JP6282688B2 - 係留気球 - Google Patents

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Description

本発明は、係留気球に関する。
災害等で基地局の動作が停止した場合に、基地局の機能を代替する中継局を搭載した気球を係留することにより、動作を停止した基地局がカバーしていたエリアの通信障害を解消することが知られている(例えば、特許文献1及び2を参照)。
特開2016−002973号公報 特開2016−007899号公報
しかしながら、特許文献1及び2に記載される係留気球は、天候の急変、係留索の切断及び巻取装置の故障等の異常事態が発生したときに、係留された気球を緊急降下させることは容易ではない。
本発明は、このような課題を解決するものであり、異常事態が発生したときに、係留された気球を緊急降下させることが可能な係留気球を提供することを目的とする。
上記目的を実現するため、本発明に係る係留気球は、空気よりも比重が小さい気体を収容する第1収容室と、空気を収容する第2収容室と、回転翼を有し、回転翼を回転させて、第2収容室と外部との間で空気を出し入れするブロアと、第1収容室と第2収容室とを隔離する隔離膜と、を有する気球と、隔離膜を切断可能な切断部材と、気球を緊急降下させる指示を示す緊急降下指示信号の受信に応じて、隔離膜の切断指示を示す切断指示信号を切断部材に出力する切断指示部と、一端が気球の表面に接続された係留索と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る係留気球は、緊急降下指示信号を受信する前は、回転翼を第1方向に回転させ、緊急降下指示信号を受信した後は、回転翼を第1方向と反対の第2方向に回転させるブロア制御部を更に有することが好ましい。
また、本発明に係る係留気球では、ブロア制御部は、緊急降下指示信号を受信した後に、所定の条件が成立したときに、回転翼の回転方向を第2方向から第1方向に戻すことが好ましい。
また、本発明に係る係留気球では、所定の条件は、気球の下降速度、緊急降下指示信号を受信してからの経過時間、及び第1収容室又は第2収容室の内部圧力の何れかに基づいて決定されることが好ましい。
本発明によれば、異常事態が発生したときに、係留された気球を緊急降下させることが可能になった。
第1実施形態に係る係留気球の斜視図である。 図1に示す気球の本体部及びペイロード用ドームの断面図である。 図2に示すブロアの斜視図である。 図3に示すブロアの回転翼の回転方向、及び第2収容室の室内圧力と空気の流れの関係を説明するための図であり、(a)は第1状態を示し、(b)は第2状態を示し、(c)は第3状態を示す。 図2に示す隔離膜の部分拡大図である。 図1に示す巻取装置及び第1制御装置の電気的な接続関係を示す図である。 図2に示すブロア、電熱線、及び第2制御装置の電気的な接続関係を示す図である。 (a)は図1に示す係留気球による気球係留処理のフローチャートであり、(b)は図1に示す係留気球による気球収容処理のフローチャートである。 図1に示す係留気球による緊急下降処理シーケンスを示す図である。 第2実施形態に係る係留気球におけるブロア、電熱線及び第2制御装置の電気的な接続関係を示す図である。 第2実施形態に係る係留気球による緊急下降処理シーケンスを示す図である。 第2実施形態に係る係留気球において気球が緊急降下するときの時間と気球の高度との関係を示す図である。 変形例に係る係留気球における電熱線の配置形状の一例を示す図である。
以下の図面を参照して、本発明に係る係留気球について説明する。但し、本発明の技術的範囲はそれらの実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明との均等物に及ぶ点に留意されたい。
実施形態に係る係留気球は、異常事態が発生したときに、ヘリウムが収容される第1収容室と、ブロアを介して空気を出し入れすることで体積が調整可能な第2収容室との間を隔離する隔離膜を切断する。実施形態に係る係留気球は、第1収容室と第2収容室との間を隔離する隔離膜を切断することで、第1収容室に収容されたヘリウムを第2収容室及びブロアを介して外部に放出することで気球を緊急降下できる。実施形態に係る係留気球は、気球の内部に配置される隔離膜を切断して気球を緊急降下させるので、降雨等の係留気球の環境条件にかかわらず、気球を緊急降下させることができる。
(第1実施形態に係る係留気球の構成及び機能)
図1は、第1実施形態に係る係留気球の斜視図である。
係留気球1は、気球10と、係留索20と、着陸装置30と、巻取装置40と、第1制御装置50とを有する。
