JP6277989B2 - フィルムロール及び包装装置 - Google Patents

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Description

本発明は、フィルムロール、及びフィルムロールが装着される包装装置に関する。
従来、包装用のフィルムが巻回されたフィルムロールが知られている。例えば、特許文献1に開示されるフィルムロールは、円筒状のフィルムカセットに収容された状態で、包装装置に装着される。包装装置は、ダンボール等の台座と、台座の上面に載置された物品とを包装する。フィルムロールには、台座と物品を包装するためのフィルムが巻回される。フィルムロールの軸線方向の両端には夫々、フランジが設けられる。二つのフランジの一方には、フィルムギヤが固定される。フィルムギヤはフランジから突出する。フィルムギヤは、包装装置に設けられたギヤと噛み合う。
特開2014−218296号公報
フィルムカセットから取り出されたフィルムロールが、机等の載置部に載置される場合がある。フィルムロールは、例えば、フランジに固定されたフィルムギヤが載置台に接触する姿勢で載置されると、安定して載置されない可能性がある。
本発明の目的は、載置部に安定して載置できるフィルムロールと、フィルムロールが装着される包装装置を提供することである。
本発明の一態様に係るフィルムロールは、回転中心となる軸線を囲む外周面に包装用のフィルムが巻回される筒状であって、軸線方向の一方側の端部である第一端部に開口部が形成された筒状部材と、少なくとも一部が前記開口部から前記一方側へ向けて突出する位置である突出位置と、前記突出位置よりも前記筒状部材の内側に進入する位置である進入位置との間を、前記軸線方向に沿って移動可能な移動部材と、前記筒状部材の内側に設けられ、前記進入位置から前記突出位置に向かう方向へ前記移動部材を付勢する付勢手段と、前記移動部材に対して前記軸線と離間する方向へ向けて突出する突出部とを備え、前記移動部材は、前記軸線を囲む周面を備え、前記突出部は、前記周面に複数設けられ、前記軸線方向に沿って隙間を空けて並ぶことを特徴とする。
本発明の第二態様に係るフィルムロールは、回転中心となる軸線を囲む外周面に包装用のフィルムが巻回される筒状であって、軸線方向の一方側の端部である第一端部に開口部が形成された筒状部材と、少なくとも一部が前記開口部から前記一方側へ向けて突出する位置である突出位置と、前記突出位置よりも前記筒状部材の内側に進入する位置である進入位置との間を、前記軸線方向に沿って移動可能な移動部材と、前記筒状部材の内側に設けられ、前記進入位置から前記突出位置に向かう方向へ前記移動部材を付勢する付勢手段と、前記移動部材に設けられ、前記移動部材の前記一方側とは反対の他方側への移動を規制する規制位置と、前記移動部材の前記他方側への前記移動を許容する許容位置との間を移動可能な規制部材と、前記移動部材に設けられ、前記移動部材に対して前記軸線方向に相対的に移動可能な可動部材と、前記可動部材の前記一方側から前記他方側への移動を、前記規制部材の前記規制位置から前記許容位置への移動に変換する変換機構とを備えたことを特徴とする。
本発明の第三態様に係るフィルムロールは、回転中心となる軸線を囲む外周面に包装用のフィルムが巻回される筒状であって、軸線方向の一方側の端部である第一端部に開口部が形成された筒状部材と、少なくとも一部が前記開口部から前記一方側へ向けて突出する位置である突出位置と、前記突出位置よりも前記筒状部材の内側に進入する位置である進入位置との間を、前記軸線方向に沿って移動可能な移動部材と、前記筒状部材の内側に設けられ、前記進入位置から前記突出位置に向かう方向へ前記移動部材を付勢する付勢手段と、前記フィルムに対して前記一方側となる位置で前記軸線と直交して延び、前記第一端部と連結し、前記開口部と対向する貫通孔が形成された第一壁部であって、前記軸線を囲む第一側面が、前記軸線と直交する径方向において、前記軸線から前記フィルムの最外周面よりも離間する第一壁部と、前記フィルムを挟んで前記第一壁部と対向し、前記筒状部材の前記第一端部とは反対の端部である第二端部と連結する第二壁部であって、前記軸線を囲む第二側面が、前記径方向において、前記軸線から前記最外周面よりも離間する第二壁部とを備えたことを特徴とする
第一態様、第二態様、及び第三態様によれば、机等の載置台に移動部材が接触する姿勢で、フィルムロールが載置台に載置された場合、移動部材は付勢手段が付与する付勢力に抗って突出位置から進入位置まで移動する。移動部材はフィルムロールの載置を妨げにくい。よって、フィルムロールは安定して載置台に載置される。
本発明の第態様に係る包装装置は、回転中心となる軸線を囲む外周面に包装用のフィルムが巻回される筒状であって、軸線方向の一方側の端部である第一端部に開口部が形成された筒状部材と、少なくとも一部が前記開口部から前記一方側へ向けて突出する位置である突出位置と、前記筒状部材の内側に進入する位置である進入位置との間を、前記軸線方向に沿って移動可能な移動部材と、前記筒状部材の内側に設けられ、前記進入位置から前記突出位置に向かう方向へ前記移動部材を付勢する付勢手段とを備えたフィルムロールの、前記移動部材を支持する支持部と、物品が載置可能な台座を支持する載置台と、前記載置台に載置される前記台座を略水平に搬送し、前記支持部によって支持される前記フィルムロールの前記フィルムで、前記物品を前記台座と共に包装する包装手段とを備えたことを特徴とする。第態様によれば、第一態様のフィルムロールと同様の効果を奏することができる。
包装装置1(筐体800を装着した状態)の斜視図である。 収容部830近傍の斜視図である。 包装装置1(筐体800を外した状態)の斜視図である。 側板部111、112の上端近傍の斜視図である。 図3のA−A線の矢視方向におけるフィルムロール5の断面図である。 可動ローラ30の斜視図である。 支持部34が最上位に配置された包装装置1の右側面図である。 支持部34が最下位に配置された包装装置1の右側面図である。 台座ガイドローラ71、保持ローラ72、及び加熱部86の斜視図である。 可動ローラ30、加熱部86、及び回転抑制部80の斜視図である。 包装動作開始時における包装装置1の状態遷移図である。 図11に続く、包装動作における包装装置1の状態遷移図である。 図12に続く、包装動作における包装装置1の状態遷移図である。 図13に続く、包装動作における包装装置1の状態遷移図である。 図14に続く、包装動作における包装装置1の状態遷移図である。 図15に続く、包装動作における包装装置1の状態遷移図である。 図16に続く、包装動作における包装装置1の状態遷移図である。 図17に続く、包装動作における包装装置1の状態遷移図である。 フィルムロール5が載置部7に載置される説明図である。 第一変形例に係るフィルムロール15の斜視図である。 第二変形例に係るフィルムロール115の断面図である。 第三変形例に係るフィルムロール215の断面図である。 繰出し方向に回転するフィルムロール215の概念図である。 巻き取り方向に回転するフィルムロール215の概念図である。 第四変形例に係るフィルムロール315の断面図である。 第四変形例に係るフィルムロール315の別の断面図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。包装装置1は、台紙等の台座2上に載置された物品3をフィルム24で覆い、物品3を台座2に固定することによって、物品3を包装する。以下、このようにして物品3を包装することを、台座2及び物品3を包装するという。包装装置1は、図1の右斜め下側から左斜め上側に向けて、物品3が載置された台座2を略水平に搬送し、台座2及び物品3を包装する。図1の上側、下側、左斜め下側、及び右斜め上側を、夫々、包装装置1の上側、下側、右側、及び左側という。
図1の右斜め下側及び左斜め上側を、夫々、搬送方向の上流側及び下流側という。
<筐体800>
図1に示すように、包装装置1は筐体800を備える。筐体800の形状は、上下方向を長手方向とする略直方体である。筐体800は、下筐体803及び上筐体801を備える。下筐体803の形状は、左右方向を長手方向とする略直方体である。ユーザが包装装置1に包装動作の開始又は停止を指示するための操作部206が、下筐体803に設けられている。
上筐体801は、二つの立設部802及び架設部810を備える。二つの立設部802は、夫々、下筐体803の左右両端部から上方に延びる。二つの立設部802は、夫々、後述の側板部111,112(図2参照)を右側及び左側から覆う。
図2に示すように、架設部810は、二つの立設部802の上部を架設する板状部材である。架設部810は、底面部812、右壁部814、左壁部816を備える。底面部812は、二つの立設部802の間で左右方向に延び、且つ下方に向けて円弧状に湾曲する。右壁部814は、底面部812の右端部から上方に立設する。右壁部814に設けられた開口部(図示略)は、右支持部140(図4参照)を露出する。右支持部140は、前後方向に厚さを有する板状体であり、右側面視で略U字状である。左壁部816は、底面部812の左端部から上方に立設する。左壁部816の右上部には、左支持部818が形成される。左支持部818は、右側面視で略U字状である。底面部812、右壁部814、及び左壁部816によって囲まれた空間(以下、収容部830という。)に、後述のフィルムロール5が収容される。収容部830に収容されるフィルムロール5は、右支持部140及び左支持部818によって支持される。これにより、フィルムロール5は包装装置1に装着される。
