JP6279359B2 - 送液装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ろ過フィルターが設置された送液ラインで液体を送液する送液装置に関する。
液体状の医薬品である薬液に対して、調製タンクにおいて混合等の調製を行ってから、送液ラインを介して充填装置に送液し、バイアルやアンプル等の小容器に充填する薬液調製システムが従来から提供されている。
薬液は、菌の増殖等の活動が起きないように、無菌状態下での慎重な取扱いが要求され、送液ライン上には、通常、ろ過フィルターが設置される。ろ過フィルターは、圧力損失が大きく、ろ過フィルターの一次側において送液ライン内に残液が発生し易い。薬液は、高価なものが多く、また、薬液調製システムでは洗浄水による洗浄を頻繁に行う必要があるため、送液時に残液が発生すると、経済的な損失が大きい。
そこで、下記特許文献1には、フィルター装置が設置された製造管路に残留する残液を有効に管路から送液させて回収するための管路内残留液の送液方法が開示されている。
特許文献1に開示された送液方法においては、送液時に、ろ過フィルター装置の上方において管路に設置されたベントバルブの開度を徐々に大きくしていくことで、圧送用圧縮空気の流速を制御し、残液を空気と分離して送液することで、管路内の残液を回収している。
特開2010−23866号公報
しかし、特許文献1にも記載されているように、ベントバルブの開度が大きくなると、気液が分離することなく、空気と共に液体がベントバルブを介して排気管部から大気中に排出されてしまうため、現実的には、空気のみを分離して排出するバルブ制御は非常に困難である。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、ろ過フィルターが設置された送液ラインにおいて、ろ過フィルターの一次側の残液の発生を確実に抑えることのできる送液装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明に係る送液装置は、調製タンクにおいて調製された液体を、ろ過フィルターによりろ過し、容器に充填するための充填装置へと送液する送液装置において、前記ろ過フィルターが設置された、前記調製タンクから前記充填装置へと圧縮気体により液体を圧送するための送液ラインと、前記ろ過フィルターの一次側における前記送液ライン内の残液を送液するための残液送液装置であって、前記ろ過フィルターの一次側において前記送液ラインの一部を迂回する迂回ラインと、前記ろ過フィルターよりも高所において前記迂回ライン上に設置された、前記残液を一時的に溜めておくストックタンクと、前記送液ライン内の液体が前記迂回ラインを経由するか否かを切り換える切換バルブと、を有し、前記残液をいったんストックタンクに溜めてから前記送液ラインに戻すように構成された残液送液装置と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る送液装置によれば、送液ラインに設置されたろ過フィルターの一次側の残液を、迂回ラインを介して一時的にストックタンクに溜めてから送液ラインに戻すようにしているので、ろ過フィルターの一次側におけるエアー溜まりを確実に解消し、一次側の残液のほとんどを充填装置へと送液することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る薬液調製システムの構成を概略的に示す模式図である。 図2は、本発明の実施形態に係る送液装置による送液処理の流れを示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る薬液調製システムの構成を概略的に示す模式図である。本実施形態に係る薬液調製システム10は、調製した薬液をバイアルやアンプル等の小容器に小分けして充填するシステムである。
薬液調製システム10は、薬液を調製するための調製タンク20と、調製された薬液を充填するための充填装置30と、ろ過フィルター35と、調製タンク20から充填装置30へとろ過フィルター35を通過させながら薬液を送液する送液装置40と、これらの動作を制御するための制御装置90とを備えている。
