JP6279934B2 - スプリンクラヘッド - Google Patents
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Description
しかし、上記特許文献1においては、スプリンクラヘッドが腐食性ガスの雰囲気下に設けられた場合、半田が腐食(特に金属腐食)し、火災時に半田が溶融しづらくなることがあり、そのため、動作上の不具合が生じる虞がある。
<スプリンクラヘッド100の構成>
図1を参照して、スプリンクラヘッド100の基本的な構成について説明する。
図1において、11は本体である。本体11には、上下に貫通する放水口12が設けられると共に、上部外周には配管類に接続するための例えば雄ねじ状の第1のねじ部13が設けられる。また、下部にはフランジ部14が設けられ、フランジ部14の下方には例えば雌ねじ状の第2のねじ部15が設けられる。
図1を参照して、火災時におけるスプリンクラヘッド100の基本的な動作について説明する。
火災が発生して感熱体84が溶融し始めると、溶融した感熱体84は第1ピストン85に押され、シリンダ81と第1ピストン85との間の隙間S1から外部に流出する。これによりアーム61aは右回転を開始してその下端側は図1において左方向への移動を開始し、アーム61bは左回転を開始してその下端側は図1において右方向への移動を開始する。
図2を参照して、本発明の実施の形態1に係る感熱体84について、以下に説明する。
感熱体84は、可溶合金の一例である半田84aと、半田84aを覆うように構成される半田被覆部材84b(可溶合金被覆部材の一例)とからなる。本発明の実施の形態1に係る半田84aは円柱状(円板状)であり、シリンダ81内に収容される。半田被覆部材84bは、シリンダ81内であって、半田84aの上面に載置される円板状の樹脂(有機化合物の一例)である。半田84a及び半田被覆部材84bの外径は、シリンダ81の内径とほぼ同じである。即ち、半田被覆部材84bの外周面が、シリンダ81の内周面と接している。つまり、半田被覆部材84bは、シリンダ81と第1ピストン85の間の隙間S1と半田84aとの間に設けられ、隙間S1を塞ぐように構成されることで、半田84aがシリンダ81内に密封され、外気に露出しないようになっている。
半田被覆部材84bは、耐腐食性を有する樹脂からなる。これにより、スプリンクラヘッド100が腐食性ガスの雰囲気下に設置されたとしても、腐食性ガスは隙間S1までの進入に留まるため、半田84aが腐食することがなく、スプリンクラヘッド100は正常に監視状態を保つことができる。
図3を参照して、本発明の実施の形態2に係る発明について、以下に説明する。本発明の実施の形態2は、実施の形態1と比べて、感熱体84の構成が異なり、それ以外のスプリンクラヘッド100の基本構成及び火災時の動作は同じものである。従って、実施の形態2では、上述の実施の形態1との相違点について詳細に説明するものとし、実施の形態1に対応している部材については同じ符号をつけて説明を省略する。
上述した実施の形態1〜2は、リンク機構にアームを用いたスプリンクラヘッドを例に説明したが、本発明の実施の形態3は、実施の形態1〜2の発明を、リンク機構にボールを用いたスプリンクラヘッド200に適用する場合について説明する。
<スプリンクラヘッド200の構成>
図4を参照して、スプリンクラヘッド200の基本構成と動作説明をする。なお、実施の形態3では、上述の実施の形態1のスプリンクラヘッド100との相違点であるリンク機構について主に説明するものとし、実施の形態1に対応している部材については同じ符号をつけて説明を省略する。
図4を参照して、火災時におけるスプリンクラヘッド200の基本的な動作について説明する。
火災によって、感熱体84が溶融するとシリンダ81が下降し、そのシリンダ81の下降に伴って、バランサ75が下方に移動し、さらに、それに伴って、ボール71が内側に入り込む。これにより、ボール71は、フレーム21の係止段部25との係止状態が解除され、リンク機構(ボール保持部及び感熱部)が落下する。ボール保持部が落下すれば、それに伴って、弁体41及びデフレクタ31と、ガイドロッド34と、ストッパリング35とからなる散水部が落下して、放水が行われる。
図5を参照して、本発明の実施の形態3に係る発明の感熱体84について説明する。実施の形態3は、半田被覆部材84bについては実施の形態1と同様の有機化合物を用いるため、その点については説明を省略する。
図6を参照して、本発明の実施の形態4に係る発明について、以下に説明する。本発明の実施の形態4は、実施の形態3と比べて、感熱体84の構成が異なり、それ以外のスプリンクラヘッド200の基本構成及び火災時の動作は同じものである。従って、実施の形態4では、上述の実施の形態3との相違点について詳細に説明するものとし、実施の形態3に対応している部材については同じ符号をつけて説明を省略する。
Claims (3)
- 筒状のシリンダと、該シリンダ内に収容される可溶合金と、該可溶合金を押圧するピストンと、を有するスプリンクラヘッドにおいて、
前記可溶合金は円柱状に構成されて前記シリンダ内に収容され、
前記ピストンと前記可溶合金とに挟まれて設けられ、前記可溶合金が外気に露出しないように、前記可溶合金を覆う可溶合金被覆部材を備え、
前記可溶合金被覆部材は、円板状の平板であり、外径が前記シリンダの内径とほぼ同じで、前記可溶合金被覆部材の外周面とシリンダの内周面とが接するように設けられ、耐腐食性を有する有機化合物からなることを特徴とするスプリンクラヘッド。 - 筒状のシリンダと、該シリンダ内に収容される可溶合金と、該可溶合金を押圧するピストンと、を有するスプリンクラヘッドにおいて、
前記可溶合金はドーナツ状に構成されて前記シリンダ内に収容され、
前記ピストンと前記可溶合金とに挟まれて設けられ、前記可溶合金が外気に露出しないように、前記可溶合金を覆う可溶合金被覆部材を備え、
前記可溶合金被覆部材は、耐腐食性を有する有機化合物からなるドーナツ状の平板であり、
前記可溶合金被覆部材の内径が前記ピストンの外径とほぼ同じで、前記可溶合金被覆部材の内周面と前記ピストンの外周面とが接すると共に、
前記可溶合金被覆部材の外径が前記シリンダの内径とほぼ同じで、前記可溶合金被覆部材の外周面と前記シリンダの内周面とが接することを特徴とするスプリンクラヘッド。 - 前記可溶合金被覆部材の有機化合物は、4−クロロベンズヒドロール、フタル酸ジフェニル、9−フルオレノン、オクタ−O−アセチルD−(+)−サッカロース、N−シクロヘキシル−p−トルエンスルホンアミド、4−ブチリルビフェニル、安息香酸2−ナフチル、ペンタ−O−アセチル−β−D−グルコピラノース、アセチルサリチル酸、サリチル酸の中から、前記可溶合金の融点に合わせて選ばれることを特徴とする請求項1又は2に記載のスプリンクラヘッド。
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2014042230A JP6279934B2 (ja) | 2014-03-05 | 2014-03-05 | スプリンクラヘッド |
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Family Applications (1)
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