JP6277363B2 - ペット用トイレシート及びペット用トレイ - Google Patents

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本発明は、犬、猫又はウサギ等、小動物のペットの排泄物の処理に用いられるペット用トイレシートに関する。またペット用トイレシートを設置するためのペット用トレイに関する。
犬、猫又はウサギ等のペットを飼育する飼い主が増えている。室内飼育時及び散歩時にこれらペットの排泄物を容易に処理できるように、ペット用トイレシートが使用されている。使用後のペット用トイレシートを廃棄処分する際に、飼い主の手がペットの排泄物に触れないように簡単に処理できるペット用トイレシートとして、特許文献1のペット用トイレシートが提案されている。
特開2013−111048号公報
しかし、特許文献1が提案するペット用トイレシートは、飼い主の自宅に持ち帰ってから処理することまでしか考慮されていない。糞を取り込んだシートを自宅に持ち帰った飼い主は、糞をトイレに流し、糞で汚れたシートを可燃ゴミとして出さなければならない。その際に飼い主の手が汚れたりする。また、室内で飼育されているペットに対して、飼い主はペット用トイレシートを室内に設置している。糞が排泄されたペット用トイレシートも、糞をトイレに流し、糞で汚れたシートを可燃物ゴミとして出している。その際にも飼い主の手が汚れたりする。排泄物が尿だけであれば、飼い主は尿で湿ったシートを可燃ゴミとして出している。
糞で汚れた又は尿で湿ったペット用トイレシートを、可燃ゴミとして室内において置いてその匂いが室内に漂う。そのため、糞で汚れた又は尿で湿ったペット用トイレシートを、そのまま水洗トイレで流すことができれば、面倒な作業が減りさらに飼い主の手が汚れることもない。
そこで、水洗トイレで流すことができるペット用トイレシートを提案する。
第1の観点のペット用トイレシートは、複数層に重ねた水溶性の吸水紙からなる吸水紙層と、該吸水紙層の上に設置され、吸水性の粉砕パルプ及び水溶性ポリマーの混合層と、吸水紙層の下から混合層を覆うステープル・レーヨン綿層と、ステープル・レーヨン綿層の下部から横まで設置され、水溶性で一時的な耐水性を有する水溶性防水フィルムと、
吸水紙層、混合層、ステープル・レーヨン綿層及び水溶性防水フィルムを収納するように全体を覆う水溶性覆いシートと、を備える。そして、ペット用トイレシートには非水溶性の素材が使われていない。
第2の観点のペット用トイレシートは、平面視した場合に外周辺を有しており、水溶性覆いシートの外周辺に切れ込んだ第1切込み部と該第1切れ込み部から伸びてペット用トイレシートを切断しやすくするミシン目とが形成されている。
第3の観点のペット用トイレシートにおいて、水溶性覆いシートは、上面の覆いシートと下面の覆いシートとからなり、上面の覆いシートと下面の覆いシートとの辺が接着剤で接着されており、ミシン目は、上面の覆いシートに形成されるとともに下面の覆いシートに形成され、互いのミシン目が、平面視した場合にずれている。
第4の観点のペット用トイレシートは、ペットを誘引する誘引物質を備えており、水溶性覆いシートは、誘引物質を覆う。
上記第1から第4の観点のペット用トイレシートが設置されるペット用トレイであって、
ペット用トイレシートの下面から漏れる液体を検出する漏液検出センサーを備える。
ペットがペット用トイレシートに糞又は尿を排泄した後、飼い主は、ペット用トイレシートを水洗トイレまで運搬して、ペット用トイレシートと排泄物とを同時に水洗トイレに流し捨てることができる。このため、飼い主は、ペットの排泄物を簡単且つ衛生的に処理できる。
ペットのペット用トイレシート10がペット用トレイ20の上に設置された斜視図である。 ペット用トレイ20の斜視図である。 ペット用トイレシート10の平面図である。 図3に描かれたペット用トイレシート10のA−A断面図である。
以下、図面を参照しながら本実施形態を説明する。図1は、本実施形態のペットのペット用トイレシート10がペット用トレイ20の上に設置された斜視図である。
ペット用トイレシート10は例えば、40cm×55cmの長方形の水溶性シートであり、ペット用トレイ20は45cm×60cmの長方形のプラスチック性のトレイである。ペット用トレイ20は、そのロックバー22を使ってペット用トイレシート10を着脱可能に固定する。
