JP6281463B2 - 制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関における燃料の噴射量を制御する制御装置に関する。
車両のエンジン等には燃料の噴射量を制御する制御装置が搭載されており、運転状況等に応じてエンジンに燃料を供給している。しかし、制御装置が同じ噴射量を指令しても、製造上のばらつきや、物理的な劣化などにより、噴射量には、ばらつきが発生する。噴射量の制御誤差が大きくなると、燃費の低下やエミッションの悪化につながる。このような問題に対処するため、噴射量のばらつきを補正することが行われているが、補正値の精度をより向上させるために多くの計算が必要であり、制御装置の処理能力を高めることが要求される。下記特許文献1には、処理能力を高めるために、複数の演算装置を備えた車両用制御装置が開示されている。
特開2013−171547号公報
複数の演算装置が、共有メモリのデータにアクセスする場合には、同時アクセスに伴う競合を防止するために、演算装置のアクセスや更新を一時的に制限する排他制御を組み込むことが一般的に行われている。この場合、排他制御によってアクセスや更新が制限される演算装置では、処理待ちが発生してしまう。上記特許文献1の車両用制御装置は、排他制御による待ち時間を解消するために、データを冗長化して管理している。
しかしながら、演算装置の数に合わせてデータを冗長化すると、RAM(Random Access Memory)等の記憶容量を、本来必要となる容量の倍以上確保しなければならず、コストが嵩む要因になる。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、処理能力を向上させつつ、記憶容量の増加を抑えることができる制御装置を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明に係る制御装置は、内燃機関における燃料の噴射量を制御する制御装置であって、第1の演算部(111)と、第2の演算部(112)と、前記第2の演算部がアクセスする格納部(114)とを備え、前記第1の演算部は、前記燃料の目標噴射量を算出する目標噴射量算出手段(1111)と、前記第2の演算部により算出される前記噴射量の補正値を取得し、当該取得した前記補正値により前記目標噴射量を補正した後の指令噴射量に基づいて、前記噴射量を制御する噴射量制御手段(1112)と、を有し、前記格納部は、前記補正値を格納し、前記第2の演算部は、前記補正値を算出し、前記格納部に格納された前記補正値を更新する補正値更新手段(1121)を有する。前記補正値更新手段は、少なくとも前記第1の演算部が前記補正値を取得するときには、前記補正値の更新を中止する。
このような構成を採用することで、第1の演算部において、目標噴射量算出手段が、燃料の目標噴射量を算出し、噴射量制御手段が、格納部から取得した補正値を用いて目標噴射量を補正した後の指令噴射量に基づいて、燃料の噴射量を制御することができ、第2の演算部において、補正値更新手段が、燃料の噴射量の補正値を算出し、格納部に格納された補正値を更新する一方、少なくとも第1の演算部が補正値を取得するときには、補正値の更新を中止することができる。これにより、噴射量を算出して制御する処理と、噴射量の補正値を更新する処理とを、並行して実行することができるため、処理能力を向上させることができ、さらに、第1の演算部が格納部から補正値を取得するときには、第2の演算部による補正値の更新が中止されるため、データを冗長化しなくても、第1の演算部と第2の演算部との間の競合を防止することができる。
本発明によれば、処理能力を向上させつつ、記憶容量の増加を抑えることができる制御装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る燃料噴射制御装置をECUに組み込んだ場合の構成を例示する図である。 CPU111の動作を説明するための図である。 CPU112の動作を説明するための図である。 許可フラグの状態を説明するための図である。 CPU112の動作を説明するための図である。 補正値の更新状況を説明するためのタイミングチャートである。 変形例におけるリングバッファを説明するための図である。 変形例におけるリングバッファを説明するための図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図1を参照して、本発明の実施形態に係る燃料噴射制御装置について説明する。図1は、燃料噴射制御装置を、車両に搭載されるECU(Engine Control Unit)1のマイクロコンピュータ(以下、「マイコン」という)11に適用した場合の概略構成図である。