気球10は、本体部11と、ペイロード用ドーム12と、スクープ13とを有する。本体部11は、気球10が係留されるとき、扁平球状の形状を有する。ペイロード用ドーム12は、有底の円筒状の部材であり、底部が本体部11に接するように配置される。スクープ13は、姿勢安定膜とも称され、一方の面から他方の面に空気を透過するように編み込まれたポリエステルにより形成される可撓性の面を有する膜材であり、本体部11の外袋に接合される。
図2は、気球10の本体部11及びペイロード用ドーム12の断面図である。図2において、一点鎖線は電気信号を通信可能なケーブルを示す。
本体部11は、合成繊維等の堅固、軽量且つ風を通さない材料で形成される外袋14と、外袋14に内包された内袋151と、内袋151に内包され、第1収容室153と第2収容室154とを隔離する隔離膜152とを有する。内袋151及び隔離膜152は、外袋14と比較して強度及び耐久性が低く且つ軽量な材料により形成される。例えば、内袋151及び隔離膜152は、プラスチックフィルムを溶着することにより形成される。第1収容室153はヘリウムガスが充填され、第2収容室154は空気が充填される。第2収容室154は、バロネットとも称され、第2収容室154の内部圧力を一定に維持することで、第1収容室153の体積と第2収容室154の体積の合計の体積を一定にし、本体部11の形状を一定に維持する。本体部11は、ブロア16と、電熱線17と、第1配線181〜第3配線183とを更に有する。ブロア16は、一端が第2収容室154に配置され且つ他端が気球10の外袋14の外部に配置され、第2収容室154と気球10の外袋14の外部との間で空気を出し入れする。電熱線17は、気球10を緊急降下させることを示す緊急球降下信号の受信に応じて、隔離膜152を切断する切断部材である。
ペイロード用ドーム12は、第2制御装置60と、中継局101とが配置される。第2制御装置60は、第1配線181及び第2配線182を介して電熱線17と接続されると共に、第3配線183を介してブロア16と接続される。中継局101は、不図示の中継用アンテナ及び対移動局用アンテナを有し、通信可能なエリア内に位置する携帯端末との間の通信網を形成する。第2制御装置60、及び中継局101は、不図示の電源供給線を介して地表に配置された電源装置(不図示)から電源電圧が供給される。
図3は、ブロア16の斜視図である。
ブロア16は、ブロア筐体160と、ブロアモータ161と、回転軸162と、回転翼163とを有する軸流送風機である。
ブロア筐体160は、円筒状の外形を有し、ブロアモータ161、回転軸162、及び回転翼163が内部に配置されると共に、一端から他端に貫通する通気孔164が形成される。ブロアモータ161は、第3配線183を介して第2制御装置60に接続され、第2制御装置60から入力される回転指示信号に応じて回転する。ブロアモータ161は、第1方向に回転する指示を示す第1回転指示信号が入力されたときに第1方向に回転し、第1方向と反対の第2方向に回転する指示を示す第2回転指示信号が入力されたときに第2方向に回転する。回転軸162は、一端にブロアモータ161が接続され、他端に回転翼163が接続され、ブロアモータ161の回転を回転翼163に伝達する。回転翼163は、ブロアモータ161が第1方向に回転するとき、図3において矢印Aで示される第1方向に回転する。一方、回転翼163は、ブロアモータ161が第2方向に回転するとき、矢印Aで示される第1方向とは反対の第2方向に回転する。
図4は回転翼163の回転方向、及び第2収容室154の室内圧力と空気の流れの関係を説明するための図であり、図4(a)は第1状態を示し、図4(b)は第2状態を示し、図4(c)は第3状態を示す。
図4(a)に示す第1状態では、回転翼163は矢印Aで示される第1方向に回転し、第2収容室154の室内圧力P2はしきい値圧力Pth未満である。第2収容室154の室内圧力P2がしきい値圧力Pth未満であるとき、ブロア16の回転翼163が第1方向に回転することに応じて、空気は気球10の外部から第2収容室154の室内に供給される。空気が気球10の外部から第2収容室154の室内に供給されることに応じて、第2収容室154の室内圧力P2は上昇する。
図4(b)に示す第2状態のように、第2収容室154の室内圧力P2が上昇して、所定のしきい値圧力Pthに達すると、第2収容室の室内圧力とブロア16の押込圧力とが平衡する。第2収容室の室内圧力P2とブロア16の押込圧力とが平衡すると、ブロア16の回転翼163が第1方向に回転するにもかかわらず、空気は気球10の外部から第2収容室154の室内に供給されない。
