JP6277923B2 - ステアリングホイールの温度制御方法 - Google Patents
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Description
前記第1意匠部の内部に設けられ通電により前記第1意匠部に対して発熱を行う第1温度調節部を前記第2意匠部の内部に設けられ給電により前記第2意匠部に対して発熱を行う第2温度調節部より優先的に昇温させる第1制御段階と、
第1温度調節部の温度が第1の所定温度に達したときに、第1温度調整部の温度を前記所定温度とこれより低い第2の所定温度の間を維持しつつ第2温度調節部の温度を昇温させる第2の温度制御段階と、
第2温度調節部の温度が第3の所定温度に達したときに、第1温度調整部の温度を前記所定温度とこれより低い第2の所定温度の間を維持しつつ、第2温度調節部の温度を第3の所定温度とこれより低い第4の所定温度との間に維持する第3の制御段階を有し、
第1乃至第3の制御段階において第1温度調節部と第2温度調節部に対する給電量が最大電力量以下に制御されていることを要旨とする。
そして第2制御段階においては、第1温度調節部の温度が第1の所定温度に達したときに、第1温度調整部の温度を前記所定温度とこれより低い第2の所定温度の間を維持しつつ第2温度調節部の温度を昇温させることで第2意匠部も加熱することができ、ステアリングホイール全周を効果的に加熱していくことが出来る。
次に第3の制御段階では、第2温度調節部の温度が第3の所定温度に達したときに、第1温度調整部の温度を前記所定温度とこれより低い第2の所定温度の間を維持しつつ、第2温度調節部の温度を第3の所定温度とこれより低い第4の所定温度との間に維持することでステアリングホイール全体の温度を一定に保つことができ乗員に不快感をあたえることなく快適に運転することができる。
なお、第1乃至第3の制御段階において第1温度調節部と第2温度調節部に対する給電量が最大電力量以下に制御されており、ステアリングホイールに給電できる電力値には限りがあるため所定の最大電力量で効率的にステアリングホイールを加熱することが出来る。
前記第1意匠部の内部に設けられ通電により前記第1意匠部に対して発熱を行う第1温度調節部を前記第2意匠部の内部に設けられ通電により前記第2意匠部に対して発熱を行う第2温度調節部より優先的に昇温させる第1制御段階と、
第1温度調節部の温度が第1の所定温度に達したときに、第1温度調整部の温度を前記第1の所定温度とこれより低い第2の所定温度の間を維持しつつ第2温度調節部の温度を昇温させる第2の温度制御段階と、
前記第1温度調節部の温度が第1の所定温度から第2の所定温度に下降するのに要した時間が所定の時間を越えたときに、第1温度調整部の温度を前記第1の所定温度とこれより低い第2の所定温度の間を維持しつつ、第2温度調節部の温度を第3の所定温度とこれより低い第4の所定温度との間に維持する第3の制御段階を有し、
第1乃至第3の制御段階において第1温度調節部と第2温度調節部に対する給電量が最大電力量以下に制御されていることを要旨とする。
そして第2制御段階においては、第1温度調節部の温度が第1の所定温度に達したときに、第1温度調整部の温度を前記所定温度とこれより低い第2の所定温度の間を維持しつつ第2温度調節部の温度を昇温させることで第2意匠部も加熱することができ、ステアリングホイール全周を効果的に加熱していくことが出来る。
次に第3の制御段階では、前記第1温度調節部の温度が第1の所定温度から第2の所定温度に下降するのに要した時間が所定の時間を越えたときに、第1温度調整部の温度を前記所定温度とこれより低い第2の所定温度の間を維持しつつ、第2温度調節部の温度を第3の所定温度とこれより低い第4の所定温度との間に維持することでステアリングホイール全体の温度を一定に保つことができ乗員に不快感をあたえることなく快適に運転することができる。
なお、第1乃至第3の制御段階において第1温度調節部と第2温度調節部に対する給電量が最大電力量以下に制御されており、ステアリングホイールに給電できる電力値には限りがあるため所定の最大電力量で効率的にステアリングホイールを加熱することが出来る。