燃料噴射制御装置であるマイコン11は、CPU(Central Processing Unit)111(第1の演算部)と、CPU112(第2の演算部)と、CPU111のメモリとして機能するRAM113と、CPU112のメモリとして機能するRAM114(格納部)と、ROM(Read Only Memory)115と、入出力回路116と、バス117と、を備える。RAM113及びRAM114は、CPU111及びCPU112の両方からアクセス可能である。マイコン11は、電源回路10を介してバッテリ2から供給される電力により動作する。
CPU111及びCPU112は、例示的に、ROM115に記憶されたプログラムを実行し、入出力回路116を介して受信する各種センサの検出値や、RAM113及びRAM114に展開されるデータ等を処理して、エンジン(内燃機関)に噴射する燃料の噴射量等の制御値や補正値を算出し、入出力回路116及びドライバ回路12を介して制御値を送出することで、インジェクタ5の燃料噴射量等を制御する。各種センサとしては、例えば、クランク角センサ3、燃料圧センサ4、及びアクセルセンサ6がある。
CPU111は、機能構成として、目標噴射量算出部(目標噴射量算出手段)1111と、噴射量制御部(噴射量制御手段)1112とを有する。CPU112は、機能構成として、補正値更新部(補正値更新手段)1121を有する。
本実施形態では、以下において、ECUを搭載する車両のエンジンが4気筒である場合について説明するが、エンジンの気筒数は、4気筒であることには限定されない。
CPU111の目標噴射量算出部1111は、気筒ごとに、燃料の目標噴射量を算出する。以下に、具体的に説明する。最初に、目標噴射量算出部1111は、クランク角センサ3の検出値に基づいて、噴射対象の気筒を特定する。続いて、目標噴射量算出部1111は、アクセルセンサ6の検出値に基づいて、特定した気筒における燃料の目標噴射量を算出する。
CPU111の噴射量制御部1112は、算出された目標噴射量を、噴射量の補正値で補正することで、指令噴射量を算出する。この噴射量の補正値は、後述するように、CPU112で算出され、図1に示すように、気筒ごとに判別可能な状態でRAM114に格納される。
噴射量制御部1112は、RAM114に格納されている補正値を取得する。
噴射量制御部1112は、算出した指令噴射量を、インジェクタ5に送出する。これにより、インジェクタ5が指令噴射量に応じた燃料を噴射することになる。指令噴射量は、例えば、目標噴射量と補正値とを乗算することで算出する。
噴射量制御部1112は、指令噴射量をインジェクタ5に送出するときに、CPU112に対して、噴射イベント情報(噴射気筒情報)を通知する。この噴射イベント情報には、気筒識別番号が含まれる。CPU112は、噴射イベント情報を受信することで、噴射対象の気筒が変更されたことを認識することができる。
CPU112の補正値更新部1121は、気筒ごとに、噴射量の補正値を算出し、RAM114に格納されている補正値を更新する。噴射量の補正値は、例えば、前回の指令噴射量を噴射した時の燃料圧センサの検出値(圧力値)を、前回の指令噴射量に対応する理想燃料圧力値で除算することで算出する。
補正値更新部1121は、RAM114の補正値を更新する際に、許可フラグの内容に応じて更新するか否かを決定する。図1に示すように、RAM114には、気筒ごとの補正値に対応付けて許可フラグが格納される。この許可フラグには、補正値の更新を許可するか否かを示す情報(例えば、ON/OFF)が格納される。
例示的に、気筒1の補正値を算出した場合について説明する。この場合、補正値更新部1121は、RAM114の気筒1の補正値に対応する許可フラグが“ON”であるときに、RAM114の気筒1の補正値を、算出した補正値で更新する。一方、補正値更新部1121は、RAM114の気筒1の補正値に対応する許可フラグが“OFF”であるときには、RAM114の気筒1の補正値を更新しない。