ペット用トイレシート10とペット用トレイ20のサイズ又は形状は適宜変更することができる。ペット用トイレシート10は、糞をその上に載せた状態で運搬できるように、少なくとも20cm×20cm以上の大きさであることが望ましい。また、ペットの大きさに応じて、ペット用トイレシート10の大きさを30cm×45cmにしてもよい。ペット用トイレシート10の形状は、正方形、円形、楕円形、三角形などの多角形であってもよい。
ペット用トイレシート10の上でペットが糞を排泄したときには、飼い主は、ロックバー22を外してペット用トイレシート10をペット用トレイ20から剥がす。そして飼い主は、糞を載せた状態でペット用トイレシート10を水洗トイレまで運搬し、そのまま水洗トイレに流すことができる。ペット用トイレシート10の上でペットが排尿したときには、飼い主は、ロックバー22を外してペット用トイレシート10をペット用トレイ20から剥がし、尿で濡れたペット用トイレシート10を水洗トイレまで運搬し、そのまま水洗トイレに流すことができる。
ペット用トイレシート10は、水溶性であるが、後述するように一定時間内であれば、糞の水分を吸収し又は尿を吸収しペット用トレイ20の表面まで尿を漏らさない。そのため、飼い主は、基本的にペット用トレイ20の表面が尿などの液体で濡れることがないため、ペットが排泄物を排泄する毎に、ペット用トレイ20の表面を掃除する必要がない。飼い主は、使用済みのペット用トイレシート10を水洗トイレに流した後、新たなペット用トイレシート10をロックバー22で再度固定する。
本実施形態のペット用トイレシート10は、糞などの固形の排泄物及び尿などの液体の排泄物を、ペット用トイレシート10とともに水洗トイレで処理できるため、衛生的に排泄物を処理できる。また、飼い主は手を汚すことが無い。さらに、従来のように可燃ゴミとしてトイレシートを室内においておく必要もないので、糞又は尿の匂いが室内に漂うこともない。
なお、本実施形態では、ペットのペット用トイレシート10が室内でペット用トレイ20の上に設置された例を示した。しかし、飼い主は、ペットの散歩で野外に出る際に、ペット用トイレシート10のみを持参して、ペット用トイレシート10を排泄物の処理に使用することができる。例えば、飼い主は、乾いた地面にペット用トイレシート10をそのまま地面に置くようにして利用することができる。散歩の場合にはペット用トレイ20は不要である。
図2は、ペット用トレイ20の斜視図である。ペット用トレイ20は、ポリプロピレン又はABS樹脂などのプラスチック材料で作られている。
ペット用トイレシート10は、水溶性で不溶性の防漏シートなどを使用していない。このため、特にペットの尿が多く且つ長時間放置したままの場合には、尿などの液体がペット用トイレシート10の下面から漏れ出てペット用トレイ20の表面が濡れてしまう場合もある。このまま放置しておくとペット用トイレシート10が溶け始めて、ペット用トイレシート10を運搬しようとするとペット用トイレシート10が破れてしまうことがある。濡れたまま放置することがないように、ペット用トレイ20の中央表面に、漏液検出センサー24が設置されている。
漏液検出センサー24は、2本の配線からなり漏れた液体によってその2本の配線間が導通することで漏液を検出したり、抵抗値の変動で漏液を検出したりする。本実施形態では、漏液検出センサー24は2本の配線からなり、ペット用トレイ20の中央表面に一箇所設置されているが、また中央表面以外の場所に配置されてもよい。また漏液検出センサー24はペット用トレイ20の表面の各所に複数配置されていてもよい。本実施形態では、安価な漏液検出センサーを利用したが、高精度なレーザを使った漏液検出センサーであってもよい。漏液を検出したらその信号がペット用トレイ20内又はその近傍に設置された電子ブザー26に送られる。図2ではペット用トレイ20の枠部に電子ブザー26が設置されている。電子ブザー26の発信音は、ブザー音だけではなく、メロディ音などであってもよい。そして漏液検出センサー24からの信号により、電子ブザー26が漏液を飼い主に知らせる。飼い主は、ペット用トイレシート10が破れやすくなる前にペット用トイレシート10を水洗トイレまで運搬して、水洗トイレでペット用トイレシート10を流すことができる。また電子ブザー26などの音ではなく、LEDを点灯させたりして光によって漏液を飼い主に知らせてもよい。
(ペット用トイレシートの構造)
図3は、ペット用トイレシート10の平面図である。図4はペット用トイレシート10の断面図である。図4では、ペット用トイレシート10は厚み方向に誇張して描かれているが、実際にはほぼ一様な厚みを持つ薄いシート状である。
ペット用トイレシート10は、糞又は尿など排泄物が付いた後に、ペット用トレイ20から取り外される。そして、ペット用トイレシート10は、排泄物とともにそのまま水洗トイレに廃棄される。ペット用トイレシート10は後述するように、すべて水溶性素材でできており、非水溶性素材は使用されていない。
図3で示された、ペット用トイレシート10の平面形状は、一対の辺15と一対の辺16とを有する長方形型である。辺15及び辺16とは、後述する上下面の覆いシート109同士(図4を参照)を接着剤で接着された部分であり、ペット用トイレシート10の外周辺になる。
ペット用トイレシートの一方の辺15(+Y軸方向側)には切り込み部11が2箇所形成され、他方の辺15(−Y軸方向側)にも切り込み部11が2箇所形成されている。そして、一方の切り込み部11から他方の切り込み部11までミシン目13が形成されている。同様に、ペット用トイレシートの一対の辺(Z軸方向側)には切り込み部12がそれぞれ2箇所形成されている。そして、一方の切り込み部12から他方の切り込み部12までミシン目14が形成されている。なお、切り込み部11,切り込み部12、ミシン目13及びミシン目14は、後述する覆いシート109に形成されていればよい。
切り込み部11,切り込み部12、ミシン目13及びミシン目14は、ペット用トイレシート10の使用後に、ペット用トイレシート10を細かく分割できるようにするためである。ペット用トイレシート10は、すべて水溶性の素材からなる。排泄物が尿である場合には、切り込み部11,12及びミシン目13,14を使って、9分割する。これにより、分割された1つのペット用トイレシート10は、10〜15cm×10〜15cmの大きさになる。このため、ペット用トイレシート10は、適度な量で水洗トイレを詰まらせること無く流すことができる。排泄物が糞である場合には、糞を水洗トイレに入れた後、切り込み部11,12及びミシン目13,14を使って、9分割する。これにより、ペット用トイレシート10及び糞を、水洗トイレで流すことができる。細かく分割できることで、水洗トイレを使用するため、使用者は物理的にも心理的にも安心できる。
図3では、切り込み部11が上下2箇所,切り込み部12が左右2箇所に設け、ペット用トイレシート10を9分割に分けることができるようにした。しかし、切り込み部11又は切り込み部12の一方だけ設けて、3分割にできるようにしてもよいし、切り込み部11又は切り込み部12の数を増やして、ペット用トイレシート10を16分割、25分割などにできるようにしてもよい。また、ペット用トイレシート10の形状が、円形又は楕円形であっても、分割されたシートが100〜300cmの面積になれば、分割されたシートを水洗トイレで流しても、水洗トイレが詰まるようなことはない。
図4は、図3に描かれたペット用トイレシート10のA−A断面図である。ペット用トイレシート10は複数の水溶性素材からなり、複数の素材が何層にも重ねあわせた構造を有している。ペット用トイレシート10は機能的に表裏があり、+X軸側が表面であり、−X軸側が裏面である。
まず、ペット用トイレシート10は4層から8層に重ねあわせた吸水紙層101を有する。まず吸水紙層101は、Y軸方向に溝ができるように凹凸加工(エンボス加工)されている。吸水紙層101まで浸透した尿などの排泄物は、毛管現象によりY軸方向に広がるとともに給水する。
吸水紙層101の上(+X軸方向)に、粉砕パルプ及び吸水性ポリマーの混合層103が設置される。具体的には粉砕パルプとして例えば植物でん粉などのセルロース系のパルプがある。天然生成されたセルロース系のパルプとして、再生材料、紙、木材、茎、有機繊維、ココモス、ピートモス、ジュート、植物外皮、アルファルファ、樹皮、おがくず、果実剥皮、チップ、ストランド、パルプ、とうもろこし及び小麦などがある。また吸水ポリマーとして、ポリアクリル酸系水溶性ポリマーなどがある。
