価が変化するように、当該対価を算出する対価算出手段と、
前記対価算出手段により算出された前記サービスの前記対価を前記ユーザに通知する通知手段と、
を備える情報処理装置。 - 前記対価算出手段は、前記対価を、通貨又はポイントを単位として算出する、
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記対価算出手段は、さらに前記移動体の移動距離に応じて前記サービスの対価が変化するように、当該対価を算出する、
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記対価算出手段は、さらにタイヤを交換する日の曜日に応じて前記サービスの対価が変化するように、当該対価を算出する、
請求項1に記載の情報処理装置。
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