調製タンク20は、タンク本体21と、タンク本体21内の薬液を攪拌するための攪拌機25(図示せず)と、タンク本体21の出口を開閉するバルブ27と、残量検知センサ28とを備えている。残量検知センサ28は、タンク本体21の支持枠に設置されたロードセル(荷重センサ)であり、制御装置90は、残量検知センサ28の出力値から、タンク本体21内の薬液の残量が0であることを検知することができる。
送液装置40は、調製タンク20と充填装置30とを接続する配管からなる送液ライン42と、送液ライン42において薬液を圧送するための圧縮エアーを供給するエアー加圧装置60と、送液ライン42における残液を送液するための残液送液装置70とを備えている。
充填装置30は、送液ライン42から送られてきた薬液を注射容器等の少量の容器に分注するための装置であり、分注される薬液を一時的に貯留しておくための充填タンク31を備えている。なお、充填装置30は種々の構成が考えられ、充填タンクを備える構成に限定されるものではない。
ろ過フィルター35は、送液ライン42上に設置されており、送液ライン42を流れる薬液をろ過して、除菌等を行う。また、ろ過フィルター35は、エアー抜きバルブ36を備え、充填装置30よりも高い位置に設置されている。
ここで、送液ライン42の調製タンク20から残液送液装置70までの配管を第一区間45、残液送液装置70からろ過フィルター35までの配管を第二区間46、ろ過フィルター35から充填装置30までの配管を第三区間47とする。第一区間45は、調製タンク20よりも高所に設置された残液送液装置70へと向けて立ち上がる立ち上がり配管451を備えている。また、第二区間46及び第三区間47は、連続して略下りの配管となっている。
エアー加圧装置60は、エアーコンプレッサー61と、調製タンク20内に圧縮エアーを供給して加圧するためのエアー加圧ライン63と、後述するストックタンク71内に圧縮エアーを供給して加圧するためのエアー加圧ライン65とを備えている。エアー加圧ライン63,65には、それぞれのラインを開閉するためのエアー加圧バルブ631,651がそれぞれ設置されている。
通常の調製タンク20から充填装置30への送液時には、エアー加圧装置60は、エアー加圧ライン63を介して、調製タンク20のタンク本体21内にエアーを送り込み、エアー圧力により、タンク本体21内の液面を押し下げ、送液ライン42へと薬液を押し込んで送液する。送液ライン42に押し込まれた薬液は、ろ過フィルター35を通過した後、充填装置30へと送り込まれる。
ここで、調製タンク20内の薬液が全て送液ライン42に圧送され、調製タンク20が空になると、送液ライン42にエアーが流入して、立ち上がり配管451の上部にエアー溜まりが発生してしまう。ろ過フィルター35の圧力損失が大きいため、ろ過フィルター35の一次側にエアー溜まりが発生すると、ろ過フィルター35に向けて送液ライン42内の薬液を圧送できない、送液が不可能な状態となってしまう。
特に、送液をスムーズに行ったり、配管内の洗浄を良好に行ったりするために、送液ライン42の配管径が大きい場合には、エアー溜まりが発生し易い。送液が不可能な状態となると、ろ過フィルター35の一次側に多くの薬液が残った状態となってしまう。
残液送液装置70は、このように通常の方法では送液できなくなり、送液ライン42の第一区間45内に残された残液を、ろ過フィルター35を通過させて充填装置30へと送るための装置であり、ストックタンク71と、ストック用迂回ライン73と、ストック切換バルブ75と、エアー抜きライン77と、ベントフィルター79とを備えている。
ストックタンク71は、残液送液を行う際に、ろ過フィルター35の一次側(第一区間45)の残液を一時的に溜めておくためのタンクであり、その容量は、送液ライン42内の第一区間45にある残液を収容できる容量であれば良い。すなわち、ストックタンク71の容量は、送液ライン42の第一区間45の配管内容量よりも大きくなるように設計する。
したがって、調製タンク20と残液送液装置70とが離れて設置されている場合や、送液ライン42の配管径が大きくなると、ストックタンク71の容量は大きくなる。但し、通常であれば、調製タンク20の容量よりも第一区間45の配管内容量のほうが格段に小さいので、ストックタンク71の容量は、調製タンク20の容量に比べて非常に小さくできる。ストックタンク71は、ろ過フィルター35及び調製タンク20よりも高い位置に設置される。