補正値更新部1121は、CPU111から、噴射イベント情報を受信した場合に、その噴射イベント情報に含まれる気筒識別番号に基づいて、噴射対象の気筒を特定し、RAM114の噴射対象気筒番号を変更する。補正値更新部1121は、特定した気筒と、その次に噴射対象となる気筒とにそれぞれ対応するRAM114の許可フラグを、それぞれ“OFF”にする。
なお、本実施形態では、許可フラグを“OFF”にする対象を、特定した気筒に加え、その特定した気筒に続いて噴射する一つの気筒にする場合について説明するが、これに限定されない。特定した気筒に加え、その特定した気筒に続いて噴射する複数の気筒を対象としてもよい。対象とする複数の気筒数は、全体の気筒数や、CPUの処理能力等に応じて、任意に設定できる。
次に、図2を参照して、CPU111が噴出量制御処理を実行する際の動作について説明する。
最初に、目標噴射量算出部1111は、クランク角センサ3の検出値に基づいて、噴射対象の気筒を特定する(ステップS101)。
続いて、目標噴射量算出部1111は、アクセル開度をアクセルセンサ6から取得する(ステップS102)。
続いて、目標噴射量算出部1111は、上記ステップS102で取得したアクセル開度に基づいて、上記ステップS101で特定した気筒における燃料の目標噴射量を算出する(ステップS103)。
続いて、噴射量制御部1112は、RAM114から噴射量の補正値を取得する(ステップS104)。
続いて、噴射量制御部1112は、上記ステップS103で算出した目標噴射量を、上記ステップS104で取得した補正値を用いて補正することで、指令噴射量を算出する(ステップS105)。
続いて、噴射量制御部1112は、上記ステップS105で算出した指令噴射量をインジェクタ5に送出する(ステップS106)。
続いて、噴射量制御部1112は、CPU112に対して、噴射イベント情報を通知する(ステップS107)。
次に、図3を参照して、噴射イベント情報を受信したときのCPU112の動作について説明する。
最初に、補正値更新部1121は、CPU111から、噴射イベント情報を受信すると(ステップS201)、その噴射イベント情報に含まれる気筒識別番号に基づいて、噴射対象の気筒を特定する(ステップS202)。
続いて、補正値更新部1121は、上記ステップS202で特定した気筒と、その次に噴射対象となる気筒とにそれぞれ対応するRAM114の許可フラグを、それぞれ“OFF”にする(ステップS203)。
次に、図4を参照して、噴射対象の気筒に応じて設定される各気筒の許可フラグの状態について説明する。ここで、噴射するときには、気筒識別番号の昇順に噴射対象となり、一番大きい“4”の次は“1”が噴射対象となる。以降、これを繰り返しながら噴射することとする。
図4に示すように、噴射対象気筒の気筒識別番号が“1”である場合には、“気筒1”及び“気筒2”の許可フラグが“OFF”となり、“気筒3”及び“気筒4”の許可フラグが“ON”となる。これは、“気筒1”が噴射しているときには、“気筒1”と、その次に噴射する“気筒2”とが、補正値を更新できない状態になることを表している。
同様に、噴射対象気筒の気筒識別番号が“2”である場合には、“気筒1”及び“気筒4”の許可フラグが“ON”となり、“気筒2”及び“気筒3”の許可フラグが“OFF”となる。これは、“気筒2”が噴射しているときには、“気筒2”と、その次に噴射する“気筒3”とが、補正値を更新できない状態になることを表している。
また、噴射対象気筒の気筒識別番号が“3”である場合には、“気筒1”及び“気筒2”の許可フラグが“ON”となり、“気筒3”及び“気筒4”の許可フラグが“OFF”となる。これは、“気筒3”が噴射しているときには、“気筒3”と、その次に噴射する“気筒4”とが、補正値を更新できない状態になることを表している。
また、噴射対象気筒の気筒識別番号が“4”である場合には、“気筒1”及び“気筒4”の許可フラグが“OFF”となり、“気筒2”及び“気筒3”の許可フラグが“ON”となる。これは、“気筒4”が噴射しているときには、“気筒4”と、その次に噴射する“気筒1”とが、補正値を更新できない状態になることを表している。
次に、図5を参照して、噴射量の補正値を算出して更新するときのCPU112の動作について説明する。ここで、CPU112は、CPU111の噴出量制御処理と並行して、以下の補正値更新処理を行う。補正値更新処理では、“気筒1”から“気筒4”までを、順次、処理対象にする手順を繰り返し行うこととする。
