JP6279278B2 - 蓋部材及び容器 - Google Patents

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Description

本発明は、蓋部材及びその蓋部材を備えた容器に関するものである。
従来から、蓋本体と、蓋本体に連結された注出用蓋とを備え、蓋本体が容器本体に取り付けられるようにして使用される蓋部材が知られており、例えば特許文献1に、そのような蓋部材が開示されている。この特許文献1に開示された蓋部材の蓋本体は、その一端部側である前端部側に容器本体に収容された液体を通すための通液孔を備え、その他端部側である後端部側に把持部を備えている。また、注出用蓋は、その注出用蓋の前端部と後端部との間の中間部に、蓋本体と回動自在に連結された注出用蓋連結部を備えているとともに、その注出用蓋連結部の前方側に、通液孔を開閉する栓部とその栓部が通液孔を閉めた蓋本体に対して前記注出用蓋を回動不能にロックするロック操作部とを備えている。そして、容器本体に蓋本体を取り付けて容器本体に収容した液体を注出する場合は、例えば把持部を一方の手で把持し、他方の手でロックしたロック操作部を解除操作するとともに、前記把持部を把持した一方の手で閉栓状態の注出用蓋の他端部を下方に押圧する。これにより、注出用蓋が回動し栓部が通液孔を開栓して容器本体に収容した液体を注出できるようになっている。
特開2011−57290号公報
しかしながら、特許文献1に開示された蓋部材では、注出用蓋連結部の前方側に栓部とロック操作部とが配設されているため、ロック操作部が把持部に対して相当の距離を隔てて位置し、例えば把持部を把持した一方の手でロック操作部を操作するとともに、その一方の手で注出用蓋の他端部を下方に押圧操作することは困難であり、上述のように把持部を把持した手と異なる他方の手でロック操作部を操作しなければならない。そのため、例えば他方の手で他のものを持っていて他方の手が使用できないような場合には、ロック操作部を操作し難いという問題点がある。
本発明は、ロック操作部の操作を行い易い蓋部材及び容器の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、蓋本体と、前記蓋本体に前後方向と直交する方向に延びる回動軸回りに回動可能に連結された注出用蓋とを備え、前記蓋本体が容器本体に取り付けられるようにして使用される蓋部材であって、前記蓋本体は、前記回動軸よりも前側に、前記容器本体に収容された液体を通すための通液孔を、前記回動軸よりも後側に、把持部を、それぞれ、備え、前記注出用蓋は、前記回動軸よりも前側に、前記通液孔を開閉する栓部を、前記回動軸よりも後側に、前記通液孔を開放する方向に前記注出用蓋を回動操作するための回動操作部を備え、前記回動操作部には、前記栓部が前記通液孔を閉めた閉栓状態で前記蓋本体に対して前記注出用蓋を回動不能にロックするロック操作部が設けられていることを特徴とする蓋部材を提供する。
この構成によれば、ロック操作部が把持部と近接した位置となり、例えば把持部を把持するとともに、その把持した手でロック操作部の操作を行うことも可能になり、ロック操作部の操作を行い易いものにできる。
これにより、例えば使用に際しての、注出用蓋のロック解除操作、注出用蓋の回動操作、液体の注出操作、注出用蓋の回動操作、及び注出用蓋のロック操作という一連の操作を片手で行うことも可能になり、使用し易いものにできる。
前記蓋部材において、前記注出用蓋は、前記回動操作部の押し下げ操作によって開栓状態になるように前記蓋本体に連結され、前記ロック操作部は、前記注出用蓋の回動軸に対して接離する方向に摺動可能に保持された操作部材を備え、前記操作部材は、前記回動軸に向かう方向への摺動に伴って前記注出用蓋をロック状態にし、前記回動軸から離れる方向への摺動に伴って、ロック解除状態にするとともに前記回動操作部を押し下げ操作できるように構成されているものにできる。