また、ストックタンク71は、滅菌・洗浄機能を備えており、図示しない滅菌洗浄ラインと接続されている。滅菌時には、滅菌洗浄ラインからタンク内にピュアスチームが供給され、例えば、ストックタンク71内が120℃の状態に20〜30分間維持されて滅菌される。また、洗浄時には、滅菌洗浄ラインからタンク内に洗浄液が供給され、洗浄後の洗浄液は送液ライン42から排出される。
ストック用迂回ライン73は、ろ過フィルター35の一次側において送液ライン42の一部を迂回する迂回ラインであって、送液ライン42から分岐(分岐点731)して、ストックタンク71を経由して送液ライン42と再度合流(合流点732)するように、送液ライン42と接続されている。
ストック切換バルブ75は、送液ライン42内の薬液をストック用迂回ライン73へと迂回させるか否かを切り替えるためのバルブであり、分岐点731と合流点732の間において送液ライン42上に設置された第一切換バルブと751と、ストックタンク71の一次側においてストック用迂回ライン73上に設置された第二切換バルブ752と、ストックタンク71の二次側においてストック用迂回ライン73上に設置された第三切換バルブ753とを備えている。
エアー抜きライン77は、ストックタンク71内を大気と挿通させて減圧するためのラインである。また、上述したエアー加圧ライン65により、ストックタンク71内を加圧することもできる。ストックタンク71と、エアー抜きライン77及びエアー加圧ライン65との接続部には、ベントフィルター79が設置されている。
このような構成の残液送液装置70において、第二切換バルブ752及び第三切換バルブ753を閉じると共に第一切換バルブ751を開いておけば、送液ライン42を流れる薬液は、ストック用迂回ライン73を経由することなく、送液ライン42内を送液される。
一方、第一切換バルブ751を閉じると共に第二切換バルブ752を開くと、残液送液装置70の一次側に位置する送液ライン42内の薬液は、分岐点731からストックタンク71に流れ込むことが可能な状態となる。また、第一切換バルブ751を閉じると共に、第三切換バルブ753を開くと、ストックタンク71内の薬液は、合流点732から送液ライン42へと流れ込むことが可能な状態となる。
制御装置90は、薬液調製システム10を構成する上記各部材の動作を制御するための装置であり、各部材と接続されている。
以上、薬液調製システム10の構成について説明したが、続いて、薬液調製システム10において、送液装置40により、調製タンク20から充填装置30へと送液ライン42内の残液を略ゼロにしながら薬液を送液する際の処理の流れについて、図2を参照しながら説明する。図2は、本実施形態に係る送液装置40による送液処理の流れを示すフローチャートである。なお、以下に示す処理は、制御装置90が薬液調製システム10を構成する各部材の動作を制御することで実現される。
同図に示すように、まず、S1において、送液ライン42を介して調製タンク20から充填装置30への通常の送液を行う。具体的には、調製タンクバルブ27を閉じた状態で調製タンク20内において攪拌機25等により薬液の調製を行った後、エアー加圧バルブ631を開いて、タンク本体21内に圧縮エアーを送り込み、加圧する。
その後、ストック用迂回ライン73に薬液が流れ込まないように、第一切換バルブ751を開くと共に第二切換バルブ752及び第三切換バルブ753を閉じた状態としてから、調製タンクバルブ27を開くことで、調製タンク20内の薬液が送液ライン42へと圧送される。
送液ライン42に送り込まれた薬液は、ろ過フィルター35を通過してろ過された後、充填装置30の充填タンク31へと送り込まれる。なお、送液開始にあたって、調製タンクバルブ27を開く際に、ろ過フィルター35のエアー抜きバルブ36を短時間だけ開いてフィルター内のエアーを抜くのが望ましい。
送液開始後、S2において、残量検知センサ28により調製タンク20内の残液がゼロとなったことが検知されると、制御装置90は、S3に進み、送液ライン42の第一区間45内の薬液がストック用迂回ライン73を通過するように、ストック切換バルブ75の切り換えを行う。具体的には、エアー抜きバルブ771を開くと共に第一切換バルブ751を閉じてから、第二切換バルブ752を開く。