これら吸水紙層101及び混合層103は、ステープル・レーヨン綿層105で全体が覆われるように巻かれる。つまり吸水紙層101の下(−X軸方向)及び混合層103の上(+X軸方向)、これらの横方向(±Y軸方向)がステープル・レーヨン綿層105で覆われる。ステープル・レーヨン綿層105は、吸水性以外に、吸水紙層101と混合層103とが横ずれ(X,Y,Z軸方向)したりしないよう設けられている。ここでステープル・レーヨン綿とは、後述するレーヨン綿床と比較して短い繊維長のレーヨン綿をいう。ステープル・レーヨン綿は、吸水性に優れ且つ水溶性である。
このステープル・レーヨン綿層105の下(−X軸方向)には、YZ面に広がる防水フィルム107が設置される。尿などの排泄物が多い場合に、すぐにペット用トイレシート10から漏れ出ないようにするためである。防水フィルム107は水溶性であるため、この防水フィルム107の防水機能は一時的である。具体的には防水フィルム107は、親水性が非常に強く、温水に可溶というポリビニルアルコール (polyvinyl alcohol, PVA)フィルムである。防水フィルム107の防水の持続時間は、フィルム厚さや尿の量にもよるが、15分から90分程度すると、ペット用トイレシート10の両辺を手で持ち上がると一部が破れてしまう程度である。
覆いシート109が、吸水紙層101、混合層103、ステープル・レーヨン綿層105及び防水フィルム107を上下から覆う。覆いシート109は、立体ギャザーを形成する湿式不織布が使われる。また覆いシート109の素材はレーヨン綿床であり水溶性である。上下の覆いシート109の辺15は、水溶性の例えばカルボキシメチルセルロース、ポリビニルアルコール、アルギン酸ナトリウム、デンプン系接着剤で接着されている。図3に示された辺16も同様に水溶性の接着剤で接着されている。覆いシート109の辺15、16に切り込み部11,12がそれぞれ形成される。吸水紙層101、混合層103、ステープル・レーヨン綿層105及び防水フィルム107が外に出ないように、接着剤で接着された辺15,16を越えて切り込み部11,12は、形成されない。
ペット用トイレシート10は、上述したように機能的に表裏があるため、飼い主がペット用トイレシート10をペット用トレイ20に設置する際に、表裏を間違えないように、表面と裏面とを区別できるようにすることが好ましい。例えば、裏面(−X軸方向)には「こちらの面をトレイに設置してください。」と注意書きを記載したり、表面(+X軸方向)に華やかな絵を描いたりしたりすることが好ましい。また、吸水紙層101、混合層103、ステープル・レーヨン綿層105及び覆いシート109のそれぞれ繊維は、容易に繊維同士が水で分散しやすいように、繊維長(平均繊維長)は20mm以下であることが好ましい。また繊維長が短いことで、飼い主は、上下の覆いシート109のミシン目13及びミシン目14で、ペット用トイレシート10を複数に分割することができる。
図4に描かれるように、上面の覆いシート109のミシン目14と下面の覆いシート109のミシン目14とは、X軸方向から平面視した場合に、ΔYずれていてもよい。図示しないが、同様に、上面の覆いシート109のミシン目13と下面の覆いシート109のミシン目13とが、X軸方向から平面視した場合に、ΔZずれていてもよい。特にミシン目の孔が大きい場合、上下面のミシン目13及びミシン目14が、X軸方向から重なっていると、ペットの尿がミシン目の孔に入り込んで、ペット用トイレシート10の下面に出てくることを防ぐためである。
(ペット用トイレシートに付けるペット誘引物質)
一般に、飼い主はペットのトイレのしつけが得意でなく、低年齢のペットのトイレのしつけのために多くの時間を費やしていたり、ペットトレーナにトイレのしつけを委託することがある。また高年齢のペットだとトイレがうまくできなくなるため、リラックスした状態でトイレができる状態にすることが好ましい。ペットが排泄をする場所としてペットに記憶させるため、又はリラックスして排泄できる場所であると記憶させるため、ペット用トイレシート10は、ペット誘引物質を内蔵してもよい。
ペット用トイレシート10の任意の層(吸水紙層101、混合層103、ステープル・レーヨン綿層105及び防水フィルム107)において、1つ又は複数のペット誘引物質を含むものとすることができる。例えば、誘引物質は、植物抽出物又は植物系材料、フェロモン、又は尿/糞の物質中の他のマーカ化合物とすることができる。