二つの立設部802の上部には、蓋部806が設けられる。蓋部806は、二つの立設部802の夫々の下流側端部に軸支される板状体である。蓋部806は、収容部830を開放する開放位置(図1参照)と、収容部830を閉塞する閉塞位置(図示略)との間を回動可能である。
図1に示すように、下筐体803、二つの立設部802、及び底面部812で囲まれた空間が、筐体800の内部空間を形成する。筐体800の内部空間は、筐体800の上流側及び下流側に形成された開口部805を介して、筐体800の外部と連通する。また、筐体800の内部空間は、底面部812の上流側に形成する開口部(図示略)を介して、収容部830(図2参照)と連通する。
<装着部141>
図4に示すように、側板部111の上端部の左側面に装着部141が設けられる。装着部141は板状部材である。装着部141の形状は、側面視で略矩形状である。装着部141の上流側部には、上述した右支持部140が設けられる。
側板部111、112間に架設板117Aが架設される。架設板117Aの形状は板状である。架設板117Aは水平に延びる。架設板117Aは、架設部810の底面部812(図2参照)を下側から支持する。架設板117Aの上流側の端部よりも上流側に、架設板117Bが設けられる。架設板117Bは、側板部111、112間に架設される。架設板117Aの下流側の端部から上方に向けて、架設板117Cが延びる。
収容部830に収容されたフィルムロール5から繰り出されるフィルム24(図1参照)は、架設板117Aの上流側の端部と、架設板117Bとの間の隙間を通り、筐体800の内部空間まで下方に排出される。物品3が載置された台座2は、筐体800の内部空間を上流側から下流側に向けて搬送されると、フィルム24によって包装される。
<フィルムモータ227>
図4に示すように、フィルムモータ227は、装着部141の下流側部に設けられる。フィルムモータ227は、複数のギヤを介して、連結ギヤ651と連結する。連結ギヤ651は、右支持部140に対して下流側且つ右側となる位置で、装着部141に設けられる。連結ギヤ651は、左右方向に延びる軸部を中心に回転可能な平歯ギヤである。
<フィルムロール5>
図5を参照し、包装装置1に装着されるフィルムロール5の構成を説明する。フィルムロール5は、回転中心となる軸線Pに沿って延びる略円筒状である。以下、軸線Pが延びる方向を軸線方向という。フィルムロール5は、軸線方向が包装装置1の左右方向と平行となる姿勢で、収容部830に収容される。以下の説明では、包装装置1に装着されたフィルムロール5の姿勢を基準に、フィルムロール5の構成要素である各種部材を説明する。尚、図5では連結ギヤ651(図4参照)を仮想線によって図示する(図21も同様)。
フィルムロール5は、筒状部材20を備える。筒状部材20は、軸線Pに沿って延びる円筒状である。筒状部材20の外周面には、フィルム24が巻回される。フィルム24は、例えば透明な樹脂材料から形成される。筒状部材20は、貫通孔19を備える。貫通孔19は、筒状部材20の中央部を軸線方向に亘って貫通する。貫通孔19は、筒状部材20の第一端部20A及び第二端部20Bを開口する。第一端部20Aは筒状部材20の右端部である。第二端部20Bは筒状部材20の左端部である。
筒状部材20の第一端部20Aには、第一取付部材21が取り付けられる。第一取付部材21は、壁部22及び円筒部25を備える。壁部22は、フィルム24よりも右側に配置され、第一端部20Aに連結される。壁部22は軸線方向と直交して延びる。壁部22の形状は、右側面視で円形状である。壁部22の中央部には、円形の貫通孔22Aが形成される。貫通孔22Aは、筒状部材20の貫通孔19と対向する。壁部22の外径は、フィルム24の最外周面の外径よりも大きい。即ち、壁部22の側面22Bは、フィルムロール5の径方向において、軸線Pからフィルム24の最外周面よりも離間する。
円筒部25は、壁部22の中央部から左側へ向けて突出し、貫通孔19の内側に進入している。円筒部25の左部は閉塞される。円筒部25の筒穴は、壁部22の貫通孔22Aと連通する。
円筒部25は、第一円筒部26及び第二円筒部27を備える。第一円筒部26は、壁部22の左側面から左方に延びる。第一円筒部26の内周面の右部には、規制部26Aが設けられる。規制部26Aは、第一円筒部26から軸線Pに向けて突出する。第二円筒部27は、第一円筒部26の左端部から、左方に延びる。第二円筒部27の内径は、第一円筒部26の内径よりも小さい。図示しないが、第二円筒部27の内周面には、ガイド溝(図示略)が形成されている。ガイド溝は、軸線方向に直線状に延びる凹部である。
円筒部25の内側には、第一移動部材29が設けられる。第一移動部材29は、軸線方向に延びる円柱体である。図示しないが、第一移動部材29の外周面23の右部には、ガイド凸部が設けられる。ガイド凸部は、軸線方向に直線状に延びる。ガイド凸部は、ガイド溝に対して軸線方向に移動可能に嵌る。これにより、第一移動部材29は、円筒部25に対して軸線方向に移動可能である。また、ガイド凸部がガイド溝に嵌ることで、第一移動部材29は円筒部25と共に回転可能である。即ち、第一移動部材29は、筒状部材20と共に回転可能である。
第一移動部材29の外周面23の軸線方向の略中央部には、凸部29Aが設けられる。凸部29Aは、外周面23から、軸線Pとは離間する方向に向けて突出する。凸部29Aは、第一円筒部26の規制部26Aよりも左側に位置する。
第一移動部材29の外周面23の右部には、複数の第一ギヤ歯29Bが形成される。各第一ギヤ歯29Bは、軸線方向に延びる平歯である。複数の第一ギヤ歯29Bは、外周面23に周方向に亘って形成される。
第一移動部材29の右端面には、突出部37が設けられる。突出部37の形状は、左側面視で円形状である。突出部37の外径は、第一移動部材29の外径よりも大きく、壁部22の貫通孔22Aの内径よりも僅かに小さい。軸線方向に沿ってみた場合、突出部37は、第一移動部材29の外周面23から、軸線Pとは離間する方向へ突出する。本実施形態の突出部37は、第一移動部材29と一体に形成される。突出部37は、第一移動部材29とは別体に形成されてもよい。
第一移動部材29の左端部と、第二円筒部27の左端部との間には、バネ28が設けられる。バネ28は、第一移動部材29を、軸線方向に沿って右方へ付勢する。付勢される第一移動部材29は、第一突出位置にて、右方への移動を規制される。第一突出位置は、凸部29Aが規制部26Aに左側から当接する位置である。第一移動部材29が第一突出位置にある場合、複数の第一ギヤ歯29B及び突出部37は、壁部22の貫通孔22Aから右側へ向けて突出する。即ち、第一移動部材29が第一突出位置にある場合、第一移動部材29の右端部は、貫通孔19から右側へ向けて突出する。
フィルムロール5が収容部830に収容されて包装装置1に装着される場合、第一移動部材29は第一突出位置に位置する。この場合、複数の第一ギヤ歯29Bのいずれかが、連結ギヤ651と噛み合い、突出部37の周端部の一部は、連結ギヤ651と右側から対向する。
筒状部材20の第二端部20Bには、第二取付部材91が取り付けられる。第二取付部材91は、基準平面Qに対して、第一取付部材21と、一部を除いて対称な構成である。基準平面Qは、筒状部材20の軸線方向中心を通過し、且つ軸線方向と直交する仮想的な平面である。
第二取付部材91は、壁部92と円筒部95を備える。壁部92の中央部には、円形の貫通孔92Aが形成される。壁部92は、貫通孔92Aの内径が貫通孔22Aの内径よりも小さい点を除いて、基準平面Qに対して壁部22と対称な形状である。壁部92の側面92Bは、側面22Bと互いに同じ形状である。壁部92の側面92Bは、フィルムロール5の径方向において、軸線Pからフィルム24の最外周面よりも離間する。
円筒部95は、第一円筒部96と第二円筒部97を備える。円筒部95は円筒部25に対応し、第一円筒部96は第一円筒部26に対応し、第二円筒部97は第二円筒部27に対応する。第一円筒部96は、第一円筒部26と基準平面Qに対して対称な形状である。第一円筒部96の内周面には、規制部96Aが設けられる。規制部96Aは規制部26Aに対応する。第二円筒部97は、内周面にガイド溝(図示略)が設けられていない点を除いて、第一円筒部26と基準平面Qに対して対称な形状である。
円筒部95の内側には、第二移動部材99が設けられる。第二移動部材99は、基準平面Qに対して、一部を除いて第一移動部材29と対称な構成である。具体的には、第二移動部材99は、ガイド凸部(図示略)が設けられていない点と、複数の第一ギヤ歯29Bが形成されていない点と、突出部37が設けられていない点とを除いて、第一移動部材29と対称な形状である。
第二移動部材99は、第二円筒部97の内周面に、円筒部95に対して軸線方向に相対的に移動可能、且つ、円筒部95とは独立して回転可能に嵌っている。つまり、第二移動部材99は、筒状部材20に対して軸線方向に相対的に移動可能であり、且つ、筒状部材20に対して相対的に回転可能である。第二移動部材99には、凸部99Aが設けられる。凸部99Aは、第一移動部材29の凸部29Aに対応する。凸部99Aは、第一円筒部96の規制部96Aよりも右側に位置する。
第二移動部材99の右端部と、第二円筒部97の右端部との間には、バネ98が設けられる。バネ98は、第二移動部材99を、軸線方向に沿って左方へ付勢する。付勢される第二移動部材99は、第二突出位置(図5参照)にて、左方への移動を規制される。第二突出位置は、凸部99Aが規制部96Aに右側から当接する位置である。第二移動部材99が第二突出位置にある場合、第二移動部材99の左端部は、貫通孔92Aから左方へ突出する。即ち、第二移動部材99は、第二突出位置にある場合、筒状部材20の貫通孔19から左側へ突出する。
フィルムロール5が包装装置1に装着される場合、第二移動部材99は第二突出位置に位置する。第二突出位置にある第二移動部材99は、左支持部818の内側に嵌まることで支持される。左支持部818の内側に嵌った第二移動部材99は、回転が規制される(図2参照)。従って、フィルムロール5からフィルム24が繰り出される場合、又はフィルムロール5にフィルム24が巻き取られる場合、第二移動部材99は回転しない一方、フィルムロール5のうち第二移動部材99を除く各種の部材は回転する。
<受け台12,13>
図1示すように、下筐体803の上流側の側面の上端部から上流側に向けて、受け台12が水平方向に延びる。下筐体803の下流側の側面の上端部から下流側に向けて、受け台13が水平方向に延びる。受け台12,13の形状は、搬送方向を長手方向とする平面視略長方形の箱状である。受け台12は、開口部805に向けて搬送される台座2を上面で受ける。受け台13は、包装が完了した台座2及び物品3を上面で受ける。脚部121,131はそれぞれ受け台12,13を下方から支持する。
受け台12の上面を受け面12Aといい、受け台13の上面を受け面13Aという。受け面12A,13Aは、それぞれ水平であり、且つ互いに略同一の平面を形成する。従って受け面12A,13Aは、台座2をスムーズに搬送可能な平面である。受け面12A,13A上において台座2が搬送される部分を、搬送経路103(図7等参照)という。
図3に示すように、包装装置1は、底部10及び側板部111,112を備える。底部10の形状は、平面視矩形状である。側板部111は、底部10の右端部から上方垂直方向に延びる。側板部112は、底部10の左端部から上方垂直方向に延びる。側板部111,112の各形状は、いずれも上下方向を長手方向とする略長方形の板状である。側板部111,112の各内面は対向する。受け台12は、側板部111,112の上流側の端部に支持される。受け台13は、側板部111,112の下流側の端部に支持される。
<ベルト511,512>
受け台12、13の右端部及び左端部に、夫々、無端状のベルト511,512が設けられる。ベルト511,512は、それぞれ内側面に歯を有する。ベルト511は、受け台12の右部の上流側に設けられたプーリ(図示略)と、受け台13の右部の下流側に設けられたプーリ(図示略)とに架け渡される。同様に、ベルト512は、受け台12の左部の上流側に設けられたプーリ(図示略)と、受け台13の左部の下流側に設けられたプーリ(図示略)とに架け渡される。受け台13に設けられた二つのプーリは、夫々、搬送モータ(図示略)に連結する。搬送モータは、受け台13の内側に設けられる。搬送モータが駆動すると、ベルト511,512は、側面視で時計回り及び反時計回りに回転可能である。
ベルト511,512の外側面のうち上方を向く部分が、受け面12A,13Aに露出して、搬送方向に延びている。ベルト511,512の夫々の外側面に、着脱部60が設けられる。着脱部60は、ベルト511に設けられる右着脱部61と、ベルト512に設けられる左着脱部62とを含む。右着脱部61と左着脱部62は、左右方向に対向する。右着脱部61と左着脱部62は、夫々、ベルト511,512の回転方向に沿って、所定の均等な間隔を空けて3つ配置される。なお、図3では、夫々3つ設けられる右着脱部61と左着脱部62の一部を図示する。搬送モータが駆動すると、ベルト511,512は右側面視で反時計回り方向に回転する。これに伴って、着脱部60は、後述するように台座2を上流側から下流側に搬送する。
<可動ローラ30>
図3に示すように、側板部111の右側面に、キャリッジモータ221の回転によって駆動するキャリッジ349が設けられる。キャリッジ349は、支持部341(図6参照)に連結されている。側板部112の左側面に、キャリッジ350が設けられる。キャリッジ350は、支持部342(図6参照)に連結されている。
図6に示すように、支持部341,342を総称して支持部34という。誘導ローラ31、第一補助ローラ32、及び第二補助ローラ33を総称して可動ローラ30という。可動ローラ30は左右方向に延びる円柱体である。可動ローラ30の左右方向長さは、受け台12,13(図2参照)の左右方向長さと略同一である。支持部34は、可動ローラ30の左右両端部を回転自在に支持する。
支持部34は、右側面視略逆L字状の板状部材である。誘導ローラ31は、支持部34の下流側端部で支持される。第一補助ローラ32は、誘導ローラ31よりも若干上流側で、支持部34によって支持される。第二補助ローラ33は、第一補助ローラ32よりも上流側且つ上側で、支持部34によって支持される。つまり誘導ローラ31、第一補助ローラ32、及び第二補助ローラ33は、下流側から上流側に順番に並ぶ。
キャリッジモータ221(図3参照)は、キャリッジ349,350(図3参照)を介して、可動ローラ30を支持する支持部34を上下方向に移動可能である。図7は、支持部34が最上位に配置された状態を示す。この状態で、支持部34のうち上下方向に延びる部分は、フィルムロール5の上流側の近傍に配置される。支持部34のうち搬送方向に延びる部分は、フィルムロール5の下方に配置される。可動ローラ30はフィルムロール5よりも下側に配置される。なお、図7においては筐体800、底部10、及び側板部111,112の図示を省略している(図8も同様)。
図8は、支持部34が最下位に配置された状態を示す。この状態で、支持部34のうち搬送方向に延びる部分は、搬送経路103の下側に配置される。支持部34の移動に伴う誘導ローラ31の移動経路を、移動経路104という。誘導ローラ31が移動経路104に沿って最下位に移動した場合、誘導ローラ31は搬送経路103の下側に配置される。搬送経路103と移動経路104とが交差する位置を、交差位置105という。
<切断部77>
図7〜図9に示すように、交差位置105の下方に、左右方向に延びるガイドレール74が設けられる。ガイドレール74は、ベルト511よりも右側に延び、且つベルト512よりも左側に延びる。切断部77は、ガイドレール74の上流側に連結されており、且つガイドレール74に沿って移動可能である。切断部77は、上方に向けて突出し且つ左右方向に延びる刃部771を備える。切断部モータ(図示略)は、切断部77をガイドレール74に沿って左右方向に移動する。
図8に示すように、支持部34が最下位に配置された場合、誘導ローラ31はガイドレール74の上方に配置される。誘導ローラ31と第一補助ローラ32との間に、切断部77から上方に延びる刃部771が配置される。この状態で、切断部77が左右方向に移動されると、刃部771はフィルムロール5から供給されたフィルム24を幅方向(左右方向)に切断できる。
<台座ガイドローラ71、保持ローラ72、加熱部86、回転抑制部80>
図7〜図9に示すように、側板部111,112(図2参照)で挟まれる部分の上流側、且つ搬送経路103の下側に、左右方向に延びる台座ガイドローラ71が設けられる。台座ガイドローラ71は、搬送経路103に下側から接する。台座ガイドローラ71は、搬送経路103に沿って上流側から下流側に搬送される台座2(図1参照)を、受け台12,13間で下方から支持し、受け台12から受け台13に誘導する。図8に示すように、支持部34が最下位に配置された場合、第二補助ローラ33は台座ガイドローラ71の上方近傍に配置される。
台座ガイドローラ71の下流側に、左右方向に延びる保持ローラ72が設けられる。保持ローラ72の左右端部は、保持部78によって回転可能に支持される。保持部78は、台座ガイドローラ71の下方に設けられた左右方向に延びる軸を中心に揺動可能である。保持部78は、保持部モータ(図示略)によって揺動する。保持部78の揺動によって、保持ローラ72が台座ガイドローラ71の下流側に近接した状態(図11参照)と、保持ローラ72が台座ガイドローラ71から下方に離隔した状態(図7、図8参照)とに切り替わる。保持ローラ72が台座ガイドローラ71の下流側に近接した場合、保持ローラ72は搬送経路103に下側から接する(図11参照)。このとき、フィルムロール5から供給されたフィルム24が、保持ローラ72と台座ガイドローラ71とに挟まれる。
図9及び図10に示すように、保持ローラ72の下流側の近傍に、加熱部86が設けられる。加熱部86は、上端に3つの加熱ユニットを備える。加熱ユニットは、上面にヒータ871を備える。ヒータ871は、フィルム24に接触してフィルム24を加熱できる。加熱部モータ(図示略)が回転することで、加熱部86は上下方向に移動する。加熱部86が最上位に配置された状態(図9参照)で、3つの加熱ユニットの各々の上面は、搬送経路103(図7、図8参照)に近接する。加熱部86が移動し、最下位に配置された状態(図7、図8参照)で、3つの加熱ユニットの各々の上面は、搬送経路103から離隔する。
加熱部86の下流側に回転抑制部80が設けられる。回転抑制部80は、カム851、二つの支持棒82、及びストッパ81を備える。二つの支持棒82は搬送方向に延びる。ストッパ81は、二つの支持棒82の各々の上流側端部に設けられ、且つ左右方向に延びる。ストッパ81の形状は、断面形状が四角形の棒状である。ストッパ81の上流側の面にゴムが設けられる。カムモータ(図示略)がカム851を回転した場合、二つの支持棒82は搬送方向に移動して、ストッパ81も搬送方向に移動する。
図10は、支持部34が最下位に配置され、台座ガイドローラ71(図8参照)と保持ローラ72とが近接し、加熱部86が最上位に配置され、ストッパ81が上流側に配置された状態を示す。ストッパ81は、誘導ローラ31に接触可能な位置に配置される。ストッパ81のゴムは、誘導ローラ31を上流側に押す。これによって、誘導ローラ31の回転は規制される。加熱部86は、第一補助ローラ32と保持ローラ72との間を通って上方に突出する。
<台座2>
図1を参照し、台座2を説明する。台座2は略長方形状の板状部90を、曲折部911,912で折り曲げることによって作製される。曲折部911,912は、左右方向に間隔を空けて並ぶ、搬送方向に延びる折り目である。板状部90のうち曲折部911,912間に挟まれた部分を、第一板状部905という。板状部90のうち曲折部911から立設する部分を、第二板状部906という。板状部90のうち曲折部912から立設する部分を、第二板状部907という。第一板状部905は、曲折部911,912に沿って均等間隔で形成された複数の穴927を有する。曲折部911に形成された複数の穴927は、それぞれ、曲折部912に形成された複数の穴927のいずれかと左右方向に並ぶ。
複数の穴927は、それぞれ着脱部60を取り付け可能である。具体的には、図1に示すように、ユーザは台座2を受け台12に載置する場合、複数の穴927のうち搬送方向の下流側にある一対の穴927に、それぞれ着脱部60を取り付ける。これにより、一対の穴927に取り付けられた着脱部60は、台座2を搬送方向の下流側に搬送できる。
<包装動作>
図11〜図18を参照し、包装装置1の包装動作を説明する。なお、図11〜図18は、図3におけるB−B線の矢視方向断面図を示し、筐体800、底部10、及び側板部111,112の図示を省略している。包装動作が実行される前において、フィルム24の先端部は、収容部830に収容されたフィルムロール5から引き出され、搬送経路103の下側且つ台座ガイドローラ71の下流側にある(図11参照)。ユーザは、蓋部806を閉塞位置まで回動させ、包装装置1の電源を投入する。ユーザは、包装動作開始の指示を、操作部206を介して入力する。また、包装動作が実行される前において、包装装置1は初期状態にある(図11参照)。包装装置1が初期状態にある場合、支持部34は最上位に配置され、加熱部86は最下位に配置され、ストッパ81は下流側に配置され、切断部77は左側に配置され、保持ローラ72は台座ガイドローラ71に対して下流側から近接する位置に配置される。フィルム24の先端部は、保持ローラ72及び台座ガイドローラ71によって搬送方向両側から挟まれる。フィルム24は、第二補助ローラ33の上流側と、台座ガイドローラ71及び保持ローラ72によって挟まれた部分との間で、上下方向に真っ直ぐに延びる状態になる(図11参照)。
また、着脱部60は開始位置にあるものとする。開始位置は、受け台12に載置された台座2の搬送が開始される位置である。ユーザが受け台12上に載置する台座2は、開始位置にある着脱部60に取り付けられることで位置決めされる。台座2の第一板状部905上に物品3が載置される。ユーザが操作部206(図1参照)に包装動作を開始する指示を入力した場合に、包装装置1は、包装動作を開始する。
図11に示すように、搬送モータ(図示略)が駆動することで、ベルト511,512は右側面視で反時計回りに回転する。ベルト511,512が回転することで、着脱部60は台座2を下流側に向けて搬送する(図11、図12参照)。
図12に示すように、搬送モータがベルト511,512を右側面視で反時計回りに回転させることで、台座2は下流側へ向けて搬送されている(矢印142)。第一板状部905の下流側端部は、フィルム24に接触し、その後、保持ローラ72上を通過する。台座2は、フィルム24を下流側に押しながら、上流側から移動経路104に近づき、加熱部86の上方を通過する。なお、フィルム24の先端部は、台座ガイドローラ71及び保持ローラ72によって挟持されている。台座2によってフィルム24が下流側に押されることで、フィルム24の先端部は第一板状部905の下面に回り込む。フィルムロール5は、軸線Pを中心に繰出し方向に回転する。繰出し方向は、筒状部材20に巻回されていたフィルム24が繰出される方向である。
台座2の下流側端部が、加熱部86の上方位置よりも下流側に所定距離分移動した場合、搬送モータは、ベルト511,512の回転を停止させる。台座2は停止する。フィルムモータ227(図4参照)は、連結ギヤ651(図3参照)を介してフィルムロール5を繰出し方向に更に回転させる。これによって、フィルムロール5からフィルム24が外部に強制的に繰出される。フィルムロール5が矢印161の方向に回転することによって、フィルム24は弛む。その後、フィルムモータ227は回転を停止する。
加熱部モータ(図示略)は、加熱部86を最上位まで上昇させる(矢印143)。加熱部86の上面は、搬送経路103に下方から近接した状態になる。台座2の下流側端部は、加熱部86の上方位置よりも所定距離分下流側に移動しており、第一板状部905の下面には、フィルム24が回り込んでいる。従って、最上位まで移動した加熱部86の上面は、第一板状部905の下面との間にフィルム24の先端部を挟んだ状態になる。
加熱部86のヒータ871(図10参照)は発熱する。ヒータ871によって加熱されることで、フィルム24の先端部は溶融し、台座2の下面に接着する。ヒータ871は、発熱を開始してから所定時間経過後に発熱を止める。所定時間は、ヒータ871によってフィルム24の温度を融点まで加熱させるために必要な時間である。
図13に示すように、加熱部モータ(図示略)は、加熱部86を最下位まで下降させる(矢印144)。保持部モータ(図示略)は、保持部78を揺動させることで、保持ローラ72を、台座ガイドローラ71に対して下方に離隔する位置まで移動させる(矢印145)。台座ガイドローラ71及び保持ローラ72は、フィルム24の先端部を解放する。なお、フィルム24の先端部は、台座2の下面に接着した状態となっている。
搬送モータは、ベルト511,512の右側面視反時計回りへの回転を再び開始させ、台座2を下流側へ搬送させる(矢印146)。フィルム24の先端部は台座ガイドローラ71及び保持ローラ72から解放されている。フィルム24の先端部は、台座2の下面に接着した状態で、台座2の移動に伴って下流側に移動する。なお、台座2の下流側への移動に伴って、フィルムモータ227は、フィルムロール5を繰出し方向に回転させる。フィルム24は、さらにフィルムロール5から繰り出される(矢印162)。フィルム24は弛んでいる。
搬送モータがベルト511,512を右側面視で反時計回りに継続して回転させることで、台座2の下流側端部は、搬送経路103と移動経路104とが交差する交差位置105を上流側から下流側に向けて横切る。台座2は更に下流側に搬送される(矢印146)。台座2が下流側に搬送されることによって、台座2の第一板状部905の下流側端部、及び物品3の下流側端部は、フィルム24に対して接触し、曲折させる。
台座2の下流側端部は、受け台13上まで搬送される。台座2の上流側端部は、台座ガイドローラ71よりも下流側まで搬送される。フィルム24は、第一板状部905及び物品3の上側を覆う位置に配置される。台座2の上流側端部が、交差位置105を上流側から下流側に横切った後、搬送モータはベルト511,512の回転を停止させる。台座2は停止する。フィルムロール5から延びるフィルム24は、第二補助ローラ33の上流側に接触して僅かに上流側に誘導され、第二補助ローラ33の下側に接触して下流側に延び、第一補助ローラ32の下側に接触してさらに下流側に延び、台座2の下流側及び物品3の下流側に至る。誘導ローラ31は、第一補助ローラ32と台座2及び物品3との間に延びるフィルム24の上方に配置された状態になる。
図14に示すように、台座2が停止した後、キャリッジモータ221(図1参照)は支持部34を移動経路104に沿って最上位から最下位まで移動させる。支持部34の最下位への移動に伴って、誘導ローラ31は、フィルム24に上側から接触し、さらにフィルム24を移動経路104に沿って下方に誘導する(矢印147)。フィルム24は、台座2及び物品3を上方から押し当てる。支持部34が最下位へ移動する間、フィルムモータ227はフィルムロール5を繰出し方向に回転させる。フィルム24はフィルムロール5から繰出される(矢印163)。従って、フィルム24は弛んでいる。その後、フィルムモータ227は回転を停止する。
図15に示すように、最下位まで移動した誘導ローラ31は、搬送経路103に対して下側から接した状態となる。フィルム24は、第一板状部905及び物品3の下流側、上側、及び上流側を覆う。フィルムモータ227は、フィルムロール5を巻き取り方向に回転させる。巻き取り方向は、繰出し方向とは反対の方向である。これによって、フィルムロール5から繰出されたフィルム24は、フィルムロール5に強制的に巻き取られる(矢印164)。
搬送モータは、ベルト511,512を右側面視で時計回りに回転させる。着脱部60は下流側から上流側に移動し、台座2を上流側へ向けて搬送する(矢印148)。台座2の第一板状部905の上流側端部は、フィルム24に接触して上流側に押す。台座2の上流側端部は、下流側から上流側に向けて交差位置105を横切り、加熱部86の上方位置を通過する。
誘導ローラ31は、第一板状部905の下面に下側から接した状態で、台座2に対して下流側へ相対的に移動する。第一板状部905の下面と誘導ローラ31との間には、フィルム24が挟まれた状態になる。フィルム24は、台座2の下側に回り込む。台座2の上流側端面が加熱部86の上方位置よりも上流側に所定距離分移動した場合、搬送モータは駆動を停止し、台座2を停止させる。
台座2が上流側へ搬送される場合に、フィルムモータ227は、フィルムロール5を巻き取り方向に回転させている。フィルム24はフィルムロール5に巻き取られる。従って、台座2が上流側に搬送され、第一板状部905の上流側端部がフィルム24を上流側に押すことに応じて、フィルム24に張力が作用する。フィルム24に作用する張力によって、台座2及び物品3にフィルム24が密着する。
図16に示すように、カムモータ(図示略)は、ストッパ81を上流側に移動させる(矢印149)。ストッパ81の上流側には、最下位に移動した誘導ローラ31が配置されている。ストッパ81のゴムは、誘導ローラ31に近接し、誘導ローラ31に巻きついた状態のフィルム24を誘導ローラ31との間に挟む。誘導ローラ31とストッパ81のゴムとの間にフィルム24が挟まれる。誘導ローラ31の回転は規制される。その後、フィルムモータ227は駆動を停止し、フィルムロール5の巻き取り方向への回転を停止させる。
切断部モータは、切断部77をガイドレール74(図9参照)に沿って左側から右側に移動させる。切断部77が右側に移動することによって、フィルム24は、誘導ローラ31とストッパ81のゴムとの間に挟まれた部分よりもフィルムロール5側で刃部771によって切断される。切断部77は、フィルム24のうち台座2の下流側端部及び物品3を覆った部分を、フィルムロール5側から切り離す。フィルム24の切断後、フィルムロール5から延びるフィルム24のうち切断された端部は、台座ガイドローラ71の下方側に垂れ下がる(図17参照)。
図17に示すように、保持部モータ(図示略)は、保持部78を揺動させることで、保持ローラ72を、台座ガイドローラ71に対して下流側から近接する位置まで移動させる(矢印150)。フィルム24のうち切断部77によって切断された端部は、台座ガイドローラ71及び保持ローラ72によって挟持される。
加熱部モータは、加熱部86を最下位から最上位まで上昇させる(矢印151)。加熱部86の上面は、搬送経路103に下方から近接した状態になる。なお、第一板状部905のうち上流側端面は、加熱部86の上方位置よりも所定距離分上流側に移動している。第一板状部905の下面の上流端部には、誘導ローラ31によって誘導されたフィルム24が下面に沿って配置された状態となっている。従って、加熱部86が上昇して最上位に配置された場合、加熱部86の上面は、台座2との間にフィルム24を挟んだ状態となる。
加熱部86のヒータ871は発熱し、フィルム24のうち切断部77によって切り取られた端部を加熱する。フィルム24は溶融する。溶解したフィルム24は、台座2の下面の上流側端部に接着する。フィルムロール5から切り取られたフィルム24は、台座2及び物品3を覆った状態になる。台座2及び物品3は包装される。ヒータ871は、所定時間経過後、発熱を停止する。
図18に示すように、加熱部モータは加熱部86を、最上位から最下位まで下降させる(矢印152)。加熱部86の上面は、搬送経路103から離隔する。カムモータはストッパ81を下流側に移動させる(矢印153)。ストッパ81に設けられたゴムは誘導ローラ31から離隔する。誘導ローラ31は回転可能な状態になる。その後、搬送モータは、ベルト511,512を右側面視で反時計回りに回転させ、台座2を下流側に搬送させる。これにより、包装後の台座2は、受け台13に向けて下流側に搬送され、包装装置1による包装動作は終了する。
<包装装置1から取り外されたフィルムロール5の載置>
図19を参照し、包装装置1から取り外されたフィルムロール5が載置部7に載置される場合を説明する。載置部7は、例えば、机、床、又は地面等である。図19の上側及び下側は、夫々、包装装置1(図1参照)の上側及び下側である。以下、第二端部20Bに対して第一端部20Aが載置される側を一方側といい、一方側とは反対側を他方側という場合がある。つまり、フィルムロール5が収容部830に収容される場合、一方側は右側であり、他方側は左側である(図5参照)。以下では、一方側が下側且つ他方側が上側となる姿勢で、フィルムロール5が載置される場合を説明する。ユーザは、例えば第一取付部材21及び第二取付部材91を把持し、フィルムロール5を載置部7に載置する。
図19(a)に示すように、フィルムロール5が載置部7より上側にある場合、第一移動部材29は第一突出位置にあり、第二移動部材99は第二突出位置にある。ユーザがフィルムロール5を下側へ移動させると、突出部37が載置部7に当接する。突出部37及び第一移動部材29は、下側への移動が規制される。第一取付部材21、筒状部材20、フィルム24、第二取付部材91、第二移動部材99、及びバネ98は、バネ28の付勢力に抗って下側へ移動する。言い換えると、第一移動部材29は、バネ28の付勢力に抗って、筒状部材20に対して第一突出位置よりも他方側へ相対的に移動する。
図19(b)に示すように、第一取付部材21の壁部22が載置部7に当接する。壁部22及び突出部37が載置部7に当接することで、フィルムロール5は載置部7に載置される。この場合、第一移動部材29は、筒状部材20に対して、第一進入位置(図19(b))まで移動する。第一進入位置は、第一移動部材29が第一突出位置に位置する場合よりも、貫通孔19の内側に進入する位置である。本実施形態の第一進入位置は、一例として、突出部37の一方側の端面と、壁部22の一方側の端面とが略面一となる位置である。突出部37と壁部22の夫々の一方側の端面が略面一となることで、フィルムロール5は安定した姿勢で載置部7に載置される。
壁部22の外径はフィルム24の最外周面の外径よりも大きい。従って、一方側が下側となる姿勢でフィルムロール5が載置されても、載置部7及びフィルム24は互いに接触しない。よって、フィルム24には、載置部7にあるゴミ、埃等が付着しにくい。
図示しないが、他方側が下側となる姿勢でフィルムロール5が載置部7に載置される場合も同様である。つまり、第二突出位置にある第二移動部材99が載置部7に当接した後、壁部92が載置部7に当接する。第二移動部材99及び壁部92の他方側の夫々の端面が略面一になって載置部7に当接することで、フィルムロール5は載置部7に載置される。フィルムロール5が載置部7に載置されることで、第二移動部材99は第二突出位置から第二進入位置(図示略)まで移動する。第二進入位置は、第二移動部材99が第二突出位置に位置する場合よりも、貫通孔19の内側に進入する位置である。本実施形態の第二進入位置は、一例として、第二移動部材99の他方側の端面と、壁部22の他方側の端面とが略面一となる位置である。
また、軸線Pが水平方向と略平行となる姿勢でフィルムロール5が載置部7に載置される場合、壁部22,92が載置部7に載置される(変形例に係る図20参照)。壁部22,92の外径は、いずれもフィルム24の最外周面の外径よりも大きい。従って、側面22B,92Bが載置部7と接触し、フィルム24は載置部7と接触しない。よって、軸線方向が水平方向と略平行となる姿勢で載置部7に載置される場合であっても、フィルム24には、載置部7にあるゴミ、埃等が付着しにくい。
以上、説明したように、一方側が下側となる姿勢でフィルムロール5が載置部7に載置される場合、第一移動部材29は、筒状部材20に対して第一突出位置から第一進入位置まで移動する。従って、フィルムロール5が載置部7に載置される場合に、第一移動部材29はフィルムロール5の載置の妨げとなりにくい。よって、フィルムロール5は安定して載置部7に載置される。
フィルムロール5が包装装置1に装着される場合、第一突出位置にある第一移動部材29は、右支持部140によって支持され、複数の第一ギヤ歯29Bのいずれかが連結ギヤ651と噛み合い、突出部37の周端部の一部は連結ギヤ651と一方側から対向する。つまり、右支持部140は、連結ギヤ651を挟んで、突出部37の周端部と対向する。フィルムロール5が繰出し方向又は巻き取り方向に回転する場合において、第一移動部材29が他方側へ付勢されても、突出部37の周端部が連結ギヤ651を介して右支持部140と接触する。これにより、第一移動部材29は他方側への移動が規制される。従って、包装装置1が包装動作を実行する場合において、複数の第一ギヤ歯29Bと連結ギヤ651との噛み合いが外れることはない。よって、包装装置1は安定して包装動作を実行できる。
突出部37は、第一移動部材29の右端に設けられる。ユーザがフィルムロール5を包装装置1に装着する場合において、第一移動部材29は突出部37に妨げられることなく右支持部140に接触し易い。よって、フィルムロール5は包装装置1に装着され易い。
フィルムロール5が包装装置1に装着される場合、第二移動部材99は包装装置1の左支持部818によって支持される。第二移動部材99が左支持部818に支持された状態で、筒状部材20は第二移動部材99とは独立して回転できる。よって、包装装置1が包装動作を実行する場合において、フィルムロール5は安定して回転できる。
壁部22,92の外径はいずれもフィルム24の最外周面の外径よりも大きい。軸線Pが水平方向と略平行となる姿勢でフィルムロール5が載置部7に載置される場合、側面22B,92Bが載置部7と接触し、フィルム24は載置部7と接触しにくい。よって、フィルム24には、載置部7にあるゴミ、埃等が付着しにくい。従って、包装装置1は、包装された台座2及び物品3の見栄えを良好にできる。
尚、貫通孔19は本発明の「開口部」の一例である。第一移動部材129は本発明の「移動部材」の一例である。バネ38,98は本発明の「付勢手段」の一例である。壁部22は本発明の「第一壁部」の一例である。壁部92は本発明の「第二壁部」の一例である。右支持部140及び左支持部818は本発明の「支持部」の一例である。受け台12は本発明の「載置台」の一例である。ベルト511,512、可動ローラ30、切断部77、台座ガイドローラ71、保持ローラ72、加熱部86、及び回転抑制部80は、本発明の「包装手段」の一例である。第一突出位置及び第二突出位置は本発明の「突出位置」の一例である。第一進入位置及び第二進入位置は本発明の「進入位置」の一例である。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。第一進入位置は、突出部37の一方側の端面と壁部22の一方側の端面とが略面一となる位置である代わりに、突出部37の他方側の端面と壁部22の一方側の端面とが略面一となる位置であってもよい。この場合、一方側が下側となる姿勢でフィルムロール5が載置部7に載置されると、第一移動部材29が第一突出位置から第一進入位置まで移動する。第一移動部材29が第一突出位置にて固定される場合と比べて、第一移動部材29はフィルムロール5の載置の妨げとなりにくく、フィルムロール5は安定して載置される。
壁部22,92の形状は円形状に限定されない。以下、図20を参照し、フィルムロール5の第一変形例であるフィルムロール15を説明する。フィルムロール15は、壁部22,92に代えて、壁部122,192を備える点を除いて、フィルムロール5と同様の構成である。尚、図20では、フィルムロール15を簡略化して図示する。
壁部122,192は、夫々、円板状である代わりに六角形状の板状である点を除いて、壁部22,92と同様の構成である。壁部122,192の形状は、互いに同じである。即ち、壁部122の側面122Bと、壁部192の側面192Bは互いに同じ形状である。側面122B,192Bは夫々、軸線Pを中心とする回転方向に沿って、軸線Pからの離間距離が変化する形状である。側面122B,192Bは、夫々、フィルムロール15の径方向において、軸線Pからフィルム24の最外周面よりも離間する。従って、軸線方向が左右方向と平行になる姿勢でフィルムロール15が載置部7に載置された場合、側面122B,192Bが載置部7と接触するので、フィルム24は載置部7と接触しにくい。従って、フィルム24にゴミ、埃等が付着しにくい。
壁部122,192が夫々側面視で六角形状であるので、載置部7に載置されたフィルムロール15は、載置部7の上面を転動しにくい。従って、フィルム24にゴミ、埃等が更に付着しにくくなる。尚、壁部122,192は、六角形状である代わりに、例えば、楕円形状であってもよい。
尚、本変形例において、壁部122は本発明の「第一壁部」の一例である。側面122Bは本発明の「第一側面」の一例である。壁部192は本発明の「第二壁部」の一例である。側面192Bは本発明の「第二側面」の一例である。
フィルムロール5の突出部37は、第一移動部材29の右端面に設けられなくてもよい。以下、図21を参照し、フィルムロール5の第二変形例であるフィルムロール115について説明する。フィルムロール115は、第一移動部材29に代えて第一移動部材129を備える点と、突出部37に代えて突出部137を備える点とを除いて、フィルムロール5と同様の構成である。第一移動部材129は、凸部29Aに代えて凸部129Aを備える点を除いて、第一移動部材29と同様の構成である。凸部129Aは凸部29Aよりも軸線方向における長さが短い。
第一移動部材129の外周面123のうち、凸部129Aと複数の第一ギヤ歯29Bとの間の部位には、二つの突出部137が設けられる。二つの突出部137は、夫々、外周面123に周方向に亘って形成された突出部ある。二つの突出部137は、軸線方向に沿って互いに間隔を空けて配置される。二つの突出部137は、第一移動部材129と共に移動可能である。
フィルムロール115が収容部830に収容されて包装装置1に装着される場合、右支持部140は二つの突出部137の間に進入し、第一移動部材129を支持する。第一突出位置にある第一移動部材129は、右支持部140によって、一方側及び他方側への移動が規制される。二つの突出部137が第一移動部材129の外周面123に設けられることで、第一移動部材129の軸線方向に沿った移動は、規制される。フィルムロール115は、簡易な機構を備えるだけで、包装動作が実行される場合に第一移動部材129の第一進入位置への移動を規制できる。尚、本変形例において、第一移動部材129は本発明の「移動部材」の一例である。
複数の第一ギヤ歯29Bは、夫々、軸線方向に延びる平歯であることに限定されない。以下、図22〜図24を参照し、フィルムロール5の第三変形例であるフィルムロール215を説明する。図23及び図24は、フィルムロール215及び後述の連結ギヤ551を上流側からみた概念図である。以下、フィルムロール215の右側及び左側を、夫々、フィルムロール215の一方側及び他方側という場合がある。
フィルムロール215は、第一移動部材29に代えて第一移動部材229を備える点を除いて、フィルムロール5と同様の構成である。第一移動部材229は、複数の第一ギヤ歯29Bに代えて、複数の第一ギヤ歯229Bを備える点を除いて、第一移動部材29と同様の構成である。図23では、複数の第一ギヤ歯229Bのうちで、軸線Pよりも下流側(即ち紙面奥側)にある第一ギヤ歯229Bのみを破線によって図示する(図24も同様)。複数の第一ギヤ歯229Bは、夫々、フィルムロール215の繰出し方向(図23の矢印171)へ向けて、一方側に傾斜して延びる。
包装装置1は、連結ギヤ651に代えて連結ギヤ551(図23、図24参照)を備える。連結ギヤ551は、複数の第一ギヤ歯229Bと噛み合う斜歯ギヤである。連結ギヤ551は、複数の第二ギヤ歯551Aを備える。複数の第二ギヤ歯551Aは、夫々、フィルムロール215を巻き取る回転方向(図24の矢印173)へ向けて、他方側に傾斜する。尚、図23、図24では、複数の第二ギヤ歯551Aのうちで、軸線Pよりも上流側(即ち紙面手前側)にある第二ギヤ歯551Aのみを図示する。
図23を参照し、フィルムロール215からフィルム24が繰り出される場合を説明する。フィルムロール215が繰出し方向(矢印171)に回転することで、第一ギヤ歯229Bは、下側から第二ギヤ歯551Aに接触する。連結ギヤ551は右側面視で反時計回り(矢印172)に回転する。この場合、第一ギヤ歯229Bが第二ギヤ歯551Aによって受ける反力F1は、一方側且つ下側を向く。よって、フィルムロール215が繰出し方向に回転する場合に、第一突出位置にある第一移動部材229は、第一進入位置へ向けて移動しにくい。これにより、第一ギヤ歯229Bと第二ギヤ歯551Aとの噛み合いが外れることはないので、フィルムロール215は安定して繰出し方向に回転できる。
図24を参照し、フィルムロール215が巻き取り方向に回転する場合を説明する。フィルムモータ227(図4参照)が連結ギヤ551を右側面視で時計回り方向(矢印173)に回転させることで、第二ギヤ歯551Aは上側から第一ギヤ歯229Bに接触する。フィルムロール215は巻き取り方向(矢印174)に回転する。この場合、第一ギヤ歯229Bが第二ギヤ歯551Aから受ける反力F2は、一方側且つ下側を向く。よって、フィルムロール215が巻き取り方向に回転する場合に、第一突出位置にある第一移動部材229は、第一進入位置へ向けて移動しにくい。第一ギヤ歯29Bと第二ギヤ歯551Aとの噛み合いが外れることはないので、フィルムロール215は安定して巻き取り方向に回転できる。フィルムロール215が、繰出し方向と巻き取り方向のいずれの方向にも安定して回転できるので、包装装置1は安定して包装動作を実行できる。尚、本変形例において、第一移動部材229は本発明の「移動部材」の一例である。連結ギヤ551は本発明の「ギヤ部材」の一例である。
図25、図26を参照し、フィルムロール5の第四変形例であるフィルムロール315を説明する。以下、フィルムロール315の右側及び左側を、夫々、フィルムロール315の一方側及び他方側という場合がある。
フィルムロール315は、フィルムロール5と同様に、筒状部材20、第二取付部材91、第二移動部材99、及びバネ98を備える。以下、フィルムロール315の構成のうち、フィルムロール5とは異なる構成を説明する。
フィルムロール315の筒状部材20の第一端部20Aには、第二取付部材321が設けられる。第二取付部材321は、壁部322及び円筒部325を備える。壁部322は、第二取付部材91の壁部92と外径が略等しい円形状である。壁部322の中央部には、円形状の貫通孔322Aが形成される。円筒部325は、壁部322の左端面から軸線方向に沿って左側へ延びる円筒体である。円筒部325の左端部は、閉塞される。円筒部325の内周面の右端部には、規制部326Aが設けられる。規制部326Aは、円筒部325の内周面から軸線Pに向かって突出する。図示しないが、円筒部325の内周面のうち左側の部位には、軸線方向に直線状に延びるガイド溝(図示略)が設けられる。
円筒部325の内部には、第一移動部材329が設けられる。第一移動部材329の形状は、軸線方向に延びる円筒状である。第一移動部材329は側壁部327を備える。側壁部327は軸線Pを囲む。側壁部327の内部には、開口部325Aが形成される。側壁部327には、一対の貫通口310が設けられる。一対の貫通口310は軸線Pを挟んで互いに対向する。一対の貫通口310は、軸線Pと直交する方向に側壁部327を貫通し、開口部325Aと連通する。側壁部327の外周面のうち、一対の貫通口310よりも左側の部位には、軸線方向に延びるガイド凸部(図示略)が設けられる。第一移動部材329のガイド凸部が、円筒部325のガイド溝に対して軸線方向に移動可能に嵌る。これにより、第一移動部材329は、円筒部325に対して軸線方向に移動可能である。
側壁部327の外周面のうち、一対の貫通口310とガイド凸部(図示略)との間には、凸部329Aが設けられる。凸部329Aは、規制部326Aよりも左側に位置する。円筒部325と、円筒部325の左端部との間には、バネ28が設けられる。バネ28は、円筒部325を右側へ付勢する。これにより、第一移動部材329は第一突出位置に位置する。第一移動部材329の第一突出位置は、凸部329Aが規制部326Aに対して左側から当接する位置である。
側壁部327のうち、一対の貫通口310よりも右側の部位には、複数の第一ギヤ歯29Bが設けられる。第一移動部材329が第一突出位置にある場合、複数の第一ギヤ歯29Bのいずれがが、連結ギヤ651と噛合可能である。
側壁部327の右端部は、対向壁部323と接続する。対向壁部323と側壁部327は一体に形成される。対向壁部323は右側と対向する。対向壁部323には、円形状の孔部323Aが形成される。孔部323Aは、開口部325Aと連通する。
孔部323A及び開口部325Aの内側には、可動部材360が設けられる。可動部材360の形状は、側面視で円形状である。可動部材360は、孔部323A及び開口部325Aに対して、軸線方向に移動可能に嵌る。即ち、可動部材360は第一移動部材329に対して軸線方向に相対的に移動可能である。
可動部材360の左端面には、摺動面365が形成される。摺動面365は軸線Pを囲む。摺動面365は、他方側へ向けて軸線Pから離間する方向に傾斜して延びる。
摺動面365の右側には、一対の規制部材380が設けられる。一対の規制部材380は、軸線Pを挟んで互いに対向する。一対の規制部材380は、夫々、当接部386及び規制部381を備える。当接部386は、軸線方向と平行に延びる。当接部386の右端部には、延設面386Aが形成される。延設面386Aは、摺動面365と平行に延び、且つ摺動面365に対して摺動可能である。規制部381は、当接部386の左端部から、軸線Pに対して直交して離間する方向に延びる。一対の規制部材380の規制部381は、夫々、一対の貫通口310に進入している。
一対の規制部材380の間には、弾性部材305が設けられる。弾性部材305は、一例としてコイルバネである。弾性部材305は、一対の規制部材380の夫々の当接部386を互いに接続する。弾性部材305は、一対の規制部材380を互いに離間する方向に向けて付勢する。第一移動部材329が第一突出位置にある場合、可動部材360の右端部は孔部323Aから右側へ突出し、且つ一対の規制部材380は夫々、規制位置(図25参照)にある。規制位置は、第一移動部材329の左側への移動を規制する位置である。規制位置は、一例として、規制部381が貫通口310から、軸線Pとは離間する方向に突出する位置である。規制位置にある規制部381は、右側から壁部322の右端面に当接する。つまり、規制位置にある規制部381は、壁部322の右端面を介して、筒状部材20の第一端部20Aに接触する。
フィルムロール315が収容部830(図2参照)に収容される場合を説明する。この場合、第一移動部材329は第一突出位置にあり、一対の規制部材380は夫々、規制位置に位置する。複数の第一ギヤ歯29Bのいずれかが連結ギヤ651(図3参照)と噛み合う。フィルムロール315が繰出し方向又は巻き取り方向に回転する場合、規制位置にある一対の規制部材380が可動部材360の左側への移動を規制する。これにより、第一突出位置にある第一移動部材329は左側への移動が規制される。
図26を参照し、可動部材360に対して、左側を向く力F3が作用した場合を説明する。可動部材360は、摺動面365を延設面386Aに対して摺動させながら、左側へ移動する。可動部材360は、第一移動部材329に対して相対的に移動する。可動部材360が左側へ移動することにより、一対の規制部材380は、夫々、延設面386Aを摺動面365に対して摺動させながら、弾性部材305の付勢力に抗って互いに近接する方向へ移動する。つまり、摺動面365及び延設面386Aは、可動部材360の左側への移動を、一対の規制部材380の軸線Pへ向けた移動に変換する変換機構として機能する。
可動部材360が孔部323Aに入り込む位置まで移動すると、一対の規制部材380は、夫々、規制位置から許容位置(図26参照)まで移動する。許容位置は、一対の規制部材380が第一移動部材329の左側への移動を許容する位置である。許容位置は、一例として、規制部381が貫通口310の内部に入り込む位置である。第一移動部材329は、可動部材360及び一対の規制部材380を介して力F3によって付勢されている。従って、一対の規制部材380が許容位置まで移動すると、第一移動部材329は、第一突出位置から第一進入位置(図26参照)まで移動する。第一移動部材329の第一進入位置は、可動部材360の右端面が壁部322の右端面と略面一になる位置である。
図示しないが、フィルムロール315が、一方側が下側となる姿勢で載置部7(図19参照)に載置される場合、可動部材360は、力F3と同等の力によって付勢される。従って、フィルムロール315が載置部7に載置される場合、一対の規制部材380が夫々規制位置から許容位置まで移動し、第一移動部材329は第一突出位置から第一進入位置まで移動する。
以上説明したように、フィルムロール315が包装装置1に装着された場合、規制位置にある一対の規制部材380が可動部材360の左側への移動を規制する。これにより、第一突出位置にある第一移動部材329は、左側への移動が規制される。フィルムロール315が繰出し方向又は巻き取り方向に回転する場合、第一突出位置にある第一移動部材329は左側へ移動しにくい。従って、包装装置1(図1参照)が包装動作を実行する場合において、複数の第一ギヤ歯29Bと連結ギヤ651との噛み合いが外れることはない。
一方側が下側となる姿勢でフィルムロール315が載置部7に載置される場合、第一移動部材329が第一進入位置まで移動する。これにより、可動部材360及び第一移動部材329はフィルムロール315の載置を妨げないので、フィルムロール315は安定して載置される。フィルムロール315が、第一移動部材329、可動部材360、一対の規制部材380、及び弾性部材305を備えるだけで、フィルムロール315の安定した載置が実現される。従って、フィルムロール315は、簡易な機構を備えるだけで、安定して載置部7に載置される。
第一移動部材329が第一突出位置にある場合において、力F3が可動部材360に作用すると、力F3は一対の規制部材380の夫々に伝達し分散される。従って、フィルムロール315は、耐荷重性を向上できる。また、弾性部材305が一対の規制部材380を互いに離間する方向に付勢する。従って、一方側が下側となる姿勢で載置部7に載置されていたフィルムロール315が上側へ持ち上げられた場合、第一移動部材329が第一進入位置から第一突出位置まで戻ることに伴って、一対の規制部材380は許容位置から規制位置まで戻る。一対の規制部材380が規制位置まで戻ることで、第一移動部材329の左側への移動は規制される。よって、フィルムロール315の操作性は向上する。
尚、本変形例において、第一移動部材329は本発明の「移動部材」の一例である。壁部322は本発明の「第一壁部」の一例である。摺動面365、延設面386Aは本発明の「変換機構」の一例である。
1 包装装置
2 台座
3 物品
5,15,115,215,315,415 フィルムロール
7 載置部
12 受け台
19 貫通孔
20 筒状部材
20A 第一端部
20B 第二端部
22,92,122,129,192,322 壁部
22A,322A 貫通孔
22B,92B,122B,192B 側面
23,123 外周面
24 フィルム
29,129,229,329 第一移動部材
29B,229B 第一ギヤ歯
30 可動ローラ
37,137 突出部
38,98 バネ
71 台座ガイドローラ
72 保持ローラ
77 切断部
80 回転抑制部
86 加熱部
99 第二移動部材
140 右支持部
305 弾性部材
310 貫通口
323 対向壁部
323A 孔部
327 側壁部
360 可動部材
365 摺動面
380 規制部材
386A 延設面
511,512 ベルト
551 連結ギヤ
551A 第二ギヤ歯
818 左支持部
P 軸線

Claims (20)

  1. 回転中心となる軸線を囲む外周面に包装用のフィルムが巻回される筒状であって、軸線方向の一方側の端部である第一端部に開口部が形成された筒状部材と、
    少なくとも一部が前記開口部から前記一方側へ向けて突出する位置である突出位置と、前記突出位置よりも前記筒状部材の内側に進入する位置である進入位置との間を、前記軸線方向に沿って移動可能な移動部材と、
    前記筒状部材の内側に設けられ、前記進入位置から前記突出位置に向かう方向へ前記移動部材を付勢する付勢手段と
    前記移動部材に対して前記軸線と離間する方向へ向けて突出する突出部と