このとき、エアー加圧バルブ631は開いた状態のままにしておくので、第二切換バルブ752を開いたときに、送液ライン42の第一区間45内の残液は、エアー加圧ライン63から調製タンク20内を通って供給されてくる圧縮エアーに押されて、一気にストックタンク71内に送り込まれる(S4)。
これにより、送液ライン42の第一区間45では、配管内に薬液がほとんど残っていない残液が略ゼロの状態となる。このとき、第一区間45の立ち上がり配管451に発生していたエアー溜まりのエアーは、ストック用迂回ライン73とストックタンク71とを経由して、エアー抜きライン77から外部へ排出される。
第一区間45の残液が略全てストックタンク71に送り込まれると、S5に進み、このストックタンク71内に溜められた薬液を送液ライン42に戻して、ろ過フィルター35へ圧送する処理を行う。
具体的には、第二切換バルブ752及びエアー抜きバルブ771を閉じてから、エアー加圧バルブ651を開き、エアー加圧ライン65からストックタンク71内に圧縮エアーを送り込み、ストックタンク71内を加圧する。その後、第三切換バルブ753を開くと、ストックタンク71の薬液が合流点732から送液ライン42へと戻され、ろ過フィルター35へ向けて圧送される。
このように、残液送液時に、通常の送液の際に調製タンク20に供給される圧縮エアーを用いるのではなく、エアー加圧ライン65から直接ストックタンク71に供給される圧縮エアーを用いることで、ストックタンク71内に回収された残液を素早く確実に充填装置30へと圧送することができる。
S5において、送液ライン42に送り込まれた薬液は、ろ過フィルター35を良好に通過してろ過された後、充填装置30の充填タンク31に送り込まれる。このとき、送液ライン42の第二区間46及び第三区間47は略連続して下りの配管となっており、配管内にエアー溜まりが発生しない。よって、送液ライン42に戻された薬液は、第二区間46及び第三区間47に残液が残ることなく、自重及び圧縮エアーによる圧送により、略全てが充填タンク31に送られる。すなわち、第一区間45を含めて、送液ライン42の残液が略ゼロとなる送液が完了する(S6)。
続いて、本発明のテスト結果について説明する。本テストの条件は下記の通りである。なお、上記実施形態では、調製タンク20内の薬液がゼロになると、残液送液装置70による送液を開始するようにしているが、本テストでは、調製タンク20内の残液がゼロになってもそのまま通常の送液を継続し、送液不可能な状態になってから、残液送液装置70による送液を開始している。通常の送液では残ってしまう残液のうち、残液送液装置70により送液できる量を明確にするためである。
1.ろ過フィルター
ハウジング ザルトリウス製5”
エレメント ザルトリウス製 MINI CARTRIDGE
SARTOBRAN P(5231507H9)
親水性 0.2μm
2.使用する液体について
液体 イオン交換水 14℃
3.使用する気体について
圧縮エアー(ゲージ圧)
テストA,B:0.10MPa
テストC:0.05MPa
テストD:0.20MPa
4.配管条件(送液ライン42の第一区間45に相当)
SUS配管 サイズ1S(配管内径:23mm)
SUS配管トータル長さ:5,485mm(配管容積:2.28L)
フレキホース 内径16mm
フレキホース配管トータル長さ:2,595mm(配管容積:0.52L)
全容積(第一区間45に相当):2.80L
このような条件において、調製タンク20内に10kg程度の液体を入れてから、通常の送液完了後の第一区間45内の残液量(通常送液後残液量)と、さらに残液送液装置70により残液を送液後の残液量(残液送液後残液量)との計測を、テストA〜Dについてそれぞれ行った。
テスト結果は下記の通りである。
テストA 通常送液後残液量:0.66kg、残液送液後残液量0.06kg
テストB 通常送液後残液量:0.85kg、残液送液後残液量0.05kg
テストC 通常送液後残液量:1.30kg、残液送液後残液量0.05kg
テストD 通常送液後残液量:0.94kg、残液送液後残液量0.05kg
このように、本実施形態に係る残液送液装置70を採用することで、通常の送液ではろ過フィルター35の一次側に残ってしまう残液のほとんどをろ過フィルターの二次側に送液することができ、残液送液後の送液ライン42の残液を略ゼロにすることができる。