また、第1温度調節部の温度が第1の所定温度から第2の所定温度に下降するのに要した時間さえ判明すれば所定の時間と比較し第2の制御段階から第3の制御段階へ移行することが出来るため、第2温度調節部の温度を検出しなくてもステアリングホイールの温度制御が可能になる。
図1に示すように、車両の運転席に装備されるステアリングホイール11は、正面視円形状であると共にステアリングホイール11の中心部には操舵輪に連結された操舵軸12が一体回転可能に連結されている。そして、ステアリングホイール11を構成するリム部13は、操舵軸12の軸線Lを中心とした円環状に形成されると共に、リム部13の内周面にはリム部13によって囲まれているパッド14が複数のスポーク部15を介して連結されている。パッド14の内部には電子制御ユニット(以下、ECUという。)16が設けられている。そして、リム部13及びスポーク部15にはその内部にステアリングホイール11全体の骨格部分をなす芯体17が設けられている。
図4に示すようにステアリングホイール11に設けられたアクチュエータを制御するECU16には制御動作を所定の手順で実行することができるCPU(中央処理装置)40とROM(読み出し専用メモリ)41とが設けられている。ROM41にはアクチュエータの各種動作を制御するための制御プログラム等が記憶されている。
エンジン始動のためのスイッチ操作が行われて図示しない車載ECUからECU16に起動指令が入力されるとECU16は図5のフローチャートに従って第1ヒータ部24と第2ヒータ部32に対する制御を開始する。制御開始後の第1ヒータ部24と第2ヒータ部32の供給電力量変化と温度の変化を図6に示す。まずECU16は第1制御段階としてステップ(以下、Sとする。)1において第1ヒータ部24のみへの通電を開始する指令を入力する。その際、第1ヒータ部24へ通電される電力量は常時最大電力量が供給されている。次にS2においてECU16は電圧値Vが第1規定電圧v1より高いと判断するとS3に移行し第1ヒータ部24をOFFにした後、第2制御段階へ移行する。
車両が冬季の厳寒下で駐車されると車内の温度が低くなりリム部13を含むステアリングホイー11の温度も低くなる。この状態で運転者が運転席に座って運転を開始する場合、運転者によってエンジン始動のためのスイッチ操作とステアリングホイール11のヒータスイッチ操作が行われる。するとECU16によって第1ヒータ部24に対する通電制御が開始される。第1ヒータ部への通電が開始されるとヒータ線26からは供給電力量に応じたジュール熱が発生しその熱が皮革19に伝熱されて皮革19は暖められる。そのため第1意匠部20は直ぐに暖められ運転者は快適に把持することが出来る。その後第1意匠部20の温度が温まると第2ヒータ部への通電も開始されるために第2意匠部18も皮革と同様に暖められ、所定時間経過後には皮革19の表面と加飾部材31の表面はほぼ同時に同じ温度にまで達する。従ってその後運転者がステアリングホール11を操作するために第1意匠部20と第2意匠部18を跨ぐように把持しても運転者が違和感を覚えることはない。
(1)リム部13の第1意匠部20には第1ヒータ部24が設けられている。リム部13の第2意匠部18には第2ヒータ部32が設けられている。ECU16は第1ヒータ部24及び第2ヒータ部32と電気的に接続され第1ヒータ部24と第2ヒータ部32それぞれに対する通電を制御可能に構成されている。
(a)リム部13の第1意匠部20と第2意匠部18を同じ部材で構成しても良い。例えばリム部13の第1意匠部20と第2意匠部18を皮革19のみで構成しても良い。
(b)上記実施例では、温度検出素子29は第1ヒータ部24にのみ設けられていたが、第2ヒータ部32にも別の温度検出素子29を設けてもよい。その場合には第2意匠部18の温度を温度検出素子29で検出することができるので第2ヒータ部32が第3規定電圧v3に到達した時点で第2ヒータ部32への通電を停止すればよくなり、より効率的にステアリングホイール11を加熱することができる。
