JP2502075Y2 - ペツト用シ―ツ - Google Patents
ペツト用シ―ツInfo
- Publication number
- JP2502075Y2 JP2502075Y2 JP1990024087U JP2408790U JP2502075Y2 JP 2502075 Y2 JP2502075 Y2 JP 2502075Y2 JP 1990024087 U JP1990024087 U JP 1990024087U JP 2408790 U JP2408790 U JP 2408790U JP 2502075 Y2 JP2502075 Y2 JP 2502075Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid
- sheet
- urine
- surface material
- absorbent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Housing For Livestock And Birds (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はペツト用シーツであり、詳細には家屋内で飼
育される犬や猫などのペツトが排尿する場合に敷かれ、
排出される尿を一時保留するためのシーツの改良に関す
る。
育される犬や猫などのペツトが排尿する場合に敷かれ、
排出される尿を一時保留するためのシーツの改良に関す
る。
従来の技術 家屋内で飼育される愛玩動物は定められた場所で排尿
するよう躾けられ、その場所には尿などを吸収可能なシ
ーツが敷かれ、排泄された尿を受け、一時保留するよう
にしている。
するよう躾けられ、その場所には尿などを吸収可能なシ
ーツが敷かれ、排泄された尿を受け、一時保留するよう
にしている。
従来の技術によると、上記シーツは、一方面を液体吸
収面とした吸液体を備え、この吸液体の前記液体吸収面
を除く周面をポリエチレンなどからなる防水シートで被
覆し、前記液体吸収面には不織布からなる表面材を接着
したシート状体とされる。
収面とした吸液体を備え、この吸液体の前記液体吸収面
を除く周面をポリエチレンなどからなる防水シートで被
覆し、前記液体吸収面には不織布からなる表面材を接着
したシート状体とされる。
考案が解決しようとする課題 上記従来のシーツは、表面材である不織布の繊維間隙
に、排泄された尿が滞留し、液体吸収面がべたついた
り、また、犬や猫などがシーツを踏むことによつて吸液
体が圧迫され、一旦吸液体に吸収された尿が再び表面材
へ逆流し、ペツトの足や毛に付着するなどの問題があつ
た。
に、排泄された尿が滞留し、液体吸収面がべたついた
り、また、犬や猫などがシーツを踏むことによつて吸液
体が圧迫され、一旦吸液体に吸収された尿が再び表面材
へ逆流し、ペツトの足や毛に付着するなどの問題があつ
た。
また、不織布からなる表面材は、柔軟性に富み、剛性
および靱性に欠ける。そのため、表面材がペツトの足や
爪にあたると、簡単にほつれたり破れ、シーツの表面に
尿が一層浮き上り易くなり、短時間で使用に堪えられな
くなる問題もあつた。
および靱性に欠ける。そのため、表面材がペツトの足や
爪にあたると、簡単にほつれたり破れ、シーツの表面に
尿が一層浮き上り易くなり、短時間で使用に堪えられな
くなる問題もあつた。
本案はこれら従来の問題点を除き、表面材に尿が滞留
することがなく、吸液体に吸収された尿は表面材方向へ
逆流しにくく、ペツト達の足や爪によつて破損されるこ
とのない、丈夫なペツト用シーツを提供することを目的
とする。
することがなく、吸液体に吸収された尿は表面材方向へ
逆流しにくく、ペツト達の足や爪によつて破損されるこ
とのない、丈夫なペツト用シーツを提供することを目的
とする。
課題を解決するための手段 本案は、吸液体と、 吸液体の一方表面周縁部、他方表面および側面を被覆
する防水シートと、 吸液体の一方表面を覆い、その端縁部分が前記一方表
面において防水シート外側に固着される表面材とを含
み、 前記表面材は、0.2〜0.8mmの細孔が開口率15〜50%で
設けられるポリエチレンフイルムであることを特徴とす
るペツト用シーツである。
する防水シートと、 吸液体の一方表面を覆い、その端縁部分が前記一方表
面において防水シート外側に固着される表面材とを含
み、 前記表面材は、0.2〜0.8mmの細孔が開口率15〜50%で
設けられるポリエチレンフイルムであることを特徴とす
るペツト用シーツである。
作用 ペツトから排出された尿は、0.2〜0.8mmの細孔を設け
たポリエチレンフイルムの細孔を通過して吸液体に吸収
される。ポリエチレンフイルムに設けられる細孔が0.2m
m以下では尿は表面張力によつて細孔を膜状に覆い、ま
た0.8mm以上ではペツトの爪に引掛かるおそれがある。
またポリエチレンフイルムの前記細孔による開口率は15
〜50%とされる。開口率が15%未満では、細孔を設けた
意味がなく、また開口率が50%を超えるとポリエチレン
フイルムが中弛みの状態となる。尿が吸液体に吸収され
た状態で、シーツをペツトが踏んでも、ポリエチレンシ
ートから成る表面材が防水シートの外側に固着されてい