第1収容室153に収容されるヘリウムは、係留中の気球10の周囲の温度が上昇したときに、第1収容室153の室内圧力P1が高くなり破裂することを防止するために、気球10が係留されるときに第1収容室153の室内圧力P1が若干低くなるように外袋14の体積以下で充填される。また、ヘリウムの体積は、気球10が係留される高度の気圧及び気球10の周囲の温度等の環境条件に応じて変動するため、第1収容室153の体積は気球10の環境条件に応じて変動する。第1収容室153の体積が大きくなると、隔離膜152が第2収容室154側に移動して第2収容室154の体積が小さくなるので、第2収容室154の室内圧力P2が高くなる。一方、第1収容室153の体積が小さくなると、隔離膜152が第1収容室153側に移動して第2収容室154の体積が大きくなるので、第2収容室154の室内圧力P2が低くなる。
第2収容室154の室内圧力P2がしきい値圧力Pthよりも低くなると、ブロア16の回転翼163の第1方向の回転に応じて、空気が気球10の外部から第2収容室154に供給されて、第2収容室154の室内圧力P2は、しきい値圧力Pthまで上昇する。ブロア16の回転翼163が第1方向に回転することで、第2収容室154の室内圧力P2がしきい値圧力Pthに維持される。第2収容室154の室内圧力P2がしきい値圧力Pthに維持されることで、第1収容室153に収容されるヘリウムの体積の変動にかかわらず、第1収容室153の体積と第2収容室154の体積の合計の体積が一定に維持される。本体部11は、ブロア16が第1収容室153の体積と第2収容室154の体積の合計の体積を一定に維持することで、第1収容室153に収容されるヘリウムの体積の変動にかかわらず、扁平球状の形状を維持する。
図4(c)に示す第3状態では、回転翼163は矢印Bで示される第2方向に回転する。ブロア16の回転翼163が第2方向に回転するとき、第2収容室154の室内圧力P2にかかわらず、第2収容室154の室内の空気は、気球10の外部に放出される。
図5は、隔離膜152の部分拡大図である。
電熱線17は、隔離膜152の表面上に直線状に延伸して配置される。電熱線17の一端は第1配線181の一端が接続され、電熱線17の他端は第2配線182の一端が接続される。第1配線181及び第2配線182の他端は、第2制御装置60に接続される。電熱線17は、第2制御装置60から第1配線181及び第2配線182を介して加熱電流が供給されると、発熱する。電熱線17が発熱して、電熱線17の周囲の温度が隔離膜152の溶解温度以上になると、隔離膜152は、電熱線17に沿って直線状に溶解して切断される。
係留索20は、主係留索21と、第1副係留索22と、第2副係留索23と、第3副係留索24と、結節部25を有する。一例では、係留索20の全長は100m程度である。主係留索21の一端は、第1副係留索22、第2副係留索23及び第3副係留索24と結節部25を介して接合され、第1副係留索22、第2副係留索23及び第3副係留索24の他端は気球10の本体部11の表面に接合される。
着陸装置30は、着陸台31と、固定部材32と、四面ローラ33と、第1ローラ34と、第2ローラ35とを有する。着陸台31は、気球10の収容時に気球10を支持する内径4m程度のリング状の受け部と受け部を支持する脚部とを形成するエアチューブである。気球10は、収納位置に収納されるときに、着陸台31に着陸する。着陸台31の重量は30kg程度である。固定部材32は、一端が着陸台31の脚部に接続され、他端が地表等の固定面に接続され、着陸台31を固定面に固定する。
四面ローラ33は、内側に索通過口が形成され、気球10の上昇に伴って係留索20が巻取装置40から巻き出されるとき、及び気球10の下降に伴って係留索20が巻取装置40に巻き取られるときに、索通過口を通る係留索20を摺動自在に案内する。
第1ローラ34及び第2ローラ35は、回転可能な円柱状の案内部を有し、気球10の上昇に伴って係留索20が巻取装置40から巻き出されるとき、及び気球10の下降に伴って係留索20が巻取装置40に巻き取られるときに、案内部が回転する。第1ローラ34及び第2ローラ35は、四面ローラ33と巻取装置40との間に配置され、係留索20を所望の方向に案内する。
図6は、巻取装置40及び第1制御装置50の電気的な接続関係を示す図である。図6において、一点鎖線は電気信号を通信可能なケーブルを示す。
巻取装置40は、筐体41と、巻取モータ42と、減速機43と、ドラム44と、係留索長センサ45とを有する。筐体41は、鋼材で形成された直方体形状の枠状部材であり、巻取モータ42、減速機43、ドラム44及び係留索長センサ45のそれぞれを所定の位置に固定する。巻取モータ42は、電気信号を通信可能なケーブル46を介して第1制御装置50に接続され、第1制御装置50から送信される制御信号に応じて、第1方向又は第1方向と反対の第2方向に回転する。減速機43は、巻取モータ42とドラム44との間に配置され、巻取モータ42の回転を減速しながらドラム44に伝達する。ドラム44は、巻取モータ42が第1方向に回転することに応じて係留索20を巻き出し、巻取モータ42が第2方向に回転することに応じて係留索20を巻き取る。係留索長センサ45は、係留索20の巻き出し及び巻き取りに応じて回転する回転部材451を有し、巻取装置40が巻き出した係留索20の巻出長及び巻取装置40が巻き取った係留索20の巻取長を測定する。係留索長センサ45は、測定した巻出長を示す気球高度信号を、ケーブル46を介して第1制御装置50に出力する。