    を備え
    前記移動部材は、前記軸線を囲む周面を備え、
    前記突出部は、前記周面に複数設けられ、前記軸線方向に沿って隙間を空けて並ぶことを特徴とするフィルムロール。
  2. 前記移動部材は、前記筒状部材と共に前記軸線を中心として回転可能であり、
    回転方向に沿って並び、前記突出位置において前記第一端部よりも前記一方側に位置する複数の第一ギヤ歯を備えたことを特徴とする請求項1に記載のフィルムロール。
  3. 前記複数の第一ギヤ歯は、夫々、前記筒状部材の回転方向のうち前記フィルムが前記外周面から繰り出される方向へ向けて、前記一方側に傾斜して延びることを特徴とする請求項2に記載のフィルムロール。
  4. 前記移動部材は、前記軸線を中心として、前記筒状部材に対して相対的に回転可能であることを特徴とする請求項1に記載のフィルムロール。
  5. 前記フィルムに対して前記一方側となる位置で前記軸線と直交して延び、前記第一端部と連結し、前記開口部と対向する貫通孔が形成された第一壁部であって、前記軸線を囲む第一側面が、前記軸線と直交する径方向において、前記軸線から前記フィルムの最外周面よりも離間する第一壁部と、
    前記フィルムを挟んで前記第一壁部と対向し、前記筒状部材の前記第一端部とは反対の端部である第二端部と連結する第二壁部であって、前記軸線を囲む第二側面が、前記径方向において、前記軸線から前記最外周面よりも離間する第二壁部と
    を備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のフィルムロール。
  6. 前記第一側面及び前記第二側面は、互いに同じ形状であり、且つ、少なくとも一部が、前記軸線を中心とする前記筒状部材の回転方向に沿って、前記軸線からの離間距離が変化する形状であることを特徴とする請求項5に記載のフィルムロール。
  7. 回転中心となる軸線を囲む外周面に包装用のフィルムが巻回される筒状であって、軸線方向の一方側の端部である第一端部に開口部が形成された筒状部材と、
    少なくとも一部が前記開口部から前記一方側へ向けて突出する位置である突出位置と、前記突出位置よりも前記筒状部材の内側に進入する位置である進入位置との間を、前記軸線方向に沿って移動可能な移動部材と、
    前記筒状部材の内側に設けられ、前記進入位置から前記突出位置に向かう方向へ前記移動部材を付勢する付勢手段と、
    前記移動部材に設けられ、前記移動部材の前記一方側とは反対の他方側への移動を規制する規制位置と、前記移動部材の前記他方側への前記移動を許容する許容位置との間を移動可能な規制部材と、
    前記移動部材に設けられ、前記移動部材に対して前記軸線方向に相対的に移動可能な可動部材と、
    前記可動部材の前記一方側から前記他方側への移動を、前記規制部材の前記規制位置から前記許容位置への移動に変換する変換機構と
    を備えたことを特徴とするフィルムロール。
  8. 前記移動部材は、
    前記一方側と対向し、孔部が形成された対向壁部と、
    前記対向壁部と接続し、前記軸線を囲み、前記孔部と連通する貫通口が形成された側壁部と
    を備え、
    前記規制部材は、前記規制位置において、前記貫通口から前記軸線と離間する方向へ向けて突出し前記第一端部と接触する一方、前記許容位置において前記貫通口に進入し、
    前記可動部材は、少なくとも一部が前記孔部から前記一方側へ突出する位置と、前記孔部に進入する位置との間を移動可能であり、
    前記変換機構は、
    前記規制部材に形成され、前記他方側へ向けて前記軸線から離間する方向に傾斜して延びる延設面と、
    前記可動部材に形成され、前記延設面と平行に延び、前記延設面に対して摺動可能な摺動面と
    を備えたことを特徴とする請求項に記載のフィルムロール。
  9. 前記貫通口は、前記軸線を挟んで対向する位置に一対形成され、
    前記規制部材は、前記軸線を挟んで対向する位置に、各前記貫通口に対応して一対設けられ、
    前記変換機構は、一対の前記規制部材を互いに離間する方向へ向けて付勢する弾性部材を備えたことを特徴とする請求項に記載のフィルムロール。
  10. 前記移動部材は、前記筒状部材と共に前記軸線を中心として回転可能であり、
    回転方向に沿って並び、前記突出位置において前記第一端部よりも前記一方側に位置する複数の第一ギヤ歯を備えたことを特徴とする請求項からのいずれかに記載のフィルムロール。
  11. 前記複数の第一ギヤ歯は、夫々、前記筒状部材の回転方向のうち前記フィルムが前記外周面から繰り出される方向へ向けて、前記一方側に傾斜して延びることを特徴とする請求項10に記載のフィルムロール。
  12. 前記移動部材は、前記軸線を中心として、前記筒状部材に対して相対的に回転可能であることを特徴とする請求項からのいずれかに記載のフィルムロール。
  13. 前記フィルムに対して前記一方側となる位置で前記軸線と直交して延び、前記第一端部と連結し、前記開口部と対向する貫通孔が形成された第一壁部であって、前記軸線を囲む第一側面が、前記軸線と直交する径方向において、前記軸線から前記フィルムの最外周面よりも離間する第一壁部と、
    前記フィルムを挟んで前記第一壁部と対向し、前記筒状部材の前記第一端部とは反対の端部である第二端部と連結する第二壁部であって、前記軸線を囲む第二側面が、前記径方向において、前記軸線から前記最外周面よりも離間する第二壁部と
    を備えたことを特徴とする請求項から1のいずれかに記載のフィルムロール。
  14. 前記第一側面及び前記第二側面は、互いに同じ形状であり、且つ、少なくとも一部が、前記軸線を中心とする前記筒状部材の回転方向に沿って、前記軸線からの離間距離が変化する形状であることを特徴とする請求項1に記載のフィルムロール。
  15. 回転中心となる軸線を囲む外周面に包装用のフィルムが巻回される筒状であって、軸線方向の一方側の端部である第一端部に開口部が形成された筒状部材と、
    少なくとも一部が前記開口部から前記一方側へ向けて突出する位置である突出位置と、前記突出位置よりも前記筒状部材の内側に進入する位置である進入位置との間を、前記軸線方向に沿って移動可能な移動部材と、
    前記筒状部材の内側に設けられ、前記進入位置から前記突出位置に向かう方向へ前記移動部材を付勢する付勢手段と、
    前記フィルムに対して前記一方側となる位置で前記軸線と直交して延び、前記第一端部と連結し、前記開口部と対向する貫通孔が形成された第一壁部であって、前記軸線を囲む第一側面が、前記軸線と直交する径方向において、前記軸線から前記フィルムの最外周面よりも離間する第一壁部と、
    前記フィルムを挟んで前記第一壁部と対向し、前記筒状部材の前記第一端部とは反対の端部である第二端部と連結する第二壁部であって、前記軸線を囲む第二側面が、前記径方向において、前記軸線から前記最外周面よりも離間する第二壁部と
    を備えたことを特徴とするフィルムロール。
  16. 前記第一側面及び前記第二側面は、互いに同じ形状であり、且つ、少なくとも一部が、前記軸線を中心とする前記筒状部材の回転方向に沿って、前記軸線からの離間距離が変化する形状であることを特徴とする請求項15に記載のフィルムロール。
  17. 回転中心となる軸線を囲む外周面に包装用のフィルムが巻回される筒状であって、軸線方向の一方側の端部である第一端部に開口部が形成された筒状部材と、少なくとも一部が前記開口部から前記一方側へ向けて突出する位置である突出位置と、前記筒状部材の内側に進入する位置である進入位置との間を、前記軸線方向に沿って移動可能な移動部材と、前記筒状部材の内側に設けられ、前記進入位置から前記突出位置に向かう方向へ前記移動部材を付勢する付勢手段とを備えたフィルムロールの、前記移動部材を支持する支持部と、
    物品が載置可能な台座を支持する載置台と、
    前記載置台に載置される前記台座を略水平に搬送し、前記支持部によって支持される前記フィルムロールの前記フィルムで、前記物品を前記台座と共に包装する包装手段と
    を備えたことを特徴とする包装装置。
  18. 前記支持部は、前記移動部材の前記一方側の端に設けられ、且つ前記移動部材に対して前記軸線から離間する方向へ向けて突出する突出部に対して、前記一方側とは反対側から対向することを特徴とする請求項1に記載の包装装置。
  19. 前記支持部は、前記移動部材の前記軸線を囲む周面から前記軸線方向と離間する方向へ向けて突出し、且つ前記軸線方向に沿って隙間を空けて複数並ぶ突出部の、何れかの間に進入することを特徴とする請求項1に記載の包装装置。
  20. 前記筒状部材と共に前記軸線を中心として回転可能な前記移動部材が備える複数の第一ギヤ歯に連結する、回転可能に設けられたギヤ部材であって、前記複数の第一ギヤ歯は、前記軸線を中心とした回転方向に沿って並び且つ前記突出位置において前記第一端部よりも前記一方側に位置し、さらに前記筒状部材の回転方向のうち前記フィルムが前記外周面から繰り出される方向へ向けて、前記一方側に傾斜して延びるギヤ部材を備え、
    前記ギヤ部材は、前記複数の第一ギヤ歯と噛み合う複数の第二ギヤ歯であって、回転方向のうち、前記筒状部材が前記フィルムを巻き取る場合に回転する方向へ向けて、前記一方側とは反対側にそれぞれ傾斜して延びる複数の第二ギヤ歯を備えたことを特徴とする請求項1に記載の包装装置。
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