るので、表面材と吸液体との間に間隙ができ、ポリエチ
レンフイルムの細孔から尿は逆流し難く、ペツトの足や
毛が汚損されることがなく、清潔に保たれるうえ、シー
ツの耐久性も高い。
たポリエチレンフイルムの細孔を通過して吸液体に吸収
される。ポリエチレンフイルムに設けられる細孔が0.2m
m以下では尿は表面張力によつて細孔を膜状に覆い、ま
た0.8mm以上ではペツトの爪に引掛かるおそれがある。
またポリエチレンフイルムの前記細孔による開口率は15
〜50%とされる。開口率が15%未満では、細孔を設けた
意味がなく、また開口率が50%を超えるとポリエチレン
フイルムが中弛みの状態となる。尿が吸液体に吸収され
た状態で、シーツをペツトが踏んでも、ポリエチレンシ
ートから成る表面材が防水シートの外側に固着されてい
るので、表面材と吸液体との間に間隙ができ、ポリエチ
レンフイルムの細孔から尿は逆流し難く、ペツトの足や
毛が汚損されることがなく、清潔に保たれるうえ、シー
ツの耐久性も高い。
実施例 第1図は本考案の一実施例を示す平面図であり、第2
図は第1図の切断面線II-II断面図である。
図は第1図の切断面線II-II断面図である。
これらの図に示すようにペツト用シーツ(以下シーツ
という)1は、具体的には全体形状が大略、20〜45cm×
20〜60cmの方形のシート状体からなり、尿などの液体を
吸収して滞留させるための吸液体2と、吸液体2に吸収
された液体が外部に洩れないように被覆する防水シート
3と、前記ペツトから排出された尿を吸液体2が吸収で
きるよう、吸液体2の一方表面に設けられる表面材4と
を含む。
という)1は、具体的には全体形状が大略、20〜45cm×
20〜60cmの方形のシート状体からなり、尿などの液体を
吸収して滞留させるための吸液体2と、吸液体2に吸収
された液体が外部に洩れないように被覆する防水シート
3と、前記ペツトから排出された尿を吸液体2が吸収で
きるよう、吸液体2の一方表面に設けられる表面材4と
を含む。
吸液体2として高分子吸液材が用いられる。この高分
子吸液材は、澱粉にアクリル酸をグラフト重合させたも
のや、アクリル酸重合体などの粉末からなるシート状体
であつて、容積の100〜1000倍の液体を吸収可能とされ
る。
子吸液材は、澱粉にアクリル酸をグラフト重合させたも
のや、アクリル酸重合体などの粉末からなるシート状体
であつて、容積の100〜1000倍の液体を吸収可能とされ
る。
防水シート3は、ポリエチレンのシートが用いられ、
この防水シート3は、前記吸液体2の一方表面(第2図
の上方面)1aにおける額縁状の周縁部3aと、他方表面1b
の全体と、側面1cとを被覆する。
この防水シート3は、前記吸液体2の一方表面(第2図
の上方面)1aにおける額縁状の周縁部3aと、他方表面1b
の全体と、側面1cとを被覆する。
すなわち、防水シート3の一方表面1aは、前記額縁状
周縁部3aを除く中央部分が開放され、この開放部分は吸
液体2の液体吸収域2aとされる。
周縁部3aを除く中央部分が開放され、この開放部分は吸
液体2の液体吸収域2aとされる。
また、表面材4として、0.2〜0.8mmの細孔が開口率15
〜50%で設けられたポリエチレンフイルムが用いられ
る。表面材4は、前記吸液体2の液体吸収域2aを覆い、
その端縁部分が、前記防水シート3の額縁状周縁部3aの
外側に熱シールされて固着される。この表面材4に設け
られた細孔は、尿の通過を許容する0.2mm以上であり、
また開口率が15%以上であるので、尿は容易に表面材4
を通過して表面材4上に保留することはない。また表面
材4の開口率が50%以下であるので、中弛みを生ぜず、
吸液体2と表面材4との間に間隙が保たれ、細孔から吸
液体2に吸収された尿が逆流して表面材4上に流出する
ことが阻止される。
〜50%で設けられたポリエチレンフイルムが用いられ
る。表面材4は、前記吸液体2の液体吸収域2aを覆い、
その端縁部分が、前記防水シート3の額縁状周縁部3aの
外側に熱シールされて固着される。この表面材4に設け
られた細孔は、尿の通過を許容する0.2mm以上であり、
また開口率が15%以上であるので、尿は容易に表面材4
を通過して表面材4上に保留することはない。また表面
材4の開口率が50%以下であるので、中弛みを生ぜず、
吸液体2と表面材4との間に間隙が保たれ、細孔から吸
液体2に吸収された尿が逆流して表面材4上に流出する
ことが阻止される。
さらに、この表面材4は、ポリエチレンフイルムから
成り、高度の剛性と靱性とを有し、細孔が0.8mm以下で
あるため、耐久性はもちろん、ペツトの足の爪が引掛か
ることがなく、これによる破損もほとんどない。
成り、高度の剛性と靱性とを有し、細孔が0.8mm以下で
あるため、耐久性はもちろん、ペツトの足の爪が引掛か
ることがなく、これによる破損もほとんどない。
シーツ1は、第3図の斜視図で示されるように、バツ
ト5に、一方表面1aを上に向けて収容され、廊下や土間
の隅におかれ、ペツトがここにきて排尿する。ペツトか
ら排泄された尿は前記孔あきポリエチレンの表面材4の
多数の細孔を透過して吸液体2に速やかに吸収され、外
部に流出することがない。
ト5に、一方表面1aを上に向けて収容され、廊下や土間