第1制御装置50は、第1無線通信部51と、第1有線通信部52と、第1記憶部53と、入力部54と、出力部55と、第1処理部56とを有する。第1制御装置50は、巻取装置40を制御して、係留索20を巻き出して気球10を所定の高度で係留する共に、係留索20を巻き取って気球10を着陸台31上の収納位置に収納する。
第1無線通信部51は、Wi−Fi(登録商標)等の通信方式に従った無線通信を行うためのインターフェース回路を有し、アンテナ57を介して第2制御装置60との間で無線通信を行う。第1無線通信部51は、気球10を緊急降下させることを示す緊急降下信号を第2制御装置60に送信する。
第1有線通信部52は、ケーブル46を介して巻取モータ42及び係留索長センサ45に接続される。第1有線通信部52は、イーサネット(登録商標)等の通信方式に従った有線通信を行うためのインターフェース回路を有し、巻取モータ42及び係留索長センサ45との間で有線通信を行う。第1有線通信部52は、係留索長センサ45から入力された収納信号を第1処理部56に供給する。また、第1処理部56から取得した制御信号を巻取モータ42に出力する。
第1記憶部53は、例えば、半導体メモリ、磁気ディスク装置及び光ディスク装置の内の少なくとも一つを有する。第1記憶部53は、第1処理部56による処理に用いられるドライバプログラム、オペレーティングシステムプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。例えば、第1記憶部53は、ドライバプログラムとして、第1無線通信部51及び第1有線通信部52を制御する通信デバイスドライバプログラム等を記憶する。また、第1記憶部53は、気球10を所定の高度に係留する係留処理を実行する気球係留プログラムを記憶する。さらに、第1記憶部53は、所定の高度に係留されていた気球10を収納する収納処理を実行する気球収納プログラムを記憶する。コンピュータプログラムは、例えばCD−ROM、DVD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な可搬型記録媒体から、公知のセットアッププログラム等を用いて第1記憶部53にインストールされてもよい。
入力部54は、データの入力が可能であればどのようなデバイスでもよく、例えば、タッチパネル、キーボード等である。オペレータは、入力部54を用いて、文字、数字、記号等を入力することができる。入力部54は、オペレータにより操作されると、その操作に対応する信号を生成する。そして、生成された信号は、オペレータの指示として、第1処理部56に供給される。例えば、入力部54は、気球10を所定の高度に係留するためのオペレータによる操作に応じて、気球10を係留することを示す気球係留指示信号を生成し、第1処理部56に出力する。また、入力部54は、気球10を収納するためのオペレータによる操作に応じて、気球10を収納することを示す気球収納指示信号を生成し、第1処理部56に出力する。また、入力部54は、気球10を緊急降下させるためのオペレータによる操作に応じて、気球10を緊急降下させる指示を示す緊急降下指示信号を生成し、第1処理部56に出力する。
出力部55は、映像や画像等の表示が可能であればどのようなデバイスでもよく、例えば、液晶ディスプレイ又は有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイ等である。出力部55は、第1処理部56から供給された映像データに応じた映像や、画像データに応じた画像等を表示する。
第1処理部56は、一又は複数個のプロセッサ及びその周辺回路を備える。第1処理部56は、第1制御装置50の全体的な動作を統括的に制御するものであり、例えば、CPUである。第1処理部56は、第1制御装置50の各種処理が第1記憶部53に記憶されているプログラム等に基づいて適切な手順で実行されるように、第1無線通信部51及び第1有線通信部52等の動作を制御する。第1処理部56は、第1記憶部53に記憶されているオペレーティングシステムプログラムやドライバプログラム、アプリケーションプログラム等のプログラムに基づいて処理を実行する。また、第1処理部56は、アプリケーションプログラム等の複数のプログラムを並列に実行することができる。