最初に、補正値更新部1121は、処理対象気筒の圧力値を燃料圧センサ4から取得する(ステップS301)。
続いて、補正値更新部1121は、上記ステップS301で取得した圧力値を用いて、処理対象気筒の噴射量の補正値を算出する(ステップS302)。
続いて、補正値更新部1121は、処理対象気筒に対応する許可フラグが“ON”であるか否かを判定する(ステップS303)。この判定結果がNOである場合には、処理対象気筒の今回の補正値更新処理を終了する。
一方、上記ステップS303の判定結果がYESである場合には、処理対象気筒に対応するRAM114の補正値を、上記ステップS302で算出した補正値で更新する(ステップS304)。そして、処理対象気筒の今回の補正値更新処理を終了する。なお、この後は、引き続き、次の気筒の上記補正値更新処理を開始することになる。
次に、図6を参照して、補正値の更新が許可/不許可されるタイミングについて説明する。
図6(1)は、噴射対象の気筒を示す波形である。図6(2)は、補正値の算出対象となる気筒を示す波形である。図6(3)は、気筒1の許可フラグの状態を示す波形であり、図6(4)は、気筒1の補正値の状態を示す波形である。図6(5)は、気筒2の許可フラグの状態を示す波形であり、図6(6)は、気筒2の補正値の状態を示す波形である。図6(7)は、気筒3の許可フラグの状態を示す波形であり、図6(8)は、気筒3の補正値の状態を示す波形である。図6(9)は、気筒4の許可フラグの状態を示す波形であり、図6(10)は、気筒4の補正値の状態を示す波形である。
時間t1において、補正値の算出対象気筒(2)である“気筒1”の補正値が算出されたときには、気筒1の許可フラグ(3)が“OFF”であるため、気筒1の補正値(4)は更新されない。
時間t4において、補正値の算出対象気筒(2)である“気筒2”の補正値が算出されたときには、気筒2の許可フラグ(3)が“ON”であるため、気筒2の補正値(6)は、算出された補正値で更新される。
時間t6において、補正値の算出対象気筒(2)である“気筒3”の補正値が算出されたときには、気筒3の許可フラグ(7)が“ON”であるため、気筒3の補正値(8)は、算出された補正値で更新される。
上述したように、実施形態における燃料噴射制御装置によれば、CPU111において、目標噴射量算出部1111が、燃料の目標噴射量を算出し、噴射量制御部1112が、RAM114から取得した補正値を用いて目標噴射量を補正した後の指令噴射量に基づいて、燃料の噴射量を制御することができ、CPU112において、補正値更新部1121が、噴射量の補正値を算出し、RAM114に格納された補正値を更新する一方、CPU111が補正値を取得するときには、補正値更新部1121による補正値の更新を中止させることができる。
これにより、噴射量制御処理と、補正値更新処理とを、並行して実行することができるため、処理能力を向上させることができる。また、CPU111がRAM114に格納された補正値を取得するときには、CPU112による補正値の更新が中止されるため、データを冗長化しなくても、CPU111とCPU112との間の競合を防止することができる。
それゆえ、実施形態に係る燃料噴射制御装置によれば、処理能力を向上させつつ、記憶容量の増加を抑えることができる。
なお、上述した実施の形態は、単なる例示に過ぎず、実施の形態に明示していない種々の変形や技術の適用を排除するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な形態に変形して実施することができる。例えば、上述した実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
また、上述した実施形態では、許可フラグを、図1に示すように、気筒ごとの補正値に対応付けて格納しているが、許可フラグの格納方法は、これに限定されない。例えば、図7及び図8に示すように、許可フラグを気筒数分のリングバッファ領域に格納することとしてもよい。
図7は、噴射対象気筒が“1”であるときに、各気筒“1”、“2”、“3”、“4”に対応するリングバッファ領域に、許可フラグの値としてそれぞれ“OFF”、“OFF”、“ON”、“ON”が格納されている状態を示すものである。図8は、噴射対象気筒が“2”であるときに、各気筒“1”、“2”、“3”、“4”に対応するリングバッファ領域に、許可フラグの値としてそれぞれ“ON”、“OFF”、“OFF”、“ON”が格納されている状態を示すものである。
図8は、図7のリングバッファ領域の内容を、紙面上、時計回り方向に一つ(コマ)ずらしたものである。このように、許可フラグをリングバッファ領域に格納することで、許可フラグを格納するリングバッファ領域をずらすことで、気筒と許可フラグとの対応関係を変更することが可能となる。
したがって、この場合、補正値更新部1121は、CPU111から噴射イベント情報を受信したときに、許可フラグを格納するリングバッファ領域を、時計回り方向に一つずらすこととで、気筒と許可フラグとの対応関係を、図4に示す対応関係と同様に管理することができる。
また、上述した実施形態では、CPU112が、噴射イベント情報を受信したときに、噴射対象気筒とその次に噴射対象となる気筒とにそれぞれ対応する許可フラグを“OFF”にしているが、許可フラグを“OFF”にするタイミングは、これに限定されない。少なくともCPU111が、RAM114から補正値を取得するときに、許可フラグが“OFF”になっていればよい。
例えば、CPU111が、RAM114から補正値を取得するときに、その取得に先だって、気筒識別番号(噴射気筒情報)をCPU112に送信し、CPU112が、その気筒識別番号に基づいて特定される気筒に対応する許可フラグを“OFF”にしてから、CPU111が補正値を取得することとしてもよい。これにより、少なくともCPU111が補正値を取得するときには、補正値の更新を中止させることが可能となる。
1:ECU
3:クランク角センサ
4:燃料圧センサ
5:インジェクタ
6:アクセルセンサ
11:マイクロコンピュータ
111、112:CPU
113、114:RAM
1111:目標噴射量算出部
1112:噴射量制御部
1121:補正値更新部

Claims (5)

  1. 内燃機関における燃料の噴射量を制御する制御装置であって、
    第1の演算部(111)と、第2の演算部(112)と、前記第2の演算部がアクセスする格納部(114)とを備え、
    前記第1の演算部は、
    前記燃料の目標噴射量を算出する目標噴射量算出手段(1111)と、
    前記第2の演算部により算出される前記噴射量の補正値を取得し、当該取得した前記補正値により前記目標噴射量を補正した後の指令噴射量に基づいて、前記噴射量を制御する噴射量制御手段(1112)と、を有し、
    前記格納部は、前記補正値を格納し、
    前記第2の演算部は、前記補正値を算出し、前記格納部に格納された前記補正値を更新する補正値更新手段(1121)を有し、
    前記補正値更新手段は、少なくとも前記第1の演算部が前記補正値を取得するときには、前記補正値の更新を中止する、ことを特徴とする制御装置。
  2. 前記内燃機関は複数の気筒を有しており、
    前記格納部は、前記補正値の更新を許可するか否かを示す許可フラグを、前記複数の気筒ごとに前記補正値と対応させて格納し、
    前記補正値更新手段は、前記複数の気筒の内、前記燃料を噴射する前記気筒が変更された場合に、その変更に対応させて前記許可フラグを、前記補正値の更新を許可しない不許可状態に変更することで、前記補正値の更新を中止する、請求項1記載の制御装置。
  3. 前記噴射量制御手段は、前記複数の気筒の内、前記燃料を噴射する前記気筒を特定する噴射気筒情報を出力し、
    前記補正値更新手段は、前記噴射気筒情報の出力に応じて前記燃料を噴射する前記気筒が変更されたことを認識した場合に、少なくとも前記燃料を噴射する前記気筒に対応付けられた前記許可フラグを、前記不許可状態に変更する、請求項2記載の制御装置。
  4. 前記補正値更新手段は、前記燃料を噴射する前記気筒、及び前記燃料を噴射する前記気筒に続いて前記燃料を噴射する少なくとも一つの前記気筒にそれぞれ対応付けられた前記許可フラグを、前記不許可状態に変更する、請求項3記載の制御装置。
  5. 前記格納部は、前記気筒ごとに対応付けて前記許可フラグを格納する領域を、前記気筒数分のリングバッファ領域として確保し、
    前記補正値更新手段は、前記噴射気筒情報の出力があった場合に、前記許可フラグを格納する前記リングバッファ領域を、それぞれの前記許可フラグを基準にして前記気筒の噴射順が一つ後になる方向にずらす、請求項3又は4に記載の制御装置。
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