以上、本実施形態について詳細に説明したが、本実施形態によれば、ろ過フィルター35よりも高所に設置されたストックタンク71を経由して残液の送液を行うので、立ち上がり配管451の上部に発生したエアー溜まりのエアーを外部に排出でき、通常の送液では送液ライン上に残ってしまう調製タンク20内の薬液を、略全て充填装置30へと送液することができる。これにより、高価な薬液のロスを最小限に抑えることができる。
ストックタンク71は、調製タンク20と比べて格段に小型化できるケースが多く、小型のストックタンク71をろ過フィルター35より高所に設置することで、送液装置40(薬液調製システム10)を天井の低い室内に設置することが可能であり、建築コストや設置コストを大きく抑えることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の実施の形態は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、圧縮気体として、エアー(空気)を使用しているが、窒素等の他の気体を圧縮気体として用いても良い。
また、上記実施形態では、残液送液装置を始動させるタイミングを、調製タンクが空になったタイミングとしているが、適宜所望のタイミングを採用することができる。例えば、上記テストのように、通常の送液で送液不可能な状態となってからでも良いし、ろ過フィルターの手前に設置された検知センサにより、ろ過フィルターにエアーが到達したことを検出したときに始動させるようにしても良い。
また、上記実施形態では、薬液を調製、送液、充填する場合を例に挙げて説明したが、ろ過フィルターによりろ過する対象の液体であれば、飲料水等の薬液以外の液体に対しても本発明を適用することができる。
また、上記実施形態では、ストックタンク内に溜まった薬液を送液ラインへと圧送する際に、エアー加圧ラインから直接ストックタンク内に圧縮エアーを供給しているが、通常の送液のために調製タンクに供給される圧縮エアーを送液ライン経由でストックタンク内に供給するように構成しても良い。
10 薬液調製システム
20 調製タンク
21 タンク本体
27 調製タンクバルブ
28 残量検知センサ
30 充填装置
31 充填タンク
35 ろ過フィルター
36 エアー抜きバルブ
40 送液装置
42 送液ライン
45 第一区間
451 立ち上がり配管
46 第二区間
47 第三区間
60 エアー加圧装置
61 エアーコンプレッサー
63 エアー加圧ライン
631 エアー加圧バルブ
65 エアー加圧ライン
651 エアー加圧バルブ
70 残液送液装置
71 ストックタンク
73 ストック用迂回ライン
731 分岐点
732 合流点
75 ストック切換バルブ
751 第一切換バルブ
752 第二切換バルブ
753 第三切換バルブ
77 エアー抜きライン
771 エアー抜きバルブ
79 ベントフィルター
90 制御装置

Claims (4)

  1. 調製タンクにおいて調製された液体を、ろ過フィルターによりろ過し、容器に充填するための充填装置へと送液する送液装置において、
    前記ろ過フィルターが設置された、前記調製タンクから前記充填装置へと圧縮気体により液体を圧送するための送液ラインと、
    前記ろ過フィルターの一次側における前記送液ライン内の残液を送液するための残液送液装置であって、
    前記ろ過フィルターの一次側において前記送液ラインの一部を迂回する迂回ラインと、
    前記ろ過フィルターよりも高所において前記迂回ライン上に設置された、前記残液を一時的に溜めておくストックタンクと、
    前記送液ライン内の液体が前記迂回ラインを経由するか否かを切り換える切換バルブと、を有し、前記残液をいったんストックタンクに溜めてから前記送液ラインに戻すように構成された残液送液装置と、
    を備えることを特徴とする送液装置。
  2. 前記送液ラインは、前記残液送液装置から前記充填装置へと略連続して下りの配管となっていることを特徴とする請求項1記載の送液装置。
  3. 前記残液送液装置は、前記ストックタンク内に直接圧縮気体を供給する気体加圧ラインをさらに備えることを特徴とする請求項1又は2記載の送液装置。
  4. 前記残液送液装置は、前記ストックタンクに接続されたエアー抜きラインを備えることを特徴とする請求項1乃至3何れか1項記載の送液装置。
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