第1処理部56は、第1指示取得部561と、気球昇降指示部562と、巻出停止指示部563と、巻取停止指示部564と、緊急降下指示部565とを有する。第1処理部56が有するこれらの各部は、第1処理部56が有するプロセッサ上で実行されるプログラムによって実装される機能モジュールである。あるいは、第1処理部56が有するこれらの各部は、独立した集積回路、マイクロプロセッサ、又はファームウェアとして第1制御装置50に実装されてもよい。
図7は、ブロア16、電熱線17、及び第2制御装置60の電気的な接続関係を示す図である。図7において、一点鎖線は電気信号を通信可能なケーブルを示す。
第2制御装置60は、第2無線通信部61と、第2有線通信部62と、第2記憶部63と、通電部64と、第2処理部65とを有する。第2制御装置60は、ブロア16を制御すると共に、第1制御装置50から緊急降下信号が送信されることに応じて、電熱線17に加熱電流を流して隔離膜152を切断する。
第2無線通信部61は、Wi−Fi(登録商標)等の通信方式に従った無線通信を行うためのインターフェース回路を有し、アンテナ66を介して第1制御装置50の第1無線通信部51との間で無線通信を行う。第2無線通信部61は、気球10を緊急降下させることを示す緊急降下信号を第1制御装置50の第1無線通信部51から受信する。
第2有線通信部62は、第3配線183を介してブロア16に接続される。第1有線通信部52は、イーサネット(登録商標)等の通信方式に従った有線通信を行うためのインターフェース回路を有し、ブロア16との間で有線通信を行う。第2有線通信部62は、第2処理部65から取得したブロア制御信号をブロア16に出力する。
第2記憶部63は、例えば、半導体メモリ、磁気ディスク装置及び光ディスク装置の内の少なくとも一つを有する。第2記憶部63は、第2処理部65による処理に用いられるドライバプログラム、オペレーティングシステムプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。例えば、第2記憶部63は、ドライバプログラムとして、第2無線通信部61及び第2有線通信部62を制御する通信デバイスドライバプログラム等を記憶する。また、第2記憶部63は、気球10を緊急降下させる緊急降下処理を実行する気球係留プログラムを記憶する。コンピュータプログラムは、例えばCD−ROM、DVD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な可搬型記録媒体から、公知のセットアッププログラム等を用いて第2記憶部63にインストールされてもよい。
通電部64は、電熱線17に加熱電流を流すことを示す加熱指示信号が第2処理部65から入力されると、第1配線181及び第2配線を介して電熱線17に加熱電流を流す。
第2処理部65は、一又は複数個のプロセッサ及びその周辺回路を備える。第2処理部65は、第2制御装置60の全体的な動作を統括的に制御するものであり、例えば、CPUである。第2処理部65は、第2制御装置60の各種処理が第2記憶部63に記憶されているプログラム等に基づいて適切な手順で実行されるように、第2無線通信部61及び第2有線通信部62等の動作を制御する。第2処理部65は、第2記憶部63に記憶されているオペレーティングシステムプログラムやドライバプログラム、アプリケーションプログラム等のプログラムに基づいて処理を実行する。また、第2処理部65は、アプリケーションプログラム等の複数のプログラムを並列に実行することができる。
第2処理部65は、第2指示取得部651と、加熱指示部652と、ブロア制御部653とを有する。第1処理部56が有するこれらの各部は、第1処理部56が有するプロセッサ上で実行されるプログラムによって実装される機能モジュールである。あるいは、第2処理部65が有するこれらの各部は、独立した集積回路、マイクロプロセッサ、又はファームウェアとして第2制御装置60に実装されてもよい。
図8(a)は係留気球1による気球係留処理のフローチャートであり、図8(b)は係留気球1による気球収納処理のフローチャートである。図8(a)に示す気球係留処理及び図8(b)に示す気球収納処理は、予め第1記憶部53に記憶されているプログラムに基づいて、主に第1処理部56により、係留気球1の各要素と協働して実行される。
(第1実施形態に係る係留気球による気球係留処理)
まず、第1指示取得部561は、気球10を所定の高度に係留するためのオペレータによる操作に応じて入力部54から入力される気球係留指示信号を取得する(S101)。次いで、気球昇降指示部562は、気球10を上昇させるために、巻取モータ42を第1方向に回転させることを示す制御信号を巻取モータ42に出力する(S102)。巻取モータ42は、第1方向に回転させることを示す制御信号の入力に応じて第1方向に回転し、巻取モータ42が第1方向に回転することに応じて、係留索20がドラム44から巻き出される。係留索20がドラム44から巻き出されることに応じて、気球10は上昇する。