の隅におかれ、ペツトがここにきて排尿する。ペツトか
ら排泄された尿は前記孔あきポリエチレンの表面材4の
多数の細孔を透過して吸液体2に速やかに吸収され、外
部に流出することがない。
この吸液体2は多量の液体を保留することができるの
で、交換回数が少なくてすむ。吸液体2の液体吸収域2a
を除く他の部分は防水シート3で覆われるので、吸収さ
れた尿が他方面1bや側面1cから漏出することがなく、ま
た、前記の優れたスポツト吸液性によつて、吸収された
尿が表面材4を通つて逆流することもない。
で、交換回数が少なくてすむ。吸液体2の液体吸収域2a
を除く他の部分は防水シート3で覆われるので、吸収さ
れた尿が他方面1bや側面1cから漏出することがなく、ま
た、前記の優れたスポツト吸液性によつて、吸収された
尿が表面材4を通つて逆流することもない。
特に優位点として、表面材4は強く、犬などの特性
の、後脚による蹴りあげに対しても破れることがない。
の、後脚による蹴りあげに対しても破れることがない。
考案の効果 本考案のシーツは以上のような構成とされるので、液
体の吸収速度が高く、尿などが外部に流出することがな
く、しかも、大量に滞留可能である。そのうえ、ペツト
がシーツを踏んでも従来のものと比べて液体が逆流する
ことがないので、ペツトの足や毛が濡れて不衛生となつ
たり、体から異臭を発することが避けられる。
体の吸収速度が高く、尿などが外部に流出することがな
く、しかも、大量に滞留可能である。そのうえ、ペツト
がシーツを踏んでも従来のものと比べて液体が逆流する
ことがないので、ペツトの足や毛が濡れて不衛生となつ
たり、体から異臭を発することが避けられる。
また、ペツトが足でひつかいた場合でも爪によつて破
れることもなく、耐久性に富み、経済性も高い。
れることもなく、耐久性に富み、経済性も高い。
第1図は本考案の一実施例を示す平面図、第2図は第1
図の切断面線II-II断面図、第3図は使用態様の斜視図
である。 1……シーツ、1a……一方表面、1b……他方表面、1c…
…側面、2……吸液体、2a……液体吸収域、3……防水
シート、4……表面材
図の切断面線II-II断面図、第3図は使用態様の斜視図
である。 1……シーツ、1a……一方表面、1b……他方表面、1c…
…側面、2……吸液体、2a……液体吸収域、3……防水
シート、4……表面材
Claims (1)
- 【請求項1】吸液体と、 吸液体の一方表面周縁部、他方表面および側面を被覆す
る防水シートと、 吸液体の一方表面を覆い、その端縁部分が前記一方表面
において防水シート外側に固着される表面材とを含み、 前記表面材は、0.2〜0.8mmの細孔が開口率15〜50%で設
けられるポリエチレンフイルムであることを特徴とする
ペツト用シーツ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990024087U JP2502075Y2 (ja) | 1990-03-08 | 1990-03-08 | ペツト用シ―ツ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990024087U JP2502075Y2 (ja) | 1990-03-08 | 1990-03-08 | ペツト用シ―ツ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03114947U JPH03114947U (ja) | 1991-11-27 |
JP2502075Y2 true JP2502075Y2 (ja) | 1996-06-19 |
Family
ID=31527061
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990024087U Expired - Lifetime JP2502075Y2 (ja) | 1990-03-08 | 1990-03-08 | ペツト用シ―ツ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2502075Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4570481B2 (ja) * | 2005-03-01 | 2010-10-27 | ユニ・チャームペットケア株式会社 | ペット用排泄物吸収シート |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58125970U (ja) * | 1982-02-20 | 1983-08-26 | 大畑 貴裕 | ペツト用使い捨てトイレ |
JPS6115965U (ja) * | 1984-07-02 | 1986-01-30 | 株式会社 フアイン商会 | ペツト用便器 |
-
1990
- 1990-03-08 JP JP1990024087U patent/JP2502075Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03114947U (ja) | 1991-11-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |