JP6278402B2 - 電子体温計 - Google Patents

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本発明は、電子体温計に関する。
一般に、電子体温計においては、実測値が所定値以上、かつ温度上昇率が所定値以上になった時を予測演算の起点とし、平衡温度の予測値の変動が所定値以内になった時を予測成立点とする(特許文献1参照)。予測式は、例えば、予測値をY、実測値をT、上乗値をUとすると、Y=T+Uで与えられる。上乗値Uは、例えば、tを予測起点からの経過時間とすると、U=a×dT/dt+b、あるいはU=(a×t+b)×dT+(c×t+d)に従って計算されうる。ここで、a、b、a、b、c、dは、予め設定される係数である。
想定される被験者の特性を複数の群に分け、群ごとに予測値Yの計算式(予測式)、より具体的には、予測値Y=T+Uにおける上乗値Uを計算するための式の係数を定めることもなされている。このような方式では、実測値に基づいて被験者の現在の状態が属する群を複数の群の中から選択し、その群に対応する式に従って上乗値Uを計算する。
特開2007−24531号公報
電子体温計において温度センサによる実測値が異常な変化をした場合には、被計測部位の実際の温度とはかなり異なる予測値が出力されうる。実測値が異常な変化をする場合の例としては、体動によって温度センサを挟む力が急に強くなった場合や、被験者が意識的に、あるいは無意識に温度センサを挟む力を強めた場合などを挙げることができる。また、温度センサを挟む力が緩くて温度センサの位置がずれた場合や、検温開始直後に温度センサの位置を直すなど、温度センサの位置がずれることにより、実測値が異常な変化をする場合もある。例えば、被験者が発熱状態である場合には、意識がもうろうとして温度センサの挟みこみが弱くなったり、子供の場合は、検温を嫌がって暴れたりすることで、温度センサの位置ずれが通常の検温よりも起きやすい。
本発明は、例えば、温度センサを挟む力の変化や温度センサの位置の変化などによる計測誤差を抑えることを目的とする。
本発明の1つの側面は、温度センサによる被計測部位の温度の実測値に基づいて平衡温度を予測する電子体温計に係り、該電子体温計は、前記実測値と、前記実測値の経時変化に従って決定される値と、に基づいて平衡温度の予測値を決定する処理を実行する処理部を備え、前記処理は、前記実測値の2次微分値が閾値より大きい場合に、前記実測値の経時変化に従って決定される前記値を補正した後に平衡温度の予測値を決定する処理を含む。
本発明によれば、温度センサを挟む力の変化や温度センサの位置の変化などによる計測誤差を抑えることができる。
本発明の一実施形態の電子体温計の外観を示す図。 本発明の一実施形態の電子体温計のブロック図。 本発明の一実施形態における群分けを示す図。 温度センサを挟む力が一定の場合の平衡温度の予測を例示する図。 従来の電子体温計において温度センサを挟む力が計測中に強くなった場合の平衡温度の予測を例示する図。 温度センサを挟む力が計測中に強くなったことを検出する原理を説明する図。 温度センサを挟む力が計測中に強くなったことを検出する原理を説明する図。 電子体温計の処理部による平衡温度の予測に関する処理を例示する図。 本発明の一実施形態の電子体温計において温度センサを挟む力が計測中に強くなった場合の平衡温度の予測を例示する図。
以下、添付図面を参照しながら本発明をその例示的な実施形態を通して説明する。
図1には、本発明の一実施形態の電子体温計1の外観が示されている。電子体温計1は、本体ケース2の先端に金属キャップ3を有する。金属キャップ3が設けられた部分は、被計測部位と接触する測温部である。本体ケース2の1つの面には、表示部30が配置されている。
図2には、電子体温計1のブロック図が示されている。電子体温計1は、温度センサ10と、処理部20と、表示部30と、ブザー40と、不図示の電源部および電源スイッチとを含む。温度センサ10は、金属キャップ3の内側に配置された測温素子としてのサーミスタ12と、サーミスタ12の抵抗値を温度データに変換して処理部20に提供する回路(不図示)とを含む。温度データは、温度を示すデータを意味する。以下の説明における温度の実測値は、温度データが示す温度の値を意味する。
処理部20は、温度センサ10による被計測部位(典型的には、人の脇の下や口腔内)の温度の実測値(温度データ)に基づいて平衡温度を予測する処理を実行する。平衡温度とは、被計測部位の温度とサーミスタ12の温度とが平衡状態に達したときの温度、つまり、被計測部位の温度を意味する。サーミスタ12の温度が平衡温度に達する前において温度センサ10によって計測される被計測部位の温度の実測値は、平衡温度よりも低い温度を示す。
処理部20は、例えば、CPU22と、メモリ24とを含む。メモリ24は、制御プログラム26を格納した不揮発性メモリおよび演算処理用のRAMを含む。CPU22は、制御プログラム26に基づいて動作し、これによって処理部20の機能が実現される。
表示部30は、処理部20によって予測された平衡温度(つまり、被計測部位の温度の予測値)などを処理部20からの指令に従って表示する。ブザー40は、温度の予測の終了時やエラーの発生時に、そのことを処理部20からの指令に従って報知する。
以下、電子体温計1における平衡温度の予測方法の基本原理を説明する。電子体温計1は、温度センサ10における被計測部位の温度の実測値が所定値以上、かつ温度上昇率が所定値以上になった時を予測演算の起点とし、平衡温度の予測値の変動が所定値以内になった時を予測成立点とする。予測式(予測モデル)は、例えば、予測値をY、実測値をT、上乗値をUとすると、Y=T+Uで与えられる。上乗値Uは、例えば、tを予測起点からの経過時間とすると、U=a×dT/dt+b、あるいはU=(a×t+b)×dT+(c×t+d)に従って計算されうる。ここで、a、b、a、b、c、dは、予め設定される係数である。また、一例において、dTは、過去5秒間における温度上昇量であり、dtは、5秒間である。上乗値Uは、実測値Tの経時変化に従って決定される値の一例である。
本実施形態では、想定される被計測部位(被験者)の特性を複数の群に分け、群ごとに予測値Yの計算式(予測式)、より具体的には、予測値Y=T+Uにおける上乗値Uを計算するための式の係数が定められている。処理部20は、実測値Tに基づいて被計測部位の現在の状態が属する群を複数の群の中から選択し、その群に対応する予測式(予測モデル)に従って上乗値Uを計算する。
図3には、温度計測の開始時(t=0)(予測起点)からの経過時間が15〜20秒の間における温度の上昇値(横軸)と、温度の計測の開始時からの経過時間が20秒における温度の実測値と、に応じて分類される12個の群が例示されている。第1群(図3では、「1群」と標記されている。他の群も同様)は、最も熱応答の早い群であり、最初の温度は高いがすぐに上昇が収まる群である。第8群は最も熱応答の遅い群で、最初の温度は低いが温度上昇が遅くまで続く群である。第2群から第7群は、第1群と第8群との間の群である。第9群および第10群は、通常の実測値変化から大きく外れている群であり、実測値がこれらの群に分類された場合には、例えば予測不可としてエラー終了するように構成してもよいし、予測を行わず実測値の表示を行うように構成してもよい。また、第11群および第12群は、20秒時に体温が36.5度以上となっている群、即ち、発熱状態であることを意味する群であり、有熱群と呼ばれうる。
図4には、温度センサ10を挟む力が一定の場合の平衡温度の予測が例示されている。前述のように、平衡温度の予測値Yは、Y=T+Uの式で与えられる。温度センサ10における被計測部位の温度の実測値が所定値(例えば、30℃)以上、かつ温度上昇率が所定値(例えば、0.03℃/0.5秒)以上になった時が予測演算の起点(即ちt=0とし)とされる。予測起点(t=0)から所定時間(この例では20秒間)が経過するまでは、被計測部位の状態が属する群を決定する群決定区間である。群決定区間では、図3に例示された複数の群のいずれに被計測部位の状態が属するかが実測値Tに基づいて決定される。
群が決定されることは、それに対応する予測式(予測モデル)が決定されることを意味し、以降の予測成立待ち区間では、実測値Tに対して、決定された予測式に従って決定される上乗値Uが加算されて、予測値Yが決定される。そして、随時更新される予測値Yの変動が所定値以内になった時点で予測が成立したものと判断され、最終的な予測値Tが決定される。
図5には、従来の電子体温計において温度センサを挟む力が計測中に強くなった場合の平衡温度の予測が例示されている。この例では、群決定区間において決定された予測式(予測モデル)とはかなり異なるカーブで実測値Tが変化し、また、その実測値Tに基づいて当該予測式に従って決定される上乗値Uがその実測値Tに加算されて予測値Yが決定される。したがって、予測値Yは、平衡温度(被計測部位の実際の温度)を大幅に上回る値となりうる。また、群決定区間で実測値Tが異常な変化をした場合には、特性の異なる群に誤判定され、予測値Yが異常な値になることもある。本実施形態は、このような計測誤差を抑えるものである。
図6、7を参照しながら、温度センサを挟む力が計測中に強くなったことを検出する原理を説明する。ここで、図6、7には、温度センサ10によって得られる温度データの1次微分値および2次微分値の経時変化が示されている。図6は、温度センサを挟む力が一定の場合における温度データの1次微分値および2次微分値の変化が例示されている。図7は、温度センサを挟む力が計測中に強くなった場合における温度データの1次微分値および2次微分値の変化が例示されている。
図6、7の横軸は、図4、5と同様の経過時間tである。1次微分値は、例えば、過去5秒間における温度データの変化量である。2次微分値は、例えば、過去1秒間における1次微分値の変化量である。一例において、温度データは0.5秒のサンプリング間隔で更新され、1次微分値および2次微分値も0.5秒の間隔で更新されうる。
図6に例示されるように、温度センサ10を挟む力が一定の場合には、温度データの2次微分値が所定の閾値(例えば、0)を超えないが、図7に例示されるように、温度センサを挟む力が計測中に強くなった場合には、温度データの2次微分値が所定の閾値(例えば、0)を超えうる。そこで、本実施形態では、温度データの2次微分値を監視することによって、温度センサを挟む力が計測中に強くなったことを検出し、これが検出された場合には、上乗値Uを補正することによって予測値Yを補正する。
図8には、電子体温計1の処理部20による平衡温度の予測(つまり、被計測部位の温度の予測)に関する処理が例示されている。図8に例示された処理は、処理部20において、制御プログラム26に基づいてCPU22によって実行される。ステップS10、S12、S14、S16、S28、S30、S32、S34は、一般的な処理であり、ステップS18、S20、S22、S24、S26が本実施形態に特有の処理である。
まず、ステップS10、S12、S14、S16、S30、S32、S34における処理について説明する。ステップS10において不図示の電源スイッチがオンされる。その後、ステップS12では、温度センサ10が所定の測定部位に装着されたかどうかを判断するための予備計測が実行される。この予備計測では、温度センサ10における被計測部位の温度の実測値(例えば、0.5秒間隔でサンプリング)が所定値(例えば、30℃)以上、かつ温度上昇率が所定値(例えば、0.03℃/0.5秒)以上になった時に温度センサ10が所定の測定部位に装着されたと見做し、この時点を予測演算の起点とし(即ちt=0とし)、本計測に移行する(ステップS14)。
ステップS14では、本計測が開始され、予測演算の起点から所定の時間後、群分けが実行される。即ち、図3に例示される複数の群のうちのいずれの群に被計測部位の特性が属するかが決定される。各群には、前述のように予測式(予測モデル)が対応付けられているので、以降の本計測で使用される予測式(予測モデル)の決定を意味する。ステップS14における処理は、図4、5における群決定区間における処理を含む。
ステップS16では、温度センサ10による実測値(温度データ)の1次微分値が計算され、ステップS28において、ステップS14で決定された予測式に従って予測値Yが計算される。ここで、予測式は、前述のように、以下のとおりでありうる。一例において、dTは、過去5秒間における温度上昇量であり、dtは、5秒間である。
Y=T+U、
U=a×dT/dt+b、あるいはU=(a×t+b)×dT+(c×t+d
この予測式において、上乗値Uは、多項式に従って決定され、該多項式は、実測値T(温度データ)の1次微分値(dT/dtあるいはdT)を含む項を有する。なお、dTは、時間差分dtで除されていないが、時間差分dtは、定数であるので、dTも実測値Tの1次微分と見做すことができる。
ステップS30では、平衡温度の予測値Yの変動(前回の計算時からの差分)が所定値以内であるかどうかを確認し、予測値Yの変動が所定値以内であれば、予測が成立したものと判断し、ステップS32において、本計測が終了する(即ち、予測値が被計測部位の温度として確定される)。そして、ステップS34では、予測値Yが表示部30に表示される。
以下、ステップS18、S20、S22、S24、S26、S28における処理について説明する。ステップS18では、実測値T(温度データ)の2次微分値が計算される。実測値Tの2次微分値は、例えば、ステップS16で計算された1次微分値に基づいて計算することができる。より具体的な例においては、実測値Tの2次微分値として、ステップS16で計算された1次微分値の過去1秒間における変化量が計算される。
ステップS20では、現在時刻(現在の経過時間t)が補正区間内であるかどうかが判断される。ここで、補正区間は、予測値Yを補正する必要があるかどうかが判定され、補正の必要がある場合に予測値Yが補正される時間区間である。現在時刻が補正区間内である場合は、ステップS22に進み、そうでない場合には、ステップS28に進む。補正区間は、例えば、予測成立待ち区間またはその一部とされうる。
ステップS22では、ステップS18で計算された2次微分値が図7を参照して説明された閾値より大きいかどうかが判定される。具体的には、ステップS18で計算された2次微分値が閾値より大きい場合には、温度センサ10を挟む力が計測中に強くなったと判断し、ステップS24に進み、そうでない場合には、温度センサ10を挟む力が変化していない(つまり、温度の計測が正常である)と判断し、ステップS28に進む。
ステップS24では、ステップS14で決定された群が有熱群であるかどうか、つまり、ステップS14で決定された予測モデルが、発熱状態である場合に選択されるべき予測モデル(発熱時予測モデル)であるかどうかが判定される。そして、ステップS14で決定された群が有熱群である場合にはステップS28に進み、そうでない場合にはステップS26に進む。ここで、ステップS14で決定された群が有熱群である場合にステップS28に進むことは、2次微分値が閾値より大きい場合であっても被験者が発熱状態である場合には、予測値Yの補正を行わないことを意味する。これは、被験者が発熱状態である場合には、実際の温度よりも高い温度が予測されても、それによる影響は少ないからである。また、発熱時予測モデルでは、温度センサを挟む力が計測中に強くなったり、温度センサの位置がずれたりすることによる予測誤差が比較的小さい。
ステップS26では、予測値Yを補正するために、ステップS16で計算された1次微分値が補正される。この補正は、例えば、ステップS16で計算された1次微分値を所定値で置き換えることにより、または、ステップS16で計算された1次微分値に所定値を乗じることにより、なされうる。1次微分値を補正するための所定値は、群ごとに定められていてもよいし、複数の群に対して共通に定められていてもよい。また、1次微分値を補正するための所定値は、ステップS22で計算された2次微分値と閾値との差に基づいて決定されてもよい。また、1次微分値を補正するための所定値は、多数の被験者に対する試験を通して、予測値Yの誤差が小さくなるように、決定されうる。
ステップ26の後にステップS28が実行される場合には、ステップS28において、補正された1次微分値に基づいて上乗値Uが計算され、その上乗値Uに基づいて予測値Yが計算される。つまり、ステップ26の後にステップS28が実行されることは、予測値Yが補正されることを意味する。図9には、本実施形態の電子体温計1において温度センサ10を挟む力が計測中に強くなった場合の平衡温度の予測が例示されている。実測値Tが急に増加したときに予測値Yは、平衡温度を超えるが、その後、補正がなされることによって予測値Yが平衡温度に近づいている。
上乗値Uを補正することによって予測値Yが補正された場合、ステップS32において予測値Yを表示部30に表示する際に、そのことを示す情報を表示部30および/またはブザー40のような出力部に出力させてもよい。例えば、表示部30に表示される温度を点滅表示としたり、補正がなされたことを示すマークを表示したり、ブザー40から特別な音を出力することが有効である。
ステップS20、S24は必ずしも必要はない任意的なステップである。また、予測値Yの補正は、1次微分値を補正することによってなされるのではなく、1次微分値に基づいて計算された上乗値Uを補正することによってなされてもよい。
1:電子体温計、2:本体ケース、3:金属キャップ

Claims (6)

  1. 温度センサによる被計測部位の温度の実測値に基づいて平衡温度を予測する電子体温計であって、
    前記実測値と、前記実測値の経時変化に従って決定される値と、に基づいて平衡温度の予測値を決定する処理を実行する処理部を備え、
    前記処理は、前記実測値の2次微分値が閾値より大きい場合に、前記実測値の経時変化に従って決定される前記値を補正した後に平衡温度の予測値を決定する処理を含む、
    ことを特徴とする電子体温計。
  2. 前記実測値の経時変化に従って決定される前記値は、上乗値であり、前記処理部は、前記実測値と前記上乗値とを加算して平衡温度の予測値を決定する処理を実行し、
    前記処理は、前記実測値の2次微分値が閾値より大きい場合に、前記上乗値を補正した後に平衡温度の予測値を決定する処理を含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子体温計。
  3. 前記上乗値は、多項式に従って決定され、前記多項式は、前記実測値の1次微分値を含む項を有し、前記処理部は、前記実測値の2次微分値が前記閾値より大きい場合に、前記実測値の1次微分値を所定値で置き換えた後に前記多項式に従って前記上乗値を計算する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の電子体温計。
  4. 前記処理部は、前記上乗値を補正した場合に、そのことを示す情報を出力部に出力させる、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の電子体温計。
  5. 前記処理部は、所定の時間区間において前記実測値の2次微分値が前記閾値より大きいかどうかの判定を開始する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電子体温計。
  6. 前記処理部は、前記実測値に基づいて複数の予測モデルから選択される予測モデルに基づいて前記実測値の経時変化に従って決定される前記値を決定し、前記複数の予測モデルは、被計測部位が発熱状態である場合に選択されるべき発熱時予測モデルを含み、
    前記処理部は、前記実測値に基づいて前記発熱時予測モデルが選択された場合には、前記実測値の2次微分値が前記閾値より大きい場合であっても、前記実測値の経時変化に従って決定される前記値を補正しない、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の電子体温計。
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