次いで、気球昇降指示部562は、第1無線通信部51及び第2無線通信部61を介して、ブロア起動信号を第2制御装置60に送信する(S103)。第2指示取得部651がブロア起動信号を取得すると、ブロア制御部653は、ブロア16の回転翼163を第1方向に回転させるブロア制御信号をブロア16に出力する。ブロア16の回転翼163は、ブロア16の回転翼163を第1方向に回転させるブロア制御信号の入力に応じて第1方向への回転を開始する。
そして、巻出停止指示部563は、係留索長センサ45から入力される気球高度信号に対応する気球10の高度が所定の高度に達したときに、係留索20の巻き出しを停止する指示を示す巻出停止指示信号を巻取モータ42に出力する(S104)。巻取モータ42は、巻出停止指示信号が入力されると、係留索20の巻き出しを停止する。
(第1実施形態に係る係留気球による気球収納処理)
まず、第1指示取得部561は、気球10を収納するためのオペレータによる操作に応じて入力部54から入力される気球収納指示信号を取得する(S201)。次いで、気球昇降指示部562は、気球10を下降させるために、巻取モータ42を第2方向に回転させることを示す制御信号を巻取モータ42に出力する(S202)。巻取モータ42は、第2方向に回転させることを示す制御信号の入力に応じて第2方向に回転し、巻取モータ42が第2方向に回転することに応じて、係留索20がドラム44に巻き取られる。係留索20がドラム44に巻き取られることに応じて、気球10は下降する。
次いで、巻取停止指示部564は、係留索長センサ45からの気球高度信号に対応する高度が、気球10が着陸台31に着陸する高度になったときに、係留索20の巻き取りを停止する指示を示す巻取停止指示信号を巻取モータ42に出力する(S203)。巻取モータ42は、巻出停止指示信号が入力されると、係留索20の巻き出しを停止する。
そして、気球昇降指示部562は、第1無線通信部51及び第2無線通信部61を介して、ブロア停止信号を第2制御装置60に送信する(S204)。第2指示取得部651がブロア停止信号を取得すると、ブロア制御部653は、ブロア16の回転翼163の回転を停止することを示すブロア制御信号をブロア16に出力する。ブロア16の回転翼163の回転は、回転翼163の回転を停止することを示すブロア制御信号の入力に応じて停止する。
(第1実施形態に係る係留気球による緊急下降処理)
図9は係留気球1による緊急下降処理シーケンスを示す図である。図9に示す緊急下降処理は、予め第1記憶部53及び第2記憶部63に記憶されているプログラムに基づいて、主に第1処理部56及び第2処理部65により、係留気球1の各要素と協働して実行される。
まず、第1指示取得部561は、気球10を緊急降下させるためのオペレータによる操作に応じて入力部54から入力される緊急降下指示信号を取得する(S301)。次いで、緊急降下指示部565は、第1無線通信部51及び第2無線通信部61を介して、緊急降下指示信号を第2制御装置60に送信する(S302)。
次いで、第2指示取得部651は、第1制御装置50から第1無線通信部51及び第2無線通信部61を介して送信された緊急降下指示信号を受信する(S303)。次いで、加熱指示部652は、電熱線17に加熱電流を流すことを示す加熱指示信号を通電部64に出力する(S304)。通電部64は、電熱線17に加熱電流を流すことを示す加熱指示信号が第2処理部65から入力されると、第1配線181及び第2配線を介して電熱線17に加熱電流を流す。電熱線17は、加熱電流が流れることにより発熱し、隔離膜152は、電熱線17に沿って直線状に溶解して切断される。
そして、ブロア制御部653は、ブロア16の回転翼163の回転方向を第1方向から第2方向に反転させることを示すブロア制御信号をブロア16に出力する(S305)。ブロア16の回転翼163の回転方向は、第1方向から第2方向に反転させることを示すブロア制御信号の入力に応じて第1方向から第2方向に反転する。ブロア16の回転翼163の回転方向が第1方向から第2方向に反転することで、第1収容室に収容されたヘリウムは、電熱線17が切断した切断部、第2収容室154及びブロア16の通気孔164を介して気球10の外部に放出される。第1収容室に収容されたヘリウムが気球10の外部に放出されることで、気球10は浮力が低下して早急に降下することができる。
(第1実施形態に係る係留気球の作用効果)