(c)上記実施例中の第2制御段階では第1ヒータ部24が第2規定電圧v2を下回った際には第2ヒータ部32への通電をOFFにし、第1ヒータ部24へ最大供給量の通電をしているが、第2ヒータ部32への通電をOFFにせずに第1ヒータ部24と第2ヒータ部32への通電を同時にしてもよい。その際には第1ヒータ部24への供給電力量と第2ヒータ部32への供給電力量の和が最大供給電力量を超えないように制御する必要がある。
(d)上記実施例では、温度検出素子29は温度上昇とともに抵抗値が上がる素子を使用しているが、温度上昇とともに抵抗値が下がる素子でも同様なことが可能である。
Claims (5)
- リム部の表面部に、第1意匠部、及び第2意匠部が設けられたステアリングホイールにおいて、
前記第1意匠部の内部に設けられ通電により前記第1意匠部に対して発熱を行う第1温度調節部を前記第2意匠部の内部に設けられ通電により前記第2意匠部に対して発熱を行う第2温度調節部より優先的に昇温させる第1制御段階と、
第1温度調節部の温度が第1の所定温度に達したときに、第1温度調整部の温度を前記第1の所定温度とこれより低い第2の所定温度の間を維持しつつ第2温度調節部の温度を昇温させる第2の温度制御段階と、
第2温度調節部の温度が第3の所定温度に達したときに、第1温度調整部の温度を前記第1の所定温度とこれより低い第2の所定温度の間を維持しつつ、第2温度調節部の温度を第3の所定温度とこれより低い第4の所定温度との間に維持する第3の制御段階を有し、
第1乃至第3の制御段階において第1温度調節部と第2温度調節部に対する給電量が最大電力量以下に制御されていることを特徴とするステアリングホイールの温度制御方法。 - 前記第1の温度制御段階と前記第2の温度制御段階において、常時前記最大電力量が第1温度調節部ないし第2温度調節部に供給されていることを特徴とする請求項1に記載のステアリングホイールの制御方法。
- 前記第1の温度制御段階と前記第2の温度制御段階において、第1温度調節部又は第2温度調節部の一方にのみ最大電力量が供給されていることを特徴とする請求項1乃至請求項2に記載のステアリングホイールの制御方法。
- 前記ステアリングホイールには、前記第1温度調節部の温度を検出する温度調節素子と、前記第1温度調節部及び前記第2温度調節部に対する給電を制御する制御手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載のステアリングホイールの制御方法。
- リム部の表面部に、第1意匠部、及び第2意匠部が設けられたステアリングホイールにおいて、
前記第1意匠部の内部に設けられ通電により前記第1意匠部に対して発熱を行う第1温度調節部を前記第2意匠部の内部に設けられ通電により前記第2意匠部に対して発熱を行う第2温度調節部より優先的に昇温させる第1制御段階と、
第1温度調節部の温度が第1の所定温度に達したときに、第1温度調整部の温度を前記第1の所定温度とこれより低い第2の所定温度の間を維持しつつ第2温度調節部の温度を昇温させる第2の温度制御段階と、
前記第1温度調節部の温度が第1の所定温度から第2の所定温度に下降するのに要した時間が所定の時間を越えたときに、第1温度調整部の温度を前記第1の所定温度とこれより低い第2の所定温度の間を維持しつつ、第2温度調節部の温度を第3の所定温度とこれより低い第4の所定温度との間に維持する第3の制御段階を有し、
第1乃至第3の制御段階において第1温度調節部と第2温度調節部に対する給電量が最大電力量以下に制御されていることを特徴とするステアリングホイールの温度制御方法。
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JP2014198277A JP6277923B2 (ja) | 2014-09-29 | 2014-09-29 | ステアリングホイールの温度制御方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014198277A Active JP6277923B2 (ja) | 2014-09-29 | 2014-09-29 | ステアリングホイールの温度制御方法 |
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