この構成によれば、例えば把持部を把持した手で操作部材を回動軸と離れる方向、即ち把持部側へ引き操作すれば、操作部材を把持部側へ摺動させてロック解除できるとともに、その引き操作に伴い同時に注出用蓋を回動させて栓部が通液孔を開けた状態にすることも可能になる。従って、ロック操作部の操作を、より行い易いものにできる。
前記蓋部材において、前記蓋本体の把持部を把持した手で操作できるように、前記把持部と回動軸との間に配設されている構成とできる。
この構成によれば、把持部を把持した手で操作部材を確実に操作でき、ロック操作部の操作を、より一層、行い易くできる。
前記蓋部材において、前記注出用蓋は、前記操作部材を摺動させる操作部材摺動部を備え、前記操作部材摺動部は、前記把持部の上方に配置されているとともに、前記回動軸から離れる方向に向かって下に傾斜した漸低部を備えている構成とできる。
この構成によれば、操作部材を把持部側へ引き操作する際、操作部材を係止した注出用蓋の回動操作部に下向きの力がかかり易くなる。これにより、操作部材を把持部側へ摺動させる際に、より一層、注出用蓋を回動させ易くでき、ロック操作部の操作を、より一層、行い易いものにできる。
前記蓋部材において、前記漸低部の上面は、前記回動軸に沿う方向から見て上に凸となる円弧面に沿う形状を有し、前記操作部材は、前記漸低部の円弧状の上面に沿って前記回動軸に対して接離する方向に摺動するように構成されているものにできる。
前記蓋部材において、前記操作部材は、その前側部分および後側部分が前記回動軸に沿う方向から見て前記漸低部の円弧状の上面に沿って延び、且つ、これら前側部分と後側部分との間の部分が上方に突出する形状を有するように構成されているものにできる。
前記蓋部材において、前記把持部は、前記蓋本体の後端に設けられており、前記蓋本体の後端面のうち前記把持部の上端と前記操作部材摺動部の後端との間の部分は、前記漸低部が沿う円弧に沿って延びているように構成されているものにできる。
又、本発明は、上述の何れかの蓋部材と、前記蓋部材が取り付けられた容器本体とを備えていることを特徴とする容器を提供する。
この構成によれば、例えば把持部を把持するとともに、その把持した手でロック操作部を操作することも可能になり、ロック操作部を操作し易いものにでき、例えば使用に際しての、注出用蓋のロック解除操作、注出用蓋の回動操作、液体の注出操作、注出用蓋の回動操作、及び注出用蓋のロック操作という一連の操作を片手で行うことも可能になり、使用し易い容器にできる。
本発明の蓋部材及び容器は、ロック操作部の操作を行い易いものにできる。
本発明の蓋部材を備えた容器の平面図である。 図1のII−II線断面図である。 図1のIII−III線断面図である。 図2の要部の拡大図である。 (a)は、蓋部材の蓋本体の平面図、(b)は、図5(a)の側面図、(c)は、図5(a)の背面図、(d)は、図5(a)の底面図である。 図5(a)のVI−VI線拡大断面図である。 図6のVII−VII線断面図である。 図6のVIII−VIII線断面図である。 (a)は、蓋部材の注出用蓋本体の平面図、(b)は、図9(a)の側面図、(c)は、図9(a)の底面図である。 図9(a)のX−X線断面図である。 図9(a)のXI−XI線断面図である。 (a)は、蓋部材の操作部材の平面図、(b)は、図12(a)の正面図、(c)は、図12(a)の背面図、(d)は、図12(a)の底面図である。 図12(d)のXIII−XIII線断面図である。 操作部材が注出用蓋本体に取り付けた状態の要部拡大断面図である。 付勢部材の平面図である。 図15のXVI−XVI線断面図である。 パッキンの平面図である。 図17のXVIII−XVIII線断面図である。 (a)は、弾性係止片の他の実施形態の平面図、(b)は、図19(a)の側面図である。 図19の他の実施形態の弾性係止片を注出用蓋本体に取り付けた状態の要部拡大断面図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の蓋部材を備えた容器の平面図、図2は、図1のII−II線断面図、図3は、図1のIII−III線断面図、図4は、図2の要部の拡大図である。
本発明の容器10は、容器本体1と、蓋部材2とを備えている。容器本体1は、この実施形態では、合成樹脂製の有底円筒状のものから構成され、内部に、水等の液体を収容できるようになっている。また、容器本体1は、上端部の外周に、蓋部材2を取り外し自在に取り付けるための雄ネジ部11を備えている。尚、容器本体1は、合成樹脂製のものに限らず、例えばガラス製のものでもよく、適宜変更し得る。
蓋部材2は、合成樹脂製の蓋本体3と、合成樹脂製の注出用蓋4とを備えている。蓋本体3は、この実施形態では、天板部31aを有する有天円筒状の筒状部31と、筒状部31から上方に突設された枠部32と、把持部33とを備えている。
筒状部31は、内周側に、容器本体1の雄ネジ部11に螺合する雌ネジ部31bを備え、この雌ネジ部31bが容器本体1の雄ネジ部11に螺合されることにより、蓋部材2が容器本体1に取り付けられる。
又、筒状部31は、天板部31aにおける前端部(一端部)に、容器本体1に収容された液体を通すための円形状の通液孔31cと、通液孔31cから出てきた液体を注ぐ注ぎ口31dとを備えている。通液孔31cは、天板部31aを下面から枠部32内に貫通するように形成されている。
枠部32は、図5〜図8に示すように、天板部31aに立設された左右一対の左側壁32a及び右側壁32bを備え、上方側が開放されている。左側壁32aと右側壁32bとは、通液孔31c及び注ぎ口31dを挟むように通液孔31cの左右両側に互いに所定距離を隔てて平行に、筒状部31の前端から後端の後方に突出するように前後方向に延ばされている。
又、左側壁32a及び右側壁32bの左右のほぼ中央部の下部に、手提げ部32eが形成されている。詳しくは、この実施形態の手提げ部32eは、左側壁32aから右側壁32bに左右方向に貫くように貫通孔32cが形成されることによって指を挿通できるようになっている。又、手提げ部32eは、その貫通孔32cを囲むようにして左側壁32aから右側壁32bに渡されるように延ばされた上内周壁32f及び左右の内周壁を備え、これらによって提げた手を傷めることがないようになっている。
又、枠部32は、注出用蓋4を回動自在に連結する蓋本体連結部(回動軸)32g、32h(図1参照)を備えている。この実施形態の蓋本体連結部は、軸部32gと、軸補強部32hとを備えている。
軸部32gは、左側壁32aと右側壁32bとのそれぞれから、互いに対向するように突設された一対から構成されている。軸補強部32hは、上内周壁32fに下方側から支持されるようにして、一対の軸部32g間に形成されている。
把持部33は、筒状部31の後部側の外周から径方向外側に突設されているとともに、枠部32から筒状部31の下方側に延ばされている。又、把持部33は、蓋本体連結部32g、32hよりも高さが低い位置に配設されている。
又、蓋本体3は、蓋本体連結部32g、32hと把持部33との間に、後述のロック位置の操作部材46の足部48と当接する足部当接部34を備えているとともに、蓋本体連結部32g、32hと足部当接部34との間に、後述の付勢部材49(図2に図示)を下方側から受ける付勢部材受け部35を備えている。
次に、注出用蓋4について説明する。この実施形態の注出用蓋4は、長尺状の注出用蓋本体41と、ロック操作部43と、付勢部材49とを備えている。
注出用蓋本体41は、図9〜図11に示すように、側壁32a、32b間に挿入されて枠部32を上方側から覆うことができる大きさに形成されており、その長手方向の一端部である前端部における下面側に、蓋本体3の通液孔31cに開閉自在に栓をする栓部41aを備えている。
この栓部41aは、注出用蓋本体41の下面から下方に円筒状に突設されている。この栓部41aは、図2、図4に示すように、その下端部に、通液孔31cからの液体防止用のパッキン42を備えている。この実施形態のパッキン42は、図17、図18に示すように、有底円筒状のものから構成されている。
又、注出用蓋本体41は、その長手方向の他端部である後端部に、注出用蓋4を回動操作する回動操作部40を備えている。又、この実施形態では、回動操作部40は、後述のロック操作部43の操作部材46を保持した操作部材保持部45を備えている。
この操作部材保持部45は、後述の操作部材46の足部48が挿通する一対の長孔45aと、操作部材46が摺動する操作部材摺動部44bと、操作部材46を係脱自在に係止する弾性を有する弾性係止片44gとを備えている。
長孔45aは、互いに幅方向に距離を隔てて平行に配設されている。各長孔45aは、注出用蓋本体41の前後方向に沿う長手方向に、所定の長さで注出用蓋本体41の上面から下面に貫通するように形成されている。
操作部材摺動部44bは、その後部側に、後方側に行くに従って漸次高さが低くなる漸低部44iを備え、この漸低部44iに沿って操作部材46が後方側に摺動するに伴って操作部材46の高さ位置が低くなるようになっている。
この実施形態では、漸低部44iは、円弧面から構成されている。なお、漸低部44iは、円弧面から構成される形態のものに限らず、例えば把持部33側に行くに従って漸次高さが低くなる傾斜面から構成されてもよく、適宜変更しうる。
弾性係止片44gは、注出用蓋本体41と一体的に形成されており、その先端側に湾曲状に形成された係止凸部44hを備え、一対の長孔45aの間に配設されている。
又、注出用蓋本体41は、栓部41aと操作部材保持部45との間における下面側に、蓋本体連結部32g、32hに連結した注出用蓋連結部(回動軸)44c、44dを備えている。
この実施形態の注出用蓋連結部は、軸部32gを回動自在に受容する軸受容凹部44cと、軸補強部32eに当接する軸当接部44dとを備えている。
又、注出用蓋本体41は、注出用蓋連結部44c、44dと操作部材保持部45との間における下面側に、付勢部材49を保持した円柱状の付勢部材保持部50を備えている。
ロック操作部43は、操作部材保持部45に摺動自在に保持された操作部材46を備えている。
操作部材46は、図12〜図14に示すように、操作部材本体47と、操作部材本体47から下方に突設された一対の足部48とを備えている。操作部材本体47は、上面側に山形状に形成された操作部47aと、下面側に形成された係止凹部47b、47cとを備えている。
係止凹部47b、47cは、弾性係止片44gの係止凸部44hが嵌り込んで係止される。この実施形態の係止凹部は、操作部材46がロック解除位置で係止凸部44hが嵌り込んで係止するように形成されたロック解除係止凹部47bと、ロック解除係止凹部47bの後方側に操作部材46がロック位置で係止凸部44hが嵌り込んで係止するように形成されたロック係止凹部47cとを備えている。
足部48は、それぞれ、側面に抜け止め用突起48aを備えている。そして、足部48は、操作部材保持部45の長孔45aに上面側から押し入れられるようにして挿通されている。又、抜け止め用突起48aによって、足部48は、挿通された長孔45aから抜け止めされて操作部材保持部45に前後方向に移動可能に保持されている。
このようにして操作部材保持部45に保持された操作部材46は、ロック解除係止凹部47bに係止凸部44hが嵌り込んで係止する図14に示すロック解除位置から、操作部材摺動部44bを上前方側に摺動して、ロック係止凹部47cに係止凸部44hが嵌り込んで係止する図14に2点鎖線で示すロック位置までの範囲を前後方向(回動軸に対して接離方向)に摺動する。
次に、付勢部材49について説明する。付勢部材49は、図15、図16に示すように、開栓した注出用蓋本体41を閉栓するように付勢するためのもので、この実施形態では、付勢部材49は、シリコーンゴム等の弾性部材から有底円筒状に形成されており、上端
部に、注出用蓋本体41の付勢部材保持部50が嵌め入れられるようにして付勢部材保持部50に保持されている。
そして、このように構成された注出用蓋本体41は、図1、図2、図4に示すように、長手方向が枠部32の前後方向に沿って配設されるようにして軸受容凹部44cに軸部32gが受容される。
又、この状態で、軸補強部32hと軸当接部44dとが当接し、その状態で、注出用蓋本体41の前端部が軸部32gを回動軸にして上下方向に回動し、その回動に際して栓部41aが通液孔31cを開閉する。又、この状態で、操作部材46は、把持部33と回動軸との間に配設されている。
又、閉栓状態で、付勢部材49の下方位置に、付勢部材受け部35が、付勢部材49の下面との間に殆ど隙間ができない程度に配設されており、付勢部材49は弾性変形していない状態になっている。
又、その閉栓状態で、図14の2点鎖線で示すように、操作部材46のロック係止凹部47cに係止凸部44hが嵌り込んで係止した状態になっているとともに、操作部材46の足部48の下方位置に、足部当接部34が配置した状態になっている。
従って、この状態で、注出用蓋本体41の後端部側が下方に押圧されても、操作部材46の足部48が足部当接部34に当て止めされて、下方に移動できずに注出用蓋本体41は回動不能状態になって、開栓しないようにロックしたロック状態になっている。
次に、本発明の容器10の動作について説明する。容器本体1に収納した液体を注出させる場合は、操作部材46を操作部材摺動部44bの後方側(回動軸と離れる方向)に摺動させて把持部33側に引き寄せる。
これにより、操作部材46のロック係止凹部47cが係止凸部44hから外れ、操作部材46が後方側に摺動する。又、この操作部材46の後方側への摺動によって、操作部材46の足部48が足部当接部34の後方位置に移動し、ロック解除状態になる。
その際、操作部材46が、把持部33と回動軸との間であって把持部33の近傍位置に配設されているため、例えば把持部33を保持した手の親指で操作部材46を引き寄せ操作できる。
又、引き寄せ操作に際して、操作部材摺動部44bが後方側、即ち把持部33側に漸次高さが低くなっているため、操作部材46に下方向成分の力がかかる。従って、引き寄せ操作に伴って、同時に操作部材46を介して注出用蓋4の回動操作部40を下方に押圧できる。
これにより、注出用蓋本体41の前端部側が上方側に回動し、その回動に伴い、付勢部材49が付勢部材受け部35に押圧されて弾性変形して弾性力を蓄えつつ、栓部41aが通液孔31cを開ける。又、操作部材46のロック解除係止凹部47bに係止凸部44hが嵌り込んで係止し、操作部材46はその位置に維持される。
従って、この状態で、容器本体1に収納した液体を通液孔31cを介して注ぎ口31dから注出できる。
注ぎ口31dから液体を注出し終えた後は、押圧している手を操作部材46から離す。
これにより、付勢部材49の弾性力によって、注出用蓋本体41の前端部側が下方側に回動し、その回動に伴い、栓部41aが通液孔31cを閉める。
そして、操作部材46を前方側(回動軸に向かう方向)に押圧操作する。これにより、操作部材46のロック解除係止凹部47bから係止凸部44hが外れ、操作部材46が操作部材摺動部44bを上前方側に摺動し、ロック係止凹部47cに係止凸部44hが嵌り込んで係止する。
この場合においても、操作部材46の前方側への押圧操作を、例えば把持部33を保持した手の親指で行うことができる。
尚、上記実施形態では、係止凸部44hを有する弾性係止片44gは、注出用蓋本体41と一体成形によって形成されたが、この形態のものに限らず、適宜変更できる。例えば、図19に示すように係止凸部144b有する弾性係止片144は、注出用蓋本体と別体から構成されたものでもよい。
詳しくは、弾性係止片144は、図19に示すように板バネから構成され、その一端側に、注出用蓋本体41に取り付けられる孔からなる被取付け部144aを備え、その他端側に、円弧状に形成された係止凸部144bを備えている。
そして、この弾性係止片144は、図20に示すように、被取付け部144aが、注出用蓋本体41に設けられた凸部141bを有する弾性係止片取付部141aのその凸部141bに嵌挿されることにより取り付けられる。
又、上記実施形態では、操作部材は、弾性係止片によって、ロック位置と、ロック解除位置とにそれぞれ係止されるようになっているが、この形態のものに限らず、適宜変更できる。例えば操作部材は、ロック解除位置にくると付勢部材によって回動軸に向かう方向である前方側に付勢されるように構成されてもよい。
1 容器
2 蓋部材
3 蓋本体
4 注出用蓋
10 容器本体
31c 通液孔
33 把持部
41 注出用蓋本体
41a 栓部
44b 操作部材摺動部
46 操作部材
49 付勢部材

Claims (8)

  1. 蓋本体と、前記蓋本体に前後方向と直交する方向に延びる回動軸回りに回動可能に連結された注出用蓋とを備え、前記蓋本体が容器本体に取り付けられるようにして使用される蓋部材であって、
    前記蓋本体は、前記回動軸よりも前側に、前記容器本体に収容された液体を通すための通液孔を、前記回動軸よりも後側に、把持部を、それぞれ、備え、
    前記注出用蓋は、前記回動軸よりも前側に、前記通液孔を開閉する栓部を、前記回動軸よりも後側に、前記通液孔を開放する方向に前記注出用蓋を回動操作するための回動操作部を備え、
    前記回動操作部には、前記栓部が前記通液孔を閉めた閉栓状態で前記蓋本体に対して前記注出用蓋を回動不能にロックするロック操作部が設けられていることを特徴とする蓋部材。
  2. 前記注出用蓋は、前記回動操作部の押し下げ操作によって開栓状態になるように前記蓋本体に連結され、
    前記ロック操作部は、前記注出用蓋の回動軸に対して接離する方向に摺動可能に保持された操作部材を備え、
    前記操作部材は、前記回動軸に向かう方向への摺動に伴って前記注出用蓋をロック状態にし、前記回動軸から離れる方向への摺動に伴って、ロック解除状態にするとともに前記回動操作部を押し下げ操作できるように構成されていることを特徴とする請求項1記載の蓋部材。
  3. 前記操作部材は、前記蓋本体の把持部を把持した手で操作できるように、前記把持部と回動軸との間に配設されていることを特徴とする請求項2記載の蓋部材。
  4. 前記注出用蓋は、前記操作部材を摺動させる操作部材摺動部を備え、
    前記操作部材摺動部は、前記把持部の上方に配置されているとともに、前記回動軸から離れる方向に向かって下に傾斜した漸低部を備えていることを特徴とする請求項2又は3記載の蓋部材。
  5. 前記漸低部の上面は、前記回動軸に沿う方向から見て上に凸となる円弧面に沿う形状を有し、
    前記操作部材は、前記漸低部の円弧状の上面に沿って前記回動軸に対して接離する方向に摺動することを特徴とする請求項4に記載の蓋部材。
  6. 前記操作部材は、その前側部分および後側部分が前記回動軸に沿う方向から見て前記漸低部の円弧状の上面に沿って延び、且つ、これら前側部分と後側部分との間の部分が上方に突出する形状を有することを特徴とする請求項5に記載の蓋部材。
  7. 前記把持部は、前記蓋本体の後端に設けられており、
    前記蓋本体の後端面のうち前記把持部の上端と前記操作部材摺動部の後端との間の部分は、前記漸低部が沿う円弧に沿って延びていることを特徴とする請求項6に記載の蓋部材。
  8. 請求項1〜の何れか一項に記載の蓋部材と、前記蓋部材が取り付けられた容器本体とを備えていることを特徴とする容器。
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