係留気球1は、気球10の緊急降下を指示されたときに、ヘリウムを収容する第1収容室153と空気を収容する第2収容室154とを隔離する隔離する隔離膜152を切断する。隔離膜152が切断されると、第1収容室153に収容されたヘリウムは、電熱線17が切断した切断部、第2収容室154及びブロア16の通気孔164を介して気球10の外部に放出される。係留気球1は、気球10の緊急降下を指示されたときに、第1収容室153から気球10の外部にヘリウムを放出することで、気球10を早急に降下させることができる。また、係留気球1は、気球10の内部にある隔離膜152を切断して気球10を緊急降下させるので、降雨及び着雪等の影響を受けることなく、気球10から外部にヘリウムを放出して気球10を緊急降下させることができる。
また、係留気球1は、気球10の内部に配置される隔離膜152を切断して気球10を緊急降下させるので、降雨等の係留気球1の環境条件にかかわらず、気球10の外部にヘリウムを放出して気球10を緊急降下させることができる。
また、係留気球1は、気球10の緊急降下を指示されたときに、ブロア16の回転翼163の回転方向を第1方向から第2方向に反転させることで、第1収容室153に収容されたヘリウムを早急に放出することができる。
(第2実施形態に係る係留気球の構成及び機能)
第2実施形態に係る係留気球は、第2制御装置70を第2制御装置60の代わりに有することが第1実施形態に係る係留気球1と相違する。また、第2実施形態に係る係留気球は、高度センサ71を有することが第1実施形態に係る係留気球1と更に相違する。第2制御装置70及び高度センサ71以外の第2実施形態に係る係留気球の構成要素の構成及び機能は、同一符号が付された係留気球1の構成要素の構成及び機能と同一なので、ここでは詳細な説明は省略する。
図10は、ブロア16、電熱線17、第2制御装置70及び高度センサ71の電気的な接続関係を示す図である。図10において、一点鎖線は電気信号を通信可能なケーブルを示す。
第2制御装置70は、第2処理部75を第2処理部65の代わりに有することが第2制御装置60と相違する。第2処理部75は、ブロア制御部753をブロア制御部653の代わりに有することが第2処理部65と相違する。また、第2処理部75は、下降速度検知部754を有することが第2処理部65と更に相違する。ブロア制御部753及び下降速度検知部754以外の第2制御装置70の構成要素の構成及び機能は、同一符号が付された第2制御装置60の構成要素の構成及び機能と同一なので、ここでは詳細な説明は省略する。
高度センサ71は、グローバル・ポジショニング・システム(Global Positioning System、GPS)又は気圧高度計により地表からの高度を測定して、測定した高度を示す気球高度信号を第2制御装置70に送信する。
(第2実施形態に係る係留気球による緊急下降処理)
図11は係留気球1による緊急下降処理シーケンスを示す図である。図11に示す緊急下降処理は、予め第1記憶部53及び第2記憶部63に記憶されているプログラムに基づいて、主に第1処理部56及び第2処理部75により、係留気球1の各要素と協働して実行される。
S401〜S405の処理は、S301〜S305の処理と同様なので、ここでは詳細な説明は省略する。S406において、下降速度検知部754は、気球10の降下速度が所定のしきい値速度に達したことを検知する(S406)。具体的には、下降速度検知部754は、高度センサ71が測定した高度の単位時間当たりの変化量から気球10の下降速度を演算し、演算した下降速度が所定のしきい値速度に達したときに、気球10の降下速度が所定のしきい値速度に達したと判断する。
そして、ブロア制御部753は、ブロア16の回転翼163の回転方向を第2方向から第1方向に戻すことを示すブロア制御信号をブロア16に出力する(S407)。
(第2実施形態に係る係留気球の作用効果)
第2実施形態に係る係留気球は、気球10の降下速度が所定のしきい値速度に達したときに、ブロア16の回転翼163の回転方向を第2方向から第1方向に戻すことにより、気球10の浮力が急激に低下して気球10が急速に落下することを防止する。すなわち、第2実施形態に係る係留気球は、気球10の降下速度が所定のしきい値速度に達したときに、ブロア16の回転翼163の回転方向を第2方向から第1方向に戻すことにより、気球10をハードランディングさせずにソフトランディングさせる。
図12は、第2実施形態に係る係留気球において気球10が緊急降下するときの時間と気球10の高度との関係を示す図である。図12において、横軸は時間を示し、縦軸は気球10の高度を示す。
図12では、時間t1において、電熱線17が発熱して隔離膜152が切断されると共に、ブロア16の回転翼163の回転方向が第2方向に反転して、気球10の外部へのヘリウムの放出が開始される。時間t2において、気球10の下降速度が所定のしきい値速度に達したことが検知されて、ブロア16の回転翼163の回転方向が第1方向に戻り、気球10の外部へのヘリウムの放出が止まる。時間t2においてヘリウムの放出が止まることで、気球10は、ある程度の浮力を維持しながら降下することができるので、気球10が地上に落下するときに、気球10に搭載される中継局101等の機器が破損することを防止することができる。