マーカ化合物の例として、フェノール、トリメチルピラジン、ジメチルスルホン、インドール、3−メチル−2−ブテン−1−オール、3−メルカプト−3−メチル−1−ブタノール、α−バレロラクタム、ピラジン、メチルピラジン、2,6−ジメチルピラジン、1−メチルヒダントイン及びフェニルアセトアミドが含まれる。またペットがネコである場合には、ネコの誘引物質として、アクチニジン、ネペタラクトン、アクチニジン、ボシュニアキンなどがある。
さらに、ペット誘引物質以外に、尿又は糞などに含まれる雑菌を殺す殺菌物質を加えても良い。この殺菌物質は、例えばベンザルコニウム塩、塩化ベンゼトニウム、メチルイソプロピルフェノールなどから選ばれたいずれか1種以上の物質である。さらに、ペット誘引物質以外に、消臭効果がある物質を加えてもよい。消臭物質は、各種悪臭成分を分解する機能を有するものであり、例えばカテキン、タンニン、フラボノイド、ポリフェノール、あるいは月桂樹製油、セージ製油、しょうが製油、ペパーミント精油などから選ばれたいずれか1種以上の物質である。
現在、一般的に使用されているペット用トイレシートには、必ず中に吸収体及びモレ防止のプラスチックフィルムが入っている。プラスチックは化学繊維であるため、使用後は生ごみとして回収し、焼却所等で焼き捨てることとなる。また焼却処分することは、大気汚染にも大きな影響を与えているとともに、後処理のコスト及び負荷が大きい。また、これまでのペット用トイレシートは、水洗トイレで流せないため、糞などの排泄物を水洗トイレで流した後、ペット用トイレシートを可燃物ゴミとして処理せざるをえなかった。
一方、本実施形態のペット用トイレシート10は、水洗トイレで分解可能であり、焼却の必要もないので環境汚染を回避することができる。また、ペット用トイレシート10は、排泄物とともに水洗トイレで流すことができるため、処理する手間が少なくて済む。
10 … ペット用トイレシート
11,12 … 切り込み部
13,14 … ミシン目
15,16 … 辺
101 … 吸水紙層
103 … 混合層
105 … ステープル・レーヨン綿層
107 … 防水フィルム
109 … 覆いシート
20 … ペット用トレイ
22 … ロックバー
24 … 漏液検出センサー
26 … 電子ブザー

Claims (5)

  1. 複数層に重ねた水溶性の吸水紙からなる吸水紙層と、
    該吸水紙層の上に設置され、吸水性の粉砕パルプ及び水溶性ポリマーの混合層と、
    前記吸水紙層の下から前記混合層を覆うステープル・レーヨン綿層と、
    前記ステープル・レーヨン綿層の下部から横まで設置され、水溶性で一時的な耐水性を有する水溶性防水フィルムと、
    前記吸水紙層、前記混合層、前記ステープル・レーヨン綿層及び前記水溶性防水フィルムを収納するように全体を覆う水溶性覆いシートと、を備え、
    非水溶性の素材が使われていないペット用トイレシート。
  2. 前記ペット用トイレシートは、平面視した場合に、外周辺を有しており、
    前記水溶性覆いシートの前記外周辺に切れ込んだ第1切込み部と該第1切込み部から伸びて前記ペット用トイレシートを切断しやすくするミシン目とが形成されている請求項1に記載のペット用トイレシート。
  3. 前記水溶性覆いシートは、上面の覆いシートと下面の覆いシートとからなり、前記上面の覆いシートと前記下面の覆いシートとの辺が接着剤で接着されており、
    前記ミシン目は、前記上面の覆いシートに形成されるとともに前記下面の覆いシートに形成され、平面視した場合に、互いのミシン目がずれている請求項2に記載のペット用トイレシート。
  4. 前記ペット用トイレシートは、ペットを誘引する誘引物質を備え、
    前記水溶性覆いシートは、前記誘引物質を覆う請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のペット用トイレシート。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のペット用トイレシートを有するペット用トレイであって、
    前記ペット用トイレシートの下面から漏れる液体を検出する漏液検出センサーを備えるペット用トレイ。
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