JPS5826691Y2 - 自動消火装置用可溶リンク - Google Patents

自動消火装置用可溶リンク

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Publication number
JPS5826691Y2
JPS5826691Y2 JP7337081U JP7337081U JPS5826691Y2 JP S5826691 Y2 JPS5826691 Y2 JP S5826691Y2 JP 7337081 U JP7337081 U JP 7337081U JP 7337081 U JP7337081 U JP 7337081U JP S5826691 Y2 JPS5826691 Y2 JP S5826691Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
fusible link
cylinder
low
temperature solder
plunger
Prior art date
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Expired
Application number
JP7337081U
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English (en)
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JPS57185361U (ja
Inventor
三津夫 禅
Original Assignee
千住金属工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本願は自動消化装置用の可溶リンクに関する。
自動消火装置はだいたいが長期間に渡って設置されるも
のであるため、使用する材料は耐食性に優れたものを用
いるのが望ましい。
特に自動消火装置の設置される場所が腐食環境の著しい
所では材料の選択が重要な問題となる。
例えば、消火用スプリンクラ−ヘッドでは、これを亜硫
酸ガスや硫化水素等の腐食性ガスが発生する浮屋根式原
油タンクのようなものに取り付ける場合、スプリンクラ
−ヘッドの本体や各構成部に耐食性に優れたステンレス
を用いることが推奨されており、現在実用化もされてい
る。
しかるに、スプリンクラ−ヘッドに組込んだ可溶リンク
の可溶体だけは設定温度、例えば72℃、96℃、10
0℃、139℃のように低温で作動するような物質を用
いなくてはならないため、温度依存性の高い低温半田(
Sn、Pb、Bi、Cd、In等の合金)を用いなくて
はならないものである。
しかるにスプリンクラ−ヘッドにおいて、可溶リンクに
用いた低温半田が腐食性ガスに接触して腐食が進行する
と低温半田で受ける力を保持できなくなり火災が発生し
ていないにもかかわらず作動してしまう、所謂暴発の原
因となってしまうことがあった。
本願は上述低温半田の腐食による不慮の事故防止を目的
としたもので、その特徴とするところはシリンダー、シ
リンダー内に充填された低温半田および該低温半田を押
圧する方向に嵌合されたプランジャーからなる可溶リン
クにおいて、プランジャーとシリンダーの間に溝を形成
し、該溝内に前記低温半田の溶融温度よりも低い軟化点
の合成樹脂を充填して低温半田が外気に触れないように
したことにある。
以下図面に基づいて本考案を説明する。
第1図は本考案消火装置用可溶リンク(以下可溶リンク
と記す)の中央断面図である。
可溶リンク1はシリンダー2、シリンダー内に充填され
た低温半田3および該低温半田を押圧する方向に嵌合さ
れたプランジャー4から構成されている。
シリンダー2は有底円筒形であり、その下面には下方か
らの力を受ける凹み2′が刻設されている。
該シリンダーの底部には低温半田3が充填されている。
プランジャー4はシリンダー2内に少しの間隙をもって
嵌合されるものであり、その形状は断面が略台形となっ
ていて上部には上方からの力を受ける凹み4′が刻設さ
れている。
シリンダーの円筒壁面とプランジャーの台形肩面との間
は溝が形成されており、該溝内に低温半田の溶融温度よ
りも軟化点の低い合成樹脂5が充填されている。
ここで本願可溶リンクの作動および作用効果について記
す。
火災が発生して可溶リンクが異常高温に晒されると先ず
シリンダーの円筒壁面とプランジャーの台形肩面との間
に形成された溝内の合成樹脂が軟化し、続いてシリンダ
ー内の低温半田が溶融する。
しかるに、可溶リンクはプランジャー4の上方から矢印
Aおよびシリンダー2の下方から矢印Bのように常に一
定の力が掛かつているためシリンダー内で溶融した低温
半田はシリンダーとプランジャーで押されそれらの間隙
から外方に押し出される。
そして、プランジャーはシリンダー内に陥没しプランジ
ャーとシリンダーのそれぞれの凹みに係合していた自動
消火装置の保合状態を解き自動消火装置を作動させるも
のである。
本考案可溶リンクは低温半田が外気と接する部分、つま
りプランジャーとシリンダーの間隙となるとところに溝
を形成し、その部分に合成樹脂を充填しであるため外気
が腐食性雰囲気であっても低温半田は決つしてこの腐食
性雰囲気と接することがなく、従って低温半田が腐食さ
れないものである。
また、シリンダーとプランジャー間に形成された溝内の
合成樹脂はシリンダー内に充填された低温半田の融点よ