(実施形態に係る係留気球の変形例)
第1実施形態及び第2実施形態に係る係留気球では、第1収容室153にはヘリウムが収容されるが、実施形態に係る係留気球では、第1収容室153には水素などの空気よりも比重が小さい他の気体が収納されてもよい。
また、第1実施形態及び第2実施形態に係る係留気球では、電熱線17は、隔離膜152の表面上に直線状に延伸して配置される。しかしながら、実施形態に係る係留気球では、電熱線の配線形状は、曲線状等他の形状としてもよい。
図13は、変形例に係る係留気球における電熱線の配置形状の一例を示す図である。
電熱線170は、それぞれの一端が第1配線181及び第2配線182に接続される一対の直線部171及び172と、両端が一対の直線部171及び172のそれぞれに接続される円弧部173とを有する。
電熱線170は、隔離膜152を切断する切断部の長さが切断開始点と切断終了点との間の外袋14の表面上の最短距離である電熱線17と異なり、隔離膜152を切断する切断部の長さが切断開始点と切断終了点との間の外袋14の表面上の最短距離よりも長い。変形例に係る係留気球では、隔離膜152を切断する切断部の長さを切断開始点と切断終了点との間の外袋14の表面上の最短距離よりも長くすることで、隔離膜152を切断した切断部をヘリウムが通過し易くなる。電熱線170により切断された隔離膜152の切断部は、円弧部173に対応する部分が第2収容室154側に倒れ込むことにより第1収容室に収容されたヘリウムが第2収容室に通過し易くなる。
また、第1実施形態及び第2実施形態に係る係留気球では、隔離膜152を切断する切断部材として電熱線17が採用されるが、実施形態に係る係留気球では、隔離膜152を切断する切断部材は、カッタ等の隔離膜152を切断可能な他の部材としてもよい。カッタ等の隔離膜152を切断可能な切断部材は、気球10を緊急降下させる指示を示す緊急降下指示信号の受信に応じて、切断指示部から入力される隔離膜152の切断指示を示す切断指示信号に対応する切断指示に応じて隔離膜152を切断する。
また、第2実施形態に係る係留気球では、気球の下降速度が所定のしきい値速度に達することを条件として、回転翼163の回転方向を第2方向から第1方向に戻す。しかしながら、実施形態に係る係留気球では、緊急降下指示信号を受信してからの経過時間以外の他の条件が成立したときに、回転翼163の回転方向を第2方向から第1方向に戻してもよい。例えば、実施形態に係る係留気球では、緊急降下指示信号を受信してから所定の待機時間を経過したときに、回転翼163の回転方向を第2方向から第1方向に戻してもよい。また、実施形態に係る係留気球では、第1収容室153又は第2収容室154の内部圧力を測定し、測定された内部圧力が所定のしきい値圧力に低下したときに、回転翼163の回転方向を第2方向から第1方向に戻してもよい。また、第2実施形態に係る係留気球では、高度センサ71としてGPS又は気圧高度計が例示されるが、三点測量により高度を測定する機器を高度センサとして搭載してもよい。
1 係留気球
10 気球
11 本体部
12 ペイロード用ドーム
14 外袋
151 内袋
152 隔離膜
153 第1収容室
154 第2収容室
16 ブロア
17 電熱線

Claims (4)

  1. 空気よりも比重が小さい気体を収容する第1収容室と、
    空気を収容する第2収容室と、
    回転翼を有し、前記回転翼を回転させて、前記第2収容室と外部との間で空気を出し入れするブロアと、
    前記第1収容室と前記第2収容室とを隔離する隔離膜と、を有する気球と、
    前記隔離膜を切断可能な切断部材と、
    前記気球を緊急降下させる指示を示す緊急降下指示信号の受信に応じて、前記隔離膜の切断指示を示す切断指示信号を前記切断部材に出力する切断指示部と、
    一端が前記気球の表面に接続された係留索と、を有することを特徴とする係留気球。
  2. 前記緊急降下指示信号を受信する前は、前記回転翼を第1方向に回転させ、前記緊急降下指示信号を受信した後は、前記回転翼を前記第1方向と反対の第2方向に回転させるブロア制御部を更に有する、請求項1に記載の係留気球。
  3. 前記ブロア制御部は、前記緊急降下指示信号を受信した後に、所定の条件が成立したときに、前記回転翼の回転方向を前記第2方向から前記第1方向に戻す、請求項2に記載の係留気球。
  4. 前記所定の条件は、前記気球の下降速度、前記緊急降下指示信号を受信してからの経過時間、及び前記第1収容室又は前記第2収容室の内部圧力の何れかに基づいて決定される、請求項3に記載の係留気球。
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