りも軟化点が低いため火災に際しては、先ず合成樹脂が
軟化してプランジャーとシリンダー間の付着強度が全く
なくなり、低温半田が溶融する時にはプランジャーの陥
没に何ら妨げとなることがなくなっている。
従って、本考案可溶リンクは従来の同種可溶リンクと全
く変らない作動を行えるものである。
次に本考案の応用例を説明する。
第2図は本考案可溶リンクを設置した消火用スプリンク
ラ−ヘッドの中央断面図である。
スプリンクラ−ヘッドはノズルを有する本体10、該ノ
ズルを閉塞する弁体11.本体から突出したフレーム先
端に設置されたデフレクタ−12、および分解部分13
から構成されている。
本考案可溶リンクは分解部分に設置されているものであ
るが分解部分の構造は周知であるため詳細な説明は省略
する。
分解部分13は弁体とフレーム先端のボス部の間に挟持
され、ノズル内の消火液圧に十分耐えられるだけの力を
もって弁体を抑圧保持しているものである。
従って分解部分に設置された可溶リンクには常に一定の
力が掛かつており、その力を低温半田が受けている。
スプリンクラ−ヘッドは火災が発生すると、先ず分解部
分に設置された可溶リンクの合成樹脂が軟化し、続いて
低温半田が溶融することによりプランジャーがシリンダ
ー内に陥没してプランジャーとシリンダーに係合されて
いた分解部分の平衡を解く。
そして分解部分が分解落下するがこの時本体のノズルを
閉塞していた弁体も落下してノズルから消火液を噴出さ
せ、これがテ゛フレクターで均一に分散されて消火活動
を行うものである。
スプリンクラ−ヘッドは一般の建物に設置する場合は加
工性、たわみ性等を考慮して鉋金等の銅合金を使用する
が、前述浮屋根式原油タンクのような腐食環境下では銅
合金の代わりに耐食性の優れたステンレスを用いること
がある。
斯様にスプノンクラーヘッド自体に耐食性の向上を考慮
したものに本考案可溶リンクを設置すればスプリンクラ
−ヘッドが暴発する危険もなくなり更に長期間の設置が
可能となるものである。
以上説明した如く、本考案可溶リンクは腐食環境下にお
いても低温半田が外気との接触を遮断されているため全
く腐食を起すことがないという従来にない優れた効果を
有するものである。
なお、本考案可溶リンクの応用例はスプリンクラ−ヘッ
ドについて説明したが防火用ダンパー、防火用ドア、そ
の他の自動消火装置の可溶リンクとして使用できること
はいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案消火装置用可溶リンクの中央断面図、第
2図は本考案消火装置用可溶リンクを設置した消火用ス
プリンクラ−ヘッドの中央断面図である。 1・・・・・・可溶リンク、2・・・・・・シリンダ、
3・・・・・・低温半田、4・・・・・・プランジャー
、5・・・・・・合成樹脂。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダー、シリンダー内に充填された低温半田および
    低温半田を押圧する方向に嵌合されたプランジャーから
    なる可溶リンクにおいて、プランジャーとシリンダー間
    に溝を形成し、該溝内に前記低温半田の溶融温度よりも
    低い軟化点の合成樹脂を充填したことを特徴とする自動
    消火装置用可溶リンク。
JP7337081U 1981-05-22 1981-05-22 自動消火装置用可溶リンク Expired JPS5826691Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP7337081U JPS5826691Y2 (ja) 1981-05-22 1981-05-22 自動消火装置用可溶リンク

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JP7337081U JPS5826691Y2 (ja) 1981-05-22 1981-05-22 自動消火装置用可溶リンク

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Publication Number Publication Date
JPS57185361U JPS57185361U (ja) 1982-11-25
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ID=29869149

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JP7337081U Expired JPS5826691Y2 (ja) 1981-05-22 1981-05-22 自動消火装置用可溶リンク

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5683423B2 (ja) * 2011-09-30 2015-03-11 能美防災株式会社 スプリンクラヘッド
JP6279934B2 (ja) * 2014-03-05 2018-02-14 能美防災株式会社 スプリンクラヘッド

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JPS57185361U (ja) 1982-11-25

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